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【人】 病人 エリアス……。 (5) 2013/03/24(Sun) 00時頃 |
【人】 病人 エリアス…本当にまずくなったらヘルプ頼むわ。 (10) 2013/03/24(Sun) 00時半頃 |
【人】 病人 エリアス悲惨なことになってたらちょいと後味悪いよなー。 (17) 2013/03/24(Sun) 00時半頃 |
ああ、僕は醜い。
[木枯しのようなつぶやき。
ひゅうと、風の音のように……。]
んん……
[眠っているのに。満月は確かに瞼の裏に映る。
青い目に月はまぶしくて。
けれど目を開くことができないまま、とろとろ眠る]
[意識の中に風がたゆたう。
閉じた意識の中に、水面に結ぶ泡沫(うたかた)のような音が響く]
……誰……
[夢に遊ぶような声は脳裏に僅かな香りを伝えて*]
【人】 病人 エリアス最後の満月? (32) 2013/03/24(Sun) 10時頃 |
【人】 病人 エリアス…最後の満月にしないと。 (33) 2013/03/24(Sun) 10時頃 |
ああ、これが冬のような愛なのか?
[その手から出た赤はなぜか蒼くも見え…。]
[そんな中、
ぼんやりと、やんわりと、
微睡みに酔いしれている声を拾う。]
――……その声は?
[暖かな暖炉のまえ、眠れるキティに…。]
君は眠っているんだね。
キティ……。
[薔薇の香りは、その眠れる子にも届くだろう。
それはなお、眠りを誘うのか、それとも。]
[聞こえる声はまどろみを呼ぶ。
酷く心地よくて、酷く危うい]
…誰。
キティって、誰を……
[泡沫のような意識はただただ風に舞う木の葉のように
頼りなさげに返る]
【人】 病人 エリアス…よし。 (57) 2013/03/24(Sun) 21時頃 |
ああ、なんだか、
子猫のようだと思ったんだよ……。
ごめんね。
でも、君のことを感じれる。
何か特別に呼びたいな。
[その眠る彼が誰なのか、
声が響く方向に意識を向ける。]
[ふわり。響く声。
口からの声はヤニクに向けられるのに
意識はもう一つの声に時折傾く]
…猫じゃない。誰だって聞いてるンだけど…
……って。何。この声。
[初めて気付いた声の違和感。
ふわふわした意識がようやっと目覚めたよう]
僕が誰か?
それは、君が誰かというところからはじまるよ。
とにかく、とても月が綺麗で、香りが良いよ。
[弾むような息遣い、掠れた声は、眠りの子の耳をくすぐる。]
ん。
[耳元に響く空気に僅か身を竦ませる。
吐息は少し、熱を持つ]
俺が、誰か?俺は……
[サイラス、といいそうになって息が詰まる。
薔薇の香りの甘さと流れ込んでくるものに。
瞼に映りこむような月に、くらりと頭痛がする]
君の元に、行くよ……。
どこに来るかい?
[名乗ろうとする言葉を促すのではなく、
そう、求めるのは香りと、そこにあるという存在。]
薔薇の木の下でも、
僕の部屋でも、
もしくは屋根裏でも…。
僕の声が聞こえる君はきっと特別だから…。
【人】 病人 エリアス―食堂― (61) 2013/03/24(Sun) 21時半頃 |
[窓から見える月明かりの姿と聞こえる声。
未だ疑問は抜けきらずとも、やはり声は紡がれ続く]
…とく、べつ?
[息を呑む音は体の中に響く]
……薔薇の…下に。いくよ。
そう……じゃ、待ってる。
[薔薇の木の下。その言葉に、にこやかな香り。]
]
[薔薇の木の下に赴くのは談話室でヤニクと分かれてからのこと。
月明かりに見るその姿、ブレンダのようであって、どこか違う。
何が違うのかはすぐにはわからない。そう接点があった訳ではないから]
ブレンダ。
[青い目の色に、薔薇の木が映り込む]
バーチュー……先輩?
いや、サイラスでいいかな。
[青い眸に、新緑の眸はうっとりと。
薔薇の下、腰掛けたまま、手を伸ばした。
薔薇の刺に血のにじむ、指先。]
【人】 病人 エリアス[かじりかけの林檎をみつけた。 (66) 2013/03/24(Sun) 22時頃 |
[今、先輩だの後輩だのと追求する気はない。
ただ名を呼ばれて、香るものにぼんやりとしてうなづいた。
伸ばされた手、躊躇なくこちらからも手を伸ばしてそれを取る。
指先に滲むいろ、何故だろう、その指に無意識に寄せたくちびるは]
[伸ばされた手、指先、
サイラスもまた伸ばしてくれて、にこやかに微笑んだ。]
ああ、君も、感じるだろう?
薔薇が、欲しているんだ。
[指にサイラスの唇が触れて、
はぁ、とため息をこぼす。
もう片方の手も、静かに伸びると、彼の柔らかな金髪に触れた。]
薔薇は本当にかぐわしいね。
そして、君もとても……。
[薔薇の酔いに敏感に感じてしまったこと、
きっと、声の通じる彼もそうで……。
次には指に口付ける彼の頭を包むように抱こうとする。]
[薔薇の香りが頭を埋める。
くちびるを寄せた指先から甘い毒が入ってくるよう。
もうくせになった髪に触れられる感触。
それこそ、猫のように摺り寄せて]
薔薇の、せいなんだ。
…酔いがさめない。眠くて…だけど、眠れない。
[彼の手が自分の頭を包み込もうとするように
空いた片方の手が、彼の細い体に触れる。
抱き寄せるように。
お互いの間、香りが満ちる隙間を埋めるように]
薔薇は、何を欲しがっているんだろう。
[頭を抱き寄せると、彼の手は細い体躯を抱いてくれた。
まるで、我が子をあやすような形になりながら、それでも、感じていることは、そんな美しいものではない。
感じる熱は、冷たさの中、咲き誇る赤い花のよう。]
眠れないのか。
かわいそうに……。
大丈夫。眠れるよ。
君を眠らせてあげる。
[髪に触れ、遊ばせながら、
もう片方の指からは、熱が奪われるのを感じている。]
薔薇が欲しているもの。
さぁ、なんだろう。
けれど、僕や君の欲しがっているものを
きっと欲しがっているんじゃないかな。
[そんな理由づけ。
包み込んだ頭、耳の当たりにくすぐるように、掠れた声を吹きかけて…。]
――……
[彼がこちらを見上げれば、
薄紅の唇をその額に落とす。]
――……きっと、特別なんだよ……。
[青い眸を新緑は見つめて…。]
俺が、欲しいもの?
[花霞の向こう、浮かぶ影はなんだろう?
欲しいもの。ほしい?どんな風に?
くちびるを寄せたゆびさきはするり、手から滑り落ちて]
ほしい、もの…
[額に触れる赤い、柔らかい感触。
目を閉じてそれを受け入れる
薄ら、瞳を開ければ。深緑と蒼が交わって]
[ひくり。耳元に感じる吐息に震える。
ふとその赤い唇に指を伸ばし]
これに、触れたい。
[空ろな、けれど秋の空のような深い蒼色。
指先はそろり、彼の赤い唇をなぞる
ここに自分のものを重ねたい衝動がそわりと浮かんだ]
そう、きっと、欲しいもの、
あるよね?
[青と新緑、薔薇の芳香。
それまでにあまり言葉を交わしたことなどないのに、
薔薇の仕業かそれとも、もともとの気質か。
年上なのに、子猫のような彼の唇に薄紅の唇を寄せる。
共犯者を仕立てるように、
甘やかな、甘やかな、落とし穴のような口づけをしようと…。]
[そう、先に触れた彼の指先には笑みが返った。]
触れて…。
そう、大丈夫。
君が欲しいよ…。
[ねだられて、拒絶などない。
むしろ、欲望は、高まるばかり。
彼の唇に薄紅を重ね、触れる、そして、触れる以上の口づけを。]
【人】 病人 エリアス…ん。 (72) 2013/03/24(Sun) 23時頃 |
[ほしいもの。漠然とした影はすぐに消える。
薔薇の香りが隠してしまうから
[流されるまま、秋空の色が瞼の裏に隠れると同時。
薄紅に同じものをふわり、重ねた。
甘い香りは脳髄をしびれさせて感覚を麻痺させる]
ん……
[次第に深く、抱き寄せる腕も力がこもる。
求める様はそれこそ子猫がミルクを舐めるよう]
ああ、可愛いね……。
[口づけは、深く、されど、その仕草はどこかあどけない。
けれど、欲望はそれでつきることはない。]
――……君が欲しいよ。
僕をもっと欲しがって……。
[薔薇の力で、蘇った肌の弾力は、彼に触れることを求めて……。
そう、月明かり、薔薇の木の下。
彼の望みに答えるよう、その指先を動かしていく。
そう、彼が抱かれたいのならば、そのように、抱きたいのなら、やはりそのように……と、問うて……。]
[薔薇の木の下、あえやかな声は幾程続いたか。*]
【人】 病人 エリアス何か空気悪いな… (75) 2013/03/24(Sun) 23時半頃 |
[深くくちびるをあわせて、吐息まで取られてしまったよう。
くたり、その肩口に頭を預け。
息はあがり、頬は僅か上気して。
薔薇の蔓が意識を侵食する感覚がわかる]
……。俺も。
[手はぎこちなくその肌に触れた。
同性の筈なのに自分とは違う、花弁のようなしっとりしたそれにまたくらり。脳裏がしびれる
唇を滑らせて浮き出た鎖骨に紅薔薇の印を一つ、刻みつけ
持て余す薔薇の香と毒のような棘の感覚
抱き寄せて痩躯をゆるく押し倒す
どちらを求めているかは月明かりが照らすまま。
薔薇の霞の中の交わりは、熱く深くとも、
そこに名残は残さない
誰が訪れても一時の色の香は消えうせる筈]
【人】 病人 エリアス[厨房の前で立ち止まり、少し考える。 (82) 2013/03/25(Mon) 00時頃 |
【人】 病人 エリアス―廊下― (84) 2013/03/25(Mon) 00時頃 |
[そう、さきほど、声の通うものと、
肌を合わせたばかりなのに、
疼きは収まらず、なお、
求めてやまない……。]
ああ、君も苦しいだろうか。
[声の届くものへ。今、その苦しみが、そして、甘やかさを共有するものへ。
心の中で、細い指を伸ばす。]
──……。
[頭を振って、懸命に香りを脳裏から消そうとする。
あの細い指が触れてくるような感覚に
吐息にかすか、熱がこもる。
けれど。目の前の彼に触れて、箍が外れたら多分、自分は]
だめ、だ。
[苦しいけれど。切ないけれど。
それでも、まだ]
この苦しさ、わかってくれるのは、
君だけだよ……。
[それは、いつのまにか、彼自身の言葉だけではなく、
薔薇の言葉にもなっている。
枯れたまま、終わるのは、嫌だ。
また、あの花を咲かせたい。
美しく、そして、甘美なあの想いを……。]
君だけだ……。
君がいないと……。
[細い指は、もがくように、
唇は、浅い息を繰り返しているかのように、開ききらない五分咲きの薔薇のように…。]
【人】 病人 エリアスおいおい、大丈夫か。 (113) 2013/03/25(Mon) 22時頃 |
【人】 病人 エリアス…っと。よし、これで大丈夫かな。 (114) 2013/03/25(Mon) 22時頃 |
ぅ……ん
[入ってくるな、これ以上、香りはいらない
懸命に拒絶しようとするけれど
酔いは拒絶の仕方を忘れてしまったよう。
ヤニクからそらした目は熱で秋空を写す湖面のよう。
もう耐えられないくらい理性はぎりぎりで。
月の下で暴いた体の感触が手に残る。
あぁ、かなうなら、もう一度触れたいと
伸ばされた指に応えるように
夢の中で自分の指も絡ませる]
…欲しいのに。
ああ
欲しいなら、
摘み取ってしまうかい?
[薔薇の囁き。
それは甘美な欲望を否定しはしない。
その伸ばした指は、きっと彼の身近な人からも伸ばされたような幻影。
薔薇は、咲き誇るために、
吐息をこぼす。]
――……
摘み とる…?
…何を、どういう……
[息が上がる。目の前のヤニクの熱と薔薇の香りの熱で
逃げ場のない感覚。
潤んだ目はその水滴を零す]
熱い、よ…たす け…
[どうすれば熱は収まるのか。
どうしたら、このやり場の無い感情はきえてくれるのだろう]
[助けを求める響きに、
薔薇ではなく、彼自身が眉を寄せた。]
ああ、
壊したくないんだね。
[指先、それは、眠る子を宥めるように…。]
――……君を慰めてあげる。
僕なら、いくら壊されても、
構わないよ……。
[優しく、語りかける。]
君の大事な人は、
大事にして………?
[その言葉はどう響くだろう。
だけど、深い意味はない、そのままの意味だ。
大事な人がいるのならば、
大事な人は、大事に………。
欲望だけで、何かを壊してしまいそうならば、
壊れてもいいものを壊せばいいと……。]
僕のことは壊してもいいんだよ。
むしろ、僕は壊れることを………。
[薔薇とは違う、願い。本当は見えない、未来。
美しくありたい。枯れてしまいたくない。
そこは同じなのに。]
――……そして、賛美歌を紡ぎ出す……。
───……ぁ、う…… !
[熱と理性と、大事な人と薔薇の声。
持て余してどうしようもない感情と
それでも失いたくない大事な友人と
満ちる香り薔薇が脳裏を壊してしまったよう。
悲鳴のような声は悲痛で、けれどやはりどこか甘やかで
助けてたすけてタスケテ
辛い。熱い。苦しい。
けれどどうしていいのかわからない。
ずっと人に頼ってきた代償。この依存心の塊は]
【人】 病人 エリアスそういえば、部屋の換気がどうとかって言ってたな。 (128) 2013/03/25(Mon) 23時頃 |
ああ……
つらいなら、
薔薇の木の下にまた、おいで。
[苦しげな声に、薔薇は甘やかに…。]
――……いくらでも、君を慰めてあげる。
いいえ、愛してあげる……。
だから、今は、おやすみ?
[そんな慰めを。]
僕も、苦しいから……。
[ひとりじゃないよ、と。
依存には、依存で答え…。*]
【人】 病人 エリアス[無人の廊下、中庭の見える位置。 (138) 2013/03/25(Mon) 23時半頃 |
[そこに、眠る子の姿はあったか。
いずれにせよ、シルヴァではない、薔薇は、サイモンにも彼にも微笑む。
そして、おいでと、手を差し伸べるのだ。]
【人】 病人 エリアス…? (149) 2013/03/26(Tue) 00時半頃 |
【人】 病人 エリアス
(150) 2013/03/26(Tue) 00時半頃 |
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