人狼議事


82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―

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【人】 放蕩者 ホレーショー

 ん、おかえり。

[後からの声には、小さく笑って返す。
 弟が、横を向いたまま隣に座ってしまえば、少し拗ねたように唇を尖らせて]

 もっと甘えてくれてもいいのに。

[ほんの少しだけ若返った気のする弟の横顔をじっと見る。
 一度目の死の間際、弟は泣いていた。
 けれど、必死に笑おうとしてくれていたことも分かった。]

 ………。

[懐かしいものが込み上げてきて、その頬に指を這わせ、口付けた。]

(75) nordwolf 2013/05/19(Sun) 23時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

 この世界に、バチなんてあるのかなぁ?
 兄であり恋人でもある身としては、ふたりきりの時は、もっと、甘えて欲しかったりもするんだけど。

[真面目な言葉>>77に、死んでも、若返った気がしても、やはりケヴィンはケヴィンのままだと、おかしいような嬉しいような。]

 ……さっきから、そうかな。

[少しだけ動きが止まる。
 指と唇を離すと、僅かに俯き]

 そうかも、しれない。

 少し……気が急いてしまっているのかな。

(84) nordwolf 2013/05/20(Mon) 00時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[黒い瞳を、深蒼の瞳が見つめ返す。
 やがて弟の身体が傾ぎ、膝の上に重みを感じれば、幸せそうな笑みを浮かべ、その短い髪を指で梳いた。]

 ケヴィン。

 私達は……いつまで、一緒にいられるかな。

[これから訪れる永遠を考えれば、ケヴィンが現世に戻っている時間は、そう長いものでないと思いたい。
 けれど、あまり短く帰ってこられてしまっては、何の為に、こんな思いをして弟を送り出したのか分からなくなる。
 かといって、何十年と待てるだろうかとも、不安に思う。
 不安はどうしても、声に滲む。]

 やはり私は、我儘だ。

[ゆっくり前に身を倒すと、弟の頭を抱え込み、改めて口付ける。]

(87) nordwolf 2013/05/20(Mon) 00時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

 ……少しだけ怖かっただけだ。
 すまない、変なことを言ってしまって。

[唇を離しても顔は近付けたまま、鼻先を寄せて間近で瞳を覗き込む。
 黒く、深く、どこまでも真っ直ぐな瞳。
 見つめていると、吸い込まれてしまいそうな。]

 私だって。
 そうなったら、いつまでだってケヴィンを探し続けるよ。
 たとえどんなにおまえの姿が変わっても、必ず、見つけ出してみせる。

[対抗するように返し]

 ………ケヴィン。
 もうひとつ、我儘を言ってもいいかな。

(91) nordwolf 2013/05/20(Mon) 01時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

 いいだろう少しくらい。
 私だって、おまえの我儘を沢山聞いてやっていたんだから。

[いつの話だと。
 脳裏に浮かんだ弟の姿は、おそらく、まだ泣き虫だった頃の姿。
 しかし最近、すっかり甘えっぱなし我儘言いっぱなしなのも事実。
 それに内容がないような為、やはりやめておこうと思ったのだが]

 …………。

[促すような視線に、ゆっくりと、躊躇いがちに唇を開き]

 私にも……おまえを、くれないか?

 別に、すぐ、というわけでなくてもいい。
 けれど、おまえが戻ってしまう前に……一度で、構わないから……。

(94) nordwolf 2013/05/20(Mon) 01時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

 …………。

[弟を抱きたいだなど、とんでもないことを口にしてしまった自覚はある。
 ケヴィンの顔が赤くなってくるのを見れば、それこそ、共鳴しているのではないかと思うほどに、こちらの顔もまた熱を帯び]

 ……ッ、わ!?

[いきなり身体を起こされて、驚き、ソファーの背もたれらしき場所に背をつけた。

 逸らされる視線。
 やはり、いくら何でもこの我儘はなかったかと、困惑の表情を浮かべていたが]

 え、ケ、ヴィ……?

 …………そりゃ、うん。
        私だって、男、だから…………?

[視線があちらこちらへと揺れる。
 心音が響かなくてよかったと、少しだけ思った。]

(96) nordwolf 2013/05/20(Mon) 01時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

 まぁ、それは……
 普通は、あまり、想像しないんじゃ……ない、かな?

 私だってね、その……

[まさか自ら、あんな行為に及ぶだなんて、いくら何でも想像だにしていなかった。
 思い出すだけで、顔が熱くなる。]

 ……ケヴィ、ン……?

[俯いた弟が、何か呟いている。
 何だろうと、恐る恐る覗き込もうとしたところで]

 ッ、え?!

[突然の弟の行動に、軽く足を縺れさせながら、寝室へ向かったというか連れ込まれた。]

(98) nordwolf 2013/05/20(Mon) 02時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

 たしかに、そうとは言った、けどな……?!

[まさか今とは予想外すぎて、ただただ、真っ直ぐすぎる弟の行動力に面食らうばかり。]

 ………いやそんな、一度おまえを感じられれば……

 ……なら、たまに……ということで。

[妥協案を、辿々しく探る。
 掴まれた腕が痛くて、それだけで、弟がどれほどの思いで覚悟してくれたのかが伝わってきて、もうこの上ないと思っていたはずの愛おしさが、更に増した。]

 ……………。

[掴まれていない方の手を、弟の肩にかける。]

(101) nordwolf 2013/05/20(Mon) 02時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

─ 半年後 ─

[弟が、ラーマとして転生を迎える時が来た。
 別れの時を感じたか、昨夜は、どれほど愛し愛されたのか……。]

 行っておいで。
 私は、いつまでも待っているから。

 ……待ちきれなくて、会いに行くかもしれないけれどね?

[待つ場所がどこになるかは分からない。
 けれど、たとえどこであろうと、どんな姿であろうと、必ず会える確信があった。
 だから、別れ際に向けたのは、たしかな笑顔。
 愛情と、信頼。

 そして、軽い冗談を付け加えてから、両手をとり、瞼を閉じて唇を寄せ───]

(115) nordwolf 2013/05/20(Mon) 20時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

 ……───。

[口移しに、思いを伝える。
 やがて弟の身体が、ここを離れ、消えてしまうまで───]

(116) nordwolf 2013/05/20(Mon) 20時頃


 ―――…兄さん、大好き、

[耳元で囁く声は、酷く安堵した声。

大切で、唯一で、愛しい人。
ずっと一緒がいい、また同じ血を分かち合いたい。]


 
              [また、―――…]
 


 また、会おうな。


 ―――― 次も、また。一緒に。


放蕩者 ホレーショーは、メモを貼った。

nordwolf 2013/05/21(Tue) 03時半頃


【人】 放蕩者 ホレーショー

─ 庭先 ─

[生前と同じよう、切り株に腰掛けて、鎮魂の歌の歌詞をなぞる弟の声に、瞼を閉ざし静かに聞き入っていた。

 静かに、深く、胸に響く弔いの言葉。
 紡ぎ終えたところで、瞼はゆっくり開かれる。
 その視線の先、見慣れた姿がこちらへ近付いてくるのが見えた。]

 …………。

[弟も気付いたのなら、先に声をかけることはない。
 師と弟子が、再会の言葉を交わし終えるまで、傍らで静かに、笑みを浮かべているのみ。]

(230) nordwolf 2013/05/21(Tue) 19時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

 チアキ。

[向ける笑みは穏やかなもの。
 極力、常と変わらないように。]

 久し振り───っていうのも、おかしいかな。

[そして、そう一言だけ声をかけたあとは、また二人の会話に口を挟むことはしない。
 ただ傍らで見守る。
 そして、ケヴィンがチアキへと歩み寄れば]

 …………。

[ひとつ、ゆるくチアキの肩を叩き、その場から少しだけ距離をとった。]

(231) nordwolf 2013/05/21(Tue) 19時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

─ 遡ること二十余年 ─

[少年は、その日も、森で薪を拾い集めていた。
 両親を早くに亡くし、弟と二人きりの生活は、けして恵まれているとはいえなかった。
 それでも、何かと手助けをしてくれる村の人々や、誰よりも大切に思う弟が傍にいてくれたから、辛い日々でも、幸せに過ごすことができていた。]


  ───♪

 かんしゃせよ
 ひのひかりはねつをもたらし
 あめとまじわり だいちにいのちをやどすだろう♪


[歌詞に込められた意味も知らぬまま、いつものように、薪を拾いながら、歌っていた。]

(233) nordwolf 2013/05/21(Tue) 20時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

 かぜをはらみ はぐくまれ───  あれ?

[その時、どこからか、もうひとつ声が聞こえてきた気がした。
 好奇心のままに、薪を抱えたままでそちらへ走れば、大柄な男がひとり、銀色の斧を振るっていた。]

 きれーな声……。

[聞こえる声は、女性のもののようだった。
 風を切り、涼やかに。
 陽の光を浴び、華やかに。

 少年は、暫しその歌声に耳を傾けていた。]

(234) nordwolf 2013/05/21(Tue) 20時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

「なんだ、ボウズ」

 ……あっ。

[少年の姿に気付いた男が、手を止め、声をかけてきた。]

 ごめんなさい、その……とってもきれいな歌声が聞こえたから……

「歌声?」

[その言葉を聞いた男は、銀色の斧を、ゆっくりと少年へ向け、問いかけた。]


「オマエには、妻の───コリーンの声が聞こえたのか?」

(235) nordwolf 2013/05/21(Tue) 20時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[ふたりの会話は聞き取れる距離。
 けれど、邪魔をしない距離。
 チアキの修行には、自分もちょくちょく手を貸していて、そのたびに、吃驚するようなドジっぷりに苦笑したり、成長を一緒に喜んだりしていたけれど。
 けれど、だからこそ、自ずと置くべき距離も分かる。]

 ………。

[傍に攻芸の姿が見えたなら、そちらへも、穏やかに笑みを向けて。]

(242) nordwolf 2013/05/21(Tue) 21時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[やがて、一段落した頃合いを見計らい、歩み寄り]

 ……大丈夫。

 チアキほどのおっちょこちょいはそうそういないだろうから、きっとすぐに分かるよ。

[そんな余計な一言を付け加えた。]

(243) nordwolf 2013/05/21(Tue) 21時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[向けられた明るい笑みと大きな笑い声に、クスクスと肩を揺らし]

 ……でしょ?
 うん、チアキはやっぱり、そうやって笑っている方が、らしくていいよ。

 …………。
 私も、とても楽しかったよ。

[ライマーではなく、ラーマとして再会した日のことを思い出し、目を細めた。
 あの頃に比べれば、格段の進歩を遂げてはいるけれど、まだまだ危うい点は多すぎる。
 一人前になるまで見届けてやれなかったのは、無念に思うけれど、その気持ちは、きっと、弟のが強いだろう。
 そして、チアキだって……]

 行ってらっしゃい。
 私は多分、もう少し、ゆっくりしてからになると思うから。

(249) nordwolf 2013/05/21(Tue) 21時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[駈け去る背中を見つめていたら、急に、こちらへと元気な声が届いた。]

 ……!

[細めていた目を丸くして、数度、ぱちぱちと瞬いた後]

   ……ッ!
 ほんとうに……。

[口元へ拳をあて、小さく噴き出した。

 言いたいことは、弟が大声で叫び返してくれたから、自分は、傍らで笑って手を振った。]

(250) nordwolf 2013/05/21(Tue) 21時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[駈けてゆくチアキの背中が小さくなり、やがて見えなくなるまで、じっと、無言でそれを見つめていた。]

 ………。

 本当に、真っ直ぐでいい子だよ。
 チアキは。

[そして姿が完全に見えなくなったあと、ぽつりと零す。]


 けど、少し………

[くすっと自嘲を浮かべながら、手は、ケヴィンの背に触れた。]

(251) nordwolf 2013/05/21(Tue) 21時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

 けど、少し………

[決まり悪そうに俯く顔は、多分、少しだけ赤い。]

 少しだけ………妬けた。

[背中に触れていた指に、僅かな力がこもる。]

 まったく、ね…………

[大人げない。
 師弟の絆と、兄弟、恋人の絆は、まったく違うものと分かっているのに。
 俯いたまま、みっともなくて、ちょっと顔があげられない。]

(253) nordwolf 2013/05/21(Tue) 22時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

 …………。

[「弟子に……」と言われ、俯いたままで、ほんの僅かだけ頷いた。
 大人げなくて格好悪いとは思いながらも、震える指は、ケヴィンの背中を掴んだまま。]

 あ。

[不意に肩を抱かれると、蹌踉めくようにして凭れかかった。
 驚いたように顔を上げ、見つめ、なんだか情けなくて眉を下げた。]

(260) nordwolf 2013/05/21(Tue) 22時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[言葉になどされなくても、想いは分かる。伝わっている。
 けれどやはり、言葉も欲しくて]

 ………ん、……
 ………。

[一度、左右に振りかけた首を一旦止め、縦に振る。
 そして改めるように、黒い瞳を真っ直ぐに見つめた。]


 ……ありがとう……。

 私も。
 すべて、ケヴィンのものだ。

 何があろうと、ずっと………

(276) nordwolf 2013/05/21(Tue) 23時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

 なに……。

[向けられた笑みに、僅かだけ、照れ隠しのように眉間に皺が寄る。
 けれど唇が近付けば、皺はすぐに消えて。
 かわりに、ゆっくり瞼を閉ざす。]

 ───……。

[重ね合わせた唇は、永遠を誓い合うかのように───**]

(290) nordwolf 2013/05/21(Tue) 23時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

─ 17年目の或る日 ─

[天の国の時間の流れは曖昧で、もうだいぶ、長く留まっているようでもあり、つい先日からのようでもあり。

 行く魂、来る魂。
 一体、いくつ出会ったろう。
 けれど、待っているのはひとりだけ。

 ───その日は、何かの”予感”があった。]

 ………。
 もう少し、ゆっくりしてきても良かったのに。

[そう呟くが、表情は、おそらく誰の目にも分かるほど穏やかで、幸せそうなものだったろう。]

(301) nordwolf 2013/05/21(Tue) 23時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー


  ───♪
  

  夏の夕暮れ 青葉わたる 風よりなおかぐわしく

  冬の日に 降り積もる 雪よりなお清けし


[歌を口ずさみながら、ゆっくりと、人の世と霊界、空との狭間へ歩いてゆく。]


   我が 愛しき───……

               恋人

(302) nordwolf 2013/05/21(Tue) 23時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

 ……ケヴィン……

[そして、ゆっくりと歩み寄り───>>-1575]

(303) nordwolf 2013/05/21(Tue) 23時半頃

ホレーショーは、ケヴィン、愛してるよ───……これからも、ずっと……

nordwolf 2013/05/22(Wed) 00時頃


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