159 戦国 BATTLE ROYAL
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……熊襲か。まだ天は俺を見放していないと見える。
[>>4:81玉愛の視線が、一瞬。 新たに表れた熊襲の軍勢に奪われる。 銃口が外れたその隙を、小太郎が見逃すはずもない]
しからば、御免。
[十分に給料分の仕事は果たしたはずだ。 懐から煙玉を取り出すと。それを地面に投げつける。 すぐさま灰色の視界が辺りに広がった。 その隙に小太郎は、隅慈の軍勢の中を。 駿足で駆ける。駆ける。駆ける。 煙が晴れた頃には、玉愛の銃の射程距離から逃れているだろう]
……あれが。
[途中、熊襲の軍勢とすれ違う。 異人のごとき金髪混じりの巨漢と邂逅した]
(4) 2015/05/22(Fri) 01時半頃
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[すれ違いざまの囁きは、果たして森の耳に届いたか否か。 そのまま忍びは戦場を駆け抜ける。 幸い、足はまだ自由に動いた]
花柳藤家の兵が乱れている、か。 あの坊ちゃんらしくもない。いったいなにが。
[嫌な予感がした。 動揺し、戦列を乱し、撤退し始める花柳藤家の兵たち。 その足軽たちを掻き分けて、小太郎が見たものは]
……ある、じ?
[首の討ち取られた、景虎の無残な死体>>4:94であった]
(5) 2015/05/22(Fri) 01時半頃
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[仕事はこれで終いのはずだった。 雇い主は死んだ。自分も満身創痍だ。 もう西軍に肩入れする理由はない。 すぐにでも下忍たちに指示を出して、撤退の準備は始めねばなるまい]
[動け。そら、動け。何をやっている小太郎。 なにをボケーっと突っ立っているんだ]
[金はもう手に入らない。なら戦う義理もない。 それがカザマの流儀だろう? 俺は]
(6) 2015/05/22(Fri) 01時半頃
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……おまえが主を殺したのか。
[しかし出てきたのは、底冷えのするような声。 その瞳はまっすぐに富楽を睨んで]
なるほど。その首、返してもらおうか。
[馬鹿か、おまえは。やめるんだ今すぐに]
(8) 2015/05/22(Fri) 01時半頃
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主の仇、取らせてもらう。
[きっぱりと小太郎は言い放った。もう後には引けない。 その手には、忍刀が握られている**]
(9) 2015/05/22(Fri) 01時半頃
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― 回想 ―
[昔のことだ。よくある任務だった。 とある男の暗殺を自分は命じられた。 卒なく仕事をこなして、さて里に戻るかと踵を返したとき。 障子の影から覗く。幼い影に気付いたのだった]
「その男、死んじゃったんだね」 「わたしね。そいつに買われたの」
[自分の仕事を見られたのだ。殺さねばなるまい。 忍刀を手に握ったが、結局“あの子”を殺すことができなかった。 幼い日、親に捨てられ里に売られた自分の姿と重なった。 “あの子”が、この男に今までどういう扱いを受けてきたか。容易に想像がついた]
(25) 2015/05/22(Fri) 16時半頃
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「あいつは酔狂だ」
[里の者は、自分を指差し笑った。 人を殺しに行ったはずが、幼い童子を拾ってきた。 あいつはそういう趣味があったのか。 どのように噂されようと、自分は構わなかった。 “あの子”を妹のように可愛がった]
(26) 2015/05/22(Fri) 16時半頃
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[やがて“あの子”は病に倒れた。 薬師を定期的に呼ぶのには、 しがない雇われ忍びの自分にとって、莫大な費用が掛かった。 それからますます、金に執着するようになった]
[前以上に必死に任務に臨んだ。ただひたすら、金を稼ぐために。 いつのまにか、めきめきと腕を上げて。 “小太郎”の名跡を継ぐまでに、里で評価されるようになった]
[“あの子”は、自分にとって。 最後に残された人間らしさの欠片に思えた。 意思を持たず主の命に従うだけの駒である自分が、 唯一自分の意志で助けたいと願えた存在]
[自分も周りも気付いていた。 いつしか自分が主に“あの子”の影を重ねていることに。 情を捨てきれない忍びなど、ただ命を縮めるだけだというのに*]
(27) 2015/05/22(Fri) 16時半頃
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― 関ノ原南 ―
[>>14まったく。笑いたいのはこちらの方だ。 富楽の挑発に思わず鼻を鳴らした]
ああ、そうだな。 俺は大層、あの主のことを気に入っていたらしい。
[自嘲しながら、言葉を紡ぐ]
餓鬼のくせして、残酷で。 無邪気なくせして、人使いの荒い。 まったく、とんでもねえ主だったさ。
[主の生前にはとても口に出せなかったことが。ぺらぺらと]
自分でも、なんでそんな奴の仇を取ろうとしてるか。 まったく気がしれねえや。
(28) 2015/05/22(Fri) 16時半頃
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でもな。
[忍刀を握る右手に力が籠り]
このまま主の首取られっぱなしっていうのは。 どうにも俺の気が収まらないんだよ。
[言い終えたその時、土下の兵が動いた>>15]
(29) 2015/05/22(Fri) 16時半頃
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―――失せろ!
[小太郎は激昂する。 忍刀をひと薙ぎ。正面から襲い掛かってきた兵の胴が、真っ二つに断ち切られる]
まずは1人目。
[その遠心力のまま。振り返りもせず背後からの2つの気配に向かって、刃を振り回す。 短い悲鳴と共に、2人の首から血が噴き出した]
2人目と3人目。
[仲間の死に動揺して、棒立ちになった兵の心臓をひと突き]
4人目。
[ここまで、わずか数秒のこと。4人の死体が積み上がった]
(30) 2015/05/22(Fri) 16時半頃
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邪魔をするな。こうなりたくなかったらな。 俺が用あるのは、そこにいるご当主様だけだ。
[足元の4体の死体を蹴散らし、吐き捨てるように言う。 小太郎の気迫に、兵たちが気圧されたのが分かった。 その時だ。戦場には場違いな呑気な声>>17が、自分の名を呼んだのは]
(31) 2015/05/22(Fri) 16時半頃
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……沙魅助様。 できれば、俺はあなたと戦いたくはないのですが。
[小太郎は微妙な表情をする。 戦いたくない。確かに小太郎はそう言った。 もはや西軍も東軍も関係ない。 そう言い切ったも同然の台詞だった]
俺も降伏したいのは山々なんですが。 今の主への義理立てがまだ残っておりまして。
[すでに金も払えぬ死体となった主に、なんの義理があろうか]
(32) 2015/05/22(Fri) 16時半頃
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俺の部下たちも、みんな呆れた顔をして見ていますよ。 どうしてウチの頭領は降伏しないんだ。 早く撤退の指示を出さないんだ。……とね。
[そう言って、土下家と黒根家の足軽たちをぐるりと見渡した。 暗に「おまえらの軍に、風間の放った密偵が忍び込んでいるぞ」と白状したようなものである。 兵たちの間に、少なからず動揺が広がっただろう]
これは俺の意地です。 最後まで、あの御方の駒でいたいと願う俺の矜持です。
[きっぱりと言い切った。 意思のないはずの駒が、堂々と自分の私利私欲を語る。 自分でなにかを願うことなどあってたまるか>>2:15。 かつて露蝶に向かって放った台詞が。 そのまま自分に跳ね返ってくる]
(33) 2015/05/22(Fri) 16時半頃
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俺は、あいつを倒さねばなりません。
[頼むから邪魔をしてくれるな。 その声には、沙魅助に対する哀願の響きすらあった]
もしも、邪魔立てすると言うのなら。 例え元主様であろうと。
[小太郎の目付きが変わる]
―――容赦はしねえぞ。
[その瞳には、禍々しいまでの殺気が宿っていた**]
(34) 2015/05/22(Fri) 16時半頃
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まあ、そうですね。傍から見れば大馬鹿者でしょう。
[>>35思わず苦笑する。 呑気なやり取りは、主従だった頃を思い出し]
忍者失格ですか。手厳しいなあ。 俺はまたあなたに雇ってほしかったんですが。
[>>36本音だった。沙魅助は良い雇い主だった。 今の主よりはよほど。 ありがとう、の言葉に。キョトンと目を丸くして。 なんとまあ沙魅助らしい。 その気性に、当時から小太郎も好感を抱いていたのだが]
(50) 2015/05/22(Fri) 22時頃
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[負傷している同胞を捨てて下がる道はない>>37。 まあそうだよな、と。大名には大名の論理がある]
そうか。残念だ。
[短く言うと、忍刀を苦無に持ち替えた。 まったく、左手が使えないのは不便な事この上ない]
兵を引かせたのは、賢明な判断だな。 やりやすい。
[富楽の行動>>44に笑みを浮かべると]
(51) 2015/05/22(Fri) 22時頃
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―――いくぞ。
[目にも留まらぬすばやさで。苦無を投擲。 3本の苦無はまっすぐに。富楽と沙魅助の元へ*]
(52) 2015/05/22(Fri) 22時頃
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ちっ。右手が狙いか。
[沙魅助の放った火の球>>55に、軽く舌打ち。 両腕が使えなくなれば、さすがの小太郎も戦えない。 とっさに体を捻って攻撃を避けようとして]
……な。
[火の球は大きく急カーブする。 狙われていたのは右腕ではない。両足だった]
相変わらず頭の回る。
[無理な体勢で攻撃を避けようとして。 火の球が右の足を抉った。チリチリとした熱い感覚。 当然着地が上手くいくはずもなく]
(66) 2015/05/22(Fri) 23時頃
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……ぐはっ。
[つんめのって、頭から地面に落ちる。 口から吐血した。すぐさま忍刀を支えに立ち上がって]
こなくそっ!
[もはや捨て鉢であった。 忍刀を右手に持ち、いつも通りに駆けようとして]
ぐ。
[右足に走った火傷の痛みを。必死に見て見ぬフリをして。 一歩。二歩。三歩。―――跳躍。 沙魅助に向かって、大きく忍刀を振りかぶった*]
(67) 2015/05/22(Fri) 23時頃
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……かはっ。
[>>75猫爪が胴を抉った。それでも忍刀を斬り下ろして。 必死に伸ばした刀先は―――沙魅助に届かない。 刃が空しく、猫頭巾を切り裂いた。 腹から血飛沫を上げながら、地面に転がり落ちて]
う、が。
[そこにタイミング良く、富楽の放った土の斬撃>>71が小太郎に襲い掛かる。成す術もなく、甘んじてそれを受け入れるほかない。 鋭い痛み。見ると千切れそうな程に痛めつけられ骨の覗いた、自分の左足が見えた。 両足をやられてはもう歩けない。それでも]
(79) 2015/05/23(Sat) 00時頃
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があああああああ!!!
[懐から震える右手で苦無を取り出して。 富楽に向かって、1本投げつけた。 渾身の一投だった。 最後に一矢報いたいと願った。 苦無を投げ終えると、力尽きて。 仰向けに地面に横になった]
(80) 2015/05/23(Sat) 00時頃
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は、ははは……。
[苦無の行く先を見届けぬまま。 小太郎は乾いた笑い声を上げる。 始めからこうなるとは思っていた。 大名2人を相手にして、まさか生き残れるとは微塵も思ってはいなかった。 それでも、勝負を挑んだ]
元主。早く止めを刺せ。 不具となっては今後、駒としては永久に使い物にならん。
[駒として使えない忍びなど、生きる価値もない。 目を背けたくなるほどに、酷い有様であった。 左脚は太腿にやっとのことで繋がっていたし。右足は焼き爛れている。左手は感覚すらない。 幸か不幸か。その痛みにも失神せずにすんでいるのは、忍びとしての修練のお陰であった]
(81) 2015/05/23(Sat) 00時頃
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俺を殺しても。 また別の者が小太郎の名を継ぐ。
[息も絶え絶えに。吐き出す]
ゆえに、小太郎は死なん。 風間の忍びは、不滅だ。
[コポォ、と口から血が零れ落ちた。 それでも最期の最期まで。 自分は小太郎でいなければならない*]
(82) 2015/05/23(Sat) 00時頃
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そうだな。俺は終わりだ。
[>>88沙魅助に笑みを浮かべようとしたが。 口の端を持ち上げるのがやっとで。 視界の端に富楽の姿>>91が見えれば。 ああ、やっぱり仕留めそこなった。 すまんな主、と心の中で景虎に詫びた]
ありがたい。金に目がなくてね。
[投げつけられた六文銭>>88。 沙魅助らしい配慮に、思わず軽口が出た。 本当にあなたは。昔から変わらない]
(95) 2015/05/23(Sat) 01時頃
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[バイニャン>>89、と。頭上から声が響いた。 いつかの別れ際>>0:152を思い出して。思わず口元を弛めた。 あの時と違うのは。もう二度と会うことはないということ]
感謝するよ、元主。
[あなたの言う通り。本当に俺は大馬鹿者だ。 蒼穹を見上げて。最期に思ったのは]
空、綺麗だな……。
[ふと頭に浮かんだのは、景虎の顔で>>4:80。 その刹那。沙魅助の猫爪が、小太郎の首を抉った**]
(96) 2015/05/23(Sat) 01時頃
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