160 東京村
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[店の裏の細い路地に、彼女の声が響いた。 逃げ出す彼女を数秒見て、荒い息を吐いている。
走る彼女の背中は小さくなっていく。 やがて、青年もまた彼女の姿を あとをつくように路地を走り出した。]
[この細い路地は様々な店舗の裏口とも繋がっていて 少し迷路のようになっている。 近道になると思って店と店の間の細い抜け道を抜けようとしたら、思った表通りに抜けられず、いっそ遠回りになった、 …なんていうのはよくある話だった。
……とある都市伝説のスレッド>>114に この場所が記載されている事を、青年は知らない。]
(178) 2015/06/06(Sat) 21時半頃
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[逃げる彼女の耳に、届くだろうか]
「 大丈夫です 」
[―――裏路地のどこか遠くからか。 穏やかな声がする。]
(179) 2015/06/06(Sat) 22時頃
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「 寂しくなんか ないですよ 」
[やさしく物静かで、穏やかに。男の声がする]
(180) 2015/06/06(Sat) 22時頃
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[彼女の背後に、追いかけるような足音が響く。]
[それとは逆の通路の方から、 穏やかな男の声が聞こえてくる。]
「 大丈夫です 」
[まるで助け導くような穏やかな声を辿るなら 路地の向こうの先に表通りが見えるだろう。
元より少し奥まった場所にあるとはいっても 昼の新宿だというのに、人気は感じられない。
穏やかな声は、表通りにある 雑居ビルの間に設けられた地下鉄への階段の方から 聞こえてくるだろう]
(190) 2015/06/06(Sat) 22時半頃
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/*
村建て権とかもう、全部メルヤさんに描写お願いしたいくらい惚れ惚れしていますが\(^o^)/
ひ、必要でしょうから受け取っておいた方がいいでしょうか……
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[荒い息を吐いて、細い路地を走れば 少女の背中が見える。
彼女が何度も細い路地を曲がるので、見失いそうになり 女子高生ひとりくらいすぐに追いつくかと 思われたが、そうはいかないようだった。 なにせ狭いうえに、どの店も物置や ゴミ置き場として使っていて、道が悪かったのもある。]
[路地をまた曲がったところで、 見失いそうになった少女の背中>>182が見えた。
彼女の背中を追いかけて、また青年は足を踏み出す]
(195) 2015/06/06(Sat) 22時半頃
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/*
ミルフィが狼でなければもう一人いるはずなんだけど、そうすると場合によっては襲撃かち合ってランダムでひなこさんの襲撃通らないかもしれないから、村建権は一旦襲撃が確定したあとでいい気がしてるの
/*
そしてミルフィが狼だった場合LWなのでお気をつけあそばせ。
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[階段は結構な高さがあるようだった。 …彼女が階段を下りようとした時だ。]
(199) 2015/06/06(Sat) 23時頃
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「 見届けますから 」
[―――彼女の背中。 真後ろから、突然穏やかな声が響いた]
(200) 2015/06/06(Sat) 23時頃
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/*
ここまで狼もう一人が赤ログ喋らない理由が思いつかないので、ミルフィ狼でほぼ確だと思ってますが……どうでしょうね。
でも私もちょくちょく見てはいるので欲しいひとにさらっと渡せますから!
私の描写はあまり期待せずにどうぞ……。
いざとなったら頼りますありがとう〜〜。
/*
そう、実はこの村は今日で終わる可能性が多大にあります……状況的に。
でもRP的に回避するのが厳しい……!!
天に祈ります……。
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[高い階段を降りる手前。 彼女の振り向いた先には、誰も。何もいない。
ただ、視線だけは感じるだろう。 どこかから穏やかに「事を見届ける」ような視線を。]
(202) 2015/06/06(Sat) 23時頃
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[少女の背中を追って、細い路地を出た。 出た先のすぐ、空き缶のごみ箱が並ぶ自販機の傍で、青年は荒い息を整えるように一度立ち止まった。]
は、 …は、
[細い目が、舐めるようにひなこの背中を探す。]
(204) 2015/06/06(Sat) 23時半頃
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死にたくなんて なかった
死にたくなんて なかったはずだよね あなたも
ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい
ゆるして
ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい……
[私は、私のお腹に向かって繰り返す……。]
お父さんと お母さんの
名前ももう 思い出せないけど
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[絞るような声>>216 それから、ビルの方から響くような声>>220]
「 そうですか 」
[それらの後に 穏やかな声が、どこか遠くから聞こえた]
(226) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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「 「あなた」は、
お気をつけてお帰り下さい 」
(227) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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[地下鉄へと続く階段のところに、彼女の姿が見えた。 荒い息を整えて自販機の傍から、彼女の元へ走った]
[踏み外せば危険な、高い階段の傍で 青年は後ろからひなこへ、荒々しく手を伸ばす]
(229) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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[青年の手を振り払おうとして、 ひなこが足を滑らせる。>>232]
[その青年の背後で」
「 「あなた」は、 見届けましょう 」
[もう一度、穏やかな声がした。]
(236) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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[携帯から聞こえていた「あいつ」の声に 青年は驚いて振り返り、そこでぐらり、と 身体のバランスを崩す。
―――ふ、と足場を失う感覚がする。]
(237) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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「 お疲れさまでした 」
(238) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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[―――ふいに浮かんだのは、ネットで見た記事。
「見届け役」という名前の、 得体のしれない自殺幇助者の記事]
(241) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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[ 「同じ電話番号とは、 一切連絡が取れなくなる。」>>2:51]
(242) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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、ぁ
[驚いたように、目を見開いて。 何もないはずの階段の先を見て]
[高い階段の底で、青年は鈍い音を上げた]
(243) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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[踏み外した階段の底。 ―――倒れた青年の頭の近くに 赤い血だまりが作られていく。]
(244) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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ふっと 何もかも忘れられるような瞬間があって
それと 何もかも思い出す瞬間があって
そしてその次に何もかもなくなって
なくなるはずだったのに
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[そうして、智恵美の遠く、 後ろの方から穏やかな声が届くだろうか]
「 あなたが、見届けてほしいなら
いつでも、どこでも
ご連絡をお待ちします 」
[答え>>231にはならない応えを返して それだけ声は響くと、何も聞こえなくなった]
(252) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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