266 冷たい校舎村7
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ちぇっ、つまんない
[ 唇を尖らせて、扉に背を向ける。
大雪の、憂鬱なこの日に 青空の下に立てたら、楽しかったのに。 ]**
(145) 2019/06/08(Sat) 19時頃
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─ 内緒話につきましては ─
[ 火のつけられたライターから 熱を分けてもらいましょうか。>>0:964
じ、と灯ったそれは躙り寄るみたいに 少しずつ、煙草を短くしていきます。
から、息を吸い込み、煙を肺へ。 ]
ん〜……
(237) 2019/06/08(Sat) 23時頃
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[ ふむふむ顔で、もぐもぐ煙を味わいます。 感想。 ]
……味がする
[ 一から十まで未知の味、でしたから。 食レポは出来ませんでした。残念ながら。
高級な嗜好品を譲って貰った割には、 味気の無い感想で、ごめんなさいね。
でも、一緒に味わう人が隣にいるなら 美味しい、気はするわ。>>0:966 ]
(238) 2019/06/08(Sat) 23時頃
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[ ひとくち、ふたくち、吸いながら 難しい顔で考えてみたのだけれど、 好き、という確信は得られませんでしたから。
私は、彼へ向き合って、 ]
ご馳走さま、よう君
[ ──じゅ と、彼の顔 の、横を掠るように、後ろの壁へ押し付ける。 ]
(239) 2019/06/08(Sat) 23時頃
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さっきの話、だけれど 気が向いたら、飼ってあげる、ね
[ からころ と笑って、スカートを翻します。 私の気が、と言うのは勿論ではありますが よう君の気が、と言う意味も込め。
けれども、二つの気が合うことは 悲しい話にはなりますが、ありませんでしたね。
それどころか、私を閉じ込めてくれるなんて。
やるわね、よう君。えいえい。 なんて、世界の創造主が分かれば 言ってやったものの。 ]*
(240) 2019/06/08(Sat) 23時頃
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ねえ、よう君 気が向く気は、ありましたか?*
(241) 2019/06/08(Sat) 23時頃
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[ はよく物を蹴り上げる。
たぶん、腕を使うより楽なんだろうな。]
ホント、そのとーり。
死ぬなら一人で死ねばよかったのにな。
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[ 階段を下りて、三階……いえ、四階を ぐるり。と一周回ってみるの。
薄暗いそこは、全部がお化け屋敷みたい。 私達の教室もきちんと、再現されていて 努力の結晶ですから。嬉しいわ。
ひとりで入るのも寂しいですから、 入り口からちらりと覗いただけですけれど。 ]
……もうずいぶん懐かしくなっちゃった
[ 準備中、飽きてしまうくらい見た装飾は 今はなんだか懐かしくて。寂しいの。 ]
(539) 2019/06/09(Sun) 20時半頃
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[ 私達の周りは、絶えず動いていて 私達も絶えず老いていくものですから。 変化は、仕方が無いの。
仕方が無いの、だけれど。 ]
──、あ
[ しんみり、としていれば 段ボールで指先を切ってしまっていました。
今日は本当にうっかりさんね。 慣れない状況に、動揺しているのかしら。 ]
(540) 2019/06/09(Sun) 20時半頃
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傷口から流れるのは、赤。
(541) 2019/06/09(Sun) 20時半頃
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こういうのって、 意識すると痛く感じるのよね
[ 気付かなきゃよかったわ。 私は深い溜息を吐いてしまいます。
だって、絆創膏、持ってない。
鞄には入っているのだけれど、 悲しい話、教室に置いてきてしまったもの。
少し迷ったけれど、保健室へ行く事にする。 さっき行ったばかりの場所、些細な事でも 可笑しなところがあれば気付けそう。 ]
(542) 2019/06/09(Sun) 20時半頃
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[ とんとん と階段を下りる足は軽やかに、 相も変わらず人の気配の少ない学校は、 だって、ね。冒険みたいで楽しいでしょう。
扉の前に着いたのなら、保健室の戸を開けて まずは絆創膏を探しましょう。 たしか、扉を開けて正面の棚。──あれ? ]
ひいらぎ君、具合悪いの?
[ ベッドに、クラスメイトが横たわっていて 私は首を傾げては尋ねるでしょう。>>477
イヤホンの音で気付かないようでしたら 腕でもつっついて、もう一回同じ様に。 ]*
(543) 2019/06/09(Sun) 20時半頃
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─ 祭の後につきましては ─
お疲れ様
[ ケーキは好きです。だから、嬉しかった。
買ってこられたケーキに目を輝かせた人は 多かったように思います。>>397
夏でも冬でも、なんだって お祝い事はケーキと、相場が決まっている。 ]
気が利くのね、よう君
(567) 2019/06/09(Sun) 21時頃
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[ 彼も、ケーキが好きなのでしょうか。 気を利かせてくれた打ち上げ、なのか。
お化け屋敷、という出し物は、個人的に、 カフェ類や展示より大変だと思うので。
きめ細やかなスポンジと、滑らかなクリーム、 それらを酸味と瑞々しさで包む果物に、 クラスメイト達は感謝したのではないでしょうか。
少なくとも私は感謝しました。 脅かし役よりは疲れていませんけど、ね。 ]
(568) 2019/06/09(Sun) 21時頃
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[ お願いには頷きましょう。>>398 別に、撮られることにトラウマはありません。 嫌いじゃあありません。 ]
可愛く撮ってね
[ もちろん、撮るからには可愛いのを。 お願いするわね?カメラマンさん。 ]*
(569) 2019/06/09(Sun) 21時頃
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[ 具合が悪いならごめんなさい。>>577 でも違うなら、此処で一人で眠るのは この異常事態だし、危ないと思うの。
つんつん と腕を突けば、 ぱちぱち と開く、睫に縁どられた瞼。 ]
こんにちは 具合悪いの?
[ もう一度、同じことを尋ねます。
それとも昨日彼女のところに、 お泊りしていた、とかかしら? なんて、勝手に想像を膨らませていた時でした、 ]
(596) 2019/06/09(Sun) 22時頃
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──きゃっ!
[ びっくりした。びっくりした。>>579 流石に、考え事中不意に手が濡れると驚く。
それが、指先が、クラスメイトの異性の 口の中に含まれたから、なことにも驚く。
あまりにも躊躇の無い、行動でしたけれど。 心臓、飛び出るところでした。危ないわ。
こんな異常な世界ですから、本当に飛び出て お化け屋敷もびっくりな保健室になるかも。 注意してください、ひいらぎ君。 ]
(597) 2019/06/09(Sun) 22時頃
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[ どきどきした胸を、怪我の無い手で押さえつつ 大人しく椅子に座っています。>>585
そうして聞かされる現状なのですが、 宝探しゲームでは無く脱出ゲーム、だそう。 十分歩き回りたかったので、丁度いいわ。 ]
そうなの? 勉強は、此処で出来るし……
彼女さんに会いたいから?
[ プレイボーイ君の噂は耳にしていましたから。 そう聞くのは、当たり前のこと。 ]*
(598) 2019/06/09(Sun) 22時頃
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そんなに苦しいのなら。
(602) 2019/06/09(Sun) 22時半頃
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─ 盗難事件につきましては ─
[ ごめんなさい、地雷だった?>>0:1040 何気ない、世間話のつもりだったけれど。
どんどんと青ざめていって、可哀相。 ]
たかもと君、具合悪いの? 保健室行こっか、ね?
[ 胸を押さえる彼の身体を支えるように触れる。 心配よ、委員長さん。大丈夫なのかしら。
血の気の引いたままの横顔に囁く。 ]
(605) 2019/06/09(Sun) 22時半頃
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ノートを盗んだことくらい、 そんなに気に病まなくていいのよ 高本君
(606) 2019/06/09(Sun) 22時半頃
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私の為なら死んでもいいでしょ?
(608) 2019/06/09(Sun) 22時半頃
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と、尋ねて、頷いてくれたのなら、 その瞬間から私のペット。
でもね、ペットは一人ずつ、と決めてるの。 不平等に構ってしまっては、可哀相だし。
いきなりこんな質問をして、頷かせるのは 中々難しいものですから。
(609) 2019/06/09(Sun) 22時半頃
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だから、入念に準備をするわ。
近づいたり、離れたり。 冷たくしたり、優しく癒したり。
こころの影の見えた、ペット候補の、 その無防備な首を、撫でてやりながら。
欲しいものを与えたり、お預けしたりして、ね。
(610) 2019/06/09(Sun) 22時半頃
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高本君は、煙草吸ったことある?
[ だって、虐めて欲しそうな顔をするんですもの。
手のかかる子。しょうがない子。 そうしたのは、思い付きでした。
尋ねては、カチリ とライターの音が鳴る。 煙草の先に、網膜に焼け付く火が灯って。
傷の無い綺麗な肌に、押し付ける。>>1043 ん〜、この臭い、好きじゃないわ。 けど。尋ねてみましょうか。 ]
美味しい?*
(611) 2019/06/09(Sun) 22時半頃
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[ 色々と可笑しな世界ですから、 びっくりしない方が可笑しいでしょう。 私もびっくりしましたし、ね。>>627 ]
そっか 落ち着いたらちゃんと 教室に帰ってくるんだよ
[ ひいらぎ君の視線は、うろうろ。 あ、違う。そこだよ。……と 心の中では思いますが、面白いので黙ってる。
ちょっとして、出てくる消毒薬と絆創膏。 手を取られる。>>628今度は舐めちゃダメよ。 ]
(664) 2019/06/10(Mon) 00時頃
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[ 会いたい人、と聞かれて。>>628 脳内を横切る顔に、私は叫んでしまいそうになる。 ]
……ん〜、 でも、私は、此処にいる皆も好きだから
[ ええ、好きです。クラスメイトが。 皆、優しくて、可愛くて。いい子たち。
ペットじゃなくても、感情は抱きます。 楽しい思い出がいっぱいある皆が、大好きです。 ]
(665) 2019/06/10(Mon) 00時頃
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[ ね、それよりも。 ]
彼女に会いたい、っていう割には あんまり会いたそうな顔に見えないけど
[ 好きな子には、会いたい。 そうかもしれません。 私はひいらぎ君じゃないから、貴方の感覚は分からない。
入れ替わりなものですから、私なんかは 今の彼の彼女の名前も知らない。
またベッドに横たわった彼の後頭部に、 声を。 ]*
(666) 2019/06/10(Mon) 00時頃
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彼女の事、本当に好き?*
(667) 2019/06/10(Mon) 00時頃
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