278 冷たい校舎村8
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[夢を見たがった白い子鹿が、虚構の世界から消える。
わたしに見せてあげられるのはここまで。ごめんね。
物語の上映はもうすぐ終わってしまうけれど、
そのエンドロールの中に、あなたの名前もちゃんとあるよ。
それに、叶うなら本当によくあるつまらない話を聞きたかった。
嘘じゃないよ。テレパシーのやり方はよくわからなかったけど。
あなたはわたしの物語の中に、確かにいたよ。]
[星を包み込む深い青色の牛が、虚構の世界から消える。
あなたの優しさに癒されていました。
わたしの吐いてきたたくさんの嘘も、もしかしたら全部受け止めてくれたのかな?
そこまで甘えることができなかったのは、わたしの後悔です。
校舎の掃除をしてくれてありがとう。
いくら拭っても拭っても止まらないけど、過ごしやすくはなったかな。
やらない善より何とやら。親愛の愛だけど、愛してるよ。]
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[CG研の部室に、夕陽の色が差し込んでいた。]
(0) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「……彼、辞めるんだって。」
[冷えきった、淡々とした声色で若菜ちゃんは言った。 澄ました顔でわたしは座っている。
後輩くんがCG研を辞めるらしい。 そっかぁ。仕方ないね。って、そんな顔をした。 別にそこまで追い詰めようとしたわけじゃなかったんだけどな。
あっけらかんとしたわたしの内心を、 見透かすかのように若菜ちゃんは睨む。]
(1) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「紫織、なんかしたんでしょ?」
[なんのことかなあ、って恍けた顔を返すけど、 あぁだめだ、これはバレてる。って早めに観念する。]
「ネットに出回ってる写真、全部あんたが作ったよね。 あたしには分かるに決まってんじゃん」
[さすが若菜ちゃんだなぁって、そう思う。 わたしのことをずっと見てくれて、嘘も何もかもお見通し。 悔しいけど、嬉しいよ。 そんなあなたが好きだよ。]
(2) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[——いつもなら、「本当にしょうがないなぁ」って、 呆れた顔で笑ってくれるのに、
今日の若菜ちゃんは、ずっと眉毛を吊り上げたまま。]
(3) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「なんなの。あたしへの当てつけなの?」
「あたしには、可愛い男の子と一緒に過ごす権利すらくれないの?」
「あんたはどこかのイケメンとこっそりデートしてるくせに?」
「その前は他の男子と文化祭デートしてさ。わざわざあたしに見せつける?」
「嘘を言い訳にして、ほくほくした顔してさ」
「良いご身分だよね、人の気も知らないで!」
(4) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[ …………え? あれ? ]
(5) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[ちょっと待って。
ちょっと待ってよ、若菜ちゃん。
ねえ、違うんだよ。 あの後輩くんは、わたしたちの世界の邪魔をしようとしてて、]
(6) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「嘘ばっかり。もういいよ」
「もうこれ以上はやってけない。無理」
「あたしたち2人でデザイナーやろうって約束もしてたのに、 それも嘘だったよね。要はあたしのこと信じてないんだ」
「CG研も終わり。今日で解散」
(7) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[今までこの口から吐き散らかし続けていた赤色の嘘が、 無自覚だった軋みから溢れて止まらない。]
(8) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[一番長く付き合ってきた最愛の“親友”が、わたしに背を向ける。
違うよ、違う……。ごめんなさい。 嘘吐いたことは謝るけど、でも、 若菜ちゃんのことは信じていなかったわけじゃない。 若菜ちゃんのことを見下していたわけでもない。 若菜ちゃんは、大切な友達。 だいすきな友達。本当だよ。]
(9) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「あんたにとっての友達って、ただの都合のいい人ってことでしょ」
「もう、勝手にすれば」
(10) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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若菜ちゃん、……わたし、あなたが好きなんだよ。
(11) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「嘘はもうたくさん。気持ち悪い」
(12) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[一人になった部室を、夕陽のオレンジが照らしていた。]
(13) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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— 校舎の変化 —
[増えに増えた6階の上に、更に7階が付け足される。
もちろんそこは、今までと同様に6階のコピーであることは間違いない。 しかし、歪んだ部屋の数、歪んだ廊下の傾斜、歪んだ部屋の形状に加えて、 机や椅子、電灯、教壇、黒板、部屋の表示、消火器など、 そこに置いてある物品すべてが捻れるように曲がっていて、 とても使い物にはならないだろう。
もはや誰が見ても虚構であることは間違えようがないのに、 淡々と示すように壁や天井に赤いインクが散っている。]
(14) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[ぽたり、ぽたり、ぽたり……。 3階の天井に薄ら赤いインクが染みて、雨漏りのように垂れる音がする。
3階よりも上に現れた虚構、 そこに撒き散らされた赤いインクがだんだんと現実を浸食するように。 あるいは、誰かが流している嘘の色をした涙のように。 ぽたり、ぽたりと、3階の数カ所に垂れ落ちてくる。]
(15) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[校舎の2階、廊下の果て。 本来はただの行き止まりで、どこにも繋がっていないはずの場所。 そこに通路が出来ていて、その先にはもう1つの部室棟が出現している。
部室棟の構造をそのままコピーしたようなその場所は、 床が歪んで傾いており、壁も斜めに生えている。 所詮はここも劣化した複製だ。
そして歪んだ床や壁、天井には、 夕陽を思わせるようなオレンジ色のインクが塗りたくられている。]
(16) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[嘘は、吐けば吐くほど辻褄が合わなくなっていく。]
(17) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[——歪みを湛えながら増え続ける校舎は、
深く考えずに嘘を吐いて、嘘を吐いて、嘘を吐いて、 すぐにバレてしまうような浅ましい嘘を重ね合わせて、 そのせいで、無限に生み出されてしまった虚実そのものだ。*]
(18) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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— チャイムが鳴る前:廊下 —
[>>3:809たくさんはたくさんなので、ぜひ消費してください。 無言で辰美くんの胃袋に期待をかける。 どうやら彼は千夏ちゃんのことは知らなかったよう。]
……うん。 帰って、……受験勉強かぁ……。 なんでそんなモチベが下がるようなことを今……。
[>>3:810言葉を肯定されて心強くなった、その同じ口で、 あんまり思い出したくないことを言われて、 気持ちがしなしなしたけど、笑った。 まだ笑えるくらいにはわたしは元気。]
(25) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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いいよ、いつでも! っていうか3階のCG研の部室はそっくりそのままだし。 今も置いてるよ。
[——というか、今はもう、 わたしたちが活動している形跡は、その作品群ぐらいしか残っていない。
冬になる前に、とっくに終わってしまっていたから。]
(26) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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……センチメンタルになっちゃった?
[>>3:811ちょっと弱気になっているのか、 あの日の思い出話を聞いて、彼の顔を覗き込む。
凄めば鬼のように怖い辰美くんだけど、 あの偽装デート以来、なんとなく彼の人柄がわかったから、 >>3:818あの日の真っ赤な顔も思い出して、こうも気安く話せてしまう。 それは良いことなのかどうか。どうでしょうね。]
(27) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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[>>20ちなみに、美術も料理もなんでもかんでも、 作っているうちに楽しくなってキャンバスが大きくなるタイプ。 図星でした。*]
(28) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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— 2F:教室 —
[黒板にはいろんな情報が書き込まれていて、 どこが新規だったかどうかも分からなくなりかけている。ごめん。
とりあえず端のほうのスペースを拝借して、 『家庭科室におにぎり置いてます』——と、残す。
手に付いたチョークの粉をぱっぱっと払い、
その時、チャイムの音を聞いた。>>#1
いつの間にか、校舎は2度目の夜に包まれていた。*]
(32) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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— 回想:チャイム前のやり取り —
あぁ……あれね。 なんてったって力作だからね。 お気に召したようで嬉しいなぁ。
[>>34具体的な作品内容を挙げられて、少し言葉を濁した。 若菜ちゃんとの共同制作。 もう、関係が終わってしまった親友との。 あの世界観は二度と形作られない。]
(59) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
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さびしいんじゃん。 なーんだ。 ……え、そうなんだぁ。
うん、わたしも寂しい……。
[>>35さびしい、という感情が辰美くんから出てきて、 ちょっと面食らったように目を丸くしたけど、 別にからかうこともなく。だってよくわかるし。]
(60) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
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……お父さん、かー。
[>>36ぷふっ、と少し噴き出してしまった。 まさか同級生にお父さん面されるとは。 ……あ、心乃ちゃんは違和感なくお母さんだった。 じゃあ別にアリか。アリですね。
高い身長を見上げて、 表情は無骨なのに仕草は面白く見える彼に笑顔を向ける。 そうしてから、別方向へ別れるように歩き出した。*]
(61) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
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[チャイムが鳴ったから、 もしかしてまた何かが起こったのかなぁって、 ここまでくれば呑気してるわたしにも分かる。
だから、教室を出て、2階から1階へ。 ……そこで、さっきから気になっていた更なる階下への入り口に、 いよいよ足を踏み入れて、地下1階。
不思議とそこは1階と同じで、窓の外に景色もある。 といっても今は夜だから、見えやしなかったけど。
赤色と黄緑色のインクがびちゃびちゃしているのも気にせず、 てくてく、進んでいたら、誰かが部屋から出てきて、どこかに向かうのが見えた。>>122]
(123) 2020/06/20(Sat) 11時半頃
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— 地下1階:家庭科室 —
[誰かが出てきたその場所に、遅れて入り込む。 >>3:800そこにあったのは——]
……心乃ちゃん。
[——マネキンだ。それは分かってる。 顔はうつ伏せで分からないけど、体型で察しがついた。ごめんね!
背中に刺さっている1本の箒。 それと別に空いた穴から溢れ出る新鮮な血液。 そして、その傍に置かれている、血に染まったもう1本の箒。
>>122ついさっき、1本引き抜かれたなんてわたしは知らないから、 もしかしてさっき出て行った人が刺し殺したんじゃ……? っていう発想に及んでしまう。]
(124) 2020/06/20(Sat) 11時半頃
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[箒が刺さっている痛々しい体を動かすことはできそうにない。 けど、本当に心乃ちゃんなのかって、確認はしなきゃいけないと思って。 やっぱり顔を見るべきかな、って、そっと持ち上げた。 血が両手にべとりと付く。 ……インクとは違う、錆のようなにおいがする。]
……ぅぇ……。
[額にも赤い何かがある。 血液と比較するとわかるけど、これは出血ではない。 十字架。……そして、祈りを捧げているポーズ。
赦しが欲しかったの。ねえ、心乃ちゃん。]
(125) 2020/06/20(Sat) 11時半頃
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[……暖かそうな腕の中は、今は校舎よりも冷えきっている。
マネキンの姿勢をそっと元に戻して、少し離れる。 背中に深々と刺さった箒を、どうしたらいいだろう。
血で汚れて両手をぶら下げて、 少し、そこに佇んでいた。**]
(126) 2020/06/20(Sat) 11時半頃
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[犯人は現場に戻ってくる。 ……とも言いますので、背後からの気配は実に犯人的でした。>>136 一瞬だけ肩をぴくりとさせて、そんなわけないかーと安堵して振り返る。 そこにいた委員長は、大きな布のようなものを抱えていた。]
……あ、そっかそっか。 被せてあげるのね。
[聞けば、マネキンの傍に転がる箒は委員長が抜いたらしい。 それの是非は、わたしには分からない。 刺さったままでも痛々しいけど、抜いて出てくる血もまた痛々しい。]
どうだろ……でも、抜いてあげたいよね。
[いずれにせよ布を被せるつもりなら、抜いたほうがいいか。 もう1本の箒に手を伸ばす。]
(141) 2020/06/20(Sat) 15時半頃
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みんな本当は死にたい、かぁ……。
[じっと考える。 千夏ちゃんも、それを望んでいるらしい仄めかしをしていた。 痛々しい姿になった心乃ちゃんも、喜多仲くんも、 それと同じぐらい心の痛みを抱えていたのだとしても、おかしくない。]
けど、例えそうだったとしても、 みんな死なせて、同じような苦しみを味わわせて、 スッキリして、じゃあ生き返ろーって、 ……人騒がせだよね。
[人騒がせ。わたしが言っちゃいけませんって? そっかー……。]
(142) 2020/06/20(Sat) 15時半頃
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わたし、別に死にたかったとか、全然無いし。 だからきっと、違うと思う。
[ごめんね、人騒がせな呑気者で。 後ろめたさなんて無くて。
もう1本の箒が抜けたなら、 そこからどろっと血が溢れ出てくるので、 少し後ずさってしまった。]
(143) 2020/06/20(Sat) 15時半頃
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[別に、死にたかったわけじゃあないです。]
(144) 2020/06/20(Sat) 15時半頃
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[死ななきゃいけないな、って思っただけ。**]
(145) 2020/06/20(Sat) 15時半頃
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[箒を抜く力を入れながら、委員長とぽつりぽつりと会話を続ける。>>156]
痛そうだし、怖そうだよねぇ。 帰った後に、どうだったか教え合う? どっちが先になるか分からないけど。
[わたしも委員長も、いずれ帰るのだと。 とりあえずは、そういう前提でいる。]
……まぁ、アリかな。 本当に生き返ってくれるんなら。 痛い思いも怖い思いも無駄じゃないってことだし。
[>>157そしたらきっと、 そういうこともありましたね、って、いつか笑い話になるんだろう。]
(174) 2020/06/20(Sat) 19時頃
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……委員長は全然スッキリしてなさそうな顔してるし。 合ってるのかも、違ってるのもかもわからないけど。さ。
あのメールを素直に受け取るんなら、 文化祭の思い出を大切にしてるってことを、 信じて欲しかっただけかもしれないから、 わたしたちは、……「信じる」って言ってあげればいいのかな。
[わたしだって、他人目線で解決策を考えるならこれくらい。 分からないんだ、何もかも。
死にたい思いに心当たりは無くて、 それよりももっと大事なものがあるような気がして、 深く考えようとすると、頭が痛くて嫌になる。]
(175) 2020/06/20(Sat) 19時頃
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[委員長がマネキンの傷口にハンカチを宛てがうのを見守り、 足りないようならわたしのハンカチもそこに足す。
仰向けになって露になったマークとポーズは、 さっきちょっと覗いてしまったものだけど。 布で覆い隠されるまで、何も言わずに見守った。]
(176) 2020/06/20(Sat) 19時頃
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……お疲れ。
[マネキンを覆い隠すという、 ある種の儀式のような作業が終わったなら、委員長に労いの言葉をかける。]
他にも帰った人がいるかもしれないし。 手、洗ってから探してみる。
あ、上の家庭科室におにぎり作って置いてたから。 お腹がすいた時にでも食べていいよ。 たくさんあるし。
[「上の家庭科室」とは我ながら奇妙な言い回しになった。 これからどうするかと連絡事項を伝えて、 話が終われば手を洗いに行くつもり。**]
(177) 2020/06/20(Sat) 19時頃
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そーだねぇ……。
[あやふやな同意。それ以上、何を言っていいかは分からなかった。 >>181メールの内容はどう疑えっていうのか、その話について。 わたしにも同意しかないし、信じるか信じないかっていえば信じるに決まってる。 委員長の感覚じゃなくたって、きっとそう。
続けて、>>183メールの送り主に対して、 やりきれないクレーム……というか、文句があったから、 思わず軽く笑ってしまった。]
そーだね。
[もう1回、同じ言葉を繰り返す。]
(255) 2020/06/20(Sat) 23時頃
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委員長が遺言をメールで送るなら、全部書いちゃう? それとも送らない、かな。
本当のこと、言いたくなかったのかもね。 言っても仕方ないと思ったのかもしれないし、 もしかしたら、恥ずかしかったのかも。
[真実を打ち明けて、もっと死にたくなることだって、 なんとなく、あるような気がするし。
そういう思いを抱えて書けなかったのかもしれない。 たぶん。……あぁ、考えるのが嫌だ。]
(256) 2020/06/20(Sat) 23時頃
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[>>185そうして一通りのことが終わり、別れ際に付け足された一言。]
え、どうしよっかな。
……嘘だよ。内緒ね。
[委員長が死にかけてる人にバカって言ってましたー。 ……って、噂にしてやることもできたけど、 まあ、あんまり面白くないし。
秘密のひとつやふたつ、今更いいよ別に。 軽く手を振って、そうして別れた。*]
(257) 2020/06/20(Sat) 23時頃
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[委員長と別れた後、手洗い場で両手の血を落とす。 赤が、水に溶けて見えなくなっていく。
血の色は赤色。 そして嘘の色もきっと赤色。
その見分けが付くなら良かったのに。 血の色が赤いかどうかは、何の証明にもならない。]
(270) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[嘘を示す色、赤色。
あの子が好きだった色、黄緑色。
最期に見つめていた炎の色、青色。
ひとりきりになった夕陽の色、オレンジ色。
わたしの世界は、色彩で溢れていた。]
(271) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[赤色にどんな色を混ぜれば、真実が示されるのでしょうか。]
(272) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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[——キュッ。
水を止める。 濡れた手を拭こうとして、ミスに気付く。]
……しまった、ハンカチ。
[さっき心乃ちゃんのマネキンのところに置いてきたっきり。 今、手を拭くものがない。
……とりあえず両手を、手術に向かう前の医者のようなポーズにしつつ、 新しいハンカチを調達しに、購買へと。]
(273) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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— 1F:購買前 —
[そこへ近付けば、中に誰かがいるのに気付く。 >>254>>262何か話をしているらしい。 誠香ちゃんと、……あれ?]
男子の格好だ……。
[正体不明の超絶イケメン男子高校生Xがそこにいたので、目を疑った。 いやまあ、わたしは前に見たことあるから知ってるけど。
中に入ろうとして、躊躇ってそこで足踏みをする。*]
(274) 2020/06/20(Sat) 23時半頃
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……………………。
[一応言っておきますと、会話の内容はほとんど聞いていません。 氷室くんが暴露したことも、それを受けて誠香ちゃんが何を思ったのかも。
ですので、]
(306) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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イチャイチャ……してるぅ……。
[水洗いした両手を掲げつつ、 なんか、この、得も言われぬ雰囲気に対して、 介入できない障壁を感じており。
>>298こちらに気付いて手招きされたので、 とりあえず中に入るけど。]
誠香ちゃんとイケメンが……。 撫でたり撫でられたり……。
[ぼそぼそと呟きながら、 ハンカチを探し始めたのだった。*]
(307) 2020/06/21(Sun) 00時半頃
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あ、そう……。 ふぅん……。
じゃあ氷室くん、またデートする? 男子の格好で学校に来たら考えるってわたし言ったし、 もしかして考えてくれた?
[じとー、っと、そんな目で2人を見やりつつ、 わざとらしく、あの日の会話を引用する。>>1:549>>1:728
実際、なんで氷室くんが男子の格好をしているのか、 それは分からなかったし、別にどっちだっていいんだけどさ]
(323) 2020/06/21(Sun) 01時頃
|
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[そんなこんなで、誠香ちゃんが出て行くので>>315]
……ごめん、邪魔しちゃったねぇ。
[少し淡々とした声色で、そう言いながら、 目当てのハンカチを見つけたので、それで手を拭いた。 ……実際、ここに来たのは偶然なのだから、仕方ない。*]
(324) 2020/06/21(Sun) 01時頃
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[>>330ゴミ箱に缶が放り込まれる音にちょっとビビる。 それから、氷室くんがこっちにやって来て、 あっ男子の格好してるとやっぱり圧がある! なんて思ったのも束の間、上半身がぐわんぐわん揺さぶられる。>>330]
わたし悪くないし〜〜〜〜〜! 何の話してたの〜〜〜〜!
[最後にちょっと挑発めいたことはしちゃったけど、 それまでの流れには一切介入していないんだから、 知りません。知りません。]
(334) 2020/06/21(Sun) 01時半頃
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勘違いされるとつらいよね〜〜〜 わかる〜〜〜〜〜 すごくわかる〜〜〜〜〜〜〜
[揺さぶられながら、いっそ開き直りました。 氷室くんの改札前デートトラップの後すっごい大変だったんだから、 その時のしっぺ返しが今になって巡ってきたということで。
……それも大元を辿ればわたしの嘘が原因だっけな。*]
(335) 2020/06/21(Sun) 01時半頃
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[ゆっさゆっさからようやく解放されて、 息を吸って吐いて平衡感覚を確認する。 ふぅ。はぁ。]
……そりゃ、まぁ……。 誤解されたくない人って、いるよ。
[この気持ちはなんだろう。 目に見えないエネルギーの流れが大地から足の裏を伝わって、 ……とは続かずに、なんとなくわかるなぁってことを言う。]
(343) 2020/06/21(Sun) 02時頃
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好きな人には自分のことを正しく理解して貰いたくて、 外見だけじゃなくて中身も引っくるめて見て欲しい。
でも、中身を見られすぎたら、 逆に逃げ場が無くなっちゃって、言い訳できない。 ……そういうことって、あるよ。
[これは実体験だから。 いや、まあ、彼が誠香ちゃんのことをそういう対象としてるのかって、 なんとなく流れでそう思っただけなんだけど。
……本当なら、いや、びっくり。 へぇ……男子の格好をしたら無敵かと思ってたのに。
内心で勝手にしみじみした。*]
(344) 2020/06/21(Sun) 02時頃
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[……あぁ、自覚が無いレベルだったんだなぁ。 >>345>>346そう思って、頭を打ち付けているのをぼんやり見つめる。 止めたりはしない。
青春だねぇ……。 青い春と書いて青春。 青いインクを頭から被ったようなこそばゆい気分。]
(348) 2020/06/21(Sun) 02時半頃
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……うぅん。 本当に嫌われたか、わかんないよ?
もう正直に、好きだって伝えるしか無いんじゃないかな。 ダメでも……誠香ちゃんなら友達として付き合ってくれるんじゃないの。
[恋愛上手に見える彼が、なんだか頼りなく見えてくる。 半分は誠香ちゃんの良心に委ねる形になるけど、 わたしから言えるのはそれくらいだ。
……それに。]
(349) 2020/06/21(Sun) 02時半頃
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少なくとも、好きだっていう気持ちを、 嘘だと思われることは、たぶん無いよ。
[——わたしと違って、正しく生きている人たちなら。
好意も何もかもを信じてもらえなくなって、 取り返しの付かないところに来る前に。 進めばいいんじゃないかな。って、思う。**]
(350) 2020/06/21(Sun) 02時半頃
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[>>355恋愛マスターがなんて有様なのでしょう。 なんて煽れる心の余裕があるわけでもないので、 こちらも困った顔をしながら話を聞いている。]
ずっと受け身だったの? もったいな……。
[彼の女装に至った理由やら、その苦悩やらを知らないので、 「勿体無い」という感想が出てしまう。]
(409) 2020/06/21(Sun) 16時頃
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……そうだ、 前に誠香ちゃんと話した時に聞き出したんだけど、 「居心地がいい人」がタイプなんだってさ。 自然体で話せる相手が好きーってことだよ。
[そういえばそんな話をしたことを思い出した。>>1:440 たぶん、正直に答えてくれていたとは思う。 何かのヒントになればいいね、と提供することにした。]
あ……もしかして。 誠香ちゃんも氷室くんも、そういう気の置けない関係を求めてるんだ。 そっかぁ……。
[恋愛だとか、そういう話を抜きにして。 それなら相性いいのは当然だなぁと思う。]
(410) 2020/06/21(Sun) 16時頃
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[……そうして、油断をしている場合では無かった。 >>360返される質問に、少し怯む。 反射的に答えることはできない程度に、喉が渇いているのを自覚した。
しばらく考えて、何かを誤摩化すように、 口元に手を当てながら切り出す。]
……無い、よ。
[乾いた声を絞り出す。 嘘を吐きたかったわけでは無いけど、そうとしか言いようがなかった。
誤解されたという表現が適切かというと、違う。 誤解される余地が無いくらい、わたしが間違えただけ。
……考えたくない。頭が痛い。*]
(411) 2020/06/21(Sun) 16時頃
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[若菜ちゃんが好きでした。
恋愛的な意味なのか、友情的な意味なのか、憧れ的な意味なのか、 それともそれ以外なのかは、自分でもよく分からない。
わたしも彼女も女の子で、 きっと向こうは、そんなことを意識したことは無いと思う。 愛想を尽かされる瞬間、理解したのだけど。 若菜ちゃんにとっては、かわいい後輩くんのほうが好意の対象だった。
……それでも。 わたしは、若菜ちゃんと一緒にいられれば良かった。 いつもみたいに呆れられても、そういう関係のままで良かった。]
(412) 2020/06/21(Sun) 16時頃
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[もう永久に信じては貰えないけど、好きだった気持ちは本当でした。*]
(413) 2020/06/21(Sun) 16時頃
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— 回想:ひとりのCG研 —
[後輩くんも、親友も来なくなった、狭い部屋。 わたしだけがここに入り浸って、 ずっとパソコンの画面を見つめている。
創作意欲は失われたまま。 ソフトを操作して、何も作れないまま時間が過ぎる。 そろそろ受験勉強の季節。こんなことしている場合じゃない。 だけど、わたしが何かをしなきゃ、本当に終わってしまう気がして。
……いいや、とっくに終わってしまっているのに、 それをなかなか認められないだけだ。
どうしてこうなったんだろう。反省会はぐるぐる、頭の中で巡る。]
(435) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[わたしが悪意を持って、後輩くんを陥れるために捏造写真を作ったのは、 確かに悪いことだったんだろうな。 でも、そんなのは分かってた。
無意識に嘘を吐いてしまうわたしが、意図的に人を陥れたんだ。 その責任は自分にあるってことは理解しているつもりだった。
後輩くんがあんなこと>>2:498を言わなければ、何も歯車は狂わなかった。 わたしと若菜ちゃんの活動を引き継ぐかわいい後輩の男の子として、 卒業までにいろんなことを教えられたし、支えてあげることもできた。
そうじゃなくて、わたしたちの敵だということが分かってしまって、 その瞬間、何もかも壊れてしまった。 引き金になってしまったのは、後輩くんのせいだ。]
(436) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[いや、いやいやいやいや、 違う違う違う違うそうじゃないそうじゃない……。]
(437) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[……そもそも、わたしが若菜ちゃんと同じ気持ちを共有してるって勘違いしたんだ。
これまでも一緒だったから、これからも一緒だと。 そう信じてたんだけど、若菜ちゃんは違っていたらしい。 それに気付けなかったわたしが悪いのかもしれない。
卒業後の進路についても、 一緒にデザイナーをやるという約束はしたけど、 わたしはそこまで自信が無かったし、 迷いに迷って、悩みに悩んで、結局日和っただけで、 騙すつもりじゃなかったし、信頼してなかったわけじゃない。 本当だよ。
若菜ちゃんならそれでも、しょうがないなぁ、って、 いつもみたいに苦笑いで済ませてくれると思ってたのに、 なんで、そうしてくれなかったの。 ここに来て今更、こんなのってあんまりじゃん……。]
(438) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[いやいやいや、だから……そうじゃない。 違う違う違う違う違う違う違う違う…………。 そうじゃないそうじゃないそうじゃないそうじゃない…………。]
(439) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[——結局は自分のせいだと思いたくなくて、言い訳は何度もループする。]
(440) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[ああ、昔から変わらない。 父親のパソコンを壊した罪を、幼き頃の友達に擦り付けた頃から。
たまたま運良くわたしを許してくれる人がいたのに、 その人に甘えすぎて、とうとういなくなってしまった。
どうしてこんな性格のまま18年間も生きてきてしまったんだろう。 どこでバグを矯正すれば良かったんだろう……。
家族は健在で、両親どちらも優しくて、 悪夢を見るわけでもなく、病気を抱えているわけでもない。
それなのに、致命的におかしいものがひとつあって、 そのせいで、失うものがどんどん増えていく。]
(441) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[>>10「あんたにとっての友達って、ただの都合のいい人ってことでしょ」]
(442) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[……困ったことに、これを否定できる理屈が全く思いつかない。]
(443) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[若菜ちゃんと作り上げてきたCG研がダメになって、 じゃあ、わたしは他の場所に縋って生きればいい?
かけがえのない文化祭の時間を過ごした、 3年8組のゆかいなみんなのところに身を寄せればいい?
都合のいい人がたくさんいるから?]
(444) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[……まあ、でも、たぶん、どうせ、また繰り返すんだ。 分かってるよ、それぐらい。
軽い気持ちで吐いた嘘のせいで、いろんな人に不信を持たれた。 迷惑をかけたんだって。厳しく指摘された。 変な噂も広がって、取り繕うための嘘が更に増えていく。 辻褄を合わせるために嘘に付き合わせた共犯者もできてしまった。
所詮は卒業と共に消えてなくなる居場所。 人間関係をリセットして、また最初からやり直し……。
慣れたよ。自業自得だから。]
(445) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[それでも、やっぱり、さ……。
ワガママかもしれないけど、 誰かを好きだという気持ちまで嘘だと思われるのなら、 もう、どうしていいかわかんないよ……。
嘘を吐きすぎたオオカミ少年の話。 言うことすべてが信用されなくなって、そして、その末路は孤独に終わる。]
(446) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[わたしはもう、いろんなものを失いすぎた。 最後に残っているのは、あの文化祭の頃の思い出だけ。
それすら疑われてしまったら、 もう、わたしには何も残らない。]
(447) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[嘘の色は赤くとも目に見えない。 真実の色は何色か分からない。
それでも……、 自分の気持ちが真実であるということを、 証明できる方法があればいいのになぁ……って、
落ちる夕陽を眺めながらひとりで考えていた。*]
(448) 2020/06/21(Sun) 19時頃
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[>>494見抜かれてしまった。 そりゃそうか、もっと上手くやらなきゃ。 固唾を飲んで向き直る。 だって後ろめたいことなんて、何もない。 わたしの抱えているものなんて、何も関係ない。
>>495この感覚、よーく覚えてる。 文化祭準備の時に恋バナに巻き込んで来ようとした女の子たちみたい。 嘘でも吐かないと逃げられない。 だからわたしは悪くない!]
(498) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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わかった、正直に話すよ……。
実は……若林先生のこと、好きだったんだけどね。 恋愛的な意味で好きなのに、こっちのこと子供としてしか見てくれないから。 ……つらいんだ。
[舌はくるくる回って、少し早口になったけど。最後まで言えた。 ああ、喉が渇いて辛い。
顔が赤くなる。焦りで興奮しているから。 だけど、これは照れているからだと思ってくれたらいい。]
(499) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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内緒だよ。 内緒だからね!
[そう言い捨てて、 それ以上を追求されないように、購買から飛び出そうとした。*]
(500) 2020/06/21(Sun) 22時頃
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[>>517出ていこうとしたら、腕を掴まれた。 しくじった。逃げられない。 問い詰めるような視線から逃げようとする。 顔は合わせたくない。]
……嘘じゃ、ないし。 話したくないって言ったら、余計に気にされるに決まってる。
[そういうものだ、って固定観念はどうしても動かない。 目の前の氷室くんはそういうことしないんじゃないか。 いいや、仲の良い人たちの間で知らず知らずのうちに話が広がる。 だって前例がある。]
(526) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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格好は関係ない。 女子でも男子でも変わらないし……。 放っといてよ。ごめん。
[威圧感って意味なら、ごめん、 女子の格好でも男子の格好でもあんまり変わらないや。 どっちかといえば、わたしにとっては、 その男子の格好はいつだったかの喫茶店での問い詰めを思い出す。
手を離されたなら、躊躇わずにそのまま逃げ出した。 視線は合わせない。*]
(527) 2020/06/21(Sun) 23時頃
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