人狼議事


184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


[頭の片隅では1番罪深い"命を持って償う者"を考える。
傲慢な娘は、そんな風に良いようにされるのは好まぬ。
だから傲慢にもそれを利用しようと考えた。

"強欲"自分を脅かした憎い男。
"色欲" 悍ましいまさに罪人。
"憤怒"強欲覚醒の切欠を作ったかもしれぬ。
"嫉妬"淫らで哀れで生きるのも辛いならば死の慈悲を。
"怠惰"何もかも億劫ならばその命を終わらせてあげても良い。

"暴食"の情けない男を除いて、娘には娘なりの相手の命を奪う選択肢はある。
さて、この中の誰の命を使って"償おう?"

────最も、自分の罪は彼らと比べて軽いだろうと未だに信じる娘だが]**


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/02(Wed) 10時半頃




[こんな至近距離で

しかも愛おしい人の部屋の前で。

先ほどは扉の中で彼と睦みあったというのに、今度は同じ扉の外で別の男に迫られているという状況は


ああ……耐えられない。
とてもとても、我慢ならない。]
 
 


【人】 許婚 ニコラス

[折角怯えさせないように、と タイで目を覆ったのに 怯えられてしまえばすべて水の泡ではないか。なんて彼女>>22に文句を言ったところで意味のないこと。

…己の醜さなど、私が一番自覚している。それは空いた眼孔のせいなどではない。

だからこそ、美しいものに執着し 欲するのだ。大切なものは永遠にしてこそ。

振り回されたナイフは伸ばした手に幾つかの傷をつけ、それから顔面を通るナイフが 彼のタイを床に落としただろう。]


────……ッ

[その金糸と額にうっすらと赤をにじませて、突き刺す動きにはすんでで避けて頬を裂くに留まった。

彼女の腕を扉に縫い付けて仕舞えば、その動きが少しはおとなしくもなったか?…それならば先程よりかは美しくも────いや、その声が止まらぬなら変わらない。]


バケモノ?……、…

(24) 2016/03/02(Wed) 20時半頃


[不思議そうに首を傾げつつも、吐かれた唾には…………思わず口元に微笑。


(人形を無意味に壊す趣味はないんですけどねえ……。…一度バラバラにして組み直せば、美しくも見えるでしょうか?)

その後の罵声など半分も耳に入らぬ。
ただ、足音でも聞こえればそのまま彼女の腕を無理やり引っ張り────そうだ、強欲の部屋にでも行ってしまおうか?]


そうそう。私、貴方のことを醜い醜いと形容していましたが、……貴方のその瞳の色は気に入っているんです。屋敷に同じ色のドレスを着た人形がいましてね?……嗚呼、きっと彼女にその瞳は相応しいだろうな、と先程から見ていたんですよ。

[静かに淀んだ瞳のまま、口元だけに笑みを浮かべ 男は饒舌に語る。

他人の人形に手を出す趣味はない。いや、なかった。────さっきまでは。]


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/02(Wed) 20時半頃


[そして、無常にも扉は閉じられた。
真っ暗な部屋に、おぞましい男と二人きり。]

いやぁぁぁあ!!開けて、離して!
出して、出してぇぇ!!!

[少女はまた、悲鳴を上げる。その甲高い声が、男の神経を逆なでしているとも知らず。]


【人】 許婚 ニコラス

嫌だなあ、人を殺人鬼みたいに言わないでくださいよ。

[100回殺したのなら、なんて物騒なことを言う彼女>>26には心外だとばかりに笑う。
自分は殺人鬼ではない。
そもそもこの世は意志を持って動く人形ばかりで、嗚呼人形を壊すことを"殺人"と評価するのなら そうなのかもしれない。────なら、その呼び方は悪くない。

尤も人形は丁重に大切に扱っているが。

黒髪の美しい人形──サクラコが見えたのなら、口元に浮かべただけの笑顔が一段と深まり、彼女に一礼。

扉を閉めるときに、黒髪の警官の姿はあったか?あったとしても、ないとしても。失礼しますとばかりに礼儀正しく一礼をして、扉を閉めたのだろう。
その前にもしも何かが飛んできたのなら、何も庇い立てることできずに当たってしまったに違いない]

(27) 2016/03/02(Wed) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス



……その醜い声を止めろ。煩くて煩くて手元が狂ったらどうするんですか。

[部屋に引きずり込めば、すぐにでも彼女をその辺の壁に縫い付けて。…嗚呼、暗闇のせいでそもそも視界が良く見えない。────手元も危ういかもしれぬ。

……甲高い叫び声は響くが、その動く動きが見えないのは幾分か心地が良い。]


……大人しく、可愛らしく静かに待っていれば悪いようにはしませんから。…ね?

[優しい声音で語りかけるが、彼女の耳に届いているかは知らない。
それでもなお彼女の声が止まないのなら、ポケットから先程しまったナイフを取り出してその口の中に勢いよく突き立ててしまおうか。

────刺すつもりなどなかったが、手元が狂いそのまま刺してしまったかもしれない。

彼女が大人しくなったのなら、満足そうに笑み、それから彼女の頭を撫でてナイフを取り出すのだが。]

(28) 2016/03/02(Wed) 21時半頃

[暗闇の中で、男は少女に『黙れ』と脅す。

しかし少女には男の声など届かない。声が届かなければ会話など成り立つはずも無い。]

出して、出して、いや、あぁぁ!!ここから出して、出して――ひ、ぐ……!?

[暴れる少女に、男はナイフを突き立てた。
男は少女の口の中に突き立てるつもりだったのだろうが、目測は外れ――しかし、あながち大ハズレというわけでもなく。]

耳……がっ、あぁぁ!!痛い、痛い、ぃぃぃっ、ぃぃ"……!!

[ナイフの刃先は少女の左耳を切断した。
根本から切断されて耳たぶの下の部分だけがブラブラと揺れてまるでイヤリングのよう。
血が吹き出し、その痛みと恐怖でますます少女は泣き叫ぶ]



いや…いや、顔は傷つけないで……!
あの人に捨てられる……!醜くなってしまったら、あの人に、捨て……捨て、られ……っ!

可愛いって、い、言ってくれたんだもの!
綺麗だって、言って――

[もはや少女は悲鳴を上げるというよりも号泣していた。見えないながらも必死に腕を振り回そうとするだろう。それがダメなら、足もばたつかせて。それでも男の凶刃は、避けられない。暗闇に目が慣れてきてしまえば、今度は寸分の狂いもなく、貫かれるはず。

舌は切られなかったが、喉の奥を突き刺されて壁に刃先がのめり込めば、少女はもう頭を振ることもできず、悲鳴を上げることすらできない。男の望通り『静かに』はなるだろう。しかし『大人しく』は相変わらずしていなかった。]


[ ──────愛する少女は、大罪人だ。

こんなにも他人に惹かれたことは無い。
こんなにも愛おしいと思ったことは無い。

だが今お前の瞳は何を映している?
嗚呼、駄目じゃないか。
俺様以外を視界に入れては。

勝手に出て行っては駄目だろう。
どうして鳥籠に留まっていなかったんだ。

俺の愛だけでは足りないとでも?
もう、飽きられてしまったというのか?
こんなに、こんなに、愛しているのに!!!!

────嗚呼、アレはなんて罪深い生き物。
お か し く な り そ う だ  ]


[自分の目測では、ちゃんと口に突き刺したはずだ。…はずだったの、だが。
どうやら口に刺した時とは違う手応えに、首を傾げる。

ご丁寧に彼女がどこに刺さったのかを教えてくれたようだ。それなら、ナイフを抜き取りながら 情けなく笑ってみるのだ。]


ああ、すみません。無意味に傷付けるつもりはなかったんです。…だから、そんなに喚かないで?

[より一層喚く彼女に、ほとほと困り果てたように眉を下げた。…尤もこんな暗闇ではまともに見えていないだろう。…噴き出す生暖かい液体に、ああこれでは服が汚れてしまうな などと思い。

号泣しながら「醜くなったら捨てられてしまう」などと喚く姿には……心底不思議そうに。]


…醜く?いえいえ、何をおかしなことを言ってるんですか。はは、変なことを言う人ですね。



今よりもっと、ずっと美しくなれますよ。
約束します。

きっと貴方の持ち主も、綺麗だと喜んで下さるのでは?

[彼女の白い皮膚は魅力的ではあるが、それよりも瞳だ。たとえそれを無くしたとしても、今の彼女よりはよほど素敵になれるはずだろうに!

全て自分の美醜の価値観で測る男は、ケイイチという男が喜ぶに違いないと確信している。だからこそ、真剣に本気の瞳でそう語るのだ。

次第に目が慣れてくれば、腕を振り回し逃げようと足掻く姿が見えるだろうか。
ならば、不愉快そうに眉を顰めて。
自らの足で彼女の足を押さえ込むように体重をかけ、]


…余分な傷を作りたくないんです。だから、大人しく貴方のその美しく可憐な瞳をいただけませんか?

[欲に押されて気が急いてしまったからか、喉元を切るより先に彼女の瞳を、その目尻の方にナイフの切っ先を沈めようとしただろう。

恐らく先程まで縫い止めていた手を離し、彼女の顔を固定しようとして。]


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/03(Thu) 00時頃


[部屋の外では愛おしい彼が怒り狂い、心配しているなどということは、今の少女にはわからぬこと。
ただ、怯えて泣きながらもずっと彼の人のことを想っていたことだけは確かだ。]

ヒック……う、ふぅ、おかしいのは、どっち……ぁぁぁ……っ、この、この狂人め…っ!

[目の前の男は妙に優しい声音で諭してくる。これからより美しくなるのだと言われても、耳に走る激痛の前には説得力などあったものではない。
この男が何をしようとしているのかは未だわからない。まさか目が綺麗だとか言っていることが、目玉をよこせと言っているなどとは少女には理解の範疇外だった。]

え……

[それでも、今度は聞こえた。男は今はっきりと言った。『貴方のその美しく可憐な瞳をいただけませんか?』と。
少女は自らの耳を疑う。……もっとも、片耳しか残っていないが。]



ひぎ……っ、ぎゃぁぁぁ!!

[喉にナイフは来なかったが、その代わりに目尻に突き刺さる鋭い痛み。逃れようとしてもしっかりと頭を掴まれてしまっている。
もはや逃れられない。
それでもこの男は 本 気 で 少女の瞳をえぐりだそうとしていることに気がつけば、少女の慟哭が響く。]

いや、いやぁぁぁあ!!!痛い、痛い痛いいたいいたいいいいいいやぁぁぁぁいあああ!!、助けて、たすけっ、て……ケイイチさ、ま…!たすけ、て……いたいぃぁいやぁぁぁあ!!

[自由になった手で男のナイフを持つ手をどかせようとしたり、自由を奪われた足を動かそうと必死だ

それでも、やはり。

少女は無力。
男の力には敵わないのだ。

今まで彼の『人形』に"された"61体の女達のように]



狂人?…いやいや、おかしいのは私ではないでしょう。

[耳の傷は計算外だ。後でそのケイイチという男に会うことがあれば、詫びておこう。ああ、でも片方だけになった耳も美しいかもしれない。

男は元々美醜の価値観がおかしいのかもしれない。いや、冷静に考えたらおかしいに決まっているのだ。今まで肯定してくれた人物などいるはずもなかった。

男の人形はその殆どが元の人間の形など保っていない。────もっと言えば、妻と娘以外は元の人間の形など保っていないのだ。
腹部に穴を開けてはそこを眼孔に喩え、美しい琥珀色の瞳を沈める。その瞳が此方を覗けば男はより一層感激してその人形を愛でる。
手の美しい女性に会えば、その手はより美しい人形へのプレゼント。増えればさらに美しい。]




そんなに動いたら折角の美しい瞳が壊れてしまいますよ。……痛いですか?それはね、まだ貴方が美しくなれていないからです。貴方がより美しさを望みそれを手に入れればきっとそんなものを感じることもなくなりますよ。それこそ永遠で美しくて、嗚呼そうなった貴方を愛してみたくはありますがきっと叶わないのでしょうね。ああそういえば、先程見かけた少女がね。自らその美しさを手にしようとしてくれたんですよ。素敵なことだと思いませんか?ほら、漸く私の思いも報われました自分からそれを望んで命を絶ち完全な美を手にしようとしてくれるなんてねえ素敵でしょうでも残念なことにこの空間には生しか許されないようで本当に残念彼女は美しくなり損ねた嗚呼でも静かになった彼女はより完全美しい貴方もすぐに綺麗な人形私が全部きれいにして貴方もすぐに美しい彼女もきっと残念に嗚呼……貴方もそう思うでしょう?




[にこりと微笑んだ。

男は笑顔のままヨーランダの瞳の際に、目尻からナイフを入れ そして、彼女に語るのだ。
それこそ、欲しいものをようやく手に入れられた子供のように無邪気な微笑みで。────暗闇に目が慣れたのなら見えたろうか?いや、泣き叫び痛みに震える彼女には見えなかったかもしれない。

それでも男の手も、口も止まることなく。…これほどまでに男がお喋りになったのは、いつぶりだろうか?家族を失った今、────いや家族がいた時は男は物静かな人間だった────人形相手にしか饒舌にならぬ。

そのまま周りの肉と眼球を引き離したのなら、眼球の裏側までナイフを回し繋ぐ神経や筋肉を全て断ち切ろうとしただろう。]



もう少しあいつに似てたら
”黙らせたい”とは思ったかもな


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/03(Thu) 01時頃


(おかしい。

     おかしい やはり  変だ

   この男は変だ     いや 狂 っ て い る

 痛い 痛い痛い!!!
       ああ、なんて酷い痛みなのだろう!!

 刺されたところが 痛くて 苦しくて 

  ああ 私の瞳が奪われてしまったら もう二度とあの人を見ることはできないのね
 可愛いと愛おしげに見つめてくれるあの瞳をもう見つめ返すことはできないのね
 
 きっと目を失った醜い私は彼に捨てられるんだわ。きっとそうなのよ。そしたら私はもう二度と もう二度と 愛されることはないんだわ……――

ああ、憎い。憎い、妬ましい。
どうして私ばかりが こんな目に遭うの?

 どうして 私ばかりが こんなに 不幸なの――……?)


[嘆く少女の不幸は、全て、自業自得。

愛おしい人に何度も刺され、殺され、遊ばれた時には嬉しく思った痛みでも、相手が違えば吐き気がするほどの恐怖と痛みを伴うということを少女は身を持って知ったのだった。

けれど、それは当たり前のことなのだろう。

なぜなら、あれほど義父に抱かれることが嫌だったというのに、相手がケイイチだったのなら喜んで体を開いて抱かれたのだから。

そのうち少女は血の涙を空虚な穴から流すのだ。眼球がなくなっても、人の体は涙を流せるものだから。

男の言葉も、少女には死刑の宣告のように聞こえた。まるで身に覚えのない罪状を挙げ連ねられて、執行を待つだけの罪人のような気分。
いずれこの男にそんな思いを味あわせてやることはできるだろうか]



ひっ、ぎ……!!

[男の見せた子供のような無邪気な笑みなど見えるはずもない。少女は必死にナイフの侵入を拒むために目を閉じていたのだから。

しかしその努力も虚しく、こめかみと眼球の間に入ったナイフの刃先は、まぶたを突き破ってまず涙液に浸った。その薄い膜を超えたあとは角膜へと到達する。
しかし眼球を傷つけることなく手に入れようとする男は、前眼房までは傷つけずに、角膜の被害ですら最小限だったに違いない。
シュレム氏管を経た後に眼孔に沿って刃を滑らせ、上直筋と下斜筋を切り落としたのだろう。
外側の筋肉が切れたことによって、少女の目玉は内側の眼筋に引っ張られてぐるんと裏返る。
そうしたなら眼球の裏側が丸見えだ。
きっとすぐに上下と内側に残るの筋肉と神経も切断できたことだろう。
尤も、その作業をするにあたっては少女の上瞼と下瞼が非常に作業の邪魔をしたようだから、まずはその邪魔な皮膚を切り落としてしまったほうが早かったかもしれない。]

う"ぁ……あ……ぁぁ……

[そして片目の作業を終えた頃には、少女は大人しくなっていたはず。
あまりの恐怖と絶望と痛みに耐えかねて、気絶をしてしまったようだから。]


[そう、まだ気絶である。死んではいない。

故に、男にとっては幸運なことに(少女にとって実に不幸なことに)、処理を終えた片目を放置したままもう片方の目へと作業を進めても問題はなかったようだ。再生はまだしていない。

筋肉と神経を切断した目玉を繰り抜くのに、手慣れた男であればさほどの時間は要さなかったはず。
慣れぬナイフ一本だけでは、いつもと勝手が違ったかもしれないが。]


[きっと彼女の心の声が、その一部だけでも聞こえていたのなら、彼女にそんなことはないと語ったに違いないのに。
瞳がないと悲しむのなら他のものを埋め込めばいいし、その穴を醜いと恥じるのなら縫い合わせて仕舞えばいい。

────元の持ち主が愛さなくなったのなら、より美しくなった彼女をこの男が愛すだろう。

尤もそんなもの、彼女には必要がないのだろうが。]


…それでね、娘は昔からその人形がお気に入りで寝るときもずっとそばに置いているんです。可愛らしいでしょう?でもねその人形をベッドに入れるのは止めなさいと何度言っても聞かなくて。ああ、そんなところも可愛らしいんですが。もうすぐ社交界デビューなので新しいドレスを新調しなくては。ああ、貴方の瞳のように鮮やかな菫色もいいかもしれません。少し落ち着きすぎてますかね…似合うと思うんですが

[男はベラベラと口走る。
ナイフの侵入を拒むようにその瞳が閉じられたなら、当然その邪魔な皮膚は切り落とす。作業の効率化を図るなら周りの皮も少しだけ剥いてしまったかもしれない。
そうすれば筋繊維を切り落とすのさえ簡単に行えただろう。


それまでの動きは、食事の先の食器の手さばきのように手慣れて、暗い中とはいえど正確に切り落とした。角膜が傷ついていないのなら、美しさを保てる。

片目の作業を終え、彼女の顔を笑顔で覗き込めば…すっかり大人しくなった姿に"美しさを受け入れた"と考えたようだ。]

嗚呼、やはりこの瞳は本当に美しい。菫色の瞳ってなかなかお目にかかれないんですよ。私の家には未だ一人もいなくてね。私はなんて幸運なんだろう!貴方の瞳が菫色で良かった

[手に入れた片方の眼球を愛おしそうに眺め、頬を染め、血液のついたそれに愛おしげに口づけをしたか。…大切な大切な瞳。
それこそ宝物を手に入れたかのような笑顔で。

それから胸ポケットから白いハンカチーフを取り出すと、大切そうに包んだ。]


…嗚呼、貴方もやはり美しい方が良いですよね?貴方とは話が合うかもしれません。ふふ、先程よりも凄く美しくなりましたよ。

[すっかり動かぬ彼女を、そっと床に降ろした。────先程から暴れる姿を抑えるには立てたほうが早いが、本来寝かしたほうが作業は楽だ。

そうして、彼女のもう片方の目尻にナイフをまた沈ませ 鼻歌交じりに切り込みを入れてしまおうとしただろう。]


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/03(Thu) 03時頃


[もし男の考えが聞こえたのなら、少女もまた、こう思っただろう。

『金髪の男は願い下げ』と。

たとえ瞳の代わりにキレイなガラス球をはめ込んだとしても、すでにその水晶は少女に光を与えないのだ。だが、まぶたを縫い合わせでもしたらますます醜い顔となってしまうだろう。

少なくとも少女の美的感覚からすれば、"目玉を失った自分は醜い"のだ。この両者の思考はやはり交わることはないのだろう。
"受け入れている"だなんてとんでもない勘違いも、気絶している今では訂正することもままならない。]

あが……っ、が……うぅ……

[気絶しながらも、突き刺す痛みには時折生理的な痙攣が見られた。それでもまだ少女がショック死をしないのは、皮肉にも日頃から痛みに慣らされてしまっているせい。]



ケイ……イ――……ぁ……

[意識を失いながらも、彼の人の名を呼ぶ。
男がペラペラとなにかしゃべり続けている声など少女の耳に届くはずもない。]

ふ……ぁ……ぁ……、あつ……ぅ……ぃ、あつ、……

[痛いというよりも、熱くて仕方ない。
もはや過ぎた痛覚は神経が切断されてしまっているようで、痛みは熱に変わって伝えられていた。
燃えるような熱とそれに反比例していくかのような体温の低さと寒さに襲われた少女は、だらしなく舌を垂らし、唾液で自らの頬を濡らす。
もはや暴れることもままならないならば、その体は地面へと押し倒されて男に体の前をすべて晒すだろう。
少女の薄汚れていたワンピースは、元から真っ赤であったかのように血で染まっている。]


[片目を失った少女の眼光は血で満たされ濡れに濡れる。
そしてくり抜かれた目玉の部分はポッカリとした穴が空いていた。
まるで眼球を失った寂しさを埋めて欲しいといわんばかりに、物欲しげにねだっているかのようだ。]

は……ぁ……あ"あ"……ぁ"……あつ、ぃ……あつ……

[むろん、今の少女に意識はない。

それでもまだ先ほどまでの恐怖と痛みに体がヒクヒクと痙攣し、吐息も荒く、更にはナイフを持つ手に自ら手を伸ばしていた。それは少女からしてみれば男を拒もうと伸ばされた手だったのかもしれないが、意識もない状態では『もっとして』とでも言うかのようだ。
やがてもう一つの目玉も男の手中に収まってしまえば、そこには空虚な穴が二つ、並んでいただろう。]


[突き刺し抉ろうと周りの筋を切ろうとするたびに、ビクリビクリと震える体は────気持ちが悪いな、と目を細めたか。
口から漏れる声さえも、男にとって気が狂いそうなほど嫌いなものだった。

恐らく筋肉が弛緩して自ら制御することができていないのだろう。舌を垂らす姿が目に入ったのなら、その姿に微笑んでみせたのだ。
嗚呼、これで動きさえしなければ最高。

彼女を床へと下ろすことが叶ったのなら、床へと腰を下ろし────慣れないから不恰好なのは仕方あるまい。────人形の頭を自らの膝に乗せただろう。]


……。…どうかしました?

[荒い吐息、動く体。
────生が感じられるものは美しくない。

その手が伸びたのなら、男は一度ナイフを眼孔に沈めたまま手を止めて。その彼女の手を取ってみようか。

美しい眼球が埋められていたはずの、片方の眼孔は────そこを満たす赤さえ愛らしく見えて。己にも同じような穴が空いてしまったのだが、それすらも忘れているようだ。]




…本当に美しい。

[更に静かになればより美しくなれるのに。ああ、確かこの空間には死が存在しないのだ。────何とその残酷なことか。

死が無ければ人は永遠に美しくなれぬまま。

「もう少しですから」と言わんばかりにその手の甲に口付けをして、それから再びナイフを手に取りもう一つの眼球も手にしようとその刃を進めただろう。

…そうして手に入れたのなら、嬉しそうに微笑みまた白い布の中へ。

二つの穴が空いた"美しい"人形の頬を撫でるのだ。]


[ 少女は、死へと向かってゆく。

あれほど痛くて苦しくて泣き叫んでいたというのに、今では痛みもわからない。
血が流れすぎてしまってもはや少女の体温は人のそれではない程だが、これもまた再生すれば『治る』のだろう。]

…ひ…し……

[押しのけようとしていた手も力なく崩れ落ち、荒々しかった呼吸も徐々に弱まっていく。そして少女は男の安否を尋ねる声には]

……101回……死ね……

[呪いの言葉を吐きながら、少女は絶命した。

結果として少女は、死を持って完成だと考える男に二回も死を与えてしまったのだった

目玉を持ち去られた後のことは、少女の与り知らぬところ。宝物を手に入れた男が本体には興味なしと部屋を出て行くなら、強欲の部屋には血まみれの娘が一人、ただの屍としてそこにあるのみ。*]**


ああわ……………っ

[咄嗟に紡ごうとした質問は"貴方は何者ですの?"
しかし舌を失い明瞭な言葉を無くしている今、言葉を紡ぎ掛けて眉を吊り上げた。片手で口元を押さえては、憎々しげに宙を睨む。

────"聞く"だなんて、態とらしい。此方を嘲るつもりなのか。

わなわなと震え羞恥と怒りに頬が染まるが、固く瞳を閉ざすと先ずは念じてみる]

"貴方は何者ですの?"
"何故ここには死がありませんの?"
"私は元の世界に────"


[彼女の菫色の瞳を手に入れた。

ああ、その美しさたるや。

暗闇のせいで色ははっきりと分からないが、それでもその美しさは分かる。きっと血がたくさん抜けて青白くなった彼女自身も、美しいに違いない。

そう、宝物なのだ。]


…101回?面白いことを言いますね。……嗚呼、もしかして眠ってしまわれましたか?素敵な人形、本当に貴方は見違えるように美しくて愛らしく見えます。でも────ここでは、こんなに素敵なものをすぐに醜く変えてしまう。…嗚呼、なんと酷いことを。……こんなに美しいのは、今だけですね。

[眼球を包んだ白い包みをポケットへとしまうと、血の気の失せた少女の額に口づけをして、それから抱き上げただろう。
死体には興味なし?────まさか!大切な人形はしっかりと己の手で持っていなければ。抱き上げたまま、扉を開け────明るい広間の方へと戻るだろう。

それこそ、満足そうな笑みで。

男の服は暗闇だからよく見えていなかったが、きっと白いシャツも見る影のないほど赤く染まっているに違いない。]*


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/03(Thu) 16時半頃


[ もし少女が生きていたなら、また悲鳴をあげていたことだろう。

まさか憎い仇に抱き上げられてしまうとは!

ぽっかりと空いた両目の穴からは夥しい量の血が流れて、もはや少女の顔もわからぬほど。白かった髪は頭頂部の一部を残して真っ赤に染まり、服に至っては血が滴り落ちている。
憤怒の部屋から広場までは、血痕の道標が続いたことだろう。


絶命した少女は、未だ意識を取り戻さず。]
 


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/03(Thu) 18時半頃


【人】 許婚 ニコラス


[美しい人形を抱え上げる。先ほど抱き上げた人形より重く感じるのは、そもそもの大きさから違うからだろう。
明るい広間に足を踏み入れれば、さらにその美しく青白い肌が見えて その中心に2つ空いた赤い穴が可愛らしく覗く。>*29

抱き上げたまま広間に来れば、彼女を探す者とあったか?

いや、会わなかったとしても そのまま扉が開いたことに気づけば彼女を抱えて入ってしまおうか。]

(61) 2016/03/03(Thu) 19時頃

【人】 許婚 ニコラス

[美しく姿を変えた人形>>67を大切そうに抱き上げて、部屋を移動しようと進む。
二つの赤い穴がこちらを眺めているのなら、「そんなに見つめられたら恥ずかしい」とでも言うように頬を染めたか。

突然の声>>66には顔を上げ、その騒音を不愉快そうに見たか。全速力で向かってくるその姿には少し反応が遅れる。]


……わ!と、と…

[が、繰り出された拳を避けようとするくらいの余裕はあったようだ。掠ったのなら眉を顰めただろう。
当たっても当たらなくてもきっと驚いて人形を落としてしまいそうになっただろう。────当然、落とさないように抱えなおした。先程は思わず落としてしまったから、落とさないようにしっかりと抱き締めていたのだ。]


危ないですね…。彼女の持ち主、貴方でしたか。どうぞ、お返ししますよ。…あ!すみません、彼女が動くものだから耳を壊してしまって…

[か細い肩を無理やり剥がそうとするなら、優しく彼女を彼に抱き抱えさせようとする。そんな乱雑に抱いてしまっては、人形が壊れてしまうじゃあないか。

申し訳なさそうに眉を下げながら、彼の手に人形を預けようか。きっと二つ空いた赤い穴も彼に覗けるはず。気に入ってもらえるといい]

(68) 2016/03/03(Thu) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス

[毟り取られればその粗暴な様子には溜息しか漏れぬ。その様を見つめれば────何だかララに会いたくなった。

その小さな体を抱き寄せて抱き締めてあげたい。

早く帰って、また家族三人で晩餐をするのだ。リゼットは赤ワインが好きだから、特別良いものを開けるのも良いだろう。]


……。

[思い浮かべては微笑んで、その白い部屋へは一人で向かおうか。]

(73) 2016/03/03(Thu) 22時半頃

サァサァ皆様、罪深き者を示し其の者に自らの罪を背負わせ給へ。

斯様な瑣末な宴に相応しき滑稽な顛末は、皆様の手で。


[少女は糾弾する。【強欲な男 ニコラス】を。

名前がわからないので「あの男」としか言えず、目が見えないので指を指すこともできないのだが。】


【強欲の男、ニック様】

[あの女と同じであるのか癪ではある。
しかし、矢張り"何もされなかった"色欲の男より、"自分の喉を奪うに至った"男の方がより罪深いだろう。
人知れず、娘は一票を投じる。
そして、そっと辺りの様子を伺うのだった]**


【人】 許婚 ニコラス

[白い部屋に着けば、もう何人かその部屋に集まってきていて。美しい人形の姿を見つめれば、血が跳ね返り少し赤の飛んだ頬を緩ませ微笑んだに違いない。

全員が揃えば、扉が音を立ててバタンと閉められ────響く、声。

(罪深い?……嗚呼、すっかり忘れていた。)


フォンブリューヌ邸には愛しい妻と娘が待っている。早く帰らないと、きっと寂しさのあまり娘なんて特に泣いてしまうだろう。リゼットだって、帰りが遅いときっと凄く心配する。
帰るには、誰かを糾弾せねばならないのだ。

男は今の今まで忘れてしまっていた。生憎そこまで彼らのことを調べていない。調べられたのは【色欲】の罪を持つジェフくらいだろうか?

だから、その指は当然色欲に向くことだろう。

強欲の席に向かい、そして指を向けて────……]

(100) 2016/03/04(Fri) 13時半頃

【人】 許婚 ニコラス

「そんなの、決まってるわ……!」

[醜い叫び声>>92。ふと、その声に顔を上げた。嗚呼、せっかくの綺麗な穴を隠してしまうなんて。それで醜い声を上げる姿には溜息しかない。

あの女はきっと美しさがわからないのだろう。感謝されこそすれ、糾弾される謂れはない。]

……心外ですね。

[全くもって不服であると言わんばかりに肩を竦めた。煩く喚き立てる声には苛立ちが募る。

煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い。

嗚呼、こうして人がたくさん集められてしまうとその煩さはますます増していくようだ。この場で黙らせてしまおうか。喉を潰さなかったのは失敗だった。
喉を潰して声帯を抜き取っておけば、きっと美しい人形になったろうに。彼女がその美しさを理解しなかったとしても、絶対に美しいものになったのに。

ほら、あの女が喚くから美しい人形まで>>99動いてしまった。]

……ああ、だめだ。だめだ。醜い……

[男はぽつりと呟き頭を振った。その指は未だ誰にも投票せず。]

(101) 2016/03/04(Fri) 13時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/04(Fri) 13時半頃


[     【怠惰】を示すボタン。]


[だから俺にとってはあの金髪男が

【”色欲”の男が最も罪深き者だと】

身勝手な言い分だとかは知らない
俺がそうだと思うのだから
そうして何も言わずに《色欲》のボタンを押しては他の面々の様子を見ているのだった]


【人】 許婚 ニコラス


…早く、家に帰らないとね。家族が待ってる。

[ポツリと呟く。先ほど手に入れた瞳、それから美しい人形は持ち帰るつもりではあるけれど。───新しい"おともだち"にきっと娘も喜んでくれるはずだから。

家に帰ったなら、今日は侍女に盛大な料理を言付けよう。静かな部屋で愛する家族に囲まれて。…今日は良いこともたくさんあったが、酷く疲れたから。

そうしよう。
早く帰ろう。

煩い声が止んだ>>108のなら、深く息を吐いて。]


…誰かしらに、入れないといけないんですよね、これ。なら────貴方にでも入れましょうかね。

[そうして見たのはケイイチ[[who]]のこと。
何てことはない、ただの気まぐれ。指はまだ動いていないのだから口だけだ。

自分さえ帰れれば、美しい人形が手に入れば、他のことなんてどうでも良いのだ。]

(110) 2016/03/04(Fri) 20時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/04(Fri) 20時半頃


【人】 許婚 ニコラス



ネコ…?貴方は人間でしょうに。何を仰っているんですか?何のことだか分かり兼ねますが……

[嘲っているのだろうということは、その笑いでよく分かる。首を傾げつつも、不愉快そうに眉を顰めた。元より性経験は妻としかないのだから、当然その知識も明るくない。

この男>>117>>118、余程育ちが悪いのだろうと勝手に算段をつける。]


……出来れば私に入れないでいただきたいですね。娘と妻が、家で待っていますから。

[相手の下卑た空想など知らぬまま、溜息交じりに呟いただろう。]

(120) 2016/03/04(Fri) 22時頃

[ ダンッ!!

苛立ちのまま殴った台、
手の下には【傲慢】のボタンがあった。]


【人】 許婚 ニコラス

シモネタ?というのは?

[その言葉>>129すら知らない。軽く聴き返しながら、男はそっと台に目をやった。

そこには光る四角がいくつか並んでいる。
その上にある文字が、その罪深き者とやらを決めるのだろう。

────男にとっては心底どうでもよかった。

まさか美しい東洋人形が>*32自分に投票しているなど夢にも思っていない。何故なら、自分が与えた美しさに、彼女は共鳴し受け入れ喜んでくれたのだと信じて疑わないから。

故に、男は自分が死なないのなら誰が死のうと変わらぬことだとばかり。

嗚呼、美しい東洋人形だけは持って帰りたいのだ。この手でさらに美しく変えさせたい。なら、彼女は無しだ。

他は?

男の死体など見たところで何の感情も湧かないだろう。だろう、というのも 今まで見てきた死体に全て無感情だったという経験則からだ。
────せっかく美しいものに変わるのなら、女性が良い。]

(131) 2016/03/05(Sat) 00時半頃


[男はそっと、【嫉妬】のボタンを押した。

最後まで私欲に塗れ、どこまでも美しいものを求める男だからこその決断。

タイが落ちて曝け出された空洞、それと逆の瞳に微笑を浮かべて男はそのボタンを押したようだ。]


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/05(Sat) 00時半頃



(あの男のボタンはどれですか?
……これですか?わかりました。ありがとうございます)

[嫉妬の台に移動したのなら、コソコソと彼と言葉を交わしながらボタンの場所を聞いて【強欲な男 ニコラ】にしっかりちゃーんと、自分の指で押して投票をしたのだった。]


<ソンナノハ全部、嘘ダケド>


<嘘吐キ、本当ハ自分ガ死ニタクナイダケ。
罪ナンテドウダッテ良インデショウ?>


呵呵、愉快。……さて、罪人達から後ろ指を指され その罪が許されないとされた人物が決まった。

【強欲の者、ニコラ・ド・フォンブリューヌよ。】
その身をもって、全ての罪を背負う贄となり給へ。

……さて、残された可愛い羊達よ。君たちの今までの罪は全て赦された。
帰るための道筋を教えよう。


「鍵は最も罪深き羊の中」


[余計な手を下される前に、
特効薬となる"肝"を頂かなくては]
**


【人】 許婚 ニコラス


……はい?

[空から再び響く声、目の前の表示が変わる姿。
嗚呼、確か【強欲】は自分を示すのだ。今、あの声が自分の名を呼んだのだから。

何てことだ。この者たちは何故私に入れたのだ?自分はただ好きなものを愛でて、好きなものを求めただけではないか。

────まさかその結果が2票反映されているとは夢にも思わず。]


待ってください、困ります。娘が、ララが待っているんです。…私がいなくなったらララもリゼットもひどくさみしがる!!

[男は焦る。
"死"は人を美しくする。……確かにそうだ。
それはそうに違いない。兄は死んだことで母だけでなく親類全てに大層悲しまれた。

────だからといって、愛する妻も娘もいないこの場所で死ぬなんて、そんなことは許されない。

下品な男の上げた気軽な声に、視線をそちらに向ける。]

(142) 2016/03/05(Sat) 12時半頃

【人】 許婚 ニコラス



巫山戯るのも、大概に────!?

[男に刃が向かっていること>>139に、気付くのが遅れたのだ。
視線をそちらに戻した時に避けようとしたところで、内臓を避けるように脇腹に刺さることしかできない。…尤も、リンパ腺の集まる右腰に刺さったのは不幸だが。]


……ッ、!!!こ、の…人形は、大人しく…!!

[上へと引き裂かれるような痛み、薄らと浮かべられた笑み。────全てが鬱陶しい!
男は小刀を握る彼女の手を掴み、その動きを止めようと試みる。痛みで震える手では彼女との筋力差は拮抗するだろうか?]

(144) 2016/03/05(Sat) 12時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/05(Sat) 12時半頃


[それはとても、とても。
       ──理想的じゃあナいか。]


[ぐらり。]

ヒャヒャヒャ!!!コンナンシカ持ッテネェカラサァ!!!!

[笑い飛ばしてカッターを取り出しチキチキ、と出し入れをした。]**


【人】 許婚 ニコラス

[その後、美しい東洋人形の凶刃は抜き取れたか。いや、刺さったままその手を止めていたとしても、それがさらに深く抉り込んでいたとしても、男はその膝をつくことなどなかっただろう。

激痛とサクラコからの攻撃を止めるのに必死。

後ろになど注意が払えるわけがない。]

…っ、く…!

[そう、払えるわけがないのだ。]

────は、ッ!!?

[後ろからの攻撃>>154は直撃し、やや前のめりになり更に刃が右腰を貫く。小刀の殆どを食すようにして、体に沈んでしまったかもしれない。

黒髪の警官の軽口など聞こえない。
ただ痛みに顔を歪めて、空洞がぐしゃりと微かにひしゃげる。]

こんな、こんなとこで死ぬわけには、いかないんだ…ララに、贈りたいものがまだ、こんなに…!

[荒い息の中呟いては、前のめりに倒れかかり────もしかすると女性を押し倒してしまったかもしれない────、起き上がろうと手を床についただろう。]

(155) 2016/03/05(Sat) 16時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/05(Sat) 16時頃


[それにしても、おとなしくて可愛い(ケイイチ)だとか、それに親しげに答える女(ヨーランダ)だとか。
罪人共が片腹痛い。
先程から寄り添う2人が淫蕩な行為に耽っていた可能性を知り、しかし恋愛結婚など縁遠い時代に居たからこそ彼らが酷く奇異に思えた。
あの2人は偶々同じ時代に生まれでもしていたのだろうか?
もしそうでないのならば────]

(……アレもアレでまた罪なのでしょうね。
腹の中の子供殺し、時を越えて男を誑かす汚れた女。
まるで稀代の毒婦のようですわね。

────そう言えば、その毒婦は女性としての部分をホルマリン漬けにされたのでしたわね。
そっくりですわね、瞳を奪われた白髪女も)


[憐れみと、蔑みと、 侮蔑。
傲慢な娘は特に女に呆れ、哀しみを覚えるのだ。
哀れな女。────愚かな男。
今がどんな時か解っていないのかもしれないが]

(どうせならば、"最も罪深い者"が決まった今。
すべての素性を明らかになさっては如何?
生まれた時代も国も罪も何もかも。
────この男だけ晒されるのは、答え合わせには足りないのではなくて?)

[小刀を奪われぬようにしながら、そんな事を念じたがあの"声"には届くのだろうか。
まあ届かなくても良い。罪状が知らされずとも良い。
ただ、そんな事を思っては矢張り薄らと笑うのだ]**


【人】 許婚 ニコラス

[その刃が上向きから下向きに力が加わるのなら、変わったその瞬間 肉が大きく引き裂かれる音でも聞こえただろう。それは、刃のような鋭利なもので綺麗に切れる音ではなく、無理に引きちぎったように。

その痛みに眉を顰め、瞳を歪め、ナイフを掴む手が緩んだ。…恐らくその時にナイフは引き抜かれたのだろう。

────だとしても、前からの攻撃ならば……"女性"だからと躊躇しなくて良いのなら反撃は容易い。]


ふ、ざけるなぁ!!!

[そのブーツが振り上げられるより先に、男は彼女の腹に向かって左足裏を押し出すだろう。…嗚呼、こんな糞人形壊れてしまったところで後で直せばいい。壊したって直せばいいんだ。

至近距離なのだから、当たればそれなりに距離を離すことができただろう。

その興奮と、治らぬ激痛に顔をゆがめていれば────きっとケイイチからの攻撃を避けることはできまい。(>>155)]

(158) 2016/03/05(Sat) 16時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/05(Sat) 16時半頃


【人】 許婚 ニコラス

[黒髪の警官>>159に転ばされれば、膝が地面に着くその直前に腕を着き、なんとか踏みとどまろうとしただろう。

────が、それも相手が腰の上に乗ったなら そんなことは叶わぬまま。

ベシャリと無様に地に頬が着いただろう。後ろから攻撃を受けたのなら、恐らく後ろからのしかかる方が楽だったはずだ。]

…ッ、この……!!

["俺たち"という言葉が耳に入れば、ちらりとその視界にあの煩く喚き立てる人形の姿を捉えようとしたか。

腕は押さえ込まれぬよう抵抗して、叶うならそのまま相手に掴みかかるつもり。]

右腕も何も、貴様などにやるものか…!

[嗚呼、痛みのせいで全く冷静でいられないのだ。それに何より、こうして動きを封じられるのが我慢ならない!やはりこの男は障害だ、と声には出さないものの視線を向けた。

「生きて動くこと」を含めて素晴らしいと彼が形容するならば、そんな美は紛い物だと嗤っただろうに。
人形は、動かず話さず、一片たりとも生を感じさせず普遍的な美があるからこそ素晴らしい。女性に限り。

……ある意味、限らないのかも、しれないが。]

(161) 2016/03/05(Sat) 18時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/05(Sat) 18時頃


【人】 許婚 ニコラス


……ッ!げほ、……!

[素直に転ぶなど誰がするものか。抗ってみたはいいが、蹴り上げられてしまえば、(>>162ケイイチ)簡単に胸を上に向けた状態で転がる。
脇腹にはナイフを無理やり引き抜いた時の傷と、先ほどの傷の二つがあるのだから、きっと白いシャツの下半分は血に塗れて赤く染まっているだろう。

顔面にはぽかりと空いた空洞が1つ。傲慢な女に取られたそれは、不便ではあるがまだ1つある。

…尤もそんな指摘、されたところで抵抗の手は止めることなどないのだ。相手の気が緩んだ隙に手首を取って仕舞えば、ほら何もできまい。もがくのなら、尚更離す気などなく 寧ろ相手の手首を更にきつく握り締めた。]


離すわけ、……退け!!

(166) 2016/03/05(Sat) 20時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[まさかその抵抗が、彼を喜ばせているなど思わず。
────死に場所は此処ではない。
その想いだけが今この男を動かしているのだ。きっとこれが妻や娘の前ならば抵抗どころか神に背き自ら命を絶つこともしただろう。
だが、此処ではないのだ。

子供のように目を輝かせるこの男の手を握りながら押し返す。そのまま出来ることなら体勢ごと押し返してしまうつもりで。]


っ、悪趣味な…!!…そんなものに何の価値があ"ッ、!!!

[腹部に走る鈍痛と、それから重圧。一瞬とはいえその感覚は 血液を無くし既に体力を消耗しつつある男には、効き目があった。(>>163)

勢いよく降ろされたその瞬間に、手首を握っていた力が弱まる。きっとその隙に抜けられてしまったに違いない。]


……は、ぁ……くっ……退け、と言って……!!

[……ならば縫い付けられた手に変わって、脚を振り上げるのみ。]

(167) 2016/03/05(Sat) 20時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[右手首の拘束が痛い。あまりにもきつく、きつく、おそらく此の手は離されることにいだろう。───なら左手は?
きつくはあるが、抜けないことはない。ならば、と拘束から抜けようと抗う手を止めることはしない。

振り上げた足は背中に当たった。
動かしたことで腰に激痛が走るが、そんなことは言ってられないだろう。

もしこの男が呼んだ>>168 ヨーランダ──女性名だから、きっとあの煩く喚き立てる人形の名だろう。───が来るのなら、一か八か彼女に蹴りを入れるつもりで。]


私の上に、ッ…乗るな……!!!

[彼が彼女に指示を出している時か、その後か。一瞬でもいい、気が逸れたその時に左手を無理やり引き抜く。───無理に引きすぎて脱臼などしてしまったかもしれない。
だとしても、そのままその勢いで彼のこめかみに握りこぶしをぶつけようとした。

その一撃は恐らく失血による衰弱で失われつつある力を振り絞った一撃。ある程度ダメージを食らわせてればいい。

もしそれすら読まれていたのなら、恐らく手を引き抜くことすらできなかっただろう。

当然銃口が向けられたなら、何としてもそれは避けねばならぬと激しく暴れ、彼の背を何度も蹴ったか。]

(170) 2016/03/05(Sat) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[勢い良く脚を振り上げれば、こちらからは見えないものの 煩いほど飽きるほど聞いたその声で当たったことを確認>>172した。

それからの行動は早い。

黒髪の警官の視線が>>173、そのヨーランダに向けばその隙に左手の拘束を解いて、攻撃を繰り出した。

あまり美しいない攻撃だが、そもそも酸素を消費して生を享受すること自体が美しくないのだ。そう、自分は美しくない。ならば仕方ないだろう?

その後再び醜い悲鳴が(>>172 ヨーランダ)聞こえてナイフが向かってくるのなら首を無理やり捻り避けたようだ。…嗚呼、せっかく見た目だけでも美しくなったのに。悲鳴をあげ動く姿は醜い。
それでも恐らく彼女の攻撃は、頬を掠め耳を貫いた。]


……ッ、が、ァ…!!!

[酷い痛みが左耳に走る。確認はできないがきっと出血も酷いに違いない。
荒い息はますます荒くなり、それから失血量が増えれば増えるほど 男が理想とする青白い顔に近づいていく。

痛みのせいか、意識はある。

だから、その黒い鉄の塊が>>174こちらを向いたのも気付いたのだ。]

(179) 2016/03/06(Sun) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス



…く、ぁ"…ッ!!は、は……ぃ"っ、あ"!!

[このクソ男の背中をぶち抜いてやるとばかりに背中を蹴り上げるが、きっとこの位置では大した威力を持たない。
解放されたはずの左手は先程の渾身の拳で痛む。───この男、人を殴ったことなど今まで無かったのだから当然だ。

引き金を引くその手に、左手を伸ばして銃口を逸らさせる。恐らくできたとしても最初の2,3発は浴びてしまうだろうが、これしかもうない。

男は疲弊しながらも、銃口を逸らせたろうか?
どちらにせよ、右肩、右肩、右胸────それから喉。4発当たったらしい。]


……は、…ヒュウ……ゲホッ、がハッ、……は、……ヒュウ…う"……ぁ"……

[嗚呼、きっとその失血は酷いに違いない。
視界がやけにぼやけて、それから全身が熱い。頭の中だって真っ白だ。

……だからきっと、新たな銃撃(>>178 ジェフ)だった男は痙攣することしかできなかったはずだ。どれくらい命中したか?────そんなのは、知らない。きっと足だって血塗れだ。]

(180) 2016/03/06(Sun) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス



ぁ"……ぃ"、ぜ、っと……ヒュウ……らら……

[それでも男が望むのは、愛する家族のそばで命を絶つこと。それは此処じゃない。此処じゃない。此処じゃない!!!!!!

喉からは男が呼吸をするたびに血がコポコポと溢れ、白い喉を濡らす。

嗚呼、それでも死ぬことが許されぬのは男にとって幸か不幸か。]


り、ぜっ…と………ラ、ゲホッごほっ!!ラ ……ラ、ラ……ヒュウ…

[じわりと瞳からは涙が溢れる。
紳士たるもの簡単に涙を見せるなと、あんなに何度も言ってくれたのは誰だったか?
……その顔も、思い出せやしない。きっと自分が"排除"したんだろう。

ごろん、とうつ伏せになる。
そのまま腕を使って、ただ赤い扉を……外に繋がるという扉を、目指す。]

(181) 2016/03/06(Sun) 01時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/06(Sun) 01時半頃



ニックさんは俺達が帰る為の”鍵”なんだし

[そう告げては小瓶の蓋を開け、彼の背中や足目掛けて振り撒いた
飲ませるつもりだったけどうつ伏せの状態の人物に飲ませるのは少々手間だなと、いつものように面倒に思ったのだ

申し訳程度に背中と足を狙ってはいたけど、割と適当めに小瓶の中身を撒いたから上手くかけられたかは分からない
それに飲ませないと効果が無いものだったら無駄になってしまうのだけど、その時は誰かから武器を借りればいいかなぁなんて
状況的に逃げられる感じはしないから軽く考えているのだ、手を下したとカウントして貰えればいいんだと
これは帰る為に必要な”作業”なのだから]


── 武器を得る ──

[カッターで人を傷つける事はできる。
けれど中を探って鍵を探す事なんて到底出来ないだろう。
だから憤怒の彼が"そんだけありゃ充分だろ"と呆れ気味に言ッていても( ケイイチ)、
"エェー!?欲シイ、欲シイヨォォォオオオ!!!"と騒ぎ立てていたと思う。

そんな時だっただろうか。
彼女からナイフを渡されたのは( 櫻子)。]

何コレ!!クレンノ!?!?アハアハアハハハハ!ヤッタネ!!!!!!ヒヒヒヒ!!!

[嬉しそうにナイフを振り回していた。
けれど動く事はまだしない。
だって沢山の人が攻撃をして、やりあっていたから。
ここで流れ弾にでも当たってしまったらシャレにならないだろう。

普通なら死んでいてもおかしくないくらい他の人達に攻撃されて、もういっそ早く楽にしてあげたいって思うほどだったけど、
結局僕が行動したのは怠惰が何かの液体を撒いた後( リツ)。]


サァ!!逝キマスカァッ!?!?アハハハハハ!!!!!

[彼の元へ駆け寄って人がいたなら"ドケヨォ!!!"と彼の元から離させて、
そして彼に辿り着けば馬乗りになり一心不乱にそのナイフを何度も彼に向かって振り下ろした。
まずは右手首から。そして左手首。そうして手足の動きを封じていく。
そして彼の反撃を封じれば後は楽しい宝箱を開けていく作業。]

ドコカナァ!?ドコカナァ!?ドコカナァ!?ドコカナァのドコカナァ!?ドコカナァ!?ココカナァ!?ソコカナァ!?アハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハ!!!!!

[何度も何度も彼の胸や腹を目掛けてその刃毀れしたナイフを刺していく。
肉が千切れていく感覚も、ナイフが骨にガキッと鈍い音を立てて当たっテいるのも赤がグヂュグヂュになっているのもよく分かる。]


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