131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
…………ティソ……手は貸した……。
[声は無い。唯の殺戮の稲妻が聖徒襲った後。アマトの声が小さく。
突発的な雷撃。頭を冷やすには十分なのかは、アマトには確認できないが。これがアマトの答え。
それを拒絶と取るか譲歩と取るかはわからないが]
|
― 旧王城 ―
[局地的な地震に兵が動揺した直後のこと]
……また、派手な術を。
[天空を切り裂く暗黒の稲妻。>>3:356 それは聖都の街並を、聖堂を――勿論眼前の城までをも破壊せんとする]
まあいい、こちらにとっては好都合だわ。
[しかし預言書はそんな事には構わない。 目的は聖具《レガリヤ》の奪還、そして如何な悪魔の力と言えど、聖具までも破壊することはないだろう。 雷鳴響く中を平然と歩くと、再度混乱する兵をかわし、旧王城へ侵入した**]
(7) 2014/08/22(Fri) 01時半頃
|
…………仕方ない。 ティソ、お前に教えとくよ。
お前の声でも絶対に届く、秘密の呪文だ。
[もうそれ以上言葉を返す必要も無いのだが、然しアマトの方から渋々と開く声が届く。もしあれでヘクターやラディエルが止まらないなら。最期の奥の手だ]
『墓荒らしが墓へ飛び込むなよ。 バーカ 。』
[伝わったその後が怖い、秘密の呪文だ*]
そうじゃない、そうじゃない!!
助けてくれるのは嬉しいけどさ……。
直接来て支えてやれよ!!
[助力には素直に感謝した。
それでも思っていたものとは違うと感じた。
怒るヘクターに足りないのは力ではなく心の支え。
そう考えていたから]
/*
質問。
今日狼が死ねば、預言のXデーは訪れずに覆される=生き残るで合ってます?**
―――…悪いがその気は無いな。
俺の思う願いは、ヘクターを必要とする理想と重ならない。
ルンフィア中の。いや。
世界中の光を妄信する狂信者を皆殺しにするまで……。
[そう、こういう時は。こういう言葉だ。死んでも死に切れない。
だからその求めの声を、今度のアマトは弾いた]
光を盲信させてる奴等が悪いのは俺も知ってるけどさ、
だまされてる奴を皆殺しにしてもしょうがないだろうよ!!
もういい、お前がその道を行くならばお前は俺が討つ……。
だからもう少し考えてくれよ。
できることなら討ちたくなんてねーから
[最後のほうは消え入るような声だった。]
「無知は罪なり」だ。ティソ。
奴らは自分達が何をしているのかを考える事すらしない。
そしてだまされた奴がまた新しいだまされた奴をだましていく。
もうこの大地の上は全て腐り切っている。手遅れなんだよ。
だから俺は、それを曲げるつもりはもうない。
ティソこそ。道を間違えるなよ、敵は俺じゃない。
俺達の敵はどこまで行っても光に生きる奴ら。
あの白鴉や枢機卿、腐敗の根源を殺さない限り、いつか俺達闇の者は逆に皆殺しにされるんだ。
そこに協調や和解なんて幻想が入り込む余地はない。
だまされているだけ。妄信しているだけ。
そんな奴らをついでに皆殺しにする程度の、「些細」な事だけに心を奪われるなよ?
すべて殺して
すべて沈めて
すべて呪って
すべて裁いて
……俺にしか出来ない事をすべて終わらせたその後なら。
君やヘクターが俺を赦せないで、討たれるとしても……
………………それなら……
――… それで 全部 俺の勝ちだ 。
[懇願にも聞こえた消え入りそうな声。だけどそれでも、止まらない。
光を呪い滅ぼす。唯それだけがアマトを動かす原動力だから]
そうやって殺されたからやり返した先に何が残る!!
光の指導者とその信者を殺せば闇は確かに生きる。
だけど、その生き残った闇達だけでは世界は回らない!!
|
― 旧王城 ―
"見よ、敵の顔を。見よ、己の顔を。 戦場にある者は、皆同じ顔をしているではないか"
――乱難の相《フェイズ・コンフュージョン》
[混乱に乗じた侵入者は、更なる混乱の術を重ね兵の同士討ちを誘う。 しかし術の効果範囲は決して広いものではなく、何時しか兵士の物量が混乱の垣根を越え始めていた]
つっ! ……流石に動きに支障を来たす水準では、感覚による警告が来るか。
[今は羽衣のように緩い渦を巻く黒衣の預言書《ドレスコード》。 その隙間から覗く肌には、今や隠し切れない程の裂傷が刻まれていた。 しかしそれでも、死人の躰はすぐに表情を平然へと戻す。 王の座は目前。辿り着きさえすれば、預言書の目的は果たされる――]
(39) 2014/08/22(Fri) 21時半頃
|
|
[しかし、その身は目に見えぬ何かに阻まれた]
(40) 2014/08/22(Fri) 21時半頃
|
|
なっ……これは。
[手で叩いても、叩く音すら響かぬほど、強固にして厚い壁。 それでいて視認は出来ず、触れる以外に存在を知る方法はない]
「王の座」の絶対防御。 まさかここまでの範囲に及ぶとは。
[立ち止まる少女の背に向けて、ここぞとばかりに兵士が殺到する]
……五月蝿いわね、思考構築の邪魔だわ。
[預言書は敵を見もせず、掌を背後に向け伸ばす。 ――預言書は護るべきものを持たない。 ならばこの状況に取る手段は]
"灯火は人の命を救いたり、炎は人の命を護りたり。 憤焔は、人の命を奪いたり"
(41) 2014/08/22(Fri) 21時半頃
|
|
――焔難の相《フェイズ・イラプション》!
[爆風が、廃城の壁ごと兵士を吹き飛ばした]
(42) 2014/08/22(Fri) 21時半頃
|
|
[随分と見通しの良くなった城壁の向こうに、白い翼持つ姿が近付きつつあった]
――来たわね。
[自身の身の危険にも関わらず、預言書が浮かべるのは笑み。 それは天使の狙いを、王から逸らすことが出来たが故に。 現在の王の状況は不明だが、あの程度の試練ならば乗り越えられるだろうと信じている]
[しかし、彼女が城へ到達するよりも早く]
……貴方は。
[爆風により空いた空間に降り立ったのは、兵士の群れと比較して、一際目立つ異装の男>>52]
このような所にわざわざお出ましとは……一体何の御用かしら。
[熱と緊張に満たされた空間を、白い羽根がはらりと舞い落ちていった]
(56) 2014/08/22(Fri) 22時半頃
|
|
……驚いたわ。殺しに来たかと思ったのに。
[暗殺者>>59の問いを受けての、第一声はそれ。 それから目を閉じ、ふ、と笑みを浮かべる]
シーパル……ああ、あの堕天使のこと。
[まるで他人事のように。 言葉も選ばず、言い放つ]
別れた時はまだ生きていたわね。 でも、随分と命を削っていたみたい。
[別れた後の彼女の身に何が起こったか、預言書は知らない。 ――そして彼女について、この先を記した預言はたった一文のみ]
もう長くないんじゃないかしら。
(64) 2014/08/22(Fri) 22時半頃
|
|
[こちらの言葉に否定は返らない。>>66 射抜くような視線が向けられるが、預言書は動じることもなく]
何の為……ね。 ……貴方、ここに何があるかはご存じ?
[障壁に背を向けたまま、手の甲でこつこつと叩くような素振り]
"私の"目的はただ一つ、白に染められし聖具《レガリヤ》の解放。 その邪魔をさせはしないわ。
[一度目の戦闘と同じく。 黒のヴェールがぶわりと広がる]
たとえこの躰の希望《親友》であろうと――その家族であろうとね。
[牽制というように、刃のごとく変質した一枚が暗殺者の眼前すれすれを飛ぶ]
(67) 2014/08/22(Fri) 23時頃
|
|
[牽制の刃は完全に見切られている。 そう示すかのように、暗殺者は微動だにしない。>>72 飲み干す薬の瓶は見覚えのあるものだったが、今自身の持つそれは必要とされていない。 ――それは「意識」を強制的に呼び覚まし、預言書との支配率を逆転させるためのものだからだ]
そう……それは残念。出来れば出逢いたくなかったわ。
[抜き放たれた刃。 預言書は身構えることなく自然に立つ。 ただ、ざあ……と黒衣が666の紙片に分かれ、その身の周囲を舞った]
(86) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
|
|
『心』? ……心を殺して生きていそうな貴方が、随分と情緒的な言い方をするのね。
[呆気に取られたような溜息。 しかし、「父」と明言した暗殺者に、その瞳が微かに揺れた]
[しかし、その迷いを振り払ったのは――黒衣に浮かぶ新たなる預言。 《プレゼント・プログレッシヴ》]
"騎士が復讐に狂い、護り助く務めを忘れ果てし時。 騎士を失くせし闇の王は、光の前に頽れる。 ─── 伏した王。剣を喪い、軈ては息絶えん。"
(87) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
|
|
いいえ、私は戻らない。 預言成就のその時まで!
"やがて空は翳り、風が哭き始めた。 渦巻く風は天を貫くも、天上へ至ることはない"
――嵐難の相《フェイズ・ストーム》
[黒の紙片は渦巻く風に乗り、周囲を廻る速度を増した。 それは具現化した《白》き羽根と、まるで対のようであり。 その領域へ踏み込む者を、押し戻し切り裂かんとする]
(88) 2014/08/22(Fri) 23時半頃
|
|
[「最後の王」とされた、闇の王の死。>>79 それが預言に与える影響は計り知れない。 しかし――それが解消し得る矛盾であるなら、預言書はその行動を最優先とする]
まだ、間に合う……。 早くこの者を倒し、騎士を王の下にお連れしなければ。
[暗殺者と対峙しながらも、預言書は演算する。 未来の分岐を、存在確率を。 しかし、未来が確定し、預言が矛盾なきよう書き換わったならば。 それは預言書の目指すべき未来そのものが、変動したことを意味するだろう]
(101) 2014/08/23(Sat) 00時半頃
|
|
死人、ね……。 けれどその身体は、血を流す身のままなのでしょう?
[心を殺すにも限度がある。 そう含みを持たせるように言って]
……珍しくあの子と意見が一致しそうだわ。
「私と一緒にしないで」!
[嵐に舞う紙片を刃で切り裂いていく。>>93 その動きは驚異的であった。 迫り来るその姿を見ても、預言書は避けようともしない。 障壁を背にしたこの状態では、逃げる場所もないのだが]
(102) 2014/08/23(Sat) 00時半頃
|
|
"闇の軍勢は、今や地を埋め尽くさんばかりであった。 光の者らは槍の穂先の前に、為す術もなく押し出される"
――突難の相《フェイズ・スラスト》
[刃が己の身に、如何なる危害を加えようとも動じず。 敵が眼前にあるのを好機とばかり、鋭き円錐へ変じた闇の紙片を、暗殺者へ向け一斉に突き立てようとした]
(103) 2014/08/23(Sat) 00時半頃
|
|
心? ……馬鹿なことを。あの娘に呼び掛けた所で無駄ですよ。
[――泣いている。 今にも喉の辺りにある扉を破って、叫びが迸り出てしまいそうだ。 しかしそれでもまだ、表面上は平静を保っていた。 当然だ、幾ら心が暴れようと、肉体は完全に預言書のものなのだから]
[穂先を阻んだのは刃ではなく、純白の盾であった>>108]
ち、天使の加護とは厄介な……!
[闇に属する者にとって、それは敵の一派でしかない。 だが]
(116) 2014/08/23(Sat) 01時半頃
|
|
『やめて!』
なっ……
[隙を見逃さず、更なる一撃を加えようとした預言書を、強く引き留める力があった。 結果攻撃は一手遅れ、槍が彼の左腕を裂くに留まる]
余計な事を……! 突難の相《フェイズ・スラスト》! 追撃を――
[そして刀の間合いに入った達人を前に、その一手は致命的であった]
(117) 2014/08/23(Sat) 01時半頃
|
|
[左肩から入った刃が、斜めに喰い込んでいく。 その先に心臓はない。 あるのは十字の傷がついた肌と、空虚な――]
い、や…………
(118) 2014/08/23(Sat) 01時半頃
|
|
いやああああ!
[それは何に対する拒絶なのか。 ――瞳には意思があった。 死への恐怖と、過去への後悔が]
[黒衣の預言書《ドレスコード》が、その身を護ろうとするかのように、強引に両者へ割り込み衣服の形を取り戻す。 その袖口から、『覚醒』の薬の入った小瓶が、ことんと音を立てて落ちた**]
(119) 2014/08/23(Sat) 01時半頃
|
|
― 旧王城 ―
そんな……唯物論的な話じゃないわ。
[暗殺者>>125の言葉に首を振り。 一度灯った光を隠そうとするかのように、少女の眼差しが険しくなる]
在るのは希望。失くしたのはそれ以外すべて。 そして希望も――もうすぐ尽きる。
[皮肉げに顔を歪めた少女に持ち掛けられたのは、意外な申し出だった>>127]
(157) 2014/08/23(Sat) 14時頃
|
|
なに馬鹿なこと言ってるの? それでどうにかなる訳ないじゃないの。
[吐き捨てるように言って、ゆっくりと身体が傾きかけている暗殺者を睨んだ]
ああ……でも。 貴方が黙ってやられてくれるというなら、それは好都合だわ。 影に紛れ暗躍していた貴方が死ねば、さぞかし――
[焦点がぶれ始めた視線に、先程までのような見切りはもう不可能であると踏んで。 少女は一振りの黒いナイフを手に、悠々と近付いていく。 そして、その右手を振り上げ――]
(158) 2014/08/23(Sat) 14時頃
|
|
――何?
[しかし、その右手は左手により止められた]
――――何よ?
[全身の傷に黒布を巻き、滑稽な操り人形のようになりながら。 それでも、指先までは操れぬだろうというように、左の指が右の手首へ喰い込んでいく]
……やめなさい! 「―――めて」
(159) 2014/08/23(Sat) 14時頃
|
|
もうやめて……!
[搾り出すような声が、少女の喉から発せられた]
おじさんも、おかしなこと言わないで! ……おじさんが死んで、シーパルが嬉しいわけない。 そんなこと出来ないよ……!
[しかし、言葉では否定しながらも、ナイフは少しずつ暗殺者の胸部へ近付きつつあった。 動き掛けている少女の心を抑えようというように、黒の衣が締め付けを強くする**]
(160) 2014/08/23(Sat) 14時頃
|
|
シーパルは、きっとおじさんの事、大切に思ってるよ……!
(161) 2014/08/23(Sat) 14時頃
|
|
おじさん……!
[暗殺者の言葉>>176に、願いは通じたと安堵する。 しかしそれは間違いだったと、すぐに判明した]
――え?
[危うい均衡を保っていた右手に、加えられるもう一つの力。 それは狙いを過たず、暗殺者の胸に突き立った>>177]
お、おじさ――――んぐっ
[呆然と、開けたり閉じたりしていた口に、小瓶が捻じ込まれる。 不意を突いたように流れ込む液体に、少女の喉が鳴った]
(181) 2014/08/23(Sat) 19時頃
|
|
かはっ、あっ……
[まるで急激に脳へ血が廻った、そんな錯覚の後に、信じられないほど思考が澄んでいく。 しかしそれに喜んでいられる状況ではなかった]
おじさん! やだ、なんでこんなこと……!
[ようやく自由になった手で、紅色の溢れる胸元を抑える。 けれどそれ以上は何も出来ず、おろおろと周囲を見回す]
(182) 2014/08/23(Sat) 19時頃
|
|
だめだよおじさん、それは自分で伝えてよ……!
[ぶるぶると首を振る。 記憶を掻き乱す感覚はもうないけれど、そんな約束をする訳にはいかなかった]
ねえ、おじさん起きて! 誰か助けて……!
[必死に周囲の兵へ向け叫ぶ。 しかし、闇の衣纏う少女と表舞台に立つことのなかった暗殺者へ、手を貸す者は誰もいなかった]
どうすればいいの? どうすれば――
(183) 2014/08/23(Sat) 19時頃
|
|
――――――
[その時。 少女は初めて、膨大な預言書の頁を、自らの意志で開いた。 古代語は意識の中で自動的に翻訳される。 それでも大半は意味のわからない記述を、一つ一つ読み解いていく]
……あった。 88ページ32行。 "彼の者にしか聞こえぬ声で悪魔は囁いた、 汝の欲望に忠実たれ、それを咎める者は汝以外にいないのだから"
――囁難の相《フェイズ・ウィスパー》
(184) 2014/08/23(Sat) 19時頃
|
|
[意識のチャンネルを親友へ合わせる。 彼女が今どんな状況かはわからないけれど、少なくともこの状況を伝えなければ後悔する。 だから見えない糸の繋がる先へ、力の限り叫んだ]
(185) 2014/08/23(Sat) 19時頃
|
|
早く来て! お父さんが大変なの!!
[長々と説明する余裕はない。 場所は思念を地図代わりに送り、後はどうにか間に合ってくれと願うのみ**]
(186) 2014/08/23(Sat) 19時頃
|
|
……シーパル?
[兵士たちのどよめきの変質で、状況の変化に気が付いた。 顔を上げ視線を巡らせれば、そこには待ち望んでいた白銀の少女>>189]
来て、くれたんだ……!
[彼女が奏でるのは癒しの音色>>191。 闇に属する者には縁遠きもの。 けれど、血を流す暗殺者の傍を護るように舞う羽根>>190に、今だけはその力が正しく働くことを祈った]
(192) 2014/08/23(Sat) 20時半頃
|
|
シーパル!
[演奏が終わる頃、彼女は力尽きたようにへたり込んだ。 慌てたようにその傍へ駆け寄る]
ごめんね、無理させちゃって。 あたしが悪いのに……。 あたしのせいで、おじさん、こんなに酷い傷を負って。
[何かを堪えるように俯く。 ぐるぐる巻きの黒衣の下で、傷口が疼くような気がした]
(193) 2014/08/23(Sat) 20時半頃
|
|
ええ……そうね。
[王の座に近付けない以上、この場にいる意味はなくなった。 シーパル>>202の提案に頷いて、その場を離れることとする。 ヒロに気遣わしげな視線を向けるも、周囲の兵が彼と同陣営である以上、ここから動かさぬ方が安全だろう]
(204) 2014/08/23(Sat) 21時半頃
|
|
[そして、シーパルと共に逃げる途上]
……あたしね。
[決意を籠めながら訥々と、少女は語り始める]
シーパルとまた逢えて良かったと思ってる。 ……すごく、嬉しかった。
だから、これからもずっと一緒にいられたらって思うけど……。 でも。 誰かの命を貰って生きるなんて、そんなことはやっぱり出来ないよ。
[ゆるり、首を振る。 先程あったことは明言はせずとも、察せられるだろうか]
(206) 2014/08/23(Sat) 21時半頃
|
|
だからね……それよりも。 あたしは、あたしの《希望》を、みんなに伝えたい。 みんなに、本当の「信じているもの」を取り戻して欲しいの。
……それが、"あたし"がこの預言書を手にした理由だと思うから。
[そしてどう?と伺うように、シーパルの方を見た]
(207) 2014/08/23(Sat) 21時半頃
|
|
[シーパルと父との一時を、声は聞こえずとも見守った後。 共に城の出口へ向け駆け出しながら、言葉を交わす。 シーパルの承諾>>209に、顔を綻ばせ]
ありがとう。 あたし一人では無理かもしれないけど……二人なら、きっと。
[言葉を切る親友。 そして投げ掛けられた問いに、一呼吸分の間を置いて答える]
(215) 2014/08/23(Sat) 22時頃
|
|
しないよ。
[眼差しは真っ直ぐに、親友の真紅の瞳を見詰めていた。 彼女の言葉の裏に、如何なる思いがあるかはわからないけれど]
だって、ここでこうしているのだって、まるで夢みたいなんだもの。 もう一つ、夢を叶えてから逝けるなら――それは本望だよ。
[浮かぶ表情に悲壮さはない。 むしろ、命を賭した願いにそぐわぬ、無邪気で純粋な笑みがあった]
(216) 2014/08/23(Sat) 22時頃
|
|
[二人の逃げる先、もしも野外の劇場があったなら。 そこが少女の、最後の舞台]
(217) 2014/08/23(Sat) 22時頃
|
『 ――――… 今なら警備が薄い。
闇に身を隠して旧王城に入れば、王の冠はすぐ其処だ。
急げば十分に間に合うはずだ 案内をしよう。そこを右だ 』
[その時声が響いた。精神共鳴はアマトの声しか既に聞こえない。なのに。
そこに割り込む、悪寒伴う闇の声]
『 アマト… 嗚呼、あの聖霊術士か… 』
[く、と漆黒が嗤う。然しこの声に彼は従い動いている様子]
『 ……今は速く『王の冠』を奪う事だけを考える事だ。
覚えた気配が近づいている。はやく、『あれ』が来る前に事を済ませた方がいい 』
『 闇の気配がする、暗殺者には気をつけろ。
勘付かれると窮地に陥るぞ。
謁見へ忍び入り、玉座の上にある冠。それが『王の冠』だ 』
[後は彼の運と対応次第だろう。玉座の間、目的の『冠』までの導きを終えた声は用を終えた様に黙る]
『 …はやく逃げた方が良い。『あれ』と王城で鉢合わせる前に な 』
|
シーパル……。
[共に散る。 その言葉>>229には眉を下げるけれど、先に決断した少女は、止める言葉を持たなかった。 手を握り、真っ直ぐに向けられた決意>>230へ。ただ、頷く]
(232) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
|
|
― 最期の舞台《ラストステージ》 ―
[そうして二人、辿り着いた舞台で。 少女は裾をつまみ、無人の観客席へ一礼すると、その場でくるりと回りながら唱えた]
黒衣の預言書《ドレスコード》、モードチェンジ――正典進行《カノンコード》
[少女の言葉に応じ、黒衣《ドレス》がその形態を変える。 引き摺る程のロングドレスから、裾と袖の短いワンピースへ。 それは親友の纏う服とも、どこか似た意匠だった]
(236) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
|
|
[減った分の布地は紙へ変じる。 ただし今までのようなバラバラの紙片ではなく――横に長く連なった蛇腹折として]
変奏《トランスミューズ》!
[そして紙に記された古代文字もまた、形を変える]
[五線譜に並ぶ音符として]
(237) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
|
|
預言書の内容を楽譜に変換したの。
題して――協奏曲最終楽章、希望の正典《カノン・スペランツァ》。
[ぱたん。蛇腹折を両手に挟み閉じると、それをシーパルへ向けて差し出す]
共に――
……いえ。
(238) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
|
|
一緒に演奏《うた》おう、シーパル!
[微笑みながら、親友を誘う。 この身に血が流れていたなら、きっと頬が紅潮していたことだろう]
(239) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
|
暗殺者に、奴か……。
よく分からないが、急ぐぜ。
どちらにしても時間はあまりないんだ。
|
[親友が黒き翼を広げ、祈るように手を組んだ。>>251 淡い光の加護が、まるで愛しい娘を見守るように、二人を包む。>>252]
[親友が手にしたのはヴァイオリン。>>253 指揮者はいないから、二人で目配せして、息を合わせ。 この街へ、国へ、世界全てへ伝われと、願うように歌い始める]
(262) 2014/08/23(Sat) 23時頃
|
|
"はじめに闇があり そして光が生まれた"
"闇の中に震える者たちは 光の眩しさに手を伸ばした"
"光射す方角へ進め さすれば救いは得られんと"
"空を飛べぬ人間は そこに辿り着けぬというのに"
(263) 2014/08/23(Sat) 23時頃
|
|
[少女に音楽の心得はない。 歌うのが好きだったとか、その程度。 それでも、他に想いを伝える術を持たなかったから。 親友の、豊かな音色へ合わせるように。 旋律へ変換した情報で体を操り、温度のない喉を震わせ謳う]
(264) 2014/08/23(Sat) 23時頃
|
|
"苛烈なる光に灼かれた者"
"終わらぬ祈りに疲れた者"
"得られぬ救いに苛立つ者"
"立ち止まり周りを見てください"
"心安らぐ闇は いつもあなたの傍にある"
"日傘のように柔らかな影を あなたにも差し出してくれるでしょう"
(266) 2014/08/23(Sat) 23時頃
|
|
[ぐらり。傾いだ体を、上から引っ張るような力が受け止める。 薄く目を開けて、少女は気付いた。 ――浮かんでいる。 否、黒衣が無理矢理にでも少女を立たせようと、空中にその位置を固定しているのだ。 それはまるで、黒い翼に体を支えられているように見えたかもしれない]
(267) 2014/08/23(Sat) 23時頃
|
|
"あるいは希望を亡くしたという者も"
"気付いてください 温かな眼差しに"
"それは遥かな高みにあるのでも 正義の名の下に注がれるのでもない"
"あなたの隣に"
"あなたの記憶に"
"あなたのまだ見ぬ未来にあるのです"
(268) 2014/08/23(Sat) 23時頃
|
|
[黒衣の預言書《ドレスコード》を担う者――またの名を、憂鬱を謳う詩人《ブルーバード》。 けれどその顔に今、憂いはない。 喩え歌い終えた先が、避けられぬ死であったとしても]
[希望はすぐ傍にあると。気付いて欲しいと]
[青い鳥《ブルーバード》は、歌う*]
(269) 2014/08/23(Sat) 23時頃
|
|
[無人の観客席へ、すうと腰を下ろす白い影を見た。>>278 その面影と、親友の小さな呟きから、それが誰であるかは知れた]
(――あの日、護ってあげられなくてごめんなさい)
(こんなあたしが言うのもおかしいけれど)
(シーパルと友達になれて、よかった)
[思念が伝わるかはわからない。 だからせめて、それらの想いもまた歌へと籠めて。 唯一人の観客へ、歌い続ける]
(284) 2014/08/24(Sun) 00時頃
|
|
幸福《キボウ》あれ。
(285) 2014/08/24(Sun) 00時頃
|
|
[ヴァイオリンと、二人の少女の声は。 最期に重なり、高々と歌い上げる]
[高揚と、心身共の消耗に、薬の副作用が追い討ちとなり。 白く霞む視界の中振り向くと、手を伸ばす親友の姿が見えた>>281]
[応えるように伸ばした手は、ふらふらとぶれて行き先が定まらない。 それを支えるようにしたものは、果たしてなんであったのか。 感覚もほとんど失くした指は、――それでも]
(286) 2014/08/24(Sun) 00時頃
|
|
――つかまえ、た。
[ようやく、それが叶ったというように。 少女は微笑んで――]
[そして、《希望》は燃え尽きた**]
(287) 2014/08/24(Sun) 00時頃
|
/*
お二人ともお先に失礼します。
お役に立てず、窓も盛り上げず申し訳ありません。
ところで預言者死なないって気付いてますかね。
/*
気がついてると思うなー。
気にしないでいいよー。
こちらもそんなに赤で話さなかったし。
/*
あれだけ連呼してれば気付きますよね。
いらぬ心配でした。
では後は新教皇と猊下にお任せします。
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る