人狼議事


184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】

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視点:


(憎い……)

[テストで一位を取った日、自分は家に帰ったら父親の機嫌が悪かったので地下室に閉じ込められて一晩中"腹いせ"をされたというのに、二位だった子は大層褒められて家族で楽しく外食に出かけたということを聞いた時]

(妬ましい……)

[好きになった人が出来て恋人になれたと思ったら、口の軽い妹が父親にワザとバラして、彼との仲を引き裂かれた上に、その後一週間も地下室から出してもらえずに、慰み者にされた時。]
   
(どうして私だけ……こんな目に遭うの……)

[堕胎をするために行った産婦人科の待合室で、幸せそうに大きなお腹を撫でる若い夫婦を見た時]

(不公平だわ。あんまりよ。こんな絶望的な人生ってないわ。みんな不幸になればいいのに。私よりも不幸になって地べたに這いつくばって涙を流して私の靴底を舐めればいいんだわ!)

[妬む少女は、人生の節々で他人の幸せと自分の不幸を比べた時に、狂っていった。]


[全てに絶望している少女の心の中に『いっそのこと殺してくれ』と願うほどの想いがあるのは事実
しかしそれ以上に、妬む少女は、恨みを募らせている。

自分よりも容姿が優れた者
自分よりも頭脳が優れた者
自分よりも身なりの良い者
自分よりも愛されている者

その全てが憎くて、妬ましくて、たまらない。
――本人でさえも気づかぬうちに、妬む心は彼女の中に深く深く根ざして巣食っていたのだ。]


(どうしたら他人は不幸になるのかしら?

私がこんなに不幸なんだもの、他人だって不幸になれるはずだわ。私は 親 切 に も 苦労を教えてあげてるのよ。そうよ!
なんにも不幸を味合わずに生きてきたら、後できっと苦労するに決まってるものね???

だから私は悪くないのよ。
私は悪くない。

私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない――)

[妬む少女は、自らの死を願う。
けれどそれ以上に、他人の不幸を心から願うのだ。
どうせ死ぬのなら、自分よりも他人を蹴落としてからのほうが溜飲が下がるというもの。そうすれば自分は『底辺』ではないのだから。

そう、例えば。
もしも、あの黒髪の身なりの良い女が、舌を失ってまともに話すこともできなくなったと知れば、手を叩いて喜ぶほどには。*]


自分も死霊として蘇られるならば
あの男、赦さない


[己の女体を弄ばれるよりは、余程良い。
未知のそれを為され、女子としての器官を悪戯に保存され、それでも生きねばならぬより。

余程、娘にとっては]**


【人】 許婚 ニコラス

[ノブを回してみたはいいが、どうやら中から施錠されているらしい。…あの男の仕業だろう。
困り果てて嘆息の息を漏らす。嗚呼、せっかくの美しい人形を床に放置しろと?────そう思えば、穏やかな性格の男には珍しく、やがて怒りも湧いてきたかもしれない。

だからこそ、彼女>>3が目を覚ますことに気づくのが少し遅れたのだ。]

「────ひっ?!」

……っ!?!!

[一度自分の身に起きたこととはいえ、すっかり忘れていた。
突然動き出し、涙を滲ませる"人形"を手から滑り落としてしまったのだ。…恐らくドサリ、と鈍い音が響いたに違いない。尤も、彼女が臀部から着地したのならそこまでの衝撃はなかっただろうが。

ああ、そうだ。すっかり忘れてしまっていた!

自分が何故あんな真似をしようとしていたのか。そう、この空間には「死」がないという可能性を考えてだったのに!]

(6) 2016/02/28(Sun) 10時半頃

【人】 許婚 ニコラス



嗚呼!申し訳ありません、マドモアゼル…!お怪我は……?

[それでも相手が動くものだと認識したのなら、しばしの沈黙の後彼女の前に手を出そうとしただろう。その表情はひどく残念そうに眉が下がり、口元は笑みを浮かべようとしながらそれができずにいたが。

彼女の喉から漏れ出した声は、文字通りただ漏れただけで、ただの音の並びにしかなっていない。────ああ、より一層醜くなってしまった。

それでもこうなれば彼女>>4はその醜さを意識し、声を出さなくなるのだろうか?それならば僥倖だが。と口元を押さえる姿を眺める。]


…ああ、そういえば服の乱れを正すのをすっかり忘れていました…!これでは抱き締めて嫌がられるのも当然ですね…

[彼女は差し出す手を取ってくれただろうか?取ったならば立ち上がらせてからシャツのボタンだけでも締めただろうし、取ってもらえないのなら、シャツのボタンを締めた後にその手をこちらから取って立ち上がらせようとしただろう。]**

(7) 2016/02/28(Sun) 10時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 10時半頃


[ 再び覆い被さったとき、彼女は何かを枕の下へ隠すように仕舞っていたが、何なのか訊ねることはしなかった。

壊れない玩具を手に入れた喜びと。
今度は自らの手で壊せるという喜びで。
胸をいっぱいに膨らませていたものだから。]

  ああ、言われるまでもなく
  お前の身体を作り替えてやるよ
  この身体は俺様のもんだからな

[ あなたの色に染めて()、などと言われればそう返事を。

ワンピースを脱ぎ去った彼女は美しくてごくりと喉を鳴らした。特に傷痕の残っていない首筋が綺麗で、必要以上にキツく吸い付いては鬱血痕を残した。
ペン先で傷つけられた分の上書きのつもりだった。紅く咲いた華を確認しては口許に三日月。

一度使った孔は程よく解れていてズリュ、と呑み込まれていった。血の気を取り戻したそこは先ほどより温かくて心地よい。一度放っていることもあって、律動は緩やかに開始した。]



  ああ、いいぜ
  よく許可を取れたな、良い子だ

[ 触れることにもキスをすることにも快く許可を出して頭をよしよしと撫でてやった。この玩具は特別なのだ。他の玩具ならば許せぬことでも大目にみてやれる。]

  あー、気持ち良いな

[ 余計な肉はないのにすべすべで柔らかな女の太腿に腰を包まれれば、その心地よさに僅か表情をゆるくして微笑んだ。それとより深く彼女の内側を味わえて気持ち良い。]

  ……遅い、
  んー、可愛いな

[ キスを所望された時はすぐに触れてこないものだから焦れったくなりこちらから重ねた。股を広げて誘えるのにその様子だけはやけに初心に見えて愛らしい。二度三度と唇の感触を味わい、可愛い可愛いと愛でる。隙間から舌を捻じ込めば、彼女の口腔から鉄の味が伝わり、やはり彼女は一度死んだ筈だと再認識する。

彼女だけが特別なのか。
だって死体が起き上がる筈ない。鍵の埋まっていた男のように、普通なら。]



  ( …………俺のナイフ )

[ か細い身体をぎゅうと抱き締め深く突き続けていれば、振動でズレた枕の下から覗くものがあった。その形状は自身の所有物に違いない。

何故彼女は隠したのか、などは気にならない。

ただ自然な動作でナイフを掴んだ。]

  はぁ…ヨーランダ、大好きだよ…

[ うっとりと顔を見つめながら壊れない玩具に告げると、上体を起こして腰だけ振り続けて。目の前で刃を展開する。

彼女は肉茎をねじ込んだときなどの様に抵抗の姿勢など見せなかったように思う。

秘められた願望も背景も知りはしないけれど。

何度怒りをぶつけても壊れない玩具。
それを愛する自身が許されたように錯覚して。]



  ……愛してる

[ 逆手に握ったナイフで、彼女の胸を勢い良く刺した。心臓をひと突きしてやれば苦痛はなかったかもしれないが、反応が見たくて

あとやっぱり今度こそは本当に死んでしまうんじゃないかって

そうなったらやっぱり詰まらないから

彼女の内部を突き上げるのと、ナイフを突き下ろすタイミングを合わせて、幾度も心臓の周りを穿った。幾度も幾度も幾度も。]



  あーまた射精る…!
  ヨーランダの膣内は気持ち良いなァ…!

[ 彼女が"自分が死ぬなら先に誰かを蹴落としてから"などと抵抗しても止まらなかっただろう。そうでなければ終始可愛い、と唱え続けて。何れにせよ恍惚と笑んでいたのには違いない。

埋め込んだ肉茎が一層質量を増し欲を体内にドクリドクリと放つ。それと同時に彼女の心臓に刃をグサリと突き立て──"壊した"。]


[ 絶命した彼女を見つめる瞳に篭るのはほんの少しの不安と、大きな期待。子供のように純粋な煌めきがあった。

動き出す彼女を認めては、胸に温かいものが拡がり、彼女への愛が高まったに違いない。

けれど、息を吹き返した彼女が真っ先に視界に入れるのは男のニヤリとした悪い笑みだろう。
他人の不幸と自身の死を願う彼女にそれはどう映ったか。]

  嗚呼、お前は本当に可愛いな……、
  さ、次はどうやって壊そうかなァ

[ ──────そうして、
幾度も破壊し、再生を繰り返させたことだろう。

相手はどんな顔をしていたか。
嫌がってはいないようなら優しく抱き締め幾度も口付け愛を囁きながら──男が疲労を覚えるまで最低でもあと五回は性交と破壊を行った筈。

死ねぬことに絶望して反応が薄くなるようなら死体とそう変わらず解放するのはそれよりやや早かったか。それでも初めて手に入れた玩具に対する愛おしさはきっと変わらない。

苦痛に歪む顔か、それとも花のような微笑みか。どちらも大切に気ままに愛でるのだった。]


[確か彼処にはこう書いてあったか。()

───最も罪深きものを示せ。
───その者は全ての罪を、その命を持って贖罪するだろう。
───『迷える七匹の子羊たち』よ、贖罪せよ。

つまりはその罪深き者は死ねるのだ。
その、罪深き者は死ぬのだ。
あの悍ましい色欲の者は最も自分にとって忌むべき罪を重ねている。
しかし、あの男。
自分を脅かし、その自尊心を傷つけた。
今、1人を示せと言われたならば。

相手に背を向けたその貌。
その瞳には復讐の炎が灯る。
最も罪深き者として、火浦の女を脅かした事を悔いるが良い─────*]**


【人】 許婚 ニコラス

[口元を押さえたまま、こちらを睨む姿には「先程の表情の方が好きだった、あの表情をもう一度拝みたい」なんて欲が生まれる。
尤も、今はただ微笑み彼女>>9を立たせようとするのみだが。

────次があるなら、次はまどろっこしいやり方などせず、声帯ごと取り出してしまおう。

ちゃんとした"礼"は出来なかったが、彼女が声を発しないというなら、より美しさを手に入れられるのだから許してもらいたい。]


マドモワゼル?

[深呼吸をする彼女>>10を不思議そうに見つめて、それでも───────その唇が弧を描き微笑むのなら、男は嬉しそうに微笑んだに違いない。

嗚呼、浮かぶ表情は人形のそれとは大きく異なるが、それでも声をなくしより美しくなった姿を、気に入ってくれたのだろう。

(15) 2016/02/28(Sun) 17時半頃

【人】 許婚 ニコラス



実際は違うとはいえ、男は確かにそう考え、心底喜んだのだ。先程から口元を押さえていたのさえ、もしかすると感極まってしまったのかもしれない、なんて都合良く。]


……今の貴方の方がずっと、素敵で…美しいです。

[彼女が己の手を取り立ち上がるというなら、それを手助けするように彼女の手を引き立ち上がらせる。……優雅な一礼は、愛らしい淑女のようで。

静かに部屋の向こうへと消えゆく彼女を、まるで子供のような笑みで見送ったに違いない。

それから、ボタンを留めて……ボロボロになったスーツを着るのだ。勿論、その間に腹部に刺さったままのナイフを再び無理やり引き抜いた。深く刺さったそれを抜くのはなかなか至難の技で、それから出血も多かったのだが────抜かずにいるわけにもいるまい。]*

(16) 2016/02/28(Sun) 17時半頃

[そこにあったのは、キラリと光を返す小瓶。見たところ、恐らくはガラス製だろうか。
中にはちゃぷりと液体が入っているのが見える。蓋を開けて確認する前、眉を顰めながらそれを手にしたなら、そこに書かれた文字にギクリと身を強張らせた。

「劇薬」────何故、そんなものがここにあるのか。
流石に死なぬ身とは言え、これが真実であるかどうか自信の身で試してみる気にはなれない。
娘はその名を聞いてもどれだけの薬物か分からなかっただろうが、中身は無味無臭の劇薬「フッ化水素酸」である。
眉を寄せつつそれを光に翳して見ては────くっ、と喉を鳴らしてそれをそっと、懐に忍ばせる。

一つの武器を手に入れたのだ。
力無い自分では、小刀だけでは不安も強い。
これが本当に薬物ならば、力無い自分には有効な一手となるだろう。
────そうして攻撃した相手は、己の"特効薬"にはならなくなるだろうが。

そっと娘はそれらの扉を閉じていく。
1番表側の扉までそっと閉じては扉に向いたまま小さくため息をついていた]*


[ 少女は、歓喜の涙を流す。]

 あぁ……ケイイチ様……

[少女の首には醜い傷口の代わりに専有の証として赤い花が散る。触ることを許され、更にはキスをすることまで許された。頭を優しく撫でる手が心地よくて、泣きそうになる。
ズン、と仲に入ってきた彼の熱には、待ちわびたように膣が悦んだ。]

嬉しいです……ケイイチ様…ケイイチ、様…っ

[キスなど自分からしたことはないものだから、戸惑っていたら彼の方からキスを与えられた。彼との初めてのキスは、錆びた鉄の味。

男は少女のことを可愛いと言うが……今までそんな風に少女を愛でた者などいない。
それこそ、幼き日の遠い思い出である。

美しかった白金髪は白髪に変わり
澄んだ美しい青い瞳は濁って輝きを失い
林檎のように赤くて愛らしかった唇は青紫色

それが、この少女だったのたから。]



あ……ぁ……っ、ん……気持ち良い、ぁ…っ

[男に最奥を突かれる度に、少女は啼く。可愛いと褒められる度に頬を染めて、キスを与えられる度に舌を絡めて応える。
こんな風に愛でられながら抱かれるのは、何もかも初めて。抱かれて気持ち良いと感じたのも、初めてのこと。
セックスとは、男にマーキングされるだけの行為だと思っていたのだが、どうやら違うようだ。]

――っ!

[そして彼の口から飛び出た『大好き』の言葉には、少女は息を呑み]

うれ、しい……っ、あ……!あぁっ…!

[またはらりと涙をこぼした途端に、心が満たされた少女は初めての絶頂を味わった。その瞬間にはギュゥ、と彼を締め付けた事だろう。目の前が真っ白になるほどの快楽に、少女は一瞬気を失いそうになった。]



は……あ……っ、

[しかし、休んでる暇はなかった。
そう、少女は玩具なのだから。

彼が見つけてしまったナイフに目を奪われ、少女がなにも言わずとも彼はナイフを逆手に持った。それから『愛してる』と囁かれれば、まるで夢うつつのように微笑み]

私も、愛していま……――あ"ぁ"、ぐっ!

[振り下ろされたナイフが、少女の柔らかな胸に突き刺さる。あまりの痛みに、喘ぎ声ではない苦痛の声を漏らしたが、それでも少女は恍惚とした笑みを浮かべたまま男を受け入れ続けた。]

あ"…ぁ!ケイイチ様…ひぎ!?どうぞ、心ゆくまで…あ"がっ、玩具で遊んで下さ…あ"ぁ"!!

[腰の律動と同じタイミングで与えられる快楽と激痛。
ああ、そのどちらも愛おしいのだ。
愛おしい人から与えられる感覚なら、それがたとえ痛みであろうと苦痛であろうと、悦んで受けいれるのだ。]



ケイイチ様…っ、あ"ぁ"…っ いっぱい出しっ、…て、くださ……  私の中に、お情けを、下さ………――

[凶刃が振り下ろされる度に、少女は微笑んでいた。なぜなら、目の前の男があまりにも気持ちよさそうで、あまりにも楽しそうだったから。
『可愛い』と『大好き』と『愛してる』をくれた彼になら、少女はいくらでもその身を捧げようと。]

――ケイ……イチ……さ――。

[やがて彼の精が放たれたと感じたのと同じ頃。少女の舞台は再び暗転した。

そしてまた目覚めれば、男の意地悪そうな顔と、どこも怪我をしていない自分の体を見つける。この時に初めて、自分が死ねない体であることを知ったが、その時には悲しみよりも喜びが勝ったようだ。]

ああ……ケイイチ様……
私のことを、もっともっと愛して下さいますか……?

[男に手を伸ばし、またキスをねだる。自ら腰を揺らして、彼のナイフを持つ手に自らも手を添えた。
今の少女にとってはそれだけで十分。
妬む心も、他人の不幸を願うことも、『愛されたい』という願望の前では鳴りを潜める。少女は喜んで、犯されて、殺されたことだろう。

そう、彼女は日曜日生まれの子。愛されることに喜びを感じるのだ。]


[『執着』と『束縛』はやがて大罪へと育つ。
ケイイチが他人に興味を示したり、誰かと話をする度に少女は嫉妬するのだ。彼に愛されるのは私だけだと、勘違いを抱くばかり。]


[ 髪や瞳や唇が元の色を残しておらず()とも、今の彼女しか知らない男はありのままの彼女を愛でるのだった。そこには相手を下位の生き物だからと見下す()姿勢はいつしかなくなっていた。]

  ( ……綺麗、だ…… )

[ 頭を撫でてやると瞳に涙をためるほど喜ばれた()ようだ。幾度となく気ままに抱いては女を泣かせてきたが、その種類の雫を見たのは初めてのこと。
何故そこまでの反応が示されるかは背景を知らぬ故にわからないものの、綺麗でずっと眺めていたい、などとひっそりと願う。余りに似合わないから口にはしまいが。

これまで人を愛したことなどない。
両親を物心つく前になくし放任主義の義父母のもとで育った。寄り付く異性はいようともこの性格だ、愛されたこともまたなかった。

そんな男が玩具としてでなく一人の女性として相手を愛おしいと自覚するまでには少し時間がかかったようだ。]

  そうか、……、
  ……あー、キ、ッツ……!

[ 嬉しい、と漏らされたあと彼女のそこは一層窮屈に収縮した()。つられて達しそうになってしまったが、眉間に皺を寄せ、下腹に力を入れて。]


[ 耐えながら、はらり零れ落ちていた雫を勿体無いとばかりにぺろりと目元まで舐め上げた。
──塩辛い。けれども彼女から溢れたものだからか、新鮮な果汁のようにも感じられた。]

  ああ、愛してるぜ

[ ナイフと肉棒とが、か細い少女の身体を容赦なく貫いた。返事を待たずにしてしまったものだから、きっと「私も愛しています」となる筈だった返事を最後まで聞けなかったのは少しだけ残念だが、その分は己が言えば良い。

なんと刃は悦んで受け入れられたようだ()。それを認めればやっぱり生き返らなかったらどうしよう、などとどちらも激しく突き立てるのを止めないまま不安を抱くが。

まるで聖母のように憤りも我儘も受け入れてくれる様子に、きっと大丈夫だと、何の保証もなく期待を高めて。]


[ 一度壊した少女が再び目覚める()のを繋がったまま待っていれば、首筋につけた鬱血痕も胸の裂傷も元の白い肌へと戻っていくのを目の当たりにできただろう。

──ああ、やはりこの娘は特別なんだ。彼女への想いが確固たるものになったのはこの瞬間。

仕組みはまるでわからないが、所有印が消えるのは詰まらない。途絶えさせぬよう綺麗な首筋をじゅう、と強く吸いながら目覚めを待った。因みにこれは彼女の意識のないうちに毎度繰り返されることとなる。眠れる姫への、悪戯。

色素の薄い睫毛が持ち上がれば、次はどうやって壊そうかと悪巧み。
彼女の方から"もっと"と強請られればますます気分が良くなり笑みが深まっただろう。]

  はっはは…良いぜ、ヨーランダ
     好きなだけ愛してやるよ

[ ナイフを握る手を上から握られれば、その指先にちゅ、と音を鳴らして口付け。
それから五度ほどは体位と刃を突き立てる位置を変え、交わらないはずの二人は交わったのだった。正確な回数が、わからなくなる迄。]


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/29(Mon) 03時半頃


「『愛している』だなんて言葉を与えてもらったのは、果たしていつぶりだっただろう。
持たざるものであり、他人を羨むことしかしなかった少女は戸惑っていた。

あれだけ欲しくてたまらなかった言葉を惜しげもなく与えてくれるこの男は。
愛おしげに頭を撫でて、首に所有の印を刻むこの男は。
一体何者なのだろう?

――その答えを、少女は既に知っている。

彼が何者で、どこから来て、どこへ帰ってゆくのか。物覚えの良い少女は、ちゃーんとわかっている。

だから少女は嫉妬する。
この先彼が出会うであろう全ての女と、彼に抱かれる女に醜い嫉妬を燃やし、そして

自分の未来に、また、深く絶望する。]



はい。私の全ては、あなたの物です。

[ 少女は、男に付き従った。

あの金髪の男の話を出せば、痛いほどに少女の手は握りしめられたが、どうやら彼は自分との時間を選んでくれたらしい。
それならそれで全く異論はない。
彼が自分のことだけを見てくれるというのは、少女の妬む心を慰めた。]

……はい。

[『あまりにも可愛いから』という言葉には、恥ずかしげに頬を染める。そしてしっかりと指を絡ませて繋がれた手には、少女からも応えたようだ。

『まるで恋人みたい』……と。

長年抱いていた空想が現実になったかのような勘違いに、眩暈がするほどの幸せを感じてしまう。でも少女はわかっている。

そんな幸福は、どこまでも勘違いなのだと。

長く続かない幸せであることを知っている少女は、同時に大きな恐怖も抱くのだった。]



ケイイチ様……あっ、あ……もう、でちゃう……あ……っ……ぁぁ…っ

[やがて尿意が達すれば、少女は恥ずかしそうに顔を背けながら彼に小水を与えたことだろう。彼が啜る音にも、ひどく興奮したに違いない。
もし彼が飲んだすぐ後に立ち上がってキスを求めてきたとしても、少女は喜んで受け入れた事だろう。]

ケイイチ様……

[そうして立ち上がった彼にまた、腰を擦り付けて]

私にも……ください……私の中に……いっぱい、飲ませてください……

[ 少女は、男の捌け口になることを自ら望む。]


【人】 許婚 ニコラス

[ボタンを留め、衣服を整えていれば 男が立つ扉の向こうから足音でも>>40聞こえただろうか?────あの黒髪の男に対する思いは、先ほどの一件ですっかり消えていたのだが……まさか向こうまで怒っているとは、想像も付かず。

それから少し悩んで、その扉の前から消えたようだ。

まさかあの醜い人形を連れているとは思わず。…それから、男が美しくする対象は当然いつも女性なのだから、男性相手に今更何をすると言うのだ。…尤も、"障害"なら別だが。]


……それにしても、どうしましょうか。

[その扉から退いたなら、何をするでもなくその資料庫をふらりと。]*

(51) 2016/02/29(Mon) 12時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/29(Mon) 12時頃



  ……は、何。お前も飲みたいの
  折角水があるのに俺のが良いわけ
         へぇそーなんだ

[ 後で私にも()と言われ意地悪く笑う。
片足が肩に掛けられ、視界を遮るものの無いすべすべの恥丘が目の前に晒される。押し広げられた陰部からは濃厚な雄と雌の匂いがむわんと立ち、誘われるように喉が鳴った。]

  あー…美味そ、

[ 我慢ならないとばかりに手を退かさせて、自身の両親指で押し広げ直す。荒い呼吸をする顔を近づけ、尿道口を舌先でトントンと軽くノックした。早く彼女から排泄されたものが飲みたい。

ああ、けれども、触れられることを待ち侘びているかのような果実が鼻先に触れた。悪戯心が芽生え、しばし標的はそちらへと移るのだった。]



  ハッ、見られて興奮してんのかよ
  それとも飲んで貰えるのが嬉しい?

[ 地下室から移動してそう経っていない。ただの名残りかも知れないと思いつつも、鼻で笑い呼吸をするように意地悪を言う。

そうして返事も待たずに、……愛らしい実は包皮に包まれたままか? ならば親指で上の皮膚ごと軽く持ち上げ剥き出しにしてから、でなければそのまま唇を寄せてぢゅ、と吸い付く。飴をしゃぶるようにネチネチと舌先で嬲った。扉に背を預けて悶える彼女が可愛くてついしつこくなる。]

  っはぁ…あーそうだ、イキたくなったら
  きちんと"イク"って言ってからにしろ

[ 彼女が達した時()を思い出しては、一つ念を押す。あの時は突然だったからこちらも出してしまいそうだったな、と。今の彼女もその時の彼女も可愛く厭らしくて、あれだけしたというのにまた半身には熱が集まっていた。]


[ 彼女が達することがあれば、その最中も意地悪く口淫を続けただろう。しばらく反応を楽しめば今度こそ尿道口に唇をあてて待機し。]

  全部一気には飲めないと思うから
      何回かに分けて出して

[ そんな無茶かも知れない指示を出したが、さてどうなったか。直で受け止める小水は思いのほか温かい。]

  ……ッん、……ンぐ……

[ 口の中で味わいつつ、出されるのに合わせて喉を鳴らした。偶にじゅると啜れば雌の香りが強くなり、下半身に熱が集まる。

もしも上手に分けて出せなかったようなら、嚥下が追い付かずに口の端を少し伝ってしまって、離れた後で"あーあ、舐めて綺麗にしろ"などと命令しただろう。
初めてでも上手くできたのなら、それはもう笑顔で"お前は本当に良い子だなー!"と言いながらむぎゅうと抱きしめたことだろう。]

  ぷは。ヨーランダの、旨かったぜ
  ごちそうさま。……じゃ、交代な

[ 最後には腰を擦り付けてくる彼女()の頭をヨシヨシと撫でて、体勢を入れ替えた。ファスナーを下ろし半勃ちの性器を取り出し、鈴口に跪かせた彼女の唇とキスをさせる。多少血色が悪かろうと柔らかくてぷにぷにで気持ちいい。]



  あー、勃ってるとしにくいんだよなァ
  ……出してくれる?

[ そう、口淫を求めれば彼女はしてくれたか。なくとも出せないことはない。精液は出してもかなり薄くなっていただろう。
放尿だけか、射精に立て続けになったか、それは彼女次第だが。]

  あー、ヨーランダのクチん中、きもちー

[ 彼女の口腔で解放するのは堪らなく気持ち良かったのだろう。

そして自身の体液を摂取した彼女は、一層可愛く見えたに違いない。]


【人】 許婚 ニコラス

[整えたといえど、今まで自分でボタンなど留めたことのないこの男のことだ。当然、ボタンは上手く留まっておらず、剰えタイもうまく結べていない。

仕方なく、男はそのタイを首から外して右目に空いた眼孔を覆い隠すようにしたようだ。…後ろで蝶々結びをしたはいいが、縦になっているのは本人も気づいていない。

そのまま資料室をふらりと歩いていれば、奇妙な笑い声(>>60 オスカー)が耳につき 顔を顰めただろう。

その声が男のものだというのは分かっている。…だとしても、騒がしくそれから不愉快な声というのは嫌気がさすものだ。]


……はぁ、……

[溜息を吐いては、そこを通り過ぎようとしただろう。手を出さなかったのは、それでもまだ機嫌が良かったから。

……怠惰な少年の姿を見ることがあれば>>53、そちらをちらりと見て礼でもしたかもしれない。

そのまま資料室を通り過ぎれば、広間へと戻ってきただろう。]

(62) 2016/02/29(Mon) 23時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/29(Mon) 23時頃


[ 少女は未知の経験に畏れを抱く。
けれど、彼とともに味わう『未知』なら喜んで受け入れよう。]

わ、私じゃないと……だめ……なのですか……?

[汚いから、という理由で拒もうとしたが、それでも彼は引き下がらずに、むしろ少女でなければダメなのだといいはなった。
ああ、未だかつてそんな言葉を少女にかけたものはいなかった。『お前のだから』と、少女の存在を肯定した存在など、今までただの一人も、いなかったのだ。
『良い子』と褒められれば、ますます従順に、少女は足を開いた。]

はい……私も、ケイイチ様のが、いいです……

[後でのご褒美をねだれば、こくりとうなずいて]

ひ、ぁ……あっ……

[舌先でつんつんと尿道を刺激されれば、性感とはまた違う感覚に腰が震える。]



あ、だって……ケイイチ様に可愛がっていただけるのが嬉しくて……、っ、ひあ!

[ 既に剥き出しになっていた食べごろの実を強く吸いあげられれば、言葉を最後まで言う前に啼き声へと変わった。そのままネチネチといじめられてしまえば、涙目になって吐息が荒くなる。]

は……あ…っ、あ…っ、んん……っ!
え、い、イク時には、言うん、ですか…?
あ……申し訳ありませんでした…、ケイイチ様のお許しもいただかずに勝手にイッてしまう悪い子でごめんなさ、い……!
ひぁっ、……ん! ふぅ、ぅ……っ!

[ 攻め立てられる舌遣いと羞恥の言葉に少女の熱は高まっていき――やがて、同時に達したようだ。]

ケイイチ様、っ……イッちゃいます…イ、く……ふ、ぁぁ……っ……
 


[ビクン、と腰を震えさせて達すればトロリと愛液が垂れて、そのすぐ後にチョロチョロと小水が漏れだしたことだろう。
彼の『小分けにして出せ』という命令はちゃんと聞こえていたので、少女は必死に言いつけ通りにした。
尿を止めるたびに、ヒクリヒクリと体を震わせて。]

は……あ……あぁ……

[尿飲まれてしまったとまいう恥ずかしさと、得も言われぬ嬉しさに喘いでいれば、彼に『良い子だなー!』と抱きしめられた。
ご褒美をもらった少女は、歓喜にまた涙したのだった。

ところで行為の最中、外で声を聞かれていたことなどには、全く気づかなかったようだ。]


[今度は少女の番。
彼の前に跪き、まだやわらかいそこに舌を這わせた。]

あむ……ん……ふふ……

[これが先ほどまで自分の中に入って居たのかと思えば、その時の幸福を思い出して目尻をさげる。さらには彼の体液をこれからいただけるのだと思えば、熱心にもなろうというもの。

ぺろりぺろり、と犬のように彼の鈴口とキスを交わしたあとは、大きく口に頬張ってむしゃぶるようにして舐める。
彼の肉芯は少女には大きかったので、全部は入らない。それでも一生懸命、ご奉仕をするのだ。

その頃には、暗闇にも目が慣れた頃か。
それなら、彼の方をチラチラと見ながら彼の鬼頭の形に膨んだりすぼまったりする少女が見えたかもしれない。]

あ……ん……っ

[やがて彼の怒張が一際大きくなった時、少女は香ばしい雄の香りがする汁を飲む。その後に流れこんできた生暖かくてしょっぱい液体も、美味しく飲み干して。]

ごちそうさまです……ふふ

[唇の周りに飛んだ汁も残さず舐めとって、少女は嬉しそうに微笑んだ。]



  ああ、お前じゃないと駄目だ
      ……言わせるなよ

[ 私じゃないと駄目なのか()と訊ねられれば、そう返事を。らしくもなく頬が熱を持ち、この時ばかりは部屋が暗くて良かったと思うのだった。

この男は特に意識して相手の秘めた望みを叶えようとしたり喜ばせようとはしていない。自然に相手がそうさせるのだ。そして男にもまた、真に自己を肯定してくれる者はいなかった。]

  ……そうか、じゃあいっぱいやるな

[ "ケイイチ様のがいい"と告げられて。
似たような台詞を他の悪戯に遊んできた女に幾度強いて言わせてきたかわからないが、こんなにも嬉しくなったことはない。]


[ 言い付けを守って悪い子が見事良い子になる()のもまた褒めてやりたかったが、漏れ出る愛液と小水に口は塞がれた。

命令通りに少しずつ出されて、こぼす事なく飲む事が出来た。多少しょっぱいが、彼女が出したものだと思うと美味しく感じられるから不思議なもの。]

  良くできたな、良い子だなー!

[ 尿口に残ったものを吸い、飲み込み終えれば、むぎゅうとか細い身体を力強く抱き締めた。彼女の歓喜の涙は、シャツの胸元が吸いあげてしまった。]


[ 熱心な奉仕は気持ちよく、あっという間に膨らみきって、先端から溢れた涎が小さな唇を濡らした。]

  はぁ……、きもちー

[ シーツで拭いきれなかった血液が固まり、少しパリパリになっている髪を撫でながら口淫の心地よさに浸る。暗闇に慣れてきた目は、自身のモノを咥えて変形する彼女の柔らかな頬を捉える。きっと顎が疲れて苦しいだろうに。でも。

なんてかわいいのだろう。

ムクリと硬度を増し。髪とその頬を撫でていれば、呆気なく彼女の口腔に吐精するのだった。
それからシャアア、と別の体液も放つ。飲み下せるように少しずつ出し、この上ない開放感に浸った。]

  あぁ…ヨーランダ、好きだよ

[ 屈みこんで唇を重ね、舌を捻じ込み、口内を荒らした。ほんのり臭う口付け。鉄錆の味の次はこれだ。

自分の出したものは汚く思うが、彼女を介せばどうってことない。互いの排泄したものと唾液と吐息が混じり、愛おしさばかり募って、

このまま押し倒してしまいたい。

──それだけは耐えて、ゆるり唇を離した。]


あぁ……妬ましい。

ひどいわ、こんなのってあんまりよ。
一体誰が私とケイイチ様の間を引き裂いたというの?きっと、誰かの仕業に違いないわ。ケイイチ様は悪くないのよ。

きっと幸せな私達を誰かが僻んでるのよ…そうよ!

残りの5人の中の誰かが犯人なのよ!!
そいつを殺せばケイイチ様は必ず私のもとに戻ってくるわ…そう、そうなのよ!

[妬む少女の心は決まった。
部屋を少し見回して、彼のナイフがないか探す。なかったのなら、そのまま部屋を出たようだ。まずは武器を探すつもりで*]


── 殺める ──

[彼の中には2つの人格がいる。

ひとりは臆病で彼女の死ぬ夢を見た。
もうひとりは我儘で彼女を愛す現実を手にした。

ひとりは全て知っていて、
もうひとりは肝心なところの記憶はない。
夢であったと、信じて疑わない。

あの血生臭い夏の夜を、
破裂しそうな程煩い心音を。

けれど都合が良すぎはしないか?
宝箱から甘いお菓子をただ欲望の儘喰らう姿が、
彼女が生を失う瞬間の事が、
何故彼の記憶には出てこないのか。

       ────そう、彼は知っている。]


[自分が彼女を轢き殺した事も、
其れで彼女の内蔵が日に焼けたコンクリートの上にびちゃりと転がった事も、
彼女の肋骨が衝動に耐え切れず折れた事も、
其の様な彼女の人成らざる者になったところへ駆け寄り舌舐めずりをした事も、
はっきり何ひとつ残さず覚えている。

漸く其の体を自分の物に出来ると喜んだ事も、
彼女の何処だか分からぬ部位をずるりと引き出して千切って其の口に頬張った事も、
彼女を噛むたび口に広がる甘い味も、
彼女が見た世界を自分の中へと取り込んだ事も、
其の瞳が何かを言いたげに此方を向いていた事も、
骨に付いた肉を余さず舐めて、歯を立てて、味わった事も、
忘れる等ということがある訳がない。]


[全て終わった後放心状態の儘暗い夜自分の家へと戻った事も、
晴れた夜に浮かぶ煌きが黒を纏い誰も此の光景等見ていないと思うのを愚かだと嗤っていた事も、
全て昨日の事の様にありありと浮かんでくる。

彼は其れが嫌で知らない振りをしているだけ。

でなければ自分の服を漁った時に疑問に思う筈だ。
" 自分のポケットには空腹を満たす為()ではなく、
 人に傷を付ける為の物が入っている() "
という事に。

だからあの日彼は狂った様な口調では無かった。
ただ何度も愛を囁いて、そうして満足そうに微笑んでいた。
だから"大体一緒"()等と言うのは、紛れもなく嘘だ。
彼≪β≫の彼≪α≫を守る為、狂ったかの様に振る舞う事等、其の時は要らなかったのだから。]


[彼は自分の罪を別の人格に全て償わせ、
自らの所為では無いと信じて疑わない。

彼は愚かにも其の罪との性格の区別として、
更に窃盗という罪を自ら負う。

全て喰らい己の物にしたいという欲望は、
       暴食という名に相応しい其れだった。]*


【人】 許婚 ニコラス

[資料室から広間へと足を運ぶ途中、恐らくあの怠惰な少年と目でもあったろうか?>>79
それならば一礼をしてそこから退くのだが、ネクタイで目を覆い隠す姿を不審に思われているとは、露にも知らず。

それから、広間に出た時にはそこにはちょうどあの警官の黒髪男>>93の姿も見えたかもしれない。すっかりその男への興味をなくしていれば、大して視界に入れないまま。
尤も、彼があの醜い人形を大切にしているなど知れば驚き笑うに違いないのだが。

そこには色欲の男もまだいただろうか?
それならば彼に挨拶を。]


こんにちは。貴方は────……

[あの資料にはなんと名前が書いてあったか。…ああ、生まれ年は覚えているのだが。

嗚呼、そうだ。彼の名前は、]


ジェフ・リチャード氏、であってます?

[にこりと微笑みを浮かべ、彼の名を呼ぶ。]

(99) 2016/03/01(Tue) 20時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/01(Tue) 20時頃


【人】 許婚 ニコラス

[読んだ名前は間違っていないようだ。リシャールという家柄は記憶になかったが、自分が覚えている家というのもなかなかに限られた話だから無理はないのかもしれない。

資料があったか、と問う男に対して>>105にこりと微笑んだまま]

ええ、ありましたよ。…と言っても見つけたのは別の方ですが。

[嗚呼、そういえばその資料は 向こうに置いてきてしまったと今更思い出す。
だとしてもどうにもならないだろう。…それに、持っていたとしてもどうするというのだ。

名を問われたなら、暫し迷う。
…今まで遠い昔に母が呼んでいた愛称を名乗ってはいたが、どうしようか。
故郷を同じくするものなら、家名を言えばどこの生まれのものか分かってしまうかもしれない。

…嗚呼、それでもそれが未来のことならば関係ないのだろうか?]

……ニコラ・ド・フォンブリューヌと申します。恐らく同郷のものかと。

[この男自身は自らの家が後々どうなったかは知らない。…が、きっと自分がいなくなったところで5歳下の弟が継ぐに違いないのだ。

ならば、家の名前くらいは残っているだろうか?]

(107) 2016/03/01(Tue) 21時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/01(Tue) 21時頃


【人】 許婚 ニコラス

[フォンブリューヌ侯爵家を継いだのは、男にとっては十数年前だが……もう少し先の年代からきているらしい彼>>109にとっては、十数年前のことなのだろう。
自分の未来がどうなっているのか、など全く想像もつかぬ。男は刹那主義ではなかったが 未来のことなど神のみぞ知ると割り切っていた。…それをも変えてしまう力が欲しい、と望まぬわけではなかったのだが。]


ああ、当家をご存じでしたか。ここに連れてこられた理由など皆目見当も付かないので何とも……。ああ、これですか?

[お恥ずかしい、とばかりにネクタイで乱雑に覆い隠した右目を押さえた。]


…東洋のお嬢さんに取られてしまって…。不便極まりなくて、困っているところです。

[眉を下げて、情けなく笑って見せたことだろう。]


そういうリシャール氏は、先程からこちらで何を?

(113) 2016/03/01(Tue) 22時頃

【人】 許婚 ニコラス

[そんな風に男に話しかけている中途、現れた醜い人形>>117がその醜さを振りまくように大きな声で喚き立て剰えその体を動かしノブを回すのなら、ピクリと男の眉が不機嫌そうに揺れたに違いない。

…男の手にも、今ナイフが。

脇腹に刺さっていたそれは、抜いてからポケットにでも入れておいたのだが。

(…嗚呼、煩い。煩い。煩い煩い煩い煩い!)

先程からずっと煩かった。この女はきっと黙るということを知らないのだろう。折角神から与えられたその美しい体を汚して汚して、嗚呼それは神への冒涜ではないのか。

処女の美しさを信奉する男にとって、売女とも変わらぬその女の行動は忌み嫌うものだ。────尤も、その行動自体未だ知る由もなかったが。]

(114) 2016/03/01(Tue) 22時頃

【人】 許婚 ニコラス

[東洋の美しい人形との間に起こったことは、あまり語らなくともよいだろう。…まさかその前に彼女と彼>>116が邂逅し、失ったその舌を見ていたとはつゆ知らず。
…いや、自分はただ声帯を切ろうとしただけだ。動かした彼女が悪いだけのこと。]


犯人探し?…嗚呼、貴方はパリ警視庁の方でしたっけ。仕事熱心ですねえ。

[フランス人は大概高給取りだ。…そして、仕事を怠ける人間が多いように記憶していた。…いや、単に自分の屋敷にいる人間がそういうものばかりだったからかもしれない。

パリ警視庁はまだ出来て十数年ほどの組織だったはずだ。それに、リモージュの屋敷からあまり外へ出かけていかない自分は接触する機会も殆ど無い。
男の言葉には感心したように頷いた]


…可哀想?

[つぶやきを聞き取れることがあれば、不思議そうに聞き返したに違いない。]

(118) 2016/03/01(Tue) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[女の醜い金切り声>>117がこちらに向くのなら、不愉快そうに灰色の隻眼を顰めさせて そちらを見やった。
…嗚呼、折角視界に入れないようにしていたというのに。

ここではせっかく与えてやった美もなかったことになってしまうのだ。…それならば、美しくないその姿は永遠に醜いまま。

…なんと残酷なのか。
それでも声だけで潰せば少しはマシに見えるだろうか?それでも、あの東洋の人間とは大違────────

なんて、二つの人形を比べては嘲る。
溜め息を一つ、それからその女の方を向いて]


先程も煩いとは思っていましたが………こうも醜いとは。貴方はその醜さを知った方がいい。そうすればきっと、己の醜さを恥じてそんな声を上げることもなくなるでしょう。……嗚呼、それとも。
私が教えて差し上げましょうか?

[…そのまま人形にするには、彼女の造形は好みではない。…だとしても、その菫色の瞳は 濁っていたとしても素材には適しているだろう。
その白い肌を、あの美しい東洋の人形に縫い付けるのもいい。

女の不躾な喚きも、教養のなってない言葉の羅列も、全て聞き流しては こちらも彼女の方向へ一歩踏み出してみようか。]

(119) 2016/03/01(Tue) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス

[真実を言って何が悪いのだろうか、とも言いたげな瞳で人形>>123を見つめる。
当然だ、この男にとって全ての女性は等しく醜い存在であり 生という柵から取り払われて初めて美しくなれるのだから。
……いや、女性だけに限らずーー。

男にはこの女を殺した自覚はない。恨まれているのは"殺された"ことではなく、"殺し損ねた"ことだろうと思っているほどだ。
だとしても、醜い罵声には悲しげな顔を浮かべて。]


乱暴…?……そんなことはしませんよ。

[自分のする行為はそんな俗物的なものではないと言いたげに不満を漏らす。
逃げる姿には大して気に留めず、その足はそのまま進めてしまおうか。
……リシャール氏がどうするのかは、ちらりと視界の端に認めた。


────開かぬ扉を狂ったように叩く音。

────助けて、と喚く声。

───────人形が動いて気味が悪いと、思わぬ人間がどこにいる?]

(134) 2016/03/02(Wed) 01時頃



……。

[リシャール氏がどうしていたかは知らぬ。
が、自分の方が先に彼女の元へ辿り着くのなら?────ナイフを振り上げてくるその手首を掴み、扉に縫い付けてしまおうか。

恐らく、扉と彼女の腕とかぶつかり、ガツンと少々大きな音が響いたかもしれない。
尤も抵抗されているのだから、掴む前にいくつかの傷を作っていただろう。]


嗚呼、煩いな。

[冷めた瞳で、彼女を見下ろし、普段より幾分か低い声で]

……君の動く姿は目障りで、君の声は耳障りだ。……頼むからそこで大人しくしていてはくれないか?

[実際、彼女が静かに大人しく慎ましやかに……人形よろしくしているというのなら、何も手を出すつもりなど毛頭ないのだから。]**


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/02(Wed) 01時頃


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