人狼議事


41 アンデッドスクール・リローデッド

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視点:


 せめて結婚式挙げる前に助けてよっ

[これがツッコミというやつだ。自信満々でグロウを見上げて]

 そっか、それで問題ないね。
 なんだ、よかった。悪の組織に乗り込むところまで想像しちゃったよ。

[その想像が見抜かれているのには薄々感ずいているけれど]

 最後じゃなくても、グロウさんはずっと笑わせてくれてるよ。
 ふふ、とうきょうちょっとちゅうごく。

[可愛い、と思ったことは秘密にしておく。]


―生物学教室の前で―

[男の体は震え続ける。それは今も止むことがない。
 いや、時折途絶えるように感じるが……体内のバランスが崩れているのか、間断的に、ぶり返してくる]

 ウイルス……いや、まさか。
 俺は意識もはっきりしていますし。

[けれど不安は襲いかかる。もし、自身が物言えぬ感染者となってしまったのならば]

 そんなこと、ありえない、はず……。

[口ではそう呟きながらも。
 血肉を求めて地を這う自身のイメージが、頭の中を強くよぎった]

―生物学教室の前で・了―


【人】 親方 ダン

―生物学教室の前で―

 バーレー、さんは、クロエさんをお守りしていた>>1:338、なんて。
 本当に、勇敢な方です。
 モップ……俺は原始的な戦いをしてしまっていますからね。
 見習うべきかもしれませんが……打撃は、反動が厳しいですから。

[今は姿の見えないリンダとの会話を思い出しながら、男はぼそりと呟いた。
 事実、踏み込み力のない男では、打った反動は車いす任せとなってしまう]

 ……なら、俺にも使えますけど。学内にはありませんしね。
 口惜しいですが……当然。
 いえ、そんな弱気な発言はやめましょう。
 田原先生と同じように、俺だって「先生」なんですから。
 この身体が――――少しもどかしいですけれど。

[そこでふと、教室にこもるリンダの様子が気になって>>340
 とはいえ、振り返る不正はしたくなく。
 かわりに、こんなよしなしごとを、呟いた]

(5) 2011/12/03(Sat) 01時頃

【人】 親方 ダン

 は、はは。実験、される側に回るなん、て、久しぶりですね……。

[男は、扉に背を向けたまま、遠い過去を思い出す。
 それは、『実験』と呼ばれていいものなのかどうなのか。ただ、一つ言えること。白衣を着た男性に告げられた言葉]

 あの時、は、ちょっと不快、に感じたものです、が。感染しているか否かが、本当、に、分かるのであれば。
 これほど、助かるものはありませ、ん。

[何しろ男自身でさえ、感染後の経緯をじっくりと観察できたことがないのだから。
 男の体に、おそらくウイルス、が、入り込んでいるのかどうかは明確には分からない。
 ただ……]

 ……仮に、感染していたとした、ら。
 俺は、どうすれ、ば……

[男はかすかに思案しながら、じっと、リンダの結果を待つ。
 疲労しきった……いや、疲労しきっているはず、の腕の震えは……
 まだ、止むことがない]

―生物学教室の前で・了―

(6) 2011/12/03(Sat) 01時頃


 あはは、そうだな、そうしよう?
 まず、悪い男と剣婚式をあげないで欲しいな

[ぐわんぐわん、と頭を揺らす為に伸ばした手
それで、そっと髪を撫でようと]

 悪の組織の女に騙される前に、助けてくれ?
 どうせなら、ロゼットと結婚式をあげれば問題ないな

[言った後、ちょっと恥ずかしくなって、咳こんだけれど]

 ロゼットが笑ってくれたのなら、それでいい
 努力した甲斐があったというものだよ

[可愛い、と思われているとは思っていない]


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/03(Sat) 01時半頃


 大丈夫です、挙げないって。
 これは自信あるよ。

[グロウにだけわかるように微笑んで見せて
次いで聞こえた声に双眸を瞬く。]

 ……あたしと、?

[ゆっくりとその言葉を脳内で処理すれば、口元を覆う。けれど手は小さくて、赤くなる頬までは隠せず]

 …………………うん。
 問題ない、ね?

[疑問符がついたのは照れ隠し]



 そうか、自信があるか
 なら、安心して見ていられるな

[微笑んで見せる、彼女の様子
随分と穏やかで、心が和んだものだ
だが、彼女の頬が染まる事や、口元を隠す様子を見てしまい
なんだか私の方も照れくさくって、頬が紅くなる感じがした]

 そうだ、な…――――
 問題ない、大丈夫だろう

 うん、決めた
 ロゼット、君だけは、私が守る
 ゾンビからでも、他の何からでも、ずっと
 君が、困りさえしなければ


 こ、……こ

[次の言葉が上手く出てこない。何度か「こ」と繰り返した後。]

 困るわけ、ないよ!

[思わず大きな声が出かけて、口を再び覆い]

 あたしもね、グロウさんを守りたい。
 ……ずっと一緒、でしょ?
 絶対、お互いに置いてったりしちゃだめ、なんだから。

[周りに気付かれぬように彼の服の裾を掴んだ。
事故で家族を失って、一人その最中生き伸び取り残された。だからもう、失いたくはない。]



 そう、か…――――

 困らないか、よかった

[服の袖を、そっと掴まれて
本来なら、抱き寄せるくらいはする場面なのだろうけれど
周りの目もあって、そう言う行動は出来ずにいて
だけど、彼女と一緒にいようと、心から思えたから]

 ああ、ずっと、一緒だ
 助かる時も、死ぬ時も、一緒だ
 置いていったりは、しない
 一人にはしない、ロゼット

[私の袖を掴んだ、彼女の手に、そっと
自分の手を、重ねようとしてみた
何処か、触れていたいと感じたのだ]


 うん、ずっとだよ。
 約束したからね。

 あたしも絶対グロウさんを一人にしない。
 ……したくないよ。

[泣きそうになって、僅かに俯く。
裾を掴む手に触れた彼の手は大きくて、温かい。]

 ――……グロウさん、あのね。

[彼を見上げる。今度は彼の視線がこちらに向いているこの瞬間に]

 (だ い す き)

[声には出さずに、伝えて]



 ああ、約束した
 一緒に帰って、デートするんだ
 遊園地行って、映画見て食べ歩きするんだ
 一人じゃ、出来ない事ばかりだからな

[彼女の唇の動きを、じっと見ていて
言葉が紡がれるそれは、私を照れさせるに十分だったから
こほん、と小さく咳払いをして]

 ハザードランプ、5回だっけ

[愛してるのサイン、今度やってみようかなと思った]


[素直に耳を貸す様子に]

 大好きだよ、ロゼット

[そっと、彼女の耳元で囁いた]


 馬鹿、もう!
 もう!もう!

[顔を真っ赤にしながらぽこぽこと肩を叩く。
恥ずかしくて、嬉しくて、でも皆の前ではなんとか誤魔化すしかなくて]



 いて いて
 いや、ごめんごめん

[だって、どうしても言葉で伝えたかったから
ぽこぽこと、肩を叩かれて
愛しさを感じるのは、きっと]


 好き。

 ……大好き。

[再びその手に触れて、涙を浮かべた双眸で見上げた**]



 私も、大好きだ、ロゼット
 人の目さえなければ、抱きしめる所だよ

[見下ろす彼女の瞳は、潤んで見えて
触れたその手は、彼女の存在を確認させてくれる
彼女さえいれば、私には怖い者などないと、そう思えた]


【人】 親方 ダン

―少し前のこと・生物学教室の前で―

 俺は俺、です、か>>9
 ……そうです、ね。羨んで、も、即座に自分が変わるわけでは、ありません、し。
 まして、変えようもない、もしく、は、変えるための労力を、別に活かした方が有益なことも……多いですからね。

[自分の年齢の半分にも満たない、教え子の言葉にゆっくりと微笑みを浮かべた。
 生徒達に対し「子供だから」という偏見なんて、決して持ち合わせてはいない。
 それでも、若いのに、と頭に付け加えたくなってしまうのは、男が年齢を重ねすぎてしまったせいなのかもしれない]

 クロエさんは、ご自分をしっかりと、持たれているようにお見受け、します。

[この見識を、男は後ほどより強く、思い抱くことになる。
 冷たく告げられた彼女の言葉を、扉越しに受け止めて>>4

(36) 2011/12/03(Sat) 03時半頃

【人】 親方 ダン

―そして・生物学教室の前で―

[告げられた言葉に>>4、絶句した。
 『感染している可能性がある』。その意味を受け入れることにどれだけの時間がかかったことだろう。
 ありえない。そうならないよう、細心の注意を払っていた>>1:312はずだったのに。
 扉には手を伸ばさない。生徒を怯えさせてはいけない。
 それでも、耐えきれずに振り返ることだけは、どうか許して欲しい]

 ク、クロエさん。ちょっと待って、ください!
 俺は、見ての通り、健常です。
 そ、その検査の精度は、本当に、確かなものなのです、か?
 ……いえ、『可能性』と仰る以上、確定ではない、の、ですよね。

[恐らく、『感染』は確定されたものではない。
 男はそう察し、逡巡の末……あっ、と小さく言葉を漏らした。
 思い返すのは、もう10年も前のこと。
 「車いすの教師」に慣れた時分に、知り合いの医師から受けた進言。
 あの時は、今とは逆。
 ――――男は、『可能性』に夢を託していたのだった]

(37) 2011/12/03(Sat) 03時半頃

【人】 親方 ダン

―回想・10年前・病室―

 ええ。大丈夫です。
 同意書の方には、サインをさせていただきましたから。

[男はベッドに横たわりながら、医師の言葉に頷いた。
 インフォームドコンセント……告知と同意に基づき執り行われたのは、新薬及び未承認医療技術に対する治験。
 男の胸に宿るは淡い期待。
 傷ついた胸椎に穿刺を行い、直接胸髄に新薬を投入することで、麻痺した下肢能力を回復させるという趣旨だったか。
 その他、前例のない再生医療技術には、生物を専門に扱う男でさえ理解の困難な手法が用いられた。
 そのやり方の全てに信頼を寄せていたわけではない。むしろ半信半疑ともとれる部分は多かったのだが。
 もし、2本の足で立ち上がれたら。以前のように立ち振る舞うことができるようになったなら。
 拘束される時間も、副作用による危険性も、そんな『可能性』に全てをかけて、なげうち、受け入れる意思はあったのだった]

(38) 2011/12/03(Sat) 03時半頃

【人】 親方 ダン

[結果を言うならば、それは惨憺たるものだった。
 処置を終えた男は2週間に渡り、意識が混濁したまま高熱に魘されることとなる。
 期待していた効果を得ることも叶わず。
 その上……『副作用』と呼べる程度の負の遺産を、男の体に刻みつけることとなる]

 では、俺の体は特定の検査では、陽性を示してしまうということですか?
 例え俺自身に異常はなかったとしても……。

[それが告げられたのは、退院を迎えたその日のこと。
 失敗した治験により変えられてしまった体質。
 男は、不気味に思いながらもその事実を受け入れ、医師に問い返したのだった]

 ……分かりました。いえ、過ぎたことと言えるほど俺もできた人間ではありませんが。
 そこについては、補償金の方でも、じっくりご相談させていただきます。
 ただ、俺が懸念していることが1つあるんですが。

(39) 2011/12/03(Sat) 03時半頃

【人】 親方 ダン

 検査で誤った陽性反応が出てしまった時、本当に陰性かどうかを判別する手段はあるんでしょうか。
 いえ、病気の可能性を疑われても、それが俺の体質のせいなのか、それとも本当に陽性なのか、分からないようでは身に危険が及ぶ可能性があります。

[問いかけに対する意思の答えは、診療録の複写。
 検査医にこれを渡すことにより、男の体質にあった検査に切り替えることができるよう。
 そして、ごくごく小さなバイアル(ゴム栓により閉じられた小瓶)。
 中には、毒性がないよう希釈されてこそいるものの、症状が起こる原因となった、体質を変異させる新薬が込められている]

 ……あぁ、そうですね。では、とりあえずそれはいただいておきましょう。
 今の段階では、この体によって異常な結果が出るかどうか判明されていない検査の時も、そのサンプルがあれば医学的に分析して、結果の検証ができるでしょうから。
 もっとも、そんなことができるのは、よっぽどの大病院に限られそうな気もしますけどね。

―回想・10年前・病室・了―

(40) 2011/12/03(Sat) 03時半頃

【人】 親方 ダン

―現在・生物学教室前―

 クロエさん。俺に、は、そんな体質があるんです。

[男は、己の体に埋め込まれた宿命を、力なく語っていった]

 もしかしたら、クロエさんがされた検査、も、そこに引っ掛かって、いるのかもしれません。
 ……教壇の近くに、俺の荷物が、あるでしょう?
 そこに、カルテの写し、も、サンプルの瓶、も、置きっぱなしにしてあります。
 確認、してください。

[リンダはどうしただろうか。どちらも確かに生物学教室の中にあるはず。
 ただ、彼女が専門的な知識を要する診療録を、読み解くことができるかどうかは、分からない。
 そして、仮に読み解け、仮にリンダの行った検査が引っ掛かるという旨が記載されていたとしても。
 それはあくまで、『男の体質ため反応した可能性がある』ということが分かるにすぎない。
 まして、一緒にある新薬入りのバイアルについては、生物学教室で行えるくらいの検査については、使い道があるとも思えない]

(41) 2011/12/03(Sat) 03時半頃

【人】 親方 ダン

[実際にウイルスに感染しているかどうかは、きっと誰にも分からない。
 体質のせいかもしれない。本当に感染しているせいなのかもしれない。
 だからこそ――――]

 分かって、います。無理に、入ったりは、しま、せん。
 扉は閉じたままで、結構です……。
 です、が。ここを離れること、も、できません。

[扉に付けられた窓を静かな目で見据えながら、男はきっぱりと言い切った]

 せめ、て。この場所、で。感染された方々が近づくことを、防がせていただきます。
 俺はもう、嫌なんです。
 俺の至らない行動のせいで、迂闊な行動の、せいで……誰かを救うことが、できなくなってしまうだ、なんて……。
 クロエさん、と、バーレーさんの、ご無事な姿が見えた時、俺は本当に嬉しかった>>1:250

[ぐっとまぶたが閉じた後、ふと、顔を背け車いすを反転させると。男は扉に背を向けた]

 ですが、もし俺が感染していて、他の感染された方のような、変化が起きて、しまったら。理性を、失って、しまった、ら。
 ……この背もたれにある、介助用レバーを掴んで、そのまま横に押し倒してください。
 それだけで、俺はほとんど、無力化できるはずですから**。

(42) 2011/12/03(Sat) 03時半頃

親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/03(Sat) 03時半頃


―真実―

[10年前の治験で齎されたもの。それは、男の異常な体質だけではない。
 男の体には、ある種のB細胞が形成されていた。
 それは、有害な新薬を排出する抗体を生み出す型。
 そしてその劇薬は……おそらく、今回のウイルスに近似する要素を持っていたのだろう。
 体は徐々に死滅しつつも、抗体はウイルスの侵攻を一部食い止め、現在の男の状態を保て続けている。

 では、仮にバイアルに込められた希釈薬を摂取したならばどうなるのか。
 濃度が薄いため、効果がどこまで出るかは疑わしいのだが……。
 おそらく、ウイルスに感染したとしても、体内で作成されるであろう抗体により、男のように一定程度、症状を緩和させることが可能かもしれない。

 もっとも、所詮はウイルスに特効性があるわけではない、新薬向けの抗体。
 今は保てている男の理性も、どこまで持つかは分からないけれど**]

―真実・了―


「ぐる、る」

[かゆ うま 
なんて往年の名作の名台詞を吐く余裕はない。
が、立ち上がった青年の目は先ほどとは少し違う。
いや、片目の色がやや赤味を帯びているか。
人の目では確認できないほどの。
けれど、ウィルス研究している者が見ればわかるような。

体の中がメキメキ鳴っているのがわかる。
頭の中も、何かが変わっていて。
立ち上がる姿は、どこかラリっているようで
けれどゾンビのような意思のなさは感じさせない]

……あ、「あぁ」……?

[頭の中で、別の声がリフレインする……]


[びきり、と鋭い頭痛がした。
何かが頭をよぎる。記憶の欠片がはらはらと零れ落ちてきて。

セシルを見た途端、口の中に先程の血の味がよみがえってきた。
どうしようもなく血肉の味を求めたくなった
肌がぶつぶつと鳥肌を立てる]

……「お前。」

[声色は同じなのに、声の様子は明らかに別人。
不死の記憶が、一気に巻き戻ったよう。
躊躇なく遺体を見るセシルの目が、記憶の彼方の研究者達の目とダブった]


[セシルをじっと見る目は僅かうつろ。
記憶が混濁した中で、かけた声も意味が意味として通っていたか、「ベネット」はわからない]

セシ「ナぁ」ル先「久しブリ?」輩……
「ハじメまシテ?」俺……


[声が二重に頭に響く。
赤味を帯びた目は僅かににごり色を示す。
ダブる声は以前よりセシルを知っているような*]


[一体のゾンビを切り開き、満足すると、ハンカチで血を噴いて、そこに放った。
空き教室を後にして、今度はまた別の、性別違いのゾンビを見つければ、先程と同じように見下ろして、小瓶に血を移す。]

 他にもいろいろありそうだ。犬や猫、他の動物は?
 興味深い、実に興味深い。

[再び楽しげな笑みを浮かべてみせた。]


[そう言って、静かに顔をあげて相手を観察するように見つめる。]

 …なるほど。興味深い。
 その目、体……。

[彼の存在が、後輩から観察対象に変わっていく。]

 いや、俺とははじめましてでいいんじゃないかな。
 似てるのは御先祖様にだろう?

[笑いながら答えて、肩を竦める。]

 セシル・フォロー、かつてある研究を行っていた研究者の子孫さ。
 フォロー一族の研究を引き継ぐ現後継者。

[笑いながら自己紹介をして、そして、軽く首を傾げて尋ねた。]

 あんた、御先祖様の不老不死の研究結果だろ?


体「ハジメまして?」って……
何「悪趣味一族サン」言って……

[ぐらり。頭の中にもう一人。何かがいる]

俺、が?

[ぱきり。ぱきり。乾燥した皮膚がひび割れるように脳裏の殻がはがれてく]

先輩、何、いって……

[じゅるり。じゅるる……]


 悪趣味って、失礼だなぁ。
 少なくとも俺は、高貴な目的の為に研究しているのさ。
 不老不死、人間なら誰もが憧れる夢…ってね。

[にやっと笑ってみせて、ベネットに笑いながら]

 いやいや、気にする事はないさ。
 でもあんたも失敗作みたいだね。他人の体が必要と見たね。

[それでも、意識や記憶があるのなら、一番自身の求めるものには近い。]


[「研究」「フォロー」「ご先祖様」

「ぱきり」

脳みそが脱皮するような音を立てた。
口の中にまた血の味が広がる。
転がる死体が、まるでごちそうのように見えた瞬間]

……「あァ……。」

[思い出した。同時に、今までの日常が、
全て消え去ったかのような感覚ともなって]

「そウだネ……」「懐かシイ名前……」

[首をコキコキならしながら感慨深そうに呟いた。
記憶を戻したばかりだからか、まだ言葉はたどたどしいが。

「ベネット」ではない、けれど中にいるもう一人のアンデッド]


「失敗作、ネ。」
「でもイイジャナイカ」
「若イだろ?」

[研究に付き合っていた頃はオッサンだったのかもしれない。
けれど今は頭が悪くても許される高校生だ。
若いカラダはイイ]


 まあね。俺は今の若さを俺自身で保てる不老不死になりたいからね。
 他人の身体なんかご遠慮したいからね。

[わかくかっこいい体だろ?と付け加えて。]

 


「それはショウガナイ。好ミの問題だヨ」

[口についた血をべろりとなめとった]

「このクソガキの体もワルクナイ」
「体を変えるノもフぁッしョンってやつサ」
「なんかに首を挿げ替えてオシャレする女っていたよな?」

[オズの魔法使いの続編だったか。
そんな女王がいた気がする]

「で、オマエ、俺をドースルつもり?」


 どうするって、どうもこうもないけど、仮に実験させてくれるなら、あんたの協力してやってもいいぜ?

 餌を探してくるなり、治して欲しいなら治してやってもいいし。

[特にどうするつもりはない。そう言葉にしつつも、
必要があれば、彼の体を解剖してしまいたいとは思っているが。]

 あ、でもあんたの血を少し欲しいな。
 研究材料としては、希少じゃない?


「オマエのことだし」
「最後は解剖しタイとか、考えてるンじゃネ?

「それは俺が他のお体モラッテからにしてくれる?」

「血はまだ困る。傷がアッタラ疑われチマウ
「見えないトコなら、イイケドサ」


「実験ネ。マァイイケド」
「ジャーその代ワリ、エサ、トッテ来いよ」
「たまにはイキタヤツとか」

「モウ少しクッタら、色々モトにモドルしネ」


「ソレト……」
「ナマエがホシイかもシンナイ」


[いつのまにか面の「ベネット」と名もないアンデッドは意識が交じり合っている。
いや、すでに乗っ取り始めてすらいる。

もう少し血肉を口にすれば、きっと何もかもが元通り。

けれどいつも思い出せないのは自分が人間だった頃の名前だったのだけども]


 お前の意識がなくなってからじゃあんまり意味ないけど。
 まあ、解剖は暫くがまんしてやるさ。

 血を抜くのは、注射器かなんかで軽く抜くだけだから、ちょっとで終わるよ。

[そう告げながら、餌に対して考えるのは…]

 男と女、どっちがいい?
 えっと……

[名前を聞いていない事をおもいだしながら、名前を覚えていないと言われれば]

 確か研究資料には、実験番号『イ-陸捨捌號』としか書いてなかったな。
 ………イロハ、彩葉でいいんじゃないか?

[女みたいだけど、と、安直な理由で名前をつけた。]


[表で話すベネットと入れ違いになるようにアンデッドの意識が脳裏を占める。
ナマエの流れに少しセシルを見つめて]

いいヨ。そノナマエでも。

[実際、生きていた時は男か女かすら忘れているのだ。
今、偶々青年の体に憑依しているからこそ、
この口調なのだけども]

「暫ク俺は引っ込ムヨ」
「「彩葉」に出てきて欲しカっタラ」
「言うトイイ」

[ベネットの頭が壊れない内はまだ暫く同居予定。そして、セシルと分かれ、「ベネット」が職員室で物色した後のことを少しだけ]


[強い拒否反応と戻った記憶が頭にマーブルを描き出す。
人である意識が当然混ざるわけがない。
冷や汗をだらだらと流し、いよいよ熱に浮かされたような様子はまるでゾンビのそれと同じ。

校舎をうろうろとさまよっているうちに、
一つ、腕や足を半分噛み千切られた、けれどまだ息のある生徒が転がっていた]

………

[生徒は、「ベネット」を見て、口の動きだけで助けを求めてきた。
当然、もう助かる見込みのないその生徒
けれど…その傷口の赤さを。その生肉を見て]

「ぐる、る……」


「きゃああああああっっ!!!」

[凄まじい悲鳴が聞こえた。
勿論、それは記すまでもなかろう。
切れた理性は他のゾンビと同様に、
その生徒の体を生きたまま食いちぎり、
生ぬるい血をすすった。

水を飲むように細胞が血肉を吸収していく。
体からメリメリ、と音がする。
泣き喚く生徒にお構いなくその内臓に顔を突っ込んでぐちゃぐちゃと食い散らかしていた]

はっ……、は……

[旨い。どうしてこんな鉄臭い血が旨いのだろう。
留められない。下品に音をたてて、むごたらしく生きたまま食い散らかす

不幸だったのは…それを見てしまったアリカワだっただろう]


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/03(Sat) 16時頃


……ミタ、ネ……?

[アリカワに投げる視線はドブ川のような腐った目の色。
彼へ伸ばす手は血で真っ赤だった。

アリカワの悲鳴は、聞こえまい。
しかし、その場所に残された彼の遺体は燦燦たるものだった。

ただのゾンビではありえないようなその遺体からは、意思のあるゾンビがいると推測するものはいるだろうか

指や手足は食いちぎられているのは当然で、
生きたまま頭皮や皮膚を剥がされている様子。
舌や目玉を引き抜かれただろうその顔は、
苦悶の表情のまま事切れている。

階段からへし折った鋭い鉄パイプを彼の腹に突き刺し、壁に縫いとめるようにたたきつけた]

……ぐ、フ、へ、へ……

[満足したように、壁に縫いとめた彼の死体を眺めやるとまたふらりとその場を後に**]


【人】 親方 ダン

―生物学教室の前で―

 介助用レバー>>42……いえ、失礼しまし、た。
 この、車いすの後ろから飛び出している。2本の棒……「手押しグリップ」です。
 車いすごと、俺を倒してもらえれ、ば、俺はたぶん、這うことしかできません、か、ら。
 理性を失ってしまっても、俺の足は動かない、はず……。
 なら、も、もしかしたら……車いすの操作くらい、は、学習してしまうかもしれない……。

[背中を向けたままリンダに付け加えた。
 そうだ。倒れてしまえば仮にこれまで見てきた死者たちのようになってしまったとしても、誰かを襲う力は極力削ぐことができるはず。
 沈痛な思いで体を震わせる中で、ふと、誰かの視線>>48を感じた気がし、そちらに首を向けた。
 そこにいたのは]

 た、田原先生……。あぁ、よかっ、た。
 よくぞ、ご無事で……。

(68) 2011/12/03(Sat) 16時半頃

【人】 親方 ダン

[田原はどうしただろうか。こちらに近寄ってきたとしても、その場に立ち尽くしていたとしても、どちらにしろ、男は彼に向けて開いた手をぐっと伸ばしたことだろう。
 一時でもいい、静止を……少なくとも己に近づくことだけでも、避けるよう願いながら]

 田原先生……俺には、近づかないようにしてくだ、さい……。
 俺、は、感染している可能性が、あるそうです……。
 クロエさんに、調べて、いただきました>>4
 あ……クロエさん、は、ご無事です。
 生物学教室の中に、おります、から。
 ですが、もし俺が感染していたら、いつ、変異を遂げてしまう、か……。

[そこまで口にし、男は、はっと、何かに気がついた。
 そうだ。彼に己が感染しており、意思なき襲撃者となり果てるとしたら……それは、「いつ」のことなのか。
 男は背中越しにリンダに向けて、再び問うた]

(69) 2011/12/03(Sat) 16時半頃

【人】 親方 ダン

 クロエさん……ウイルスの潜伏期間が、どのくらいか把握されています、か?
 ある程度、でも、結構です。
 もし、ご存じでしたら、教えていただきたいのです、が……。
 俺が知っている、限り、それほど長くはないはず>>1:187、です。
 その期間を境にすることで……「感染しているか否か」の、目安になるかもしれません、から。
 感染していたら……俺、は、理性を失ってしまう、はず……。

[そうだ。その手があったと、男は一人合点する。
 『見た目が正常でも、すでに変異してしまった存在がいる』>>1:221可能性が事実なら、おそらくこの悪夢を経験した多くのものが、知らない情報。
 男も、もちろんそんなことは知らな……]

(70) 2011/12/03(Sat) 16時半頃

【人】 親方 ダン

[……知らない?
 いや、その断言は行うまい。男の体の震えは、いまだ、止んではいない。
 その原因が、果たして疲労のためだけだったかどうか……。

 ふと、何かの音が聞こえた気がし、男は天井で閉ざされた上階へと目を向けた
 誰かの走る音が、聞こえた気がする。
 狙いを定めるかのように、一直線に突き進み……やがて、ぶつかると同時に断末魔の声が付されたような気も……。
 死者が、走ったのだろうか。まるで目標を捕捉して、襲撃をしたかのようにも。
 中には異質な感染者もいるのだろうか?
 ……いや、そんなことは、ありえない。
 きっと、男の空耳だったのだろう]

―生物学教室の前で・一時了―

(71) 2011/12/03(Sat) 17時頃

親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/03(Sat) 17時頃


―生物学教室の前で―

 た、田原先生……

[彼の姿を見かけた瞬間、男は確かに安堵した。
 それは、間違いない。彼の無事は大きな喜び。
 けれど同時に抱いた感情は……]

 ……欲し、い?

[体が何かを求めている。
 震えの症状が出てきてから、初めて遭遇した触れえる生きた人間に対し、確かに欲望を抱いている。
 彼が、欲しい。異様な魅力に引き付けられる、不思議な感情。
 同性である彼に対して、なぜこんな気持ちが湧いてくるのか。
 いや、そんなレベルの話ではない。
 その体に齧り付き、肉を貪り、己の内に摂り入れたい……]


 俺には、近付かないようにしてくだ、さい……。

[男は、とっさに田原を遠ざけた
 せめて、時間が欲しかったから。欲望を、おさめる時間が。
 衝動に駆られたまま、己があらぬ行為に及んでしまうことを、自ら防ぎたかったため。

 ……まだ、体は意思どうりには動く。
 けれど、肉体の実感は徐々に遠ざかっているように感じる。
 もしかしたら今の体では……仮に傷ついたとしても、痛みを感じないかもしれない。
 麻痺した下半身だけでなく、男の体、全て、が]

―生物学教室の前で・了―


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/03(Sat) 17時頃


【人】 親方 ダン

―回想・昼休み・中庭で―

 猫さぁーん。
 ふぅむ。今日はこっちにはいらっしゃらない>>0:406ようですか……。
 あともう少しで、モフらせていただけるくらいの信頼を築けそうな気がしたのですが。

[昼休み。職員室で無骨な弁当を食す>>0:394前に、男はこの場所に訪れていた。
 男にとって、動物をモフるということは、1人では困難を極める作業だ。
 なにせ車いすの上からでは、たとえ油断をしてねころんでいたとしても、小さな生き物に触れることは叶わない。
 欲望はある。モフりたい。されど生徒や同僚に、猫を抱くために力を貸してほしいと協力を仰ぐのもためらわれ。
 ……つまるところ、猫が自発的に男の胸に飛び込んでもらう以外に手段はない。
 それゆえ、時折こうしてこっそりと、猫との接触を試みていたのだ。
 生物学教師が自発的に動物への接触を図る。それ自体は、おかしな構図ではないはずだから]

 しかたがありません。今日は諦めて、お昼ご飯にしましょうか。

[男はそう口にしてから中庭を立ち去ろうとし……ふと、体を刺激する冷たいそよ風の感触に酔いしれた]

(72) 2011/12/03(Sat) 17時半頃

【人】 親方 ダン

 気持ちがいいですね。この季節の風は。
 肌を刺激すると言いますか、こうピリピリ来る感覚がたまりません。
 あぁ……もう少しだけ……。

[この感触を、もっと全身で受け止めたい。
 体中に、冷やりとした空気を浴びてみたい。男はそんな思いに駆られて、勢いよく白衣を脱ぐと、ばさりと乱雑に肩に背負った]

 ふぅー。これこれ。この感じです。
 まるで、心が洗われるような。
 ……と、いつまでもこんな恰好しているわけにも、いきませんね。

[白衣を脱いだ己の姿は、傍目にも寒々しいものであっただろう。
 周囲の生徒たちの目も気になる。
 男はそそくさと白衣に袖を通すと、そのまま職員室へと向かっていったのだった。
 ……もしかしたら、こんな些細な行動の中で、男は何かを失ってしまった>>0:395>>0:396のかもしれない。
 仮にそうだとしていれば、その場に残されたものは――――>>1:273>>1:335

―回想・昼休み・中庭で・了―

(73) 2011/12/03(Sat) 17時半頃

【人】 親方 ダン

―回想・いつかの授業で―

 ウイルスなどの感染経路には、様々な形があります。
 飛沫感染や空気感染。経口感染に血液感染。あぁ、母子感染もそうですよね。
 多くは複数の感染経路を持ちますから、それぞれに適した予防法があります。

[これは、どこのクラスでの出来事だっただろうか。
 男は普段と変わらずに、資料とともに授業を行っていた]

 まぁ、それは置いておいて。
 病原の侵入経路の違いによって、症状が異なるということは一般的にはあまりあり得ません。
 症状については主にその方が持っている免疫機能>>0:401……あぁ、もしかしたら少し授業が前後してしまうかもしれませんが……が、関わってきます。
 たとえば、同じ環境に置かれていた場合でも、人によってインフルエンザにかかる方と、かからない方がいらっしゃいますよね。
 もしくは、かかりにくかったり、自覚症状が出てこなかったり……。

(76) 2011/12/03(Sat) 18時頃

【人】 親方 ダン

 人によって、千差万別。これは何も、俺たち一人一人の見た目に限った事じゃ、ないんですよ。
 体の中だって、同じです。
 色んな体質>>1:329>>41の方がいます。
 これは生物の、遺伝子レベルでの本質的な生存本能に起因しているのかもしれません。
 みんながみんな同じような性質を帯びていたら、環境の変化が起きた際、絶滅の危機にさらされてしまいますからね。

[男は、己が好きな生命の神秘>>60に思いをはせながら、口元を緩めた]

 そうならないように、俺たちは少しずつ異なっている。
 それって、素敵なことだと思いませんか?
 みんな違ってみんないい、なんて標語みたいなことは言いませんし、違っているがために起こる争いや悲しみも多いですけれど……。
 そんなマイナス面も含めて、全体で、生物規模で、「生き残る」という大きな目標を内包しているんだ、って考えると。

[まだ平和だったこの時は、思いもよらなかった。
 いつか未来のどこかの時間に、こんな悲劇が待ち構えていようなどと]

―回想・いつかの授業で・了―

(77) 2011/12/03(Sat) 18時頃

親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/03(Sat) 18時半頃


ダンは、緊張した面持ちのまま、生物学教室に背を向けている**。

2011/12/03(Sat) 18時半頃


[混ざり合わない「彩葉」の食った所までは青年の意識は浮かび上がらない。
けれど、意識が戻った瞬間、食った肉の生臭さが胃からあふれてきて。

吐き出したものを確認する余裕はなかった。
昼にあれだけ食べたのだから、それだと信じて疑わなかったのだ。
それが真っ赤であっても、「ベネット」が死肉を食ったなんて想像すらできないから]


 ふふ、変な感じだね。
 ちょっと前まで、顔も知らなかったのに。 

[温かな彼の手を引いて、思い切って抱きついてしまおうか。眩暈がしたとかそんな理由を挙げれば問題ないだろうか。頭の中で何とかして考えるもあまり良い案は浮かばない。]



 顔も名前も知らなくたって、私は知っているさ
 ロゼットの事は、誰よりも信じられるって事を

[彼女の思案までには、想いは至らない
けれど、私も考えていた
どうすれば、彼女を抱きしめても怒られないだろう
いっそ、購買部に行くと言って、二人で外に出ようか]


 あたしも知ってるよ。
 グロウさんは絶対信じられる。
 あなただけは、絶対に。

[手をそっと離し、その熱を逃がさぬようにと手のひらを握り締める。誰かの目があっては長く触れることも出来ない。その時間がとても辛い。]



 そうだな
 だからこそ、こんな状況でもこうして
 恐怖に慄くより先に、愛を囁く事が出来るのだろう

[どうにかして、二人きりになれないものか
いや、こんな事を考える事が既に、不純なのか]


 ほんとはね、怖いよ。
 とっても怖いんだけど……

[愛という言葉は少し恥ずかしく、僅か視線を逸らしたが]

 グロウさんと一緒だから。

[自分でも驚くほど、穏やかな笑みを浮かべた。触れようとする手を無理やり押さえ込む。]



 私も、今は怖いよ
 何が怖いって、ロゼットと離れる事が一番怖い

[穏やかな笑みに、私もつられて笑う
こんな状況で、可笑しいかもしれないけれど]

 外に出るらしいが、大丈夫か?
 怖く、ないか?


 同じだね。

[笑みを浮かべる彼を見上げて]

 大丈夫、怖いけど……一緒だもん。
 ここで頑張らなきゃ、グロウさんに抱きしめてもらえないから。

[恥ずかしくて最後には顔を赤くしてしまった。]



 …――――

[顔を紅くする、ロゼット]

 そうだ、な

[ここから、早く移動しよう
そして、彼女を抱きしめよう
一緒にいられる時間は、永遠とは限らないのだから]

 頑張って、移動しよう
 そして、必ずロゼットを抱きしめるから


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/03(Sat) 22時半頃


「ふぅン……」

[意識の底で「彩葉」が興味深そうに聞いていた。
一度は研究の対象となっていた人間だ。
きっと、それは面白いこととなるだろう

人を食うだけだったアンデッドが、
少し別の興味を持ち始めているのは
人の体を転々とした結果だろうか]


【人】 親方 ダン

―生物学教室前―

 えぇ。何とか、言ったところで、しょうか。
 怪我、は、ありませんが……。

[田原の問いかけ>>82に答えつつも、表情は沈鬱のまま。
 彼に中に芽生えた思考は、男のうかがい知れるものではない。
 ベネットがこの場に合流したのは、いつのタイミングだったか>>92
 彼の姿を見れば喜びをあらわにしたことだろうが、今はリンダより告げられた言葉に着目したい。
 男の言葉を受け、内部で何かしらの検討が行われたのだろう>>99>>101
 受けた第一声>>103には彼女の発想にぴんとこず、返すタイミングを失ってしまったのだが]

 お父さんが>>105……。
 そう、だったんですか。健常にも、関わらず……ウイルスを保有している可能性もある、と。
 ……つまり、俺が感染しているか、どうか……は、傍目には判断つかないことだったんですね>>106>>107

(145) 2011/12/03(Sat) 22時半頃

【人】 親方 ダン

[やがて、ベネットの行動を受けて>>111、開かれる扉の鍵>>109
 男は内部に入ることに躊躇いを持つ。
 田原とリンダのやり取り>>113>>126に、敏感に反応し]

 ええ。それが、救いです。仮に感染していた、と、しても。
 本来な、ら、隔離するべきでしょう、が……俺も、一定の距離をみなさんと開けることで、助けとなれるかもしれません。
 もっとも……疑いのある俺は、あまりみなさんと接触するのは、避けるべきかも、しれませんが。

[そして、躊躇いながらも生物学教室へと入る>>127と、残る3人からは少し距離を置いた場所で、動きを止めた。
 この頃には、だいぶ呼吸も落ち着いてきたのだろう。告げる言葉も平静に戻り]

 屋敷への、移動ですか。
 車で……俺が保有者である可能性を考えると、狭い箱の中でご一緒するのは、危険が伴うかもしれませんね。
 生き残っている皆さん>>116を、みすみす見過ごすことはできませんから、そちらに向かいたいとは思いますが……俺はみなさんの車と同乗することは、避けた方がいいかもしれません。

[そして、遠巻きに3人のやり取りに、耳を澄ませたのだった]

(146) 2011/12/03(Sat) 22時半頃

[親友だった彼の血も、漏れなく小瓶に移す。]

 ちょうどよかった。
 研究資料として、普通の人間が噛まれた直後の資料が欲しかったんだ。
 どういう変化してるとか、見れるかもしれないだろ?
 さすが親友、役に立つわ。

[満足そうに、嬉しそうに笑いながら、彼の携帯で音を鳴らし、その場に置き捨てる。
当然ながら、ついでに犬の血も小瓶に移しておいた。
彼にとって、その全てが研究材料に過ぎないのだから。]


【人】 親方 ダン

[ベネットが命がけで調達してきたもの>>131に、男はすぐに手をつけようとはしなかった。
 唯一食料の心配はあったが、仮にウイルスに感染していたらと考えると、手を伸ばすのも躊躇われたのだ。
 いつか発症してしまう可能性がある己が持つよりも、より感染の確率の低い3人で分配してもらいたい。
 が、その中の一つ。ライターが含まれていることを知ると]

 あの……。

[それを得たい意図を誰かに伝え、受け取ろうとしたことだろう。
 やがて、ベネットの口から聞かされた言葉に>>143

 その役目は、俺が担いましょう。
 バーレーさんは、戻ったばかりです。……体力を、温存しておいた方がいいかと。
 ラジカセ>>140と言えば、俺でもだいたいやることは分かりますからね。

(153) 2011/12/03(Sat) 23時頃

 
[本当は少しでも離れたくなかったのだけれど]
 


[ロゼットの隣に、座りたかったのだけれど]


【人】 親方 ダン

[外を走る足音>>154
 様子を窺った後の田原の声>>154に、事態を察すると、迷いなく頷いた。
 あの生き物はまるで目が見えているかのように、的確に生徒を追い掛けているように感じる]

 な、い、犬!? まさか、嗅覚で……。
 田原先生、了解しました。急ぎましょう。
 クロエさん。バーレーさん。どうか、お気をつけて。
 無事に……現地で、再会しましょう。

[ラジカセについてなど、男が考えている場合>>153ではない。
 事態は一刻を争っているのだろう。
 男は、しばしの休息により力の戻ってきた両腕をハンドリムを添え、生物学教室から飛び出していった]

(160) 2011/12/03(Sat) 23時頃

【人】 親方 ダン

―廊下―

[ベネットから受け取ったライター>>164をポケットにしまう。
 礼を口にしながら受け取った際に、胸に宿るは小さな覚悟。
 火力は足りないが――――いや、今はそれは考えまい]

 フォローさん! テツさん!
 くっ……下の階に。

[しばしの歯噛み。田原>>172に向けて]

 致し方ありません。俺はエレベーターを使います。
 田原先生は、フォローさん達をそのまま追ってください。
 あぁ、それと先生――――

(173) 2011/12/03(Sat) 23時半頃

【人】 親方 ダン

[言い終えると、田原もエレベーターを使用しようとはしない限り、男は別口からセシル達を追う道を選んだことだろう]

―廊下→エレベーター前へ―

(178) 2011/12/03(Sat) 23時半頃

[隣にいるクロエに、意識の底がぐるる、と喉を鳴らす。
あぁ、旨そうだと。勿論今は食う気はない。
まだ「ベネット」の意識がそれなりに残っているから。

あまり弄りすぎるとこの意識がつぶれる。
完全に戻るまで、もう少しこの生徒を隠れ蓑とするには、静かにしていたほうが良いだろう]


 ―セシル・フォローの研究日誌―
『初日
学校内をゾンビが急襲。理由、原因ともに不明。
これによる見解を以下に記録するものとする。

・ゾンビの性質について(人型)
動きは緩慢で、バランス感覚に乏しい。
腕力、握力は人間のソレを超えており、恐らくは不死による脳のリミッターが解除されたことが要因と思われる。
但し、視覚は無い、もしくは極端に悪く、音を頼りに行動すると予測される。
意識、感情はおそらく存在せず、本能だけで行動しているようである。
痛覚は不明だが、体を傷つけても、問答無用で襲ってくることから、おそらく無いと予測される。
頭が弱点、頭を砕かれると動きが止まる。ゾンビとしても死を迎える。
不老であるかは不明だが、頭を砕かれない限りは不死と予測。
ただし、意識は無く、感情もないようなので、これによる不老不死は無意味。原因を探り、これを進化させることが今後の課題となる。
サンプルとして、いくつかのゾンビの血を収集済み。』


【人】 親方 ダン

―エレベーター内―

[幸いなことに、エレベーターの電気系統は生きていたようだ。
 じれる心のまま到着を待ち、開くと同時に飛び乗っていく。
 閉ざされた扉が開く瞬間、微かな緊張はあったものの……不思議と恐れは感じなかった。
 ともあれ、田原はきっと正確にセシル達を追ってくれる。
 しばらく隣席で共に励んだ仲だ。彼の見せた表情>>186が初めて見た類のものであれ、男には揺るぐことのない決意のようなものを感じることができたのだから。
 仮にそれが、誤った認識であったとしても]

 田原先生は、フォローさんとテツさんを追っていけます。
 ですが、俺は……こんなやり方でしか確認できない。

[エレベーターのランプは、階下の全てが点灯していた。
 これ以外に、方法はない。全ての階で、一度状況を確認するしか、男にはセシル達の居場所は、分からない。
 それが、開扉の音が鳴る以上、我が身に危険が及ぶことは必須であったとしても]

(198) 2011/12/04(Sun) 00時頃

「上手くヤッタものだネ…」
「モッタイナイ」

[テツと呼ばれたモノを見て口だけの動きで彼へ]


【人】 親方 ダン

―エレベーター内―

[そうだ。我が身に危険が及ぶ>>198
 開いた先に感染者がいれば、音に反応し一直線に向かってくるはず。
 にも拘らず、彼らを恐れる気持ちが湧いてこないのは、一体なぜ。
 もしかしたら、リンダから感染の可能性を告知され、すでに覚悟が固まってしまっていたせいなのかもしれない。
 もしくは――――]

 ……車で移動するにも関わらず、俺は同乗はできません>>146
 ワゴンのキーも、失ってしまいましたし……移動の手段が、ありませんからね。
 達観してしまったのかもしれません。
 いえ、例え車がなかったとしても、俺はこの体で屋敷まで切り抜けていくつもりではありますが。

[学内にいる感染者には、外部の人間も混ざっていた。
 それを踏まえるならば、街もまた、死人の群に覆われているに違いない。
 車いすでその中を掻い潜っていく。そんなこと]

(206) 2011/12/04(Sun) 00時頃

【人】 親方 ダン

 やってやりますよ。
 教師が諦めたら、生徒が困るじゃないですか。

[不敵に笑うと同時に、エレベーターが停止した。
 到着を告げる音とともに、開く扉。
 さて、その先には一体何が、待ち構えていることだろうか]

(208) 2011/12/04(Sun) 00時頃

 ―セシル・フォローの研究日誌―
『初日その2
職員室にて、車の鍵、購買部にて食糧を入手。
但し、直後に新たなゾンビの襲撃。
以下に新種のゾンビの特徴と見解を記す。

・ゾンビの性質について(犬型)
動きは人型と異なり、すばしっこい。捕らえるのは難しい。
こちらも、恐らくは不死による脳のリミッターが解除されたことが要因と思われる。
(この事から、おそらく噛み付いたときの力なども非常に強力と想定される。)
視覚は不明だが、音よりもむしろ嗅覚を頼りに行動すると予測される。その嗅覚も通常よりもさらに優れていると予測される。
人型と同じく頭が弱点、頭を砕かれると動きが止まる。ゾンビとしても死を迎えるが、耐久性は人型よりも強力で、叩いた程度では停止しない。
厄介なのは、匂いで探り、発見すると吠える事により、人型も集まってきてしまう。
こちらも不老であるかは不明だが、頭を砕かれない限りは不死と予測。
同じく原因を探り、これを進化させることが今後の課題となる。
サンプルとして、1対のゾンビの血を収集済み。』


 ……、グロウさん。

[何を話すべきか、わからない。
少しいらだっているように見える彼の服の裾を掴んだ。]



 …――――

 大丈夫、大丈夫だ
 私だって、ロゼットの為なら何だってする

 だが、あれは…―――

 ロゼット、誰にも心を許すな
 たとえ、どんなに仲の良い相手でもだ


 ……あたしが信じるのは、グロウさんだけだよ。
 もう、誰も……

[傍を歩くレティーシャに向けてすらその思いは芽生え始めている。
そんな自分が嫌だと思う己と
どうしようもないと諦める己が犇きあい]


[それから口の動きを見ながら、小声でしゃべる。
アンデッドの研究成果である彼なら聞こえるであろう小声。]

 全部真実さ。人間である彼を人間のまま殺しただけ。
 サンプルは勿論とったけどね。もったいないし。

[本音なんか誰にも見せない。
自分さえ良ければそれでいい彼は、誰にだって壁をつくる。]



 私も、ロゼットしか信じない
 人は命の危険がある時、どんなにでも非情になれるんだ

[だから、私もそうなるかもしれない
ロゼット以外の人間に対して、優しくある自信がない]


「ソウ」「好きにスレバ」
「ドーセ俺のコトモオマエにゃ同ジなんだろうシサ?」

[そういえば血をほしがられていた気がする。
車に一緒に乗ろうとしたのはそのためもある。

そういえばご存知だろうか?
寄生虫の中には相手の脳に寄生し、思うとおりに操り、食い殺すらしい。

ベネットの発言のいくつかも、「彩葉」が操った結果なのかもしれない]


[車に乗り込む彼を見て、にんまり笑って見せれば]

 何いってるのさ、お前は特別。
 他のゾンビとは違うし、ご先祖様の研究成果。
 彩葉の事は勿論大事に扱うよ?
 特別な感情を抱いているからねぇ。

[相手の性別が女であれば、告白とも受け取れるような軽口で笑いかけて]

 それに、不老不死になったとき、一緒に過ごせる友人くらいほしいじゃない?


【人】 親方 ダン

―エレベーター前―

[扉が開くと同時に侵入を図った死者の頭部を、胸の内で粉砕した。
 素通りはできない。各階、1つ1つを確認していかなければ。
 エレベーターの扉に体を挟み、到着階の様子を窺おうとした時に、その放送>>211は聞こえてきた]

 ……? この声は……。
 あぁ、いえ、音がわれているのか、誰かまでは分かりませんね。
 よかった。俺達以外にも、無事な人がいるなんて。
 仰る言葉を聞く限り、俺のワゴンのキーを持っていらっしゃるようですね。
 同乗はできないかもしれませんが、車の場所を教えることくらいは、できるでしょう。

[ガンガンと響く雑音を耳にしながら、それでも得心いかずに首をかしげる]

 それにしても……俺を呼び捨てにする方が、学内にいらっしゃったでしょうか。
 ……新鮮ですね。

[そう言って、フロアに首を出し、状況を確認に入ったのだった]

(223) 2011/12/04(Sun) 00時半頃

「フン……」「特別、ネェ……」

[忌々しそうな顔で彼を一瞥する。
憑依に憑依を重ねていき続けてきたこのバケモノは彼の言うことがよくわからない]

「それは告白ってヤツ?」「応えてヤルニハ」
「オマエのこと、クッテやればいいカナ?」


 死ぬならね。

[不老不死になるにしても、自分の意識はしっかりしておきたい。
そうでなければ失敗なのだから、出来ればご遠慮したい。]

 結果、俺もこいつらの仲間入りするなら、死んだほうがマシってことだな。
 あぁーあ、せっかくのサンプルが…勿体無い…。

[轢き潰したゾンビを見つめてつぶやいた。]


 告白か。そう聞こえたならそうかもしれないが…。

[そう言ってルームミラーで彼を見つめて、笑いながら]

 少なくとも、男には興味ないんだわ。
 女になってくれたら考えるなぁ。ローズちゃんみたいに可愛い子とか?

 そうなったら、喰われる方じゃなく、俺は喰う方に変わるけどな。

[そんな下ネタを呟きながらも、最終的には否定して]

 言っただろ?俺は俺のまま不老不死になる研究をしているんだよ。
 そういう応え方は困るわけよ。


「知ルカ」「俺だってキョウミなイネ」
「オマエダッテ」「俺にトッチャ肉にハカワリナイヨ」

「クワレタクナイナラご機嫌トリにデモツトメナ」


【人】 親方 ダン

 フォローさん! テツさん! いらっしゃいますか!?

[男の怒声がフロアに響く。感染者達がいるのなら、反応させてしまうかもしれないが……今は、そんなことを気にかけている場合ではない。
 2人は、いない。
 しかし、この場所で何か反応はあっただろうか?
 仮に生存者がいたならば、男は生き残った者達が来るまで脱出し、屋敷へと向かおうとしている事実を告げるだろう。
 そして、相手が拒否をしないのであれば、エレベーターの内にも招き入れたはず。
 もっとも……自分が「感染者の可能性がある」旨は、経緯を加えて伝えてから、のはずではあっただろうが。
 その上で乗ってくるのならば、せめて自分の背後に立ち、いつでも『弱点』>>68をつけるよう、注意を加えたはずだ]

 2人はいらっしゃいませんね……。次へ向かいましょう。

[こうして男は、1階1階で停止しながら、やがては駐車場へ続く階へと、辿りついたことだろう]

(229) 2011/12/04(Sun) 00時半頃

【人】 親方 ダン

―エレベーターから出て駐車場へ―

 ……テツさん。申し訳ありません。俺は、また出遅れてしまいました。

[男は、どこかで見た光景を思い出し、瞑目する。
 そこには、頭部を砕かれたテツの体>>151が、横たわっていたはずだ。
 潰された頭部は、感染者の仕業とは思えない。
 仮にテツが感染したといえ、この短期間で症状がでるとは考え難い。ならば]

 フォローさん、ですね。金属バットを持っていらっしゃいました。
 おそらく、テツさんが負傷し、せめて死者と化す前に、とのご判断のことでしょう。

[セシル・フォローという生徒のことを、男はそこまで詳しく知っている訳ではないだろう。
 彼の心中がいかほどだったか、男は察するに難いと感じる]

 思いきった、決断をされましたね。お2人双方、さぞかしお辛かったことでしょう……。

[その思いは、セシルの抱いていたものとは異なっていたかもしれないが。
 ……感染の可能性を保持したまま、生死を己と対比し申し訳ない気持ちに陥りながら。
 男は亡きテツの冥福を祈り。駐車場へと向かって行った]

(234) 2011/12/04(Sun) 01時頃

 着ぐるみ着たほうが、いい?

[そっと彼を仰ぎ見て]



 いや、冗談だ
 ロゼットは、ロゼットのままでいいんだよ
 ロゼットは、私に着て欲しい服とかないのか?

[ここなら、ある程度探せば出てきそうである]


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/04(Sun) 01時頃


 えっとね、……ちょっと、違うんだけど。
 道着を着たグロウさんが、見たいな。

[そのままでいいと言われれば照れつつも
今まで言えなかったその願望を口にする。]

 絶対、素敵だもん。
 剣道部、見学に行けばよかったなぁ……



 道着か、ああ、いいぞ
 道着を着た方が動きやすいし

[制服よりは、きっと戦闘力が上がるはずだ
いや、そう言う観点ではないだろうけれども]

 全て終わったら、剣道部に見学においで
 かっこいい所見せられるように、頑張るからさ


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/04(Sun) 01時頃


[ベネットの意識がノンレム睡眠に入った頃か。
流石に脳が活動を控える頃は「彩葉」の意識も沈む。

寄生虫のようなアンデッドとは思えない、勉強疲れの高校生そのままの表情で眠りに落ちる*]


 へぇへぇ、精々食われないように気をつけますよ。
 ただ、せめて平等な立場にあったほうが、俺は気分がいいけどね。

[そうは言うものの、彼の協力が後々必要になってくることに変わりは無い。
故に、不必要に煽る事はせず、それでも相手のご機嫌取りまではしない。]


 うん、楽しみ。

[カメラ持って行こう、と心の中で決めて]

 ……予定がたくさんできたね。
 忙しくなりそう。

[言葉とは裏腹に酷く楽しそうに言葉を零す。スケジュール帳があればすぐにでも埋めてしまうのに]



 楽しみにしていな?
 予定は、これからもっと増えていく
 休む暇なんてないくらい、やりたい事ばかりだ

[嬉しそうな彼女に、声をかけて]

 着替えは覗かないよ、台所見て来る


【人】 親方 ダン

―駐車場―

 ……ここで待っていれば、あの放送をした方はいらっしゃるはず。

[男は、多数の車が失われた駐車場で待つ。
 この状況を見れば、ベネットや田原が言っていた面々は、うまく脱出でしきれたことだろう。
 同行者はいただろうか。
 ともあれ、やがて人気ないこの場で聞こえる足音>>240

 サンテックスさん……

[小声で告げられた声。よっぽど怖い思いをしていたのだろう。
 泣きそうにひび割れたその言葉を受け止め、彼を慰めてやりたかった。
 できることなら、そうしたかった。
 けれど、かわりに出てきた言葉は]

(249) 2011/12/04(Sun) 01時半頃

【人】 親方 ダン

 あ、あぁ……すみません。
 いえ、ご無事で何よりでした。あ、はは……。
 猫さんも、ご一緒で>>227。よかった……本当に。

[唐突に告げてしまった怒声を詫びながら、まずは伝えなければならないことを告げる]

 俺に、下手に近寄らないようにしてください。
 ……感染している可能性が、あるそうです。
 ええ。もし仮にそうだとしたら、いつ自我を失ってしまうか分かりませんし、いえ、中には意識を保持したまま、変異を遂げてしまう場合もあるそうですから。

[リンダから告げられた言葉を、その後も簡易に説明した後に]

 ですが、よかった。ご無事な方がまだいらっしゃって。
 他に生存されている方々は、もう脱出された模様です。サンテックスさんも、ここから脱出してください。
 ……すみません。きっとお辛い状況でしたので、お会いした早々にぺらぺらと。

[口ごもりながら、昼過ぎにちょっとした交流を持った彼に告げた]

(250) 2011/12/04(Sun) 01時半頃

親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/04(Sun) 01時半頃


 ま、本音は一人で行かないとサンプルが集めにくいから。ってことなんだけどね。

[誰かと一緒になれば、その誰かの視線にも気を使いながら採取をしなければいけない。
だからこそ、誰かがいると言うことは、足手まといで邪魔者が増える事に同意義である。]


【人】 親方 ダン

―駐車場―

 え、いや……その……。

[彼1人に告げた怒声。「かわりに出てきた言葉」>>249を受けた、コーネリアの反応>>255に戸惑いを抱く。
 ひどく、困惑しているように感じる。己の告げてしまった不用意な言葉によって。
 続くコーネリアの言葉、おそらく、男にしか聞きとれなかっただろうセリフを受け抱いたのは、なぜか寂しさ]

 違います!
 あ、あぁ……すみません。

[そして後に、詫びの言葉>>250を告げることになるのだが……。
 男は、己にしか感じとれなかっただろう彼の声に、何か根強い因果のようなものを感じていたのかもしれない。
 この狂気に満ちた1日だけに、起因するものではない何か、を]

(267) 2011/12/04(Sun) 02時半頃

【人】 親方 ダン

 ……すみません>>260。本音は俺も感染しているかどうか、仮にしているのなら、どうして感染してしまったのかは分からないんですが。
 もしそうだとしたら、サンテックスさんにも感染させてしまう可能性はありますし。

[これが血液などを媒介とした感染による症状である、その可能性にも触れながら、説明する。そして脱出の経路にとして、「屋敷」に向かっていることを告げた]

 いわゆる『幽霊屋敷』と呼ばれている場所です。あそこなら人も少ないでしょうし、同時に感染者の方も少ないだろう、とのご判断だとは思うんですが。
 少なくとも、ここにいるよりは、いくぶん安全ではないかと思いますよ。
 俺も……そうですね。そこに向かいたい、とは思っています。

(270) 2011/12/04(Sun) 02時半頃

【人】 親方 ダン

 あ……っ。あの放送は、サンテックスさんがなされたものだったんですか。

[一時驚きの表情の後、ようやく口元が緩まった。微笑みを携え優しく告げる。
 遠い昔に感じる、平和だった学園内で。生徒を称える、一人の教師のように]

 勇敢ですね。ご立派ですよ。
 俺も、その放送は聞かせていただきました。他の方にもしっかり告げられて。
 「ヤチグサ」の車は、あの白いワゴン車ですよ。

[苦笑と共に、自身の車を指さした]

 ま、ですが、他にも動かせそうな車がないか、探してみましょう。

[そう言いながら見渡せば、ドアの開いている車>>222を見つけ出したことだろうか。
 遠目にも、キーはちゃんと刺さっている。先行した誰かが、きっと用意してくれたのだろう。
 「ありましたね」の言葉と共に、先に向かってメンバーへの感謝を心に浮かべながら、ほっと気を緩めて肩をすくめた]

 それと……「ヤチグサ」は、俺の名前です。
 ヤチグサ・ダン。

(271) 2011/12/04(Sun) 02時半頃

【人】 親方 ダン

―駐車場―

 俺の感染の可能性については、クロエさん……あぁ、今は屋敷に向かっているはずの女子生徒なんですが、彼女に検査をしてもらったからです。
 クロエさんは、優秀な教え子でしてね。
 ただ、俺の場合は体質的な問題もあって、実際に感染しているかどうかまでは判別しきれなかったようですが。

[コーネリアの疑問>>284に答え、続く幽霊の話題にはにこやかにあいづちを打っていたものの、何かを予見する言葉を受けて、一瞬男の顔も強張った。
 その場では返す言葉もなしに、自分から話題を切り替える>>271

 見た目は普通のワゴン車ですが、ブレーキ・アクセルのペダルがないんですよ。
 俺が運転するための車ですからね。かわりに、ハンドルの脇のレバーで操作を行っているんです。
 ま、俺に似て、タフさはウリではあるんですが。

[呼び捨てについて詫びを入れてくる姿>>285男は苦笑を送ったのだった]

(297) 2011/12/04(Sun) 03時頃

【人】 親方 ダン

[それから、幾分か時間が経過した頃だろうか。男は時間を確かめてから、ぼそりと呟いた]

 そろそろ……ですね。

[果たして、この場に辿りついた者は、他にいたのだろうか。
 ともあれ、いつまでも留まることは危険が付きまとう。
 これ以上校内の生存者を捜しにいくリスクと、先行した者達に見に降りかかる危険のリスク。
 待ち続けることと2つの危険を計りにかけて、やがて男はその場にいる者に問いかけた]

 車の運転は、できますか?
 もしできるようでしたら、キーの刺さっているあの車を使ってください。
 できないようでしたら……。

[男は暫時の迷いを見せ、大きく息を吸い込んでから、決意を込めて吐き出した]

(298) 2011/12/04(Sun) 03時頃

【人】 親方 ダン

 「ヤチグサ」に、乗り込んでください。……俺が、運転を行いましょう。
 ただ、俺はお伝えした通りの状態です。万が一ということもあります。
 その場合は、最後まで行きつけない可能性もありますが……せめて途中で危ういと感じたその時は、同乗者に直接的な危害は加わらないよう、俺自身で「処理」します。

[先ほどのコーネリアの沈黙>>284より、考えていたことだった。
 その場合、男の覚悟は、固まっている。
 ただし……動かなくなってしまった車の中に取り残されてしまうであろう同乗者は、苦しい境遇に置かれてしまうかもしれないが。
 ともあれ、この場にいる者達が選択をしたならば、男はコーネリアにキーをねだり、自分のワゴン車に乗り込もうとすることだろう。
 そしてそのまま、先行く者達が集うだろう、目的の屋敷を目指したはずだ]

 ああ、そうそう。サンテックスさん。
 「ヤチグサ」については、あまりお気になさらないでください。
 俺的には新鮮で……けっこう面白かったですから**。

―駐車場・了―

(299) 2011/12/04(Sun) 03時頃

[レティーシャから身体を離して気がついた。
何故グロウはこちらに背を向けているのだろう。]


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/04(Sun) 03時半頃


[会長の不安な気持ちも、わからないではないし
恋する乙女、と言うと邪推かもしれないが
そう言う女性の気持ちも、ある程度理解できるつもりでいる

それでも、私は…――――

ロゼット以外を、信用出来ない
彼女等の様子を見ていたら、私はきっと、止めたくなる
だから、背中を向けて、見ないようにしているのだ]


 もう……

[睨んでも恐らく効果はゼロに等しい**]



 いいじゃない?
 うちの主将は寝てるし、実質始めての二人きりだ
 少しくらい、こう言う事しても、ばちはあたらないよ

[いきなり抱きしめたりするのは、不謹慎だし
いかにも発情してるみたいで、嫌だからな
それに、一度やってみたかったんだ]


[思った以上に「ベネット」の中で精神がこなれない。
まぁだからといって同化に問題が起こる訳でもなく。
体の奥から本来受け入れる筈のないものを受け入れるように作り変えていく作業は毎度のこと時間がかかる。
人の死肉、ましてや腐肉なんて食べたら普通食中毒か何かで死ぬからね]

……ぐぅ……

[緊張感のないイビキが一つ。
それはまるで獣のような音だった]


[窓を開けた外に、このアンデッドの呼吸が乗る。
人には感染する程の威力のない、けれどゾンビをひきつけるウィルスが風にのって街に浮遊する。

この屋敷の中、このアンデッドが呼吸し、その空気の排出先も例外なく。
外部に生息する感染した動物を引き寄せることとなる

勿論、「ベネット」にはそんな自覚はない]


[インフルエンザウィルスだとて24時間後には100万倍に増えるのだ。
このごくごく微力なアンデッドウィルスは人がどれだけ吸っても感染することはない。
しかし空気中に爆発的に増える時間もそう長くない。

このウィルスを辿って、どれだけのゾンビが近づいてくることだろう。
そして、人には感染しないが、他の動物が感染しないかは…

また、別の話]


[放送室では青年の意識は埋め尽くされる。

怖い。怖い怖い怖い。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。

「彩葉」の意識はこの生徒にはわからない。
けれど、何か自分の中にうごめいている。
それだけは、わかる。

生きているのか死んでいるのかわからない。

ただ、腹の底の「彩葉」は思うだろう。
こうも冷静な人間がゾンビになった時、
いったいどういう判断を下すのか。

それはとても面白そうにも思えた。
機会があるなら彼女を感染させてもいいだろうと意識のそこで嗤う]


[そして、日本刀を持ち上げた時のこと。
安堵とともに自覚する。意識の底にナニカがいる。
わからない。けれど、ナニカ、いつもの自分と違う。

ずっとこの異常な空気のせいだとごまかしていたけれど、違う、

脳みそや皮膚の下に虫がはいずるような感覚。
血管の血が、腐っていくような。

頭の一部が、正常に動かなくなっている]

………。誰か……

[タスケテ。

そんな声は誰にも届く訳が、ない
かすれた声は空気に消える]


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/04(Sun) 14時半頃


【人】 親方 ダン

―幽霊屋敷に到着し―

[はたして、ここに行きつく過程でどのようなことが起こっていたのか。
 それは、スーパーに寄り物資を調達し、この場に到着した>>336、その流れに間違いない。
 ただ、その中で行われたやり取り・詳細については後ほど語ることとしよう。
 無事にこの場にたどり着けた。今はそれだけで十分だ]

 ええ。サンテックスさんがご尽力していただいた>>336おかげです。

[コーネリアの言葉>>340にそう受け答えしつつも、「屋敷の中」の発言を耳にし、男の表情に一瞬暗い影が走る。
 男は運転席に座ったまま。彼は後部座席にいたはず>>309だから、ミラーを確認されない限りは、その顔つきは見られなかったとは思う。
 すぐに気持ちを取り直し、男は快活に応対した]

 ええ。もちろん。もっとも、感染していない保障はないので、ある程度はみなさんと距離を置きたいとは考えていますが。

(357) 2011/12/04(Sun) 15時半頃

【人】 親方 ダン

 ……おや?

[視線の先には、セシルとレティーシャの姿が。よかった。2人とも無事だったのだ。
 車外へ飛び出そうとするコーネリアに向け、男は彼に呼びかけた]

 俺も、後で追いかけます。
 ですが、こうして表にお2人がいるということは、屋敷内の安全はある程度確保されているんじゃないかと思います。
 だったら、見張り代わりに表に誰か人を置いておくのも重要でしょう。
 俺はしばらく「ヤチグサ」に残って様子を見ましょう。
 コーネリアさんは、積み込んだ荷物を持って、先にみなさんと合流してください。
 なぁに、大丈夫。屋敷には誰も近づけさせません。
 「ヤチグサ」はタフですから。いざとなったらクラクションでも鳴らしながら、感染された方々を遠くへと誘導することにします。

[そう言って、彼を見送ったのだった。
 そこからは遠巻きに、彼らのやり取りを見つめていたことだろう]

(358) 2011/12/04(Sun) 15時半頃

【人】 親方 ダン

[もっとも、バリアフリー整備が施されているとはとても思えないこの屋敷。
 屋敷に入るだけでも、男には介助が必要となってしまうはず。
 入ることにも、出ることにも。
 男は、そのことは当然承知していたが……その上でこの場に残ることを選んだ理由は、単純に動ける体制を確保しようとしたかったから、だったのだろうか]

 無事な生徒の姿を3人も――――いえ、クロエさんも、バーレーさんも、きっとご無事なはず。
 ここまでこれて、よかった。

[コーネリア達の様子>>351を見ながら、万感の思いが言の葉に漏れる。
 頭の中に浮かぶのは、彼とともに駆け抜けてきた道筋、その記憶、なのだろうか]

―幽霊屋敷に到着し・了―

(359) 2011/12/04(Sun) 15時半頃

ダンは、瞼を下して、これまでの道筋を思い浮かべている……。

2011/12/04(Sun) 16時頃


【人】 親方 ダン

―回想・駐車場にて・発進前―

 ……怪物、ですか。

[コーネリアの返し>308には、ややぎこちない笑みを繕うことになってしまったかもしれない。
 『怪物』。その表現には、たびたび違和を抱いていた>>255
 確かに、その通り。化け物だ。……1人1人が、各々の物語歩んできたはずの。
 この世に産み落とされてから、『怪物』に至るまでのヒストリー]

 ええ。決して負けません。
 こんな体ではありますが、腕っ節には自信がありますから。

[決して負けない。その意思はある。彼らを止めるというならば、この剛腕をいくらでも血で朱に染める覚悟もあった。
 ただ、同時に拭いきれない懸念もいくつか。
 たとえやむを得ない事情があり、取り返せないものであれ、そんな重い物語を保持した人の残滓を数多打ち砕いてきた男は、日常へと戻ることが叶うのだろうか。
 この場を切り抜け、生き抜くことができたとしても]

(363) 2011/12/04(Sun) 16時半頃

【人】 親方 ダン

[男が車いすとなった理由。
 それは、かつて生徒たちから訊ねられたことがあったとしても、『交通事故』以上のことは口にすることはなかったはずだ。
 不注意のためダンプにはねられた。頑強な男の体でも、無機的な衝撃には耐えられなかった。だから、みなさんも車には気をつけましょう。
 本気と冗談の入り混じった回答に、嘘は微塵も込められていない。
 ただ……一部の真実を伏せたままにする。
 そんな誤魔化し方も、当然ある]

 とはいえ、接触せずに済むのなら、それに越したことはないですけどね。
 サンテックスさんと違って、俺はそんなに若くないですから。
 無茶すると、何かと後々に響くんですよ。

[コーネリアに向けておどけた調子で肩をすくめる。
 暗に、大丈夫だ、と虚勢を張って。
 そうだ。あの事故の後だって、乗り越え今までの日常を築いてこれたではないか。
 今はただ、するべきことを行うのみ。
 腕に刻みこまれた死者達の、途絶えた歴史の重みとともに]

―回想・駐車場にて・発進前・了―

(364) 2011/12/04(Sun) 16時半頃

【人】 親方 ダン

―回想・駐車場にて・発進の時―

[コーネリアから受け取った汚れたキー>>309を用いて、運転席を作動させる。
 両手の筋力で運転席へと移乗し、折りたたんだ車いすを後部座席へと仕舞いこむ>>0:209

 すみません。いちいち時間がかかってしまって。

[他の生き残った生存者と合流することは叶わなかった。
 コーネリアが運転できない以上、男が屋敷への道を切り開くしかない。
 もっとも、「荷物運び」の言葉については、気を遣わせてしまったのではないかと申し訳なさも抱いてしまった]

 そうですね。できる限りの物資は調達しておいた方がいいでしょうから。
 せめて、食料だけでも。途中で寄り道していくことにしましょう。

[「猫さんが暴れないように、気をつけてくださいね」と短く注意を促した。
 犬に感染するのなら、猫にだって――――いや確定したわけではないが、仮にそうならば感染させてしまう可能性もある。
 十年以上、いや、在学期間を含めればさらに長期か。一度振り返り、かつての平穏だった学園の光景を、凄惨と化した場に重ね。
 吐息とともに振り払うと、車を発進させたのだった]

―回想・駐車場にて・発進の時・了―

(365) 2011/12/04(Sun) 17時頃

 う、嬉しいんだよ?
 でも、先にあたしがやりたかったなって……

[鯖はやはり味はあまり良くわからなかった。]


【人】 親方 ダン

―回想・「ヤチグサ車」の中・スーパーへの道筋―

[男はただ、車を前に進めていく。
 感染者達に道を塞がれていても、ただ、ひたすらに前進する。
 頑強な白いワゴンは彼らの障壁をものともせず、無情に屍を吹き飛ばし、踏み潰す。
 衝撃は、振動は、その度に内部に伝わり、白いボディは男と違わず、朱の色へと染まっていく]

 ……………………。

[できれば、こんな乱雑な手段はとりたくなかった。せめて、『確実な安眠』に至る手をとってやりたかった。
 しかし、それは叶わない。今は、コーネリアを無事に現場へと送り届ける。
 それが、最優先なのだから]

 ……高橋ラルフ虎太郎さんですね。
 申し訳ないのですが、昨夜以来、お会いしておりません。

[聞かれた問い>>336の答えると、返ってくるのは短い返事。高橋の姿を思い浮かべ、「お友達だったのですか?」と問い返したが、返答があったかどうかは分からない。
 多くの命が失われた。安否を願い相手は、その数だけコーネリアにもあるはずだ。
 本当に、多数の犠牲が払われたのだ。前方に感染者――――ここまで逃げ出し襲われたのだろうか、学園の女生徒の名残を見つけ、奥歯をぐっと噛みしめた]

(367) 2011/12/04(Sun) 17時半頃

【人】 親方 ダン

 ……ドライブは、お好きですか。

[話題を切り替え、呟いたのは、そんな何気ないセリフ。
 意図的に、この凄惨な状況から意識を遠ざけてもらいたかった]

 俺は、けっこう好きでしてね。と言っても、あまり遠出はしないんですが。
 この街を巡るのが、日課のように……。

[言いながらも、やはりあまりよい話題ではなかったかもしれないと眉を顰める。
 話題にしてしまったこの街自体が、今は見る影もないものと化してしまっているのだから]

 す、すみません。いえ、ご両親が車をお持ちでしたら、されることもあるかもと思ったもので。

[楽しい思い出があれば、それを思い出して……などと願い口にしたものの、いつもの「余計なことを付け加える癖」が発揮されてしまっただけだたのかもしれない。
 女生徒の感染者の脇を、通り抜ける。ひどく、惨憺たるありさまだ。
 まるで群れた感染者達に寄ってたかって食い破られてしまったかのような……。
 生徒の名前と顔はしっかり覚えている男でも、彼女が誰であるのかは、結局判別がつかなかった]

―回想・「ヤチグサ車」の中・スーパーへの道筋・了―

(368) 2011/12/04(Sun) 17時半頃

【人】 親方 ダン

―回想・スーパーで―

 それでは……行きましょうか。サンテックスさんもあまり無理をせず。
 危険だと思ったら、すぐに車に戻っておいてください。

[車の中で、作戦は練っていた。
 コーネリアが感染者達の気を引いている隙に、音を立てずに通常のスピードで動ける男>>1:1が商品を集め、車に積み込みそのまま脱出を図る>>336
 コーネリアに遅れ、運転席から車いすに移乗した男は、スーパーの中へと進んでいった]

 ……栄養バランスに気を使いたいところですが、青果の類は危険かもしれませんね。
 むき出しのままでは、ウイルスが付着している可能性もあるかもしれませんから。

[スーパーの中のまた、生ける死者が多数見受けられていた。
 とはいえ、コーネリアのおかげで外へと注意が向けられている彼らは、脅威とは足りえなかった。
 時間がない。無駄な戦いは避け、手の届く範囲、棚の下の方にあった、パック詰めのバランス栄養食をメインに集めていく。
 日持ちの関係で迷ってしまったものの、プリンやシュークリームの類も加えておいた。
 僅かであれ、一時であれ、生き残った者たちに心の安らぎになればと思い]

(370) 2011/12/04(Sun) 18時頃

【人】 親方 ダン

 ……あれは?

[酒類のコーナーで男が手にしたのは、アルコール分99%のリキュール]

 田原先生とのお約束>>0:136。いつか、いっぱいやりたいものですね。

[男はその数本を籠に入れ……ふと、1本だけ取り分けると、すっ、と、車いすと背の間に隠した。
 そのままレジへと一度向かう。
 そして、クレジットカードを取り出しその場に残すと、車いすを手繰りながら「ヤチグサ車」へと戻って行った。]

 強盗、ではありませんよ。
 ……ちゃんと、支払いはしてきましたから。
 おかげで、俺は素寒貧になってしまいましたけどね。

[車内でそう告げれば、コーネリアの歪んだ口元も、違った形を帯びてくれたのかもしれない]

―回想・スーパーで―

(371) 2011/12/04(Sun) 18時頃


 そうか
 じゃぁ、やってくれていいぞ?
 ああ、ここだと、人目があるし嫌か

[誰が来るかわからない所で、いちゃつくのは良くない
恥ずかしいというのもあるし、つけ込まれる隙にもなる
出来る限り、隠しておかなければ]


【人】 親方 ダン

―回想・「ヤチグサ車」の中・幽霊屋敷への道筋―

[赤色を帯びた白いワゴンは、再び走り出す。ふと見えるのは鉄の防壁>>356
 男は静かな視線でそちらを見やる。
 いつの間にやら出現していた、おそらく、囲いは、よっぽどの道具や手段を用いらなくては、乗り越えることは叶わないだろう。
 男の愛したこの街は、世間から隔絶されてしまったのだろうか。
 それは、「見捨てられた」可能性も否めないのだが]

 無事な世界が、あるということですね。
 あの、壁の向こう側に。
 それならば――――この街は、必ず生き返ります。
 希望を持ちましょう。助けが来るまで生き延びれば、必ず再生させることができるはず。

[あえて失ったものには触れず、前への希望をコーネリアに告げる。
 こうして旅路を終え屋敷へと到着したならば、男は生徒たちの無事を確認し、コーネリアを見送ったことだろう>>358>>359
 ようやく辿り着いた安寧と思えるこの場所で、何が起こるかはまだ、分からない**]

―回想・「ヤチグサ車」の中・幽霊屋敷への道筋―

(374) 2011/12/04(Sun) 18時頃

親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/04(Sun) 18時頃


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/04(Sun) 18時頃


―回想・「ヤチグサ車」の中で―

[ハンドルを握る男の手に、再び震えが走り始める。
 ぐっと力強く握りしめるも、その実感は……はるかに乏しい。
 されど、掴み続けなければならない。一時でも気を緩めてしまえば……男の手は、コーネリアへと引き寄せられてしまいそうだったから。

 欲しい。
 男の中で欲望が芽生える。
 それは田原に抱いた感情よりも、さらに強まり苦しめる。
 若い彼の体に歯をたて、ほとばしるその血を啜ることができれば、どれだけ満たされることだろう。

 飢餓にも似た感情に対し、もう、何故、とは問いかけない]


[分かっている。おそらく己は感染しているのだ。
 男にはその自覚が芽生え始めていた。
 リンダによる検査を受けたのが幸いだった。その言葉から、意志ある変異があることを知れたのが役立った。
 予測ができていたからこそ、ずっと耐えうることができたのだ]

 仮に、このまま意識を保持していられるのなら、俺は最後まで耐え抜きます。

[可能かどうかは、分からない。実際は、自制がどこまで効くのかも分からない。
 もしかしたら、耐えきれずに血肉を啜ってしまう未来があり得るのかもしれないが。
 たった1つ、固めている決意]

 もし、意志なき死者となり、無差別に誰かを襲う存在と化してしまうくらいなら……。
 俺は、自ら命を絶つ決意です。

[隠したリキュールの瓶と、ベネットから受け取ったライターは、今もすぐに手にすることができる位置にある]


 ただ、心残りなのは、残った方々の安否ですね……。
 もっとも、大した武器を持たない俺では、戦力になりきれなかった部分はあったかと思うんですが。

[コーネリアに気づかれぬよう、ちらりと後部座席を見る。
 いや、そこには今は、「それ」はない。必要な時以外には、あんなものは持ち歩かない。
 今はただ、とっさに持ち帰ったカルテの写しと小さなバイアルが転がるのみ。]

 『ライフル』なら、俺にも使えますけど
 練習で使う時以外には、自宅に保管していますからね。

[パラリンピック・ライフル射撃日本代表の肩書は、こんな時にはなんの役にも立たなかった。
 この呟きは、単純に、口にできなかった言葉を補い、そのままなぞっただけのこと。
 リンダの言った通り、男は男
 男はただ、自らの意思に従い、己の役目をやり遂げるつもりだ。

 ……男に宿された抗体は、徐々に対応しきれなくなっているのかもしれない**]

―回想・「ヤチグサ車」の中で・了―


 こんな状況じゃなかったら、やりたかったな。

[ぽつりと零す言葉。今は背を預けられる相手すら限られる。
薄暗い使用人室で、レティーシャはこちらに背を向けてファスナーをあげてほしいと頼んだ。彼女はこちらを疑うことはないのだろうか。もしその細い首に手を回していたら――]

 ………。

[首を振る。
けれど、グロウのためになるのなら、自分がどうなってしまうかわからない。]


[ぐるる。アンデッドの喉が鳴る。
あの余裕じみた顔をした女…クロエを感染させたくて堪らないらしい。

けれど今まだ「ベネット」が邪魔をする。
女に対してどう、ではなく、人を殺すことにまだ体が抵抗をするのだから。

ゾンビに恐れを持つものではつまらない。
冷静なニンゲンが、静かに狂っていく様はさぞ面白かろう。

生きながら食われていく様を見てやるのも良いだろうけれど]



 じゃ、これが終わったら、ピクニックにでもいくか
 そこで、食べさせてくれよ?

 また、一緒にやりたい事が増えたな

[手くらい、繋いでもいいのだろうか
今は、私達しかいないのだし]


[アンデッドが吐き出したウィルスは空気に乗る。
そしてそれは…そのウィルスに長く接したもの、
意思を持ってウィルスを保有するものへ脳波のような音を運ぶ

ヒトは勿論…ケモノにも憑依し行き続けてきたアンデッド特有のもの。
フォロー一族の研究には現れていないだろう

当然、会話なんてするはずのないこのアンデッドも知る訳がないのだが──……]


「ぐる、る……」

[意識に声が乗る。記念すべき第一声は盛大な腹の虫。
そして…舌なめずりするような、粘着質な音。

わかるのだろう。屋敷の周りに、ゾンビや他の感染した動物たちが集まってきているのが]


 じゃあ、お弁当作ってくるよ。
 へへ……楽しみ。

[思考を切り替えて微笑む。前を向いていかなければ。
そっとその背に近づいて、迷って、腕を掴む。]



 ああ、楽しみだな
 考え方によっては、今日のこれもお泊まり会みたいな物さ
 結構、楽しいかもしれないぞ?

 それと、眠る時は私が居る所でな
 他の人間は、信用出来ない

[腕を組まれて、少し照れくさかったけれど
それでも、デートしてるみたいで嬉しかった気がする
不謹慎この上ない]


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/04(Sun) 22時頃


ダンは、目を閉ざしたまま、深く深く、息を吐く。

2011/12/04(Sun) 22時頃


 掃除に、お泊り会、か。
 修学旅行みたいだね。
 ちょっと怖い、演出つきの。

[本当に演出だったら、いいのに。]

 眠るときは一緒にね?
 ……くっついて眠れたら、いいな。

[触れた腕に頬を寄せた。怖いのに、とても幸せでもある。]



 一緒に、カレーでもつくるか?
 キャンプみたいで、いいだろう?

[缶詰よりは、ましであろうし
個人的に、彼女の料理と言う物を食べてみたかった]

 一緒に、寝ような
 くっついてたら、ドキドキして眠れそうにないけどさ

[人の目がない今、出来るだけくっついて置こう
人前じゃ、こう言う事は出来ないからな]


【人】 親方 ダン

―幽霊屋敷・「ヤチグサ車」の中で―

[コーネリアが去った後>>387、男は瞑目し、深く思い吐息をついた。
 彼とのやり取りは、その後ほんの少しだけ続いていたのであるが、それはまた後述することにしよう。
 男は心から安堵していた。間に合った。その一言に、思いは集約されている。
 ……おそらく、コーネリアは気づいてはいなかっただろう。
 背後にいる彼に向けて、男が全霊を込めて耐え続けていた衝動に]

 …………来ましたね。

[まぶたを閉ざしたまま、男は一つの予感を察知し、ぼそりと小さく呟いた
 それは、直観に近い、されど確信。
 まるで他者と精神が触れあったかのような、ざらつく共鳴。
 体の奥。細胞レベルで行われたシンパシーが、無数の襲来に警鐘を鳴らす]

(401) 2011/12/04(Sun) 22時頃

【人】 親方 ダン

[はたして、他に同じ感覚に触れ得たものはいただろうか。
 その疑問は、深化することは止めておこう。

 いつ、到来するのかは、まだ、分からない。
 けれど、気づくものは気づくはずだ。
 目を凝らし、耳を澄ませば、その強大なる存在に。
 街に溢れる感染者達が、ただ、一所を目指して歩む。
 人も、動物も、違いなく。死の足音を携えて。

 まるで、何かに呼応するかのように……『この屋敷』に集いだす。

 ……やがて、男は一つの決意を携え、ハンドルを強く握りしめることだろう]

―幽霊屋敷・「ヤチグサ車」の中で・了―

(402) 2011/12/04(Sun) 22時頃

親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/04(Sun) 22時頃


 いいね、カレー。大好き。
 誰かと一緒にご飯作ったりって、したことないからやりたいな。

[温かいものに随分口をつけていない気がして
台所があるならば何か出来ないかと考えた。]

 あ、そ、そっか。
 くっついたらドキドキしそう。
 ……でも、暖かいよね。

[グロウの髪の埃を落とし、そのまま後ろから抱きついた。やはり、ドキドキする。]



 後で、材料探して来るよ
 スーパーみたいな物も、あるだろうし
 二人で一緒に、作ろう?

[緊張しっぱなしでは、いけない
楽しみながらであれば、心が焼き切れる事はないだろう]

 …――――

 うん、暖かい、な

[後ろから、抱きつかれて
なんで後ろなんだろう、と思いながら
だって、これじゃ私が彼女を抱きしめられない]


 材料探しも一緒にするの。

[少しむくれて、でもまたすぐに笑って。
背中のぬくもりを味わって、身体を離した。]

 えっとね、……
 ―――……はい!

[正面に回りこんで手を広げた。]



 ゾンビ、いるぞ? 大丈夫か?
 でもまぁ、一緒に行こうか
 死ぬ時も生きる時も、一緒だって言ったもんな

[離れる体に、名残惜しさを感じたけれど
手を広げる様子に、小さくほほ笑んで]

 ん…――――

[手を伸ばして、彼女を抱き寄せようとした]

 ずっと、こうしたかった


【人】 親方 ダン

―回想・「ヤチグサ車」の中で―

 ……え? お、俺の家族、ですか?

[それはドライブの話題に移り、少し経った時分だろうか。
 逆に振られた「家族」の話題>>388に、男は躊躇いの声をあげた。
 特に、後ろ暗いことがあるわけではない。不意に訊ねられたこと、それ自体に、少々の戸惑いを抱いただけだ]

 いえ……俺は、一人身ですから。
 両親は健在ですが、住んでいるのは、ここから遠い地元です。
 だから……。

[続いて呟かれた言葉。男にしかうかがい知れない台詞に、正面を向いたまま笑顔を繕う]

 そんなこと、気にしなくっていいんです。
 身軽な俺は、せめてサンテックスさんが無事にご家族にお会いできるよう、尽力するだけですよ。
 ご家族の皆様も、サンテックスさんの無事をお祈りしているはずですから。

―回想・「ヤチグサ車」の中で・了―

(413) 2011/12/04(Sun) 22時半頃

【人】 親方 ダン

―回想・幽霊屋敷について後―

[車に残る旨>>358を告げた後、返ってきた言葉>>387には、直接的な答えを行うことができなかった。
 男はただ、コーネリアに柔らかな笑顔を向けている。
 小さな「約束」をした、あの時のように>>1:49
 彼の問いかけへの答えのかわりに、男はポケットから折り畳まれたままの紙>>1:59>>1:60を、差し出した]

 これを、お渡ししておきます。ほら、お昼にお話ししたじゃありませんか。
 白血球の、ラフ。
 ……ただし、まだ見たりしないでくださいよ。お渡しするのは、あくまでサンテックスさんがサボったりなさらないよう、プレッシャーをかけるためです。
 『後でお互いに見比べて』って、約束した通りですから。
 俺は、サンテックスさんがお描きになった絵を見てみたい。
 これが、お答えになるでしょうか?

[まるで、平和な時分の延長のように、いたって笑顔で答えたものの、果たして、コーネリアが受け取ってくれたかどうかは、分からない。
 はたして、どれだけの幸運が起こったことだろう。
 あれだけの激闘にも関わらず、白血球が記された紙片は、血の染み一つも残されてはいなかった]

―回想・幽霊屋敷について後・了

(415) 2011/12/04(Sun) 22時半頃

親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/04(Sun) 22時半頃


[伸ばされる手に身を任せる。
縋りつくように背に手を回した。]

 あたしもだよ。
 どうしてだろ、とっても怖いんだけど
 ……幸せ。

[遠くから聞こえる音には不安を覚えるけれど
今は暖かさに目を伏せて]



 …―――

[胸の中に収まった、大切な温もり
彼女さえいれば、私は戦える
彼女さえいれば、他に何もいらないと思える]

 私も、幸せだ
 このまま時間が止まればいいとさえ、思える

[実際に止まってしまったら、怖いかもしれないけれど
彼女と一緒にいられるのなら、それすらも耐えられる気がする]

 …――――


【人】 親方 ダン

―そして現在・幽霊屋敷にて―

 …………来ましたね>>401

[男はまぶたをようやく開き、じっと遠くを見据えていた。
 視界には、この屋敷を目指して歩む死軍の姿>>406
 ばらばらと、されど少しずつ数を増し、躊躇い少なくこちらに突き進んでくる。
 日の落ちかけた暗がりの中、視覚を持たない集団が]

 バーレーさん、適切なご判断です>>419
 ……あなたは、やはり勇気ある方だ。
 ですが、あの数に太刀打ちするには、時間が必要、ですよね。

[車いすの男では、ワゴンを降り、門を閉ざすには時間がかかりすぎる。
 男は覚悟を携えて、そのまま「ヤチグサ車」を発進させた。
 鉄門が閉ざされる前に前進させ、死人の群へと向かってゆく]

(426) 2011/12/04(Sun) 23時頃

[遠くで、誰かが叫ぶ声がする。大きな足音や、何かの雑音も。それは屋敷内に来た人間が増えたことを意味している。
また、このままこうして二人だけでいられる時間がなくなるということも。

手を、身体を、離さなければいけないのに。動けない。]

 ……やだ、やだ……離れたくない……

[その胸に顔を埋めて駄々をこねる。]



 …――――

 私だって、離れたくない
 でも、それでも…――――

 今夜、一緒に寝よう
 だから、それまで

[駄々をこねるロゼット
彼女の額に唇を寄せて]

 これで、我慢してくれないか?


俺……?

[刀の切れ味だけのせいじゃない。
ゾンビ犬の頭を貫くほどの速度で投げられるほど刀は軽くない]

……なん、なんだ……?

[手に、びりりとした痺れが走る]


[わかっては、いるのだ。
諭すように優しく、グロウの唇が額を掠めて]


 ……絶対、だからね?

[唇を噛んで、小さく頷いた。]


【人】 親方 ダン

―屋敷から少し離れ―

[門を出れば>>426、ワゴンを前進させながら、クラクションを立て続けに鳴らし続ける。
 襲いくる死者達を、屋敷から少しでも遠ざけようと]

 無駄ですよ。俺も、愛車も、タフさだけは折り紙つきですから。

[例え死者に囲まれようとも、「ヤチグサ車」に大きな損傷はない>>367
 問題ない。コーネリアは悲痛な色を見せていた>>425が、男は決して自ら死に行こうとしているわけではない。
 この車なら、やり切れる。男の体では無事に屋敷に戻るのは困難を極めるかもしれないが、集う群を何とかできれば、戻る隙くらいはできるはずだ。
 そうだ。決して死に行こうとしているわけではない。
 たった1つ。男が懸念し続けてきた不安が、この身に降りかからない限りは]

 戻ります。必ず。

[クラクション音は、果たしてどこまで屋敷から引き離し、ワゴンへと引きつけることができるだろうか。
 不思議な吸引力で集った、この者達を]

(432) 2011/12/04(Sun) 23時頃


 ああ、約束だ
 必ず、ロゼットと一緒にいよう
 愛してる、ロゼット

[彼女と一緒に寝て、ちゃんと眠れるだろうか
いや、それはまぁ、いいとして
色々、我慢するのが精神的に、辛そうだ]



 ……っ
 グロウさん、あ、愛してます。

[一度はきちんと言葉にしたくて、隣を歩きながら小さく告げる。彼の内なる葛藤には気付かずに]



 …――――

 愛してる、と言う割には、まだ「さん」なんだな?

[くすり、私は笑った
子供みたいだが、両思いだー、とかってはしゃぎたい気分
それを抑えるのにも、案外神経を使ったものだ]


【人】 親方 ダン

―屋敷から離れつつ・「ヤチグサ車」の中で―

 ぐぅ……ぬぅ……。

[ワゴンの中で、男は苦悶の表情を浮かべる。
 車に損傷はない。外部にいる死者達の危害も、男にまでは及ばない。
 仮に多少の損害があったとしても……男の頑強な肉体は、揺らがない。
 しかし、それはあくまで外的な力に対してのもの。
 今、男に襲いかかっている苦痛……否、拒絶すべき感覚は、内部から湧き上がるもの]

 ま、まだっ!!

[恐らく、傍から見ても理解の得難い苦悩。
 肉体の感覚が遠ざかり、まるで、自分が自分でなくなっていくような……]

 負けま、せんよ……。

[これまで肉体の内で抗い続けてきた、取り変わろうと目論む「何か」と戦いながら、男はただひたすらに、クラクションを鳴らし続ける]

(446) 2011/12/04(Sun) 23時半頃

……コロシアイ、スルノカナ…

[ニヤリとした感覚が乗る。
それはそれで面白いかもしれない。
若い肉をほふり放題だと。

田原やネル、レティーシャやクロエにも例外なく、平等に捕食者の目を向ける。
最後は勿論、セシルへも]


―幽霊屋敷の外で・「ヤチグサ車」の中で―

[男は苦悶の中でなお、頭の片隅には冷静さを残していた。
 そうだ『見極め』なくては。
 この死者達との激闘の中、どこまで持つのか。
 いや、己の体の状態を含め、必要なのはそれだけではないだろうが。
 一つの節目を迎えるまでは、ぎりぎりまで『見極め』続け、とっさの判断に対応するつもりだ]

 う、運命に従う訳じゃ、ありません……。
 あくまで、それが、俺の意思ですから。

[この頭が冷静な内は、いつでも『見極め』た判断により、正確な行動をとれるはずだ]

―幽霊屋敷の外で・「ヤチグサ車」の中で―


 たかが獣が…。

[熊のゾンビに視線を向ける。
ただの人間でしかないこの体が憎い。]

 銃がありゃ、あの程度敵でもなんでもないのに…。

[曽祖父に研究費用を出していた金持ちがいた。
その金持ちに用意をさせた研究費用のほかにも武器や研究所やらを用意させていた。
幼い頃から研究を見てきた彼にとっては、銃の知識、アンデッドの知識はしっかりと蓄えられてきている。
無論、その弱点も含まれる。]

 体が痛い…腕、折れたかもな…。


[二階へと去っていくグロウに声をかけようとして、出来なかった。今は我慢しなければと、開きかけた唇を閉じる。]

 大丈夫、約束……したから。

[感じた温もりを取り戻そうとするように、手のひらを握り締めて]


「アレ…」「お前の声、キコエルヨ」
「何カ、取り込み中ッテヤツ?」

「コレも 聞こえテルのカナ?」

[くつくつ。セシルの声が脳裏に聞こえることに面白そうな驚きが乗る。
そして、もう一つの声にも首を傾げるような意識]

「…?」「ナんだ?オマエ」


 超取り込み中。喧嘩中。

[片腕で握るバットを、さらに強く握り締めて。]


「タスケテヤロウカ?」
「ソレトモ」「お前のカノジョ、そっちニケシカケヨーカ?」

[くつくつ。こっちはセシルがくたばってもなんでもないが。
意識はレティーシャを見る。

が、レティーシャは既に駆け出していた。
自分は手助けをする気はない]


【人】 親方 ダン

―屋敷から離れ・「ヤチグサ車」の中で―

[どれだけの感染者を轢き潰し、どれだけの亡者を引きつれたことだろう。
 男は一人、見極めに走っていた。
 屋敷に近すぎては、逆に死者を呼び寄せる。遠ざかり過ぎては、意味がない。
 見極めに勤しむはその狭間だけではない。
 死ぬつもりは、微塵もない。少なくとも、この肉体が健常な内は、死者達にやられるつもりはない。
 ただ、懸念されるは内側から来る肉体の破壊……これまで何とか保たれていたバランスが、もし崩れてしまったら……]

 ……誰、ですか?

[ふと、聞き覚えのない声を耳にして、男はぼそりと呟いた。
 少なくとも、学園に所属していた者達の声ではない。
 これは、聞き間違いだったのだろうか……。
 仮に違っていたとすれば、声により応えるのは、適切ではないかもしれない]

(466) 2011/12/05(Mon) 00時頃

 ……誰、ですか? あなた、こそ……。
 は、はは。これはますます、俺も壊れかけちまっているのかもしれませんね……。


 いらね。

[アンデッドの言葉にははっきりと拒絶をして見せて]

 あいつ1匹くらい俺が倒せるし、俺の研究材料としてサンプル入手するし。

[まっすぐに相手を睨み付ける。
相手の言葉も何も関係ない。]

 ここで死んじまうんなら所詮はそういう運命だったんだろ。
 別にお前のそれを治したりしなくてもいいんだろ?

 だとしたら、俺が死んでもお前に影響はでねーよ。

[アンデッドの治療法は、実は研究結果から発見している。
恐らくはゾンビも似た様な治療で可能ではあると思うが。]


「治さレタラ」「俺が消エチマうからネェ…」
「逆を言エバ」「お前がイルト、俺が困ルってコトカナァ…」

[アンデッドが舌なめずりをする。
「ベネット」は勿論この「彩葉」を排除したいだろう。意識のそこでセシルの声を聞いていたかどうか]


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/05(Mon) 00時頃


「コレがキコエルってコトハ」
「お前、トックにコワレテルヨ」

[けらけら嗤う。何を今更、と]

「俺カラの贈リ物」「気に入ってモラエタ?」
「ドーヤラ俺の息デ」「リフレッシュシチマッタヨウダヨ」

[そのゾンビ達。まるでガムか何かのCMのように面白そうに語る]


【人】 親方 ダン

―屋敷から離れて・「ヤチグサ車」の中―

 ……なるほど。とんだものを、俺に仕込んでくれたものです。
 もっとも、あなたが何者かは知りませんが、直接の原因があなたでないことは、俺も承知していますけど。

[頭の中に響く声が男の決意を後押しする。
 リンダから告げられた時、一つの仮説はできていた。
 意思のあるまま変異する存在。それは、恐らく抗原であるウイルスに一定程度対抗できる抗体を保持した人間のことをさしていたのだろう。
 しかし変異を続けるであろうウイルスに、いつまでその抗体が対抗できるのか。
 その抵抗が止まった時は、恐らく、理性を失った生ける死者へと――――]

 仮に、そうなってしまった時は……。
 俺が持ちこたえられなかった時は……。

[男はちらりと車内を見渡す。そこにあるのは、スーパーでこっそり隠したリキュールの瓶>>164
 ベネットから受け取ったライター>>164も、己の手の届く範囲にある]

(483) 2011/12/05(Mon) 00時半頃

 どうやらあなたが元凶……もしくは一役買った惨劇のようですね。
 よくもやってくれました。俺の街、で……。
 少々汚い、教師が使うべき言葉ではありませんが……。
 クソ喰らえ、とでもお伝えしましょうか。

[男は自我を失いつつある体で呟いた。
 その存在が屋敷の内側にいるなどとは、今も夢にも思わない]


「俺は生キルタメニ食っテルんだヨ」
「別にワルイコトはシテナイヨ」
「弱肉強食」「ダロ?」

「俺ノ何ガ悪イのカナ?」


*/急遽中発言失礼します。
ヤチグサ先生が誰を襲撃しても、俺も対応しますので外、屋敷内関係なく選択していただいて結構です。
後、俺としては今あまり襲撃しておいしい所が見当たらないのですが、この後戦ってくれそうなヴェスはとりあえずはずしてください。

すみませんorz短い間でしたがありがとうございました先生!(敬礼


【人】 親方 ダン

―屋敷から離れて・「ヤチグサ車」の中―

[どれほど走り続けたことだろうか。
 男は死人に囲まれたまま、やがてワゴンの動きを止めた。
 運転席と助手席の窓を、ほんの少しだけ風を受ける。
 心地よい。そう感じられるのは、男の中にまだ自我が残されている証拠だろう]

 田原先生……。

[力なく、ふと口から出てきた名前は、教え子ではなく、同僚の教師。
 男は何を思っての呟きか。残っているであろう「大人」の彼に、大切な生徒達を託したいと感じたのか。
 それとも……。
 震える手で、リキュールの瓶>>164をとった。栓を外し、中の液体をぼんやりと眺める。
 残る片手には、ライターが。
 やがて男は躊躇いなく、その火を灯すことだろう。
 もっとも――――その結果何が起こったのかは、まだ、分からない]

(501) 2011/12/05(Mon) 01時頃

[聞こえてくる声に向け、力なくも不敵に笑い、声なき声にこう告げる]

 ええ。悪くはありません。
 弱肉強食。俺が、あなたを食おうとすれば、あなたは抵抗することでしょう。
 ……つまり、そうゆうことです。
 あなたが悪いとは言いませんが……あなたがこの病をバラ撒く限り、俺達はあなたの存在を排除するのみ。
 理に、かなってるでしょう?
 ……人間は、そんなに弱く、ありませんよ。

[最も、男はその戦いには、参戦できないかもしれないが。
 なぜだろう。男の脳裏には、一人の女生徒の姿が浮かんでいた。
 人を捕食する異形の者は、次なる餌食を求めている頃合いなのだろうか……]


/*
襲撃おいしそうなところが無ければ、無理に襲わなくてもいいんじゃないかなと思う僕がいます。
初日亡霊じゃ、狼的にも美味しさが…とは思うので、
襲撃したいのであれば、自分でも平気だとは思うと…。


*/
お2人とも、ありがとうございます。
俺は、リンダさんを襲撃しようかと考えています。
「イロハ」が襲いたがっているロールもありましたし、リンダさんと田原先生(かなり受け答えの力があるとお見受けしています)の間で面白い展開が期待されますし……。
というわけで、リンダさんのままで行きたいと思っていますが、確実俺は落ちると思うので、俺もお礼を言わせていただきますね。
楽しかったですよ! 墓下はお任せください!
そして……地上の方は、(襲撃についても含めて)どうぞよろしくお願いします!


*/ちょっとどうにも処刑が先生にかぶりそうな気配もするんですよね…
今この状況、外にいる人にでないと票が投げられませんからね。

せめてもう少しバラけてくれたりするとやりようがあるんですが。
あと皆ちょっと冷静すぎ…(苦笑)

パスするかは先生に任せます。正直クロエくらいしか今襲撃先が思い浮かびませんが、
流石に占い師初回襲撃はちょっと。


[せっかく倒した熊のゾンビの血を採取する。
フォロー家の研究資料であったのは、アンデッドに他のアンデッドの血を混ぜたときの反応について。
そのさい、酷い拒絶反応から、もがき苦しみながら、やがて全身が硬直し、意識を失った。
暫くしてから目を覚ましたことから、これは相手の動きを止めることが限度であるという結論に至っていた。
ものの見事に、先ほどの熊はそれが通じたのだ。]

 アンデッドと同じ性質…。彩葉の責任だということははっきりしたな。
 元をたどれば、うちの責任か。

[多少なりとも笑いながら、研究資料に書いてあった実験を行えたことに、わずかながらに満足感を覚えた。]



「ヨワイヨ」「ニンゲンハネ」

[ゲラゲラ嗤う意識は、最後に男に贈った最大限の賛辞]

「シネヨ」「弱いヤツはネ」


*/
ちょっ! お、俺処刑はやめて……っ!!
死亡フラグ立てすぎましたか……(分かるようにしたつもりだったんですが)。
万が一そうなってしまったら、大変申し訳ありません。
ちなみにリンダさんは、1回黒を引いていますから、むしろおいしく感じるのでは――――という気もします。まさに疑心暗鬼の村。

と、ともあれ、墓下で応援していますからね!
それでは、これが本当に最後で。

これが俺のファイナル・バイトだ!
アンデッド・スクール、ばんざーいっ!!


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注目:ダン 解除する

処刑者 (6人)

ダン
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