人狼議事


41 アンデッドスクール・リローデッド

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視点:


―いつか―

 俺は、この街が好きです

[男は、1人微笑んでいる。
 その言葉に、偽りはない。生まれ育ったこの街を、自分の力で守れるのなら。
 この平穏を永久に保ち続けることができるのならば]

 俺は、どんな困難にだって、立ち向かっていくつもりです。

―いつか・了―


/*
中身失礼します。不束者ですが共鳴、よろしくお願いいたします。

ヴェスパタインさんは何か結びたい縁故の形はありますか?
プロでこちらから自己紹介しておりますが、それをきっかけにして何かを思い出したという形にして良いとも思いますし。


【人】 親方 ダン

―職員室前―

 ああぁぅっ!!
 ……は、はい。す、すみません。脅かす気はなかったんですが……。

[コーネリアの驚き>>0:432に、たじたじとなって口ごもる。
 最近の車いすは性能がいい。
 静かに移動できる弊害として、足音すらしないため、こうしてしばしば相手を驚かせてしまうことがある点は自覚していた。
 おまけに、声の出所も低いのだから、違和感を抱くのは無理ないだろう]

 そうでしたか……確かに俺の資料>>0:386はおおざっぱですし、書き写してもらうスライドもテキストばかりでしたからね……。

[四角い箱がちらりと視界に入り、疑問符が浮かびそうになった矢先、視線を奪ったのは人物に似顔絵か]

 絵、ですか。困りましたね……楽しんで受けていただけるためなら、俺もそうしたいのはやまやまなんですが。
 努力はしますけど、何分、ミジンコをイチゴと見間違えられたことがある程度の絵心ですから。
 ……ところで、それって、もしかして。

[ノートに書かれた顔を見ながら、自分のことを指さし問うた]

(1) 2011/12/01(Thu) 00時頃

/*
共鳴、こちらこそ宜しくお願いします
共鳴と言う事で、結構強めの縁故が良いかと思いますけれど
特に、これがいい、と言うのは今のところありません
進行中に築いた信頼関係、でも構わないですし
過去、二人の間に何かあった、とかでも良い

もし提案があれば、全力でやらせて頂きます


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/01(Thu) 00時半頃


 ―いつかの話―
[自宅に揃う研究用の論文を眺めながら、ぼんやり呟く。]

 先生はさ、治したいの?
 それとも治したくないの?
 いいよね、不老不死って、俺は正直羨ましいかな…。

[生きる為に人の生き血を啜り、血肉を喰らう。
それはどんな想いなのか、そんな風に考えて]

 俺は…自分以外がどうなろうと構わないしなぁ…。
 だから、俺も研究するんだけどね。不老不死…。


/*
では一つだけ、お願いをしてもよろしいでしょうか。
ローズマリーは入院中の2年間を昏睡状態で過ごしていたせいで、元々は子どもっぽくおてんばだった性格を成長した外見に合わせて無理やり押さえ込んでいます。
ですので、それをヴェスパタインさんに知っていただけたらな、と考えております。

進行中に知っていただく形でも良いですし、どのような形態でもかまいません。

押し付けるようになってしまってごめんなさい。
無茶振りでもなんでも喜んでお受けしますので、何でも遠慮なくおっしゃってくださいね。


/*
お願い、了解しました
メモ的に、進行中に一気に絆を深める時間は無さそうですね
であれば、お互いの顔も名前も知らないけれど、仲がよいメル友とか如何でしょうか?
何かのきっかけで、お互いがその相手である事を知って、信頼しあうという形であれば、そのお願いも叶うし、自己紹介した事も不自然ではなくなるかと思います

私、無茶ぶりとかに合わせるの結構好きなので、構いませんよ


【人】 親方 ダン

―職員室前―

 ははは。いけませんよ。そうやって自分を卑下しては。
 何事も気持ちの問題です。
 あんまり軽はずみなことを言うと、俺の信用もガタ落ちしてしまいますが……。
 でも、サンテックスさんは動物を扱った授業の際は、しっかりと取り組んでいただいていたようにお見受けしています。
 だからほら。そんな顔なさらずに>>3

[多少の誤解はあったかもしれないが、どこか落ち込んだ様子のコーネリアに語り掛けた。
 順を追って互いに自分を指さす様>>1に、思わず口を緩めながら、今一度似顔絵に目を向ける。
 鏡で見ても、自覚がある。実物はこれだけムサイ男ではあるが……]

 お上手ですね。……いえ、ちょっと可愛らしすぎる気もして、照れくさいんですが。
 特徴がよく出ています。お時間、掛ったことでしょう。
 しっかり取り組んでいただけたようで……俺も動物だからでしょうか。

[もっとも、コーネリアが動物を扱う授業の際に――――というのは、もしかしたら別の生徒と混合してしまっていたのかもしれないが]

(5) 2011/12/01(Thu) 00時半頃

【人】 親方 ダン

 そこまで言っていただけるなら、俺も腕を奮ってみましょうか。
 ただ、あんまりうまいこといかなかったら……サンテックスさんが責任を持って、ボランティアで描き直していただくのも、ありかもしれませんね。

[思いつきを口にしながら、頭の中に、この似顔絵から連想される、食細胞のイメージを想起させた。
 ぱくっ、って、なかなか可愛らしいじゃないか。
 男自身が描いた場合の絵面は、まだイメージが浮かんでこなかったけれど]

 どうです? やってみるのも、面白いかもしれませんよ。
 ……俺、失敗する前提ですが。

(6) 2011/12/01(Thu) 01時頃

/*
わ、メル友素敵ですね!思いつきませんでした。ありがとうございます、了解しました。

そう言っていただけると助かります。
では改めまして、よろしくお願いいたします**


/*
速攻で中身発言失礼します。
赤ログ内で騙し合っても意味がないと思うんで……こんばんは。悪鬼です。

で、早速で恐縮ですが、白狼COは避けるという村の方針としては、白狼をLWに持っていった方が、展開が広がりそうに見えますね。
白狼の方は、いかがですか?
村の流れ次第なので、そううまくはいかないかもしれませんが、もしLWを視野に入れていただけるんでしたら、実質襲撃は俺に委任、もしくは指名していただければ俺が(システム上は)襲撃する、というようにしますが……。
いえ、亡霊喰らって、村趣旨としてキーとなりそうな白狼が墓落ち、は、盛り上がりに欠けるでしょうし。

とにかく、白狼の方がLWに意欲があって、その方針でよければ、俺はPL的には全力白狼サポートしますんで、どうぞよろしくお願いしますね。


/*
はい、ではメル友でいきましょうっ!
気がつくきっかけ、作るように頑張りますね?

こちらこそ、よろしくお願いします
どんな振りでも、楽しくやらせていただきますから
遠慮なさらず、どんどん来ちゃってくださいね


/*
ああっと、失礼。言いそびれました。
もちろん、仮に俺がLWになっても、やれる範囲で全力でやるつもりですから、そちらについてはお気づかいなく。

中発言はあまり好きではないので、最小限に行きたいため、まとめて。
俺、悪鬼になりましたが、希望していた役職とかも(お2人がよければ)COするつもりです。
参考程度にしかならないかもしれませんが、少しは場が見やすくなるかもしれないので。

それでは、取り急ぎそこまでで。ご意見とういただけたら、明日にでもまとめて返答させてもらいます。


ダンは、ネルを見上げながら、邪気なく、にこりと微笑んだ**。

2011/12/01(Thu) 01時頃


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/01(Thu) 01時頃


/*
という事で、遅れながら御相談を。
囁き狂人でございます。

自分は亡霊とか起きて噛まれない限りLWはないので、白狼様と悪鬼様にお任せいたします。

白狼様の方向性にもよるのかなとは思いますが。
あと、村の設定との対応もあると思うので、例えば、白狼様が昔から人を食っていたのなら、ゾンビはずっといたはずなのに、なぜパニックが起きたのかとかも…。
あるいは、自分が実験をし続けていた影響なのかとか。

とそんな事を呟きつつ、俺は、先生が動きやすいようにと思います。


/*
あ、ちょうどいいタイミングに。
そうですね、序盤の襲撃やLWに関わる部分は、俺と白狼の様で考えるとして(半狼や亡霊の方が入ったら、また改めて考えると思うため、「序盤」と)。
ゾンビやアンデッドの設定は、パニック時の天声を参考に、白狼の方の意向で決めていただけると動きやすいかもしれませんね。
セシルさん、囁き狂人、よろしくお願いいたします。

で、飛び起きてきた理由なんですが……。
なんだか変だと思って調べていたら、微妙に感じて。
これ、やっぱり報告しておくべきかもしれないと思い。
で『希望していた役職』と言っている理由なんですが……実は俺、もとの役職が『村人』って表記されているんですよ。
バグ、でしょうか……?
必要があれば、村建て様に報告した方がいいのか……すみません。俺、恩恵ありの村、実は初めてでして。

中身発言が多くてすみません。眠気が厳しいので、今日はこれで失礼します。
おやすみなさい。


/*
先生、それ血族やww
占われたら出てくるけど、結局本当の狼なんですね。
それは酷い。

どちらにせよ、パニック時の天声次第ですかね。


/*ふ か ず に い ら れ な か っ た で す ! !

なるほど……俺が望み、求め、理想として追いかけていた役職は、「村人」って表記される類のものだったんですね。
セシルさん、的確お答えありがとうございました。
頼もしい仲間を持てて、俺、幸せです。
悪鬼、あなたはなぜ俺を選んだんですか……。

このままだと、(嫌よ嫌よも好きのうちを体感してしまい)ついつい中身発言連発してしまいそうなので、本当に落ちます。
これ落としたら、ウインドウ閉じます。
白狼の方も、仲良くやっていきましょう。
二度目になりますが、今度こそおやすみなさい。


*/
はじめまして、白狼です。
私も中発言は好まないので、緊急時以外は基本中身発言しませんがご了承下さい。

LW大丈夫ですが、あくまで周り次第だと思います。
コアタイムが短めなので寡黙吊りされないといいなと祈るばかり。

また、アンデッドとしては、「ベネット自身は今は自覚がない」方向で行こうと思っています。
不老不死ではありますが、多重人格または体乗っ取りタイプとお考え下されば。
(魂は死なない、体の憑依は自由という方向)
詳細は追々RPに乗っけて展開していきます。
色々と考えてはいるので、天声が落ちてきたらまた。

襲撃などはこちらで判断します。
必要があればパスしますし、なければ襲撃します。基本必ず全てRPに乗せますので、読み取って頂ければと。

あと早速ですみません、金曜日帰りが遅くなります…


[さて、剣道部主将殿は正直、絶望的に頭が悪いのだが、その原因は本人は知る由もなく。

小さい頃のトラウマとなった事件とは、学校の人は誰も知る由もない訳だが、
実はこの生徒、一度殺人未遂を食らっていたりする。

その時の状況は、物心がつく前のハナシ、その場にともにいた両親を失ってしまった為、誰も真相をしらないのだが]


[本によくある「アンデッド」という存在は、「不死」と単純に直訳すればよいハナシ。
けれど人の体には限界というものがありまして。
細胞レベルの再生回数は決まっているということで、長く生きているアンデッドは人の血肉でそれを回復させる訳。

けれど、そんな毎度毎度人を食べていては流石に人目につきすぎるし、そうのうのうと生きていける訳もなく。

そこでこのバケモノ思考が考え付いたのは、もっと手っ取り早い方法。

「食べたくなるまで、とりあえず人にまぎれる」ということだったとか]


[別に人に対して友好的な感情がある訳ではなく。
かといって、憎んでいるとか、そんなこともない。
単純に、腹が減ればとって食う。イキモノの基本のような行動をしているだけ。

さてさて。物心がつかない少年を襲い、その体にもぐりこんだこのバケモノは、また腹が減ってくるまで殻の中で眠っている。
迷惑な話だが、この青年の頭の悪さは、「学識」を必要としないバケモノのせい。
だが捕食者としての攻撃本能がきっと部活の成績に響いているのだろう

青年の殻の奥から、「ぐぅう〜〜」なんて音が聞こえることがあったら、それはアナタが人ではない証拠かもしれませんよ?]


[元々研究で開発されたウィルスは、襲う度に記憶を人に伝達した。
伝達されたのはこの青年で何人目かはもうわからない。
ただその細胞と捕食の記憶は昔から引き継がれ続けていた。

さてそろそろアンデッドとしてまた腹が減る時期だが、
研究者達はどこまでそれをリークしているのだろうかね?**]


*/狂人様は俺のストーカーもとい研究はどんな形でもいいですよ。
流石に昔から生きていて学校でのうのうと生活、というのはちょっと難しさを感じたので
(しかも襲撃時は「意思もなく言葉もしゃべれない」という本能的な能力しかないようなので)
記憶と本能的なものと細胞情報の伝達ということで不死とさせて頂きました。

サイモン襲撃時の描写はこちらにやらせてください。
また、亡霊の日は申し訳ないのですがせんせーにお任せします。
襲撃希望があればRPで乗せますので!

…俺って研究者だったのか な?
(頭悪いんだけどな…:汗)


[ぐるる。音が鳴る。
腹の音でもネコの鳴らす喉の音でもない。

何か、空っぽな空間で何かがはいずっているような。
青年はまだそれには気づかない。

けれど、時計の針は進む。確実に。
データに則れば、そろそろウィルスが目を覚ます頃なのだが]


/*
俺です。バーレーさん、あなたが勇者でしたか。
もろもろ了解しました。素敵なアンデッド設定だと思いますよ。
フォローさんともども、頑張りましょう。

あぁ、亡霊の発生は襲撃の前に分かるんですね。
それなら俺の方針は、RPからバーレーさんの襲撃先が読めたらそちらに合わせ、特に襲撃しない(パスの)気配がしたら俺目線で対象を選ぶことにします。
亡霊の日もその路線で。なに、襲撃したい場所があっても、システム上襲撃パスしていただければ、俺が特攻しますから。
でも、フォローさんが感染したい時は遠慮なく仰ってください。
俺のファイナル・バイトをお見せしましょう。

取り急ぎ方針的にはこんな感じでしょうか?
ガシガシやってしまいましたが、以降は中発言は遠慮めにして、簡単な確認の際は表で答えさせていただきます。
【actで目をつぶる系の行動をしたら了解している】みたいな感じで。
とはいえ、ご相談いただく際は遠慮なく。村側との所持情報量が違いますし、俺達赤の動きはけっこう大事だと思いますから。

それでは、これにて失礼!


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/01(Thu) 20時頃


―――――――――――――――――――――

 TO:***

 ロゼットだよ!こんにちは(・v・*)
 授業が自習になったのでメールしてます。

 さっきね、昼休みにすごく個性的なお弁当を食べている人に会ったの!写真撮ればよかったなぁ。
 今度写真が撮れたら、絶対に送るからねっ
 あなたは今日面白いこととか何かあった?

――――――――――――――――――――

[ぽちぽちと文字を打ち、送信する相手は顔を知らないいわゆるメール友だち。
とても気の合うその相手には、生い立ちも2年間の空白のことも、全てを打ち明けていた。唯一知らないのは住んでいる場所と本名くらいなのではないか、という程に。

メールを送信しながら、自然とその唇は弧を描く。幸せそうに笑っていた。]


【人】 親方 ダン

―職員室前―

[笑顔のコーネリアに>>10つられ、男は柔らかな笑みを浮かべる。
 いや、誘ったのは、彼の笑顔だけではない。
 「頑張れます」、その言葉が、胸をほこりと暖めているのだから]

 俺の資料の類は量も多いですし、あんまりカラーコピーを使うと、上もうるさいんでテキスト主体でやっていましたが……。
 白黒であれ、視覚的に情報を捉えた方が覚えやすいでしょうし。
 それに……。

[そらされた視線のもとを見つめたまま、こつんと拳をぬくんだ胸に当て口にした]

 そんなに喜んでもらえるなら、俺もやるだけのことはやらせていただきましょう。
 多少見苦しい絵面になるかもしれませんが、約束しま――――

 ……え?

[告げられた言葉に、一瞬目を見開いた。その意味を咀嚼してから、ふふっ、と息を吐き、彼と同じくらいの声量で返した]

(49) 2011/12/01(Thu) 20時半頃

【人】 親方 ダン

 約束します。ちゃんと仕上げましょう。
 あぁ、ありがとうございます。

[扉を開けてくれるコーネリアに礼を言い、職員室へと車いすを滑り込ませた。
 短いやり取りながら、男の心の少し浮かれてしまっていたのかもしれない。
 後ろを振り返り、車いすごとターン]

 次の授業も、頑張ってくださいね。

[きっと、そのまま去っていくだろう彼の姿に、張りのある声を送り届けたのだった]

―職員室前・了―

(50) 2011/12/01(Thu) 20時半頃

[ぐるる、ぐるる。
赤い気配が空気にのる。

人は自分の体臭がわかりにくいように、
この生徒からにじみ出るある種の悪臭は空気に乗る。

空の向こうの雲は、その予兆だったのだろうか。
そして、この悪寒を感じる者はいるのだろうか]


【人】 親方 ダン

―午後の授業中・生物学教室―

 白血球……白血球……

[男は膝の上に置いた紙を見つめながら、手にした鉛筆をくるくると回した。
 時折思い立ったように、下敷きボード上の紙に筆先を走らせる。
 描いては止まり、再び思い悩み、やがてぼそりと口にした]

 いけませんね。これじゃ、ただの鏡餅です。

 ……って、あぁ、ちょっとちょっと。
 ダメですよ? 小テスト中に携帯電話をいじるのは。

[台の下で行われている生徒の手つきに目ざとく気付き、注意した。
 今行われている小テストこそ、職員室に取りに行った資料>>0:430そのもの。
 けれど、持ち帰ってきてしまったものは、ただの紙の束だけではない]

 難題です……俺は、大変な宿題を持ち帰ってしまったのかもしれません。

[生徒たちが男から配られた問題と向き合う合間を縫って、男もまた、生徒から託された課題>>3にいそしんでいる]

(57) 2011/12/01(Thu) 21時半頃

【人】 親方 ダン

 あぁ、だからこの絵では、まるでスノーなマンがあれしてこれして……。
 我ながら、そんなシチュエーションがあったら面白いとは思いますが、これでは参考になりません。
 おかしいですね。
 描くべきもののイメージはとうに固まっていますし、ちゃんと見本も用意しているのに。

 ……って、ダメですってば。
 糸電話も、普通にいけません。声、聞こえてますよ?

[いったん顔を上げ注意しつつも、再び慣れない手つきで鉛筆を動かす。
 こんなやり取りを、男の中で何往復したことだろうか。
 やがて、男は鉛筆を置き、苦笑とともに頷いた]

 ……できました。
 相変わらず、俺と同じで不格好な絵ではありますが。

[描き出した『白血球』の解説用イラストラフを、ボードから片手で掲げ、明りに透かしてじっと見つめる]

(58) 2011/12/01(Thu) 21時半頃

【人】 親方 ダン

 白血球は、体内の自浄作用を担っています。
 いわば、体の中のお巡りさんです。
 だから、異物の侵入を察知すると、撃退しようと我が身を投げ捨て打って出ます。

[男は、イラストを用いるであろう『白血球』の解説を諳んじる。
 テストの邪魔にならないように、小さな呟きを心がけて]

 ただ、白血球は万能ではありません。
 ウイスルなど強力な相手には、太刀打ちできないことがあります。
 抵抗むなしく入り込まれ、異物に侵されていく様は、白血球自身にとっても、とても残念なことでしょう。

[今より前か、それとも後か。
 どこかで行われているやり取り>>54>>55は知らずに、男は訥々と語り続ける。
 すっ、と軽く息を吸い、微かに力を帯びた声で言葉をつなげる]

(59) 2011/12/01(Thu) 21時半頃

【人】 親方 ダン

 だからこそ、体はあらゆる機能を使って、協力して戦おうとするんです>>0:388>>0:401
 1つ1つの機能に弱みはあれど>>0:402、補い合い、一丸となって、戦います。
 結果的に、打ちか負かされてしまう>>0:389かもしれません。

 それでも――――

[どこか遠くで轟く雷鳴。
 不穏な気配でも察したのか、男は眉をぎゅっと絞り。
 すぐに、穏やかにほほ笑んだ]

 俺は、そんな健気な細胞たちが、大好きです。

 ……はは。
 この説明じゃ、『白血球』のテーマからは、逸脱しすぎですよね。

[男はそう言って気持ちを切り替え、小テストに取り組む生徒達の方へと注意を向けた。
 紙に描かれた、『白血球』のワンシーン。
 描いたのは、単なる下書き。
 早々に折りたたんでポケットにしまってしまったため、どこを切りだし描いていたのかは、男以外に知る者はいない]

(60) 2011/12/01(Thu) 21時半頃

ダンは、ポケットにしまったラフ絵の紙に、不思議な重みを感じていた**

2011/12/01(Thu) 22時頃


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/01(Thu) 22時頃


 眠…この前見たご先祖様の残した文書…結局あれを読む限りじゃ誰でも不老不死。ってワケにはいかないみたいだったな。

 せめて少しでもいいからサンプルになりそうな実験材料があればなぁ。

[ぼんやりと考えたままつぶやく。
ご先祖様が残した例の不老不死の化け物、アンデッド。
その研究をいまだに続けるのはフォロー家の仕事。]

 『セシル、お前が不老不死の謎を解いて、アンデッドとなってしまったご先祖様の実験対象を、元の、普通の人間に戻すんだ。』

 ばっかじゃねーの?不老不死の薬なんか出来たら超便利じゃねーか。
 多少いじれば金儲けの道具になるし。

[むしろ考えたことがない。不老不死の治療など……。]


to:ロゼット

ハロー、ロゼット
こちらはグロウだ

私は授業中だが、現在ポケットの中で携帯を打つ秘儀を開発中
どうだ、ばれずに遅れているぞ?

個性的な弁当?
それは見たかったな、私も今日は珍しい弁当だったんだ
どっちが面白かったか、比べたかったよ

面白い事は、毎日あるさ?
探そうとすれば、学校の中も笑いで一杯だぞ?
ついさっきも、始めてあった女子生徒を笑わせた所さ

雷が鳴ったが、傘は持っていったか?


to:ロゼット

今、学校の校門が吹き飛んだ
これは、どっきりなんじゃないかと思うんだっ!
今から武道場に行って、竹刀取って来る
かっこいい所みせて、お茶の間の人気者になるぞーっ

[武道場に歩きながら、そんなメールを送った
何故か、ロゼットへのメールだけは送れる様子]


[レティーシャやセシルにはメールは送れない。そのほかの学校の知り合いにも送ってみたが繋がらない。
外部の人間はこの事態を知っているのだろうか、とメールをしてみるもやはり繋がらずに。

表示させたのは、先ほど届いていたらしいメール。]

 ……グロウさん……

[無関係の友人を巻き込むべきだろうか、そう考えて手を止めていた。しかしその手の中で携帯は新たなメールの到着を告げる。]

 グロウさんのメールは、届く……の?

[弾かれたようにその内容を確かめた。]


[決して青年自身の慌てではなくて。
自分に近いウィルスが蔓延したこの空気に、
殻の中身がじゅるり、と粘着質な音を立ててうごめく気配を載せる]

……?なん、だ……??


 ふきとんだ?

[先ほどどこかで大きな音がしたが、それは校門の方角からだった。彼の在籍する学校でも、何かが起こっているのだろうか、それとも――?]

―――――――――――――――――――――

 TO:グロウさん

 まって、いかないで

――――――――――――――――――――

[震える手ではそれだけ送るのが、精一杯で]


[携帯のメールを確認する
まってくれと、短い内容のメールが帰ってきた
どうしたのだろう、そんなに怖い思いをしているのだろうか?]

―――――――――――――――――――――

TO:ロゼット

どうした、ロゼットの学校でも怖い事になってるのか?
なんだ、街包みのドッキリなのかな?
同じ学校だったりして

そんなに怖いなら、助けに行ってやるよ

―――――――――――――――――――――

[そう、メールを送っておいた
ヒーローちっくで、カッコいいだろう?
きっと、テレビ受けもするはずだ]


 まさしくゾンビちゃんだね。
 でも俺はゾンビになりたいわけじゃないんだよねぇ。

[そう、これは違う。
知識も記憶もあったもんじゃない。これは自分が求めた不老不死とは異なる。]

 でも、今まで大量の資料見てきたけど、こんなもん見たことないんだけどな…。
 新種?それとも、ご先祖様の作ったアンデッドウイルスが進化した…?


[廊下を駆けながら、必死にメールを打つ。]

―――――――――――――――――――――

 TO:グロウさん

 あたしの学校、何かへんなのがいる
 グロウさんのところもそうなの?

 おなじがっこう?あいたい、グロウさん
 こわい、どうしよ
 グロウさんも無理しないで、おねがい

――――――――――――――――――――

[助けに行ってやるとの返事に、泣きそうになって唇を噛む。漢字とひらがなが入り乱れたメールを送信し終えた。
境遇は似ているが、本当に彼も同じ学校なのだろうか。]


[このゾンビ達への感覚は、恐怖じゃない。
寧ろ心地よさすらある。
死臭が漂う空気は気味悪い。
しかし]

「ぐちゅり」

[脳裏にまたうごめく音。
今度は、またはっきりと脳裏に響くが、
このパニックの中、まだ自覚を得ることは難しい]


[混乱しているのだろう、乱雑なメールが帰って来る]

―――――――――――――――――――――

TO:ロゼット

ああ、うちの学校にも変な奴がいるぞ
ゾンビみたいな、気持ち悪い特殊メイクした奴だ

同じ学校だったら、待ち合わせしてみるか?
待ち合わせ場所に現れなかったら、違う学校って事さ
その時は、助けに行ってやるから心配するな
女の子を助けるのは、ヒーローっぽいからな

何処に居る?

―――――――――――――――――――――

[そう言うメールを送って、私は廊下を歩いている]


―――――――――――――――――――――

 TO:グロウさん

 うん、あたしのとこにもいる、ゾンビ
 特殊メイクじゃない、気がするけど

 待ち合わせしてみたい
 1年の教室の前の廊下にいるよ

――――――――――――――――――――

[ゾンビは急激に襲ってくることはないようだ。その事実と落ち着いたグロウからのメールに幾分冷静になり、メールを送った。]

 本当に、会えたらいいな。

[小さく小さく、独り言をもらし]


「痛い」「かゆい」「だるい」「腹がへる」

[日常、当たり前な範囲のその感覚。

覚醒が既にぎりぎりまで来ている。
ここまで覚醒間際であれば、夜中に夢遊病のようにもなって人一人襲っていても不思議はあるまい]


―――――――――――――――――――――

TO:ロゼット

わかった、行くよ
と言うか、もう向かってる所だ

竹刀持ってる長髪の男だから、すぐにわかるさ

―――――――――――――――――――――

[そうメールを送ったのは、一年の教室前廊下にさしかかる寸前]


[届いていたメールに眼を瞬かせる。]

 長髪……

[思い出すのは、昼間に会ったヴェスパタインのこと。
彼の美しい長髪が頭を過ぎった。]


「食事してるダケだぜ
ヒトゴロシなわけ、あるか」

[思わず脳裏にめぐった異常な思考。
頭はきっと混乱していたと勝手に認識したのだろうか。
青年に意識させる前に防衛本能が働いたか、
すぐに掻き消えた]


[こちらへ向かってきたヴェスパタインをじっと見つめる。
彼にはこちらの特徴を伝えていない。
だから恐らくは、言わないときっとわからない。]


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/02(Fri) 00時頃


[ヴェスパタインの長い髪に触れて、小さく囁く。]

 グロウさん。
 ―――……ロゼット、だよ。

[それは彼に届くだけの声音。]



 ん…――――

 なんだ、ロゼットか
 昼、図書室で会った君が、そうだったんだな

[小さく、返事をして]

 私が助けに来る前に、助けられてしまったか
 残念、ヒーローになりそこねた


 うん、ローズマリーがロゼットなの。
 本当に、会えて嬉しいよ。

[ヒーローになりそこねた、との声に首を振って]

 そんなことない。ヒーローだよ。
 本当に、ありがとう。来てくれて
 本当に――

[髪からそっと手を離す。名残惜しそうに手のひらを眺めて、その背中から離れた。]



 感動の対面には、ムードのない所だがな

[小さく笑みがこぼれたが、元々無表情な私の事
読みとれたかどうか、わからないけれど]

 そうか、ヒーローになれたか
 では、ヒロインは黙って救われておけ?
 腕前はそこまでではないが、この程度のゾンビなら大丈夫だ
 頼っていいぞ、ロゼット

[離れる彼女に、そう言葉をかけておいた]


【人】 親方 ダン

―回想・午後の授業に入る前・生物学教室―

 今日の授業は、この小テストだけですから。
 早めに終わった方は、先に休み時間に入ってしまって構いませんよ。

[それは、授業>>57を始める前の出来事。
 男の言葉に、生徒達は思い思いの歓喜の表情を送ってくる]

 ……って、そんなに嬉しそうにされると、俺の授業がつまらないみたいじゃないですか。
 あぁ、恐縮です。
 このクラスは比較的進んでいますからね。
 今日は、俺なりに思い切ったサービスです。

[そうだ。たまには、こうゆうのも悪くない。
 この時は、現金な生徒達に苦笑いしながらも、心の中ではそう思いこんでいたのだった]

 ただし、点数が悪いかった生徒には補講を行いますから。
 やっつけで解答したりしちゃ、いけませんよ。

(150) 2011/12/02(Fri) 00時頃

【人】 親方 ダン


[男はこのことを――――

 後に、深く後悔することになるかもしれない]

―回想・午後の授業に入る前・生物学教室・了―

(151) 2011/12/02(Fri) 00時頃

[強張っていた表情は僅か、緩んでいた。
離れる直前に見た、ヴェスパタインの表情の変化に気がついたから。]

 (ありがとう、グロウさん)

[唇の動きだけで彼へと伝え、柔らかく微笑む。
手の震えは治まり、心も随分と落ち着いた。]


[ロゼットが、随分と柔らかくほほ笑んでいる
少しは、気分が楽になったのだろうか?]

 …――――

[言葉には、何も出さないけれど
小さく、ウインクをした
それにしても、腹が減ったなぁ]


[こちらにウインクをする彼の様子に驚き、照れたように口元を隠す。ウインクは不器用なせいか出来ない。ぱちぱちと片目を瞑ることにチャレンジするがどうしても両目を瞑ってしまい。]

 ……うぅ。

[渋い顔をした。]



 ん…――――?

[両眼をつぶる彼女を見て、何をしているのだろうと考えて
ウインクをしようとしているのだと気が付くと、小さく笑った]

 出来ない事は、しなくていい
 毎日毎日、包み隠さず、色々な話をしてきたろう
 今更、かっこつけた所で変わりはしないさ

 あるがままの、自分でいていいんだ
 少なくとも、私にはな


 ……だってグロウさん、ウインク上手だったんだもん。

[笑われればむくれるも、すぐにまた笑みに戻り]

 うん、そうするね。
 本当のあたしを知ってるのは、グロウさんだけなんだから。

 ……嬉しい。

[生徒会室に着く前に、そう伝えることが出来ただろう。]


 グロウさん、絶対……無理しないで。

[遠くなる背中に手を伸ばしかけ、引っ込める。
声をかけるだけに留めた。]



 無理なんて、しないさ
 ヒーローは、ヒロインを守るまで死なないものだろう?
 心配しなくても、雑魚ゾンビには負けないから平気だ

[戻って来てから、さも平然とそう伝えた]


【人】 親方 ダン

―惨劇の予兆・生物学教室―

 『ザック』さん。……はい。お疲れ様です。
 他はどこも授業中でしょうから、教室へ戻る際は騒がず静かに、ですよ。

[小テストを提出してきた生徒を見送り、男は室内を見渡した。
 もう、相当数の学生達はテストを終えて、この部屋を出て行ってしまっている]

 作問のレベルを誤ってしまったんでしょうか。
 みなさん、思った以上に早く終わらせてしまってますね。
 授業の理解が十分と考えれば喜ばしいことではありますが……。
 おや?

[どこか遠くから、小さな悲鳴が聞こえてきた>>#0のは、その時だっただろうか。
 今はまだ、ごくごく微かな声。聞き間違いではないかと思える程度。
 けれど……止むことなく、継続して。
 次から次へと飛び火するかのように、多数の人間の声が混ざっている]

(168) 2011/12/02(Fri) 01時頃

【人】 親方 ダン

 ザックさん。ちょっと待ってください。

[たった今、この部屋を出ようとしていた生徒、ザックも声には気づいていたのだろう。
 すぐ戸口で立ち止まっており、男の呼びかけに対し怪訝そうな顔で振り返る]

 ……一度、こっちに戻ってください。
 いえ、その、聞こえますよね? あの声が、ちょっと気にかかっていて。
 あっ! 戻って…………っ!!

 …………行ってしまいましたか。ザックさんは好奇心旺盛ですからね……。

[むしろ、声の方に関心を抱いてしまったのだろう。
 野球部に所属するスポーツマンのザックは、一目散に駆けていく。
 気にはなったものの、男にとっても遠くから聞こえる悲鳴は、まだ対岸の火事の状態だ。
 残った生徒達を放っておくことも躊躇われ、彼の逞しい後ろ姿を見送ると、そのまま生物学教室へと戻っていったのだった]

 えーと、すみません。今、残っているみなさんは、テストが終わっても外へは出ないようにしてくださいね。
 ……そんなこと仰らずに、お願いします。

―惨劇の予兆・生物学教室・了―

(170) 2011/12/02(Fri) 01時頃

【人】 親方 ダン

―そして、惨劇の時・生物学教室―

[それから、どれほど経ったのか。いや、実際はごくごく短い時間だったのかもしれない。
 もはや、はっきりと聞こえてくる悲鳴。遠くを駆ける多数の足音。
 やがて、男も耐えきれず状況を確認しようかと扉を開けようとした刹那――――校内放送>>#1の悲鳴が鼓膜を刺激した。
 未だ、現実とは思えない断末魔の声。
 とたんに室内を走る不安の影。ひっ、と喉を鳴らす音]

 落ち着いてください! 騒がないで。

[咄嗟に、男は指示を飛ばした。平時ならば多少は効果のある男の声も、今の状況下では鎮静するには至れない。
 無理もない。悲鳴や呻きの声は、今もこうして届いてきているのだから。
 外へ出ようとする生徒達に、男は力強い声で制止の言葉を投げかける]

 外へ出ないで!
 ……何が起こっているのか分からない内に外へ出るのは、得策ではありません。まずは俺が、状況を確認してきます。
 ただ、皆さんも、いつでも動けるように、心がけていてくださいね。
 脅すつもりはありませんが――――何かが起こっていることは、明白でしょうから。

―そして、惨劇の時・生物学教室・了―

(171) 2011/12/02(Fri) 01時頃

親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/02(Fri) 01時頃


 ヒーローは、本当に強いのね。

[無事帰ってきた様子にほっとしつつも]

 でもね、守られるだけじゃ嫌だよ。
 あたしも、頑張るから。

[ね、と首を傾げてグロウを見上げた**]



 まぁ、どっきりだからな、これは
 だって、普通に、ゾンビなんていないだろう
 しかも、いきなりこんなに大量発生なんて、おかしい

 だからきっと大丈夫さ、心配いらんよ

[にっこりとほほ笑んで、そう言いながら
私も頑張るとの言葉に、頷いた]

 一緒に頑張るか、ロゼット
 二人でこのゲーム、クリアしよう
 そして、二人でお茶の間の人気者になるのだっ


【人】 親方 ダン

―生物学教室→廊下―

[男は生物学教室を出ると、車いすを手繰り廊下を進む。
 目指す先は、悲鳴が聞こえると思しき場所。いや、すでに悲鳴など途絶え始めている時分だったのかもしれないが]

 ……なんの音でしょうか。

[男が気づいたのは、近いか遠いのかも分からない悲鳴ではなく。
 廊下のすぐ角から聞こえてくる声。
 あっ、あっ、の呻きにあわせて、ぴしゃりと滴りの音色も混ざる]

 ……血の、臭い。

[くちゃりと聞こえるのは何の音か。時折、啜る音は分かる。
 異常な気配に緊張を高め、背筋を走る寒気に耐えながら、筋肉により隆起した両腕でハンドリムを回した。
 車いす特有の静かな移動>>1でそっと近づき、一気に角へと躍り出た]

(180) 2011/12/02(Fri) 02時半頃

【人】 親方 ダン

 『ティモシー先生』っ!!

[そこには見覚えのある姿。男と同じ、生物教師。
 普段は穏やかな笑顔を見せていた老年の教師が、千切れた肉片を咀嚼している。
 壁に寄りかかり、項を垂れている生徒の――――先ほど生物学教室を後にしたばかりのザック>>168の腹を、食い破り。
 意識が混濁しているのかもしれない。あっ、あっ、と呻き続ける少年の顔はすでに蒼白。
 男の出現に反応を示さないザックのかわりに、皺と血痕が刻まれた顔が、男の方角と向けられた]

 な、なんてことをされているんですかっ!?
 正気ですか!? ティモシー先生!!

[同僚の顔に、正気の色が見えないことは明白だった。
 されど男はティモシーを無視し、白衣からビニール手袋を取り出し装着した。
 ティモシー以前に、今はザックだ。彼の腹の傷は、傍目に重傷。
 ……いや、現実を見るならば、腹から胸まで大きく開いた爛れた赤い穴を見るならば、すでに手遅れかもしれない。
 ともあれ、男は車いすのままザックの方へと向かっていき……こちらに向かってくる人物とは、すれ違いとなってしまった。
 ちょうど男に、獲物に襲いかかろうとしていただろう、ティモシーと]

(182) 2011/12/02(Fri) 02時半頃

【人】 親方 ダン

[事態を飲み込めないまま、奇怪な行動に出たティモシーの背中に視線が奪われた。
 なぜか、誰もいない方向をしきりに手で探っているその背もまた、彼の服越しに肉を抉られている。
 目の前のザックほどではないが、決して浅い傷ではない]

 いえ。今はそれ以上に……。
 ザックさん! ザックさん、しっかりしてくださいっ!

[車いすの上からでは碌なことはできないと知りつつも、体を伸ばし、少年の容態を探ろうとする。
 発した声に反応したのか、老いた教師が振りかえる。
 狂気も宿らぬ両の瞳で、男の方角へと突き進む。
 求めているものは、もう分かる。恐らく、ザックを貪ったのと同様、男の血肉か]

 く……っ!!

[襲いかかるティモシーの首を、下から両腕で突き上げた。
 まるで下から首を絞めるような状態で。しきりに虚空に噛みつくティモシーの口内から、溜まっていた血液が噴き出され、男の体に降りかかる。
 ただ、闇雲に前に出ようと、闇雲に噛みつこうとする姿を見て、男はぽつりと呟いた]

(183) 2011/12/02(Fri) 02時半頃

【人】 親方 ダン

 ……目が、見えておられないのですか?

[気づいたことは、それだけではない。
 男は、手袋越しの両手から得られた情報を、一つひとつ読み解いていく]

 体温……およそ24、いや、23か。脈拍極微弱。
 生体反応を維持することは極めて困難と思われる。
 仮に起こり得るなら仮死状態――――いえ、それならばこれだけの活動は不可能なはず。
 ならば、生存は絶望的と判断。
 俄には信じがたいが、通常の生態活動とは別の法則で運動を行っていると推測される。

[なぜ、動いているのかはまだ分からない。
 ただ、生物に携わる専門家としての理性が、ティモシーの現状を己に伝える]

 自我は喪失し、捕食の本能に突き動かされている模様。
 そのためなら教え子も――――まして『元教え子』を襲うことなど、厭わない。
 ……あれだけ、優しかったティモシー先生、でさえも。

[細めた目に映る、老いた男。
 その姿が、この道を進むきっかけとなった、18年以上も前の恩師の姿と重なり、奥歯をぐっと噛みしめた]

(184) 2011/12/02(Fri) 03時頃

【人】 親方 ダン

 お辛いですよね。ティモシー先生。
 ……せめて、俺に最後の恩返しをさせてください。

[日々のトレーニング、そして車いすを手繰ることで鍛え上げられた両腕に力を込める。
 万力のような力に引き寄せられ、恩師の頭が腕の中に。
 噛みつかれぬよう、単純にこれ以上人としての尊厳を失する行為をさせぬよう、慎重に頭を押さえこみ]

 ――――――――っぅ!!

[くぐもった気合いと共に、捻りきった。
 腕の中で察する、延髄の砕ける感触。鼓膜に響く、破砕音。
 初めて人を殺めた忘れ難い感覚により、男の体に震えが走る。
 やがて、腕の中の恩師から力が抜けて、元教え子である男の体に身をゆだねた頃。
 男は、視界に広がる光景にようやく気が付いた]

(186) 2011/12/02(Fri) 03時頃

【人】 親方 ダン

 誰を襲うことも、厭わない。
 ……そして、この症状は、強い感染性を持つ。

[角の先、外へと繋がる道筋には、多数の死者が歩んでいた。
 死者。そうとは割り切れない思いはあれど、他に的確な表現が見つからない。
 血肉を求めているだろう盲者達の中には、男も知る生徒達の姿も見受けられる]

 か、感染経路は、血液・体液感染、で、しょうか……。
 感染性は極めて強、く……そ、その症状に、は、速効性が……。

[嗚咽交じりの言葉を、言い切ることはできなかった。
 傍らには、重症のまま立ち上がったザック――――いや、かつてのザックであったものの姿が]

 許して、ください。
 あの時>>170俺が、止められていれ、ば……。

[両の目から、とめどなく涙があふれる。
 零れる水滴を拭うことなく。
 男は、つい先ほどまで語りあっていた相手。守るべき教え子に向けて、強靭な両腕を伸ばした]

(187) 2011/12/02(Fri) 03時頃

【人】 親方 ダン

[やがて、その場で再び骨の砕ける音が響けば、男はそのまま生物学教室へと戻っていくことだろう。
 戻ったならば、いや、仮にこの場でこちらを目指す生徒達と出会っていたとしても、生存者達には起こったことを、ありのままに話すつもりだ。
 己が屠るった者達のことと、彼らの犠牲の上で手にした情報を**]

―廊下→生物学教室へ―

(189) 2011/12/02(Fri) 03時頃

親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/02(Fri) 03時頃


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/02(Fri) 03時頃


―回想・廊下―

 く……っ!!

[ティモシーの首を下から突き上げる男に向けて、ぴしゃり、ぴしゃりと血液が降りかかる。
 その血のたった一滴が、声をあげた拍子に男の口内へと侵入する。
 微かに感じる、生臭い鉄の味。
 多量のウイルスを含んだ、死の滴]

 ――――――――っぅ!!

[ティモシーの首を捻じった後、体に震えが走っていたのは。
 初めて人を殺めたから――――それだけでは、なかったのかもしれない**]

―回想・廊下―


う、……ぐ、……

[廊下を進む最中、廊下に転がるゾンビ化直前だろう死体や、
普通の服を着た人々がやはり普通の服を着た遺体に食いついている様。

悪寒がする。鳥肌が立つ。

けれど、それは「自分が死ぬかもしれない」という恐怖じゃなかった。
違和感を感じる自分の脳裏。
けれど平静ではない頭はそれを否定し続ける。

遺体を見る目は、どこか物欲しげな動物の目だったが自分では気づかない。

生肉を見て生唾飲み込む音、鳴りやまない腹の音、頭の中で虫がうごめく感覚。

一人になってより顕著になったそれ]


[死臭漂う校舎の中。
異様な感覚が一つ大きな波を立てる。

気が付けば、転がる遺体のアタマを一つ、掴み上げる。
ぶちりと簡単に引きちぎれたのは単に肉が腐っていたのか。

べろん、とその首に舌を這わせて血を舐めた。
それは至極自然にでた行為。
「ベネット」とは明らかにことなるナニカが、当たり前のようにしていた行動で

誰かに見られていても気付くこともない**]


 いい実験材料が増えそうだけどな。
 自分がゾンビにならないように、あれがうまいこと不老不死系の実験に繋がればいいんだけど。

[歪めた口元の笑みは、楽しげに、面白くてたまらない気持ちを、極力抑えて。]


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/02(Fri) 19時頃


【人】 親方 ダン

―生物学教室から、それほど離れていない廊下で―

[どんっ、どんっ、と音がする。
 男の拳がひっきりなしに、壁へと打ちつけられている。
 見つめる先は、壁ではない。すぐわきにある、階段でもない]

 俺が……不甲斐ないばかりに……。

[残っていたはずの生徒たち>>171は、もう生物学教室には誰もいない>>217
 男はそれを、知っている。
 リンダとベネットの無事も、分かっている。
 仮に、2人からは男の安否は認識されていなくて>>204も、男からは、無事に生物学教室まで辿りつけたことは、見えていた。
 それは、悪夢のような現実の中、もたらされた大きな喜びではあったけれど]

 残っていた生徒たちを、守り通すことができなかった。

[襲い来る異形と化した存在から、誰かを守護する力など、男には秘められていないのかもしれない]

(235) 2011/12/02(Fri) 19時半頃

【人】 親方 ダン

 ですが……、

[男は壁を叩き続ける。
 周囲に迫りくる気配に、物怖じせずに向き合いながら]

 せめて、このくらいのことは……やらせてもらいますよ。

[叩く手をとめ。大きく息を吸い。ハンドリムに両手を添えた]

 あなたがたを……解放します。

[決意を込めて告げた声に、答える生者は、誰もいない。
 男はつかんだハンドリムを手繰ると、死人の群れへと飛び込んで行った]

(236) 2011/12/02(Fri) 19時半頃

【人】 親方 ダン

[なぜ、生物学教室に残っていた生徒たちがいなくなってしまったのか。
 それは、突き詰めれば男の言葉が虚しく、恐慌に陥った生徒たちを留めることができなかったから>>217
 そう、結論付けることができるだろう。

 ならば、その詳細は。
 そして男は今、ここで何を行っているのか。

 ――――それは、これから語られる]

―生物学教室から、それほど離れていない廊下で・了―

(237) 2011/12/02(Fri) 19時半頃

 うん……クリア、しようね。
 絶対、一緒に。

[彼の言うように、本当にどっきりならばどれだけいいか。それでも大きく頷いた。]



 勿論だ、一緒にクリアする
 終わったら、飯を食いに行こう
 和食じゃないものがいいな、沢庵はもういらない

[私の気分は、まだ軽い
脅威となりえる存在の運動能力が、随分と低い事も一因だ
大量のゾンビに囲まれなければ、大丈夫
誰かを庇ったりしない限り、ゾンビには噛まれないだろう]


【人】 親方 ダン

―回想・かつて生徒たちのいた生物学教室で―

[恩師である同僚と、わずか前の時間まで語らっていたはずの教え子。
 2人に2度目の死を齎した後、男は一度この場所へと戻っていた。
 ティモシーの口から放たれた血>>183で白衣を染めて。
 そして、恐怖する生徒たちに向けて、起こったことをありのままに話したのだった>>189

 被害が、どこまで及んでいるのかは分かりません。
 ただ……残念ですが、相当数の方が犠牲になられたことと思います。

[語りながら、血のついた場所を消毒する。
 感染経路はおそらく血液>>210や体液>>187
 そのことを告げていたからだろう。生徒たちは、男の傍には寄りつかない。
 一通りの処置を終え、ようやく一息ついた男は、生徒たちへ真剣な目を向け口にした]

 ですが、決して悲観なさらずに。
 きっと俺達みたいに無事な方々もいるはずです。
 その方々とお会いするためにも、亡くなられた方々のためにも、最善の努力を尽くして生き残る道を探りましょう。

(243) 2011/12/02(Fri) 21時頃

【人】 親方 ダン

[反応が、芳しくない。生徒たちは突き付けられた現実を、まだ受け入れきれていないのかもしれない。
 そう思い、男は車いすを手繰り、彼らに近づいた。
 励ましたくて。力づけたくて。
 怯え続ける生徒の体に触れようと、逞しい腕を相手に伸ばし――――]

 ――――っ!! す、すみません!!

[生徒の体が、弾けるような勢いで男の手から逃げ出していく。
 ショックがあまりにも大きすぎるのか。
 そう合点し、再び近づこうとして、気がついた]

 もしかして……。

[生徒たちは全員が、一所に集まっている。
 戸口の傍で、一丸となり。
 互い互いに身を寄せ合うように。全員が全員1つの場所へと、怯えた瞳を向けている。
 ……向けている先は]

(244) 2011/12/02(Fri) 21時頃

【人】 親方 ダン

 ……俺を、怖がっているんですか。

[無理もない。生徒たちにとって、外の出来事はまだ見知らぬ世界。
 それ以上に現実的なこと。
 それは、身を血に染めた車いすの男が、2人の人間を殺害したという証言。
 俄かには信じられない、されど丸太のような両腕から連想される、首を捻じり折るリアリティ。
 しかもその餌食となったのは、見知った教師と。
 ――――つい先ほどまで共に授業を受けていたはずの、同級生。
 彼らの知りうる最も異形な存在。それは男に、他ならない]

 い、いけません!! 外に出ないでください!!

[恐怖が限界点へと達してしまったのだろう。
 一人の生徒が飛び出すと同時に、残る生徒たちも我先にとこの場から逃げ出していく。
 「戻ってきてください!!」の真摯な叫びは、彼らに届かず虚しく果てる。
 男はただ、恐慌状態へと陥った生徒たちの後を、車いすで追うことしかできなかった]

―回想・生物学教室→廊下―

(245) 2011/12/02(Fri) 21時頃

【人】 親方 ダン

―回想・後へとつながる廊下で―

 戻ってきてください!! 外は、外は危険です!!

[スピードを上げて追いかける。このまま追いつくことは難くない。
 たとえ障害者向けの車いすであれ、全速力を出せば人の走力より勝る。
 ただし、問題は停止や方向転換。
 怯えとともに駆ける生徒達の足取りは予測しづらく、衝突を避けるために時折余計なブレーキをかけねばならない。
 そんな、猛スピードで、されど彼らにとっては見慣れぬ不規則な走り行う追跡者の存在は、恐怖を煽る要素にすぎない]

 …………っ!!
 み、見てください!! 俺の言っていたことは本当です!!
 あの方々が、あの方々が、俺が言っていた症状の方たちなんです!!

[前方から姿を現した、数多の生ける死者。
 聞き覚えのある叫びは誰のものか。生徒たちの体に緊張が走る。
 男は思う。状況はよくはない。けれど、これも不幸中の幸い。
 これで自分のことを信じてもらえ、彼らが戻ってきてくれれば]

(246) 2011/12/02(Fri) 21時頃

【人】 親方 ダン

 ――――い、いけません!!

[男の声は、やはり、虚しいだけの存在にすぎなかったのだろう。
 前方を死人に止められ後方より男に迫られ。
 彼らが選んだ道は、廊下に備えられていた「階段」>235、だった。
 男では、決して乗り越えることができない障壁]

 な、なんてこと……ぐっ!!

[やがて、上階から聞こえる悲鳴。助けを求める苦痛の声。
 戻れ。こっちだ。逃げてこい。
 切なる思いは思いに過ぎず、決して届くことはない。
 もう、喘ぎの声もしない。
 男はただ、彼らの身に降りかかった悲劇を、目の当たりにさせられている。
 上階から下りてくる、新たな死者達の姿から]

 もう、俺一人だけ、なんですか……。
 俺以外、みなさん、もう……。

(247) 2011/12/02(Fri) 21時頃

【人】 親方 ダン

[障害はありつつも頑強だった体から、がくりと力が落ちていく。
 事故による絶望を克服してきた気丈な心も、がらりと崩れ落ちていく。
 誰一人救うことができなかった。その現実に、打ち負かされて]

 …………。

[死者の一人と体がぶつかる。
 衝撃で、気づかれてしまったのだろう。冷たい手が、男の肩をがしりと掴んだ。
 強い力だ>>209。まるで、全てを押しつぶそうとするかのように。
 抗う気力を失った男の首筋に、終焉を告げる牙が迫る]

 …………? ――――っ!!

[まさに噛みつかれようとしたその瞬間、肩を掴まれたままの男の腕が、死人の首を押し返した。
 ぎりぎりぎりと潰れていく喉の感触を手に帯びながら、口から万感の呟きが漏れる]

(248) 2011/12/02(Fri) 21時頃

【人】 親方 ダン

 クロエさん……バーレーさん……

[それは、どんな状況だったのか。いや、詳細などはどうでもいい。
 遠くの生物学教室へと入っていく、2人の姿>>203>>217
 2人が気づいていないのならば、男も死者達も、彼らからは見えづらい位置にいたのかもしれない。
 椅子や机を投げ飛ばすなら、当然音もしたことだろう。
 そうでなくても、気配を察したらしき亡者達が、生物学教室へと注意を向けている。
 けれど、それも短い時間。
 ごきりっ、と鈍く響いた音が、襲撃者達の注意を塗り替えた]

 お2人とも、よく、ぞ、ご無事で……。

[男は胸に抱いていたもの。片手で手繰り寄せ、首をへし折った襲撃者の体から手を離す。
 まだ、終わってなどいない。彼らはまだ、生きている。
 ならば、己にできることは]

―回想・了―

(250) 2011/12/02(Fri) 21時頃

【人】 親方 ダン

―そして、死者の集う廊下で―

[どんっ、どんっ、と音がする>>235
 2人のいる場所に死者達を向かわせないよう、男は壁を叩き続ける]

 俺は、諦めちまうところでした。
 ……お2人に、救われましたよ。
 この方々は、近づけさせません。俺が、請け負いましょう。
 いえ――――このまま死人として彷徨い続けることは、この方々にとっても苦痛のはず。
 なら、できる限りの安眠を。
 人としての尊厳を保った終焉を、俺の手で遂げさせたいですね。
 ……どこまでできるのかは、分かりませんけれど。

[男は車いすのまま、死者の群れへと飛び込んでいく>>236
 人の形をした者を、すでに3人屠った両腕を武器に、男は一匹の羅刹となる
 はたしてどこまで体が持つのか。それはまだ分からない。
 けれど、やがて時が至れば、血塗れた体のまま生物学教室へと向かい、扉を開けてもらえるよう中へと声をかけたことだろう。
 すでにベネットの姿はないであろう>>204し、残ったリンダが平然と開けてくれるとは、限らないけれど**]

(251) 2011/12/02(Fri) 21時頃

親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/02(Fri) 21時頃


 あたし、あんまんが食べたいな。
 あつあつの。

 ……あ、でもグロウさんは甘いの苦手だったよね。

[口にすれば絶対に叶うような気がして。
入り口前に佇む背中に声をかけた。]


 個人的には…街の外に出ていろんなサンプルがほしいかな。

[小さく笑う姿は、誰の目にも映らないだろうが。]



 あんまんか、いいぞ、一緒に喰うか
 甘い物は得意じゃないが、私は肉まんを喰えばいい

 あつあつのあんまんを食べながら、遊びに行こう
 どこか、面白い場所、知っているか?

 やりたい事は、まだ沢山ある
 だから、無事に帰るぞ、ロゼット?

[背中越しに、小さな声で返事をする
彼女には今、言葉が必要だろう
言葉で気分を和らげるのも、お笑い芸人の仕事だっ]


 最近は餃子まんもあるみたいだよ。
 食べ比べもしたいなあ。

[ゾンビの徘徊する音や悲鳴は今は聞こえない。この会話だけはどこかのんびりと、平和で]

 面白い場所……うーん、遊園地とか?
 パンダが4足歩行で動くあの乗り物、面白いよね。

 ふふ、デートみたい。

[くすくすと笑い声を漏らす。それはまだ本調子とは言えない無理をしたものだったけれど、希望を導いてくれるグロウの気持が嬉しくて]

 帰ろうね、グロウさん。
 面白いこと、まだまだ見つけなきゃ。
 黄色いトマトのお弁当も見たいし。



 餃子まんか、うまそうだな
 終わったら、中華街辺りに行って食べ歩きするか?

[ゾンビを叩きながら、そんな事を言い]

 遊園地か、うん、面白いな
 メリーゴーランドとか、大の男が乗っていると面白そうだ
 一緒に行くか、絶対面白いぞ

 デートか、それもいいな

[デートなんて、した事がないから、何をするのかわからないが
面白ければ、なんでもいいのだ、私は]

 そうだな、トマト弁当を作らねばならないんだった
 面白い事、一緒にいっぱいやりたいから


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/02(Fri) 22時半頃


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/02(Fri) 22時半頃


 いいね、食べ歩き。
 中華街にはパンダまんがあるよ。
 グロウさんとパンダまん。ふふ……

[とても面白い組み合わせだなと考えつつ]

 行きたいな。
 ……ううん、行こうね。
 デート、きっと面白いよ。

[そのためにも怖がってばかりではいられない。]

 ありがと、グロウさん。元気でたよ。

 (       )

[こちらに背中を向ける彼に、あえて唇の動きだけでメッセージを伝える。伝わらなくてもいい、今は自分だけの独り言。]



 なんだ、私がパンダ顔だとでも言うのかー?
 酷いぞ、ロゼット

[確かに肌は白いけれども
確かに陰は濃いけれども]

 ああ、行こう、デート
 大丈夫、守ってやるさ、何日でもな

[だから、私は元気でいよう]

 元気が出たなら、何よりだ
 安心しろ、傍にいるから

[唇だけのメッセージは、背中を向けているのでわからない
いつか、伝わる事があったなら
私は、真剣に答えるのだろうけれど]


 ……Bロボもいるの?

[近寄った背中に小さく声をかける。]



 いるぞ、Eロボまでいる
 5体が合体して、巨大ロボットになるんだ
 宇宙怪獣と戦うらしいぞ

[ロゼットに、そう答えてみたものの]

 …――――

[ちゃんと教えるべきか、迷ってしまった]

 あのな、ロゼット
 あの男は、性的に危険だと言う事だけ覚えておけ?


 特撮、ってやつなのかな。
 それともアニメ?
 すごいね、見てみたい。

[ガキーン、ガキーンと合体のSEが頭の中で流れた。]

 ……え?
 セシルさんが性的に危険?

[しばらくの間の後に告げられたその言葉。ぱちりと瞬いた後に、えろの部分が頭の中でカタカナに変換される。]

 やだ、やだ、どうしよ
 連呼しちゃった……

[長い髪に顔を埋めたい衝動に駆られたが必死に堪えた。] 


親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/02(Fri) 23時半頃



 多分特撮じゃないか?

 …――――

 わからんがな、見た事がないから
 五体合体ー

[じゃきーん、とか言いつつ
ロゼットの言葉に、ああ、気が付いたと胸をなでおろした]

 いや、気にするな?
 どうせ、私達しか聞いていない
 私は気にしないし、他の奴等も気にしないだろう

 心配ないから、な?

[頭でも撫でてやろうかと思ったけれど
ここで、そんな事をするのは不自然かと思ったりもして]


【人】 親方 ダン

―死の漂う廊下―

[男は痺れた両腕を下ろすと、車いすの上でがくりと体を折り曲げた。
 息は荒く、ひたすらに乱れ、額を熱い汗が伝う。
 男は返り血を帯びた汗が目に入らぬよう、白衣で拭うと、震える体で周囲を見渡した]

 ……みな、さま。どうか、安らか、に、眠られてください。

[そこには、動かぬ身体に両端を埋め尽くされた、死のロードができていた。
 車いすが死体に乗り上げ、転倒すれば即、死に繋がる。
 だからこそ、中央のスペースは走行用に確保できるよう、殺めた体は両脇に投げ出した。
 心の中で、詫びを入れつつ。
 一様に首をへし折られ、整然と両脇に並んだ死者達は、ここを通る者たちにどんな印象を与えてしまうことだろう]

(311) 2011/12/03(Sat) 00時頃

【人】 親方 ダン

 ク、クロエさん、と、バ、バーレーさんのところへ……。

[ベネットの流した放送を耳にしていたかどうかは、疲労にあえぐ男の記憶には、今は定かであり得ない。
 疲労。そうだ、男は困憊していた。
 死者とはいえ、首をへし折るに必要な筋力は、決して少ないものではない。
 中には肉が腐っていたのか首がもげてしまったものもあり。
 返り血こそ凄惨ではあるが、男の体に、傷はない。
 血液感染が疑われるため、そこは慎重に動いてきた。
 細心の、注意を払い。この激闘の中で相手の血が、目や口に入らぬよう心がけ]

 か、感染は、だ、大丈夫、です、ね……。
 それで、は、行かなくては……。

[男は、震える腕を無理矢理動かし、生物学教室へと進んでいった]

―死の漂う廊下・了―

(312) 2011/12/03(Sat) 00時頃

【人】 親方 ダン

―生物学教室―

 ク、クロエさん。バーレーさん……。
 ご無事、です、か?
 俺です。ヤチグ、サです。

[なぜ2人(実際はリンダ1人であったけれど)がここにいるのか問われれば、それがどのタイミングであれ、男は起こった事実をすんなりと話すはずだ。
 ぐたりと項垂れながらも、力なく嵌め殺しの窓を見つめる。
 こちらを窺うリンダの姿>>260は、男の眼には届いただろうか。
 返ってきたのは、リンダの声>>264。よかった。ともあれ、彼女は無事だ]

 よか、った。どうやら、ご無事のご様子です、ね。
 …………? 髪、を、ですか?

[ふと、生物部として取り組んでいた彼女の姿が思い浮かび、男は感嘆の息をついた。
 血の付いた白衣。そして拭うための布巾。
 ここまで徹底した行動をとる理由があるのだとすれば――――]

(317) 2011/12/03(Sat) 00時頃

【人】 親方 ダン

 なる、ほど。やはり、クロエさん、も、気づいていらっしゃったのです、ね。
 か、感染性の、疑い、に。
 髪が必要、と、なると……。まさか、感染を確認する手法を、見つけられたのですか?
 俺、は……御覧の通り、感染はしていないです、よ。

[途切れ途切れに言葉を紡ぐ。
 もっとも、こんな状態の男の姿は、ある意味化け物じみている印象を与えてしまうかもしれないけれど]

 ……です、が。もしそうでしたら、しっかり、と、確認される慎重さは、ご立派です。
 了解いたしまし、た。ただ、頭皮が傷つくのは防ぎたいですので、し、自然に落ちる分をご用意します。
 ……あの症状の方々の血が、ついているかもしれません。
 細心の、注意を払って、取り扱ってください。
 刃物を……扱う時、以上に。

[やがて、扉の傍には男の髪が数本、残されることだろう。
 男はリンダの言われるがまま、扉に背を向け、距離をとる]

(318) 2011/12/03(Sat) 00時頃

 血液感染か否かしらねーけど。
 貴重なサンプルだ。頂戴するよ。

[血液を持っていた小瓶に入れて、ソレを振る。
じっと瓶の中身を見つめながら。]

 目で見る限りは大きな違いはなさそうだな。
 内臓とかはどうなっているんだろうか…?

[近くの空き教室にゾンビを引きずり、近くの席からカッターナイフを取り出した。
それでゾンビの腸を切り裂いて中身を確認する。]

 …死んでるからやっぱりいまいちだな。いや、ゾンビになった時点で死んでいるのか。
 まだ動いているのを拘束して、色々みてみたいな。
 まあ色々やることもあるし、ゆっくりはできないか…。

[何食わぬ顔で、平然とゾンビの解剖を始めた。]


【人】 親方 ダン

―余談―

[男は、次々と死者達の首をへし折り続けてきた>>311>>312
 少なくとも男の見る限り、これで活動を停止したのは間違いはない。
 延髄を砕かれているのだ。脳から伝わる体への指令は、呼吸も含めて断たれているはず。
 間違いなく、死んでいる。

 ただし、それは神経伝達という生物としての機能を維持していたら、の話でもある。
 実質的には首を切断したに等しい行為ではあるが――――。

 もし、そんな常識に沿った法則が通用しない仕組みで動いていたのだとすれば、そう、例えば、損傷した神経が自然に回復する、もしくは神経伝達自体をウイルスが担う、などの現象が起こっていたのだとしたら。
 彼らは再び、動きだす可能性があることは、否定しきれないだろう。
 もしそうだとすれば……『頭を吹き飛ばす』>>315以外に、完全に機能停止させる手段は、あり得ないのかもしれない]

―余談・了―

(319) 2011/12/03(Sat) 00時頃

親方 ダンは、メモを貼った。

2011/12/03(Sat) 00時頃


 あのね、できればグロウさんは忘れてね。
 そういうのあんまり、わからなくて……

[ごにょごにょと語尾は濁してしまった。]

 ご、五体合体ー
 特撮の映画も、面白いのかな?



 忘れて欲しいのか?
 気にしなくていいのに、面白いから

 わからないって…―――

 うん、ロゼットは、そう言うの知らないかもな

[彼女には、そう言った事を耳にいれたくない雰囲気がある
教えるのは容易いが、彼女を汚す事は躊躇われるのだ]

 そうだな、面白いんじゃないか?
 一緒に見に行くか、映画
 ホラー映画には、行きたくないけどな


―死闘の果てに・廊下―

[体の震えが止まらない。これは、きっと疲労のためだけではない。
 不思議な感覚だ。いや、痛覚も含めた感覚自体が薄れていく気がする。
 まるで、自分が自分でなくなっていくかのような……]

 あの、時に……に、似ている、気がしますね。

[それは、男の下半身に障害が残ったばかりの頃。
 意思では動かぬ自分の体が、他人のもののように感じたものだ。
 けれど、今は勝手が違う。胸から込み上げてくるこの衝動はなんだ?
 いったいいつから、こんな体になってしまったのだろうか]


[……そうだ。それは、あの時だ。
 ティモシーとザックを屠り、悲しみと共にしばし意識が途絶えた後から――――]

―死闘の果てに・廊下・了―


 や、ね、あたしも18歳だしね、クラスメイトの子にはそういうの知ってると思われているみたいなの。
 そんなに喋らないから、余計に誤解されてるみたいで……今更教えてっても言えないし。

[積極的に知りたいわけでもないのだけれど]

 うん、映画も行きたいいね。
 ホラーはあたしもやだなぁ。
 折角ならどーんとかっこいいものが見たいね。


[青年は一度血を口にすれば、どこか歯止めが切れたようにぷつりと理性が吹き飛んだ。

手の中の首、腐りかけた血。
青白い死人の肌、臭い立つ死臭]

は…、っ……ぁ……


[一心不乱に死肉を口へ運ぶ。
意識はすでに外に飛び、その味に酔いしれた。
あぁ、美味い、旨い、と。

けれど、まだ人である部分が大半を占めるこの体。
人の血肉、ましてや死人のそれなど精神的に受け付ける訳がない]


………っ!



 ああ、そうか
 ロゼットも、大人の女性として、知っておかなければな
 悪い男に騙されるのは、避けて貰いたい所であるし

 私が教えてやろう・・・と言うと、さっきの男と変わらんな

[私も、そっち方面にはあまり詳しくない
正常な男子がそう言う勉強に時間を費やす中
私は、お笑いの勉強にいそしんでいたわけであるから]

 そうだな、アクション映画とか行こうか?
 ド派手なアクションで、どかーん、とか、カッコいい奴


【人】 親方 ダン

―少し立ち返り会話の最中・生物学教室―

 バ、バーレーさん、は、外に出られたのです、か……っ。

[驚愕が瞳に宿る。されど続くリンダの言葉>>324、「放送室」の声を聞き]

 やは、り、バーレーさんは、勇敢な方、ですね。
 放送……聞きそびれてしまっていた、ようです。
 俺も、感染された方……あの方々を相手取るので、精一杯でしたから。
 きっと、ご無事です。田原、先生も。
 俺は、隣の席から、あの方が困難を成し遂げる姿を見てきましたから。
 教科書全部小テスト、ですと、か。

[それは、男の希望的観測であったかもしれない。
 ただ、あの2人であれば――――と、信じたい]

(330) 2011/12/03(Sat) 00時半頃

【人】 親方 ダン

 じ、実験?>>326 クロエ、さん……そんな……。
 いえ、そうですよ、ね。的確な判断だと思い、ます。
 ご立派、です。

[一瞬過る思いは「酷い」と。しかし、その考えはすぐに霧消する。
 いくら凄惨な状況を切り抜けたばかりとはいえ、何をいまさら。
 これまで男の指揮により、どれだけの生物が命を失ってきたことだろう。
 それを考えれば、現状を打破しようと動くリンダの取り組みには、称賛を送るのみ。
 続く言葉に、ようやく小さな苦笑を洩らし]

 は、はは。確かに、仰る通り、俺もひど、い、有様ですからね。

[車いすを後ろに向けて、彼女が施錠する音を耳にした。
 後はただ、待つのみ、だろうか]

(332) 2011/12/03(Sat) 00時半頃

【人】 親方 ダン

[そんな折、ふと思い浮かんだこと。
 『放送室』。確か保管されているデータの中には、校歌のような肉声を帯びたものもあったはず。
 もし、そんな音が継続的にスピーカーから流されれば……。

 もっとも、これはとうに検討済みのことだったのかもしれないが]

(333) 2011/12/03(Sat) 00時半頃

 
 
[一緒にと視線を送った先は、揺れずに真っ直ぐ落ちる長髪。]
 
 


ぐっ、ふ、ぁ、あ……
……げほっ…!

[混濁する意識の中、まるで喉の奥まで異物を突っ込まれたかのような嫌悪感にむせる。

血を飲みたがる神経と人である精神がまざりあい、
堪えられない程の悪心が襲う]

な、に……
なんだ、こ……れ………
ぐ、ぶ……っ……ぁ……

[胃をめくり返すような痛みが襲う。
暫く青年はそこに気絶するかのようにうずくまる。
口元は死血で赤黒く染まりながら*]


 だ、騙されないよ。
 騙されそうになったら、助けてくれる?
 そのかわりあたしも、グロウさんが悪い女の人に騙されそうになったら助けるからね。

[悪い女の人、と言って頭に浮かんだのは、よくある悪の組織の女幹部。]

 かっこよくて、面白くって
 ……最後は笑えるのが、いいな。


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