人狼議事


158 Anotherday for "wolves"

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視点:


マーゴ! 今日がお前の命日だ!


[去り際。
ラディスお姉ちゃんの唇がいびつに弓を作った。
それはお世辞にも綺麗とは言えなくて。
何だかゾッとして見ていると]

[聞こえた]


[まるで この場に合わせて誰かが声を出して
吹き替えたみたいに。

何で、と浮かぶ疑問も
お兄さんの言葉を思い出すと
すぐに合点がいく。]

[聞いたことない、高く、耳につく声。]

 ラディス…お姉ちゃ……ん?


─宿屋での、一時─

[歪な唇を見上げる姿。
そして少し考えたのでしょう、言葉の詰まる音を聞きました。
くすくすと、私から零れるのは耳障りな声。]

 ええ。
 やっとわかったかしら?

[誰、の問いの一つはこれで埋まったでしょう。
それなら、残すのは後一つ。
明日の朝になれば、それも埋まることです。

集会所へ向かう途中の、愛らしい彼女の行動が
ふっと脳裏に浮かびました。]


 今夜はきっといい子守唄が聞こえるわ。
 眠れなかったら、耳を澄ませていらっしゃい?

[囀る小鳥よりも、美しい遠吠えを。
ふうわりと微笑んで、私は宿屋を後にしました*]


─深い、夜─

[それは人々も、そして『人狼』でさえも寝静まる深い夜のこと。

私はそっと家を出ました。
夜風は少し肌寒く感じます。
はたはたと、スカートが風に揺れていました。


赤い、ラズベリー(死肉)色のスカートでした。


コンコン、と。
彼女の家の扉を叩きます。
目の見えぬ彼女は、どんな反応をしたでしょう。
宿屋で会った時のように、そっと手をとって見せました。
私だと理解してもらえたなら、家に上げてもらうのは
きっと容易かったのだと思います。]


[私はそっと彼女を抱きしめました。
悲しみを分かつようにして。
慰めを与えるようにして。

そしてゆっくりとその手を首へ回すと。


一気に力を篭めました。


私の指先は、駱駝色の毛に覆われ。
鋭く伸びた爪も、皮膚をツプリと刺していました。]


 さようなら、可哀想な『犠牲者』さん。

 あなたが死ぬ事で、きっと沢山の人が泣くでしょう。
 沢山人が怒りに震える事でしょう。
 そしてあなたは過去にされていくの。
 あなたが、彼女をそうしたように。

 だから私もそうしてあげる。


 
 
 ──私はあなたのこと、『大嫌い』だったわ。
 
 


[自由に唄う声が、愛され護られている姿が。
これを人はきっと『嫉妬』と呼ぶのでしょう。

力を篭めると、細く脆い喉元は
簡単に『くの字』へと、曲がってしまいました。
その首元に、私は歪な口をあけて。

真っ赤なりんごでも齧るかのように。

シャクシャクと。
ちゅくちゅくと。
がりごりと。
ぺちゃぺちゃと。

音を立てて齧りついていました。]


[頭と胴体が皮一枚で繋がっただけの姿になるまで
若く愛らしい少女の味を堪能すると。

死肉に染まった服を纏い
うっとりとした恍惚の表情を浮かべ
ルージュを引いたような鮮やかな唇で

私は夜風に、こう、唄うのです**]


 
 
  Amazing grace! how sweet the sound
    (驚くほどの恵み、やさしい響き)

  That saved a wretch like me
    (あなたのような者でさえも、救われた)

  I once was lost, but now am found
    (かつてあなたが失い、それでも見出したもの)

  Was blind, but now I see.
    (視えなかったものが、今でも“視える”かしら?)
 
 


 
 
 
 ───おやすみなさい、マーゴット。
 
 
 


[歌い終わり、床に落ちた銀の首飾りを拾うと。
そっと、大切に。

事切れた彼女の、その手の中に握らせました。**]



  おとうさん…――?


  ねえ、どこ?
  どこにいったの…?

  


【人】 村娘 ラディスラヴァ

─昨夜、広場にて─

[昨夜、私の前に現れた人は大義名分を立てて謂いました。>>8
広場の隅に置かれた小さな箱。
そこに疑わしき『人』の名前を書いて、入れるのだと。

ペンを持つ手は、震えていました。
このペンはどんな剣よりも重く。
そして小さなあの箱が、人の命を管理するのです。

私の名前が書かれてしまうこともあるかもしれません。
けれどそれよりも、もっと怖かったのは。
こうして書かれた名前の『誰か』が、本当に殺されてしまうであろうこと。

私たちがしようとしていることは、正しい事なのでしょうか。
同胞を守るため、同胞に手をかける。
それは『人を食う狼』と、変わらないような気さえして。]

(30) 2015/05/15(Fri) 13時頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[それでも私は、書きました。
書いた人の命が奪われてしまうかもしれないと知りながら。
その責務を背負う覚悟も出来ぬままに。

北斗七星を彩る、星の名前を。

書いた紙は固く折り。
命運別つ小さな箱へと、入れたのです。]

(31) 2015/05/15(Fri) 13時頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[やがて小さな箱は、一人の命を吐き捨てました。
告げられるのは、宿屋のご主人の名前でした。>>10

メアリーさんの悲痛な叫び声がきこえます>>19>>20
本当に、本当にルパートさんが長さまやオーレリアちゃんを手にかけたのでしょうか。
私には、優しいお茶を淹れてくれる姿や
家族を心から大切にしている、そんな姿しか思い起こせなくて。

それでもあの箱の決定権は、誰にも覆せないんだと突きつけられました。
あんな小さな少女が、叫んでいても。

処刑するために、何処かへと連れていくだろうその背を。>>11
喉を押さえて、ただ、見つめることしか出来ませんでした。]

(32) 2015/05/15(Fri) 13時頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[私が書いた名に、もし票が集まっていたら。
そう思うと、体の血が大地に吸い込まれていくようで。
一度だけ、星の名を持つ彼に視線を向けていました。

視線があったのなら、びくりと肩を震わせて。

よろよろと、逃げるようにその場を離れてから。
私は、一人きりの家に帰ったのでした。
朝が来るまでは、まともに眠ることも出来ず。
ひたすら、ひたすら夜が明けることを祈りながら*]

(39) 2015/05/15(Fri) 13時半頃

 そう。
 そうなの。

[私の声は、どこか無機質に溢れました。]


 日頃どんなに優しく接していても。
 些細なことで殺されるのね。
 ああ、怖い。

[その声は本音を語るのか、それとも騙るのか。
判らない音で、囁きました。]

 “お前たちが生きる道なら。”
 あなたはそう仰っていたけれど。

 ……残される方の気も、考えたことはある?

[きっとその言葉は、もう遅く。]


 
 
 残念ね。
 死ぬ前にお茶くらい、したかったわ。
 
 


[ぽつと、一滴雨の落ちたような独り言でした。*]



 ねえ…。
 お姉さ……。
 ラディスお姉ちゃん。
 ベネット。

[この頭の声は現実。
わたしが殺したことも現実。
“お姉さん”はラディスお姉ちゃん。
“お兄さん”はベネット。
全部、全部現実のできごと。]

 わたし、どうしたらいいの…――?

[苦しい胸中。
嘘をついてること。
殺したこと。
殺されたこと。

全てを受け止めるにはこの胸は小さすぎた。]


【人】 村娘 ラディスラヴァ

─翌朝、墓地へ─

[かくんと、頭が揺れたことで眠ってしまっていたことを知りました。
朝日がもうのぼっています。]

 ……、…。

[近くに飼い猫の気配はしませんでした。
ジョスランさんとはすれ違ってしまったのか、投票騒ぎで上手く渡せなかったのか。
気儘な猫はまだ、彼の側にいることでしょう。]

 っ ……。

[私は身支度を済ませると、診療所へと向かおうとしました。
昨夜の『死神』に会おうと。
それでも足を向けられなかったのは。
その場所に、星の名を持つ彼がいるかもしれないと思ったからです。

結局私の足はいつものように。
ふらりふらりと、墓地へと向かったのです**]

(41) 2015/05/15(Fri) 14時頃

村娘 ラディスラヴァは、メモを貼った。

2015/05/15(Fri) 14時頃


[幼い声がきこえます。
苦しみ、悲しむような音が届きました。

意地悪な笑みを浮かべることは、
今だけは出来ませんでした。

彼女の親は、無実の罪に。
命を『管理』されたのですから。]


[亡き命の標が林のように立ち並ぶ中。
私は天を仰ぎ見て、ぽつぽつと言葉を溢します。]

 メアリー。
 あなたは、お父さんを殺した『彼』が憎い?

[その人が、ルパートさんの奥さまの命をもなんて
私が知るところではなかったけれど。
きっと重ねて聞こえることでしょう。

 あなたは、お母さんを殺した『彼』が憎い?

そんな風に。]


 憎いなら、そうね。
 殺してしまいましょう?

 でも、もし殺すのなら最後。
 彼の回りに誰も居なくなってから。
 あなたの悲しみを、あなたの苦しみを、味わわせてあげるの。

[それは、甘い甘い悪魔の囁き。]

 はじめに殺してしまったら、あなたと
 『あなたのお兄さん』がきっと真っ先に疑われてしまうわ。
 死にたくないでしょう?
 殺されたくないでしょう?

 だから、彼の回りの人を、殺すの。


 例えば。

 彼の旧くからのお友達、レオナルド。
 彼と共に暮らす、アルカイド。

 他にも親しい人はいたかしら?

[指折り、指折り、名を連ねていけば。
ふうわりと微笑んでおりました。]

 ねえべネット。
 あなたはどう思う?

[柔らかな声が、そう問いました*]



  マーゴ……?
  マーゴ。
  マーゴット。

   聞こえたら返事を、


    …………マー、ゴ……


( 「そんなに湿っぽくて」
( 「カビちゃいますよ」と、 )
( 言ってくれたなら、――   )


[問いかけてくる高い声。]

  憎い…?

[繰り返す。
自分の気持ちを確認するように。

 「あなたは、お父さんを殺した『彼』が憎い?」

声が歪んで ノイズ混じりに
だけど確かに感じて取れる。

 「あなたは、お母さんを殺した『彼』が憎い?」]

 わたしは…――
 憎い…!
 あの人が…、スティーブン先生が憎いよ。



[その答えを待っていたと
いわんばかりの肯定には
高圧さはなく柔らかく諭すような声。

だけどもわたしはひっかかりを覚えて
素直に相手にそれを返す。]

 でも…。それじゃあ遅いよ。
 …お父さんは何にも悪いことしてないのに。
 本当は悪いことしたのわたしのせいなのに。
 決まったことだからって
 無理やり殺されたんだよ?

 わたしもバレてなくても殺される。
 お兄ちゃんも何もしてなくても殺される。

 絶対にたすかるって誰にもわかんないよ…。


 わたしがお父さんとお母さんの仇をとるんだ。

[少女はその時初めて明確な殺意を持った。
ぎり、と口腔に潜む
鋭い牙を擦り鳴らして。

赤く腫れた目を
更に血走らせて。]

 ラディスお姉ちゃんも
 ベネットも

 ……手伝ってくれる…――?


[憎いという感情は、確かに鼓膜を揺らしました。]

 憎い。
 そう、…憎いの。

[大切な家族を殺されて。
憎む相手がこの子にはいるのです。
それはどこか。
どこか、羨ましくもありました。]


 絶対に助かるなんて、謂ってあげられないけど。
 手助けなら、喜んでしてあげるわ。

[バレなくても殺されるかもしれません。
それは、彼女も、彼も、私も、かわりません。
だから死なないための手助けなら、いくらでもしてあげましょう。
でなければ、昨夜殺されてしまった『味方』が
いったい何のために死んだのか。]

 それが『私たち』が生き延びる道なら。
 彼が望んでいたことですものね?

[殺意を芽生えさせる彼女に、私はそぉっと微笑みました。**]


―― 前夜 ――

[ルパートの苦笑がふっと過ぎる。
軽口に対する答えははぐらかされたけれど、
少しくらいは、届くものがあっただろうか。

大丈夫だよ、と彼がいうから
「ん」と短い応えだけ向けて。

彼の事を、彼女の事を、
グレッグの相談を受けながら思い出すのは
それが“家族”に関することだったからだろう。]


子供を置いて逝ったか。
――…否、望んでそうしたわけではないだろうけど。

ルパート。


[ぽつ、と零れた音色はかなしげなもの。]


[少女の声が聞こえた。
呼ぶそのひとが昨夜選ばれたのだと知っていたが
それを伝えるのは忍びなく言葉がみつからない。

呼びかける相手がかわる。]


メアリー。
キミは如何したいの?


[きょうだいに語りかけるようにその心を問うけれど
ラディスラヴァの声が続けば、ふっと男の声は途切れ。]


[その彼女からの訊ねに考えるような間。]


彼の親しい相手か。
僕は彼とそれほど親しいわけじゃないから
よくわからない、かな。

――…ああ、レオナルドに深い思い入れはないかな。


村娘 ラディスラヴァは、メモを貼った。

2015/05/16(Sat) 00時半頃


【人】 村娘 ラディスラヴァ

─墓地─

[暫く空を仰ぎ見ていました。
それから意を決したように、深く息を吸うと
私は墓穴を掘り始めていました。
墓地の隅に、虫がつかぬようにして麻袋に包まれた命の脱け殻。>>90
放って置かれたそれらを弔うための墓穴を。

手伝う手などどこにあったでしょう。
私は一人で(──いつも独りきりで)
穴を掘っていました。

彼らの眠る場所を作り終えたのはどのくらいがたってからでしょう。
ラズベリー色のスカートは泥に汚れ、汗がパタパタと地面を濡らしておりました。]

(158) 2015/05/16(Sat) 01時頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[ひとつは、オーレリアちゃんでしょう。
麻袋を開けて、お顔を確かめることは出来ませんでした。
美しいあの紫色の瞳に、私はとても憧れていました。

ひとつは、長さまでしょう。
黒く長い髪を揺るがせ、私たちを集会所へ呼んだこと。
彼は生前から既に、こうなることがわかっていたのでしょうか。

ひとつは、ルパートさん、なのでしょう。
どんな風に『処刑』されてしまったのかは知りません。
優しかった彼の亡骸が、きっと入っているのです。]

(159) 2015/05/16(Sat) 01時頃

 死ねば、もののように捨ておくのね。

[オモチャに飽きたこどもが、それを見向きもしないように。
言葉は汗と共に、ポツリと零れました。]


 ……、ああ ごめんなさい。
 メアリーがどうしたいか、だったわね。

[我に返るように戻る、話題。
私は高く澄んだ声をやわらかくして答えました。]

 さて、どうしましょう。

 私がいく?
 あなた(べネット)がいく?
 それとも、あなた(メアリー)?

 食べるのはレオナルドかしら。

[彼も、失わないための犠牲に見捨てられるのねと。
少しばかり話したことのある、あの顔を思い出しながら訊ねました。]


 わたし…、アイツを殺したい。
 でも、わたし一人じゃ…多分無理。
 だから…

[手伝ってほしいのだけど]

 その前に……。

 ラディスお姉ちゃん。
 見捨てるって…――
 昨日言ってたのって…――

 マーゴのことだったんだね。

[そこに悼みはあれど
友の死を泣き叫ぶことはなく。

父の死に直面した少女の精神は崩壊寸前で
感情に重りがついているみたいに
目の前の出来事への実感が乏しかった。]


[それでもふと浮かぶのは。
村に響いた、声。]

 私はレオナルドを食べることを勧めるけれど。

 メアリー。
 あなたがもし、危険とわかっていても
 今すぐにでも彼(スティーブン)を殺したいというのなら。

 私は『止めない』わ。

[私は私の考えを述べるけれど、それは強制ではありません。
強要してしまえばそれは、『この村』と変わらない。
我慢し、耐え、黙って従うだけの『共存』。

私たちは『味方』なのですから。
私以外の二人の願いも、思いも。
配慮、しなくては、ね?]


【人】 村娘 ラディスラヴァ

[彼らの遺体を寝かそうと、麻袋に手を伸ばします。
けれど、大きな穴を三つも掘った疲労でしょうか。
細い手で、一人で、人の入った重い袋を持ち上げることは叶いませんでした。
オーレリアちゃんだけならば、意地でも出来たかもしれません。
ですがあとふたつは、男性の入ったもの。
どうにか、手伝ってくれる手が必要でした。]

 ……、…。

[誰か。
助けてくれる、手を。]

(173) 2015/05/16(Sat) 01時半頃

村娘 ラディスラヴァは、メモを貼った。

2015/05/16(Sat) 02時頃


 ええそう、私が食い殺したのはマーゴット。

[いつも、彼女の側には助けてくれる手がありました。
いつでも、私の側には助けてくれる手なんてありません。

目が見えぬこと
口がきけぬこと

似たようなものだというのに、
なのになぜ、あの娘の回りには人が集まるのでしょう。]

 『知っていたら』止めたかしら?

[彼女もまた、マーゴットの側にあるひとりでしたから。]


[「止めたか」と聞かれて
きっと、昨日のわたしなら
「当たり前だよ!」って返したと思う。]

 …わかんない。
 わたし…
 
  何かを引き換えにしないと
  大事なものは守れないんだって…

 そう思ってた。
 でも違った。

 



[楽になりたくて、あの気持ち――オーレリアを殺めた罪悪感――から
逃げたくて、マーゴにネックレスを渡したのに。]

[大好きだよって言ったのに。
自分の大事なものはもっと別にあって。]

 多分、わたし
 マーゴを引き換えにしようとしたけど
 お父さんも守れなかった。

 わたし、どこで間違えたのか…――
 わかんないよ。

[支離滅裂な返事が
今のせいいっぱいだった。]


 ラディスお姉ちゃんも
 マーゴが憎かったの?

[そう、自分の大事なものと
誰かの大事なものは同じじゃないのだ。

自分の憎んでいるものもまた
誰かの憎んでるものとは違うのだろうな
とぼんやり考えて。]


[瞳を診察する医師。
(口がきけぬことさえ、知ったのは昨日。)

手を繋ぐ無力な飼い犬(ナイト)。
(ヒーローは理由も謂わず離れ、差し出される手にも応えられない。)

側にいる、歳も近い友人。
(私はいつだって、独り。)]


[それから、少女はぽつぽつと伝えるだろう。

自分の考えた計画を。]

[教会にスティーブンを呼び出して
罪を背負わせるのだと。

大きな十字架を
“背負わせて”

その罪をしょってもらうのだと。]


[問い掛けに、ふっと笑う気配。]


――…さあ。
気分次第かな。


[狩りの時間はまだ先とばかりに悠長な言葉。]


[少女の声に綴られぬ先は概ね知れる。
彼女が望むのなら動くのも吝かでなく。]


[二人の話題が移ろえば、意識は目の前へと傾く。**]


[思考に重なる声は、幾分と支離滅裂でいて
それでも子供ながらに、こどもだからか
確信を突いたような言葉が重なりました。]

 憎い?

 ……、…………そう。

[不自然なほどの間をもってして返るのは
くすくすと、笑いはじめる私の耳障りな笑い声。]

 そう、憎かったの。
 いいえ、憎いの。

[それはまだ終わっていないという暗示でしょうか。
過去を進行形に変えて、私は話しました。]


[その計画とは別に
二人が一抹の不安を抱いて
例えばレオナルドに保険をかけたとしても
少女には与り知らぬところだろう。

知ったところで、父親を失った不安感から
強まった信頼感に変わりはない**]


[気分次第と返る声は、余裕さえ感じさせるほどでした。
時はまだ先とばかりの言葉遣いに、ゆるうりと笑みを返します。

やがて聞かされるのは、少女の夢物語。
教会で、彼に罪を、十字を背負わせるのだと。
私ならば最後の最後まで、彼には生きて苦痛を味わわせてから
狂い壊れたところを美味しくたべてしまうところだけれど。]

 あなたがそうしたいのなら。
 私はいつだって『お手伝い』するわ。

[レオナルドは、またいつだって殺すことが出来るでしょう。
狙いはそうっと別へと変化しては、赤い瞳がキラキラと輝くのです。
厚いカーテンの下に隠した、その瞳が。]


[けれど私は、ひとつ保険をかけるでしょう。
それは別の相手を狙うのではなく、同じ相手へ。
上手く隠した牙を、爪を。

十字背負うべき、彼(スティーブン)へ。

命を奪う箱の中。
メアリーさんの名前が確かにあったのを覚えていたのです。
例えば彼女が夢物語を現実にしてしまうよりも前に
もし、『無慈悲な決定』で命を奪われてしまったら。

その時のための、保険と、なるように**]


 
[黒き獣の心は強き望みに傾く。
少女が望むならばその爪も牙もその者へ。**]
 


村娘 ラディスラヴァは、メモを貼った。

2015/05/16(Sat) 12時頃


村娘 ラディスラヴァは、メモを貼った。

2015/05/16(Sat) 13時頃


 お父さん…、ごめんなさい。
 わたしのせいで、お父さんが殺されちゃったん…だよね。
 怒ってるよね…。

 ごめんなさい。
 お父さんの仇は打ちたいけど
 それが済んだら、わたしも…

 死んだ方がいいのかな…。

[声なき声はだんだんとか細く震えて。
嗚咽に混じって 溶けた。]


村娘 ラディスラヴァは、メモを貼った。

2015/05/16(Sat) 22時半頃


 ……なに、あなた死ぬつもりでいるの?

[聞こえてきた声に、返すのは。
高く澄んだ嗤う声でもなければ。
やわらかく誘うような声でもなく。

無機質に、色も温度もなく、落ちました。]


 死にたくないけど…。
 お父さんがもし
 すごく怒ってたら……
 って思うと…。

[低くくぐもったような声のお姉さん。
いつもの声と違う。
高くもなければ
楽しそうでもない。

怒らせたのかな、そう思って
咄嗟に]
 
 ごめんなさい…。

[と謝った。]
 


[聞こえ来る少女の震える声に意識が向く。]


――…キミのお父さんはキミを守ろうとしていただろう?
彼はキミが生きることを望んでいると僕は思うよ。

グレッグも、かなしむよ。


[静かに柔き音色をのせて。]


 父親の仇をうったら、追いかける?
 同じ場所にいきたいのなら、いつでも私が殺してあげるわよ?

 ああでも。
 あなたのそれも父親譲りね。

 残される彼(グレッグ)の気持ちも考えないの。
 殺された彼(ルパート)の思いも考えないの。

[それから、鈴の音がころころと鳴るでしょうか。
まるで取り繕ったような音。
よくできた、それはよくできた模造品の鈴。]


 ああ、ごめんなさい?
 怒っているわけじゃないの。
 あなたの命だもの。
 あなたが思うままに生きるといいわ。

[私は優しくなんてないから、
『かなしい』なんて思わないけど。]

 仇を打つっていう『約束』は守ってあげる。
 だから怖がらないで?


【人】 村娘 ラディスラヴァ

─墓場─

 ……、…。

[手伝ってくれる手を、誰かを。
そう考えていたときのことでした。
掛けられる声にふらり、私は揺らめくように振り返ります。>>182
土で汚れたラズベリーのスカートに、指先。
汗の滲む服は、なるべくならば異性には晒したくないものでしたが
今はそんなこと、いっていられませんでした。

いま、死肉のにおいを纏うのはとても、とても無謀な事だと判っています。
けれど、そんなことは頭にさえありませんでした。]

(290) 2015/05/16(Sat) 23時頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[痛いだろうと聞かれ、頷きかけました。
けれどお医者さんが聞こうとしたのは、きっと手の痛みでしょう。
なので、ふるりと頭を振ろうとして。]

 ……、 …っ ?

[冗談、でしょうか。>>183
いえ、いえ。決して冗談などではないでしょう。
マーゴさんが、殺されたのだと、聞きました。]

(292) 2015/05/16(Sat) 23時頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[土に汚れたこの指は、日が変わってしまう前に
死んだと聞かされたばかりの少女の瞼を
死に泣き濡れた温かな見えぬ瞳を。
触っていたのを確かに、確かに覚えているのです。]

 っ、…… …、…

[ゆるく、右手が首に差し掛かります。
けれど土まみれのその手は、震えるばかりで。
駱駝の下の睫毛は戦いて、視界を歪ませていたのです。]

(296) 2015/05/16(Sat) 23時半頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[どうして、だとか。
何故、だとか。
そういうことを頭が占めていても、口に出すことは叶いませんでした。
そもそも声は、昔に失くしてきたのです。
何より、昨日の『死神』にそれを突きつけることはできなくて。

共についてきたのであろう姿に気付いたのはその頃でしょう。
私にか、掛けられる声がありました。>>195]

 「てつだって、いただけますか?」

[三人を土の下へ葬ることを。
そしてまた一人増えたというのなら。
彼女もそっと、柔らかな土のベッドの中へ。]

(300) 2015/05/16(Sat) 23時半頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[申し出をしてくださった彼の。
いえ、かれ、なのでしょうか。
いつもの雰囲気とはがらりとちがう、『その人』。

その瞳を見ることはやはり、どこか、怖くて。
天使の青をさす色であるその硝子玉を見ることは出来なかったのです。
私は昨日、彼の名前を書いてしまったから。
責められるのが怖くて、目を見ることなどできませんでした。]

(304) 2015/05/16(Sat) 23時半頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[そうしていれば、声が届いて。
私の名前が何やら呼ばれたようで。
振り返るとそこにいたのは、黒い獣と。]

 「……ジョスラン、さん?」

[近付く姿。>>276
私に何か用でしょうか。
少し血の気の失せた(マーゴットさんの死と、青い天使の瞳で)
ことりと、首を軽くだけ傾げてみせたのです。]

(309) 2015/05/17(Sun) 00時頃

村娘 ラディスラヴァは、メモを貼った。

2015/05/17(Sun) 01時頃


【人】 村娘 ラディスラヴァ

[よく見てみると、ジョスランさんの腕には私の飼い猫が抱かれていました。>>315
側には黒い一匹、きっと動物に好かれる方なのでしょう。]

 …………。

[こくり、と頷き。
埋葬を手伝ってくれるのなら、ぜひ、と。
飼い猫は、受け取るのはまた後でになるでしょうか。
そのままおとなしく、側に猫が居てくれていれば…ですが。]

(321) 2015/05/17(Sun) 01時頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[私を見詰めていた瞳は、昏い色をしていました。

一度は喉へと伸びた指先に、こべりつく土を
赤いラズベリーの布地にベタベタと擦り付けて綺麗にすると
私はその手を、そっとスティーブン先生へと伸ばしました。

手のひらを捕まえることが出来たでしょうか。
出来たのならば、そっと。
冷えきった冷たい指先で、彼にだけ言葉を落とすのです。]

(331) 2015/05/17(Sun) 01時半頃

 「あなたは、大丈夫ですか?」
 「どうか。」

[それは彼の、心優しき医師の手のひらに乗せた文字。
本当は何と続けましょう。]


 お父さんは、わたしを守ろうと…。
 そう、かな…。
 うん、そうよね。お父さん、わたしの味方って
 言ってくれたもんね…。

 お兄ちゃんも…悲しむかな……。
 ううん、きっと悲しんでくれるよね。

[だって、わたしのお兄ちゃんだもん。
声には出さないが少し誇らしげに。]


 
 
 『背後には気を付けて。
  重い十字架(罰)が、降るかもしれませんから。』
 
 


 ……、お姉さんの言うこと、やっぱり
 難しくてよくわかんないわ。

 でもありがとう。
 そうよね、わたし、お兄ちゃんとけっこんして
 家族にならないといけないもん。
 本物の家族に。

 だからこんなとこで死にたくない。

[迷って、前に進んだと思いきや後ろを振り返るような。
そんな自分だけれど。

少女にとってそんな『仲間』の声が頼もしかったし
『仲間』に応えたいという思いが芽生えた。]


【人】 村娘 ラディスラヴァ

[普段見ることのあまりない、穏やかな笑みが此方を向きます。>>326
ぞくりとしてしまうほどに、綺麗なそれを
やはり私はまっすぐと見つめられないままにいました。

手伝うと謂ってくれる声に、少しだけ安堵の息を吐きながら。>>327
例えばこの人が、私の票で選ばれていたら。
昨日、ルパートさんではなくこの人が選ばれていたとしたら。
泣く人も、怒る人もきっといて。
私はその人に、怨まれることになったでしょう。]

(341) 2015/05/17(Sun) 01時半頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

 
 
[ぽつ、と。
埋葬を手伝って貰いながら。
その土に落ちたのは、一滴。

汗だったのか。
涙だったのか。

私自身にだって、わかりませんでした。]
 
 

(344) 2015/05/17(Sun) 02時頃

 いいわ、判らなくて。
 もっと大人になれば、きっとわかるから。

[くすくすと微笑んで見せましょう。
言葉の裡にある想いなど、判らなくていいのです。]

 この医者(ひと)を殺すのね。

[優しい優しい、この『死神(ひと)』を。
私はすぐに訪れるであろう贖罪の未来に。
うっとりと、赤い瞳を細めては。
彼の熱伝わる指先を見詰めていたのです。]


―???―

「昨日はごめんなさい。
こうなっちゃったからには
仕方ないことだったのに。

みんなの嫌がること
進んでしてくれたのに
先生にひどいこと言って。

ごめんなさい。

お願いがあるの。」

[俯いたわたしの口からでる声。
まるで別人みたい。]


[わたしの話を聞く医者の眼は
冷え切った暗い琥珀。

鋭いその双眸を見つめながらゆっくりと
わたしの唇が動く。]

 「おそう式をしたいの。
  お兄ちゃんと先生とわたしとで。」

[しばらく黙って聞いていたけれど
先生はやがて重たい口を開いて、返事をくれた。

       肯定。

けれどその眼は相変わらず睨み殺すような眼光で。
それは一見して彼が、その葬儀が茶番だと思った上で
頷いたとわかる態度。]


[けれどそれはきっとわたしとて同じことで。

冴え冴えとした目は睨むでもなく
先生の琥珀をじっと見つめたまま。
そしてきつく口を結んで、先生に対峙していた。]


村娘 ラディスラヴァは、メモを貼った。

2015/05/17(Sun) 02時半頃


―教会―

[先生が現れる。

教会には祭壇の上にろうそくが2本灯っているだけ。
薄暗い灯りの中、先生が
燭台を持ちながら祭壇の方へ歩みよる。

暗がりだけど、もう片方の手に何か持っているのが見えた。
気配でわたしを探そうとする先生。]

[わたしは十字架の裏でじっと息を潜めて
先生が十分近づいてくるのを今か今かと待ちわびる。

きっとこの真っ赤な眼がぎらついてる。

暗闇の中で鈍く、それでいて鮮やかに。]


[予め、お兄さんとお姉さんが傷をつけてくれていた
十字架の根本に足をけり下ろせば、その直下に、先生の身体。

もうすぐ、もうすぐだ。
そう思うとお父さんとお母さんの優しい声が
聞こえた気がした。]



 先生は罪の意識から逃げたかったんだ。
 だから一番にお父さんを殺したんだよね。
 
 そうでしょ?

[わたしの声は反響して、聖堂中に広がる。
その声は力強く、遠くの仲間にも届いただろう。]


  そんな男、神様が見逃してもわたしが見逃さない!!!


 わたしのお父さんとお母さんを殺した罪!!!
 地獄で味わえ!!!!

[絶叫とともにわたしは
足を振り下ろした。]


[例えば――。
「マーゴット」という名前ではあるけれど。
清い雫を纏い、煌めく 桃色の薔薇のような。
そんな、娘だったと思う。]

 マーゴット。

 サイラスと君を見ていてさ。
 僕は、ね……。


(娘の幸せを願う父親のような顔をして
 君を見送りたかった。

 死出の旅路ではなく

 ただ 幸せな未来へ旅立つ君を )

[―― もはや、 手遅れか。]


【人】 村娘 ラディスラヴァ

[温かな手が、私の手と手を繋いでくれました。>>342
交わされる『言葉』に。
私は小さく小さく頷いてから、手を離します。
冷たかった指先は、いつしか温かくなっていました。

ジョスランさんから届く声には、眉を下げていたのですが。
隠した前髪はその表情を伝えてくれることはなかったでしょう。

それからは黙々と。
ただ、埋葬を手伝って貰いました。
マーゴさんの亡骸も運ばれてきたのなら。
震えながら、それでも決して埋葬を手伝うことはやめず。

こんなに短い間に喪くした、四人もの『ひと』へ
そっと、そっと、祈りを捧げました。*]

 「どうか、やすらかに───……」
 

(363) 2015/05/17(Sun) 02時半頃

[その夜、教会から火が出ているのを
近くの村人が発見したらしい。
夜を徹しての消化活動の甲斐あって
教会は半焼に収まったが、火元と思われる
祭壇付近はほぼ全焼だったという。

祭壇には胸に何か突き刺さっている遺体があったとのことだが
突き刺さったものは辛うじて教会の十字架だったと思われるが
遺体は消し炭で身元の断定は難しそうだ、と

村人たちは明くる朝知ることになるだろう。]


【人】 村娘 ラディスラヴァ

[は、と。
マーゴットさんの遺体が運ばれる間だったでしょうか。>>366
低いような、高いような、半端でいて、聞き心地のいい声が。
私へと尋ねてきました。
きっと投票の時のことでしょう。
だって私は、彼を(彼女を?)みて、逃げ出してしまったのですから。]

 っ、……、…。

[ふる、ふる、と。
数度頭を振ったなら、私の唇は動いたでしょう。
側にいたその人しか、見えぬほどの小さな動きで。]

(368) 2015/05/17(Sun) 03時頃

【人】 村娘 ラディスラヴァ

[埋葬が、追悼が終わったなら。
また、投票をしなければならない時が
ヒタヒタと迫ってくるのでしょうか**]

(372) 2015/05/17(Sun) 03時頃

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