82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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[>>1:700確かに音が聞こえないだけならば、 ラーマとして武器である最中は問題ないかもしれない。
問題なのは、ライマーとして立てない自分の方だ。 それを聞こえない耳に、どうやって伝えたら良いだろう。 今はまだゆっくり息を吸えばなんとかなりそうだが。 これがいずれ全身を犯したら、その時は。]
手足の硬化ならまだなんとでもなっただろう。
[体内は鍛錬しても鍛えきれない。 トルドヴィンの手を握りしめたまま、 ゆっくりと首を横に振った。]
(6) 2013/05/13(Mon) 00時頃
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[>>13トルドヴィンがどんな場所を言っても 正解には程遠く、喉に当てていた手を胸まで下ろした。 トン、と心臓出ない方をかるく叩いて示す。 肩の上下と呼吸が浅い様子に気づけば それがどこだか解るだろう。]
おそらくもう、全力で走ることすら叶わない。 酷く息苦しいのだ。
[聞こえないとわかっていても 言葉にせざる負えなかった。]
(24) 2013/05/13(Mon) 00時半頃
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[>>33理解が早くて助かった。 そう思った矢先に溢れる涙に流石に驚いた。]
何故泣く、私が決めたことだ。 昨日そう言っただろう。
[頭では聞こえていないと理解しているのに、 そう思いたくないからか やはり普通に話しかけてしまって。]
子供のような顔をするな。
[溢れる涙を拭おうと、顔を寄せて目尻に口付けた。 泣き止むまでそのまま頬や耳にも口付けを降らす。 鼓膜や内耳が硬化しているのなら、 耳の感触は残っているのだろうか。 あぐっと歯を立てて確認。]
(41) 2013/05/13(Mon) 01時頃
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泣き顔は見たいと思ったが泣かせたいわけではないのだ。
(43) 2013/05/13(Mon) 01時頃
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[ちょっと大声になったけれど、 これもおそらく届いていないのだろう。 そう思うと言いたいことは全て言える気もした。]
トルドヴィン。
[名前を呼ぶ口の形はわかるだろうか。 器用だから直ぐに読唇術を覚えてしまいそうだ。]
(44) 2013/05/13(Mon) 01時頃
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[舌で涙を舐めとると、やはり聞こえていないようだ。 寂しい気分は当然あるけれど 昨日沢山名を呼んで想いを告げて置いてよかったと思う。]
逆だろう、私がトルドヴィンを見ているよ。
[>>52名を呼ぶと返事がある。 今はそれだけでも、十分すぎる。]
(58) 2013/05/13(Mon) 01時半頃
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[細かいことは筆談すれば良いだろうかと考えるが、 それ以外では常に側に居れば、呼ぶのに困らないだろう。
抱き寄せようと両手を背に回して、きつく力を込める。]
トルドヴィンは聞こえないだけでラーマとしては 別のライマーの元でならまだ十分働けると思っている。 しかし私はそれを許したくない、 私以外に使われるトルドヴィンなど見たく無い。 だからこうして、隣に縛り付けてしまおうと思う。
ライマーでなくなっても、隣にいて欲しい。
(59) 2013/05/13(Mon) 01時半頃
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[一気に沢山話したので、酸素不足で肩が揺れる。 普段から話す方では無いから余計に。]
(60) 2013/05/13(Mon) 01時半頃
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[兄さん]
[―――…兄さん、]
[声にならない慟哭。
この日が来ると、どこかで分かっていたけれど、
大切で、愛しい、己にとって唯一の人を失うのは、
受け入れられるはずがなかった。**]
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[聞こえていないとわかっているから、 隠すこと無く全てを伝えられる。]
トルドヴィン、私の……ラーマ。
[>>62返事に驚いて顔を上げた。 聞こえてしまったのかと思ったが、そうでは無さそうで 残念だけどどこか嬉しくもあり。 大きく息を吐きだして、泣きそうになるのを堪えた。 聞こえてなくても、どれだけ息が苦しくても その名をずっと呼び続けるだろう。]
愛しているよ。
[涙を堪えるひどい顔のまま、何度目かの心を伝えた。]
(63) 2013/05/13(Mon) 02時頃
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苦しいが、そうではない。 いや、どちらもか。
[>>65言葉が通じたと解るように頷いて、 涙を拭う手を再び喉へと引っ張って導き 届くように愛のことばを落とす。 ねる、と簡単な単語ならば見えるだろうか。 窓の外はまだ明け切らない夜と朝の間の色、 もう少しだけ眠る時間はありそうだ。
トルドヴィンの手を引いて再び添い寝するよう 無言のまま促すと、ベッドに引っ張りこんで抱きしめた。 横になっていると呼吸はまだ楽なようだ。 背中を撫でられているうちに、少しは落ち着いて いつしか眠りに落ちていった**]
(67) 2013/05/13(Mon) 02時頃
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[>>73傍にいる、その言葉を聞いて縋る腕に力を込めた。 そのままの姿勢で見た夢は出会ったばかりの頃。 多分互いに緊張していたのだろう、 距離も遠くてうまく噛み合わないのに、 何故か無性に楽しかった。 自分が死ぬまで大切にしようと思った。
今それを上手く出来ているか、わからない。]
(80) 2013/05/13(Mon) 11時半頃
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[トルドヴィンの朝は早い。 つられて起きるとまだ自分は寝ているような時間、 顔を上げて起きようとして、鶏小屋と聞いてまた伏せた。
夢のなかで大きな獲物と戦ってきたからか、 それだけで息が上がっていたから。 彼が戻ってくるまでに着替えてから楽な姿勢を探し 無理に動かなければそれなりに平気らしいことを知る。 だいたい病を避けようとして薬を飲んだのに、 副作用で死ぬなんて馬鹿らしい。]
(81) 2013/05/13(Mon) 11時半頃
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大丈夫だ、起きて食べる。
[ベッドで食べたらそのまま出たくなくなる。 甘えないと机を指さし、きちんと座って食べた。 多分いつも通りに出来たはずだ。 >>75食べ終えて、村長のところに行くというので頷いた。 まず一人での外出はトルドヴィンも慣れるまで 避けたほうが良さそうな気がしたから。 そして自分も。]
(82) 2013/05/13(Mon) 11時半頃
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行こうか。
[歩けるし話せるから大丈夫だと言いたいが、 なんとなくトルドヴィンの手を握って、軽く引いた。 この方があれこれ示しやすいからだと 真剣に考えた結果だったが、どう見ても 男二人で手を繋いでいる姿は、妙だった。]
(83) 2013/05/13(Mon) 11時半頃
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[村長の家で、副作用の説明をする。 トルドヴィンも自分で話しただろうか、 もうライマーでいることも難しいと言ったら、 村長の表情が諦めの色に染まった。
そこで錬金術師の話を聞けただろうか。 赤い方が発症したと知る**]
(84) 2013/05/13(Mon) 11時半頃
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[村長の家から戻る途中で、自分たちと同じくらい 妙な二人組を見かけて目を見張った。]
……副作用か。
[ジェームスは元気そうであるから、 トレイルになにかあったのだろう。]
(100) 2013/05/13(Mon) 13時頃
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[情報は交換し合ったほうが良いのだろうか、 自分と同じく家畜の世話をしている トレイルまで動きにくくなるとすると、 多分ジェームスに力仕事を頑張ってもらうのが良いだろう。 トルドヴィンにも牛や豚の捌き方は教えたが、 それだけでは手がまわらない場合も考えて。]
(101) 2013/05/13(Mon) 13時頃
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ジェームスは?
[副作用が出なかったのか、飲まなかったのか。 >>104トルドヴィンが何か言おうとする前に 手で彼の口を塞いでかわりに話した。]
私は肺が、トルドヴィンは耳をやられた。 おそらく何も聞こえていない。
[牛の相手を頼むことになるだろうか。 乳搾りくらいなら自分でもできる筈だが。 ソーセージを作ったばかりで良かったと思った。]
(106) 2013/05/13(Mon) 13時半頃
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[>>110ジェームスたちと話していると、 もう二人の気配に顔を上げる。 まるでいつも通りの様子に、 自分やトレイルほど重く内容で安堵した。]
おはよう。
[手ぶらでトルドヴィンに何かを伝える場合 どうしたものかと考えて石で地面に文字を書く方法を 思いついたが、やはり紙とペンは必要そうだ。]
(118) 2013/05/13(Mon) 14時頃
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服用しなかったのか。
[>>113なるほど、それもまた考えた道。 トルドヴィンの手を、強く握りしめた。]
まあ、いつしか壊れるものだからな。
[人間も、武器も。 永遠ではない。]
薬を飲んでない人も、ある程度居そうだが。
(120) 2013/05/13(Mon) 14時頃
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[ジェームスと相対して解ることは、 この程度穏やかにする会話ならば息は上がらないこと。 鶏の卵拾いと小屋の掃除、香草詰み位なら出来そうだ。 豚に突進されたら負けるかもしれないが。]
……共鳴したら結局は死ぬようだし。 生きている以上は、死からは逃れられない。
[こんなこと言わなくてもジェームスは知っているだろう。]
(126) 2013/05/13(Mon) 14時頃
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ジェームスが過保護な。 トルドヴィンも随分過保護だ。
[>>124トレイルが強がっているのは分かったが 言わないのなら聞かないことにする。 そしてトルドヴィンにも聞こえていないので、 言いたい放題言ってやるのだ、ざまあみろ。]
(127) 2013/05/13(Mon) 14時半頃
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……喉、か? 聞こえてはいるんだな。
[>>125サミュエルの様子にまゆを顰めた。 師弟揃ってこのザマか、自分が情けない。 ドリベルたちにも同じような説明>>106をして 勝ち逃げすることを詫びた。真顔で。]
(129) 2013/05/13(Mon) 14時半頃
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どこのラーマも過保護か……
[>>131それが良いことなのかどうなのか。 ラーマとしてのトルドヴィンを手放せない自分も トレイルも、きっと同じようなものだ。]
こいつは随分ひどかったぞ。
[甘やかすとライマーはつけあがる、と やはり真顔で。]
(135) 2013/05/13(Mon) 14時半頃
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[>>134手のひらの文字を書かれる、 なんとか解読するとサミュエルはまだやる気だ。]
だがまだ私のほうが強いからな。 良いハンデだ。
[負ける気などさらさらないと、目を細めた。 笑顔のつもりだ。]
(136) 2013/05/13(Mon) 14時半頃
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……!!?
[>>138サミュエルは頭まで副作用に侵されたようだ。 かわい、って何事だろう。 そのまま指先を見つめ、しかし言葉は続かない。
真顔に戻した顔でサミュエルを見つめ、 強く手を握り返した。 お前は大きいのさえ、ドリベルと共に倒すのだろう。 まだ教える事は沢山あるのだ。 何も言わないまま、手は開放された。]
(141) 2013/05/13(Mon) 15時頃
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[トルドヴィン前にが言っていたことが少し解ったが、 そう簡単に出来るものでもなかった。
>>142サミュエルが何か迷っていることは伝わる。 声が出せない以外の何かがあるのだろう。 まさか一番の重症だとは知らないまま。]
家が良いか、それとも。
[別の場所が良いか。 それぞれのラーマまで居たほうが良いのか 二人だけのが良いか。 唇の動きを読んで察するに、返した。]
(145) 2013/05/13(Mon) 15時半頃
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[トルドヴィンならば、聞こえないから同行でも 問題は無いかもしれないが。 弟子が見せたくないと思うならば一人で行こうと思い。
>>146手のひらに書かれる文字を読みながら 少し唸りそうになった。]
解った、そうしよう。
[返事の語彙が少ないけれど 普段から言葉を聞いていた弟子ならば きっと理解出来ただろう。]
(147) 2013/05/13(Mon) 15時半頃
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[>>149何か考えているらしい弟子の後頭部を ぺしりと一叩きしてから、村長の家に向かうのを見送った。 彼も、ドリベルも辛いだろう。]
お前は甘ったれすぎだろう。
[>>158知らないふりをしたままだから、 軽く苦言にしておいた。 それからトルドヴィンの手を引いて家へと戻る。 繕いくらいなら座ったままでも問題がないとして。 あとはサミュエルとの約束をどう果たそうかと。]
(170) 2013/05/13(Mon) 19時半頃
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[手を握って歩くのは、トルドヴィンのためだけでなく 自分の為でもあった。一人でないと思えるから。
>>204彼の思いに握る手に力を込める。 言葉はかけずとも、共にあると伝えたいから。 ゆっくり過ごすものきっと悪くない。
本当ならもっとたくさん二人で魔物を斬るはずだったけれど。]
(225) 2013/05/13(Mon) 22時頃
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……ふう。
[話しすぎて喉が渇いた、 色々なことも聞いて考えることは多そうだ。 村長のところから借りてきたボードに文字を書く。]
「私が手を繋ぎたい」
[>>218あの冷たいあしらいを受けないのは寂しいが、 その分こうしてスキンシップが増える。]
(233) 2013/05/13(Mon) 22時半頃
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釣り針か、ふむ。
[>>222丁度骨もあるし、良さそうだ。]
「一人で出かける?」
[本当はついてゆきたいと思うけれど、 丁度サミュエルが来る時間もある。 ボードを持ってゆく様にと差し出した。]
「書いてもらうと良い」
(247) 2013/05/13(Mon) 22時半頃
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[トルドヴィンが思うよりは動けるのだが、 少しくらい甘えても良いだろう。]
「でも、直ぐ帰ってくるように」
[>>259無理はしようと思っても出来ない。 出かける前に手を伸ばして、服をぐいっと引っ張る。]
(267) 2013/05/13(Mon) 23時頃
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[>>268ノックの音でトルドヴィンの背をとんと叩く。]
サミュエル、よく来た。
[上げた顔はもういつも通りものの。]
(274) 2013/05/13(Mon) 23時頃
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「全て話て良い、知ってもらったほうが不便もない」
[>>271隠すことなど無いと思うから、 トルドヴィンに任せてしまっても問題無さそうだ。]
「必要だと思えば、任せる」
(280) 2013/05/13(Mon) 23時頃
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[>>277昨日のような視線が戻って、 にやにやと笑みが止まらなかった。 子供で良い、もう好きに生きると決めたから。
これから彼は存分に振り回されるだろう。]
(284) 2013/05/13(Mon) 23時頃
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いや、問題ない。
[>>289サミュエルへの返事は口でしてもよい、 ややこしいなと思いながら本題を待った。]
私も出歩くのは、程々にしたくてな。
[一応背筋を伸ばして座ってはいる。 弟子の前では情けない姿は見せるつもりは無い。]
(296) 2013/05/13(Mon) 23時半頃
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[>>303字を書かれるのを、じっと待っていた。 予想以上に自体は深刻そうで、 成る程これではドリベルに相談もできまい。]
ふむ、思うより深刻だな。 硬化、だがふさがった訳でも……どうなのだろう。
[見えない場所だから判断は難しい。 しかしこのままでは餓死に一直線だ。]
最悪の場合、此処。 喉に穴を開ければ直接流し込める。
[向かいに座るサミュエルの喉、鎖骨のあたりに手を伸ばし 場所を示してみた。 ただし実際にするのは、本当に最後の手段。]
(309) 2013/05/14(Tue) 00時頃
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一般的に食堂は前側にある。 身体を傾けて飲んでみるというのは?
[>>314明らかに異変を起こしている舌、 見ただけでも解るというのは良いのかどうか。 自身の体内でも同じようなことが肺で起きているのだろう。]
流動食メインになるだろうが、 咽ずにたべれそ うな、……
[一度に話しすぎたのか、呼吸が途切れる。 口元を抑えてゆっくりと吸い込んだ。]
(317) 2013/05/14(Tue) 00時頃
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それは、構わないが、 トルドヴィンは厳しいぞ。
[>>318流しこんででも食べさせそうだ。 >>323情けないことに息があがる背を 撫でる弟子の手が有りがたかった。 身体を起こし、何度か息を吸い込む。 肺の隅々にまで酸素が届くようなイメージを持って。]
(330) 2013/05/14(Tue) 00時半頃
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[肺が苦しいのは体験済みなので、 なんとか物を食道へ流し込む方法を考える。 管かなにかで直接、と思ったが 拷問に近いだろうから提案はできなかった。]
死なす訳にはゆかぬ。
[サミュエルも、ドリベルも。 そしてトルドヴィンも。]
口をあけて細く流したら行けそうな気はするが。
[弟子の体で実験するのも忍びない。 あれこれと考えている間も撫でる手つきは優しい。 介護される気分になってきたが、違いはあまりなかった。]
(344) 2013/05/14(Tue) 00時半頃
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私?死ぬわけ無いだろう。 サミュエルに負けることも無い。
[>>351実際負けるつもりは無かったのだけど、 強がっているように聞こえてしまうだろうか。
>>355抱きしめられて驚いたが、 軽く呼吸を詰めるだけで逃げることもない。 ただ、弟子の様子が普段とは違いすぎるから 思わず髪をぐしゃぐしゃに撫でていた。]
(364) 2013/05/14(Tue) 01時頃
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驚かすな、肺より心臓が止まる。
[トレイルだったら洒落にならんと思いつつ、 離れるまではそのまま抱きしめられていた。]
使えるものはなんでも使え、生きろ。
[感謝などいらんと後頭部に手刀を一撃落としてから 帰るのを見送った。]
(365) 2013/05/14(Tue) 01時頃
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[サミュエルがいなくなると静かな家に戻った。 トルドヴィンが帰ってくるまで、出かけるわけにもゆかず、 用意してもらった牛乳をグラスに注いで飲みながら 一人骨の加工に集中する。 釣りくらいなら行けるかもしれない、 しかし魚より肉の方が美味い。
贅沢な悩みで頭を埋めながら、トルドヴィンの戻りを 待つまでに9個ほど針が出来上がっている。]
(368) 2013/05/14(Tue) 01時半頃
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[骨の加工に集中しすぎていた。]
……ああ。開いている。
[>>371手を動かしながら声に顔を上げると、 普段なら迎えに出るトルドヴィンが居ないので 横着して座ったまま声をかけた。]
(373) 2013/05/14(Tue) 01時半頃
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トルドヴィンは今でかけていてな。
[細工を終えた針を置くと、 >>377チアキを迎えて座るよう示した。]
佃煮、美味そうだ。 助かるよ、料理は……下手だから。
[そういえば昨日燻製にしていたような。]
……何の相談だ。
[年若い彼がここに来る理由は、 そう多くないだろうと考えて切り出した。]
(382) 2013/05/14(Tue) 02時頃
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ああ。副作用で、聴覚を失った。 見た目は普通だろう、声も問題は無い。
[>>385朝、というと鶏の卵を回収している時か。 随分やられて帰ってきたのを思い出した。]
何も聞こえていないから、話しかける前に 彼へ注意を促すひ つ……ようが、ある。
[チアキと攻芸のそれぞれを見ながら話す。 途中やはり息切れが出て、ため息を付いた。]
私は見ての通りだ、呼吸に支障がある。
(387) 2013/05/14(Tue) 02時頃
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[>>386二人が飲まなかったと聞いて、ほっとした。 元気に走り回れる人員も必要だ。]
たまには牛の相手も頼もうか。 旨い肉と乳が報酬だ。
[健康であるならと遠慮無く勧誘しつつ、 他の副作用も少なからずでているようだと締めくくる。]
錬金術師といえば。 兄の方は……発症したようだ。
[村長の家で聞いた話まで伝える。 これで薬を飲む飲まないの新たな判断になると良い。 きっとこの二人は、飲まないのだろうと思いながら**]
(388) 2013/05/14(Tue) 02時頃
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[二人が去ってから、再び部屋に一人になると、 思いの他沢山出来た釣り針にもう作業を止めて ベッドにごろりと寝転がる。 昨夜の事を思い出しながらシーツに顔を埋める。 薬を飲まないという選択肢。 今更悩んでしまっても遅い。
昼寝のつもりだが、トルドヴィンの帰宅時間によっては 本格的に寝込んでしまうかもしれない**]
(389) 2013/05/14(Tue) 02時頃
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─自宅─
大丈夫とは言い難いが、慣れようとしている。 二人にも苦労かけるだろう、手を貸して欲しい。
[甘く無い男は自分にも厳しい、ストイック過ぎて心配にもなる。 トルドヴィンは余計な事をと言うかもしれないが、 元気なものは何でも使う。]
内臓も、身体の一部、のようだ。 少し休めば、問題、ない。
[無意識に言葉を詰め込みすぎるのが良くないが、 そのうちこの身体にも慣れるだろう。 話を聞きながら呼吸を整え、 新たに得た人手に作業は何とかなるかと安堵した。 攻芸も牛なら壊したり破いたりは、無いと思いたい。 帰る二人を見送ったまた、作業に没頭することにした。]
(409) 2013/05/14(Tue) 11時半頃
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キリシマは、戻ってきた攻芸に顔を上げる。
2013/05/14(Tue) 11時半頃
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チアキに聞かせられない話か。
[どのペアも、皆相棒に内緒ごとを持つなあと 本日二件目の相談に手を止める。
私は隠し事をしても、トルドヴィンが聡すぎて無理だった。]
(411) 2013/05/14(Tue) 12時頃
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ふむ、だろうな。
[作業などしている場合では無さそうだ。
そうして潜められた言葉に、流石に驚きを隠せない。 暫く悩んでから、ゆっくりと口を開いた。]
(413) 2013/05/14(Tue) 12時頃
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予防薬が効く可能性、副作用の起きる確率。 何より病そのものにかかる確率。
具体的な数字はなにも無いぞ。 絶対など無い、その上でと思うのか。
[>>414やれやれと肩を落とした。]
(416) 2013/05/14(Tue) 13時頃
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二人で飲まないと決めたのだろう。
一人のライマーとして意志を尊重したほうが喜ぶのでは。 例え病になろうとも、お前たちは子供ではないのだから。
[ライマー不足な今、 駆り出され戦って死ぬ心配の方が強いと思うが それは口にせず。]
(419) 2013/05/14(Tue) 13時半頃
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何か勘違いしておらんか。 チアキは攻芸のものでは無いぞ。
チアキ自身のものだ。
その事、努々忘れるな。
[野放しにしたら危険な獣が、ここには居る。 そんな気分になったが、出来るのはここまでだった。]
二人で生きろ。
[去る背中に、サミュエルへとかけた言葉を繰り返した*]
(425) 2013/05/14(Tue) 14時頃
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[攻芸の話のインパクトが強過ぎて、 それ以上作業に意識が向かなかった。 己の手で、その発想はまるでなくて感心もした。 もしまだ飲んでいなかったら、一瞬考えてしまうような。]
私たちは、私たちなりに。
[これからを考えれば良い。 多少不便だが動けない程ではないのが幸いか、 トルドヴィンが一人で無茶をしなければ 穏やかに過ごせるはずである。
攻芸と話していて気づいたこともある。 呼吸法に気を使えばそれなりに会話も出来た。]
あとは、身体を慣らす事か。
[自分も、トルドヴィンも。]
(452) 2013/05/14(Tue) 19時頃
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[身体を慣らす為に何かトレーニングしてみようかと考えてから、 初日から気を張りすぎても続かないと感じた。 元より怠惰な所がある。 長くつき合うには程ほどが良いと 誰かも言っていた気がした。]
……寝よう。
[そうと決まれば二番目に愛している布団へ 直ぐにうとうととし始める**]
(458) 2013/05/14(Tue) 19時頃
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[見ていたのは、目覚めたら覚えていない夢。]
……ん。
[>>508人の気配に目を開くと見える手。 はむっと噛み付いてみた。]
(511) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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[はむはむしてから、徐に起き上がった。]
問題ない。
[それは表情だけでも解るだろう。 ただのうたた寝だなんて、叱られるかもしれない。]
(513) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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トルドヴィンの手は私が遊ぶ場所だろう。
[>>516弟子が聞いたらひっくり返りそうなことを言いつつ 聞かれていたら氷が突き刺さって死ぬかもしれない。
疲れたから寝ていただけだ、と言おうとして しかし書くのも面倒でゆるく首を振った。]
おかえり。
(518) 2013/05/14(Tue) 22時頃
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[>>520ケヴィンも右腕に副作用。 ライマーのほうが、ライマーであることを許されないような 症状ばかりでているような気がする。 そのことを追求しても仕方ないので頷くだけにする。 ホレーショーが無事ならまだ良かった。]
本当は聞こえているんじゃないだろうな。
[>>522そうだったらどれだけ良いだろう、 しかし肉を抜かれるのは困る。くそう。 敏すぎるのも困り物だ。]
トルドヴィン、ボードは?
[何やら驚いた顔をしている彼に、 両手で四角を描いて、持たせた板を要求する。]
(525) 2013/05/14(Tue) 22時頃
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[>>528「ケヴィン」から「応援」の「絵」 だと思ってボードを見たのに、そこにあるのは 不可解な顔のようななにか。]
………………。
[ケヴィンがこれを描いたのか? ああ?
ああ、右腕が使えないんだったよな。そうだな。 何とか納得したことにした。]
(532) 2013/05/14(Tue) 22時半頃
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[は、と思いだして呼吸を整える。]
「サミュエルが来た、喉の調子は悪そうだ」 「物が飲み込めない、食事が出来ない」 「ドリベルにはこのことを隠している、言うなよ」
「チアキから鹿の佃煮を貰った」 「チアキと攻芸は薬を飲んでいないので副作用は無い」 「攻芸が若干不安定な様子が見られる」
「釣り針9つ作った」
[今日あったことを箇条書きに並べた。]
(542) 2013/05/14(Tue) 22時半頃
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[咳き込むのが落ち着いてから、弟子の事を想う。
>>547トルドヴィンが容赦無いから あまり事は大きくしたくないのだが。 弟子がこのまま餓死するよりは強制的に流し込んででも 食事をとれたほうがまだましだろう。 明日の彼の様子次第では竹筒よりはもう少し 細い筒からチャレンジだよなとは思った。]
「村を歩いてみて、どうだった?」
(549) 2013/05/14(Tue) 23時頃
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「二人で話し合えとは言ったが、どうだろうな」
「釣りには、私も行きたい」
「疲れたが、トルが居れば聞けない話もあった」
[>>551彼が無事帰ってくれば、それでよかった。]
(561) 2013/05/14(Tue) 23時頃
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「トルは気配を読むのが上手いからな」
[>>559お陰で仕方ない悪戯も直ぐバレる。]
「私も慣れれば日常には支障無いだろう、 少ない酸素でやりくりする術を身につけたい」
[例えば黙ったまま手を伸ばす、服を軽く引っ張る。]
(563) 2013/05/14(Tue) 23時頃
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「あの二人はじっとしていられないだろう」
[>>569どこまで病の手は伸びるのかわからない、 物理的に逃げて、罹らないのなら おそらくあの錬金術師は村に来なかった筈だ。]
「寒かったら、裁縫だな」
[トルドヴィンが居るならどこでも良かった。]
「名前が長いんだよ トル ドヴィン」
[>>570口で呼ぶ方がよほど楽だ、 一々文字で書くとなると手間がかかる。 それでも彼が望むならば仕方ない。]
(573) 2013/05/14(Tue) 23時半頃
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[文字で会話をしていて気がつく、 トルドヴィンのためにしていることだが、 自分もこの方が随分楽である。]
「構え」
[文字だけでは伝えられないものもある。 >>572重なる手に、指を絡めて温かいことに感謝した。]
(574) 2013/05/14(Tue) 23時半頃
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「トルドヴィンが居れば寒くない」
[一人でぼーっとしている訳でも無い、 日中なら日も温かいだろうし家に居るよりはと思う。]
[家で肉の加工が出来たら一番楽だが、 家中生臭くなるのは歓迎できない。 鶏小屋の掃除か、いっそ羊毛を紡いでも良さそうだ。]
「羊の毛刈りでも良さそうだ」
[働くのはトルドヴィンになるけれど。]
(584) 2013/05/14(Tue) 23時半頃
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[>>583辛辣な言葉がいつも通りで嬉しかった。]
何歳になっても子供だ。
[嫌なら、とは文字にしなかった。 繋いだ手がそのままだから、解く事はしない。]
(588) 2013/05/15(Wed) 00時頃
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