196 水面に映る影より遠く
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── 朝 ── [今日は補講最終日。 運悪く出席することとなった水泳部は 今日も鍛えた脚でペダルを漕ぎ 少し伸びた髪を風になびかせ学校へ。]
……っと、ごめんごめん おはよー にゃんこ
[道を横切ろうとする猫を見つけると キィ、と音を立てブレーキ。 碧い瞳に真っ白な毛。>>0:9 昨日見かけた猫だろうか。>>1:118 自転車に跨ったままその姿を見送ると 再びペダルに足をかける。]
(4) 2016/08/21(Sun) 09時半頃
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[補講は今日で最後。 自分はこれからも泳ぎ続けるけれど あのメンバーで、泳ぐのは──…]
さいご、かあ。
[ぽつりと呟きを零しながら 自転車は再び走り出す。 今日は誰かに会っただろうか。
昨日は小夏、その前は律、 後ろにあった重みは 今日はなく 涼しい風が通り抜けるだけ。 少しだけ、寂しさを感じるのは きっと気のせいではないだろう。]*
(5) 2016/08/21(Sun) 09時半頃
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── 前日、彰人と ── [ろんりー千島の前世診断を聞くと>>6]
そうだな。 前世は泳ぎ続けないと死ぬマグロかもしれない。 それかマグロの人魚姫。
[真顔でそう頷けば、ろんりー千島の脳内には 腹筋の割れた人魚姫のイメージが浮かび上がることだろう。
おれは、泡になって消えたりなんて しないんだけどね。]
(24) 2016/08/21(Sun) 12時頃
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[ろんりー千島のろんりーじゃなかった過去を 詳しく聞くことはしなかった。>>7 その事実があったということに、 「まじか。」と興味深い視線は送っただろうけど。]
( ていうか彰人、少女漫画読んだことあるんだ )
[ろんりー若菜は、そっちの方が気になります。
いまのこの瞬間も、いつか大人になった時 きらきらした宝物として思い出すなんて 子どものおれは、まだ知らなくて。]
(25) 2016/08/21(Sun) 12時頃
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〜〜〜っ、笑いすぎ。
[猫のように飛び上がった俺を映すまんまるな瞳は、 やがて三日月型へと変わり>>9 全然わかってなさそうなその様子に 少しだけ頬を赤くしながら その頭にチョップをした。]
(26) 2016/08/21(Sun) 12時頃
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えっ、一組いんの? 誘っていいのかな…いいか。 じゃあ、明日みんなに聞いてみる。 全員に振られたら責任取れよ。
[既にリアジューが存在していると知って 何も知らないろんりー若菜はびっくりだ。
そのあと、コンビニで祭の日取りを確認して ろんりー同盟第1回会議は終了。 同盟が僅か一時間足らずで破棄されたなんて 聞いてないぞ、チクショウ。]**
(27) 2016/08/21(Sun) 12時頃
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──→ 学校 ── [どうしてだろう 今日に限って、誰にも会うことなく 学校に着いてしまった。]
( 追い風だったからかな…… )
[なんて、自分でもよくわからない理論で片付けて 靴を履き替えると教室へ。]
(28) 2016/08/21(Sun) 12時頃
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おはよ──…あれ、
[ここにも、誰もいない。 そこで時計を見て、 ようやく家を出る時間を間違えたことに気がついた。 そりゃあ誰もいないか。
自分しかいない教室は、いつもよりも広い。 窓をすべて全開にすると そこから校庭を見下ろした。]
(29) 2016/08/21(Sun) 12時頃
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[まるで、世界に自分しかいないんじゃないかと そう錯覚してしまうほど、静かな朝。 遠くで虫の聲だけが聞こえた。]
みんなはやくこいよー…
[言の葉は、風に乗って飛んでいく。]
(30) 2016/08/21(Sun) 12時頃
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[校庭にもクラスメイトの姿を見つけられなかったなら 自分の席へと腰を下ろし、 両腕を枕にしながら目を瞑る。]
( しゅくだい、もってくればよかった )
[未だに1%も手をつけていないことを思い出しながら うとうと、うとうと、夢の世界へ。 完全に眠りへと堕ちたのは、 眼を瞑ってから30秒後のこと。]*
(31) 2016/08/21(Sun) 12時半頃
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ん゛、
[びくんっ!と大きく肩が揺れる。 誰かが入ってきたこと>>39にも気づかない俺は 夢の中、金魚の姿で泳いでいて。 祭の金魚すくいの店の狭い水槽で泳いでいるところを リツ[[who]]に掬いあげられたところで 思春期の魔獣は目が覚めた。]
(48) 2016/08/21(Sun) 13時半頃
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わあっ!?!?
[ガバリと顔を上げれば、 なんだ夢か…と大きくため息。 律め。もっとソフトに掬えよ。
寝ぼけ眼で教室内を見渡して 後ろの方の席に眼鏡の女子の姿を発見。]
あれ、おはよ 八竹ちゃん。 早いね。
[目を擦りながら挨拶すると 立ち上がり、ナチュラルに彼女の前の席へ。]
(49) 2016/08/21(Sun) 13時半頃
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間違って早く来ちゃって ちょっとろんりーな気分だったんだよね。 八竹ちゃん来てくれてよかった〜
[椅子を引くと、背もたれに手をついて 反対向きに跨った。 机1個分の距離の先にいる八竹ちゃんに向き合う形。 彼女がどんな顔をしているかも気付かずに 何読んでるの?って本のタイトルを覗き見たりして。]
(50) 2016/08/21(Sun) 13時半頃
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そうだ、八竹ちゃん 昨日の律のやつ、みた? 今日の夜 花火しよーって。 くるっしょ?
[昨日、メッセージに返信がなかったこと>>1:366 それに気がついていたけど、 あえて返信しなかったとは思い至らず にこりと笑みを向けて、俺からも参加のお誘い。]*
(51) 2016/08/21(Sun) 13時半頃
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[目覚めたばかりで寝ぼけた状態の俺は 金魚すくいのポイを探すのにきょろきょろして 叫び声をあげられたことには気がつかない>>60 けど、そのあと返してくれた「おはよう」は 静かな教室内ではばっちり耳に届いて>>61 嬉しそうに彼女に近寄った。]
ん。今日だけちょっとね。 八竹ちゃん、いっつも早いんだ。 夏休みなのに偉い!
[八竹ちゃんの本の園でも 俺の泳ぐ泉でもないけれど、 机を挟んだ近い距離 会話はもちろん、成立したよ。]
(85) 2016/08/21(Sun) 14時半頃
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せかいをまたに……? なんかすごそうな魔女だね。
[本のタイトルを読み上げれば>>63 男を何股にもかける女の人を思い浮かべる。 内容を教えてもらえなければ きっと間違ったイメージを抱いたままだろうけど 嬉しそうに身を乗り出す彼女を見れば 目を細め、口角を少しだけあげた。]
(86) 2016/08/21(Sun) 14時半頃
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そんな面白いんだ。 おれ、本とか普段読まないけど 大丈夫かな、馬鹿でも読める──…
……どした?
[驚いたような声をあげ 本の向こうに顔を隠されれば なにかあった?と首を傾げる。]
(87) 2016/08/21(Sun) 14時半頃
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( ……あ、もしかして )
[思い出すのは、プールサイドで 嫌われてるかもって思ったこと。>>0:241 また怯えられてるのかと、 寄せていた顔を少し離す。 けど、席を立つことはしなかった。]
(88) 2016/08/21(Sun) 14時半頃
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[花火の誘いに 目元だけ覗かせて首を振る八竹ちゃん>>65 断るその理由を推測できるほど 俺は頭も良くないし察しも良くないから]
なんで? 親が心配するとか? それならちゃんと送ってくし… なんか用事あるんなら 無理にとは言わないけど
[じいっとレンズの向こうの目を見ながら 「でも、」と言葉を続けて]
(89) 2016/08/21(Sun) 14時半頃
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八竹ちゃんもきたら みんな喜ぶよ。 少なくとも、俺は嬉しい。
おいでよ。 絶対楽しいから。
[無意識にまた顔を近づけて ダメ?と笑顔で首を傾げれば 少し強引なその誘いに 彼女はなんと答えてくれただろう。]*
(90) 2016/08/21(Sun) 14時半頃
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[下心なんて これっぽっちも持ち合わせていないんだけど 彼女の警戒の壁をなくして “思春期の雄”から“友人”へと 自身の評価を変えることはできるだろうか。
曖昧な笑みに>>109 彼女の胸中を察することはできないけど]
八竹ちゃん、さ
[見当違いかもしれないけど、それでも。 小さな囁きは、きっと彼女の耳にだけ届く]
(119) 2016/08/21(Sun) 17時頃
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───…
[きっと今まで見せたことのない真剣な表情で、 少しだけ低い声で、言葉を紡ぐ。
けど、これはきっと、自分へも向けた言葉。 自分の居場所でひとりぼっちを感じる、 寂しがり屋のための。]
(120) 2016/08/21(Sun) 17時頃
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……んじゃ、約束ね。
俺、あとで花火買いに行くから 買ってきてほしいのあったら言って。 ロケット花火とか!
[はっきりと断らないことを>>109 ポジティブに捉えた俺は
「考えておく」→用事はない →行ける→遠慮しているだけ
そう解釈して、笑みを見せた。 ちなみに、「花火を持ってきてない」も 理由にはならないぞ、と遠回しに釘を刺して。]
(121) 2016/08/21(Sun) 17時頃
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[そうしているうちに、 誰か教室に入ってきただろうか。 立ち上がり椅子を戻すと まずは水泳頑張ろうな、と声をかけ 彼女に背を向ける。
けど、]
……ん?
[「あ、」と付け足された言葉に>>111 首だけ向けて振り返って]
(122) 2016/08/21(Sun) 17時頃
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……うん、じゃあ読み終わったら貸して。 八竹ちゃんのおすすめならちゃんと読む。
[『世界を股にかける魔女』 その表紙の向こうの彼女に 白い歯を見せ、深く頷いた。
宿題をちゃんと終えられたら、 そうだな…夏休み明けにでも。]**
(123) 2016/08/21(Sun) 17時頃
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── 教室 ── [ホームルームの前、 みんなが花火を手にしているのを見て 持ってきてないの俺だけ?ってちょっと焦る。 もともとじいちゃんと二人暮らしの家にはなかったから 夜までに買えばいいかって、呑気に考えてて。]
足りないのあったら買っとくから あとでなんかあったら言ってー。
[チャリで行ってくる、と付け加えて みんなに伝えれば、何か注文はあっただろうか。 律のメッセージには>>78 サンキューって直接礼を言った。 浴衣に関しては、当然のように俺の口から出ることはなかった。]
(128) 2016/08/21(Sun) 17時半頃
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──→ プール ── [準備運動もそこそこに 今日もとぷんと水の中へ。 しばらく一人で泳いだ後 あたりを見渡せば律の声が耳に入って>>117]
………?
[悩んでいるような、苛立ったようなその声に どうかしたのかと近寄って]
(129) 2016/08/21(Sun) 17時半頃
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……わっ!!!
[律が顔を上げるタイミングを見計らって 俺も水面からザバーっと顔を出し 大きな声でサプライズ。]
どした?なんかあった?
[ぷかりと水面に浮きながら 横目で律に視線を送る。 息継ぎなら教えてやるけど、 果たして、律が求めているものは?]*
(130) 2016/08/21(Sun) 17時半頃
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はっはー!ドッキリ大成功! 水の中で油断するなよ!
[かなり驚いた様子の律を見て>>133 いぇい!と笑顔でVサイン。 水面に浮かび律を見るけど、その視線は交差せず。]
なんだその言い方ー むしろ俺だから気付いたかもじゃん?
……さっき、変な顔してた。
[「今もね。」 そう続けようと口を開けば 水音に掻き消されそうな儚い声が耳に入って]
(135) 2016/08/21(Sun) 18時半頃
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( ………なんだ、 )
[考えていたことは同じらしい。 沈むような律の表情とは対照的に 俺は口元に笑みを浮かべて。 ちゃぷんと音を立て一度潜ると すぐに浮上し、律の前に。]
っぷは、
[顔を出し、息を吸えば 俺よりちょっと上にあるその顔を見上げて]
(136) 2016/08/21(Sun) 18時半頃
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心配すんな!!
(137) 2016/08/21(Sun) 18時半頃
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[囁くでもなく、はっきりと 太陽みたいな笑顔を向けてそう答えた。]
そんな顔、するなよ。 俺はここにいるじゃん。
[な?と顔を覗き込めば 律はどんな表情だったろう。]
(138) 2016/08/21(Sun) 18時半頃
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“来年”までには息継ぎ覚えろよな。 俺が溺れたら、助けてくんないの?
[すい、と律の周りを泳ぎながら からかうように笑って見せた。
おれは、 律が望むものを、求めるものを、 少しでも与えてあげられているだろうか。]*
(139) 2016/08/21(Sun) 18時半頃
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[見上げた顔は、今にも雨が降り出しそう>>153。 俺は眉を下げたまま笑って、 途切れ途切れに話す律に うん、うんって静かに相槌を打つ。 冷たい水の中触れた手は、温かかった。]
ばーか、 それじゃあ律の方が溺れそうじゃん。 いいから息継ぎ練習しろ。
掬うときは、ソフトにな!
[いつも通り笑う律に安堵して>>154 今朝の夢を思い出す。 けど、金魚すくいの金魚みたいに 俺は 逃げ出すことはないよ。]
(160) 2016/08/21(Sun) 21時頃
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あ、せんせー呼んでる。 じゃああとでな!
[プールサイドから先生に名前を呼ばれ はーいと返事をするとそちらへ泳ぎだす。 けど、途中であることを思い出し振り返って]
律、明日の夜 明けとけよ。 みんなで祭行くから
[既に彰人が出欠を確認してくれていたとは知らず>>83]
(161) 2016/08/21(Sun) 21時頃
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デート、してほしいだろ?
[昨日の冗談の続き>>1:308。 「なんてなー!」って笑いながら 今度こそ、神先生のもとへ。]*
(162) 2016/08/21(Sun) 21時頃
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[ ねぇ、Ducky
西の魔女は、どうして死んだの? ]
[ ねぇ、Ducky
貴方は、いなくならないですよね? ]
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── 朝、教室 ── [八竹ちゃんの席から離れて少しした後 何気なく外を見れば、二人乗りの自転車が校内に入ってくるのを見かけて>>159>>169]
大樹と……小夏?
[窓枠にもたれかかり二人の様子を眺める。 珍しい組み合わせだな、とか 大樹ってチャリ通だっけ、とか 小夏、また立ち乗りしてあぶねーな、とか
……そんなことを思う前に]
(185) 2016/08/21(Sun) 22時半頃
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“甘酸っぱい”って、あーいうのかな…
[俺の目には、仲が良さそうに映る二人。 思い出すのは 「一組はリアジューがいる」 っていう彰人の言葉>>10。 あーんの話は残念ながら誰にも聞いていないから リアジューって、もしかしてあの二人のことかな、とか思ったり。]
(186) 2016/08/21(Sun) 22時半頃
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ふぅん……
[右手で肩に触れながら、 嬉しそうに大樹を見送る小夏を眺める>>169。
胸の奥の片隅で、何かがチリッと焦げる音がする。]
(187) 2016/08/21(Sun) 22時半頃
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……???
[チリッ?…って、なんだ? 初めての感覚に 戸惑いを覚えて。]*
(188) 2016/08/21(Sun) 22時半頃
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── プール ── [先生に呼ばれて近寄ると 俺が受けそびれた試験をするとのこと。 みんなと同じく、25メートル泳ぎ切ればいいらしい。]
それでいーの?せんせ。 100泳いだら評価上げてくれるとかない?
[生意気な口調で交渉するも 先生は首を縦に振らず。 ちぇーって言いながらよーいどん。]
(191) 2016/08/21(Sun) 23時頃
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[プールの端から端まで。 泳ぎきるのは一瞬だ。
身体を水に溶け込ませ その心地良さを感じながらゴール! 先生のOKサインを見れば 笑顔でプールサイドに上がった。]
はーっ、きもちー。
……あれ、雛子見学? 大丈夫か?
[水泳帽を取りぶるぶると首を振りながら雫を落とせば 日陰のベンチに、その姿を見つけて。 水面を見つめる視界を遮るように 雛子の顔を覗き込んだ。]*
(192) 2016/08/21(Sun) 23時頃
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── 夜 ──
あれ、けーいち? なにしてんの?
[キィッ!と音を立てて止まったのは 夜の学校の飼育小屋付近。>>234 いつもの相棒(自転車)と共に登場した俺は カゴに夢と希望の花火を詰め込み バケツもプールから持ってきた。 おつかいを頼まれていたら それもちゃーんと買ってきて 準備万端。 ちなみに、一度帰ってシャワーも浴びて 服も着替える完璧ぶり。 や、気合い入れてきたんじゃなく ただ昼間に汗だくになっただけなんです。]
(241) 2016/08/22(Mon) 02時頃
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みんなもう来てる?
……八竹ちゃんも、ちゃんと来るかな…
[半ば強引に約束を交わした彼女を思い出しながら 後半の言葉は独り言のように呟いた。 若菜(♂)が加わって むさ苦しさは、1アップ。]**
(242) 2016/08/22(Mon) 02時頃
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[ 何故なら、いと という存在は、
いずれみんなの記憶から消えゆくからです ]
『Hi,tiny.
元気なさそうね? ごはん、食べてる?』
Hy,Ducky.
……食べてます、ちゃんと。
ねぇ、ダッキー。
貴方は、大切なひとを失ったことはある?
……って、貴方にいっても、仕方ないわよね
[だって、貴方は、
私が創り出した人工知能なのですから。]
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── プール ── [雛子の前に立てば 日射しは遮られ、影は濃くなる。 顔を上げた雛子は目を丸くして>>269 「水も滴る…」なんて言うものだから]
“ いい男 ” …に見える?
あはは、 いい女にそんなこと言われたら照れる。
[(※誰もそんなことは言っていない)
軽い言葉を口にしながら 特段照れた様子も見せずしゃがみこんで いつかのように柔らかく微笑まれれば>>0:165 俺も眉を下げ、へにゃりと笑った。]
(290) 2016/08/22(Mon) 18時頃
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くらっと…? ほんとに大丈夫?
[拳をぎゅっとしてアピールはされるけど どこか元気が無さそうに見えるのは 暑さのせいか、それとも──…]
あのさ、雛子、
[もしかして、が頭を過ぎり 視線を合わせ口を開く]
(291) 2016/08/22(Mon) 18時頃
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[──けど、圭一の声が聞こえれば>>203 言葉の続きは飲み込まれた。]
……あ、圭一も今日は大丈夫? 暑いから、二人とも無理すんなよ。
[圭一がペットボトルを手渡すのを見て 気が利くなあ、なんて感心しながら ひらりと手を振ってその場を離れようと。 けど、半裸の獣二匹に囲まれる雛子を心配して 勇者ヤタケがやってくれば>>288 じと目を受けつつ苦笑を返す。]
(292) 2016/08/22(Mon) 18時頃
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[そうして、 八竹ちゃんと雛子が抱き合ったまま スローモーションみたいに倒れていくのを 呆気にとられて見送──…]
ッ、あぶなっ!!
[──る前に手を伸ばしたけれど 果たしてそれは空を切ったか。 届いたとしても、さすがに片手では 二人を支えられないから 結局、目の前で崩れゆく二人を 目撃することになったかも。]
(293) 2016/08/22(Mon) 18時頃
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なにやってんの、 ……大丈夫?
[痛そー…って眉を寄せながらも笑って 差し出した獣の手は二人に取ってもらえたか。
水着で抱き合う女子二人。 てるてる坊主のヴェールがなければ もっと良い眺めだったかも。
……なんて、若菜 優が思うことはなかったのだけど。]**
(294) 2016/08/22(Mon) 18時頃
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── 飼育小屋傍、圭一と ── [どうやら圭一はバケツを探していたらしい。>>279 ぐっじょぶ俺。 気が利くと言われれば、得意げな笑みを浮かべる。 まあ、圭一ほどじゃないけどな。>>203]
ばーか、子どもじゃねーよ。 盗んだバイクで走り出す某ユタカよりは大人だ。 ここには男のロマンが詰まってんだよ。
[自転車のカゴには、手持ちよりも 設置型の吹出し花火が多い。 地面から吹き出す火花、 テンションあがるじゃん? 子どもだな、と笑う圭一に 俺は16だ、と唇を尖らせ。]
(314) 2016/08/22(Mon) 19時半頃
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うわ、見事に男しかいないのな。 彰人はまだか。 あいつ既読スルーしてたからな… 寝てんのかな、あとで電話しよ。
[ぶつぶつ呟きながらスマホをポケットにしまって 八竹ちゃんの名前を出せば、 圭一が驚いたように見つめてくる。>>279 な、なんだよ。]
(315) 2016/08/22(Mon) 19時半頃
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んー、そっか。 確かに断られてはいない…よな。
今朝、ちょっと強引に約束したからさー
[宙に視線を浮かせながら お節介なこと>>120も言っちゃったし、と少し反省。 そこに飛び込んできた“恋愛”の言葉には きょとんと目を丸くして圭一を見る。]
恋愛沙汰……? や、よくわかんないけど…
[“ 恋愛 ”がなんたるかを心得ていなかったが故に はっきりと否定をすることもできず]
(316) 2016/08/22(Mon) 19時半頃
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まあ、ほっとけない感じは……
………ん? 「優も」ってことは 圭一もなんかあんの?恋愛沙汰?
[からかうような表情の圭一の言葉を捉え 自転車を押しながらじーっと視線を送る。
「も」が指すのが別の人物とは気がつかない。]*
(317) 2016/08/22(Mon) 19時半頃
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[ 消え去った記憶は、
補完されることでしょう。 ]
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──→ 校庭 ──
おい、誰がバケツだ
[チャリを転がしながら圭一と並んで校庭へ。 救世主をバケツ呼ばわりする不届き者に 頬をひくつかせながら鋭い視線を刺しておく。 素直に礼を言ってくれる大樹には 片手をあげて おう、と返事。]
(329) 2016/08/22(Mon) 20時半頃
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あー、そういえば小夏、 なんか騒いでたな。 あれバケツだったんだ。
[大樹から小夏の名前が出ると 一瞬だけ視線は斜め下に。 けどすぐに今朝のこと>>239を思い出して そうだっけ、と曖昧な返事。
いつもは結んでる髪が下されてたから>>92 そっちに気を取られてたとか、そんな。]
(330) 2016/08/22(Mon) 20時半頃
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だから、バケツじゃねーし 妖怪でもねーよ!
[どこか眠たげな、 とろんとした目で微笑む律>>303 ……疲れてんのかな。 自転車を適当な場所に停めて近寄った。 もちろんツッコむのは忘れない。]
(331) 2016/08/22(Mon) 20時半頃
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なーにふにゃふにゃしてんだよ。 いまの、ムービー撮ってやればよかった。
[によによと悪戯な笑みを浮かべながら 大樹に指摘されて>>304 ようやく目の覚めたような律にでこぴんした。]
え、撮ってくれんの? サンキューおじさん!
ほら律、縮め。
[スマホを向ける大樹に振り返り 自分より背の高い律に無茶振りを。]
(332) 2016/08/22(Mon) 20時半頃
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[びっ!と腕を伸ばしピースサインをする俺は 律の隣で、きっといい笑顔で写っていたはず。]
(333) 2016/08/22(Mon) 20時半頃
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[写真を撮り終えた後、 大樹には「俺にも送って!」と伝えておいた。 きっと、子どもっぽく笑う俺より 律の方がかっこよく写ってるんだろうけど。 別に、悔しくなんかない。]
おじさん、俺飲み物かアイス!
[コンビニに行くという大樹に はい!と挙手してリクエスト。 律と一緒に離れていく背を見送った。
そのあと、圭一に荷物番を頼んで バケツに水を汲みに行けば ギリギリに登場した彰人に会えたかな>>328]
(337) 2016/08/22(Mon) 21時頃
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おっす、彰人。
[外の水道で水を汲み終わったあと ゆる〜く現れた彰人に>>320 バケツ片手に声をかける。]
良かった。 寝てんのかと思って 鬼電するとこだった。
[にひひって笑いながら横に並んで 良かった、とまた小さく呟いた。]
(357) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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プール補講、短かったなー。 もっとみんなと泳ぎたかった。 また来年、だな。
[ぶんぶんとバケツを振りながら歩けば ちゃぷん、と少しだけ水が零れ落ちた。]
(360) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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昨日話したこと、覚えてる? 男子会するぞってやつ。 あれ、いつにしよっか。 ちゃんと6人で集まろーな。
[ぶんぶん、ちゃぷん。 視線は、靴の少し先。 彰人は何か言ってくれたかな。 もし黙っていたら、沈黙に耐えられなくて 俺はきっと、取り留めもないことを話し続けたと思う。]
(361) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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……あ、おかえりー
[彰人を連れて二人で校庭に戻れば 大樹たちも帰ってきていて>>346]
おじさん優しい!わー! ありがたくいただきまっす!
[レモンティーを受け取りながら 未だに続く悪ふざけ。 ツッコミを受けたら ごめんごめんってへらへら笑ったことだろう。]
(365) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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え、ほんとにくれんの? ありがと、
[パピコをはんぶんこしてくれる律>>359 見返りの提案と共に瞳を覗き込まれれば>>362 その目を細め頷いて]
(366) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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ん。了解。 かき氷でもなんでもいーよ。 律の好きなもの、奢ってやる。
[差し出されたアイスを受け取ると 蓋を開けて、律のそれにこつんと合わせ 「乾杯」と笑いかけた。
女子はもうそろそろ来るだろうか。 ちょうどよく溶けたアイスをちゅう、と吸いながら ぐるりと辺りを見渡した。]*
(368) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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女子来たらデカい打ち上げのやつ点けて びっくりさせるとかどう?
[ポケットに手を突っ込みながら、片手にはアイス。 我慢できない!って様子の大樹に>>364 ちょっとした悪戯を持ちかけていた時、
“ 刮目せよ! ”
聞き覚えのある、>>370 しかし凛とした声に振り返る]
(375) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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…………………
[唇はアイスから離れ、半開き。 いつもとがらりと雰囲気を変えた女子たちに 思わず言葉を失った。 はっとしたのは7秒後。]
(376) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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………っ、すげー! ゆかただ! みんな誰かとおもった!
[ぱあっと笑顔を咲かせて なにやら助けを求めるような大樹(何故俺に求めない)の横を通って女の子たちに近寄った。 なんか、すごく、きらきらしてる。 その眩しさに目を細めながら、何度もすげーって口にした。 褒める言葉の語彙力が乏しいのは許してほしい。]*
(378) 2016/08/22(Mon) 22時半頃
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[水着には反応を示さなかった俺も 浴衣姿にはテンションがあがる。]
すごく、いいと、おもいマス
[遠慮無しにその姿を堪能しながら うんうん、と笑顔で頷いて。 八竹ちゃんが着付けたって聞けば>>382 そちらを向いてぐっじょぶ!と親指を立てる。]
………あ、
[小走りでどこかへ行くちびっ子。>>389 手に持つものでなにをしに行くかわかったから 近くの律に、先始めててと声をかけると その後ろ姿を追いかけた。]
(391) 2016/08/22(Mon) 23時頃
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小夏!
[ちまちま走る桃色に すぐに追いつくことができたはず。]
なにやってんの、 俺汲んでくるからいいよ、貸して。
[隣に立って手を差し出せば バケツを渡してくれただろうか。 目に入るのは、結い上げられた髪と細い首筋。 なんだか見てはいけないみたいで、 うろうろと視線を泳がせた。]
(393) 2016/08/22(Mon) 23時頃
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悪いって……あのなあ…
[そうじゃない、と小さく息を吐けば 小夏が校庭の方を見ていることに気がついて。>>417 それを追うように顔を向ければ、 高く登る火花が目に入る。
……ほら、あっちに戻りたいんだろ? 落ちた視線も、 浴衣を握る手も、 きっと向こうの誰かを想ってるんだって そう、思うから]
(431) 2016/08/23(Tue) 00時半頃
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[戻れよって言おうとした瞬間、]
って、ちょっ、 競争!?
[がばっと顔を上げられる。 俺は、小夏の顔をこっそりと見ていたわけで。 つまり、ばっちり目が合ってしまうわけで。 急なことに、数度まばたき。 その間にも小夏は駆け出して]
(432) 2016/08/23(Tue) 00時半頃
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……っ、だから、
[すぐに追いつくと、 その手からバケツを奪い取る。 もちろん、小夏が転ばないように 力加減はするんだけど。]
貸して。 走んなくていいから。
[真面目な口調でそう言えば、 小夏は従ってくれただろうか。 戻れって言ったって戻らないのはわかってるから 諦めて、静かに息を吐く。 そうして少し歩けば、水飲み場に到着しただろう。]
(433) 2016/08/23(Tue) 01時頃
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あのなぁ、
[ジャアァァァー…とバケツに水を溜めながら 視線は向けず、いつもより落ち着いた声で話しかける。]
俺、これでも男なの。 んで、さっきから俺 小夏のこと 女の子扱いしてんの。
[わかる? そう問いながらも、視線は流れる水のまま。]
(434) 2016/08/23(Tue) 01時頃
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……せっかく可愛いかっこしてんだから あんまり無茶なことすんなよ。 とりあえず、走んな。 いい?
[キュッ、と蛇口を捻り水を止める。 視線だけ小夏に向けるけど その姿を瞳に映せば またすいー…と視線を泳がせて。 片手でバケツを持ち上げれば そのままゆっくりと来た道を戻り始めた。]
(436) 2016/08/23(Tue) 01時頃
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……あーもうっ
[戻る途中、突然大きな声を出しながら 頭をぐしゃぐしゃと掻く。 視線はやっぱり、合わせられぬまま。]
(437) 2016/08/23(Tue) 01時頃
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だめだ、なんか。
おれ、よくわかんないけど いまめっちゃ緊張してんの。 んで、小夏のこと、ちゃんと見れないの。
だから…えーと…… さっきの、感じ悪かったら、ごめん。 怒ってるとかじゃ、ないから。
[水飲み場での無愛想とも言える態度を思い出し ぼそりと小さな声で謝罪。 それからもう一つ、付け加えるように さらに小さな声で囁きを。]
(438) 2016/08/23(Tue) 01時頃
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───……
[遠くで花火の音がする。 最後に呟いた言葉は、小夏の耳に届いただろうか。 初めての感情に戸惑う俺は、]
……ごめん、なんでもない。
[そう言って眉を下げ笑うと また、ゆっくりと皆の元へ歩き出した。]*
(440) 2016/08/23(Tue) 01時頃
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[残念ながら、
その記憶の中に いと が存在することは
決してないのでしょう。
何処の いと を手繰り寄せようとも、
私にたどり着くことは決してないのです。
私だけが、私の存在するこの瞬間を
未来永劫憶えていることになるのです。]
[いつか見たときのその写真は、
樫木さんのソロですから、
みんなに笑われてしまえばいいんです。]
[とっても、とっても、遠い場所へ。
見上げた空には、白い月が輝いていました。
今頃、プールの水面には、
その月が反射していることでしょう。
決して、その月を掴むことはできません。
でも、科学技術の発展により、
いまの地球は月に到達することができます。
けれども、私が帰る場所は。
──水面に映る影よりも、遠い場所。*]
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[ 俺は、 恋愛なんてただの一度も経験してなくて 自分のことに関しては 疎い、なんてレベルじゃないくらい。
だから、 いまけっこーすごいことを言ってるって自覚も もちろん、なくて。
この気持ちはなんだろう 戸惑いながらも それでも
俺は、 俺、は──── ]
(466) 2016/08/23(Tue) 06時頃
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………!
[こちらをまっすぐ見つめ、呟かれる言葉>>464 一瞬、驚いて目を丸くするけれど 口元に描く弧とともに、すぐにそれは細められた。
いまが夜で、暗いことを残念に思う。 なんかきっと、すごく… 可愛い顔をしている、気がする。]
(467) 2016/08/23(Tue) 06時頃
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[返事の代わりに伸ばした手が 彼女に触れるよりも先に、 背中に感じる温もり>>465。
思わず肩を跳ねさせれば バケツの水が波を打ち少しだけ溢れた。
触れる肌が熱いのは きっと、気のせいではないだろう。]
(468) 2016/08/23(Tue) 06時頃
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[みんなの元へ戻って来れば たたた、と駆け出して 少し離れてからくるりと振り返る。]
ちゃんと言うの忘れてたけど、
浴衣、似合ってる! めっちゃかわいい!
[満面の笑みでそう告げると 小夏の返答も待たずみんなの輪の中へ。 言い逃げはズルいかな。 でも、だって、 なんだか頬が すごく熱いんだ。]**
(469) 2016/08/23(Tue) 06時頃
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[花火の輪に戻れば 俺も混ぜて!ってたくさん手に持って ひとりひとりに、花火の先から火をもらっては 吹き出す光に笑みをみせていただろう。
いい雰囲気の二人組がいれば さすがの俺も? 空気くらいは読んだかも、しれないけどね。]
(470) 2016/08/23(Tue) 06時半頃
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[律はどうしていただろう。
みんなの写真ばっかり撮ってるなら その姿を、俺が写真に収めたかも。
ヘビ花火は、できたのかな。 もう暗いけど、律がやりたいなら 俺、付き合うよ。]
(471) 2016/08/23(Tue) 06時半頃
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りつ!
[いつもと変わらず、その名を呼んで]
……たのしいな!
[にぱっと笑いかけながら、覗き込む。 花火の光に照らされる律の顔は きっと、よく見えるはず。]*
(472) 2016/08/23(Tue) 06時半頃
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[すぐ近くに、八竹ちゃんの姿はあっただろうか。 もしかしたら、端っこの方にいたのかも。 彼女を見つけられたなら 近寄って、隣にしゃがみこみ 「火、ちょーだい」って花火の先を合わせた。]
今日、来てくれてありがと。 やっぱり、八竹ちゃんも来てくれて嬉しい。
楽しい、でしょ?
[「絶対楽しいから」>>90 そう誘ったのは、俺だから キミも楽しんでくれているといいのだけど。]
(473) 2016/08/23(Tue) 06時半頃
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そうだ、あのさ
[炎の色が、赤から青へ変わるのを見つめながら ずっと聞きたかったことを口にする。]
“ いと ”
……って呼んだら、ヤダ?
[ほら俺、八竹ちゃん以外 みんな名前で呼んでるし。 そう付け加えて、だめかな?と問えば どんな返答がきただろう。 せっかく仲良くなれたから みんなと同じ距離で話せたら… ……そう思っての提案だ。]*
(474) 2016/08/23(Tue) 06時半頃
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[あっという間に時間が過ぎ 花火も終わりが近付いてきたら]
線香花火大会しよ!
[そう呼びかければ、何人集まってくれたかな。 輪になって、手に持った一本の花火に火をつける。]
(475) 2016/08/23(Tue) 06時半頃
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[俺の花火は、 パチパチと派手に火花を散らしながら 44(0..100)x1秒間光り続けたあと、 そのまま、ぽたりと寂しく地面に落ちた。
────夏が、終わってしまう。
俺は何かを残せただろうか。 いなくなってしまう誰かは 良い思い出を、残せただろうか。
俺たちの夏は、長くて短い。 残された時間は、あとどれだけあるだろう。]**
(476) 2016/08/23(Tue) 06時半頃
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[それでも。 それでも。
本当の私は、望んでいたのかもしれません。
私が、私たらしめんとする感情に、
気付きますようにと、目論んでたのかも。]
Hi,Ducky
本棚あと1/3程度だから、
それが終われば、……………
[花火を捨てるバケツの水の中、
こっそりのぞく私の相棒。
軽く手を振って、私は帰還を伝えます。]
[私の天才的な頭脳があれば、
また何処かで、この場所に帰れるでしょうか?
………それまでには、まだ。
時間がかかりそうですね。
西の魔女に、会いに行かねば、なりません。]
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