97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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[ * もう、元の形なんて、 思い出せない * ]
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/28(Sat) 09時頃
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―大倫敦橋―
[少年が消えていくことを濡れない青年が止めることはなかった。 黙ってただ眺めながら、足元に落ちてきた一粒をひろいあげる。 小指の爪ほどの大きさだった黒は大きさを鶉卵ほどに。 曇天に透かしてみれば僅かに中で対流がおきている]
……正と出るか、誤と出るか。
[どちらにせよ関係ないらしい。 良薬は、度を過ぎれば毒薬である。 力とは、そういうものだ。
ただ一度きりの審判のために、恐ろしく長い孤独にあり続ける。 青年からすれば、何がどうなろうと過ぎて行くものでしかない**]
(43) 2013/09/28(Sat) 12時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/28(Sat) 13時頃
誰か……
[誰にも届かない、響かない。
わかっているから、この声はとても、か細い。]
[私《彼》が世界に溶けてしまったのならば]
[世界全てを取り込めばいい]
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/28(Sat) 21時頃
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−大倫敦橋−
[鶉卵ほどの黒耀は、指先を捻る動作で消失する。 川面に落ちたわけでもなく、橋の上で音を立てもしない。 あれだけの水のそばにいて、青年は一筋も濡れていなかった。 そして何事もなかったかのように街を歩き出した。
既に、雨は止んでいる。 街は立て続けに起きる怪異に悲鳴をあげる。 ただ、誰も彼もが先の見えない幕開けに対して恐怖と不安でいっぱいだった]
───災いとともに。
[青年は小さく呟く。 誰も、そんな声に気付かないまま、やれ警察だ軍隊だと騒がしい。
どこかへと消えていくその足取り]
(127) 2013/09/28(Sat) 21時半頃
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−路地裏において−
[足音もなく、気配もなく。 すれ違う人と何を話すわけでもなく、青年は街の中をゆく。
途中。 ぴたりと足を止め、それから一本の路地の裏へと入った。 それと同時に、人の姿が掻き消えて獣に成り代わる。 足取りには一本の絃を手繰るように迷いがない。 暫く進んで、その奥に見つけたものへ僅かに目を眇める]
"…災いか"
[見れば解る惨状に、感慨も薄く響く。 黒く、艶とした前足でつつけば、人だっただろうものが転がった。 粘り気のある赤黒は万年筆を浸したら味のあるインクになっただろうに 残念なのは獣にはそんな用途として必要がない事だろう。 ねちりとしたそれに少し鼻先を近づけてから、辿る。
鳥の少年はまだそこにいただろうか]
(130) 2013/09/28(Sat) 21時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/28(Sat) 21時半頃
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[獣は小さく鼻を鳴らす。 その驚愕など歯牙にもかけないように ただ橄欖の瞳が相手を見定めるかのようにじっくりと 少年を見据え続けるばかり。
やがて、尾がふさりと揺れた]
"お前の悪戯か。南天の雛"
[口を開きもしない。人になるわけでもない。 ただ、橄欖が二度三度瞬くと同時にどこからともなく響く声]
(138) 2013/09/28(Sat) 22時頃
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”いと賢きグウェンドリン。 ──南天の波を司る鳥。
始原の音律《コール》を封し浄典の、馬手に座す白鍵。”
[獣は喉を震わせることなく直接脳裏へと響く。 人が持ちうる言葉という記号など獣には必要なかった。 時折、ゆらりと尾の先が揺れるのみ]
”力とは己の意思で振るうもの。 制御しきれない力を扱うなど、不協和音《ゴートリンゲン》だけでよい”
[その名を口にするのも腹立たしいのかもしれない。 ぐる、と、微かに喉が音をたて、それから人であった肉塊を後方に流し見る。 流し見たのは一瞬で、それから少年をもう一度見る。 何度か瞬きを繰り返す]
(154) 2013/09/28(Sat) 22時半頃
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”御せぬのなら、使うな。 御したいのであれば己を強く持つしかない。 …雛のお前には難しい話かも知れんが”
[グウェンドリンならばこなしてみせろとばかりに、尾が揺れる。 用件はそれだけのつもりなのか、獣は少年に背を向けた刹那 聞こえた異音>>141に音のするほうを見やり足を止める。 殺気立つように幾らか尾が膨らむ。 耳をピンと立てて、遠くの気配を探るように]
(155) 2013/09/28(Sat) 22時半頃
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”…随分役に立たん親鳥ばかりが育ったものだ”
[ふるりと身を震わせた獣の聲は嫌悪に満ちる。 自分を見上げる少年のほうへ鼻先を戻したあと 傍らに腰を下ろして見下ろしたかと徐に右前足が伸びて 少年の視界に少し固い肉球が通り過ぎて まるでその秀でた額めがけて『お手』をするつもりに見えるのだが 大きさのせいで犬ほどの従順さも猫ほどの可愛らしさもない]
”知りたいのなら教えてやるのは吝かではない。 知らぬ存ぜぬで構わんのなら、そのまま野垂れ死ぬが良い”
[ぐり、と、左前足が動く。 どうするといわんばかりに瞳が見下ろす]
(174) 2013/09/28(Sat) 23時半頃
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”問わば問え。歌わば奏でよ。 …知りたくば、お前は何らかへ問わねばなるまい”
[左の前足に、乗る重みを見下ろしながら応える。 ぐい、と額に乗せた柔らかさが重みを増す。 ゆらゆらと尾が揺れて、直接脳裏に響く言葉は変わるまい]
”──北天の獣《Karen》たる我に応じよ 南天の鳥《グウェンドリン》 我は茨の閉ざす扉の底───浄典の弓手に眠る者《 》”
[聲が響き始めると同時 周囲を取り囲むように黒い光が円を描く。 描かれた黒の内部に白の円が重なった。
二つがまるで水が湧き上がるが如く空へと立ち上った次の瞬間 姿は鬱蒼と生い茂る、どこともしれぬ森の奥へ]
(193) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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−どことも知れぬ森−
”…随分と口は元気ではないか”
[ぐい、と、秀でた額へと左前足はのったまま。 聞こえてきた減らず口に遠慮なく重みをかける。 周囲を観察するような仕草に前足は退いて 少年を置いてさっさと歩き始めた。
周囲には緑が絡み茨が絡み、鬱蒼としているのに花がある。 どこか遠くから清浄な風琴のような音律が響いていた。 獣の足は音楽の聞こえてくるほうへと向かっている]
”ここは、始原のグウェンドリンも足を踏み入れた森。 女王の庭を介してさまざまな時はこの森と繋がっている”
[ゆらゆらと黒い尾を揺らしながら歩みは止めない。 あまりに遅いようなら振り返るくらいのことはした]
(214) 2013/09/29(Sun) 00時半頃
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…遅い。
[歩みの遅さに耐えかねたか呆れたか。 獣は歩きながら人の姿へと変貌する。 褐色といったほうが相応しいような色の肌も着ているものも 鬱蒼と生い茂る森にはどこか不釣合いだった。 背の高い姿になったことで、先ほどよりは目印にしやすかろう。 草を踏む音はまったくしなかったが、それをあからさまに気にさせる前には 辿りついてしまった大樹の根元の前に青年は立つ]
(226) 2013/09/29(Sun) 01時頃
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お前の御しきれていないその力は始原の鳥に似ている。 上手く使えれば悪いものではない。
[大樹の根が絡み合って出来た洞を視線が示す。 中に、何かを抱きしめるような姿勢で眠っている影が一つあった。 細い手足、白い肌。そして酷く長い髪。 けれどよくよく覗き込んでみれば十代と思しきその顔は青年に似て。 顎を一つしゃくって]
好きなだけ練習台に使え。 どれだけ殺しても死なん。
[そう告げた青年は、この先を譲るとばかりに 少し眠る影から身を引いた**]
(227) 2013/09/29(Sun) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/29(Sun) 01時頃
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−どことも知れぬ森、大樹までの道のり−
お前たちが見える姿に囚われすぎているだけだ。 完全に獣であるとも、言っていない。
[青年は呟く。少年の不満など求めない。 自分の能力に向かい吐き捨てた言葉を聞きながら、 歩みを止めないまま答える]
…慰めたところで変わらぬのならば、真実を認識したほうが早い。 遅かれ早かれ、人が死ぬことには変わりはない。 平和な世で殺せば殺人者。殺戮の世で殺せば英雄。 力とは正しい使い方をしてこそはじめて利を齎す。 100%正しい主観など己が見つけるしかない。
[樹の洞を覗き込む少年を一度眺め、それから答える。 疑問は最もであるが、返せる言葉は多くない]
(322) 2013/09/29(Sun) 19時頃
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どうもこうもない。 『それ』は死なない。
[中にはいった少年は、恐らく違和感を持ったのだろう。 やがて焦りが滲んでくるのが声に混じって感じられる]
眠っている。 始原のゴートリンゲンが浄典に至った、その日から。 ……眠り続けるしか、方法がなかったからだ。
[声に滲むのは微かな懐古。 存在の出自を問う声に返した声は短い]
───俺だ。
[日の光を背にしてみればうっすらと解るだろう。 青年の存在は、僅かではあるものの、それでも確かに光に透けている]
(323) 2013/09/29(Sun) 19時頃
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そこに転がっている体は、人間を構成する10から 取り除いた7拍、生きるための力。 俺自身は、残りの3音、死にむかうための力。 死ぬ要素が無いから、何度殺してもその身体は死なない。
…気が済んだなら、さっさと始めろ。 残されている時間外いつまでも無限だと思うな。
[告げると、森のざわめきを感じて男は歩き出す。 外から響いてきた声>>290に、煩わしげに息を吐き出し]
戻ってきた時に上達していなかったら、容赦なく外へ放り出してやるからな。
[それが、男が少年に与えた課題であり、通告だった]
(325) 2013/09/29(Sun) 19時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/29(Sun) 19時頃
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−正史には乗らぬ歴史《Memoria》−
[北天の獣と、南天の鳥。 そう呼ばれる存在は有史以前に存在したものと考えられている。 存在の呼称として存在していただけの名称記号であった。 いわば、単なる肩書きである。
二人は浄典と呼ばれる何らかを秘匿する役目を負い 双方に関わりを持たない生活を送っていた。 それが、平穏への道だと知っていたのだろう。
しかし禁じられたものは、やがて甘露の香を纏うのも真実]
(335) 2013/09/29(Sun) 19時半頃
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[食べてはならぬといわれたら、食べたくなる。 空けるなと言われたら、開けてみたくなる。
触れるなといわれたら、触れてみたくなる。
浄典を納めた真円を披く白き鍵を持っていたのは鳥。 浄典を納めた扉である真円の黒扉を秘めていたのは獣。
出会っては、ならなかったもの。 出会えば、世に満ちるのは災厄であると知っていて それでも彼らはその禁断に触れる欲求に抗えなかったのだ]
(336) 2013/09/29(Sun) 19時半頃
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[互いに無いものを持ち、孤独を生きていた二つにとって 一度言葉を交わしてしまえばあとは早かった。
誰から咎められてもならなかったから 森の奥の大樹でよく落ち合った。 兄弟のように過ごし、友のように走り回り いろんなことを話し、歌い、踊り、時には喧嘩もした。
ずっとこんな楽しい日々が続くのだと信じていた。 それでも、災いはおとずれた。 不協和音《ゴートリンゲン》という名の征服者。
彼らは唱和する]
(338) 2013/09/29(Sun) 19時半頃
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[
Call said reason.God ringing end. 《すべての理由は述べた。神は終わりを鳴らす》
Call, say listen. God ringing a hate. 《呼べ、請え、耳を傾けよ。神は憎悪で満たし給う》
───カルセリス=ゴートリンゲン
]
(340) 2013/09/29(Sun) 19時半頃
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[災厄は北天の獣を残して一族を滅ぼし 災厄は南天の鳥を奪って一族に混沌を残した。
これが、現在へと繋がる歴史の一部である]
(343) 2013/09/29(Sun) 19時半頃
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−どことも知れない森−
[話は森へと再び戻る。 それこそ記憶に残らぬほど膨大な時をひとり過ごしてきた青年は 唐突な来訪者の存在を森によって知り、 足音は無かったが、その姿が見える頃になると 草を踏む音がいくつか聞こえ始めた。 たす、と、獣の足裏には心地よい草の柔らかさだった]
(344) 2013/09/29(Sun) 20時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/29(Sun) 20時頃
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[獣は来訪者を眺める。 声は、暫定的に出さずにいた。 相手が何者であるかを、獣はまだ知らぬ。 ゴートリンゲンに近いものであるようには思えたが 果たしてお前は何者なのか。
そう、問いかけるようにオリーブが眺めやる**]
(351) 2013/09/29(Sun) 20時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/29(Sun) 20時半頃
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−どことも知れない森:大樹の洞−
[少年が伸ばした指先は襟元を覆う長い絹へと伸びた。 けれど指先は確かに捕らえたに関わらず その絹は存在ごと少年の指先をすり抜けてしまう。 それこそ、伸ばしてもつかめないプリズムのように]
お前が南天の鳥に繋がるから。 ───それだけだ。
[口元を長い絹で隠し、それだけを残して遠ざかる。 振り返ることは、しなかった]
(394) 2013/09/29(Sun) 23時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/29(Sun) 23時頃
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−どことも知れぬ森:大樹から遠くはなれて−
[新たな来訪者に対して獣は視線を向けたままだった。 彼は何か言うのか、それともどうするのか。
けれど、耳が音に反応して、ぴんと音を立てる。 鈴が転がるような音がした。 何事かと耳を欹てて、拾ったものは人の声>>375>>376。 獣は佇み、尾が一度ふわりと宙を無いでオリーブを聊か細めた]
(407) 2013/09/29(Sun) 23時半頃
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−どことも知れない森:大樹から遠く−
[少年は試しているのだろう、と獣には知れた。 黒い獣に伝わるのは、7が削がれるたびに再び7へと戻ること。 生きるための力そのものが循環している様子。 森はざわめいて知らせ、そのたびに花が枯れては咲く。
その作用にあわせるように風琴の音は 女王の庭の真円を介して1900年代へと響く音量を増減させる。 音楽は森の中に自然と満ちていたが、それがまるで 扉の中で起きている事象にあわせて水が溢れるように音が零れている。 まるで、庭と、その中にある扉の存在を示すように。
庭は遍在する。 空を望めばそれは空にあり、街の片隅を望めば唐突に街に現れる。 ただ、それはどう頑張っても風琴の聞こえるものにしか見つけられないが]
(431) 2013/09/30(Mon) 00時頃
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[幾らか眩しそうに瞬きを繰り返していたオリーブは やがて唐突な訪問者の声に改めて視線を向ける。
誰なのか。 何の目的でここへと着たのか。 それが獣の中で定まらぬまでは、この先を通す事許さぬとばかり 丁度獣は、番犬かなにかのように泰然と長身の男の前に坐していた。 時折、草をふわりと尾が打つ音が風に響く]
(436) 2013/09/30(Mon) 00時頃
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[聞こえてきた言葉は、聞いた事が無い。 恐らくは自分よりも先の次元にある言葉ではあると推測された。 辛うじて、どことも知れぬ森ゆえの次元平均化の作用で耳には届くが]
”知らんな”
[男の問いかけに対して、獣が返した音は短い。 主と名のつくものに関しては合一は無い。 獣以外に誰もいないのが常であったから、 そういう意味では自分は森の主かもしれないけれど 恐らくして目の前の男が求めている答えでもないだろう]
(440) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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[目の前の男は懇願する。 その声は次元平均化によって耳よりは頭へと直接とどく。 丁度同じような響きであると感じたが、 最終的には一点において許容を許しがたくしていた]
”…。 余計なことをすれば、即座に放り出す”
[こちらが説明するよりも、とりあえず検分させるほうが早い。 いざとなれば、放り出せばよい。 3音しか持たぬ自分とは言え、いざとなれば人の一人くらいなら息の根は止められる。 それ以上は、流石に敵わないだろうが。
あとは好きにしろ、というように獣は重い腰を上げて立ち上がる。 ついてくるもついてこないも、勝手にしろというように ふらふらと尾が揺れていた]
(452) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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−どころも知れない森:大樹への道のり−
[獣の足音は三拍子。 尾の揺れるリズムもまた三拍子。 時折振り返ってみるものの、自分の後をついてくるらしいので そのまま好きに任せておいた。 ゴートリンゲンの烙印を持つ物に好き勝手されるのは好まないが 早々に見切りをつけて出ていかせれば問題ないと考える。
ちりちりと、鈴が転がるような音は続いている。 その音の求めるように、煉瓦の隙間から蔦が伸びる。 映像を早回ししているように円を描いて絡まる緑、 鍵が示されたとて扉がなくては差し込むべきものが無い。 音に合わせうっすらと蔦の描く円の中に黒が滲んで]
(466) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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−どことも知れない森:大樹の洞−
[やがて三拍で進み続けていた獣の前に 先程はなれた洞の存在が再び姿を現す。 練習しろ、とは言い残してきたものの、 少年がそのタイミングでどうしていたかは別と言うもの。 ただ、ぼうっとしているようであるならば 根性が足りないとばかりに足か腕にでも 傷が残らぬ程度に一咬みしてやるわけだが**]
(479) 2013/09/30(Mon) 01時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/30(Mon) 01時半頃
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