260 【R18ペア村】“Bloody Curse”
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『……いる時ならね。>>183』
ああ、……うん、そうだね
[ その言葉が孕む寂寥感が、 夜風と混ざり合って、頬をさくり、撫でていく。 ]
(40) 2019/03/10(Sun) 02時半頃
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(そうだ、そうだね、 あなたはもう、いなくなってしまう)
……そんなこと、ない よ?
[ 不満そうな声>>184に気弱な返事を吐き出した。 食の細い己のことを、家族は特に気にかけていたから、少し悪いことをしてしまったような気持ちになる。 ]
(41) 2019/03/10(Sun) 02時半頃
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……姉さんのピラフ、 す、好きだよ
[ たまに、なら。 こうして素直にもなれるけれど。
やはり、気恥ずかしさの方が勝つから、 聞き返されても、何も言ってないよって顔をするのだろう。 ]
わかった
[ 夕焼けが夕闇に変わる前に、宿に戻らなければ。 客が大勢押し寄せるまであと少し** ]
(42) 2019/03/10(Sun) 02時半頃
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―― 自室 ――
……なんだろう
[ その違和感はいつからだったか。 少なくとも昨日、今日に始まったことではないのは確かである。 偶然、気の所為で片付いてしまう程度であったから、わざわざ注視しなければ気づくことはない程度の極々小さな、違和感。 ]
うぁ……
[ その違和感が、欠片程度の存在感を抱えて 漸く姿を現したのが、現在のこと。 ]
(71) 2019/03/10(Sun) 18時頃
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…うーん
[ 寝起きの体に朝日を浴びせようとカーテンに手を伸ばしたその時、黒く縮れたような線が、左手首に絡みついていた。咄嗟に振り払った後には、影も形も無くなっていたものだから、寝起きの蕩けた頭では ]
(ああ、寝ぼけてるんだなぁ僕)
[ さして記憶に残ることもなかった。 その後すぐに、支度をして迎えに来た友人と共に学校へと向かう頃にはすっかり忘れてしまう程度の。
その程度の、違和感。* ]
(72) 2019/03/10(Sun) 18時頃
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―― 猫の額亭 ――
[ その日、昼過ぎには家に帰り、 いつものようにエプロンを付け、 店の手伝いへ精を出していた。 ]
……おまたせしました
[ 本人だったか、それとも聞きかじった誰かからか 眼球がこぼれ落ちてしまいそうな金額の薬草のことや、 呪いの緩和と言った話を聞いて 一番最初に出てきた言葉には、 ]
噂じゃなかったの?
[ 驚きと呆然の色が滲んでいた。 ]
(73) 2019/03/10(Sun) 18時頃
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それはまた、すごい金額ですね
[ 学生の身分では想像すらできないような、大金。 その金額にも、他人事のような感想を漏らしながら。 噂にも当てにならないものばかりではないな。 と、昨日顔なじみの兄さんと話した内容を、 少しばかり思い返してみたけれど、 やはりどこか他人事のように、 布でグラスを磨く片手間の作業だった。* ]
(74) 2019/03/10(Sun) 18時頃
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ああ、それはそうかもしれませんね
[ 客を相手に、ちいさくわらって一つ頷いた。 客曰く、その薬草を見つけてしまえば一攫千金だという。 実に冒険者らしい物言いに、漏れた笑い声に、 客は気を悪くするどころか、だろう?と言葉を重ねる。 ]
うん
[ 姉が噂の事に触れれば>>84頷いて ]
薬草の、っていうのは今だけど。 呪いだって話、
昨日はその話ばかり聞いた。
(86) 2019/03/10(Sun) 22時半頃
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当てにならない噂の類だと思っていたのだけど
[ 学校と、此処では信憑性が違う。 とは言え、冒険者ってのは酒に酔って話を大げさにしたりするからこちらもこちらで正確性があるかと言うと出処謎なものも多いけれど。 ]
………、
[ 磨き終わったグラスを棚に入れると、次の磨かれ待ちが居た。行列が出来ているようだ。最前列の子を引き受けると同時に、袖端が撥ねた水で濡れているのを見て、ハンカチを姉のポケットへとねじ込んで ]
こうなってくると、少し怖い話だね
[ 何食わぬ顔で、グラス磨きの続きへ勤しんだ。* ]
(87) 2019/03/10(Sun) 22時半頃
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………大体、同じですね
[ 空になったグラスにブランデーを注ぐときの、 こぽ、とも、とぽ、とも言えない音が なんとなく、好きだから。 客に酌をしろと、横柄な態度を取られても、 あまり気にならない。
目の前の客は気の良さそうな (僕からみれば) おじさんだけど。 ]
(97) 2019/03/10(Sun) 23時半頃
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分かってるよ……
[ 煙たいという態度を取ると、 更に二言、三言、なにか言われそうだから、 うなずくだけに留めておく。
病に、疲労に、日光に、体調を崩して その薔薇色の頬を、青ざめさせた言は、一度や二度ではないのだから、甘んじて聞くべきなのだろうと。 ]
だといいけど、解決法があんな金額じゃ…… 他の方法が見つかると、いいですね
[ どうやら最後尾はあの子らしい。 その最後尾まであと三つほどか。会話の終わりあたりに、ちょうどよい行列だ。 ]
(99) 2019/03/10(Sun) 23時半頃
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どうしたの?
[ 姉が何事か動揺したらしい声を耳聡く聞きつけて、覗き込む>>93 ]
(100) 2019/03/10(Sun) 23時半頃
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[ 物思いに耽ったのは数秒程で。 続けて掛けられた声>>93に、淡く霧散していく ]
一昨日、僕が買い出しに行った筈だけど ……虫でもいた?
[ 覗き込んだ先の赤い悪魔は、憎らしいほどに艷やかだったからそう尋ね返したけれど ]
――……心配ならすてよ?
[ 打算も少々入り交じる。* ]
(103) 2019/03/10(Sun) 23時半頃
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[ 過保護な姉ちゃんだと大変だな野次が飛ぶ。 それに対して放った言葉。 ]
ほんとだよね
[ それは誰に向けられた言葉なのか分からない程の音量で。 けれど、たしかに瞬きの間ほど、
恥ずかしそうに、嬉しそうに、微笑んだ。 ]
(123) 2019/03/11(Mon) 00時半頃
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――………そう?
[ 気の所為だと言う姉>>118に、 幾ばくか残念そうに相槌を打つ。 ]
そうされるから、……仕方なく…… 食べているじゃないか…
[ むす、と唇を引き結んだのは少しだけ。 なにせ、仲が良いな、なんて言われては。 致し方なく。 ]
(124) 2019/03/11(Mon) 00時半頃
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代わろうか
[ そうだよ、とも、そんなことない、とも反応はせずとも。 疲れを姉が口にしたなら、そう言っただろう。 姉程とは言えないが、そこそこ手先は器用なつもりであるから。 ]
………気をつけてよ**
(125) 2019/03/11(Mon) 00時半頃
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そう? [ 大丈夫と姉は言うけれど>>144 気丈に振る舞って居たとしたら、 気づくことは出来るだろうか。
少なくとも、今はそれほど心配なさそうだと判断した。 とはいえ、いつもより積極的に手伝いに精を出し、 いくらかでも、負担が減るように努めた。
やがて夕刻になると、店内は冒険者でごった返し、 従業員同士で雑談をするような暇はなくなり、 ]
あ、はい、今行きます
[ 忙しく動き回る中で、ある言葉が酷く耳に残った。 ]
(152) 2019/03/11(Mon) 14時頃
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『かわいそうになぁ』
[ 凄惨な現場の詳細な情報は、 自分の耳までは入らなくとも。
単語だけでの推理が可能なほど、 その言葉は衝撃的だった。
噂は噂から情報へと変化していく。 確実にこの街の中で、
呪いは侵食しているのに ]
(153) 2019/03/11(Mon) 14時頃
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怖いですね。
[ 人は愚かな生き物だと思う。 自分の身に、親しい者の身に 降りかかることがなければ、対岸の火事。
どうして自分は、自分たちは、大丈夫などと思えるのだろう。* ]
(154) 2019/03/11(Mon) 14時頃
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[ 赤い悪魔が見え隠れしていても、 やはり姉の手製のピラフはおいしかった。 この味も、もうすぐ"懐かしい味"に なってしまうのだろうと思うと、
僅かに、胸が詰まる。 ]
……あ、
[ この寂しさを払拭したくて、 お茶を流し込もうと伸ばした手が、 カップに届かずに、止まった。 ]
(155) 2019/03/11(Mon) 14時半頃
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………?
[ 違和感の欠片が、大きく蠢いた。 偶然でも、気の所為でもなく、 見間違いでもなく。 ]
――ッ!!!
[ 確かに、黒と灰と、白が入り混じった針金が右の手の甲の動きを制するように何重にも巻かれて、 ]
(156) 2019/03/11(Mon) 14時半頃
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……なに、………なに、これは、
[ ちりちりと、小刻みに乱れながら。 僕の右手を、食い千切ろうとしていた。
瞬きを一つしても、そのノイズは剥がれない。 慌てて腕ごと右手を振ると、手首から下の指も、 関節も、言うことを聞かずに、だらんとぶら下がっているだけで、その拍子に、スプーンが床へと落ちた。 ]
(157) 2019/03/11(Mon) 14時半頃
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[ からん。 ]
……はぁ………、
[ その音と同時に、右手に巻き付いた針金は姿を消した。 恐る恐る右手で拳の形を作っては、開き、開いては作る。動くことが確認できても、安堵することはなかった。
今朝の事も、その前の事も、
もしかして偶然や、寝惚けていた訳じゃないのかもしれないと思ってしまったから。 ]
……なんでもない、ごちそうさま
[ ふらり、椅子から立ち上がり。 浴室へと向かう。 ]
(158) 2019/03/11(Mon) 14時半頃
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[ 湯を浴びるわけでもないのに、 乱暴にシャツを脱ぎ捨て、鏡の前に立った。 ]
……、
[ 次の瞬間に、体は膝から崩れ降ちていく。 その呪いには特徴がある。 "なんでも最初は痣が現れて" "その痣は、血のように赤く" ]
(159) 2019/03/11(Mon) 14時半頃
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嘘だ、……こんなの、
『なんだっけ、……なんたらCurse』
[ "最悪の場合、死に至る可能性も" ]
『噂なんて当てにならないと思う』
[ "その病の" ]
『こうなってくると、少し怖い話だね』
[ "その呪いの名は" ]
(160) 2019/03/11(Mon) 14時半頃
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[ ひたり、首筋に指を滑らせる。 熱を持っている感覚も、痛みもない。
もう一度、立ち上がり、鏡を前にゆっくりと顔を上げる。
まずは自分の瞳と目があって、 視線をゆっくりと、顎先へと向かわせる。 ]
………、う、そ
(161) 2019/03/11(Mon) 14時半頃
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[ "Bloody Curse" ]
(162) 2019/03/11(Mon) 14時半頃
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[ 辿った視線、指先の触れる場所に、 赤黒い線が、引かれていた。 首を僅かに捻ると、その痣は耳のあたりから、 下へ下へと伸びている。 ] ………。
[ 昨夜までは、こんなものありはしなかったのに。 ひやりとした浴室の壁に背中をつけて、 呆然と、首筋の赤を見ていた。** ]
(163) 2019/03/11(Mon) 14時半頃
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[ どれだけの時間が経っただろう 冷えも忘れる程くらいに、立ち尽くしていたが。 姉か、それとも母か、誰かの呼びかけで びくりと肩を揺らした後に、はっとしたように 慌ててシャツを着込んだ。 ]
………
[ 見つかるわけには、いかない。 見つかってしまったら、家族は、姉は、――もうすぐ兄と呼ぶ人は。 ]
(177) 2019/03/11(Mon) 22時半頃
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[ 怖い、自分はこれからどうなってしまうのだろう。 怖い、今まで死を意識したことなど、 少なくとも自分はなかった。
周りの方が余程、意識したことと思う。 ]
(こわい、こわい、こわい )
[ 目元に熱が集中して、やがて熱は弾けて 水の塊が、落ちる。 ]
(179) 2019/03/11(Mon) 22時半頃
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(まだ、そうと決まったわけじゃ)
(では、この痣は)
(もしそうだとしても、治療をすれば)
(あんな金額の薬草を?どうやって??)
うっ……ぐ、……うぅ……
[ 誰にも見られないように、自室へと走る。 少し乱暴にドアを閉めて、拳を床に打ち付けた。* ]
(181) 2019/03/11(Mon) 22時半頃
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