人狼議事


241 The wonderful world -7days of KYRIE-

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。


【人】 かみさま パルック

ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。
いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。

中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。

(0) 2018/05/12(Sat) 01時半頃

地下鉄道 フランクが参加しました。


【人】 地下鉄道 フランク


消し去りたいものをひとつ挙げるとするならば、それは?
 

(1) 2018/05/12(Sat) 01時半頃

青い鳥 デメテルが参加しました。


【見】 青い鳥 デメテル


わたしを愛してくれない、すばらしきこのせかい。
 

(@0) 2018/05/12(Sat) 01時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

— Before day —

[お偉い様から直々に、指令の手紙が届いた。

次に開催されることが確定したゲーム。
それの進行を務める係として、一番上に記されていたのは紛れも無い僕の名前。

特に驚きもしない、“ゲームマスター”任命の指令。

しかし、お偉いさんはまだ理解していないのだろうか。
それとも、分かった上であえて、なのか。
この僕を動かすということは、どういう結末を導くことに繋がるのか——を。]

(2) 2018/05/12(Sat) 01時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

ゲームだとさ。

[読み終えた手紙を、横に並んで座っている小さな体躯目掛けてひらりと放る。
彼女はそれをキャッチして、手で弄び始めた。]

今回もお前の独壇場になるかな。

——何人、消したい? アオイ。

(3) 2018/05/12(Sat) 01時半頃

【見】 青い鳥 デメテル

[紙切れを両手の中で折り上げて、紙飛行機をつくる。
それを勢いつけて手放せば、風にのってどこかへ、ひらりひらり。

春風と呼ぶには、あたたかさが混ざりすぎているこの季節。
ゲームと聞けば、こころもおどる。

問いへの答えは、なやむまでもない。
指を伸ばして、隣の彼の腕にぴとっと触れる。
そして、彼にしか伝わらない“言葉”で、げんきよくおへんじを。]

(@1) 2018/05/12(Sat) 01時半頃

【見】 青い鳥 デメテル

『ぜんいん』

[口をうごかさず、指先の温度だけでたしかにそれを伝えてから、
彼の腕から指を離して、すこしだけほほえんだ。

次のゲームも、100点満点をくれるよね。

せんせい?]

(@2) 2018/05/12(Sat) 01時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

よくできました。

[模範解答を返してくれたお利口な教え子には、
捻くれずに褒めてやるのが、仮にも教育者としての努めだろう。

腕に触れられた指先を通して伝わった言葉。
その声色を聞くことは未来永劫叶わない。

目の前に広がる錆び付いた都会を見下ろす。
紙飛行機が、雑踏の中へ紛れて消えたのを見届けた。]

(4) 2018/05/12(Sat) 01時半頃

天のお告げ (村建て人)

あらゆる音が響き合い、混ざり合うコンクリートジャングル。
当たり前のように広がる乱雑さに、誰かが疑問を覚えることもなく。

ここは、キリエ区。
ありふれた現代の街の、ひとつの姿。

(#0) 2018/05/12(Sat) 01時半頃


【人】 地下鉄道 フランク

     — 1st day —

(5) 2018/05/12(Sat) 01時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

— 中央エリア/イザナタワー99 展望台 —

[街を一望できるタワーの展望台で、
この世の澱みを掻き集めたようなスクランブル交差点を無感情に見下ろす。

キリエ区のUG。死神と、死者にしか見えない領域。
今からここは、狩り場となる。

その開始の合図を告げるように、手元の携帯端末のボタンを押した。]

(6) 2018/05/12(Sat) 01時半頃

天のお告げ (村建て人)

――君が目を覚ませば、そこはスクランブル交差点のどこか。
道を横切る数多の通行人は、君の存在に気付くことなく通り過ぎて行く。

日常に似ていて非なる、非日常の感覚。
それをはっきりと自覚できただろうか。
君が死に際の記憶を覚えているならば、ここが死後の世界だということに気付けただろうか。
そして、「大切なもの」をひとつ、いつの間にか失くしていることに気付けるだろうか。

君が持つ携帯端末に、1通のメールが着信する。
もし君が普段から端末を持ち歩いていないのであれば、その時は死神が貸し与えた黒い端末が、すぐそばの足元に落ちているだろう。

(#1) 2018/05/12(Sat) 02時頃


天のお告げ (村建て人)

——————————
From:Game master
subject:Welcame to UnderGround

哀れにも命を落とした君たちへ。

ここはキリエ区のUnder Ground(UG)と呼ばれる領域だ。
死後の世界と言えば伝わるか?
生前世界を指すReal Groud(RG)からは視認することができない。
道を行き交う有象無象は、幽霊のような君の存在になんか気付かない。
叫んだって暴れたって無駄だ。まずは諦めろ。諦めることから話は始まる。

さて早速だが、この世界は不条理だ。
君たちにはRGへ生き返る権利を賭けて、7日間の【死神のゲーム】に挑んでもらう。
拒否は不可。逃げることはできない。

現世に未練を残してきたか?
もしも譲れないものがあるのなら、まずは己の境界を越えて見せろ。
——————————

(#2) 2018/05/12(Sat) 02時頃


天のお告げ (村建て人)

——————————
■1、
ゲームのエントリー料として、君たちの「一番大切なもの」を徴収した。
これは最後まで生き残ることができれば返却する。

■2、
1日に1回、ゲームマスターから出題されるミッションを制限時間以内にクリアしろ。
もしも参加者の誰一人としてクリアできなかったら、参加者全員が消滅。

■3、
ミッションをこなせば「ホーリーバッジ」が手に入る。
このバッジを入手した数により、参加者を採点する。
7日間を最後まで生き残れた参加者のうち、点数が高い順番に生き返りの権利を与えるものとする。
バッジは最終的な所持数のみが採点対象となるため、失くしたり壊れたりしたら無効。

■4、
ゲーム中は死神があらゆる形で介入する。
死神もそれぞれ「ホーリーバッジ」を持っているので、それを賭けたサブミッションに挑んでもいい。
——————————

(#3) 2018/05/12(Sat) 02時頃


天のお告げ (村建て人)

——————————
■5、
生存率を上げるためのヒント。
UGでは他の参加者と「パートナー契約」を結び、2人1組になることで、
特殊能力「サイキック」を目覚めさせることができる。

■6、
パートナーとは、テレパシーにより離れていても会話が可能となる上、
いつでもお互いの位置を把握することができる。
しかし、どちらかが倒れて消滅すれば、もう一方も後を追うように消滅する。
一度成立したパートナー契約は解消できない。

■7、
「ホーリーバッジ」の所持数はペアごとに共有とする。
つまり、ペア2人が所持しているバッジ数の合計が、そのペアの点数となる。

■8、
今回のゲームにおける生き返り人数は最大で4人まで。
——————————

(#4) 2018/05/12(Sat) 02時頃


天のお告げ (村建て人)

——————————
■9、
UGには「ノイズ」と呼ばれる化け物が存在する。
遭遇すれば執拗に攻撃をしてくるので、殺されないように気をつけること。
ノイズは撃退することも可能だが、未契約者の攻撃はあまり通用しない。

■10、
UGでは、キリエ区から出ることはできない。
地図に載っている一部のスポットの中ではRGに実体化して、一時的に、買い物や生者との交流が可能。
実体化中に戦闘を行うことも可能だが、RGの住人にはノイズやサイキックの存在は認知できない。
当然ながら、死神のゲームのことをRGの住人に伝えることも不可能。

■11、
UGでの死はゲームからの脱落を意味する。
脱落者はゲームへの介入は不可能になり、ゲーム終了後に消滅する。
死神との会話は可能。後悔のないように残り少ない時間を過ごすこと。
——————————

(#5) 2018/05/12(Sat) 02時頃


天のお告げ (村建て人)

メールの文面は以上で終わっており、
添付されているファイルを開けば、それはキリエ区の地図であることが分かるだろう。

https://pbs.twimg.com...

(#6) 2018/05/12(Sat) 02時頃


【人】 地下鉄道 フランク

[参加者に向けての説明はこれにて完了。
後はメールを見て勝手に理解して、勝手に戸惑えばいい。
教えるべきことは教えた。

続けて、別の合図を今度は死神たちへ送る。]

『試験の時間だ、諸君』
『高得点者には嗚呼麺のラーメン、そうじゃない奴には奈落亭の激辛カレーをくれてやる』
『無茶して死んだら打ち上げの笑い話にしてやるよ』
『健闘を祈る』

[この街の至る所で、開始を待ち望んでいる同胞には、
これくらいの飴と鞭で丁度いいだろう。たぶん。

展望台の手すりに身を凭せ、その横に座っているアオイを見やる。
彼女も当然、準備万端のようだ。]

(7) 2018/05/12(Sat) 02時頃

【人】 地下鉄道 フランク

[さて——僕が今日身につけているのは、何の変哲も無い服装。
Tシャツにジーパン。黒縁眼鏡。よくいる20代前半のつまらない男の見た目。
RGにいた頃の職業も、ただの大学生で、家庭教師のバイトをしていたというだけ。
特筆すべきことは何もない。

しかし、この僕の顔は、この区の住人には広く知れ渡っているのだろう。
何せ——キリエ警察署前の看板に、でかでかと写真つきのポスターが貼られている。

「黒牧奉一。事件当時22歳。現在27歳。
 この顔を見かけたらすぐに110番!」

……というチープなフレーズと共に。]

(8) 2018/05/12(Sat) 02時頃

【人】 地下鉄道 フランク

[——キリエ区で5年前に騒ぎになった、猟奇的連続殺人事件を知ってるか?

小学生が7人、立て続けに行方不明になって、
後日、ゴミ袋に詰められた死体になって発見された。

そんな背筋も凍るほどの残虐な事件を起こした容疑者が、
何を隠そう、この僕「黒牧 奉一」本人である。

5年経っても事件に解決の兆しは無い。
警察は血眼、被害者遺族は泣き寝入り。

だって当然だろう。
その容疑者はもう、RGにはいない。
こうして生者には見えないUGで、5年前から変わらず22歳の僕は悠々と死神をやっている。]

(9) 2018/05/12(Sat) 02時頃

【人】 地下鉄道 フランク

[僕の罪は裁かれるべきか?

さあね、僕はもう興味無い。
RGのつまらん法律など知ったことかよ。

裁きたいなら、裁いてみせろ。
UGのルール上で、待ち構えていてやるよ。]

(10) 2018/05/12(Sat) 02時頃

【見】 青い鳥 デメテル

[ホーイチ先生がメールを送信し終わったのを見届けて、
わたしは展望台の手すりの上に立つ。

ふわりと風を含んではためく、黒くてフリフリのたくさんついた洋服は、
来るべき今週のために、おこづかいをためて買った。

遠い地上を見下ろして、指をぱちん。

虚空から現れるは、カエル型の小さな“ノイズ”。
死神の命令に忠実にうごいて、参加者をおそう化け物だ。

今日のお天気は、空からふるカエルの雨。
中央エリアにいる参加者は、どんななきごえを聞かせてくれるんだろう。]

(@3) 2018/05/12(Sat) 02時頃

【見】 青い鳥 デメテル

[みなさん、こんにちは。
ここにゲームのじゅんびがととのいました。

我がゲームマスターである先生は、お耳がきこえないの。
だから、わたしがおてつだいをしています。

みなさんに聞こえるかどうかわかりませんが、
わたしがかわりに、精一杯あいさつをするね。]

(@4) 2018/05/12(Sat) 02時頃

【見】 青い鳥 デメテル

さかしんゃ の みさなん こにちんは !
わしたは しがみにの そょうじう あおい です!

たしのい ゲムーが はまりまじす
がっんばて いのこっきて くさだい

ひらのこりとず こしろて あかるげら

(@5) 2018/05/12(Sat) 02時頃

【見】 青い鳥 デメテル

[――聞こえた?*]

(@6) 2018/05/12(Sat) 02時頃

天のお告げ (村建て人)

/*
Tips:ノイズ<フログ>

カエル型の最弱のノイズ。
飛び掛かって蹴り付けてくるが、攻撃力は低い。
サイキックを使えない未契約者を執拗に狙う習性がある。

(#7) 2018/05/12(Sat) 02時頃


天のお告げ (村建て人)

/*
たいへんお待たせして申し訳ございません。
村立て人のリアル都合により遅くなってしまいました。

1日目の開始は5/13の1:00としておりますが、
もし入村時間が厳しい場合は1日目の時間を使って調整しますので、
お気軽にWikiページのコメント欄などでお申し出ください。

(#8) 2018/05/12(Sat) 02時頃


天のお告げ (村建て人)

/*
地上参加者の役職希望は【村人】or【王子】or【おまかせ】、
死神の役職希望は【見物人】で入村してください。

入村後、独り言でfortuneを振り、出た数をメモに記載してください。
ペアの合計値が低い順に墓落ちの目安とします。

スタート地点は中央エリア内ならどこでも構いません。
地図をご参照ください。

プロローグ〜1日目の間にパートナーと出会い、契約をするところまで進めてください。
(プロローグ中に間に合わない場合は1日目を使っていただいても大丈夫です)

1日目の開始は5/13の1:00となります。
5/12の22:00頃を目安に、参加者を確定したいと思います。

その他、設定等はWikiに記載されている内容をご確認ください。

(#9) 2018/05/12(Sat) 02時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 02時半頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 02時半頃


青い鳥 デメテルは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 02時半頃


青い鳥 デメテルは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 03時半頃


愛人 スージーが参加しました。


【見】 愛人 スージー

白玉納豆抹茶小豆クレープ、生クリームとバニラアイス追加で。
それといちごつぶあんクリームもお願いしようかしら。

[会計を済ました女はテイクアウトしたクレープを手にご機嫌顔だったでしょう。
なんといっても今日は新作クレープの発売日だったのだから]

(@7) 2018/05/12(Sat) 03時半頃

【見】 愛人 スージー

[一口齧れば少々粘り気のある豆と弾力のあるもちの感触。
さらにもう一口いただけばよく漉された餡と生クリームのやわらかな食感が舌を包み込む。]

…まぁまぁかしら。

[興味をなくしたようにぺろりと平らげ
もう一方のクレープに口をつけようとしたその時、無機質なメロディを奏で手持ちの端末が震えたのを感じたでしょう。]

(@8) 2018/05/12(Sat) 04時頃

【見】 愛人 スージー

あら、もうそんな時間?

[連絡>>7を確認すれば女は食べ終えたクレープの包みをゴミ箱に放り返事を送ったでしょう。

『了解したわ』
『素敵なご褒美ね、もちろん全額奢りでいいのよね?』
『そちらこそ、ヘマをしないようにね』

褒美のラーメンの為にも、と言外に含ませつつ。]

(@9) 2018/05/12(Sat) 04時頃

【見】 愛人 スージー


いくら望めど喰らい尽くせぬ、すばらしきこのせかい

(@10) 2018/05/12(Sat) 04時頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 04時半頃


げぼく ショコラが参加しました。


【人】 げぼく ショコラ

[…………ああ、確かに碌な人生じゃなかったよ。]

(11) 2018/05/12(Sat) 05時半頃

【人】 げぼく ショコラ

[――…でも、だからってこれはないだろう?]

(12) 2018/05/12(Sat) 05時半頃

【人】 げぼく ショコラ

― 中央エリア:スクランブル交差点 ―

[ 目を開けて最初に見えた景色は、灰色。

 コンクリートの、固い感触が布越しに伝わる。
 ざわつく喧騒は、耳馴染みのあるキリエ区のそれだ。]


   ――…っ。


[ いつの間にか、自分が路上に倒れていたことに気づく。
 ぐわんぐわんと眩暈のする蟀谷を抑えながら
 半身を起こしてよくよくあたりを見回せば、
 そこが中央エリアのスクランブル交差点だとわかった。]

(13) 2018/05/12(Sat) 05時半頃

【人】 げぼく ショコラ

[ それにしても、妙だ。
 通りを行き過ぎていくいつもと同じ人混みは
 ひと一人倒れているのに誰も気にしようとしない。

 いつも通りの、馴染み深いキリエ区の風景。
 まるで何事もないかのように"まるで何も変わらない"
 それこそが今自分の感じている違和感で。

 ―――…いや、それ以上に。
 感じている大きな違和感があった。]

(14) 2018/05/12(Sat) 06時頃

【人】 げぼく ショコラ

[ 随分身体が重い上に、
 何か布のようなものに包まれている。

 そんなふうに思って、自分の身体を見回してみれば
 "でかい布"と思ったそれが服だということに気づいた。
 …それも随分馬鹿デカい奴。
 しかもこの服、なんか見覚えがあるときてる…]


   ……んだよ、これ……っ!?



[ 思わず喉に手を当てるが、袖から掌が出ていない。

 いや、それよりも。]

(15) 2018/05/12(Sat) 06時頃

【人】 げぼく ショコラ


  ……。
  マジなんなんだよ、これは…。


[ 布――というより服の袖越しに
 喉の震える感触は確かに伝わってくる。
 だというのに、自分の口から零れるのは、
 まるで聞き覚えのない声で。

 違和感は、そればかりではない。
 襟からちらと覗く細い肩も、
 その肩を撫でる自分のものと思しき栗色の髪も
 灰色の交差点の景色も行き交う人の姿も、、
 何もかもが、違和感しかない。

 ――…着信音が響いたのはそのとき>>#2]

(16) 2018/05/12(Sat) 06時頃

【人】 げぼく ショコラ

[ 自分の服――と呼ぶにはあまりに大きすぎる
 その上着のポケットから四苦八苦しつつ
 携帯端末を取り出して、届いたメールを確認する。

 見覚えのない送り人に、
 内容が全く理解できないタイトル。

 内心苛つきつつ
 どうにか袖から引っ張り出した両手で
 携帯を操作してメールの内容を確認する。]


   は…?


[ 命を落とした?
 ここは死後の世界だ?
 …マジで意味わかんねぇんですけど。]

(17) 2018/05/12(Sat) 06時頃

【人】 げぼく ショコラ

 
   …………。
 
 
[ それでも。
 ただの悪戯、と切り捨てるには
 今の自分の現状と、街の景色はあからさまに
 ここが非日常の世界だと告げているようで。]

 
   ――…っざけんなよ、このバカ野郎!!!

 
[悔しまぎれにひっ叩いたコンクリートは、
此方に痛みだけを残して、
残響一つ残すことなく雑踏に音を掻き消した]*

(18) 2018/05/12(Sat) 06時頃

素顔連盟 シュンタロが参加しました。


【人】 素顔連盟 シュンタロ

── スクランブル交差点 ──

[大型トラックが己など存在しないかのように、ブレーキも踏まずに突進してくる。]


うおっ!!!!うわっ!やめっ!!!


[必死で逃げて身を躱して──
トラックは、スピードを緩める事無く走り去って行く。
トラックの後も次々と車が押し寄せて来て。
白線の上に立って震えていた。]


………ッ。な、なに?


[身体から冷や汗が滲んで、心臓はバクバクと早鐘を打っている。
気が付けば信号は赤で、青に変わった瞬間に歩道に逃げ込んだけれど……
道行く人は無関心で、あんな事になった自分を振り返る人すら居なかった。]

(19) 2018/05/12(Sat) 09時頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

えっ?なに?何が起きてるの??


[涙目になりながら、周りの人に声を掛けるけど。
皆自分なんて居ないみたいに、振り返る事すらしてくれない。

こんなにたくさんの人が居るのに、世界に独りぼっち。

取り残されたような気持ちで、それでも諦めきれなくて、道行く人達に、声を掛け続けた。*]

(20) 2018/05/12(Sat) 09時頃

双生児 ホリーが参加しました。


【人】 双生児 ホリー

[少なくとも、私から見れば悪くない終わり方だった。]

(21) 2018/05/12(Sat) 10時半頃

【人】 双生児 ホリー

[……なのに、どうしてこうなった?]

(22) 2018/05/12(Sat) 10時半頃

【人】 双生児 ホリー

― 中央エリア:スクランブル交差点 ―

[いくつもの雑踏が、頭上を通り抜ける。
いつしか雑踏が消え、トラックの唸り声が聞こえた。
そのトラックが去っていけば、また雑踏が私を踏み抜く。

倒れ伏した自分の場所は、きっとろくでもない場所だ。
そして、そんな自分に誰も声をかけてくれないのも、きっとろくでもない状況だ。

だから、もう少し倒れていてもいいだろうか。
後5分、なんて大学生と思えない言葉を使おうとした所で。
脳裏に過ったものがある。]

(23) 2018/05/12(Sat) 10時半頃

【人】 双生児 ホリー

女の子!

[ガバっと起き上がって、周囲を見渡した。
足音は依然として私を通り抜けていく。
どれだけ観察しても、目的としていた子供はいなくて。
ただ、記憶だけが鮮烈に残っている。

子供を庇って、大型トラックに轢かれてしまった。
そんな光景の記憶だけ。]

(24) 2018/05/12(Sat) 10時半頃

【人】 双生児 ホリー

[ポケットで震え出したスマートフォンを手に取る。
慣れた手付きで素早く来たメールを確認した。

一通り確認すれば、当然疑問は出てくるけれど。
真っ先に出てきた言葉は。]

……どうしよう。
どうすればいいのかな。

[きっとこれは、傍から見れば一般的な感想なんだ。
けれど私の場合はもっと違う意味合いを秘めている。

自分が生き残るための、どうしよう、じゃなくて。
他人を生き残らせるための、どうしよう、だから。*]

(25) 2018/05/12(Sat) 10時半頃

蝋燭職人 フェルゼが参加しました。


【人】 蝋燭職人 フェルゼ




       ─── の居ない世界など。


 

(26) 2018/05/12(Sat) 11時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 ── 思い起こせば、 ── 

 [ 嗚呼、そう。
  母を参った、帰りだった。

  譲りの銀髪は何処の国とも知らないけれど、
  母が骨となり埋まっているのなら、
  きっと自分の血はこの国のものなのだろう。

  花の色、線香の香、墓石の並ぶ光景、
  おんなじ髪の、母というおんなの顔。

  僅かばかりの懐かしさはあれど、
  死人に縋っても無意味なことは知ってしまうから。 ]
 

(27) 2018/05/12(Sat) 11時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


 [ ──── が、声をかけてくれば 直ぐに、

   砂利道を戻り、
   帰る準備をして、それから、

   …うん、確かに そう。
   笑って いたのだ。隣で。  ]
 

(28) 2018/05/12(Sat) 11時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ



     [ …でも、君は誰なんだろう?* ]

 

(29) 2018/05/12(Sat) 11時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 ── 中央エリア:スクランブル交差点 ──

 [ ぼんやり空を見上げていた碧の瞳を、

  ( ── この 男、
    "自動車事故があったらしい"
     この道路のど真ん中で
      そりゃあもう唯々寝っ転がっていた! )

  く、と下げて、
  傷一つもない身体を見下ろし、起き上がる。

  通り過ぎる人々を、ゆるりと認め、
  指先を尻ポケットに滑らせた。 ]
 

(30) 2018/05/12(Sat) 11時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


 [ 自然と携帯を取り出すのは現代人の性。

  通知が無いかを確認するのも、
  無意味に何かを開いてしまうのも、
  それをしながら、
  遠くから聞こえてくる
  ちぃさな誰かさん>>@5の声に、
  意味の無い相槌を打ってしまうところだって、

  きっと。すべて。
  ─── の居た世界の自分の、 ]
 

(31) 2018/05/12(Sat) 11時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


   ─── きこえたよ。

 [ "こにちんは"。ちぃさな君。
  君には聞こえているのだろうか。

  或いは、欠けた何かか、誰かに。
  何時か雪の日に 母と棄てられた僕の声は、 ] 
 

(32) 2018/05/12(Sat) 11時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


 [ ── ながら動作というのは、きっと。
  疑問より先に出てくるもので。

  丁度おんなのこに返した後の話だ。
  "これまで"を思い起こして、
  …否、そもそもど真ん中で寝ていたことも含めて、
  色々な"おかしいなあ"が、漸く出てきた。

  だけど、そうか。成程自分は死んだのか。
  どうやら骨になって
  地中に埋められる展開じゃあ無かったらしいけれど、
  …欠けた記憶の向こう側なものだから、
  現実味が無かった。 ] 
 

(33) 2018/05/12(Sat) 11時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


   ─── 誰なんだろうなあ、…

 [ 無気力じみているのも、きっと、
  それこそ徴収されてしまったからなのだろう、とは。
  此も他人事のように思う。

  死ぬ前まで覚えていたらしい、
  少なくとも母と、新しい父以外に隣にいた何か。
  笑っていたらしい、なにものか。

  …一人で投げ出しておいてパートナーなんて!
  感想すらながら作業。携帯を片手で弄りながら、
  ふ と 陰る空を見上げた。

  …蛙の雨は、雪と呼ぶには黒過ぎる* ]
 

(34) 2018/05/12(Sat) 11時半頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 11時半頃


【人】 げぼく ショコラ

[ ――サングイス。
 キリエ区のカラーギャングの一グループで、チームカラーは赤。
 主に蕗之原――西エリア近辺を拠点としている。
 結成は二年前で、キリエ区の不良グループの中じゃ新興もいいとこだな。
 そこの頭――「キング」が俺だった。

 つっても特に何かやる訳でもない。
 やりたいことがあってここに在る訳でもない。
 他のグループ連中のようなややこしいルールみてぇなものもない。
 『トラブルは報告しろ』
 『クスリにだけは手を出すな』
 ルールなんざ、別にこれで十分だろ。]

(35) 2018/05/12(Sat) 12時頃

【人】 げぼく ショコラ

[ そもそも俺がサングイスのキングなんてもんに
 収まっちまったのは
 単に気に入らねぇバカがいたんでぶっ潰したら、
 残った連中に勝手に持ち上げられちまった。
 ただそれだけの話だ。
 身長190cmの強面スカーフェイスは
 どうやら連中にとって「王」として祭り上げるのに
 うってつけの人材だったらしい。
 俺にとっては知ったこっちゃねぇ話だけどな。

 ……それでも、好き勝手やれるあの立場を
 俺自身気に入っていたことは事実だ。
 やりたいように生きて、その責任は自分が持つ。
 その生き方の、なんと気楽なことか。

 ――…だから、あの終わりだって
 別に仕方ないと思っているし、悔いらしい悔いもない。]

(36) 2018/05/12(Sat) 12時頃

【人】 げぼく ショコラ

   いや、だからってこれはねぇべよ……。


[ いかにもだぼだぼのパーカーは
 もはや服というよりは重石か何かのようだし
 チームカラーの赤いTシャツは宛ら膝上ワンピース。
 身に着けてたはずの金属類はどっかいっちまったらしい。
 パクられた可能性は無きにしも非ずだが。

 襟ぐりから覗く細い肩も、
 その肩を撫でる栗色の髪も、
 自分の記憶の中のそれとは似ても似つかない。

 お前は死にました ←わかる
 気がついたら姿が変わってました ←は?
 なんか知らないゲームに強制参加させられた上、
 大事なものを勝手にパクられたみたいです]

(37) 2018/05/12(Sat) 12時頃

【人】 げぼく ショコラ


   …………意味わっかんねぇ……。

[ 思わず頭を抱えて呻く。
 大事なもの、というのは…いやなんとなくわかる。
 わかるけど理性が追い付かない。]

   くっそ、面倒なことになっちまったな。

[ わしゃわしゃと乱暴に頭を掻く。
 その手ですら、見慣れたごつごつしたものとは
 比べ物にならない、細く小さくて柔らかなもの。

 メールには『パートナー契約』という一文があった>>#4
 ざっとルールを読んだ限り
 この『死神のゲーム』とやらの攻略には、
 二人一組のペアになることがほぼ必須らしい。
 つか、組めなければ死ぬ。ほぼ間違いなく。]

(38) 2018/05/12(Sat) 12時頃

【人】 げぼく ショコラ

[ きょろきょろと、視線を巡らせれば>>@3
 見つかったのは、パートナーにできそうな
 人間ではなく、妙な模様の蛙たちだった。]


   …なんだありゃ?


[ ゲコゲコ、ゲコゲコ、鳴きながら
 此方に近づいてくる黒い蛙たち。
 トライバルにも似た模様を身に纏ったそいつらは
 ……いや、たぶんそうだろうな。
 あれが、ルールに書かれていた"ノイズ"とかいう
 化け物なんだろう。]

(39) 2018/05/12(Sat) 12時頃

【人】 げぼく ショコラ


 ……っ。


[ 富嶽三十六景逃げるに如かず、だっけか?
 逃げるは恥だが役に立つともいう。
 こんなところで、なによりこんな格好で
 死ぬわけにはいかないから。
 だから、活路を開くためにまずは逃げることにした。

 まともに履いてられない靴をそれぞれ力いっぱい
 蛙共に投げつけてから、引きずりそうな裾を
 小さな手で持ち上げて目の前の蛙たちから逃げ出した。

 ――…その先にいる女の存在には全く気付かずに>>25]*

(40) 2018/05/12(Sat) 12時頃

げぼく ショコラは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 12時頃


厭世家 ナンシーが参加しました。


【見】 厭世家 ナンシー

── スクランブル交差点 ──

[人、人、人人人。
────人の行き交う雑踏の中、立っていた。

この雑踏には些か不釣り合いなようにも見える、黒を貴重とした上品な制服を身に纏って。
気付く人なら気付くかもしれない、その制服がとある女子校のものだということに。それなりには名の知れた、所謂お嬢様校というやつだ。

ただ、それを着ている少女の方は、……いやまあ、たしかに少女であることには違いない。
それでも、お嬢様、というには些か躊躇われる形相。
例えば、この世の終わり、みたいな、──絶望を貼り付けた、凄まじい形相をしていたけれど。

そんな少女の制服のポケットの中、携帯端末が存在を主張するように鳴る。
その高らかな音に、少女は、びくりと肩を跳ね上げ、高速で端末を取り出した。
そうして。]

(@11) 2018/05/12(Sat) 12時頃

【見】 厭世家 ナンシー

………………嘘ォ!!!!

(@12) 2018/05/12(Sat) 12時頃

【見】 厭世家 ナンシー

[素っ頓狂な悲鳴を、あげた。]

うわうわ。うわ。
……ああ、嫌、……始まっちゃったのね…………。

[そうなのだ。嘘ォ! ではないのである。
始まっちゃったのである。
誰が、なんと言おうとも。

7日間の死神のゲームの火蓋が、切られる。

だからほら、そうしている間にも。
──精一杯の愛らしいご挨拶と共に、何処かでカエルの雨が降る。>>@3]

(@13) 2018/05/12(Sat) 12時頃

【見】 厭世家 ナンシー

[そうやって、早速お仕事を始めている者もいるというのに。
此処にいる死神は、携帯端末を両の手で握りしめ、身じろぎもせずにメッセージを食い入るように眺めて。>>7
暫しの時を経てから、……そりゃあもう深いため息を、落として。
次の瞬間、ガバリと顔を上げて、スクランブル交差点のド真ん中、叫んだ。]

(@14) 2018/05/12(Sat) 12時頃

【見】 厭世家 ナンシー

ラーメン如きで、誰もが奮い立つと思わないで────!!!!

[絶叫。嗚呼、本当に、嫌。
…………、嫌。
激辛カレーも、それはそれで嫌……。

『頑張ります。』

結局、端末に打ち込めたのは、それだけだった。
苦々しい顔つきのまま、気持ちを切り替えるように、ぶん、と頭を振る。
黒く重そうなふたつの三つ編みが、ばびゅんと空を切った。]

(@15) 2018/05/12(Sat) 12時頃

【見】 厭世家 ナンシー

[死んだら、頑張らなくていいと思っていた。

いつだって、なんだって、頑張らなければ何も手に入らない。
頑張ったって、一部の選ばれた者しか、戦果を手に入れることのできない。

条理で不条理な、すばらしきこのせかい。

ゲームはもう、始まった。
まずはそうね、諦めること。>>#2
現状を受け入れること。

そこからどうぞ、あなたがたは頑張ってくださいな。
────譲れないものが、あるのなら。**]

(@16) 2018/05/12(Sat) 12時頃

厭世家 ナンシーは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 12時頃


許婚 ニコラスが参加しました。


【人】 許婚 ニコラス


   [ 前日の晩に『猫の恩返し』を見たのがいけなかった。 ]
 

(41) 2018/05/12(Sat) 13時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 猫が木から降りられなくなって鳴いていると、
 仁衣奈に声をかけてきたのは、
 如何にも木になぞ登れそうにもない小太りの男だった。

 そのとき仁衣奈が背負っていたのは
 ラクロスのクロスではなく剣袋で、
 猫をすくい上げることなどできないということは
 理解した上での行動だった。

 その猫はたぶん、まだちいさな子猫で
 どうしてこんなか弱そうな生き物が、
 あんなに高い木の上にいるのだろうと、
 疑問に思わなかったわけではない。

 けれど、そこに子猫がいるのは事実で、
 足早に自分がそこを去ったとして、
 あのちいさな生き物はどうなってしまうのだろう。]
 

(42) 2018/05/12(Sat) 13時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 仁衣奈は制服姿で木に足をかけた。
 膝にかかるくらいの丈のスカートが足にまとわりついた。
 はしたないと注意されるのを想像した。

 上方の枝に剣袋を通すようにして支えにし、
 木の幹を上っていった。
 こんなことに使うんじゃないと叱責されるのを想像した。
 学校関係者が近くにいなければ良いと願った。
 けれど仁衣奈は、そんなことを願うべきではなかった。

 体重を支え得る太さの枝を掴んだ。
 腕の力で身体を持ち上げた。

 枝の上に立ち、もう一段上にいる子猫に手を伸ばした。
 怯えて木から落っこちてしまわないよう、そうっと。]
 

(43) 2018/05/12(Sat) 13時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ その腕に仁衣奈は子猫を抱いた。
 片腕で身体を支え、慎重に木から下りてゆく。
 地面がほど近くなったとき、先に子猫を逃した。

 走ってゆく小さな影を見届け、
 さあ自分もと、木の枝をしっかりと掴み、
 木の幹に足をかけ直したとき、
 強い力で右足を掴まれ、鈴池仁衣奈は、落ちた。

 大した高さではなかったが、仰向けに倒れた拍子に
 硬いなにかで頭を打ったため、意識が遠のいた。
 様子を伺うように、覗き込む小太りの男があった。]
 

(44) 2018/05/12(Sat) 13時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 仁衣奈は思った。

 きっと私は死ぬのだろう。
 せめて子猫のちっぽけな命でも
 守れた結果としての死でありますように。

 厭な笑みを浮かべた男の顔の背後、
 広がる青空を横切るように、鳥が一羽飛んでいった。
 せめて、最期に見る鳥が鴎であればよかったのに。

 疑う余地もなく、それは黒々とした鴉であった。]
 

(45) 2018/05/12(Sat) 13時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ そして、鈴池仁衣奈は死んだのだ。 ]
 

(46) 2018/05/12(Sat) 13時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 死んだ──はずだった。]

 ここは……どこだ?

[ ゆっくりと身体を起こす。
 鈍く頭が痛むが、硬い地面に転がっていたせいだろう。

 けれど、それさえも今は些細なことだった。

 交差点のど真ん中。
 そこに転がっていた私を気にする素振りもなく、
 数多の足が忙しげに行き交う。

 避ける素振りさえないくせに、
 何者かに蹴り飛ばされる痛みもない。]
 

(47) 2018/05/12(Sat) 13時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……これは一体?

[ 制服のスカートを簡単にはらって立ち上がる。
 高校の制服を着ているのは、
 死んだはずのあのときと同じだった。

 黒い生地に目立つ汚れがないかを確認し、
 リボンタイの形を整えて、
 指先、腕、肩と不調がないか確かめていく。

 どうやら問題はない。
 問題がないことこそが不可解といえる。

 確かに私はあのとき死んだはずだった。
 奇跡的に命をつなぐことができたとしても、
 突然、何の怪我もなくこんな場所にいるのはおかしい。]
 

(48) 2018/05/12(Sat) 13時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ まるで映画のようだと思った。
 あるいは小説といってもいい。

 やはり自分は死んでおり、
 自分を殺した犯人を誰かに伝えるであるとか、
 家族や犯人の人生を見届けるべくここにいる。

 そういう物語を想像してみる。
 
 ──それにしたって、だ。
 今の私が誰の目にも止まらぬ幽霊で、
 心残りを解消するまで
 この世を漂うなんてことになっても、
 その場合は例えば、こんな場所ではなく、
 通学路や、学校や、家────、]
 

(49) 2018/05/12(Sat) 13時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ──……家?

[ その違和感に、ふと立ち尽くす。

 しかし、それについて考え込むことはできなかった。
 不意に響いた声>>@5のせいだ。

 その音の不可解さ、
 そして既視感の正体に思い至る頃には、
 先程覚えた違和感など、
 とうに頭の片隅に追いやられていたのだ。]
 

(50) 2018/05/12(Sat) 13時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 …………タイポグリセミア、か?

[ 聞くと読むとでは勝手が違う。
 言葉の内容を聞き取るのに難儀しながらも、
 おおよその意味を理解し、
 声の主を探すように顔を上げた。

 ──ちょうどそのときだった。
 携帯電話がメールの着信を告げたのは。**]
 

(51) 2018/05/12(Sat) 14時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 14時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 15時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 15時頃


【人】 双生児 ホリー

[特に目的もなく、ぼーっと周囲を見ていた。
そりゃあ、身に危険が迫れば動くけれど。
だからといって、他人を蹴落とす行為に快楽も愉悦もない。
そんなだから、無為に時を過ごすと言う、多分よくない選択をする。

……その時までは、だった。
こちらに女の子が。
まるで自分が事故から助けた女の子が、大きな蛙のようなものに追いかけられているのを見れば。>>40]

(52) 2018/05/12(Sat) 15時半頃

【人】 双生児 ホリー

[体はすぐに動き出した。
心はすぐに走り出した。
中の下くらいの運動神経を限界まで引き出して。

こちらに来る女の子を抱き抱えて、蛙と真逆に走り出した。]

君、大丈夫!?
とりあえず、あれはお友達じゃないよね!

……なんとか、してあげるから!

[こんなに声を張り上げるのも、いつ以来だろう。
とにかくそんな風に問いかけながら、小さな彼女を抱いて走る。

……きっと、息が切れるのはすぐだとわかってるから。
それまでに、この子に見合うパートナーを探してあげないと。

思考の中では、やっぱり自分はどこか茅の外だった。
その事に、一切の疑問も持たずに。*]

(53) 2018/05/12(Sat) 15時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

>>@9『もちろん奢りだよ』『僕の財布を殺してみるか?』
>>@15『素直でよろしい』

[大喰らいと、三つ編み女学生。
それぞれから返ってきたメッセージに軽く返信。

彼女らは、RGでの指名手配犯である僕をどう思っているのだろうか。
……なんて、気にすることもない。

死神なんて所詮、同じような穴にいる狢だろうよ。]

(54) 2018/05/12(Sat) 15時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

アオイ、しばらくここでノイズ巻きしといてな。
ちょっと散歩に出る。

[手すりの上からカエルノイズの雨を降らせている彼女に、
この場は任せつつ、無断で開け放した展望台の窓を乗り越えて——

Tシャツジーパンのラフな格好とは釣り合わない、
背中に生えたタトゥー状の鋭い翼——死神の象徴を広げ、
どこへともなく滑空していく。

コンクリートジャングルの騒音は、僕の耳に届かない。
反吐が出る地上で誰が悲鳴を上げようとも、気に留めることもない。*]

(55) 2018/05/12(Sat) 15時半頃

双生児 ホリーは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 15時半頃


【見】 青い鳥 デメテル

はあい。

[こくり、とうなずく。
元気なおへんじは、彼の耳にはとどかない。
気をつけてね、なんて言葉もいらない。
口に出したところで、その発音はぐっちゃぐちゃの醜いものに置き換わる。

地上99階の摩天楼から、人で飽和する街をみおろしながら、
まるでかみさまのように、ノイズの雨をふらせるのがわたしのお仕事。
たいくつだけど、先生の期待にこたえなきゃ。

背中の黒い翼は、黒いふりふりのかわいい洋服と相性のいいコーデ。
こんなかっこうをしても、今はだれにも笑われない。

かみさまではないけど、しにがみなのよ。わたし。*]

(@17) 2018/05/12(Sat) 15時半頃

トレーサー キルロイが参加しました。


【人】 トレーサー キルロイ


[『――エエ、あの子のことは
よぉく知っておりますよぉ!

なんたって、お隣さん同士ですものね。
嗚呼、実に昔から可愛くないこどもでしたとも』]

(56) 2018/05/12(Sat) 15時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


[『何が可愛くないかって?
べつに、態度はよかったですよぉ。
顔を合わせればぴっしりと礼もしていましたし、
ご老人の重たそうな荷物を
持ってあげようともしていましたねぇ。

―それが可愛くないんですよねぇ!
憎たらしくも思えてしまいますともぉ、うふふ』]

(57) 2018/05/12(Sat) 15時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


[『ア、でも。あの子は違いますわ。
そう、あの子。■■■。

■■■は全く違いましたわ。
まず■■■で■■う■■■■■■ぎ■■!
■■■■―――■■――ア』]


[姦しく。喧しくの給う中年オバハンの声は
ニュースキャスターのアナウンスにかき消された。]

(58) 2018/05/12(Sat) 16時頃

【人】 トレーサー キルロイ

― 何をしていた ―


[愛車を駆って、墓参りだったと思う。
個人的な趣味であちこちいじった白のスポーツカーは
静謐を保つ墓場では場違いすぎた。

自分でやったことだから後悔はしていないのだが
しかし、目立ちすぎるよなぁと隣の■■にぼやく]


「…■■■■■、■■■■■■■■」
「あー…そうだな。考えとく」

[■■は笑ったのだったか。
運転中の余所見は安全運転の理念に反するので
実際に確認はしていないが。
きっと、確か。柔らかく微笑んでいたと思う]

(59) 2018/05/12(Sat) 16時頃

【人】 トレーサー キルロイ


[ほんの一瞬の浮遊感。
後に、衝撃。爆音。衝撃衝撃激痛激震、衝撃。

        少し経って、灼熱]


「―――――――――…ァ」

[首は、動いた。視認は出来たはずだ。

ただただ白い、いつもよりより白い顔と
跳ねッ返った赤色が妙に御目出度く見えて
じわり。迫る熱と、心地よい睡魔に導かれて]

(―――それは ならねぇ)
(俺の所為  だ から)

(■■は どうに か)
[手を伸ばして。]

(60) 2018/05/12(Sat) 16時頃

【人】 トレーサー キルロイ





[――結局、炎に包まれたのだ。]

(61) 2018/05/12(Sat) 16時頃

【人】 トレーサー キルロイ

― 中央エリア・スクランブル交差点 ―

[ ―♪♪、♪♪♪ ]


[渡りなさい、の合図が鳴っている。
腑抜けたメロディは目覚ましには少し物足りず
事実、胡乱げに目を開いてみると
眼に映ったのは人ごみ、人ごみ。

背中には硬い感覚。そっと手を這わせると
ありがちなコンクリートが正体を教えてくれた。]


[壁を背にして座り込んでいる俺に、
誰も声をかける人間などいない。当たり前か。
そこまでトカイは優しくないのだ、きっと]

(62) 2018/05/12(Sat) 16時頃

【人】 トレーサー キルロイ


「…いやンなわけないわ!!
 はっ?え?……」

[トカイの一言で誤魔化されるには
間際の記憶はあまりにも鮮烈すぎた。
試しに頬をつねってみたり、
立ち上がって飛んでみたりなどするが
ちょっと痛いし足はきちんと生えていた。]


「………分からんな。何が起こった…」

[まるで憑き物が落ちたかのような
謎の爽快感はありはするものの、
それは喪失を兼ねているような気もして。

首を傾げつつ、震えた尻ポケットの端末をいじくれば
一連の文面が表示されただろう>>#2>>#3>>#4>>#5>>#6]

(63) 2018/05/12(Sat) 16時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


「…………はい。そう、か」

[平和な頭は現実を受け止めるのを拒否している。
パートナーって何だ。テレパシーってあるのか。
どうしますか、叩いて治しますか、
いやそれは痛いから他の方法でオネガイシマス
などと、無表情でノリツッコミして空を仰ぎ。]


「………おぉう」

[雨時々蛙の天気予報なんて聞いていない>>@3
大小様々な鳴き声をあげて降って来た益虫様。
禍々しいその気配は可愛いイラストとは程遠く、
一旦この場から走り出させるには十分だった]**

(64) 2018/05/12(Sat) 16時半頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 16時半頃


お針子 ジリヤが参加しました。


【人】 お針子 ジリヤ


[ティータイムの終わりを告げたのは、
耳障りな、陶器の割れる音でした。]

(65) 2018/05/12(Sat) 16時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[お気に入りのティーカップでしたのに。
文句を吐き出そうとした唇からは、
言葉の代わりに紅が零れます。
真っ白なテーブルクロスと、
歪に広がる染みのコントラストは、
いっそ芸術のようですらありました。

毒を盛られたらしい。
そう気付いた時には、少女の身体は
椅子から転げ落ちていました。

陶器の割れる音、椅子がひっくり返る音。
残しておいたケーキのイチゴも、
色鮮やかなマカロンも、タイルを転がっていきます。
人形のように倒れた少女は、
ぼんやりとその光景を眺めていました。

しばしの後、訪れた静寂。
こつ、と革靴の音が響きます。]

(66) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[濡れ羽色の兄の眼が
少女を見下ろしておりました。
獲物を仕留めた高揚と侮蔑。
けれども、その向こう。
紙に垂らしたインクのように滲む劣等感は、
きっと一生消えはしないのでしょう。

馬鹿なひと、と、少女は思います。
わたくしを殺したとて、
父の―――ボスの愛が
兄に注がれるようにはなりません。

愛を注がれるのは、ひとにぎりの人間のみ。
もらったそれを、わたくしは
残らず分け与えていたというのに、
何が不満だったというのでしょう?

望まれ、恵まれた少女には
全くもって理解が出来ません。]

(67) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[それでも、これが貴方の、
いえ、家族《ファミリー》の望みだというなら。

虫の息すら断つと言わんばかりに
突きつけられた銃口に、
少女は笑みを浮かべました。]

(68) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[あぁ、なんて可哀想な―――かわいい人。

抱きしめようと伸ばした手は
失せゆく意識に溶けて、
終ぞ彼へ届くことはありませんでした。]

(69) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[そうして、わたくしの―――
ジリヤ=マナニコフの生は終わりを告げました。]

(70) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

―中央エリア・スクランブル交差点―

[……その筈だったのです。]

 ……あらあら。

[困ったように眉を下げた少女―――ジリヤは、
制服のスカートをはたきながら立ち上がります。

倒れていたらしい横断歩道と、
それから人混みを、喧騒を
キョロキョロと見回しました。]

(71) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

 死後の世界というのは、
 随分賑やかな場所ですのね。

[ホワイトゴールドの髪と翠眼、雪のように白い肌。
目立つ容貌の少女が、
ましてや倒れ伏していたというのに、
目を向ける者は誰一人としておりません。

とはいえ、それも仕方のないことでしょう。
先程届いていたメール>>#2を思い出します。]

(72) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

 エスコートくらい
 してくださってもいいでしょうに。

[全て、真実なのでしょう。
ぼやきつつもあっさりと受け入れた少女は、
黒い制服のスカートを翻して歩きはじめました。

長い長いメールが言うには
パートナーとやらを探さなければ、
この場所で生きながらえることは厳しいようです。

現に、ほら。
護身用、愛用のトカレフの銃弾を
食い込ませたとて、
黒いカエルが息絶える様子はありません。]

(73) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 げぼく ショコラ

[…それにしても動きづらい。
おまけに今の俺、体力なさすぎやしないか?]

 …っ、はぁ、はぁ…。

[それほど走った訳でもないのに、もう息が上がってる。]

 ――あっ。

[ずべしゃぁ。
そんな擬音が聞こえてきそうな勢いで転ぶ。
幸い怪我をしたりとかそういうことはなかったんだが]

 …っ。

[痛みのせいか反射的に視界が潤む。]

(74) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

 ごめんあそばせ、カエルさん。
 手が滑りましたわ。

[優雅に一礼したのち、少女は踵を返しました。
背後を怒ったような鳴き声がかすります。

たた、た。軽い足音と威嚇の銃声を響かせながら、
ジリヤは困ったように溜息を吐きました。]

 よりによって、この街だなんて。

[ひとつ、ふたつ。
残弾を減らしながら、脳裏を過ぎるのは
いつかのこと。

一年ほど前からでしょうか。
少女はこの街に
足を踏み入れることを避けておりました。]

(75) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 げぼく ショコラ

[……マジでなんなんだこれ。
体力はおろか感情面でも、
何一つ自分の思う通りになりやしない。

それでもどうにか立ち上がろうとした先に、
此方に掛けてくる女の姿が見えた>>53

―――あれは。]

   けい…?
   ――って、うわあっ!?

[名前を呼びかけたところでいきなり抱き抱えられた。
予想外の展開に、此方の頭の中に
はてなとえくすくらめーしょんが乱舞する。

だって、こいつ俺よりも小さかったんだぜ?
脳裏に蘇るのは、こいつと最後に話をしたときの風景。
俺の顔を見上げて、なんとも言えない顔をした高校時代の姿。]

(76) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[―――『おくすりはいかが?』

黒いパーカーのフードを目深に被った、
白い妖精のような少女。
その甘い囁きは、多くの街で
迷える子羊を導いてまいりました。

夢の対価として、
こちらは少しばかりお金をいただくだけ。
血を流すことなく
互いに幸福になれるのですから、
素敵な取引だとは思いませんか?

けれども、この街に関しては別です。

きっと、リーダー>>35
とーっても賢い子だったのでしょう。
妖精の甘言に耳を貸す子羊は
この街には殆どおりませんでした。]

(77) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 げぼく ショコラ


 『       』

[――…あのとき、俺はなんて言ったんだったか?
 なんで、あんな顔させちまったんだっけ。]

(78) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[夢を見ようとしない、かわいそうな街。
父の―――マフィア《ヴァーザ・ファミリー》の
庇護を受け入れない街。

ジリヤにとって、キリエ区とはそういう
あまり好ましくない場所でした。

とはいえ、今の少女の頭に残っているのは、
虫食いだらけの記憶のみ。
“自分”以外の人間の姿が思い出せない、不自然な過去。

忠誠を誓っていた父や家族も、
日常を形作っていた友人たちも、
夢を与えた相手、銃口を向けた相手、
ましてや、自分を殺した兄の眼差しも、

ジリヤの記憶からは、
ぽっかりと抜け落ちておりました。]

(79) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[眉を下げた微笑を浮かべて、
カエルの鳴き声から耳を背けます。

パートナーなんて、いるのでしょうか。

まるで、世界で
ひとりぼっちになってしまったよう。
こんな気持ちになったのは、
愛され、恵まれた少女にとって、
初めてのことでした。**]

(80) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 げぼく ショコラ

 
  っていや、おい。
  ちょっと待ってくれ圭!!


[此方の身体を抱き上げて走ろうとする幼馴染。
じたばたもがいて下してもらおうとすれば、
走りながら声を張り上げてきた。>>53]


  はああああっ!?
  何言ってんだお前。
  俺が見えてるってことは
  お前も参加者なんだろーがっ!?

 
[こいつがどうしてここにいるのかわからんが、
俺や俺を追いかけてくるノイズが見えてるってことは
こいつも俺と同じく『ゲームの参加者』ってことだろう。
それを何、他人事みたいに言ってるんだよ?]

(81) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 げぼく ショコラ

 
  ってか、圭!
  俺だよ、翔也だ!古良翔也!!


[どうにか下してもらえば、
今度は此方が相手を見上げる番だった。
あぁ、薄々思ってはいたが、やっぱ俺…縮んでるよな。]

  いや、信じられなくても仕方ねぇよな。
  でも、俺だよ。
  ガキの頃、お前のスカートめくって
  うっかり鉄拳制裁食らった…。

[鉄拳を見舞われたのが目の前の本人だったかは忘れた!
とりあえずクラスの女子共からは大顰蹙だったが。]

(82) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 げぼく ショコラ


  (こほん)
  …事情はよくわからんが、お前も俺も
  なんか妙な事態に巻き込まれちまったみたいだな。


[さて、この状況を打開するにはどうすればいいか?]

 
   ――俺とパートナーになってくれ!


[考えるまでもなく、目の前に参加者がいて、
そいつが契約をしていないのなら。
他にどこにいるかわからん他の連中から
パートナーを探すよりもよっぽどいいだろう。
ましてやこの場合の相手はガキの頃からの幼馴染だ。
気心が知れてるって意味では信用面でも申し分ない。]

(83) 2018/05/12(Sat) 17時頃

【人】 げぼく ショコラ

[言い終わったところで、
ふと思い立って相手の顔を見上げた。

……こいつを見上げるなんて、思えば初めてだな。
記憶の中のこいつは、小さくて
おまけに妙に危なっかしいところがあって。

……でも、いい奴だった。
どうしようもない、救えないレベルのお人好し。]


   俺を、助けてくれ。


[幼馴染の瞳を見上げて、助けを求める。
それは、あのときの俺がこいつに言えなかった言葉。]*

(84) 2018/05/12(Sat) 17時頃

厭世家 ナンシーは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 17時頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 17時半頃


げぼく ショコラは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 17時半頃


げぼく ショコラは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 17時半頃


白銀∴秘星 マユミが参加しました。


【人】 白銀∴秘星 マユミ


 ______ガシャン!!!


[楽譜が散らかった暗い部屋。
ピアノの荒々しい音が響いた。]


 ……クソが。


[人の声に似た電子音で少女は呟く。

かつて少女は
『天使の鈴の歌声』とも称される
美声の持ち主だった。
歌を愛し、歌に愛されていた。
歌を歌うことが自分の人生だった。

それなのに。]

(85) 2018/05/12(Sat) 18時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[少女は部屋の電気もつけず、
ただピアノの前でうなだれていた。

そして恨めしそうに分厚い布で覆われた
自分の喉元めがけて爪を立てた。

誰が悪いわけではない。
ずっとずっと命よりも大事にしてきた喉。
そこに『天使の鈴』の声帯はなかった。]

(86) 2018/05/12(Sat) 18時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

Wたとえあの時の声は戻らなくとも、
 人工声帯があればまた歌うことができる______W

[そんな一抹の儚い希望ですら、
ガラスのように粉々に砕け散った。

声を失った者が代わりに所有する人工声帯。
これを身につけることで、人の声に似た電子音を発し
何ら不自由なく他者とコミュニケーションを
取れるようになった。


しかし、電子音に感情は籠らない。
いくら練習をしても、上手に歌っても
人の、自分の心を震わすような
歌声を奏でることはできなかった。

……こんなもの、歌とは言えない。
歌のない自分に、歌のない世界に
もう存在価値は______]

(87) 2018/05/12(Sat) 18時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 −現在・スクランブル交差点−

[目覚めると、そこはキリエ区のスクランブル交差点。
人が多く行き交う中私は倒れていたのだろうか。
着慣れた霧江高校の制服を身に纏い、
近くには音符のキーホルダーがついた
スクールバックが落ちている。


私はいつものように学校に行くと家を飛び出し、
そのまま線路に飛び込んだ筈。

どうして私は雑踏の中眠っていたのだろうか。
どうして人々は私のことを気にも留ないのか。

その答えを知るのは、もう少し後のお話。**]

(88) 2018/05/12(Sat) 18時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


 [ べちゃん。
  ── とりあえず片手で、
  雪のひとつをひっ叩いた。

  粘着質な音、だったと思う。
  よっつの脚をコンクリートの上で踊らせて、
  なんとも情けない格好だ。

  流石にこんな細腕で潰せるだなんて
  まるきり思っちゃあいないけれど、
  嗚呼、成程。黒い其れは直ぐに立ち直るから、
  このままじゃあ殺せないと。

  成程。面倒くさいな。 ]
 

(89) 2018/05/12(Sat) 18時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


 [ これもまた反射的に。
  飛びかかる黒い蛙を、
  ボールみたいにもう一度叩き返した。

  べちゃん!
  成分的にホンモノとそっくりなんだろうか、とか。
  そんなどうでも良いことを思いはすれど、

  ── 自分の頬へ 跳ねッ返った、黒

  ……い、何かを感じれば、
  嗚呼少し違うのかも、と直ぐ思い直す。
  ゆる、興味は自然と周りの何かと、誰かへ。 ]
 

(90) 2018/05/12(Sat) 18時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


 「 ねえ、母さん。

   好きだったあの××野郎に棄てられた時点で、
   僕は興味を持つことを諦めました。
   興味を持つと、好きになるんだ。
   好きになっても報われない世界なんて、
   生きる意味はあるのでしょうか。

   諦めることは、
   生きる上でとても大事なことだって、
   僕は思います。

   …でもそれでも、
   母さんは諦めなかったんですよね。
   諦めなかったから、きっと、僕たちは、… 」
 

(91) 2018/05/12(Sat) 18時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


 [ 敬語はやめて、と言われた。
  お口も悪いわ、って、
  白くて細い指先が、柔く僕の唇をなぞる。

  "おとうさん"が出来て、直ぐの頃だった。
  まだ小学生だった時の、昔話。

  名字、が、───と同じになった時。
  ( ……、なん だっけ、 )

  好きだった、けれど、
  すべてを話すには時間と余裕と距離が足りなかった、
  何時かの真白な母との記憶。 ] 
 

(92) 2018/05/12(Sat) 18時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


 [ ── びゅん、と 

  大きな影が目の前を横切った。>>64

  蛙から逃げているらしい。
  …よく考えれば其れが正しいのかも知れない。
  結論というやつは、何時だって遅れてやって来る。
  興味が無いと言ってしまえば、
  ああ本当にその通り、だけれど。 ]
 

(93) 2018/05/12(Sat) 18時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  叩いても無理だし。
  ……逃げても駄目なんじゃあ無いかな。

 [ ぽつり、声が落ちる。
  去って行く背に向けて。 ]
 

(94) 2018/05/12(Sat) 18時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ



        ── ねえ、諦めたら?

 

(95) 2018/05/12(Sat) 18時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


 [ 自分より体格の良さそうな、
  そんな、見知らぬおとこを、碧い瞳で見上げて。

  声をかけた理由は、…なんだろう?

  興味があるかないかで言っても、
  すこぅし、分からなかった。 ]
 

(96) 2018/05/12(Sat) 18時半頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 19時頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 19時頃


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 19時頃


【見】 愛人 スージー

― 中央エリア:スクランブル交差点 ―

ほぉら、このままじゃ食べられちゃうわよ?
生き残りたいならまずどうするべきだったかしら?

[スクランブル交差点に到着した女は左手に端末をかかげ声を張ったでしょう。
果たしてその声はカエルの大群に逃げ惑う参加者たちには届くのかしら?

自身も軽い腹ごなしの為にその魂をいただいてしまおうかと思ったけれど今は我慢。
まずはスタート地点に立たせてあげましょう。
だってその方が、]

(@18) 2018/05/12(Sat) 19時半頃

【見】 愛人 スージー

―もっともっと、おいしくなるんだもの

[じっくり寝かせたワインのように。
熟れた果実のように。

その味を想像する中
ぱくんとまぬけな音を立て、逃げきれなかった者がカエルの餌になったでしょう。]

(@19) 2018/05/12(Sat) 19時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 19時半頃


【見】 愛人 スージー

あーあ…せっかく人が忠告してあげたのに

いつまでも逃げ切れると思っていては駄目よ?
あなたたちの運命を共にする相手を見つけなくては。

[それでも逃げ惑う魂の為に引き続き声を張ってあげましょう。

今のあなたたちはあまりにも無力な存在にすぎないの。
私の糧として食べる価値すらない。

だから早くパートナーを探しなさい。
絶望的状況を希望とする、運命の相手を。]

(@20) 2018/05/12(Sat) 19時半頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 19時半頃


【人】 トレーサー キルロイ


[人混みをぬって、たったかと軽快に宛もなく走る。
野に放たれた野犬のようだと思いつつ
あの蛙への対抗手段を探していた。]

(蛙は両生類…
ンなら、人肌でも火傷くらいはするかもな。
あれに直接触って毒でもあった場合の対処が解らねぇ。
熱……炙り蛙…)


[僅かにたまった唾液をこくりと飲み込むと
声をかけられて>>94、足をとめて振り返る。
声は、白。自分と反対のいろ。]

(97) 2018/05/12(Sat) 19時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

「……『叩いても無理』ぃ?
 あんたすげぇな、あれと一丁前に戦おうとしたのか」

[息を整えながら歩み寄れば、伏し目がちの眼がよく見えた。
背は自分よりも少しちいさい。
側に来てみれば、より華奢に見える。]


「諦める、なぁ。
 ─俺は一等それが下手なんだ。

 そう言うあんたは諦めてないんだろ?
 じゃなきゃ、自衛とは言っても
 得体の知れんもんに触りたくなかろう」


[どこか、静かに。
心が乱される。どうして乱される。
知りたい。理由を。
この、目の前の真白を。]

(98) 2018/05/12(Sat) 19時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

「面白いな、あんた。
 ─なぁ、俺とパートナー……とやら、になってみないか?」


[ふぅ、と息をひとつついて。
流れるように口から飛び出した誘いに
内心、動揺すれば瞳は揺れたかもしれない。

瞬きひとつ、誤魔化して居心地が悪そうに頬をかいて
『休め』の姿勢をして待てば、どんな反応が得られたやら]**

(99) 2018/05/12(Sat) 19時半頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 20時頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ



  [ その声は、雑音の中でもはっきり届いた。 ]

 

(100) 2018/05/12(Sat) 20時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  …… 邪魔、だったから?

 [ 戦おうとしたと、言うよりは。
  顔面に蛙がぶつかるなんて、其れは流石に無理だし。
  
  寄ってくるおとこを 再び見上げる。
  ばちんと眼が合う瞬間に入る声。
  声は 赤色、に見えた。熱のある感覚。
  
  自分と反対のいろ。 ]
 

(101) 2018/05/12(Sat) 20時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


 [ 諦めることが一等下手だと、君は言う。
  すごいな、嫌味じゃあ無い。心底そう思う。

  僕とは逆だ。

  僕の自己分析は、
  諦めるとか、諦めていないとかじゃあなくて。
  面倒くさいの延長線。
  歩くのに障害物があったら避ける、って。
  その程度の話で。

  ……生きていたらしいころは、
  ( そもそも死んでいるかどうか、
        境界すら曖昧だった。 )

  もう少し、マシだったんじゃあないかと、
  思わなくも無いけれど。 ]
 

(102) 2018/05/12(Sat) 20時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


 「 きみも諦めないんだ。 」

 [ ぱち。
  欠けた向こう、何時かの記憶が瞬く。

  世界の変わった小学生のあのころ。
  今と変わらず真白な手は、
  欠けた誰か、何かへ差し出されていた気がして、  
  
  その影は、
  きみのようだと、少しだけ思った。

  何故? ]
 

(103) 2018/05/12(Sat) 20時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  ──……… 君は、何を取られたの。
  僕はきっと、生きる"全て"を取られたんだ。
  
  こんな僕が、このまま本当に生きていたら、
  きっと死んでいたと思うのだから。

 [ ぱち、ぱち。白い声が響く。
  興味は何時かの記憶と、その奥の何かへ向けられて、

  手繰る様に、何時かをなぞる様に、
  手を、目の前のおとこへ差し出した。 ] 
 

(104) 2018/05/12(Sat) 20時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  やめるなら、今のうちだよ。

 [ 気まぐれだってひとつの興味で、理由さ。 ]
 

(105) 2018/05/12(Sat) 20時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[少女が倒れているというのに、
街の雑踏は何事もないかのように動いている。

全員に無視されているのだろうか。
それとも気づかれていないだけなのか。
何か現実とは似て非なる雰囲気を感じた頃合い、
一通の着信音が鞄の中で鳴り響いた。
鞄を開けて、小慣れた手つきでスマホを開く。
『何かあったらすぐスマホ』は
現代社会の若者の悪いクセだ。]


 なるほど、ね。
 やっぱり死後の世界か。

[メールを確認するや否や、現状を理解する。
そこには命を落とした身であるという旨。

自ら死を選択した私にとって、
それを飲み込むのは難しいことではなかった。]

(106) 2018/05/12(Sat) 21時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[……それにしても、

From:Game master
subject:Welcame to UnderGround


【死神のゲーム】
とは笑わせてくれる。
趣味の悪い輩がいるのだろう。

別に私は生存権なんて欲しくないのに。
そんなもの欲しい奴にくれてやる。
歌のない世界になんか戻りたいとは思わない。

こんな『不条理な世界』に
叩き起こされたこと自体が不条理だ。
こんなメール、迷惑フォルダにでも
入れておこうか______]

(107) 2018/05/12(Sat) 21時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

『■1、
ゲームのエントリー料として、
君たちの「一番大切なもの」を徴収した。
これは最後まで生き残ることができれば返却する。』


[そんな風に思っていた。
この文章を見るまでは。]

(108) 2018/05/12(Sat) 21時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[『一番大切なもの』


エントリー料に心当たりはあった。
ずっとずっと大切にしていた失ったもの。
自分の歌声が返却されるのならば。
歌のある世界に戻ることができるのならば。

(だとしたら、本当に『大切なもの』は______)


それだけで、このゲームに参加する動機には
充分すぎるものであった。]

(109) 2018/05/12(Sat) 21時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[歌のある世界に戻るため、生き残るためには
パートナーと契約を結ばなくてはいけない。

私はメールを読み終わると、同じく
UGの住民を探し始めるだろう。

こんなゲコゲコに構ってはいられない。*]

(110) 2018/05/12(Sat) 21時頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 21時半頃


【人】 げぼく ショコラ

― 回想:一年前の話 ―

[あれは一年前。
奇妙な侵入者が、この街にやってきたときのこと。
『おくすりはいかが?』>>77
そんな甘やかな誘いと共に夢とクスリを売り渡す
『白い妖精』の話は此方にも報告が入ってきていた。]

   いいかお前ら。
   家族でもダチでも女でも、なんでもいい。
   もしお前らに一人でも大事な奴がいるんなら、
   絶対にクスリには手ぇ出すじゃねぇぞ。
   一回手ぇ出したらお前らだけの問題じゃなくなるからな。 

[定期集会のたびにそう声をかけちゃいたが、
元を絶たなければいずれキリエ区内の
他のグループ経由で汚染が広がるのも時間の問題だ。

そもそもこんなところに集まる連中なんてぇのは
そんなに堪え性あるわけじゃねぇしな。俺も含めて。]

(111) 2018/05/12(Sat) 21時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


「─おいおい、疑問系か。
 ……あんたがそうしたい、って思ったのは事実だろ」


[語尾が上がり気味の返答を受けて>>101
大袈裟に肩を竦めて見せた。
蛙くらいしか降っていないのに
どしゃ降りの雨に降られたような顔をして見えた。

非日常に取り込まれても尚、
その眼は遠くを見ているような気がして。]

(112) 2018/05/12(Sat) 22時頃

【人】 トレーサー キルロイ

「……ああ。諦めんさ。
 まだやりたいことはある、し
 大事な…何か。ぽっかりと胸に穴があいたみてぇなこの、穴。
 たぶんこれが、エントリー料ってやつなんだろうな。

 名前とか…は、大丈夫。覚えてる。
 不便だろうから教えとくが、め─
 ─…ヒイロ、と呼んでくれれば。」


[躊躇が混じって聞こえた声には>>104
推測も交えて手振りで応えてやる。
自然と撫でた胸に、穴は勿論空いていない。
生きていた時と変わらず、そこはなだらかに埋まっている。]

(113) 2018/05/12(Sat) 22時頃

【人】 げぼく ショコラ

[だから、手っ取り早い方向で動くことにした。]

   よぉ、あんたが噂の妖精さんかい?

[蕗之原ストリートに近い高架線下の公園。

昼間は備え付けのバスケットゴール目当てに
多くの中高生が集まるそこで、
黒いフードの『妖精』を見つけた]

   早速で悪ぃが、
   この街にあんたの入り込む隙はない。
   大人しく手を引いちゃくれねぇか?

[人気のない夕暮れどきの高架線下の公園に立つ、
厳つい顔に両頬を走る傷跡が特徴的な190オーバーの大男を
『白い妖精』がどう思ったかは知らん。
まあ間違いなく堅気だとは思われてねぇだろうが。]

(114) 2018/05/12(Sat) 22時頃

【人】 トレーサー キルロイ

「…そんなに、理由が無いものか?あんた自身の『生』って。
 ワケが必要なら、俺が与えてやる。」



「だから、…そんな寂しそうな顔をするな」


[空をつ、つ と滑るように差し出された滑らかな白い手
けして優しくは握らず、握れず。

しかして、手を取らない選択肢は
ハナから俺の頭には無かったのだ]*

(115) 2018/05/12(Sat) 22時頃

【人】 げぼく ショコラ


   あいつらに義理はねえが、
   こっちとしても譲れないモンがあるんでね。

   だから、俺は……、…。

[言いかけた言葉は、彼女の前で大仰に肩を竦めて誤魔化した。

なんにせよ、これ以上此方の領分を侵すような
真似をするというのなら容赦はしない。
勝ち目のない戦をするつもりはないが、
譲れないものを譲ってまで勝ちたい戦もない。

あれから一年が経つが、
その後あの白い妖精の姿を見ることも彼女の噂を聞くこともなくなっていた。

あの『白い妖精』が何者だったのか、
心当たりがないわけではないが…ま、此方に関わってこなければなんの問題もない。
一年前、そんな妙な客人がキリエ区にいたという、ただそれだけの話だ。]*

(116) 2018/05/12(Sat) 22時頃

げぼく ショコラは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 22時頃


【見】 厭世家 ナンシー

[交差点の中、華やかな声が響いた。>>@18
瞬時にそちらを見る。
人混みにもあざやかな、金の髪。]

……スージー、ね。

[どうやら、さっそくお仕事中らしい。

"参加者"に向かってカエルをけしかける彼女の背に、タトゥー状の黒の羽。
すなわち、お仲間。
最も、互いの容姿は、天と地ほども違い過ぎるってものだけど。]

(@21) 2018/05/12(Sat) 22時頃

【見】 厭世家 ナンシー

[お手並み、鮮やか。ぱっくんちょ。
カエルに呑まれた参加者の姿を、眺め。>>@19

それだけならば、そのまま素通りしていたけれど。
ああそうだ、と、ふと、何かを思いついたものだから。
その背に向かって、あまりにも陰気くさい死神は、珍しく声をかけたりなんかした。]

……ねえ!
激辛カレーは、お好きだったりする?
もしもお好きなら、私の分もあげるわ。

[時折ご機嫌顔で何やかんやと食べ歩いているのを知っていたから、そんなご提案。

こちとら、ハナっから、嗚呼麺のラーメンに手が届くとは思っちゃいない。
とはいえ、奈落亭の激辛カレーも、避けたいところ。
何でも、殺人的な辛さだっていうじゃない!

……まあ、彼女が食べているものは甘味が多そうなので、期待薄かもしれないけれど。]

(@22) 2018/05/12(Sat) 22時頃

素顔連盟 シュンタロは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 22時半頃


【人】 許婚 ニコラス

──中央エリア/スクランブル交差点──

[ 私の携帯はこのご時世になっても、
 いわゆる”ガラケー”のままである。

 どうも昔から機械に疎く、
 不便もないので機種変更の機会を逃してきた。

 女にしては大きな掌に端末を包み込むように、
 長いメールの文面を順に目で追っていった。]

 …………信じられないな

[ 最後までしっかりと目を通して、
 再び私は顔を上げた。

 行き交う人々の視界に
 私が映らないらしいのは変わらず、
 この雑踏に立ち尽くせていることからも明らかだ。]
 

(117) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ そうして、気が付いた。

 降ってくるのは黒い影。
 鴉、と思ったのは一瞬のことで、
 それはシルエットばかりは馴染みある──蛙だ。

 気持ちのいいもんじゃあない。

 私は踵を翻した。
 ローファーの底がアスファルトを叩く。

 この群れに反応している者こそ、
 私自身と目が合う者こそ、このゲームの参加者。

 そう肝に銘じて、周囲を見渡しながら。]
 

(118) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ そう、鈴池仁衣奈は、ゲームに参加することに決めた。]
 

(119) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ──その、矢先のことだ。

 群衆の中でも目立つ姿>>72を見留めた。
 自分と揃いの服を着て、路上を足早に行く。
 それが、今の自分と重なった。
 パートナー契約という文字が脳裏を過ぎった。

 私は足を更に早める。

 追いつく自信があった。
 歩幅なら私の方が大きいし、
 目指す場所がある者とそうでない者の歩みは違う。

 カツ、カツと硬い音が連続して響き、
 私はその、澄み渡った春の空のような瞳を直視する。]
 

(120) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ──御機嫌よう、ジリヤ
 もしも君がこのゲームに参加するのなら
 私の”パートナー”になってもらえないかな
 

(121) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ──そう、私は君を識っている。*]
 

(122) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

厭世家 ナンシーは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 22時半頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ


 「 貴方が全てを諦めず生きてくれるように。 」
 「 貴方が全てを愛せるように。 」

 [ 母さんが そう、うたったのは、雪の日だった。

  何処ぞのマフィアと恋に落ちた挙げ句、
  愛を語ってくれたと思ったら棄ててきた男を、
  一瞬でも愛した母さん。
  ( あの男の行方なんて、興味も無い。知らない。 )

  どうして恨まないのだろう。
  どうして、その答えを、
  僕の名前に残したまま死んでしまったの。

  疑問は雪に消える。 ]
 

(123) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

本屋 ベネットが参加しました。


【人】 本屋 ベネット

[お父さんとお母さんは悲しそうな顔をしていた。
なにか、言い争っていた。

『けんかしないで?』ぼくは笑った。
……両親も、控えめに笑った。

学校で筆箱がなくなった。
教室のゴミ箱で見つけた。
同級生が何人か、こっちを見ていた。

『筆箱失くしたかと思ったよ』僕は笑った。
……同級生達も、ゲラゲラ笑った。

爺ちゃんと婆ちゃんの家で住むことになった。
「じゃあね、時音」母さんは言った。
父さんはここにいなかった。
爺ちゃんと婆ちゃんは、哀れむような目でこっちを見ていた。

『またな、母さん』俺は笑った。
……3人全員、目を合わさず笑った。]

(124) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


      「 ぼくの名前は、…… 」

 [ ─── と出会ったのも、雪の日だった。 ]

 [ 冷たい僕の手には温かすぎる、誰か* ]
 

(125) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

[笑っていれば、周りの皆も笑顔になるよ!

小さい頃にテレビで見た誰かが言っていた。
子供だったから、簡単にそれを信じた。
信じて、ずっとそうしてきた。

それを信じてきたおかげで
両親は言い争いをしなくなった。
学校では同級生からよく声を掛けられるようになった。

今だって、爺ちゃん婆ちゃんと本屋で働いて
ごくごく平凡に、平和に暮らせてる。
誰かさんのおかげで、皆が笑えてるし
俺も、楽しく過ごせてるよ!]

(126) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット


[ ………………………… ]
  

(127) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  ── ヒイロ。緋色?君の色だ。
  僕は、ゼン。全てと書く。
  
 [ 冗談めいてマシロとか名乗れば良かっただろうか。
  生憎其処まで頭は回っていなかった。

  変わらぬ表情のまま手を差し出して、
  …やりたいこと、があるらしいヒイロを見上げた。

  色から何から、
  君はほんとうに、僕とは違うなあ。って、
  ぼんやり。 ]
 

(128) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット


[分かってるよ、現実はそうじゃないって。]*
  

(129) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 22時半頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  …きっと、生きる理由を置いてきてしまった。
  蛙に殺されても仕方ないかな、と思う程度には。
  取られたものは大きかったみたいだよ。

 [ 携帯を持ったまま、
  差し出していない片手、白い指先が頬を滑る。

  寂しそうな顔、かは、自分は分かっちゃあいなくて。
  言われているなら、…多分、そうなのだろう。
  心配されているのか?とは、思えど。
  それを否定する気にもならず、

  …ぼんやりしていたら、空を滑る片手が、取られた。
  すこぅしばかり強く。確かに。 ]
 

(130) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

ー 中央エリア・スクランブル交差点 ー

 …………ん?

[見てるだけで息が詰まりそうな大量の人。
足元を見れば白線とコンクリート。
再度視線を上げて辺りを見回すも
どこを向いてもせっせと歩く人ばかり。
それも、ただ棒立ちしているこちらには目もくれず。
まるで、そこに何も見えていないかのように。]

 と、いうか……なんで、こんなところに…?

[先ほどまでどこにいて、何をしていたか。
……ちゃんと記憶してる、思い出せなくはない。
振り返りたいかと聞かれたら、首を振るだろう。

今すぐ振り返らなくてもいい理由も、今出来た。>>#2>>#3>>#4>>#5>>#6]

(131) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  …… 君はヒーローに憧れていたクチ?

 [ 漸く軽口を言えたと思った、けれど、  
           触れて、過ぎったもの。 ]
 

(132) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ



 [ ── 嗚呼何時かの雪の日の様だ。
      僕が触れるには あまりにも、温かすぎて。 ]

 

(133) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット


 なんなんだ、これ?

[命を落とした、それはスッと飲み込めた。
突然の事ではあったけど、あの後確かに"死んだ"だろうと思える記憶はあったから。

問題は、【死神のゲーム】とやらの方。
本当に死後の世界にいるのだとして
生き返りなんて、そんなの夢物語ではないか。

パートナー契約やら、ノイズやらと言われても
そんなすんなりとは飲み込めそうにもない。
"一番大切なもの"、その一文は気になったが
全く知らない宛先から送られたメールとなれば、あい分かったとすぐに受け止められないのも無理はな……]

(134) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット


 ……?、……っ!?

[少し距離はあったけれど。
声が聞こえた、確かに聞こえた。>>#18
声の主を探そうとするより前に、それが目に入った。
妙な足をしたカエルが、化け物が
今、確かに人を……>>@19]

 (悪趣味な冗談とかじゃないって、事なのか…?)

[『運命を共にする相手を見つけなくては。』
先程と同じ声がそう言った。
そして、今し方見てしまった化け物と
それに襲われた人間の末路。
飲み込めそうにないからと一蹴するには少々無理がある状況になった。

でも、どうすれば?]

(135) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


 [ 差し出しておいて、
  握られた瞬間に咄嗟に手を撥ね除けた。

  撥ね除けた先に蛙がひとつ、丁度良く跳ねて、
  手の甲にぶつかって、
  ── うわ、ぐらいの声は上げたのだと、思う。

  ただ、それよりも、
  ぶつかった瞬間、ぱきん!なんて音がして、
  
  一瞬の冷気。
  
  灰色の地面、氷漬けでご臨終なさった蛙が、
  ひとつ。ごろん。 ] 
 

(136) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット


 (あれは……?)

[悩みながら辺りを見回して
ふと視線に止まった一人の人間。
ちょっと遠いが、たぶん女の子。>>110
いや、ただの人なら男女問わずそこら中にいる。

じゃあなぜ?と言われれば
あの妙なカエルが、確かに彼女を見ていたから。]

(137) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  ………?

 [ 一体何が。

  碧色の眼はぱち、ぱち。瞬いて。

  元より興味もあまりなかった、
  携帯からのメッセージなんてすっかり忘れて、
  "パートナー"となったおとこに、
  そりゃあ不思議そうな顔をしてしまった。 ]
 

(138) 2018/05/12(Sat) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

 そ、そこの君!早くこっちへ!

[何も、何も考えていなかった。
ただただ、つい先程見たあの光景のようになってしまうかもしれないのが嫌で
なんでもいいから妙なカエルから離れさせたかった。

だから声をかけた相手がどんな人物かなんて
距離があるせいで全然分かっていないし
急に呼ばれてその通り動いてくれる保証だってない。

そうなったら、きっと
勇気を出してこちらから近寄る事になるだろうが。]*

(139) 2018/05/12(Sat) 23時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 23時頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 23時頃


【見】 愛人 スージー

[>>@22声の方へ振り返れば同僚の姿。
上品な制服姿の彼女の名は…]

あら、Ms.奈津美じゃない。
御機嫌よう。

[笑みを浮かべながら会釈をひとつ。
そして唐突に振られた激辛カレーの話題にきょとんとしただろう。

激辛カレーと言われて思い浮かんだのは罰ゲームの件。
それを自分に食べて欲しがってるという様子から、
目の前の彼女が最初から高得点者になる事を諦めているのだろう事が理解できた。]

(@23) 2018/05/12(Sat) 23時頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 23時頃


士官 ワレンチナが参加しました。


【人】 士官 ワレンチナ

 喧噪、怒号、響き渡る轟音と。
 砂埃と悲鳴と――血飛沫と。

 ゴロリと言う音を立てて物に変わっていく人の身体と。
 そんな世界を疾走しながら忘れなかったのは笑顔。
 気持ちを、思いを手放したら自分が自分でいられなくなるとそう思っていたからこそ、素直に感情を表し、良く笑い良く泣いた。

 そうすることで自分を保った。

 生きて行くことに後悔は無かった。
 そんな世界でしか生きられなくとも不幸にはなるまいと。

 昔の友達や両親と話せば眉をひそめられるようなことをしていても――。

 いつか、自分の命がこの世界からなくなるその瞬間を。

 幸せに、なるために。

 それは自分に取って譲れない、何か。

(140) 2018/05/12(Sat) 23時頃

【人】 士官 ワレンチナ

―スクランブル交差点―

 ――青くて。
 青くて、青くていやになるほど青い空をただ見つめていた。

 人が行き交う交差点。

 立ち尽くすのはもうずっとまるで生まれた時からそこにいるかの様に。
 
 生物ではなく道端に落ちた何か置物のようにただ空を見上げる姿は――けれど、決して小さくなかったから、とても邪魔になっていただろう。
 時折ぶつかって行く人の、「ちっ」っという舌打ちの音も今の、それ――いや。

 彼、彼女……どちらだろうか。
 中性的な姿に雌雄の判別がつきづらいその人物はただ、立ち尽くす。

 もしも彼……便宜上、彼とするその人物に向かって話しかけたとしてもきっと、すぐには反応しないだろう。
 己が声をかけられているとは気づかない、まま。

(141) 2018/05/12(Sat) 23時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 23時頃


【見】 愛人 スージー

残念だけど私、辛い物は好きじゃないの。

[甘味・旨味・塩味・苦味・酸味
味覚はこの5つから成り立っている物であり辛味は味覚として存在する訳ではない。

その正体は痛覚であり、いわゆる激辛料理を好く人々は辛い物を摂取した際の痛覚を和らげる為に分泌される脳内麻薬に依存しているにすぎないのだ。

だからこそ、美食家を自称する女は食への冒涜といえる激辛料理というものを好いていない]

(@24) 2018/05/12(Sat) 23時頃

【見】 愛人 スージー

でも、そうね…

[女の返答に目の前の彼女はどんな反応を返してくれたかしら。
もし彼女が落胆の顔を見せたのならば、半分だけ引き受けるという仏心を見せたのかもしれない。
だって、それより懸念すべき問題だってあるんだもの。]

(@25) 2018/05/12(Sat) 23時頃

【見】 愛人 スージー

激辛カレーの心配もいいけれど、せいぜい消滅しないようにね。

[それがこのゲーム内での事か、功績をあげられない結果迎える最期を意味するのかはさておいて。

私たち死神は参加者という食事を喰らわなければ生きられないんだから。]

(@26) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

— 中央エリア —

[ほとんどの参加者は、まだ混乱の中から抜けられていない。
冷静に判断して逃げを図り、パートナー契約を済ませれば良し。
そうでなければカエル如きにやられてしまうのが常。

さて、見所のある奴はいるだろうか。
翼を広げて空を漂いながら、ぐるりと、汚い人混みを見渡してみる。]

ふうん……。

[>>138まず目を引いたのは、白い髪の男。と、その相棒か。>>115
丁度、パートナー契約を済ませたところらしい。
カエルを追い払えるだけの能力を手に入れたようだ。]

(142) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 23時半頃


【人】 地下鉄道 フランク

おめでとさん。
このUGの理屈が分かったなら、チュートリアルは上出来だ。
せいぜい、生き残れよ?

[空中から一方的に上から目線のコメントを投げつけてから、
近くのアスファルトに降り立ち、眼鏡をくいっと直す。

ああ、何か言われたとしても僕の耳は機能していないので、反応はしない。

さてと、他はどうだろうか——*]

(143) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[昼の顔、夜の顔。
人は誰しもそれを使い分けております。
少なくとも、自分がいた世界では。

硝煙の香り、鉄錆の匂いも
嫌いではありません。

けれども、もうひとつの場所―――
穏やかな学舎の生活も、
黒く上品な制服を着た愛すべき隣人たちも
少女にとっては大切なものでした。]

(144) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 23時半頃


士官 ワレンチナは、メモを貼った。

2018/05/12(Sat) 23時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

[カエルの、ペちゃ、ペちゃという足音と、もうひとつ。
硬いローファーが、地面を叩く音。>>120
混ざり合ったそれらに、少女は銃口を向けかけて―――
けれども、銃弾を放つことはありませんでした。

彼女の纏った黒い制服が、
今の自分と全く同じものだったのが幸いしました。
まるで王子様のような、柔らかなブロンドをじっと見上げます。

数秒ののち、ジリヤはにこりと笑って、
銃を握った手とは逆のそれを
彼女へと伸ばしたことでしょう。]

 とっても素敵なお誘いね。
 エスコートをお願いしてもよろしくて?

[尤も、彼女の顔に
見覚えはないのですけれども。*]

(145) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

── スクランブル交差点 ──

[まだ混乱から冷めやらぬまま、道行く人々に声をかけ続けてはいるけれど、反応を返してくれる人は居ない。

何処に向かう訳でも無く、空を見上げている人>>141ならば、自分を構う余裕があったりするだろうか?]


あの……

こ、こんにちは。あの、今、いったい……


[都会ってこんなに人が冷たかったっけ?
やっぱり反応を返してくれない相手に、顔が下を向きそうになる。
けれど、上を向いて、その人と共に空を見上げて……]

(146) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

―回想:いつかの学校にて―

[兄のような色。
けれども、紙に滲んだ墨のような、
どこか不自然な色だとジリヤは思いました。

その持ち主―――ふと通りかかった
見慣れない黒髪と制服は、
ジリヤの興味を引くのに十分なものでした。

彼女と、彼女を引率しているらしい
シスターの前に躍り出て、
少女は優雅な所作で頭を下げました。]

(147) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

はぁ?!?!?!


[親方!空から蛙が降ってきた!!>>@3]


か、蛙?!空から?!

え?何?どっかで竜巻でも起こった!!


[完全にパニックになって、しかも蛙が襲い掛かって来る物だから。
隣で一緒に空を見上げていた人間を置き去りにして、自分一人で逃げ出そうとし始めた。

──ふと、立ち止まって。違和感を覚える。

何か、大切な物を、失くしてしまっているような……
自分にとって一番大切な物を…………*]

(148) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

 ごきげんよう。
 見学の方かしら?

[スカートの裾を摘んで、ぺこりとご挨拶をしたなら、
彼女は一体どういう反応をしたでしょうか。
構うことなく、少女は見学者を眺めます。

こういった場所には不慣れなのでしょう。
ジリヤはそう思いました。
戸惑ったような眼差しは、
親を見失った子猫のようです。

その手を取って、にこり。
碧眼は黒髪に微笑みます。]

(149) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

 皆様、お優しい方ばかりですもの。
 きっとすぐに馴染めますわ。

 あぁ、でも、“セノオさん”にはお気をつけて。
 見初められたら、危ないそうよ。

[視界の隅で、シスターが
渋い顔をするのが見えました。
それは、トイレの花子さんよろしく、
どの学校にでもある噂話です。

卒業を前にして死んだ女生徒は、
今も校内を彷徨っているそうです。
彼女と出会ってしまった人間は
……さて、どうなるのかしら。]

(150) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[あの世に連れていかれるのか、
学校を辞めてしまうのか、
眠り姫よろしく眠り続けてしまうのか。
不確かな、実例のない噂は
真実を教えてはくれません。

確かなことはひとつだけ。
卒業を前にしてこの世を去った先輩がいたこと。

尤も、噂はそれすらも
覆い隠そうとしているのですけれど、ね。]

(151) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[背の高いあなたは
どんな顔をしていたでしょう?
くすくすと笑って、ジリヤはその手を離します。
談話の終わりを告げるように、チャイムが鳴りました。]

 それでは、また。
 またお会い出来る日を心待ちにしておりますわ。

 ……あぁ、それから。

(152) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[耳打ちをひとつして、少女は踵を返しました。

最後の言葉が届いたかどうか。
それを知る日を心待ちにしながら。]

(153) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[そんな些細な出会いの記憶すら、
エントリー料は容赦なく奪っていきました。

ましてや、その後―――転入した彼女が、
生徒会長となったジリヤにとって
近しい存在になったなど、
今の少女が知る由もないのです。*]

(154) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


「へぇ、緋色が俺の色…か。
 ゼン。全。全部か。
 ははっ、盛り沢山って感じで景気が良くて好きだ」

[見上げられれば、その眼差しは
ただヒトを見ているだけのようではなく。
もしや下の名前を教えて欲しかったのだろうか、
いやしかし下の名は恥ずかしいので呼ばれたくない。
と口の中でもごもご。]


「置いてきた、か。
 ってことは元が有るって訳だ。
 なら一緒に探せばいいだろ。
 んで、見付からなかったらまた作ればいい。

 その大きさは俺には解からんが…
 生きている限り、終わりではあるまいよ。
 やり直すことは出来るさ。」

(155) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[憂うように肌を滑る指>>130を目で追いながら
あらためて見ると綺麗な顔をしていると思う。
あまり見られても良い気分ではあるまいし、
わざと気を散らすようにしっかりと握った掌は。

確かに、暖かく。胸のどこかがほっとした。]

(156) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ



「ヒーロー?>>132
 …あー。まぁ嫌いじゃなかったよな。」


[ちなみに嘘である。
かつて父親にラメ入りのパジャマやら
変身ベルトを泣いて強請ったのは内緒である。]

(157) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ



[――黒の中に白ひとつ。
加わったような 感覚――]

(158) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

「うぉ、」

[しっかり掴んだ掌が跳ねるものだから>>136
思っていたよりも活きがいい―と一瞬過ぎり。
直後、冷凍蛙が生成されたのを目撃して。]


「………、…?」

[これを ゼンが?
と、言いたげに冷凍蛙とパートナーの間を
三白眼が行ったり来たり。

その時見せた表情が、
はじめて『生きた』彼のものに見えて。
不思議そうな顔をみて。ふは、と笑みがこぼれた。]

(159) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

「…こいつぁ便利な力だな。
 メールにもあったサイキック、ってやつか。
 なら俺にも備わったのか?」


[試しにぐーぱー拳を握ってみるが
至って劇的な変化は見られない。
この先戦うことが必須であれば
自ずと自分の力も見えてくるだろう。

今は一旦パートナー契約とやらが済んだのを確認して
蛙どもに睨みをきかせておくのが吉だろうか。]*

(160) 2018/05/12(Sat) 23時半頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2018/05/13(Sun) 00時頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2018/05/13(Sun) 00時頃


【見】 青い鳥 デメテル

[手持ちのノイズ<フログ>は、バラまけるだけバラまいた。
今頃、地上はケロケロと雑音だらけのはず。]

わしたも いなきかゃ。

[ここでの仕事はおわったから、待ち切れずに空へ飛び出す。
ほかの死神さんもみんな、先に動いているのだし。
わたしもたくさんころして、先生に花丸をもらわなきゃ。

展望台からのダイブ。
わたしは羽を広げずに、投げ捨てられたお人形のように落ちて行く。

落ちる、落ちる、落ちる――そして、そのままの勢いで、]

(@27) 2018/05/13(Sun) 00時頃

【見】 厭世家 ナンシー

[華やかな笑みとともに、会釈ひとつ。>>@23
対する自分は、睨むような眼差しに、口はへの字にひん曲げたまま。
もともとこういう顔つきだ。]

………………、そう……。
好きじゃないのね……。

[そうして彼女の返答を耳にすれば、ついでに眉根も哀し気に寄った。>>@24
陰気くささが更に増す、ってものである。]

(@28) 2018/05/13(Sun) 00時頃

【見】 厭世家 ナンシー

[同じく食べたくないものを無理に押し付ける気は流石にない。
そんな、諦め半分の心情だったものだから。
彼女が、好きでもないものを半分引き受けるなんて、仏心を見せてくれたなら。>>@25
クワッと目を見開いてあんぐり開いた口を手で押えて、派手な動揺を見せただろう。]

スージーあなた……、神なの?
神なのね?
いや、そうよね神っちゃ神よね、死神よね。

[動揺のあまり、早口で妙なことを口走ってしまった。
いや、けれども一体、自分よりもずっと食に拘りのありそうな彼女にそれを押し付けていいものなのかしら。]

(@29) 2018/05/13(Sun) 00時頃

【見】 厭世家 ナンシー

…………、いえ。
貴女だって、辛いものは好きじゃないのでしょう?
自分のポリシーは、大事に、

[──すべきだわ。
暫く考えた末に、決意して。
親切心だけを受け取ることにしよう、と泣く泣く口を開きかけたけれど。
最後まで言う前に、彼女のしごく尤もな指摘に、言葉は途切れた。>>@26

上を目指す気は、ハナからない。
なかったけれど。]

(@30) 2018/05/13(Sun) 00時頃

【見】 青い鳥 デメテル

[――がつんっ、ぐちゃぁ!


ひどい音を立てて、タワーの足元の地面に激突したわたし。
人形のように身体はバウンドして、弾けて、バラバラに。

頭、腕、脚、上半身、下半身。
関節がきれいに分かれて、四方へ飛び散って転がる。
見るも無惨な、はしたないすがた。

それでも、……血は一滴も流れないのを、ふしぎに思う?*]

(@31) 2018/05/13(Sun) 00時頃

【見】 厭世家 ナンシー

────消滅は、御免被るわ。
……打ち上げの席で、笑い話にされるのもね!

[彼女の言葉に、肩をすくめてみせる。
自分から彼女へ、健闘を祈る、なんて気の利いた言葉を投げかけられる程の気合があるわけでもなかったけれど。

行ってくるわ、と。嫌々ながらもそんな言葉を残して、スージーと分かれることにする*]

(@32) 2018/05/13(Sun) 00時頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2018/05/13(Sun) 00時頃


【人】 士官 ワレンチナ

[こんにちわ、と声をかけられてすぐに動く事はなかった。
 自分に声を返られた、と思わなかったからだ。

 傍らで誰かが一緒に上を見上げてる。
 その時間はどれくらいだっただろうか。

 漸く、と顔を空から人の世界へ、むけようとした所で――

 ぽとり、と顔に落ちてきたなにやら冷たい物体にゆっくりと瞬く。 
 隣で驚く声>>148が何処か酷く懐かしいのは。

 ――この人物の中に気づかぬうちになくした何かのせい]

(161) 2018/05/13(Sun) 00時頃

【人】 双生児 ホリー

[抱き抱える直前に聞こえた、自分の名前。>>76
空耳だと投げ捨てたのは余裕がないからだ。
それでもはっきり言われれば、無視もできない。>>81]

ダメだよ!
大人の人にはさんをつけて呼ぶの!

[なにか違う返しをするのも、きっと余裕がないから。
他人事になってるのは仕方ない。
そういう性分だから、と口をつぐむ。

その事に、多少は自責の念を覚えていることに気づくと、不思議な感覚な気がした。
少し前は、責められると落ち着いたものだけど。

その少女の次の言葉には、一瞬足を止めそうになる。>>82]

(162) 2018/05/13(Sun) 00時頃

【人】 双生児 ホリー

[翔也。そう、古良翔也。
彼のことがきっかけだった気がする。

懐かしい名前、といっても良いのだろうか。
思い出深い名前と言えば良いのだろうか。
中学でいなくなった幼馴染み。
高校に上がったときに再会して。

その時に、何て言われたんだっけ。
そう、あれは……。]

(163) 2018/05/13(Sun) 00時頃

【人】 士官 ワレンチナ

 ――何これ、なになになに? なんで空からカエルが落ちてくるんだよ!!
 ありえねー嘘だろ?
 ねーわ、ぜってー、ねー…

[馬鹿笑いと、顔に乗ったカエルを摘んで。
一通り騒いだ後――もしもその時食糧難だったらその緑の小さな生き物を食べていたかも知れない。
あるいは、腹が満ちていたならその辺に逃がしたか。

どちらにしても、酷く遠い、記憶]

(164) 2018/05/13(Sun) 00時頃

【人】 士官 ワレンチナ

 つめ、たい。

[ぽつり。
実際、驚いて逃げようとする彼の隣で呟く。
逃げるほどのこと、だろうか。
逃げなければ行けないのだろうか。

ぼんやり考えていれば次々に襲ってくる蛙を怖いとは思わずともさすがに――顔を覆うようでは邪魔、と。

腕を上げて顔に群がるカエルを払う。
かなりの勢いで普通のカエルなら死んでいるはずのそれは、振り落とされたところで死にもせず。
次々と襲いかかられて――

それでも立ったまま。

だから、まだ気がつかない。
自分の持っている携帯に届いているメール>>2には。]

(165) 2018/05/13(Sun) 00時頃

【人】 士官 ワレンチナ

 これ、なんだろう。

[払っても払っても死なないカエルは払う仕草を攻撃と取ったのか肌に噛み付こうとするのもいたか。
なんだろう、なんて呑気な事を言っている場合でもないのだが。
先ほどの彼がまだ隣にいるのなら――その声は、一応彼にむけたもの、であったかも知れない]

(166) 2018/05/13(Sun) 00時頃

【人】 双生児 ホリー

[ぴた、と足が止まる。
少女の彼をゆっくりと下ろす。]

……え?
うん?まって、まって?
……うん、スカートめくり、されたことはあるけど!?

[冷静に脳が事情を察するのには時間を要した。
いや、未だに事情を飲み込んだとは言えない。
まずどうしてそんなことになるのか。
思い当たる節がひとつだけある。]

エントリー料……。
で、もってかれたの?
なんだか、たくさん。

[そういうしかなかったのは仕方ないと思う。
体ごと持っていかれるケースもある上に、代替が少女とは。
ともかく、今行うべきことは。]

(167) 2018/05/13(Sun) 00時頃

【人】 双生児 ホリー


わ、わたしは……。

[パートナーになる。>>83
その意味は理解している。
理解しているからこそ、受け入れたくなかった。
だって、それは、それは。
少女の彼を生き残らせるために、私以外の人が死ぬのだから。

だけど、見上げられたその目を見た時。>>84
いや、きっともっと、ずっと前。
この交差点で目覚めたときから。

私に選択肢は用意されていないんだと、諦めた。]

(168) 2018/05/13(Sun) 00時頃

【人】 双生児 ホリー


いい、よ。
契約、しよう。

私が……私が、守るから。
死んでも何て言わない。
一緒に、生き残ろう。

[少女の彼の、小さな手を、ぎゅっと握った。
それがきっとするべきことだと。
確信に近い何かが、私を動かしていた。*]

(169) 2018/05/13(Sun) 00時頃

双生児 ホリーは、メモを貼った。

2018/05/13(Sun) 00時半頃


村の設定が変更されました。


【見】 厭世家 ナンシー

── 中央エリア:スクランブル交差点 ──

[人、人、人人人。
────人の行き交う雑踏の中、立っている。

黒い制服を身に、黒の羽根を背負った死神が、ひとり。
眉根を寄せて、陰気くさい表情で、腕を組んで、仁王立ちしていた。

睨むように、周囲を見回して。
既に、パートナーを見つけたと思しき者もいれば。
未だ、ひとりきりで逃げまどう者もいるだろう。]

(@33) 2018/05/13(Sun) 00時半頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

[逃げそびれた。

逃げようとしてたのに、逃げ出そうとしたはずなのに。
何かが自分の足を止めて。

だから零れた呟き>>166を聞き取ってしまった。]

(170) 2018/05/13(Sun) 00時半頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

そんなん、俺の方が知りてーよ?!
なんでアンタそんな冷静なん?!

もう俺散々だよ!!

さっきは車にひかれそうになるし!
話しかけても皆無視するし!!

俺なんかしたの?!

アンタだって最初俺の事無視したよな?
空から蛙は降って来るし!!


[半分泣きながら、八つ当たりで声を張り上げて。]


ああ、でも……

(171) 2018/05/13(Sun) 00時半頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ



アンタが初めてだよ。俺の声に、反応してくれたの。


 

(172) 2018/05/13(Sun) 00時半頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

[ポツリと呟くと、にじり寄って来る蛙を追い払いながら、相手の手を掴んだ。]


なんか、ここヤバいって。
蛙は俺らにばっか寄って来てるし。

屋根のあるところ行こうぜ?

駅の方に蛙いっぱいいるみたいだから、反対側いかね?
あん屋知ってる?甘味処。

一緒に行ってくんね?奢るから。
……俺ちょっと、誰かと、話しがしたい。


[ナンパに見える声かけも、半べそで情けなさ全開だった。*]

(173) 2018/05/13(Sun) 00時半頃

【見】 厭世家 ナンシー

……──何だって、いいわよ。
たまたま見つけた、見知った顔でも。
たまたま今、隣に居た、見知らぬ誰かでも。

[ぶすりと不貞腐れたような、決して陽気とはいえぬ声を、響かせる。]

現状を、受け止めなさいな。
繋がりを、求めなさいな。

ここまで言っても理解できないのなら──、

[────どうぞここで、惨めに脱落すればいい。
言葉と共に、カエルの形をしたノイズが、交差点の真ん中からも湧き出して。
次々に未契約者たちへと、襲い掛かることだろう**]

(@34) 2018/05/13(Sun) 00時半頃

厭世家 ナンシーは、メモを貼った。

2018/05/13(Sun) 00時半頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/13(Sun) 00時半頃


トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2018/05/13(Sun) 00時半頃


【人】 許婚 ニコラス


[ 人生は一編の物語。

 ──とするのであれば、
 鈴池仁衣奈の人生における転句は
 中学校生活の半ばに訪れた。

 顔も知らぬ祖父が死んだ。
 それが、すべてのはじまり。]
 

(174) 2018/05/13(Sun) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 商店街でちいさな店を切り盛りする父が
 その実、さる名家の息子であったなぞ、
 家でアザラシを飼うのとおんなじくらい
 紙面の上だけの話だと思っていた。

 両親の駆け落ちや、
 死んだと聞かされていた祖父の存在を
 仁衣奈はそのときはじめて知った。

 両親は毎夜のように話し込み、
 結果的にはもたらされたものを手にした。

 父は言った。
 何よりも仁衣奈、おまえに
 金なんぞを理由に何かを諦めさせずに済む。

 望みはあるかと問われて仁衣奈は言った。
 お父さん、私、行きたい学校がある。]
 

(175) 2018/05/13(Sun) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ただの、憧れであった。

 時折街で目にする上品な制服。
 笑い合う女子生徒らを、
 花のようだと思った。

 女学校を舞台とする物語を読んでは、
 うっとりと夢想に耽るこどもであった。

 同じ年頃、性別のはずの少女らは、
 まるで別世界のひとのよう!

 念願叶って仁衣奈は、
 高等部からの編入試験を受けた。
 高等部から入学することを編入と呼ぶ。
 それもまた、仁衣奈の心を弾ませた。]
 

(176) 2018/05/13(Sun) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 編入試験に合格し、
 学校見学に訪れた際には
 生まれ育った地の公立中学の制服姿。

 場に相応しくないのではと考え、
 生まれつきの金髪に黒染めのスプレーをふって、
 長く伸ばした髪をハーフアップに結っていた。

 まさに、そこは別世界であった。
 少女らの言葉遣いひとつに振り返り、
 案内役のシスターという存在に目を見張る。

 落ち着きのない様子を見かねたのだろうか、
 一際目を惹く少女が歩み寄ってきた>>149のを
 まるで映画のワンシーンのように覚えている。]
 

(177) 2018/05/13(Sun) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ──は、はい
 あ、あの、こんにちは

[ 頬を赤くしながらも挨拶を返したところ、
 そうっと自然な仕草で手を取られ、
 思わず息を呑んだのも昨日のことのよう。

 彼女の瞳の淡いブルーは、
 仁衣奈が一番好きな空の色だった。

 もしも、鈴池仁衣奈の一生を
 2時間ぽっちの映画とするのであれば、
 その瞬間を、これ以上なくうつくしく描くだろう。]
 

(178) 2018/05/13(Sun) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 少女らの好むおどろおどろしいうわさ話も、
 閉じた世界、学園生活を楽しむためのスパイス。

 彼女が立ち去ったあとも、
 仁衣奈はそこに立ち尽くしていた。

 シスターが、今の話は忘れなさいと言う。
 それを、上の空で聞き流しながら、
 仁衣奈は彼女の残した言葉を
 心の中でずうっと噛み締めていた。

 ──翌日、
 背中の中程まであった長い髪を
 首筋が露わになるほど短く切った。

 それが、ニーナの世界のはじまり。]
 

(179) 2018/05/13(Sun) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 鈴池仁衣奈は、彼女の隣に立ち、
 "ニーナ"と、たった一言呼ばれたかった。]
 

(180) 2018/05/13(Sun) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス

──中央エリア/スクランブル交差点──

[ すうっと向けられかけたもの>>145に、
 私はちいさく肩のあたりに両手を挙げた。
 敵意もなく、武器もないことの証明。]

 物騒だなあ
 どうして君はそんなものを?
 ……とは、聞かない方がいいのかな

[ 首を傾け、苦笑を浮かべる。

 動揺の色は、細めた瞳のブルーの奥に
 無事、沈み隠せていると良い。

 一瞬ののちに差し出された手>>145を、
 私は彼女のものより大きな手で取る。]
 

(181) 2018/05/13(Sun) 01時頃

【人】 許婚 ニコラス


 ──勿論、喜んで

 ところで、君は私を忘れているよね
 気の所為なら、それはとても嬉しいんだけれど

[ 掌を合わせたとき、
 何かがかちりと嵌ったような気がした。

 エントリー料というやつかなと言って、
 私は微笑む。何てことはない風に。]

 自己紹介をしておこうか
 鈴池仁衣奈、3年だった
 ニーナと呼んでくれればいい
 …………よろしく

[ きっと、それはもうひとつの物語のはじまり。*]
 

(182) 2018/05/13(Sun) 01時頃

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