158 Anotherday for "wolves"
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[ わたしは「おと」も ウシナイマシタ ]
(30) kanko 2015/05/23(Sat) 13時半頃
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―――― …………… 。
[ ひゅう、ひゅう ごぽり
息は意図せぬ所から抜け 血で詰まった気管は泡を吹き 見開いた黒い眼は やはり何も映しません。
何が ”起こったのか” すら 理解できぬまま 小さな手はラズベリー色の服を掴みます。
( い、きが で きな い…? ? )
灼けるような喉を抱えたまま、声を失うと同時に 声を得た彼女の言葉>>3:*6がよぎります。
( だいきらい なら どうして ) ( きらいな子の家には あそびになんて行かないのに ) ( あぁ、これって そっか )
( しぬんだ わたし 。 ) ]
(31) kanko 2015/05/23(Sat) 13時半頃
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[ 真っ暗な視界に 眼前が如く蘇るのは惨劇の夜。
胸を爪で貫かれて倒れる父の躰と わたしを見ている優しいままの瞳 弱々しく伸ばされた おとうさまの 手。
( あの時は 震えてしまって伸ばせなかった ) ( おとうさま、 おとうさま おとうさま )
幻へ手を伸ばし、触れたと思った掌に乗っていたのは
―――眼を見開いたままの 父の首。]
…………!!!!!!!
[ (( >>3:+6 へ。 さいごのよる…end )) **]
(32) kanko 2015/05/23(Sat) 13時半頃
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長老の孫 マーゴは、メモを貼った。
kanko 2015/05/23(Sat) 13時半頃
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サイラス…… サイラス… さいらす…。
[ 海に浮かぶ月のような 歪んだひかりが くらり ]
……… ねえ
[ 焦点の合わない目は、泪のせいで余計に霞んで ]
めを あけて………。
[ 歪みきった世界の中で 僅かに「見えた」 きらりきらり 空のような蒼。
見つけた宝石は、指の間をすり抜けて 堕ちてゆく 閉じてゆく。わたしの歪んだ願いのままに]
ごめんなさい ……
[ 額にかかる金の糸のような毛束へ ぽたり 見開かれた漆黒の目から しずくが落ちた。 ]
(84) kanko 2015/05/25(Mon) 01時頃
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[ 触れられもしないで抱きしめていた彼のからだが
次第に”モノ”に変わってゆくことを証明するように わたしの腕の中で感触を帯びる。
薄汚れているけれどまだ赤みの残る頬、 金色の睫毛と伏せられた瞼 その下にあった そらのいろ。
私はその上に堪え切れぬ懺悔を吐き出しながら ]
サイラス……………。
[ 今見えている彼を 今見ている死を ]
[ ひとつ残らず 瞳の硝子に刻み付けた **]
(85) kanko 2015/05/25(Mon) 01時頃
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[ 10年ぶりに瞳を焦がす光は ちかちかと瞬いてうまく像を結んでくれない。
それでも、これだけはと見続けた空色は 伏せられたいまも鮮明に脳裏で揺れて、 わたしの目線を引き寄せるんだ。]
……さい、らす……。
[ ふわりと笑む目の前の口元>>91
( ああ、人ってこんなふうに笑うのだっけ )
だんだんと視界は広がり、二重になるひとのかたち。 「きんいろ」の髪にからみつく鮮血の「あか」 「薄めの肌」にぼっかりと空いた深淵の「くろ」
むせ返るような血の香りが 抱いた掌にまとわりつくのに
( わたしはすこしも 悲しくないんだ )]
(101) kanko 2015/05/25(Mon) 21時頃
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[ 「彼」は目をとじたまま、「影」がゆっくりと目を開く。
( 気がついて、わたしを見て、名前を呼んで )
わたしが願ってしまった通りに響く声>>93 先生にすら隠せなかった>>5:+95、わたしの本心>>5:+104
聞きたかった声がわたしの名前を呼ぶたびに 頬に添えた手が、包み返されることに 嬉しさと自責が 津波のように押し寄せて 開けたばかりの瞳から泪が溢れて止まらない。
( ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ) ( わたし、あなたに会いたいって思ってた ) ( それってつまり 死んで欲しいって 思ってた )
( みんなみんな しんでしまえばいいのに って )]
(102) kanko 2015/05/25(Mon) 21時頃
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……………。
[ 目の前の蒼い宝石がわたしを射抜いて 滴る罪を拭うように、優しい指が頬を滑る>>96
どうしようもなく、嬉しいんだ。 それがどうしようもなく つらい。
悪いのは俺だと、守れなくてごめんという彼の謝罪が わたしの耳に刺さるのを避けるように、 ぶんぶんと 大きく頭を横に振るって]
……いいの。 …サイラスはなんにも、わるくない。
[ 「お前さんは、何も悪かねぇ」そうだったらいいのに。 守りたかった人を守ることが出来なかったことと 大切にしてくれた人の死を願うこと。
どっちが「わるいこと」か、そのくらい子供でもわかる。]
(103) kanko 2015/05/25(Mon) 21時頃
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[ ぎちり、と噛み締めた下唇は 血が浮くこともなく 吐き出せない「罪」は、体の中を喰い荒らす。
優しく添えられた手も、 「もういちど」降ってきた口づけも 耳をくすぐるやさしい言葉も>>97
わたしの望むものが与えられるたび、 まるでおなかの中に石が詰められたように、重くなる。
どんどん どんどん 尖った石でいびつにふくらんだ腹部は垂れ下がり
「愛」>>-456は迷いなく その腹を裂いていった。]
(104) kanko 2015/05/25(Mon) 21時頃
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[ とおもいかぬ幼子のように、ぐすぐすと鼻を鳴らして いま いちばん安心できる場所に縋りつく。 あの日玄関先で貰った安心と、寸分違わぬそのかたち。
ぽん ぽん
背中から染みこむおとが、失った心音のように響いて わたしのからだに血を送る。
体温が戻るような錯覚と、あたたかな声。 そんな言葉を紡ぐサイラスのかおの形を想像して
( 見ればいいのに。見られないってこともあるのね )
目元から鳴る小さなリップ音>>-488に目を瞑った。
腫れてしまった目を、ぽんやりとひらくと 目の前のだいすきなひとの顔をみて ゆっくりと説き聞かせるような「おはなし」を聴く。]
(115) kanko 2015/05/26(Tue) 01時頃
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わたしは…なんにも傷付いてなんかないよ。
[ ふわり、視界から消える彼の顔。>>-489 目はどこかへ彷徨って、抱きとめていてくれた背に落ちる。
生きていているのが怖いと 忘れてしまうのが怖いと、そう紡ぐ声が愛おしくて わたしは 思ったよりも大きかった自分の手で 見つめた背中を ぽん、 ぽん と。
6歳のままでどこか止まった記憶を塗り替えるように 自分の手のひらを一度見て、男の背中を包み込む。]
わたしも、怖かった。 サイラスを見ていると あなたをこっちに引っ張ってしまいたくなるから。
……サイラスを連れてくるためなら わたし おおかみにだって、なれたかもしれない。
[ 眼前の首筋に小さな犬歯を押し当てて、直ぐに離した ]
(116) kanko 2015/05/26(Tue) 01時頃
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サイラスが嬉しくても…… でも…
[ やっぱり死んで欲しいなんて 思っちゃいけない。 でも…… 忘れられるのは 触れられないことよりも、何よりもきっと つらい。]
…………うん。 わたしを忘れちゃ、いや。 わすれないで。 …おぼえてて。
[ 「わすれること」は生きるために、必要な事だけれど 死んでしまえば、全部抱えていたって いい。 両腕に力をきゅっと込め、その人が居ることを確かめて]
ん、っちょ っと、 ………ぅぅ…
[ 目元を弄られて>>-491小さくぱちぱち、と瞬き。 蒼い宝石と目が合うけれど、 生きた彼のものの色とは 確かに違っていた。]
(117) kanko 2015/05/26(Tue) 01時頃
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[こつ、こつ。いつのまにか居なくなっていた足音が、白い布を抱えて帰ってくる。>>98 音の前に目を瞑れば、蘇るのはたくさんの書籍の香り。
( ああ。ベネットさん…… )
血に汚れた衣服が、さっきまで聴いていたことを真実だと物語り もの悲しげな暗い瞳が、彼の抱えた決意を映すようで。
得られる情報量に くらり、目眩に襲われながら 血とアネモネの朱い花畑に横たわる「彼」が抱き上げられてゆくのを見つめた。
サイラスはすぐ傍に居るけれど、胸はぎりぎりと痛んで 血の足跡が彼を遠くへつれていく。 きっと、見えなければこれほど辛くはなかったのだろうに。
( ………さようなら。 )
音を紡がず投げた別離は「彼」へか「此岸」へか。 サイラスの腕の中に身をうずめながら見上げた彼は、同じように顔に陰りを浮かべていて。 わたしはそんな彼の気を引くように、小さく頬にキスをした。]
(155) kanko 2015/05/26(Tue) 18時頃
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[はっとしたように、ぽやりと顔を赤くする。
視線はうろうろ 周囲をさまよって 脱いだままになっている上着と目が合った。
体を縮こまらせながら逃げるように腕の中から離れていって 強張った肩のまま 彼に背を向けて、ぽつり。]
……そのう…… お、おようふく、着てください…。
[ ああ、もう。
見えてなければこんなに恥ずかしくもなかった筈なのに、 自分が恥ずかしいと思っていることがはずかしい。
今ならルパートさんに負けないくらいの目玉焼きが わたしのほっぺたで焼けそうだった。*]
(156) kanko 2015/05/26(Tue) 18時頃
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― 暫しの後 ―
[背を向けたわたしの手が、ゆっくりと攫われていって 指の間にすべりこむわたしのよりずっとおおきな手が ごつごつと当たって なんだか…変な感じ。
繋いだ手がみえるだけで恥ずかしくて必死にごまかしたのに 見上げた人の顔>>132も、なんだかすごくはずかしそうで。
( なぁんだ、ふふふ。)こらえきれない、笑いをひとつ。]
わたし、この村が見たい。 わたしの家も、サイラスの家も、村いちばんの大きな樹も いつも行ってた花畑も……。
[死んでしまっているし、わたしの目も開いているけど 繋いだ手は離すつもりはないから、 自分からもう一度握り返して 外へと誘う。]
(157) kanko 2015/05/26(Tue) 18時頃
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……きれい……!
[重い音をたててひらいた酒場の扉の向こう側は 空があかく染まる逢魔が時。彼岸と此岸が近づくとき。 眼前に広がった あめいろ硝子でできた世界。
わたしはあたたかな光を傍らに、秉燭夜遊へ足を踊らせ 紅差す右手の糸を、空へとかざす。
ああ、 ああ。 ]
(158) kanko 2015/05/26(Tue) 18時頃
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………せんせ。
今日の夕焼け、すごく綺麗ね。
[ こぼれた声は 朱い空を彩る筋雲の隙間へ ]
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[振り向けば、繋いだ手の先のひとの髪がきらきらと輝き 青いスピネルは赤色を吸い込んで、紫色に揺らめく。
髪も瞳もまっくろなわたしは ( ずるいなあ ) なんてほんのちょっぴり おもって ずいっと腕を、引き寄せます。]
サイラス、わたしよりきれいだから きらい。
………っふふふ。 ほんとだけど、うそよ。
[ くすくす。 くすくす。 エスコートの手を握ったまま くるり回って ちいさな悪魔は天使をからかいながら、踊ります。
伸びるはずの長い影は地を這わず 響くのは、楽しげな少女の笑い声。**]
(159) kanko 2015/05/26(Tue) 18時頃
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ね、せんせ。
[彼にだけ聞こえる声で囁く。
身体がこわばるのが重ねた肌越しに伝わる。]
[怯えている。愛おしい。]
ほしい。
柔らかい肉が。
新鮮な肉が。
[あの時のような。
無我夢中で食べた、あの時のような。]
次は“誰と”にしようかしら。
誰と作る子が
いちばん美味しいと思います?
ねぇ、せんせ?
[鈴のようにコロコロと
かつて聞いたことのあるような『笑い声』
「せんせ」と短く
かつて聞いたことのあるような『口ぶり』
今のわたしには7人の弟たち
かつて見たことのあるような『家族』
愛する父であり夫である医師
かつて会ったことのあるような『人物』]
[かつて仲間から言われた言葉
「 ──…キミのお父さんはキミを守ろうとしていただろう?
彼はキミが生きることを望んでいると僕は思うよ。
グレッグも、かなしむよ。」
「 残される彼(グレッグ)の気持ちも考えないの。
殺された彼(ルパート)の思いも考えないの。」
それらは呪いのように
『生きなくてはならない』
少女であったメアリーの胸にしこりのように
残りつづけた。まるで誰か()が後押しするかのように。
“キャサリン”と名乗るかつての少女は
その呪われた生を重ねて、今日も
妖しく溢れんばかりの美を纏って。
生きる**]
―― 回想 ――
[「見てる」とその場を離れずに居た少女に、
応も否も唱えず、「そうか」と一つ零すのみ。
シーツを借りる為立ち去るその場で、
彼女が何を思い何を口にしたかは知らない。
グレッグの事もあり彼女の思いも聞いていた。
だからこそ、見るなとも言えず、
さりとて友との決着を他に任せる気にもなれず。
サイラスの亡骸の前に戻る頃には少女の姿はなかった。
ふ、と吐息を零す。]
狩りを誰かに見せるのは
今日が最初で最後――……。
[特別なのは、彼女が最初に味方と言い出したルパートと
己の中に深い傷跡を残して逝ったグレッグが大切にした存在だから。*]
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ねえ、エル。 そのよく利くお鼻でメアリーを探せない?
[ ふわりふわりと揺れるたんぽぽの隙間 傍らでくだをまく、黒い獣の首に できたばかりの花輪を通して鼻頭を撫でる。]
ジョス、今日のお昼ごはんはなぁに?
[ バスケットに指先をひっかけて、中をのぞいて ] ねえねえ、これ。どうおもう? サイラスに似合うと思う?
[ ころり、黄色い絨毯に寝転がりながら見せたのは 太陽に重ねてかざした蒲公英とマーガレットの胸飾り。 降ってきたのは”オンナゴコロ”とズレた微妙な返事で
ああ、やっぱり。 お花摘みは女の子同士じゃなくっちゃつまらない。]
(196) kanko 2015/05/27(Wed) 00時頃
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[ 来たり給え、来たり給え、創造主なる精霊よ ]
Hostem repellas longius, (視えぬ敵を遠ざけて) Pacemque dones protinus;(いま安らぎを与え給う) Ductore sic te praevio (導き手なる汝がもて) Vitemus omne pessimum.(我らを邪悪から遠ざけ給え)
[ 黄色の蒲公英が咲き乱れる花畑は どれだけ季節が巡ろうとも枯れることなく。
わたしは成長を止めた手のひらを翻しながら 幾つ目とも知れぬ花飾りを編み続ける。
うたが抜ける先は蒼穹。 風が抜ける先は渓谷。
今日は「おかあさん」のめいにちだから 祈りを唄いながら わたしは待つ。 赤いワンピースを翻して 疾風のように駆ける足音を。 いつか、あの子の花のような笑顔を「見たい」と夢見て。*]
(197) kanko 2015/05/27(Wed) 00時頃
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――……ああ、綺麗だな。
[騒動の顛末を見届けながら、言えたのはそれだけ。
空は人の心も、何もかも、
置き去りにして色を変えていくから
喉に詰まって、言葉も何も出やしなかった。]
グレッグ、
[囁いた音が、甥に届いたかは分からない。
ぱくりと裂けた喉からは、かふりと空気が抜けたから。
構わず甥を後ろから抱きしめた。
いつか、この子を本当の息子と呼ぶ…夢を、見た。
もうずいぶんと昔の話のようだ]
…─── あ い してるよ 。
[お前を、お前たちを。
呪縛のようにずっとずっと…そう永遠に]
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[ ひとり、離れ ふたり 消え 村の中に居た彼岸の影も、いつしかゆるりと数を減らす。
何処へ行くのかと聞いたこともなければ 逝ったかどうかも定かでない。 確かなのは「ここ最近見かけなくなった」という事実だけ。
わたしを村に迎えてくれた 「おとうさん」 わたしを彼岸でも迎えてくれた 「おとうさん」
あのひともまた あれっきり。]
……ルパートさん……。
[ 何泊もした部屋の壁紙は何色だったのだろうとか 皆で囲んだ食卓は、一体どんな様子だったのだろうとか 見ても見ても見足りないわたしは
思い出に、色を塗らんとさまよい歩く。]
(232) kanko 2015/05/27(Wed) 03時頃
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[ カウンターの片隅に丁寧に掛けられたドライフラワー。 覚えのあるリボン>>215にわたしは目を細めて 小さな指先でそっとなぞる。
( おとうさん、よろこぶかなあ!) ( メアリーの作ったものならきっと、なんだって。) ( ねえ今度はわたしも花輪つくりたい!) ( うん、じゃあ約束。とびっきりのをつくろ!)
もう何年も前のことなのに、耳元で鳴るような声は 花の色が褪せたいまでも鮮やかに わたしのこころに響き続ける。]
かぞく、だったもん ね。
[ 少なくともわたしにとって、この場所で過ごした時間は 喪った「かぞく」を取り戻した日々。
「おとうさん」とはさすがに呼べは しないから 「父の日」にメアリーと一緒に贈った 感謝の花 *]
(233) kanko 2015/05/27(Wed) 03時頃
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