255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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[どうして、そんな風に思われたのか。>>7:-118 当時は自警団に所属していた為、 もし“選ばれる”とすれば父親や義母や―― フローラであった筈なのに。
恐れたのはキングスであったのか。 それとも――― 幼い少女の中に潜む何かであったのか。>>7:-118
願いを叶える為に人を殺す>>7:-120 一言に尽きるには命の重さは軽くない。 たとえ、平均寿命の半分以上を生きた女であっても アポロの身の回りを監視していた妹なら きっと、知っていた筈なのに。 握り潰されたのは、模型ではない。>>2:-62]
(12) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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ひとりの人間を殺した、ってことが 分かっていないのか?
……再婚を考えてた女だぞ…… [そう――パピヨンの境遇は。 義母と幸せを築くことを選んだ父親と同じであり、 妹にとって父親は家族だ。
ましてや、人の幸せを 祈るようなことを考える妹が>>1:302 アポロが願っただけで変わってしまうなんて。>>7:-121
なにを恐れていたのか、なにに怯えていたのか。 解る筈がない―― だってお互いに、 打ち明けることが無かったのだから。>>1:215]
(13) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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っ、たのに……。
[この独白は、きっと届かない。 口にしてはいけないから]
(14) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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[たとえ、愛がなければ子供が産まれなくとも。 異質なもの>>7:-122を生みだしてしまったのなら。]
やめてくれ、もう。
[アポロが呪ってしまったから。 妹に人殺しの罪を背負わせた。
じゃあ――存在しなければよかったのだ。 母と父の間に生まれなければ良かった。 アポロが居なければその歓びは無かった>>7:-123 妹より後に子供が生まれたとしても それは兄妹ではなく姉弟であっただろう。
母親が同じ子供でさえあれば、 姉弟の中に苦悩も確執もなく 呪いもなく、狂いも生じなかった。]
(15) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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[アポロが呪ったことで父親が急死し、 義母が病に伏せり死んだというのなら。
父親と母親の間に愛などなければ良かった。 そうすればきっと、子供が生まれても “アポロではないもの”だった筈なのに。
好き、愛してる。 直向きでいかれていて底がみえないその愛は>>7:-124 アポロが存在しなければ、生まれなかった。 父親も、義母も、パピヨンも。 ―――そして、妹も。 誰ひとり、不幸にはならなかったというのなら。 どうして生まれて来てしまったのだろう。]
(16) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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[兄として見ている>>7:-125 妹が兄を、兄として。 それは何も不幸では無かった。
おかしいのは、 妹が兄を、男として見ること。 それがおかしくないなんて>>7:-126 絶対に有り得ない。]
見るわけがない。 ――なんで妹を女として見るんだ。
[フローラを妹だと自覚出来たのは、 彼女を失うことが家族を失うことだと 気づいてからの話にしても。
嘘は言っていない。
妹を女として見た事は一度もない。 少女としてしか、今も見れない。 たとえ、幼子が着ていたものに似たデザインが あまり似合わない歳に成ったとしても。]
(17) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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[あのメールに>>2:-100妹の関連性を感じなかった事。 それが、アポロの愚かしさ。]
今のお前は――おかしい。
[だから、逃げねばいけなかった。>>7:-127 兄を男だと“見ている”妹から逃げる為に。
妹を妹でないものにしてしまったアポロから、 フローラを遠ざける為に。
車輪の向かう先が玄関ではない方だと気づき、 レバーを切ろうとしたが間に合わない。 此方が正しい道といわんばかりに 寝室へ向け蛇行する車椅子をなんとか止めた。
既に部屋に入った後であり。 背後に居る妹が鍵を閉めた後だったけれど。>>7:-128]
(18) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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手当は要らない。 近づかないでくれ。
[任せると言って、任せた数時間前とは>>6:7 既に事情が変わっている。 ただ、怖かった。 ただただ、怖かった。 仮面を被ろうとしても、壊れてしまったのだ。 妹だと思えず、隣人と同じ価値の少女であったなら こんなにも恐れる事は無かったのだろうか。
どうして、――妹と思える今になって 妹を女として見ることが出来よう。]
(19) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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…フローラ。
[血のにじむ包帯に包まれた指が震える。 それでも、握ろうとした。 すかすかと“幻覚のレバー”に手を伸ばし 実像のレバーをうまく掴めておらず。]
……フローラ、
[バンッと肘置きに掌を叩きつけ、 自重を腕で支え顔を横向き――背後を振り返る。 ドアの前には、涙を流しながら笑う妹が居る>>7:-128 まるで、笑顔の死顔を被っているかのように。]
(20) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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[折角、兄になれたのだから]
頼む、許してくれ。
[妹の仮面を被る化物よ、 妹を、殺さないでくれ。]
兄妹で居たいなら。
[浮遊感は継続している。 車椅子を自力で動かす判断が出来ないくらい。 介護用のベッドだけが 車椅子の前面の傍にあり>>6:-92 まるで棺桶のように納められるものを待っていた]*
(21) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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[そう、許せなかった。>>36 アポロは許せなかった。 けれど、フローラはそうじゃない、
――そうじゃないだろう。 父親を肯定したのだから。 妹とはそこだけは、境遇の違いから 分かり合えないのだから。
恨んでもいない、憎んでもいない。 けれどアポロが憎んで殺せてしまうなら。]
(65) motimoti 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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[それはフローラが人間ではなく道具として 価値を下げるのと同じこと。
けれど、そうじゃないだろう。 ――そうじゃ、ないから。 妹として、女として見られたい――…と。
思考は打ち切られた。 声にして伝えていない言葉を、 彼女は唇の動きで読んだ。>>39 その目でどれだけ、アポロの唇を観察したのだろう。 綺麗なものを描くのが好きだった筈の、妹が。]
(66) motimoti 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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[その目は、死が待つばかりのアポロに注がれ 妹に存在する筈の選択肢が全て潰される>>-73 選択肢を否定する代わりに 同じ所まで堕ちろとでも言われている気分で>>41 どうして 、、、、、、、、、、 ――必要なものを捨てたいのかが解らない。]
馬鹿なことを。 死んだ親父とお前が寝るようなもんだぞ。 それが普通だとでも言うのか?
[好意や愛情が悪いんじゃない。>>42 好意や愛情の意味する所がおかしいのだ。]
(67) motimoti 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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無理だ、
[こういう時ばかり血が通う。 アポロの否定は、妹の否定に重なって>>45 そして、続きを辿るのはフローラの唇。]
やめ、
[引っ込めようと意思はあった。 けれど、体がどうにも緩慢にしか動かない。 傷口を詰る痛苦。>>47 傷をこじ広げるような鋭さに、顔を顰め]
(68) motimoti 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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っぁ……っぐ…… [痛苦だけでは無かった。 攫われた手の行く末は――妹の歯に。>>-76 愛撫とはとても云えない凶暴性。 血の繋がった妹に食われる恐怖。]
っぅ、ああ………っぃ、ぎ
[嫌、嫌、と拒絶を―― 生理的な嫌悪を。 首を横に振り、示す。 手を引こうとすると尚喰いこむ歯に 指から染み出す血が余計に溢れて。]
(69) motimoti 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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……フぅっ、 ……ゆるして、ほしいのか?
[許してやれば>>45 傍に居るだけで満たされるのか。>>50]
違う だろう、 許さ、……れたいなら どうして、嫌われようとする。
[女としてアポロを想う気持ちを打ち明ける。 兄の肉を“二度も”食らう。]
(70) motimoti 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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お前―――
っ……ゆるされたく、ないんだろう。
[許されてしまったら。
妹でも女でもなく――ただの道具になるから。 道具は不要になったら捨てられるだけだから。] 嘘つき女め。
[上辺だけの言葉を交わし、 上辺だけで傍に居る。 いらなくなったら捨てる――…。
――――心のない関係に、また戻るだけだから]*
(71) motimoti 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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[自分の意思でアポロを傷つけて。 自分の意思で自分の心に傷をつける妹は>>73 自業自得と矛盾だらけの泥沼に 沈もうとしているのを気づいているのだろうか。
自ら救いを断ち切らんとする様は、 自由に舞う蝶に焦がれて手を伸ばしていたのに。 土に根を張り、愛でられることを喜んで 最後には刈り取られるだけの花のまま。 寂しいのだと訴えかける声は>>74 今にも枯れて、萎れてしまいそうだ。] 今まで……っ、そうやって、皆召集された。 連れて行かれるのは、…俺だけじゃない。 見送らなきゃならないのは、お前だけじゃない。
[皮が破け、肉を蝕む苦痛を遣り過しながら 何度も奥歯を噛み、生理的な涙を薄ら浮かばせる]
(88) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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しょうがない、事なんだ。
それに――俺が死ぬことで お前の目が醒めるなら、
[ぎちぎちと余韻を余す痛みだって こうして、アポロは耐えようとしている。
だから、フローラも耐え続けるしかない。 耐えても耐えても、救いが無くても そんな時代に生まれてしまったのだから。 アポロだけが例外視なんて、されない。>>76 諭す言葉に納得が返ってきた>>-110 ―――と、思ったのに。]
(89) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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…………は?
[どうしてそんな言葉が出てくるかが解らない。>>77 好意や愛を語っていた舌が、 それらが交わらぬ“証拠”だけを転がすなんて。
唖然とした表情で妹を見る。 焦点が通うのは、苦痛によって 幻覚を感じる頻度が下がってきたから ――なのか。]
(90) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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なにを、言ってるんだ。
[この時間を得ているだけで、 妹は子供を産まされる。>>78 どうしてそんな事を先に言わなかった。 こうして隠れ家に着く前に。]
ふざけるな。
[子供を産んで――それから。 オズワルドに何の益があるのだろう 復讐以外の、何が。
逃げれば妹を襲わせるとも言っていた。 だから、それは。
アポロと寝ろという益ではなくて もっと別の目的があるのだと想像に至る。]
(91) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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今すぐ連絡を取れ。 俺を自警団に引き渡して、 お前も保護下に入るんだ。
[そうすれば――]
(92) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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そうしたら、許してやる。 最後までお前の“にいさん”で居る。
産みたくもない子供を産む? それじゃあ、かあさんと同じだろう。
(93) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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なんで望んで同じになるんだ。
お前も、生まれた子供も、 きっと不幸になる。
フローラ、言うことを聞け!
[一方的な想いだけで生まれる子供は子供じゃない。 ―――男と女、互いが互いに、 男と女としての 愛がないなら。]
(94) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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―――ッ!!?
[急に吹きつけられたスプレーとの距離は至近。 目を閉じるのも間に合いきらず、 鼻腔はミストを吸い、 怒鳴りつけて開いた口内にも入ってくる。]
……っう……
[一刻遅れ、悟る。
アロマ機器から拡散された匂いだと。 そして――、あの苛々が駆け巡る。 何かを耐えている時に似ているが 先程と違うのは、飲んでしまったからか 身体が火照る感覚と、汗が噴出す気配。 上着に重ねたシャツはじっとりと肌に張り付く。]
(95) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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な……、っ……………
[腰が震え、悟った。 些細な振動で、僅かな衣擦れで、 下着の下で反応する男根を。
裾の短いスラックスの股座には 存在を誇張する丘が築かれている。 アポロの意思とは無関係に。]
そんなに、……ふ、 道具になりたいのか? [妹の身体を突き放そうと手を伸ばす。 熱欲を持て余す身体はどうにも震えが先に来て。 肩を掴もうと、思うように力が湧かず。]
(96) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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あの男の――――
オズワルドの、ものになりたいのか?
[ぞくぞくと押し寄せる欲求で涙を張る眼球が 二つとも、――妹を睥睨する。]
(97) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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[母親が義務でキングスのモノになったように。 妹も義務でオズワルドのモノになるのか。]
嘘つきめ。
……お前がほしいだけだろ
[オズワルドの道具になることを選択した癖、 尚も兄に好意を口遊む妹を>>79 アポロはきっと、正しく“みている”]
(98) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時半頃
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子供を、ひとり 産んでも――、っ……
お前は交尾の相手を、 選べるとは限らないんだぞ
[生まれた赤子が、成人するまで無事に育つと 病も障害も乗り越えられると、 あの男は楽観視するのだろうか。
―― ひとりでは足らないと。
中年期の男ではなくて もっと若く、生殖能力のある雄と 交尾をさせられ続けるかもしれない。
あの男は、確かに言った。
妹がどうなろうと関係ない、と。>>5:214]
(99) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時半頃
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[この街が、優しいだけの街では無い事を。 妹だって、知っているだろう。]
そんな覚悟、無いくせに。
いつまで自分、っに 都合の、いい、夢を みている……つもりだ?
[脂汗を滲ませて、荒い息を吐き出した。]**
(100) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時半頃
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[オズワルドの告げた事は真実なのだろう。 フローラの、…嫌、義母の血統を残したいと。>>105
だが、相続が絡む話なら妹を義母姓に代えさせ 身元のしっかりした入婿を迎える手順があって。 あくまでこれは復讐の一部でしかない。
オズワルドを利用し復讐を遂げようとしたフローラは オズワルドに利用され復讐の道具にされ 誰ともつかぬ婚約者を宛てがわれ 私生児ではなく家柄を継がせるに相応しい子供を 生むための道具にさせられるのでは。
幸せになどなれる筈がない。>>106 妹は、オズワルドという男に一度裏切られたというに まだ縋れる藁であると祈っているだけだ。>>107
(113) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時頃
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[よしんば妹が待遇を尊重されるにしても “旦那様に相応しい男”が此処に訪れた時 アポロは用済みとして船に乗せられるなり 自警団に引き渡されるなりするのだろう。
アポロはそう思う。 ――――あの男を信頼していないから。
シャム猫のように義母を可愛がっていた男が 何に怒り、何を呪ったか。
きっと、男と所帯を持った事じゃない。 そしらぬ男と所帯を持った事ではないのか。
オズワルドが勧める人物を婿入れするのではなく 家を捨て、オズワルドから離れ、 義母の意思で決めた男の家に嫁いだからではないのか。 妹を代わりにしたいなら、きっと―――]
(114) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時頃
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ずっと一緒に居れる方法なんて、無いんだ。
[この街は、生贄を捧げて成り立っている。]
子供は、物じゃないんだぞ。
[兄が居なくなるから、家族がほしい。>>108 なら、その家族は。 果たして幸せに生きていけるのか。 妹がほしいのはアポロの血を引く子供じゃなくて。 アポロそのものであるのなら。>>109]
(115) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時頃
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……俺は最期の時間を、
兄妹らしく過ごしたかった。
[愚かな夢に身を浸からせること無く>>110 追い詰められた妹に インセスト・タブーを望ませる事なく>>108 ただ、普通の兄妹として別れを惜しみ
先に逝く兄の為にも。 幸せを探して欲しかった。 妹が兄に、結婚式を見てみたかったと願ったように 兄も妹の花嫁姿を見てみたかった。 祝福したかった、―――幸多かれと。]
(116) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時頃
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[この街そのものを呪う妹に、願えない望みとしても。]
(117) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時頃
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[幸せからかけ離れた願いを訴える妹は>>111 もう、何処か―― 心の大事な部分が壊れているように見えた。
アポロは両足を欠損したが フローラは心を欠損したのだ。
一時凌ぎの夢すら醒めたら、 心をなくした少女は何に化けるのだろう。 あまりにも救いが無くて、虚しくて 欲情に駆られる瞳であれど、色は鉛色。]
(118) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時半頃
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フローラ……夢は、永遠には見れない。 直ぐに醒めてしまうんだ。
[綺麗なものを、綺麗で透明なものだけを 彼女が見続けることを許されなかったように。>>112 膝に重みが掛かり、額に口付ける感触に驚くより 密着することで妹の胸が当たる方に 昂ぶる男の身体は意識を移しつつある。
自分の意思とは無関係に、 血が半分繋がる妹を 女として意識“させられる”。]
(119) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時半頃
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っは……
[血で互いの接触部は湿る。
唇を覆うものは妹の唇なのに。 触れ合うのは女の唇になり。 かかる呼気は妹の息なのに 女の息として、 劣情に狂う男の口内に降りてくる]
っぁ……、
[苦しくて辛くて、我慢ならないのだ。 膝の間で熱を持つ男の性そのものが 理性や思考を性的欲求に上塗りする。]
(120) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時半頃
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[舌を滑らせ、貪るように吸い付いた。
相手は妹だと分かっていても、 女として求めてしまう。]
んんっ……
[軟体が寄り添い、絡み、水音を立てる。 肩を掴んでいた手は下へと降りて行き。 着衣に隠れた控えめな膨らみを鷲掴む。 一度触れてしまえば、もう駄目で。 質感を確かめるように指は動き。 乳首のある場所を探るように指で弄る。] はっ、はぁ……っ……ぅふ、
[もっと、男としての欲求を満たされたい。 車椅子から落ないように嵌めているベルトに 腹を押さえつけられたまま、身を奮わせた。]*
(121) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時半頃
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[兄妹として向き合えるようになったのに 最期が訪れるという事も。 妹を人殺しにしてしまった後悔も。 一時的に満たされても 失った後が余計に虚しくなる事も。>>125
もう、何を言っても届かない気がした。
何を頼んでもアポロという男の意思は 妹の望むものと重なることは無いから。
互いに救われない。 互いに望みが叶わない。 今も分からなかった。
フローラはアポロにどうあって欲しかったのだろう。 妹として大切にしようとした良心すら 彼女自身が及ぶ行動で、踏みにじられていく。]
(130) motimoti 2018/12/15(Sat) 16時半頃
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[転げ落ちていく坂道。 妹が望んだ事であった筈なのに>>126 子供のつくり方は知っていても、 無知な女は確かに、怯えて。>>127
どろりと唾液が糸引けば、 獣のような荒い息が女の濡れた顎に掛かる]
はぁっ……ふ、……
[服を脱がせるのも面倒で衝動のまま触れていた。 制止が掛かれば苛立ちと情欲の籠めた目で睨む>>128 混乱を隠せずに、心の準備が間に合わない手つきで けれどニットワンピースを脱いだ女は 白地に薄紫の花の刺繍がされた下着姿になる]
(131) motimoti 2018/12/15(Sat) 17時頃
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……早く。
[ブラのホックを外してトップレスになるのを 待ちきれないと言わんばかりに唸る。 小ぶりな丘が露見し、密着が深まる。]
っはぁ……ぅぅ……
[理性が何処かにいってしまったアポロは、 眼前の幼い乳房に貪りつく。 舌で乳輪を舐め回し、赤子のように吸い付いて 乳頭に歯を立て、充血を唆す。 掌中に収まりのつくもう一方の起伏を 触れて、撫で、揺らして、乳頭を抓るように。 車椅子の座面に立て膝をつく女の 感度を確かめるよりも、欲求ばかり膨れていく。 スラックスを持ち上げる熱源はより露骨に盛り上がって]
(132) motimoti 2018/12/15(Sat) 17時頃
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[フローラの姿をしたものを、 フローラとして考えられなかった。 よく似た娼婦なのだと現実を誤魔化す。
夢でいい、女は言った。 兄を慕った妹として>>129存在しなくていいのなら
―――フローラとして愛される事は、ないのだ。]
(133) motimoti 2018/12/15(Sat) 17時頃
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[片方の乳房に飽きれば、もう一方も。 唇を寄せ、唇を窄め、吸い付く。 開放したばかりの乳房は唾液にまみれ、 乳頭は照ら照らと濡れている。
果実のようだった。 甘い味だった。
此処にいるのは、 知らない ――商売女だけれど。]*
(134) motimoti 2018/12/15(Sat) 17時頃
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[女の身体は不自然なほどに固まっていた。 愛撫により血の巡りを増した肌を目の前にし>>149 無感情に、無感動に、ただ、衝動に身体を委ねた。
知らない女の知っている男の顔をしていても>>150 別人のように弄び、蹂躙しようとする。 だって、妹ではないから。 此処に居るのは――――妹に似た他の誰かだ。] っはあ………っふ… [道具になると決めた女は、 何処まで想像し、何処まで予測したのだろう。 死ねと呪った女は。>>111
男は、独特の電子音が流れても>>151 女が叫び声を上げても顔も上げなかった。>>153 望んだもの、>>154望まれた事>>-196 それらを聞いても、眉も動かさなかった。 兄と呼ぶ存在が、此処に居ないかのように。]
(176) motimoti 2018/12/16(Sun) 06時半頃
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[一度、死んでしまったものは、
―――― 戻らない。]
(177) motimoti 2018/12/16(Sun) 06時半頃
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[ただ、肩を掴まれ強引に引き剥がされたなら>>155 柔らかい女の身体に触れていた手は遠のく。 謝罪の声を聞きながら、女を見ていた。>>156
ぐらっ
少しだけ、驚いたように目を丸くし。 何かを言いたげに、微かに動いて。
歪んでしまった車椅子の車輪が傾き、 介護用ベッドのポールに後頭部がぶつかる。
衝撃に頭が揺れ、――意識は遠のいていく。 こみ上げる欲求も、何もかも気を失うことに釣られ 時間が解決することになるのだろう。 微かに聞こえていた音声すら、耳は拾わなくなった。
瞼が降りたことで、目の前が真っ暗になる。]
(178) motimoti 2018/12/16(Sun) 06時半頃
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[それから、どのくらい経ったのだろう。 昏睡から覚醒した時、まず、頭痛に顔を顰めた。
痛む場所を摩ろうと手を伸ばす]
っう…… 痛…………っぐ
(179) motimoti 2018/12/16(Sun) 06時半頃
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[呼吸も出来る。 自分が誰であるかは分かっている。
アポロ・ヌヴィル。 、、、、、 農園のひとり息子で、自警団の一員。
だが。 此方をみている娘が誰であるのか。 父親が義母と再婚し、妹が生まれる前までの記憶が 失われてしまったから―――、]
(180) motimoti 2018/12/16(Sun) 06時半頃
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………………………………誰だ?
[その時は服をきちんと着ていたか、 下着姿だったかは解らないけれど。 見覚えのない若い娘を、困惑した目で見つめる。
足が動かない――否、ない、違和感に 驚嘆して喉を鳴らす。]
何……いったい何が起こったんだ……? 俺は、俺の足は………どうして……?
[199■年のアポロには、足があったから。 けれど、こんなとんでもない怪我を負っているのに 不思議と痛みは無く、何がなんだか理解できない。]
(181) motimoti 2018/12/16(Sun) 06時半頃
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此処は何処だ? 君の家か?
君はいったい 誰なんだ?
[見覚えの無い場所に状況が分からず、 困惑した声と共に、怪訝そうに眉を寄せた]**
(182) motimoti 2018/12/16(Sun) 06時半頃
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[頭を冷やすものを用意してくれていただけに 歳に比べて幼い服装>>184の娘は>>186 手当をしてくれていたという事が解る。
彼女と自身に血縁関係があるとは知らないまま 知らない家だと聞けば益々意味が分からず。>>187]
っ……ど、 どういう事だ……? 君も知らない……?
[状況が全く飲み込めず、首を捻る。 そもそも頭を打つ前はどうしていただろう。 思い出そうとすると頭が割れるようで、 低く呻き、目を伏せる。]
(191) motimoti 2018/12/16(Sun) 12時頃
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家が無い……? 孤児なのか?
[身内は召集に掛かってしまったのだろうか。 家が無い、 ―――それに。
理解に至れないまま、彼女を見ていたが 誰だかも解らないと告げる彼女に>>188 記憶がないのだろうかと怪訝に見つめ返した。 記憶がないのはアポロの方だというのに。
思いがけぬ事故で、その時>>1:141が来た事 空白の年数が長すぎて、悟れもせず。]
とにかく、職場に連絡するよ 君も知らない家に居るのは、困るだろう。
[そう告げ、携帯をポケットから取り出そうとする。]
(192) motimoti 2018/12/16(Sun) 12時頃
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[名前が解らない、家がない―― 職場である自警団に、 どう報告して保護すべきかと算段を立てる間。]
君のお兄さんは、俺に似ていたのか?
[仮面を被らず此処に居るアポロは、 思い出したように―――… 覚醒と共にかけられた言葉を振り返る。>>185 気力を失っている様子の彼女を 撫でようとしたが、高低差に手は届かず。]
君みたいな可愛い妹が居たなら、
お兄さんも自慢だったんだろうな。
[水を受け取りながら、直立した娘を見上げる。]*
(193) motimoti 2018/12/16(Sun) 12時半頃
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[どうして謝られるかが解らない。>>194 感謝と謝罪は似ていても違うものだから。 祖父が居るのなら孤児では無いのだろう。>>195 何はともあれど、互いに―― 知らない家に何故か居るのだとすれば 彼女を先輩方に護衛させ祖父のもとに送り、 自分は父親の待つ家に帰る、
そのつもりで居たが、 彼女に止められてしまった。>>196]
(200) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時頃
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大学? 去年まで俺も学生だったけど…。 職場、とは……?
[記憶がないだけに―― 歳を取ったことすら鏡を見ていない為分からず。 ましてや職場が大学であるなんて知りもしない。>>196
携帯を握ると、手当されているらしい指が痛む。 包帯から血が滲み出していて…… 最近の怪我には思えない状態ながら両足も無いし、 何らかの事故にあったのだろうかと訝しむ。]
(201) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時頃
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[消沈していた事や自警団に通報をいれると 困るような事情があるのだろうかと まずは警戒を解く為に彼女のことを聞こうとする>>197 兄が居るような話を聞けばあやふやな話ではなく しっかりとした記憶が返ってきた。
自分が誰かも解らない、 両親のことも解らないというものだから、 もしかしてとは一瞬考えもしたが 彼女もまたアポロと同じように 記憶を失っている訳ではないのだろう。]
そうか……。 [過去形という事は、 召集で連れて行かれてしまったのだろうか。 消沈している態度を見て、そこを問う事は出来ず。 駄目な妹だったと打ち明ける彼女に>>198 事情は解らないものの、頭を下げて貰った為 痛む指ではあったが、撫でようと。]
(202) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時頃
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離れる時に喧嘩でもしたのか?
俺で良かったら、話くらい聞けるし、 そんなに似ているなら 今は君の、兄さんの代わりになるよ。 [アポロは一人っ子だが、妹や弟が居る友人らを 羨ましいと思ったことは何度もあった。 母親が妹を生んでくれていたらきっと可愛がった。 そう思えば、祖父以外は天涯孤独と口にした彼女の 寂しさを感じさせる態度に良心は自然と擽られる。
頭を撫で、少しだけ背を伸ばして。 妹が居たらどうするかと想像し、額に口付ける。]
(203) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時頃
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[しかし、手元の携帯にふと視線を落とせば、 信じられない表示がそこにあった。] ……っな。 2018年……? これは一体、どういう……
[2018年。 覚えある限りの記憶では、 1996年だか1997年くらいの筈だ。 タイムスリップか浦島太郎にでもなった気分で 目を見開き、顔をこわばらせ、 驚愕した表情で表示をしばらく見ていた。]
(204) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時頃
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[妹であった彼女だけが>>1:*6 アポロの記憶にないのではなく 全てが、空虚であり。>>1:30
アポロの記憶の中では、父親は健在で 親友とパピヨンは交際を経て籍を入れたばかり。]
(205) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時頃
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[届いていたメールを開けば一件の通知。>>199 ギネス先生、という大学時代の恩師には存在しない そしらぬ人物からのメールに、困惑する。]
絵を取りに……? [大学時代に油彩と造形を学んでいたが このメールの差出人のいうところの絵が、 一体どんなものかが解らない。 額を覆い、痛みに呻きながら考えても、思い出せず。]
は、……ぇ? [その兄というのは彼女の兄なのだろうか。 それとも、今は兄だと思ってくれていいと 彼女に伝えたから、そう呼ばれたのか。>>203 しかし、自警団に連絡を入れようとして 止められたことから、後者を想像する。]
(206) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時半頃
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大学にある絵なんて…俺は知らない…。
[それに。 メールの内容も、誰にも見つからないように、とある。
メールの内容は覗き込んでいたのなら 彼女にも見ることは出来るのだろうか。]
(207) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時半頃
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……………追われるなんて ど、どうして、そんな事になったかは 想像もつかないけれど。 ……これから俺は、一体どうしたら。
[職場である自警団に追われるような事態とは 余程のことがあったのだろうとは。 父親の待つ家に帰ることも捕まる事を思えば考えられず。 そもそも、父親の年齢とこの携帯の表示の西暦から 逆算をすれば、死んでいておかしくない。
ましてや―― 自身が2018年の召集に掛かっている事も知らない。]
どうしたら、いいんだ……
[ショックに打ちひしがれ、携帯を取り落とし。 両手で顔を覆う。]*
(208) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時半頃
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[彼女の告げる大切なもの、というのが 一体なんのことかが分からなくて>>213 どのくらい口を挟むべきか迷ったが]
その大事なものが、 どのくらい大切なものだったかは解らないが…
きっと、君が想像しているよりも 縁は硬いものだと思うよ。 [外的ショックで記憶を失っていると知らない為 自身の事を指しているとは知らずに。]
(220) motimoti 2018/12/16(Sun) 21時頃
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[絵というのが何のことかは解らないが。 彼女には思い当たる事があるらしい。>>214]
ええと、それは……君の兄さんの? それとも、俺の事を言ってるのか?
[ならばこの携帯は一体誰のものなのだろう。 履歴を見れば送信メールも辿る事は出来るのだろう。 パピヨンに火事を心配する内容から、 妹とのやり取りであるメールまで。
けれど、過去を見るのが恐ろしく感じてきた。 よくは解らないが、“いやなこと”が そこにあるような予感がして 漠然と背中を撫でる不快感と頭痛に顔を歪めさせ]
(221) motimoti 2018/12/16(Sun) 21時頃
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身を隠すのはいいけれど、 そんなこと、いつまでも出来ないだろう。
イアンなら、何か……
[そうして電話帳をめくってみようとして、
ふと、気づく。 彼女はどうして。 大学を出た時期を知っているのだろう。>>212
外見だけを見て年齢を察するしかないが、 彼女が生まれたばかりか、生まれていない筈だが。]
(222) motimoti 2018/12/16(Sun) 21時頃
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君のせいだって?
[その事を問いただそうとしたが、 言い重ねるような告白に首を傾げる>>216]
俺は本当に、何をしてしまったんだ……。
その――絵を見に行けば良いのか? 見つからないようにとあるが、 車椅子は目立ちそうだな。 [絵を見るのも、運悪く見つかってしまっても それは別に構わないけれど、でも。
いつまでも潜伏し、事情が解らないまま生きるのは 生きていないのも同じで、 絵を見たら出頭しようと考えはした。
それ以外に、何かを出来ると思わないから]*
(223) motimoti 2018/12/16(Sun) 21時頃
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俺が、君の……兄さん?
[思いがけない話に首を横に振る。>>225]
それは、…えぇと、からかっているのか?
かあさんは俺を産んで数年で召集された。 まさか、君が宮廷から来たとでもいうのか?
[本当に、解らない。 彼女も平然としているから理解が出来ない。 もしかすると記憶がない二十年のうちに結婚し、 彼女は義理の妹にあたるのだろうか。]
(233) motimoti 2018/12/16(Sun) 22時頃
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何を、言っているんだ…? 生きて欲しいって。
[まるで、放っておけば 死ぬみたいな言い様に聞こえ>>226 彼女が何を考えているのかが、全く理解できない。 イアンの事も知っているようではあるし>>227 彫像の話は何のことだか解らないが 流石に人を殺してしまったと聞けば>>230 顔は強張り、言葉を失うしかない。]
(234) motimoti 2018/12/16(Sun) 22時頃
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人を、殺しただって?
そりゃあ、俺でなくとも怒るだろうが [どうしてとも、誰を殺したのかとも。 聞くのが怖くて、聞けない。 どうにも落ち着かず、視線を逸らす。]
……ええと。 その、俺を庇おうとしているのは なんとなく、解ったんだが、
[妹と聞かされても、正直実感は沸かない。 それに名前を知らないし、君、としか呼べず。 誰を殺したかを確かめるのも、臆病になる。]
(235) motimoti 2018/12/16(Sun) 22時頃
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君が………誰かを殺してしまったなら、 その罪は償わなければいけないと、思うけれど。
俺が何かの容疑に掛かっているなら それを晴らしに行かなきゃいけない。
格好良くて優しくて、だろう? 人様に顔向けできないような生き方は出来ないから。
[こそこそと隠れて生きる事は出来るだろう。 ただ、自身が記憶にないだけで、 そんな風に思っていてくれる関係だったなら>>197 彼女の兄だったらしい自分を、壊したくはないと思った]
(236) motimoti 2018/12/16(Sun) 22時頃
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やはり、その絵を見終わった後にでも 君を連れて、自警団に出頭するよ。 [彼女の望みは、絵を見るだけでは無いようだが>>232]
でも、展示されているってメールにはあったぞ。 それなら、完成品なんじゃないか?
[アクリル絵の具で加工されており 実在しない人物を描いたかのように 一見してみえる>>0:606 絵である事は この目で見ていないので解らない。
車が到着すれば手を借りて乗り込むつもりだ。]*
(237) motimoti 2018/12/16(Sun) 22時半頃
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[彼女が無気力にみえるのも 人を殺してしまったせいなのか。>>241 それとも、彼女を妹だと思える記憶を>>240 何も覚えていないせいなのか。]
俺が何もしていないと言っても…… 誰に会うことも出来なくて、 仕事も就けずに隠れて暮らすなんて、 そんな事は出来ない。
君が帰ってくるまで、せめて
[兄妹なら、彼女が罪を償うまで待ちたい。 なら、仕事が必要だ。 家は無くなってしまったと彼女は言っていたが ちゃんと帰れる場所を用意し、待ちたいと思う]
(250) motimoti 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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…………殺される?
[たとえ殺人を犯しても村長の意向により、 三番街には死刑制度がない筈だ。 二十数年のうち法律が変わったというなら その限りでは、無いけれども>>243
だから―――、]
ああ……俺は、召集に掛かっているのか。 ………そうか。
[この足は最近切除したものには見えない。 食用で召集が掛かっているのだと想像する。]
(251) motimoti 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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それは、………仕方がない。
[それで良かったのかもしれない。 何処に帰るべきかの記憶もなくして、 時代に取り残された記憶しかない。 この街には、記憶のないアポロの居場所は無い。
でも、]
……君の事を、待っていたかったな……
[父親は、話題に上がらないという事は おそらくは生きていないのだろう。 アポロの家族はどうやら彼女しかおらず。
家もなくなってしまったと告げる彼女を 待っている事が出来なくなるのは、 ――うまくは云えないけれど、残念だった。]
(252) motimoti 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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[見てみない事にはどんな絵か解らないが>>243 大学に向かい、案内を受ける。>>247 事務的な話しか出来ないのは ギネスという人物と面識が“ない”からで。 曖昧に笑い、お礼を述べて絵の前に。>>248]
……これは。
[ラベンダー畑が農園の裏にあるもの、というのは 見る限りで記憶と一致する。 だが、描かれている家族に見覚えが無い。 額を持ち、近くで見つめ返す。]
(253) motimoti 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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俺のタッチではある。
[学生時代よりも画力は上がっている、 しかし、気づいたのは、それだけでは無かった。]
ただ、なんというかこう、 ぱっとしない絵だな。 モデルがあって描いている感じがしないというか。
[そう感じさせる理由に気がついた。 間近に見れば顔の部分とそれ以外の部分は 画材が違うのだと。]
……なんで顔だけ油彩じゃないんだ? それに、不自然に、顔の部分が厚い。
[画材の違いを見定めて。 凹凸を指で辿り、 ―――率直な、感想。]
(254) motimoti 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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[実在が不確かな楽園の裏に何かがある。>>249 彼女は描き直して欲しいというが――>>248]
無理だよ、この指じゃ。 細かい描写を描けそうにない。
それに。
[多分、塗り固めたにしても 不自然な厚みがある事は何かの意図がある。 アポロの記憶にはない、意図が。]
きっとこれは、完成した絵だ。
[持ち込まれた画材道具の中からヘラを取る>>246 絵の――顔の部分に押し当てて軽く削れば。 貼り付けたアクリル水彩が少しだけ剥がれた。
金髪の少女の髪。 その下に隠れているのは、深緑色の髪の毛。]
(255) motimoti 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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――――、
[妹と名乗る少女を振り返る。 彼女の髪の色と同じ事に気づいた。]
……………… あとは、君が。
[この絵が彼女を描いたものなら。 男性と女性は、彼女の両親を描いているのだろうか。
なら、ここから先を削るのは アポロの役割では無い筈だ。 きっと、彼女の為に描いたものなのだろうから。]*
(256) motimoti 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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[流石に、思わぬ悪態にはぎょっとした。>>260 記憶がないのだから指の怪我が 何故負ったものかは解らないが、]
俺が描いたなら、君に遺す為に 描いたものだと思うから……
[彼女の苛立ちは伝わる。>>262 だが、そうとしか言いようはない。 削る様子を見ていれば やはり彼女と知らない女性。 それに――父親の顔が明るみになる。]
(277) motimoti 2018/12/17(Mon) 08時頃
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………え?
[どうして此処に父親が描かれているのだろう。]
おい、何を……
[理解出来ず彼女の動向を見守っていたが、 完成された絵に絵筆を走らせるのを 目の当たりにし言葉を失う。>>264]
(278) motimoti 2018/12/17(Mon) 08時頃
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[画風も違ければ構図も無茶苦茶だ。 だが、彼女にとってはそれよりも 此処に兄が描かれていない事が重要らしい>>267]
諦めるって……仕方がないだろ。 かあさんも、他の人たちも 召集を避けることは出来なかったんだ。 決まり事をどう諦めるなって言うんだ。
……それに、悪いけど。 どうして記憶をなくしたかなんて 俺だって解らないんだから。
[困惑をそのまま口に出し、殴り描く背を見守る。
行かせないと口にし、筆を進めるのを>>268 ぼんやりと見つめていた。]
(279) motimoti 2018/12/17(Mon) 08時頃
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……何を、どうやって……。
[いや、方法以上に。]
(280) motimoti 2018/12/17(Mon) 08時頃
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誰にも会えず、何も出来ず、 ずっと隠れてただ生きるなんて。
……そんなの、俺にとっては、 生きているって言わない。
生きている実感や歓びが無いまま 飼われているのと同じじゃないか。 生きていることに一体なんの価値があるんだ [―――どうして伝わらないのだろう。 虫籠で鑑賞する虫と、何ら変わらない事を。]
それに。 そんな事をすればただ事じゃ済まないだろ
[それ以上の言葉はかけられず、 黙って作業を見守るしかない。]**
(281) motimoti 2018/12/17(Mon) 08時頃
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………。 君が悪いことをしてしまったと言うのなら 尚の事記憶をなくす意味が解らない。
殺人、と…彫像を壊したんだったか…、
[記憶が無い間の自身にとって大切な誰か。 どうして彼女が手にかけてしまったのかも解らないが 沈んだ顔と、詰る顔を思い出すと、 彼女に“そうさせた”のは自分自身が 何かしら関わっているような気もしてしまう。
それに父親がこの絵の中に居ること。 父親は、母親を裏切ってしまったのだろうか けれど、既に成人していそうな大きな妹が 既に此処に居るだけに、恨み言も出てこない。 此処は未来なのだから、過去から立ち止まるアポロが 今更何を願おうと不服を唱えようと無価値である気がして。]
(306) motimoti 2018/12/17(Mon) 22時半頃
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え? ――わ、 なん、だ……?
[不意に押し付けられた筆>>292 頬や額に散った油彩絵の具に戸惑う。 擽ったそうに眉を寄せ、顔を逸らそうとして]
………そっか。
[だが、彼女の意思を聞けてホッとする。>>293 誤った事をしたなら償わなければいけない。 間にどのような経緯があったかは解らないが ――――当然の事だから。
出頭するなら、もう会えなくなってしまう。 今のアポロにとっては、 初めて妹という存在に会えたというに。 せめてお願いと告げられた事だけは>>293 可能な限り、聞いてみたいとは思うが。]
(307) motimoti 2018/12/17(Mon) 22時半頃
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……ああ。
[出頭を遅らせ、見送りたいという事か。>>294]
それって、あとどのくらい先なんだ?
[アポロは知らないことだが、一日と少し。]
(308) motimoti 2018/12/17(Mon) 22時半頃
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ん…その、 描けるかどうかは、解らないけど。
俺を? [今も包帯に巻かれた指先から血がにじむ指は 完全に固定されており曲げにくい。 展示会用の絵にアポロを描きたいと告げられ>>296 それを断るつもりは無かった。]
(309) motimoti 2018/12/17(Mon) 22時半頃
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いいよ、出立までに描けるなら。 俺も、自分のことがろくに解らないで 宮廷に行くのはちょっと、って……。
[だから。 彼女の申し出には頷きを返す。]
それに俺、君の名前も知らない。
[俯いている彼女が何を考えているのか>>*0 ――なにも、解らない。]*
(310) motimoti 2018/12/17(Mon) 22時半頃
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……早速、ご相談したいことがあるんです。
[ソウスケに頼んだのは、彼が店に居るうちに。]
先月、だったでしょうか。
自警団の皆様がある密輸グループを取り締まったと。
その残党が、もしかしたらこの数日の間に見付かるかも知れません。
……まだ若い、少年 なのかも知れません。
[推測の話。未確定の話。
目線は床に、両手を前で不安そうに組んで。]
それでも、あの人は…悪くないの。
真実を知らないだけなんです。
自分が何をされているのか……。
[密告。そして、無実の布石。]
ですから、どうかどうか…命だけは、取らないで。
痛みだけでも、きっと改心してくれると思うんです。
[身を案じる少女の、ふり。]**
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[いつも、というのが理解らなくて。>>318 困ったように彼女を見つめ返す。 彼女のいつもは、アポロにとっては 知らない世界の話だった。]
………?
[流石にここに来るまで肌寒かったから 春、と呼ばれる季節が遠い事は分かっていたが 彼女から聞いた召集までの期間は>>319 随分先の話だった。>>320] 俺の頃はせいぜい一週間くらい前に 通達が来るって聞いたけど。 今はそんなに前から来るのか?
[たった三日の違いだが、されど三日。]
(333) motimoti 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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確かに、10日もあれば………。 治るかもしれない。 …でも、描けるといいが… 記憶がないから、技術が自信ない。 [二十年後にこんな情緒的な絵を描けるなんて 思ってもみなかったという位には 少女と父親、知らない女性を描いた絵画は 幸せそうな一枚に窺える。 彼女が描いた自身の絵はどうにも異質に見えるけれど
名前を教えて貰った時。 俯いていた彼女は哀しそうな、 悔しそうな表情をしていた。>>323]
(334) motimoti 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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……すまない。 妹なのは確かだろうけれど。 どうしても君の…
あ、いや。 フローラ。
[せめて呼び方だけでも“君”から彼女の名前へ。]
(335) motimoti 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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分かった。 あそこ以外に隠れられる場所無いんだもんな。
[納得したように同意を告げる。 見覚えの無い講師の男に深々と辞儀をして、
車椅子の使い方も彼女に聞かないと あまり解らないのが現状で。 慣れないながら先へと進み、 外に停めてあった車へと向かう。]
変なのって……き、フローラのせいだろ。
[彼女がした事なのに、と。>>325 苦笑を浮かべ、車に乗る。
些細な表情、仕草。 きっと、彼女の知らないアポロのまま。 彼女を子供の頃から“しらない”から。 子供扱いは―――しない]*
(336) motimoti 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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[彼女の口にするアポロは全く実感が沸かない>>338 兄であったのに兄ではなくなる?
どんな家庭内環境だったのか見当もつかない。 ただ、言葉だけ聞けばいい加減な男に聞こえ 心の底では嫌われているのかもしれないと どう接していいかが余計に分からなくなる。 厄介者なら、作り笑顔で見送ったっていいのに。
あやふやな言い回しが不安に駆られる>>340]
(380) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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でも、飛空艇が来るのは同日だろ。 本当に10日後なんだよな?
[何日前からメールが着ていたのかに関わらず 飛空艇は何度もやって来る訳ではない。 10日後とあるなら誰に取っても10日後の筈だ
彼女はそう言うが“だからこそ” 自画像が描けない事実>>0:604 を 自分ですら解らない。 断ったのは指の怪我もあるけれども>>341 何故か、本当に、描きたくないのだ。]
(381) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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君…フローラの話を聞いていると …俺はあんまり、思い出したくなくなるよ… その…………理由は解らないけど、 自分の事が嫌いだったんじゃないかって。
[自画像を描きたくない意味もよく解らないし、 彼女は暗に振り回すなと言いたげで。 ギネスという名であるらしい人物に見送られ 彼女を正しく妹と思えないまま>>344 あの家へと連れて行かれる。]
ああ、暖かいものがあれば。 [飲み物は貰う事にし、>>346 頂いた後に眠気を感じた。 もしかすると、 ちゃんと寝てなかったのかもしれない]
(382) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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風呂は明日で良いかな。 それより、トイレはどう使うのか知ってる?
[届いていたポータブルトイレは 寝室ににおいが篭るのは躊躇われて トイレの近くに置いて貰う。
下着を下ろして用を足すのではなく 座る練習を手伝って貰おうと。 小は低めで手すり付きのトイレの目の前で すればいい為に簡単だが、 大は椅子から移動する手間がある。
何度か練習すれば移動の仕方も 分かるようになって来て、 彼女に礼を告げ、個室のドアを閉めて用を足した。]
(383) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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[手すりを利用し、彼女の手も借りながら 介護用のベッドに横たわる。]
フローラはまだ寝なくていいのか?
……おやすみ。
[他にもベッドがあるのだろうか。 椅子に座っている彼女を見つめて>>347 けれど眠気に襲われ、目を閉じる。]
(384) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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[ゆっくりと眠りにおちていく。 彼女が何をしているか―――>>348 知るよしもなく。>>349
疲れていたせいか声や物音を聞いても 直ぐに目を覚ます事はない。 夢もなにもみなかった。 余程寝ていなくて、疲れていたのだろう。 命がぽたぽたと流れ出る音を聞いても>>369 閉じた瞳は開かれる事なく、 健やかな寝息を立てている。]
(385) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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っぅ……
[眠りを妨げるように瞼にも水滴が落ちてきて>>370 煩わしげに眉を寄せ、ううん、と唸り声を立てる。 それが何度も続けば、流石に薄く瞳を開けた。]
………んっ……… え……?
[一瞬、何をみているか分からなかった。 夢でもみているのだろうかと。
ただ、夢にしてははっきりとしているし かけられたシーツや顔に落ちてくる血の雫は 感触を伴うものだった。]
(386) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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な。何してるんだ……? え?自分で……?
[理解できない。 彼女の望みも>>365 彼女の気持ちも。>>363
まだ一日足らずしか共に居ない為 妹だと実感が湧ききらないだけに。 だが、此処に他の誰かがいない以上 彼女が襲われたような形跡がない以上 自分で“そうした”のだと解る。]
(387) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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いったい何をしてるんだ……止血しないと。
[手すりに捕まり、身を起こす。 何か、括れるような紐を探す。 ぱっくりと開かれた傷口を 痛ましそうに見つめては、顔を顰め。 タオルを使い、腕に近い所を結ぼうとする。]
どうして? 君は死にたいのか?
[フローラ、ではなく。 咄嗟にそう呼ぶ。
彼女が殺してしまったアポロは、遠く]
(388) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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俺のせいなのか。
俺が生きているから、いけないのか。
[彼女が何かを気に病む―― 殺人すら、感慨なく口にしていただけに
自分のせいなのだろうかと]**
(389) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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いったい、何を言ってるんだよ…。 動物を捌くのと自分を傷つけるんじゃ 話がぜんぜん違うだろ……。
[飲み物を貰った時も、トイレの使い方を聞いた時も こんなことをするような兆しは無かった。 強いて言うなら、アポロが自分を嫌う理由を 彼女自身のせいだと言い張った事くらい。>>400]
っく…………。
[専門ではないのではっきりとした事は言えないが 傷口の開きから患部を直接圧迫した方が良さそうだ。 タオルで傷口を覆うように巻きつけて>>404 両手でぐっと圧迫しながら止血をする。 自らの怪我にも痛みにも頓着しない彼女が いったい何を考えているのか、解らない。]
(407) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時頃
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どうして俺が君を殺したいんだ……? [アポロは彼女にそんな事を言った覚えがない。 記憶にない時のアポロが彼女にそう告げたのか。 本当に妹であるのならきっと言わないし あの、絵の女性の連れ子で 赤の他人であったとしても言わない気がする。]
今の俺には、解らないことだけど。 ―――あんな絵を俺は描いてるんだぞ。
君に死んで欲しいというなら、 あんなに幸せそうな顔で描く訳がない。 [彼女はあの絵を見て、アポロが居ないことに ショックを受けていたけれども、 大学を出たばかりの記憶しかない目から見て 間違いなく、傑作の部類に窺えた。]
(408) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時頃
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[彼女の行動と願望は支離滅裂だった。>>405 様子は平静なのに混乱しているかのよう。 その声も次第に平坦なものから感情的になり 呼吸が弾むくらいに必死なのは解る。 解るけど―――、]
うまくいくとか、いかないとか……。 そういう話じゃない。
俺が子供の頃からずっと、この街は 同じ街の人間をキングスに送り出してる。
[願えば母親は助けてもらえたのか。 そうじゃない―― そうじゃ、ないだろう。]
(409) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時頃
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キングスが連れて行かれた人たちを食べても 送り出した俺たちは許容して来たじゃないか。 それなら、俺たちが共食いしてるのと同じだ。
自分の番になったら嫌だなんて、 今まで散々共食いをしてきた癖に、 許されることじゃない。
[昨日まで食事を出来たのも、生きてこれたのも 誰かが召集通りに連れて行かれてくれたから。 母親、知人、従兄弟、恩師――たくさん。
記憶がない間に親友すらも、“共食い”した。]
(410) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時頃
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死んで欲しいなんて思ったことは無かった。 行かないで欲しいって、何度も思ったさ。
でも、誰かが行ってくれたから、 俺も君も助けて貰えたんじゃないか。
俺は――――…
[沢山の絵が届いていた。>>346 どれも、一日一日を噛み締めて描いている。]
(411) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時頃
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君に、これからも絵を描いて欲しい。 君が、この街で生きていて欲しい。
だから、家族の―――君の為に逝くよ。
君が、この先にすてきな人と出会って “いつか”まで幸せに暮らせるように。
君に、生きていて欲しいから 君と、街の人達の犠牲になる。
[圧迫した腕を掴む手に、また少し力が篭る。]
(412) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時頃
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………俺は、 君が会いたい兄さんじゃないのかもしれないけど。
でも、きっと。
[――家族面した他人に介護されたくない。
そう願って召集を受け入れたイアンの仮面は 記憶をなくす前のアポロも“壊してしまった”
記憶のないアポロには、仮面がそもそも無い。
記憶があろうと無かろうと。 願うことは、きっと同じで、]
(413) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時頃
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君がいつか―――、この三番街で、
あの絵みたいな 心からの笑顔を浮かべられるのを 祈りながら逝けるんだ。
街の人たちが安心したり感動できるような 絵を描き続けてくれると信じながら逝ける。
死ぬなんて怖いし、嫌だけど。 俺の血と肉は、絶対に無駄にはならない。
(414) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時半頃
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[記憶があろうと、無かろうと。 アポロ・ヌヴィルはきっと―――]
フローラ、愛してるよ。
[きっと、フローラを愛していた。]*
(415) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時半頃
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[彼女の為に伝える言葉は。 彼女にとっては受け入れられる言葉にならない。>>419 アポロが母親を見送るしか出来なかった事、 殉じることへの強い意思は、 きっと、彼女が生まれる前―――あの日から。
それをなくせば、 “アポロ”ですらなくなる。
彼女を愛することも。>>420 彼女に愛してもらうことも。 アポロでなくなれば、叶わなくなる。]
(439) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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でも、そうやって生きてきた。 生きるしか無かった。
なにもできなかったのは 見殺しにするのと同じだよ。
[彼女がこの世界のあるがままの形を、 この街を。 許さなかったとしても>>423 無力な羊のひとりだから おとなしく見守るしか無かっただろうと。
そうして怒り、否定しながらも どうして人を殺してしまったのかだけは アポロには解らないことで。]
(440) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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そんな事ない。
家族をみんな失っても、 生きている子たちはいる。
もう孤児院はなくなったのか? 彼らは皆不幸なのか?
そうじゃない、
――― “仲間”はいるだろ。
[同じ痛みを持ち、同じ苦しみを分かち合える。 だから独りになどならないと訴えるが 彼女は後ろを向き、前を向いてはくれない>>425]
(441) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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忘れる必要なんてない。
思い出を、記憶を大事に生きるんだ。
俺が、そうして生きたように。
[母親のことを一度も、忘れはしなかった。 だからこそ、“呪い”は生まれてしまったのだけれど。
母親が自身と父親の為に召集で発ったように 彼女がこれからを生きていく為に ――カエルの子だってカエルになるように。 同じ道を、同じ未来を。]
(442) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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…………うん
ありがとう。
[遊びで交際をした相手は居た。 本当に好きな相手ではないから 長続きすることは無かったけれど。 同性の父親に愛を口にする事はない。 大切に思っていても。
だから、彼女の口から聞く“愛”は。>>427 母親がくれたものと同じ価値を持つ。 けれど、照れくささからは逃れきれず 擽ったそうに笑う。]
(443) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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――――…?
[こんなに伝えても分かってもらえないのか。>>428 こんなに気持ちを割いても伝わらないのか。 彼女の目を見て、訴えているのに。]
……フローラ?
[彼女の言葉に違和を感じ、>>429 止血している手とは逆の手に握る刃物を>>431 突き出そうとする刹那。
それは、
そのまま、受け入れてしまいそうな 意思のある一突きで。
でも。 彼女の腕を掴んでいた片方の掌を剥がし、――向ける。]
(444) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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[刃を掴むなんて芸当は出来なかった。 大きく開いた掌で止めただけに過ぎない。
もう、描くことは出来まい。>>424 芸術家の利き手の掌の中央には 深々と刃が貫通し、逆側まで通していた。
画家として生きる道を奪う凶刃を 赤い血が伝い、ベッドが血まみれになる。]
(445) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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……これ以上、誰かを殺すな。
[嫌われてしまったと悔いたのだろう。 記憶をなくす前の兄に、嫌われてしまったと。 悪いことをしてしまったとその口が言った。]
(446) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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―――懺悔するくらいなら、
殺すな。
(447) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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親父とクロリス義母さんを愛していたのなら。 愛されて育った記憶が……あるのなら。
[ゆっくりと、返ってくる。 衝撃に揺れて薄れていた記憶が。]
(448) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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………俺に嫌われたくないなら、
―――兄妹の縁を切られたくないなら
悪魔に、山羊になんかなるな。
[焼けるような苦痛に悶絶したいのを 奥歯を噛み締め、呻きを殺し、 浅い息で、ゆっくりと告げる。]
(449) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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いつまで自分に都合のいい夢を、 押し付ければ気が済むんだ 他の家族は見殺しにできても 自分の家族は駄目なんて。
お前の夢は、犠牲しか生まない
―――そんな夢は、この街にはない。
[夢は醒めるもの。 解っていると言ったのは妹であり。]
(450) motimoti 2018/12/18(Tue) 23時頃
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でもなぁ、その夢は……
[兄妹で共に暮らす。 離れることなく、いつまでも―――…]
俺も、ずっと見ていたかった…。
[掌から、夥しい血液が溢れていく。
意識を保てたのは其処までで、 アポロは睨んでいた目元を少しだけ和らげ
そのまま、――――…気を失った]*
(451) motimoti 2018/12/18(Tue) 23時頃
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[だから。
自分の決断を、彼にしてきたあれこれを。
して良かった事だと、安堵する。
と同時に、キングスへの反逆行為に不安があったのだと、今更ながらに震えそうになる手を、ぎゅうと重ねた。]
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[従者による応急手当は兄と妹に。>>489 砂時計が満ちる前に、 一台の車がゲートから出て行く。
義母の旧家を指し示す エンブレム付きの重めの黒い車体や 付け替えられたタイヤは 荒道に適したもの。 それでも補導されていない道の揺れは大きく。
誰かを犠牲として成り立つ>>480 キングスの支配地 Ynst-PE3番街から旅立つ兄妹の未来に どれだけの希望があるかは知れない。
徘徊する下級のキングスをやり過ごしても 目的地の分からぬままの旅路だ。 燃料が途中では補給できない。]
(509) motimoti 2018/12/19(Wed) 07時頃
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[治療をされた細腕で、何処まで運転できるのか。 遠くでばけものの咆哮が、――――嘲笑う。
鎮痛剤を飲まされた男は座面に靠れて。 薄らと隣でハンドルを握る妹を見ていた。]
…………ありがとう。
[外の世界も、この目で見て描いてみたかった]**
(510) motimoti 2018/12/19(Wed) 07時頃
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