人狼議事


29 Sixth Heaven

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視点:


[夢を見る。


まだ、任に就くこともなく
笑っていた友人の夢。

だが、気づけば遠ざかり
閉ざされたモニタの向こう側に笑みのないかれがいる。
叫んでも声は届かない。

モニタの向こうには
コリーンが、トニーが、
先程向かったチャールズが、ベネットが―――居る、夢。]


「どちらの世界で生きるか、
ではありませんの?」


[パピヨンのこえ。]


「結論、出しました」


[フィリップの声。


泣いている子供がいる。
知るはずのない、巻き毛の少女。]


[泣いている少女が
こちらを見た。

―――あれは、ヘンリエッタだ。

何故か、確信がある。
瞬きの後、己の傍らにペラジーが居ることに気づく]


あ、――――


[少女の口が動く。
何か、謂っている。
聞こえない。]


な、に―――――

[聞こえない。
歩み寄ろうとすれば

―――ぱん



ひどく乾いた音がして
少女の体はどさり、倒れる。
光なくした眸がスティーブンを映した。
薄く、笑っているようにも見えるそれ。]

―――あ、

[呆然。
がくり、膝を折る。
ペラジーは、動かない。]


[少女の背後にひとつの影。
見上げる前に気づく]

ギル…―――

[27歳で死に、止まったままの記憶の中のかれがいる。
わらっていなかった。
ひどく思い詰めたような顔。
手には、銃を持って。]

ギル、やめろ

[愛称、もう長らく呼んでいない。
止める。止まらない。
彼は銃口をこめかみにあてる。]

やめろ、

[止めようと動こうとするのに、体は言うことを聞かない。]


[手を伸ばして、
止めたい、止めなければ、どうして死ななければならない。だめだ。いくな。ギル。]

「スティーブ。…俺は」

[引き金を]

や、

[弾く]

やめろおぉぉぉ!!!!


【人】 長老の孫 マーゴ

― 待機室・少し前 ―

[フィリップと共にチャールズの事をスティーブンに説明する。
 そうして、結論を出したというフィリップの隣で静かに頷いて]

 スティーブンおじさんとペラジーお兄ちゃんも。
 もう、決めてるんですか?

[そうとだけ問うて。
 答えが返ったにしろ、曖昧だったとしても、
 一度睡眠を取るために部屋へと戻るフィリップに付き添った]

(14) 2011/04/21(Thu) 18時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

― 個室 ―

[少女は、眠れなかったようだ。
 フィリップが目を閉じた後も、ずっと何かを考えていた。
 無意識かでも不安は不眠を呼び起こす。
 一度不眠を経験すると、すぐに不眠は蘇る]

[スティーブンの言葉>>15を思い起こす]

 嫉妬、恨み、罪悪感。
 受け入れるものが、変わるだけ……私にとっては。

 でも、世界にとっては。

[犯罪や哀しみが増えるだけ。
 接続されていった者達を裏切ることになるのかもしれない。
 でも、この押し込められた負の檻の中で終わり、
 それがずっと続いていくのなら]

(16) 2011/04/21(Thu) 18時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 ……生きたい。

[全てを知って尚、罪と知って尚。
 それでも、生きたい。

 そう決意させてくれた少年の寝顔、その額にそっと、手を*当てた*]

(17) 2011/04/21(Thu) 18時半頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/04/21(Thu) 18時半頃



 世界《システム》が
 私たちを生かし
 私たちを殺す
 



――殺されるのを、もう。

見るのは、厭なのだ。
 


【人】 長老の孫 マーゴ

― 個室 ―

[眠れないまま、ガイダンスが流れるのを聞く。
 無事2人和解して行く事ができたのだろうか?
 気になって、眠っているフィリップを置いて
 そっと待機室へと向かった]

 チャールズおじさん、ベルナデットお姉ちゃん……。

[その後、モニターからチャールズのものらしき声が聞こえた。
 低く心地良かった声は今はもう掠れていて。
 最初の負荷がかなりきつく出たのだろうか。
 それとも、適性の問題だろうか]

 ……辛そう。

(21) 2011/04/21(Thu) 20時頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/04/21(Thu) 20時頃


【人】 長老の孫 マーゴ

― 待機室 ―

[2人を案内していった鼠が、戻ってきた。
 真っ白な体、そして赤い目。
 ととと、と駆けていくそのねずみをふと追いかけてみた]

→ 廊下 ―

(24) 2011/04/21(Thu) 20時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

― 廊下の行き詰まり ―

 …………。

[二匹は途中で二手に分かれ。
 一匹だけを追いかけていったその先は、廊下の行き止まり。
 悠然と尻尾を揺らし、迎えるようにこちらを振り向いた]

 ……ねずみさん。
 貴方は、このシステムを作った人を知ってるの?

 もし、私が……器である事を拒んだら。
 貴方は、私をどうにかする?

[選択は自由だと、そう言っていたけれど。
 器が処分される事も隠されていたのだ。
 拒んだところで本当に無事に出られるのか?
 そんな疑念が生まれていた]

(25) 2011/04/21(Thu) 20時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[眠りを摂っていない体は、やはり疲れが出たのか。
 行き止まりに辿り着くとやがて疲れたように膝から崩れ落ちる。
 ふわ、とスカートが無造作に床に広がる。
 白い鼠とむきあったまま、灰青は赤を捉えていた]

(26) 2011/04/21(Thu) 20時半頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/04/21(Thu) 20時半頃


【人】 長老の孫 マーゴ

[鼠は必要以上の行動をしない。
 だから、ただ見詰め合うだけ]

 …………。

[高い天井を見上げる。
 無機質な、施設。
 8年も前の、6才の時の風景はもう記憶の向こうに霞んでいて。
 辛うじて覚えているのが、“あの時”の記憶だけ。

 自分の部屋と、青い空と、鮮やかな鳥と、
 床を染める紅と……窓の外のあの少年]

(32) 2011/04/21(Thu) 22時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 ……どうして、死んだか。
 今なら解る気がするわ。

 ギルバートお兄ちゃん……。

[ぼんやりとした呟きが虚空にとけた]

(34) 2011/04/21(Thu) 22時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

― 廊下・行き詰まり ―

[向こうで起きている事など、知らない。
 けれど、そこがどういう場所なのかはよく知っていた。
 だから、わざわざ待機室で見るつもりはなかった]

 貴方は、何処にいるの……?
 此処と外の世界を両方知っていて。
 貴方はどうして我慢ができるの?

[いるとも知れぬシステムの管理者へと向けた言葉。
 最も古く、現存する器は鼠へと手を差し出した]

 作られた平和の中で生きるのはそんなに幸せかしら。
 こんな犠牲を払ってまで、続けるものなのかしら……?

(39) 2011/04/21(Thu) 23時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[この鼠は、このシステムの狗は、そうやってそ知らぬ顔で]

 ……ねえ、全部知ってるんでしょ?

[愛玩動物らしく縋ってきた鼠を、
 常のように優しく抱き上げる代わりにその胴をぐっと捉えた]

 壊し、ちゃうよ……壊しちゃうよ、このままだと。

[自分の中で生まれた感情が何か解っている。
 8年も自発的な感情に親しんでいれば当然だ]

 壊れても代わりがいれば、幾ら苦しんでも良いっていうなら。
 人間は皆一緒なのに、どうしてこんな事をするの?
 皆、自分の感情は自分で受け入れれば良いのに……っ。

[睡眠をとっていない弱々しい声で、呟き続ける。
 本当に捻り殺すつもりはないようで、
 仮に鼠が生身だったとしても潰れはしない]

(42) 2011/04/21(Thu) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 ……もう、終わりにしてよ。
 それでまた人間が自分の住む場所を失くしちゃっても。
 それはもう、人間が悪いんだよ……。

 こんな神様みたいな事しないで。
 犠牲なんて……ちっとも、尊くなんて、ない……。

[鼠を捕らえた手が、そのまま力なく膝の上に落ちた]

(43) 2011/04/21(Thu) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 …………――。

[虚しい、そう感じた]

 壊されるのも、仕事の内。
 それが、貴方達の考え方なのね……。

[身を苛むのは嫉妬ではなく、途方もない徒労感。
 ぽた、と落ちた涙が鼠の頭の上で弾けた。
 手を緩めると、先程の事を詫びるようにその頭を撫でる。

 そんな事をする必要なんて、これっぽっちもないというのに]

(47) 2011/04/21(Thu) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

― 廊下・行き詰まり ―

[ゆらりと、壁に体を預けて]

 決めた、はずなのに……。

[器の任を放棄して元の世界で暮らす覚悟。
 未だ此処に犠牲を残している事を知りながら。
 それを知らぬ市井の者に紛れて、
 心の底からきっと笑う事はできない]

 …………。

[好き、という気持ちと心の痛み、周囲への影響。
 考えるほど不安は募り、少女はそっと肩から背へと手を這わせた。
 触れる先、消えかけた過去の刺し傷の跡。
 そこは少し変色していて、指をかければ古い瘡蓋の跡があった。
 短く切られた爪を無理矢理立てるようにして、引っかく。
 何度も繰り返す内に、皮膚が破れて血が滲んだ]

(56) 2011/04/22(Fri) 00時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[いわゆるそれは、自傷行為という奴だ。
 本来ならもう刺し傷の跡は何ら体に影響はない。
 それは、そこを掻き続けた故にできた傷跡。

 だから、少女の爪は綺麗に切り揃えられていたのだ。
 ……ここ数日で少し伸びはしたが]

 フィルが……望んでくれるから。
 だから。

[痛い、とも思わない。
 指先に細胞液と血液の混じったぬるりとした感触が当たる。
 よく見れば、その瘡蓋の跡の周囲にも同じような跡があるだろう。
 少女の手の届く範囲、主に肩口周辺に]

 フィルの事が好きだから……だから……。

[黒っぽい服は血の跡が付着しても目立たない。
 ただ、自分の身を抱いて蹲っているように傍目には見えるだろう]

(60) 2011/04/22(Fri) 00時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[どれくらいそうしていたか。
 はた、と我に返る]

 ……ぁ、……――。

[恐る恐る肩口から手を離すと、眼前に広げる。
 人差し指の先が薄い紅に濡れている。
 引き擦ったように第二間接近くまで伸びたそれ。
 灰青が信じられない、というように震えた]

 何で、接続してないのに私……。

[負荷もかかっていないはずなのに、
 無意識にストレスに駆られた行動をしていた己に、
 汚れた指を拭く事も放棄して冷たい壁に額を押し当てた]

(70) 2011/04/22(Fri) 01時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 こんな事で、幸せに、なんて……。

[なれるの?

 壁に手を打ち付ける、戒めるように強く、何度も。
 薄く血糊が壁に付着し、小さな手が硬い壁に打ち付けられて、
 所々痣になっていく。

 それもまた自傷だという事に少女は気付いていない]

 こんな事してちゃだめ……。

[力の入らない膝を叱咤して何とか立ち上がると、
 何処か手近な部屋へと転がり込んだ]

→ 個室3 ―

(72) 2011/04/22(Fri) 01時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

― 個室3 ―

[部屋に入ると、扉を閉めるのも忘れて寝台に突っ伏す。
 巻き毛が白いシーツの上に乱れて散った。
 誰かが使っていた部屋としても、
 人がいなければ構う事無くそのままに]

 ……ぅ、う……っ、……――。

[嗚咽を押し殺しながら、まじないのように繰り返す]

 外に出るのが、私の幸せ。
 フィルと一緒に、生きるのが……。

[苦しみや責任を全て捨ててでも掴むと決めた明るい道が、
 今度は少女を苛んでいく]

(75) 2011/04/22(Fri) 01時半頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/04/22(Fri) 02時頃


【人】 長老の孫 マーゴ

[自分を呼ぶ声が聞こえれば、びくと震える。
 電気も点けずに這うように部屋の隅へと身を寄せると、
 何かに怯えるように強く膝を抱えた]

[薄く開けっぱなしになった扉も、乱れたシーツも*そのままに*]

(78) 2011/04/22(Fri) 02時頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/04/22(Fri) 02時頃


例えば此れで
私が死んだら



お前は怒るだろうか。
呆れるだろうか。
軽蔑するだろうか。


死者に声など無いと、


分かっているのに。



分かっているのに、――私は。
 


…ギル。

システムに関わってしまった者、
その、末路を知って
同じ立場になった今

私は己の管理する器であるペラジーも
…他の器も接続させたくないと
そう思う。

思うけれど、

――…、 …――


【人】 長老の孫 マーゴ

― 個室3 ―

 「……マーゴ、いるのか?」

[その声に、小さくまた身を震わせた。
 明かりが点いて足音が駆け寄ってくる]

 なんでも……ない、なんでも……。

[反射的に肩の傷を悟られまいと壁に背をぴたりと着け、
 血で汚れた右手をスカートの下に隠した。
 壁に背を着ける仕草は結果、
 抱き締めようとする手から一瞬逃れるような形になり。

 それでも、心配させまいと笑おうとして、
 それはとてもぎこちない微笑みになってしまった]

(90) 2011/04/22(Fri) 16時頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/04/22(Fri) 16時頃


【人】 長老の孫 マーゴ

― 個室3 ―

[ふるふると、戸口からかけられた声に首を振る]

 なんでも、ない……なんでもないよ……。

[ただただ首を振る様子は人の目を見ようとせず]

 私が……変なだけ、なの。
 そう、私がおかしいの……。
 外の世界は、幸せ、だって……。

[言葉に反して体は首を横に振るばかりで] 

(98) 2011/04/22(Fri) 18時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 でも、笑える気がしないの……。

[言葉が固まり始めれば、苦しげに眉を寄せる]

 幸せな、世界。 平和な、世界。
 でも、本当は悪い気持ちを持ってて、
 皆それを取り上げられてて……。

[強張った表情に貼り付けた微笑みは失せていく]

 人の笑顔が信じられない……。
 システムで作られた平和も笑顔も、
 本心では何を思ってるか解らないんだもの……っ。
 

(99) 2011/04/22(Fri) 18時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

― 個室3 ―

[翠の傷ついた色を見て、慌てて左手で彼の手を掴もうと]

 違う……違うの……。

[弁解の言葉も、語気強く問い詰められて先が続かず。
 弱りきったように俯いて、黙ってゆっくりと右手を差し出し。
 人差し指を庇うように下にして目を背けた]

 ちょっとだけだから、こんなの。
 平気、だから……。

[手を見ただけでは一見爪が割れでもしたかのようだが、
 よくよく見れば爪そのものは綺麗な事が解るだろう。
 打ち付けた手の関節周りにも幾つか内出血や打撲跡ができていた]

(106) 2011/04/22(Fri) 19時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[小さく唇を噛んで]

 ……だって、ね、……フィル。
 私、悪い気持ちに慣れ過ぎちゃったんだよ。
 だから、怖いの……悪い気持ちがない世界が怖い……。

 皆、本当は持ってるはずの気持ちを取り上げられてるだけ。
 本当は、沢山の悪い気持ちを生んでるはずなの。
 だって、私ずっと此処にいたから解る……。

 でも、外ではそれが取り上げられちゃうから。
 誰かが悪い気持ちを生んでる事が見えなくて、怖い。
 その気持ちは全部ここに持ってこられて、器に注がれてしまう。

 普通に生きるだけで、此処に残る皆を苦しめるんだよ。

(107) 2011/04/22(Fri) 19時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[嫉妬や憤怒といった欠けた感情が世界に蔓延る事。
 それに対する怖れよりも、吸い上げられた気持ちの方が問題で]

 私も、自分の気持ちに気付かなくなっちゃう。
 私にはそれが、無理矢理被せられた仮面みたいに思えるの。

 皆同じ顔をして。
 怖い顔は削られて、良い顔だけ残されて。

 そんな、良い顔ばっかり貼り付けられた人を見ても、
 私、それが本当に嬉しいのか楽しいのか、判らないよ……。

(108) 2011/04/22(Fri) 19時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[>>109との問いにはおずおずと頷いた]

 一緒に、外に行こうって……。
 罪だって判ってても、それでも、って。
 フィルが、言ってくれたから……。

 折角……折角、覚悟……した、はずだったのに……。

[悔しさに涙が滲む。
 あの時は全てを割り切って、
 本当に彼と一緒に行こうと思えたのに。
 今になって何故こんな事になってしまったのか]

(112) 2011/04/22(Fri) 19時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 ……抑えられなかったの。
 中でも、何度かやった事、ある……。

[消え入るような声。
 ムパムピスに答えた後、フィリップに追究されて押し黙った]

 …………。

[困ったように、また背を壁に押し当てるようにして。
 少年の語気の荒さに大粒の涙が零れた]

 あれが嘘になるのは私だっていや……。
 でも……でも、っ……判らないんだもの。

 だって……、だ、って……っ……――。
 兄様だって、笑って私を撫でてくれてたんだもの……!!

[喉につかえた大きな塊を吐き出すように、
 そう言い放った途端堰をきったように声を上げて泣いた]

(114) 2011/04/22(Fri) 20時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 ……解ってた、つもりだった。
 でも、ちゃんと解ってなかった……。

 自分の気持ちを、此処に残る人に
 押し付ける覚悟は、できてた……。
 でも……何も知らずに感情を生み続けてる人達の中で、
 その人達を見ながら暮らしていくんだって。

 そう思ったら……。

[左手で零れる涙を何度も拭いながら]

 気持ち悪くて……怖くて……っ……。

(115) 2011/04/22(Fri) 20時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[だん、と壁を打つ音が間近に響き、思わず身を竦ませた。
 拍子に背中の傷が擦れたか、微かに痛みを表情に乗せて]

 判る、よ……フィルの気持ちは本当だって。
 此処でもずっと好きだからって、一緒にいたいって。
 そう言ってくれたから、判る、よ……!!

 フィルが私を好きなのが間違ってたなら、
 私を連れ出そうとなんてしてくれなかったはずだもの……。
 フィルの事を疑ってるんじゃ、ない……違う、
 違うの……信じて……。

[目元を擦りながら、顔を上げる。
 涙に滲んだ灰青は雨雲にも似て]

(122) 2011/04/22(Fri) 21時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 何処に、行けば良いのか、判んない……。
 判んないから、苦しいの……怖いの……気持ち悪いの……。

 フィルだけで、いい……。
 他は何も、いらない。

[少年は少女と長く共に生きたいと言う。
 笑っていて欲しいと言う。
 それならいっそ何処かに閉じ込めてくれれば良いとすら、思いながら]

[仲裁に入る前のムパムピスの呟き>>119は、耳をすり抜けて。
 未だしゃくり上げながら、壁に身を寄せて震えていた。
 ムパムピスの視線には、フィリップの方を窺うように見ながら]

(125) 2011/04/22(Fri) 21時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[不安げに瞳が揺れる。
 フィリップの顔が近付いてくるのには
 睫毛を震わせながら目を閉じて、少し肩を強張らせたが、
 軽く触れる唇の感触に濡れた睫毛を上げ、少しだけ肩の力を抜いた]

 ……ごめん、なさい。

[自傷行為を咎められれば小さな声を落とす。
 彼の触れた髪に無意識にそっと触れて、その背を見送った]

(127) 2011/04/22(Fri) 21時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 あんな風にフィルを怒らせるのは、いや。
 フィルと一緒に、幸せでいたい……。
 それだけ、なのに……。

[それは同じ気持ちのはずなのに。
 どうして叶わないのだろう。
 涙を拭いながら悔しさを噛み締めて]

 ……どうすれば良いのか、判らないよ。

[途方に暮れたようにまた俯いた]

(130) 2011/04/22(Fri) 22時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[部屋の隅に縮こまったまま動けないでいると、
 特徴的な足音と共にゆっくりと影が落ちてきた。
 頭に触れる一瞬、小さく体が震えたけれど。
 受け入れるように大人しくそのまま]

 …………。

[傷は、と問われて少し押し黙った後。
 ぎこちない動きで壁から身を離すと髪を掻き揚げた]

 ……せな、か。

[少しだけ前かがみになると、ゆったりとした衣服の隙間から
 引っ掻き傷と思しき真新しい傷が覗く。
 周囲には古い瘡蓋や色素の沈着した跡。
 そして、ほとんど消えかけの古い刺し傷の跡があった]

(135) 2011/04/22(Fri) 22時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[感情の制御が利かずただ蹲るばかりだったが、
 やがて優しげな笑みと仕草に緊張も解けて来て。
 >>137と問われれば小さく頷いた]

 お世話してくれる人を傷つけて……独りになるのはいやだったから。

[嫉妬、それは時に見放される事を極端に厭う。
 力のある者は力ずくで対象を繋ぎ止めれば良いが、
 幼い頃の少女にはそれもできなくて。
 また、ある意味で管理者の気を引く行動でもあったのかもしれない。
 ともかく、抑圧された感情をぶつける矛先が
 偶々自分に向いてしまいそれから習慣になっていたようで]

 平気。 自分でやった事だし。 死んじゃうわけじゃ、ないから……。
 それに、ちょっとくらい痛い方が……生きてるって、解る。

[自分の体の事を顧みる風もなく。
 言われるがままに傷に髪が触れないよう
 掻き揚げた髪をそのまま怪我をしていない方の肩へとまわした。
 ゆったりとした服の背から傷跡が覗く]

(147) 2011/04/22(Fri) 22時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 ……ムパムピスお兄ちゃんの、お母さん。
 他人を傷つける人だった、って事……?

[不意に語られた話>>140に顔を上げる]

 …………――。
 私は、……フィルを傷つけたりしない。
 でも……。

[自分については確約はできなかった]

 幸せって、何なの?
 一緒にいられるのが幸せだって、思ってた。
 でも……此処にいたらフィルは私を殺さなくちゃならなくなる。
 そっちの方が幸せだって、ムパムピスお兄ちゃんは思うの……?

(150) 2011/04/22(Fri) 23時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[>>157と語られる嫉妬の影響はつきりと胸を痛めた]

 ……ムパムピスお兄ちゃんも、被害者なのね。
 足のそれは……事故とかじゃ、なかったんだ。

[何故弊害を知るものばかりが選ばれてくるのだろう。
 知っているからこそ枷になる、そういう事なのだろうか。
 労わるように目を細めて]

 私は、何処へも行けないわ。
 鳥籠の鳥は、冬の寒さや夏の陽射しに耐えられない。
 8年もずっとこんなところにいたんだもの。
 自分が何もできない事くらい……解ってる。

 ……私、ギルバートお兄ちゃんが死んだ理由。
 今なら解る気がするの。
 たとえヘンリエッタが殺されていても、いなくても。
 きっと、ヘンリエッタはもうこの世にはいないんだわ。

(164) 2011/04/22(Fri) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[手を握るムパムピスの瞳を、灰青が見据える]

 ……じゃあね、ムパムピスお兄ちゃん。
 私は、貴方達の知らない8年間……此処に繋がれて生きてきた。
 その間笑って暮らしていたであろう貴方達を。

 私は、羨んでも良いはずよね……?

[影を背負った瞳の色は限りなく灰に近く。
 責めるような視線に、恋焦がれるような視線をぶつけた]

 ……私、ね。 もう、限界だって、解るの。
 これだけの事を知って、考えて。
 その上でまた器として繋がれたら、壊れちゃうわ。

 ううん……本当は。 フィルがいなければ……。
 フィルが何より大事だって言ってくれてなかったら。
 きっともう、こう言ってるわ。

(169) 2011/04/22(Fri) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 はやく わたしを ころして。

 ……って。

(170) 2011/04/22(Fri) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 ……それでも恨むなら、恨んで。
 誰に許されなくても、構わない。

[今にも壊れそうな心の音がする。
 綺麗に笑顔を浮かべながら、頬にはまた涙が伝っていた]

 私を私として見てくれるのは、フィルしかいない。
 フィルと世界と、2つが私を求めるなら。

 たとえ世界を壊しても。
 たとえ世界に許されなくても。

 私は、フィルの傍にいる。

(172) 2011/04/22(Fri) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 そうやって自分に枷をかけたのね……。

[彼もまた籠の鳥、いや、足枷をつけた犬か]

 外に出られたら、もう私の羨みは消えるわ。
 嫉みも羨みも、求めても手に入らないものがある時にしか
 生まれない感情だもの……。

[嫉妬の器である自分が“外”へ行けば、
 嫉みや羨みの感情はそのまま世に解き放たれる]

 自由になれた鳥が、籠の中の鳥を羨む事なんて、ないのよ。

(182) 2011/04/23(Sat) 00時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 そうね、私は止めなかった。
 トニー君を止めるには私達の決断は遅かったけど。
 チャールズおじさんは止める事はできたかもしれない。

 でも、ムパムピスお兄ちゃんは我が侭だわ……。
 連鎖を止めて欲しかったなら、そう言うべきだった。
 今言われても、遅いよ。

[壊れたように、涙は止まらない。
 嗚咽も何もなく、ただただ流れ続ける。
 それを拭う指を、両の手で捕らえて細い首元へと誘った]

(184) 2011/04/23(Sat) 00時頃

ギルバート。


お前は、何を 思ったのか。


私の隣には

私の「管理」すべき「器」の青年がいる。

お前と同じ立場に立って。


あの時。
お前は、どうしていたのだろうか。


彼らの正義。彼らの主張。同じように、
きっとぶつかったのだろう。
何が正しいだなどと いえるはずがない――


【人】 長老の孫 マーゴ

 ……許さないというなら、このまま縊って意識を奪って。
 無理矢理にでも私を中へ放り込めば良い。

[彼の手が外れないように、両の手で捕らえたまま。
 “マーゴ”、その響きに一瞬息を止める]

 ……何故、そんな事を訊くの?
 心が壊れるより、体が傷つく方がずっとましだわ。
 ……死なない、限りは。

(189) 2011/04/23(Sat) 00時半頃

――survival lottery

「人を殺してそれより多くの人を助けるのは
 よいことだろうか?」



哲学者が探す、答えの出ない問いかけに
未だに私たちは答えを出せないでいる。
答えではなく選び取るだけ。


【人】 長老の孫 マーゴ

[>>187、小さく首を振る]

 それなら、貴方達はまだ幸せな籠の鳥になれそうね。
 羨むつもりがないのなら、羨まなければそれで良いでしょう?

[憐れむような笑みは、理解できなかった。
 迷子の鳥とて、籠の鳥に羨まれたいわけではないから]

(190) 2011/04/23(Sat) 00時半頃


ギルバートの出した答えは。
辿りつく先が、己の死だった。
 


 私は、

 止められなかった。


 此処に来てからも

 トニーも、ミスター・チャールズも。


【人】 長老の孫 マーゴ

 ……上手くいく事なんて、何もないのね。 この世には。
 いったい、どうすれば良いのかしら。

 私は、フィルに当たりたくない。
 でも、自分に当たったらフィルが傷つく。
 フィルを傷つけずにすむなら……それが一番。
 だけど、私は……フィルの望むように笑えない……。

 それこそ、本当に誰にも会わないところに閉じ込めてくれたら。
 フィルにしか会わなくて良いなら。
 きっと私は何も傷つけずに生きていける気がする。

 少しずつ大丈夫になったら……外の世界に慣れていけば良い。
 駄目そうなら、無理をしなければ良い。
 最初はそこからで……駄目かな。

(199) 2011/04/23(Sat) 01時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 ……外の人を見なくて良いって、割り切って良いなら。
 私はそこから始めたい。

 ずっと此処にいて、いきなり全然違う人達の中に
 入る事は無理だって……解ったわ。

 檻みたいな暮らしかもしれない。
 でも、心を守るにはそれしかないの。
 私の心は“ここ”に慣れきってしまった。

 その事を、フィルに解ってもらわなくちゃ。

[こうして話す中で見出した糸口は、
 果たしてフィリップにも受け入れられる道なのだろうか。
 それでも、自分が傷つく事が許されないなら。
 せめて道を模索しようと]

(201) 2011/04/23(Sat) 01時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[心の何処かでは、望んでいたのかもしれない。
 いっそ殺してくれと、直接フィリップに言った事も実はあったのだ。

 抗うだけの力もない。
 睡眠も食事もろくにとっていない体は今にも
 崩れ落ちたっておかしくないのに。
 ……慣れてしまったからだろうか。
 ムパムピスとの会話の方向が変わりつつある事に
 少女もまた気付かないまま、瞳は微かな青さを取り戻していた]

(203) 2011/04/23(Sat) 01時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[ノックの音に、振り返る。
 その際に首から手は外れたか]

 フィル……?

[止めるものがなければそのまま戸口の方へと。
 もしくは、彼が入って来る方が早いか]

(205) 2011/04/23(Sat) 01時頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/04/23(Sat) 01時半頃


長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/04/23(Sat) 01時半頃


【人】 長老の孫 マーゴ

 ……同じ籠の鳥でも、違うわ。

[ノックに答えようとした体は、引き止められて動けない。
 少女が動こうとした分、一瞬指が喉に食い込んだ。
 一つ呼吸を置く]

 もう、私に器として残された時間は少ない……だから。
 ここで籠の鳥になれば、フィルの手を汚させる事になる。
 でも、外でなら……そうはならない。

 そっとしてもらえないかもしれない。
 それも、解った上で、でもやっぱり上に行きたいわ……。
 役目を放棄する事が罪なら、咎められる覚悟は、もうあるもの。

[そもそも、選択権もなく与えられた役目を放棄する事が
 罪であるならばそれは不条理ではあったが。

 青年の手に捕らえられたまま、少女は待った。
 少年はこの光景を見て、どうするだろうか?]

(207) 2011/04/23(Sat) 01時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[首の自由を奪われた状態で、
 リベラの羽音と重みを感じれば綺麗な方の手を伸ばす。
 少し、違和感のある姿勢]

 フィル、さっきはごめんね……。
 私、少し悪い気持ちになってたみたい。
 でもね、ムパムピスお兄ちゃんと話しながら
 ちょっと、考えてみた事、あるの。
 ちゃんと、私が笑えるようになる方法……。
 少し、時間はかかるかもしれないけど。

[食事の件については頷こうとして、首元の手が邪魔をして]

 うん……食べて、なかった。
 喉は、渇いた、かも。 ありがとう……頼ってばっかりだね、私。

(210) 2011/04/23(Sat) 01時半頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/04/23(Sat) 01時半頃


【人】 長老の孫 マーゴ

 ううん……いきなりあれじゃ、吃驚するよね。

 私が一番怖いのって、外の人に接する事なの。
 だから、最初は何処か人の出入りしないところに住んで。
 フィルがお仕事に行ってる間は、
 ここでできなかった分のお勉強とかして。

 それで……落ち着いた時にフィルのサーカス見に行ったりしてね。
 大丈夫かなって思える事、見付けながら少しずつ
 外の世界に慣れていけたら……きっと、
 その内ちゃんと馴染んでいけるようになるの。

[待機施設に住めるならそれも良いが、
 リベラが可哀想かなとちょっと笑って]

 ありがとう……え、っと。
 多分、もう固まりかけてると思う……血。
 そんなに広くないはずだから。

[背中だから自分では解らなくて、その旨を伝える]

(213) 2011/04/23(Sat) 02時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[一瞬引き寄せかけられた手に、少し息が詰まった。
 そうして、呟かれた言葉に視線を上げた]

 でも……ここにいたら、確実に離れてしまう事になるから。
 それに、フィルは言ったから。
 “一緒に生きたい”って。

[もう一度器として接続されれば、間違いなく寿命を迎えるだろう]

 もう、生きられるチャンスは……来ないと、思うから。

[このまま殉じて死ぬ事はできないと、ゆるやかに、
 しかしはっきりと首を振った]

(215) 2011/04/23(Sat) 02時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[温厚そうな彼が殴りかかるとは思えなくて。
 驚いて両手で口元を覆った]

 え、……!?

[と言いつつ、半ば巻き込まれるような形で]

 だ、大丈夫……?

[一体何が何やら。
 しかし、>>218と紡がれた言葉には真面目な面持ちで]

 何度も言った、けれど。
 ……許されるつもりなんて、ない。
 でも、誰かが私達を罰する権利だって、ないはずだわ。

 だから、これは私達の心の問題……。

(221) 2011/04/23(Sat) 02時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 ……さようなら。
 これから今まで私の歩いてきた道を辿る、貴方達。

[過去を奪われた者と、これから奪われる者。
 彼らにとって、そんな認識ではないのかもしれないけれど。
 成長期を失った少女は、去り行く背に向けてそう呟いた]

 いつか、貴方達も満足できる“最期の決断”を……――。

(223) 2011/04/23(Sat) 02時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 …………。

[ぱたりと、今は扉を閉じる。
 そして、寝台に腰掛けるとペットボトルを手に取った。
 冷たい水が、乾いた喉を潤していく]

 手当て……頼んでも、良い?

[蜜柑を食べて一息ついたところで、そう切り出す。
 ムパムピスにしてみせたように髪を横に流し、
 服の背を少しずり下ろして。

 露わになった傷跡は、既に血が固まりかけており。
 同時に、嫌な記憶を呼び起こす刺し傷の跡も
 はっきりと見えた事*だろう*]

(224) 2011/04/23(Sat) 03時頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/04/23(Sat) 03時頃




(ギルの、できなかったことを)

 


【人】 長老の孫 マーゴ

― 個室3 ―

[柑橘の香りで上書きされた部屋。
 久々の消毒液が少し沁みて、微かに口元が結ばれる]

 ……痛かった。
 心の方が、痛かった。

[髪が邪魔にならないよう俯きつつ手で抑えたながら。
 彼の痛みもきっと心の痛みなのだろう、そう思って]

 ごめんね……傷つけちゃったね……。

(240) 2011/04/23(Sat) 20時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[手当ての間は言葉少なに、彼に任せたまま。
 やがて手当てが終わったら髪を下ろしフィリップに向き直る]

 あのね、フィル……。
 もう、こんな事したくないの。
 でも、自分じゃどうにもできないの。

[一度、俯いて]

 胸の中で不安な気持ちが一杯になって。
 何かに……縋りたくて。

[どんな感覚なのか、説明する事ができなくて言葉を探る。
 そうして、中途半端な沈黙の後に探り出した言葉と共に、
 不安に揺らめく灰青を翠へと向けた]

(241) 2011/04/23(Sat) 20時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 ねえ、フィル。
 抱き締めて、良い……?

[どうにか寂しさと不安を埋めたくて。
 彼をしっかりと感じられれば、その不安を埋められるような気がして。

 少女は答えを、待った]

(242) 2011/04/23(Sat) 20時頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/04/23(Sat) 20時半頃


【人】 長老の孫 マーゴ

[穏やかな笑みに、瞳に浮かんだ不安の色が消える。
 髪を梳く手がくすぐったくも温かい。
 両手を広げる彼に、そっと近付くと両腕で抱き締めた]

 手も、繋げる……?
 抱き締めたままで繋げるかな。

[くすりと笑って少し身を離す。
 額を寄せ合うような間近で、綺麗に拭われた
 両手を広げてみせた。

 シーツがきゅ、きゅと引っ張られる。
 リベラが拙い様子で歩いてくるのには、また小さく笑った]

(251) 2011/04/23(Sat) 21時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[右手を捕られて、抱き寄せられれば]

 それは名案だわ。

[自らも開いた左腕を彼の肩へと回す。
 フィリップの視線を追ってリベラを見れば、
 子供らしい笑みでまた頷いた]

 リベラ、仲間外れが不満?

[絡めた指を軽く握り、少年の肩に頬を預けながら
 少し首を傾げるような姿勢で見上げてくるつぶらな瞳を見る]

(255) 2011/04/23(Sat) 22時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 繋いでるだけで不安、消えちゃった。
 忘れちゃった、っていうのが正しいのかな?

[離れればまた不安にもなる事もあるだろう]

 心配……?

[よくするように髪を食まれて、無邪気に微笑んでいたけれど。
 その言葉に小さく首を傾げた]

 大丈夫だよ、リベラ。
 皆一緒なら、私は昔と同じ。
 だからリベラも、一緒にいてね。

[少しだけ絡めた指を離して、リベラの頭を撫でた]

(263) 2011/04/23(Sat) 22時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 フィル以外に、誰が私の器になれるの?

[全てを失い、何も持たぬまま籠の鳥となった少女。
 今目の前にある者達が完全な自由ではないとしても、
 彼らの自由こそが自らの自由に等しくて。

 人生の半分以上を此処で過ごしてきた少女は、思う。
 生まれいずる感情はそのほとんどが己の責任で処理されるものと。
 それが、いつしか当たり前になっていたと]

 何もかも、失くしたと思ってた。
 ただ、生かされているから生きてきた。
 でも、これからは違うよ……。

[人としての権利と生活を奪われたけれど、
 少女は此処で人としての感情を得た。
 この世界の人からすれば異端かもしれない]

(271) 2011/04/23(Sat) 23時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 一緒に、生きていこうね……。

[翼を広げ2人の間に飛び込んできた極彩色。
 まとめて抱き締めるように、今度は少女の方から手を繋いだ]

(272) 2011/04/23(Sat) 23時頃


今の世界を壊して
そうして、
次へと、いければ いい のに。


約束も

  ある。 ――チャールズの妻子、
その、安全――さえ――脅かす

 ような  私の、

    決断、は


【人】 長老の孫 マーゴ

 小さな嫉妬なら、される方は嬉しいのよ?
 大きな嫉妬は、怖いものだけど。

[最初はころころと笑って。
 次はちょっとだけ目を伏せて。

 フィリップが寝台に転がるのに引き寄せられて、
 吃驚したような、慌てたような声をあげる]

 リベラが潰れちゃうわ!
 もう、フィルったら……。

[苦笑交じりにリベラを辛うじて隙間から外に逃がすと、
 寝台の上、寝転がる彼に抱かれたまま一緒に横になった。
 白の中に黒檀の髪と鮮やかな色彩が入り乱れる]

(281) 2011/04/23(Sat) 23時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 他の人なんていないもの。
 これから先も、フィルと離れなければ
 フィルより大事な人なんてできっこないわ。

[それはとても幼い少女らしい発想だった。
 リベラの違和感に気付く事はないまま、
 不安が消えるまでは微塵も感じなかった眠気が
 心地良さも相まって今更現れ始める]

 ん……実は寝てない。
 不安だと、お薬使わないと眠れない事があるの。

 でも、怖いの収まったから、ちょっと眠くなってた。
 フィルの腕の中、気持ち良いし……。

[こてりと彼の胸の上に頭を預ければ、心音が心地良く。
 一度目を閉じると、少し瞼が重たくなって。
 ゆっくりと、体の力が抜けていく。
 このまま下敷きにして眠ってしまいそうである]

(287) 2011/04/23(Sat) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 それでも、いいよ……?
 だって、そうしたら……。

[眠気の滲む声でほんわりと囁く。
 髪を撫でる手が気持ち良い]

(295) 2011/04/24(Sun) 00時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 ん……頼りっきりでごめんね、ありがとう。
 私、このまま……、……――。

[寝ちゃいそう。
 そういい終わる前に語尾は小さく窄んでいき。
 幸せで深い眠りの中へと、誘われていくのだった]

(296) 2011/04/24(Sun) 00時頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/04/24(Sun) 00時頃




気狂い    か

 




   夢と 重なる


 


[重ねたのは]


どうか己の選択を
意志を

もって

大切に

生きて



ならば私はアンテノーラだろうかな…

[それは、祖国に対する、裏切り。
即ち、地上への。]


[声に出さずに呟いた
それは 酷く 自嘲に満ちた]


それでも、私は。


        願っている。


 願って。

   約束も、あるのだ。

 あの、聖書を。渡さなければ。彼の、妻子に。




――…。

 




   醜い   か。

 




……そうだな。

 




(それでも。願うことがあるならば)
 



お前は、

  笑うだろうか。呆れるだろうか。

軽蔑するだろうか。  


        …ギルバート。


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フィルタ

注目:マーゴ 解除する

生存者
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マーゴ
7回 注目

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通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

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