260 【R18ペア村】“Bloody Curse”
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[ セルフサービスで水を手に入れ、 起床後の喉に流し込んでおく。
──── これ、 ふたり見えなくなったら もう、 どうしようもないな。
ぼんやり とおい思考。 成る程、 かの≪呪い≫はそうやって人を殺すらしい。
"時に"死者が出る の意味を 今さらに理解して もうひとつの硝子に水を注ぎ、 手に押し付けるように渡してやった。
……結局、此方が"出す"側らしい。 ]
(8) is0716 2019/03/14(Thu) 01時頃
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[ 街灯がない道とかそのくらいは……
駄目です。 特に"闇"になりがちな"田舎"の夜は。
とん、 カウンターを蹴る音で "いやだ"を 表明しながら、 ]
(9) is0716 2019/03/14(Thu) 01時頃
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…"道案内"が居て良かった って?
[ 水入り硝子の行方を追いつつ、 "だれの" はなしを しているやら──── ]
(10) is0716 2019/03/14(Thu) 01時頃
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[ 「 道案内くらいはしてやる 」と、 …そのくらいは言えるようになったのは、 さて 幾度目の里帰りだったか。
そのときは この場所にいた。 この場所で、 おんなじようにカウンターを挟んで ……否、 "距離"はこの2倍ほどはあったが、
本を片手に "都に行く"のだと、 此方を向きもせずに " "は 声を落とした。
ゆめを みていたのだろう。]
(11) is0716 2019/03/14(Thu) 01時頃
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[ …そう、 "結局は" こどもが描いていたものなんて " ゆめ "でしかなくて、
確かに都は進んでいたけれど、 別段 驚くほど画期的なものはなかったし、 求めていたような事は、そう簡単には出来ないし、 魔法の恩恵には 預かれないし ( 抑、体質が都に向いていない! ) ──── 楽しかったのなんて、最初ぐらいだった。
"都"の住み方に慣れただけ、 と、いってしまえば 成果なんて そのくらいのもの。
それでも、 田舎に戻る気にはなれなくて、 ( …これは、只の自尊心の話 で、 ) ゆめみた仕事を求めて 転々、 と、 ]
(12) is0716 2019/03/14(Thu) 01時頃
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[ …そんなことはけして語らず、 ふふん、 と 鼻を鳴らして、
──── ダーリンは連れてくるのかよ。
そう、 聞いたのだ。 一度も此の町を出たことがない、 この おとこのことを、 ]
(13) is0716 2019/03/14(Thu) 01時頃
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[ もし、 尋ねていなかったなら、
このおとこは 此処に居たのか、 ───置いていかれずに 済んだのか、
同時に、 良かった と 思ってしまう己も 居て
……教会に通うようになったのは、 その、 あとのはなし。 いつか くらいはこの中を 覗かないといけないかも すこしでも 慣れておきたくて。 ]
(14) is0716 2019/03/14(Thu) 01時頃
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[ そういえば、久しぶりに "故人"の名前を 思い出した。]
(15) is0716 2019/03/14(Thu) 01時頃
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[ ──── 見下ろしていた。 赤を、 黒を、
薄闇の中の赤は 光るようにも思えた。 猫の目のよう。 ]
(16) is0716 2019/03/14(Thu) 01時頃
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──── そんなに 変わりゃしねぇよ、"あんなとこ"。 すこしは進んでるし、 便利ではあるけど
……嗚呼、でも
夜は あかるいな。
[ 良いところだ、 そう呟いた。
何でも願いの叶う場所でもなければ、 黄金のみやこでもなくて
人の生活の ひとつのかたちでしかない 、なんて 数年住んで漸く気がついた ゆめの かたち。 ]
(17) is0716 2019/03/14(Thu) 01時頃
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お前やっぱ、 "此方"に居ろよ。
[ こん、 と カウンターを叩く音。
" かえる場所 "で有ってほしい なんて …勝手な男の 言い分じゃあ有るまいし、**]
(18) is0716 2019/03/14(Thu) 01時頃
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─── 何? 誘われたかったの?
[ 笑い混じりの 其れだった。 溢れた水を袖で拭い、 本は…… まァ 仕方がない。
今 本の扱いに怒るやつなんて居ないのだし。 …猫のあかいろを 見下ろしつ、 ]
(43) is0716 2019/03/14(Thu) 23時頃
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[ "誘わなかった"のは にどめのこと。
話を聞いてくれる奴が居なきゃあ、 都に出た意味がないだろ! って、
…昔から勝手な男の言い分だった。 反省はしていない。
唯、 ひとりぐらしの狭い部屋に戻るたび、 誰にも何も話すことのない あかるい夜を迎えるのは ……何だか、 求めていたもの とは 違うような おもしろくないような、
何が足りないんだか 最初のうちはわかりもしなくて ──── 気づいたときには 里帰りの予定を決めていた。 はじめての"仕事"は、 そうやって辞めたンだった。]
(44) is0716 2019/03/14(Thu) 23時頃
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[ 来てくれ なんて、そんなこと、 ───── 俺には言えなかったんだ。
"さみしい"ってことばのことも ろくに知らないって言うのに。* ]
(45) is0716 2019/03/14(Thu) 23時頃
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[ ──── めんどうくさい女か! って "そんなおんな"にかかったこともないのに 追い打ちには見事に引っ掛かって、
そういうお前に"彼女"は居たのかよ、なんて 張り合ってもみた。
ひだりの ぎんいろは 薄ぐらい視界じゃあ 光ってもくれない。 ]
(46) is0716 2019/03/14(Thu) 23時頃
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そうだよ、 俺は"気が利かない"ンだから、 ──── 行きたいっつーなら、 そう言えよ。
但し ───……
(47) is0716 2019/03/14(Thu) 23時頃
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[ 脅し文句みたいな返答で 精一杯の誘い文句だった。
たのしいことは そんなにないだろうし、 ゆめも きぼうとやら だって、 思ったほどには 叶わない。 唯、きっと "面白く"は 有るだろう。
そんな"ひとの生活"が 分かってしまったなら、
……たぶん きっと、 帰るなんて "ゆるせない"だろうから。]
(48) is0716 2019/03/14(Thu) 23時頃
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[ すこぅし、 都を語った。 きっと 景色のことばかりを語っている。 あかるいよるは新鮮だった。 夜も起きている住人が多いし、 街灯も 多いから、 所謂 "夜景"というもの。
其れだったら、"おとこふたり" ──── 歩いてやったって いいけど。 ]
(49) is0716 2019/03/14(Thu) 23時頃
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──── " いちばん "。
[ カケヒキとかそーゆー"むつかしい"ことは ……ええ、"彼女"がいないおとこですので ( 人当たりが極端に悪い! ) やっぱり ピンとも来ないけれど、
" いちばん "って 其れは 拾い上げ、反芻して ]
(62) is0716 2019/03/15(Fri) 00時半頃
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……っていうか、 他にいねぇんだから 分かっとけよ。
[ "そんなの"。なんて。 "めんどうなおんな"に言っていたなら激怒されそうな 知ってるだろ って 言動。
親は 早々に死んでいて 顔も知らないし 育ての親である婆さんも もういない。
──── 血縁、 でなければ、 そう、 苛めっ子のカルロ少年を たすけ出してやろうなんて奴は あのときも 今も ただひとり。
"ゆいいつ"を "いちばん"なんて数えやしないから。 ]
(63) is0716 2019/03/15(Fri) 00時半頃
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───── どうにか、 つってもなあ "対"ってやつは 効かなそうだし、 ………
…いやお前やっぱそう簡単に死なねーよ。
(64) is0716 2019/03/15(Fri) 00時半頃
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[ なんだ、"つまんなくて"って。 にんまり顔につられて にんまり。 餓死より前に娯楽切れで死ぬらしい。 …このおとこのこと、わからなくない が
とりあえずロザリオに謝ってくるか、とか 此処で漸く今の職場について口を滑らしたりして
"暗くならないうちに"探してくる、と 根が生えたような臀を 椅子から漸く引き剥がし、 ( ついでにまた、"パシり"をやることにして、 )
"うわさばなし"を探しに うすぐらい"昼下がり"へ 一時、 ]
(65) is0716 2019/03/15(Fri) 00時半頃
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[ ──── そうして消えた男が戻ってきたのは、 もう "だいぶ暗くなった"頃で、
"暗い"道を歩くために、 少々気力を使ったらしく 覚束無い足取りでclosedの扉をあけ ばん! と カウンターに一枚の紙を 叩き付けた。
─── 根治 の 報せ。
噂を集めるにはこの男の性格と、 …そもそもの"覚え"が悪くて
この掲示板に辿り着き、紙をもらうにも 結構な時間も掛かっていた。世知辛い… ]
(66) is0716 2019/03/15(Fri) 00時半頃
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────治る ってよ。 魔術師どもも 頭でっかちなだけじゃなかったらしい
目が見えてないって 伝えといたから 明日辺り迎えに来るんじゃねぇのか。
(67) is0716 2019/03/15(Fri) 00時半頃
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──── 俺は ちょっと ねる。
[ 叩きつけた紙の内容を 簡単に語り …ねむいってより、疲れたってよりも 磨耗した って そんなこえで
──── もう 階段を登るのはやめておこう。
カウンターの此方と彼方を乗り越えてしまったなら、 おとこの隣に陣取って、
ぐっ と 毛布を引き寄せた!**]
(68) is0716 2019/03/15(Fri) 00時半頃
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[ 扉を開いたのは、…矢張り 当然のように 黒い瞳に にんまり顔の "こいつ"だった。 ]
(97) is0716 2019/03/15(Fri) 23時半頃
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─── 或一室 ─── [ 黒い礼服は 式の名残だった。 ]
[ 今日ばかりは珍しく、帰りが遅かった、というのと …結婚式って奴の ふしぎな空気に もしかしたら、当てられていたのかもしれない。
どうにも寝付けずにいた男は、 自室 …… ── つい最近転がり込んできた奴のお陰で、 三部屋のうちのひとつに荷物を押し込んでいる… の、ベッドに臀を沈め、 魔法の気配のないサイドテーブルの灯りひとつを 茶瞳に映し
てのひらを見下ろしていた。 ]
(98) is0716 2019/03/15(Fri) 23時半頃
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[ あの 次の日。 "起こされた"男は視界が全く起きちゃいなくて くらくて せまい場所が兎に角きらいな男は ……どうにも、 近くに"あいつ"の気配もなかったし、 顔も見えない誰かに話し掛けられていても 全く 聞いちゃいなかった。
たぶんわめき倒していたのだと 思う。 迷惑きわまりない患者だ。 ]
(99) is0716 2019/03/15(Fri) 23時半頃
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[ ──── それだから、 ほんとうに なにもかも いつかのように くろいろの瞳に覗き込まれたとき、
……別に、 "さみしい"から 泣いてたわけじゃあないが
目の回りを赤く腫らし、 そのうえで 器用にもジト目だった! ]
(100) is0716 2019/03/15(Fri) 23時半頃
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──── きぶん よく ねぇよ。
[ 枯れた声で これだけの返答。 ……それでもきっと "ゆるしてやって" 都行きの馬車を早めに手配するとか
──── …そう、 してしまうのだから 存外、 楽しみにいていたのかもしれない。
"俺が"つれて行く その日を。* ]
(101) is0716 2019/03/15(Fri) 23時半頃
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[ ……てのひらには未だ 十字痕がある。 赤黒い色は消え、 色素だけが残ったような 消えるんだか、 消えないんだか、 その辺りは教会の奴等にも、わからないようだったが
"だれか"の背中を支えたことで、 残ってしまったようなものだから、 ──── "ゆるしてやろう"。
痛みがあるわけでも 無し。 ]
(102) is0716 2019/03/15(Fri) 23時半頃
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[ 良く擦るものだから、 寧ろ沈着したような茶っぽい痕を ──── 消えてしまわなそうな 其れを、
何かを決意するように ぐっ と 握り込んだ。 ]
(103) is0716 2019/03/15(Fri) 23時半頃
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[ ──── "指輪交換"と 言うのは 永遠の愛を 互いの心に誓う ……と言った"考え"を 形にあらわしたものだ、 と
聖職である以上、身に付けさせられる なんたらの作法の本に 記載があった。
──── 今日 式を挙げた彼等は、 そりゃあ "しあわせ"って顔で ぎんいろの其れを 納めていた。
……俺は しらないが、 "こいつ"も そうだったんだろーか、なんて どうやら灯りをつけたまま寝転けたらしいおとこを ベッドサイドから見下ろして 何故か、 今日を 思い起こしている。 ]
(104) is0716 2019/03/15(Fri) 23時半頃
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[ 例えば 今日 結婚式をあげた彼等は、 片割れの"こころ"が 動かなくなったとき その誓った愛ってやつを どうするのだろうか。
例えば そうでなかったとしても こうやって無防備に投げ出した、 "こころ"に繋がるという指先から、
"あい"のない"だれか"に 奪われてしまったなら、
彼等は 誓い直すのだろうか。 それとも─── ]
(105) is0716 2019/03/15(Fri) 23時半頃
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[ …衝動に 駆られた。 最初は、"結婚式に出てきた"って話を くらいよるの伴に、 話してやろうと思ったんだけれど
眠っている姿と、 ベッドからはみ出した左手と、 ─── ぎんいろの反射する光を きっと ゆるせなくなったんだろう。
此れまで人を愛したことがあるか、と言えば …そんなことは結局わからなくて、 彼女だってろくに続いたこともない 男だけれど
" だれか "の 誓いを 無かったことに出来るのなら、 ]
(106) is0716 2019/03/15(Fri) 23時半頃
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[ …無かったことに したとして、 どうしたかったのかも もう わからない。
半分ほど抜いたところで、 大きく開いた黒の瞳に 気がついてしまった から。
中途半端に手を止めれば、抜いていたんだか、 ……"嵌めようとしていた"んだか、わからない様相。]
(107) is0716 2019/03/15(Fri) 23時半頃
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[ ────嗚呼、 待たせていたのかな、 と
ここ数日の"めんどうくさいだれか"の言動に すこしは気がつくようになった 男の勘から、 一時は 焦るように跳ねた"こころ"を押さえ付け
悪戯が見つかった、くらいのにんまり顔!
唯、───しんぴんを用意しておくほど、 できた男じゃあ なかった。 ]
(108) is0716 2019/03/15(Fri) 23時半頃
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[ ゆびさきにのこる "誓い"を てのひらに転して、
赤の余韻を残す十字に ぎんいろが 掛かる。 ]
(133) is0716 2019/03/16(Sat) 19時頃
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[ ──── 罪悪感 というのか、 少しの寂寥が ないわけではない。
御揃いの誓いを残したまま、 やみのむこうに旅立ったおんなを ……知らないわけでは なかったから。
唯、"おまえ"だってわかっていただろう。 このおとこのことを 好いていたのだから。
握り込んで くらやみに隠してしまえば ぎんいろはもう 灯らない。 ]
(134) is0716 2019/03/16(Sat) 19時頃
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──── そうだよ。 てめー が さみしいだろうから、 戻ってやってたんだから。
(135) is0716 2019/03/16(Sat) 19時頃
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[ 逆みたいに にんまりわらい、
サイドテーブルを背凭れに、床に座り込んだ。 膝をたて、 お行儀悪く。
頭上から柔い光が降っているというのに、 逆みたいに"おにーさん"にはなれなくて 唯、 光から 空いたひだりてを求めるよう、 ぎんいろを袖口に落とした右を 伸ばし、 ]
(136) is0716 2019/03/16(Sat) 19時頃
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[ この部屋がひとりには広く、 三部屋あったのだって、
抑、 直ぐに引っ越しに対応出来たのだって
きっと このおとこなりの"予防線"で 別段 狙っていたわけではなかった偶然の一致を 恰も仕組んだかのように "わるく"
痕を隠すように 手をとってやろう! ]
(137) is0716 2019/03/16(Sat) 19時頃
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[ その後、 夜景を見に行く と 唐突に言い出し、
あかるいよるとはいえ、 外に出た瞬間 誘ったわりに後悔したりしたのは また 別のお話。
地上の 星々の中に、 ぎんいろを 混ぜ込んだのも。* ]
(138) is0716 2019/03/16(Sat) 19時頃
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[ 雨が ステンドグラスを叩いている。 ]
(192) is0716 2019/03/17(Sun) 09時頃
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─── 或教会 ───
[ 古い長椅子に腰を下ろし、 やる気無げに 天井を見上げていた。
習慣的に行われている " しんぷサマの話を聞く会 "。 ……何時もは わりとサボっていたのだけれど、 流石に何回かには一回は居ないとならないので 今日は その "何回かに一回"である。
別に 信仰があるわけではないのに、 ロザリオを渡されているんだから、 きっと"この世界"も腐っている。
今、 壇上で話している偉そうな男だって、 ほんとうに神を信じているんだか、 ]
(193) is0716 2019/03/17(Sun) 09時頃
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[ ── そんなのは、穿った考えとは わかりつつも。
真面目に聞いていない聖職など、 熱心なひとに怒られてしまうから、と
私服で椅子に座っている辺り、 俺だって間違いなく、汚いおとなの仲間だ。 曇空じゃあステンドグラスも美しくない。 ]
(194) is0716 2019/03/17(Sun) 09時頃
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[ …… あい の 話をしていた。
この宗教で認められる"うつくしいあい"。 大前提は、 男女の間にあるものだ。
別段、 自分が少数派であると思ったことはない。 おんな嫌いなわけではないし、 性欲を覚えないわけでも ない。 商売女相手であれば 抱けなくはなかった。 ]
(195) is0716 2019/03/17(Sun) 09時頃
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[ 唯、 ──── "あいしているか"と 問われると 過去形の"いた"も付くことなく、 "あいしていない" と言い切れてしまう
同居人への当て付けに、 "おんなのつれこみ"を試してみようとも思ったが、 …単に不便だったのでやめてしまった。 まったく "ゆるせない"。
こころが狭い方だという自覚はあるが "めんどう"には慣れたような気がしていたのに、]
(196) is0716 2019/03/17(Sun) 09時頃
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「 愛とは 寛容であり、───── 」
[ 結婚式でもあるまいし。 内心で せせら笑っていた。
つまりは、きっとこの宗教において、 "あいすること"を認められていないのだ。 ─── 抑、 "あいされていない"のかも 知れない。 全く 生きづらい。 いきぐるしささえ 覚えるくらいに。 ]
(197) is0716 2019/03/17(Sun) 09時頃
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[ つまらない話が 終わり、 施しを受けるものたちの 背中を眺めて そのまま 座っていた。
隣に腰を下ろす誰かを 待っている。
……"一緒に住んでいるおとこふたり" "おなじ席にならんで座る"なんてことは、 どうやら 許されないらしいから。 ]
(198) is0716 2019/03/17(Sun) 09時頃
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──── 辞めてやろうかな、
[ 手首に下がるロザリオと、 てのひらに刻まれた十字とを、
頭上に掲げて 呟いた。 曇天が 落ちている。**]
(199) is0716 2019/03/17(Sun) 09時頃
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[ 神の愛など! ]
(251) is0716 2019/03/18(Mon) 03時頃
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[ 曇天を返すように、ぼんやりと、 にぶく 銀に光るロザリオが 拐われて、 ( 空の指先は、全く後を追わなかった。 )
椅子の背に頭を任せて、くろいろを見上げる。 ]
(252) is0716 2019/03/18(Mon) 03時頃
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[ あの、"故人"を思う度、 ……"訊ねたことば"を思い出す度、
ゆいいつ の だれか が 居なくなってしまったなら、と 頭のどこかに 危機感があって
教会に踏み入れたのは、 そう、 結局、"予防線"だったのだ。
体ひとつで だれかに必要とされるのなら、 ]
(253) is0716 2019/03/18(Mon) 03時頃
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[ ─── 今思えば、随分と投げ出したものだった。 ロザリオで呪いからは守られていたとはいえ、 内出血の痣も、 蕁麻疹も ずぅっと 身近で
…マゾなのか、 と言われると、 もしかしたら 否定もできない。
否、──── 嬉しくは、無かったが、 ( 何度キレたかわからないが! ) 其れで "よくはあった"。 勝手な弔いの 罪悪感だって、 消えるような気がして ]
(254) is0716 2019/03/18(Mon) 03時頃
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[ すこしでも あいがあったなら。 …ほんのすこしでも、その十字を 愛せていたなら、
世の中はもうすこし生きやすくて あの "あんなところ"で ふつうに居られたのかもしれない、と も、
唯、 其のとき、この くろいろは 俺を見つけてはいなかったろう。 ]
(255) is0716 2019/03/18(Mon) 03時頃
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───── ……、
[ "その程度のつまらない世の中であるなら、" そんなものは 棄ててしまって正解か。
都にいるうち、型みたいなものを 無意識に 身に付けてしまうらしい。
うえから 答えが降ってくるから ゆるすように わらい、 ]
(256) is0716 2019/03/18(Mon) 03時頃
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じゃァ、 …… お前がまた別のおんなにナンパされる前に "こんなとこ"からはオサラバしよう。
[ …結局はどこか小物臭く、ムードなんて足りない様。
そのうち、 頭上の左手と、 その 誰かのあいの痕を 茶が追い、
"其れ"はもう 棄てたのに 年月までは どうしようも ないのか
不意、 ]
(257) is0716 2019/03/18(Mon) 03時頃
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|
───── そうだ。 ゆびわを 買いに行こう。
[ ゆびさきは ロザリオを追わなかったが、 拐った左手を 追い、
喩え その銀色を取り落とそうと、気にもせず 誓いの 痕を 隠すようにまた 手を取ってしまおうか。
いつか の 左の爪痕は、 とっくにもう 消えてしまっていたから** ]
(258) is0716 2019/03/18(Mon) 03時頃
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|
[ 布を叩く音がする。
あれから、片手はずぅっと左手をとっていて、 傘のお陰で両手とも空かないものだから、 時折 雨の石畳に靴底を滑らせ、 ( こんな日に革靴なんてものを選ぶから! ) ─── 頻繁に手を引っ張っていた。
スマートさが足りない。 ]
(298) is0716 2019/03/19(Tue) 22時頃
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|
[ 唯、 店は決めているんだ、と 先導する方向だけは明確で、
……おもたい銀色を 置いてきたからか、 随分と早足でもあった。
傘の向こうに 半分 表情を隠しつ、 ── 其れでも ベッドで なんて! そんな話を聞いてしまえば 足取りさえ踊った!
つめたい雨の日だというのに、 濡れる足先ばかりが冷え 厭に体温が高く感じる。]
(299) is0716 2019/03/19(Tue) 22時頃
|
|
[ そりゃァたのしいだろうおとこに背を向けて、 ( それでも手ばかりは離さないで! ) あっち! と 雨音に消されない尖声で方向を示し …立ち止まったおとこに 結局は 振りかえる。
器用にも片眉を上げ、 この 息付くような間 を、 ]
(300) is0716 2019/03/19(Tue) 22時頃
|
|
[ 冗談でさえ、寂しい、とも愛しているとも …そんな風には 言えないが、
どうせ気の効かない男であるので、 行動で分かれって顔をするし ──── 赦されないから、 なんてそんな理由は 今さっき棄てて来たから。
揃いの指輪が 揃いの指にあるってことは、 そういうこと だろう。きっと。
「 俺は初婚だけどな。 」と、 "からかい"の方を受け止めていた。 かたちにこだわる おとこなので。
にんまり じゃァない もうすこし "おとな"寄りの 笑みで。 ]
(301) is0716 2019/03/19(Tue) 22時頃
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|
[ その後、おんなばかりの店のなか、 "本当に"言われてしまったり、 自分でも知らないようなサイズなんかも 言い当てられたり してしまえば
"おとなのよゆう"なんて吹っ飛んでしまって 始終キーキー喚いたようだったのは……
誰かのプライドのために語らないでおこう* ]
(302) is0716 2019/03/19(Tue) 22時頃
|
|
─── 或部屋 ───
[ うるさいノックの音に うすく扉を開けた。 近所迷惑なので 何度も叩くのはやめていただきたい。
向こうには たしか "しっていた"顔。 "お前の"が落ちてた とか、 此処のところ仕事に来ないで とか、
そんなことを言っているようには 思ったけれど、 Sii、 と 指をたてて 黙らせてしまえば ]
(303) is0716 2019/03/19(Tue) 22時頃
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いま 指輪交換 終わったとこだから。
[ "煩い御客様はご退場頂ける?"等と 大変高慢に にんまりと、
後に "そりゃァしあわせそうに"と語られる、
分かりやすい男の苛つきをこめかみ辺りに貼り付けて とん と "モブ"を叩き出し、
誓いのぎんいろを みせつけてやった! ]
(304) is0716 2019/03/19(Tue) 22時頃
|
|
[ 騒々しく 扉が閉じる。 "いらない"世界を 叩き切る様に* ]
(305) is0716 2019/03/19(Tue) 22時頃
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