191 The wonderful world -7 days of MORI-
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…………。
[俺は、 教えてくれた狐の頭を制服の袖で撫でてやってから 掌にタイマーを灯した人間を捜すことにした。**]
(26) 2016/06/15(Wed) 13時半頃
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――スクランブル交差点――
卯月。
[ぐるり、辺りを見渡して、 白いツインテールが見えれば「よかった」と一言を零す。 それから今回の件について 「竜をどうにかするべき」こと 「俺達だけではどうにもならない」ことを話し こう切り出しただろう。>>27]
バスの経路を知りたい。 MORIスカイタワーから見て、俺に伝えてくれないか?
[高所ならおそらく轢かれることもなければ バスの位置を把握する事も容易だと思ったのだが、 卯月はどう答えただろう。
是と答えてくれたならそのように 否と答えたなら、ならば一緒に行こうと促しただろう。]
(47) 2016/06/15(Wed) 21時半頃
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――→それから――
[暴走するバスを見送り、卯月に話しかけた後。 俺は交差点で参加者の姿を探す。
(怒鳴も、小津さんも、 ゲームセンターで見た長身の男性も、 色鮮やかなインコと青年の姿もみえない。 その事実を見て見ぬふりをした。)
最初の日にもここで見かけた茶髪の青年と、 彼のパートナーたる赤髪の少女の姿が見えただろうか。]
(89) 2016/06/15(Wed) 23時頃
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なあ。
[目があった茶髪の彼の前へと駆け寄り 彼と、彼女を見て>>85]
急にすまない。 今日のミッションは確認しただろうか。 正直クリアは俺と相棒だけでは無理だ。 協力したいと思っているんだが、 手を貸してくれないだろうか…。
[先日助けてもらった恩もある。 できるだけ彼らの助けになる 何かが出来たらとも思っていた*]
(91) 2016/06/15(Wed) 23時頃
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[赤髪の少女>>97は、 ぱっと花咲くような笑みを浮かべて手を振った。 俺はほんの少しほっとして、微笑を零し会釈を返す。]
ああ、まだ大きな被害は出てないのが幸いだが… [ニュースでは重傷を負ったものの報せはまだ出ていない。 それだけが幸いだ。 ワタル、と呼ばれた彼は、恐らく声が出ないのだと 何度か一緒に行動して理解していたので、 教えられた事には頷いただろう。]
ミームさんに、ワタルさん。 わかった、ありがとう。 俺は景山。白いツインテールの方は朝比奈だ。
[少し考えていると、 少女が彼女の”力”―― 死神から逃げる時の壁を見せてくれた。>>98 考えをまとめて、口を開く。]
(102) 2016/06/16(Thu) 00時頃
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走行するバスを挟撃するのは難しい。 基本的に、経路を予想して迎え撃つか 誘導するかのどちらかになる。
[とん、と足で叩くと、そばの地面が隆起して、 バスの高さを上回るくらいの細長く鋭い棘が突き出る。 重量制限のせいで 竜を縫いとめる太い杭のようなものは無理だろうが。]
俺のサイキックは物体を変えるもの。 アスファルトで刺したり、道路標識をねじまげてぶつけたり きっと足止めするのが関の山だ。
何か決定打がいると思う。
(104) 2016/06/16(Thu) 00時頃
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……ワタルさんのあの”光”は、 標的に照準を合わせられたりは、しないだろうか。
[思い出すのは、 書店前で狼たちを消し去った綺羅星の輝き。 茶髪の青年を見て問いを投げかけた。**]
(105) 2016/06/16(Thu) 00時頃
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[卯月の能力について首を傾げて尋ねられたから 「物を自分の方へ引き寄せる力」 「自販機など重いものを敵にぶつけたり、 バリケードを作るのに使える」 といったことを説明しただろう。]
走行するバス相手に立ち回るのは、ちょっとな。 だから、展望台から今バスがどこにいるか見てくれと伝えてある。
[再び差し出された紙を見て>>126]
引き剥がす…。そうだな。 手や脚を狙うだとか、 何かに引っ掛けられれば、
(134) 2016/06/16(Thu) 14時頃
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[竜の胴ではなく、 車体にしがみつく手足を狙うべきだろうか。 それならば車体の高さ分より短い棘で なんとかなるかもしれない。 難易度自体は胴を貫くよりも難しいが。
そう思案しながら提案を投げかける。 返ってきた答えに頷いた。>>127]
待機、それでここで迎撃だな。 わかった。狙い撃ちできそうなら頼みたい。 俺はヤツをできるだけ引き剥がそうとしてみるよ。
(135) 2016/06/16(Thu) 14時頃
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[そうこう話すうちに、 バスはまた一度中央区に戻り、 竜は二倍の銃撃を受け、反撃をしてから また東区へ向かって行っただろうか。>>#5]
(卯月。
俺はワタルさんとミームさん…茶髪の男性と赤い髪のツインテールの少女な、と手を組んで戦うことにした。
展望台にはついたか? 今東区を抜けて行ったバスは いつごろ中央区に戻ってきそうかわかるか)
(136) 2016/06/16(Thu) 14時頃
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[大凡そんなテレパシーを送って その頃は彼女もタワーの展望台に たどり着いていただろうか。>>131>>133
バスが北区から中央に戻りそうだということを聞けたなら それを二人に伝えただろう。
俺は半径20m内にバスが来るよう 道路側へと走る。]
(137) 2016/06/16(Thu) 14時頃
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[やがてタイヤを軋らせ、死の運行がやってくる。
──……22m、21、20、]
(138) 2016/06/16(Thu) 14時頃
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( ──磔になれ )
[すでに穴があいた竜の、 屋根にしがみつくその腕を、肩を。 1本の棘がバスの車体すれすれに突き出て 抉り、貫く。
貫いた棘には釣り針のように"返し"を。 抜こうと足掻くなら、傷は深まるだろう。
ばきり、アスファルトの棘が折れる。 バスはどんどんこちらへと迫ってくる。]
まだまだッ…!
[道路標識を捻じ曲げて竜の首に引っ掛けた。 勿論これで致命傷なんざ与えられるわけはない
──ただ、少しでもバスの速度を落とし 竜を車体から引き剥がせたなら、いいのだが]
(139) 2016/06/16(Thu) 14時頃
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……二人とも……!
[頼んだと呼びかけた声は 彼らに届いたかどうか**]
(140) 2016/06/16(Thu) 14時頃
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――少し前/スクランブル交差点→テレパシーにて――
[ぴょん、と揺れる白髪を見下ろして、 タワーからの監視を頼む。 任せて、と意気込んでいう様には、 頼んだ、と微笑んで返し>>130 懲らしめてね、という言い方に微笑みは苦笑になった。]
ああ、懲らしめてやるさ ……気をつけろよ。
[コロシアムの傍で勝手をするな、と怒った時には 考えられないような事――単独行動を任せて 俺は卯月を見送る。
心配でないといえば嘘になる。 けれど信じたかった。]
(152) 2016/06/16(Thu) 21時頃
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[……やがて呼びかけに声>>141が返れば、 ほんの少しだけ安堵した。
もちろん吐かれた嘘にも、 忌々しいカラスにも気づいていない。]
( さすがイースターだ。 ……北区か。スカイタワーから真っ直ぐ…か?)
[警察署勤めだったのがここで役に立つとは思わなかった。 話を聞いて地図を頭の中で描き、>>142 バスの現在地をワタルさん達に伝えた>>137だろう。*]
(153) 2016/06/16(Thu) 21時頃
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[ぱあっと表情を明るくした彼に頼もしさを感じて 俺は小さく頷いた。>>173
ヴェスパタインに追いかけられた時に感じたのと 同じような心強さ ――今だけは、ゲームの点数の事なんかは忘れて 彼らと協力しようと固く決意した。]
(179) 2016/06/16(Thu) 22時半頃
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[咆哮轟くスクランブル交差点で、 耳をふさがず、目を逸らさず、 どこかで見ているであろう卯月を心配させないように
車上の君主は傷口から黒い破片を零し>>#6 それでも同じルートを突き進もうとする。
頼む、と思わず声を絞り出していた。 刹那――煌いたのは眩い”星”。
先ほど打ち込んだ棘と共に、 バスから竜を引き剥がすように。 圧倒的な熱量をもってぶつかっていく!]
……!
[――……死の運行は速度を落とし まだ、止まらない。]
(180) 2016/06/16(Thu) 22時半頃
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[赤黒い吐息がアスファルトの上に 紅蓮の絨毯を織り成す、その瞬間。]
――――ッ
[退避を企てながらも、 ”逃がすものか” その思考が俺を駆り立てる。 炎風の中、乾く喉で咳き込んで、
陽炎の中、朧に翳るバスと、竜を睨み 竜の身を貫いていた”棘”と道路標識の変化を解除して、 新たにバスの前方に車高より長い程度の杭を突き出す。
(それはせめて翼に引っかかるようにと意図してのもの。 無論、竜にあたるはずもないのだが、 遠く、黒髪の少女がいるあたり>>178から見れば 敵の位置を知らせる目印程度にはなるかもしれなかった)*]
(185) 2016/06/16(Thu) 22時半頃
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……っは、 ァ……!
[ジリ、と焼ける皮膚に、顔を歪める。
厭な汗がこめかみから首へ、胴へ伝う。 痛みと苦しみの中――確かに ”巨大な剣”>>192がバスの進行方向を阻むのが見えた。
次いで射出された剣の行方を追うよりも前に>>198 別の参加者か、とくらくらする頭を奮い立たせて、 黒炎の中を駆けて抜けだした。 袖に燃え移った火を払って消す。]
(こちとら、ほぼ生身だっての……!)
[サポートに回った結果”盾”は生成できなかった。 それゆえ火傷を負ったが、まだ戦える。]
(205) 2016/06/16(Thu) 23時頃
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[片や、ノイズの影を確認しながら、 俺は”杭”を解除し、 此方に向かう「ブーメラン」を壁で防ぐ。
急に現れた蟹のノイズ達へ手を翳し、一文字に払った。 現れたのは丁度連中の高さ分の壁。 20m離れるまでの足止め程度にしかならなくとも、 そのブーメランが届かなければ十分。
――ここに卯月がいなくてよかった。 焼きうさぎなんてしゃれにならん。 そんな事を思った。
パートナーが奮闘しようとしている事は 生憎この位置からじゃあわからない。
何しろ視界が悪い。 外から状況を把握できない俺は 今はバスを追う他無くて。*]
(206) 2016/06/16(Thu) 23時半頃
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[剣を翼で振り払う竜の姿を後ろから追って、>>#10 ――勢いよく車や看板などがバスへ当たっていくのを見た。]
[Run Run Run!!!]
[痛む足も、腕も気にする事はなく走る。 隙を作った誰かへ>>210、最大の感謝を捧げながら。
いまや蟹やカンガルー達は遠く (煌く銀髪を見た気がする)
剣を打ち込み、遠くで叫ぶ誰かの声>>214を聞いた。 ザッとバスへ追いつき、追い越し バスの前へ。
ともすれば轢かれかねない距離で 全集中を剣に気をとられている竜へ向けた]
(221) 2016/06/17(Fri) 00時頃
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[ぎりぎりで、反対の車線へ 轢かれぬように駆け込んでいった]
いい加減ッ
止まりやがれえぇええッッ!!!
[咆哮を号令として、 バスの前方の地面から車上の竜へ向け 特大のアスファルトの”棘”を地より出だす。
棘が車上の竜の首を抉り、貫くように――]*
(229) 2016/06/17(Fri) 00時頃
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[舞い落ちる鱗粉と 無数の剣の雨により巨体はバスからずり落ちて 走りながら出した棘は、竜の首を捉え貫く。
地響きが轟いた。
バスから転げ落ちた竜を傍目に がくがくと震える脚で地面に転げる。 竜に突き刺した棘を解除しながら―― やったか、と奴を見た が
(タイマーを確認する暇もなく)]
「Roar…!!」
[車上から落ちた竜が唸り、 参加者達をぎろりと睨みつけ、 辺りを巻き込んで暴れだした>>#12]
(245) 2016/06/17(Fri) 00時半頃
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God damnit……!
[げほ、と咳き込んで、必死に立ち上がる。 冗談じゃない、もう一度あの炎に焼かれたら今度こそ消滅する。 走り出そうとして―― そこで漸く、タイマーが消えている事に気がついた。]
[……ワタルさんや、ミームさんはどうなっただろう。 姿の見えないほかの参加者は。
何より、さっきより応答がないあいつは――]
( 卯月、終わったぞ ……卯月? )
[……あいつは何で応答しないんだろうな?]
(246) 2016/06/17(Fri) 00時半頃
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[北へ戻ろうと走り出して 返ってきたものに思考が停止しそうになった。>>249
また? 勝手に? 今度は何をしたんだ? 苛立ちと焦燥と、 何より火傷の痛みが酷い。]
( 今どこだ?! なあ、――)
けほっ …………ッッ。
(254) 2016/06/17(Fri) 01時頃
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[ぽたぽたと滴る汗と、血と。 一部爛れた腕や脚の皮膚。
そろそろ限界を感じる。 のに、倒れてはいけない理由ができあがっちまった。
ああ、あのお姫様は いつもいつもいつも本当に何も考えなしで 俺がどれだけ心配するかなんて、 全く、一つも、考えやしないで!]
卯月………ッ!!
[かすれ声で叫んで、 笑う膝を叱咤してまた駆け出そうとする。 背後で黒焔が舞っていた。
道中、茶髪の彼と出会っただろうか。]
(255) 2016/06/17(Fri) 01時頃
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ワタルさん、ミームさん、 無事、だった、か… よかった。 ミッション、終わった、ぞ…
二人のお陰だ
[ちっとも「よかった」という顔はしてなかっただろうが 出会えたならきっと、そんな事を言うだろう。 気持ちだけは本物だが 言葉を伝える余裕がないのも事実で 会釈ができたなら、ノイズの群へ走っていこうとする*]
(256) 2016/06/17(Fri) 01時頃
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[ワタルさんと会話した後の事だ。
銃弾の雨が地へと降り注ぐ。 不穏を感じてそちらへと走る。 (近づく頃には、彼はもう飛び去っていた>>@46 見覚えのある後姿が煙の向こうに消えた。)
煙とざわめきの中、 群るノイズどもと、 重力と共に落下する剣と、 その真ん中で膝を折る男女を見る。
あれはきっとコロシアムで見た二人組だろう。]
(259) 2016/06/17(Fri) 02時頃
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[それから倒れ込む白いワンピースは。 赤く染まったワンピースは――…………]
――、卯月――……ッ!
あんたがた、大丈夫か!
[掠れた声でその名を呼びかけたが 気絶してしまっているようだ。
俺は疲労の色濃いながらも、 まだ立つ少年の手伝いとなるように 無数の棘でノイズを排除しにかかろうとした。]**
(260) 2016/06/17(Fri) 02時頃
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