141 サトーん家。 3
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ほんとに楽しいんだけどね。
[「まあいいけど」といつも答えていたら、
「どうでもいいんでしょう」とよく言われた。]
[つまらなそうにみえる、僕の悪癖らしい。]
[結果、愛想をつかされたのだから手におえない。]
[本当に、「よかった」んだけど。
そっちが楽しければ、僕も楽しかったんだけど。
結局、「好きな人ができた」と言われた時も
「そっちの方が楽しいなら、まあ、仕方ない]で
片付いてしまったのだから。
本当どこまでも手におえないと思ってる。]
[一昨日買った同じのど飴が並んでいる。
のど飴を渡した根来は大丈夫だろうか。
まあ、鼻とのどだけならひどいことにもならないだろうけど。]
[…そういや、風邪をビンゴしていたし笑わせてもらった記念に
根来にはのど飴を贈ったが、
共同でドッキリトラップを仕掛けた鈴倉にも送るべきだろうか。
のど飴やガムの面子を見ながら一度考えて、
結局買うことはなかった。会計も終わっていたし、
そういえば麻婆茄子を僕の皿から一個もらっていってるからいいか。と思い至った結果だった。
尤も、夕飯は自分で作ったわけでもない、
佐波がつくったものだったけど。]
[そんな適当でも許される、
この仲間内の空気感が気に入っていた。
そこを気にかけていた彼女と別れたのも
やっぱり仕方がなかったのかもしれない、と改めて思う。]
[彼女が好きではあったんだけど。
彼女の為に変わってやれる程、
気の利いたやさしい奴では無かったらしい。
三つ子の魂百まで、だ。
もし「変わりたかった?」と問われれば、
きっと僕は即答で答えられないだろう。
適当のあの空気感が気に入っているから。
本当手におえない。]
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― 帰宅後の根来 ―
へっくし。
[ベッドの上、うつ伏せで布団に包まった身が揺れる。]
……、……
[手に持っていた携帯ゲーム機の画面が、少しばかり濡れていた。 手に届く位置に置いてあるティッシュ箱から一枚抜き、さっと拭う。]
……あん。
[サッカーゲームをプレイ中の画面では、森部と名付けたDFが棒立ちのまま敵にボールを奪われていた。 他にもいつもの面子から名前を借りて付けたオリジナル選手が、わらわらとボールを追う。 川端が強引なタックルでイエローを貰った。 佐波は試合序盤から一発レッドで退場済みだ。 おかげでかなり苦しい戦いを強いられている。]
[つまり、寝ると言って帰ったくせに寝てなかった。寝転がってはいるが。]
(136) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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(ブブブブ…… ブブブブ……)
[携帯電話が震える。 電車の中でマナーモードにしたままだった。 寝ていたなら確実に気付かなかっただろう。 長さ的にメールではなく電話。 先程まで遊んでいた面子の誰かだろうか、と少しばかり期待して画面に表示された名前を確認する。]
……ん。
[途端に、テンションが下がった。 しかし無視するのもなんなので、電話に出る。]
(137) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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もしもし。どうしたの、ヒロシ。
[下の名前で呼ぶ相手は、大上 広(おおがみ ひろし)。 一応、彼氏という事になっている相手である。 バイト先のファーストフード店で知り合い、先月の頭に「付き合ってみない?」と言われたのが付き合い始める切欠だった。]
ああうん、今は家。 ……で? どうしたのさってば。
[喉を痛めて枯れた声にも、用が無ければ今は話したくないという意を込めた声色にも、相手は気付かない。 電話越しである事を差し引いても、そもそも察しが悪いのだ。]
(138) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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[どうも、特に用という用は無いが電話したくなった、との事だ。 その後しばらく、大上の友人の馬鹿話などを適当に相槌を打ちながら聞いていた。]
…うん。
……うん。
………ふぅん。
[面白い話題を提供してくれようとしているのは、まあ良いとする。 だが正直なところ、顔も知らないどこかの馬鹿の話に興味は無かったし、せめて面白おかしく話してくれれば良いのだが大上のトーク力はそこまで高くない。 本音としては今すぐ通話を切りたいが、一応彼女という立場上はあまり無下にもしない方が良いのだろうかと思って、我慢した。]
(139) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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くしゅん。
[漏れるくしゃみは、極力堪えたもの。 佐藤家で遠慮無く盛大にしたそれとは大違いだった。 ここでようやく、大上が「風邪?」と心配してくる。]
ああ、うん。軽く風邪っぽい。 喉とくしゃみがね。
[そう言うと、広は心配している風な言葉を並べてきた。 心配するならさっさと通話を終えてくれれば良いものを、と思わずにはいられない。 もちろん、そんな気を使ってくれる筈も無かった。]
(140) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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[話すネタを出し尽くして満足したのか、大上からそろそろ通話を終えると言ってきた。]
うん……あ、待って。
[通話の終了自体に異存は無いが、ふと気になった事があったので引き留める。]
そういえば、クリスマスなんだけど……
[そろそろ近い、彼氏彼女という間柄なら無縁ではないイベント。 どうするのかと尋ねてみると、既にもうコースを組んでくれているらしい。 だが、当日までのお楽しみ!だそうだ。]
……うん。わかった。楽しみにしとく。 じゃあね、おやすみー。
[通話を終え、疲れ混じりの溜息が漏れた。]
(141) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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……はぁ。
[億劫だった。 クリスマスだって、どうせいつもの面子で現在フリーな連中はだらだらと集まって楽しくやるのだろう。 自分も本当ならそっちに顔を出したい。]
こういうのって誰に相談すれば良いんだか。
[大上の事は、いつもの面子の誰にも…同性の鈴倉達にすら話した事は無い。 関係無い場所で知り合い、付き合いだした彼氏の事を、いつもの面子に話そうという気には何故だかなれないのだった。 逆に、大上の友人の何人かには彼女として紹介されているのだが。]
(142) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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ちょっとなー。軽すぎたかなー。
[それまで異性と付き合った事が無かったので、「付き合ってみる?」と言われて「うん、まあいいけど」とOKしてしまった。 大上も悪い人間という訳ではなく、むしろ自己責任なのだろうとも思う。 けれど多分、今の状態は世間一般で持て囃される恋人関係やらとは違うのだろうし、長くも続かないのだろう。]
というかねー。重いんだよねー。
[空回りながらも自分を楽しませてくれようとしているのであろう、大上の言動一つ一つが。 もう少し、なあなあで済ませて適当にやれる相手の方が自分には合っているんじゃないかと感じずには居られない。]
(143) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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[近くに有ったのど飴の袋を探り、一粒取り出す。 帰り際に佐藤がくれた飴は電車に乗る時にもう開けてとうに無いが、自分の最寄駅近くのコンビニに寄ったら同じ物を見つけたので、買って帰ってきた。 別段好みの味という訳でも無かったが、なんとなくだ。]
……だる。 あ〜…これダメなヤツかな。
[再度ゲームをする気力も無く、そのまま布団の中で眠りに落ちた。]
(144) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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― 現在 ―
[熱を測ったら、しっかり跳ね上がっていた。 ろくに頭が回らないまま、一つメールを、時間をかけて打つ。]
(145) shirone 2014/12/14(Sun) 00時半頃
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[ぼんやりとした意識で入力ミスと修正が多かったため、佐藤のメール>>-338への返信までには少し間が有った。]
(166) shirone 2014/12/14(Sun) 01時半頃
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[…適当でも許される、この空気感が気に入っていた。
それが続くまでは、楽しんでいたいと思う。
そう思ってるからこそ、
僕は次もこのバカなやり取りに流されるんだろう。
「まあいいけど」の、いつもの言葉で。]
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