人狼議事


266 冷たい校舎村7

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【人】 ニビル星 キョウスケ


 ……けど、こんなことを考えているから、
 僕は人付き合いがうまくいかないのかもしれない。

 ……笑うべきじゃなかった?

[ 高本悟が微妙な顔>>136をしていたので、
 人間として不出来な僕は、
 困ったように微笑み、首を傾げたりする。

 冷静。>>137というのも、どうかな。
 僕は随分取り乱したし、
 むしゃくしゃして失言をしたりもした。
 君が知らないところではね。]
 

(155) 2019/06/15(Sat) 02時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ 後悔をするかもしれない。>>138
 と、高本悟は言った。自信のなさげな声で。

 僕は、何歩か歩いて彼に近づき、
 その、やや不明瞭な表現について、
 畳み掛けるように、問いかける。]
 

(156) 2019/06/15(Sat) 02時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ 君と僕は、ほんの少し似ている。]
 

(157) 2019/06/15(Sat) 02時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


 ……後悔。
 それって、何に?

 誰かが死ぬかもってこと自体?
 友人を救えなかった罪悪感? 無力さ?
 

(158) 2019/06/15(Sat) 02時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ この場に相応しいかはさておき、
 僕は穏やかに微笑んでもいる。

 それは、建前とか、表面的にとか、
 そういうのじゃなく──、
 蛭野京輔としての意見を述べるときに、
 僕はそういうふうにしたいからであって、]
 

(159) 2019/06/15(Sat) 02時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


 ……僕はね、死を選ぶ人がいること自体、
 間違っているとは、思いたくない。
 僕は、この世にちっとも納得してないし、
 理由もなしに生きてられない。とも思う。

 だから、もし、その人にとって、
 明らかにそれが一番幸福で、
 本当になんの未練もないのなら、
 それは尊重されるべきひとつの選択だと思う。

 いってらっしゃい。ありがとう。って、
 見送るのも、間違ってないと思う。……思いたい。
 

(160) 2019/06/15(Sat) 02時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ 可哀そうな家族を見捨てられない僕ら。
 そのくせ、割り切るのが下手な僕ら。
 きっと、勝手にいろんなものに失望するし、
 たぶん、生きるのはあまり上手じゃないよね。]
 

(161) 2019/06/15(Sat) 02時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


 ……でも、メールをくれたから。
 この世界にも、入れてくれたから。

 そのことについて、何も伝えず、
 その人について、何も知らないまま、
 現実世界に帰ることを──、僕は後悔すると思う。

 その……人間だから仕方ないとかじゃなく、
 僕の選択として、きっと、ずっと後悔する。

 ……だから、ここにいられるうちに、
 この場所のことを、きちんと知りたい。
 

(162) 2019/06/15(Sat) 02時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ けど、まるで同じ世界を見られるわけじゃないし、
 君や僕がクラスに二人もいると、恐らく、
 とっても大変なので、そのくらいでちょうどいい。]
 

(163) 2019/06/15(Sat) 02時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ 演説のようになってしまった。
 話すのはあまり得意ではないというのに。

 それでも、あと少しばかり言いたいことがあり、
 今でもなきゃ、きっと一生言えないので、

 僕は唇を動かすのをやめずに、
 ほとんど同じ高さにある瞳を見ていた。]
 

(164) 2019/06/15(Sat) 02時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


 高本くんはさ、文句の一つでも言いたいって、
 はじめに、僕にそう言ったでしょう。
 それなら、僕は、ここに呼ばれて嬉しかったよって、
 そう言うために、ホストを探そうかなと思ったんだ。

 ────高本くんのおかげだよ。
 

(165) 2019/06/15(Sat) 02時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ 言いたいことを言ってのけて、僕は、
 にっこりと笑みを深くした。それから。
 ほんの少し、意地の悪い子供みたいに、
 目を細めて、声を潜めて言う。内緒話みたく。]
 

(166) 2019/06/15(Sat) 02時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


 ……それに。ほんとは。
 どうせ僕は帰らなきゃならないんだから、
 地獄をゆくのに、仲間は多い方がいいんだ。
 これは──ただの、僕の我儘だけど。
 

(167) 2019/06/15(Sat) 02時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ ほら、君が似ていると言ったように、
 僕は身勝手で傲慢な性格の悪い人間なので。]
 

(168) 2019/06/15(Sat) 02時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ ひょい。と数歩下がって距離を取った。
 ちょっとした内緒話は終わったから。]

 ……だから、もう少し校舎を見てくる。
 またあとでね、高本くん。

[ ひらり。と去り際に手を振った。

 ……さて、どこへ向かおうか。
 夜にのまれた、暗い校舎の中を行く。**]
 

(169) 2019/06/15(Sat) 02時半頃

ニビル星 キョウスケは、メモを貼った。

2019/06/15(Sat) 02時半頃


【人】 ニビル星 キョウスケ

──現在:上階へ──

[ 高本悟とそこで別れて>>200
 それから、あてもなく校舎を歩いていた。

 自分がそれなりに空腹であることに気付き、
 道中見つけた袋入りのクッキーを、
 数枚の硬貨と引き換えに手に取った。

 対価を払う意味があるのか。
 ということは、考えないでおく。

 花や葉の形に型抜きされたクッキーを、
 口の中に放り込みながら階段を上る。

 食べ歩きは行儀が悪いけれど、
 文化祭なら、おかしなことじゃないはずだ。]
 

(201) 2019/06/15(Sat) 14時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ 忠実に文化祭の形をした校舎。
 記憶と差異のない1階、2階、3階。
 その先、存在しないはずの、4階。

 もうすでに何度か足を踏み入れたその場所に、
 僕はまた静かな歩みで立ち入っていく。

 ……恐らく、足音で同じ階にいる誰かを、
 驚かせるということはなかったはずだ。
 あまり、動きの大きいほうではないから。]
 

(202) 2019/06/15(Sat) 14時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ

──現在:4階──

[ 薄暗い4階。煤けてさえいそうな廊下。

 1階下のフロアとの差異を探すように、
 ひたひたとそこを歩いていく。

 ……ふと、足を止める。
 背後から何かの息遣い>>11がする。
 金属っぽい音。水っぽい音。足音。

 どうしてか、それらを聞いて、
 先ほどの赤い首輪を思い出し、
 ああ、獣の立てる音なのだ。と思う。
 人間じゃない生き物の音。]
 

(203) 2019/06/15(Sat) 14時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ 立ち止まっている。
 音は背後から聞こえている。

 静かでがらんどうみたいな場所を、
 満たすように、いくつかの音が響き、]

 ……おいで、

[ 振り向いて、その場に屈む。
 手に握っていた袋の口を開け、
 クッキーをのせた掌を差し出してみるけれど、

 ……廊下は嘘みたいに静まり返っている。

 いなくなった。と僕は呟き、
 また、薄暗い廊下をひたひたと行く。*]
 

(204) 2019/06/15(Sat) 14時半頃

ニビル星 キョウスケは、メモを貼った。

2019/06/15(Sat) 14時半頃


ニビル星 キョウスケは、メモを貼った。

2019/06/15(Sat) 20時頃


【人】 ニビル星 キョウスケ

──現在:階下へ──

[ ひたすらに薄暗いままの4階を、
 ぐるりと巡って、また階下へと。

 文化祭の装いの校舎。
 楽しかった。とメールの文面を思う。

 楽しかった。けど、
 だんだん欠けてくみたいだ。
 ……ああ、そう。
 打ち上げが終わって、
 みんなばらばらに帰ってくみたい。]
 

(249) 2019/06/15(Sat) 21時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ まだ楽しい? とぼんやり思う。
 自分にか、ホストにかさえあやふやに。

 ……この世界のことは好きだけど、
 楽しいかっていうと、どうなんだろう。
 みんながいたから。だったんですね。

 もう一度繰り返すようなつもりで、
 あの日見れなかった場所まで、
 最後の文化祭を味わうつもりで、
 歩いていたはずだっていうのに、

 口に放り込んだクッキーは、
 ひたすらに砂糖の味。って感じだし。]
 

(250) 2019/06/15(Sat) 21時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ ……結局、さっきまで、
 姿の見えなかった二人はここにいるのか。
 それぞれ誰かが出会っているとも知らず、

 それに、ほかの人たちにも、
 行き先くらい聞いてもよかったな。と思う。

 あと少しくらいは、探索か捜索か、
 どちらともつかない足取りで校舎を歩いて、

 誰とも会わなかったら、
 眠りたくなるまで、慣れた場所にでもいよう。*]
 

(251) 2019/06/15(Sat) 21時半頃

【人】 ニビル星 キョウスケ

──美術室──

[ それから。
 どのくらい経っただろう。
 誰かに会うことはあったかな。

 まだ然程眠くもなくって、
 僕はふらりとその場所に戻ってくる。

 そこら中に充ちるお祭りの日の、
 さまざまな食べ物の雑多なにおいや、
 4階の家庭科室で知った異臭などの、
 どれとも違う、よく知った空気。]
 

(281) 2019/06/15(Sat) 23時頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ 僕が知っている、あの日。
 本物の文化祭の大部分を占める。
 2つの場所の、片割れ。

 ……大人気企画じゃなくっても、
 あの日はぽつぽつとあった人影が、
 ひとつもなくて、僕しかいない。

 扉を閉めきってしまえば、
 そこは静かで、落ち着く。とも思う。

 この世界に来た当初と同じように、
 高校最後を飾るにやや異質な、
 自分の制作物の前に、立って。]
 

(284) 2019/06/15(Sat) 23時頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ 人の頭。人間の頭。
 ……を、模したはずのそれに、
 指先でなぞるように、触れる。

 ……ここが、瞼。頬。唇。
 つつつ、と細かな凹凸を擦る。
 少し指の腹に力を込めても、
 赤黒い表面がはらはらと崩れて、
 白い肌が姿が現すのでもないから、
 ただ、指先にざらついた感触が残る。

 ────悪意なんて、なかった。]
 

(286) 2019/06/15(Sat) 23時頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ 題をどうすると問われて、
 結局無題としていたそれに、
 二重線を引いて、書き足す。

  家族 

 ……どんなにあなたが嫌ったって、
 この社会では醜く恐ろしいとされる、
 それが、あなたの姿であって。
 どんなにあなたが悲嘆に暮れても、
 僕がひとりでその価値観に憤り、
 拒絶と否定を繰り返していたって、
 変わらないんだよ。なにひとつだって。

 僕だって、そんなの知ってたし、
 それでも同じ箱に生まれたんだから、
 家族だから、幸せになってほしかった。]
 

(299) 2019/06/15(Sat) 23時頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ ……本当だよ。

 ただ、僕が人より少し、
 人間をうまくやるのげ下手だっただけ。

 ばかげた社会は変えられなくっても、
 ひとりの1日のうちの数時間なら、
 少しくらい、よくしてあげたかった。

 ……そのぼろぼろの唇の端に、
 軽く爪を立てる。いつもこんな顔して。
 下がった口角。たまには笑いなよ。

 そうやって、こすってみたって、
 やっぱり、それは元ある形のままだから。

 姉さんは姉さんでしかないから。]
 

(300) 2019/06/15(Sat) 23時頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


 ……そうだよねえ。

[ 僕は、小さく笑ってそれを手放し、

 その場を立ち去ろうとして、ふと、
 部屋の奥>>2:473に佇む、
 その、柱のような形を見上げて、

 ……少し、もぐりこんでみたけれど、
 もう夜が遅いから、ここは暗くて。

 あの日見た輝きはそこにはなくって、
 ただ、暗がりに色を透かして、見上げて。

 ……そう、夏を。少しだけ思った。]
 

(301) 2019/06/15(Sat) 23時頃

【人】 ニビル星 キョウスケ


[ そうこうしているうちに、
 もう、眠ったっていい時間になっていて。

 ……寝支度をして、教室に戻ろう。

 轟木颯太が保健室で眠るはずで、
 病人もそちらへ行くのなら、
 今日は何人くらいが教室にいるのかな。
 と、少し寂しく思いながら、その場を立ち去る。*]
 

(302) 2019/06/15(Sat) 23時頃

【人】 ニビル星 キョウスケ

──夜:3年7組──

[ シャワーを浴びてから教室に戻る。

 何も考えず、昨日と同じ位置に陣取り、
 毛布にくるまって、今日も眠ろう。

 養拓海>>314が教室で眠ろうとするのに、
 一言、「保健室行かないの」と声をかけ、
 ……けど、それだけ。

 床に寝っ転がって見上げる窓の外。
 相変わらず、ごうごうと白が舞っていて、
 ただ白いばかりの空を仰向けに眺めているうち、
 きっと、僕は眠りに落ちている。*]
 

(341) 2019/06/16(Sun) 00時頃

ニビル星 キョウスケは、メモを貼った。

2019/06/16(Sun) 00時頃


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