252 Aの落日
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[その時から安住英子の姿は 蓮にとって「現実」の姿をしている。
飼い主もいない、薄汚れて、 もう誰にも撫でてもらえないのに 犬以外の形になれないみたいな、 そういうみじめな負け犬の姿で
いつか来るかもしれない、 「よいこ」にあてはまらなくなって夜においてかれて 特大も特大、なにもかも燃やすお日様が 昇ったときに照らされる―― ――自分の姿なのかもって。]
(158) 2018/10/17(Wed) 22時半頃
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[蓮は「現実」がおちたとき、屋上にいた。 沈んでいくお日様よりも加速した墜落の9.8秒、
どん、て音がしてから ようやく蓮はそれを知ったし 眼下に事態を収めたとき 安住英子の輪郭はじわじわと赤く大きくなって
ざわめきの中、 赤い水はどんどんひろがって そのただなかでくしゃってしている安住英子は 生まれそこなった胎児みたいにも、みえて
やっぱり蓮のなかに 胎動はない*]
(160) 2018/10/17(Wed) 22時半頃
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―― 全校集会がおわって:屋上 ――
[屋上って本当は立ち入り禁止なんだって。 でもそれって今日からじゃなくて ずっと、ずっと前からだから
今だって蓮はそこにいて 血の洗い流された中庭を背に携帯を眺めてる。 3-B組のクラスメイトが回してくる、 「これやばくね」って>>149掲示物や
昨日と、今日の馬鹿みたいに早い時間に 受けとって、そのまま返信できていない メールを開いて いつもの返信の速さがない指先で画面をなぞってる*]
(165) 2018/10/17(Wed) 22時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/10/17(Wed) 22時半頃
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───────────────── To 葛 九十九 From 蓮 洋次郎 ─────────────────
>>113 なにそれ
─────────────────
(174) 2018/10/17(Wed) 22時半頃
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───────────────── To 葛 九十九 From 蓮 洋次郎 ─────────────────
もっと他にいうことあんだろ
─────────────────
(175) 2018/10/17(Wed) 22時半頃
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[これは、返信って言わないかもしれない。 朝携帯の画面の向こう側を知ってたら きっと こんな返信はしなかったかもしれない
けど、生きてて、 昨日のこと――お日様が沈むよりも もっと前にあったことを まだ引きずってた蓮は まずはじめにそう返した。 明確に言ってほしいことがあるときに こうやってかえすの ずるいから、 今朝ダルそうな姿を見かけなかったので いっそ返信が来なくても 仕方ないって 思ってる*]
(176) 2018/10/17(Wed) 22時半頃
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[ 万年青は考える。
彼女はどうしてあの時間あそこにいたのか。
どこへ行くつもりだったのか。
もともと飛び降りるつもりだったのか。
決心したのはインタビューのせいなのか。
あの窓から落ちたのは故意なのか、偶然か。
もっと上まで行くつもりだったのか。
窓が開いていなければ彼女は落ちなかったのか。
あの時声をかければ。
シャッター音が響かなければ。
彼女は、空へ飛び立たなかったのだろうか ]
[ 思考を巡らせるたびに、
彼女が思い切ったことに
自分が関わっていて欲しいと、
彼女を動かしたのは自分でいたいと、
願うように思考が巡る ]
[ そんなに人を動かす主になりたいのか。
……浅ましい ]
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[細切れを2件送って、 あたらしくメールを立ち上げた。 ───────────────── To From 蓮 洋次郎 ───────────────── これ書いたの お前だろ
[>>149掲示板に貼られた新聞の写真] ───────────────── そこまで文字にして それ以上が埋まらずに 宛先に入れるべき顔は浮かんでいるけど、 蓮は無言でそのメールを削除する。
なにより、恐ろしいほど眠気がなかった。 人間のままクラスメイトに向ける言葉なんてもってない。]
(203) 2018/10/17(Wed) 23時半頃
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[削除したとき、2通>>178>>179 送ったのと同じような短文のメールを受信する。 短文メールって、 送り主と中身もセット見えるから だから蓮は、ほんのちょっと指を止めた。 ひとりで、犬にはできないような 難しげな顔をして、それから覚悟を決めて開く。]
だぁ、 から ―― なんだっての それぇ……
[生きているようなので。安心した。 そんなこと、蓮がいってやりたい。 昨日 あそこに向かって走ってなかった? て中庭指差して そっちこそ、怪我なかったの とか、 いつもの、犬の顔して。]
(204) 2018/10/17(Wed) 23時半頃
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[でもそんなことするには、 まだ昨日のお昼間がのこっているのだ。 せめて 怒れよ。って、まだ蓮は思ってる。 そうじゃないと蓮が次に進めない。
蓮が返信のボタンを押して、 うなって 前髪をつかんで、 せめて 怒れよ。 って文字にしていたときに
それはきた>>180 唐突な咳払いが。]
(205) 2018/10/17(Wed) 23時半頃
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、―― っ おぁ、
[だから、お気づきだと思うんですけど そういうのそんなに得意じゃないんです。
だからほら、 蓮の手の中から携帯が落ちそうになって なんとかそれを捕まえようとして 手を伸ばして]
っ、 ぶねえ
[屋上が立ち入り禁止の理由を身をもって知る。 言いたいことなら、それこそたくさん、あるので。 衝撃が噛み殺せたら、言ってやりたい。 主に、「せめて怒れよ」って7音声は*]
(206) 2018/10/17(Wed) 23時半頃
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―― 屋上 ――
[手の中を滑った携帯は同じ手が、なんとか捕まえにいく。 なんとか捕まえて、でも少し、 さっきより 屋上の手すりが腹に、くいこ、]
ぅ、 げ
[けれど腹部の痛みはすぐに消えて、 胸から首掛けての 斜めに、衣服に沿って力が掛かって リードを引かれた犬みたいに、後ろを振り返って その力が、どこから掛けられたのかを見た。 しっかりつかまれた服の裾と、 怒り半分>>223、乱れた前髪の隙間から見える、燃え立つ色。 目が合った と思ったのは、 間違いだったかもしれないけど]
(232) 2018/10/18(Thu) 00時半頃
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[飛び出しかけた体が屋上の敷地内に戻ったとき、 そのときは、>>224間違いなく目が合った。 周辺の皮膚まであらわにさせて、 がなった葛を、蓮は見て、
犬だったら、ごめんもありがとうも、 怒声の奥のおくに隠れてるかもしれない心配も わかったうえで言えたかもしれないけど 昨日から犬の蓮はどこかに行ってしまっている。 やはりリードぐらいはつけておくべきだ。犬って。]
こ、
ここで 怒る くらいなら――
(233) 2018/10/18(Thu) 00時半頃
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[ガンつけを受け返すして 怒鳴り返すくらい、人間の蓮ならできるのだ。 少しばかりのたれ目だって 赤縁眼鏡だってきにしない、かっぴらけば 青筋だってたつうえに
立ち上がりが早い器用さがあるから 胸倉つかむために手が、勝手に伸びる]
(234) 2018/10/18(Thu) 00時半頃
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昨日、キレとけよ! 馬鹿じゃねえの、 面と向かって舐められてんだぞ、 やり返すくらいしろよ!! あんだよ 俺の喧嘩ぁ買う価値もねえってのかよ お前が、お前が怒らねえと
―― ――、
俺が、謝 れ ない だろ
[罵声の洪水で返した蓮の声は、 滔々と流れる音をとめて、くそ、って吐き捨てた。 吐き捨ててでもやっぱり謝らない、が*]
(235) 2018/10/18(Thu) 00時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/10/18(Thu) 01時半頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/10/18(Thu) 21時頃
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―― 屋上 ―― [「助けてくれてありがとう」。なんて。 なんとびっくり、蓮の口から飛びだしゃしないのだ。 だって蓮も男の子。 『こーやって』『手ぇのばして』、――胸倉をつかむ。 柔らかく友村ちゃんの手をつかんだのと同じ手で、 ぐしゃりと握りつぶすような力を込めて。
怒鳴られて、怒鳴って、 今度はまた怒鳴られる>>247 一瞬だけ、「噛みつけた」って思えた葛の空白>>246は あっという間に言葉に押し流された。]
(304) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[蓮はそれ>>247をちゃんときく。 ちゃんと聞く、合間に、 噛み締めた、噛みつきそうな歯が鳴った。
険の乘った蓮の眼はねめつけてそらさないけど >>246今朝の不調の残った、 片方は火傷痕の残った皮膚のただなか 片方はいつも見える、葛の眼はどうだったろう。 かち合ったままなら不調に気づけたのかしら。 難しいな、だって蓮の頭にも血が上ってる。]
[ 血が上って、 こんなに生きている ]
(305) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[かっかと燃えて鼓膜の内側で ざあざあと血が流れている。 ごうごうと、燃え立つ感情が声を上げている。
骨のきしむ音まで、 胎の奥、身の内で 怒りが手を振りかざす、その音まで いまの蓮には 特大に聞こえる。
人間の、生きている 胎動だ]
[犬に慣れた身のうちで、人間が生きている!]
(306) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[蓮は葛によってこんなに、 息を吹き返させられたのに
蓮胸倉をぐしゃりとつかんだ手は、 『ひっぱりあげる』ための手じゃないのだ。 どんだけ 期待に揺れた顔見たって そのお昼間に ほらいこうぜ ってするための手じゃなくて、
「ほら行けよ」って言いながら こうして みじめたらしく掴んでいる手なので ぐしゃっと つかんでしまった手が離せない。]
(307) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[かっかと 自分勝手な怒りに茹ってる蓮に、 もっと熱い手が触れた>>248 犬のふりだとばれた人間はその熱さに背骨が震える。 触れた場所から燃えそうな、生きている熱に怖気が走る。]
―――― だから、 馬鹿、じゃねえの それ……
……馬鹿にされてる、ときに、 なんで 馬鹿にした相手の顔みて、
くそ、 俺だってそんな、かお、してねえよ 泣くわけねえだろ [言葉が震える、ので蓮は口をつぐんだ。 得体のしれないなにかが出てきそうで 蓮はどうにも次の言葉が言えない。 つかんだ胸倉の皴みたいに、顔を顰めて、 それでも「泣きそう」で終わる顔は零すものはない。]
(308) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[きっと二回も腹黒いと言われたから、 その腹のあまりの黒さに言葉までもが道に迷ってしまった。]
[だから、胸倉掴んだ手を、掴んだままに、 ぐいと相手に押し付けた。 言葉で伝わんないものが、 そうやって伝わることはないでしょうけど。 「思いあがれよ こんな顔を俺にさせられるの、お前くらいだよ」って。 普段通りの顔じゃない責任を相手に押し付けようとして、
あれ、って思った。あつくね? って。*]
(309) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[ 身を乗り出す安住の後ろ姿の写真を
こちらを見て微笑む安住を、
手が離れた瞬間を、
スライドさせるごとに
ゆっくりと、落ちていく様子を
万年青は何度も見つめる。
最後はふざけて身を乗り出す生徒たちの写真。
下から見ていたら、こんな様子だったのだろうか。
ぶるりと体が震える。
もっと、こんな様子が見たい ]
[ 彼女が死んでしまえば、
きっと感化される生徒が増える。
箱におさめられた生徒たちは
簡単に人に流される。
水をとどめるた堰が亀裂ひとつで破壊されるように
一人目が出れば連鎖が起きてもおかしくない。
そのための土壌は、すでに整えられているのだから ]
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