207 愛しの貴方を逃がさない。
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[一目惚れ、という愛莉さんの言葉に、私は手元の写真集に目を落とした。仕事中は商品という目で見てしまうから、言われるまで気がつかなかったけど、確かに素敵な写真だった]
本当。素敵だね。
[兄が事故に遭って、母があんなことになって、旅行なんて無縁の生活になってしまったけど、写真集というのもいいかもしれないな、なんて思う。 写真を眺めて、ちょっとした世界旅行、なんて。 カバーのご依頼にはもちろん承りました、って返事して、丁寧にカバーを掛けた。 うん、いい出来。 愛莉ちゃんがスマートフォンを確認するのはもちろんどうぞどうぞって返事して、その間に写真集と小説をまとめて袋に入れた]
(55) 2017/01/17(Tue) 23時頃
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[写真の世界に引き込まれるという愛莉ちゃんの言葉は、旅行を連想した私と通じるものがあるような気がして、笑みが浮かぶ。 本の世界を旅行といえば、今までもっぱら小説を読むことだったけど、私も今度写真集も見てみようと思った]
良い旅を。
[だから、スマートフォンをポケットに戻した愛莉ちゃんに、そんなことを言いながら袋を差し出して。 ありがとうございます、といつもの挨拶で見送った]
(63) 2017/01/18(Wed) 00時頃
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[愛莉さんを見送ってから、ふとエプロンの上で澄ましている黒猫さんに目を向ける。 愛莉さんが手芸も好きって話を、いつだったか聞いた気がしていて、もしかしたら……なんて、ほんのちょっとだけ思ったりしたんだけど。 やっぱり違ったみたい。
羊毛フェルトの黒猫さんは愛莉さんのイメージには合うけれど、考えてみれば愛莉さんだって私の名前は知ってた。あの宛名を書く人には当てはまらない。 ううん、ってうなりながら、私はお仕事を続けるのだった]
(64) 2017/01/18(Wed) 00時頃
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[差し出された雑誌をお預かりします、と受け取ろうと顔を上げて、瞬いた。 ずいぶん高いところ……多分、私より30cmくらい高いところにある顔に、見覚えがあったからだ。 そうだ。昨日の朝、挨拶をしてくれた人だ]
ありがとうございます。
[お疲れ様という労いの言葉にお礼を言いながら、レジを通す。編み物の雑誌と料理の雑誌。意外なラインナップだな、なんてこっそり思う。オトメンっていうんだっけ。 袋に入れながらお値段を伝えた]
(66) 2017/01/18(Wed) 00時頃
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[この人を可愛くしたいから、まず、俺を覚えて貰わないと。]
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もちろん大丈夫ですよー。
[大きいお札を出すのに恐縮するお客様もいらっしゃるけど、私はあまり気にしない。 気にしてないアピールに、ちょっと語尾を伸ばして愛想良く笑ったつもり、だったんだけど]
えっ。おりはら、ですけど……。 だ、大丈夫ですよ?
[目線の高さを合わせるように屈まれて、少し驚いた。 寝不足なのを見透かされてしまったような気がして、少し声が上ずる。ノーメイクはこういう時に不便だ。顔色を化粧で誤魔化せない。 接客業なのに具合が悪そうに見えるのは困る。 慌てて私はもう一度笑みを作った。ちょっとでも明るく見えればいい]
(68) 2017/01/18(Wed) 01時頃
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気持ち長めに、待つぐらいがちょうど良いんですって。
焦らず、じっくり――…完成を楽しみに待つ時間は、良いものですよね。
[店長の手には常に手袋が嵌められていた。
性別を隠すように。
年齢を隠すように。]
[そして今は傷を隠すように………]
かみさま。かみさま。
あなたを想うとき、痛みがスーっと引いていくんです。
かみさま。かみさま。
…――わたしの、わたしだけの、かみさま。
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[顔色を誤魔化すために化粧をしよう。
化粧に合わないから、せめてさらしを巻くのはやめよう。
それなら、もう男装の意味ないよね? って服装を改めよう。
そうやって少しずつ自分に言い訳していけば、芽留に戻れるんじゃないか、なんて。
そんな思いが込み上げて来るのを、飲み下す。
母の背を押した私に、そんなことが許されるなんて思えなかった**]
(71) 2017/01/18(Wed) 01時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2017/01/18(Wed) 01時半頃
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[思いがけない気遣いと褒め言葉に、びっくりして目を見開いた。 評判、って。どこでそんなこと、評判になってるんだろう。 うろたえた私は、少し顔が赤くなったと思う。これでちょっと血色がよく見えたらそれはそれでよかったかもしれない]
あ、ありがとう、ございます。 気をつけます。
[大きいお札だったから、お釣りはたくさん。 お客様が落としたりされないように丁寧に渡してから、雑誌の入った袋を差し出す]
ありがとうございました。 またお越しください。
[そう頭を下げてお見送りして、次のお客様の応対に移ったのだけれども]
(75) 2017/01/18(Wed) 09時頃
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[次のお客様の本をレジに通した時に、カウンターの上の忘れ物に気がついた。 お財布。大変な忘れ物だ。忘れて困るもの、携帯電話と並ぶツートップじゃないだろうか]
大変!
[だけど私は今レジ応対中。すぐには飛び出せない。 近くにいた同僚を呼んで、やりかけのレジを代わってもらう。それから財布を手に慌てて店を飛び出した]
お客様! お忘れ物です!
[普段は財布なんてあまりよく見てないから、誰のお財布かなんてわからないところだけど、今回は大きいお札うんぬんのやり取りをしたせいか、覚えていた。 だけど、忘れ物に気づくのに少し時間がかかってしまった。店の外に、もうお客様の姿は見当たらなかったかもしれない**]
(76) 2017/01/18(Wed) 09時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2017/01/18(Wed) 09時頃
[よし。思った通りだ。あの人が追いかけてくれた。
笑みを隠して、今気がついたように振る舞おう。]
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[追いつけないかと少し心配したけれど、こういう時背が高い人というのは便利だ。 ニット帽の頭が見えた。気づいてもらえてホッとする]
いえ、間に合って良かったです。
[ぺこぺこと頭を下げられて、大したことはしてないって首を横に振った。 連絡先を渡されそうになって、とんでもないってまた首を横に振る。 仕事だし、本当にそんな、気を使ってもらうようなことしてないのに]
全然大したことしてませんから。お気になさらないでください。 それじゃ、仕事中ですのでこれで失礼します。
[差し出された連絡先は受け取らずに、ぺこりと頭を下げると私はお客様に背を向けた。 早く仕事に戻らないと**]
(84) 2017/01/18(Wed) 17時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2017/01/18(Wed) 17時頃
――ああ、そっすね。
じっくり待ってる時間は、じれったくなりますけど、完成したら嬉しくなりますよねぇ。
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2017/01/18(Wed) 21時頃
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[盗まず届けたことをあんなに感謝されるなんて、物騒な世の中になったものだなあ、なんて思いながら、レジに戻る。 もらってしまうなんて発想はもちろん全くなかった。私だけの問題じゃない。お店に傷がついてしまう。
カバー掛けが評判だなんて嬉しい言葉もいただいたし、頑張ってお仕事しなくてはね]
(95) 2017/01/18(Wed) 21時半頃
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[さくら書房の閉店時間は21時。けれど、病院の面会時間は20時で終わってしまう。 そもそも母が入院する原因を作ったのは私だ。まだ、しばらくは会わない方がいいのかもしれない。 そんなことをぐるぐる考えていたら、店長に声をかけられた。 客足も減ったし、大丈夫だから今日はもう帰りなさい。 そんなことを言われて、慌てて首を横に振る]
そんな。急に午前に半休もいただいたのに、早上がりなんて。
[これ以上迷惑はかけられない。そう主張したけれど、大丈夫だから、と重ねて言われてしまった。 あまり寝てないでしょう。休める時に休んでおきなさい。 そう言われて、申し訳ないやらありがたいやらで胸がいっぱいになる]
ご迷惑をおかけして、本当にすみません。 ありがとうございます。
(97) 2017/01/18(Wed) 21時半頃
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[結局、夕方で上がらせてもらうことになった。 バックヤードでエプロンを脱いで、コートとマフラーを身につける。 黒猫さんはエプロンから外してカバンの中へ]
お先に失礼します。
[深々と頭を下げて、さくら書房を後にした。 けれど、病院に行こうか、やめておくべきか、まだ私は決めかねていて]
どうしよう……。
(98) 2017/01/18(Wed) 21時半頃
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[そう、それに、晩御飯のことも考えないといけないんだった。もう、家に帰っても母はいない。 今なら、バーにだって行けてしまうけれど、今日はとてもそんな気持ちにもなれなかった。そんなことをしたら、それこそ母の入院が渡りに船みたいだ。 料理はできる。だけど、一人分……自分の分だけを作るというのがどうにも億劫だった。 コンビニかな。 そんなことを考えて、苦笑する。卯月ちゃんのことを言えない]
えっ。……あ、さっきの。
[名前を呼ばれたのはそんな時だった。顔を向ければ、お財布を忘れるところだったお客様だ。 いえいえそんな、と首を振りながら、がさりと音を立てる袋が目に入って、ちょっと良心がちくちくとうずいた。自炊してるんだ。偉いなあ。 コンビニで済ませようとか考えててすみません]
(100) 2017/01/18(Wed) 22時頃
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はい、今日は早上がりで。
[帰る、かは定かじゃないけれど、今日の仕事が終わったことは確かなので、私は頷いた。 けれど、その続きの言葉には頷けない]
本当に、お気になさらないでください。当たり前のことをしただけです。 それに……今日はこれから、病院に行かないと。
[どうしようか決めかねていたけど、今決まった。目の前のお客様に背中を押してもらったようなものだ。病院に行こう。 よく知らない、しかも男の人と二人で晩御飯なんて、やっぱり怖い。自意識過剰だとは思うし、きっと善意で言ってくださってるんだから、申し訳ないとは思うけれども。 ぺこりと私は頭を下げた]
お気持ちだけで十分です。 では、私はこれで。
[そう言って、私は病院の方に向かって歩き出した]
(103) 2017/01/18(Wed) 22時半頃
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[お大事にという言葉に、私の具合が悪いと誤解させたことに気づいたけど、訂正はしなかった。 わざわざ母が入院していることまで伝える必要はないだろう。そんな深い付き合いのある相手でもない。 私の脳内で母のことをお大事にと言ってくださったのだと変換して、ありがとうございますと返しておく。 そのまま、病院に向かった]
(110) 2017/01/18(Wed) 23時頃
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[母は、眠っていた。 正確には、眠らされていた。 喚いて、暴れて、手がつけられなかったのだと言われた。 まだ、面会できるような状態じゃないと言われた。 それから、言いにくそうに、 特に貴方は会わない方がいいと思う、と。言われた。
母のためにも、私のためにも、 会わない方がいいだろうと。
心のどこかでホッとしている自分がいて、そのことに、強い罪悪感を覚えた。
お母さん、ごめんなさい]
(111) 2017/01/18(Wed) 23時頃
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[病院を出て。 晩御飯の材料というスーパーの袋を下げたお客様が思い浮かんだけど、やっぱり今日は自炊する気にはなれなかった。 今日だけ。明日からちゃんとします。 自分にそんな言い訳をしながら、私はコンビニに向かった]
(112) 2017/01/18(Wed) 23時頃
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[鋭い犬歯があれば、どんなに良かっただろう。
時折、そう思うことがある。
幼いころの記憶もそうだ。
家を飛び出した先で見つけた、
白くて、赤い目をした、小さなウサギ。
何も警戒する様子などなく、自分の膝の上へ
ちょこんと乗った生き物を、
この上なく愛おしい、かわいらしい、と。
そう思った子供は、殆ど無意識のうちに、]
[ふわふわとした毛並みに、
並び揃った歯を突き立て、血を啜ったのだ。]
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─コンビニ─
たまごと大根と白滝と、厚揚げとゴボウ天と……あ、あとはんぺんください。
[あったかいものが食べたくて、コンビニでおでんを選んだ。 コンビニでおでんを買うのは初めてで、なんだか物珍しくて調子に乗って買いすぎたかもしれない]
あと、これもお願いします。
[レジカウンターに乗せたのは、滅多に飲まないお酒の缶。桃のチューハイだ。 あったかいものを食べて、お酒を飲んでさっさと寝てしまおう。そう思った]
(116) 2017/01/18(Wed) 23時半頃
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[お箸は二膳。訂正しなかった。二人分くらいあるかなって考えたら一人分だと言うのも恥ずかしかったし、母は入院したとわざわざ言いたくもなかった。 薬味は柚子胡椒をもらっておく]
あら、そうなんですか。
[コンビニの店長さんの話に眉を下げた。 コンビニと連携した新たなサービス。いいアイデアだと思ったけど、そういう問題もあったらしい]
わかりました。明日の出勤前に預からせていただきます。 こちらから改めてお客様に連絡をさせていただきますね。
[そんな話をして、コンビニを出た。 おでんのお出汁をこぼさないように気をつけながら、家路を辿る]
(131) 2017/01/19(Thu) 00時頃
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[家に帰って、おでんを食べた。 お酒はそんなに弱くないはずなのに、久しぶりだったからかやけによく回った。 お酒を飲んで寝てしまおうって思ったのは確かだけど、ベッドじゃないところで寝てしまうのは想定外で。 でも、台所の椅子で、うとうと、意識は遠のいた]
(133) 2017/01/19(Thu) 00時半頃
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