人狼議事


88 めざせリア充村3

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[仮想世界が壊れる間際。
罅割れた空間に紛れ込んだノイズ+62は、
雑音の中でも聞き取れた。



電子音と共に、のしかかっていた負荷が消える。
力なく項垂れていた首をもちあげて。
うっすらと光を取り戻した翠を、
擬体を撫でているミナカタへと向けた。]


 ……おわ、った…の。

[まだ調整の効かない、少し雑音の混じる音で。
すべての感覚を戻していない状態では、
全員が無事に目覚めたのかはわからず。

彼らの様子を尋ねると同時に、
ミナカタの表情を窺う。]


[掌の下。小さな頭が動く。
視線を落とせば、翠が光る。]

――起きたか。

[名前を呼ぶことはやはりなく。
雑音の混じる音に腰を落として。]

ほら――口開けろ。

[桃色の包みの飴を取りだした。
開けて彼女の唇に砂糖菓子をあててやる。]


……お疲れ。
辛かった、な。

[砂糖菓子をポプラは食べただろうか。
ゆっくりと彼女の頭を撫ぜながら。]

……ただいま。

[「あの時」言えなかった言葉を。
なんだか口に出したくなった。]


[壁に広がるモニタの電源は全て落ちていた。
誰が落としたかは、一人しかいないだろう。

口元に当てられる飴を、
すこしぎこちなく口を開いて受け入れる。
広がる甘味に、「現実」に戻ってきた実感を得た。]


 ……つらいの、は……あのこたち。

[撫でる手に、首をゆるく振って。
実験を止めることもせず、
「悪夢」の世界を作り上げたのが自分と知ったら、
もう以前のように接してくれなくなるのだろうかと。
そんな身勝手な恐怖を抱く。

決して、口にはしないけれど。]


[「ただいま」と言われて、
それは逆じゃないのか、と。

しばらくの間、ミナカタを見つめて。]



……おかえりなさい…みぃちゃん。
それから……ただいま。

[「わたし」が目覚めた時と、同じ言葉を返した。]


――お前も辛かっただろうが。

[己も、とそれは口に出さず。
白銀の髪を撫でて、撫でて。

視線はどうしてもカプセルへと向く。
あの髪に最後に触れたのはいつだろう。]


[返された言葉はあの時の言葉。
やはりこれは、ポプラなのだと。
彼女――カリュクスではないのだと痛感して。

理不尽にも、彼女に溜息をつきそうになり。
それは押しとどめて――ただ、頷いた。]


落ち着いたら上に行くぞ。
チアキと――ソフィアも、眼が覚めてるだろう。

[ポプラがためらうようだったら
手を伸ばして彼女を抱き上げようと。]


【人】 店番 ソフィア

― 現実・実験室 ―

[高い音が耳鳴りのように聞こえて、
むずがるように小さな声をあげて目を開いた。

固い地面の上じゃない。
冷たい寝台の上でもない。
硝煙とも煤とも違う匂いのする、狭い空間が目に入る。


夢なのか現実なのか。
ただ頭が重くて、もう一度目を閉じた。
誰かの懐かしい声が聞こえるまで。]

(4) 緋灯 2013/07/06(Sat) 03時頃

[辛いのは、強制される側。
またはそれを見ているしかできない側。

少し外れる視線に、細く呟く。]



 …… 、いなかったら。

[こんな悪夢が実現されることはなかったのかもしれない。
口にするのはまだ、躊躇いがあるけれど。]


………。

[上へあがるのは少し躊躇われて。
それでもミナカタに抱えられれば、地上へと。]


……忘れるな。

[余計な事を考えていそうなポプラが
それを本当に口にしたら
きっと自分は壊れてしまうだろう。]

お前が死んでいれば
俺はここにはいない。

[この研究所もきっとないまま。
子供達にはもっと酷な日々があっただろう。]


[地上に出る前。
わずかな時間だけポプラを見下ろす。

ここでこの擬体を壊したら
精神だけが元の身体に戻って
彼女が目を覚まさないかと――


そんなばかげた妄想を。いつものように。]


【人】 店番 ソフィア

[名前を呼ぶ声。>>6
そう遠くない前、最後に聞いた時は、
もっと苦しそうで、悲しそうで。

そして死にたい、と願っていた声。


目を開くと、微笑しているライジの顔が視界に入った。]


……ゆめ?

[瞬きをして、きょとんと。
さっきまでの「現実」が悪夢なら、
今度は神様に願った幸せな夢の続きだろうか。

長くあちらに浸かっていた頭は、
まだ現実と夢の狭間をゆらゆらと。]

(7) 緋灯 2013/07/06(Sat) 03時半頃

【人】 店番 ソフィア

……夢。

[あの崩れる肉の感覚も、
手の中で動きを止めた鼓動も、
植えられた記憶はまだ残っている。

それでも抱き起こしてくれるライジの胸に、
あの時開けた穴はない。

支えるを得るように当てた自分の左手には、
長い丈の手袋が嵌まっていて。



ライジの体越しに、他の人の姿が見えれば。
立って、息をして。

生きているのを、見て。]

(9) 緋灯 2013/07/06(Sat) 04時頃

【人】 店番 ソフィア

ふ、ぇ……


[ぼろぼろと、涙を零す。]

(10) 緋灯 2013/07/06(Sat) 04時頃

 ……でも ……

[死んでいたら、
こんな思いもしなくてすんだだろうに。


言葉は途中で打ち切る。
もし表情があったなら、
醜く歪んだ笑みを浮かべていただろう。


もしもあの時に生にしがみついたりしないで、
そのまま死んでいたのなら。
ミナカタも、こんな飼われるような生活ではなくて、
もっと別の場所で、楽に。

死んでいただろうか。]


 ……いつでも…いいよ。

[こちらへと向けられた、
少し濁るミナカタの目に音を投げかけたのは。

実験の後で、箍が緩んでいたから。
疲れていた。こんな歪んだ生き方に。]


[なおも食い下がり続けるポプラの様子に
すぅっとその双眸は細められる。]

死にたかったか?
あそこで、死にたかったか?

……悪かったな。死なせてやらなくて。
お前をずっと縛り付けて。

お前が、


[ポプラを抱く腕をゆらりと揺らす。
大丈夫だ、まだ耐えられる。
まだ――]


お前が、悪いんだ……

[立て続けに見せられた子供達の実験。
それは自身の心をも酷く苛んでいて。


零された、ポプラの言葉には
耐えられなくて、その身体を――



     床にたたきつけるように 落とす。]


――っ……!

[自身のしたことには
ポプラが落ちた音と同時に気がつき。
慌てて駆け寄って、小さな身体を抱き上げた。]

すまんっ……! 大丈夫か、どこか壊れて――


[誰を心配しているのだろう。
何を心配しているのだろう。

これはただのぬけがらなのに。]


[叩きつけるような声。
こんな声を向けられるのは、
「ポプラ」として目覚めてからは初めてだろうか。



体を支えていた手が消えて、
重力に流されるまま、床へと落ちる。

研究所の技術で作られた擬体は、
この程度の高さから叩きつけられたところで
傷ひとつつかないが。

再度抱えるミナカタの頬に、手を伸ばす。]


 ……わたし…が……願った……から。

[おかえりを言いたかった。それだけ。
その願いは確かに叶って、
そしてその願いが「今」の「研究所」を生み出した。]


 ………みぃちゃんは…わるくない。

[落としたことか、実験のことか。
“あの時”あの場にいなかったことか。

ぺたりと頬に手をつけて。
笑ったように、見えただろうか。]


[小さな手が頬に触れる。
これは紛い物の手。
偽物の手。
それでも、それは伸ばされる。]

……俺も、共犯だろう……?

[掠れた声で答えながら。
感情の浮かばないポプラの顔を覗き込む。]


[そうやって守られて。
あの時だって彼女はそう言った。

自分がいれば止めれただろうに、と
そう後悔する己に。彼女はそう言って。
それから、何度も言い聞かせるように。

まるでそれが事実であるかのように。
本当は、彼女の方こそ何も悪くないのに。]


……ぃ


[ギリと奥場を噛む。
細いポプラの手を掴む。]


[いっそ折ってやろうか。
もう、心を揺らされないように。

彼女と同じ色の髪も
補色になっている瞳も

ぜんぶ。目の前から消してしまったら。


――きっと、何も考えずに狂えそう。]




[腕にかかる圧力を検知する。
人の力でどうこうできる強度ではないが、
内部で鳴る警告音は無視をして。]



 ……みぃちゃん。


[ただ、紡ぐ。
今も昔も、同じように。]


【人】 店番 ソフィア

[聞こえた鼓動は確かなもの。
ちゃんとひとつひとつ刻んでいる。

その音に、涙は更に溢れて。





謝罪の言葉に首を横に振ると、
目元を擦って少し笑った。]

(13) 緋灯 2013/07/06(Sat) 05時頃

……なあ、教えてくれ。
お前はどっちなんだ?

――カリュクスなのか。違うのか。
元に戻るのか。
俺はいつまで待てばいい?
俺が死ぬ前にお前は、目を覚ますのか……?

[聞いてはいけないことが。
ぽろぽろと口から零れる。
危うすぎる均衡。
よくもこんな長い年月もったものだ。]


――「みいちゃん」と呼んでいいのはカリュクスだけだ。

[指先を、ポプラの細い喉に。
これを壊したところで彼女は
死ぬことなんて絶対にないだろうけど。

この長い年月で己の心に根を生やした
この存在を心から消し去ることは出来るだろう。]

――答えるな。
だから代わりに、そう呼ぶな。

[ポプラにはそう告げる。
まだこれを壊すわけにはいかなかったから。]


……俺は

[腕をつかむ力を緩めて
喉に当てた指も離して。

いつものようにポプラを抱き上げて。
ただし声の温度は低く。]

俺は、籠の鳥でよかった。
カリュクスを失うぐらいなら――

[ただもう一度あの紅を見つめたいだけなのに。

その望みはこんなにも――遠い。]


[答えようと開いた喉に指先が添えられる。
力はほとんど込められていない。


悲鳴のように突きつけられた通牒に、
機械の顔の内側で嘲った。





あの時の願いは、叶えてはいけなかったもの。
この擬体は、望んではいけなかったもの。

一番望んでほしかった人に、
誰よりも何よりも、疎まれている。]


[抱えられ、ミナカタの望むとおりに無言のまま。
腕の中で低い呟きを聞く。

彼の望みはまだ、叶えられなくて。
これからも、叶えられるかは知れなくて。
自分の望みは悪循環ばかりを招いて。

それでも、自分はまだ動いている。



階段をのぼれば、
地下への入口ともども、揺れる感情に蓋をする。]


[片手で抱きかかえれる身体。
本物の彼女よりずっと、ずっと軽い。

それでも迎えてくれてうれしかった。
同じ言葉で「おかえり」をくれて


本当は、よくできた紛い物などと思っていない。
カプセルの中ずっと目覚めない彼女のほうが
今では人形のように思えてしまう。


嗚呼――そんなことを言ってしまったら
ポプラの中に居るカリュクスをどれだけ傷つけるだろうか。

擬体の中にまで入って待っててくれた男は
もう己を待ってもいないし、必要ともしておらず
作り物の中にいる存在を]


[愛してしまっているのだと。]


[だから名前を呼ばない。
呼べば本当にカリュクスが過去になってしまう。

それを何より恐れて
その後に彼女が目覚めることを何より恐れて

愛しく――憎い擬体を抱えて
階段を上って地上へと。]


――な、ぁ


[掠れた声での囁きは。
絶対にポプラの耳でも拾えないだろう。]


【人】 店番 ソフィア


[手を取られ、涙を拭われれば、
瞬きをして最後の一粒を落とす。]


…………。

[少しずつ覚醒する頭で、
あれが実験であったことを理解した。
科学者達の荒唐無稽な妄想ではなくて、
十分にありえるひとつの未来の道筋であることも。]



けど、今はみんな一緒……なんだよね。

[この場所がいつまでも穏やかに暮らしていける
安息の場ではないと知ってしまったけれど。
あれが決められた絶対でないのなら、
他の未来を選ぶことだってできるはず。]

(18) 緋灯 2013/07/06(Sat) 14時半頃

【人】 店番 ソフィア

[「今」は一緒。
だけど、明日は、明後日は。
そう考えれば不安にもなるけれど。]


うん。行ってくる。
……あとで、またね。

[当たり前と思っていた幸せが、
一番尊くて有り難いものだと知れたのは、
あの悪夢の中で得られた数少ないもの。

笑ってくれるライジに、
できるだけ、眠りにつく前と同じ笑みを返して。
少しだけ強く手を握る。


カプセルを出れば、電子音の先へ。
夢の中で最後まで一緒にいた彼と、
その目覚めを待っている、着物姿の少女のところへと。*]

(22) 緋灯 2013/07/06(Sat) 16時半頃

【人】 店番 ソフィア

― チアキのカプセル前にて ―

[チアキのが目を覚ますのを待つ
志乃の近くへと。

向けられる微笑が一瞬夢の中と被って、
だけど肩に添えられる手は、
あの時は近づけず、触れられなかったもの。]



……おはよ、しーちゃん。

[あの時できなかった分も補うように、
ぎゅう、と抱きついて。
その温かさを確認する。]

(26) 緋灯 2013/07/06(Sat) 20時頃

【人】 店番 ソフィア

[チアキが起きれば身を離して、
数歩下がってやり取りを聞きながら。]


ただいま。

[研究室に入ってきた
ミナカタとポプラ>>20へと帰還の挨拶を。
腕に抱かれたままのポプラを撫でに、
そちらに歩み寄るか。]

(27) 緋灯 2013/07/06(Sat) 20時頃

【人】 店番 ソフィア

[ポプラに撫でられる>>35のを、
少しくすぐったく受ける。

ライジが近寄ってきたタイミングで
ミナカタが下へポプラを下ろそうとしたので>>41
引き継ぐ形で抱き上げて。
特に追い払われなければ、
そのまま二人を会話を聞いていただろう。


恨む、という暗い言葉に、
ポプラの髪に顔を半分埋めて所在なさげに立ちながら。

鳴った頭突きの鈍い音>>47に、
思わずポプラの頭を押さえた。音だけで痛そう。]

(49) 緋灯 2013/07/07(Sun) 02時頃

【人】 店番 ソフィア

[ライジが出ていくのを見送って、
ポプラを一度撫でてから床に降ろした。

チアキはたくさん忘れてしまっているようだったけど、
少しだけ、覚えていてくれることもあるようで。>>87

最後に見たチアキはとても苦しそうだったから、
その時と違う笑みが見れれば、
悲しいけど、少しほっとしたような。


くるりと視線を回して。
モニカやオスカーと視線が合えば、近寄っていく。]


えーと…ひさし、ぶり?

[実際そんな認識はないのだけれど、
自分がどれくらい眠っていたかわからないので。]

(98) 緋灯 2013/07/07(Sun) 22時頃

【人】 店番 ソフィア

そうなんだ?
なら、おはよう……あと、ただいま。

[モニカ達と最後に会ってからの時間は
随分と長く感じたが、
夢の中でもそれくらいだったかもしれない。
二人に向けて改めて挨拶をして。

いつのまにかオスカーの近くに、
見知らぬ小さな子がいた。
一瞬だけ、目が合った。]


…………きらわれた?

[初対面なのに。まだ紹介もされてないのに。
全力で逃げる後ろ姿を見送って、
オスカーへ恐々と。]

(103) 緋灯 2013/07/07(Sun) 22時頃

【人】 店番 ソフィア

[初対面で全力で逃げられるとへこむ。

けど、曰く嫌われてるわけではないようで。
オスカーが呼べば、
小さな子はそろそろと近づいてはくれた。

真っ白な瞳に目線を合わせるように、
その場にしゃがみこんで。
こてりと首を傾げる仕草が可愛い。]


ソフィアだよ。よろしくね。

[能力が怖いようなので、
手は後ろに組んでのご挨拶。]

(110) 緋灯 2013/07/07(Sun) 22時半頃

【人】 店番 ソフィア

[どうやら誠意は伝わったようだった。
笑顔のコミュニケーションは大事だね!

まだおそるおそるという様子ではあるものの、
抱きついてきてくれるキィに、
嫌がられなければ頭を撫でただろう。]


かわいいねー……オスカーの弟?

[さすがにこども、とは聞かなかった。]

(123) 緋灯 2013/07/07(Sun) 23時頃

【人】 店番 ソフィア

[あ、うん。ですよねー。

ぱっと離れたキィに苦笑しながら手を隠せば、
また寄ってきてくれるのでよしとしよう。

30分……とオスカーの言葉に少し考えて、]


オスカーの弟みたいなものって
思っておけば問題ない?

[細かいことは聞かず気にしないことにした。]

(131) 緋灯 2013/07/07(Sun) 23時頃

【人】 店番 ソフィア

― →厨房 ―

[手が使えないのでうりうりとキィに頬擦りをして、
ひとしきり遊んだら立ち上がる。]


………。
みんなに可愛がられてるのはわかった。

[オスカーの10秒説明に頷いた。

その場の他の人とも再会の挨拶をしてから、
少し前にここを出ていった人を探しに外に出る。
きょろきょろしながら廊下を進む。

行き場について心当たりはなかったけれど、
食堂の方へ行けば少し苦くて、甘い匂いがした。>>89]

(134) 緋灯 2013/07/07(Sun) 23時半頃

【人】 店番 ソフィア

― 食堂 ―

[入口から顔を出せば、
カウンター越しに厨房で動く姿が見えた。

何を作っているのだろうと思いながら近づけば、
ちょうどできあがっていたところのようで。

渡されたカップの中は、湯気の立つ茶色の飲み物。
甘い、いい匂いがする。]


飲んでいいの?

[首を傾げて。
許可を得れば、椅子に座って口をつける。]

(141) 緋灯 2013/07/07(Sun) 23時半頃

【人】 店番 ソフィア

[記憶にない味は夢の中には出てこなかった。
約束を覚えていてくれたことも、
戻って最初に飲むものが約束した飲み物なのも嬉しくて。]


おいしい……ありがと。

[少し吹き冷ましてから、カップを傾け、
やわらかな甘みに表情を緩ませた。

二口目を飲もうとしたところで、
話を切り出されたのでカップは一度膝の上に戻す。

続けられた言葉に反射的に反論しかけ、
更に続いた言葉に数秒固まった。

やがて深呼吸の後、カップを机に置いて、]

(152) 緋灯 2013/07/08(Mon) 00時頃

【人】 店番 ソフィア

― 食堂 ―

[甘い匂いに釣られるようにふらふらと。
誰だろう、何だろう、と様子を窺えば、
紺のエプロンをつけて作業をしているリッキィがいた。

近づいて尋ねれば、少し照れたような声で返事が。
台の上に乗るふわふわのケーキを、
おいしそう……と見つめながら。

今度作るね、と言っていたのを思い出して。
それからリッキィと今、二人きりなのに気づいて。]


あ、のね。リッキィ。
あたしがライジのこと好きって言ったら……いや?

[恐る恐る、聞いてみたかったことを。]

(193) 緋灯 2013/07/09(Tue) 00時半頃

【人】 店番 ソフィア

[ケーキに送る熱視線に、
リッキィが切り分けてお皿に乗せてくれた>>196
手際よく、ほぼ同時に紅茶も出される。
ずいぶんと贅沢な毒見の用意。

自分の前にも置いたケーキに
手をつけようとしていた
リッキィのフォークが止まったのを見て。

自分の方のフォークはまだ机の上。]


あ、はは。
うん、いきなりごめん。

[嫌、と言われたらライジと離れる、とか。
そういうつもりは最初からなかったけれど。
それでも言われたらどうしようという不安はあって。]

(202) 緋灯 2013/07/09(Tue) 01時頃

【人】 店番 ソフィア

[嫌じゃない、と返ってこればほっと息を吐く。
複雑そうな表情に、申し訳ない気分にはなるけれど。
二人がお互いをとても大切にしているのは、
研究所で一緒に過ごしていればわかることだ。]


…ん。変わらないとは思うけど。
ライジ、リッキィのこと大好きだし。

[二人を見ていていいなぁ…と思うのは、
嫉妬というより憧れのようなもの。

そこからライジを取るんじゃなくて、
自分を少し、一緒に加えてほしいなぁという希望は、
なかなか言い出せないのです。]

(204) 緋灯 2013/07/09(Tue) 01時頃

【人】 店番 ソフィア

ー女子会にてー

[リッキィともう少し、何か話せただろうか。
ようやく紅茶に口をつけ始めたところで、
ひらりと揺れる志乃の着物を見つけた。>>214

話のいくらかは聞こえていたかもしれないし、
何も聞こえていなかったかもしれない。


志乃が加わる様子ならば、
ケーキはリッキィの手製だと告げて。

リッキィが誰のために気まぐれを起こしたのかは
察しのいい志乃なら気付くかも。]

(229) 緋灯 2013/07/09(Tue) 18時頃

【人】 店番 ソフィア

― 食堂・ちょっと前 ―


……なのかなぁ?

[なるのだろうか。なれるのだろうか。
リッキィと一緒に思考を飛ばして首を傾げ。]



う、  ………うん。

[改まって聞かれるとなんだか恥ずかしくなって、
ついでにさっき首を傾げていたことを
我にかえって考えてみたら
二重に恥ずかしくなった。

小さく首肯して、紅茶のカップを手に取る。
志乃がきたのはそのすぐあとくらいか。]

(244) 緋灯 2013/07/09(Tue) 20時頃

【人】 店番 ソフィア

[志乃の疑問>>236には、
謎の恥ずかしさの余韻もあって珍しく何も答えず。

ケーキをつついていたら、
そのうちチアキもやってきただろうか。>>239]


こんにちは。
チアキもケーキの匂いに釣られてきたの?

[無邪気な挨拶に同じ言葉を返して。
あれ以来、たまに挨拶をしたりする程度。
夢の中で最期まで一緒にいたチアキはどこにもいなくて、
それがほっとしたような、羨ましいような、悲しいような。
最終的に行き着いたのは、前と同じに接するだったけれど。]

(247) 緋灯 2013/07/09(Tue) 20時半頃

【人】 店番 ソフィア

― お茶会にて ―

[チアキの口から無邪気に語られるお茶会の内容は、
まるであの夢の世界をなぞるよう。

あの時開いた最後のお茶会。
二人だけだった空席だらけのティパーティー。
ケーキと紅茶……あの時はコーヒーだったのだっけ?



ふわふわのケーキを切ろうとする手は止まったまま、
ぐるぐるぐるぐると。

志乃の制止の声でチアキの声が止まれば、
少し長く息を吐いて。
リッキィや志乃の様子を見ている。]

(268) 緋灯 2013/07/09(Tue) 22時頃

【人】 店番 ソフィア

― 半年+更に半年後 ―

[お別れの挨拶は前日に済ませて、
部屋から気持ちだけ見送った日は雪が降っていた。


その相手が死亡したという報を聞いたのは翌日。
知らせを聞いて驚くでも泣くでもなく
俯いて無言のまま部屋に引き返す姿に、
周りは何を考えただろうか。


それから更に半年が経って、
その頃には研究所の顔ぶれはいくらか変わった頃。
拷問趣味の貴族様という、随分と悪趣味な
買い手がついたようだった。]

(301) 緋灯 2013/07/09(Tue) 23時頃

【人】 店番 ソフィア

[研究所を離れる日はひどく蒸し暑い曇り日で、
短く切った手袋でも脱ぎ捨てたいくらいだった。
馬車に乗せられて雇い主のところへガタゴトと。]



……約束、したもんね。

[一人押し込められた馬車の中、
頬杖をついて呟いた独り言は雪の降る前夜に対して。]

(303) 緋灯 2013/07/09(Tue) 23時頃

【人】 店番 ソフィア

― お茶会にて ―

[リッキィがカップを割る音にはっとする。
ここは夢で、お茶会の最中で。

チアキがリッキィの手伝いをして、
空気は少しだけ元に戻った。

チアキは美味しそうにケーキを食べていただろうか。]


……ケーキなくなっちゃったね。

[和やかな空気に戻ったお茶会の終わり。
お皿は空っぽになってしまっていただろう。

もう一度作ろうか、と言い出してみて。
各々が持ち帰ったケーキは、
さてどういう成果だっただろうか。*]

(307) 緋灯 2013/07/09(Tue) 23時頃

【人】 店番 ソフィア

― 道中・そして再会 ―

[車輪の音が急に止まったのは、
轟いた一筋の雷鳴故。

曇天ではあったけれど、
こんな街道に雷が落ちるなんてこと
自然ではありえない。
そわ、と胸がざわめく。

嘶く馬が立ち上がって馬車が大きく揺れるが、
そんなことはお構いなしに外に出て。


馬に引きずられるように空になった馬車はどこかへと。
御者は一緒に連れられていったか、
それとも雷の衝撃で気絶しているか。

それよりも、と別の姿を探す。
雷を生み出した「誰か」を。]

(323) 緋灯 2013/07/09(Tue) 23時半頃

【人】 店番 ソフィア

[最後に見た時と、
姿は変わっていたかもしれない。
フードで顔がよく見えなかったかもしれない。

それでも、名前を呼ばれればすぐに誰かわかっただろう。]


……ライジ。

[また会えた。]

(324) 緋灯 2013/07/09(Tue) 23時半頃

……カリュクスはもう目覚めない。

だから……もう自由になっていい…の。


――お前も、死ぬのか?

[だから淡々とした温度のない声で尋ねるのは違うこと。

元になったカリュクスが目覚めない、ということは。
そのまま――ポプラの「自我」にも関わってくる。]


―ー 『今までありがとう。長い夢を見させてくれて。』


……ポプラ。


[呼ばなかった名前を、そっと呼ぶ。

瞬きはまだあるだろうか。
彼女が彼女ではなくなる前に、言葉を紡ぐ。]


お前が好きだよ、ポプラ。


[子供達に惜しみなく愛していると愛を注ぐ男が
誰にも一度も告げたことがない気持ちを。]


お前が好きだ。
今まで側に居てくれてありがとう――


【人】 店番 ソフィア

[差し出された手を笑顔で掴む。
今度はもう、離さないというように。]


今度はずっと、一緒だよ。

[悪夢に至る道もまた。
だけどできれば、共に幸いの道を。*]

(343) 緋灯 2013/07/10(Wed) 00時頃

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