人狼議事


268 オリュース・ロマンスは顔が良い

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視点:


ザーゴ! 今日がお前の命日だ!


【人】 薬屋 サイラス

 へえ。
 何でもない日の方が貴重なのかも知れないですね。

[海で生きる者にとって、港に降りるだけで
祭りの様な日なのかも知れない。
生きて地に足を踏むことが出来るとは、
そして僕も彼が無事に帰って来ることが何より
祝う事だと思うだろう。

何気ない日常、例えばこうやって隣同士で
買い物1つに悩むのすら、貴重な時間なのだ]

(4) pannda 2019/08/07(Wed) 01時頃

【人】 薬屋 サイラス


 星なんてスケールが大きいし、
 どんなに手を伸ばしても届かないけど。

[交換した望遠鏡を同じように覗き込んで彼を見る。
うねる髪の色が間近過ぎて何が何だか判らないが、
近すぎて手が伸びて、彼の二の腕を掴んでいた]

(7) pannda 2019/08/07(Wed) 01時頃

【人】 薬屋 サイラス

[力を込めず存在を確認するように掌で
逞しい腕を感じた後、その手で丘を指さした]

 いっぱい見つけましょう!!

 運命の星なんて、いっぱいあっても
 いいじゃないですか!!

[明確な答え>>3に、ふ、と微笑んで。
じゃあ今日はお酒は無しで、と宣言してから
ミネラルウォーターや最初の日の様に
サンドウィッチを買って丘へ向かおう**]
 

(8) pannda 2019/08/07(Wed) 01時頃

【人】 薬屋 サイラス

    − マーケットとグスタフと −

[少し意地の悪い試し方をしてしまったかも、と
取り消すべきかと自分の下へ
引き戻しかけたキャンパスは力強い彼の手から
離れることは無かった>>-152

いや、彼の元へ渡ったのはキャンパスだけではない]

 ほんと、に?

 本当に……全部……いいよ。

 あげる。

 

(43) pannda 2019/08/07(Wed) 21時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[離さないで、とは言えなかった。

予感がしたから。
彼が離れる予感が。

そして遠からずそれは当たるという事も]

 目移りする程綺麗な星があるんですね。

 僕も見てみたいな。

 銀の砂漠も何処までも緑が広がるジャングルも。
 オリュースの壁よりも白い砂浜も。

[彼の言う目移りする程のものがあるなら
その星はきっと美しい>>41
微妙に勘違いしている可能性は
残念だが僕の頭の片隅にすらない]

(44) pannda 2019/08/07(Wed) 21時半頃

【人】 薬屋 サイラス

 全部運命。
 良い言葉ですね。

 そうですよ。
 全部、出会う人も、今日のこの日も
 明日も昨日も皆何処か運命で繋がっているんですよ。

[だって星の数なんて数えるのも面倒なくらい
沢山の数があるらしいから。
その数だけ運命があって然るべきなら。
みんな、みんな運命なのだ。

彼と僕だけでなく、見上げている人も
見上げていない人たちにも平等に降る運命。

海と陸では遠すぎるから、空の星が互いに
繋げてくれるはず。

丘へと向かう途中まで両手が塞がっていたとしても
僕たちを繋いでくれた星の糸は離れない*]

(45) pannda 2019/08/07(Wed) 21時半頃

【人】 薬屋 サイラス

   − 宵と闇と星の下 −

[空のキャンパスが青から一瞬だけ
オレンジと紫と濃紺をたなびかせたカーテンを引く。
昼が仕舞うカーテンが開けば夜が始まる。

その合間も星は次々と流れていた]

 あぁ、綺麗ですね。

 って……ちゃんと星、見ててください。

[空のパノラマの端にグスタフが見える。
空じゃなく僕を見て、優しく髪を撫でる手に
夕焼けが耳や頬に映って困る。

夜とは違い、はっきりと見える彼の表情に
まともに見返すことが出来ない。
今正面を見てしまったら、僕は多分死ぬ]

(46) pannda 2019/08/07(Wed) 21時半頃

【人】 薬屋 サイラス


[もっとあなたを見ていたい。
髪を撫でる手に導かれるように、その胸に
頭を投げ込みたい。

でも死ぬから出来ない。

これから星がもっと流れると言うのに。
どんどんどんどん、あなたの事しか考えられなくなる。

どうしよう、これから何を言えば良い?
考えても纏まらない茹で上がった頭だけど]

(47) pannda 2019/08/07(Wed) 21時半頃

【人】 薬屋 サイラス


 そ、っか。

 そうだよね。

 あなたはいつも、青を見てた。

 海の碧、空の蒼、陸にはない色。
 知ってた。

(48) pannda 2019/08/07(Wed) 21時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[案外声は落ち着いていた。
故郷が此処だとしても、彼は海の男だ。
錨を下ろしても、いつか海に焦がれて
海へと船出すると、判っていた。
予感が当たったそれだけ。
少しだけ運命が早かっただけ。

だから驚く聲も出さずに送り出す。

それがとてもグスタフらしい、と。

なのに]

(49) pannda 2019/08/07(Wed) 21時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[あ、この男最低だ。
どうしてかそう思った>>59

でも運命の星の時だけは、と言われて
もう赦していると判っている。

誰かの一言一言にこれ程感情全てを揺さぶられる僕なんて
想像も付かなかった。
そんな事が出来る人がいるなんて、想像も付かなかった。

運命に出会うまで。
出会っても、判らなかった。

かわいいと言われたら殴ってやろうかと
右手をグーの形にしたけれど、そのまま
強く握りしめるしか出来ないまま]

(67) pannda 2019/08/07(Wed) 23時半頃

【人】 薬屋 サイラス


 僕も……あなたの横顔、見たい。

[あなただけはずるい。
言っては見たものの、横を向いている彼は
僕じゃない何かを見ていると言う事だ。
それは……嫌だ]

(68) pannda 2019/08/07(Wed) 23時半頃

【人】 薬屋 サイラス


 グスタフさん、ずるい。

[どうしよう。
ずるい、しか出てこない。

海の碧でも空の蒼でもない、僕の青が好きなんて>>-224]

(69) pannda 2019/08/07(Wed) 23時半頃

【人】 薬屋 サイラス

 交代で見たら、同じ星を探せないじゃないですか。

[僕以外を見て欲しくないくせに。
同じ星を見たいと駄々を捏ねる。
まるっきり子供だと判っているが、
彼より年下のはずだから、特権とばかりに
水の膜を瞬きと共に露へ変えて口を尖らせる]

(79) pannda 2019/08/08(Thu) 01時頃

【人】 薬屋 サイラス

 いや、僕体温高くないし、柔らかくないですけど。

[抱き枕にするには大変不向きだと思うんですが。
何故かそこ>>-418だけは真面目に返した後で、
続いた言葉と共に触れられた唇が、
触れてきた唇が熱くて]

(90) pannda 2019/08/08(Thu) 07時半頃

【人】 薬屋 サイラス

 星、そうですよ。

 一番星が流れる日ですよ、今日は。

[離れた直後にまた距離は奪われた>>80
肩に載った重さと重なる自分と違う温もり。
陽が落ちたばかりの気温は暑くて仕方ないのに
僕はまだ熱が欲しいと、熱に浮かされて
熱を孕んだ海を抱きしめる]

 今日、流れる星、全部にあなたの
 航海の無事と安全と健康を祈るんですから。

[運命は僕も見つけた。
だからもう星に願う事も決まった。

願うのは、あなたの事だけです。

唇の近くにあった耳へと彼に聞こえるだけの聲。
星にだって風にだって聞かせてあげない]

(91) pannda 2019/08/08(Thu) 07時半頃

【人】 薬屋 サイラス


 僕、卵と、ベーコンとトーストと肉と魚しか
 焼いた事ないんですけど。

[朝食の賭けについては、被害はあなたの方が
多い気がしますけどと彼の髪の毛を揺らす様に
くす、と笑い、ぎゅっと抱きしめ抱きしめられたまま
少し力を込めて丘の草原へと共に身体を投げ出した]

 ほら、星が流れ始めた。

[願いましょう、僕はあなたの幸せを祈るから。
転がれば広がる空のキャンパスに流れる煌めき。

離さなければ彼も同じ空を見れないのに、
僕からはこの体温から離れるのはどうしても出来なかった**]

(92) pannda 2019/08/08(Thu) 07時半頃

【人】 薬屋 サイラス

 こんなに通信手段が豊富で、
 近くに感じられるはずなのに。

 海って、広いんだ……。

(148) pannda 2019/08/09(Fri) 02時頃

【人】 薬屋 サイラス

[今まで気付きもしなかった。
海がどれだけ遠いのか。
この手を離したら、彼が帰って来るまで
繋ぎ直すことは出来ない。
声を聴くことも、好きだと何度も繰り返すことも。

彼は海で生きる男だと理解して、いってらっしゃいと
見送る覚悟は出来ているのに。

手に入れた星の眩さに欲が出る。
指の間から零れる光すら誰にも見せたくない。
ずっと抱きしめて眠りたい。

出来るはず、ないのに]

(149) pannda 2019/08/09(Fri) 02時頃

【人】 薬屋 サイラス


 僕も星にあなただけを願います。
 全部に願えば、同じ星を見てるって事ですよね。

[機械じゃない、星に想いを託せばきっと]

 星が流れたら、僕からあなたへ。
 あなたから僕へ。

 祈りが繋がったって信じていいですか?

 いえ、信じてください。

[これから流れる星は、空と海と大地を繋ぐ
金の糸じゃない。
あなたと僕を繋ぐ糸になる]

(150) pannda 2019/08/09(Fri) 02時頃

【人】 薬屋 サイラス

 寝ませんよ。
 だって……今までは、あなたに逢える夢が
 幸せだったけど。

 あなたに逢える現実の今が幸せです。

[ごろりと横になっても、距離はゼロのまま
降る星たちが僕たちを繋いでくれている。
このまま僕たちを離れない様に縫い留めて欲しいと
無謀な願いを浮かべかけて首を振る。

彼を縫い留めたいのは僕の我儘で。
それが叶うような彼を好きになったわけじゃない。

まだ殆ど何も知らないけど、
これから少しずつ少しずつ。
それこそ毎年少しずつ知って行く。

そうやって増やした宝物だけを
そっと僕の心に留めておけばいいんだ]

(151) pannda 2019/08/09(Fri) 02時頃

【人】 薬屋 サイラス


 ……グスタフさん、普段の食事何食べてるんです?

[最低限の朝食を魅力的だと言ってしまった
彼を思わずジト目で見つめてしまったが仕方ない>>129
彼の身体全部酒で出来てるんじゃないだろうかと
心配になって、
ちょっと母さんに料理を教えてもらうべきかと
真剣に悩んでいる間に星が流れる]

(152) pannda 2019/08/09(Fri) 02時頃

【人】 薬屋 サイラス


 あ、ちょっと!
 グスタフさんのせいで見逃したじゃないですか!!

[幾つ数えた?と聞かれても>>130
朝食は何を作ろう、嫌いなものはなんだろう、
好きなものは、飲み物は、甘いものは、と
考えているのだから数えられるはずがない。

思わずあなたのせいだと文句を言ったが
彼としてはひどい責任転嫁と思われるだろうか]

 あああ、また流れた!!
 もう折角グスタフさんと一緒に見てるのに。

 全然全然追い付かない。

(153) pannda 2019/08/09(Fri) 02時頃

【人】 薬屋 サイラス

[祈っても祈っても、追い付かない。
追い掛けたくてもあなたを追うのはまだしない。
追い掛けても許されるくらいの僕になれたら。
その時まで、あなたの幸せだけを祈っている]

 一生分願っても、まだ足りないですね。

 じゃあ……今ので、来年までの分。
 来年は、その次の1年分、祈りましょう。

[彼の為なら祈り続けたいけれど、
今は傍にいるグスタフとの時間を大切にしたくて。

誘う言葉>>130に否はない。
絡めた指を離したくなくて。

あなたを見送りたくなくて。
あなたに見送られたくなくて。

星にもう一度祈りを込めて立ち上がる]

(154) pannda 2019/08/09(Fri) 02時頃

【人】 薬屋 サイラス

[海の本当の深さを人は知らない>>177
海に生きる彼の言葉なら真実だろう。
深海の特集番組や、写真とかそんな意味じゃなくて]

 きっと、あなたも星も、深い場所にいるんですね。

[こうやって手を繋いで一緒に星を見ても、
目に見えるあなただけじゃなくて、
目に見えないあなたを知りたくて仕方ない。

深い深い、あなたを知りたい。

海流に身を任せて沈んだ場所があなたなら
それでいい。
あなたと言う深い海で溺れて息も出来ずに
肺の隅々まであなたで満たして死ねたら。

それでも幸せだと、今の僕なら笑って
言ってしまいそうだから。
あなたの頬に唇を寄せる事で心を黙らせた]

(182) pannda 2019/08/09(Fri) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス


 はい。
 祈りが届いて、繋がってますよ僕たち。

[星が流れる度に絡んだ指の力が強くなる>>179
願いが叶っていると確信するなら、
お互い幸せになって欲しい、幸せにしたいと言う
願いも必ず叶うはず、いや]

 それは叶いますよ。

 だって、僕、今。

 どんどん幸せになっていってる。

(183) pannda 2019/08/09(Fri) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

[初恋を知った少女じゃないと苦笑してしまうが、
苦笑もきっと全然困ってない。

    嗚呼本当に、僕は幸せだ]

 へぇ。
 オリュースの事は
 結構僕知ってるつもりだったんですけど。

[まだ星が流れるから、僕たちは手を繋いだまま。
郊外の道はそれなりに距離がある。
でもその距離は僕たちが手を繋いで
歩いて良い幸せな距離だ。

1人で帰る時なんて考えない。

この道は彼が帰って来る道だから]

(184) pannda 2019/08/09(Fri) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

 失礼します。

 あ……これ。
 この絵……ここに飾ってくれてたんですね。

[自分の家で何故そんなに不思議な行動をするのか
疑問に思ったが、目を逸らす少しの横顔が
案外可愛いと新しい発見に、問う事はしない。

しかし招かれた家であちこち見る余裕なんて無かった。

彼がただいまを言う相手を見て、
忘れもしない、彼の手に渡ったたった一枚の海が
陸の家に広がっていて驚いた>>181

汚れていたり、破れている可能性もあるのに。

その海は水平線まで綺麗なまま、グスタフと
この家を繋いでいた]

(185) pannda 2019/08/09(Fri) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス


 わぁ……嬉しいな。

 僕の絵、こんなに大事にしてくれてるなんて。

 本当にありがとうございます。
 お前、幸せになってるんだな。

[一瞬我が子を見る様に慈しむ色で海を見た。
僕より早く幸せになっていた絵。

僕もありがとうを言わないといけない]

(186) pannda 2019/08/09(Fri) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス


 彼の運命の絵になってくれてありがとう。

[何処にも絵の具の剥がれが無いのを確認すると
グスタフさんへ向き直り、深く深く頭を下げる]

 グスタフさん、絵を大事にしてくれて
 本当にありがとうございます。

[これからもこの家で彼を待ち続けて、
錨となってくれる絵にも、よろしくと
声を掛けてから。
その絵の横に、魁の絵を置いた。

まだ未完の絵。

運命の二枚の絵。
きっと、ここにいるのが相応しいと
満足げに頷いた]

(187) pannda 2019/08/09(Fri) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

 グスタフさん、この絵。
 ここに飾っても良いですか?

 それとも何処か別が良いです?

[その前に、この絵完成させてもらっていいですか、
とも付け足した]

 上手い下手とかないですよ。

 ただ星を降らせたい、繋げたいと
 思った場所に筆を走らせるだけです。

[それであなたと僕だけの運命の絵になります。

にっこり笑って画材を取り出しても良いし、
何かを期待するならパレットはそっと閉じるだけ*]

(188) pannda 2019/08/09(Fri) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

[今歩いている道は彼にとっては帰り道。
では僕にとっては?
僕にとっても、帰る場所になれたらいいのにと
幸せを手に入れたのに際限無く求める
子供の心をこっそり叱りつける。

例え僕にとって帰り道にならなくても、
彼が帰る道に寄り添えたらいい。

そう思えるまで心が豊かになったら、
彼に追いつけるだろうか。
彼が知らなかったオリュース>>189
聞いては見たい当ててみたいと思う反面]

(198) pannda 2019/08/10(Sat) 01時頃

【人】 薬屋 サイラス


[深く深くあなたに潜って偶然見つけられたら
良いなと願う僕がいる。
見つけた内容次第では僕は恥ずかしくて
浮上出来ない可能性があるとしても、
今はその可能性すら浮かんでいない。

ただ、2人で並んで歩くだけで幸せで
自分の絵が彼の家にあるだけで感じる
幸せがいっぱいで、入り込む余地もない]

(199) pannda 2019/08/10(Sat) 01時頃

【人】 薬屋 サイラス


 帰る場所、ですか。

 良かった。
 じゃあ、必ず此処へ帰って来てくれるんですね。

[錨となった絵が僕の絵で本当に良かった。
彼にとっては幾つかある止まり木の1つだったのかも
しれない。ただ彼の故郷で実家だから特別な
止まり木なのかもしれないが『家』に変わったのなら]
 
 やっぱり僕もありがとう、ですね。

 僕と同じ様に、グスタフさんを
 待っている想いがある場所にしてくれて。

[そしてこの絵も、もう寂しくないはずだ。
孤独で待ち続ける必要はない。
新しく時間を過ごす絵が増える、はず]

(200) pannda 2019/08/10(Sat) 01時頃

【人】 薬屋 サイラス


 そんな緊張しなくても良いですよ。

 グスタフさんが思った通りにしていいんですよ?

[汗を掻いたと言う手にハンカチを渡し、
彼の心の中に浮かび上がり、夜を走る色が
形になるまでじっと待っていた]

 はい、はい、ええ。

[少しずつ言葉に、彼の中で光を放った
一筋が浮かび上がってくる。
その言葉に従う様に、パレットに絵の具を
少しずつ押し出して混ぜ合わせる]

(201) pannda 2019/08/10(Sat) 01時頃

【人】 薬屋 サイラス


 色って、一色で表現出来そうに見えて
 難しいんですよ。

 目を閉じると、真っ暗って言うけど、
 物凄く濃い暗い緑や青や赤とかが
 瞼の裏に浮かんだことはありませんか?

 色んな色を少しずつ混ぜて行きますから。
 グスタフさんが、これだと思った色が
 出来たら教えてください。

[筆ではなく指が描いた一筋>>192
軌跡は見えた。
後は彼と同じ星を、僕も見たい。

混ぜ合わせる色に闇の色彩は無い。
青、緑、赤、白、金、少しずつ
混ぜ合わせ組み合わせ、彼の反応を確かめた]

(202) pannda 2019/08/10(Sat) 01時頃

【人】 薬屋 サイラス


 グスタフさん、あなたが見て。
 僕が作った星です。

 あなたの手で、この絵をオリュースの空に
 してください。

[2人でこの家に1年中降る流星の夜を作りましょう。
差し出した筆がたった一筋の糸を描くまで、
それから僕は一言も発することなく絵を見ていた。

新しい命を吹き込まれて、この家で彼の
幸福を祈り続ける星が生まれるのを]

(203) pannda 2019/08/10(Sat) 01時頃

【人】 薬屋 サイラス


 ……お疲れ様でした。

 本当に綺麗な流れ星ですね。

 迷いの無い素直な線。
 僕の目に残ります。

[迷いなくㇲッ、と流れた星は彼の想いを
反映してくれているはずだ。
とても良い絵だと素直に思えるこの絵は
2人だけの傑作になるだろう]

(204) pannda 2019/08/10(Sat) 01時頃

【人】 薬屋 サイラス

[うわ、気障……と思うと同時に
格好いいと思ってしまった>>-1134
かなりの重症だ。

さっきから身体が火照って困る。
船乗りを見つけて興奮していた子供の頃の
分別のつかない感情の昂ぶりなんかじゃない。

グスタフが僕を帰る場所だと言ってくれたのが
嬉しくて嬉しくて涙腺が緩みそうになるのを
彼の胸に頭を押し付ける事で何とか隠し通そうとした。

僕も男だし、泣き顔とか見られたくないんだ。
些細過ぎるプライドだけど、意地だ]

(249) pannda 2019/08/11(Sun) 08時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[でも、一言だけは誤魔化さずに、あなただけに
届けたくて、胸の中で一音一音を大切に
しながら口にした。

言葉にしただけで、僕も、覚悟が改めて出来る。
親や大切な人の大事な時に間に合わない可能性、
知らずに過ぎてしまう可能性。
それを海へ連れて行く覚悟が彼にあるなら、
僕も全て承知で、彼を待つ覚悟を決めて。

彼の香りを細胞一片にまで吸い込んだ]

(250) pannda 2019/08/11(Sun) 08時半頃

【人】 薬屋 サイラス


 良かった。
 グスタフさんと、僕のオリュースは
 ここに、ここだけに、あるんです。

[星が一筋流れただけで感動の声を上げる姿>>233
僕も繰り返す。
2人だけの空が生まれた事を喜んで、
握り締めた彼の手の温もりに、
また抱きしめて貰えるよう祈る]

(251) pannda 2019/08/11(Sun) 08時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[繰り返される名前>>235
自分の名前にこんなに幸せを感じる効果があるなんて
思わなかった。
きっと彼に呼ばれるから、だから僕も呼び返す。
僕の感じる幸福を、あなたも感じて欲しい。

名前だけでも幸せで、完成したオリュースの星を
前にただただ笑っていたけれど、
画材を片付けている時に投げられた選択肢に
一瞬身体が強張ってから、目が泳ぐ]

(252) pannda 2019/08/11(Sun) 08時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[いや、なんだろう。
承知の上で、離れたくない、全部あげると
言ったのは僕の方だけど。
ただ寝るだけ、になるだろうかと意識する。

どっちが、なんて選べるはずもない中、
急かす様に手を取られ抱きしめられて、
片付けが終わってないと抗議する気も失せた。

明日は画材の片付けが大変だと
頭の中で少しだけ考えてから、ぽいと追い出した。

今僕が頭に詰め込みたいのは彼の香りと彼の歴史。
この家に残る彼の歴史を些細な傷だって
思い出だって見逃したくない。

角に入る程小さかったグスタフを想像しては
微笑んで自分の背と比べたり、
書斎の本を見ながら、価値はセイルズさんなら
判るかなとか呟いたり]

(253) pannda 2019/08/11(Sun) 08時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[案内してもらえばもらうほど。
生まれる、寂しさ。

此処からも離れたくないな、と
思ったらつい我儘を言っていた]

 グスタフさん、もし。
 もしでいいので、書斎とか使わない部屋が
 あったら一部屋貸してくれませんか?

 僕の絵、屋根裏にあるんですけど、置く場所が
 段々無くなって来て……。

 アトリエとして貸してもらえませんか?

 家賃も払いますし、
 一応掃除くらいはしときますよ。

[彼のいない日々は多分寂しいから。
あなたが残る場所に留まりたい]

(254) pannda 2019/08/11(Sun) 08時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[ここに住んでも良い>>280
そう言われた途端、ビクッと肩が反応したが
流石にこの距離では誤魔化せないだろう。

1人暮らしは憧れていたが、
それを一足飛びに飛び越えた感じがする、が]

 よく考えたら、この歳で1人暮らしもしてない
 男ってどうかなって思うから。

 来年、帰ってきたら。
 此処に住みたいって言わせてください。

(283) pannda 2019/08/12(Mon) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

[それまで家事スキルを上げておこう。
そして両親を説得しよう。

来年に向けての計画を胸の中で立てながら
これは星に願う事じゃない、僕が自分で
やらなきゃいけない事だ絵にちらりと
視線を投げただけで終わり]

 グスタフさん、幾ら稼いでるんですか。
 いや、本当に掃除くらいなら僕やります。

[だが家を維持する為に雇っているのが
スイート・スチュワードとは驚いた>>281
綺麗に整頓され掃除されているはずだと
納得するだけじゃなく、高すぎるライバルのハードルに
母さんの家事スキルだけで太刀打ち出来るか
心配になったのは秘密だ]

(284) pannda 2019/08/12(Mon) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス


 この傷、いつの間にか無くなってるのが
 ちょっと寂しいですね。

[彼が慈しんでいるのは家か、刻まれた記憶か
両方か。
柱を撫でる姿に、折角だから今の身長刻みましょう、
なんて彼を柱に招いたりして、止まった家の時間を
動き出させる。

時間を止めたまま保持するんじゃなくて
新しく動き出した時間をあなたと過ごしたい。
これはその記念の傷、そう呟いて]

(285) pannda 2019/08/12(Mon) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス


 この家での記憶。
 僕にとっては全部新しくて、グスタフさんと
 つながる大事な時間です。

[星を、朝日を、一緒にと記憶を共にしようと
誘う彼に否を唱える事はない。

嗚呼。

ただ、言っておかないといけない事がある。
思い出して告げる僕の顔は真っ赤だ]

(286) pannda 2019/08/12(Mon) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス


 グスタフの傍で見る星も朝陽は、
 すごく眩しくて、綺麗だと思います。

[2人で初めて見る朝陽はどんな色をして
どんな風に見えるのか。
そして何より朝陽に照らされたあなたの横顔は
今まで以上に見惚れてしまう自信がある。
それは告げなかったけど、
2人で過ごす夜も2人で目覚める朝も
どれだけ大切にすればいいか判らないくらい]

(287) pannda 2019/08/12(Mon) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

[願い、ではあるけれど祈りでもある。
来年、また無事でお互い再会しようという祈り]

 え……ちょっと相手が悪すぎるんですけど。
 見違えすぎてまたスイート・スチュワードに
 依頼することにならないよう頑張ります。

[我が家の様に思っていい、なんて嬉しい事
言ってくれるけど、またハードル上がったよと
う゛う゛と唸らずにいられない。

それでも絶対に彼が返って来た時に
目を輝かせるような場所だけは作りたい]

(303) pannda 2019/08/12(Mon) 07時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[書斎には彼が見る事が、知る事が出来なかった
オリュースのこれからの1年を描き溜めて
家中に飾っておこう。

それだけじゃなくて、日記みたいに。
彼だけのスケッチブックを買って
ラフでもいいから、日々の僕の気持ちを
掻き留めておこう。

喜んでくれるかな、そんな事を考えているだけで
自然に笑みが浮かんでくる。

でもまず最初に描くのは、
もっと幸せにすると言ってくれたこの人の笑顔を
もう一度描き直そう。

背景は……ああ、この天窓から落ちて来る
無数の星がいい]

(304) pannda 2019/08/12(Mon) 07時半頃

【人】 薬屋 サイラス


 ……お゛ばよ゛う゛ござい゛ま゛ず……。

[僕を起こしたのは朝陽の眩しさじゃなくて
彼の声だと信じたい。

一瞬自分がどうしてここにいるのか、
此処はどこで、自分の身体がどうなっているのか
頭の中は空っぽだったけれど]

(305) pannda 2019/08/12(Mon) 07時半頃

【人】 薬屋 サイラス


 ……おはようございます。

[彼の顔を間近で見れば、空っぽだった
頭も体も一気にいっぱいになって。
恥ずかしさでシーツと彼の胸に顔を埋めて
誤魔化す努力をしてみたが、効果の程はいかに。

しかし朝陽と彼の温もりに同時に満たされていると
気付けばおずおずと顔を上げ、
真っ赤な顔のままもう一度]

(306) pannda 2019/08/12(Mon) 07時半頃

【人】 薬屋 サイラス


 朝陽……本当に綺麗だぁ。

[この光も、描くと決めて蕩けた視線で光を見つめた**]

(307) pannda 2019/08/12(Mon) 07時半頃

【人】 薬屋 サイラス

  ー 夢を叶える夢 −

[太陽が海に落ちて来たのかと思うほど
熱い体に抱かれてあなたと言う海に沈む。
体の中の水分が全て沸騰して蒸発して。
残るのはあなたへの想いだけ。

そうやって記憶も思考も蒸発して
もう一度僕と言う輪郭を作り上げている
束の間に見た夢がある。

料理をしている母さんの横で動画を撮る僕。

料理の基礎から学び、家庭料理を
食べさせてあげたいと一念発起したのは
良いが僕の文句ばかり動画には入っている]

(337) pannda 2019/08/12(Mon) 17時頃

【人】 薬屋 サイラス


『ちょ、ちょっと母さん、色々雑過ぎない?

 え、待ってよ。塩どれだけ入れたの?
 スパイスさっきと量違わない?』

[慌てふためく僕に、これだから初心者はと
鼻で笑われた。

『美味しいと言ってくれた量が丁度良い量なんだよ』

そう笑う母さんは経験則からで、多分正しい気が
するけど、栄えある1頁目の母さんからの
教えはそれでいいのだろうか?

調理が終われば、動画をわざわざイラストに
描き起こし、1枚のスケッチブックに納めていた]

(338) pannda 2019/08/12(Mon) 17時頃

【人】 薬屋 サイラス


[動画を見て自分なりに理解して描き起こすから
覚えるには丁度いい。
写真よりもイラストの方が味もあるし。

気に入った僕のレシピブックは少しずつ増えていく。
自分でも作って、帰って来た時に
美味しいって言ってくれるか想像して。

勿論自分でも味見するけど、
自信がない時は犠牲者と言う名の
友人を呼んだりもした。

そこでダメ出しをもらって訂正して]

(339) pannda 2019/08/12(Mon) 17時頃

【人】 薬屋 サイラス


[掃除だって適当にしちゃダメだって
母さんから教わった。

そして、家から離れていく僕に気付いて
『人を好きになるって良いことね』って
笑ってくれた。

多分母さんは誰かまで気付いているんだろうけど、
それ以上は言わなくて、僕は恥ずかしさで
口籠ったままだった。

レシピブックを作っていない時は、
天窓から見た光景をひたすら描いていた。

雨の日も風が強い日も、目が痛くなるほど
眩しい海の煌めきも。
友達の笑顔も、初めての料理だって絵にしたさ]

(340) pannda 2019/08/12(Mon) 17時頃

【人】 薬屋 サイラス


[どんどん溜まっていく絵は僕がオリュースで
あなたがいない間に経験した全て。
あなたを待ち続けた証拠。

あなたが無事に元気で帰って来るって
信じているから積み上げた祈り。

1年で随分成長した僕を見て欲しい。

あなたを迎える為に、僕も元気だったし
料理だって掃除だって上手くなった。
絵だって自信があるよ。

街に僕の絵も増えたから、
一緒に歩いて自慢させてよ]

(341) pannda 2019/08/12(Mon) 17時頃

【人】 薬屋 サイラス


[天窓を見上げた後、丘の上まで
駆け出して待ちきれずに海を臨む僕がいる。

そんな僕の輪郭が浮かぶ、夢を見た。

でもきっと夢じゃない。

これから僕が叶える夢、だ。
1年があっという間に過ぎてしまう
あなたの為の、僕の為の、離れているけど
2人だけの時間の為に**]

(342) pannda 2019/08/12(Mon) 17時頃

【人】 薬屋 サイラス

  ー それから −

[彼が船に乗るまでの1週間。
街角の絵描きのお仕事は丸々休業。

傍にいればいる程辛くなるのに、
自分の意志じゃ離れられなかった。

海の潮力に離されるまで、僕は彼の傍にいて
彼に話を強請り続けたかった。
船乗りになった動機は、いつか聞ければいい]

(381) pannda 2019/08/12(Mon) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス


[ただ船に乗って彼が見て聞いて、感じたものを
知りたかった。
何なら小さな魚の話だって良い。

彼の想い出を胸いっぱいにすれば、
見送る時も涙が入る余地もないはずだ。
まだ僕の人生は短いだろうけど、
それでもこれが最初で、これからも続く最高に
幸せな時の門出。

笑って、大きく手を振って、子供の時みたいに
ぴょんぴょんってジャンプして。

浮気するなよ!飯食えよ!病気になるなよ!
飲み過ぎるなよ! って叫んで]

(382) pannda 2019/08/12(Mon) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

[声に出すわけにはいかないから。
口の形だけで叫んだんだ]

空を見上げる度、水平線を見つめる度、
星を数える度、流れ星に祈る度。

あなたの絵におはよう、おやすみ、
ただいまって言う度に]

(383) pannda 2019/08/12(Mon) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

[僕の中に好きが満ちて来る。
今日もスケッチブックには街路樹の花が咲いている。
僕の好きなもの。

冷えたビールに、プリンの容器。

不貞腐れた様に通行を邪魔するマドンナ。
最近人気が増して来た名物市電の車掌。
市電の中に飾られた木彫り。

時計の看板、人形劇。
汗も皺も1つも乱さず歩む執事の横顔。

気付いたら描きたかったものが消えていて。
それも記憶の中から輪郭を彫り出して
彩色は少しだけ。

あとは、天窓、階段……あなたの家。

そして一番多いのはやっぱりオリュースの街と海と空]

(384) pannda 2019/08/12(Mon) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス


 こんなにいっぱい描いて、意味判らないとか
 怒るかな、呆れるかな?

 それとも、喜んでくれるかな。

[描き続ける度に、これを見たあなたの顔を想像する。


……ふ、と見上げた空に、また星が流れた]

(388) pannda 2019/08/12(Mon) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス


 あ。

 グスタフ……ありがとう。

[きっとあなたも見てくれたんだと目を細めて、
独り寝には大きい寝台に潜り込んだ。
もうすぐこの寝台も狭くなる。

夏と共に、星と共に。

愛しいあなたが還って来る。
いっぱいの想い出を作っておいたから、
早く帰っておいで。

夢の中で祈る声は、きっと届くから。

僕は両手を拡げて迎えるんだ**]

(390) pannda 2019/08/12(Mon) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

[来年の星には何を願おう。

彼の隣でもう来年を考える。

それを何度繰り返したか。

今年はもう決まっている]

 あなたを、どこかの海で待っています。

[そう告げて、彼の頬へ優しくキスをした**]

(421) pannda 2019/08/13(Tue) 00時頃

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