146 demi-human... 『亜人の住まう街で』
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少
霊
全
― いつかの記憶 ―
[人間は卑怯だ
多勢で侵略をしてから、領地を奪い、都合良くなったら仲直り
でも俺は人間だ
でも俺は人間じゃない
亜人でもないし、人間にもなれない
半端者、はみ出し者。嫌われ者
だから、いつでも俺は思う
――――生まれてきてごめんなさい]
─ 夢 ─
『お前なんか、仲間やない』
『かわいそうに、親から棄てられて
でも、恨むなら親を怨み ここに、あんたの行くとこはない』
[ 袂を引こうとした その手は空ぶる
なあ 行かんといて
なんで、ぼくは家族になれないのん?
小さな半狐は 涙も零せず立ち尽くす
そんな幼い肩に ぽん と叩かれた感触
『ねえ 遊ぼうよ』 聞き覚えのある、優しい声
臆 分かってる 分かってるんや、 それでも
小さな背が す と伸びる
あの、ちっちゃな掌でいい きみの手を、取りたいん
─── でも、 ]
― いつかの記憶 ―
俺、どうして生きてるんですか
[村が燃えて、目の前で家族が死んで、兄弟が死んで
助けようとした体は右半身が焼け爛れて
熱さで気を失ってから目が覚めた時にはその村の生き残りは自分1人だった]
おかしいな…
俺も、死んだはずなのに
[全身が焼けて。兄弟と一緒に
それなのに、どうして自分だけが生きているのだろうと]
おかしい…な……
[ホロリと、目から一粒の涙が溢れる
まだ感情があって、涙が出て。そして家族が死んだ事と、自分が生きている情けなさに]
仕方、無いんだ……
[あまりのショックで、気を失って
それから目が醒めたのは数時間後の事だっただろう**]
[ ───振り向いたら ててん と落ちる鞠]
『近寄らないでよ、ばけもの!』
[ たた、と走り去るその際
赤い衣の少女の目は
酷く恐怖と嫌悪を焼き付けて
白い耳を睨みつけていた
ただ 呆然と立ち尽くす光景は
幾度繰り返せばいいんや
(なんで、人間の血なんてあるのん)
ある時はそう疎み
(なあ なんで、こんな尾や耳があるんや)
ある時はそう憎み
どちらでもない 半端者は呪う ]
[ こんな自分を 混じり気のない他人を
自分を否定する
こんな世を 只々呪うばかり ]
みんな みいんな 苦しめばいいんよ
[ ─── 燃える 燃える
人間たちの、死せる いのちの炎
そんな最中に ひとつだけ生きて死んどる
焼け爛れた 男の身体
ひととして 生きたものが
ひとでなくなる その先は 自分がよく知っとる
だから 苦しめ 苦しめ と
あの燻る焔の中
拾い差し伸べた手は『悪意』
地獄を知った上で 性悪狐は微笑むんや
何れ罪に苛むのは
あの蜥蜴の男に会ってから暫く後*]
───ええ気味や
[ ひととは違い 呑み込まれてまえばいい、と
蒼氷が翳るは 本心からか
染み付いたひとへの呪いのようなもんか
まだ、その正体にゃあ 知ることはなし ]
|
—自宅—
[のそりと体をおこし、あくびをひとつ。 おぼつかない手つきで朝の支度をすませ、リビングへと向かいます。
そこには昨日もらったりんごと……結局食べられないままだった"うさぎさん"。 お皿のうえにあるそれは、とっくにしおしおになってしまっていますけれど]
……、
[目をとじ、呪文を紡いで。思いえがくのは、ほんものの"うさぎさん"の姿。 そうすれば、ぱらぱらと粒子が集まり……やがて。
目をあけたころには、ほんもののうさぎさんがお皿のうえに乗っていたことでしょう]
(11) 2015/01/09(Fri) 08時半頃
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おいで。
[こちらに近づいてきたうさぎさんを抱きあげ、その頭を撫でてあげます。 まがい物ですから、ほんの数日しか生きられませんが。 家族がふえたみたいで、なんだかわくわくしますね。
"あの時の子よ" なんて言って洋燈売りの彼に見せたら、びっくりするでしょうか。
うさぎさんを抱いたまま、彼にもらったりんごをかじり。 朝ご飯をすませてマスクをつければ、さて、今日はどこに行きましょう。
装飾品を買いに行くのもいいかもしれません。 嗚呼、お友達の少年とあそぶのもいいかもしれません。 それとも、洋燈売りの彼に、この子をみせに行きましょうか]
おとうさん、おかあさん。いってきます!
[わたしはわくわくしながら、からっぽのお家から外へと足を踏み出しました*]
(12) 2015/01/09(Fri) 08時半頃
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—中央/噴水前—
[なんだか今日は、いつもより街がざわざわしているような気がします。 ……まるで、なにかに怯えているような。
そうして通りを歩いていれば、耳に入ってくる不穏なうわさ話>>#0]
……大丈夫、だよね。
[抱くうさぎさんにすがるように腕に力をこめ。 ちいさくつぶやいた言葉は、風にさらわれていきます。
こころに残った不安は、ただただくすぶったままに]
(13) 2015/01/09(Fri) 08時半頃
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[ぼんやりぼんやり噴水をながめていれば、後ろから聞こえた声>>17にふと振り返ります。 視線のさきには、まっしろな人。
ぱさり、と。魔法の粒を向けてしまうのは、既に癖のようなもので。 洋燈売りの彼のように、事前に魔法が見えると知っていれば、我慢もできたのですけれど。 もし彼が魔法が見えるのであれば、怒られてしまったかもしれません。
意識のそとで、彼が"狐さん"だということは知れました。 ……それがなんとも中途半端だということも。
ですがそんなのどうでもいいこと。 相手がどんな種族であろうと、わたしはただ、親しげに話しかけるだけですから]
(19) 2015/01/09(Fri) 10時半頃
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……このうさぎさんは、わたしの家族ですから。 食べちゃいやですよう。
["不味そう"だなんて、きっと冗談だろうな、とも思いつつ。 それでも庇うようにうさぎさんを抱いてしまうのは、彼の目が獲物をみるそれだったから。
……でも、不味そうというくらいだから、きっと食べたりはしないでしょう]
抱いてみますか?
[まっしろなうさぎさんは、まっしろな狐さんに似合うかしら。 そんな考えのもと、うさぎさんを差し出してみたら、受けとってもらえたでしょうか]
(20) 2015/01/09(Fri) 10時半頃
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[……そんなことをしていたら、近づいてくる人影>>18に気づきます。 その姿は、どこかでみたことがあるような。 そう思って記憶のひきだしをあけてみれば、すぐに思い出すことができました]
……あ、
昨日のおにいさん、ですよね。 えっと……、あの後、大丈夫でしたか?
[魔法の粒は、彼のもとへも。 彼が人狼だということは知れましたが、表情もかえずにそう言って。 彼は昨日のことを覚えているでしょうか。 すれ違ったていどなので、忘れられていても仕方のないことですが。
——ふたりの獣と、いっぴきの獣。 ほんのすこし、のけ者気分を味わいながら。それでも楽しげに、彼らをみまわしました]
(21) 2015/01/09(Fri) 10時半頃
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——やだ、ご、ごめんなさい。 癖なんです、害は無いですから……、
[振りはらわれる粒子>>25には、あわてて謝罪をおとしながら。 魔法を引っこめ、自分のまわりにただよわせます。 軽い口調でしたから、怒ってはいないとおもうのですが。 こころもちしょんぼりしながら、うさぎさんを狐さんに渡します。
そうっと受けとられるその子に、こっそり安堵しつつ。 笑みを浮かべる彼に、此方も笑みを浮かべながら首をかたむけました]
ありがとうございます。 元は、林檎なんですよ。
[撫でられるうさぎさんを目を細めてみやり。 なんだか儚げなその光景に、ほうと吐息を零します]
(32) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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[わたしが狼さんへ向けた問いの答え>>24には、こっそり眉を寄せ。 なんだか悲しいその言葉に、ついと視線をおとしました。
"そんな言い方をしなくてもいいじゃない"、なんて。流石に口にはできません。 それでもやっぱり、争うばかりでは淋しいと、そう思いますから。 ただあいまいに、笑みをうかべて]
……なら。よかったです。 あんまり、危ない事はしない方が、いいですよ。
[ほんのすこし淋しそうに、そう返してみせました]
(33) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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…………、 ……お知り合い、です!今なりました!
[狐さんの問い>>28への、狼さんの返事>>29は不満そうに聞き流し。 半ば自棄になって、はしたなくも声をあらげてしまいました。
——人が心配してあげたっていうのに、この人は! そりゃあ、頼まれてはいませんけれど……それはないんじゃないかしら]
(34) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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[ふくれっ面で狼さんの嫌味を聞きながら。 続いた質問には、私から答えましょう]
その子は、わたしが造ったんです。 狼さんも、後で抱いてみてあげてくださいな。
[造ったなんて言っても、魔法が使えないらしい彼にはきっと、ピンとこないでしょうけれど。
そうして……ふと、"いいこと"を思いつきましたので。 二人の様子をうかがいながらも、おもむろに狐さんと狼さんの手を取ります。 会話の途中だったかもしれませんが、しょうしょう中断してもらいましょう。 嗚呼、けれど。狐さんが抱くうさぎさんがおちないように、粒子でおおってあげましょうね]
(35) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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——これで、二人もお知り合いですね!
[わたし自身のてのひらと、魔法の粒子でもって、ふたりに握手をしてもらいます。 ……嫌がられたとしても、そんなの知るもんですか。 今のわたしは、ほんのすこし……虫の居所がわるいんです。
とはいえ、あんまり嫌がられるようなら、すぐに彼らの手を解放したでしょうけれど]
……狐さんと狼さんって、仲良くなれるのかしら。
[同じわんちゃんだし、大丈夫よね……なんて。 ぽつり、落とした言葉は、彼らに届いたでしょうか]
(36) 2015/01/09(Fri) 12時頃
|
誰が消えても俺は構わない
[ボソリとそう呟いたのは少ししてからの事
自分が消えても構わない。それに、消えてほしくない大切な人が居るわけでもない]
あぁ、どうして…
どうして俺は消えられないんだろう
[きっと消えても死にはしない
この体にかけられた呪いのようなものは、きっと――]
――あぁ、神様
[何度も痛みを経験したように
何度も死を経験したように]
――どうして助けてくれないのですか
― 100年以上前の話 ―
[死ねない人はたった1人に救われた
いつものように戦争に出て、戻ってきた時の事
5〜6歳の少女に手渡された一輪のたんぽぽと、その笑顔
自分を見て恐れない初めての人間]
…ありがとう
[それからというものの、行く前に一輪、帰ってきて一輪。必ず帰ってくるのは自分ただ1人だけで
気が付いたら自分の隠れ家はたんぽぽの花で一杯になっていた。多少枯れていたのもあったが、それでも新しく入ってくるものが多くて]
『お兄さん、名前は?』
…俺は、俺の名前は――
[無かった。まだワクラバという名前すら貰えていなかった時
その時彼女から貰った1つの名前。それは今でも思い出す事は出来なくて]
『よろしくね、“ ”』
[なんと呼ばれていたのか。それすらも、思い出せない
けれど、それから彼女と付き合う事になって。感情豊かになってきて、そして老いた]
『――貴方は良いわね。ずっとそのままで』
『私は怖い。死ぬのが怖い。老いが怖い』
『ごめんなさい。先に逝く事を赦して』
『…さようなら、“ ”』
[きっと自分が泣いたのはそれが最後だっただろう
死ねない体。老いない体。不老不死、と言えば聞こえは良いが
それは何も、自分にとって得など無くて]
〜〜〜〜〜ッ!!!!!
[化物の押し殺した鳴き声は、どこに響くわけでもなく
生涯愛した女性を失ってから感情すらも失った
ただ、1つだけ持っている気持ちだけを除いて]
|
[ぴんと立つ耳>>46も、強ばる体>>48もなんのその。 魔法というのは、ほんとうに便利なものです。 狼さんのこめた力も、きっと。魔法の粒子にじゃまされて、わたしと狐さんには届きません]
手を繋げば、仲良しになれるもの。
……ひと時だなんて、淋しいことを言わないで。 こうしていれば、あったかくって、幸せな気分になれるでしょう?
[必要だとか、仕方ないとか。そんなのどうでもよくて。 大事なのはただ、今こうして手をとりあっている事実だけ。
重なるふたり分の体温に、にへら。とっても嬉しげに言葉を紡ぎます。 なんだかんだと言ったって、ふたりとも、きちんと従ってくれているではありませんか。>>47>>49
嗚呼、やっぱりわんちゃんみたい。 吐きだしかけたその言葉は、飲みこみましたけれど]
(51) 2015/01/09(Fri) 15時半頃
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|
わんちゃん、そんなに嫌だったかしら。 うふふ、ごめんなさいね。
[さっきまでの不機嫌はどこへやら。 はずむ声音で、形ばかりの謝罪をひとつ。 ふたりの手を左右に振って、満足したならようやくその手を離します。
そうして、落ちかけたうさぎさんを抱きしめて]
わたし、モスキートっていいます。 ……よろしくお願いします、ね。
[片手で迷彩色のコートの裾を広げ、ぺこりとおじぎを。 ほんとうは、"お友達になりましょう"、と。 そう続けたかったのですけれど。 ——拒絶されたらと思うと、すこしこわくなってしまいまして。
頭を上げ、ふたりの表情を窺えば。彼らのお名前を聞くこともできたでしょうか]
(52) 2015/01/09(Fri) 15時半頃
|
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……お耳。
[こっそりこっそり。 表情を窺うついでに、その上にある可愛らしい狐耳をみやり。 そうして次に、狼さんのフードをみつめ。 くすりとまたひとつ、笑みを零したのは、気づかれないといいのですが]
(53) 2015/01/09(Fri) 15時半頃
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[くつり>>66、なんて。 自分だって振りはらおうとしないくせに、何を言っているんでしょう。
こちらからみたら、ふたりとも。 すこおしだけ、わたしに懐いてくれているように思えますが。 もちろん、話がこじれそうなので口には出しませんけれど]
……。
[狼さんのそそぐ視線>>54と、狐さんの強張るてのひら>>67 ひとりのこころは解きほぐせたようなのですが。 どうやら、もうひとりはだめだったようです。
……果たして、扇子のしたのそのくちびるは、笑みを形づくっているのでしょうか。 いいえ、いいえ。そうは思えません]
(74) 2015/01/09(Fri) 21時頃
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|
[とはいえ、気付かないフリ、みてみぬフリをするのは得意です。 わたしはただ笑顔で謝罪をするだけ。 急いてみたって、もっともっと壁を作られるだけだと、知っていますから。
手を繋ぐのは、こころを繋ぐのは。 難しいものでも、恐いものでもないのだと、いつか教えてあげられればよいのですけれど]
アルゼルトと、ユキ。 ええ、ええ。しっかり覚えました!
――わたしの名前も、忘れないでくださいね。
[なんだかんだ言いながら、ふたりとも結局は教えてくれるんじゃないですか。 まるで獣をにひき、手懐けたようで。 ほんのすこし、ほほえましくなってしまったり。 ……言ったらきっと、怒られてしまいますね。
最後に一言つけ加えたのは、不穏な噂を思い出したから。 このふたりは、わたしが居なくなっても、この名を覚えていてくれるでしょうか?]
(75) 2015/01/09(Fri) 21時頃
|
|
可愛らしいお耳ですねえ。 ……アルゼルトにも、あるのかしら。
[あらあら。ちいさく零した言葉は、気付かれてしまったよう。>>70 今度は隠しもせずにくすくす笑って、そうしてみつめるのは狼さんのフードの中。 わたしよりもずっとずっとおおきなふたりに、獣の耳が生えているなんて。 可愛らしく思えてならないのは、わたしだけでしょうか]
――あ、そうだ!
[ひらめいたとばかりに、思わず声を大きくしながら。 作りもののうさぎさんをいそいそ自分フードの中にいれ、そこからぴょこり。お顔だけのぞかせます。 獣耳の真似っこです]
これで、わたしもお仲間ですね。
[ぴこぴこ揺れる耳は、わたしからは見えません。 きっと、どこからどうみても、ただうさぎさんを頭に乗せているだけなんでしょうけれど。 獣でないなんて疎外感はすっかり忘れ、ただ笑みを浮かべました**]
(76) 2015/01/09(Fri) 21時頃
|
[街を歩けば溢れんばかりの人
それでも自分だけは避けられて
容姿が綺麗な亜人はそれでも上手くやっていけた
力がある亜人は必要とされる事もあった
じゃあ死なないだけの人間は?
人間として認められず
同種も居らず
亜人としても受け入れられない]
あぁ、“ ”
みんな“ ”
[それだけ呟いて
流す涙も無く俯いて
下だけを見て何にも期待せず
ただ、生まれを呪って生きていく]
|
[わたしの名前は、どうやらきちんと覚えてもらえるようです。 多分、このこころのうちまでは、彼らに届いてはいないのでしょうが]
あら、ざんねん。 それなら、また今度見せてくださいな。
[まだ見れない時間>>78、というならば。 みれる時間になれば、みせてくれるということなのでしょう。 そんな風に納得して、わたしは視線を狼さんのフードから外しました。 いつかぜったい、みせてもらわなくっちゃ]
ちゃあんと、似合ってますよ。 わたしの方こそ、こんな格好ばっかりだから……似合わないんじゃないかなあ。
[苦笑と一緒におとされる言葉>>84には、どこか的はずれな返事をしてしまいます。 彼がその耳、尻尾をうとましく思っていると知っていたら、もっと気のきいたことも言えたのでしょうか]
(104) 2015/01/10(Sat) 08時半頃
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[――あげてしまったおおきな声は、ふたりをびっくりさせてしまったようです。 もぞもぞ動くうさぎさんの位地を調整しながら、悪びれなく謝罪を口にして。
そうしてできあがった"獣耳"をふたりに見せてみれば、その反応は上々だったと言えましょう。 狼さんはすっかり黙ってしまいましたが、狐さんは笑ってくれましたから。 ……ほんのすこし、ひっかかる笑顔ではありましたけれど]
…………でも、耳だけもぐわけにはいかないもの。
[こころなししょんぼりしながら、うさぎさんを頭からおろして。つんつんとその耳をつつきます。 耳だけもいで頭につけるなんて……そんな血なまぐさい獣耳はいやです]
(105) 2015/01/10(Sat) 08時半頃
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わあ、綺麗ですねえ。
[狐さんの風呂敷から出された花細工>>86には、きらりと目をかがやかせて。 なにが始まるかも分からず、呑気に彼の手元をみつめます]
――え?
[そうして載せられた猫耳には、戸惑いのような、照れのような声をあげてしまいました。 それにそっと触れ、マスクの下でほんのすこし頬を染めます。 ほんとうなら、出会ったばかりの彼に物をもらうなんて、いけないことかもしれませんが。 なんだかなかよくなれたみたいで、嬉しかったものですから]
……ありがとうございます。 大切に、しますね。
[彼の心中など知らず、ただ無邪気にお礼を言います]
(106) 2015/01/10(Sat) 08時半頃
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[――ふと。 花細工をみて、装飾店に行こうと思っていたことを思い出しました。 この"猫耳"も、いろいろな人に見せて自慢したいところです。 名残おしいですが、今日のところはここまでにしておきましょう]
わたし、これから行く所があるんです。 だからそろそろ、失礼します。
……また、遊んでくださいね。
[もうすっかり友達気分で、次の約束までとりつけて。 彼らは嫌がるかもしれませんが、やっぱり、そんなの知ったこっちゃありません。 そうそう、それと"今度会う時にはお耳を見せてくださいね"、と。 狼さんに念を押すのも、忘れてはいけませんね。
そうしてまた、改めてお辞儀をすれば。 引き止められない限り、そのまま装飾店の方へと歩き出しましょうか*]
(107) 2015/01/10(Sat) 08時半頃
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[新しく出来た耳に喜んでいれば、狼さんの言葉>>108にぱちり。まばたきを。 これをつけていれば"お仲間"として認めてくれるのかしら、なんて。 あげ足とりのようなことを考えながら。
あいまいに返される言葉には、彼の予想どおりに"絶対ですよ"とあらためて念を押しつつ。 みせてくれないなら魔法で無理矢理みてやるんだから。 こっそりそう決心して、満足そうに笑います]
(123) 2015/01/10(Sat) 13時半頃
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可愛らしい……、
[自分が可愛らしくないことは、わたしがいちばんよく知っています。 けれど、狐さんから向けられる笑み>>114がこれまでとはちがう雰囲気をまとっていたものですから。 つづけようとした、皮肉めいた言葉は飲み込んだまま。
わたしをみているようでみていない、その瞳には。 ――一体、誰が映っているんでしょうね*]
(124) 2015/01/10(Sat) 13時半頃
|
|
[そうして二人に別れを告げたのなら、目的の場所に足を向けます。 知らずはずむ足どりは、頭に載せた耳のおかげでしょうか。 嗚呼それと、腕に抱くうさぎさんのおかげでもあるのでしょうね。
とてとて。 たくさんの時間をかけながら、ようやく辿りついたお店>>122に、ほかのお客さんの影はあったでしょうか。 もしあったのなら、こっそり外でそれをみまもり。 お店が店主さんだけになったときに、すかさず店内に入りこみました]
こんにちは! また来ちゃいましたあ。
[まずはご挨拶。 そうして、店主さんがなにやら作業をしていることに気づけば、そうっとそれに近づいて]
――今、大丈夫ですか?
[おずおずそう尋ねてみれば、返事はどうだったでしょうか。 もし店主さんが忙しそうでしたら、また出なおしたでしょうけれど]
(125) 2015/01/10(Sat) 13時半頃
|
|
["いらっしゃい">>129、と。 出迎えてもらえたことにほっとしつつ、わたしは店主さんの作業をながめました。
おおきな手で作られる、きらきらした装飾品が、わたしはだいすきです。 ひとつ、ひとつ。丹念につくられるそれは、きっとかけがえのないもの。 わたしが造りだす、どこか歪なものとは正反対]
――小鳥さん。
[彼の指差す>>130窓辺に視線を向ければ、あおいことりさんがいっぴき。 どうやら歓迎してくれているらしいことりさんに手を振って、はたと思い出しました]
(137) 2015/01/10(Sat) 15時半頃
|
|
……そうなんです!これ、お友達がくれたんです。 今のわたしは、にゃんちゃんなんですよ。
["にゃおん"、なんて言ってみせて、招き猫のように手をくいくいと動かします。 居心地わるそうなうさぎさんに気づけば、それもすぐに止めましたけれど]
えへへ。今日はお友達がふたりも増えました。 ちゃあんとお名前も聞けたんです!
[おだやかな店主さんの前では、なんだか甘えたくなってしまいまして。 いつも以上にだらしなくほほをゆるめ、そんな報告を。 こんなやりとりも、もうすっかり通例になっていますから。 きっと、いやがられはしないと思うのですが。
そうして、ふと彼がひきだしを開くのをみれば。 興味ぶかげに覗きこむことは、許されたでしょうか]
(138) 2015/01/10(Sat) 15時半頃
|
くだらない
[街を見て、日常を見て化物はそう呟く
歩く人間が
亜人が。全てに無関心で]
どうして
[疑問を呟く
答える声は無い
わかってる]
…痛いよ
[肉体だけでは無く
精神が崩れそうだ]
|
わんちゃ、……えっと、狐さんと狼さんです。 このお耳は狐さんがくれたんですよ。 狼さんも、これでお仲間ですねって。
[彼のおだやかな声音>>142を聞いていると、なんだかおとうさんのことを思い出します。 こんな風に必死になって報告をしてしまうのも、そのせいでしょうか]
今度、店主さんの分のお耳も作ってもらいますね。 何が良いかしら……そう、きっと熊さんならぴったりだわ!
["そうしたら、店主さんもお仲間ですね"なんて。 そうやって笑えば、彼はどうしたでしょう。 喜んではもらえたでしょうか。
もしわたしが、彼が自分を心配していることを知ったのなら。 きっと、大丈夫だと胸を張ってみせたのでしょうけれど。 口に出してもらわないことには、わかりませんから]
(144) 2015/01/10(Sat) 20時頃
|
|
[開かれたひきだし>>143の中身は、どうやら彼の仕事道具のよう。 わたしは何を作るにも、もっぱら魔法にたよってしまうもので。 普通なら珍しくないだろう工具なども、目新しくみえてしまいます。
ひきだしの中から出された小箱には、不思議そうに首をかしげ。 その中からネックレスが出てきたのなら、その美しさに息を飲みます]
……かるせ、どにー?
[難しいことはわかりませんが、ふんふんうなずいてみせ。 絆を示すという水色の石をちょんとつつきます。 そうして、続く彼の言葉には大仰におどろいて]
(145) 2015/01/10(Sat) 20時頃
|
|
く、くれるんですか? え、でも……ええと……、
あ!お金!おいくらですか!?
[もらえるのも、自分の為に作ってくれたというのもとっても嬉しいことです。 でもここはお店ですから、ただでもらうわけにはいかないだろう、と。 ポケットからお財布をだして彼の方へと突きだします。
そうしたら、"ことりさん"の値段を聞くことは、できたでしょうか]
(146) 2015/01/10(Sat) 20時頃
|
あかんなあ ひとに触れたら
───期待してしまうやん
(いつか 受け入れられるんやのうかて)
[ ははは と乾いた笑いは仮面の上で躍る
誰も見てない 誰も知らない
薄氷に浮かぶは 深い深い 悲哀
そ と 古い小箱から取り出すは白い人型]
(──呑み込む“影”がほんまに あるんなら)
[ 昏い感情が、問うてみよか と蠢いて
まだ、まだや まだ早い
もし この街にも来たんなら
ふかあい、闇のようなもんを 探してみよか]
|
……それだけ?
[半ば無理矢理押し付けたお財布は、どうやら受け取ってもらえた>>152よう。 けれどほんの一枚分だけ中身の減ったお財布を返してもらえば、少し不服そうに首をかしげます。 だって、お金はちゃんと入っていますもの!
ネックレスを貰うために、お財布をポケットにしまったものの。 やっぱりすこし、納得はいかないままで。
なでられるうさぎさんを見ながら、マスクのした、ほほをふくらませました]
(160) 2015/01/10(Sat) 23時頃
|
|
[……けれど。 店主さんが提示した"もうひとつの代金"に、その不満顔もすぐに笑みに変わることでしょう。 だって、お話するのはだいすきですから。 小さい頃には、こうやっておとうさんとおかあさんに聞いてもらったものです]
それなら、たくさんお話しますね! まだまだ話してないことが、いっぱいあるんです。
[仲の良い人間の男の子のこと。 つい昨日仲良くなった、洋燈売りさんのこと。 よく行く定食屋さんのこと。
ひとつひとつ、丁寧に語っていき。 ようやっと満足したころには、すっかりあたりは暗くなってしまっていて]
(161) 2015/01/10(Sat) 23時頃
|
|
――もう、こんな時間。 ごめんなさい、わたしったら夢中で……。
[お仕事の邪魔をしたことに気づけば、ちぢこまって謝罪をひとつ。 そろそろ帰らないと、お家につくまでにほんとうに真っ暗になってしまいそう]
ネックレス、ありがとうございました。 また、来ますね。
[ぱちり、と。 手はうさぎさんで塞がっていますから、横着をして魔法でネックレスを首にかけ。 大切そうにそれをながめながら、帰宅することを伝えます。
そうして何事も無ければ、そのままお店を出てお家の方へと足を向けたでしょう]
(162) 2015/01/10(Sat) 23時頃
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