45 哀染桜 〜届かなかったこの想い〜
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[満開に近い桜が、頭上で揺れる。]
俺は───……
[このまま、ひとり。
取り残されるのか……?]
(2) nordwolf 2012/03/18(Sun) 21時頃
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[兵役を終え、村に帰れば。 彼女の姿は、そこにはなかった。
お喋りな隣人が教えてくれた。 彼女は、とある金持ちの男と結婚し、一年も前に村を出たと。
はじめは、嘘だと思った。
次に、きっと彼女は騙されたのだと思った。]
(3) nordwolf 2012/03/18(Sun) 21時頃
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[───彼女の家で。
その金持ちの男と、彼女との、仲むつまじい写真を見るまでは。 自分と交わしたものより、ずっと多くの手紙を見るまでは。
開封擦らされていない、戦地から贈った、何通もの手紙を……ゴミ箱の中で、見つけるまでは。]
(4) nordwolf 2012/03/18(Sun) 21時半頃
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……俺は……。
俺は、本気だったのに、な………。
[本気で。 帰ってきたら、結婚したいと思っていた。
それだけを支えに生き延びて。 こうして、帰ってきたというのに。
待ってくれている人は どこにも いなかった ]
(5) nordwolf 2012/03/18(Sun) 21時半頃
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[桜が、その声を聞き入れたどうかは、わからない。
何故ならそこには。
もう、誰もいないのだから───]
(6) nordwolf 2012/03/18(Sun) 21時半頃
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[永劫続く夢の世界。
縫いつけられた魂は、月光の色を帯びた桜に身を窶し、
そして――――
……――――散る。]
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