人狼議事


29 Sixth Heaven

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【人】 流浪者 ペラジー

―台所―
[千切れてしまう、と。男の言葉に、ふつと。
我に返ったように、緩やかに白から指先が僅かに離れる。
少しだけ、指型に伸びた其れへと視線を落として――

覗き込むように屈む女の影>>191。視線など合う筈が 無い。
…にも関わらず。僅かに、びくりと肩が揺れた。
青年が見えている筈は 無いのに。

その見えぬ筈の視線から、何故か逃れる様に。僅か身体が遠のく様に傾ぐ。]

  …ぁ。…

[随分な時間を かけて。 ふる、と  微かに首を横に振る。
――口に出さなければ、相手には知れないと、解っていても。

口に出せる程。思考ははっきりしない。
何に対する恐怖か、知れない。
…ただこのまま、あの場所に戻るのが  何故か酷く怖い。]

(197) 2011/04/23(Sat) 01時頃

流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2011/04/23(Sat) 01時半頃


流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2011/04/23(Sat) 11時半頃


【人】 流浪者 ペラジー

―台所―
[脅えるよう、僅か退いた背に触れる手>>200に、瞬く。
――ゆる、とその先を見上げた先。
あおに映った男の顔に、僅かに浮かぶのは困惑の色。

それでも無意識にか、左手首の白に指先が触れた。
随分と容易く千切れそうであるのに、
其れを裂く事すら放棄してきた細い手の持ちうる握力では
どれ程力を入れても、それは僅かに伸びるだけで。

きしりとビニールの食いこんだ手首が、赤く痕を残して
「いたみ」を、痛みだと 認知する。
傷を負うのが、久しい訳では無いのに「痛み」を感じるのは随分と懐かしい気がした。

まるで、まるで。
今しがたまで、ぬるま湯に浸っていた様な感覚。

どうして ―――忘れていたのか。
思い出せないのも、それを何て事ではないと思う思考も。
それが、異常だと気付いてしまった。]

(228) 2011/04/23(Sat) 17時半頃

【人】 流浪者 ペラジー


俺、

[ぽつと、しかし  確かに零れる言葉。
考える事は多すぎて、だからこそ閉じようとする思考の扉を、
手首の僅かな痛みで無理やりこじ開ける。

嗚呼、考える事は――これ程に疲れる事だっただろうか。
思考が遠い。何処か霧が掛ったように。
どれ程に思考回路を動かそうとしても、手応えが無い。
しんどい。投げ出したい。けれど。

「思い出さなければ、つらくもないのでしょうか」と
そう言って、青年の頭を緩やかに撫でた男が脳裏に過る。
…その時は判らなくて、ただあおを瞬くだけだった。
でも今なら解る。…そんなこと、ない。

――忘れたら、すごく、痛い。]

(229) 2011/04/23(Sat) 17時半頃

【人】 流浪者 ペラジー


おれ、――もう、忘れたくない。

[わすれたくない のに。

再び、器として扉の向こうに戻ったら。
今思い出した事も、きっとこの思いもまた手放す事になるんだろう。
――そうしたら、きっともう取り戻せない事も、
どこか遠くの方で  気付いている。]


…そとに戻ったら、だめなの?

[ゆると、顔を上げる。
表情が乏しいのも、その緩やかな動きも変わらない。
ただ青が、藍を映して緩やかに瞬いた。]

(230) 2011/04/23(Sat) 17時半頃



(ギルの、できなかったことを)

 


【人】 流浪者 ペラジー


…えら んで、いいの?

[目前に提示された選択肢。
僅かに細められた藍に、青が一度だけ、瞬いた。

きっと、少し前の自分なら。
言葉通り何も考えないまま現状を享受して。それすら疑問に思わなかった。
…否。今でも世界の平和がどうなってもいい心算では、ない。
何百、何千、何万。――途方も無い数の人達に
決して善に成り得ない影響を与える事だと、理解っている。
けれども。

…それでも、選ぶことが   赦されるのなら。]

(236) 2011/04/23(Sat) 19時頃

【人】 流浪者 ペラジー


――…、…おれは。
俺で いたいよ。

[――自分を失いたくない。
失うのが、怖い。

自分が自分でいられない事が、こんなに辛くて、恐くて、  痛い。
漸く取り戻した自分の欠片は、世界と秤に掛けても。
容易く引き換えに出来るほど軽く、ない。

擦れるように細い声は、――しかし確かに。]

(237) 2011/04/23(Sat) 19時頃

【人】 流浪者 ペラジー


――いく。   …いきたい。

[ぽつと零れる言葉も、緩やかに瞬く青も。――今までと大きな変化はなく。
ただ、それが己の意志だと。そう証明するかのように
取られた手へ、僅かに力が返るのが男には解るか。

――戻るべきではない、と。
…青年にそう告げた女は、その言葉にどのような顔をしただろう。
藍を映していた青は、女の影を見上げるよう緩やかに視線を移す。

その青は少しだけ、怯えるように揺れた。]

(245) 2011/04/23(Sat) 21時頃

流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2011/04/23(Sat) 22時半頃


【人】 流浪者 ペラジー

―台所―

……っ!

[荒ぐ女の声に、びくりと僅かに肩が揺れる。
尤も、顔色は変わらない。やはり瞬く青は緩やかで
――ただ、見上げたままの、僅かに見開いた青は女から外れないまま。

伸ばされた手に気付くのが常人より数寸遅いのは
…怠惰の所為か驚愕の為か、それとも。
男に庇われた腕さえなければ、恐らく
動きの緩慢な身体を捉えるのは、酷く簡単だったろう。

部屋の隅へと杖で掃き捨てられた其れに、ちらりと青が動く。
じり、と。僅かに身体が退いた。]

(269) 2011/04/23(Sat) 23時頃


今の世界を壊して
そうして、
次へと、いければ いい のに。


約束も

  ある。 ――チャールズの妻子、
その、安全――さえ――脅かす

 ような  私の、

    決断、は


【人】 流浪者 ペラジー

――…、

[女を掻き抱く青年へ、青が移る。
女の剣幕に僅かに退いた身体は、床を座るそのまま。
ただ、待機室へと。そう告げる言葉には
暫しの沈黙の後――緩やかな動きで、こくりと頷いた。

しかし、その場を立ちあがろうとするのは
女ともう多少の距離が離れて、漸く。]

(283) 2011/04/23(Sat) 23時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[近くに立つ気配を感じながら
ぺたり、と。素足が床を鳴らして
随分な時間を掛け、ようやく立ち上がる。]

…、…?

[途中で声に成らず消えた言葉に
男を見上げながらぱちりと、青を瞬く。
――尤も、続きを話す気配が無いならば
…其の先を、聞こうとまではしないのは 怠惰の所為か否か。

机の上の皿に転がったままの、一粒の苺へちらり視線が向いた。]

(288) 2011/04/23(Sat) 23時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[一度、二度。ゆるやかに瞬いた青が、僅かに傾ぐ。
気にするなと言われれば――かくん、と一つ頷いた。
それでも、何か気にかかるのか やはり視線は男へと向いて。]

……、うん。
すき。

[効率面でも。そのほかの意味でも。短い問いに、小さく頷いて。
…しかし、青年に掻き抱かれても尚荒ぐ女の声に
ぴくりと、やはり身体は退いた。

――此処へ来て直ぐの彼女は、これ程荒い言葉を使う人だったか。
曖昧な記憶でも、やはり緩やかな変化に
己が浸っていた大罪の微温湯に対する恐怖が、じわりと染みる。

これが、己達が背負っていた 一部分。
これが世界に蔓延るのだと、自覚する。
――嗚呼けれど、やはり。   自分の欠片を引き換えに、再びは 背負えない。]

(298) 2011/04/24(Sun) 00時頃

【人】 流浪者 ペラジー

……、

[男の言葉>>303に、少しだけ悩んだようにして。

待機室へと移動を始める前に、その緩やかな足取りは
少しだけ遠回りをして皿の方へと近付くと、
その赤い実を、ひとつ。掌へと転がした。
青を掌の内へと向けて、しかし其れを直ぐには口にしようとせずに。]

…、えと。  もってく。

[それだけを告げて、ようやく待機室へと緩やかに歩き出す。
男へと、追い付く事が叶えば、ぱちり、と一度だけ瞬いて。
何を思ってかその上着へと、遠慮勝ちに手を伸ばす。]

(308) 2011/04/24(Sun) 00時半頃



気狂い    か

 




   夢と 重なる


 


【人】 流浪者 ペラジー

[掌に転がる赤に、一つ視線を落とす。
たいせつに。 潰さないように。
その言葉をゆっくりと咀嚼して、緩く、指先を握る。

――そこに重ねられた「もの」を、青年が気付く事は 無いけれども。

相手の足が止まれば、緩やかな足取りも追い付く事は容易く。少しの時間を掛けて辿りつく。
伸ばそうとした手は、 何かを言い掛け、唇を噛む其れに
何を思ったか、一度引きかけて。

ふと、差し出された手。
藍を見て、その手へと視線を落とし。
おず、と再び伸びた手は、指先だけで掴まった。

相手が解く素振りを見せぬ限りは、待機室へ至るまで、そのまま。]

(315) 2011/04/24(Sun) 01時頃

[重ねたのは]


どうか己の選択を
意志を

もって

大切に

生きて


流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2011/04/24(Sun) 01時頃


【人】 流浪者 ペラジー

[待機室へと、手を引かれるように足を踏み入れる。
指先を握った先、男が淡々と口にする意思に、口を挟む事は無く。

不鮮明にも写し出される画面。
聞こえる音声に、顔色は変わらない。
その器こそ、違えど――既に、見馴れたものだ。

ただ、あれほど緩やかに、己の頭を撫でてくれた人ですら
あれ程に変わってしまうものなのかと――。
初めて、目の当たりにする三者からの視点に
緩やかに、瞬いた。]

(323) 2011/04/24(Sun) 01時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[モニター越しに呼ばれる名に、ぴくりと。
繋いだ指に僅かに、力が籠る。
もう片方の掌に転がる赤を、 落とさぬ様に、…潰さぬ様に。
しっかりと、握り、直して。

――僅かに開いた口唇は、上手く言葉を紡げずに。
ふる、と。首を振った。]


…や、だ。
もう、思い出せなくなるの。  いやだ。

[もう少しだけ、自分を取り戻すと良いと。…そう言った、同じ口で。
――“其れ”を余計なモノと言う、男を
信じられぬと、僅かに見開いた青が揺らぐ。]

(325) 2011/04/24(Sun) 01時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

――…、思い出せなくても。

…つらかった よ。

[醜いと。そう画面越しに告げる男の声に。
――ぽつと。たった其れだけ、口を開いた。

まだ其方へ行く前に、男が言った言葉を、彼自身が覚えているかどうか。
…否、覚えていたとしても、  既に其れをどう思うかも、解らない。
けれども。

だから、漸く見つけた自分の欠片を 手放す事はしないと。
あの時、わからなくて返せなかった答えを、今。

指先だけで繋がれた手を。青年が己から、離す事は無い。
――その手の先が、「外」への道だと。
そう、理解している様に**]

(331) 2011/04/24(Sun) 02時頃

流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2011/04/24(Sun) 02時頃



ならば私はアンテノーラだろうかな…

[それは、祖国に対する、裏切り。
即ち、地上への。]


[声に出さずに呟いた
それは 酷く 自嘲に満ちた]


それでも、私は。


        願っている。


 願って。

   約束も、あるのだ。

 あの、聖書を。渡さなければ。彼の、妻子に。




――…。

 




   醜い   か。

 




……そうだな。

 




(それでも。願うことがあるならば)
 



お前は、

  笑うだろうか。呆れるだろうか。

軽蔑するだろうか。  


        …ギルバート。


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