210 KING OF TODOUFUKEN
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捕まえたわ!
使われてない選手控室にでも放り込んどく?
それともその派手はでなロボにでも搭載する?
どちらにせよゆっくり『話し合い』が必要だしね。
[通信で成功を伝える。]
あれまた通信が入った…。
[ミス蜘蛛を召喚しているさなか、すぐに莉紗さんとは別の女性からの通信が入った。
そして再びの通信で陽動が行われることを知る。]
ミームちゃんっすか、
仁科千秋って言うっす。
了解っす!
ミームちゃんと莉紗さん以外に…えーっと、
蟲を撒いとくんで!
[本当はカッコよく撒菱を巻きたいが、県のPRをしなければ。]
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― 回想>>1:81>>1:84>>1:93 ―
[眼鏡をかけた翼竜《プテラノドン》
なるほど新ジャンルかなどと感心していたが。 その攻撃は感心しているどころではなかった。]
(14) 2017/02/20(Mon) 07時半頃
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何で怪獣がスぺシウム光線打つのよ!?
[逆じゃないかと言いたい。 実に言いたい。
まあ、外れたようだから良かったけれど。
こちらも反撃……と言うか。 もう少し時間を稼ぎたい所ではあったが。
幸い、自分が呼んだフレンズ以外にも。 煙幕で会場内は大変な事になっているようだった。]
(15) 2017/02/20(Mon) 07時半頃
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ええ、また会いましょうね。
[去って行く相手を見送って。 しかし、翼竜まで投入してくるとか。
そうそう楽には勝たせてもらえないようだと気を引き締めつつ。 カメラがこっちに向けられてるのを見れば、あざとくお辞儀して見せた。]
(16) 2017/02/20(Mon) 07時半頃
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ちょっとぉ!?
蟲撒いとくってホントの虫なわけ!?
放送事故じゃなああああいっ!!!!
[通信機にも思いっきり叫んでおいた。]
――――――ッッちょ!
[突然の通信で耳が痛む。
放送事故?]
えッ!?
そんなに嫌っすか!!???
[長野ではお年寄りが良く食べているので、昔から目にしている人は多い。
だからここまで精神的ダメージがあるとは思わなかった。]
美味いのになぁ…。
せめて調理済みのものを出しなさいっ!?
生きてる奴はただの脚の多い虫よ!?
[百歩譲って佃煮かなんかになっていれば、まだ名物だと納得できたけれど。
生きてカサカサ大量に動いているはアイドルとはいえ無理。]
ま、まあいいわ、もう。
首相捕まえたけど、貴方も何か言いたいことあるんでしょ。
今のうちに伝えておいた方がいいわよ。
[通信機越しに「むぐー」と呻く首相の声は届くだろうか。]
佃煮がそのまま出てきたら皆食べちゃうじゃないっすか!
敵に塩を送るつもりっすか!
[残念ながら虫を食べる若者がほぼいないという考えは持っていなかった。
むしろ虫の佃煮と他の県の名産品を合わせたらなかなかイケるのではないかと考えるほど。]
伝えたいことっすか。
えーっと…、イベント開催地を都道府県で戦わせるってのは良い案だと思うっすけど、
ガチで戦うのはよくないと思うんすよ。
女の子たちにケガさせちゃうかもしれないし、
だからその、グルメ対決とか、
都道府県美女コンテストとか美女クッキング対決とか!!
平和的かつキャッキャウフフで目の保養になるイベントの方がいいと思うんですけど!!
[下心丸出しだが、男なら伝わって当然だろう。
俺は信じている…!]
あと飢饉とかにも対応できる虫食!
日本全土で進めるべきっす!
以上!!
虫なんて冗談じゃないわよ!燃やすわよ!
[思わず通信機に向けて叫んでいたのはこちらもだった。]
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焼き払え!
[東京タワーロボの肩に乗って。 やってきた虫はレーザービームの餌食としつつ。
さて、陽動の効果はあったのかはさておき。 上手く行ったなら長居は無用とばかりに。
東京タワーロボの肩に乗ると発進指令を出していた。 飛び慣れてるだけあって。このメイドさんノリノリである。]
(24) 2017/02/20(Mon) 21時頃
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確かに精神攻撃にはぴったりだと思うけど……。
[それは果たしてPRになるのだろうか。
視聴者もどん引きそうな気がする。
ともかく、千秋の首相への『要望』をうんうん、と相槌を打ちつつミームはまじめに聞いていた。]
下心丸出しだけど素晴らしいわ!
私の可愛さをよりアピールできるじゃない!
丁度いいからその要望を犯行声明文として送りつけましょう!
[自信過剰ではない。
アイドルたる者これ位の自信を持つのは当然なのだ。]
あ、虫食は却下で。
[例え仲間と言えどこれは譲れない。]
あー、良いわね。美女コンテスト。
萌え部門とか作りましょうよ。
[あからさまだったが、まあ。
アピールの為なら気にしていられないのだ。]
そうそう、春句首相。
香川(わたし)からの『要望』も伝えておくわ。
簡単よ、ちょっとサインしてくれればいいだけなの。
ペン一本で出来るからね。
[そう言って首相に見せた紙には、『うどん発電所、全国展開に向けた国からの資金提供を約束する』と書かれている。
廃棄されるうどんを使ったとってもエコな発電。
これが全国的に広まれば香川の名もうどんも広まるというものだ。]
そういえば、莉紗ちゃんも何かお願いあるんでしょう?
言わなくていいの?
うんうん、お願いしたい事はあるよー。
そう言えば、さっき言われた東京タワーロボに首相を格納はちょっと難しいかなあ。
[くすくす笑ってから。
お願いの内容を口にしたのだった。]
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― 東京・秋葉原 ―
[一先ずは本拠地に帰還した莉紗であった。 ここに居れば向こうからやってくるだろうし。
いっそ、特急便でどこかに移動しても構わない。]
(47) 2017/02/21(Tue) 07時頃
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[さて、首相誘拐犯の一味として。
コンテスト以外の要求ももちろんあった。 かいつまんで言うと、資金だった。]
首相を返してほしくば3億円……はイメージダウンになるわね。 無事に返して欲しければ、クラウドファウンティングに3億円出資する事。
これならまだ良いかしら。
[尚、返礼として。 チェキ無料券(無期限)をつけるからという。 無茶苦茶な計画であった]
(49) 2017/02/21(Tue) 07時半頃
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やっぱりお金って大事よね。
あ、そうそう。
首相はうどん屋に預けておいたから。
用があったら近くのうどん屋に行ってね。
二人の事は話通してあるから。
[戦い前に。
首相のロボ搭載を断られたミームは、首相の居場所について伝えておいた。]
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― seraphic moon ―
[秋葉原にある色物系メイド喫茶seraphic moon
今日はまた一段と妙な事になっていた。 何せ、店の屋根に東京タワーが鎮座しているのだ。
チラシ配りのメイドさんも呆れた顔で働き。 外国人観光客は写真を撮って回っている。 それにしても……と莉紗は嘆息していた。]
東京って本当に。 何もないのねえ。
[東京ばな奈は好評だったようだが。 それはそれとして。
宗教戦争の相手すらいないのはちょっと寂しいところだった。]
(65) 2017/02/21(Tue) 20時半頃
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もー!美少女コンテストなら私が断トツなのに―!!!
[リボン拘束の衝撃でスイッチが入ったらしい。]
ちょっと?
何を言ってるのかしら。
[通信が入ったかと思えばこれである。
まあ、何かあったのかもしれないが。]
首相にサインさせるの任せたからね!!
[この台詞だけ言って、通信はぷつんと切れた。]
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