249 【誰歓突発RP】君と、夏の終わり
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[平田レミ? そんな生徒いたっけかな?>>128 思考を挟んだから、反応が少し遅れた。]
――― ぷ。
うん。いいよね。 料理上手な人。 なるほど、常世は年上好きかぁ。
[小さく吹きだせば、後は堰を切ったように 夕陽に照らされ薄っすらと紅を帯びた頬。 常世へ向けながら、けたけた笑った。]
(156) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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[そんな姿は完璧な美少女、 ―――とはいかなかったと思うけど。
「 君だよ 」なんて囁かれるよりは、 きっと自然な笑い方だった。]*
(157) 2018/08/25(Sat) 22時頃
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[ 私は、その意味に気付けなかっただろうけど。>>118 若菜を放置したお馬鹿さんは 本当はお馬鹿さんではなかったんだろうね。
ベガとアルタイルはちゃんと出会えた? 空を見上げても 私の乏しい天体知識では、 星を見つけることは、………難しい。]*
(164) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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…………こころ? 後で合流予定なんだ。
そろそろ課題終わったかな? ちょっと失礼。
[進捗を確認しようと、一言断りスマホを取り出す。 ―――が、不意に画面を操る手を止めると 河野に向けていた瞳を伏せる。 そのまま続けたのは、相手には予想外だったかもしれない 謝罪を含む言葉。]
(165) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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ごめん、つい話しかけちゃったけど。 河野って私のこと、苦手だよね。
[漠然と抱いていた印象。 口に出して、本人に確認したのは初めてだったと思う。
男子に向けた場合と比べて、極端に少ない口数。 "女子全般"―――ではなく、 "私"のことが苦手なんだと思い込んでしまったのは ある種、自信過剰なのかもしれない。
それでも今の容貌が、 決して男受けするばかりではないことは 距離を置かれた過去から、わかっていた。>>0:80]*
(166) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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………そっか。 ちげーか。
[河野の中で吹く言葉の嵐は、>>165 傍からはわからないものだっただろうけど。 しばらく見詰めた後、ぽつりと呟いた。]
(197) 2018/08/26(Sun) 06時頃
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よかった。
[それだけで、十分だった。]
(198) 2018/08/26(Sun) 06時頃
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こころ? そっか、早く終わったんだ。 会いに行かないとな。林檎飴一緒に食べるの。
ありがとう。
[そこでようやく、私はスマホ画面を確認する。 いつの間にか作られていた、見慣れぬグループ 首を傾げながら、目を通せたのは、 時間的に最初の部分だけだったけど。
その投稿主は、目の前にいる彼だった。]
(199) 2018/08/26(Sun) 06時半頃
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ありゃ。河野迷子なの? じゃ 見つけた私は、一割くらい貰える?
[………別の物が混ざってる 明らかに間違った知識。
猫みたいに目を細め、 揶揄うように言葉に乗せた後。 また明日、と言いかけて―――]
(200) 2018/08/26(Sun) 06時半頃
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河野は花火、見に行くの?
[確かそんな情報も書き込まれてた。
舞台から去ろうとする背中を>>196 引き止めるような一言を贈ったなら。 こころを探すために、身体は再び祭りの喧噪の中。]*
(201) 2018/08/26(Sun) 06時半頃
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[引っ込み思案の私は、お喋りが上手でなかった。 それでも相手が隣の席の男の子なら、 きっかけには困らなかっただろうから。
卒業を間近に控えて、 別れを惜しむ関係には……なれていたと、思うんだ。]
………大和君と学校違うんだもんね、 また、どこかで会えたら。 私とお話、してくれる……?
[学区の境目にあった小学校。 生徒達は半々に別れた。 昨日まで隣にあった顔に、 明日から、会えなくなること。 それを当たり前だと思わなければならない季節。]
(207) 2018/08/26(Sun) 10時頃
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[ 少しずつだけど、 引き出し、紡ぎ、 交わせるようになった言の葉。
終わらせるのは寂しいと。 そんな思いは、一方通行だった? ]
(208) 2018/08/26(Sun) 10時頃
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高庭大和だよね?久しぶり!
………うん、七海だよ。
[高校生になって、塾で再会し、 懐かしい顔に、喜色を浮かべて挨拶した。 ―――のは、最初だけ。 戸惑う姿に、曖昧な笑みを返して以降、>>182 会話らしい会話は交わせていない。
子供のことにできていたことが。 大人になって *できなくなった。* ]
(209) 2018/08/26(Sun) 10時頃
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―――――っ
[んぐっと息を呑む。>>194 言葉を継ぐのに少々時間がかかった。 平田レミ、と油断させておいて。 ………これはなかなか、ずるくない?]
そりゃもう 見ての通り化けてますからねー!
[我に返ると、指先でフルメイクを ちょんちょんとつついてにっと笑う。 黄昏色に照らされた、知らない一面。 出逢ったのは、お互い様だった。]*
(234) 2018/08/26(Sun) 15時半頃
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[河野と別れた後。 こころと連絡を取るべくスマホに手を掛ける。 でも神様は私に味方してくれたみたい。]
あっ
[スマホを使うまでもなく。 前を歩く背に、指通りの良さそうな柔らかな髪が 夏の風に乗って、ふわりと揺れるのを見た。>>98
微笑みを浮かべると、軽く片手を上げて、]
(235) 2018/08/26(Sun) 16時頃
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ここ―――――
[ろ、と最後まで紡げなかったのは 彼女が一人ではないことに、気付いたから。]
(236) 2018/08/26(Sun) 16時頃
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……………天地。
[まるで言葉が喉に張り付いてしまったような感覚。 ごくりと唾を飲み込んで、 何とかをそれだけを絞り出す。
今の私は、彼が弟の方だと分かる。 でも中学生の頃の私は違う。 あの日電車で助けてくれた声が、 記憶の中で蘇る。 ………きみは、だぁれ?
目の前では、私が好きなのかもしれない人と。 私の一番大事な友だちが。
二人並んで、歩いていた。]
(237) 2018/08/26(Sun) 16時頃
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………どうしよう、ね。
[呟きは喧噪がたちまち覆い隠す。
こころは私と約束があった。 ならば天地がこころを誘ったんだろう。 想像するのは容易く。 それが意味することも、また―――容易い。]
( また声をかけて、邪魔しようか? 理由はあるよ。林檎飴、食べる約束
……………でもさ。 本当に、天地がこころのことを好きなら。 )
(238) 2018/08/26(Sun) 16時頃
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[ ………その行為に、何の意味があるの? ]
( わからない。 わかりたくもないよ。そんなこと。
嘘だ。本当はわかってる。 わかりたくないから、 わからない振りを続けているだけ。 )
(239) 2018/08/26(Sun) 16時頃
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[結論を出せぬまま きゅっと両の拳を握りしめると。 顔を俯かせた体勢で、人混みに紛れて 二人の後を *追った。*]
(240) 2018/08/26(Sun) 16時頃
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ののかちゃんお待たせ!
今神社の前なんだけど、どこにいる?
早く会いたいよー:;(∩´﹏`∩);:
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―― 七海 ののか ――
" 一人っ子だよ。どうして? "
[記憶の中で少女は、 首を傾げて。天地への問いに答える。>>258 残念ながら理由を求めても、 納得のいく回答は得られなかっただろうけど。
そう、七海ののかは一人っ子だ。 中流より少し裕福な家庭に生まれ。 不自由することなく育てられた。]
(296) 2018/08/26(Sun) 22時半頃
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[一戸建てに住む彼女に割り当てられたのは、 白を基調としたシンプルな部屋。
部屋の隅に置かれた 高校生が使うにしては少し豪華なドレッサーと、 その上に並ぶ化粧品は、 部屋の主が女子であろうことを示しただろう。
化粧品を除けば、それほど物が多い部屋ではない。 他に特筆すべきは、せいぜい日記帳くらいか。 本棚には、小学生の終り頃から綴った過去を、 全て一年単位の本にまとめて並べている。
………高庭大和との別れから始まるその記憶は、 七海ののかのメイクが 駅で痴漢にあったことに起因することも。]
(297) 2018/08/26(Sun) 22時半頃
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" 貴方の名前は、なんですか? "
" 私は、貴方のことが知りたいんです。 "
[紙片を踊る文字たちは、 言えなかった言葉を悔いていることも 赤裸々に記している。
………当然、春原こころとの出会いもある。]
(298) 2018/08/26(Sun) 22時半頃
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[志望校は滑り止めを含めて、 全て問題がないだろうと判定が出ている。
もう少し上を目指すかどうか。 進路相談をするなら、論点はそこだろう。
生まれも、容姿も、成績も。 傍から見れば、他者から羨まれる位置にいるであろう。 それが、七海ののかという少女だった。]*
(299) 2018/08/26(Sun) 22時半頃
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[あのね、全部、全部見ていたよ。 重なり合う手のひらも。>>270 貴方の視線の先に、誰がいるのかも―――>>274
跳ね飛ばされた小柄な体躯を包み込む姿は、>>248 私以外の目から見ても、お似合いだったに違いない。
黒い雷チョコレート。 不思議なことに、浮かんだのはそんな単語。 一個は河野の前で美味しく頂いた。>>260 甘くて、うまいっす。 笑いながら、彼の言葉に自分のそれを重ねて。
…………残りの一つ。 今食べたら、どんな味がしただろうね?]
(307) 2018/08/26(Sun) 23時頃
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……………あ。
[なんて、思考に囚われていたせいだろう。 方向を変える動きへと、 咄嗟に反応を返せなかった。>>276 そのまま消えていく後姿を、成す術もなく見送る。
思わず立ち止まってしまったものだから。 どすん、と背中に掛かる衝撃に、 ごめんなさいと慌てて足を動かした。 人混みから離れた、脇道へ逸れる頃には、 二人の姿は、影も形も見えなくて―――。
天地とこころは何処に行ったんだろう? そこで何をして、どんな言葉を交わすのだろう? 予想することしかできなくて。]
(308) 2018/08/26(Sun) 23時頃
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[………それでも一つだけ、わかることがあった。
私がこころと林檎飴を食べることは、 おそらくないだろう。
見上げた月の光が、やけに眩しかった。]*
(309) 2018/08/26(Sun) 23時頃
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[いつの間にか、川岸まで下りていた。 気付けば目の前では、神社の息子?だっけ。 彼が何か話していた。>>280
もしこころがその場に現れれば、 私は笑って言うだろう。 ―――ごめん。 スマホ、塾に忘れてきちゃったみたいで。 連絡取れなかったんだ。
………河野辺りが聞いたら、 すぐばれたに違いない。>>165
私は親友に、"嘘" を吐いた。]*
(318) 2018/08/26(Sun) 23時半頃
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一人で行けるから大丈夫! そんなわけだから、そろそろ帰るね。 ・・・ また、明日ね?
[何やら起こった騒動は、 きっと私の与り知らぬところ。
知らない振りをしてくれたのなら。 私はそれに甘えてしまう。>>352 花火を見た後は、手を振って解散した。>>354
家に帰って、化粧を落として 試験に備えてテキストを開く。 ベッドに横たわり、 瞳を閉じれば――― やがて *朝が来る。*]
(356) 2018/08/27(Mon) 00時半頃
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