97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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[駒鳥の脆く儚い音色は、硝子の鳴き声を最期に完全に途絶えた]
ゴートリンゲンの旋律が解けた……。 ロバート様の死を以って、音律に終符が。
――音域天使《メロディ・レンジェル》達がその力を結集して封印した。 太古の中に隠匿されし、ゴートリンゲンの音律《コール》。
不完全百合天律…≪リリスコール≫は…鎮まった。
[駒鳥の舞い散る、硝子の残響は、不快を催す雑音の筈なのに。 最期に響いたのは、生命の気を伴う様な、魂までも聴く者の心を掴み軋ませる。 そんな、不完全な不協和音だからこそかも知れない、音色だった]
(1) 2013/10/04(Fri) 02時頃
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[周囲を照らす、浄罪に焼き尽くす光。 堕ちた駒鳥を前に、今演奏は、オルガンの音色を残して微弱に休幕を降ろしていて。 助けに行くならば、今しかない]
…………ッ
[聖堂の十字、随分と危険極まりない場所だが。 チェレスタを救出する事を優先する為に、少年は様子を窺いつつ、チェレスタの元へ近づくべく]
(2) 2013/10/04(Fri) 02時半頃
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[浄化の旋律を模した、福音の賛美歌。 処刑《エグゼキュシオン》の毒奏。
世界を滅びの零へ帰す、絶望に彩られし渇愛の葬送歌が響く。 そして、毒奏は独唱にも転じ、他の旋律を否定する。 頭が痛い。 優しき、安楽死の処刑執行の旋律が、少年の脳を酷く軋ませる高音として襲い掛かる。
チェレスタを救出すべく追い求めながらも、その音律の波動に襲われ。 度々、その歌に抗う為の旋律を力強く口ずさむ]
(15) 2013/10/04(Fri) 03時頃
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यारासेनाइ कोनोसेकाइनो 《世界はアリアの舞台には広く》
ओरेनोउतामो दारेनोउतामो 《世界は幾億物の音楽で満ち溢れて》
ताकाकुहिबिकिवातारु कोनोसेन्रित्सुओ 《果てに漸く協奏に響く空の高さを知る――》
[この詩も、何処の旋律も、否定は出来ない。 喩え雑音《ノイズ》の様にしか思えなかったゴートリンゲンの音色でも。 あの散り際に鳴り響いた、硝子の風花を思えばこそ、その歌は流れて。
重なりを覚える《指揮存在》の意思に、鎖は緋色に響き]
(16) 2013/10/04(Fri) 03時頃
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[《奏者》を無くし《調律》を無くし、その天使の声の途切れた音色の器。 ゆらゆらぁり、酷く不安定に、十字の角でその身を揺らす。 少年は屋根を目指すべく、駆け出しながら、緋色の鎖に唇を]
(21) 2013/10/04(Fri) 03時半頃
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[天から落ちた駒鳥。否、ロバートの最期の奏でを想い。 死したイーシュ。森と潰えたのだろうか、黒曜の男を浮かべ。
滅びの歌に抗いながらも、何か苦しげな表情を少年は浮かべながら。 軋む、十字架が折れるより前に頼む、と壁を廻る植物にも手を出し、屋根へ]
(24) 2013/10/04(Fri) 03時半頃
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[物憂げに伏せる表情、しかし、掠れた声で、《聴こえた》一語の歌。 物思いを置き直し、少年は十字架軋む、屋根への最後の道を登り切る]
――チェレスタッ!!
[教会の天井、いや頂上に聳える十字架。 恐ろしく随分とした不安定な状態、そこに揺れる身体。 身を乗り出し、下を眺めず、痛む損傷抱えたチェレスタの身体へ、大きくその腕を伸ばした**]
(31) 2013/10/04(Fri) 04時頃
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[伸ばした腕は、足を掴むのに心許無い。 チェレスタの手足は自由なのに、無理に動かせばスータンが裂ける。 然し、目一杯伸ばされる腕と腕が、後少しで繋がろうとした時。
ぎぎきゃ、めぎぎぎ。
限界を迎えた十字が折れ、チェレスタを不安定ながら宙に固定したそれは潰え。
聖堂の空に、朽ち果てし聖天十字《セイントクロス》が舞う]
(44) 2013/10/04(Fri) 15時半頃
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[宙舞う、十字架と共に、再び落ちるチェレスタの身体。 どれだけ腕を伸ばそうとも、決して届かない位置]
――チェレスターーーッ!!
[だから少年は、躊躇いも迷いも無い、強い瞳のまま。 翼も失いその身体で。
屋根を強く蹴り、聖堂の宙を、飛んだ]
(45) 2013/10/04(Fri) 15時半頃
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[宙空で、少年はチェレスタの身体を強く捉えた。 両腕で抱き締め、その傷つき繊細な、音色の器を壊さぬ様、護る。 壊すまい、と旋律の泉たるその身を、包み込み、守護する。
そして少年の身体は、チェレスタ共々、倫敦の天に躍る]
(46) 2013/10/04(Fri) 15時半頃
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[大地に近づく身体。 何故だかはらりと零れた、透明な雫。 だけど夜色の髪は短くて。 空に棚引かない。
何時か何処かで知りえた気のする光景。
だけど、舞い散る旋律は、終死と絶望の大地なんかじゃない]
(47) 2013/10/04(Fri) 15時半頃
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[楽曲の運命は、旋律の展開は、大きく関与され動き出した]
――わ、ぷっ!
[唯であれば地面に叩き付けられるその身体。 チェレスタを抱き締めた、その身も丸ごと受け止めたのは。 聖堂から伝う、生命に溢れる護りの蔓。 護る者失くした蔓茨が、生命の躍動と共に、蔓の中確かに二人を受け止めた*]
(48) 2013/10/04(Fri) 15時半頃
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[腕の中、壊す物かと大事に抱えたチェレスタ、音色の器は無事。 薄く細く、耳元で、アルトを呼ぶ声が聴こえた]
ああ……この、バカ。
なくな云って、何でないてるんだよ。
[涙を純粋に受け取る、幼くも柔らかい心と指が、目尻に触れた。 そのチェレスタの頬こそ、却って濡れてるのに]
(64) 2013/10/04(Fri) 22時頃
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怪我は無いか?身体の具合は。
ああ、勿論、かなり消耗したみたいだから。 後は任せて、ゆっくり……。
[休み回復しろ、と云おうとしたのに。 音の色を、旋律を求める本能が少年に求めたのは、調律]
(65) 2013/10/04(Fri) 22時頃
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[調律と楽曲の導きを受ける《楽人》にして、《指揮存在》を有する故に、更に其処から幾つ物の旋律を導く役割を負う自分なら、もしかしたら。 考えれば考える程、セシルの告げた表現はこの上なく的確]
本当に、チェレスタに出来るの? 最後まで、どうしても歌いたいの?
[ノイズだらけの、擦れた声、未調律だけで無く、既にチェレスタと云う《楽器》その物の消耗を感じるのに。 搾り出す声色は明瞭。意志は、決して弱くない]
(66) 2013/10/04(Fri) 22時頃
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……下まで、降りれる?
[二人分の重量を受け止めた植物そのものに手を掛けて慎重に。 まずは正しい足場に辿り着いてからと云う様に]
(67) 2013/10/04(Fri) 22時頃
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[そう前の言葉では無い、そうだ。繰り返される言葉]
やらなきゃ、わからない。 『やらなきゃ、かわらない。』
…………そうだったな。
[喩え出来そうに無い事、空に憚る翼がどれ程大きくても。 今少しでも、この身に出来る事を為すべきだと。 そう自分で告げた言葉を思い出して、苦笑気味に瞼を閉じる]
(76) 2013/10/04(Fri) 23時頃
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――歌おう。皆で奏でる、交響の旋律。
[強く明確な意志を持つチェレスタの瞳を緋色が見詰めた時。 左腕に誇るキズナの鎖は、強く輝きを放ち始める]
(77) 2013/10/04(Fri) 23時頃
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[鈴の音が、本物の音色を見失った、歪な救いを搔き鳴らす。 そして抗う様に響く、負を赦し、慰める希望と愛の唄]
" 世界は安息で満ちている "
" 世界は喜びで満ちている "
" 世界は祈りで満ちている "
[蔓とチェレスタを確かに掴みながらも、不安定な足場でも歌う事は出来る。 そして指揮存在は、ほら、歌おう?と優しく導く様に。 強く意志を抱え始めた、チェレスタの背中へその手を優しく携えた]
(85) 2013/10/04(Fri) 23時半頃
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[滅びと誘いの歌が、チェレスタを再び惑わせ様と流れる。 だが、彼の意志は、大丈夫だ。 ひとりでさえ無ければ。 皆と、誰かと共に居るなら、折れる意志はきっと。
聖堂の壁を崩す毒奏が、全身を振り回す様に劈く。 《未調律》の毒素に耐える様、耳を塞ぐチェレスタの耳に優しく。
歌い上げる旋律は、囁く様、小さく。 そこから再び立ち上がり出す様な、微かな、然し確かな灯火の旋律]
(86) 2013/10/04(Fri) 23時半頃
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[崩れる壁、そして少年達を支える蔦も共に崩れ始める。 だが、もう其処は地面の、足場のすぐ近く]
……恐ろしいのか? 寂しいのか? 独りで聴こえる歌は、この詩が悪魔の声に聴こえる?
[安全にチェレスタと共に地面に降りた場所で。 空でその白き穢れの翼を震わせる天使に、呟き掛ける]
(94) 2013/10/05(Sat) 00時頃
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毒奏の空はどこまでも広くは無いんだ。
響き渡る旋律に、応え掛ける歌はどこにも無い。 それは孤独と云う名前の、寂しげな旋律の檻。
(95) 2013/10/05(Sat) 00時頃
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本物の、光の味を君は覚えてる? 旋律の檻を切開く、手の温もりはどうだった?
――懐かしい昔を思い返す。"ふたり"の旋律を覚えてる?
(96) 2013/10/05(Sat) 00時頃
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[ ―――― カ ァァアアッ !! ]
[『アルト』の旋律は安らぎの旋律。生ける者にも死せる者にも等しく寄り添い、包み込む抱擁の音色。 だからこそ、《奏者》の色を未だ強く残す《指揮存在》の導きは。
懐かしい過去、死せる魂の旋律も呼び覚まして。
強い意志が織り成す、キズナの証が、強く輝いた。 その鎖が宿された時の様な、柔らかな夜色の煌きを棚引かせて]
(97) 2013/10/05(Sat) 00時頃
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――ねえ?君も共に謳おう。イーシュ。
懐かしい過去の光。 ふたりで広がりゆく空の広さと優しさ。 旋律の"再現部"を、今もういちど、俺達で…。
[少年は"彼女"ではない。然し、キズナの証は確かに覚えている。 遠い日の旋律を思い起こしたその時。
少年の周囲に巻き起こる、黒き片翼の羽吹雪。そして]
(98) 2013/10/05(Sat) 00時頃
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[力強く美しい《テノール/ﺗﻴﻨﻮ ﺭﻭ》が何処からとも無く流れてきた]
" 月が綺麗と人は云うけれど " " 誰も美味しそうとは云わないのね " 《" お日様は暖かいと人は云うけれど "》 《" 誰も寂しそうとは云わないだろう "》
[夜の少女は月と星を謳う。黒の少年は陽と雲を囁く。 すぐ隣で響き合う、歌と歌。誰かが傍にいる、そんな旋律の美しさが。
白き天使に、柔らかく包み込む様響き掛ける]
(100) 2013/10/05(Sat) 00時頃
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"あの星屑はどんな味" 《" あの雲の行方を誰が知る "》
"ねえ私をあの夜空まで連れてってよ" 《" ねえ私と空の彼方まで飛び立とうよ "》
"夜空の向こうと銀河の果てに" 《" 青空の果てと海の境界に "》
≪ " 君となら " ≫
[手は、破壊と滅びの毒奏響かせる、鈴鳴りし白翼の天使に。 差し伸べる手の様に響く旋律は、強く柔らかく。 独りじゃない。夜と黒が奏でる、独立の二重唱《デュエット》を届ける]
(101) 2013/10/05(Sat) 00時頃
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―― " किमितोनारा《キミトナラ》 " ――
(104) 2013/10/05(Sat) 00時頃
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[毒奏を包み、そして手を差し伸べる、夜と黒の二重唱を導き。 少年は、辛うじて、辛うじて完全崩壊を免れた聖堂の有様を見回してから憮然と]
……よーーーく理解した。
お前、根本的に自分の事二の次なんだな。 この大馬鹿似非神父ッ。
後、お前達どうみても100年目じゃなく1000年目だからな?
[さり気無く、外野から茶々を入れ、彼をひと睨みしてから。 ぱたりと糸切れた様に倒れたアスランの元に駆け寄り、その身を起こそうとした]
(106) 2013/10/05(Sat) 00時頃
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あ、本当に100年ぶりなんだ。つまんないの。 大馬鹿は――自分で考え… ……。
[白色化けネズミ…基、道化師《アルレッキーノ》の言葉に動きを止め。 抱き起こすアスランの肉体。不意に鼓動や温もりを確かめながらも、詰問に追従する眼差しを向けた]
(112) 2013/10/05(Sat) 00時半頃
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"アスラン"は、今何で倒れたままなんだよ。
[いばる白ネズミに、イラっと殺意を覚えながら鋭い視線。 《総譜》や《作曲者》と呼ばれる名称、存在の意義。 《指揮存在》である彼にも近い何かであるに想像は難くないが。
正直、《コンデンス》と同じ扱いにも聴けてしまう、アスランを示す言葉に、悪でないにせよ、白ネズミへの不快を正直に抱いた]
(119) 2013/10/05(Sat) 01時頃
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[黙秘行使。理由も明かさない白ネズミ――おどけた道化師。 何が目的かも、何をするつもりかも解らないが。 確かなのは、何も動かなければ"アスラン"は目を覚まさない。
唯、少年は、そう。 表の面皮上で笑いながら、桃耳引っ張りおでこグリグリと戯れる様に脅す彼の事を、そう。 やっぱり優しくて甘いな、と]
(125) 2013/10/05(Sat) 01時頃
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……は、ヴィエルジュに? 流石に冗談だろう?
[だから少年は、目覚めない"アスラン"の身体を包む様に抱き締める。 大丈夫、いざとなれば彼も理解する。そんな確信と共に]
(126) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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どうしてもなら…三つ巴なんて俺は悪くないけど?
[可能か否かも不明、然し今この身体はアスランの物だから。 "アスラン"を目覚めへ導く為に、キズナの鎖が光を帯びだした。 行動的な脅迫、旋律の準備、鎖は光《指揮者》の導きが微かに揺れる]
(127) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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[勿論、半分以上は本気だが、期待も含めても恫喝。 これまで、幾つか存在した道化師の助けを否定する気は無い。 だが、アスランを、そしてセシルを蝕む糸を解こうと思う意志も確かに存在し。 チェレスタは大丈夫だろうか。蔦葉の影の姿に、窺う様にその視線を向けた]
(128) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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オスカーは、そして何よりも備える、白翼の天使は――幾つかの崩れた空を仰いだ
2013/10/05(Sat) 01時半頃
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――――……。
幾つか釈然としないけど。 化けネズミの《作曲者》としての存在が、分割されてる。 其処までは、大体だけど理解した。
肝心の処は、結局お前云わなそうだけどな。
でもお前本来の身体はどうしたんだよ。 お前、コイツと似た立場なんだろう? 何で、アスランやセシルや。
別に心を、魂を持ってる奴らを巻き添えにするやり方なんだよ。
(131) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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俺には関係ないよ。 お前が、世界の楽曲にも重要な存在なのは解る。 少なくとも、俺独りよりはずっと圧倒的な奴なのも解る。
…でも、アスランやセシルは、お前の玩具《コンデンス》じゃない。 人形見たいに、二人分の旋律を玩ぶ様なやり方は。 喩え、お前の旋律が、あいつの様な"毒奏"で無いとしても。
(134) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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――俺はそういうのはキライだ。
[最後の言葉と共に向けた強い眼差しは、白ネズミで無く。 悠久の時間を導く指揮存在である、彼の意志を確認する様に手向けた]
(135) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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――…………。
[再び白ネズミを視、重なる視線の交錯、敵意にも似た程視線を強く。 何もかもを好悪のみで語り切りは出来ない。 理解できる程には子供で無い。 納得できる程には大人で無い。 悠長な時間は無い。作曲者の思う場所も伝わる。 悩む様、無言で白ネズミに優しくない視線を向けて暫くした頃]
(141) 2013/10/05(Sat) 02時半頃
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……何もかも事が済んだら。
元の時代、元の場所。 在るべき場所に在るべき魂。
アスランもセシルも、元通りに戻す事、それだけ約束できる?
[指揮存在の導きを振るいかけた鎖は鎮まり。 伏せた表情での言葉は、割切れない様子がまだ浮かんで]
(142) 2013/10/05(Sat) 02時半頃
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――それが出来そうにないなら。 せめて…
[腕の中、抱き抱えた身体を包む力が、その時少しだけ強く]
(143) 2013/10/05(Sat) 02時半頃
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オスカーは、鼠に問いかけたが、その時既に白鼠は眠りついていたろうか
2013/10/05(Sat) 02時半頃
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[会話の一部始終までは、大凡理解出来ていない。 然し、アスランを知らないのだろうか、チェレスタは、"セシル"を案じて問いかけてきて]
……大丈夫、あのネズミが寝たなら。 多分、もうすぐ目を覚ますはずだから……。
[不安を感じてるだろうか、安心させる様にそう教えたが。 釈然としない表情は少年もまた同じで、その身体を抱えたまま]
(144) 2013/10/05(Sat) 02時半頃
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[そして少年は視線を、見守る彼と再び重ねた。
緋い瞳は、云いたい事を幾つも抱えた侭でいる。 だがこれ以上は状況も、そして楽曲の旋律にも赦されないだろうと感じた。 だから今はもうそれ以上、少年は何も云う事は無く。
今、本当に為すべき事は、ひとつ。 皆で奏でる交響の旋律を歌う。毒奏による滅びを包むため。 空に瞳を向ける事だけが、今やるべき事だから]
(145) 2013/10/05(Sat) 02時半頃
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[世界に溢れる“幸せ”の音]
[世界に溢れる“優しさ”の音]
[世界に溢れる“慈しみ”の音]
[嗚呼、世界はこんなにも“美しい”]
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[みんなで居れば、嬉しい、そして歌える。 生を伝える心臓の音色、温かい身体を感じながら]
――うん。お前を調律《なお》すよ。
最後まで、調律《なお》すから。 歌おう。
[調律の半分は済ませた、その音色は、囁く様な小さな夜の瞬き。 手に届かない高さに煌く物に触れる為の、ささやかな旋律。 包んだ腕の中の身体から、微かな身動ぎを感じたと、同じ時]
(165) 2013/10/05(Sat) 20時頃
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[Call your name《なまえをよぼう》…
右手に生まれた、指と指が絡み繋がるぬくもり。 繋がる意志の声、想いとして願い。 身を寄せ、すぐ近くにあるチェレスタと、思いが繋がる]
(166) 2013/10/05(Sat) 20時頃
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[流れ込む、溢れ出す、染み渡る様に共鳴《シンクロ》する]
(167) 2013/10/05(Sat) 20時頃
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[沈み渡る。流れて来る。 深化する意識の奥から流れる、遠い遠い記憶の旋律と柔らかな賛美歌。
勢いは奔流の様に、なのにあたたかくも切ないメロディは漣の様に繊細で。 欠片と断片は、やがて少年に教えた。
一際あたたかな煌きを放つ、老女が唇を動かし吹き込む魂の刻みを]
(168) 2013/10/05(Sat) 20時頃
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[右手を絡み合わせた先には、柔らかくはにかむひとりの"少年"。 まるで、欠片に宿る、"母"の微笑とそっくりだ。
残る左腕で覚醒めたセシルが、そこから離れる。 空いた左腕はそしてゆっくりと断片の想い出を思い起こしながら。
その黒髪を優しく撫でながら]
(169) 2013/10/05(Sat) 20時頃
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[撫でる黒髪に隠れた額に、そっとあたたかな口付けを贈る。
包み込む様に髪撫で、紡がれるのは子守唄の様に柔らかな歌。 最後の《調律》を仕上げる、鼓動と覚醒の歌]
(170) 2013/10/05(Sat) 20時頃
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" ぽぉん………… "
" 楽しい夢 優しい夢 それとも悲しい夢? "
" 君の夢をどうか歌ってよ "
" 晴れ渡る青 星の煌く夜 それとも灰色の雲? "
" 君は今日の空模様をなんて奏でたい "
" ぽぉん………… "
(171) 2013/10/05(Sat) 20時頃
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" ぽぉん………… "
" 夢が響いている 月の綺麗な空 "
" 夢が醒めて仰ぐ 陽の眩しい空 "
" ねえおはようの君 どんな至上の歌を聴かせてくれる? "
" 君の歌はきっと 果てない天空にも手が届くよ "
" ぽぉん………… "
(172) 2013/10/05(Sat) 20時頃
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" …そらの様に 広く美しい名前が心にあるなら 君の心は きっと至上の旋律を 歌えるね "
(173) 2013/10/05(Sat) 20時頃
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セレスト-至上の天空-
[Call your name《なまえをよぼう》。 君の中で美しく煌く、大切な君の名前を。 太陽にも星々にも負けない、あの人から貰った君だけの名前を*]
(174) 2013/10/05(Sat) 20時頃
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[そう感じる心が無かったから]
[天使には、人の心は不要だったから]
[心を封じ、檻に閉じ込め。
歌うこと以外の意義を与えられなくても
そこに苦痛は存在せず、ならば間違ってはいないのだ]
― 世界創世記5XXX年 ―
[旋律が乱れたのは、たった一つの過ちが原因だった。
いつからだろうか、同じ《音域天使》として
共に在る時間の増えた相手が居た]
[彼は何故か、時々“悲しそうな顔”をしていた]
[ある時彼はこう言った]
“外に出よう”
[その意味が分からなかった]
[手を取って走り出す]
[何故かとても、胸の奥が熱い気がした]
[封じられたはずの心が早鐘を打つ。
それは端的に現すのであれば、高揚と呼ぶに相応しい。
天使にはその理由が分からなかった。
ただ、自分よりも一回り大きな手の温もりに、
何故か息が止まりそうだったのを思い出す]
[二人で走って、走って。
見たことのない扉を潜り抜け、
ひたすら駆け抜けたその先に]
[本当の世界は広がっていた]
[それはあまりにも、言葉にするのも
おこがましいほどに美しかった]
[広がる空も]
[吹きつける風も]
[鳥たちの囀りも、何もかもが美しい]
[それよりも何よりも美しいと感じたのが、
隣で微笑む彼だった]
[言葉の代わりに溢れるものは涙]
[分からない。なぜ涙が零れるのか。
何故こんなにも胸が苦しいのか。
なのに何故、すごく温かい気持ちになるのか]
[真っ白だったはずの封じられた心が
愛情を覚えてしまったその時に
なにもかもが、狂ってしまった]
|
[ 至上の天空――セレスト。それが彼の魂を育む名前の音色。 正しき名前は、違和感無くセレストの心に沁み入り。 チェレスタと云う旋律の器の《調律》を完了させる、最後の音《鍵》となる。
さあ、歌えるか?
やがて重ねた右手を解き、セレストを共に導く。 歌う為、清らかな筈の、純白の翼の暴走を圧し留める為に]
(188) 2013/10/05(Sat) 21時半頃
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|
[最早、世界の浄化と云う表向きの大命も取りこぼした様に。 世界中へ向けられる破壊の音色は。 凝縮、聖堂に襲い掛かるが。
調律を終えたばかりの天空の音色。 破滅と崩壊と絶望を、天空へ巻き上げるその旋律は。 少年の頬に、ざっくりと緋色の線を刻んだ程度に留まったが。
その時、崩壊するステンドグラスに照らされて舞う、紅い飛沫が視界に映る]
(189) 2013/10/05(Sat) 21時半頃
|
|
イ ――――ッ!!
[声奏でる喉笛をザクリと切断されたに等しい苦痛を感じた。 来る衝撃破、切裂かれる蔦と共に綻ぶ聖堂の壁石が、脇腹を掠める。 叫びそうな衝動を、短くない硬直とほぼ無音の叫びに変えて、数秒]
…… …… …………。
[察するに限界のある激痛を抱えて尚パイプオルガンに這う姿。 助け起す事、逃がそうとする事は少年にも出来る。 然し。
今《楽曲》に求められている旋律のメロディは それではない]
(191) 2013/10/05(Sat) 21時半頃
|
|
[胸部が切裂かれ、皮肉にも取り出し易くされたスータン。 其処から現れた細長い物は。
――――木の枝?
いや、"枝"と表現するのには美しく整いすぎている。 楽曲を奏でる全ての旋律の中。 唯ひとりのみに壮麗なる資格を赦されし物が手に出来る。 そう、それは指揮棒《ワンオン・コールタクト》]
(194) 2013/10/05(Sat) 22時頃
|
オスカーは、イアンが聴かせる静寂の1小節と、唇に指揮棒を当てる姿に、唯じっと彼を見守る
2013/10/05(Sat) 22時頃
|
『 』
[それは柔らかく訪れた静寂の空白。 眠りを妨げる物無き夜の深さにも似た、思案の時間。 その静寂で、耳を澄ませる事も、瞳を広げる事も]
(197) 2013/10/05(Sat) 22時頃
|
世界はあまりにも美しくて
世界はあまりにも眩しくて
私は知ってしまったんだ
自分の居た場所がどれほど仄かったかと
|
[至上の輝きを帯びて視える、聖堂から覗く天空から。 光の粒が、羽の形を模してふわりふわりと落ちてきた。
鼓膜を優しく震わせるのは、世界に満ちる光の音色。 薄い、薄い羽は硝子の様に、世界に広がる景色を映す。
そして、恍惚に酔う様な薔薇色の頬と旋律を奏でる唇で奏でる。 天空から奏でられる天使の声《チェレスタ》の、微笑の音色は。
――――うつくしい!!]
(214) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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[滅びの音は、静寂と共に微風の様に弱まる。 前後して奏でられるのは、至高の空。 そこから響く、もうひとりの光の天使が鳴らす、生命の歌。
オルガンの音色、白き天使にも語りかける声。
まるで、新たに生まれた天使の福音の様に音色は響く]
(220) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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[囁く様流れる、ピアニッシモの旋律。 そこにあらゆる旋律を導く《楽人》の黒光は煌きだす。
懐かしい過去、遠くの想い出。
沢山の優しい記憶を思い出すその旋律に重ねる様に。 何処からとも無く響いてくるのは。
硝子を叩く様な駒鳥の翼と囀り。 そして、小鳥を求める、小さな獣の生の歌蓮が、ささやかに]
(224) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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[それは遠い昔巡り逢えた瞬間に溢れた、喜びの狂奏曲]
" きみに、あいたい…… "
[それは彼ら、それらが別たれ嘆いた、悲しみの独唱曲]
" 手を離さないって 伝えたかったのに "
[孤独に蝕まれ歪み捩じれても、誰もほんとうは変えられなかった様に。 アリアの空で、寂しく響き続けていた、狂想の夜想曲]
[最期の時まで、決して変わらずにいた、二人のほんとうが奏でる音色は]
(226) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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" もう いちど " " きみに "
(227) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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―― " अइताकाता《アイタカッタ》 " ――
(228) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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[囁く声に思い出してごらん、懐かしい記憶を。 やさしいほんとうを。
誰の胸にも流れる、確かな旋律。
思い出して、口ずさむだけでいい。 このうつくしい世界へと飛び立てるのだ。 囁く様な、そんな音色を最後に重ねて]
(229) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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[すっ、と掲げ輝きを放つのは。 音と音を結ぶ、キズナの光。 楽曲導く指揮者に並ぶ、《楽人》の光が、少年から煌き。
歌おう 皆で
届く光は、聖堂を突き抜けて空へ。 倫敦の空、世界中の旋律が流れる空の下にまで届いてくれる事を祈りながら。 沢山の《奏者》を導く光と共に、《楽人》の少年は――]
(232) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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フィナーレは…… どんな楽曲にするの?
[優しい記憶の囁きが静かに鎮まるその後に。 少年は導きの緑を確かに握る《指揮者》に問いかけた。 彼が振り上げるタクトを心待ちにしているように]
(233) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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オスカーは、セシルの傍らから、ほぼ同様の責める視線を彼に向けていた
2013/10/06(Sun) 00時頃
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後で、覚えてろよ。不治馬鹿似非神父。
[施し様の無い言い草をぼやく彼に、心底キツい視線を。 額に口付けた時、少し圧力が増したのは気のせいか如何か]
(247) 2013/10/06(Sun) 00時頃
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世界交響詩《ユグドラシルファンタジア》 《世界は光で満ちている》
――――OK、何時でもどうぞ。
[笑う似非神父の…イアンの表情に怒りの視線も控え、呆れた様に笑いながら。 胸に手を当てる。世界に奏で渡る交響詩を導く、旋律の為に]
(251) 2013/10/06(Sun) 00時頃
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