266 冷たい校舎村7
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―― シャワー室前 ――
[女の子が風呂に入れないのは 馬鹿な野郎にだって死活問題だとわかる。 ので、よかったね、って目を細めて>>2:572
馬鹿も風邪引くよ、という言葉に苦笑いして それから、通り過ぎた四月一日に少し思いを馳せる。]
随分昔のことになりまして…… ねえ。懐かしい。
[話していた内容がどうとか、関係なく 俺たちはそれを思い出話として語る。>>573 何で笑ってるかって? そんなのは知らない。]
(0) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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そーお? ありそうだなって思ったけど。……ふっ、やーだもー
[見たことないか、って俺はひとりごちて 肌をなぞる指先を見下ろす。 白い指先に赤い痕。なんだか血でもなぞっているよう。 くすぐったくて少し唇をゆがめた。
その指が、ぐ、と強く、痕を押す。 ――ちかりと慣れた感覚が頭に閃く。
「いたい?」と聞かれたので、俺は習性のように]
(1) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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あはは、全然痛くない。 平気。ありがと。
[ただ、ひとでなしめいて明るく笑った。 だから、触れたその指先から もしかしたらひとでなしの菌が、なんて 小学生じみた話も、あり得てしまうのかもしれない。
俺はふらと歩きだす]
シャワー、早めに使ったほうがいいかも。 混みそう。
[宮古とすれ違いざま、俺はそういう言葉を渡して ふらり、ふらりと教室へと帰っていった。]*
(2) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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[せわしなく動く目が綺麗だった。
器用な指先で衣装を紡いでいる姿が可愛らしくて
いつも華やかでクラスを彩っていた、
灰谷彩華。
あなたもまた、文化祭に欠かせないひとだった。]
お母さんと仲良く、できるといいよな。
[センスのいいお母さん。
本当にお母さん? その事実は、きっと俺は知らない。
だけれども、曇天に広げてみせた傘の色に
決して愛がないとは思わない。
だから、ちゃんと覚えてるよ。全部。]
[大きな背中が印象的だった。
大黒柱、って言ったら、喜ぶのか、嫌がるのか
俺はわからないけれど、
けれど確かに、あなたはクラスの支えだった。
宇井野 堅治。
たまに見せるギャップが可愛らしかった。]
いい奴。あんまり気に病むなよ。色々。
[揺らぐことのないあなたの、心の内側を
それこそ花のような繊細さを持つ心を
俺は知りえないわけですが
ひとつ言うなら、最後に見かけたあなたの背が心配です。
内装チームの仲間より、包帯を巻いた猫に愛を込めて。]
[二人の終幕に切れないシャッターを切って、
また二つ、この世界は満たされる]
あはは。
[*早くみんなとまってしまえばいいのに*]
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[ページを捲る手を止めて、空を見ていた。]
(3) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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[ぽつりぽつりと雨が降る。 灰色の雲が空を覆っている。 窓際に吊ったてるてるぼうずを一目見てため息をついた。
古いリビングで、俺は中学校の宿題のために 理科の遺伝の項目をぺらぺらと捲っていた。
目の前を母さんが歩いていった。 老けてきた顔を化粧で整えて、 小さな、こぎれいな鞄を持って、 こんな雨の日にヒールを履く。]
母さん。
[呼ぶとびくりと細い肩が跳ねた。 馬鹿だなあ。って俺は思う。 母さんがどこに行って、何をしているかなんて 俺はとうに知っている。]
(5) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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[知らないのは今日も夜遅くまで仕事に行って 家を守っているふりをしている父さんくらいだ。]
晩御飯、つくっておくな。
[俺は笑いながら、 「いつものように」 呪うような言葉を投げかけるのだけれど 「いつものように」 それでもあなたを愛していると示すのだけれど
母さんは、俺の態度に父さんを見て 「そうね」と頷くだけ頷いて、出ていってしまう。]
(6) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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[昔はこうじゃなかった。 母さんが父さんに愛想を尽かす前は、 俺がまだ子供だった頃は、 買出し以外にめったにどこかに出かけもしなかった。
だから俺はまだ期待している。 いつか元に戻ってくれるって。 壊れたものも元に戻るって。
ねえ、その膨らんできたおなかから何が出てくるの? この家は背が低くてしわがある枝豆だったの?
認めたくないから、 笑って「いつもどおり」を保ってた。]
(7) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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[俺は笑って、もういちどてるてる坊主を見た。 はやく晴れればいい。
たろの墓参りにもいけやしない。 公園で遊ぶことも難しければ ひまわりを見ることさえできやしない。
……早く夏がくればいい。]
「…………ああ父さん? おかえり。 晩御飯、俺がつくったんだ。 母さんの手伝いをしてさ。 母さん? 疲れて吐き気がするんだって。 部屋で寝てるよ……」
(8) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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[人はいつか壊れるもの。 家はいつか壊れるもの。 縁も情もいつかは。
生きていることに価値などないのだから
願うことは、ひとつ。]
(9) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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「君たちの事が好きでした。」
(10) 2019/06/12(Wed) 00時頃
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―― 小さな変化 ――
[3年1組の催し物は何だっただろう。
何であったにせよ、 4階に映し鏡のようにある3年1組の部屋では 机も出店もなく、 人くらいの大きさの無数の人形が天井から吊られている。
はりぼてじみて真っ白な人形たち。
男の人形はさほど着飾っていないのに対し 女の人形はきちんと化粧をしている。
首を赤い縄につながれてゆらゆらと 風もないのに揺れている。 つがいのように*]
(11) 2019/06/12(Wed) 00時半頃
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[「SEND」の文字がどうしても押せなかった。 だから――きっと、あの「迷惑メール」は 現実世界じゃ届いちゃいない。
ガレージから見つかったのは、 腹に刺し傷のある血まみれの俺だけ。
挨拶もろくにできなくてごめん、って 意識があったら、言ってる。]
(25) 2019/06/12(Wed) 01時頃
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―― 3年7組 ――
[宮古とそれから何か話しただろうか。
やがて俺はひょっこりと、3年7組に顔を出した。>>23 高本にいわれるままに寝支度を手伝って いくつか増えた黒板の文字に目を遣りもしたはずだ。]
はーい。 あれー? ういのと灰谷はー?
[って、俺は暢気だけど少し心配そうに口にする。 けれど、保健室で寝てるのかも、といわれれば たしかに、そうかも? と思い直して>>24 疑問が頭をもたげる前に、俺は眠りに就いたんだ*]
(26) 2019/06/12(Wed) 01時頃
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[隠さないと、ばれちゃうでしょう。 可愛そうで可愛くて憎らしくて馬鹿なあんた。 叫びも笑い声に変えて、 誰かを支配したがる仕方ないあんたを守ってあげる。
なあ、――?]
(68) 2019/06/12(Wed) 07時半頃
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―― 昨日の事 ――
あでっ
[ぽこん、と何かが頭に飛んできて当たった。 そのときは、痛くもないのにそんな声がでた。>>39 なになに、と転がるものを見れば そこにあるのは包帯だった。 俺はぱち、と瞬きして宮古を見る。]
え
[嘘? って俺は聞こえた言葉に思わず聞き返して、 それから、呆れられたように、 あるいは許されたように>>40 放たれるもう一言にまた瞬きをした。]
(69) 2019/06/12(Wed) 07時半頃
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……案外だませるからいーの。
[思わず拗ねたような口調になったのが 自分でもおかしいな、と笑い]
どういう風の吹き回しやら、女王様。 ありがとう。
[素直に感謝を言葉にして、包帯を拾い上げる。
そうしてひとつ立ち止まり、 何も言わずにそこを立ち去った。 後でこっそり、腹に包帯を巻いた*]
(70) 2019/06/12(Wed) 07時半頃
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「離れるのが怖いから、先に捨てられるのか 単純に飽きたから捨ててしまうのか そんなの俺は知らないよ。
ひとつ分かるのは、 そういう人たちは寂しがりやってことだけ」
[かわいいだろ? って俺は誰かに笑う。 だからって許せるか、と誰かが口をとがらせるので、 知るか、と吹く夜風に流した。
いぬといぬの会話に、意味なんかありゃしない*]
(71) 2019/06/12(Wed) 07時半頃
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―― 3年7組 ――
[その日の夜は、その場に教室にいた面子に 「4階の3年7組はお化け屋敷だったんだよー」なんて 雑談を、したかもしれない。]
へー。そうなんだ。
[って、俺は軽く高本に相槌を打った。>>41 布団に潜り込んだ俺は教室の広い天井を見つめてる。 あと、フローリングの床がこんなに冷えるなんて ちょっと想定してなかった。
修学旅行。という言葉を聞いて、 ええ? と俺は首をかしげた。]
(72) 2019/06/12(Wed) 08時半頃
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まあ、雑魚寝してるもんな。 なに? また寝てるお前の面に 水性マジックで落書きしてほしいって?
[馬鹿騒ぎはやめろよ、と期待するように振られるので、 一瞬まじで馬鹿騒ぎしてやろうかと思ったが 第三者への被害がすさまじいのでやめた。俺は大人だ。 代わりに軽く小突いておいた。
暢気なやつ。 って笑って俺も布団に潜り込む。
床が冷たいので、 気づけば近隣にいた蛭野にくっついて暖をとっていた。 その節はすまなかった。……寝てたけど。]
(73) 2019/06/12(Wed) 08時半頃
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―― ・ ――
[最悪な気分で目が覚める。 ふらふらと外に赴いた。
気がつけば3階の家庭科室にいて、 包丁を手にまな板を探していた。
冷蔵庫を開けて食料を見たあたりで、 ……あれ、うちの冷蔵庫じゃないな、って気がつく。]
ええと…………
[親父の朝飯は、作る必要がないんだっけ? ああそっか。ここ違う世界だもんな。 ぱたんと冷蔵庫を閉めて、包丁をしまって教室に戻り、 トイレにいってました、って感じで再び寝なおした。]
(74) 2019/06/12(Wed) 08時半頃
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―― 8時50分 ――
[結局、おきたのは学校がある時と似たような時間で 顔を洗ってから、 柊が持ってきてくれていたらしい食材を 「ありがとー」ってありがたがりながらいただいた。
三度目のチャイムが鳴る頃、 歯磨き代わりに口を濯ぐのが終わって、 教室にまた戻ってきた。 時間を確認すれば8時50分。
保健室に見に行ってくる、と蛭野>>44が言うので いってらっしゃいと見送って 俺もまた歩き出した。]
(75) 2019/06/12(Wed) 08時半頃
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[ごとん、と重いものが落ちる音―― ……がした気がして、顔をあげる。>>577]
…………?
[4階に足が向いたのは、やっぱり、 俺たちの文化祭の出し物がそこにあるからなのかな。 なんだかもう一度見ておきたくなって、 俺は簡単に、4階の3年7組に踏み入ってしまう。
退院を待ち望んでいた病気の女の子。 女の子らしく花を愛でて、人形と遊んで 笑うような、少女らしい日々を夢見ていた、 夢幻病棟の女の子。
彼女のベッドに歩み寄った時、 俺はふと、異変に気づく。]
(76) 2019/06/12(Wed) 08時半頃
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[……マネキンが落ちている。
短い赤毛のマネキンだ。 まるで今ベッドに眠っていたかのように、 ベッドから転げ落ちたマネキンの首元には 汚れた包帯が巻きついている。
誰かに締められたのか、あるいは自分で引っ張ったのか、 わからないけれど千切れてしまいそうだ。
この包帯は、きっと、ぬいぐるみに巻かれていた あの汚れた包帯だろう。 灰谷がアップリケをつけていたことを覚えている。>>1:511]
(77) 2019/06/12(Wed) 08時半頃
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[新品のぬいぐるみを汚さないように巻かれていた汚れた包帯。
現れたマネキンの首元に巻きついた、汚れた、包帯。
痛々しい。と思うことはなかった。 けれど、何かを隠すようだと思った。
まっさらな をかくす、汚れた包帯。 皆包帯の方に目を向けるから、 その下が何かなんて知りやしなかった。 見ようともしなかったんだ。]
(78) 2019/06/12(Wed) 08時半頃
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ここに何かを置き去りにできた? ……痛みは、減りましたか?
[淡々と吐いたその言葉は無意識のもの。 マネキンの頭をそっと撫でて、]
(79) 2019/06/12(Wed) 08時半頃
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……ういの?
[俺はふと我に返り、マネキンをじっと見つめる。
今何をしていたんだっけ。 思い出せないけれど、確かにここはお化け屋敷で、 目の前に宇井野らしいマネキンがあって、――
ベッドの上には、あのしあわせそうな猫が ちょこんと鎮座している。
誰かを待ってるみたいだ。 ……それ、俺じゃないよ。多分。
宇井野らしきマネキンは大きくて一人じゃ運べない。 それに、「いなくなってしまった」事がショックで しばらくそこから、動けないでいた**]
(80) 2019/06/12(Wed) 08時半頃
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―― 朝の話 ――
[本当に久しぶりに誰かと眠った。]
[おはよう、といって鼾以外が聞こえる朝は貴重だった。 眠れた? と眠そうな声で聞かれて、 うーん、だか、あー、だか、>>90 あいまいな言葉を返しながら頷く俺も寝ぼけている。
目をこすってからゆるゆると首を振り、 出ていきがたい暖かさからゆっくりと脱出を試みながら]
(124) 2019/06/12(Wed) 13時半頃
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めし、毎朝つくってんの。 かーさんいねーし。つくっとかねーと親父がキレるし。 くせでおきた……
でも今いらないし……?
[だから戻ってきた、って キョースケにしてみりゃ なんの事だかわかんないことを呟いた。
エネルギーがない背中にもたれかかって、 ねむーい、とぼやいてから、朝の活動を開始する。
言った事の半分も覚えてないし 多分、そっか。って感じの朝だった。]*
(125) 2019/06/12(Wed) 13時半頃
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―― 3年7組 ――
[いつの間にか、傍には高本がいた。 声が聞こえ、肩に手を置かれて、 びくり、と体が震える。
何、と、高本を見上げた俺の目は きっと険を帯びていたけれど
そこに高本がいる、と分かったとたん、 眉を下げて「……悟」って名前を呼びながら 悲しそうな、情けない顔を晒した。]
運ぶのか。 ……うん、そうだな。 このまんまじゃ、可哀そうだ。
悟も、これがういのだと思う?
(126) 2019/06/12(Wed) 13時半頃
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[俺は確かめるように問いかけてから、 無事に帰れたように、という言葉に こう返す]
こうなったら、 この世界から出られたってことなのか? 悟は、世界から出る条件を知ってる? 何のためにこんな痛々しい姿になるんだ? 消えるだけでいいじゃんか。 ホストは俺たちに恨みでもあんのか
…… 死ぬならこんなことしなくていい、 未練がましい
[思った以上に荒い言葉が出て自分で驚いた。 首を横に振って、ぬいぐるみに視線を移す。]
(127) 2019/06/12(Wed) 13時半頃
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運ぼう。 でも。 あいつも、連れて行こう。 ……なんでここにあるかはわかんないけど あれは、ういのが選んだんだ。
[幸せそうな猫のぬいぐるみ。 それが君のマネキンの傍にあったことに、 意味は、ありますか。宇井野。
立ち上がる。 高本が宇井野のマネキンを運ぶというなら それを手伝うだろう。
今運んでいくというなら 猫のぬいぐるみも一緒に引き連れて**]
(128) 2019/06/12(Wed) 13時半頃
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―― 現在:4階の3年7組 ――
本当に? じゃあ、巻き込まなければいい。
[力強い言葉に首を横に振って、 悪意はあるよ、と断定するように言う。 お人よしなんかではない、と思う、と。
それから長くため息をついて、 めずらしく俺をなだめるような高本を じっと見上げて、吐き出された自嘲にやっと笑った。
肩の力を抜く。>>138]
(151) 2019/06/12(Wed) 19時半頃
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……お前は、そうだな、知ってたらさっさと出るか。 早く出られるといいよな。
うん、悪ぃ 冷静じゃなかった。
[俺は首を振って、宇井野のマネキンを運んでいくために 色々と用意を整える。
今動かしていいの。ここに置いておく必要はないの。 しあわせそうな猫を見て、なんとなくそう思ったけれど ここに置き去りにするほうが、ない、な、と思いなおして
俺はマネキンの胸の上に乗った猫を見る。
高本の手が猫の頭を撫でるのを見下ろしながら マネキンの足をもち、体育館まで向かう。]
(152) 2019/06/12(Wed) 20時頃
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……。
[ついと伏し目がちだった視線を動かす。
高本の目を見て、>>143 いつもどおり「なんだよ」、と、笑い飛ばした]
(153) 2019/06/12(Wed) 20時頃
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あったりまえじゃーん。 さっさと帰って暖房の効いた部屋で かまくら大福食いてーわ。
……ここから出たら ういのも相原もいんでしょ。
お前帰ったら何する?
[世間話みたいにそんなことを言って気を晴らす。]
(154) 2019/06/12(Wed) 20時頃
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[普段俺に気を使わない高本だもの、 気を使っていることなんて全部つつぬけだ。
傍から見て俺はおかしいのかな?
わかんねえし、あんまり興味がないから 取り乱していた俺は、すぐにいつもどおりの養拓海だ。]
……そういや、ああ。 灰谷さんとヨーコねーさんは大丈夫なのかな
[話題を切り替えるように、 昨日教室に見えなかった人の名前を出して*]
(155) 2019/06/12(Wed) 20時頃
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帰りたくはないなあ。
さっさと皆を止めて、
終わらせよう、って思っているところです。
だからね、はやく、脱出方法を見つけてくれよ。悟。
……出せなくはない気がするけど、
確か、じゃないし ね
[万が一があったら、困るもの*]
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―― 回想:文化祭の打ち上げ後 ――
ぶーたれてませーん
[口を尖らせてそう言い返した。>>122 ごみを袋につっこんで、 明日からは平常授業がまたはじまるんだろなって 拗ねるような気持ちでフローリングを見た。
久しぶりに――、という言葉に、 俺はぱちっと瞬きする。]
(175) 2019/06/12(Wed) 21時頃
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[素直に奢られておけ、って、 どっちが素直になれって話なんだろう。
馬鹿だなあ。 いつまで甘えん坊でいるつもりだ? いつだって素直になれないんだから。 仕方ない。仕方ないやつ。 俺がいなくなったらどうするつもりなんだろ。
内心呆れて笑いながら、 そういう言葉を飲み込んだ。 誘われたこと自体は俺も嬉しいんだから]
(177) 2019/06/12(Wed) 21時頃
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やったあー! メシもーらいっ! 働いたかいがあったー。 ありがとう、いいんちょ!
[ハグしてやる心の友よ、って俺は笑って、 軽く高本の体をハグしてからご機嫌で教室を去った。
そんな、終幕*]
(178) 2019/06/12(Wed) 21時頃
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――現在:廊下――
はー? 悪いけど美術部で仲良く分けて食べます。 悟クンは委員会で仲良く分けなさい。 二個いり二つ買ってきて。
[そう言って無駄に反抗したけれど、>>168 どうせ「くれ」っていわれたらやる男だ、俺は。
それから、告げられた提案には>>169 それいいな、ってお祭り好きの顔をして笑った。]
(194) 2019/06/12(Wed) 21時半頃
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打ち上げ! いいじゃん。 教室じゃなくて、何か店とかでもよくてさ。 馬鹿騒ぎできたら、楽しいよなあ。
…………あ、おいっ ういの落としたらぶっ叩くからな
[たかがマネキンだけれど、 俺は結構大事そうにそれを持っているので 高本が転びそうな姿に慌てて声をかける。>>171 それから、そっかあ。って相槌を打った。 七月と灰谷。彼女らは友人だったはず。 二人で一緒にいてくれれば俺も安心なんだけれど。]
(195) 2019/06/12(Wed) 21時半頃
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[色々ありまして。>>172 と語りだす高本は拗ねているようだ。 何かを見つけられたらしいが>>173]
なに? 浮気でもしてキスマークみつけられちゃった?
[まあ、多分、それに類することがあったんだ、と 俺は勝手に思う。 それから、
――お前がひどいのは割といつものことだぞ。
って、ごく冷静にいいそうになった。
でも、お前は思ったより落ち込んでいそうなので、 そういう姿を見せるときのお前は俺に甘えているので 俺はきちんと言葉を選んだ。]
(196) 2019/06/12(Wed) 21時半頃
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そんなことないだろ。 少なくとも失敗してちゃんと反省できるやつは、 屑ヤローじゃないって。
ちょっと失敗した、って思ってんでしょ? じゃ、大丈夫だって。
ヨーコねーさんが何いったか知らないけどさ。 人間なんて、 いつも、冷静で完璧じゃいられないんだからさ。 …………そんなに落ち込むなよ。だいじょうぶ。
[ね? って俺は首をかしげて笑った。 友人には笑っていてほしいものだし。]
(197) 2019/06/12(Wed) 21時半頃
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[それからしばらくして、俺は柊の姿を見つけた。 しおんー、って言葉をかけて、 教室ぶり? の姿を見る。>>174 なんだか昨日と同じ流れだな。]
そう、マネキン。 手伝ってくれんの? ありがとー
[大きいから、正直助かる。って小さく頭を下げて かくしてマネキン運び隊は三人になった。]
ええと。ういの。だと、思うんだけど。
[俺は柊の問いにそう言葉を返す。>>176 歩きながら]
(198) 2019/06/12(Wed) 21時半頃
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こうなったら、現実に帰れるのかも、って 悟と話してたところ。 でも、ちょっといやだよなー。 マネキンになるの。
……そういやちょっと顔色悪くみえるけど、 大丈夫か?
[って、昨日も体調が悪そうだった柊を 心配げに見て、体育館へ歩を進める*]
(199) 2019/06/12(Wed) 21時半頃
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あ、気づきました?
そうなの。
やっぱりヨーコねーさんは、賢いね。
[偏在する意識の欠片。]
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えー。じゃあ、学校からちょっと南に行った… いや、でも別におまえんちでもよくね?
[とかいいながら、 俺は高本とマネキンを運んでいる。>>211
身長の事は言われたら間違いなく怒る。 あと10cmくらい欲しい人生だった。過去形。]
(233) 2019/06/12(Wed) 23時頃
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浮気性のひとは、すーぐそんなこというー
[俺は茶化して笑っている。
裏切るのにどうして付き合うんだろう。>>212
…………やめよう。考えるのは。 高本を責めたってどうしようもないことだし 俺はそういうことは考えないいきものだ、 ということにしてある。]
(234) 2019/06/12(Wed) 23時頃
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お前、恋とか愛わかんないのにつきあったの…… そりゃ怒られますね いや、俺も知らないから問題があるけど。どー。 ははは。仕方ねーな。
[恋。小さい頃にそれっぽいものを抱いたっきりです。 愛。中学生の頃には枯渇しました。
なので、 わからないお前と一緒にマネキンを運ぶ俺も 恋とか愛はわからない、ってことにして笑った。 問題児が二人。どうしようもない。]
(235) 2019/06/12(Wed) 23時頃
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[落ち込んでいる高本は>>213 とうぶん浮上しなさそうだった。 俺は続く言葉に耳を傾けようとして、 柊の姿を見つけたんだっけ。>>214
柊と高本の仲がいい、って話は聞かない。 だから、二人の間に会話がなかったって、 俺は疑問を抱いたりはしなかった。]
(236) 2019/06/12(Wed) 23時頃
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[ういのだよ。 って言葉に、柊は納得したようだった。>>224 この大きさだからそれも仕方ないのかも。
いや、だなぁ、と柊が言うので そうだよね、と俺は深く頷いた。 二つの意味が込められていることは知らないまま]
目が覚めたら現実世界でした〜 ……ならいいけど。 痛いかもしんないのは、ちょっとな。
[マネキンの状態からして無事ではすまなそうだ。 笑いはするが痛覚は普通にあるので、 やだなー、とそろえるように言って
やっぱり、歩幅を広げる柊と高本の妙な距離感>>226にも 「こいつ案外」とか思われてることにも気づかないまま]
(237) 2019/06/12(Wed) 23時頃
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|
[体育館にマネキンを置いて、 手をあわせて、猫を置いて。
それから後のことだ。 俺は袖を引かれて振り返る。>>227
柊の整った顔が、青白く見えて 俺は思わず、大丈夫? って口にしていた。]
……どした? 紫苑。
[保健室行く? それとも。 言葉を待って、耳をそばたてる。 内緒話の類だとはすぐ察せられたから。]
(238) 2019/06/12(Wed) 23時頃
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|
[それから――――
なんてね、冗談。と、 冗談をいいそうにない顔色をして 場から去る柊を数歩だけ追いかける。]
紫苑。
(239) 2019/06/12(Wed) 23時頃
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[内緒話はほんの少し。 だって、俺たち、そんなに親しいわけじゃない。>>2:91
でも、……なんだか似たところもある気がしていたから そのお願いをつっぱねることはしなかった。]*
(240) 2019/06/12(Wed) 23時半頃
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―― 体育館から→ ――
[内緒話を終えた俺は、くるり、と高本に振り向いた。
その頃、灰谷のマネキンがあったかはわからない。 あったとしても、きっと俺は疲れていて ――高本の様子に気をとられて、気づかない。
また、蛭野・轟木・七月とは すれ違う形になったと思う。
俺は高本の言葉に耳を傾けて、>>249]
悟。昼近いし、食堂いこーぜ 話はそれからだわ
[くるり、と踵を返して駆け足に体育館を去る。 こうすればお前はついてくる、って俺は思ってる。]
(251) 2019/06/13(Thu) 00時頃
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|
[お前がついてきたなら、 きっと先に入った俺は、食堂の扉を閉めてから 強くなりすぎないくらいに、高本の傍の壁を打って
残念ながら壁ドンにはならない。 チビがかつあげしてるみたいになる。 非常に残念だ。今だけ30cm伸びないかな。]
あのさ。悟。 だったら、「顔も見たくないだろうし」とか―― 言ってる場合じゃ、なくね?
[って、俺は真面目な顔をして じっと高本を見た。*]
(252) 2019/06/13(Thu) 00時頃
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―― 食堂 ――
ヨーコねーさんの願いだから?
[俺は静かに問い返した。>>265 ああ、こんなのいつもの俺じゃないな、って 馬鹿な俺でもわかる。
「まあ、そんなもんか。 気にするなよ」
それが模範解答だってわかってる。]
ば か じ ゃ ね − の
[わかるのに、高本への言葉が止まらない。]
(271) 2019/06/13(Thu) 01時頃
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[馬鹿に馬鹿って言われたら腹が立つだろうと思うので 俺は思い切りそう言ってやった。]
お前の顔は永遠に見たくありません ってホントにいわれたのか……? 言われてねーのにそう思ったなら 悟、お前逃げてるだけだよ。
ヨーコねーさんを傷つけたくせに 「お前は」傷つきたくないだけなんだよ。
[違うの、って俺は静かに問う。]
(272) 2019/06/13(Thu) 01時頃
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どういう会話があって、 お前らの関係がどーとか、知らねえけど 自殺したかもしれない相手に 「俺には会いたくないだろう」とか 言ってる暇あったら、 後悔しないようにやってみろって思う。
もっと話してみるとか ここでしかできないことやってみろって思う。
それとも……お前、 七月葉子の死でも背負って生きるの?
(273) 2019/06/13(Thu) 01時頃
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付き合おうって言ったのが どっちが先か知らないけど
それが責任ってもんだろ。 責任、とれよ
[最後の一言は、 いったい誰に言ってるんだかわからなかった。 父親? 母親? ……高本悟? 七月葉子?
知らない。そんなこと。 嗚呼、頭が痛い。
そこまでまくしたてる訳じゃなく けれどよどみなく語って 俺は手を、下ろす。]
(274) 2019/06/13(Thu) 01時頃
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[長くため息をつき]
……食欲失せたわ。 しばらく散歩してくる。
[くる、と踵を返して、俺は食堂を去った。 引き止められれば何か返事したかもしれないけれど あんまり長く、今の高本と一緒にいたくない**]
(275) 2019/06/13(Thu) 01時頃
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―― 食堂 ――
……逃げていいときと 悪いときの区別もつかないの?
[俺は、苦しげに呻く高本に 救いの手を差し伸べたりはしなかった。
頭が痛くて、甘やかすなんて到底無理で もしも、ここに俺より穏やかな誰かがいたなら そいつに高本を任せて逃げていただろうに ここには、俺しかいなかったものだから]
(288) 2019/06/13(Thu) 03時頃
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重いのは否定しない。でもお前こそ いつまで? いつまで、お高く止まったつもりでいんの…
[殆どかすれるような声で、 高飛車な言葉にそう返した。>>281 震えている声には気づいている。
「そうはいっても難しいか。無理すんなよ」って ごめんな、今、いえない。 だから俺は、お前を食堂に一人置き去りにした。*]
(289) 2019/06/13(Thu) 03時頃
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[覚えているんだ。]
[遠い遠い昔。 赤、黄、青と回るおもちゃの向こうで おんなのひとと、おとこのひとが笑っていたことも。]
[ガレージを開け放って、 青い空に照らされながら、 親父がちょっとした家具を大きな手でつくりあげていたことも。]
[他のクラスのお父さんお母さんに混ざって、 ヒールを履かない母さんが笑って手を振ってくれたことも。]
[…………覚えている。 ちゃんとこの目に焼き付けたんだ。 覚えたはずの景色が、あたまの中でちかちかと明滅する。]
(290) 2019/06/13(Thu) 03時頃
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はー……、 …………、
[息苦しい。 なんで、こんなに頭が痛いんだろう。 ちかちかと明滅しだした景色と、 息苦しさから逃げるように、一歩、二歩、と地を蹴って ふらふらと俺は食堂を出て上階へあがっていく。
吠える声が聞こえた気がして顔をあげた。]
(291) 2019/06/13(Thu) 03時頃
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( ……たろ? )
[こんなところにいるはずがないのに、 俺はその姿を探して、視線をさまよわせた。 曲がり角を、くるんと曲がった尻尾が通り過ぎていった気がする。]
( たろ、 )
[思わず駆け出し追いかける。 姿はすぐに掻き消える。 そうして、4階の3年1組に辿り着いた。]
(292) 2019/06/13(Thu) 03時頃
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[そこに、あの柴犬の姿は無い。 ただ、机も屋台も置き去られた教室の天井から いくつもカラフルなモビールが吊られている。
赤、緑、青、いくつも。いくつも。くるくると回って。]
っぐ、 い…………た …………
[頭が痛んだ。 ひざをついて、呼吸を整えて焦りながら努めて笑う。 駄目。 笑わなければ近所の人にばれてしまう。 笑え。笑え。笑え。]
(293) 2019/06/13(Thu) 03時頃
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[親父。母さんに捨てられた可愛そうで馬鹿な親父。 ……俺がちゃんと守ってあげなきゃいけない。 子供を殴っているなんて近所にばれたら、 親父の居場所は、もうどこにもない。
脂汗が滲む手をぎゅっと握りこむ。
ああ。おかしいな。 親父を思い出そうとして、 どうしてかその顔が悟の顔に重なって見えた。 気持ち悪い。
だって悟は友達だ。 ……なんだかんだ思うことはあっても、大切な友達。 親父と同じはずが ない のに]
(294) 2019/06/13(Thu) 03時頃
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…………きもち わる …………
[そのまま床に横たわって
……耐え切れずに、目を閉じた。 きっと誰もこないはずだから*]
(295) 2019/06/13(Thu) 03時頃
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―― 4階:3年1組 ――
[4階にある3年1組の部屋。 天井から無数に吊り下げられた男女の人形が つがいじみた人形が、 床に倒れ眠る生徒を、じっと囲んで見下ろしていた*]
(296) 2019/06/13(Thu) 03時頃
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羊の肉をしっかりと叩いて 食べごろになるまで繊維を切って おいしくなるまで、ちゃんと、 **
(297) 2019/06/13(Thu) 03時頃
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[なあ。
俺はいつの瞬間だって笑って――――、いた、だろ?
ちゃんと笑っていただろう。
あなたたちが喜ぶように子供らしく。
母親が母親である前に「一人の女」だって気づいても
父親が父親である前に「一人の男」だって気づいても
俺はあなたたちの「 」だったから。
俺はあなたたちの子供だったから。
「 」が笑うためにピエロになって、
それでも駄目だからいぬになって、それでも、
わからないんだ。
あなたたちが笑わなくなって、
崩れていった理由がわからなかった。
何が足りなかったんだろうなあ。]
[…………………答え? 知ってるよ。
こんなことはよくあることで
大して痛くはもうないのだけれど
概していきていたいとも思いませんので
たかが染色体の組み合わせの結果
生存するために「社会」と「肥大した自我」という
手段を選んだだけの動物
そういった価値の無いものである自分のおしまいを
自分で決めてしまおうと、思ったのです。**]
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―― 4階:3年1組 ――
[ふっ、と意識が戻ってくる。
フローリングの床にいくつも影が落ちて…… 窓の外は相変わらず白くて…… 目の前に、いくつも色彩がゆれている。
吊り下げられた色とりどりのおもちゃ。 赤ん坊に「笑って」っていって、親たちが買ってくるやつ。 あんなの、久しぶりに見たな。
もびーる。と、そのおもちゃを呼んだ。
他の人には人形に見えているなんてわからない。 狂った認識が治る日がくるのかは知らない。]
(334) 2019/06/13(Thu) 20時頃
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「うちではこうだった」。
きっと子供だった誰しもが通る道。 世界がゆがんでいたって、おかしくたって 本人は悟るまで気づかない。
……でもね。養拓海の世界では、 概ねは君たちの見る景色のほうが正しい。
(335) 2019/06/13(Thu) 20時頃
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[俺は隣に誰かがいるのを感じて、 視線だけ、そっちに向けた。>>323>>324
床に寝転がっていたのはキョースケだった。 なんで? って俺は思う。
そもそも俺はなんでここにいるんだっけ? って続きを考えて
……わかんねえや。と考えるのをやめた。
あまり記憶がないのに頭だけやけに痛いので いつもの元気な俺は閉店休業です。
動作も緩慢に上半身だけ起こして ぺた、とキョースケの横に手をつき 眠そうな顔でじっと顔を覗きこんだ。
お前の視点からは、 俺が白い人形の世界を圧迫したように見えるのかもね。]
(336) 2019/06/13(Thu) 20時頃
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……いきて……る? なにしてるの、キョースケ。
[マネキンになってない?
むに、と よく笑う頬を片手で軽くつねってみる。 痛くはないはずだ。*]
(337) 2019/06/13(Thu) 20時頃
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―― 現在:4階 3年1組 ――
[……じゃあ、転がっていた。 ってことにしておこう。
変なの。って、悪戯が成功した子供みたいに 俺は元気はないけどくすくす笑った。>>345
何してるの。 生きていて。呼吸をしていて。ここにいて。 それで、その先は。
キョースケが妙に詩的な事を言うので ゆるく首をかしげる。>>346]
(354) 2019/06/13(Thu) 21時頃
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夏休みの観察日記みたい。 そんなに俺、へんなことしてたっけー……
[ここでいう夏休みの観察日記とは ペットを飼っている家の子がよくやりがちな 「いぬのかんさつ」とか、ああいうやつだ。
ゆっくりと上半身を起こすキョースケにあわせて 俺も姿勢を乗り出す形から、ただ座る形に戻した。
ぼんやりしていた……とはいえ習性的に
伸びてくる手に小さく肩が跳ねるんだけど、 抵抗はそれだけで
加減がそう上手じゃない指先をただ受け入れてる。 変な感覚だ。目を閉じてそう思った。]
(355) 2019/06/13(Thu) 21時頃
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……はは、へんな感じ。
[例えば手を繋ぐとか それで簡単に世界も共有できれば楽だけども 伝わるのは、ただ手のひらの熱だけなので もう少しだけ視覚情報を消して、感じておくことにする。
微熱か知恵熱か、眠いだけか。 少し熱い額をキョースケの手に押し付け、 「はんぶん」と答える。>>347 そう。はんぶん。半分くらい、……寝てる。
本当に目覚めたとき、 この世界と君たちはどんな風に見えるんだろう。 まだ、知らない。 知ったら終わりだろうな。]
(356) 2019/06/13(Thu) 21時頃
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[だから、言葉が聞こえればゆっくり目を開いて 指先から離れるし>>348]
…………あんまり覚えてない 悟にムカついたんで、怒ったとこで ふらふらっとここに来て……ええと、 気絶でもしたかな
あーうん、そっか。体調よくないのか……
(357) 2019/06/13(Thu) 21時頃
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[覚えていない話につきましては 雲のようにふわふわとした回答を返す。
気遣ってもらっているなあ、と理解しながら あんまりそのときの俺は、キョースケを気遣わず
よいしょ、と年寄りじみた言葉を吐きながら ふらふら立ち上がって こつん、と頭にぶつかるモビールを払った。 …………人形の体を跳ね除けた。だっけ?]
(358) 2019/06/13(Thu) 21時頃
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ん……。わかった。行くよ。 ここ、色がうるさくて落ちつかねえし 頭痛くなりそう。
[白と赤しかない部屋で 俺はわずらわしげに人形を見て、 いこ、って昔みたいに歩きだす。
ゆっくりした歩幅でも、保健室まで辿り着くのに そう時間はかからないんだ。
保健室のベッドに腰掛けたら もしくは、途中の廊下かもしれないけど あのな、って俺は語りだすだろう。]
(359) 2019/06/13(Thu) 21時半頃
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ういのが、4階の3年7組でマネキンになってたよ……
[って、 冬には雪が降るみたいに。 この世界の常識みたいに。*]
(360) 2019/06/13(Thu) 21時半頃
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―― 保健室 ――
ありがと。
[俺は笑った。 保健室までついてきてくれたキョースケに。
いつも俺のずっと後ろを走ってくる、でもなくて、 数歩後ろを少し遅れる、みたいに歩いてくる。 そんなキョースケが なんだって俺と同じ景色を見たがったんだか そっちのほうが、ちょっと不思議だったけど>>385
今は「思いつき」を掘り下げることはできないから 俺は雑な手つきで保健室の棚をあさるあいつを見てる。
それから雪の降る窓に視線を移した。 はいたに、って、苗字をなぞる音だけやけに響いた。]
(396) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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…………そっかあ 灰谷さんも、か。 そちらも、お疲れ。
[シンデレラになることを拒むように 階段から転げ落ちた姿を、見ることはなくて それがよかったのか悪かったのかもわからない。 ……後で体育館に手を合わせにいこうかとも思う。
おかしいな。 ういのも。灰谷も。全然かわいそうに思えなかった。
「かわいそうだ」「酷いことをする」って 見えないホストに怒ってた俺は 一体どこへいったんだろう。]
(397) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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[多分怒りは嘘じゃない。嘘じゃ、ないんだ。 怒ったことも。悲しく思うことも。 無事を願うことも。
でもな、この世界のこと。 寝起きの顔で少しずつ気づき始めていて――……だから
…………高本に怒った時から調子が悪いことも 全部頭が痛いから、ってことにしておく。]
(398) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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[先生、こんな俺にお薬ください。 差し出されたのは冷却シートでした。>>389
寝起きにもたれかかるくらいが限度で 貼ってもらう、ほど甘えてはいないので 素直にそれを受け取って、自分で貼る。
それからベッドに横たわろうとして>>390 聞こえた言葉に瞬きをいくつか。
……それってどこの言葉です?
一瞬、そんな顔をする。 それから少し間をおいて、 俺は、微笑みながらこういった。]
(399) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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甘えられるのは、嫌いじゃあないんだ。
……いま 自分がここにいきてる理由が そこにある、って思えるうちは 誤解してるうちは……
可愛いから守ってあげる。って、思えるんだ。
でもな………
[声を落とす。 目を閉じる。]
(400) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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…………キョースケは、かぞくって、何だと思う?
染色体の結び合わせの結果。 人間が群れでいきるための、最小単位。 それともただ守りたいって思う相手?
俺は…… 家っていう一緒の箱の中でいきてる、 動物だとおもってた。
(401) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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[俺は微笑んだまま、目を開いて じっとキョースケを見てから ゆっくり首を横に振った。
だって、俺といういきものは 基本的にはそんな話、しないことになってるから。]
……なんでもね。へんな話した。 忘れてくれ
[そのままベッドの中に潜り込んでしまう。 そうして、きっと言葉をかけられなければ すぐに眠りに落ちてしまうんだろう。*]
(402) 2019/06/13(Thu) 22時半頃
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