人狼議事


184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】

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視点:


(憎い……)

[テストで一位を取った日、自分は家に帰ったら父親の機嫌が悪かったので地下室に閉じ込められて一晩中"腹いせ"をされたというのに、二位だった子は大層褒められて家族で楽しく外食に出かけたということを聞いた時]

(妬ましい……)

[好きになった人が出来て恋人になれたと思ったら、口の軽い妹が父親にワザとバラして、彼との仲を引き裂かれた上に、その後一週間も地下室から出してもらえずに、慰み者にされた時。]
   
(どうして私だけ……こんな目に遭うの……)

[堕胎をするために行った産婦人科の待合室で、幸せそうに大きなお腹を撫でる若い夫婦を見た時]

(不公平だわ。あんまりよ。こんな絶望的な人生ってないわ。みんな不幸になればいいのに。私よりも不幸になって地べたに這いつくばって涙を流して私の靴底を舐めればいいんだわ!)

[妬む少女は、人生の節々で他人の幸せと自分の不幸を比べた時に、狂っていった。]


[全てに絶望している少女の心の中に『いっそのこと殺してくれ』と願うほどの想いがあるのは事実
しかしそれ以上に、妬む少女は、恨みを募らせている。

自分よりも容姿が優れた者
自分よりも頭脳が優れた者
自分よりも身なりの良い者
自分よりも愛されている者

その全てが憎くて、妬ましくて、たまらない。
――本人でさえも気づかぬうちに、妬む心は彼女の中に深く深く根ざして巣食っていたのだ。]


(どうしたら他人は不幸になるのかしら?

私がこんなに不幸なんだもの、他人だって不幸になれるはずだわ。私は 親 切 に も 苦労を教えてあげてるのよ。そうよ!
なんにも不幸を味合わずに生きてきたら、後できっと苦労するに決まってるものね???

だから私は悪くないのよ。
私は悪くない。

私は悪くない私は悪くない私は悪くない私は悪くない――)

[妬む少女は、自らの死を願う。
けれどそれ以上に、他人の不幸を心から願うのだ。
どうせ死ぬのなら、自分よりも他人を蹴落としてからのほうが溜飲が下がるというもの。そうすれば自分は『底辺』ではないのだから。

そう、例えば。
もしも、あの黒髪の身なりの良い女が、舌を失ってまともに話すこともできなくなったと知れば、手を叩いて喜ぶほどには。*]


【人】 看板娘 櫻子

[ふわふわとした浮遊感。
誰かの温もり。
穏やかに抱きしめられたのはいつ振りか。
厳格な父は自分をそんな風に抱き寄せたことは子供の頃でも少なかった。
母は早くに亡くなった。
継母にそれを求めようとも思わない。

────兄様。

優しい温もりの記憶は兄とのもの。
頭を撫でてくれる大きな手。
それでも抱き寄せられるような事は終ぞ無かった。
気高くあれ。
美しくあれ。
そんな風に育てられてきたのだ。
そんな自分がこんな風に終わるなんて]

(2) 2016/02/28(Sun) 08時半頃

自分も死霊として蘇られるならば
あの男、赦さない


【人】 看板娘 櫻子

[ガチャガチャガチャリ、不快な金属音が耳に響く。
何故その音が今聞こえるのか、今自分はどうしているのか。
温かい。もう少しこの温もりに身を委ねていたいのに、なんて騒がしい。
不愉快な音に眉を寄せる。
睫毛を震わせ薄っすらと双眸を開き────]

────ひっ?!

[間近にあの憎い男の顔。彼方も若しかしたら、驚いていたのかもしれない。
自分が頭を預けていたのは裸の胸。瞬間、ジワリと涙が滲み酷く混乱してしまう。

何があった?
      何があった?
            いったい何が?!

しかし相手も酷く驚いて自分を落としてしまったのなら(>>2:207ニック)]

(3) 2016/02/28(Sun) 08時半頃

【人】 看板娘 櫻子

いあっ?!
あいをああ……………っ!!??

[そのまま尻をしたたかに床に打ち付けては呻き、思わず相手に抗議しようとして気付く。
口の中に在るべきものが、無い。
それでも声帯は回復したものだから、声は出せるのだが不明瞭な音に目を見開き両手で口元を押さえた。
喉元を摩ってみる。痛みは全く無い。
だが動かそうとしても、口内に舌は無い。
さあっと青ざめ────ここに来て漸く、己が男にした事、男の身に起きた事、そして今まさに己の身に起きている事が合致する]

(4) 2016/02/28(Sun) 08時半頃

【人】 看板娘 櫻子

(あ、あ────あああ!!!)

[目の前が真っ暗になる。此処では死ねぬのか。
死んだとて、一瞬の安らぎを得た後に蘇ってしまうのだ。
しかし、ならば自分はどうすれば良い?
目の前の男とて、刻んでも恨み晴らしても蘇ってしまうのではないか!!!

────あゝ、でもそれならば。
体の一部を失いながらも蘇ってしまうなら。
そんな化物になってしまっても、失いたくないものが、あった。

それは先程も守り抜こうとした魂、自尊心。
それならば己の声くらい、くれてやろう。
そう決意したからこそ、娘は青ざめながら暴れる事もなく、口元を抑えジッと目の前の男を見つめていた]

(5) 2016/02/28(Sun) 08時半頃

[己の女体を弄ばれるよりは、余程良い。
未知のそれを為され、女子としての器官を悪戯に保存され、それでも生きねばならぬより。

余程、娘にとっては]**


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 09時頃


[ 再び覆い被さったとき、彼女は何かを枕の下へ隠すように仕舞っていたが、何なのか訊ねることはしなかった。

壊れない玩具を手に入れた喜びと。
今度は自らの手で壊せるという喜びで。
胸をいっぱいに膨らませていたものだから。]

  ああ、言われるまでもなく
  お前の身体を作り替えてやるよ
  この身体は俺様のもんだからな

[ あなたの色に染めて()、などと言われればそう返事を。

ワンピースを脱ぎ去った彼女は美しくてごくりと喉を鳴らした。特に傷痕の残っていない首筋が綺麗で、必要以上にキツく吸い付いては鬱血痕を残した。
ペン先で傷つけられた分の上書きのつもりだった。紅く咲いた華を確認しては口許に三日月。

一度使った孔は程よく解れていてズリュ、と呑み込まれていった。血の気を取り戻したそこは先ほどより温かくて心地よい。一度放っていることもあって、律動は緩やかに開始した。]



  ああ、いいぜ
  よく許可を取れたな、良い子だ

[ 触れることにもキスをすることにも快く許可を出して頭をよしよしと撫でてやった。この玩具は特別なのだ。他の玩具ならば許せぬことでも大目にみてやれる。]

  あー、気持ち良いな

[ 余計な肉はないのにすべすべで柔らかな女の太腿に腰を包まれれば、その心地よさに僅か表情をゆるくして微笑んだ。それとより深く彼女の内側を味わえて気持ち良い。]

  ……遅い、
  んー、可愛いな

[ キスを所望された時はすぐに触れてこないものだから焦れったくなりこちらから重ねた。股を広げて誘えるのにその様子だけはやけに初心に見えて愛らしい。二度三度と唇の感触を味わい、可愛い可愛いと愛でる。隙間から舌を捻じ込めば、彼女の口腔から鉄の味が伝わり、やはり彼女は一度死んだ筈だと再認識する。

彼女だけが特別なのか。
だって死体が起き上がる筈ない。鍵の埋まっていた男のように、普通なら。]



  ( …………俺のナイフ )

[ か細い身体をぎゅうと抱き締め深く突き続けていれば、振動でズレた枕の下から覗くものがあった。その形状は自身の所有物に違いない。

何故彼女は隠したのか、などは気にならない。

ただ自然な動作でナイフを掴んだ。]

  はぁ…ヨーランダ、大好きだよ…

[ うっとりと顔を見つめながら壊れない玩具に告げると、上体を起こして腰だけ振り続けて。目の前で刃を展開する。

彼女は肉茎をねじ込んだときなどの様に抵抗の姿勢など見せなかったように思う。

秘められた願望も背景も知りはしないけれど。

何度怒りをぶつけても壊れない玩具。
それを愛する自身が許されたように錯覚して。]



  ……愛してる

[ 逆手に握ったナイフで、彼女の胸を勢い良く刺した。心臓をひと突きしてやれば苦痛はなかったかもしれないが、反応が見たくて

あとやっぱり今度こそは本当に死んでしまうんじゃないかって

そうなったらやっぱり詰まらないから

彼女の内部を突き上げるのと、ナイフを突き下ろすタイミングを合わせて、幾度も心臓の周りを穿った。幾度も幾度も幾度も。]



  あーまた射精る…!
  ヨーランダの膣内は気持ち良いなァ…!

[ 彼女が"自分が死ぬなら先に誰かを蹴落としてから"などと抵抗しても止まらなかっただろう。そうでなければ終始可愛い、と唱え続けて。何れにせよ恍惚と笑んでいたのには違いない。

埋め込んだ肉茎が一層質量を増し欲を体内にドクリドクリと放つ。それと同時に彼女の心臓に刃をグサリと突き立て──"壊した"。]


[ 絶命した彼女を見つめる瞳に篭るのはほんの少しの不安と、大きな期待。子供のように純粋な煌めきがあった。

動き出す彼女を認めては、胸に温かいものが拡がり、彼女への愛が高まったに違いない。

けれど、息を吹き返した彼女が真っ先に視界に入れるのは男のニヤリとした悪い笑みだろう。
他人の不幸と自身の死を願う彼女にそれはどう映ったか。]

  嗚呼、お前は本当に可愛いな……、
  さ、次はどうやって壊そうかなァ

[ ──────そうして、
幾度も破壊し、再生を繰り返させたことだろう。

相手はどんな顔をしていたか。
嫌がってはいないようなら優しく抱き締め幾度も口付け愛を囁きながら──男が疲労を覚えるまで最低でもあと五回は性交と破壊を行った筈。

死ねぬことに絶望して反応が薄くなるようなら死体とそう変わらず解放するのはそれよりやや早かったか。それでも初めて手に入れた玩具に対する愛おしさはきっと変わらない。

苦痛に歪む顔か、それとも花のような微笑みか。どちらも大切に気ままに愛でるのだった。]


【人】 看板娘 櫻子

[男の思う通り(>>7)、娘はもう言葉を発しようとはしないだろう。
口元を押さえたまま青い顔をして男を睨む。しかし、今ここで相手に手を下すのは憚られた。

どうやら死なぬ。
然し、相手は先程喉を狙っていた。
喉奥を傷つけ────声そのものを奪おうとしていたのかもしれない。
何故なら"人形"は喋らない、動かない。
まだ動きはするが喋らずに居たならば、恐らくはもう何も奪われまい。

────奪わせてなるものか。

先程男も言っていた。
ハンブラビ法典。目には目を、歯には歯を。
目玉を奪い、声を奪われた。
なら、自尊心を傷つけられた自分が相手に出来る事は?]

………………。

(9) 2016/02/28(Sun) 12時頃

【人】 看板娘 櫻子

[ゆっくりと息を吸い、吐き出して心を落ち着けていく。
そしてゆっくりと両手を口元と喉から降ろしては穏やかに笑みを浮かべて見せた。
差し出された相手の手を甘んじて受け立ち上がる。
そして袴の両側を軽くつまんで、優雅に一礼してみせたのだ。

"御機嫌よう"と言いたげに]

[このままでは相手に意思を伝える事は出来ないがそれでも良いだろう。
相手に背を向け歩き出せば、カツリと足で硬質な何かに触れた。
見れば、血塗れとなってしまったが己の小刀が鞘を抜き身のまま落とされていた。
それを、そっと拾う。
これで何とか、護身が出来れば良いのだが。
何かを話しかけられたとて、今の娘は己を脅かした男には極上の笑みしか浮かべて見せぬのだろう。
"これで良いのでしょう?"と言わんばかりに。
そして、コツ、コツ、と部屋の出入り口に向けて歩き始めるのだ。
生ける人形は、生きているからこそこの男にこれ以上従うつもりはなかったのだから]*

(10) 2016/02/28(Sun) 12時頃

[確か彼処にはこう書いてあったか。()

───最も罪深きものを示せ。
───その者は全ての罪を、その命を持って贖罪するだろう。
───『迷える七匹の子羊たち』よ、贖罪せよ。

つまりはその罪深き者は死ねるのだ。
その、罪深き者は死ぬのだ。
あの悍ましい色欲の者は最も自分にとって忌むべき罪を重ねている。
しかし、あの男。
自分を脅かし、その自尊心を傷つけた。
今、1人を示せと言われたならば。

相手に背を向けたその貌。
その瞳には復讐の炎が灯る。
最も罪深き者として、火浦の女を脅かした事を悔いるが良い─────*]**


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 12時半頃


【人】 看板娘 櫻子

──扉の間──

[資料の間を何とか抜けて、元々皆が集められていた扉がズラリと並ぶ間へと向かう。
其処に向かったのは他でも無い。あの死体に刻まれていた文字列をもう一度確り確認する為だ。(>>1:#1)
眉を顰めながらではあったが、首無し男の背後へと周り─────よもや首を切られた男が今更動き出すとも思えなかったが、先のニックや自分の一件がある。恐る恐る様子を伺いながらそのシャツへと手を掛け背中を剥き出しにした。

改めて、其処に並べられた文字列を確認する。
─────推測ではあるが、この男が"最も罪深きもの"と示され"全ての罪をその命をもって贖罪した"のだとしたら。
他に居た誰かたちは、どうなった?
救われたと言うのだろうか]

(一体、だれがこんな事を─────。
全く、腹立たしい)

[その文字列を確りと頭に刻みなおしては、辺りをゆるりと見渡した。
そして順番にそれぞれの"罪"の扉を開いてみようとするが、何故だか自分では開けられないようだ。
開かれたままの"嫉妬"の扉。
そして自分自身が軟禁されていた"傲慢"の部屋は中を確認できたが…また、念の為に傲慢の扉をピタリと閉ざす]

(12) 2016/02/28(Sun) 17時頃

【人】 看板娘 櫻子

(万が一があれば、己の閉じ込められていた部屋に逃げ込めばその身は助かる?)

[それとも。─────女の部屋だけ出入り自由とされた男尊女卑の配置なのか。
まさか、その罪に対応している者で無いと開かないとまでは想像が廻らずにそんな想像に至っては僅かな苛立ちを覚える。
女だからと馬鹿にしてくらるなと。
しかし、扉を順に巡ってみて、数が合わない事にようやく気付いた。
2人の女、5人の男。
1人の首無し男が出てきた部屋は大量の資料が存在していた。
その資料の部屋の奥には更なる扉。
だが、それとは別に、だれも出てきていないだろう扉がここにあるではないか]

(13) 2016/02/28(Sun) 17時頃

【人】 看板娘 櫻子

(─────この先は?)

[もしかして、この奇妙な事に巻き込んでくれた張本人が居るのではないか。
もしかして、灯台下暗しで数ある扉のうち、ここが出口であったりしないか。
小刀を握る手に力を込めながら、胸を高鳴らせてそっと扉を開き中を覗き込んだ。
叶うなら、その中へと警戒しながらも足を踏み入れようとするだろう]

(14) 2016/02/28(Sun) 17時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 17時頃


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 17時頃


【人】 看板娘 櫻子

──扉の間──

[今まで見落としていた9枚目の扉。
そこは確かに開いたものの、寸分違わぬ位置に新たな扉を見つけた(>>#0)
それをまた開いても、扉。
更にそれを開いても────]

(…………この先は、無いのでしょうか)

[そう考えもする。然し、死すれば傷は塞がり生き返ってしまう、そんな不可思議な場所だ。
それが、何故なのかは分からない。
それを紐解く為の鍵は圧倒的に足りないのだ。
少し期待していただけに少し落胆しながら、それら何枚かの扉を開けていく。
何枚も────何枚も?]

(………ここに集められたのは、7人。
それに、首無し男。
この扉を抜けば、扉の間には8枚の扉……?)

(21) 2016/02/28(Sun) 18時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[残念ながら、基督教などの"七つの大罪"はすんなりと思考に現れはしなかった。
しかし、彼方に集められた"罪人の数"
若しくは"彼らの扉の数"
または、きりがよく十の数までは続けてみようか、と。
警戒しながらもゆっくりと、何枚も扉を開いてみたならば。

────7枚目の扉の先が、あった]

(22) 2016/02/28(Sun) 18時半頃

[そこにあったのは、キラリと光を返す小瓶。見たところ、恐らくはガラス製だろうか。
中にはちゃぷりと液体が入っているのが見える。蓋を開けて確認する前、眉を顰めながらそれを手にしたなら、そこに書かれた文字にギクリと身を強張らせた。

「劇薬」────何故、そんなものがここにあるのか。
流石に死なぬ身とは言え、これが真実であるかどうか自信の身で試してみる気にはなれない。
娘はその名を聞いてもどれだけの薬物か分からなかっただろうが、中身は無味無臭の劇薬「フッ化水素酸」である。
眉を寄せつつそれを光に翳して見ては────くっ、と喉を鳴らしてそれをそっと、懐に忍ばせる。

一つの武器を手に入れたのだ。
力無い自分では、小刀だけでは不安も強い。
これが本当に薬物ならば、力無い自分には有効な一手となるだろう。
────そうして攻撃した相手は、己の"特効薬"にはならなくなるだろうが。

そっと娘はそれらの扉を閉じていく。
1番表側の扉までそっと閉じては扉に向いたまま小さくため息をついていた]*


【人】 看板娘 櫻子

[その、最後の扉を閉じた頃だっただろうか。
扉の並べられた広間に、色欲の男が来ていたのは(>>18ジェフ)
9枚目の扉の前にいた娘にその声が届いていたなら、ギクリと身を強張らせて振り返った事だろう。

時がすれ違っていたならば、知らぬ事であったろうが]

(23) 2016/02/28(Sun) 18時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 19時頃


[ 少女は、歓喜の涙を流す。]

 あぁ……ケイイチ様……

[少女の首には醜い傷口の代わりに専有の証として赤い花が散る。触ることを許され、更にはキスをすることまで許された。頭を優しく撫でる手が心地よくて、泣きそうになる。
ズン、と仲に入ってきた彼の熱には、待ちわびたように膣が悦んだ。]

嬉しいです……ケイイチ様…ケイイチ、様…っ

[キスなど自分からしたことはないものだから、戸惑っていたら彼の方からキスを与えられた。彼との初めてのキスは、錆びた鉄の味。

男は少女のことを可愛いと言うが……今までそんな風に少女を愛でた者などいない。
それこそ、幼き日の遠い思い出である。

美しかった白金髪は白髪に変わり
澄んだ美しい青い瞳は濁って輝きを失い
林檎のように赤くて愛らしかった唇は青紫色

それが、この少女だったのたから。]



あ……ぁ……っ、ん……気持ち良い、ぁ…っ

[男に最奥を突かれる度に、少女は啼く。可愛いと褒められる度に頬を染めて、キスを与えられる度に舌を絡めて応える。
こんな風に愛でられながら抱かれるのは、何もかも初めて。抱かれて気持ち良いと感じたのも、初めてのこと。
セックスとは、男にマーキングされるだけの行為だと思っていたのだが、どうやら違うようだ。]

――っ!

[そして彼の口から飛び出た『大好き』の言葉には、少女は息を呑み]

うれ、しい……っ、あ……!あぁっ…!

[またはらりと涙をこぼした途端に、心が満たされた少女は初めての絶頂を味わった。その瞬間にはギュゥ、と彼を締め付けた事だろう。目の前が真っ白になるほどの快楽に、少女は一瞬気を失いそうになった。]



は……あ……っ、

[しかし、休んでる暇はなかった。
そう、少女は玩具なのだから。

彼が見つけてしまったナイフに目を奪われ、少女がなにも言わずとも彼はナイフを逆手に持った。それから『愛してる』と囁かれれば、まるで夢うつつのように微笑み]

私も、愛していま……――あ"ぁ"、ぐっ!

[振り下ろされたナイフが、少女の柔らかな胸に突き刺さる。あまりの痛みに、喘ぎ声ではない苦痛の声を漏らしたが、それでも少女は恍惚とした笑みを浮かべたまま男を受け入れ続けた。]

あ"…ぁ!ケイイチ様…ひぎ!?どうぞ、心ゆくまで…あ"がっ、玩具で遊んで下さ…あ"ぁ"!!

[腰の律動と同じタイミングで与えられる快楽と激痛。
ああ、そのどちらも愛おしいのだ。
愛おしい人から与えられる感覚なら、それがたとえ痛みであろうと苦痛であろうと、悦んで受けいれるのだ。]



ケイイチ様…っ、あ"ぁ"…っ いっぱい出しっ、…て、くださ……  私の中に、お情けを、下さ………――

[凶刃が振り下ろされる度に、少女は微笑んでいた。なぜなら、目の前の男があまりにも気持ちよさそうで、あまりにも楽しそうだったから。
『可愛い』と『大好き』と『愛してる』をくれた彼になら、少女はいくらでもその身を捧げようと。]

――ケイ……イチ……さ――。

[やがて彼の精が放たれたと感じたのと同じ頃。少女の舞台は再び暗転した。

そしてまた目覚めれば、男の意地悪そうな顔と、どこも怪我をしていない自分の体を見つける。この時に初めて、自分が死ねない体であることを知ったが、その時には悲しみよりも喜びが勝ったようだ。]

ああ……ケイイチ様……
私のことを、もっともっと愛して下さいますか……?

[男に手を伸ばし、またキスをねだる。自ら腰を揺らして、彼のナイフを持つ手に自らも手を添えた。
今の少女にとってはそれだけで十分。
妬む心も、他人の不幸を願うことも、『愛されたい』という願望の前では鳴りを潜める。少女は喜んで、犯されて、殺されたことだろう。

そう、彼女は日曜日生まれの子。愛されることに喜びを感じるのだ。]


[『執着』と『束縛』はやがて大罪へと育つ。
ケイイチが他人に興味を示したり、誰かと話をする度に少女は嫉妬するのだ。彼に愛されるのは私だけだと、勘違いを抱くばかり。]


【人】 看板娘 櫻子

[────因みに。

娘の手に入れた小瓶には「劇薬」ではなく、「劇物」と書いてあったようである。

娘は表側の扉まで全て閉じて広間に戻っていたが(>*12>>23)、その後そそくさと"傲慢"の扉の中に入ってしまっていた。

だから"色欲"の男の声は、聞く事はなかったのかもしれなかった]*

(27) 2016/02/28(Sun) 19時半頃

【人】 看板娘 櫻子

──傲慢の部屋の中から──

[娘は傲慢と刻まれた部屋に戻り、扉をきっちりと閉ざして一度袴を脱いでいた。
そうして血染めとなった着物を正し、着付け直すとまた袴を履く。
血染めとなった振袖を脱いでしまおうかと迷いはしたが、これを脱いでしまえば下着姿と同義にも思えて心許ない。
此処が女の園ならばともかく、白髪女と自分とを除けば全て男ばかりではないか。
しゅる、しゅる、しゅる。
慣れた手つきで着崩れを直すと、小刀と小瓶との位置を確認してからそっと"傲慢"の扉を押し開いた。

もし、広間に誰か居たならば、先に扉の動きを悟られてしまうかもしれない]

(28) 2016/02/28(Sun) 20時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 21時半頃


【人】 看板娘 櫻子

──傲慢の扉から──

[其処に男の気配を確り感じていたならば、娘は扉を開かせた後に素早く閉ざしていたかもしれない。
だが、今は先程手に入れた小瓶の「劇物」が気になってしまっていた。
それを手に入れた事で動揺したのもあるのだろう、その先に更に何かがある事にすら思い至ってはいなかった。
だから何となく視線は伏せられがちに扉から姿を現し、後手に扉を閉ざした所で相手の姿(>>31ジェフ)の姿を確認して目を丸く見開き体を跳ねさせる]

…………………っ!!!

[ひゅ、と喉を鳴らしては少し落ち着いていた顔色が青く染まる。
然し、己の扉の中には、己の資料が隠されている。
言葉を失った今、その所在を確かにさせたくない。
だからこそ、娘は相手に向かい青白い顔ながら膝を曲げ会釈をしてみせた。
そして何事も無かったかのよう、資料室へと向かおうとする。
少し、相手とは距離を置く位置に進路を定めながら]

(32) 2016/02/28(Sun) 22時頃

【人】 看板娘 櫻子

[声をかけられ、娘はびくりと肩を震わせた後にそちらに視線を向けていた(>>33ジェフ)
その着物は既に血染めとなっている。
青色の着物の胸元が特に、自分で吐いた血で汚れてしまっていたのだから。
その以前にも、男の頚椎を刻んで血飛沫を受けたが、どちらにしろ上半身の着物がよく見れば色濃く染まっている。
しかし、そんな姿であっても娘は眉を跳ね上げては首を左右に振っていた。

そして、すっと指先で相手の顔を示して見せる。

お前の方が余程だと、今の娘には言葉で伝える事が出来ない。
文字で伝えようにも、書くものもなにも持っていないのだ。その前に、そう言えば文字も通じるのかどうか。

指先は相手の顔から、相手のでてきた扉"色欲"へと向けられる。
言葉では無いが、キツく睨む視線から相手に何か伝われば良いのだが。

自分自身はどうなのだと。
色欲の罪の自覚はあるのかと。
その罪状を思い出せば身震いし、知らずのうちにそっと下腹部を守るように片手を添えていた]

(35) 2016/02/28(Sun) 22時半頃

[ 髪や瞳や唇が元の色を残しておらず()とも、今の彼女しか知らない男はありのままの彼女を愛でるのだった。そこには相手を下位の生き物だからと見下す()姿勢はいつしかなくなっていた。]

  ( ……綺麗、だ…… )

[ 頭を撫でてやると瞳に涙をためるほど喜ばれた()ようだ。幾度となく気ままに抱いては女を泣かせてきたが、その種類の雫を見たのは初めてのこと。
何故そこまでの反応が示されるかは背景を知らぬ故にわからないものの、綺麗でずっと眺めていたい、などとひっそりと願う。余りに似合わないから口にはしまいが。

これまで人を愛したことなどない。
両親を物心つく前になくし放任主義の義父母のもとで育った。寄り付く異性はいようともこの性格だ、愛されたこともまたなかった。

そんな男が玩具としてでなく一人の女性として相手を愛おしいと自覚するまでには少し時間がかかったようだ。]

  そうか、……、
  ……あー、キ、ッツ……!

[ 嬉しい、と漏らされたあと彼女のそこは一層窮屈に収縮した()。つられて達しそうになってしまったが、眉間に皺を寄せ、下腹に力を入れて。]


[ 耐えながら、はらり零れ落ちていた雫を勿体無いとばかりにぺろりと目元まで舐め上げた。
──塩辛い。けれども彼女から溢れたものだからか、新鮮な果汁のようにも感じられた。]

  ああ、愛してるぜ

[ ナイフと肉棒とが、か細い少女の身体を容赦なく貫いた。返事を待たずにしてしまったものだから、きっと「私も愛しています」となる筈だった返事を最後まで聞けなかったのは少しだけ残念だが、その分は己が言えば良い。

なんと刃は悦んで受け入れられたようだ()。それを認めればやっぱり生き返らなかったらどうしよう、などとどちらも激しく突き立てるのを止めないまま不安を抱くが。

まるで聖母のように憤りも我儘も受け入れてくれる様子に、きっと大丈夫だと、何の保証もなく期待を高めて。]


[ 一度壊した少女が再び目覚める()のを繋がったまま待っていれば、首筋につけた鬱血痕も胸の裂傷も元の白い肌へと戻っていくのを目の当たりにできただろう。

──ああ、やはりこの娘は特別なんだ。彼女への想いが確固たるものになったのはこの瞬間。

仕組みはまるでわからないが、所有印が消えるのは詰まらない。途絶えさせぬよう綺麗な首筋をじゅう、と強く吸いながら目覚めを待った。因みにこれは彼女の意識のないうちに毎度繰り返されることとなる。眠れる姫への、悪戯。

色素の薄い睫毛が持ち上がれば、次はどうやって壊そうかと悪巧み。
彼女の方から"もっと"と強請られればますます気分が良くなり笑みが深まっただろう。]

  はっはは…良いぜ、ヨーランダ
     好きなだけ愛してやるよ

[ ナイフを握る手を上から握られれば、その指先にちゅ、と音を鳴らして口付け。
それから五度ほどは体位と刃を突き立てる位置を変え、交わらないはずの二人は交わったのだった。正確な回数が、わからなくなる迄。]


【人】 看板娘 櫻子

[こうして相対してみれば、この男も"強欲"の男と同じく穏やかで紳士的だ。
しかし、あの強欲の男もあんな風に狂っていた。
況してや目の前の男の資料を目にした娘は、その警戒を解くことが出来ないでいる。
一歩相手が近付けば、びくんと肩を跳ねさせはするが────]

…………ん、ぁ。

[自分が何かをしたと思われては堪らない。
───実際に手も出してはいるが、自分の推察が正しいならば"最も罪深き"とされては堪らないのだ。
だからこそ、娘ははしたないと思いはしながらも、僅かに眉を寄せては大きく口を開く。
そして口の中を指差せば、相手には見えた────否、見えなかっただろう。
あるべき場所に、娘の舌先が]

………えう、いあーう。

[舌先が無ければ、明瞭な発音は出来ない。
それでも、まだ相手から自分は聞いてはいない筈のその名前を何とか発音しようとしたが、伝わるだろうか。
しかしやはりハッキリと発音出来ない様は情けなくて、恥ずかしくて。
羞恥に頬を染めては不機嫌そうにプイと顔を横に向けてしまう。
ジワリと涙を滲ませて、今の状況を悔やみ溜息をついた]

(44) 2016/02/29(Mon) 00時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/29(Mon) 00時半頃


「『愛している』だなんて言葉を与えてもらったのは、果たしていつぶりだっただろう。
持たざるものであり、他人を羨むことしかしなかった少女は戸惑っていた。

あれだけ欲しくてたまらなかった言葉を惜しげもなく与えてくれるこの男は。
愛おしげに頭を撫でて、首に所有の印を刻むこの男は。
一体何者なのだろう?

――その答えを、少女は既に知っている。

彼が何者で、どこから来て、どこへ帰ってゆくのか。物覚えの良い少女は、ちゃーんとわかっている。

だから少女は嫉妬する。
この先彼が出会うであろう全ての女と、彼に抱かれる女に醜い嫉妬を燃やし、そして

自分の未来に、また、深く絶望する。]



はい。私の全ては、あなたの物です。

[ 少女は、男に付き従った。

あの金髪の男の話を出せば、痛いほどに少女の手は握りしめられたが、どうやら彼は自分との時間を選んでくれたらしい。
それならそれで全く異論はない。
彼が自分のことだけを見てくれるというのは、少女の妬む心を慰めた。]

……はい。

[『あまりにも可愛いから』という言葉には、恥ずかしげに頬を染める。そしてしっかりと指を絡ませて繋がれた手には、少女からも応えたようだ。

『まるで恋人みたい』……と。

長年抱いていた空想が現実になったかのような勘違いに、眩暈がするほどの幸せを感じてしまう。でも少女はわかっている。

そんな幸福は、どこまでも勘違いなのだと。

長く続かない幸せであることを知っている少女は、同時に大きな恐怖も抱くのだった。]



ケイイチ様……あっ、あ……もう、でちゃう……あ……っ……ぁぁ…っ

[やがて尿意が達すれば、少女は恥ずかしそうに顔を背けながら彼に小水を与えたことだろう。彼が啜る音にも、ひどく興奮したに違いない。
もし彼が飲んだすぐ後に立ち上がってキスを求めてきたとしても、少女は喜んで受け入れた事だろう。]

ケイイチ様……

[そうして立ち上がった彼にまた、腰を擦り付けて]

私にも……ください……私の中に……いっぱい、飲ませてください……

[ 少女は、男の捌け口になることを自ら望む。]


【人】 看板娘 櫻子

──色欲の男→1人資料室へ──

[もし、この舌はどうして喪ったのかを尋ねられたら。
────尋ねられなければもう一度口の中を指し示してから、そっとその指先をとある扉の文字へと向けた。

"強欲"の扉の文字へ。
彼にやられたと伝われば良い。
────その選択を選んだのは自分だが、自分の自尊心を悪戯に傷付けてその選択を取らせたのには変わり無いのだから。
しかしそうして見せては、そっと指先を己の唇の前に立てる。

────何か、人の話し声のようなものが聞こえた気がしたのだ(>>48ヨーランダ)
訝しげに眉を寄せ、そっと忍び足で音がしたような"憤怒"の扉へと近づいて見せる。だが]

……………………っ!!!

(54) 2016/02/29(Mon) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

[そこに、密やかながら男女の声が聞こえれば息を呑んだ。
頬の赤味が強くなるのは、何も直接的に卑猥な声を聞いたからでは無い。
男女の秘め事は見たく無い。聞きたくもない。
こんな、罪人ばかりが集められているかもしれぬ、時代も国も違うかもしれぬ者同士で────はしたない!
男はともかく、女は売女のようではないか────まさか、元いた場所でまさに売女のような扱いを受けていたとは思いも寄らぬまま、娘は1人憤る。
1人で衝撃を受け、"色欲"の男が何かを言ったとしても何も聞かずに夢中で走り逃げ出すのだ。

────冷静であれば、先ほど確かめたのだから"強欲"の扉へと逃げ込めば良かったのかもしれない。
しかし、強欲と嫉妬、女性2人の扉への出入りを確認してしまったからこそ、自分の部屋が扉さえ閉ざされれば自分もそこに閉じ篭れる、とは思い至れなかったのだ。

だから、娘は逃げ場を求めて資料室へ。

────暫し走り、1人になれば蹲り頭を抱え込んでしまうのだ]*

(55) 2016/02/29(Mon) 19時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/29(Mon) 19時半頃



  ……は、何。お前も飲みたいの
  折角水があるのに俺のが良いわけ
         へぇそーなんだ

[ 後で私にも()と言われ意地悪く笑う。
片足が肩に掛けられ、視界を遮るものの無いすべすべの恥丘が目の前に晒される。押し広げられた陰部からは濃厚な雄と雌の匂いがむわんと立ち、誘われるように喉が鳴った。]

  あー…美味そ、

[ 我慢ならないとばかりに手を退かさせて、自身の両親指で押し広げ直す。荒い呼吸をする顔を近づけ、尿道口を舌先でトントンと軽くノックした。早く彼女から排泄されたものが飲みたい。

ああ、けれども、触れられることを待ち侘びているかのような果実が鼻先に触れた。悪戯心が芽生え、しばし標的はそちらへと移るのだった。]



  ハッ、見られて興奮してんのかよ
  それとも飲んで貰えるのが嬉しい?

[ 地下室から移動してそう経っていない。ただの名残りかも知れないと思いつつも、鼻で笑い呼吸をするように意地悪を言う。

そうして返事も待たずに、……愛らしい実は包皮に包まれたままか? ならば親指で上の皮膚ごと軽く持ち上げ剥き出しにしてから、でなければそのまま唇を寄せてぢゅ、と吸い付く。飴をしゃぶるようにネチネチと舌先で嬲った。扉に背を預けて悶える彼女が可愛くてついしつこくなる。]

  っはぁ…あーそうだ、イキたくなったら
  きちんと"イク"って言ってからにしろ

[ 彼女が達した時()を思い出しては、一つ念を押す。あの時は突然だったからこちらも出してしまいそうだったな、と。今の彼女もその時の彼女も可愛く厭らしくて、あれだけしたというのにまた半身には熱が集まっていた。]


[ 彼女が達することがあれば、その最中も意地悪く口淫を続けただろう。しばらく反応を楽しめば今度こそ尿道口に唇をあてて待機し。]

  全部一気には飲めないと思うから
      何回かに分けて出して

[ そんな無茶かも知れない指示を出したが、さてどうなったか。直で受け止める小水は思いのほか温かい。]

  ……ッん、……ンぐ……

[ 口の中で味わいつつ、出されるのに合わせて喉を鳴らした。偶にじゅると啜れば雌の香りが強くなり、下半身に熱が集まる。

もしも上手に分けて出せなかったようなら、嚥下が追い付かずに口の端を少し伝ってしまって、離れた後で"あーあ、舐めて綺麗にしろ"などと命令しただろう。
初めてでも上手くできたのなら、それはもう笑顔で"お前は本当に良い子だなー!"と言いながらむぎゅうと抱きしめたことだろう。]

  ぷは。ヨーランダの、旨かったぜ
  ごちそうさま。……じゃ、交代な

[ 最後には腰を擦り付けてくる彼女()の頭をヨシヨシと撫でて、体勢を入れ替えた。ファスナーを下ろし半勃ちの性器を取り出し、鈴口に跪かせた彼女の唇とキスをさせる。多少血色が悪かろうと柔らかくてぷにぷにで気持ちいい。]



  あー、勃ってるとしにくいんだよなァ
  ……出してくれる?

[ そう、口淫を求めれば彼女はしてくれたか。なくとも出せないことはない。精液は出してもかなり薄くなっていただろう。
放尿だけか、射精に立て続けになったか、それは彼女次第だが。]

  あー、ヨーランダのクチん中、きもちー

[ 彼女の口腔で解放するのは堪らなく気持ち良かったのだろう。

そして自身の体液を摂取した彼女は、一層可愛く見えたに違いない。]


【人】 看板娘 櫻子

──資料の間で、1人──

[本棚ばかりが続く場所で1人蹲る。
誰か周りにいただろうか。いまの娘はただ酷く混乱していて、頭を抱え込んで全ての周りのものを拒絶しようとしていた。心の臓がやけに煩い。
目の縁に塩辛い滴が溜まり、舌を失った口内に悪戯に唾液が溜まり、ゲホゲホと苦しげにそれを床へと吐き出した。

苦しい。
    嫌だ。
        見苦しい。
            はしたない。
嫌らしい。
    破廉恥な。
        恐ろしい。
            怖い。

      ────何故自分がこんな目に]

(58) 2016/02/29(Mon) 21時半頃

【人】 看板娘 櫻子

(……………堕ちてたまるものですか)

[ぐいと口元を拭う。
傲慢な娘は恐怖を飲み込み、哀しみを苛立ちへとすり替える。
涙を拭い、自分を屈させようとする負の感情を逆に押し込めて顔を上げた。

そう、原点に戻ろう。
あの小瓶の部屋を調べたくはあるが────今更、1人であの部屋に行くのは嫌だ。
色欲の男が調べているかもしれぬが、まだ見ていない他の人物らの資料も気になる。果たして、どんな罪人か。

すう、はあ、と深く呼吸を繰り返しては凛とした表情を取り戻し、床に座したまま資料を見比べ始めていく。

果たして、今回の人物らの資料は手に入るかどうか]

(59) 2016/02/29(Mon) 21時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/29(Mon) 23時頃


【人】 看板娘 櫻子

──資料の間──

[狂ったような笑い声はどこから響いていたか(>>60>>61オスカー)
ビクッと体を震わせてしまう。此処には狂った人間がどれだけ居たのだろう。
その笑い声が近づいてくる気配は無いようだが、暫しあたりの気配を伺ってから、小さくため息をついて資料を探していく]

(63) 2016/03/01(Tue) 01時頃

【人】 看板娘 櫻子

["Nicholas de Fontbrune"
そう名が記された資料に目を通し、その顔を強張らせていた。
其処に貼られた写真は見知らぬ相手のものだ。
然し、其処に並べられた"人形"の文字。
そして"愛娘ララ"の名。
奇妙に一致し過ぎた符号に首を捻る。
写真に手を伸ばせば、成る程、これを剥がして取り替えることも可能なのだろう。
若しかしたらこれは、あの強欲な男の物なのかもしれない。

然し、これでは証明できぬ。
この舌では問いただす事も出来ぬ。
もし、生き返ると知っていたなら、切り離したものが戻らずに傷がふさがると知っていたなら、あんな馬鹿な真似はしなかったのに。
改竄されてしまっている可能性に気付きながら、それを指摘できない娘はそっとその資料を本棚へと返した]

(64) 2016/03/01(Tue) 01時頃

【人】 看板娘 櫻子

["Yolanda Patric Shilton"
写真は確かにあの女のもの。
しかしその経歴を見れば、思わず眉を顰めてしまっていた。
何と哀れな身の上だ、父親に折檻されて生きて、窃盗を繰り返すなど余程の貧困層なのだろうか。
しかし、だからと言ってこの犯行の理由がよくわからない。それは、娘と育った環境が違いすぎるからかもしれない。
哀れだ。しかし、愚かだと思ってしまう。
貧しいとは悲しいことだとも。
娘はそんな風に女の資料を見下すように眺めてはまた、本棚へと戻す。
小さくため息をつき、そっと資料探しを続行した]

(65) 2016/03/01(Tue) 01時頃

【人】 看板娘 櫻子

[そんな風に真剣に資料の山と向き合い探し続けて、暫く。
いつの間にか娘は、先程自分が殺し、舌を失い死に至ったあの凶行の現場へと再び訪れてしまっていた。
血の強い匂いと、本棚から落とされた資料の山を見れば思わず眉を顰めてしまう。
しかし、そう言えばあの"色欲"の資料は"強欲"の男に一度預けていた。
それでは、ここで警官の男──"憤怒"の男と小競り合いになった際、その資料はこの山となったそれの中に埋もれたのだろうか。
そう思いはするが、かなりの資料の散らばり具合と、自分たちが流した血の量にその中から探し出そうという気は起こらない。しかし]

(警官の男と、人形……私の他に娘はあの白髪女?
………この地下室に、逃げ込んでいた?
でも、彼方の扉からは、男女の声……)

(66) 2016/03/01(Tue) 01時頃

【人】 看板娘 櫻子

[そう、いつの間にか。
地下室にいたと想定される人物ら、特に自分の他では唯一の女である白髪の娘は地下室ではなく彼方の、憤怒の部屋にいたようだ。
なら、ここにはもう誰もいないか、警官の男か、…全く別の何者かが居ても可笑しくはない。
試しにドアノブを回してみれば、鍵は閉まっていなかった(>>41)
そっと扉を開き中を覗き込む。
血と、それ以外の嗅ぎ慣れぬ臭気にウッと呻いて顔を背けたが──何かある、という事だろうか。
まさか、幾度も情事と破壊を繰り返していたとは気づいていない]

(何か、この奥に隠されてはいないかしら………?)

[先程は入れなかった場所である。
何かしら武器も見つかるかもしれない。
娘は意を決し、地下への扉を開き階段をゆっくりと降りていく。

内側から施錠をしなかったのは、中に危険な人物が居た場合、逃げやすくする為だが、それが良い一手となるか悪しき一手となるかは、まだわからない]**

(67) 2016/03/01(Tue) 01時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/03/01(Tue) 01時頃


[ 少女は未知の経験に畏れを抱く。
けれど、彼とともに味わう『未知』なら喜んで受け入れよう。]

わ、私じゃないと……だめ……なのですか……?

[汚いから、という理由で拒もうとしたが、それでも彼は引き下がらずに、むしろ少女でなければダメなのだといいはなった。
ああ、未だかつてそんな言葉を少女にかけたものはいなかった。『お前のだから』と、少女の存在を肯定した存在など、今までただの一人も、いなかったのだ。
『良い子』と褒められれば、ますます従順に、少女は足を開いた。]

はい……私も、ケイイチ様のが、いいです……

[後でのご褒美をねだれば、こくりとうなずいて]

ひ、ぁ……あっ……

[舌先でつんつんと尿道を刺激されれば、性感とはまた違う感覚に腰が震える。]



あ、だって……ケイイチ様に可愛がっていただけるのが嬉しくて……、っ、ひあ!

[ 既に剥き出しになっていた食べごろの実を強く吸いあげられれば、言葉を最後まで言う前に啼き声へと変わった。そのままネチネチといじめられてしまえば、涙目になって吐息が荒くなる。]

は……あ…っ、あ…っ、んん……っ!
え、い、イク時には、言うん、ですか…?
あ……申し訳ありませんでした…、ケイイチ様のお許しもいただかずに勝手にイッてしまう悪い子でごめんなさ、い……!
ひぁっ、……ん! ふぅ、ぅ……っ!

[ 攻め立てられる舌遣いと羞恥の言葉に少女の熱は高まっていき――やがて、同時に達したようだ。]

ケイイチ様、っ……イッちゃいます…イ、く……ふ、ぁぁ……っ……
 


[ビクン、と腰を震えさせて達すればトロリと愛液が垂れて、そのすぐ後にチョロチョロと小水が漏れだしたことだろう。
彼の『小分けにして出せ』という命令はちゃんと聞こえていたので、少女は必死に言いつけ通りにした。
尿を止めるたびに、ヒクリヒクリと体を震わせて。]

は……あ……あぁ……

[尿飲まれてしまったとまいう恥ずかしさと、得も言われぬ嬉しさに喘いでいれば、彼に『良い子だなー!』と抱きしめられた。
ご褒美をもらった少女は、歓喜にまた涙したのだった。

ところで行為の最中、外で声を聞かれていたことなどには、全く気づかなかったようだ。]


[今度は少女の番。
彼の前に跪き、まだやわらかいそこに舌を這わせた。]

あむ……ん……ふふ……

[これが先ほどまで自分の中に入って居たのかと思えば、その時の幸福を思い出して目尻をさげる。さらには彼の体液をこれからいただけるのだと思えば、熱心にもなろうというもの。

ぺろりぺろり、と犬のように彼の鈴口とキスを交わしたあとは、大きく口に頬張ってむしゃぶるようにして舐める。
彼の肉芯は少女には大きかったので、全部は入らない。それでも一生懸命、ご奉仕をするのだ。

その頃には、暗闇にも目が慣れた頃か。
それなら、彼の方をチラチラと見ながら彼の鬼頭の形に膨んだりすぼまったりする少女が見えたかもしれない。]

あ……ん……っ

[やがて彼の怒張が一際大きくなった時、少女は香ばしい雄の香りがする汁を飲む。その後に流れこんできた生暖かくてしょっぱい液体も、美味しく飲み干して。]

ごちそうさまです……ふふ

[唇の周りに飛んだ汁も残さず舐めとって、少女は嬉しそうに微笑んだ。]


【人】 看板娘 櫻子

──地下室──

[地下への階段を下っていく。
強くなる血と、それとは別の生臭い匂いに吐き気を催しながらも何とか嘔吐する事なくベッドの並ぶ場所へと降りる事が出来た。
ベッドは3つ。
一つは血塗れ。しかし、少し乾きつつあったかもしれない。
もう一つも血塗れ。此方は滴るほどの血塗れで、原因の解らぬ生臭さは此方からのようだ。
そして、真新しいベッドが一つ。
更に血の付いたソファが一つ。

──血痕が此処から扉の間へと続いていなかったという事は、首無し男は此処で首を切られたわけでは無いのだろうか?
それとも、何かしらされて生き返って歩かされた?何故?
もう一つの血の滴るベッドは理由を推測できて眉が寄せられる。
然し、想像の通りだとして、あの男女の仲は理解できない]

(70) 2016/03/01(Tue) 08時半頃

【人】 看板娘 櫻子

(ここではしたなく"遊んでいた"、そして殺して殺されて"生き返った"として。
────あの部屋に居た2人と、ここの部屋にいた2人は、別人なのかしら?)

[若しくは力で女が服従させられたか。
女の方もその身を武器に男を手玉に取ったか。
何方にしろ、おぼこの娘には理解しがたい状態である。
きつく眉を顰めながら、娘は血塗れのソファの裏側を覗き込んでみたり、隙間に何か挟まっていないか調べてみる事にした]**

(71) 2016/03/01(Tue) 08時半頃

【人】 看板娘 櫻子

──地下室──

[血まみれのソファの周りを調べて暫く。
薄暗い地下室の中で、ソファ周りで指先にカツリと触れる物があった。
見慣れぬ、少し先の細まった小さな円筒形。金属製のそれが何であるのか、娘には分からなかった。

──父親や兄が軍人であったなら、警察の者であったなら、せめてもう少し先の未来の人間であったなら。
それが何であるのかをきちんと把握出来ただろうし、娘はもっと恐れもしただろう。
だが、娘には分からない。
その円筒形の小さな金属は六つ見つける事が出来たが、これは一体何なのだろう?
"弾丸"を目の前に、娘は戸惑う。
見つけたそれらを未使用のベッドに並べ、これを使う場所──若しくは物が見つからぬか、今一度ベッドも探ってみた。
血染めの、特にその血が新しいベッドは近寄るのには勇気が要ったが仕方が無い。己のとって、情報は武器となるやもしれぬ]

(73) 2016/03/01(Tue) 09時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[ベッドもくまなく調べていけば、血染めのベッドの隙間から"刃こぼれしたナイフ"を見つけた。
これは、何を────意味するのかと想像を巡らせ、「ひっ」と小さく悲鳴を上げて放り投げた。
カツン……と小さな音を立て、刃こぼれしたナイフが床に落ちる。
ここで、"人殺し"をした人間のものだろう。あの男曰く"警官"と"人形"がここに居て、新しい血染めのベッドもあって、そして刃こぼれしたナイフ。
それが実際に彼らが使ったもので無くとも、その想像に至った娘は流石に気分の悪さに口元を押さえた]

(74) 2016/03/01(Tue) 09時半頃

【人】 看板娘 櫻子

──思えばあの"警官の男"が"強欲"の男に手を出さなければ。
何方が先に手を出したのか、聞いていたかも知れないが混乱の中で娘はその順序は失念する。
あの男が傷つく事も無く、自分が怯えて手をかける事も無く、目玉を口にする事も無く、自分が舌を失うに至る事も無かった?
そんな、理不尽な八つ当たりの矛先が変わりつつある。それは、娘の慣れぬ男女の交わりを匂わされ、その身に潜む劣等感を刺激されたからでもあった。
口元を抑え呼吸を震わせ、そっとそのナイフも持ち上げれば綺麗なベッドの上に放る。
下唇を軽く噛み、今度は床や壁を調べてみよう。
あの、金属製の小さな円筒形を嵌め込む穴が見つかるかもしれぬと]**

(75) 2016/03/01(Tue) 09時半頃


  ああ、お前じゃないと駄目だ
      ……言わせるなよ

[ 私じゃないと駄目なのか()と訊ねられれば、そう返事を。らしくもなく頬が熱を持ち、この時ばかりは部屋が暗くて良かったと思うのだった。

この男は特に意識して相手の秘めた望みを叶えようとしたり喜ばせようとはしていない。自然に相手がそうさせるのだ。そして男にもまた、真に自己を肯定してくれる者はいなかった。]

  ……そうか、じゃあいっぱいやるな

[ "ケイイチ様のがいい"と告げられて。
似たような台詞を他の悪戯に遊んできた女に幾度強いて言わせてきたかわからないが、こんなにも嬉しくなったことはない。]


[ 言い付けを守って悪い子が見事良い子になる()のもまた褒めてやりたかったが、漏れ出る愛液と小水に口は塞がれた。

命令通りに少しずつ出されて、こぼす事なく飲む事が出来た。多少しょっぱいが、彼女が出したものだと思うと美味しく感じられるから不思議なもの。]

  良くできたな、良い子だなー!

[ 尿口に残ったものを吸い、飲み込み終えれば、むぎゅうとか細い身体を力強く抱き締めた。彼女の歓喜の涙は、シャツの胸元が吸いあげてしまった。]


[ 熱心な奉仕は気持ちよく、あっという間に膨らみきって、先端から溢れた涎が小さな唇を濡らした。]

  はぁ……、きもちー

[ シーツで拭いきれなかった血液が固まり、少しパリパリになっている髪を撫でながら口淫の心地よさに浸る。暗闇に慣れてきた目は、自身のモノを咥えて変形する彼女の柔らかな頬を捉える。きっと顎が疲れて苦しいだろうに。でも。

なんてかわいいのだろう。

ムクリと硬度を増し。髪とその頬を撫でていれば、呆気なく彼女の口腔に吐精するのだった。
それからシャアア、と別の体液も放つ。飲み下せるように少しずつ出し、この上ない開放感に浸った。]

  あぁ…ヨーランダ、好きだよ

[ 屈みこんで唇を重ね、舌を捻じ込み、口内を荒らした。ほんのり臭う口付け。鉄錆の味の次はこれだ。

自分の出したものは汚く思うが、彼女を介せばどうってことない。互いの排泄したものと唾液と吐息が混じり、愛おしさばかり募って、

このまま押し倒してしまいたい。

──それだけは耐えて、ゆるり唇を離した。]


【人】 看板娘 櫻子

[地下室の床や壁に、娘は特に何かを見出す事は出来なかった。
小さく溜息をつき、血塗れではないベッドへと向かう。
その上には未使用らしい"弾丸"に"刃こぼれしたナイフ"と、ここで見つけたものが並べられていた。
何処かで使うかもしれない、持ち主を問いただせるかもしれない────いや、今の自分ではそれは無理か。
ならば、他の誰かを介して問いたださせる?
ナイフと、あの首無し男の傷口を見比べてみようか。
──いや、見比べた所で、素人の自分には傷口がどうこうは分からぬか]

(────何方かに見せて反応を見てみましょうか)

[そう思い至れば、このままでは持ち歩きにくいために綺麗なシーツの端をナイフで適当な正方形に切り取り、小さな金属と刃こぼれしたナイフとを共に包み込む。
それを手に、異臭放つこの空間から抜け出そうと階段を登り地下室を後にする事にした。
地下室の扉を開き、外の空気を胸いっぱいに吸い込む。
そして、扉をゆっくりと閉ざす。
自分が鍵を持たぬこの場所は、施錠される事は無い]**

(80) 2016/03/01(Tue) 13時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/03/01(Tue) 13時頃


あぁ……妬ましい。

ひどいわ、こんなのってあんまりよ。
一体誰が私とケイイチ様の間を引き裂いたというの?きっと、誰かの仕業に違いないわ。ケイイチ様は悪くないのよ。

きっと幸せな私達を誰かが僻んでるのよ…そうよ!

残りの5人の中の誰かが犯人なのよ!!
そいつを殺せばケイイチ様は必ず私のもとに戻ってくるわ…そう、そうなのよ!

[妬む少女の心は決まった。
部屋を少し見回して、彼のナイフがないか探す。なかったのなら、そのまま部屋を出たようだ。まずは武器を探すつもりで*]


── 殺める ──

[彼の中には2つの人格がいる。

ひとりは臆病で彼女の死ぬ夢を見た。
もうひとりは我儘で彼女を愛す現実を手にした。

ひとりは全て知っていて、
もうひとりは肝心なところの記憶はない。
夢であったと、信じて疑わない。

あの血生臭い夏の夜を、
破裂しそうな程煩い心音を。

けれど都合が良すぎはしないか?
宝箱から甘いお菓子をただ欲望の儘喰らう姿が、
彼女が生を失う瞬間の事が、
何故彼の記憶には出てこないのか。

       ────そう、彼は知っている。]


[自分が彼女を轢き殺した事も、
其れで彼女の内蔵が日に焼けたコンクリートの上にびちゃりと転がった事も、
彼女の肋骨が衝動に耐え切れず折れた事も、
其の様な彼女の人成らざる者になったところへ駆け寄り舌舐めずりをした事も、
はっきり何ひとつ残さず覚えている。

漸く其の体を自分の物に出来ると喜んだ事も、
彼女の何処だか分からぬ部位をずるりと引き出して千切って其の口に頬張った事も、
彼女を噛むたび口に広がる甘い味も、
彼女が見た世界を自分の中へと取り込んだ事も、
其の瞳が何かを言いたげに此方を向いていた事も、
骨に付いた肉を余さず舐めて、歯を立てて、味わった事も、
忘れる等ということがある訳がない。]


[全て終わった後放心状態の儘暗い夜自分の家へと戻った事も、
晴れた夜に浮かぶ煌きが黒を纏い誰も此の光景等見ていないと思うのを愚かだと嗤っていた事も、
全て昨日の事の様にありありと浮かんでくる。

彼は其れが嫌で知らない振りをしているだけ。

でなければ自分の服を漁った時に疑問に思う筈だ。
" 自分のポケットには空腹を満たす為()ではなく、
 人に傷を付ける為の物が入っている() "
という事に。

だからあの日彼は狂った様な口調では無かった。
ただ何度も愛を囁いて、そうして満足そうに微笑んでいた。
だから"大体一緒"()等と言うのは、紛れもなく嘘だ。
彼≪β≫の彼≪α≫を守る為、狂ったかの様に振る舞う事等、其の時は要らなかったのだから。]


[彼は自分の罪を別の人格に全て償わせ、
自らの所為では無いと信じて疑わない。

彼は愚かにも其の罪との性格の区別として、
更に窃盗という罪を自ら負う。

全て喰らい己の物にしたいという欲望は、
       暴食という名に相応しい其れだった。]*


【人】 看板娘 櫻子

──地下室への扉のそば──

[娘は地下室への扉を閉めると、今度は先程は手をつけなかった、自分が舌を失った現場へと視線を向けた。
様々な所に比較的新しい血痕と、そして資料の山。
────あの山の中に、誰かの資料は混じるだろうか。未だ見ぬ、怠惰や憤怒、暴食の資料は。
近づいては、空になった本棚に資料を戻しながら自分に必要な資料を探し出す。
いずれ、"色欲"の資料も片付けているうちに見つけ出すのかもしれなかった]

(97) 2016/03/01(Tue) 18時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[資料の山を、その内容を確認しながら元に戻していく。
中には血に塗れた資料もあったが、取り敢えずは今現在関係なければそのまま興味も示さずに本棚へとしまい込む。

やがて、見覚えのある資料が目に入った。
色欲の男"Jeff・Richard"の資料だ。
それに手を伸ばしてはピクリと指先を震わせる。
あの男、自分には罪の意識は無いのだろうか。
強欲の男もそうだ。ここにいる者は皆、罪の意識など無い罪人なのかもしれない。
────もっとも、それはこの娘とて。
コレを突きつければどんな顔をするだろう。
突きつけて、自分が妙な目に遭うのは避けたいが、生憎今は言葉が喋れない。

然し、写真がすり替えられるなら、コレを見せた所で────改竄されるか。それとも、改竄された後なのか。

ぱらぱらと、頁を捲りつつしばし娘は考えを巡らせる]

(108) 2016/03/01(Tue) 21時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/03/01(Tue) 22時頃


【人】 看板娘 櫻子

["Jeff・Richard"の資料を手にして、暫し。
考え込んでいた中で、バサバサと何かが落ちる音が聞こえてきた(>>120ケイイチ)
何事かと眉を顰め、地下で手に入れたものを袂にしまい込み、"色欲"の資料と小刀とを手に踵をゆっくりと鳴らしながらその音の方へと歩いてみる。
やがて、強欲と対峙したらしい警察の男────"憤怒"の男を見れば、何をしているのかと首を傾げた。
何かを探しているようにも見えるが、────何を探しているのか、何をしようとしているのか。
尋ねるための声は失われている。
眉尻を下げ口をへの字にして、喉を軽く押さえてはそっと袂に隠した包みを取り出し、首を傾げながら差し出してみた。
刃こぼれしたナイフと弾丸が包まれたそれは、ナイフの柄のみ飛び出た状態。
果たして、これを見て相手に何か反応はあるだろうかと]

(122) 2016/03/01(Tue) 23時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/03/02(Wed) 00時頃


【人】 看板娘 櫻子

["憤怒"の男は何かを取ろうとしているようだった。
落としていたように聞こえた音は、まずは乱雑にファイルを扱う音だったのかもしれない。
何かを見つけたか、それとも逆に隠そうとしているのか。一見しただけでは分からぬが、意外にも怪我かどうかと尋ねられれば目を丸く見開いた(>>126)
一瞬答えに迷った後、首を横に振る。
そして喉をさすって見せた後で眉を寄せつつ指先でバツを作るのだ。
喉が、何かしらで使えないと通じるかどうか。
言葉が発せぬのだと、それだけで伝われば幸いである。

相手に見て良いのかと尋ねられれば頷いて、手に持った包みを差し出した。
どこで、ともし尋ねられれば少し考えた後、自分のきた方────地下室の扉があった方を指し示し、扉を開く仕草と床を示してみせるだろう。
しかし娘には、これが何を指し示すのかは分からず、その問いがあってもなくても首を傾げているのだ。
そうしては、相手から一歩下がる。
────あの、鮮血滴るベッドを思い出す。
あれは、本当は誰の血であったのだろう?]

(132) 2016/03/02(Wed) 00時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[しかし、いまの娘にはそれを問うのは無理だ。
だからわずかな警戒を示した後、"色欲"の資料と小刀とを手にしたまま相手の様子を伺ってしまう。
どうやら、このナイフは────少なくとも柄は初めて見るようだけれども、どうなのだろう。
そう言えば、"強欲"の男にはナイフが刺さっていたようだが形状はかなり違ったのだろうか。
僅かな間にかなりのことが連続して起きた。記憶が混乱しつつあるのはその所為だろう。

片手でコメカミを押さえては小さくため息が漏れる。
もし、手持ちの資料にも興味を引かれたなら、相手にそれをそのまま抵抗なくみせるつもりだった]

(133) 2016/03/02(Wed) 00時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/03/02(Wed) 01時頃




……。

[リシャール氏がどうしていたかは知らぬ。
が、自分の方が先に彼女の元へ辿り着くのなら?────ナイフを振り上げてくるその手首を掴み、扉に縫い付けてしまおうか。

恐らく、扉と彼女の腕とかぶつかり、ガツンと少々大きな音が響いたかもしれない。
尤も抵抗されているのだから、掴む前にいくつかの傷を作っていただろう。]


嗚呼、煩いな。

[冷めた瞳で、彼女を見下ろし、普段より幾分か低い声で]

……君の動く姿は目障りで、君の声は耳障りだ。……頼むからそこで大人しくしていてはくれないか?

[実際、彼女が静かに大人しく慎ましやかに……人形よろしくしているというのなら、何も手を出すつもりなど毛頭ないのだから。]**


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