人狼議事


184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】

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視点:



  Baby and I
  (ぼうやとわたしは)

  Were baked in a pie,
  (パイの中でこんがり焼かれた。)

  The gravy was wonderful hot.
  (すばらしく熱いグレービーソースだったわ)

  We had nothing to pay
  (けれどその日はパン屋に)

  To the baker that day
  (渡すお金が足りなくて)

  And so we crept out of the pot.
  (ぼうやとわたしは鍋から這い出た)
 


【人】 看板娘 櫻子

[大量の資料に目を通してはいるが、先程はあれだけあっさりと見つかった、ここに集められた者たちの資料は目にする事が出来ないでいた。
此処にはどれだけの人物の記録が収められていると言うのだろう。
そして、流石に大量の資料を目にしているうちに流石に気づき始めた。

──生年月日の記載が可笑しい──

詳細に人の過去が書いてあるように見えて、此処だけ出鱈目を書いているのだろうか?
その様には考え難いものの、生まれ年が過去の物は兎も角未来の年月日のものまである。
確か、今は────。

(大正12年……西暦では、…1923年?)

西暦では断言し切れないが、そう大きくは外していない筈だ。
そして今、手元にある資料の人物は1950年頃の生まれとされている。
これは、どう考えれば良いのだろう?
然し。娘はこれは考えているだけでは仕方が無い事とその見知らぬ人物の資料を三人分ほど胸に抱えたまま、また真っ直ぐに歩き始めた。
向かうのは己の資料を隠した場所。
記憶通りの場所に辿り着くと、娘は自分の資料を開いた。其処に矢張り、己の鮮明な姿絵がある。
己のものと、誰とも知らぬ資料を合わせて抱え込むと、娘は足早に本棚の部屋から立ち去っていく]*

(1) 2016/02/25(Thu) 08時頃

【人】 看板娘 櫻子

[木を隠すなら森の中。
資料を隠すなら本棚の中?
────いや、此処には目を通すものは資料しかない。皆、遅かれ早かれ資料を目にするだろう。

ならば、隠してしまってはどうか。
皆が目を通す場所ではなく、あの視界の聞かない漆黒の場所へ。

娘は一度、己が軟禁されていた"傲慢"の部屋へと向かう。
誰かに見咎められたかもしれないが、「疲れてしまいましたので、1人になれる場所で休憩しながら考えさせて頂きますわ」とでも告げて「御機嫌よう」と立ち去るだろう]

(2) 2016/02/25(Thu) 08時頃

【人】 看板娘 櫻子

[そして、己と見知らぬ三人分の資料と共に"傲慢"の扉の中へ。
其処は相変わらずの暗闇だったか。
壁に手を添え壁伝いに歩きながら、その成るべく奥へと向かっていく]**

(3) 2016/02/25(Thu) 08時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 08時頃


【人】 看板娘 櫻子

──"傲慢"の部屋に入る前──

[4人分の資料を抱え、首無し男が出てきた扉から自分もまた出ようとした時である。
"どこか行くんですか?"と、先程悲鳴をあげていた情け無い男から問いかけを受けた。(>>4オスカー)
だから、相手には眉尻を下げて少しだけ困った風を装ってみる。
今はもう既に顔は平素に戻った顔色。それでも、少し疲れているのは本当だから、疲れは装う事も無かった]

ええ、少し疲れてしまいましたの。
………ですから、1人で休めそうな場所で考え事をさせて頂きますわ。
御機嫌よう。

[相手はどの扉から出た相手だったか。
色欲、強欲、憤怒、嫉妬。
その4人は確りと把握出来ていたが、彼はどの扉であったか。
疑問を抱いたものの膝を曲げ軽い会釈をし、そのまま"傲慢"の部屋へと入っていく。

そして、中に入ればピタリと扉を閉じ、深い深い闇の中へ]*

(10) 2016/02/25(Thu) 12時半頃

【人】 看板娘 櫻子

──"傲慢"の扉の中──

[壁を伝い、暗闇の奥深くへと歩みを進めていく。
袴姿であるのに摺足になってしまうのは、足元に穴でも空いていれば堪らないからだ。穴に落ちて足を挫くだけならばまだしも、奈落に落ちてしまったならば命の保証はあるまい。
どれだけ奥に進んだだろう。資料のうち、手探りで順番を違えぬよう自分の物を握り締め、部屋の奥深くへと投げ入れた。
その後、矢張り壁を伝い元の道、扉の方へと歩いていく。
そしてそっと扉を開き明かりを差し入れると、ぱらりぱらりと残った資料の頁を手繰り視線を落とした。
違えず、自分の資料は闇に包まれた部屋の奥へと隠せた事を確認する]

(16) 2016/02/25(Thu) 15時頃

【人】 看板娘 櫻子

(これで、私の資料はあの中からは探せませんわよね)

[そっと、残された三人分の資料は扉の横、光の射す位置へと重ねて置いておく。
1人分が消えるならばともかく、抱え込んだ4人分が3人分に減ったくらいは気付かれにくい筈。
隠した、と思われなければ良い。
扉の隙間から外を伺うが、今は他に誰も居なかったか──生きている者は。
辺りを伺いながらそっと扉から出てくると、扉を閉ざした後に向かってみたのは"嫉妬"の扉の前。
さて、彼女はまだ扉の内側にいるのだろうか]

────もし?

[そっと声を掛けてみる。
果たして、返事はあったろうか]

先程は失念しておりましたが、御髪を整えて差し上げましょうか?
**

(17) 2016/02/25(Thu) 15時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 15時頃


【人】 看板娘 櫻子

──"嫉妬"の扉前──

[声をかけ様子を伺えば、薄らと扉が開く。(>>23ヨーランダ)
矢張り、ずっと此処に隠れていたのだろう。
その鎖が外されていたのは知らなかったし、何故か彼女にだけ足枷と首枷がなされているのは思えば不思議だったのだが、それでも相手が女と言うだけで娘には少しだけ都合が良い。
女の園で生きてきた娘には、女の方が余程扱いやすいように思えていたのだから。
薄らと開かれた扉がもう少しだけ開く。
そして、漸く今の女の姿を改める事が出来た。

(────見すぼらしいですこと)

折角渡してやったリボンは、適当に括られている為に見るに堪えない状態になっている。
本来ならば乞食のような女にこれ以上手を掛けてやる事も無いのだが、利用価値を高める為ならば]

(27) 2016/02/25(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

私も、今は櫛を持っておりませんから手櫛で堪忍して下さいませ。

[そして、扉の境で相手の背に周り、一度リボンを解いては手櫛でその白い髪を梳いていく。
どうせならば三つ編みにしてやりたい所だが、放置されていたらしい髪では後れ毛が目立ち醜くなるかもしれない。
それを思えば、先程女がやろうとしていたように、髪の流れを指先で整えながら高い位置で一つに纏めてやった。
先程よりは余程マシになった事だろう。
然しそうしてやりながら、相手の言葉には背後で片眉を上げ笑みを消す。
ピタリと一瞬だけ指先が止まったが、直ぐにキュッとリボンを結び直してやった]

──私も驚きは致しましたわ。
悍ましいとも思いはします。
けれど、こんな奇天烈不可解な状態に巻き込まれて、立ち止まるのは性に合いませんの。

……あの部屋の先には、資料が。

(28) 2016/02/25(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

[相手の問いにあくまで自然な声で語る。
そして笑みを浮かべ直せば、「少しお待ちくださいまし」と、相手の背後から離れて傲慢の扉へと向かう。
少し開き、扉の脇に置いてあった資料3人分を持ち出せば、扉をピタリと閉めてまた女の元に戻ってきた。
そして、無関係3人分の資料を相手に差し出してみせる。
1800年代、1900年代、そして2100年代の生きた場所も時代も別々の人物の資料だ]

あの部屋には、大量の資料がありましたの。
そして見ての通り、犯罪歴が記されておりました。
けれど、ご覧くださいまし。
過去の記録は兎も角────未来の生年月日の物までありませぬか?

其処に記されている犯歴も、悍ましいものばかりですが……。

[とは言え、その3人分の資料の罪はまだ軽い方。それでも、殺人と性犯罪と強盗殺人のものがそれぞれか。
口元に拳を添え、視線を伏せて見せてからそっと問いを向ける]

(29) 2016/02/25(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

この資料の信憑性を確かめる為にも、お姉さまにお伺いしたいのです。
────貴方様の生きる時代は、私と異なるのかと。

[視線を上げ、相手を真っ直ぐに見つめ直す。
凛としたその表情は、憂いも不安も現れる事はなかった。

傲慢な娘は、この女は良い様に出来そうだとタカをくくってもいたのである]

(30) 2016/02/25(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

──"嫉妬"の扉前──

[相手の内心には気付かない。
何処までも臆病で、不甲斐ない女なのだろうと見下してしまう。
この女が重要かもしれぬ鍵や食料を持っている事も知らぬのだ。
思えば、自分はどれだけ此処に居なければならないのだろう。

(1人を指し示すまで────?)

ならば、適当に自分以外を選ばせれば良いのだ。
自分の心の中は既に決まっている。
婦女子に乱暴を働く上、猟奇的に女体を保存するなど────それが必要である事では無いならば理解に苦しむ。
何事か自分に起きなければ、そのまま あの色欲の異人を指し示すだろう。
そして、相手の言葉に耳を傾ける]

まあ…、私は1907年の生まれですわ。
それが本当なら、国どころか時代すら違う方々がここに………?

おねえ、さま?

(38) 2016/02/25(Thu) 20時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[然し、思考を巡らせようとする間もなく、白髪の女は歌を歌い始める。
意味は何故か分かった、分かったが不愉快な歌だ。
そしてフラリと女は立ち上がり、何かに誘われるかのように本棚の間へと向かっていく。
呆気に取られたように相手の背を見送っていたが、小さくため息をついた。

あの女とは、まともな会話を長くするのは難しいのかも知れない、と。
そして、扉の境にいた女は辺りを確認する。

────その"嫉妬"の扉が開かれたままならば、興味本位で中を覗こうとするだろう。
もし、外からの光が届く位置に"何か"があったならば、その興味のままに中に入るのだろうが、そもそも扉は開いたままだったろうか。
閉ざされていたならば、暫し呆然と彼女を見送った後、再び手元の資料を開き見るふりをするのだ]

(39) 2016/02/25(Thu) 20時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 20時半頃


【人】 看板娘 櫻子

──"嫉妬"の扉前──

[立ち去っていく白髪の女(>>40ヨーランダ)を見守っては僅かに眉を顰めてしまう。
せめて、あの首無し男からもう少し離れて歩けばその服の裾を踏む事も無かっただろうにと。
そして、視線を嫉妬の扉の内側へと向けた。

────何か、ある。

あの女は此処に何かあるかとは言っては居なかったが、何が置かれているのかと扉を開け放したまま中へと入ってみた。
そして見つけたのは、ある程度の食料。
────何故、こんな物がこんな所に]

……私の部屋にはありませんでしたわね。
これは、一体……?

(42) 2016/02/25(Thu) 21時頃

【人】 看板娘 櫻子

[盗ろうとは思わぬが、何故ここに食料があるのか。
疑問を抱きながらも、恐ろしい想像が頭を巡り思わず自身の腕を握りしめる。
悲鳴を上げて、逃げ惑って、しかしそれが全て演技なのだとしたら?
────あの女、なかなか食えぬかも知れぬ。

一度、娘は嫉妬の扉を大きく開き、その外側へと腰を下ろしては改めて手持ちの資料を広げてみせた。

さて、これからどうすべきか。
資料には思考は向かず、頁を手繰る事も無いままそのまま暫しぼんやりとしているのだった]

(43) 2016/02/25(Thu) 21時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 21時頃


[視界の端には首無し男。

  ──不気味とは言えあの肉も特効薬になるのか。

しかし此処には焼く火が無い。

  ──もしかして、焼いてしまっては効果が無い?

食料よりも余程気になる。

  ──あれは薬になるのか否か。

火浦の血は残さねばならぬ。

  ──庶民たちなどより尊い血を。

ならばあの肉も試しに喰らってみようか──?]


【人】 看板娘 櫻子

[ぼんやりと、資料を眺めるふりをするつもりがいつの間にか首無し男を見つめていた。
しかし男の肉は硬そうで
  ──しかし子供の肉では特効薬にはならぬのかとか
  ──自分よりも兄に喰わせねば意味が無いだとか
そんな、今考えても無意味なことをつい考えてしまう。
小さくため息をつき、一度静かに瞳を閉じた]

(61) 2016/02/26(Fri) 00時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 00時半頃


何でもはしないし無駄な事もしない
面倒な事を要求して楽に生きるのを邪魔してくる奴には”退いてもらった”




  ……君が、死んで仕舞えばいい。

 


[ ───怠惰こそが、最大の罪人ではないのか?*]**



(警察にもバレてない事、全部知られちゃったしなぁ)

[堂々と仕掛けても丸腰な上に体格的に敵わないから
”相手の首を締める隙”でも出来ないかなぁ、と**]


【人】 看板娘 櫻子

[その悲鳴に娘は目を見開き全身を強張らせた]
(>>77ヨーランダ)

────何事ですの?

[訝しむ視線を辺りに巡らせるが、その叫びはどうやら今自分が境にいた、嫉妬の扉の奥側からでは無かった。
それぞれの扉の奥は知らないが、今、皆が居るのは────恐らく。

懐から小刀を取り出す。
護身用にと持たされたそれを護身に使う事はなく、特効薬を得る為だけに使ってはいたが、何も持たぬよりはマシだろう。
緊張した面持ちで、しかし走り出すような事はなく再び資料室へと向かう。

嫉妬の扉は開け放たれ、資料は散乱したまま。
再び、記録の間へと足を踏み入れていた]

(81) 2016/02/26(Fri) 06時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 06時半頃


[ その時間を減らした金髪が憎い。]


[ ──彼はこちらをちらりと見たか()?

彼女の口許を押さえつけるのと逆の手で
ポケットから折り畳みナイフを取り出すと
手首のスナップで刃を展開しそのまま
グレーの瞳目掛けて突き出した!]

  俺様の玩具に何をしやがるんだ──!!

[ 最も罪深い者、それを訊かれたら
つい先ほどまでならコソ泥を挙げただろう。

俺様が死体に手を突っ込み、血に手を汚して、
やっと手に入れたものをあの野郎は、、

だがもうそんなのはどうでもいい、
今最も罪深いのは目の前のこの男だ!!]


[ 攻撃は当たったか外れたか。
何れにせよ更にポケットからナイフを取り出し
二〜三本そちらに投げ付けただろう。

後でじっくり嬲る為に急所は外して狙った。
もしや全て外れたか、
それでも下がってくれればそれで良い。

今は彼との間に立つ、
──或いは支えが必要なら腕の中にいたか?
どんな状態でも構わない、
傷付いた玩具の方が余程大事だ。

男への憤怒の炎は消えない。
それでも命の灯火消えかけた少女で
遊べなくなってしまう方に天秤は傾かなかった。

──死のない空間とは知らぬこと。]


【人】 看板娘 櫻子

──記録の間にて──

[記録の間へと足を踏み入れる。
コツッ、コツッ、とその踵が鳴る音は決して早くは無い。走っていて見落とす方が余程恐ろしい。

──何事か起きているのだとしても、肉壁一つ失われたに過ぎぬかもしれぬのだし。
状況は確認すべきだが、慌てる必要は無いのだ。

自分の居る方からでは無かった、しかし資料の間の何方らからまでかは流石に分からない。
しかし歩みを進めるうちに、黒づくめの男──今はまだ確りと把握はしていないが、暴食の彼を視界に捉えた。
その時はまだ何かを食べていたか(>>25オスカー)、それとも流石に何かをしようとしていたか]

────もし。
今の悲鳴は────?

[小刀を握る手に力がこもる。
緊張した面持ちは僅かに青ざめていただろう]

(88) 2016/02/26(Fri) 08時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 08時半頃





ッ、あ"……貴様、何をす、る…!!

[痛みやら出血やらでその傷ついた側の目を押さえていれば、視界不良。浅くとも突き刺さったナイフは、揺れて抜ける前に自分で引き抜いた。……そうすればきっと、目の前にはあまり好まない赤が広がったのだろう。

次のナイフなど避けることができない。…寧ろ、下手に避けて首などに当たってしまう方が危ないだろう。

(嗚呼、私は傷付けられる側の人間ではないのに!!!)

突き刺さった二本のナイフは、(>*8)恐らく脇腹や肩に刺さっていたか。よろけながらも後ろに下がれば、大量の資料を食す本棚にぶつかり、

ガタン、

その棚に入った本を全て頭から被ったようだ。…あまり痛くないのはファイルという軽いものだからだろうか?]


…き、さま……!!待て、……その人形はまだ……!!


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 12時半頃


【人】 看板娘 櫻子

──暴食と、強欲と──

[暴食の男の様子は如何だっただろうか。
一声掛けたが、そのままツイと顔を部屋の奥へと向ける。
バサバサと紙が落ちる音が響いた方へと(>*9ニコラ)
そして、人のうめき声も届いたか。
それを受け、緊張した面持ちのまた告げた]

────私は彼方を見て参ります。
あなた様は、如何なさいます?

[その、返事も聞かぬままだろう。
コツリ、コツリ。
急がぬ足取りではあったが、事の詳細を知る為にはここで相手に言葉を聞いても仕方なしと思えたようだ。
相手がついてきたとしても、別の方向に行ったとしても、留まったとしても特に気には止めなかっただろう。

そして歩いて行けば血の臭いが濃厚に漂ってくる。
ヨーランダに渡したリボン(>>92)は血溜まりに落とされていただろうが、資料の山の中へと消えていたかもしれない。
そしてその資料の山の中には────]

(96) 2016/02/26(Fri) 18時頃

【人】 看板娘 櫻子

………ニック様?

[瞳と、脇腹と、肩とから血を流す男の姿があった(>>94ニコラ)
一度足を止めてしまうが、眉をキツく寄せては小刀を一度懐にしまい、その代わりに手拭いを取り出しては相手の目の下へと押し当てようとした。
白いそれが血に染まるのは構わない]

酷い事を……これは、何方が?

[物は汚れれば棄てれば良い。
使えなくなれば新しい物を用意すれば良いのだ。
この男からは、先ず何があったのかを聞かねばなるまい。

捨てるとしても先ずそれからだ。
だから、手拭いで血を拭おうと試み、嫌がらなければそのナイフに触れて抜こうとでもしながら更に止血して優しい声を掛けてやろう。

腹の中では酷く冷淡に、優しい娘を装ってみるのだ]

(97) 2016/02/26(Fri) 18時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 18時頃


[ それに直ぐに殺してしまうのは駄目だ。
死体になってしまうと、虚しくなる。
出来るだけ長く生かして利用しなくては。

──きっと男二人は、
その点が一番理解し合えないのだろう。

片目を押さえる相手に続けざま、
身体の中心を避けて二本のナイフを放った。

左肩と左脇腹に突き刺さり()、
仕立ての良い紫色の一部が鮮やかに滲めば
ほんの少しだけ口の端が上がった。]

  ……ッヨーランダ!

[ けれどもそちらに感けてなどいられない。
あの程度に抑えれば彼は未だ死なない筈だ。
ファイルが崩れてくるのも厭わず玩具を呼び。]


(コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具……)


【人】 看板娘 櫻子

[血は似合わない────
そんな事、貴方が決める事では無い。
そんな風に言ってしまいたいが、男である彼がこれ程までに手傷を負うとは。
労ってやらねばなるまい。
そして、手を下した相手を警戒せねばなるまい。
白い手拭いが血に染まる。それでも強目に押し当てれば、少しはその流れる血を止める事は叶うのだろうか。
女は知らない。どの程度の血が流れれば、人は死に至るのか。
紐で子供の細首を縊り殺した事しか無いのだから。
青白い顔は生者の血を見たからだろう。
死者の血ならば、何とも思いはしないのに。
抜いたナイフはカラリとその場に落とした。肩の物を抜けば、懐から普段は首を締めるための紐で肩に強く巻き付けての止血を試みる。
腹部に刺さったそれには手を伸ばしかけて、然し寸での所でそのナイフに触れる事を止めていた。
止血する道具が足りなかったから]

(109) 2016/02/26(Fri) 20時半頃

[────では、ない]


[そう言えば肝は滋養に良いと聞いた事がある。
人魚もその肝を食らえば不死の体を得られるのだとか。
もしや、天刑病の特効薬となる人肉の部位が間違っていたのだろうか。
肝を喰らえば、あるいは────?]


【人】 看板娘 櫻子

[然し、この男を傷付けた相手が警察を名乗った男であると聞けばハッと我に返った。
辺りをよく見れば資料の山が途絶えたあたり、血痕が続いている。
あの方向へと逃げたのだろうか。
よく見れば扉もあるでは無いか。

一度立ち上がり、その扉へと向かいドアノブを回してみる────開かない(>>108ケイイチ)
辺りに鍵が落ちていないか視線を巡らせながら、そっと扉へと耳を押し当ててみせたが音は何か聞こえただろうか。
どちらにしても、小さく溜息をついて]

────もし、ニック様。
此方の多量の血は…………?

[やられたから、やらざるを得なかったのか。
それが、もう1人ここに居た人物を知らぬ身では、続く血痕と扉前に残された其れが、相手の物というよりは小競り合いの末、警官が流した血にも思えた。

ならば、先に手を出したのは何方だろう?
警官が手を出したと言うのならば、どうしてここに逃げ込むような事をしているのだろう。

果たして凶行に及んだのは誰だ?]

(110) 2016/02/26(Fri) 20時半頃

【人】 看板娘 櫻子

警官の方も、怪我を負われているのでしょうか。

[だから、尋ねたのはそれだけだ。
コツリコツリ、相手の元に戻りその傍らで膝をついてはさり気なく落としたナイフへと手を伸ばす。

答え次第によっては。
────この手負いの男くらいなら]

(111) 2016/02/26(Fri) 20時半頃

──少し前のこと──

君のもの…?…その人形は、ッ…君のじゃない!

[瞳を押さえながらも、言葉を続ける。…恐らく、怪我を負ったばかりで痛みが麻痺しているのだろう。

そう、その人形は「私」のだ。

醜い醜い人形、美しくするのは自分の役目なのだ。早く、その息の根を止めてしまわなければ。

────きっと男二人は、
その点が一番理解し合えないのだろう。

「ヨーランダ」と呼ばれる名はあの人形の名なのだろう。嗚呼、女公爵と似た名前を持つ彼女のその名は 男は随分と気に入ったようだ。

その人形、取り返さなければ。
あの男はきっと人形を大切に扱わない。そういう顔だ。────なら、壊れる前に大切に綺麗に飾り立てておかなければ。

そう思いながらも、きっと消える彼らを追えずにいたのだろう。]


【人】 看板娘 櫻子

──暴食と、強欲と──

[自分と共に叫びの大元に来た男は、この惨状を見て気が触れてしまったか。(>>114オスカー)
初めも悲鳴をあげていた、情けない男────酷く優しい男なのかもしれぬが、こんな時に動けぬ様では腑抜けと言われてもしょうがないであろう。
女の自分が動けるのに、何とか弱き事か。
益荒男とまでは行かずとも、大和魂を持つ男は居ないのか。
もっとも、彼が何処の生まれのいつの時代の人物かについては失念してしまっている。
この娘は何時でも己の価値観でしか人を判断せず、そしてそれを当然と思う節があった。

なぜならば────"至極当然"であるから。

奇妙な笑い方をして立ち去る黒づくめの男をチラリと見ては眉を顰める。
気の弱い男の行く末を案じてやる暇は、今は、無い]

(116) 2016/02/26(Fri) 22時頃

【人】 看板娘 櫻子

────醜い、人形?
人形が血を流す筈は無いではありませぬか。
人形とは────、

[其処まで言葉にしてはヒュッと喉を風が通った。
そのまま息を詰める。落とされたナイフを握り締め、俯かせた顔は能面のように感情を消していた。
俯いた事でぱさりと黒髪が落ち、尚のことその表情は相手から隠れてしまっていただろう]

(117) 2016/02/26(Fri) 22時頃

[────この男は、危険だ。
自分以外を人ではなく"モノ"として扱い、簡単に屠る事も出来るのだろうと。
自分の事を棚に上げ、娘はその被害者が誰であれ、この男の危険性を感じてはナイフを構え直し、フラつきながらも立ち上がった男の心の臓目掛けて、立ち上がりざまに下方から突き上げるようにしてナイフの切っ先を閃かせた。
貫く事が叶ったとて、女の力。心の臓まで届いたかどうか。
それでも黒髪の合間からギラリと覗く眼光は矢張り何も感情を写してはいない。

────強いて言えば、思想に耽りながら雑草を踏み躙るときの、貌]




  ────先刻俺に言ったこと、
   まさか、本気じゃねェよな?

[ 死人に口無し。
ならばある内に戯言の訂正を求めるのだ。

鋭い眼光で玩具を見下した。]


[隙が出来たと気付いてすぐ、反射的に金髪男の首目掛けて飛び掛かっていた
咄嗟の行動でこの男が凶器になり得る物を持っている可能性なんて考えていない
ただ目の前に現れた”黙らせる”機会を逃さぬようにと
それしか頭にはないのだ]

(楽に過ごそうとして何が悪いんだ)

[俺の動きが気付かれて阻止されない限りはそのまま相手の首に右腕を引っ掛けながら背後に回り、それが外れないようにもう片方の腕で更に絞めようとしただろう]




だから、突き上げるナイフには驚き 反射的に瞳を押さえていない方の手を前に出したのだ。
そうすれば心の臓を貫かんとしたその凶刃は、代わりに左手を貫いただろうか。もしかすると、左胸にも少し刺さってしまったか?何にせよ、致命傷は避けられたはず。

黒髪から覗く瞳には、嘆かわしいとばかりに溜息を漏らし、]


……嗚呼、美しくない。……せっかく美しい髪に、美しい瞳を持っているのに……!!動いてしまっては、醜い、意志を持つ姿は、まさに欠陥品だ!!

[神は残酷だ。…どうしてこんな美しい造形物を創りながら、それに余計な手を加えたのだろうか。

きっと、物言わぬ人形の方が美しく、愛おしいはずなのに。




左胸にも刺さったのなら、それを抜くように左手を押し出しながら 彼女の凶刃を押し返す。腕に力を入れれば 彼女の結んだ紐にはさらに赤が滲み、抜かれぬ腹部のナイフからは血が溢れただろう。
息も絶え絶え、額には脂汗が滲みながら 男は宣う。]


貴方も、きっと──────そのまま、純潔のまま美しく、飾られ、…れば、嬉しい、だろう?あの色欲の男になど、誰がくれてやるものか…!美しい人形は、ッ…壊れぬように、その姿を無くさぬように、……!!

[男の瞳は相変わらず澱んだ湖のような静けさを保つ。…そのまま押し返さんとしながら……それでも、満身創痍の状態では押し切ることまでは出来まい。口元からは赤い血が垂れ、口内は鉄の味で満たされた。]


【人】 看板娘 櫻子

[相手の言葉には吐き気がする。
確かに人形の様だ、と形容される事もある。若く美しい自分ならば当然の事。

だが、自分はただ黙って座っているだけの人形ではないのだ。
自分の意思で立ち、自分の意思で全てを決めることが出来る強き者なのだ。
兄の病があったからこそ不遇を強いられてはいるが、見てみろ、兄を蝕む病はそれ以上深刻にはならず、己の身にも降り掛からぬではないか。

それは、娘が特効薬を手にする強い意思があったからだと娘は自賛する。
特効薬があると知りながらそれを隠し処方しない医者には用は無い。
非人道的?ならば、死刑囚の人肉でも喰わせれば良いのに、それを特効薬とせず人道の一言で火浦を切り捨てる臆病な愚か者には用は無いのだ。

ならば、自分自身でそれを得るのみ。

この目の前の男とは、人を人として見ていない点は似ていたかもしれない。
だが、それは似て非なるもの。
娘は美しさは求めない。
血を保つ事、強き者が強き者であり続ける事を望むばかり]

(130) 2016/02/26(Fri) 23時半頃

[しかし娘の刃は相手の掌を貫いたものの、心の臓は僅かに食い込んだのみだろう。
その唇から吐き出される言葉に嫌悪を露わにし、キツく眉を顰めては両手で相手の掌を貫くナイフを押し返そうと試みる。
だが、小娘の力だ。相手は手負いとは言え大の男。
両手では押さえ込むのが精一杯で、その手もワナワナと震えていた]

────穢らわしい、無礼者!
私は火浦の子女、兄の天刑病さえ癒えれば子を成し家を保つ役目が御座います!
天刑病さえ、癒えれば……っ!!

[そう、あれさえ無ければ全ては心地よいままであったのに。
あの病が無ければ。火浦の家が断絶される事も無い、あの病が己を修羅の道へと落としたのだ。
────否。
当然、本来与えられるべきなのだ。火浦の家の為に特効薬を差し出すべきなのだ。
可哀想で臆病な者たちの代わりに、してあげているだけ]


【人】 看板娘 櫻子

色欲の男にも、誰が穢されるものですか!
家を守るための身体に何という…………っ?!

[ぼたり、ぼたり。両手で何とか押し返されまいと均衡を保とうとしていた力のバランス。
しかし、相手の口から落ちてくる赤や、貫く手から溢れる赤が己の両手を汚しぬらりと滑った。
踵の高いブーツでは、急に崩れた力のバランスに体がフラつきそのまま横倒しに資料の上へと倒れこむ。
小さく呻いてはとっさに懐に手を伸ばし小刀を構えようとするが、懐に手を入れながら相手を肩越しに振り返った時に彼はどうしていたか]

(131) 2016/02/26(Fri) 23時半頃




───ッ、ぐ……ぅ…!!


.


【人】 看板娘 櫻子

私は火浦家の娘!
人形などとは笑止!!

[緋色が降りかかる、汚い、穢らわしい、しかしあれは薬になるのかも知れぬ。
手や頬に散る相手の赤はそのままに、着物に散るそれは深く染み赤色から鈍い茶黒へと変化していく。
しかし均衡が崩れ此方が倒れれば、相手もまた此方に凭れる様にして────。

重い、汚い、汚い、嫌────]

無礼な────っ!

[より相手にナイフが刺さり血がこぼれていく。
自分が凶刃を振るい抵抗され、その為に均衡を崩した結果と知りながらも自分に凭れかかるように触れられたのは酷く心外であった。
男が触れてくれるな。
火浦の子女に気安く触れるな。
────其れは、その心を保つための心の鎧であったかもしれぬが]

(134) 2016/02/27(Sat) 00時半頃

【人】 看板娘 櫻子

────ええ、神や仏とやらは余程残酷ですわよね。
祖先の罪ならばその祖先に与えれば良いでしょう?
その子孫である私たちに被せずとも良いではありませんか。

[相手の言葉を拾いながら、淡々とした声で言葉を返す。
立ち上がろうにも出来ぬ相手を見ては、その心に少し猶予が生まれたか、顔に掛かった髪を耳元に掛けていた。
そして懐から小刀を取り出しそれを鞘から引き抜きながら、相手に近づき────立ち上がれぬよう、ブーツの踵でその体の中心を踏み付けようとする]

………御機嫌よう、ニック様。
貴方も余程危険な方でしたのね。
異人の殿方は皆、そうなのでしょうか?

(135) 2016/02/27(Sat) 00時半頃

[そして小さくつぶやき、ニコリと場違いに笑みを見せる。
そして膝を曲げしゃがみ込みながら、小刀を振り下ろした。
狙うのは首の後ろ、頚椎を目掛けて。
どんなに血を浴びようと、どんなに相手が弱っていようと、トドメを刺さなければ────薬にはしにくいのだから。
育ちの良さそうなこの男ならば、先の不気味な首無し男よりは余程口にしやすそうである。
そのまま叶うならば、首のあたりを執拗に幾度も狙う。
血を浴びようと、手も顔も着物も汚れようと。

────自分にとって害となる前に消す。そして、薬になってもらう為には仕方がない]


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 01時頃


………やりなよ、死にたくないなら
あんたに家族が居ようが俺には関係ない

[それだけ告げては首の周りに隙間を作ろうとしているのもお構いなしにまたギリギリと絞め始める
出した結論は脅しに乗らないという選択

撃たれてしまうのだとしても、脅しに従うのは嫌だし
”黙らせよう”と行動を始めた頭と肉体をすんなりと収められる程俺は出来た人間じゃないんだ]





────ッ、が…!……は、ッ!

[見せられた笑みなど視界には入らぬ。
ただ、深くめり込む脇腹のナイフに悶えながら────振り下ろされた小刀に、ビクリと体が大きく震えた。

嗚呼、

嗚呼。

今何が起きている?

────────────私は?

体が熱を持ち、それから振り下ろすたびにビクリ、ビクリと痙攣を起こす。最早この男には、抵抗する術は残っていなかった。
ただ動かぬ体を震わせては、引きつけを起こし。宛ら壊れた玩具のように赤い体液を撒き散らしたことだろう。

────恐らく、その痙攣は その体から魂が抜けたのちもしばらく続いたに違いない。]*


[     オや、あそこに見えるのは
       何処かで見たケダモノらしイ
      シ肉を喰らって三日月


           どうやら僕がケダモノらしイ]**


[着物も、肌も、頬も全て赤く染まっていく。
髪を振り乱しながら表情もさほど変えずに刃を幾度も振り下ろす血塗れの姿は、それこそ修羅の如くであっただろう。
相手の首から、刃で穿った箇所から血汐が大量に飛び散っていく。
それを静かな漆黒の瞳はまっすぐに捉えていた。
こんな殺し方は今までした事がない。
だが、自分の身を護る為なら。
火浦の家の為に薬を得る為なら。

それは、致し方ないことなのだ。

幾度も貫いた先、赤ばかりではなく白も覗いた。最も硬いそれらが見えた頃、娘は漸くその手を止めていた。
少しばかりその呼吸を荒くしながら、心の臓をドッドッドッと早く打たせながらもその顔色は変わらず────

否、血汐で染め上げられたその下側で、ほんのりと桃色に染まっていた]


【人】 看板娘 櫻子

はっ、はぁっ、────ん………。

[随分と自分も汚れてしまった。
相手の衣服もそうであるが、それにしても酷い。
身綺麗にする方法は無いかと逡巡した末、娘は顔だけでもと振袖の汚れていない部分で血糊を拭う。
完全に綺麗とは言えぬが、滴るものも無くなり顔と首もとだけはだいぶマシになった。
軽く下唇を食めば、微かに鉄の味がする。
男の体はその間も尚痙攣していたようだが、それも漸く収まったのを見ては男の体から降り、ごろりとその体を返して仰向けにさせてからその傍らに膝を着いた]

(147) 2016/02/27(Sat) 03時頃

【人】 看板娘 櫻子

[先程の首無し男とは違う。
確かに自分が仕留めた獲物を見下ろしながら、先ずはその顔を見つめた。
この男こそ、あんな狂った思想を持たねば綺麗な顔立ちをしているのにと、傲慢な娘は哀れに思う。己もまた、その狂った思考と然程変わらぬ自覚は無し。
そしてその顔を見つめ、先ずは傷が付いていない方の目玉へと指先を伸ばし]

(148) 2016/02/27(Sat) 03時頃

[ズブリ、と指先をその眼球を傷つけぬようにえぐり出そうと、下瞼から掬うように沈み込ませた。
目玉ならば、魚のそれを口にしたことがある。何とも言えぬ食感であったが、生で喰わねばならぬならまだマシかもしれない。
指先の感覚に流石に眉を顰めたが、ある程度指先を沈み込ませては、その眼球をえぐり出そうと試みる。
しかし、筋が僅かにブチリと千切れた感覚はあれど、指の力で無理にすれば眼球を潰してしまいそうだ。
では、と指先を一度抜いて小刀を構え直す。
その切っ先を眼孔の淵に当て、グリグリ、ガリガリと眼球を傷つけぬように────少なくとも潰してしまわぬようちと注意を払いながら、その周りを覆う筋をブチブチと切り取っては今度こそ丁寧に抉り出し]


────ゔ。

[然し、其処まで丁寧に取り出しておきながらいざ目の前にすると躊躇する。
それでも瞳を固く閉ざし、えいやと口の中にその美しかった瞳を放り込んだ。
強い鉄の味、肉の味。
熱を通していなければ仕方もあるまい。
然しこれは薬なのだ、吐き出してはならない。
吐き出しては、ならない。
血を飲み込み、暫しそれを口の中で転がしていた。

そして、

意を決して歯を立てればブチュリと潰れ、トロリと舌の上に蕩けた感触。
コリ、と固く触れたのはレンズだろうか。
鼻で大きく息を吸い顔を天へと上げながら両手で口元を抑え、

ごくり

何とかそれを飲み込んだ]


【人】 看板娘 櫻子

────っ、そう、言えば……

胆嚢、でしたかしら……?

[そして今度は、相手の衣服を剥いでいく。
相手の仕立ての良かっただろうスーツのボタンを外し、シャツのボタンを外してはその腹を露わにした。
解剖図────そこでは、確か胆嚢はかなり小さかった筈。
しかし、その胆嚢こそが薬なのだとも、噂に聞いたことも。
だからこそ、兄に食わせるならそこだと、娘は小刀の切っ先を相手の腹にあてがい突きたてようとしたが。

眼球を飲み込むのに暫し手間取った。
この男がこの空間ではいつか目覚めてしまうとは、娘は知らない]**

(149) 2016/02/27(Sat) 03時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 03時頃


[ 少女は、既に、わかっていた。

先ほどの金髪の男は少女を殺そうとしていた(本人に言わせれば人形に仕立てあげようとしていた)が、この眼の前の男はそれ以外にも目的があるのだと。
男の目に浮かぶ情欲の炎は見慣れた色。父親も、時折父親が連れてきた男達も、同じ目をしていた。

ああ、けれど、それはとても安心する。
何故ならやることは皆同じだからだ。未知のことをされるわけではなく、勝手知ったるいつも通りの手順であり、毎日毎日、同じことを繰り返してきたからだ。

慰み者の少女は、男たちにいつだって従順。

握りしめた手が乱雑に振り落とされたのなら「ああ、この人はそういう人なのか」と学んだようだ。相手の顔色を伺って趣向を察することも、慣れたもの。]

……ゼヒ…はい。私は…ゼヒ…あなたの玩具です…あなたの玩具です…あなたの玩具です…ゴプッ……私は、私は……ゼヒ……

[ 相手の言葉を復唱する。あなたの言うとおりだと、少女は男をすべて肯定して、受け入れる。少女は男からどんな仕打ちをされても、それを肯定するつもりのようだ。]


[ 首に刺さったペンは未だ少女の首に。
奥深くへとねじ込まれたそれは呼吸を妨げると共に少女の血が噴き出るのを止めていた。男がそれを睨みつける眼差しに、少女は身を震わせる。]

う……ごめん、なさ……

[ やがて服をたくし上げられれば、少女の裸体が顕になった。男には露出狂かとなじられてしまったが、地下室で玩具として奉仕する日々を送っていた少女には、下着など無用の長物であった。
だが、思いの外少女の体は綺麗であった。真っ白な肌に男を知らぬような恥じらう桃色の果実が見えたことだろう。胸や腰の発育も悪くはなく、揉めば手には若い娘の弾力が返ってきたことだろう。ただ、如何せん痩せ過ぎていたために抱き締めたとしても心地は良くなかったようだが。

腹部には多少殴られたりした時の鬱血痕が残るが、それは上手に口での奉仕ができなかった時に、父親を苛立たせてしまった時のもの。

物覚えの良い少女は、男を満足させることにいつでも必死。]


ゼヒ……ヒュ……ヒュー……

[ 男の独白のような自己肯定には、少女は何も答えなかった。"おこりんぼう"と自負する彼が取り出した一物も、やはり怒っていたように見えたから。膝の裏に手を当てて押し広げられる時にも、少女は従順に足を開き男の体を自身の中心へと招き入れる。

どくりどくり、と少女の指が滲む真紅に濡れる。それと同じように、少女の秘部も愛液に濡れ、慣らすまでもなく男の熱を欲しているかのようにヒクついていた。
玩具ならば、持ち主がすぐ遊べるようになっておくのが自らの使命だとでも言わんばかりに。]


はい…そのとおりです……ゼヒ…
悪いのは…ゼヒ…私…おもちゃの分際で、コフッ…ご主人様を怒らせた私……ゴフッ…ごめんなさい…ごめんなさ、い…

[ 相手の同意を求める声には、しかと頷いて肯定した。反対などするはずもない。『そうだよな』と男は納得し、少女を貫いた。]



あ……ぁ……犯して…いただき、ありがとう、ございます……

[ 最初の一突きには少女は嬉しそうに笑みを浮かべて男に礼を言った。
そうすれば男が悦ぶと思っているからだ。
しかし、いつもであれば相手がより深く自分の中を遊べるようにと腰に足を絡ませるのだが、今日は足が鉛のように重くてそれができずにいた。]

あ……ゼヒ……ひ、ぐ……ゴポッ

[律動がすぐに始められるなら、少女は男のために甘い啼き声をあげようとしたが、血が気道に絡まってなかなか難しいようだ。また大きな血の塊を吐いて、少女の瞳は男を見つめたまま徐々に瞳孔が開いていった。]

たくさん犯して…くださ…ゴポッ…私はあなたの玩具です…私はあなたの玩具です…私は……あなたの……私は……――。
 
 あなた、だけの――……。
 


[ やがて少女の傷口を抑えていた手に力が入らなくなれば、カラン、とペンが落ちたことだろう。


男に犯されながら、少女は最期まで玩具で在り続け、息を引き取った。


そう、これが"始まり"だったのだろう。]
 


【人】 看板娘 櫻子

[良薬口に苦しとは言うが、苦いと言うよりは鉄臭くて堪らない。
それでも特効薬になる筈と、愚かな噂を信じ込む傲慢な女はそれを飲み込むのだ。
ほら、だから、予めそれを口にしていた自分は病に冒されてはいないだろうと。
だから女は、その罪が世間に晒されるか真実を知るまではこの行為を続けるのだろう。

真実を知ったところで、自らの行いを恥じたり懺悔したりはするまいが。

真実を知ったならば言うだろう。
──遺伝性でないならば、火浦の家を断絶させるよう言われずに済んだのに。
それを報せぬ医者が悪い。
それを調べ、知り、伝えるのが下々の人間の仕事であろうに]

(155) 2016/02/27(Sat) 08時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[娘は眼球を飲み込む事、そして今度は内臓を捌く事に気を取られていたからこそ男の傷が癒えていたのには気付かなかった。
腹の刃物は突き刺さったままであったし、掌のものもそうだ。
其処に気付かなかったのは当然だろう。死体の傷が何故癒えると言うのだ。そもそも、死者が生き返る筈もない。
生きているならば、目玉をくり抜く時に叫んだり暴れたりもするだろう。
それが無かったからこそ、相手はもうすでに死んだものだと信じて疑う事は無かった。
指先で、相手の体の前側を晒すとその体の筋を辿っていく。
胸の中心から真っ直ぐに下ろし、肋骨の下側を辿るようにして左側に滑らせた]

(……確か、図解ではこの辺り……)

(156) 2016/02/27(Sat) 08時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[それにしても、この様な形で殿方の肌に触れる事になるとは。
先の男の言葉が蘇る。
純血のまま人形に?
────嫁に行けぬ身になった娘には、その言葉が酷く自尊心を傷付けてもいた。
本来ならば、もう良家に嫁いで他の退学していった友の様に夫婦となっていて良い筈なのだ。
美しい娘は在学中に良縁に恵まれ、退学して嫁ぐのが当たり前だった時代。
他の卒業面と呼ばれる醜女たちと共に卒業しなくてはならぬのは、酷く────。
切っ先を、己から左側の腹の上部に充てがう。そして、両手で握り体重をかけて

  ず    ぶ  り────

切っ先を沈ませた時、体が震えたのみならば死後痙攣のうちかと、一瞬身を竦ませながらも────そのまま小刀の先を下腹部に向け、ギリギリと力を込めて下方に腹を裂こうと試み始めていた]**

(157) 2016/02/27(Sat) 08時半頃

[   パァン、……────]

 


【人】 看板娘 櫻子

ひっ────?!

[死体が動いた。そして、娘の細い手首をがしりと捉えたのには流石の娘も小さく悲鳴をあげていた。
先程までは初めての眼球の感覚に、大の男を殺した事実に、何とも奇妙な興奮めいたものを覚えていたのだがそれも瞬時に醒めた。
血の気が引き顔が青白く染まる。
狼狽えた娘の力など、手負いの時とは違い力を取り戻した男に勝てる筈もない。
小刀が引き抜かれ、突き飛ばされ娘は資料の山の端に尻餅をつく。
しかしその痛みよりも死体が生き返ったその衝撃の方が強い。
口元を抑え、ガタガタガタと無様に震えながら驚愕の顔で相手を見つめる事となった]

あ……、ニック、様………
なん、で………、確かに、死………っ

[そう、確かに死んでいた。
では今の相手はなんだ。
片目を空洞にして、此方を見つめて来るこの男は。
死霊?いや、そんな物が存在していたならば自分はとうに遭遇している筈だろう。
だが、そう。
この男は死霊であれそうでなかったとて
               ────危険]

(163) 2016/02/27(Sat) 10時頃

【人】 看板娘 櫻子

い、や………っ!!

[今は小刀はあちら側にある。
紐もナイフも、突き飛ばされた己の側には落ちていない。
だから手にできたのは散らばった資料くらいの物だ。
バサリバサリ、幾つかの資料を相手に投げつけてはその空洞の目から逃れようと背を向ける。
このままでは幾ら何でも勝ち目はない、然し。

パァン、と何かが強く弾ける音。(>*34ジェフ)

背を向け、ビクンとその身を強張らせる。
余りの事態に、この傲慢な娘ではあるがその瞳から雫が確かに満ち、こぼれ落ちようとしていた]

(164) 2016/02/27(Sat) 10時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 10時半頃


【人】 看板娘 櫻子

[生き返り────生き返り?
本当に彼は生きていると言えるのか。
確かにアレだけ首の後ろを切り刻んだ。左目もほら穿った分窪んで、貫かれたままの腹部や左手もナイフが刺さったまま。
死霊?生ける屍?
しかし其れにしても、この男は表面上穏やかに見えた。
相手の言葉に返す言葉は見つからない。
余計な言葉を綴って相手を怒らせるのは────敵に回してしまうのは余程、己の身に危険が及ぶ気がする。

逃げ切れるか?
殺しても、こうして立ち上がってきているのに?
これは一体…………何故?

頭をグルグルと疑問が巡るも答えなどありはしない。
相手に退いて貰おうと資料を投げつけてみせたのに、何故相手は全く関係ない事を謝罪してくるのか]

ララ……………?

(167) 2016/02/27(Sat) 13時頃

【人】 看板娘 櫻子

[聞き慣れぬ単語。其れが何か物の事なのか、誰かの名前かすら分からずに其処だけを問い返す。
しかし逃げようとして聞こえた銃声に、そして穏やかな物腰ながら尚のこと近づいてくる相手にへなへなと膝の力が抜け座り込んでしまった。

どうして、自分がこんな目に。
────祖先からの天刑としては、余りにも無慈悲ではないか。
血の臭いには慣れてしまった。
しかし、死霊の存在など知らぬ。
自分が殺した者が生き返る恐ろしさは知らなかった。
況してや誰が、何故、発砲したと言うのか]

い、や、────来ないでくださいまし………!

(168) 2016/02/27(Sat) 13時頃

【人】 看板娘 櫻子

[逃げなくてはならない、それは分かっているのに体が言う事をきかなかった。
今目の前で起こっている事を拒絶するように双眸を固く閉ざし、言葉すら聞くまいと────死霊に惑わされまいと耳を塞ぐ。
はらはらと透明な雫がこぼれ頬を濡らしていった。

こんな時。
────念仏の一つも唱えられない程の不信心者だから、兄共々天刑を食らったのだろうか。
それならあんまりだ、それが大事だと自分たちに誰も教えなかったではないか。
清めの塩でも持ち歩いていればよかったか。そんな、今となっては考えても仕方のない事ばかりが脳裏を過る。
傲慢なこの娘も、今は目の前の死霊が自分に害を成さぬよう祈るばかり。
細い肩を小刻みに震わせて、信じもしない神仏に祈りを捧げていた。

────せめて、立ち向えるだけの武器が欲しい、と]**

(169) 2016/02/27(Sat) 13時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 13時頃


【人】 看板娘 櫻子

いいえ、いいえ存じません…!
それは、貴方様の大切な方のお名前なのでしょうかと……。

[聞こえた疑問符に、瞳を閉ざしたままふるふると首を横に振る。
ただ、その名を繰り返した時の優しげな声から大切な"誰か"なのだろうかと推測してみた。
人を思いやる時の声は穏やかになるのは知っている。知っているからこそ装う事もあるが、今の男がそうであるか否かは分かることが出来ないでいた。
艶やかな黒髪の先が首を振るたびに舞を踊る。
涙を零してしゃくり上げ、どうしてこんな恐ろしい事になってしまったのか────情けない事になっているのかと、怒りすら覚え始めていた頃。
現実は残酷で、見ようとせずともその姿を無理やりにその姿を誇示してくる。
目の前にしゃがみ込み、視線すら合わせようとする。その片方は空洞だと言うのに。
ビクン、と体を跳ねさせては相手を見上げた。
固く閉ざした両耳は片方は無理やり手を剥がされて、抗いようもなく。
抗った所で、今の男には力では敵うはずも無い。
だから、軽く力を込めて抵抗の意思を示したものの、それだけで無駄な抵抗はしなかったが────]

(172) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

[ 特別な存在だと思い込んでいる自身に"殺人鬼"だの"罪深い"だのという不名誉な言葉は不服である。まあ正直否定し難い所もあるのだが、身分の違う路傍の花に罵られたのでは、そして訂正なきうちに死なれるのは、何よりも許せぬ事。

彼女は自身を喜ばせるために生き、そして死ななくてはならないのだ。目の前の少女が生きる時代も境遇もまるで想像とは異なる事を男は知らない。]

  ……あぁ、何だ慣れてんのかぁ?
  調教済みかよ、つまんねーの
  ま、仕方ねーか
  生きてくだけで必死だもんなァ

[ 如何な層に属す者だとて、玩具などと称され直ぐに受け入れる女はいまい。"あなたの玩具です"と繰り返す少女()の反応からはどこか慣れや諦めの雰囲気を拾う事が出来ただろう。

どうせなら男を知らない女がよかった、などと身勝手な贅沢を思う。それでも目の前の灯火は今にも消えそうだったから、行為を急いだ。]


[ 運んだ時いやに軽いのが気になったが、目の前の生き物の性別が女なら女として利用するまで。肉欲を発散する行為は、自分が優位であることを実感する方法の一つでしかない。そんな中、首に突き刺さるペン()だけがひどく憎たらしい。

コレは自身の玩具なのに。私有地に紛れ込んできた犬に小便を撒き散らされた感覚だった。

苛立ちのまま引き抜いてしまいたいが、然しそれをしない。この脳筋でもそれが出血を食い止めていると理解して居たからだ。腐っても警察。そして前線に置かれる身。最低限の応急処置は心得ていた。]

  ああ、そうだテメェが悪ィ

[ 謝罪をする彼女にそうだそうだと頷いては、ワンピースらしき布をたくし上げ首元のペンを上から抑える彼女の手ごと隠した。見えなくなれば幾分腹の虫もおさまるというもの。

誰かの琴線に無意識的に触れてしまったとはいえ、客観的に考えれば、突然首を刺されて不遇なのはどう見ても彼女に違いない。けれどもこの男は自分の物差しでしか計らない。

目の前の玩具を横奪しようとしてきた金髪の男も憎いが、金髪の良いように傷付けられ死に瀕している彼女にもまた、怒りを覚えるのだ。]


[ 衣服のみすぼらしさに似合わず彼女の身体は綺麗で女性的な発達は優れたものだった。痩せこけて腹周りに肉らしい肉はなかったか。それに比べれば膨らんだ胸や女性らしい骨盤の拡がりはより際立って見えただろう。

まるで男の欲求を叶える為だけに盛り立てられたような肉体は、些か不気味さもあったかも知れないが、そんな事を気にする余裕も喜んでいる暇も無い。一瞬眺めて肌の白さに舌舐めずりをすれば、すぐに膝裏を押し上げ素直に受け入れる彼女に覆いかぶさった。

だって、死んでしまう。反応がなくなったら詰まらないじゃないか。死体は嫌いだ。娘の弾力を無骨な手が確かめる事は今はなかった。]

  ( あー、濡れてる )

[ 先端を押し当てたとき、ぬるりと滑るものがあった()。濡らそうとなどしていないのに。それも少し詰まらないが、今は気にしない。

同意を求めれば、それは肯定の形で返され、気分を良くして。にやにやと笑いながら彼女の中へ男根を全て埋め込んだ。]



  …あー、はは、キッツぅ…、

[ 堪らない、とばかりに声を震わせ黒い瞳を細めた。誰かの形を覚え込んでいるらしいそこはぴったり自身のソレに合うということは当然無かったが、慣らしていない隙間に捩込むのは息が詰まるほどキツくてイイ。自分勝手な男は、女に挿入する時はいつもそうしているのだった。

傷付けられてさえいなければ。死に瀕してさえいなければ。この哀れで愛らしい生き物の秘部を自分に合う形になるまで犯してやるのに。]

  ご主人様じゃねぇ、俺様はケイイチだ

[ "犯していただきありがとうございます"などと玩具然とした台詞()を吐く彼女の頬をピシャリと叩いては、呼称の訂正を求めた。挿入の際に呼ばれたものは気に入らなかったらしい。

彼女が誰を相手にしてきたか知らないが、過去のそれらと同一視されている様でイラつく。小さい男なのだ。決して下半身のことではない。

ケイイチだろうとケイイチ様だろうと、自身だけを指す呼び名に変えさせれば、満足げに口の端を吊り上げて抽挿を開始した。ガツガツと自分勝手に、相手の反応など構わずに。]


[ そう、構わずに腰を動かしていたが、反応を示そうとされているのには気付いた()。

実際に聞こえたのは甘い声などではなくカエルを轢いた様な音だったとしても、それが彼女なりの処世術などとも知らないけれども。

── "嗚呼、なんて愛らしいのだろう" 、と。

可哀想で、哀れで、無様で。それでいて酷く可愛らしい。こんないつ誘拐犯に殺されるかわからない危機的状況でも──尤も、自分達を集めたのは誘拐犯などではなく、そして地上には誘拐犯より余程危険な者たちがいるようだが──自分の心を癒してくれる、目の前の生き物の愛おしさときたら。

そうして柔らかな唇に口付けようと顔を寄せ。
──しかし、大きな血の塊が吐き出された。]

  ッは、クソが……、

[ 故意にかけられたのではないと当然わかっている。然し、憤りを覚えてしまうのだ。彼女の血に塗れた頬を再び叩いて、まともに浴びせられてしまった自身の口元を乱雑に拭い、また身勝手な律動をはじめるのだ。

苛立ちのまま連続で突き下ろし、ベッドがギシギシと悲鳴を上げた。
瞳孔の開いていく瞳には気付かない。]



  あー、射精る射精る……!

[ そうして、首に刺さっていたペンが落ちたことなど気付かずに、いつの間にか反応も示さなくなった彼女から肉棒を引き摺り出すと、彼女の頭に射出口を向けて、ドピュドピュと白濁を放った。

避妊などという思考は別段無い。
赤く染まった白髪を再び白くしようなどという適当な理由。

右側の髪から頬にかけて自分の出したものが粘着きながら滴る様を眺めては、はぁ、と熱っぽく息を吐く。俺様の玩具。マーキングでもした様な気分だった。

けれども、そこから視線を少しズラし。
元々光の無かった瞳が完全に沈黙しているのに気付けば、大きく舌打ちをした。]

  …あー…ツマンネ…


( 詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない…… )


[ まだまだ遊び足りないが、死体は好きではないのだ。性癖は多少偏っているかも知れないが、死姦に興味は無い程度にはノーマルだった。

この晴れ切っていない怒りの矛先が次に向くのは──言うまでもなく金髪のニックだろう。

男は彼女の死体をそのままに、否、一度だけ名残惜しげに白濁で汚していないほうの頭をするりと撫でると、衣服を整えはじめた。]

  あの野郎ぶっ殺してやる……!

[ 既に一度殺されたことなど、知る由もない。銃声()も地下のここまでは聞こえてこなかったか、あるいは聞き逃していた。

着替えが終われば、余韻に浸ることもなくそのまま出て行くつもりだった。雑な動きでスラックスを引き上げれば、ポケットからは折りたたみナイフが零れ落ちた。丁度彼女の近くに。]


[ ああ、けれども。もしも既に背を向けた、死体が載っているベッドから声や音が聞こえたなら、きっと振り返るのだろう。

いまこの男は、冷静な判断力は有さない。

何故死体が動くか、よりも。
殺しても死なない玩具を手に入れたと、
ニタリ嗤うのだろう。
─────────それは"はじまり"の合図。]


【人】 看板娘 櫻子

[紡がれる問いには目を見開き、そして一度伏せる。
長い睫毛が娘の目の色を覆い隠したが、繋がれていない手の側、袖でその涙をそっと拭っては相手を真っ直ぐに見つめなおす。

────嘘偽りを述べた所で仕方あるまい。相手が死霊ならば、いずれ嘘は暴かれてしまうだろう。
誤魔化すにしても、悪い事はしていない筈なのだ。何故ならば────]

────薬にさせて頂こうとくり抜かせて頂きました。
ニック様はお亡くなりになったとばかり思っておりましたから。
生きていると存じていればそんな無体な事は致しませんでしたが……申し訳ございません。

(176) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[そう。死んでいる相手だから、それを特効薬として得ようとした。
まるきり死んだようであった。否、恐らく彼は確かに死んでいた。
だとすれば目の前に居るのは死霊。
死を認識できていない、哀れな魂に過ぎぬのではないか。
だから、此方も情けなく怯えるのは止めよう。
そうは思っても、心の奥底ではこの異常さに怯えを消しきれてはいない。
だが高みに立つ事で、優しく接してやる事で、その虚栄心を保とうとしていたのだ。
一応形ばかりの謝罪は述べたが、空洞を見つめるのが苦になりそっとまた視線を伏せる。
相手の右手を握り締めては、諭すように穏やかな声音を向けた]

ニック様………、あなた様は、ご成仏されては如何でしょう?
手にかけた私が言うのも、申し訳ないとは思いますが……。

(177) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[そうしながら、空いた片手を相手の左胸に伸ばした。
きっと心の臓は止まっているはずだ。
これは一度死んだ者だ。
死霊に負けてたまるか。
繋いだ相手の右手、そこから伝わる温もりめいたものはきっと偽りだ。
自分の怯えからくる幻だ。

目を覚まそう、覚まさなくてはならない]

あなた様はどうすれば、ご成仏できるのでしょう?

[しかし、根底に残る怯えは判断を狂わせる。
相手に成仏と言う概念が当てはまるか否かすら、今の自分には判断できないでいた。
そして信じ込みたかったのだ。
相手はもう死んでいるのだと幻だと。

────この、手から伝わる温もりは幻であると。
目の前にある筈の現実を、娘は知らずに拒否していたのだ]

(178) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 16時半頃


[少女は、実に従順だった。
けれど、従順であるが故に戸惑った。

男は調教済みの女は好まないという。

そんなことを言われたのは初めてで、ならばどうすればよいのかと少女は困惑したようだ。処女を装えば良かったのだろうか……しかし少女が純潔を散らした時の事は幼過ぎて覚えてはいなかったようだ。
男に殴られても、慣らしもせずに肉茎をねじ込まれても、少女は拒むことはなかった。ただ「はい」と答えて要望のとおりにするのだ。「ご主人様」ではなく名前て呼ぶことを躾けられたのなら。]



――ケイイチ様……。

[まるで愛おしい者の名前を初めて呼ぶことを許されたかのように、そっと男の名を口にした。もっと少女の体に血が残っていたのなら、頬を染めてみせたかもしれない。

「犯してくださり、ありがとうございます」と口にした時と同じように、そっと微笑んだのだった。

それらはすべて「こう反応すれば相手は喜ぶだろう」という経験則に基づいた処世術でもあったのだが、今の少女はそこまで深く計算して行動に移すほど頭に血が回っていない。
ほとんど、無意識にやっていたようだ。]



(ご奉仕しなきゃ…しなきゃ……)

[虚ろになりつつある意識の中で、少女が考えていたのは最期までそんな事ばかりだった。男に奥を突かれる度にきゅぅと締め付けようともしたが、何故か力が入らない。自分としては全くご奉仕した気にはならずに、もどかしかったようだ。こんなご奉仕の仕方ではきっと後でたっぷり叱られるだろうと怯えて。
最期の最後まで、男が望む通りの『玩具』である事を願っていた。]

(よかった……)

[少女が最後に見たのは、キツくて気持ち良いと笑みを深める男の顔。自分の体で男が悦んでいる様を見るのは、嫌いではなかった。

そうして意識が途切れた後の事は、まるで舞台の暗転中のように記憶にはなかった。]


ケイイチ様…私の体には飽きてしまいましたか?


[ペロリと自らの指についた白を舐めしゃぶりながら、少女は男に向かって足を開く。ポッカリと空いた穴が、物欲しそうにヒクつくついていた。少女は自ら穴を押し広げるようにして男に見せつけ]

私はあなたの玩具です。
あなただけの玩具です。
どうぞ、心ゆくまで、遊んで下さい…。

[彼の白濁がついたままの指を、ちゅぷりと膣内へ出し入れをして誘う。
いくら首の傷がふさがったといっても、少女は相変わらず、自らが流した鮮血で体を濡らしていた。]


【人】 看板娘 櫻子

[自分とそう年も変わらぬ娘が居るならば自分の悲嘆も理解できるかもしれぬ。
否、矢張り理解できないだろう。人を、女を人形と見下すような男では。
娘をいくら可愛がっていても、きっと籠の鳥にしてしまう人種なのだろう。
────それでも娘が想像を巡らせる事が出来るのはそれまでだ。
まさか、籠の鳥どころか窓辺の人形にされているとは思いもしない。
あゝそれでも生きているならばマシなものを。
しかし病について問われればつい口にしてしまうのは、それが自分にとっての理由であり言い分だからだ。
これさえ無ければ、自分は────]

天刑病、または癩病と言いますの。
遺伝病と言われております、人に移る事は無けれど子孫に病を残さぬ為に子を成す事を禁じられますわ。
……兄がそれに罹り皮膚を歪めましたわ。
私も、いつか────けど特効薬があれば……。

(186) 2016/02/27(Sat) 20時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[そんな風に囀りながらも、その特効薬は何だったのかを思い出せば口を慎んだ。
思えばこの男は静寂を好むようだったと、あともう少し早く思い出していればもっと取り繕えたのかもしれない。
しかし娘はお喋りだ。
女の園で育ってきた姦しい娘だ。
だから、押し黙るのは常に窘められてからだったから、今はコレでも早い方。
然しそれでも、遅かったかもしれない]

────目には、目、を………?

[その法典の名は聞いたことがあった。
そして、覚えのあった一説に目を見開き、握られた手を引こうと試みる。
しかし続いた言葉では、目は惜しいと言う。ならば、何を?
何で贖えと言うのか、この男は?
そして、娘に会わせてくれたとは?

まさか、この男、実の娘に何を……………?!]

(187) 2016/02/27(Sat) 20時半頃

[その命────
そう思考が巡るまでにそう時間は掛からなかった。
だがそれでも遅すぎた。
手を引こうとしていた所、その力に沿うように抑え込まれれば資料の散らばる床に黒髪が散り背を強かに打ち付ける。
ぐ、と喉の奥が狭まり呻きとなったが、咄嗟に叫ぼうとして────]


ひ────っ、あっ、かはっ?!
ん、んぶっ……んん……っ!!!

[口内に何かを押し込まれる。
冷たい。────熱い?熱い、熱い、痛い!!
始め感じたのは鉄の味。
そして先程味わったのに似た血肉の味と、金属の冷たさ。
そして口蓋と喉奥とに酷く冷たく────熱く────痛みが走る。
切っ先はどこまで押し込まれたか。
少なくとも口蓋を削り頬の裏側を刻み、喉奥の柔らかな部分にその尖った切っ先は僅かにでも届いたようだ。
最初は唐突な遺物に嘔吐感を覚える。
しかし何が口内に押し込まれたのかを知れば、必死に嘔吐を堪え、溢れた血を何とか飲み込んではフーッ、フーッ、と鼻で荒い呼吸を繰り返す。
嘔吐感にジワリと涙がこみ上げたが、ギリと相手を睨みつけては両手は相手のナイフ握る手を掴み、それ以上押し込めてくれるなと抵抗を示した。
胃からせり上がってくるもの、喉奥から溢れるもの。
どちらも堪らなく苦しくて、────堪らなく憎らしかった]


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 20時半頃


ゔっ……!?

[腰に激しい痛みが走っては腕の力も緩み、そのままよろけて本棚に背中をぶつけながら倒れ込む

階段から転げ落ちて傷が残る程の怪我を頭に負った時とも比べようがない痛み、そのせいなのか息苦しい
常に無表情な俺でも痛みに顔を顰めて撃たれた所に手を当てる
少しでも止血を…と考えた訳ではなく、勝手に手がそこに動いただけ]



完全にはなれなくとも、こうすれば前よりはずっと美しくなれますよ。……嬉しいでしょう?……んん、このナイフでは少々気管も傷つけてしまうかな……

[どこまでも押し付けがましく、自分の理想に当てはめる。彼女の抵抗の涙と、抗うような手を少しだけ見つめ……それから少し前のめりになり、喉奥の口蓋垂に当たっていた切っ先を、慎重に奥へと推し進めようとしただろう。

……大丈夫、死にやしない。

いや、本当に死んでしまえばよほど嬉しいことなのだが。────男の仮説がもしも当たっているのなら、これの方が今は美しい人形に近づくはずだ。

その先の美を想像しては、きっと男は自然と口元に笑みが浮かんでいたに違いない。]


【人】 看板娘 櫻子

[殺される。
その恐怖を娘は初めて味わっていた。
相手の手を握り押し返そうとする手は外すことができない。
これが無ければあっという間に喉の奥を貫かれ頭蓋を砕かれてしまうかもしれない。
だが、相手のいう不可解な言葉をそのまま受け取れば、どうやら命を奪うつもりは無いらしい(>>191)
顎に手をかけ、開かれたまま固定される。息苦しさに、溢れる血に涙が溢れるが、それよりも酷い恐怖と嘔吐感に耐えられそうに無い。
この時、"なぜか生き返った男"を正しく理解していたならば、娘は敢えて真っ先に死を選んだかもしれない。
だが、その異様な状態を確りと把握出来る程には娘は冷静ではなく、そして若輩者であったのだ。
自分の世界しか知らぬ、自分の砦の王だったのだから]

(193) 2016/02/27(Sat) 21時半頃

【人】 看板娘 櫻子

んんっ!………ヴ、ぐ、ぇう……っ!!

[喉奥を刺激されて、吐きたくも無いのに胃液がせり上がってくる。
ごふ、と口まで出かかったのを懸命に血液ごと飲み込んだのは────粗相をしたくない、或る意味立派な自尊心から。それでも飲み込んで更に酸っぱいものが込み上げてくる悪循環に、鼻での呼吸がより荒く小刻みになってくる。
相手の手元が狂えば、殺される。
殺されるよりは、マシ────?

(い、や、惨めに生きるよりは死した方が────!!)

嬲られてまで生きる意味が己にあるだろうか。
己の価値を落としてまで、生きる意味があったろうか。
そう、先程までは死に怯えていた。
だが、果たしてこんな風に惨めに踏みにじられてまで、生きていたかったか?

無論、死ぬに相応しいのは相手の方だ。
だが────]

(194) 2016/02/27(Sat) 21時半頃

(貴方の思い通りになんて、させない────!)

[傲慢な女はこの状況そのものに耐え切れなかった。
だからこそ、渾身の力を込めてはその刃先の行き先を狂わせるように、いっそ相手の凶刃を受け入れるように己の手でもって相手の手ごと口内へと引き入れて────ザクリ、と己の舌の根元に突き立てた。
舌を噛み切ったくらいでは死ねぬ、それは娘も分かっている。
だが何れ失血で死ぬだろう。
ズルリ、と舌の塊が喉の奥に転がり込めば、呼吸も上手くいかずに窒息死出来るはずだ。
そう、目論んで]

────っ!!!!!

[自ら選んだとて、堪らぬ痛み。堪らぬ味。
そして呼吸を塞がれる苦しさに顔を苦悶に歪ませるものの、相手を睨みつけるその瞳の輝きだけは再び戻ってきていた。
このまま死ねれば楽になる筈と。

────相手の思うままにだけはさせまいと、浅知恵ながらに]


[ 振り返ると生気のある瞳と視線が絡んだ。
何だアレは。どうして壊された玩具が起き上がれるのだろう。自身の名を呼んだのだろう。

幽霊の類は見つけたら殴ってみたいと思っているほどの怖い物知らずは、そちらに吸い寄せられるように足を動かしながら白く汚れた指を舐めしゃぶる女をまじまじと観察していた。]

  …………、

[ 彼女が起き上がったことで首回りを隠すようにたくし上げたままだったワンピースが少し降り、白く細い首が覗いていた。ペンが刺さっていた筈の穴など、存在しないように見える。

なぜ。確かに傷はあった。服だって血塗れだ。
横奪されかけた記憶だって間違いじゃない。

──多少は思考するものの、頭脳派とは程遠く、ロクな解答は出てこない。

それに別の穴を見せつけられれば、蒸せ返るほどの雌の匂いが広がり、雄が呼び起こされる。

もう、余計なことを考えるのは無粋ではないかと。都合良い逃げ道にしては、考えるのを放棄してベッドに腰を下ろし。]



  ( 嗚呼、この玩具は壊れないんだ )

[ それだけ理解すれば、充分だろう。
丁度それは、ずっと欲していた物だ。誰かが横奪しようとしても、きっと渡そうとはしないのだろう。

この瞬間、路傍の花だった物は特別な花となった。例え壊れぬ玩具が他に幾体か見つかることがあろうとも。自身もまたこの空間では死ねないと気付くことがあろうとも。特別はこの娘ひとりだけ。]




サクラコ、そんなに急いでいたなら言ってくれれば…!嗚呼、窒息死なんて美しくない方法を選ぶなんて!!!美しくなりたいなら、そう言ってくれれば私が最良の方法を使ったというのに……!!!

[嘆きながら、それでも死<美>に自ら望んで向かう姿には感動し、感極まりその美しい東洋の人形を抱き寄せ、抱きしめようとしただろう。
……興奮した今、力の加減など知らぬ。

嫌がられたとて、攻撃されたとて、無理やり抱きしめてしまおうと。]


私はなんて素敵な物と出会ったのだろう!!自ら美しくなろうなど、今まで誰も考え及ばなかったというのに!!、!


  まだまだ飽きてねェよ


[ 整えた衣服をまた脱ぎ捨てて、彼女の前に鍛えた裸体を下ろした。自ら股間を拡げて誘うなんて、やはり身体を明け渡すことに慣れているのだろう。先ほどまでの己ならきっとまた叩いていた。

嫌がる女に無理矢理、の方が好みではあるのだ。けれども彼女のことならば、それもまた美点として考えられよう。それ程までにこの玩具を気に入ってしまっていた。]

  俺様だけの玩具、そうだよな
  はは、当然。誰にも渡さねー

[ 相手の台詞にうんうんと頷く。その言い方も誰かに強いられて覚えたものだと思えば腹立たしいのだが、自分にだけ向けられるのなら良い。その場しのぎだとかは考えていなかった。

彼女の顔と厭らしい身体つきと淫らな孔。にたにたと眺めていれば自ずと欲を吐き出したばかりのソレも元気を取り戻してきた。ムクムクと鎌首を擡げるのが見えただろう。はぁ、と熱っぽく息を吐いて。]


【人】 看板娘 櫻子

[この男は何を言っている?
娘には到底理解できぬ価値観だ。
娘は決して、死を持って美しくなろうとした訳ではない。死を持って美を保つというならば、成る程、こんな手段は取らずにこの男の言うままに従うこともしただろう。
娘が守りたかったのは自尊心や魂そのものだ。その為ならば美醜など問わぬ。だからこそ窒息した時のその姿など考えてもいなかったのだ。
だから、声帯が切り刻まれる痛みに視界を赤色に染めながらも、次の目論見が果たされ舌が断ち切られれば────ホッと肩の荷が下りた気がしたのだ。

これで、この男の思う通りにはなるまい。
この男に良いようにはされまい。
死した後に人体を取り出し保存するような狂気もこの空間に存在していたが知るものか。
今、目の前にいるこの、己を脅かした男に屈するよりは────と]

(197) 2016/02/27(Sat) 23時半頃

【人】 看板娘 櫻子

あ────がっ?!
かっ、ひゅ、ふぁ───っ、う、ううっ?!

[しかし口内に血の味が広がり、喉に舌先の塊が転がり込んだ頃。
自分を苛みながらも最後は救いの一手となろうとしていた刃が引き抜かれ、代わりに入り込んだ相手の手に堪らず呻く。
ズルリ、柔らかな舌の塊が引きずり出されれば途端に入り込んだ酸素に喉がなる。
しかし直ぐに多量の血液が喉を塞げば、多少は飲み込んだもののゲホゲホと血の塊を吐き出していた。
訳も分からず抱きしめられる。
口内も喉奥も焼けるように痛い、熱い。
なのに指先が冷たくて痺れて堪らない、それでも抱きしめられることが嫌で堪らず相手の肩を押し返し首を横に振る。
違う、そうではない、そう否定したくて唇を震わせようと、ごふりとまた血を吐き出して────そもそも舌を失い声帯を刻まれた娘では、まともに言葉を発する事はもうできなかっただろうが]

(198) 2016/02/27(Sat) 23時半頃

[肩を押し返す両手が力を無くしていく。
相手をキツく睨みつけていた瞳が光を失っていく。
相手を喜ばせてしまったようだが、もうこれで良い。

これで、恐ろしい事も苦しい事も屈辱すらも無くなるなら。

娘の体が失血で冷たくなり、その力が完全に失われていく。
そっと瞳を閉じ、娘は今生を自らの手で終わらせた。

────と、思っていたのだ。
まさか、この悪夢に続きがあるとは、男の蘇りを目の当たりにしても尚思い至っていなかったのである]


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 23時半頃


なんて   ――……嬉しい。


【人】 看板娘 櫻子

[傲慢な娘は今は冷たい死骸となっていた。
舌先は取り出され、放られてしまっただろうか。
声帯ならば、刻まれただけなら回復するだろう。
しかし舌が戻らねば、上手く物を飲み込む事も発音する事も叶わない。
────もし、相手が冷静であったならば、今こそ声帯を成す部分を取り出して完全に声を失う道を辿っていた事だろう。
そうでなかったことばかりは、娘にとっては幸いか。

────いや、本来ならば。
こんな場所で自ら命を絶つ事も
厭う男の腕の中で命尽きた事も
その後に抱き上げられ、骸とは言え連れられていく事も
娘にとっては決して幸いなどではない。
しかし瞳を閉ざし血の気を失い命尽きた今では、その自尊心ばかりは保たれた
この、短い間だけは。

その冷たい骸に温もりが再び宿るのはいつ頃か。
傷口は口内にばかりあったから、その癒えていく様は見ようとしなければ見えなかっただろう。
暫し娘は、漆黒の安息の夢を見る────]*

(203) 2016/02/28(Sun) 01時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 01時頃


[ それが、少女にお似合いの結末。
もしナイフを隠し持っていたことがバレたなら、きっと逆上した彼に殺されるだろう。ああ、それがいい。それこそこの少女に相応しい。。

少女はもうずっと、誰かに息の根を止めて欲しかったのだ。

男たちに陵辱され続け、お腹に宿った命が一回、二回、そして三回と、芽吹く前に摘まれて、それでもなお終わらぬ玩具としての生活に。

少女は、とっくに、絶望していた。

もし先ほど自分が死んだことを知ったなら、なぜそのまま死ねなかったのかと泣いたことだろう。

しかし、今の少女にはそれを知る術は無い。]


(ケイイチ様。……ああ、愛しています。
私は人を愛することを知りませんでしたが、今まさに愛を知ったのです。
私に"死"をくださるあなたに恋をしたのです!

どうか私を殺してください。
一度で死ななければ、腕をテーブルに飾ってください。
二度で死ななければ足を暖炉にくべて。
三度目でも死ななければ、目玉は繰り抜いてスープにいかが?
四度目でも死ななければ、腸を鳥に食わせて
五度目でも死ななければ

その時には私の首を切り落として池に沈めてホルンを長く低く三度鳴らしてください。

そうすればきっと、私は死ぬことができるでしょう!)

[ 弾む心を抑えながら、少女はナイフを隠すことにした。といっても、ベッドに横になって、彼に足を開いて誘っている間にナイフを枕の下に隠しただけ。
隠したと言っても、非常に子供騙しである。]


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