171 獣[せんせい]と少女
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──きのうの食堂にて・ミツボシと──
[歌など誰だって歌えるのに。 こちらを見上げる瞳>>18が、雨の降る水溜まりのように揺らいでいる>>21ものだから、また、泣いてしまうのではないかと息を飲んだけど、 弧を描く唇は笑みのようなもの。
わからない。何故そんな顔をするのか。 だけれど何処か腕の中で眠っていた4年目の、少女の面影を思い出したから。]
君は、いつまでも変わらないな。
[そんなことは無いのに。 加齢と共に変わる少女を何度も見てきた。 ミツボシだって成長したののに。 なのに、滑る口元は角度を保ったまま笑みとは程遠い声色で囁く。]
………案外、子離れ出来てないのは俺の方かもしれない。
[せんせいのために歌う、なんて。 泣きついてきたこどものくせに、少しだけ、驚かされてしまった。]
(124) 2015/10/11(Sun) 21時頃
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[一滴おちる雫>>22は雨よりも静かだけれど。]
歌、出来たら直接聞きたいもんだな。 “ないしょ”の場所で。
[食事を終えて席を立つ際にそっとその一言だけは残した。
暗がりの廊下の奥。 小窓があるその空間。
もしかしたら誰かと連れ立って彼女は旅に出るかもしれないのに。 はじめて、彼女に対してそんな我儘じみたことを口にすれば、席を立った。]*
(125) 2015/10/11(Sun) 21時頃
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──回想・星に願いを──
[みんなを眠りの世界から引き起こしてくれる鈴のような声>>26 それでも遠く離れた誰かを起こすにはきっと、小さな鈴の音。
いつも遠回しな言葉を用いては謎かけをする。 その癖で言葉の足りない自分はまたもや困らせたかもしれないが>>27 導き出された答え>>29 輝く顔。 まるで差し込む光>>30は月明かりよりも眩く見えた。]
(133) 2015/10/11(Sun) 21時頃
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強過ぎる光は眩しくて何も見えなくなってしまうことも、ある。 …本当に必要なものを探す時はそうやって、道に咲いている花に礼を言うのも悪くはないのかも、な。
[自分にとっての取り柄は不便な光と応用すれば扱える火くらい。 見た目は大柄な獅子の癖に見掛け倒しの自分からすれば、命を燃やして強い光でも見せてやればよかったのかもしれないけれど。]
(134) 2015/10/11(Sun) 21時頃
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………そうだなぁ。 生きる為に必要ではきっとないけれど、摘みとってしまうことを詫びるよりは、きっと。
ありがとう、の方が、 綺麗、だからな。*
(135) 2015/10/11(Sun) 21時頃
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──昨日のこと──
[お寝坊さん>>50と共に現れたのはエフだった。 食事の準備に来てくれた彼が姿を見せないことに首を傾げたのだけど、現れたのなら機嫌よく口角を上げたはずだ。
このまやびやに集まる面々の中。 初めて盟約を結ぶ者や四桁を超える者も様々だけれど、 誰が誰を連れて行くかなんて今日になってやっと自覚し始めた。
毎年贈られてくる門の隣に聳え立つ祈りの堂。 今年は誰が何を選び、何を感じるのだろうか。]
(186) 2015/10/11(Sun) 23時半頃
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[“自然の恵みを粗末にすること”>>0:311 彼女は少女達をどのような存在だと認識するのだろう。
祈りの堂なんて、仰々しい名前。 誰が何のために建てたのか。 その理由は未だに知らないけれど。
パティシアは、自分とは正反対の特質>>0:307を持っている。 事あるごとに彼女が育んだ命を何度も枯らしていた。 (たまにヴェラの泥人形>>0:459にも迷惑をかけていたような気もするけれど。)
そんな彼女が少女の遺骸を口にする時、どのように感じるのか。 そんな悪趣味なことを考えてしまうのは、まだ若かった頃>>0:516
モスキュートへと会いに行った時。 好奇心ばかりを胸に手渡された本>>0:535を貰った時の自分と若い獣の姿を少しだけ重ねてしまったからだ。]*
(188) 2015/10/11(Sun) 23時半頃
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[大き過ぎる力の代償。 コリンに伝えた自分の特性。
ふと注意を見誤るとすぐにこの手で命を枯らしてしまう。 それも誰かの命を奪ってまで得た力は誰かの命を救うことには使えない。
ユージンのよくやっていた頃>>0:540 それを自分は詳しくは知らない>>1:34 雷>>1:35のこともエフから伝え聞くまでは彼が齎したものだということに驚いたものだ。
これこそが彼の“よくやっていたこと”なのだとすれば何故、彼は何故普段から力を用いらないのだろう。]
(189) 2015/10/11(Sun) 23時半頃
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[彼がもし誰かと旅立つならば、その力とも向き合う必要性もあるかもしれないのに。 今もユージンがそう思っているかは分からないけれども。 でもだからこそ、今になってはあの時の言葉の気持ちが少しだけ“わかる”かもしれない。
自分は獣にも少女にも詳しく教えることはしなかったから。 知らなくともいいならば知らなくともいいと思っていたから。
世界はそんなに綺麗じゃない。]
(191) 2015/10/11(Sun) 23時半頃
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[ でも、
あの子に会いたいだけ、なんて>>0:445
そう口にした獣の言葉だけは今も強く、未だに根付いている。
]
(192) 2015/10/11(Sun) 23時半頃
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[燃える太陽が沈んで、 輝くものが何もなくなった後、 小さな光を放ち出す。 夜じゅうずっと、きらきらと。きらきらと。
遠くにいる誰かと同じ空を見て生きている。]
(198) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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[ヴェラが操る着飾ったお人形のように>>1:357 みんなが楽しく歌に合わせて踊ったり美味しいものを食べたり、時には悲しんだり怒ったり迷ったり。
普段の日々も嬉しいことばかりではなかったけれど。 ずっと守られてきた空間とは違う外の世界。 足を踏み出せば、そこは知らない世界だ。
同じ世界に生きているのに、 違う世界に溺れてしまいそうな感覚。 本だけでは表せられないリアル。 同じ景色だとしてもきっとまた異なって見える。
あの歌にかけた願いは、そんな中でも少しは力になれるように、というもの。 昔、自分が教えてもらったものだった。]
(199) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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………In the dark blue sky you keep, And often through my curtains peep,
[少女たちはどのように過ごしているだろう。 ある時は小窓から星を眺めて、 ある時は小瓶に手を伸ばす少女を諌めたり。 猫の手を作ってまな板と向き合ったり、 お茶会と称して差し入れてやった少女を牛やら駒鳥と呼んだりもした。 ああ、逆に美味しいデザートを頂戴したこともあったっけ。
彼女達から教わったことは、沢山ある。 お腹が空いたままだと倒れちゃう>>0:3し、97 …走って会いに行けるかもしれないこと>>30 他にもたくさんあるのだけども、]
(200) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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For you never shut your eye, Till the sun is in the sky.
[くらいのが、こわいことも>>0:368
少し離れて歌うのは月明かりの下で。 微かに声>>46
それとはまた別にちいさく、ちいさく、口遊んだ。]*
(201) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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──むかしばなし──
[ミッシェルの色素の薄くなった髪や、交代で世話をしていた鶏。 萎れた花。稼ぐということ。コイン。 まなびやを卒業して外へ巣立つことへの意味を、ここにいる者達はどのように認識しているのだろうか。]
[デリカシーがないとも、分かってないとも。 口煩く指を指して「タダでなんてあげない!やすくないのよ!」 なんて怒鳴りながら飛び蹴りをしてくるあの子には本当に困ったものだった。
口を開けば不平不満を積み重ね、その都度お手上げだと肩を竦めたらなってない!と来たものだ。 しまいには「命について学んでこい」なんて支持する始末。 自分としてはちょうど退屈していたところだから乗ってやったのだ。]
(226) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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[始めは包丁で指を切ったり、塩と砂糖を間違えたり、うっかり食物を全滅させたり湯を沸かしたまま放置してパスタが伸び切ったり。
そんなことばかりしていたのだけど、隣で椅子に乗りながら司令官よろしく指示をしていたあの子が回を重ねるごとにおとなしく食事をするようになったから、“悪くはない”と思った。]
「せんせい、どうせ私たちを食べるんでしょ?」
[ある日、試作品とばかりに作った食事を口にしながら彼女は尋ねた。 自分は獣だ。だから当然だとばかりに頷いたのだけど、]
「今食べてる卵と同じみたいに食べられるのはなんか、さびしいよ。」
[何をバカなことを。 その時は、スカして笑ったが]
(227) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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「命に重さなんて、ないんだよ。」
[寂しそうにわらうくせに、 外に行けば考えも変わるかもな? なんて気まぐれで発した自分に対してあの子は「なら、私が連れて行ってあげる。」と。
外のことを何も知らない癖に、]
「世界で一番こわがらせてあげる。」
[なんて、まだ丸くて柔らかそうな指でこちらの前髪を払って。
彼女は笑った。]*
(228) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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──おひる “ないしょ”の場所──
[あっという間に一日が明けてしまった。 残っているのは、誰だろうか。 どんな気持ちでどんな想いで各々は声をかけ決めたのだろうか。
自分はといえば引き続き郷愁へと思いを馳せるのだけど。
世界で一番こわがらせてあげる、なんて。 そんなことなどないと思っていた。 何故なら命を奪うといっても自分のものではない。 他人のものなのだから。
なのに、正しく理解した命の奪い方。喰らい方。重さ。 星が散らばる夜空の下の記憶。 いつまでも忘れないように。 たったそれだけで重さと均衡がとれるならばと生きてきた。
暗いのがこわい、なんて。 ならば光など見えなければいいととうとう伸びっぱなしの髪は都合よく表情を隠してくれていたのだけど。]
(229) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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………いつまでも待ち続けるなんて、そんなこと。
[自分には、出来ない。 それは何故か、まだ、答えが出そうになくて。]
(230) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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[行くべき道が分からないなんて、今更過ぎて。]
(231) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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[そんな時に迷い込む足は自然と過去の記憶をなぞり上げる。 誘われるように声の方へと>>174]
…………、
[その先にいた少女に、 差し込む光を浴びた姿に、]
ミツボシ。
[昔と同じ。 けれど口遊む方は、彼女の方。
生誕祭でも辺りを引き込んだ歌声。 それが誰かの傍で奏でられるのなら素敵なことだろう。]
(232) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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なんだ。もう誰かと行ったもんだと思ってた。
[だから彼女がこの場にいたことが意外で。 でも約束を守ってくれた彼女がいつかつまみ食いの共犯者であったとしても。
抜けるように溢れた笑みは丸く。]
君の歌に誘われてきたんだ。 ……歌ってくれないか。
[その癖して歯切れ悪い言葉は尻すぼみに小さくなる。 これが最後の機会かもしれない。
そう思うと、何度も繰り返した筈の光景だというのに。 忘れていた感情が綻び始めるのは自分と遠い太陽が小窓を照らすせいか。……それとも。]**
(233) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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[誰かと、なんて>>239 肩を竦めては可笑しいとばかりに、笑ったけれど。
夜空に浮かぶ星の歌。 ひとつひとつは小さいけれど散らばるそれは夜道を照らしてくれる。
そんな優しい歌をミツボシへと届けたくなったのは、 夜の気配に冷えた体で、怯える姿が、似ても似つかないのに、昔の自分を僅かに思い出させたなんて。] Twinkle, twinkle, little star, How I wonder what you are―― ……
[流れ込む歌声は鼓膜を叩く。 静かに浸るように耳を傾けて、一言も割り込むことなく瞼を下ろした。]
(257) 2015/10/12(Mon) 02時頃
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[終わりが訪れるのは、5番目が終わった頃。 訪れる沈黙に下ろした瞼を上げて瞬きしようとした瞳は少しだけ丸みを帯びる。]
、
[すぐに 「優しいか。照れるな。なれるよ君なら。素敵だった。これで一人前だな。良かったよ。」 、なんて。
こんな、用意してた言葉を音に乗せて届けようとしたのに。]
(258) 2015/10/12(Mon) 02時頃
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────…………、
どうして、
そんな顔をしてるんだ、ミツボシ。
[無意識に視線を合わせようとした体は、膝をついて。 片腕を伸ばして触れようとしたところで、指先が痙攣したように強張っては落ちていく。
今は昼だ。 彼女の体もきっと冷え切っていないのだから、他の子に触れるように頭でも撫でてやればいいのに。
躊躇ってしまうのは、どこか壊れてしまいそうに見えたから。]
(259) 2015/10/12(Mon) 02時頃
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…………なるさ。きっと。
[振り絞るような声は掠れている。] ………でも星になってしまったら手は届かない。
[今更に返す言葉>>252 膝に固定させた自分の右手をゆるく上げてはその小さな体へと、伸ばして、]
君が……、苦しそうなのはどうしてなのか、分からない。
[指が滑り落ちそうなのを耐えるように握っては開いて。 やがてその背を抱こうと、不器用な腕が縋る。]
(260) 2015/10/12(Mon) 02時頃
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どうすれば君は、笑ってくれる。
[今思えば思い出の中のミツボシを自分は悲しませてばかりいるような気がして。
誰かと元へ彼女がこれから導かれる可能性はあっても、自分は優しくなんかないのだから。]
………何でもいい。いや、嘘だ。 出来ることは限られているけど、ワガママくらい言ってくれよ。
……だって君は誰かと行ってしまうんだろう? “優しい先生”としてさいごまでそばに、今は君のためだけに、
(261) 2015/10/12(Mon) 02時頃
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何でも聞いてあげるから。*
(262) 2015/10/12(Mon) 02時頃
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[盟約を終えた後、旅立って。 朝の鐘の音を聞いても、夜空の星を見上げても、 また全員と会えるかどうかは分からないから。
笑顔でさよならを>>272 途中でかき消えてしまった声の行方は分からない。
聞き分けが良かったいいこが言う>>273 せんせいが優しいせんせいじゃなくなったら、わるいこ>>274になるって。]
(382) 2015/10/12(Mon) 21時頃
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( 知ってるさ。自分が優しくないことくらい。 )
[すっかり枯れ果てた枝葉のような指先に髪を撫でられ梳かれた時だって自分は、涙さえ出なかった。
ただ、ただ、こわくないよ 、と。 そう口にする彼女に、 「忘れない。覚えてる。」 と。 口にして笑顔でサヨナラをした。
あの子は少しだけ寂しそうに笑った。 命が潰えてしまう瞬間まで自分は縫いとめられたように動けなくて、 指先一本すら触れられずにただ、横たわる体を眺めていた。]
(383) 2015/10/12(Mon) 21時頃
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[最初から、出会わなければ別れることなどなかった。 あんな歌を知らなければ良かった。 せめて、せめて、せめて。 自分ではない誰かと旅立てば幸せになれたかもしれない。 自分ではない誰かを選べば、或いは───、]
[浮かび上がる可能性。 綻ぶ記憶の中。封じ込めた後悔。
彼女の声>>279>>280が、 彼女の言葉>>282が、]
(384) 2015/10/12(Mon) 21時頃
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………やめてくれよ。
(385) 2015/10/12(Mon) 21時頃
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[心臓を炙っていく。 瓦解していくこころをまだ、自分は、自覚しない。
拒絶する癖に、縋り付くその体>>283から距離を置くことは出来ない。 ただ落ちる涙がじんわりと強張った唇をこじ開けさせた。]
(386) 2015/10/12(Mon) 21時頃
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そんなことを言われたら、…… 君とお別れしたくなくなってしまう。
[君だって理解しているはずだ。 獣と少女の行く末を。
おねえさん、鶏の世話、本の知識、 せんせいとの会話、少女らとの語らいから、きっと。
君は確かにわるいこだ。 子どもみたいな我儘>>279で、 傍にいたいと口にする癖に、]
………、君は優しい《イジワルだ》な。
[結局、さいごはひとりにしてしまうんだろう。]
(387) 2015/10/12(Mon) 21時頃
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[忘れようたって忘れられなかった。 だから幸福だと何度も言い聞かせていたのだ。 ひとりで生きるのがどれ程孤独なことか分かっている。
途方もなく生き延びることを自分は耐えられなかったから、記憶に縋り、記憶と繋げ、記憶とする。
繰り返しの出来事。 そうやって少女らと関わっていたのに。]
(388) 2015/10/12(Mon) 21時頃
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俺は、イジワルだから優しくなんかしてやれない。
[本質を表すように能力だって、 空を飛んだり怪我を癒したり、何かを生み出したりすることは出来ない。
手に入れたってきっと、大した力ではない。]
瞬間移動も出来ないし、絵本も大して読んでやれないし。 …空の散歩も、絵を描くことも。 気の利いたことも言えない。 そんな俺でもいいのなら。
[区切る。 体を起こしてその時は相手と向かい合う。]
(389) 2015/10/12(Mon) 21時頃
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みんなのせんせいをやめて、 ミツボシ、君だけのものに。
[いつかの別れ。 何枚もあるフィルムのように光景が脳裏を過っては心臓を苦しめるのだけど。
目の前にいる少女を見据えて、選ぶ。]
………星を探しに行こう。**
(390) 2015/10/12(Mon) 21時頃
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旧知の友よ、同胞よ。
我が主が、旅の幸せを願って守りを編んだ。
暇あらば発つ前に、手渡すことはできるだろうか。
喚ばれれば、何処へでも鷲が飛ぼう。
そうでなければ、まなびやの出口で待っている。
貴殿達と、唯一の主へ
私達も此処に居た思い出を贈らせて欲しい。
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[まだまだないしょにしていることはある。 垣間見せた一面以外も、自分の能力のことも。
おそろい>>417は柔らかな響きだけど、また自分の中のないしょのはなしが彼女の目尻を涙で濡らしてしまうこともやっぱり、何処か頭の片隅で描いてしまったのだけど。
それでもいいといいとその唇が紡ぐ。 自分にとっては流れ星のように瞬く間に過ぎる数年が。 彼女にとってはかけがえのない一生を。]
………君は、
[一体何者なんだ。 問いかけることは出来ずただ、小さく笑った。]
(451) 2015/10/12(Mon) 23時半頃
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[伸びきった前髪さえも見透かすような瞳>>421は少しだけどきりとさせるものだったけれど、]
………困ったな。あんまり目は良くないのに。 君のお願い事ならば叶えてやるしかなさそうた。
[唇は欠けた月のように弧を描いている。 彼女が望むのは三つ並ぶからすきの星>>1:27だろうか。…それとも。
まだ真意はわからないのだけど。 いつかのこと>>1:95を思い出した。]
まだ、外に出かけるには時間がある、か。 きらきら星が見えるのは夜だ。
笑顔でお別れ、するんだろ。 [ここまで来て勘違いだったらそれはそれで笑ってしまうのだけど。]
(452) 2015/10/12(Mon) 23時半頃
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泣かせたからな。 このまま連れ去って君の怒りを買って気が変わったら! ………なんて言われたら流石にショックだ。
[彼女が笑みを浮かべるならば、しんみりとした余韻は今は昼の日差しの中に隠してしまおう。
だから切り替えるように少し唐突にトーンを変えて、でも伸ばした右腕は一瞬躊躇いつつも小さな頭に向けられて。]
………君のやりたいように従うけれど、まさか歌だけがわたしの荷物!じゃないだろ? ……挨拶がまだなら行こうか。ガールズトークとやらなら流石に立場は弁えるが。
[口ではそう言うものの、ないしょの場所とのお別れも今日によって完結するのだろう。
だから、ちょっとだけ惜しむ気持ちはそのまま微かに涙の跡の残る頬に向けては、一度だけ、掠るように撫でた。*]**
(453) 2015/10/12(Mon) 23時半頃
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……、クラリッサへと、伝えました。
[獣にしか使えない響きを、短く返す。
と同時に、何か自分からも贈り物が出来ないだろうかと考えた。
贈り物になりえるようなものは、なかなか思いつけないけれど**]
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[きっと>>458 教え子から、いや主人から…というのもまだ慣れてはいないのだけど、彼女からの希望だというのならば、]
………よし、任せとけ。
[ハードルくらい蹴飛ばそう。
よくいう>>459 どこでそんなセリフ覚えてきたんだか。 胸中でゴチながらも少しだけ緩んだ口元は微かに笑って。]
……………困ったな。
[ただ、押し付けられる柔らかい頭>>462の感触には、恐々と。 ばれてるぞ、とは口に出さすにもう一度だけ親指で旋毛を撫でた。]*
(466) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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[準備は万端なようで。 自分の荷物ももとより多くはないから厨房で適当に幾らか日持ちする食材やらを盗…取ったりしたり。
その間もきっと手を引っ張られながら>>462足を動かす。 その途中だったか、頭に響く声>>442 体の動きを止めて耳を澄ませるように黙り込んだ。]
………旅の幸せ、か。
[ちらっとミツボシへと視線を向ける。 そう言えば、そう言えば。 口を開くことなくそっと自分も頭の中で返す。]
(467) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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ミツボシと星を見に行くことにした。まあちゃんと伝える。
[事前報告である。
いやしかし、贈り物か。
厨房で何かを残してもいいのだけどそれこそ野暮になりそうだ。
また、旅に荷物は多いよりは必要なものがあればそれでいいと考える自分からすれば…。]
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ミツボシ。
[場所が何処であろうと跪けばいいのかもしれないけれど、自分はしゃがむこともせずにただ目下へと視線を向けて、]
俺の全てを与えよう。 御身が───…朽ちるまで、御護り申し上げる。
[仰々しい言葉遣いに彼女はどのように感じただろうか。 分からないけれど、少しだけまだ言葉に躊躇いを残しつつも続ける。]
(468) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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まなびやの出口でミッシェルとオズワルドが待っているみたいだ。 もしかしたら、みんなにも会えるかもしれない。
[もう既に巣立った可能性はあるけれども、きっとみんな集まるだろうと。 勝手に目論んで。]
………俺たちも何かプレゼント用意できるもんかな。
[ただ、この一言だけは困ったように呟いて彼女のアイデアを強請るのだった。]**
(469) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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……分かった。
必ず、向かおう…。
[応えて…。
少しだけ…、昨夜見た、ミッシェルの白い髪を、思い出す。
恐らくはもう…残されてはいない、時間…。
なぜこうも…少女たちの命は、短いのだろうか…。]
出口だな、わかった。ありがとう。
お守り……すごい喜ぶだろうな。
[簡潔な返事の後。
さっき、忘れられた家の端に、落ち葉で言葉のようなものが書かれた跡があったのを見つけたのを思い出して。
そんなことをしそうな、器用な風使いなんて…1人しかいない。
そのあとの言葉は…口下手だけれど、心からの感謝の言葉。]
……ありがとうな。コリンを励ましてくれて。
― 少し前 ―
……なんだ、バレたか。
[ くつくつ、と喉鳴らし。彼等が手を取り合って
「忘れられた家」の扉をまたぐとき
脇から入り込んだ風は、落ち葉の文字を吹き飛ばす。
くるくる、くるくる、つむじ風。
橙、山吹、焦茶に紅、まだ温かい秋の色。
風の遣い手の腕が鈍っていなければ
彼らの旅立ちを祝うように、
ちらちらと舞う秋色のライスシャワーが
ふたりの周囲を彩ったはず。*]
お守りか…。
昨日のアヤワスカといい、みんな本当に
良い子たちだね。
オズウェル君の手を煩わせるでもないよ。
僕らみんなそちらへ向かうのだから。
僕は、クリスマスと行くよ。
[聡明な鷲の声に返ってくる言葉に
それぞれの少女がそれぞれのせんせいを見つけ
それぞれの主人がそれぞれの従者と契約を交わしたと悟る。]
ユージン君。
よかったよ、君の少女はやっぱりコリンじゃないと、ね。
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[さっきはポロポロと雨粒みたいに涙してたこの子が、笑っているものだから。 どうして笑ってるんだ? 教えて欲しくて尋ねた。
その答え>>527には少し眉を下げて、 そんな彼女にこんな風に返しただろう。
おかしなこ。朝寝坊は出来ないかもしれないが、な。 なんて。 その割に微かに緩んだ口元は見られてしまったかもしれないが。]
(554) 2015/10/13(Tue) 23時頃
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[傾く体に咄嗟にこちらへ引き寄せようとしたけれど、何とかなったらしい。 だからすこしだけ詰まった息を吐き捨てて、こちらを見るふたつの瞳に向き合った。
息を飲む音>>529を耳にしながら、 他ならぬ君の声を待った。 それは時間にしては数分の出来事だったかもしれない。 だが、心臓から指のつま先まで送り届けられる僅かな時間が、一瞬だけ止まって見えた。]
………そうか。 なら、…なら。……全部、貰い受けよう。 君が、俺のそばにいてくれる間は。
[絞った声は真夜中の明かりのように揺らいでしまったけれど、笑みを浮かべる彼女に不相応だ。
だから自分も真似するように息を大きく吸い込んでは静かに笑んだ。]
(555) 2015/10/13(Tue) 23時頃
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|
[それも腕を引かれる頃>>535にはいつものように口角を上げていたのだけど。
でも、彼女の案には口元が丸の形に開く。]
………おんなじことを考えてたって言ったら、君は笑うか?
[それが可笑しいな、と緩む頃には頭をゆるく振って>>537]
だめ…そうだな。
[一度言葉を濁した後は、歩幅を広げて彼女の隣に立とうか。]
(557) 2015/10/13(Tue) 23時頃
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特等席は頂戴したからな、俺と君でお裾分けしてやろう。
[なんてあまりに捻くれた言い方が彼女な伝わるかどうかは分からない。 つまりは、一緒に歌をプレゼントしようということ。
そのまま今度はエスコートでもするようにゆるく腕を引く。 まだ、すこしばかりぎこちない動きだけれど歩幅は合わせて共に、迫る出口へと向かって、歩いていこう。]*
(558) 2015/10/13(Tue) 23時頃
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─まなびやの入り口─
[空を飛ぶことも風に乗ることも時空を捻じ曲げることも海を渡ることも、そんな芸当など出来ないけれど。
歩く速度を合わせることくらいは出来る。 たどり着いた先、他の獣や少女の姿はあっただろうか。]
そういや、まずはどこに行きたいんだ。後で考えといてくれよ。
[裾野でお祭りもあるだろうから、もしかしたらそこで会える可能性だってある。 入れ違いに会えなかったとても寄り道は大いに結構。
ただ、獣だけが聞こえる声で為されていた会話を思い出せば一眼くらい会いたい気持ちはあるのだけど。]
(560) 2015/10/13(Tue) 23時頃
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[そうしてたどり着いた場所で待っていたのは誰だろう。 到着すれば声の主とその主人に視線をやっては言葉を待つのだが。]
(561) 2015/10/13(Tue) 23時頃
|
よう、久しぶりだな。鷲のオッサン
元気してたか?
今からそっち行くけど・・・・・・何だか懐かしいな
あの時のことが何百年も昔のように思えるよ。・・・まだ300も生きてない娘が言うにはオヤジくさいかもしれないけど
|
[どれだけ歌ってもなくならない>>569 喉がすこし枯れてしまうことはあるかもしれないけれど、いつまでも耳に馴染む声は確かに失われることはない。]
………、……、 …。
[時が経てばそれは、何処にも残らなくなるとも、思っているけれど。 今は、背伸びする姿に、情けない口元を引き結んでは歩いた。
赤い目尻はすこし気にはなったけれど。]
(593) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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お祭り、行くか。 コインの使い方は覚えてるか。 ないとは思うがぼったくられても知らないからな。
[希望>>571を耳にすれば頷く。 ただ、未来の地図はまだ思ったよりも真っ白だ。
綺麗なばかりではないとは思うのだけど、機体に花咲くこの子に野暮なことを口にする唇は閉ざしてしまおう。]
あぁ、急いで転けたら元も子もないからな。
[取り留めのない言葉を代わりに置いて。 でも、不透明な未来はすこしばかり不安で、道が見えないけれど、嫌だとは思わなかった。]
(594) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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[それは出迎えてくれた声>>573に、その台詞に思わず鼻を鳴らしてしまう。
いつか彼が口にした言葉>>0:268を自分はまだ覚えている。 まなびやで暮らしていた少女が新たに旅立つこということの意味を彼は知っているだろうけれど。
小さな仲間意識。 まだ、言葉は、口にしないままこちらを見上げる二つの瞳>>582に向き合う。
歌えるよって、答えるように息を吸い込んだ。]
(595) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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Twinkle, twinkle, little star. How I wonder what you are…
[歌い出しは彼女の目を見て、共に。 合わせるように開けた。 口元から溢れる声はプレゼントというにはささやかなもの。 いつかの聖誕祭の時のように指を灯らせ光で照らしたりすることは、しなかったけれど、]
so high, Like a diamond in the sky.
[宝石のように散らばる星々が、 旅人達を照らせばいいと。
それはここを去り行く同胞にも、そして、見送ってくれる彼女と彼にも。]
(597) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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Twinkle, twinkle, little star, How I wonder what you are!
[きらきらと光る星が輝くことを、祈って。]*
(598) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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