34 【ロクヨン!!!】
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フン、どうした?
[いらだたしそうな声に、問いかける。]
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―回想/企業ビル・最上階―
[ IDカードを下げたスーツ男性の説明を聞いたあと、銀色の筺体へと案内された。 つるつるした扉に手をかけると、ひとつ深呼吸をする。 集められた他のメンバーも、次々と自分の筺体へ入りこんで行くのが見えた。 ]
へー…筺体そのものがテストプレイ用に作られた新品なのか。 儲かってんだろーな。
[ 柔らかい感触のシートに身を沈めて、目を閉じた。 少し離れたところで、企業のスーツ男が何か話している声がかすかに聞こえたが、内容はわからない。 すぐにブラックアウトして、現実から意識が遠ざかっていったから。 ]
(352) 2011/07/17(Sun) 19時頃
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―ロクヨン世界・ログインゲート前広場―
[ 肉体の隅々まで意識が入り、まずは目を開けてみる。 次に手の平を開いたり握ったりして、みる。 いつもの、ラルフだ。 ]
ふーん…
[ 発した声は、いつものラルフのトーン控え目な声だったが、普段自分が遊んでいる「ロクヨン」とは少し違うように思えた。 全ての輪郭が、よりはっきりしているような気がする。
見渡せば、他のキャラクターたちの姿がそこかしこに見えていた。各々、自分の使用キャラの感触を確認している。 ]
さて、このラルフはどうだろうね?
(353) 2011/07/17(Sun) 19時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/07/17(Sun) 19時頃
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[ まずはラルフの行動マクロを呼び出してみる。 手に持ったモップをしゅるんと回すと、相手に向かって掲げる。見慣れた挑発ポーズをとった。 気のせいではないだろう、使い心地がなめらかで…… いや、なめらかというよりは。 ]
……すっげ、自分の身体みたいだな。 ロクヨンだよな? これ。
[ 次にモップを持った手をくるりと回すと、黒いマントが翻ってラルフを包み込む。 ラルフの公式設定は180cm。リアルの自分よりも高い身長に、長い手足。すっかり使い心地を気に行ったが、表情には全く出さず ]
じゃあ、行こうか。ラルフ。
(356) 2011/07/17(Sun) 19時頃
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??
……何だなんだ?
[急に上がった声に不思議そうな声を返す]
[急激な苛立ちを散らそうと
頭を一つ振る。]
…ナユタ?
[黒。消滅。
話す存在は、同じテストプレイヤーの
1人とは思いづらく。
一通りのルールらしきもの。]
この通信にいない10人を倒せって?
…で、あんたも運営の一人か?
[苛立たしそうな声がナユタの名前を呼ぶ。
それには、ふふ、と笑い声を漏らした。]
戦いはこのゲームで本来するべきものだろう?
[運営か?の言葉には…]
ああ、そうだよ。
[嘘をつく。
そう、運営、といえば、彼らは、仕方なく、でも、はじめるだろうから。
このゲームを。]
ラグったんだよ。
あったまいてえ…
[声音だけは幾分か落ち着きを取り戻してきていた。]
ラグで頭痛? 大丈夫?
アーケード版ってのも良し悪しだなあ。
えーと……この声は、ガストン? かな。
[ガストンっぽい声を気遣って。
運営スタッフだと、さらりと名乗るナユタ
キャラがキャラらしく動いているのを喜んだグロリア、
やたらなりきり過ぎているヤンファと違って、
あんまり地球防衛軍のコマンダーっぽくないし、
物事の説明も、いまいち、腑に落ちない]
……なあ、ナユタ。
さっきの天空神殿のモブ、ナユタは事前に知ってた?
[響いてきたのは疑いの感覚。
それには驚いたふうも見せず……。]
さっきの天空神殿のことか?
ああ
もちろん、知ってたさ。
[自分で発動させたとかはいわず…。
疑われてても、気にしない。]
……そか。
[やっぱり、あっさりと肯定された。
面と向かって、君は本当にスタッフなの?
なんて、失礼な聞き方までは出来なくて。
グロリアは開発者。ナユタはスタッフ。
言い分の矛盾はどうしてだろう。
内心では難しく唸ってみるものの、
ただのプレイヤーに出せる答えなんて、ない]
――……痛覚、も? ゲームなのにか?
運営だってんなら、痛みの仕様はとっとと直せ。
でなきゃ、ダメージ受けるたびに戦えなくなるだろ。
[戦闘は、言われるまでもない。]
ああ、痛い
らしいな?
[トルトニス、ガストンの言い分、
そして、実際のズリエルの表情を見て、そう呟く。]
痛い、らしい?
やっぱ、ナユタもそこは知らなかったんだ。
[まだ手の中にある髑髏を見ながら言う。
ナユタの言い分を信じるなら、
ミケの技で出たらしいこの髑髏は違うのだろう。
だから、ゲートに入るか試すとしても、駄目で元々]
あーあ、どうせならもっとナユタっぽく、
「人間に化けている宇宙からの侵略者を、
おれ達で倒すんだ!(キリッ」
……とかなら、まだ設定的にありそうなのになぁ。
そうだな、直してやろうか?
俺が、お前ら側じゃないって証拠に…。
[ふふ、と笑う。]
だいぶ痛くなく、してやるよ?
[黙られてしまった。]
……俺、何か、ヘンな事言った?
「機動装甲士ナユタ」の設定って、
てっきりそう言う感じだと思ってたんだけど。
なんか、マーゴもそんなこと、言ってたな。
[AIは考える。
というか、ナユタを狙ったのは、たまたまであったのだから。
そんな難しいキャラならば、他にすればよかったなどと思いつつ…。]
そういうのが、いいの か?
[なにやら真剣]
え? いやー……
良いか悪いかって言われると。
どっちでも?
俺は元々、なりきりにはあんまりこだわらないし。
[何となく、気分の問題。急に変貌されてもビビるし。
それよりは痛みが直る方が、ゲームとしても、
ナユタがスタッフだって事の証拠としても上だ]
わかった。
[トルトニスにはそう答える。]
のちに会ったときに…。
[そう黒の陣営の面子には施すだろう。
痛みをかなり軽減する、それを……。]
…だいぶ収まった。
けどひどかったぜ…
ああ、ガストンだ。
[案じる声は独特だった。]
…だいぶ、止まりか?
ないよりはましだけどよ…
さっさと直してくれよ。
[笑い声への返答は苛立ちが混ざっていた。]
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― 雪降る洋館 ―
[ そこは、蔦の這う門で囲まれた大きな洋館だった。 館内の大広間。暗く静まり返っている。
広間の真ん中には大きな階段があり、静かな蝋燭が立ち並んで、ゆらめいていた。 窓の外には深々と降る雪。 ]
へえ……リアルだな。 雪の降り積もる音まで聞こえてきそうじゃないか。
[ ラルフは、ふとゆらめく蝋燭に手を伸ばした。 末小吉[[omikuji]]2 ]
(408) 2011/07/17(Sun) 23時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/07/17(Sun) 23時頃
まぁ、直してやるっていってるよ。
[ガストンの苛立ちを一応なだめるように…。]
まぁ、でも、
お前ら、必死になったほうがいいってのは言っておくな?
戦えよ?
まずは、あの女を仕留めろ。
そしたら、言ってること、わかると思うさ。
[きっとゲートの窪みが埋まるから。]
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[ 蝋燭の火は熱くはなかった。 しばらく手をかざすと興味を失って、洋館の大広間を見渡した。 玄関から広がる大広間は静まり返り、深いグリーンの壁に、館の主の肖像画がかかっている。 ]
見た目はあまり変わらないが…。 いや……この肖像画、こんなに精密だったっけな?
[ 足音を立てず近付いて、しげしげと眺めた。 ]
(425) 2011/07/17(Sun) 23時半頃
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[ と、その時、玄関口から誰かが入ってくる気配がして。 首だけをそちらに向けて、目を凝らした。 ]
>>@46 ――――誰…… ヤンファ?
[ まず目に飛び込んできたのは、見慣れたピンク髪のキャラクター。ナビゲーターのヤンファだった。 彼女に続く人影があれば、微動だにせずそれを眺める ]
(426) 2011/07/17(Sun) 23時半頃
|
/*
中の人ですみません。
とりあえず、ナユタは狼ではないので、基本襲撃はしません。
グロリア襲撃については赤ログで行っていただいてももちろん構いません。
その場合は誰がやったかわからないように、表にナユタが中継するかたちをとるかもしれません。
|
[ >>@47ぴょんぴょんと跳ねまわりながらまくしたてるヤンファをじっと見下ろして、相変わらず首だけを向けた斜め体勢のままで応えた。 ]
……ああ、俺はずっとここにいましたね。
[ ラルフのデフォルトの喋りは敬語だった。 なりきりというわけではないが、それなりに”ラルフ”を演じるため、他PCとの会話では敬語を心がけていた。 ]
なんか大変って、何かあったんですか?
[ 体勢はそのまま、手にしていたモップの柄で自分の肩をぽんぽんと叩きながら聞いた。 ]
(432) 2011/07/18(Mon) 00時頃
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[ ヤンファの返事を聞く前に、洋館に新しい人の気配。 ふと見やると、上から下まで真っ白い容貌の女の子だった。 コマンドで確認するまでもなく、カリュクスだとわかる。普段遊んでいるロクヨンでは苦手な部類のキャラクターだ。 カリュクスのステータスはラルフに似ているが、スピードで負けることが多い。 ]
……なんか集まって来たな。
対戦ってこと?
[ ようやく彼女らの方角に体ごと向き直り。 けだるそうに肩にかけていたモップを、下ろした。 ]
(439) 2011/07/18(Mon) 00時頃
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