171 獣[せんせい]と少女
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
|
ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2015/10/04(Sun) 02時頃
|
/* ※※ Attention ※※
入村解禁は5日0時です。もうしばらくお待ち下さい。
時刻になりましたら、順次ご入村をおねがいします。
村詳細についてはwikiをご確認ください。
http://jsfun525.gamedb.info...
・入村時の希望役職は下記です。
獣 :囁き狂人
少女:少女
狼・ランダムは選択しないでください。
・村建てサポートさま(ミッシェル)をお迎えしています。
所用あらばオズワルド共々よきにお使い下さい。
ヴェスパタインは動きませんが絡み+会話は可能です。
(#0) 2015/10/04(Sun) 02時頃
/*
・少女用メモテンプレ
■名前:
■身長・外見:
■加齢による変化:(記載は後からでもOK
■大好物:
□NG事項:
□接続・コア:
□現在地:
・獣用メモテンプレ
■名前:
■身長・外見:
■メイン能力:(記載は後からでもOK
■特技:
□NG事項:
□接続・コア:
□現在地:
(#1) 2015/10/04(Sun) 02時頃
/* wikiのおさらい
【世界・時代】
火は灯油ロウソク石炭あたり。
鉄道は蒸気機関車、陸路は馬車、海は木造の帆船。
電気ガスは無し、飯炊きはかまど、薪の釜、囲炉裏的なもの。
がっこうの水関連は井戸から引いた蛇口があります。
困った時は獣の能力で解決!を合言葉に、文化レベルは目安程度で。
裾野の街以外で、少女と獣という存在の認知度は低めです。
【生誕祭】
神木に実が生るのも、少女が生まれるのも、旅立つのも「10番目の月」にあやかって、裾野の街で毎年行われる一週間ほどのおまつり。
(クリスマスマーケットのようなイメージ)
【がっこう】
少女が住む「まなびや」を含む、小規模な砦の内側の総称。
周囲は建造物や石壁で守られており、祈りの堂までは裾野の街の住人が来ることもある。詳細はwikiの「がっこうのちず」画像参照。
(#2) 2015/10/04(Sun) 02時頃
/*
【まなびや】
神木を取り囲むように建つ、少女たちが主に暮らす場所。がっこうの中で一番大きな建造物。詳細はwikiの「まなびや詳細」画像参照。
【神木】
幹も葉も真っ白で、数年に一度「少女」を実らせる樹木。
(枝垂れ桜や柳のようなイメージ。)
【少女】
神木に実り、生まれる、性別を持たないいきもの。
10歳で獣から選ばれ盟約を済ませた時点で、獣の「主人」となります。
獣本人+能力の一部を使役することができます。
寿命は長くても20歳程度、残寿命によって身体の一部に変化が現れる。(他少女との「変化」の被りは気にせずどうぞ。)
「寿命・獣との関係・獣の能力が使えるという事実」は生まれた時から知っています。
【獣】
人智を超えた能力と寿命を持ついきもの。
自身の能力を少女と共有し、(獣同士の能力被りは気にせずどうぞ。また、能力はひとつでなくて構いません。)
盟約を行った後は、少女が死ぬまで「従者」として守り、死後にその遺骸を喰らいます。通常の食事も可能ですが、己の延命にはなりません。
少女を喰わねば500年程度で餓死します。
(#3) 2015/10/04(Sun) 02時頃
/*
【進行について】
72h進行のうち、24h=午前中、48h=午後〜夜を目安に。
■プロローグ(72h
契りの歳を来年に控えた少女(9歳)と獣の日常。
■1日目(72h
プロの翌年、契りの年。少女全員の生誕月。※ペア確定可能日
■2日目(72h
その翌日。※ペア確定推奨日&期限日
■3日目(72h
旅立ち後。時間軸はペアごとに自由にどうぞ。
※ペア確定(盟約)後は周囲に挨拶しても良し、先に旅立ってOK
※物語の進行具合により3dはコミットの可能性があります。
【処刑】
2dにヴェスパタイン吊り。3dにオズワルド吊り→エピローグ。
【赤窓について】
・距離無視で使える獣同士の念話としてお使いください。
盟約検討中少女の匂わせや対抗、旅立ち後の獣同士の連絡手段にも。
(#4) 2015/10/04(Sun) 02時頃
ピィーーー、ヒョロロロロ
ピィーーー、ヒョロロ……
[ 斑に色付き始めた山肌の上
遥か高い秋澄みの空に、鳶が啼いた。]
(#5) 2015/10/04(Sun) 02時頃
― 世界 ―
空に浮かぶは太陽と、暦によって数を変える白い月。
蒼穹は変わらず青く、海も同じように深く。
古くから大地を拓き、栄えた人間たちは
国家をつくり、自治をして、陣地争いを繰り広げ
あたかも自分達が 世界を取り仕切っていると思っている。
人の力の及ばないものは、幻や魔術、奇跡だと思っている。
―――この街の住人たちを、のぞいて。
自然すらもねじ伏せる「力」を持った存在を
住人たちは畏れはせど、恐れはせずに
ときに守り、守られながら
「彼ら」と住人たちの生活は、遥かな昔から続いていた。
そんな街を裾野に抱え、
秋の恵みとほの昏さ ふたつをはらむ山森の頂で
旧くから生きる「獣」と「少女」のおはなし。
(#6) 2015/10/04(Sun) 02時頃
― 街と祭りとがっこう ―
昼も夜も月の昇らない「1番目の月」から数えて
昼に1つと半分の月が輝く「10番目の月」になると
裾野の街では、神木に実が生る生誕の月として
年に一度の祭りが開かれる。
実り、1年後に生まれ、更に10年後に此の地を去る「少女」が
それを来年に控えているという事は
街の住人たちにとってはいつの間にか広まった周知の事実。
今年の生誕祭で集められた「プレゼント」には
可愛い服やらお菓子に混ざって、丈夫な皮の靴や鞄など
旅支度のものも目立っていて
「 来年が楽しみだねえ 」
どこからか零れた声は、まるで子供の門出を待ちわびるよう。
(#7) 2015/10/04(Sun) 02時頃
誰が決めたのか、そもそも決まりの有無すら定かでないが
住人が出入りするのは、門の隣に聳え立った祈りの堂まで。
だから「プレゼント」が置かれるのもまた、
柔らかなステンドグラスの光が落ちる 堂の中。
祭りに赴いた獣もいれば、興味を示さぬ獣もいるだろう。
「プレゼント」を楽しみにする少女もいれば、
騒がしい、とむくれ顔をする少女もいるかもしれない。
―― さあ、さあ。
今の「がっこう」にはどんな面々が。
来年の旅立ちはどんなひとりと一匹が。
委細はこれから、紡がれるだろう。
(#8) 2015/10/04(Sun) 02時頃
|
― 神木の元 ―
[ ゆらり、柳のように垂れる白い枝に実のふくらみはなく 淡い光さえ放つその木の元で、蹲る獣が一匹。
もう何回ここで生まれる少女を見たかわからない。 もう何回旅立ちを見送ったかわからない。
今も揺れる白い枝の向こうを… 遠くを、見ている。]
………もう そろそろ、 だといいが。
[ 声は深く、神木の土を温めるように染みこんでゆく。
白虎のような姿、背中には羽根があった筈だが 朽ちた今はもう飛べず、立ち上がることもない。 やせ細って皮が張り付いた脇腹は、骨が浮いて 静かな呼吸が見て取れるだろう。]
(1) 2015/10/04(Sun) 02時半頃
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[ 死を待つ獣が願うのは 唯ひとつ
すべての少女が 愛され、守られ 幸せな天寿を全うすること。
少女を戦禍の飛び火から ”守れなかった” 獣は 次の主を見つけることもできぬまま
ただひたすら 唯只管 黙して 半世紀。
神木の膝下で ”生まれてゆく” 命を見送り ”死んでいく” 自分を待っている。]
(2) 2015/10/04(Sun) 02時半頃
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[ ミッシェルとオズワルドが此処を旅立ったのは5年前。
当時は、 4歳を迎えた少女が6人と 旅立ちの歳を迎えた少女が数人 それらを護る獣達…… いつになく賑やかな「がっこう」があった。
その頃から此処に居た獣は、 恐らくミッシェルとオズワルドの事も覚えているだろう。
まだ小さかった少女たちもまた オズワルドのことは覚えていなくとも 尾先の白い巨大な鷲が空を飛ぶ姿や、 ”おねえちゃん” と慕っていた年上の少女たちの事は きっと覚えていることだろう。]
(3) 2015/10/04(Sun) 13時半頃
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「あの子たち、大きくなったかな」
「……会いに行きますか?」
「いい?」
「ミィの願いを叶えるのが、私だ。」
「それじゃあ、つれてって。」
「御意。 ……目を、瞑って下さい 」
[ 空を翔ける翼が、夜と彼女を抱いて 連なる屋根のうちのひとつに降り立ったのは
昨日の深い闇のうち。]
(4) 2015/10/04(Sun) 13時半頃
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[ もう、がっこうを離れて5年にもなる。 翼を持ったせんせいと一緒に旅をして、5年。
いろんな世界を見て来た。 いろんなひとを見て来た。
せんせいが見せたいと言ってくれた光景を、 目に焼き付けて、心に刻んだ。
見えないたからものがいっぱいになったら、 がっこうの、あのこ達を思い出したの。
おねえちゃん、と呼んでくれたあのこ達を。 ]
(5) 2015/10/04(Sun) 23時頃
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[ おおきな願いも、ちいさな望みも、 せんせいはいつだって叶えてくれた。
ミィ、というのは、せんせいだけが呼ぶ名前。>>4
契約を交わした後、ミッシェルだと長いからって、 わたしに愛称を付けて、っておねだりした。 困ったようにほほえむせんせいを見上げて、 お洋服のすそをひっぱって、おねがい、と繰り返して。 そして、代わりに、わたしは──…
懐かしい記憶のかけらを眺める間に、 せんせいの翼は夜を、景色を切り裂く。
お疲れさま、って地面に降りる前に頬に唇を寄せて、 彼だけのために三日月を贈った。* ]
(6) 2015/10/04(Sun) 23時頃
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[ 砂ばかりの国、海ばかりの国、星空が湖面に降る国 幾ら生きたか朧げなほど見てきた過去の欠片を 眠る彼女の枕元で語りながら 彼女のマリンブルーの瞳が輝いた場所に連れ立った。
ひどく短い彼女の時を、 指間から落ちる砂金を惜しむように 大切に 大切に。
私にとっては寸刻でしかない5年は 彼女にとっては命の数分の一を占めるのだから]
疲れなどしないよ、歩くより楽だ。
[ 目の前に浮かんだ細い蒼い月>>6を、前髪と共に撫で おやすみの前のキスを その額に。*]
(7) 2015/10/05(Mon) 00時頃
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― がっこうの朝 小さな家の中 ―
[ 沢山の家が城壁のように連なったうちのひとつ。
ついこの間、彼女を連れてここから旅立ったというのに ”主”の望みであれば断るすべもなく 己が数年を過ごした家に戻ってきている。
ただ、ベッドは自分ではなくて彼女が暖めているけれど。]
ミィ、起きてください。 …”おねえちゃん”が朝寝坊では恰好がつきませんよ。
[ 出窓をあければ、朝が2人を迎えるように風が舞い込み 自分の指と朝の草の香りが 目の前の白い頬を撫でる。
紅茶とスコーンの香ばしい匂いに、爽やかな風と己の声 彼女を眠りから醒ますのはどれだろうか。*]
(8) 2015/10/05(Mon) 00時頃
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―朝・鐘楼―
[山の端より陽が顔を見せ、 小鳥の囀り始める頃合い。
厨房を出て、井戸を過ぎ、 広い“がっこう”の中を駆ける。
祈りの堂、――その鐘楼を目指して。]
(9) 2015/10/05(Mon) 00時頃
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[薄暗い塔を抜け、 長い長い螺旋階段を上った先。 窓から燦々降り注ぐ光へ至れば、]
起っきろーー!! 朝だぞーーーっ!!
[大きく息を吸い、叫ぶ。 そうして力いっぱい、鐘を鳴らした。
どこかで、鳥が一斉に羽ばたく音。
静かな朝の空気を震わせ、 …一度でなく。二度、三度と繰り返す。]
(10) 2015/10/05(Mon) 00時頃
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[解き放たれた音は風に乗り、 波紋のように、広がってゆく。
塔の外へ。光の中へ。 がっこう、街、山の向こうへ。
まだ見ぬ誰かに、 傍にいるあなたに、]
(11) 2015/10/05(Mon) 00時頃
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[ 響け、響け、 ―――高らかに鳴る、六度の福音。
遠く、遠く、 ―――夜明けを告げる、青銅の余韻。
届け、届け、 ]
おっはよーーー!!
[ …――はじまりを謳う、あたしの声。 ]*
(12) 2015/10/05(Mon) 00時頃
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|
[鐘楼の塔は、がっこうで一番高い場所。 音が遠くまで届くよう大きく作られた窓から、 華やかに染まる山々も、裾野の街も一望できる。
外の景色が見たくて、つい身を乗り出し――]
…うおっとと、あっぶない!
[こうして落ちそうになったのはもう何度目か。
幼い頃には立ち入りを禁じられていたこの場所へ、 こっそり忍び込んだ挙句に足を滑らせ。
“先生”に助けられたのも、今となっては良い思い出だ。]
(13) 2015/10/05(Mon) 00時頃
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さーて、…”最後の一年”が始まるぞっ。
[一つ深呼吸ののち、パンッと両頬を叩いて。 気持ちを切り替え、来た道をまた駆け戻る。
わかっている。この大声が届かないことなんて。 知っている。ベッドで眠るあなたを起こす程でないこと。 空飛ぶ鳶にさえ敵わない、まるで小さな鈴の音。>>#5
…だから、]
(14) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
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そーら起きろ!ねぼすけ! 朝だよ! いつまでも寝てる奴はーーー?
朝食抜きのっ、刑ーーー!!
[懐かしい二人の来訪など露知らず。>>4>>6
居住棟に戻って、お寝坊さんの布団を剥ぎながら、 今日もあたしは、こうして。
あなたの耳元で、目覚めの鐘を鳴らすのです。]*
(15) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
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−記憶の皆底−
――せぇーんせっ
[懐かしい、少女が自分を呼ぶ声がする。 月を映す湖に細く白い足を浸しながら、彼女が無邪気に笑っていた。 空に丸い月はあるが、それでは足元が心もとないだろうと。]
(彼女のために、光を…)
[少女の名を思い描いて夜空へ手をかざせば、空から雪が降るように。 無数の星が、舞い降りて来た。 熱を持たない、ただただ柔らかな光を帯びた星の欠片が。 音もなく、静かに、ゆっくりと…。 少女が足をひたす湖へと降り注ぐ。
決して降り積もることのない。 彼女を傷つけることのない。
―――彼女のための…。]
(16) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
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……… 。
[そっと、少女の名を唇に乗せる。 あと幾度、私は彼女の名を呼べるだろうか…。
私は、少女の名を呼んだ、自分の声で目を覚ます…。]
(17) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
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−巨大書庫− [書庫の奥、滅多に人目につかない窓際の席。 温かな陽の光。小鳥が囀る声。 耳を傾ければ、幼い少女たちの声も聞こえるだろうか?
気が付けば本を片手にまどろんでいたようだ。 ぼんやりと開いた視界には、夢の名残が綿毛のようにふわりと漂っている。 それは風に運ばれて、開いたままの窓枠へ着地した。
それを餌かなにかと間違えたのか。 外から飛んできた小鳥が窓枠に止まり啄んだ。]
……悪いね。 君のために、パンを出すことはできるけれど。 私のパンでは、君の空腹を満たすことはできないんだ。
[そう語れば、小鳥が無垢な眼差しを向けて小首をかしげた。
私は小鳥に、パンを与えることはできる。 白く、柔らかい、焼き立ての仄かに甘いパンを。]
(18) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
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[想像と幻想を現実に具現することこそが私の能力。]
[他の獣のように冷気や炎を操るのではない。 想像力を糧とするこの能力は、望めばどんなことでも現実にするだろう。
自由に空を飛ぶことも。 無から有を生み出すことも。
だがどれほど精密に幻想の色を重ねたところで、紙の上に描いたパンで空腹が充たされることはない。 それと同じだ。 甘い菓子も、柔らかなパンも、香ばしい肉も。 想像することで具現化させることはできるが、それで胃を充たすことはできない。 むしろ食べ物を想像するのなら、味や食感、香りに至るまで精細に思い浮かべなければ。 姿形を思い浮かべるだけでは、味のない、砂か布を噛むようなものだろう。]
(19) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
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[なんでもできるが、この力は他と異なって何も残さない。]
[なによりこの能力は、制約と制限が多い。]
[少女たちに力を貸し与えても、細部まで思い描く必要があるせいか。 それとも幼い少女たちの、想像力の限界なのか。 一度にひとつの物体、あるいは、ひとつの事象しか具現化することができない。]
(20) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
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―9年前。がっこうの入口で―
………また、喰わなきゃいけない。 わかってるんだが。なあ。
[がっこうの建物を見渡す、大男。 一見すると、ただの背の高い男に見えなくもないけれど 被った帽子からは、一本の角が突き破り ズボンの端からは牛のような茶色い尻尾がちろりと覗かせ
その男が「にんげん」ではないことは 誰が見ても明らかであった。
ぐるぐる、と。 おなかが大きな音を立てる。
その音を紛らわせるように、 持ってきた袋に入っていた林檎に齧りついて。]
(21) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
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[少女たちの想像から生まれた事象や物体は、少女が想像することを止めるか、少女の視界から外れればたちまち跡形もなく消える。 なぜならどれほど精密にその姿を思い浮かべて具現化したとしても。 その存在を支えるのは、それを作り出した少女の想像力だからだ。]
[最後にこの能力は、新たな生命を生み出すことはできない。 生き物の形を模倣することはできる。 少女が健気に飛び回る小鳥の姿を想像すれば、それは現実になるだろう。 だが、その小鳥はただ少女が想像した通りに飛び回るだけだ。 餌を啄むことも、木の枝に止まって歌うことも無い。 小鳥の姿が少女の視界から消えればたちまち消えてなくなるものを。 果たして生きていると呼ぶことができるだろうか…?]
(22) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
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[窓枠に止まった小鳥の足元から、光綿毛がふわりと溶けて消える。 それは私が、想像し続けることを止めたからだ。 小鳥は驚いたようにぴょんと跳ねて、そのまま窓の外へ羽ばたいてしまった。
私はただ、誰も居なくなった窓の内側から、空へ吸い込まれてゆく後姿を見送るのみ。 望めば、小鳥を追いかけて空を飛ぶこともできただろう。 ただ、空を飛ぶ小鳥の隣りにある自分を思い浮かべるだけでいい。
それをしないのは、空を飛ぶ楽しさを忘れたからでも。 私自身の存在を脅かすほどの、耐えがたい空腹感を抱えているからでもない。]
そろそろ時間か…。
[読みかけの本を手に、ゆっくりと席を立つ。 ギシリと腰掛けていた椅子が軋み、枯れた細木が風に揺れるように、伸びた長針がゆらりと傾ぐ。 痩せた身体は外見に反して軽い。 2メートルに届く長身の後を追うように、影と黒く長いローブの裾が書棚の間をゆらりと揺れた。]
(23) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
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|
林檎だって、うめえのに。
[それでも、ぐるぐると鳴る腹に大きく息を吐いた。
自分が喰わなくても、他の獣が喰うだけ。 それはわかりきっている。 殺生をいくら嫌おうが、 食事のスパンを長くとろうが、 自分にも食が必要なのは仕方のないこと。]
そう…仕方のないことなんだよな だから――――
[だから。 今回も、仕えることになった少女の望みは なるだけ、聞いてやろうと。
元より大分茶色くなった尻尾を揺らして その獣は、およそ250年ぶりに、がっこうの敷居を跨いだ]*
(24) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
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[この学校に戻ってきて、神木が新たな少女を孕み、産み落とすのを幾度となく見て来た。 最後に契りを交わした少女、彼女の死を見届け、その骸を喰らってからどれほどの歳月が過ぎたのか。 それすらもう忘却の彼方だ。
巨大書庫とはいえ、目を引く書物はとうに読みつくしてしまった。 それでも毎日のようにここへ通うのは、この席が静かで居心地がいいせいだろう。 それに、どうしてもこの外見は少女たちを怖がらせてしまうかもしれない。 ローブを纏う双肩の中央には、大きな雄羊の頭骨が乗っている。 眼窩は底の見えない深淵のように静かな闇をたたえ、青い鬼火がひとつ、瞳の代わりに浮かんでいた。 白く完璧なシメントリーをかたちどる立派な雄羊の頭蓋骨。 その中に、本来あるべき顔や頭部はない。 ならばその白い頭骨が彼の頭部であり顔なのか。]
(25) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
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―朝:畑の近く―
["がっこう"の中には何でも揃っている 家畜も、書庫も、井戸も、一生此処から出なくても自給自足出来るくらいに
その中の一つ、おおきな野菜畑の近くにある木の下で一匹の"獣"が眠りについていた]
(26) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
|
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―――答えは否。
途中読みかけの本を書棚へ戻し。 外へ通じる両開きの、扉の一方へ黒い皮手袋をした手を伸ばす。
書庫の扉を出て、最初に顔を合わせるのは獣の同胞か、それとも少女か。**]
(27) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/05(Mon) 00時半頃
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[それは濃い茶色を纏ったおおきな狼の姿を取っていた 眠ってもなお凛とした姿は美しくも悠然としている。毛並みもサラサラと整っており人目を引くのは確かだろう
それはそれは穏やかに眠り続ける大狼。しかし、その眠りは何時までもは続かなかった]
―――――――
[遠く、それでいて力強く響く朝の福音>>10 少女の声と鐘の音が調和して空気に、風に溶けていく
どんなに小さくても>>14風に乗せられた声が耳に届けば、それまで目を瞑っていた狼は軽い身動きと共に立ち上がる。それと同時に一陣の風がさっと狼を取り囲んだかと思えばその姿が瞬く間に別の姿へと形どった]
(28) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
|
|
―現在:がっこう・野菜畑―
[―――きょろきょろ。――がさがさ。
だれにもみつかりませんように。 野菜畑の周りに誰もいなくなったのを見計らって 木々の合間から、野菜畑の様子を伺う。]
………前にアレが食事に出た時は、 遅れて、食いそびれちまったんだよな…
[金の瞳が捉える視線の先には、野菜…ではなく その隣に実っている、美味しそうな林檎の樹。]
(29) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
|
|
[自分に、それは必要ないけれど。 腹は満たされなくても、果物は甘くてだいすきな好物で 赤く実ったそれに。ごくり。喉が鳴り。]
……わっ。 わっ。
[喉の音があまりにも大きく、自分には聞こえたものだから きょろきょろ。 がさがさ。 隠れている茂みを震わせて、周囲を確認。]
[誰も居ないことが分かって、ほっと一息。 帽子をしっかり被りなおして、再び林檎の方へ。]
(30) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
|
|
・・・・・・相も変わらず、賑やかな目覚ましだ
[その姿――大狼から人へと姿を変えた"獣"は驚くことに女性であった かと言って淑やかに行動するかと言えばそんなことはなく、大袈裟な欠伸と共に首をコキリと動かせば傍らに置いてあった剣へと手を伸ばす]
此処に来てもう何年だったか・・・
[ふと流れ過ぎた時間に思いを馳せたのは何故だろう その理由を女剣士は深く考えなかったのだが]
(31) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
|
|
[一個くらい。 一個くらい。
もう少し人の気配がなくなったら… ちょっと風を吹かせて、林檎を取って。 少女やほかの獣達に見つかる前に こっそり、一人で食べてしまおう。
そう思って木の間、草の陰で隠れていた その つもりだったけど。
その大きな図体を隠すには、草の量は小さすぎて 後ろからはぴょこんと飛び出た馬の尻尾に 前からは長く伸びた肉質の角が 隠れることなく、見えているなんて
まだ暫く、隠れる本人が気づくことも無かっただろう。]**
(32) 2015/10/05(Mon) 00時半頃
|
|
[目もしっかり覚め、さあ行こうかと朝の慣習を始めようとした所で、ふと風に運ばれ耳に入った雑音>>30 くるりと見回せば視界の隅に影>>32が映る]
・・・・・・おい。そこの馬
[本人は上手く隠れたつもりかもしれないが姿、音、臭い、何から何を取っても女にはバレバレであった 不機嫌を隠さずに草陰へとずかずか近づけば、その剣を振り上げる]
五秒以内に投降しろ さもなくば、今日の食卓には馬刺しが並ぶかもしれないぞ?ほら、いーち、にー・・・
[剣を肩にぽんぽんと置きながらも声は微塵も容赦していない 仁王立ちと粗暴な口調から放たれるカウントダウンはげに恐ろしきかな。
相手は確実に年上である筈なのに恐れをしないどころか不機嫌を全面に押し出しているのは元々の性格からか、はたまた朝の慣習を邪魔されたからか*]
(33) 2015/10/05(Mon) 01時頃
|
子守り パティは、メモを貼った。
2015/10/05(Mon) 01時頃
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―朝・おそと―
[今日は珍しく、朝早くに目が覚めた。
一日の始まりを告げるように、 朝日が昇り、鐘が鳴った>>12頃には、 わたしはすっかり目が覚めていて。
二度寝を決め込む程、眠くもなかったものだから、 お散歩をしようって、思ったの。]
Twinkle, twinkle, little star♪
[口ずさむのは、 先生に教えてもらった歌のひとつ。]
(34) 2015/10/05(Mon) 01時頃
|
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/05(Mon) 01時頃
|
[先生は、いろんな事を知っている。 わたしは、先生にいろんな事を教えてもらった。
本が読めるようになったし、 (むずかしいのは読めないけれど!) お料理ができるようになった。 (でも、包丁はまだ、ちょっとこわいの)
でも、けれど、わたしが一番好きなのは、 先生が教えてくれる歌。]
How I wonder what you are♪
[眠れない日に、先生が歌ってくれた子守唄。 その日から、わたしは歌が大好きになった。]
(35) 2015/10/05(Mon) 01時頃
|
|
―ある大狼の独白―
[もし、此処にいるお仲間が私を見たらきっとガキだと思うんだろうな こっちとしては色々言いたい事はあるが・・・まぁ、概ね同意だ。
私はまだまだ"若い"。下手をすりゃ、そこらの"少女"とも変わんないだろうよ]
(36) 2015/10/05(Mon) 01時半頃
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[一族から離反したのは今から200年も前だったか・・・。私はまだ50にも満たない本当のガキだった
深く考えない性質なもんで、どうしてそんなことをしたか私もよく覚えちゃいない。ただ一つ、言ってみるとしたら・・・恐らく"反抗期"って奴だったんだろうな
それから9年前までこの風の能力を使って世界を見て回った。人間に混じって剣を習ったり、蛮勇にも他の獣に挑んで痛い目にあったりもしたかな。・・・・・・実に濃くて、色鮮やかな日々だった]
["がっこう"については他の獣や風の噂から聞いてるし、"少女"がどれだけ重要なのかも私は本能で知っていた だから数えて250になる頃に此処へ来たのも必然、って奴なんだろう]
[此処の日々は言ってしまえば"退屈"そのものだ。血や火の臭いなんて全くしない。自然と太陽の香りだけがそこにあった けれど不思議と嫌な気分じゃないのは、きっと私の生まれ持った種族のせいだろう。・・・・・・狼だってのに穏やかが好きってのは色々気に入らないけどな]
[此処に来て色んな仲間に会ったし、色んな少女にもあった そんな日々ももうすぐで終わろうとしている*]
(37) 2015/10/05(Mon) 01時半頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2015/10/05(Mon) 01時半頃
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[鐘の音の余韻が消えたころ。 聞き慣れた、大きな声>>15が耳に届く。
いつもなら、開かれた扉の向こうに居る彼女に、 おはようって言うのだけど。 わたしが居ないことに気付いたら、驚くかしら。]
Up above the world so high, Like a diamond in the sky♪
[空を翔ける鳥の群れ。 歌声は秋の風にのって、誰かへと届いたか**]
(38) 2015/10/05(Mon) 01時半頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2015/10/05(Mon) 01時半頃
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っ!?
[>>33いきなりの声に、びくっと、肩を震わせ。 草陰にしゃがみこむ体制だったのが、 驚いた拍子にその場に尻もち。
ぱきぱきと枝や葉が潰れる音に混じって 獣の呻く声が聞こえる。]
い、ってて……… なんだよ…って、パティシアか。
[馬、と言われたのが心外そうに、馬のような尾を揺らし 尻もちをついたまま後ろを振り返れば。
その顔を見て、自分と似ているけれどちょっと違う、風の力を持つ彼女の名前を呟いた後。 ちょっとだけ申し訳なさそうに、眉を下げた。 彼女がよく近場の木の下で寝ているのは知っていて 自分が起こしてしまったのかと思ったから。]
(39) 2015/10/05(Mon) 01時半頃
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[…でも、普段なら自分からすぐ謝るところが 今は、馬呼ばわりの方が気になって。]
馬とか、馬刺しとか心外だなあ 俺は麒麟とか もっとかっこいい呼び名が。さあ。
[実際馬に見えるのはわかるから、怒りはなく。 のんびりした口調で言って。 尻を軽くさすりながら立ち上がり、尻尾を自分で見れば、 そこにはやっぱり、馬っぽいふさふさが見えた。]
…確かにしっぽは馬っぽいけど。
[と言って、身体を痛めていないか、 足を曲げたり伸ばしたりして確認。 …異常がないことがわかれば、 不機嫌そうな彼女をよそに、うーん、と伸びをして。]
(40) 2015/10/05(Mon) 01時半頃
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[そのへんで、やっと。 自分が何をしようとしてたかを思い出せば 途端に、ばつが悪そうに頭を掻いて。]
あーーー。 ええっと。パティシアはこれから何処に? その前に林檎、食ってく?
[お詫びのつもりでそう言って、呑気に林檎を指さした。 受け取りようによっては、一緒に林檎泥棒をしようと誘っていることになるなんて、考えもせず。]**
(41) 2015/10/05(Mon) 02時頃
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なんだとはなんだ、オッサン。 アンタの隠れ方は此処の子にすら劣るぞ
[盛大に尻餅をつく獣の先輩>>39相手に不遜な態度を崩さず見下ろした]
ふん。私の朝の慣習を妨げた罪は重いと知れ
[因みに彼女の”朝の慣習”とは何てことのない、ただの散歩である。 朝の澄み渡った空気を堪能したいのが最たる理由だが、本人はプライドからか『訓練がてらの散策』だと言い張っている]
(42) 2015/10/05(Mon) 02時頃
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麒麟、ねぇ…
[本人の主張>>40にじろりとその身体…主に尻尾へと目が向けられるが、どうも怪訝な眼差しである 彼の本来の姿を知らない身としては仕方ないかもしれないが]
そこは認めんだな。別に良いけど
[起き上がった馬…ではなく、麒麟の先輩相手に剣をようやっと降ろした……のだが>>41]
……ほう? それは犯行宣言か?
[すっとカムバックする剣 こう見えて自然と親しく、そして野菜、果物泥棒に人一倍厳しかった彼女が目の前の先輩に妥協するかと言えば勿論そんなことは無かったのである**]
(43) 2015/10/05(Mon) 02時頃
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―何年か前の話―
[自分ががっこうですることは、 少女達に外の世界の出来事や、外の生き物の事。 文字の読み書きやなんかも教えてあげて。 自分が「風」を使ってどんなことができるかも、見せてあげたりもしたものだ。
しかし、いつもそればかりしているわけではなく。 自由気ままに、がっこうの中を散策したり、 裾野の街まで降りて、川の様子や、世界の情勢について聞いてみたり。]
今日もいい天気だなあ………っと。
[特に、天気がいい日はがっこうの屋根の上。 そこに寝転がって、果物を齧りながら、 がっこうや街を見渡し、緩やかに空を流れる雲を眺めるのが好きだった。
その日も、鐘楼の塔の横の屋根に寝そべっていて。 いつも通り、綺麗な青空を見ながら、 新鮮な空気を吸って。]
(44) 2015/10/05(Mon) 02時頃
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[そして。
何もなく、ゆったりと過ごすだけのはずだった、 そんなとき。]
………え。
[>>13上から、小さな影が降ってきて] うわ。ちょ、ま、待てって!!
[とっさに風を吹き上げるようにして、落下の勢いを殺してやったけど。 殺しきれずに、自分の腹に少女が落ちてきて。]
ぅぐ、 げほっ!
[齧っていた林檎が器官に入って かっこ悪くも、ごほごほとせき込みながらも、少女に怪我が無いか手を伸ばし、確認しようとしただろう。]*
(45) 2015/10/05(Mon) 02時頃
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……コリンか、この声は。
[ 窓から流れ込む朝の風に乗って、 爛々とした声>>12と鐘が踊れば 鳥になった己の背中に乗りたいと 両手を上げて輝いた目が(過去が) 蘇る。
( 危ないから背中はだめだと何度言ったか )
昨夜、空駆ける己の脚の上で大人しくしていたミィは はじめて飛んだ時は怖がる位だったというのに]
いまも誰かに心配をかけてなければ良いがなあ。
[ 小さな事件>>45を思い出しては、ふい、と笑った。]
(46) 2015/10/05(Mon) 02時半頃
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[( そういえば ) ”教える”のがはじめてだと言っていた幼狼>>37は どうしているだろう。
自分のそんな頃はもう思い出せもしないが 盟約は血に刻まれているもの。 力ある獣が「従いたい」と思う少女は その時になれば 誰なのか解る、と 月の浮かぶ夜のなかで話した己に 彼女が向けた目はどんなものだったか。]
永い時の中で色々なものを忘れてきたが 食べた少女の味は 全て 今でも風化することなく覚えているよ。
[ 「はじめての食事」を前にした彼女に良縁あれと 風で砥いだ小さなムーンストーンを手渡したのは ほんの気紛れ。**]
(47) 2015/10/05(Mon) 02時半頃
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おっさ……… …うう。2000年くらい前に戻りてえなあ。
[獣は見た目で年齢がわかりにくいものだが、 種族の違いもあるし、自分とパティシアの年齢差にもなるとよくわかる…というかわかりすぎるようなものだった。
>>42おっさん、呼ばわりにショックを受けてしょぼくれる姿は、此方の方が身長も年も上であることを忘れさせてしまいそう。それは、自分が、相手の態度を気にしない性分だから尚更で。]
慣習…そりゃすまないことをしたね
[林檎は自分のものではないだろうに。 言葉のあやなのだが。得意げに微笑み、尻尾を揺らし]
なら、慣習に行く前に、 是非俺が美味しい林檎をご馳走し…て……
[徐々に語尾が小さくなっていったのは、 >>43彼女がこういうことに厳しい者だというのを思い出したからで。
ずり、ずり、と後ずさり。]
(48) 2015/10/05(Mon) 02時半頃
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いやあ、違うんだ。 俺はただ…ええっと。 なんだっけな。
[言い訳も思い浮かばず せめて逃げる前に、一個だけと。
器用に、背後の林檎の樹へ小さな風を起こして。 林檎を一個落とせば、それを自分の片手に飛ばす
なんて芸当を。 焦りながら言い訳を考えている合間に、 彼女にばれないよう頑張ってやってみたけれど―――]**
(49) 2015/10/05(Mon) 02時半頃
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[始まりの朝は、霞がかかった薄紫。 だんだん、霞が晴れれば澄んだ鮮やかな蒼に染まり。
だんだん、だんだん。 終わりの夜に向かって、くすんで黒く沈んでいく。
ねえ、せんせい。 わたしは──── いま、どんな色? ]
(50) 2015/10/05(Mon) 07時頃
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―居住棟・自室―
[>>12遠く、鐘の音がきこえる。 いち、にぃ、さん、しぃ、ごぉ、ろく。
コリンがまた今日も鳴らしているんだろーなぁ。
暗かった部屋にきらきらと朝の光の粒が揺蕩いはじめる]
[まだ少女はふとんにくるまり微睡みのなか*]
(51) 2015/10/05(Mon) 07時半頃
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―居住棟・自室―
[>>12遠く、鐘の音がきこえる。 いち、にぃ、さん、しぃ、ごぉ、ろく。
コリンがまた今日も鳴らしているんだろーなぁ。
暗かった部屋にきらきらと朝の光の粒が揺蕩いはじめる]
[まだ少女はふとんにくるまり微睡みのなか*]
(52) 2015/10/05(Mon) 07時半頃
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あー、コリンってばだめー まだアヤワスカはねてたいのー
[寝起きのだらしない声を出しながら、>>15ねぼすけと言われた少女は眼も開かないまま引っぺがされたふとんをふらふらと追いかけるも力尽きて、代わりにとある熱へと抱きつく]
[せっかく起こしに来てくれたけど、まだ寝てたい二度寝をいっしょにしようとベッドにぐいぐいひきずりこもうとする。 しかし朝食抜きと言われたら目をはっきりと開け、しぶしぶと腰から手を離し]
むう、ごはん抜きは嫌なの。 わかった支度するのー。
[おはよう、と観念したように挨拶をコリンに返し、次の部屋に突撃する背中を見送ってふくをきがえた]
(53) 2015/10/05(Mon) 07時半頃
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― 朝・居住棟 ―
[朝の微睡みの中、うとうと。うとうと。 鳶が高く鳴く声と>>#5 覚えのある鐘の音が遠くに聞こえる。>>10]
うーん、まってー……。
[夢の中では大きな林檎がころころ、ころころ。 わたしはそれを追いかけて走っていく。
あとちょっと、あとちょっと。 必死に追いかけて手を伸ばした、その時。]
(54) 2015/10/05(Mon) 08時頃
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───きゃあっ!?
[布団を引っぺがされて、 肌に触れるひやりとした空気に飛び起きた。>>15]
コリンー……おはよーもう朝なの? ええっ朝食抜き!?
待って、今おきるっ! おきるからー!! [部屋を出ていくコリンの背中を追いかけて ベッドから飛び出せば。
ずるっ べしゃっ ドサドサドサッ
盛大な音が、居住棟に響き渡った。 こんな朝の騒音も、もう数えきれない。 寝坊助常習犯はしたたか打った額をおさえて起き上がる。]
(55) 2015/10/05(Mon) 08時頃
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あーいたたたた…… みんなはもう起きたのかなぁ。
[痛む肘を見れば、僅かに赤く擦れている。 おそらく、額も。 慌ててベッドから落ちたこと 先生に知られたらどんな顔をされるだろう。
寝間着を脱いで普段着を引っ掴めば頭から被り 鏡の前で服の袖を伸ばして肘を覆い 額は小麦色の前髪で隠してしまえば、よし完璧。]
(56) 2015/10/05(Mon) 08時半頃
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[蒼く澄んだ瞳を輝かせ、鏡のわたしににっこり笑った。]**
(57) 2015/10/05(Mon) 08時半頃
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―食堂―
おはようなの。 今日は何にするのー?
[食堂には、すでに朝ごはんの準備をする誰かがいたようで、手伝いをしようと調理場にするりと入ればメニューが聞けた。今日は山ブドウとくるみのパンに、豆と野菜の具だくさんスープと聞いて、パンはもう焼くばかりであるからと、豆をさやから外す任務を仰せつかった]
そっかー、今日って生誕祭だったの、アヤワスカすっかり忘れてたの。 ごちそうになるのうれしいの!
[昨日の夜さんざん同室のともだちと話したのに、朝になればすっかり忘れてしまっていたと。 しまりのない顔をさらしているが、手元のひよこ豆は順調に豆とさやは分けられていき、鍋へと投入された]
(58) 2015/10/05(Mon) 09時頃
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ー過去の話ー
[ほんの数年前のことだ 噂に聞いたり本能で知ってもわからないことだらけの自分に色々と教えてくれた獣の先輩がいた。
契約は血に刻まれたもので、その時になれば仕えるべき少女がわかる。と明るい月の下で彼はそう言っていたか>>47]
へぇ、人間の言う”恋”ってのよりは確かなんだな
[ふと旅の途中で目にして来た不確かな人間の感情を思い出せば何と無く口にする]
そりゃつまり”美味い”って事か?
[言葉の意味を味と履き違えた幼い狼は目をキラキラさせ……どちらかと言えば食欲を前面に押し出していた]
最初は面倒そうだと思ったが…何だ、見合うもんがあるってんなら楽しみってもんだ
[彼女は、若い。故にその性格は転婆であり、”少女”を”餌”という側面しか知らなかった彼女に先達の思いを知る由もない
それから何年も時が経ちーーー彼に託されたムーンストーンを胸に彼女は何か変われたのだろうか?*]
(59) 2015/10/05(Mon) 09時半頃
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ー現在:野菜畑ー
…なあ、アンタって”リンゴジャンキー”とやらなのか?
[彼の狙いを大方予測した彼女は呆れたように溜息をつく そう言えば数年前に少女が落下する事故があった時>>45も彼は林檎を食べていたか…遠くから見ていたが何とも言えぬ状況だったので覚えている]
良いか? こういう規則を”センセイ”が守らなきゃ示しがつかねぇ事ぐらいわかんだろ? 欲しけりゃちゃんと手順を踏んで……って、おい!!!!
[つらつらと説教を始めようとすれば、相手は反省の様子がないようだ>>49。 此方も風を能力として扱えるのだ。例え小娘でも不自然な風の動きくらいはわかる
そのまま彼が逃走しようものなら後を追っかけようとするだろうか。恐らく物騒なもの片手に**]
(60) 2015/10/05(Mon) 09時半頃
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[書庫を出ると、居住塔からコリンが、皆を起こして回る声がする。]
賑やかなことだ…
[少女たちの賑やかな声は好きだ。 けれど、その声もあと一年で聞けなくなるのだろう。 そう思うと、少し寂しい気もする。
畑の方では、パティがなにか叫んでいる声がする>>60 もしかしたら、ついに“林檎泥棒”が見つかったのかもしれない。 いつだったか。 何でも出せると知られた時に、どうせ、腹は膨れないのだからと。 真っ赤な林檎を手のひらに乗せてみたが。 やはり、腹は膨れないといっても、幻より本物の林檎がいいのだろう。]
(61) 2015/10/05(Mon) 12時半頃
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[離れたところの喧騒に耳を傾けていたからか。 近づいてくる足音と澄んだ少女の歌声には気付かず。]
………、おはよう。ミツボシ。
[誰かに会ったら、挨拶をと。 教える立場の先生が、無言で立ち去るわけにもいかず。 朝から、突然顔を会わせたのでは。 私の成りでは、驚かせてしまったのではないかと。 申し訳ない気持ちになりなる。
今朝は早起きだね、などと。 気の利いたことを言ってやるセンスは、残念ながら私にはなかった。**]
(62) 2015/10/05(Mon) 12時半頃
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おー!よくわかったな。 もちろん、林檎は大好きさ
[>>60呆れ顔に向けて、悪びれもなくにっと笑う。 林檎に限らず、日々こっそりと果物を盗んで食べるのが日課だったりするのだけど。 どれだけの人にバレているのか、ばれていないのかは…食べれさえすればいいという本人の知るところではないのだ。]
でも…他にも。 ブドウとか、みかんとか。 あとは、故郷にある雷の実なんかは、甘くて、ぴりぴりして…格別においしいね。
[色んな果物の味を思い出せば、背後の林檎がきになって。 ちらちら見ながらも、彼女の説教に大きな身体で首をすくめた。]
(63) 2015/10/05(Mon) 13時半頃
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むぅ…示し…なあ。 俺は、自由にするのが一番だと思うんだ 少女たちの時は…みじかいからな
[「少女」が自由に振る舞うのと「せんせい」が自由に振る舞うのとでは、わけが違うだろうに。 だからいいだろ?とでも言いたそうに、口を尖らせた。
>>10鐘楼の塔から聞こえる鐘の音。 その音に紛れるように風を操作したつもりが 聡いパティシアには気付かれてしまったようで。]
わあ…!すげえな、よく気づくもんだ
[自分は感じるより操作するのが得意なものだから、 離れた場所での風の変化に気づかれたのは、素直に驚きの声を上げた。
彼女も風を使えるというのは知っていたけど… 風から何かを感じることは、彼女のほうが長けているのだろう。 …そもそも、自分が得意とするのは、嫌い避け続けた雷の能力のほうなのだから。]
(64) 2015/10/05(Mon) 13時半頃
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…ははっ。ほら、パティシアの分!
[反省の色は全くない様子で、笑いながら、もう一つの林檎を風で取って、パティシアの方へ正確に投げて。 がっこう内の道を、逃げ始めた。
追ってくるようなら そのまままっすぐ、まなびやの入り口へ。
鐘が鳴り響き、少女も獣も活動を始める頃。 もし誰かに見られれば、林檎を手に持つその姿は まさに林檎泥棒、そのものだったかもしれないし。 もしかしたら、それはここ10年程のがっこうでは、日常茶飯時だったかもしれない。]**
(65) 2015/10/05(Mon) 13時半頃
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― 早朝 ―
[眠る大狼の少し離れた場所を、少女の半分の背丈もない泥人形が走っていった>>26>>28 それが毎朝のことであれば、狼も気に留めないのであろう。
泥人形は、目的地の畑にたどり着くと、ころころと転がって土地の具合を確認する。
肥料の偏りがないか。 水が不足している場所がないか。 雑草があれば、よいしょよいしょと引っこ抜いて。
つるんと目も鼻もない顔でも満足そうに頷いて、そして。
ぱん、と弾けて、そこには元から何もなかったかのように、唯の泥に還った。]
(66) 2015/10/05(Mon) 14時頃
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― がっこう ―
[ふぁ、と大きく欠伸をする。 襟元の布地がずれて古い傷が顕わになるのを、のそのそとした手つきで再び隠す。
比較的いつでも早起きな獣は、日課の畑いじりモドキを終え、ぼんやりと空を眺めていた。
夜の終わりの藍色へと、次第に旭の紫が混じる空。 散りばめられた星の瞬きが薄れゆく空。 夜には隠れん坊な白い月が、次第に顔を見せる空。
もう少し空に近い場所で眺めたくもあったけれど、軽くない身体では屋根などに上るのは、非常に面倒臭い。 適当に腰掛けた、出入り口にあるステップの一番下の段からでも、空は十分に楽しめる。]
(67) 2015/10/05(Mon) 14時頃
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[そうして少女たちが起き出す頃まで、のんびりと空を見ているような石のような獣に、 「薄鈍」、「のんびり屋過ぎる」、 そんな評価もあっただろう。 何と言われても、長年付き合ってきたこの性格を変えるのは中々難しいのだが。
さて、誰かの足音が聞こえてくるならば、この場所は邪魔になってしまうだろうと腰を上げた。
足取り重そうに(実際には自重のせいなのだが)、ゆったりとした速度は常の事**]
(68) 2015/10/05(Mon) 14時頃
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[ お星さまが湖に落ちて、空と水できらめく光。 掴もうとしたら、せんせいの温かい手が握ってくれた。 たからものを包むように、しっかりと。>>7
せんせいと一緒でなかったら、見られなかった世界。 だんだん色が抜けていくわたしに、 がっこうにはなかった色を、教えてくれた。
いずれ来る別れを、惜しむように。 ]
でも、いっぱいお空を飛んだから。 ……おやすみ、なさい。
[ せんせいのぬくもりは、いつだってわたしを やすらかな眠りへ誘ってくれた。* ]
(69) 2015/10/05(Mon) 14時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/05(Mon) 14時頃
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― がっこうの朝 小さな家の中 ―
[ 身動ぐと、途中からまっしろになった髪がさらりと揺れる。 きんいろだった髪は、縛る位置から下が、まっしろ。 がっこうを離れてから少しずつ、色が抜けていったの。
頬を撫でるかぜ。わたしを呼ぶこえ。 あまい匂いがゆっくりとまぶたを開かせた。>>8 ]
”おねえちゃん”は、せんせいと会う前だもの。
[ ちょっとだけ、すねた声でせんせいの指に頬をすり寄せて あたたかいベッドの上で体を起こし、目を擦った。
おいしそうな匂いにおなかがくぅ、と鳴って はずかしくておなかを手でおさえる。 ]
(70) 2015/10/05(Mon) 14時頃
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[ せんせいの手を二回、三回とひっぱって クリームをたっぷり塗ったスコーンをおねだり。
ふわりと笑えば、頬をまたかぜが撫で、 聞こえて来たおとにそっと目を細めたの。 ]
きょうも、良いかぜ。 ……畑の方で、たのしいこと、あるみたい。
[ 遠くから感じる、小さなかぜ。 それに混ざる、二人分のこえ。>>49>>60
ふふ、とがっこうらしい空気にまた笑いながら まずはおいしいご飯でおなかをいっぱいにしよう。** ]
(71) 2015/10/05(Mon) 14時頃
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足り前だ!つか逃げんな!
[予想外と言うように驚く相手に>>64不本意だと声を上げる 元々彼女の種族の使命として補佐的に身につけられた風の能力はこの200年の旅の中でそれなりに鍛えられていた。 なおもう一つにして本命の能力については別に傷付けたりしない、何てことのない平和すぎる能力なので余り使ってないのだが]
…っ!
[此方に林檎を投げ渡し>>65走り去るユージン相手にわなわなと彼女は震えた]
待ちやがれ!今日こそ剣の錆にしてやるからな!
[共犯者にするつもりかと内心怒りつつ、それでも林檎を大事に懐へ仕舞えば直ちに追いかけ出した。向かう先はまなびやの入口。この賑やかな追いかけっこは畑番をする彼女を怒らせれば誰でも見られる光景であったことを追記しておこう**]
(72) 2015/10/05(Mon) 14時半頃
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― 過去:月下の岩山で ―
[空から見つけた”普通”の狼にしては大きすぎる身体は、 彼女>>59が己と同類であることを示していたけれど 身に纏った空気は若く、まるで”普通”の獣のようで。 めずらしいものを見るように、狼の前に大鷲が降り立っても 彼女に襲われる事>>37がなかったのは 幸運か、それとも此方が空に逃げると思ったからか。
夜の幕間に得た”普通”でない獣とのひとときは 大概のものに飽いた己にとって、ひどく面白いものだった。]
恋 とは、 ふ… ははは。
若いのらしい喩えだ。 私はその「恋」の方がなかなか思い出せぬが…… ひとときとはいえ、全てを預ける相手だからな。
もっと穏やかで、もっと……確かに縛るもの だ。
(73) 2015/10/05(Mon) 17時頃
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[今迄に、傅いて見上げた先にあった小さな笑顔は 誰一人として色褪せず 脳裏に浮かぶ。 「縛る」という言葉では物足りぬほどの枷が 鎖のように連なって、自分の命を繋いでいる感覚は きっと、]
美味いかどうかは……お前さんが決めればいい。
[知らぬ「味」に輝いた目>>59には伝わらぬだろう。 「そのうち嫌でもあの場所に足が向いて出会う筈だ。」と、 何十年後か分からぬその日を指して 大きな翼を震わせた。
「少女を食べたことのない獣」との稀有な出会いに 大鷲が狼の首に一粒の石を置いて 空へと還った時には 此処(がっこう)で再会するとは思ってもいなかったが
まなびやの中で、彼女が初めての贄をどう選ぶのかと 湧いた興味が持ち上げさせた口元はきっと、隠せなかった。*]
(74) 2015/10/05(Mon) 17時頃
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― 現在:小さな家の中 ―
[枕の上で、露に濡れた蜘蛛糸のように輝く白金の髪は 撫でるたびに色が喪われていくようで それなのに、触れずにはいられなくて。 寄せられた頬>>70の柔らかさに緩んだ口元のまま はらりと落ちた毛束を小さな薄い耳朶にかける。
くぅ、という音>>70の後 朝の中に咲く横顔にうっすらと紅が差せば 微かに湧いた物悲しさも、何処か遠くの出来事のよう。]
おなかのすいたミィには…… 足りなかったかな。
[縦にふくらんだスコーンをほくり、剥がすように割れば 隙間から白い湯気が顔をだす。 バターナイフで塗ったクリームは、その上で 滑るように溶けはじめて……]
(75) 2015/10/05(Mon) 17時頃
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どうぞ、 Meine Prinzessin。(私のお姫様)
[ねだるように引かれた手>>71にスコーンを乗せる。 ”おねえちゃん”にご不満だった彼女の機嫌は サイドボードに置いた紅茶と残りのスコーンが きっと直してくれるだろう。
ミィの傍らに落としていた腰を持ち上げて 出窓から畑を見れば >>65 >>72 何やら逃げるように走る影と、追う影がひとつずつ。]
………狼が狩りをしているのかな。
[そんなはずがないのはミィにもわかるだろうけれど。 窓枠に乗せた肘の向こうへ、薄い笑みと人差し指を向けて 人助けと挨拶を兼ねたつむじ風を 女の周囲に巻き起こせば ミィと同じ位風を読む幼狼には、己の事が判るだろうか。**]
(76) 2015/10/05(Mon) 17時頃
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[朝です。
いつもなら六度の鐘の音でぱっちり目が覚めるのに、>>12 今日のヒナコはおねぼうさんでした。
無理もありません。巨大書庫から借りてきた本を夜遅くまで読んでいたのですから。
面白い本を読んだ夜にはだいたい、 その本の登場人物になった夢を見ながら眠るのが常です。 今朝も今朝とて、お花のめがみさまになって、 子供達に花の冠をつくってあげる夢を見ていたのですが。
いっつもおねぼうさんのクリスマスが盛大にずっこけて、>>55 その音が壁をすり抜けてこっちにも聞こえてきたせいで、 ぱちん! と泡が弾けるみたいに、 夢見てた光景は消えてしまいました]
(77) 2015/10/05(Mon) 18時頃
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ふあ〜あ……。
[もぞもぞと起き上がってあくびをすれば、 だいぶおめめもぱっちりとしてきたようです。
眠りながらも大事に胸に抱いていた本をばさりと枕元に置いて、 コリンがもしや……と思って起こしに来るかもしれないと、慌てて扉を開けます。 もしもヒナコのお部屋の扉の前に誰かがいたら、 あわやおでこを赤くする人がもうひとり、 できてしまうかもしれませんね]
(78) 2015/10/05(Mon) 18時半頃
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[人の気配が一人分消えた部屋。 置かれたはずみでたまたま開いたページの真ん中で、 お花のめがみさまが静かに笑いかけています]
[おはようございます、ヒナコ。 今日がまた、すてきな一日になりますように**]
(79) 2015/10/05(Mon) 18時半頃
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― 過去:月下の岩山で ― [その先輩は空からやって来た>>73 羽を広げ降り立つ大鷲は一目見て自分と同類だとわかった。 敵意が無いなら、襲わない。此方も興味があったのは同じだった]
…ふうん
[彼の答えは複雑で、あまり難しく考えない自分にはよくわからなかった]
決める、って…味見しろってか?
[>>74今までの食べ物の感覚で考えた結果、そんな見当違いの問いを口に出していた]
…わからないな 私ら”獣”と比べれば、人間や動物の寿命なんかほんの一瞬だ 私がこの前立ち寄った極東の島国にいる昆虫はたったの7日で命を散らすらしい。それこそ刹那的だ
ーーーなあ、アンタ。 そこまで”獣”を縛る”少女”ってのは何なんだ?
(80) 2015/10/05(Mon) 18時半頃
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……それはもう、”呪い”じゃないのか?
(81) 2015/10/05(Mon) 18時半頃
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[既に空を駆けようとしていた大鷲にそう零した言葉は彼の耳にまで届いただろうか。ただ、最後の疑問は届く前に消えたかもしれない
漠然とした”少女”への想いを胸に、幼狼の首元にムーンストーンが輝いていた**]
(82) 2015/10/05(Mon) 19時頃
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―外・巨大書庫のまえ―
[>>62暫く、気分良く歌をうたっていたけれど、 行く先に見えた人影に気付いて、 わたしは歌うことをやめた。]
モスキュートせんせい、おはよう!
[たとえば、いまが暗闇のなかで、 眼窩に揺れる青白い光と出会ったのならば、 驚いてしまったかもしれない。
でも、いまは朝日が昇ったばかりで、 先生がいる、ってわかっていたから。
驚くことは全くなくて、 わたしは、にっこり笑って先生に挨拶をした。]
(83) 2015/10/05(Mon) 19時頃
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― 日常の一幕 ―
["がっこう"へと訪れるのは、二度目だった。 一度目の来校は、300年程前のこと。
一度目、あの時の自分は若かった。 ――今回も、周囲の獣に比べれば若い方ではあるのだろうが、最年少ではないらしい。
とはいえ、彼女のように若々しい外見もしていない。 年上の彼ら程、経験豊富でもない。
なんとも中庸で中途半端な位置に、岩人間はいた。
読み書きも、教養も、出来すぎず出来なすぎずの人並みに。 得意なことは畑いじり。 あまり"せんせい"らしくないと、自覚はあった。
林檎泥棒のように規則を率先して破ったりなどはしない真面目さ位は、取り柄といえるかもしれないが。]
(84) 2015/10/05(Mon) 19時頃
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[モスキュート先生は、ふしぎだ。 わたしたちが頭と呼んでいる部分が、 動物の骨(なんの動物だろう?)の形をしている。
なんでだろう?不思議だとは思うけれど、 きっと、そういうものなのだろう。
外のせかいを知らないわたしにとっては、 先生の姿もふつうの、日常的なこと。 こわいと思ったことはない。 (暗い所で出会った時は、おばけかと思ったけれど!)]
せんせい、あのね。 わたしね、今日、早起きだったの。
[鐘が鳴るより前に起きたことを自慢したくて、 えっへん。胸を張ってみる。]
(85) 2015/10/05(Mon) 19時頃
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[―― せんせい、これ、なんて読むの?
そういって、本の読めない部分を尋ねることも、 文字が読めるようになったいまでは、 だいぶ、減ってきてしまった。
そのかわりに、理解できない単語の意味を、 問うことは増えたけれど。]
あ、いけない。 ごはんの準備、お手伝いしに行かなきゃ! モスキュートせんせい、またね。
[鐘が鳴って暫く経ったから、 きっと、厨房では誰かがお料理しているはず。
ごはんの準備をしに行けば、 こっそりつまみ食いができるって、 わたしはしっている。]
(86) 2015/10/05(Mon) 19時頃
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― →食堂近くの出入り口―
[先生にばいばい、って手を振って、 食堂にいちばん近い出入り口へと向かおうと。
そうすれば、走るような足音>>65と パティシア先生の声>>72が、 まなびやの方から聞こえてきたような、 そんな気がした**]
(87) 2015/10/05(Mon) 19時頃
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[会話も苦手で、口数は少ない。 自分の少し枯れた声は、嫌いではない歌に不向きだった。
泥人形を動かす特技は、はじめは"少女"たちへのパフォーマンスだった筈。 風を自在に操れるならば、ぬいぐるみを遊ばせる程度も出来たのかもしれないが、自分の精一杯がこれである。
その特技も今は、早朝の散歩にばかりいかせているのだけれど*]
(88) 2015/10/05(Mon) 19時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/05(Mon) 19時頃
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─ここではないどこか─
[明方の白く霞んだ泉のほとり。 木々の隙間からから覗く黎明の輝き。 額から天を仰ぐように伸びる己の角は 輝きを受けて、まばゆい光を乱反射させる。
長い睫毛をパサと一度伏せ。 頭を1度振り、静かに佇んだ。
白みを帯びた角。 白い毛皮とたてがみと尻尾。 長い睫毛もまた白く 奥にある紺色の眼をちらりと覗かせる。
それが私──一角獣──の姿。]
(89) 2015/10/05(Mon) 19時半頃
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―逃げる獣の、とおいむかし―
[自分が、がっこう近辺の街から、 そう離れなくなったのはいつからだっただろう。
正確に何年前、とは憶えていないが。
1000年ぐらい前にはもう。こう、だった気がする。]
[少女を喰えば、力が漲る。 味も、嫌いではなく、むしろ好物に近いもので
100年に一度の、"食事"が、 一本の角と、尻尾を持つ、おおきな獣にとって ほんとうに楽しみだったのだ。 ]
(90) 2015/10/05(Mon) 19時半頃
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(俺は―――)
[逃げ、走りながら、過去を想う。
昔は、乱暴者で。 相手が気に入らなければ平気で殴り、雷鳴を呼び寄せて。 嵐を起こし暴れる、金に輝く四足は その存在そのものが災いだと言われ 忌み嫌われたものだった。]
何年前からは忘れたけれど そのきっかけは、今でも鮮明に覚えている。]
(今回の"食事"が、終わったら―――)
[自分にとっては、破壊しか生まない、この力。 それは、獣の姿と共に、封じてしまいたいくらいのもので
明るく、呑気な振る舞いの裏では 心は常に、生とは逆向きの方へ揺れていた。]*
(91) 2015/10/05(Mon) 19時半頃
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―現在:まなびやの方へ―
えーー。ちょっとぐらいいいじゃないか。 だって、こんなに美味しそうな林檎なんだぞ?
[>>72後ろを向き林檎を片手に持ち上げ、笑い、逃げる。 食べ物が粗末になるのだけは嫌だったから、渡した林檎が捨てられるのが気がかりで。 ちらり、ともう一度後ろを確認すれば 丁度パティシアは懐に林檎をしまうところ。]
剣は困るな…俺、まだ馬刺しにはなりたくないよ
[とか言って、馬の尻尾を揺らし、逃げつつ。 林檎の無事に。相手は怒っているのに、嬉しくなって。 走りながら、これ見よがしに、 彼女に見えるように林檎を齧った。]
(92) 2015/10/05(Mon) 19時半頃
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―――うん。美味しい。
[林檎を齧れば、美味しそうに頬が緩む。 お腹は満たされないけど やっぱり、果物の甘さは好きだなあ、と思う。]
…もう何個か盗って、こっそり配ればよかったなあ
[まなびやが見えてきて もう少女が来ているかも、と、思い浮かんだその考えは、 いつの間にか口から漏れていた様子。
最後の一言は、冗談とも真面目ともとれる口調で。 それは小さく、呟く程度だったけど 風に乗って、パティシアには聞こえてしまったかも。]
(93) 2015/10/05(Mon) 19時半頃
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─朝─
[あてがわれた個室の真ん中には簡素な石の造りの寝台。 下敷きのマットに大きく寝そべって、小脇に抱えるのはウィスキーの大瓶。 何度目かの鐘の響き>>12に苦悶の表情で頭を抱えた。]
ううう…。 頭に響く…。
飲みすぎたか…。
[ベッドの下に目をやると。 乱雑に置かれた空き瓶が何本も。 さて、昨日は誰と飲んでいたのだったか…。
ぐわんぐわんと鳴りやまない頭をさすりながら ゆっくりと部屋を後にした。]
(94) 2015/10/05(Mon) 19時半頃
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― 朝・自室 ―
んー…ね、むぃよぅ。
[コリンの鐘がどこかで鳴る。 きっと同じように寝ていた子を起こして回っているのだろう。 何時もの光景。 私の部屋にはまだ来ない、分かってる。 だって鐘の音も声もまだ遠いから。]
うー……おはよー…おはよぅ…、まだねむい。
[でもこのまま寝てたらそのうち耳元で鐘を鳴らされ布団を剥ぎ取られちゃう。 だから頑張って重い身体を起こして大きく伸びをした。]
(95) 2015/10/05(Mon) 19時半頃
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[ぱちん、と両手で頬を叩いて目を覚ます。 ふわりと欠伸を噛み殺せばもそもそとベッドから降りて窓を開け放った。 朝の冷たい風が身体を嬲る、それが気持ちがいい。 眠い目を擦りながら外を眺めていれば。]
あ、パティシア先生の声。 どうしたんだろ?
[まなびやの方からパティシアの声>>72が聞こえてくる。 何か叫んでいるけどよく聞こえなかったけど。]
……誰か、畑に悪戯でもしたのかな?
[ゆるりと首を傾げる。 パティシア先生が追いかけているのは誰かな、と窓から大きく身を乗り出してみるけど、残念ながら見えなかった*]
(96) 2015/10/05(Mon) 19時半頃
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……お?
[>>76不意に、後ろに吹いたつむじ風。 これは助かったと、一瞬逃げる足を緩めたけれど。
彼女は、どうなっただろうか。]
普通の風じゃなさそうな…誰かな。
[まなびやの入口付近で様子を伺い。 きょろきょろと周囲を見れど、風の主は自分には見つけることが出来ず。
首を捻りつつも、今は目の前の危機だ。 パティシアの足が止まるようなら、 まなびやの中に逃げるつもりで。
もし、風にも負けず駆けてくるようなら… 油断し、その場に立ち止まった自分に追いつくのは、容易だっただろう。]
(97) 2015/10/05(Mon) 19時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/10/05(Mon) 19時半頃
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―居住棟・通路―
また、やってるのか。 懲りないもんだ。
[聞き覚えのある叫び声>>72>>92から 事の運びが容易に想像できる。 丁度実りの秋というし。別にいいんじゃないか。 なんて思っても、幼狼の前では死んでも口にしないけど。]
(98) 2015/10/05(Mon) 20時頃
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[廊下を歩きながら、部屋から出る時に手に取った煙草に 火を付け煙を肺に押し込める。
独特のニコチンの匂いが苦く、口の中を満たす。 肺の中を巡り終えると煙は鼻腔を口腔を抜け、体外に放出される。]
[きっと今頃は勝手に喉、気管、肺と身体の中は浄化され 汚れていない綺麗なソレとなんら変わらないのだろう。
己のいつ尽きるのかわからない寿命を対価にして。]
(99) 2015/10/05(Mon) 20時半頃
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[確か昔はもっと長かった気がする髪の毛は 乱雑に切り揃え、黒く染めた。 まるで自身の存在を否定するが如く。]
[透き通る夜の始まりのような紺色の眼は今は 暗い漆黒を湛え。 まるで自身の身を偽るかの如く。]
[自慢の一角は根元の方でボッキリと折れてしまってそれっきり。]
[いつからだったろうか、獣の身に転じることがなくなったのは。獣の姿を取れば、この身は黒くなるのだろうか。 それとも、元のまま、白い身体へと転ずるのだろうか。 その答えを確かめる気は…───なかった。]
(100) 2015/10/05(Mon) 20時半頃
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─食堂─
[まだ続く頭痛に頭を押さえながら食堂に入れば 厨房の方に人の気配を感じて、そちらを覗き見たら その一人がアヤワスカだとわかった>>58]
…おはよう、アヤワスカ。 朝食の支度かい?精が出るね。
[手伝いを頼まれれば気怠そうに目を伏せて]
とりあえず、水を一杯。 ひどい頭痛なんだ。
[と、頭痛の原因は告げずにそう伝えた。]
(101) 2015/10/05(Mon) 20時半頃
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― 食堂 ―
[人が集まりだす食堂。 暖かな食事の香りのしだすそこへのそりと現れれば、置いてあった台拭きでテーブルを拭き始める。
少女や、あるいは誰かの話し声が厨房の方から聞こえてくる。 この声はアヤワスカだ、それから――。 誰が居るのかを、見ることなく声だけで判断しながら、食事自体の手伝いは邪魔になるだろうからと、厨房へと声をかけることはなく、ただ黙々と作業をしていた。]
(102) 2015/10/05(Mon) 20時半頃
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―現在:まなびやの方―
美味いのは全面的に認めるが、それとこれとは話は別だ!
[逃走する相手>>92に向かってそう叫ぶ 実は此方が林檎を粗末にしないか相手は伺っていたようだが、大地の恵みを蔑ろにするような行動は彼女にとって論外である]
だから!ちゃんと許可を取れって言って―――――っ!
[反省の色を見せない麒麟>>93にまた怒鳴ろうとしたその時、彼女の周りを謎の旋風>>76が取り囲み思わず立ち止まってしまう その隙に彼には逃げられてしまったか>>97]
(103) 2015/10/05(Mon) 20時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/10/05(Mon) 20時半頃
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[何時までも見えない物を見ようと頑張っていても仕方がない。 乗り出していた身体を引っ込めて、ぱたんと窓を閉めた。 このまま朝ご飯を食べに行こう。 きっと早起きさんがご飯の準備をしてくれているはずで。 それも何時もの日常だから。]
あ、でもデザート。 林檎とかきっと美味しいよね。 取りに…うーん、でもパティシア先生に怒られちゃうかな。
[朝ご飯の前に林檎を取りに畑の方へ。 でもきっと勝手に林檎を取ったら怒られてしまうだろう。 なら、取る前に先生を探そう、それがいい。
急いで着替えると部屋から出て。 パティシア先生の声が聞こえた方角、まなびやに向かって歩き出した。]
(104) 2015/10/05(Mon) 20時半頃
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―居住棟の一幕―
[バタバタと足音を廊下に響かせ、 左右の扉を勢いよく開け放つ。
ベッドがもぬけの殻なら良し。 まだそこに蹲る影があるのなら――]
だめー…、じゃないのー! さぁ起きるのだ! こンの、甘えん坊めぇぇぇ!
[二度寝を所望する少女の布団を剥ぎ取って。>>53 寝惚け眼のアヤワスカを、ギュッと抱きしめ返す。 そのまま意識を呼び戻すようグシャグシャ髪を掻き混ぜて、 朝食抜きを告げれば、ようやく彼女もお目覚めの様子。
支度する、と言質が取れれば、 満足げに頷き、次の部屋目指してまた駆け出した。]
(105) 2015/10/05(Mon) 20時半頃
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〜〜〜〜〜っ!! 次にあったら今度こそ許さないからな!
[何処か懐かしい匂いのする風の妨害のせいで色々と面倒になったらしい 今度やったらただじゃおかないと何度目かの決心をつけば、溜息を一つ。
そのまま歩き出すかと思えばふと林檎の樹の方へ振り返った]
・・・ん。朝から騒がせて悪かった せめてもの侘びだ。受け取れ
[少女でも獣でもない。紛れもなく"樹"へとそう口にすればすっと手を翳した後に居住棟へと歩みを進める
彼女が立ち去った後、それまで凪いでいた風が水の臭いを運び出す 風がごうと吹いたかと思えば、林檎の樹と野菜畑にぽつり、ぽつりと雨が降り出した
なんてことはない。数分と降り注げば嘘のように雨は止んでしまった。しかし、雨を浴びた植物達は皆活き活きとしてるように見えただろう]
(106) 2015/10/05(Mon) 20時半頃
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[さて隣の部屋はクリスマス。
これまた寝坊の常習犯ではあるけれど、>>55 彼女の起こし方は、アヤワスカとは少し違う。
この季節なら、まず窓を開けて。 朝一番の、涼やかな風を味方につけよう。]
そぉれ、っとーーー!!
[そうして勢いよく、温もりを剥ぎ取る!
覚醒の早いクリスマスの耳元に、 食欲と言う名の悪魔の囁きを一つ落とそう。]
(107) 2015/10/05(Mon) 20時半頃
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[大狼の"獣" パティシア
その獰猛な見た目と裏腹に"豊穣を司る精霊"は、今日も無意識に己が気に入らない本当の能力を使っている]
(108) 2015/10/05(Mon) 20時半頃
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クリス、 今日の朝食は、パンに蜂蜜が付くってさ。
でも、……
起きない子はお預け、…かな?
(109) 2015/10/05(Mon) 20時半頃
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[ウィンク一つ残して、部屋を後にする。
背後で少女が慌てて転げる音がして、 それをあははと笑いながら、次の部屋へと。]
(110) 2015/10/05(Mon) 20時半頃
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[そう言えばまだやってなかった朝の散歩に出ようかと何となく居住棟へ足を進めていれば、此方へやってくる"少女"の姿>>104が目に入る]
キミか、クラリッサ。おはよう
[彼女と挨拶を交わせば、ふと懐の膨らみを思い出し紅い果実を取り出す]
あー・・・・・・これ、食べるか?
[実は彼女が林檎を欲しがってたとは露知らず 全くの偶然で彼女に示してみたか*]
(111) 2015/10/05(Mon) 20時半頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2015/10/05(Mon) 20時半頃
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[味見にと、スープをちょっとだけもらえば、ほう、と顔を上気させて目をつぶる]
いい塩かげんなの。あったまるのー。
[味見のはずなのにもっともっとと雛のようにまとわりつくのを追い払われて食器の準備をしていれば、食堂にエフせんせいが入ってきた>>101]
おはよう、せんせい。 そうなの。アヤワスカはお手伝い中なの。今日は具だくさんスープなの。
(112) 2015/10/05(Mon) 21時頃
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あ、パティシア先生。 おはよう。
[ぺこり、と頭を下げておはようの挨拶をする。 丁度探していたから嬉しそうににこりと笑って。 林檎が欲しいと言おうとして、言う前に林檎を見せられて、びっくりして目を見開いた。]
あのね、先生。 私、林檎が欲しいと思ってたの。 だからすごいびっくりしたけど、とっても嬉しいんだよ。 ありがとう、先生。
[手を差し出して林檎を渡されればにこにこと笑って。 それから林檎をつるりと撫でる。]
美味しそう。 ご飯の後に皆で食べるのもいいけど、タルトタタンにしても美味しそう。 ね、先生。タルトタタン作ったら食べてくれる?
[こてり、と首を傾げて問いかけた。]
(113) 2015/10/05(Mon) 21時頃
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もうすぐ出来上がるから、食器のじゅんびをしなきゃの。 せんせいもお手伝いしてくれる?
[にっこーと見あげてあいさつをすれば、ちょっぴり具合が悪そうなのが見てとれ、かえってきた言葉にあわててお水を用意する]
えっ、せんせいだいじょうぶ? はい、お水なの。
せんせいの力、せんせいには使えないの?
[原因がわからないけど、あたまがいたくてつらそうなせんせいを見て、じゅぎょうで教わっているせんせいの力で元気になれないのかときいてみる]
(114) 2015/10/05(Mon) 21時頃
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[慌てふためくクリスマスが可笑しくて、 クルクルと踊りながら次のドアの前へ立ち、
……そう。ちょっと、油断していたのは確かで。 だからその扉が、勢いよく開け放たれた時には…>>78]
いっ!?――…ったぁぁぁい!!
[正面から、諸に木の板を受け止めて。 真っ赤な額に両手を当てて、ひょこひょこ跳ねる。]
(115) 2015/10/05(Mon) 21時頃
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ヒ…、 ヒ〜ナ〜コォ〜〜〜!! おはよー!でも痛いぞコンニャロ〜!
[人を笑わば、穴二つ。なんて。 間違って覚えた言葉が脳裏を過る。
くぅ、と涙を堪えながら、 目覚めの良い子らの部屋にも向かおう。]
(116) 2015/10/05(Mon) 21時頃
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―まなびや前―
………ふう。撒いたか。
[>>103後ろを確認し、もうパティシアがいないのが分かれば まなびや入口で、一つ、深呼吸をするように息を吸って、吐いた。 パティシアは嫌いではないし むしろ、面白い若者だと思っているけど もう少し…こう、寛容になってほしいものだと この獣は、身勝手に思うのだった
もとより、ヒトとは違う獣という種族であるからか この程度の全力疾走では殆ど疲れはしなく。 深呼吸をしたのも、息を整えるというよりは 安心した、という方が正しい。]
(117) 2015/10/05(Mon) 21時頃
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さあて。食堂に行く前に林檎を食べてしまおう、っと。
[そして。まなびやの前で、りんごを齧ろうとしたところで >>87此方に向かってくる影に気づけば
齧る一歩手前で、固まって。]
………もしかして。見ちゃった?
[見たかどうかなど明らかだというのに。 今更、盗み食いの事実を隠そうと 慌てた様子で林檎を後ろ手に隠そうと試みてみたが どうだっただろうか。]
(118) 2015/10/05(Mon) 21時頃
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[些細な手伝いが終われば、また静かにじっとするだけ。
食堂で席を選べるときには、一番端を自分の定位置としている。 出来るだけ邪魔にならない場所に、ひっそりと。 そうして、どんどん人が集まり賑やかになるだろう食堂を眺めている。]
(119) 2015/10/05(Mon) 21時頃
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―居住棟の一幕―
コリンも一緒にねるのー
[>>105コリンにぎゅうと抱きしめ返されればまた夢みごこちにとろんと。しかし]
にああああん
[ぐしゃぐしゃと髪をかきまぜられれば猫のように声をあげていたはずだ*]
(120) 2015/10/05(Mon) 21時頃
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[此方が林檎を出せば大層ビックリした様子のクラリッサ>>113 その姿にクスリと笑みが溢れれば、彼女の目線に合わせるように腰を降ろす]
そうか。キミが喜んでくれるなら、林檎も同じように喜んでくれる筈だ
―――タルトタタンか。勿論、後で是非ご馳走させて貰おう
[穏やかに笑いクラリッサの頭を撫でる姿はとても先程の荒れてた姿とは似ても似つかない様子だっただろう]
そう言う事ならもっと林檎がいるかな? 私が見ててやるから必要な分だけ取っても良いぞ。・・・ああでも、あまり取りすぎないようにな
(121) 2015/10/05(Mon) 21時頃
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[次いで開けたクラリッサと>>104 ミツボシの部屋は既に空で、>>34
だから赤い額を擦りながら、 あとは歩いて、食堂へ。
もし、冷たい井戸水が汲んであれば。 この腫れも酷くならずに済むかもしれない。]
(122) 2015/10/05(Mon) 21時頃
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えへへ、先生が食べてくれるなら頑張らなきゃ!
[にこにこと嬉しそうに笑った。 頭を撫でられれば笑みは深まり、頬が紅潮する。 パティシア先生は優しい。 時々こうやって頭を撫でてくれる、優しい先生。 時々、怖いけど大好きな先生。]
うん、これじゃちょっと足りないかな。 …取りすぎたりしないよ、ちゃんと必要な分だけ。
先生も一緒に行く? 私一人でも大丈夫だよ、沢山取ったりしないよ。 でも一緒に行ってくれるなら嬉しいな。 先生といっぱいお喋りできるもの。
[言いながらも足は畑へと向かって一歩踏み出される。 パティシア先生が来ても来なくても次に向かうのは畑、林檎の木のある方へ。]
(123) 2015/10/05(Mon) 21時頃
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具だくさんスープね。 そりゃあ身体によさそう。
せんせいの力はね、なるべく使わないようにしたいんだ。 使うのはどうしようもないときだけ。 君たちが傷ついた時はきっと助けるよ。
[尋ねられたらそう答えるようにしている。>>114 同じことを何度か尋ねられたことはあるけど、 決まってそう答える。 何度も答えているならば、段々にその表情は 誤魔化せているだろうか。 その表情の奥にある感情は。]
(124) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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………………。
[>>118じいっと、みあげる。 パティシア先生が追いかけていたのは、 たぶん、ユージン先生だ。
わたしの、林檎のような赤い瞳は、 すべて、まるっとおみとおしなのだ。]
みちゃった。
[えへへ。にっこりわらう。 先生がりんごを盗み食いしようとしているところ。
でも、だめだよとは言わないわ。 わたしだって、ご飯の準備をしているときに、 つまみ食いをしちゃうから。
みつかったら、怒られてしまうけど。]
(125) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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[後ろ手に隠されたりんご。 わたしの目は、 りんごを隠す様子を見逃さない。]
いいなぁ、りんご。
[きらきらと目を輝かせて、先生を見る。
パティシア先生におねがいすれば、 きっと、食べて良いよって言ってくれるだろうけど。 そうじゃなくて、みんなにナイショで食べる、 あのトクベツな感じがすき。]
わたしもたべたいな、りんご。
[はんぶん、ほしいな。 そんな思いは、先生に伝わったかしら。]
(126) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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[怯えるだろうか、と。 不安に思ったけれど。 ミツボシは私を見ても驚かず、笑顔を浮かべて挨拶をした。>>83
どうにも、身構えてしまう。 以前この子を、書庫で驚かせてしまったから。
他の獣と比べても、私の姿は異形に近い。 この姿のまま街へ戻って来た時。 人々を驚かせてしまったのは、申し訳なかったと思う。]
そう、か…。 もう、すっかりお姉さん…、だな。
[早起きに、誇らしげに胸を張る。>>85 ミツボシの頭を、撫でようとした手は、躊躇い。 中途半端に上げた手は、またね>>86と駆けてゆく、少女を見送るだけになる。
幼く、無垢な少女たちに。 触れることを躊躇うようになったのは、いつからだっただろう…。]
(127) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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[二人で旅立った外の世界から、一人。 この学校へと戻り。 少女を選ぶでもなく、見送り続けて、どれほど経っただろうか。 街の様子も、随分と変わった。 私が、最後に選んだ彼女を。知る者が居なくなって久しい。
すっかり書庫の住人…、いや、番人となり果てた私が。 この学校で役に立っていることと言えば。 少女たちに、文字の読み書きを教えることだけだ。
ミツボシもよく、読めない文字があれば尋ねに来ていたが…。>>86 最近は、読めない文字よりも、理解できない言葉の意味を聞くことの方が増えて来た。]
(128) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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そうだな。私もご一緒させてもらおうか 何処ぞの林檎泥棒みたいな勘違いをされない為にも、な
[つい先程のやり取りを思い出し口元が引きつったのもほんの一瞬だった クラリッサの隣について林檎の樹へと戻る。そこでは先程己が降らせた雨によって水滴がついた木々が日差しに照らされキラキラと輝いていたことだろう]
届かないなら私が取ってやろう。どれがいい?
(129) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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……!?
[慌てて開け放ったドアがごつんと音を立てて止まりました。 その向こうから、少女の悲鳴が聞こえます。>>115
なんということでしょう、 ヒナコのせいでコリンが扉と正面からごっつんこする羽目になってしまいました。 額を抑える姿が見えます。痛そうです]
(130) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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[書庫へよく来るといえば、ヒナコもそうだ。 彼女はよく、本を読む。 面白い本を読んだ日には、その本の登場人物になる夢を見るらしい。>>77 ただ、あまり夜更かしするのは感心しない。 ほどほどに、とは、言っているが。 あまり効果はないようだ。
昨日、酔いつぶれたエフを残して部屋を出た時も。 彼女の部屋の窓には、まだ明かりが点いていた。]
寝坊を、していなければいいが…。
[いや、そこはコリンが、きちんと起こすだろう。
それよりも、そろそろ行かなくては。 古い扉が軋むような音を立てて、ゆっくりと、食堂へ向かう。]
(131) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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ごめんねー、ごめんねコリンー。 痛いならエフせんせいよぶ?
あとおはよーう。いい朝……にはみえない、けど。
[別に人を笑わなくても穴には落ちることはないと、>>116 人を呪ったらその人自身にも災いが振りかかる―― という類の言葉をちゃんと覚えたヒナコは知っていますが。 クリスマスの部屋で起きた一幕を知らないし、 どうみてもヒナコが悪いと思っているので、 ぺこぺこ頭を下げて謝ります。 いつもののんびりした調子もどこへやら、ちょっとだけ早口で。
気丈にも他の部屋の扉を開けるコリンの後ろを、>>122 心配そうについていき]
むー、……。
[ミツボシもクラリッサも起きているとわかれば、 おねぼうさんになってしまったことも、ついでに反省、しておくのでした]
(132) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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[パティシア先生と並んで林檎の木の元へとやってくる。 林檎泥棒って誰なのかな、とか。 天気の話だとか。 色々とお話をしながら、歩いてきた。 一人のお散歩も楽しいけど、誰かと一緒ならもっと楽しい。]
わ、先生取ってくれるの、ありがとう! えーと、あれと…。
[林檎の木は水滴がついてキラキラとしてて綺麗だった。
背伸びしながら樹を見上げて。 よく熟れてそうな林檎を2つ、3つと指さした。]
(133) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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………だよ、なあー
[がくり。肩を落としてうなだれてみせた、けど。 すぐに。>>126そーっとミツボシの方を見ると、にいっと笑って。]
これ。俺が朝、時間をかけてさ 一番おいしそうなのを選んで ちょっと、貰って(盗って)きたやつなんだ。
[なるべく、彼女の目線に合うように。 背中を丸めて、屈めば。 隠していた林檎を前へ持ってくると 自分が齧ったところを下にして、 綺麗な赤が良く見えるように見せた。
きらきら輝く目を前にして、 やることといえば一つしかない。]
(134) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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─記憶の断片─
君を死なせたりなんて、しない。 私の力を使えば君はきっと…!
[癒しの力。 それが私の持つ力。
多くの人を救う力。 そう信じていたのは、いつまでだったか。]
(135) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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―ちょっぴり前のこと―
でしょう、でしょう?
[>>127おねえさん。 そう褒められれば、うれしくて。 うふふと、零れる笑いがとめられない。
あの頃の、”おねえちゃん”たち>>3みたいに。 わたしも、おねえさんになれてるかな。 なれてると、いいなぁ。
撫でてくれると思った手は、途中で止まってしまって。 残念だなっておもったのは、 きっと、わたししか知らない*]
(136) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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−食道近く−
[食堂前の廊下で、額を気にするコリンを見付ける。
(声を、かけるべきかだろうか…。)
迷ううちに、コリンは通り過ぎてしまうだろうか。 近くで見れば、赤くなった額が気になるけれど。 治癒であれば、自分よりもエフの方に任せるべきだろう。
私では、彼女に力を貸して氷を与えてやるぐらいしか、思いつきそうになかった。]
(137) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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食べたいかあ。どうしようかなあ 一個しかないし………
[いかにも悩むように言いながら 背を丸めたまま 林檎のヘタの部分に手をかけ、一気に、力を籠めれば]
…なんて。………ほらっ!
―――――ぱ きっ――
[林檎は綺麗に真っ二つ。 みずみずしい果汁が断面から滲んで 朝の陽ざしに照らされて、美味しそうに光っていた。]
(138) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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[ もっともっと昔は黒かった髪。 でも、このまっしろも、せんせいがきれいって言うから わたしはとても気に入ってるの。
髪を耳に掛けてくれるせんせいに、目でお礼を言って。>>75 あつあつの焼き立てスコーンにクリームが塗られ、 美味しそうなそれに目が釘付けになる。 ]
ありがとう、オズウェル。
[ 手に乗ったスコーンはあったかくて、せんせいみたい。 一口かじって、スコーンとクリームの甘さに口許を緩めて、 お行儀が悪いけど足をちょっとだけぱたぱた。
昔は、いちごが好きだったのだけれど、 おなかが減っていた時にせんせいがくれたスコーンと紅茶。 それがとっても美味しくて、大好物になったの。 ]
(139) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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……皆には、内緒。だからな?
[自分も、こっそり食べる特別感が大好きだ。 ……そんなことを言えば、パティシアにまた怒られるのだろうが。好きなものは好きだからしょうがない。
人差し指を口に当て しーーっと、言う、口の形を作って。 齧っていない方の林檎を彼女へ差し出せば 輝く瞳がどうするか、優しく見守った。]
(140) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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[ ぺろりと一個目のスコーンを平らげて、 二個目のスコーンは自分でクリームを塗りながら 出窓に向かうせんせいの背を眺める。>>76
見えはしなくても、なんとなく何があったかは分かる。 楽しそうなこえは聞いているだけで、嬉しくなる。 せんせいがつむじ風を起こすのを肌で感じながら ]
鬼ごっこじゃないかしら。 そういえば、コリン、危ないことしてないといいけど。
[ くすくすと笑いながら紅茶を飲んで、ほっと一息吐いて 思い出すのはがっこうにいた妹たちのひとり。
いつも元気だった彼女は高い場所が好きだったなぁ、なんて がっこうを離れても忘れることはなかった。 彼女以外の子たちも、ちゃんと、ちゃんと覚えている。 ]
(141) 2015/10/05(Mon) 21時半頃
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ヴェラは、いつものようにぼんやりしている**
2015/10/05(Mon) 22時頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/05(Mon) 22時頃
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―回想・初めての“空”―
[確かにぶつけた額は腫れそうだけれど、 過去に作ってきた切り傷、擦り傷、骨折等々… それらに比べれば、これしきの怪我など小さなもの。
…まぁ、酷い怪我は大抵の場合、 治癒の得意なエフの世話になっていたことはさておいて。
この小さな世界で繰り広げてきた大冒険を思い起こす。 やはり印象深いのは、怪我なく生還を果たした、あの一件。]
(142) 2015/10/05(Mon) 22時頃
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[>>134もらってきた。ほんとうかな?
ついつい首を傾げてしまったのは、 パティシア先生の怒っている声が、 聞こえていたから。]
…… わあ、きれい。
[先生を見上げるのに、首が痛くなってきた頃。 屈んでくれた先生が見せてくれたのは、 とても赤色が綺麗なりんご。
たぶん、わたしが選んだら、 こんな綺麗なりんごは見つからない。
このりんごは美味しいんだろうなぁって思ったら、 くう、ってちいさくお腹が鳴った。]
(143) 2015/10/05(Mon) 22時頃
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[初めて、空を飛んだ日。
鐘楼の窓から足を滑らせ、 ――あぁ、あたし、鳥みたい。 …なんて思えたのは、一瞬のこと。
重力のまま、すぐ下に引き寄せられてゆく。 声もなく、大きく目を開け迫る地面を見つめ。 次いでぎゅっと瞼を閉じて、衝撃に備えた時、]
(144) 2015/10/05(Mon) 22時頃
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[>>138悩む素振りを見せる先生に、 おねがいって視線を送っ……たつもりだったけど、 りんごに釘付けだったかもしれない。
わたしが見つめていたりんごは、 ぱきっ、って、みずみずしい音と共に。 先生の手の中で、真っ二つ。]
せんせい、すごい……!!
[朝日に輝く、りんごの断面。 そのみずみずしさも、すごいけれど。 包丁も使わずにはんぶんこした先生も、 とってもすごい。
わたしの瞳は、先生とりんごの間をいったりきたり。]
(145) 2015/10/05(Mon) 22時頃
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……え、?
[ふわりと。 一瞬、身体が浮き上がって。>>45
驚き、思わず瞳を見開いたと同時、 予想よりやや遅れて、着地の衝撃に見舞われた。
…柔らかな感触に慌てて顔を上げれば、ユージンの姿。]
(146) 2015/10/05(Mon) 22時頃
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[林檎で咳き込む可哀想な彼の腹の上で、 ぱちぱちと瞬き、暫く放心していたけれども。
優しく伸ばされた手が触れれば、魔法が解けたように。 キラキラと瞳を輝かせながら、命の恩人へと飛びついた。]
ねぇ!せんせ?今の見た? あたし、お空を飛んでたの!
空!飛べた!ねぇ! すごいっ! すごいよ!こんなの初めて!あはは!
[恐らくまだ噎せていただろう彼の、 その首元に遠慮なく飛びついて。
ジタバタと足を動かしながら、もう一回!と。]
(147) 2015/10/05(Mon) 22時頃
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[道中、クラリッサと他愛のない話をした 忘れていた朝の慣習の代わりにもなり、彼女も大分機嫌を戻したようだ]
ん。アレとアレだな。ちょっと待ってろ
[背伸びしながら林檎を指差す少女に頭をぽんと叩いて了承すれば手を伸ばして林檎を取ってやった その内、一つだけ木の上の方についている林檎に対しては手を先程と同じように伸ばせばさっと風が林檎を攫い、的確にそれだけを掌の中へと落とした]
ほら、これで良いか?
[林檎を少女に渡してやればそう聞いてみたか]
(148) 2015/10/05(Mon) 22時頃
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[ もぐもぐと全部のスコーンを食べ終えて、 傍にあった飾り紐で高い位置に髪を結わえる。
歩くだけでゆらゆらと揺れる髪は、 昔、他のせんせいに教えてもらった髪型のひとつ。 風をよく感じられるから、いつもこの髪型だ。 ]
久々に、みんなに会えるかな。 ちょっとだけお話してみたいかも。
[ よいしょとベッドから降りて、洋服を着替えて せんせいの服をちょんちょんと引っ張る。 もしせんせいがどこか行きたい場所があるのなら、 そこへ一緒に行こうとにっこりほほ笑んだ。* ]
(149) 2015/10/05(Mon) 22時頃
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というわけだから。 ちょいと、失礼するよ。
[そう言ってするりとアヤワスカの隣をすり抜けて、井戸の方へ。] ─井戸─
[井戸から組んだ水が勢いよく桶へと流れる。 飛沫が、朝の澄んだ空気と相まって ひやりとした風を運ぶ。
桶から水甕に移し替えると 澄み渡る青空を仰いだ。]
(150) 2015/10/05(Mon) 22時頃
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[飛べたのは、ほんの刹那。
けれど、確かにあたしは“飛んだ”のだ。
小さな頃は、今はいないオズワルドの背へ 無理に飛び乗り、空へとせがんだりもしたけれど、>>46 すぐ降ろされていたあの時とは――比べ物にならないくらい。]
(151) 2015/10/05(Mon) 22時頃
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「少女は大人になれないなんて、 可哀想だ。」
なんて……、無茶いうやつも居たもんだ。
[一年後の空もまた、今日のように澄んでいるのだろうか。 そんな風に思いながら。
再び鳴り響く頭痛の鐘に、現実に引き戻された。]
(152) 2015/10/05(Mon) 22時頃
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[空を舞う鳥のように、自由であればどんなに良いだろう。 鳶のように上空から叫べば…あたしの声も、届くのかな?
そんな幼稚な、小さな希望を胸に秘めて、 ねぇ、もう一回!と。
…今でもよく、ユージンに強請っていたりする。]*
(153) 2015/10/05(Mon) 22時頃
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…… うん、ないしょね。 せんせいも、ないしょよ。
[>>140先生のまねっこをして、 口元に人差し指をあてる。
先生が渡してくれたりんごを受け取って、 かぷっと、りんごにかぶりついた。]
おいしい……! せんせい、美味しいりんごを探す名人ね!
[口の中に広がる甘酸っぱさ。 みずみずしいりんごの実が、 乾いていた喉を潤してくれる。 食べ頃を告げるりんごの香りも、おいしさのひとつ。]
(154) 2015/10/05(Mon) 22時頃
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ユージンせんせい、ありがとう。
[えへへとわらって、お礼をいった。 お礼はだいじだって、教わったもの。
半分のりんご。 いつもならば、ちょっと多いと思うはずなのに。 今日は、ぺろりと食べれてしまった。
りんごが美味しかったからかしら。 それとも、ナイショのお食事だったから? ―― たぶん、どっちも。]
こんど、美味しいりんごの探しかた、おしえてくれる?
[それくらい、おいしかったの。 べたべたになってしまった手をぺろりと舐めて、 わたしはにっこりと笑って、問いかけた。]
(155) 2015/10/05(Mon) 22時頃
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―現在・食堂への道中―
うんぬぬぬ…い、いいんだヒナコ… これは報いなのよ…、あたしが悪いの……
[何度も頭を下げるヒナコに、違う違うと手を振って>>132 唸りながらも、大丈夫と笑ってみせるけれど。 大したことないと言っても、痛いものは痛い…!]
んんー、エフ先生、今日はどうだろ? 調子良さそうなら…お願いしちゃおっかな。
もうみんな起きてるし、ひとまず食堂! 先生いなかったら、潔く諦めるよー。
[そうして笑顔でヒナコの手を取って、 食堂へ向かう途中の廊下で。>>137]
(156) 2015/10/05(Mon) 22時半頃
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[水甕を手に、食堂に戻ると、コップを掴んで腰かけるのはヴェラ>>119の隣。]
やあ、おはよう。 モスキュート君の姿は見たかい? 昨日はえらく酔っぱらってしまったよ。 おかげでまだ頭が痛い。
[と情けないことを言いながら、コップに水を注ぎ 冷たい井戸水で喉を潤して相手の姿を窺う。
以前このがっこうで会った時とあまり変わらぬ姿。 変わったと言えば、裾から覗く古い傷だろうか。 それを一瞥、視界に収め またゴクリと喉を鳴らす。]
(157) 2015/10/05(Mon) 22時半頃
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あ、モスキュート先生! おっはよー! ねぇねぇ、聞いてよ、今日の朝はね…
[相手の逡巡などまるで知らず、 背の高い漆黒を見つけて駆け寄っていく。
幼い頃より見慣れた姿に、特に躊躇することはなく。 …元より、物怖じするような性格でもないけれども。
そうして声をかけ、クリスマスを起こしてから、 ふざけていて扉に額をぶつけるまでを。 食堂へと歩きながら、二人に話して聞かせよう。]*
(158) 2015/10/05(Mon) 22時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/05(Mon) 22時半頃
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あぁ、……おはよう、コリン。
[通り過ぎるかと、思った少女は私の存在に気づいたようで。 駆けてくる子が、転ばぬように。>>158 暗い眼窩の中で、揺れる鬼火が、眼差しの代わりに少女の足元を見つめる。 万一躓いても。差し伸べられない手の代わりに、少女が転ばぬ手助けを…と。
幸いにも、小さな少女が足を取られて、転ぶようなことはなく。 隣りに並べば、小さな彼女の歩に合わせて、酷くゆっくりと。
食堂までの短い距離を、コリンの武勇伝を聞きながら、歩く。]
(159) 2015/10/05(Mon) 22時半頃
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ああ、鬼ごっこか。それは良い。 鬼は確かに幼子の筈だが 逃げていたほうは良い大人だったような…
…まあ、此処はいつも楽しそうで何よりだ。 [追いかけられていた馬が狼から無事に逃げ果せたのを 確認して、背後からの声>>141に振り返る。 紅茶を口元に運ぶミィを微笑みながら見守るなかを 背後から漂う微かな雨の薫り>>106が撫でていって。] ちょっと、なんて云わずに 皆と好きなだけ遊んでくると良い。 きっと朝餉だろうから、食堂に行こうか。 [着替える彼女の前から去るどころか 羽織を背から差し出して、小さな白い手を取った。*]
(160) 2015/10/05(Mon) 22時半頃
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そう、か…。 どうりで、額が赤い…。
[栗毛色の、髪の隙間。 覗く額の、赤くなった場所へ視線を向ける。
傷を、癒すならエフが適任だが…。]
………コリン。 朝食の前に、少し、力の使い方の、勉強をするかい?
[食堂の扉の前。 授業ではないから、無理にとは言わない。 あくまで私は、力を貸すだけ。
一足先に、エフがここを通ったとは知らず。>>157 知っていれば、お節介の真似事は、しなかっただろうが…。*]
(161) 2015/10/05(Mon) 22時半頃
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朝食前だしなあ。…やめとくか?
[>>143なんて、今更な問いかけ。
程なくして、林檎を二つに割って見せれば >>145ミツボシの目は林檎に釘付けで
すごいすごいと驚く彼女の前で、 大きな手を広げたり、閉じたりしてみせた。]
これでも、練習したんだぞ? 昔は、加減が出来なくて、 つぶしてジュースにしてしまったりして。
[とか、思わず謙遜した言葉が出たけど 彼女の驚き方が…反応が、嬉しくて。 林檎を持って、得意げに笑った。]
(162) 2015/10/05(Mon) 22時半頃
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→食堂
[ぎいい、と開けたのは食堂へのいちばんの近道。 厨房の勝手口からくるりと中を見渡してみる。 コトコト、小さな音を立てる大きな鍋と ぱちぱちと薪が鳴るかまど。 ふわりと漂う小麦の香りは、 パンがもう食べごろだと教えてくれている。] 久しぶりだねアヤワスカ。 さあ、私も手伝おう。 [突然”帰ってきた”ミィと己については大した説明もなしで 慣れた手つきで両手にミットをはめ、 釜の中から焼けたパンを取り出しにかかった。 それが此処での”いつも”だったから。
大きめのスープ皿をたくさん棚から出せば、 きっとミィも手伝ってくれるだろう。]
(163) 2015/10/05(Mon) 22時半頃
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小鈴は、辺りへ漂う香り>>112に浮き足立って、二人の少し先を小走りにゆく。**
2015/10/05(Mon) 22時半頃
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よく盗って…いや。貰っているから、当然さ。
[名人、の言葉には誇らしげに頷きながら、 自分の分の林檎に大口を開けて齧りつく。
こんな美味しい林檎を、こっそり食べられるなんて。 なんて贅沢なんだろうと… 自分を追いかけるのを諦めてくれたパティシアに 心の中で、感謝をした。]
そうだなあ…今度、特別に教えてあげようか。 林檎の木の傍で こっそり。
パティシアせんせには内緒で。な?
[可愛いお願いには、"内緒で"という条件付きで、快くきいてあげて。そのまま、頭を撫でてあげようとして、自分の手もべたついているのに気づき、苦笑した。
そして、果汁で美味しそうな匂いをしているミツボシの手を指し、 まだお腹がすいているなら食堂に。 お腹いっぱいなら井戸に行って手を洗おうと提案しただろう。]*
(164) 2015/10/05(Mon) 22時半頃
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―食堂―
[すごくべんりなちからなのに、なんでかな。 返された答え>>124は、前にもきいたことのある答えだったかもしれない。せんせいが使わない理由がきっとあるんだろうけど、深く考えることができずにごまかされてしまう。 それはせんせいは言葉どおり、いつだってアヤワスカを。みんなを助けてくれるから]
わかったの。 お手伝いはまた今度でいいから、せんせいはごはん食べてはやく元気になるの。
[>>150井戸へと向かうせんせいを見送って、準備に戻る。せんせいの力ほどじゃないけど、ごはんを食べるとげんきがわいてくる。パンの焼けるいいにおいがする。さあ、朝ごはんにしよう]
(165) 2015/10/05(Mon) 22時半頃
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[少し先へと足を踏み出しかけて、]
…ほんと?いいの?! わぁ、あたし、先生の力って好きよ! だって思ったこと、なんでも形にできるでしょ?
今なら特大の、キンキンに冷えた氷も出せる気がする! やっぱり必要ないものよりも、 必要なものの方が、上手く頭に描けるもの。
[なんでも、という言葉には語弊があるだろうけれど、 この際、それは置いておいて。 モスキュートからの提案があれば、ぱっと顔を輝かせる。>>161
食堂へ早足で向かうのは止して、 少しの間、冬にしか見れない氷を呼び出そうと苦戦する。 もしかしたら、ヒナコも手伝ってくれたかもしれない。]**
(166) 2015/10/05(Mon) 22時半頃
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……むくい。
[ゆったりとコリンの言葉を繰り返しながら、首を傾げます。>>156 何の変哲もない朝に、いったいどんな悪いことをしてしまったというのでしょう。 それについては謝った方がいいとは思うものの、 やっぱり誰かが痛いのは嫌なので、 笑うコリンとは反対に、なかなか表情の晴れないヒナコです]
そうした方がいいよー。 エフせんせい、よふかしさんだったんじゃないといいけど……。
……ん、ひとまず食堂、だねー。
[エフのこととコリンのおでこの行く末は気になりますが、 ひとまずご飯の時間です。 コリンの手をしっかり握り返して、食堂までの道を歩きます]
(167) 2015/10/05(Mon) 22時半頃
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[ヒナコは知っているのです。 エフのお部屋の灯りが、夜遅くまでついている時があるのを。
それはヒナコもまた夜ふかしをしていて、 水が飲みたくなって外に出た時にちらっと見ちゃったせいなのですが。
“せんせい”の夜ふかしは良くって、 ヒナコの夜更かしはほどほどに、と注意されるなんて、 まったく、“せんせい”がうらやましくもなるものです]
(168) 2015/10/05(Mon) 23時頃
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[とはいえ、夜ふかしのことを注意してくる、>>131 書庫でよく見かける“せんせい”のことは、嫌いではありません。最初は苦手でしたが。 ながーいローブ姿に、ヒナコたちや他の“せんせい”とちがって、 目玉のない白いお顔という彼? のいでたちは、 ヒナコには刺激が強すぎたのです。
そんな“せんせい”――モスキュートが、 苦手じゃなくなったきっかけは些細なものでした。 書庫の棚の高いところにある本を手に取りたくって、 けれど他に頼れる人がいなくって、 勇気を出してヒナコから話しかけたのです。「あの本を取ってほしい」と。
それからちょっとずつふつうにお話できるようになりました。 時々、ヒナコ自身が本の登場人物になって、 好き勝手やっちゃった夢の話もしたことがあります]
(169) 2015/10/05(Mon) 23時頃
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オズワルドせんせい?おはよう おねえちゃんも、おはようなの
…え? おかえりなさい!すっごくひさしぶりなの。いつ帰ってきたの?
[>>163自然に掛けられた挨拶に返すのは、条件反射で昔と同じ呼び方で。そうして相手を確認をすれば赤茶の目を大きく見開いて。 今はもうオズワルドせんせいはおねえちゃんの従者だから、もしかしたら怒られてしまうかもしれないけど。
卒業すればもう会えないと思っていた2人にまとめてだきついて帰還を喜んだ]
(170) 2015/10/05(Mon) 23時頃
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[>>162わたしの力じゃあどれだけ力を入れたって、 りんごは割れないし、傷跡ひとつつかない。
それなのに、先生は、 ジュースにしちゃうこともあったって。 すごいなぁって、やっぱり思う。]
うん。パティシアせんせいには、ないしょ。
[>>164やっぱり盗んでるんじゃあないか、 ってのは言わないでおこう。 言っちゃったら、美味しいりんごの探しかた、 教えてもらえないかもしれない。]
わたしとユージンせんせいだけの、ひみつね。
[誰も知らない、二人だけのひみつ。 そういうのにちょっぴり憧れていたから、 楽しくてつい、わらっちゃった。]
(171) 2015/10/05(Mon) 23時頃
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―回想:少女が落ちてきた日―
[>>144落ちてくる塊は、最初は小さかったけれど 近づくにつれて、その影は大きくなって。
………そりゃあ。痛かったさ。 でも、それよりも。コリンが無事であることに ほんとに安心したというのに。あの子は。]
無事、か………よかっ
『ねぇ!せんせ?今の見た?』
[言葉を遮られ、ぎゅう、と抱き付かれて 突然の事に目を白黒。 持っていた林檎は屋根を転がり、地面に落ちていった。 とりあえず、その大きな手で抱きしめて、 背中を撫でれば、あたたかい。 (…この様子だと、本当に無事そうだ。) 痛そうな様子もない。…が。]
(172) 2015/10/05(Mon) 23時頃
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― 居住棟 ―
あー本が散らばっちゃった。 拾わなきゃ……。
[ベッドから一緒に落ちたのは、書庫から借りた数冊の本。 急がなきゃいけないけどこのままにしておいたら 本の頁が折れ曲がってしまう。
わたしは、読み書きがとても遅い。 モスキュート先生が呆れるんじゃないかってくらい 何度も何度も教えてもらってるはずなのに、 ミツボシやヒナコに比べたらずっと遅い。
高い所に上れるコリンみたいに足が速くもないけど、 よく何もないところで転んで怪我をするし。 さっきも夢の中で林檎を捕まえそこねるし。
どんくさいわたしは、きっと少女のおちこぼれ。]
(173) 2015/10/05(Mon) 23時頃
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げほっ……あー…そうだ、なあ。 よおく、見てたよ。
[呆れながらも、咳を収めて、へらりと笑って。 背を撫でていた手で頭をぽふり。]
楽しそうに急降下する、鳥さんみたいだった。
[もう一回!という言葉を聞けば ちょっと考えて。 面白いことを思いついたように、わしゃわしゃと髪を撫で]
……ついでだ。風は俺の力の末端みたいなもんだけど ちょっと、どんなことができるか、試してみるか
[と。コリンを抱きかかえて、その場に立ち上がった。]
(174) 2015/10/05(Mon) 23時頃
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せんせい、わたし、手を洗いに行きたいわ。
[りんごで結構おなかが膨れてしまったけれど、 おいしいスープは飲みたいなって。
そう思ったはいいものの、わたしも先生も、 りんごで手がべたべただった。 このまま食堂に行ったら、 先生とのヒミツがバレちゃうかもしれない。
だから、先に手を洗いに行こうって、先生に言ったの。 それに、手がべたべたのままじゃあ、 頭を撫でてもらうことも、できないし*]
(175) 2015/10/05(Mon) 23時頃
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|
[そのまま、下から上へ吹き上がる突風を起こせば その、小さな竜巻のような風に乗って、舞い上がり。 目指すは、コリンが落ちた元…鐘楼の塔の、高い窓まで 彼女が暴れなければ、強い風と共に、ぶわりと、 「飛ぶように」移動しただろう。
長距離を飛ぶのは無理だけど…こうやって、垂直に舞い上がるのは得意で良かった。]
また、やってあげてもいいけどなあ 今度は、いきなりおなかに落ちてくるのだけは やめて欲しいなあ。
[鐘楼の塔のてっぺんの部屋で、そう言って、苦笑い。 それさえ守れればいいと言ったけど その願いは聞いてくれただろうか。
素直に聞いてくれていても、聞いてくれなかったとしても。 今でも強請られれば、彼女を軽く飛ばしてやるくらいは 能力の使い方を教える、というていで 此方も楽しんで、やっていたりする。]*
(176) 2015/10/05(Mon) 23時頃
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[なんて、落ち込んでなんていられない。 好物の蜂蜜が出る朝食を、食べ損ねてしまう。>>109]
ひゃぁっ!?
[急いで本を拾い上げていると、 廊下から聞こえてきた音と悲鳴に小さく跳ねた。>>115 みんなが次々と起き出してくるがっこうの朝は、賑やかだ。
コリンに開け放たれた窓からは>>107 涼やかな風に混じる、追いかけっこの声。>>92>>103]
(177) 2015/10/05(Mon) 23時頃
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[本を抱えてひょこりと廊下に顔を出せば、 額に手をあてているコリンと>>116 珍しく寝坊助のヒナコの姿。>>132]
ヒナコもおはよー! わぁ、コリンおそろいだ。
[コリンの赤い額が見えたなら、お揃いのそれに 嬉しそうに笑ってちらっと額を見せてから 部屋の中に顔をひっこめる。
バタバタと抱えた本をベッドの端に積み上げてから 食堂に向かおうと遅れて部屋を飛び出した。]*
(178) 2015/10/05(Mon) 23時頃
|
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おや…あれは! 驚いたな。
[それは久しぶりに見た姿>>163 周りに知らしめるでもなく、まるで毎日そこに居たかのように自然に溶け込むその二人は、かつてがっこうを後にした者たち。]
さて、もう5年になるのか…。
[彼と彼女が過ごした5年とはどのようなものだったのだろうか。長いのか短いのか、それは感じる者にしかわからないのだろう。その5年という歳月に静かに思いを馳せた。]
(179) 2015/10/05(Mon) 23時頃
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あ、……おはよーございます。
[と、噂をすれば影というやつでしょうか。 廊下の途中でモスキュートと出会いました。 元気よく挨拶するコリンの後に、>>158 のんびりと朝の挨拶を告げながらぺこんと頭を下げます。
コリンがした、おねぼうさんとの格闘話に、 夢がぱちんと弾けた時に聞いた音のことを思い出しました。
そう、今朝の夢。 花のめがみさまになってどんなことをやったんだっけ]
(180) 2015/10/05(Mon) 23時頃
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[思い出している間に、少し先へと踏み出しかけてたコリンが、 弾んだ声をあげました。>>166 そっかあ、とひとつうなずくヒナコです。 エフのように直接痛いのをなおせなくても、 モスキュートのちからがあれば、痛いのに効く何かを出すことができるわけで]
でもあんまり大きい氷だとおもくてたいへんだよー……? わたしだったら……えぇっと、 ……袋にたくさん小さな氷が入ってるのがほしいかなぁ。
[と、ぼそっと呟いたのは、コリンの手助けになったでしょうか*]
(181) 2015/10/05(Mon) 23時頃
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林檎、それで良いなら食堂に行こうか タルトタタンを作るんなら、器具がある所に行かないといけないしな
[ついでに気が向いたのか林檎をもう1個取れば少女と共に食堂があるまなびやへと足を進めようとするだろうか**]
(182) 2015/10/05(Mon) 23時頃
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…ああ。ただいま。 おねえちゃんが、君等がちゃぁんといい子にしてるか 気になる、って言うから 見に来たんだ。 ………… 嘘、遊びにきただけさ。 [己の帰る場所ではないから「ただいま」は 少しこそばゆいけれど、喜ばれれば悪い気はしない。 抱きつく小さなからだ>>170の背を軽く抱いてやって]
大きくなったな。 お手伝いができるなら、もうすっかりお姉さんだ。
[ひゅう、と起こした小さな風で彼女の前髪をふわっ。 両手はもうミトンがついてしまっているから 風が頭をを撫でるかわり。]
(183) 2015/10/05(Mon) 23時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2015/10/05(Mon) 23時半頃
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―現在:まなびや入口近辺→井戸へ―
ん。…秘密、だぞ。
[あれだけ頻繁に騒いでいれば、 泥棒の正体も知れ渡っていそうなものだが。
パティシアにしかばれていないと思い込んでいるこの獣には、内緒、と約束してくれたことが大きな安心になって。 ひみつ、と言って笑うミツボシに、ふわりと、微笑んだ。]
べとべとだもんな。 俺も、ミツボシも。お揃いだ。
[手をひらひらと陽の光にかざせば さっきの林檎に似て、掌の水分が反射して白く光る。]
(184) 2015/10/05(Mon) 23時半頃
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じゃあ、まず井戸で手を洗って、そしたら 何も美味しい物なんて食べてませんよって顔で、食堂に行くんだ
[今頃、食堂は少女に獣にと、賑わっている頃だろう。 自分たちは少し遅れて、何事もなかったように食べ物を口にする。 そういうのもいつもと違って、面白そうで。 それを想像して自分の笑みは、絶えることがなかった。]
ミツボシは、どんな食べ物が好き? スープもたのしみだけれど 何か果物…でるといいなあ。
[林檎を食べておいて、まだ果物が食べたいと呟き。 まず先に、井戸に手を洗いに向かっただろう。
途中、日差しがまぶしくて 唾の広い帽子をまた少し、被りなおしたりもして。]
(185) 2015/10/05(Mon) 23時半頃
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厨房→食堂
[蔦で編まれたバスケットのなかで、 山葡萄の入った丸パンが ころんころんと まるで誰がいちばんに食べられるかを競うように香る。
5年前と何も変わらない。 戸棚をあければ、いつもの場所に蜂蜜が詰まった瓶。 クリスマスのためにそれもパン籠と一緒に片手に持って] やあ、やあ。皆、お早う。 主の御要望で帰ってきたよ。 [小首を傾げながら、食堂に居る面々に気安く声を掛ける。 テーブルの真中にパン籠と蜂蜜を置いたなら 一番端っこに居る影>>119に、噫 とひとつ呟いたなら まだ熱いパンをひとつ 紙に包んで手渡そう。]
(186) 2015/10/05(Mon) 23時半頃
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― 食堂 ―
うーん、これって冷やした方がいいのかなぁ。
[部屋から音がしないから アヤワスカやクラリッサもミツボシも起きてるはずだし。 早くいかなきゃならないのはわかってるけど 髪で隠した額が気になってしまう。
できれば、エフ先生にはちょっとバレたくないな。 先生のちからがどういうものか知ってるけど、 そのお話をするときは ちょっとだけ変な顔をするから。>>124
風で舞い上がりそうな前髪を片手でおさえて 食堂にひょこりと顔を覗かせた。]
(187) 2015/10/05(Mon) 23時半頃
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此れならパンに触れずに食べられる。 ……この方が冷めないだろう? [ひいやりと冷たい彼の身体は、 触れた物の温度をなんでも奪ってゆくと聞いたから ちょっとした親切のつもりだったけれど どうだろう。
彼もまた幼狼のように年若いと 重い口が語ってくれたかどうかは定かでないが、 少女達への接し方を見ればそれとなくは解るもので。
己がそれなりに気にかけていた 2人だった。*]
(188) 2015/10/05(Mon) 23時半頃
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ヒナコも。おはよう。 ………今朝は、寝坊せずにすんだかい?
[コリンの後、少し遅れて挨拶をしたヒナコに。 書庫の前でも、気になったことを訪ねる。 けれど、この時間だからきっと。 彼女はまた、本に夢中になって寝坊してしまったのだろう。
初めの頃。 彼女は私を恐がり、避けているようだったから。 書架の高い所に置いてある本を「取って欲しい」>>169と言われた時は、私の方が内心驚いたものだ。 そんな最初のころのやり取りも、今では懐かしい…。]
(189) 2015/10/05(Mon) 23時半頃
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― →井戸へ―
[>>184先生の手も、わたしの手も。 光が当たれば、きらきら光った。 これがお星さまならよかったけれど、 ざんねん、りんごの果汁である。
お日様の光にかざす先生の手は、 当たり前だけれど、わたしの手よりもおおきい。 わたしの手の、ふたつぶんくらいかしら?
べたべたがお揃いね、って。 先生と顔を見合わせてわらった。]
うん、まかせて。 みんなにナイショにすれば良いんでしょう?
[>>185そういうのは得意だ。 つまみ食いなんてしてませんよ、って、 よくやっているのだから。]
(190) 2015/10/05(Mon) 23時半頃
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うーん、わたしは……あまいものが好きよ。 クッキー。クッキーが好きだわ。 ドライフルーツが入っている、あまいの。
[先生は、果物が好きなのだと思う。 りんごもそうだけれど、 よく、果物を食べているから。
そんなに美味しいのかなって思って、 先生を真似して食べたフルーツは、 まだ色付いていないぶどうだった。
あのときのわたしはまだ知っている事も少なくて、 だから、色のついていないぶどうを、 食べてしまったのだとおもう。
その日のことを、先生は知っているのかな。 こっそりつまんだ、ひと粒だったのだけど。]
(191) 2015/10/05(Mon) 23時半頃
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ユージンせんせいがいちばん好きな果物は、なぁに?
[そんな問いかけを、投げてみたり。
りんごかしら?それとも、べつのもの? どれにしても、 きっと美味しいフルーツなのだろうなって、 思うのだけれど。
そんな話をしていれば、井戸に辿り着くのもすぐのこと。 あれ、井戸ってこんなに近かったっけ。 そう思ってしまうくらい、 ユージン先生とのお話が楽しかったのね。
だれかが使った痕跡のある井戸>>150に駆け寄って、 はやくはやく、って、先生を手招いた*]
(192) 2015/10/05(Mon) 23時半頃
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[なんでも、というわけではないが>>166 やはり、少女たちにこの力は難しすぎるのだろう。
喜ぶコリンに、水を差すのも気が引けて。 隣りにいるヒナコにも首を向ければ、知恵を貸す様子にひとつ、頷き。]
そう、だね。 あまり大きくては、ヒナコの額から、はみ出てしまう。
[膝を折り、二人に手を出すように仕草で促して。
さぁ、すこしだけ…。お勉強の時間だ。]
(193) 2015/10/06(Tue) 00時頃
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目を……、閉じて…。
[言葉は、ことさらに、ゆっくりと… 二人の少女の意識に、自分の意識と力を、ゆっくりと重ねてゆく。]
想像、してみよう…。
手の平にある…、冷たい感触を…。 それは…、夏の暑い日に、 井戸からくんだ、水のような冷たさだ…。
[少女たちの、手の上にゆっくりと…。 冷たい“イメージ”が、創造されてゆくのを確かめる。]
(194) 2015/10/06(Tue) 00時頃
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[食堂の端っこの席。>>119>>157 いつもの場所にいる先生二人を見つければ、 そっと後ろから近付いていく。
といっても、まったく足音を消すなんてできなくて いつも失敗してばかりなんだけど。]
────わっ!!
ヴェラせんせいもエフせんせいも、おはよー! ね。おどろいた?
[二人の背中叩いて、驚かすことができたか わくわくと蒼を輝かせてその反応を問いかけた。]
(195) 2015/10/06(Tue) 00時頃
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それは、青く透き通った氷だ。 そう…だな…。 きっと、クリスマスの瞳のような、色をしている。
[イメージが色を持ち、二人の手の上で停滞する。]
コリン。 手の上の氷は、どれぐらいの大きさかな…?
ヒナコ。 それは、いくつぐらい、あるだろう…?
[二人の想像力を引き出すように、尋ねて答えを待つ。 二人のイメージを糧に、形をはっきりとさせる氷の姿を見つめて。]
(196) 2015/10/06(Tue) 00時頃
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最後にそれは、どんな袋に入っているかな? 私にも、教えておくれ…
[氷を包む袋を、その姿を。言葉によって、固定させる。 二人の手の上で想像が現実になるのを待ち…。]
さぁ、コリン、ヒナコ。 目を、空けてごらん…
[二人が必要とする限り。 あるいは、その存在を忘れない限り。 目に見える場所にある限り。
消えることなく、溶けることのない。 氷を包んだふたつの袋。*]
(197) 2015/10/06(Tue) 00時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/10/06(Tue) 00時頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/06(Tue) 00時頃
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[食堂におデコを押さえて現れたクリスマス>>187に、 少しばかりの怪訝な顔を向けたけれど その足がこっそりと2人>>119>>157に忍び寄れば 野暮はしまいと厨房へと身を隠す。
彼女のドッキリ>>195は成功したか否か どちらにせよ、それを見守って…………]
………わっ。
[同じことを、小さな背中に仕掛けてみよう。 といっても大きな声ではないから そう驚くとは思っていないのだけれど。
此処に居た間、たびたび酒に付き合った男>>179に 井戸で見かけられていたことは知らないが 食堂で座る渋い顔を見れば、すぐに相変わらずの二日酔いを察して 「またかい」と。 以前と同じく苦笑をひとつ、漏らすだろう。]
(198) 2015/10/06(Tue) 00時頃
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……… ダメ、でした。 ちょっとだけー。
[おねぼうさんになってしまったことを反省した時の表情でモスキュートに応えます。>>189 コリンが起こしに来る前に起きることはできましたが、 それでもいつもより遅いのは火を見るより明らかです。
ちょっとだけぺろりと舌を出してにがわらいするのも、 眼前の“せんせい”に苦手意識があった頃には考えられない態度だったりします]
(199) 2015/10/06(Tue) 00時頃
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そーいうの、まるでにゃんこの額、みたいですねー?
[要は狭いということが言いたいヒナコです。>>193 そういえばクリスマスが、 コリンとおそろいでおでこを赤くしていましたが、>>178 あんまり大きい氷だと、クリスマスのおでこでもはみ出てしまいそうです。たぶんきっとめいびー]
……、むむ?
[仕草に促されるままに手を出して、続く言葉に耳を傾けます。
目を閉じて、からっぽの手のひらの上に、 ひんやりと冷たい何かが乗っているのをイメージします。>>194 なんだか本当に差し出した手が冷たくなってきた気がしますが、 目は開けちゃいけない、がまんがまん、と言い聞かせます]
(200) 2015/10/06(Tue) 00時半頃
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あら、大人になっても鬼ごっこは 楽しいものじゃないの?
[ だって、追い掛ける時のせんせいも、 追い掛けられている時のせんせいも楽しそうだから。
差し出された羽織に腕を通して、>>160 ちょっと子供っぽいけど手を繋ぎながら食堂へ。 いつだって、せんせいの手はあたたかい。* ]
(201) 2015/10/06(Tue) 00時半頃
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― 厨房 ―
[ 軋むドアの先にあるのは見慣れた厨房と、大きな食堂。 ここで朝ごはんだったり、昼ごはんだったり、 みんなの食事を作っていたのも懐かしく。 せんせいが両手にミットを嵌めてお手伝いする脇で>>163 わたしも受け取ったスープ皿を運ぼうとして。
ぎゅう、と抱き着いて来る体をしっかりと受け止めた。>>170 ]
アヤスワカちゃん、ひさしぶり。 きのうのね、夜に帰って来たんだ。
[ 大きな赤茶色の瞳が懐かしくて、 撫でられないせんせいの代わりにわたしが頭を撫でる。>>183 ぽんぽんと背中を撫でたら、お手伝いを再開させよう。 ]
(202) 2015/10/06(Tue) 00時半頃
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−空に輝く昼月ふたつ−
[自分の名前。友達の名前。先生の名前。 文字をひとつひとつ、a b c d で教えるよりも。 誰かの名前から教えたほうが、覚えが早いと気付いたのは、随分と前の事。
(そういえば…。ミッシェルが一番最初に覚えたのも…)
まだ、両手で足りるほど昔の事を思い出して。 オズワルドと旅立った、少女が最初に綴りを覚えた名前を懐かしむ。 ミツボシやヒナコは、本読みたさにか。 あっという間に文字の読み書きを覚えてしまった。]
本を、返しに来たのかい…?
[少しだけ、他の少女たちよりものんびりしているクリスマスも。 よく本を借りに来るけれど。]
(203) 2015/10/06(Tue) 00時半頃
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[ミツボシや、ヒナコと自分を比べて、おちこぼれなんて、思わなくていいのにと、思う。 確かにクリスマスは、すぐに覚える方ではない…、かも、しれないが。 ミツボシやヒナコが、特に、早かったのだ。]
クリスマス。 前に読んでいた、本の続きを見付けたんだ。 早速、持って行くかい?
[自分のペースで、じっくりと。 ゆっくり本を読むことは、悪いことではないと私は思う。*]
(204) 2015/10/06(Tue) 00時半頃
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[井戸の水はつめたくて、 夏なら気持ち良いと思う水の温度も、 もう、少し寒いと思ってしまうくらい。
手がべたべたじゃないことを確認してから、 きれいになったよ、って先生に両手を見せた。]
朝ごはんのつまみぐいは出来なかったけど、 おいしいりんごを食べれたし、 せんせいとたくさんお話できたから、よかった! たまには早起き、してみるものね。
[つまみ食い常習犯だって言っちゃったけど、 ユージン先生なら、ナイショにしてくれるはず。 してくれると、いいなぁ**]
(205) 2015/10/06(Tue) 00時半頃
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おかえり。 どんなことがあるか、わからんもんだ。 ゆっくりしていくのかい? であれば、君たちの旅路の話も是非聞きたいもんだ。
[かつてここにいた者の来訪>>186に 穏やかに挨拶を返す。
包まれたパンの香ばしい匂いに そのパンがまだ温かいことが窺える。 紙の意味に彼の優しさを悟ると 口の端をゆるく吊り上げて]
ミッシェル君はきっと思いやりを いっぱいに浴びて 大きくなっているんだろうね。 [そう言ってはまた頭を小さく押さえた。]
(206) 2015/10/06(Tue) 00時半頃
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[しばらく、旧友と歓談していたから。 その気配に気づくことはなかった。
わっ、と少女の高い声>>195に驚きと同時に身を襲うのは頭痛。]
わ!…っアァ……!
[重たそうにひじをついて頭を支えて 背後の少女の方に振り向く。]
やあ、おはよう。 今日はクリスマスの勝ちだね。 全然気が付かなかったよ。
[朝は具合が悪いことが多い彼だが 少女はその理由を知っているのだろうか。]
(207) 2015/10/06(Tue) 00時半頃
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[ お皿にスープをよそって、零れないように気を付けながら まずはせんせいの分を食堂に運ぼうとして 聞こえた大きな声にびくっと身を竦めた。>>187
ちゃんとしっかり持っていたから、 たぷんと表面が揺れるだけで済んだけど。 ほっと胸を撫で下ろして、テーブルにお皿を置いて。 ]
……ひゃっ!
[ 安心してた時に聞こえた声に、驚いてしまった。>>198 全然大きくもなかったのに、オズウェルの声と言うだけで わたしの耳はその音を拾ってしまうから。
もう、と八つ当たりみたいに頬を膨らませて でも目が合えば笑ってしまうのは、いつものこと。 ]
(208) 2015/10/06(Tue) 00時半頃
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い、いい子にしてるの。ばっちりなの。心配ご無用なの。
[>>183汗をたらーっと垂らしておねえちゃんたちにいいところを見せようとみえを張り。かのじょたちが旅立ったあと、「おねえちゃんがいない」と泣きべそをかいてがっこうのなかで迷子になっていたのをみんなに助けられたことを知られていないことを祈る。
今日も寝起きが悪いことも甘えん坊なのも変わってないけど、きっとどこからか知られてしまうだろう]
ふふーん、そうなの。 アヤワスカもお姉さんーー。
[お手伝いができるようになった。五年間から変われたそのことを誇るようにして、前髪を風がなで、>>202おねえちゃんが頭をなでてくれるのを気持ちよさそうに受け入れた。 そうして褒められたおてつだいの続きを再開したのだった]
(209) 2015/10/06(Tue) 00時半頃
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[「またかい」と窘めるでもなく、苦笑を零す旧友に。]
なかなか、寂しがり屋な性質でね。 酒を抱かないと寝られないんだ。
[なんて冗談交じりに返す。 彼に限らず、酒の席だと酔いが助けて 色んなことを口走る。 きっと彼にも、自分が犯した過ちについて話したことがあったろう。]
(210) 2015/10/06(Tue) 00時半頃
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うーーん、……。
[クリスマスの目の色みたいに透き通った青色の氷が、>>196]
10個……くらいかなー。
[今ヒナコは両手をそろえて差し出しているので、 その数がまとめて両手のひらの上にこぼれないでおさまるなら、 1個はこのくらいの大きさ? とイメージを深めていきます。
仕上げは氷を入れる袋のようです。>>197 畑で取れたお野菜を入れる袋を、 そのまま持ってくるのでは大きすぎるので、 これも両手のひらにおさまるくらいの大きさを想像して、 言葉にしてモスキュートに教えます]
あと、色はねー、……やきたてのクッキーみたいなのがいい。
(211) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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[驚かせることに成功したエフ先生を見れば>>207 満面の笑顔を浮かべて。]
へへへー大成功! やった、わたしの勝ちー!
………あれ。どうしたの。 このにおい、またふつかよい?
[具合の悪そうな顔を見てくんくんと鼻を動かせば、 おさけの匂いと、煙の匂いがした。>>99
額のことも忘れて首を傾げれば、 小麦色の前髪がさらりと動き、 赤くすれた痕が覗いたことにも気づかずに。]
(212) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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[同い年の少女の中では、ちょっと大きなわたしだけど。 先生を前にすると、とっても小さい。 冷たいヴェラ先生の背中も、温かいエフ先生の背中も 広くて大きくて、がっこうの外のせかいみたいだ。
そんな先生達の背中に気を取られて、 厨房に隠れた姿には気づけずに。>>198]
(213) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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[そこまで告げた時、両手がますます冷たくなって、 確かに重さのあるものを持ってる感じがしてきました。
さあヒナコ、“せんせい”の言う通りに目を開けるのです]
………わあ。
[そうしてヒナコは見たのです。 想像した通りの氷の袋が自らの手の中にあるのを]
……できたー、できたよー!
[まずはモスキュートの、目玉の代わりに浮かぶ青い灯に、 ちゃーんと氷袋が映るように、掲げて。 にこにこ笑ってみせるのでした**]
(214) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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……ひゃっ!
[背中から声を掛けられて、飛び上がった。 あれ、でもこの声はもしかして。 振り返れば、そこには懐かしい先生の顔。]
オズワルドせんせい! わぁ、おかえりなさい!
元気だった? おねえちゃんは一緒なの?
[嬉しくて、もっと小さい頃撫でてくれた その手をぎゅっと握って矢継ぎ早に訊きながら。 食堂をきょろきょろ見回して探すのは、 先生と一緒に旅立った"おねえちゃん"。]
(215) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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[重くて大変とヒナコが言うのも尤もで。>>181 大きすぎては額からはみ出すという指摘に、>>193 そんな自分の姿を想像して、くすりと笑う。]
ふふん、望むところ! 氷と私とで、我慢比べといこうじゃない。
ヒナコは、小さいのいっぱいね。 でもわたしは、大きいのを一つ!
[導かれるまま、目を瞑って。>>194 真っ直ぐ前に出した掌で、水を汲むような仕草。]
(216) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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[「ふつかよい」誰がそんな言葉を教えたのだろう、いや自分が教えたのかもしれない…。 しばし過去の自分に真顔になっていると
小さな首を傾げた、蒼い澄んだ瞳と目が合う。>>212 それからそのすぐ上にある、赤い擦れた痕が対照的で とても目についた。]
…その怪我は? どこかで擦りむいたのかい?
[どうしようか、と一瞬視線が空を泳ぐ。]
(217) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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へえ。甘いもの…クッキー…ドライフルーツ、か。
[>>191「フルーツ」に反応して尻尾が揺れる。 甘い果物なら何でも好きだ。 鼻はそれなりに利くし、美味しいのを求めて色んな果物を食べてきたから、熟しているかどうか見分けるのは得意中の得意だった。
だから、自分の好みの果物なんて聞かれれば、 色んな果物を思い浮かべて… 食べたばかりなのにごくりと喉を鳴らす。]
やっぱり。雷の実…… いや、あれはもう、取りに行けないから…
[笑って、言葉を濁したけれど 余計気になるだけだと諦めて、]
(218) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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─それはいつかのこと─
[そうでない時ももちろんあるのだけど。 今いる少女たちは皆往々にして元気いっぱいだ。 そしてその元気が行き過ぎる時、時として怪我をする。]
おでこ…? うーん……。 痛くて痛くてたまらないなら 治すけど。
[それは受け取りようによっては力を使うことを 出し渋る様に見えただろう。 それでも、間髪いれずに「痛い!」と豪語されたら 力を使うのだけど。 そうでなければ決まって使うのは お決まりの「おまじない」]
(219) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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[――暗闇の中に、波紋が広がる心地。
そう、目の前には深い水溜り。 冷たいそこに手を浸すと、指先に硬い感触。
碧く、光を透かす固体。 クリスマスの瞳のような、空の蒼。>>196 彼女の美しいそれに似た、大きな球を思い描く。
…球体では持つのにも冷やすのにも向かないと、 この時はすっかり失念したまま。]
(220) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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[さするように撫でながら。 親が子にするような、仕草でもって。
「 いたいのいたいの とんでけー 」
なんて魔法の呪文を唱えて。
そんな感じの「おまじない」]
(221) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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林檎によく似た形の、美味しい果物があって。 とても甘くて、でもさっぱりした味で ちょっと、びりびりする…大好きな果物さ。
[説明するのは、ここからかなり遠い場所にだけ生える果物の話。 また食べたいとは思うけど、あそこに行くのは、気が引けるのだ。]
そうだ。内緒にしてくれる礼に、 今度、美味しい葡萄の見分け方も教えてあげようか?
[と言って。>>191昔、葡萄をつまみ食いしに行ったとき、偶然見かけてしまったミツボシの姿を思い出し。意味深に笑うと、林檎の最後の一口をしゃり、と口に頬張った。]
誰かいたのかな …今、誰も居なくて良かった。
[>>205井戸に着き。水を汲むのは自分がやると、井戸の桶に水を汲み入れる。 ミツボシが洗い終わった後、自分も、透き通る水で少し手を洗って。両手を確認し、よし。と、笑顔で頷いた後
彼女の言葉に、思わず噴き出した。]
(222) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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…ふ。 なんだ、つまみ食いしようとしてたのか 悪いこだなあ。いけないんだぞー?
[いつもは一人でするつまみ食いも 誰かとするのが、こんなに楽しいなんて。 笑いながらも、人差し指を口元で軽く振った。 つまみ食いの魅力はよくわかっているから 秘密にしてあげる…そんなつもりで。
そうして。 二人で、すっかり、手を綺麗にした後 皆から大分遅れて食堂に着くころには
どれだけの食事が残っていただろうか。]
スープと、なんか果物、あるといいなあ…
[>>186久しぶりの顔がそこにいるのも知らず。 食堂に行く間に呟いたのは、そんな一言。]**
(223) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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大きさはねー…、 これくらい、…で、どう…?
[球を掬い上げた両手を、手毬ほどの大きさに広げ、 今まで思い浮かべたもの全てを忘れないようにと。 ぎゅっと瞳を閉じて、強く念じる。…が、]
……うん?ふく、? ふー…、袋ー?>>197
んと、じゃあ…革袋、かな。 水袋みたいなやつ。 口金が付いててー、色は夜みたいに真っ黒な…、
(224) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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[残念。 最後の最後に、集中力を切らしてしまって。
ずしりと重みを感じて目を開けば、 手の中には、見事な球体に膨れた、冷たい革袋。
振ってみると――パシャパシャ、カラリと。 …水混じりの、軽快な音がした。]
(225) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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[ 食堂に響いたふたつの 短い声>>208>>215
片方>>215は、予想していたけれど 我が主>>208まで巻き込んでしまったとは、想定外。]
……ああ、主よ 申し訳ない。
[ぷうっと膨らんだ頬に、片眉を下げてみせて。
「もちろん、一緒さ」と答えながら ぎゅうっと握られた手>>215の繋がる先にある この世のどの宝石よりもきっと綺麗な蒼い目が ミィを見つけるのもきっとすぐのことだろう。
そう安々とは変わらぬ獣達と、日に日に変わる少女たち。
手を握る手のひら>>215の大きさが、随分と違うことが 心の内側を擽るようだった。*]
(226) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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[ふと入り込んだ昔の思い出から覚めるのは 再びその澄んだ瞳と目があったから。]
いた…そうだね。 結構擦り剥けてるし。
[そういうと少女のものよりも、だいぶ大きくて骨ばった手を 額にかざす。 自分ではあまり気が付かないのだけれど、力を使う時は 今でも折れてしまった角の断面あたりがほんのりと光を帯びるのだと言う。
力を受けると触れられた部分にじんわりと柔らかな熱を感じるだろう。そうしていると、多少の傷はだいたいにして癒えている。
赤みが引いて、すりむけた傷も目立たなくなったのを確認して ぽん、と大きな手をそのまま頭にかぶせるように乗せた。]
女の子が顔を怪我しちゃ大変だよ。 おてんばも ほどほどにね。
[柔らかい落ち着いた声でそう告げて**]
(227) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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[無垢な少女たちの、何かに縛られない発想と想像力に。 私はいつも、驚き、また感心する。]
……おめでとう。 上手に、できたな…。
[できた、と。>>214 あどけないかおに、満面の笑みを浮かべるヒナコに。 頭骨を、こくり、と。 頷くように、ひとつ、揺らす。
力の流れる、見えない糸は繋がったまま。 少女たちの手から、氷が消えれば途切れるほどの、細く儚い繋がりは。 恐らく、力を貸側の獣にしか見えないのだろう。 少なくとも、自分以外に。 少女へ伸びる、糸のようなものを見たことは、ない。]
(228) 2015/10/06(Tue) 01時頃
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[コリンの手にあるのは、純粋な氷ではないが。>>225]
額をひやすのなら、その方が便利だろう。 とてもきれいな氷だった。 見せられなくて、残念だ。
[口にしたのは、純粋な賛辞。]
………それと、次は怪我を、しないように。 気を付けなさい。 エフに、心配をかけては…、いけないよ…?
[パティやユージンであれば、この後二人の頭を撫でて抱きしめるのだろう。]
さぁ、そろそろみんな、待ちくたびれている。
[手を、差し出さない代わりに。 軋むように、ゆっくりと立ち上がり。 手が塞がってしまった、二人の為に。 食堂への扉を開けた。]
(229) 2015/10/06(Tue) 01時半頃
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−食堂−
[既にほとんどが揃っている中を見渡して。 昨夜酔いつぶれた友人の顔を、無事に見付ければ。]
――――…………。
[こくり。 挨拶代わりに、ひとつ頷いて。 近くの席が空いているならそこへ座るが、空いていなければ、呼ばれた席へ向かっただろう。**]
(230) 2015/10/06(Tue) 01時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/10/06(Tue) 01時半頃
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[驚いた声に、オズワルド先生と一緒にそっちを見る。>>226 おねえちゃんだ。>>208 懐かしい姿にすっかり奪われていた意識を戻したのは、 エフ先生の声。>>217
振り向けば逸れた視線に 慌てて額を両手で隠したけれど、もう遅い。]
……ベッドから落ちちゃったの。 あ、でもね大丈夫! 痛くて痛くてたまらなくなんて……あいたっ。
[嘘は下手だから、見つかってしまったら素直に言う。>>227 それでもほんの少しだけ誤魔化そうとしたけれど 手が擦れた拍子にずきっと痛み思わず声を上げてしまった。
また、あの変な顔をするんだろうか。 うかがうようにちらちらとその目を見ていれば。]
(231) 2015/10/06(Tue) 01時半頃
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[出来上がった物体Xは、 どう見ても自分が想像していたものと違って。 氷への注意が逸れてしまったのだと瞬時に悟る。
でもよくよく考えてみれば。 水晶玉のような氷を作っても、額は冷やしにくいわけで。 水混じりの氷、パンパンに膨れた革袋。
空気を抜けば、或いは。 此方の方がずっと、冷やすのには適しているのかも。]
(232) 2015/10/06(Tue) 01時半頃
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ど、どう?あたしの氷は? 悪くないでしょ。
…ち、ちが、 ちゃんとイメージ通りに!できたもん!
[どうせ頭の中なんて見えやしない、なんて。 そう思い込んでいたから。>>229
失敗を誤魔化すよう、挑戦的にモスキュートを見上げる。 どうだ、と自慢げに袋を額に乗せ、ヒナコへ流し目を――]
(233) 2015/10/06(Tue) 01時半頃
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――… あ 。
[その瞬間、ぺしょりと革袋は溶けて消えた。
恥ずかしいやら、負けん気やら、繕おうとする諸々やら、 少し雑念が多すぎたのか、この結果。
促す声に一つ頷き、食堂へと再び歩き出す。>>229 溜息をつきながら、ねぇねぇと黒衣の端を引いて。]
(234) 2015/10/06(Tue) 01時半頃
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ね、せんせ。 もう怪我しないように気を付けるから、これっきり、
……お願いっ!
[パシンと胸元で手を合わせ、頼み事のポーズ。 ちらりと上目遣いで、様子を窺いながら…
あたしのために、氷を出して! …って。ずるいかな?
果たして通じるかは、また別の問題だけれど。 無ければ無いで、我慢できる程の痛み。
さっき顔を見せたクリスマスとお揃いなのも、>>178 そう悪いことではないかな、と思ったのでした。]**
(235) 2015/10/06(Tue) 01時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/06(Tue) 01時半頃
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[ ぷう、と膨れた頬をぷしゅんと萎めて 片眉を下げたオズウェルを許してあげる。>>226
”妹”たちにも、せんせいたちにも、 本気で怒ることなんて、めったにないから。
オズウェルの隣にいたクリスマスと目が合えば>>231 エフせんせいを見る前にひらひらと手を振って。 ]
みんな、おおきくなったけど、 昔みたいに面影残ってるんだなぁ。
[ ちょっとだけ嬉しくて、くちびるの端を持ち上げて。 お話の邪魔をしないよう、わたしの分のスープを取りに また厨房に姿を消して行った。** ]
(236) 2015/10/06(Tue) 01時半頃
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小鈴は、地団太踏んだ。食堂に着くと、額が赤いのは自分だけだったのだ…。**
2015/10/06(Tue) 01時半頃
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[こっちを向いたエフ先生と、目が合った。 伸びてきた大きな骨ばった掌に、額から手を外す。 触れられていないのに、あったかい。 掌の向こうの先生がちょっと眩しく見えて目を細める。]
( ───おまじないでも、いいのに )
["おまじない"で撫でてくれる掌を思い出しながら>>221 頭の中で呪文を唱えていると、頭に掌が乗っかった。 ずきずきしていた額は、もう痛くない。]
ありがとう、エフせんせい!
[でもやっぱり痛いままなのは嫌だから。 優しい低い声に笑顔で頷き、蒼の瞳を輝かせた。
お揃いだったコリンは大丈夫かな。>>235 一緒に居たら治してもらえたかもしれないけど。]
(237) 2015/10/06(Tue) 02時頃
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あのね、せんせい。 コリンも同じとこ、赤くなってるの。
あとで痛そうにしてたら、治してもらえる?
[なんでかなんてわからないけど、 先生はあまり力を使いたくないように見えるから。>>219
ちょっとだけ、遠慮がちにきいてみたり。]*
(238) 2015/10/06(Tue) 02時頃
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[ エフの”ちから”を受けるクリスマスを見る目が どちらかというと彼女よりも 同じ獣>>227に注がれていたことに気付くのは 恐らくミィくらいのものだろう。
( ………寂しがりや、ねぇ………。)>>210
ぐるり、腹の中で蟠るなにかが濁って渦巻いて 僅かに重なるのは、神木の元で蹲る白虎。
”相変わらず”な彼に、目を細めて ]
主が休んだ後なら、旅の話も出来るだろうさ。
[ 姫様>>236の許可が下りれば、だが。と、 先刻>>206の誘いに乗ったふりをして 長い夜のひととき、酒の相手を申し出た。]
(239) 2015/10/06(Tue) 02時頃
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[ 彼>>206が唯の旅の話を聞きたいだけなら 「主」を持つ獣が 「主」の居ない場所で 話す必要はないはずで。
「休んだ後」と云った意味を、彼が正しく察したのなら。 「過ち」>>210についてまだ塞いでいるなら話は聞く、と 察しのよいヒーラーに伝わったのなら。 彼のために割く時間は惜しまぬだろう。
姿すら変えぬ一角獣がどれだけ迷おうと 来年 少女は誰かに連れられて、此処を旅立つ。
その日に、彼の手が誰かに繋がっていることを願うのは 同じ獣としての祈りのようなもので。
( 呪い、とは良く云ったものだ )
若い狼>>81の声が、蘇る。]
(240) 2015/10/06(Tue) 02時頃
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[柔らかくクリスマスを包むエフの手が 彼女>>227の額から離れる前か、後か。 夜酒の誘いの返事は何方だっただろう。
コリンも同じように怪我をしている>>238という声に ふわり、笑みが差して >>236「面影」というよりは「相変わらず」なおてんばが 今日も元気いっぱいなことに安堵する。]
……皆、元気で何よりだ。
[そう言い残し、厨房へと背を向けたミィを追いかける。 井戸から厨房に入ってくる2人>>223>>205と会えば
「やあ、林檎泥棒くん。」と声をかけることだろう。**]
(241) 2015/10/06(Tue) 02時頃
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― 厨房 ―
[痛くなくなった額にご機嫌で、 さっき手を振ってくれたおねえちゃんの後を 追い掛けて厨房へ。>>236]
おねえちゃん、おかえりなさい!
[追いつけたならぎゅむりと後ろから抱きついた。
おねえちゃんが旅立ってからわたしも大きくなったけど、 旅立ってしまうのを見送った頃みたいに甘えたくなって。 視界の端でゆらゆら揺れるまっしろな髪。 あれ、おねえちゃんの髪って昔もこんなだったかな。]
(242) 2015/10/06(Tue) 02時半頃
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アヤワスカもおはよー! お手伝いしてたんだ、わたしも手伝うっ。
[次にお手伝いをしているアヤワスカを見つけて。>>209 その手が塞がっているようなら、 いつものお返しにぎゅううと抱きついてから 赤茶の目と目を合わせてくすくす笑い。 さあ、お手伝いを開始しよう。
料理も読み書きと同じで遅いわたしは 後片付けとか食器の準備をすることが多いから。 いつものように踏み台を使って、 食器の詰まった戸棚に手を伸ばした。]**
(243) 2015/10/06(Tue) 02時半頃
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おはようなのクリスマス。 コップがまだ出てないからよろしくなの。
[いきなり抱きつかれれて眼を丸くすれば、くすくすといたずらが成功したように笑う青い目にうへへ、と照れたように笑い返す。いつもと逆でなんだか嬉しいの。
けど今日はあいにくと両手はスプーンの束でふさがっていて抱きつき返せないからと、首をひねってすりすりと猫のように頬ずりを返したの。 そうして、まだ残ってるお手伝いの続きをお願いしたの]
[ぞくぞくとひとがあつまり、賑やかになった食堂は、自然な流れで食事が始まっただろう**]
(244) 2015/10/06(Tue) 03時半頃
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―扉を開ける少し前>>235―
[糸が切れる感覚と同時に。 コリンの手にあった袋が、跡形もなく溶けて消える。 コリンを濡らさなかったのは、よかったけれど。 ねだる姿に、どうするべきかと、考えて。]
………手を。
[コリンの手のひらに、黒い革手袋をした、手をかざす。
(コリンの服と同じ。桃色の紐で口を縛った、小さな氷の沢山詰まった革袋…)
コリンの両手に収まるほどの、小さな氷が沢山詰まった、革袋を想像する。 二人に力を貸すように、中の氷から順番に想像しなかったから。 二人には、突然コリンの手に革袋が現れたように見えた…かも、しれない。]
食事が終わっても、まだ痛むようなら。エフに、お願いしなさい。
[それまでは、氷は彼女の手の中にあるだろう**]
(245) 2015/10/06(Tue) 07時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/06(Tue) 07時半頃
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[クリスマスの頭に手を軽く乗せると 複雑そうにとがらせた口がみるみる 笑顔に変わっていって。>>237 うかがうように覗かせた蒼の瞳が 一層輝きを増して。
“おまじない”でもいいかと思ったけれど この笑顔を見るとその考えも少し揺らぐ。]
ふふ、どういたしまして。
[元は人の為に癒しの力を使っていた 身としては、頼られて決して悪い気はしない。]
(246) 2015/10/06(Tue) 08時頃
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コリンも? みんな朝から大冒険でも してきてるのかな。
[クリスマスから聞くと>>238やれやれと 肩をすくめてみせる。
さて、治すかどうかは返事を曖昧にしたまま。]
(247) 2015/10/06(Tue) 08時頃
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[それから、オズウェルの酒の誘いに>>239]
やあ、ありがたいね。 君に話を肴に出来るなんて。
[ミッシェルがみんなより“おねえさん”だといえど 彼女は未成年。そんな彼女を酒の席に巻き込む 訳にいかないのは、当然なのだが。
敢えて、旅の話を酒の席でしようと言うのは きっと彼の配慮なのだろう、であれば 今夜もその配慮に甘えることにしよう、などと。]
他の獣も聞きたいだろう。ヴェラはどうだい? 折角だ、みなで飲もうじゃないか。
[酒は大勢で飲むのも楽しいから。 配慮を独り占めしてはもったいなかろうという 自分なりの考えを前に出さないように 隣の席の獣へと、そう誘いをかけた。]
(248) 2015/10/06(Tue) 08時頃
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[食堂にはだんだんと人が集まってきて食事の匂いも芳しい。オズウェルがいるのならと見渡して姿を見つけたミッシェルには緩やかな笑みを向けて。
昨晩の酒仲間が入ってきたなら>>230 会釈に困ったように苦笑を浮かべた。 それは酔いつぶれてしまった己の気恥ずかしさ や申し訳なさから。
彼はどう思っているのだろう。 羊の頭から表情を読み取ることは出来ないが 纏っている気配が本能的に優しいものとわかる。
近くを通る時に彼がオズウェルと会話すれば]
今晩もどうだい? 今日はオズウェルも飲んでくれるというし。 今日はつぶれないように努力するよ。
[と説得力のない言葉を付け加え、誘いを掛けた。]
(249) 2015/10/06(Tue) 08時頃
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スープだけ頂こうかな。 パンは…まだいいや。
[まだ少し続く頭痛と重たい胃と相談して。 ゆっくりスープを啜ると しばらく歓談していただろう。
ごちそうさまと席を立ったのは少し先の話**]
(250) 2015/10/06(Tue) 08時頃
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― 食堂の片隅で ―
おはよう……また、君は良く呑んだようだね。 モス、は、今朝はまだ、見ていない、な。
[隣に座る相手へと向けた枯れた声は、男性にしては高く女性にしては低い。>>157 岩で出来た人の形の自分に、確定的な性別はない。
そうして、聞こえた話の内容が、やはり二日酔いだと自分の中で答え合わせ。]
(251) 2015/10/06(Tue) 08時半頃
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[遠い昔の彼を知っていれば、"自分の二日酔いも治せないのか"等と口にする事はなく、コップを傾けるのを見詰めるばかり。
傷へと視線が向かえば、そっとまた、服で隠すようにした。 見ていて気持ちの良いものではないだろう、と呟いて。]
……、
[エフの驚きの先をのっそりと見れば、岩人間も目を丸くする。>>179]
そう、か。 五年……
[何か思案しているエフの邪魔をしないように、厨房のほうへと視線を向けた。 ちら、と食堂の戸と人との合間に見えた、記憶の中にいた少女の"変化"を目に、ほんの少し、眩そうに濃灰色の眸を細める。]
(252) 2015/10/06(Tue) 08時半頃
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お久しぶり、です。
[挨拶と共に彼らが近くに来れば、がたり、と席を立ち頭を下げる。>>185 その動作が鈍いのは、昔通りに。
この"せんせい"の"せんせい"らしさには、昔から憧れがある。 気を配るのが上手く、暖かく、優しく、自分には出来ないことが何でも出来る、と勝手に思いながら。 そうして、その考えがやはり間違っていないと感じさせられながら。>>188
紙に包まれた暖かなパンを冷えた手に乗せてもらえば]
(253) 2015/10/06(Tue) 08時半頃
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ありがとう、ございます。
[礼を言って、椅子へと座りなおした。]
折角、暖かい、ですからね。
[じんわりと指先に温もりを感じる。 優しさに感謝しながら、暖かいうちに頬張るべきだろう。
あまり長く手にしていれば、またすぐに冷えてしまいそうで。 それは、勿体無くて申し訳なくて、少し寂しいから。]
(254) 2015/10/06(Tue) 08時半頃
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――。
[小麦の甘さを舌に乗せていれば背後に聞こえたこの声は。>>195 驚かす目的以外を感じさせない背後の気配に]
……びっくり、した。
[全く驚いた風ではない声で、ゆったりと振り返る。 とは言っても、これがヴェラの速度では大分早いほうで、演技力もたっぷりに乗せたつもりのものである。
その背後のさらにお茶目なせんせいに、ふ、と息を吐いて小さく笑ったりもして。>>198]
(255) 2015/10/06(Tue) 08時半頃
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[ちらりと覗いたクリスマスの額の赤み。>>212 エフの本当の"おまじない"を眺め、もう痛くないと笑う少女に安堵した。>>227
彼がもし力を躊躇うならば、自分の指先が少女の痛みを冷やし和らげる位ならできたかもしれないけれど。
しかしやはり、彼の力は、本当に素晴らしいと改めて思う。 きらきらと眸を輝かせ、ころころと変わるクリスマスの表情が、更に明るくなった。>>237
そんな彼に、酒の誘いを受けたならば]
少し……ならば、付き合わせてほしい。
[と、珍しく応じるだろう。 オズワルドの話も聞かせて欲しいところだ。
もっとも、岩は、味わうことは出来てもアルコールでは酔わないのだけれど。*]
(256) 2015/10/06(Tue) 08時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/06(Tue) 08時半頃
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[きらきら光る星屑を眺めてあの子は言った。
“なにもこわくないよ。ないんだよ。”
色素が薄く長い前髪に枯れ木めいた指先で触れながら口にした。]
────『せんせい。』
(257) 2015/10/06(Tue) 11時頃
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[背中に張り付く草の感触に意識を取り戻した。 ゆっくりと身を起こせば後ろ手に払う。 すっかり生気を失い枯れた花弁に首を傾げ口角を上げた。]
いやぁ、不運なモンだ。
[五本の指。 人間のような造形を保つ為に何かの生気を必要とするとは。
星が願いを叶えてくれると何処ぞの誰かが口にしたけれど、世の中は案外シビアだ。 それに悩んだことはなくはない。]
(258) 2015/10/06(Tue) 11時頃
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あぁ、でもそろそろ迎えに行かないと死ぬか。
[だけども世の中の不条理を嘆いたところで自分という存在を否定するなど、ただの徒労。 何度目かの盟約を終える頃には、開き直っていた。
それに何よりあの子達の残してくれた物達を。]
行ってくるよ。
[探し出し集めることが、最近のマイブームでもある。]*
(259) 2015/10/06(Tue) 11時頃
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──厨房──
[と、いくらか前に意気込んだところで腹が減っては戦は出来ぬ。 少女の体さえあれば命を繋ぎ止めることは可能ではあるが、能力を使うにはある程度の蓄えは必須。
草木に限らず生命のあらゆる物が含まれるのは融通が利くといえば効くのだが、灼き切るような光を操る為に何かの命を終わらせるとは随分と皮肉なモンだ。
扱いさえなれれば夜空だって曖昧にしてくれるような光を手に出来るだろう。 応用力も磨けば炎としても扱える筈だ。 ただ、強い力を行使するならばそれ相応の生気が必要となるのだが。]
夢もへったくれもないな。
[少女達に教わり、学び、そして新たな少女達に教えたものは、文学から歌など多岐に渡るが、自身の能力だけは本当に。]
(260) 2015/10/06(Tue) 11時頃
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[まぁ今はそんな思考に明け暮れている暇があれば料理の準備に取り掛かろう。 優秀な生徒>>244がここにいるのだから。]
朝からここに引きこもりだしな。早く何か食いたいモンだ。
[それでも小言は欠かせないと零すのは一言。 生徒の前でつまみ食いなどと思われるかもしれないけれど、自分は割と常習犯であった。
だから虎視眈々と食材に視線を向けつつパンの処遇はオズワルド>>186に任せたことを思い出せば評判はどうだっただろうかと。 山葡萄の新鮮さが失われないよう細心の注意を払ったから味に別状はないと思っていたい。]
(261) 2015/10/06(Tue) 11時頃
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[先に食堂へ向かった片割れの一人のミッシェル>>236が戻れば、彼女の分のスープを渡そうとしたのだが明るい声が厨房に響く>>242 挨拶と再会を喜ぶ声と。
昔よりは色素の薄まったように見えるミッシェルの髪。 手伝いが出来るようになったアヤワスカ。 クリスマスの瞳の色は変わらず見えるけれど、映すものはどう変わるのだろう。
センチメンタルなことを考えながら]
椅子からバランス崩して落ちないように、な。 あぁ、アヤワスカは食器を頼む。 お行儀よくお姉さんらしく食べるには必要なアイテムだ。
[少女達に手伝いを強請る。 ぐつぐつと煮えたスープの匂いを鼻腔の奥にまで閉じ込めながら、]
(262) 2015/10/06(Tue) 11時頃
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Twinkle, twinkle, little star
[口遊むのは耳に残るあの曲。 眠れない夜にはまだ遠いけれど、ちいさく歌っては作業の続きに取り掛かる。]**
(263) 2015/10/06(Tue) 11時頃
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[やっぱりパティシア先生は優しい。 指差した林檎をちゃんと取ってくれる。 手が届かない林檎は風が舞って見事にそれだけを落としてくれた。 とても素敵な先生。]
うん、これだけあれば大丈夫。 ありがとう先生!
[嬉しそうに笑ってお礼を言って。 パティシア先生に促されれば頷いて歩き出す。 腕の中の林檎からは甘く爽やかな香りが漂い、とても美味しそうだった*]
(264) 2015/10/06(Tue) 12時頃
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[やはり、食堂の中央や、少女たちの隣は気が、引けて。 隅の定位置に落ち着く、ヴェラの近くへ。 ずるり、ずるりと、ローブの裾を引きずるように足を、運ぶ。
そういえば。 随分と昔。悪戯好きな少女に、ローブの裾を踏まれてバランスを崩し。ちょっとした、騒ぎになったことがあった。 あの頃を知る少女は、もういないが…。
(いや、これ以上思い出すのは止めておこう)
宙を飛んだ羊の頭骨と、耳に蘇った少女の悲鳴を、苦い記憶と共に噛み潰す。]
…おはよう、ヴェラ。 エフも…。 昨日は、黙って戻り、すまなかった。
[エフが先に酔いつぶれたことを、恥ずかしく思っているとは、知らない。>>247 ただ、申し訳なさそうにするから。 遅くまで居座ってすまなかったと、告げる。]
(265) 2015/10/06(Tue) 12時半頃
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オズウェルも…か…。 それは、楽しみだ。 なにか、手土産を用意…、するべきだろうか?
[エフの誘いに、ひとつ頷く。 ただ、残念なことに。 私も、ヴェラも。酒で酔える、体質ではないらしい。 昔はどう、だっただろうか。忘れてしまった。
よった自分というのも、想像できないから。恐らくは、今後も酔うことは、ないのだろう。]
おかえり、ミッシェル。 ………髪が、随分…、白く、なったな。
[大きくなったな、と。感慨深く、声をかけて。 彼女とは反対に、白く透き通って行くミッシェルに。 あるはずのない目を、細めた。**]
(266) 2015/10/06(Tue) 12時半頃
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ああ、モス、おはよう。
[近くへとやってきた羊頭のモスキュートへ、軽く手を上げる。>>265 昨晩の晩酌のことについては触れず、聞き耳を。
口数少ないモスキュートの傍は、自分にとって居心地悪くなく、時折書庫へと顔を出したりもしていた。 最もその場合、二人で語り合うためではなく、二人して黙々と自分の事をしている時間になっただろうけれど。
賑やかで明るい少女たちがそんな場面を見つけたならば、変だと笑うか不思議だと首を傾げるか。]
(267) 2015/10/06(Tue) 13時頃
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― さっきの厨房 ―
[スープの仕上げをするブローリン>>261を背に、 窯の炎で飴色に照らされるパンの丸みを見ていたころ。 焼き上がりのタイミングは任せるよと己に言った声が 「何か」を伺うようだったから ]
葡萄は一寸干からびた位が美味いもんさ。
[パンを練り上げたであろう人物に、 今日の出来も上々だと 声音に滲ませる。
己の力も、彼の力も 何かを枯らせることには変わりなく。 秋に収穫した果物をいくらか乾燥させて保存するのにも、 冬用の薪を集めて乾かすのにも重宝するのだが
( 触れるだけで…というのは、難儀か。)
彼の細い指先を一瞥する目は、一瞬細くなり するり、と 視線は窯の中へと逃げこんだ。*]
(268) 2015/10/06(Tue) 13時半頃
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― パンと、酒の誘い ―
[わざわざ立って頭を下げるヴェラ>>253には 僅かに動きを止めて、瞬きひとつ。 己の背後に憧憬を描かれているなど思いもせずに まだ此処に慣れていないのだろうか、等と ちょっとズレた誤解をしながらも 御礼と共に包んだパンを齧る姿に、ほぅと胸を下ろした。]
…そう。温かいってのは何より。 それに、厨房のシェフに パンの感想を持って帰らないとならなくてな。 その様子なら間違いないようだ。
[パンを置いて、クリスマスにちょっとした悪戯をして… ヴェラの緩んだ顔をパンの作者への手土産に ミィを追って厨房へと戻る際。
エフへ落とした酒の誘いは、 今も酒でぐったりとしているのに、当然のように受けられて]
(269) 2015/10/06(Tue) 13時半頃
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あまり美味い肴になれる自信は無いがね。 ……今日は控えておけよ、エフ。
[皆で呑もうと周囲に声を掛ける彼>>248に 若干の呆れ顔を向けながら。
自分とエフの酒の席には滅多に来なかったヴェラが 是の返答をすれば、 「彼が引き上げる段で終いにしてしまえば 明日のエフはマトモな朝が迎えられるだろう」 なんていう、エフに対する酷い評価が頭をよぎる。
…それに ]
モスの出した酒なら、明日に残る事はないだろう?
[ちょっとばかりの意地悪を「今日は潰れない」なんて言っている男に投げながら、白骨の中で揺れる鬼火へ掌を振り 男は再び厨房へと消えただろう。*]
(270) 2015/10/06(Tue) 13時半頃
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[優秀な”おてつだいさんたち”も続々と現れて 誰が揃ったらでもなくはじまる賑やかな朝餉は ミィとふたりの毎日とは随分違った一幕。
彼女が可愛い妹達や懐かしい面々と話しながら零す笑顔を なによりも眩しい宝石を見るように 食事の手を止めて。 緩んだ顔は、誰に見られていようと隠せるものではなかった。
( なんて眩しい呪いだろう、)
その輝きが たとえ血に刻まれた本能が見せる光だったとしても 構いやしないと 椅子に座った男の顔は ふ、と、横に引き伸ばした口元のまま。
作ってくれたブローリンとアヤワスカに再度の礼を言い、 空になった食器を片付けるまでに どれだけの懐かしい顔に出会えただろうか。**]
(271) 2015/10/06(Tue) 13時半頃
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手土産……
[モスの言葉を聞き、酒飲みではない故に、何を持ち寄ればいいのか悩む。>>266]
……塩気のある、もの?
[で良かっただろうか、と。 エフやモスキュートへと問いかける視線を向けた。]
(272) 2015/10/06(Tue) 14時頃
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[それから食堂がさらに賑やかになる頃に。
ふと見えたオズワルドの表情。 あまりじっくりをみては失礼だろうとすぐ視線をそらしたが、それでも。
彼の横顔は、これまでに見たことのないもので。 とても幸せそうに、感じられた*]
(273) 2015/10/06(Tue) 14時頃
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― 幕間 ―
[自分は、間違いなく少女たちのことが、好きだ。
朝寝坊を起こして回るコリンの元気な声が好きだ。 軽やかに弾むミツボシの歌声が好きだ。 甘い蜂蜜に目を輝かせるクリスマスの表情が好きだ。 アヤワスカの素直で甘えん坊なところがすきだ。 本を読むヒナコが内容に一喜一憂するのを眺めるのが好きだ。 お菓子を作るクラリッサの手元が魔法のようで、好きだ。
けれど、 彼女たちのうちの誰かと自分が、一年後に外の世界へと…… その想像は、未だ出来ずにいる。**]
(274) 2015/10/06(Tue) 18時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/06(Tue) 18時頃
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[林檎を抱えて食堂までやってきた。 そこには沢山人がいて、もしかしてほとんど全員そこにいたかもしれない。]
おはよう!
[顔を合わせた人には挨拶をして。 それから食堂から厨房へと移動した。]
(275) 2015/10/06(Tue) 18時半頃
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― 厨房 ―
あ、ブローリン先生、アヤワスカ。 ご飯作ってくれたの?
[言いながら林檎を台の上にどさどさと置いていく。 彼らがご飯を作るのは何時もの光景。 平和な日常の証。]
あのね、パティシア先生と一緒に林檎取って来たの。 タルトタタン作ろうと思って。
うふふ、この林檎いい匂い。 甘酸っぱくて、きっとタルトにしても美味しいと思うの。
[艶々と輝く林檎はとても美味しそうな香りを放ち。 赤く色づいた林檎をさっそく調理してしまいたいけど。]
(276) 2015/10/06(Tue) 18時半頃
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でもその前に朝ご飯だよね。 私もお手伝いするよ、お皿出したらいいかな? それともお茶の準備がいい?
[ブローリン先生とアヤワスカに問いかけた。]
(277) 2015/10/06(Tue) 18時半頃
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──さっきの厨房──
[昔からこうだ。 有難い心遣い>>268をしてくれるものだから、肩を竦めるしか出来なくなってしまう。]
そうか。たまには瑞々しいまま残しておきたいものだがなぁ。
[間延びした口調は考え事をしていた顔さえも払拭してくれそうな程にゆるいもの。
まぁだが利点がない訳ではない。 解釈の違いはあるのだけども、]
“自然の味”が一番さ。
[ぽつり、と蛇口から一滴落ちる。 独り言も、落ちる。]*
(278) 2015/10/06(Tue) 19時半頃
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──厨房──
[さて、厨房の様子はどうだっただろう。 時刻も時刻だ。この外にも大勢の気配で包まれているに違いない。 予測通りまた新しい声>>276が飛び込んでくる。 色鮮やかに熟れた林檎の果実。 自分も好みなのだけども、果物好きな獣の顔も一瞬過ぎった。]
まぁ、趣味だからな。 昨日はその為にも忙しかったんだ。
[自分が持ち物として傍に置くのは少女達との思い出の品もあるけれど、物珍しい食材があればたまに持ってくることもあった。 手に入らなくても物色するのは気分を紛らわすにはちょうど良い。
勿論まなびやで手に入る食材も新鮮で栄養価も満点だろう。 お陰でついうっかり生気を吸い取りまくってカラカラにして注意されたこともあったような、なかったような。]
(279) 2015/10/06(Tue) 19時半頃
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タルトタタンか。 包丁を扱うけど平気か? 生地も結構擦り合わせるぞ。
[料理を作るならばまず口にしてしまうのは怪我の可能性。 治癒能力を持つ獣もいるだろうが、一応は先生という立場もある故。 確か包丁を怖がっていた生徒もいたものだから余計に。
パトリシアの姿を探しつつ、まぁパトリシアがいるのならば大丈夫だろうと頷いて、にやり。]
採点してやるから先生にも後でくれよ。
[きっとこの林檎の中には蜜がたっぷり入っているのだろう。 まだ空かせたままの腹が鳴りそうになるのを押さえて強請る。]
(280) 2015/10/06(Tue) 19時半頃
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そうだな。 スープ皿はミッシェルが運んでくれたし、パンはオズワルドに任せたし。
[ちらりとアヤワスカにも視線を向ける。 彼女達は気付いただろうか。 “お茶の準備”という単語に腹の虫が騒いだことを。]
お茶ならまぁ。食欲がなくても口にできないことは、ないな。 ………ま、生徒の気持ちを優先させるさ。
[なんて言い訳をして誤魔化す“大人”の意向を彼女達がどれほど汲み取ってくれるどうかは、分からない。]
(281) 2015/10/06(Tue) 19時半頃
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包丁は平気……だよ、多分。
[段々と声は小さく、ちょっとだけ自信のない響き。 でもゆっくり慎重にやれば手を切ったりなんかはしないはず。]
生地も、うん…だいじょうぶ。
[大分自信のない声になってきた。 お菓子作りは好きだけど、上手だと思いたいけど。 やっぱりまだまだ子供だからたまには失敗だってする。]
うー…採点とか自信ないなぁ、でも頑張る。 せっかくパティシア先生が林檎取ってくれたんだもの、美味しいの作らなきゃなんだよ。
[台の上に乗る林檎は本当に美味しそうで。 これを失敗作にするわけにはいかない。]
(282) 2015/10/06(Tue) 20時頃
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………? お茶、いれるね?
[お茶の準備という言葉にブローリン先生が特別な反応示したなんて気づけない。 でもちょっとおかしい気がして、こてりと首を傾げた。
かちゃかちゃと茶器の音がなる。 お湯を沸かして、その間にポットに茶葉を入れて。]
コップはいくついるのかなぁ。
[呟きながら指折り数えてカップをお盆に乗せる。 お湯が湧けばポットへと注ぎ、お茶のふんわりとした香りが広がった。]
(283) 2015/10/06(Tue) 20時頃
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[近くに腰かけたモスキュートが挨拶もそこそこに己に謝る>>265のにしばし目を丸くし、それから細めて]
どうせ、声を掛けても覚えちゃいないさ。 気にしないでくれよ。
[座る椅子を促しながら、白い羊頭にゆるく微笑む。]
さあ、手土産か。それは僕も考えないといけないかもね。 ヴェラが塩気のあるものを出すのなら 僕は珍味でも探しておこうかね。
[モスキュートもヴェラも少なくとも自分は酔った姿を見たことがない。体質というものなのだろうかと、特段気にするでもなく。自分も酔わないようにすることもできるのだけれど。
敢えて体たらくに身を貶めるのも悪くはないかななんて。]
(284) 2015/10/06(Tue) 20時頃
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[モスキュートがミッシェルに掛ける声に、ふとその髪を見上げる。いやでもその余命がわかってしまうその目印のような髪の色。
じわりじわりと蝕む毒のように先端からだんだんと根本の方へと向かっていく途中。結わえている位置から白く色が変わった髪の毛で彼女の残りの生を知る。]
…元気そうだね。 [ようやく選んだ言葉は月並みのものでしかなかった。 それでも、オズウェルに掛けるミッシェルの眼は表情は声は とても穏やかだったから、自分の悲観的な気持ちなど 杞憂なのかもしれない。
ぐるり堂々巡りの想いは一年後の決断なんて到底 たどり着けそうにもない。]
(285) 2015/10/06(Tue) 20時半頃
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―食堂―
[額に当てた革袋を両手で支え、 モスキュートが開けてくれた扉をくぐる。>>229
彼が、あたしのために作ってくれた氷。>>245 服とお揃いの桃色、その糸端がぷらりと揺れた。
何の変哲もない小さな革袋に見えるけれど、 このちょっとした気遣いで、特別なものを貰った気分に。]
(286) 2015/10/06(Tue) 20時半頃
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ふふふ!ありがとっ、せんせ! でもこの氷があれば、きっと大丈夫だよ。
[食堂へ足を踏み入れながら、 くるり軽やかに振り向いて。 にっ、と笑いながら、また反転。
同じく額が赤いはずのクリスマスに自慢しよう、 そう思いながら、そのまま席に向かう。]
(287) 2015/10/06(Tue) 20時半頃
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[あまり過保護になるつもりもないのだけど、少し度が過ぎたのだろうか。 尻すぼみに曖昧になる声色>>283に小さく息を漏らした。]
ま。好きこそ物の上手なれ。 程々に期待しとくさ。 みんなにも口にしてもらえるといいな。
[だから次は励ますような言葉を選ぶ。 散々デリカシーがないだのと口煩くいつか誰かに言われたことを一瞬思い出したのは別の話。]
(288) 2015/10/06(Tue) 20時半頃
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あぁ、うん。頼む。 是非そうしてくれ。
[クラリッサの言葉>>284には頷いた。 食器の合わさる音が小気味よく耳に通る。 一応角砂糖を入れた瓶を用意すればクラリッサの用意するお盆にひとつ添える。]
まぁ適当に配って足りなかったらまた戻ってくるのもありだな。 一人で難しそうなら手伝うが一つもらっても?
[手伝いを申し出ながらも強請るのも常の癖だけども。]
いやまぁ、しかし。 すっかりみんな“おねえさん”か。
[つい感傷じみた声で漏らしつつも茶が冷めてはいけない。 彼女が後にするときにはドアを開けて通してやろうとは思う。]
(289) 2015/10/06(Tue) 20時半頃
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[ブローリン先生の皆口にしてくれれば、との言葉>>288には小さく頷く。 自信はちょっとだけ消失しちゃったけど、でも頑張るって決めたから。 だからきっと美味しく作れるはずで。 皆だってきっと美味しいって褒めてくれる。
そんな事を考えている裏で先生が何を思っているかなんてちっとも気づけないのだけど。
カップとポットをお盆に乗せて持ち上げる。 ちょっと重いけど大丈夫。 これだって何時もやっている事だから。 でも昔は持てなかったな、なんて思い出した。]
(290) 2015/10/06(Tue) 20時半頃
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大丈夫なんだよ。 でも先生が手伝ってくれるなら嬉しいな。
[お盆の一つはブローリン先生に持ってもらって。]
おねぇさん? 私がおねぇさん。 わーなんか、照れちゃう。 おねぇさんかぁ…おねぇさん、うふふ。
[ブローリン先生の言葉はしっかり耳に届いて。 おねえさんって言葉がなんだか擽ったくて嬉しくて。 弾む足取りでお茶を食堂へと運んだ。]
(291) 2015/10/06(Tue) 20時半頃
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お茶持ってきたよぅ。
[お盆をテーブルへと乗せるとポットからカップへとお茶を注ぐ。 それが終わったらお茶をみんなの前に配って回る。 それも終わったらやっと席について。 そこからやっと朝食が始まるだろう*]
(292) 2015/10/06(Tue) 20時半頃
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[モスキュートは自分の力について説明する時、 『何でもできるが、何も残らない』と、 よく口にするように思うけれど。
果たしてそれは本当だろうかと、 冷たい氷袋を手にして考える。
――もし、本当に。何も残らないのだとしたら。
この冷たい感触も、きっとただの幻想で。 だから冷やしている額の腫れも、引くはずがなくて… …そんな子供騙しを、彼がするとも思えない。
たしかに、彼が革袋への意識を断てば、 瞬時にこれは消え去ってしまうのだけれど。
元の“モノ”が失せても――全てが無に帰すわけじゃない。]*
(293) 2015/10/06(Tue) 20時半頃
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―厨房―
[額に氷を当てながら、小さくスキップ。 食器を運ぶ子もいる中、少し危ないけれど。
厨房の奥に華やかな金髪を見つけて、]
ねぇ、クリスマス? 見てよこれ、モスキュート先生にもらったの!
これでお揃いは解消ね…って、
(294) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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[クラリッサの後をついて食堂に着けばそこはもう大層な賑わいを見せていた 軽く手を振って挨拶をすれば厨房へと足を運ぶ]
やあ、二人とも ちょっと厨房、借りるからな
[厨房にいる先客達に声をかければクラリッサの隣でタルトタタン作りの手伝いをしてやろうとするだろう。獣の中では若輩だとしても一人旅で培った料理スキルはそれなりにあるのだ]
大丈夫だろ。私が付いてるしな
[先客であるブローリン>>280の心配に胸を張って返してやる クラリッサとブローリンのやり取りからそう言えば朝食がまだだったな、と気付いたのはその時だ]
私はあるもんで済ませるから問題ない …あ、そう言や林檎があったな
[先程自分で取った林檎を思い出す。腹の虫の様子をしってか知らずか>>281ブローリンに林檎を差し出し「いる?」なんて戯れに聞いてみたか]
(295) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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あああああーーーーーッ!!?
ずるい! クリスずるいっ!!
[食器棚へ手を伸ばす横顔、>>243 よくよく見れば、そこには綺麗な白い額が。
一足先に、エフに治療してもらったのだと、 それを察してやや大げさに悔しがる。
この大声が、彼女を驚かせてしまう可能性は考慮せず。]
(296) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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― 書庫のせんせい ―
[空に昼月がふたつだった、ちょっと前。>>203 栞のはさまったままの本を手に書庫の扉を開く。]
モスキュートせんせい、こんにちは! ううん、まだ全部読めてないの。 ここの読みかたが、わかんなくて……
[本の中から出てきたみたいなモスキュート先生に びっくりしたのは最初だけ。 でもそれは頭がこわいわけじゃなくて、 ぬっと現れたおおきな黒い壁にぶつかって転んだら その大きな黒い壁が動いたからびっくりしたのだ。
突然、壁が動き出したのかと思ったの。 何かの骨でも、頭があってよかったとホッとしたこと。 モスキュート先生には話したことがあったかな。]
(297) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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[栞をはさんだ場所をひらけば、教えてもらう。 一度じゃ覚えられなくて、何回か口にして繰り返す。 読み書きが遅いわたしが、読み書きをきらいじゃないのは モスキュート先生のおかげ。
ミツボシやヒナコを見て比べてしまうわたしにも 呆れずに何回も。何回も。教えてくれるから。 わたしのペースに合わせて、ゆっくりじっくり。 読みかたも、書きかたも、力の使いかたも。 栞をはさみ直して頁を閉じれば差し出される本に>>204 蒼い目を輝かせて飛びついた。]
借りたい! あっ……でもまた長く借りちゃうかもしれないよ。 部屋まだ読み終わってない本が3冊あるの。
[遠慮がちに訊いてから。 他に読みたい子がいたらすぐに返すことを約束して 抱える本が二冊になった。その分の笑顔も二倍だ。]
(298) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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あ、そうだ。モスキュートせんせい。 あのね、教えてほしい言葉があるの。 "ふつかよい"って、なあに?
エフせんせいがこの間いってたの。
[具合が悪そうな顔で、 おさけの匂いがしていた朝に。>>217 きっとモスキュート先生なら知ってるよねと わくわくと先生の"答え"を待つわたし。
空の昼月がひとつと半分になるのは、 もうちょっとだけあとのお話。]*
(299) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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せんせいは、ドライフルーツもすき?
[>>218先生の尻尾がゆれた。 果物が好きだから、きっと、 ドライフルーツも好きなのだと思う。
そうだ。今度お菓子をつくるときは、 ドライフルーツを使ったお菓子にしよう。 わたしも、ドライフルーツの入ったお菓子は、 とても好きだから。]
雷……?びりびりなの?
[>>222一度、言いかけた言葉に首かしげ。 雷の実って、なんだろう。 そう思っていたら、びりびりする果物だよって、 先生が教えてくれた。]
(300) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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[あまくて、さっぱりで。 りんごみたいな味なのかなって思ったけれど、 びりびりってのはよくわからなかった。
わたしでも、たべれるのかな? 雷って、雨の日にごろごろ鳴ってるやつでしょう? ……ちょっと、食べるのはこわいかも。]
それじゃあ、わたしがびりびりの果物をみつけたら、 ユージンせんせいにあげるね!
[だから、わたしは先生にそう言った。 わたしが食べるんじゃあなくて、 先生にあげるよ、って。]
(301) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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[がっこうで見たことはないけれど、 お外にあるのかしら? さっき、取りに行けないって言っていたけれど、 きっとどこかにある筈よ。
―― 大好きなものを食べれないって、 とてもかなしいことだと思ったから。]
わあ、ほんとう!? おいしいぶどうの見つけ方も、おしえてくれるの?
[何年も前に食べたのはおいしくなくて、 それから自分でぶどうを取ったことが無かったから、 やったぁって、べたべたの手で万歳したの。]
(302) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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わたしがわるいこなら、せんせいもわるいこね。
[>>223夏の時よりも冷たくなっている水で、 手のべたべたを洗い流す。
つまみ食いの話は、ないしょにしてね。 わたしもまた、先生とおなじように、 人差し指を口にあてた。しーっ。]
果物があったら、せんせいにあげるね。 ナイショのお礼。
[りんごをいっぱい食べたから、 朝の果物は、もうじゅうぶん。
果物があるといいねって先生と話しながら、 食堂へ向かうことにした*]
(303) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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[各地を旅してきたというパトリシアの発言力は割と大きいものだ>>295 以前少し言葉を交えたときに「中々センスがあるな。」と上から目線で口にしたことは記憶に新しい。
だがまぁ、その経験の影響なのか食欲がないのかは分からないけれど、]
なんだ。 せっかく作ったのに食べないのか。 まぁ、また腹が減った時用に残しとくかな。
[連れない言葉に肩を竦める。 ただ、林檎に関しては上機嫌に鼻を鳴らして片腕を差し出し味見(という名のつまみ食い)を目論んだだろう。]
(304) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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そう言われたら断る理由がないな。
[嬉しいなんて。 長めの前髪の奥の目元と、見える口元を緩めながら口にした。 ついでにアヤワスカがいたのなら、な?と同意を促すように声をかけただろう。]
あぁ、随分としっかりしてきた。 髪だってまた伸びたような気がするし。
その内ひとりで林檎も取れるようになるかもしれないな。そうしたらタルトも食い放題かもな。
[彼女の背丈ではまだ木には届かないだろうとそんな言葉を選びながら歩くクラリッサの背中を追いかける形で出ることにする。 おねえさんという存在は喜ばしいものなのだろうか、少し分からなかったけれど食堂へと踏み出せば、見慣れた何人かの顔に口角を上げて、]
(305) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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さて。食べようか。
[茶葉の香りが辺りに漂う。 注いだものを配膳するのは一人より二人、二人より三人。 人が多い方がより良い。 効率的に進むだろうから協力して、適当な席に着けば両手を合わせて食事にありつくだろう。]*
(306) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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ー少し前ー
相も変わらず、皆賑やかだな
[クラリッサが茶を入れてくる間、何と無くブローリンにそう切り出す。
彼の能力は己と真逆と言って良いだろう。歌を口ずさむ彼がふとした拍子に生命を枯らす姿を彼女も見たことがあった
生命を育み、豊穣を手助けする本来の身としては犬猿の仲でもおかしくないのだが、彼女自身はそんなことはなく、寧ろブローリンに興味がある様子であった。
そもそも、彼女は『豊穣の精霊』という立ち位置が嫌で一族を飛び出した節があるので元来のお役目は彼女にとって余り関係ないものである。 進んで世界を冒険し、剣を習い、戦地にすら飛び込める好奇心の塊は無垢なお転婆娘そのものでもあった]
(307) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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― →食堂 ―
[小さな氷がたくさんと、大きな氷がひとつ。 形は違ってもどっちも、モスキュートのちからを使った成果。 そこに優劣をつけるのはヒナコにはむずかしかったですし、 パンパンに膨らんだコリンの袋から水音が跳ねるように聞こえるのは、>>225 なんだか綺麗でにこりと笑いました。
コリンと氷との“我慢比べ”は、 驚くほどあっさりと終わってしまいましたが。>>234 そのおかげでヒナコは気付かされました。この氷袋、じっと見てないと消えちゃうって。
せっかく上手にできたって褒めてもらえたんですもの、>>228 他のみんなや“せんせい”にも、 見せたくて見せたくて仕方がありませんでした]
(308) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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………、みんなおは、よー。
[モスキュートが開けてくれた食堂の扉の隙間から、 するりと入り込んで挨拶する時も、 ヒナコはみんなを見ているようで見ていませんでした。 コリンみたいにおでこを冷やす必要はないから、 両手で作ったおわんに氷袋を捧げ持つような姿勢で、 ヒナコの席を目指して歩きます。
おいしそうなスープやお茶の香りに、 くぅとかわいい音が鳴りましたが、 これでは出所であるお腹を押さえることも叶いません]
(309) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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― 井戸→食堂横の厨房 ―
[ミツボシを連れて食堂に着くころには、 もう食事の準備は粗方できていただろうか。]
さあて、俺たちもご飯をもらってこようか。 林檎半分だけじゃ、ちょっと物足りないだろう?
[ミツボシの頭を、その大きな手でふわりと撫で。 厨房に入る前に、もう一度。 大男が屈んで、人差し指で、しーー、のポーズ。]
[そうして、悪戯っぽく笑った後。 厨房に顔を出せば、辺りに漂うスープの美味しそうなにおい。 くんくんとにおいを嗅いで、図体ばかりがデカく育った自分のお腹が、ぐう。と、大きく鳴った。]
(310) 2015/10/06(Tue) 21時頃
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[料理の腕については剣と同じで人間に混じって練習したので自信はそれなりにある。 前にブローリンと話した時も褒められたくらいだが、その代わりやけに上から目線だったのを不服だと子供っぽく返したこともあったか]
だーれが食べないって言った? 自然の恵みを粗末にしたらそれこそ私自身が許さないからな。ありがたく全部頂くさ
[彼女自身は雑食であるが、食べ物といった自然の恩恵を粗末に出来ないのは無意識の内の特性だろう 彼が前向きに食べる様子ならば林檎も喜んで差し出しただろうか]
(311) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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[氷の自慢に夢中で、周囲が見えていなかったけれど、 ひとたび自分に視線が集まれば。 しまった、と肩を縮め、ぺろりと舌を出す。
……その中にもし、 スープを取りに来た“姉”の姿を見つけたなら。>>236
驚きと、嬉しさ。それと、 相変わらずの幼い言動を見られた恥ずかしさから、 顔を真っ赤にして、厨房を飛び出して行くだろう。]
(312) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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あ、あたし…、 ヴェスパタイン先生に、スープ渡してくる!
[もちろん慌てていたから、手には何も持たずに。
それに気付いて、後でこっそり厨房に戻ったり、 何食わぬ顔で食事しようとしてからかわれたり、
――けれどそれはまた、別の話。 機会があれば、もう少し詳しく話すとしましょう。]**
(313) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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― 厨房 ―
[猫のように頬ずりされて、くすぐったい。>>244 くすくす、くすくす。 楽しげに笑う声を厨房に響かせる。
いつもアヤワスカに抱きつかれるとびっくりするけど、 あたたかくて気持ちよくて、大好きだから。 もう一度ぎゅううと抱きしめてから手をはなした。]
コップね、わかった。 まかせておいて!
(314) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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―井戸→厨房―
[>>310井戸から食堂へは、厨房を通ったほうが早い。 それに、今日の朝ごはんが何かも、 厨房を通ればすぐにわかるから。
厨房から漂ってくる匂いは、 りんごを食べたばかりのわたしの食欲を、 つんつんと刺激する。]
うん、スープがのみたいわ。
[先生の大きな手が、わたしを撫でてくれた。 えへへって目を細めてから、 わたしも先生みたいに身を屈めてナイショのポーズ。]
(315) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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………いなかったのが申し訳なくなるぐらい 美味しそうなにおいだな。 次はちゃんと手伝おう………っと、!?…
[>>241「林檎泥棒」と言われた瞬間。どきりと、足を止め。
…この言葉が当てはまるのは、自分以外にいないだろう。隠し通そうとするなら、もっと上手くやればいいのに。 そろりと振り向き、声の主を確認すれば
怒られるのかとびくびくとした空気は一転。 嬉しそうに、笑顔になった。]
おお…!? オズワルドじゃないか! 帰ってきたのか、元気そうだなあ。
[自分は普段裾野の街近辺を住処としているし、がっこうに来る回数も10をゆうに超え、顔を覚えられているかもしれないし。 もし彼が1000年以上生きているなら、今よりもだいぶ好戦的だった自分の性格も覚えているかもしれないが。
もしそうだとしても、そんなことはおかまいなしに、 数年ぶりに会った獣仲間に、いつもの調子で笑って見せた。]
(316) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/06(Tue) 21時半頃
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[頼まれた食器を戸棚から出しながら。 ちくっと痛んだ肘に、ちょっとだけ動きを止める。]
ブローリンせんせいもおはよー! はーい、気をつけるよ。
ねえ、今日は蜂蜜出るんでしょ? ちょっとだけ、多めにつけてもいいかなぁ。
[心配するブローリン先生の声に>>262 なんでもないと誤魔化して、 コップを取ろうと覗きこんだ戸棚には いつもあるはずの瓶がない。 つい、きょろきょろと探してしまったり。]
(317) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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[そういえばさっき、驚かすのに成功したヴェラ先生が 焼きたてのパンを食べていた。>>255 もしかしてもう食堂に出ているのかもしれない。
わたしも起きるのも動くのも遅いけど ヴェラ先生もとってもゆっくりだ。
だけど先生が作った泥人形はとってもころころよく動く。 つるんと目も鼻もないけど、動き回る姿は面白くて>>66 ずっと見ていても飽きないけど。 寝坊助なわたしは、たまにしか それを見ることができなかったり。
エフ先生が"おまじない"をしてくれるあたたかい掌も 怪我を見ると冷やしてくれるヴェラ先生の掌も>>256 どっちもわたしは大好きだ。]
(318) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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[入れ違いに立ち去った、オズワルドの思惑は、知らず。>>270 塩気のものと、珍味を用意すると言う二人に。]
それでは、酒を用意する者が、いないな…。
[パティか、ブローリンから。 果実酒でも、分けてもらうべきかと、頭骨を傾け。]
そういえば。クリスマスが、心配していた。 “ふつかよい”とは、なにかと。
[だから、あまり飲み過ぎないように…。 そう続けようとした、声は…]
「あああああーーーーーッ!!?」>>296
[コリンの大声に、遮られて。 肩の上に乗せた、空っぽの骨が、小刻みに震えた。]
(319) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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……ありがとう、クラリッサ。
[カップとポットを持って、お茶を配って歩くクラリッサにゆっくりと頭を下げる。 私が据わって、ようや目線があう、高さだ。
少し前は、躓いて熱いポットごと床に倒れないか。 見ていて心配に思うことが多かったけれど。]
すっかり、慣れたな…。
[テーブルに置いたカップに、香りのいい琥珀色を注ぐ。 クラリッサの様子は、落ち着いていて。
少女たちの成長に、月日の経つ、速さを感じた。]
(320) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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いやあ。はっはっは。 林檎、美味しいんだもの。
それに俺は、食べてほしそうな林檎を取ってあげただけ 泥棒なんて 酷いなあ
[泥棒を認めつつも、そう言う男に悪気はなく。 笑う姿は、友人の帰還を喜ぶもので。
暫くそうしていたけれど、また一つ、お腹から音がなったから。 ミツボシがそこにいれば、彼女の方を見て、お腹を擦りつつ苦笑い。]
そうだ。ミツボシの分のスープとかパン、ある? ……できれば、俺の分も。
[と、頼んで。 厨房の中にブローリンやクラリッサがいれば、ひらひらと手を振ったり。食堂の面々の顔を見て、おはようと挨拶したりもして。
もし、クラリッサと一緒にパティシアがいたりしたなら、他の人が見ていても構わずに、その大きな図体を壁で隠そうと頑張ったが。 きっと、朝に果物を狙って隠れていた時のように、どうやっても無理だったに違いない。]
(321) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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[こっそり入ればバレないかなって、 思ったのだけど。 ユージン先生のお腹が、ぐうって鳴ってしまった。]
あっ。
[大きな音だったから、 わたしもつい、声を出しちゃって。 両手で慌てて口をおさえたけれど、おそかった。
でもね、聞こえてきた声>>241に、あれって思ったわ。 だって、その声は何年もまえに聞いたきり。 おねえちゃんと一緒に旅立った先生の声だったから。]
(322) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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わあ……!オズワルドせんせいだ! おはよう、せんせい!
[>>316りんごの事を知られていたってのを、 忘れてしまうくらい、びっくりした。
怒られちゃうかしら、って、 咄嗟に隠れていたユージン先生の影から、 ひょっこりと顔を出して。]
ね、ね。もしかして、 おねえちゃんも帰ってきているの?
[オズワルド先生と一緒に旅立ったおねえちゃん。 もしかしたらまた会えるかもと思うと、 うれしくて、こころがわくわくした。]
(323) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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[オズウェルが付け加える酒の話題>>270に]
控える…か、はは、まあ善処するよ。
[重たげに頭をゆらりと揺らながら手をあげて 肯定の意を示した。 周りの心配ももちろんわかるのだけれど 振り切った駄目人間というのも 案外と悪くない境遇で。]
モスキュートの出す酒か。 それなら明日に残るなんてまずないだろうね。 その時だけでも酔えるならいいのだけれど でも僕の乏しい想像力じゃ 安い酒より悪酔いしてしまうだろうさ。
[意地悪な言葉には、肩をすくめながら、それでも 笑って答えた。つまみを探しておくと言い残して 厨房へと向かうオズウェルの姿を見送った頃だろうか。 朝聞こえた鐘よりもけたたましい、少女の声が響いたのは>>296]
(324) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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───…きゃあっ!!
[お手伝いの真っ最中。 呼ばれて振り返った瞬間の大声にびっくりして、>>296 ぐらぐらと踏み台にしていた椅子が揺れた。
いつも遅いわたしにしては、ものすごい速さで つかまった戸棚もちょっとだけ軋んだけど。 転ばずに済んだことに、ほーっと息を吐き出した。]
コリン?
[お揃いの赤い額にあてているのは、 桃色の紐で括られた革袋。 地団駄踏んでいるコリンにぽかんとしていれば 真っ赤になって出て行ってしまう。>>312 その手は、空っぽのまま。>>313]
(325) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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あああ…。頭に響く……。 …じゃあ、僕は行くよ。外の風に当たれば酒も抜けるだろうさ。 あ、そうだ。
[そう言ってから、周りにいる少女にも聞こえるように声を張り上げた。]
ご飯を食べて少ししたら「きょうしつ」で勉強するよ。 今日はお金の話。他に用事のない子は、聞いていくといい。
[それだけ言って、ごちそうさまと食堂を後にした。]
(326) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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[ 言い澱んだ彼女のこえには、気付かないふり。>>209 わたしも、わたしより年上のおねえちゃんがいなくなって 寂しさで瞳を濡らしたことがあったから。
遠くのエフせんせいの驚きには首を傾げ、>>179 さらりと白銀の髪が空を滑る。
治して貰ったお礼を言ったクリスマスが、>>238 コリンも、とお願いするのを聞いて目をぱちくり。 人を思い遣る彼女の成長を実感しつつも、]
コリンがお転婆さんなのは、変わらないのね。
[ くす、と笑みが零れるのは仕方のないこと。 コリンと会ったら、高い所が好きだった彼女を 昔みたいに高い高いと持ち上げようかしら、なんて考えて。 ]
(327) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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[ 背後で交わされる酒盛りの相談は、聞こえない。>>240>>248 聞こえていても、オズウェルだってせんせい同士、 わたしに出来ない話がしたいでしょう、と許すつもりで。
おかえり、と帰りを喜んでくれるせんせいのこえに>>266 厨房に向かい掛けた足を一旦、止めてから。]
ただいま、モスキュートせんせい。 あのね、いっぱいおそとで楽しいことがあったの。
……うん。でも、この色も綺麗でしょう?
[ 別れた時よりも近くなった目線は時の流れを意識させ、 ふわりと微笑む表情だけは、あの時のまま。 もう、わたしは14歳。早ければ来年、寿命を迎えるだろう。 せんせい達とのお別れはすこし、さびしいけれど これは”決まっている”ことだから。 ]
(328) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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あ、待って! コリン、スープ持ってないよ!?
[慌てて戸棚から出したコップを お茶をいれているクラリッサの傍に置いて。>>283
スープを入れたお皿をひとつ手に持てば 零さないように早足でコリンの後を追いかけて 厨房から廊下へと。]*
(329) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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−空に輝く昼月ふたつ・クリスマスと−
[読めないほど、たくさんの本を一人で借りるのは、いけないことだが。 手に持った本は、ほとんど読み終わっていたから。 多分、大丈夫だろうと。
他に読みたい人がいたら、すぐに返すとを約束して。>>298 クリスマスの手に、新しく本を手渡した。]
………エフが……か…
[二日酔いの、意味を訪ねるクリスマスに。>>299 なぜ、そんな言葉を教えたのかと…。
そうならないように、飲むことも、出来る癖に。 たまに、溺れるように飲む、彼の姿を思いだし。]
(330) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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………あぁ…。
[教えるべきか。どうするべき、だろうか。 純粋に、答えを待つクリスマスの。 視線に質量があったなら、今頃私に、容赦なく刺さっているだろう。]
………酒を…、飲み過ぎた時に、なる。 また、エフが二日酔いに、なっていたら…
飲み過ぎないようにと、言ってあげなさい。
[出来れば、グラス一杯の、冷たい水も。 付け加えた助言は、ぶつけた額に、忘れられてしまったらしい。>>212*]
(331) 2015/10/06(Tue) 21時半頃
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──厨房・クリスマスらと>>317──
[動きを止めたクリスマス>>317の異変には気付かない。 ただ、割とゆっくりなところもあると記憶していたから前髪の奥の瞳で一瞥はしたけれど。]
蜂蜜ばっか食べてお前は花にでもなるのかクリスマス。 ばーか。適量にしとけ。
[何やら探している様子にはそういえば蜂蜜が切れていたから買い出しに向かったことを思い出し、新品を目の前に揺らす。]
これ、先生との約束な。
[蜂蜜の入った小瓶をとりあえずクリスマスへと差し出したけれど、大声>>296と悲鳴>>325 咄嗟に軋んだ音を立てる椅子に視線を向けたけれど事無きを得たようで内心安心したのは束の間の事。
急いで駆けて行く姿>>329に肩を竦めながらも、ある種見慣れたものにため息をついたのだった。]*
(332) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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[きょうしつ、と呼ばれたその一室 せんせいらはそこを「大教室A」と呼ぶ。
そこには少女らの為にあてがわれた小さな机と椅子が五対。 机は怪我をしないように角がまあるく仕上げられており 小さな椅子は可愛らしい飾りが掘られている。
そこで行われる勉強というのは 外の世界に出たときに少しでも少女らが困らないように、と せんせいらが交代で行っている学びの空間。
もっとも、強制ではないので みんないる日もあれば空席が多い日もある。 もっとも授業なんて1、2時間程度しかないのだが。
少女の時間は無限じゃない。
少女の時間はとても短く儚いのだから。]
(333) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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― 厨房 ―
[ ぱたぱた。ぱたぱた。聞こえる、元気な足音。>>242 埃が立つから駄目よ、なんて言う隙もないまま、 ぎゅう、と抱き着いて来る金色を受け止めた。 ]
ただいま。 クリスマスも、大きくなったわね。
[ 腕の力が抜けたのを見計らって、体を反転させると ぎゅう、と真正面から抱き締めてあげる。 5年でわたしは大きくなったけど、彼女たちはもっと成長した。 その実感を腕で感じ、背後でゆらり。尻尾がまた揺れる。
離れる彼女の頭を優しく撫で、>>243 微笑ましくお手伝いをする二人を両目に収める。>>244 そとの綺麗な光景はいっぱいあったけれど、 がっこうでの日常は、わたしの胸を温かく埋めてくれる。 ]
(334) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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─大教室A・授業の風景─
[もし手が空いているせんせいが居たら その場に誘っていただろうか。 集まった子らが居れば顔を見渡してから話を始めた。]
今日はお金について勉強しましょう。 がっこうで生活している間は必要ないけれど 外の世界に出たらお金というものが必要になります。 お金というのはこういう、丸い円盤のようなものです。
[そういいながら隠しからコインを一枚取り出す。 銀色に光るソレを自分の指でつまんで見せてから 一人に1枚ずつ渡して告げる。]
(335) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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それは皆さんに差し上げます。 お金が何に必要か、それはここと同じような生活を 送る時に、必要になってきます。 食べて、暮らして、可愛い服や綺麗な髪飾りを 手にいれるにはお金がないといけない。 お金というのは誰かの為になるような仕事をしないと もらえない。
お金があればたくさんの物が買えます。 豊かな生活が出来るかもしれない。 でも、窮屈な生活になるかもしれません。 お金がないと、物は買えないし 食べる物も自分で調達しないといけない。 安定した生活はできないかもしれない。 でも、いろんなところに行けるかもしれません。 好きな時に好きな所に行って、好きなように振る舞える。
(336) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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どちらがいいのか。 すぐに答えは出なくてもいいけど 考えておくとよいと思います。 一年後には、皆さんここを出るのですからね。
では、今日の授業はおしまいです。 [授業と言って話をする声は淡々と。 質問があれば受け付けるだろうけど 終わったころには昼前になっていただろう。]
(337) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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[おおきな声>>296>>325が、立て続けに響く。
ひゃあ、って驚いて変な声を出してしまったけれど、 たぶんみんなには聞こえてない。 …… と、いいなぁ。]
あれ?コリン、なにももってない……。
[ご神木の傍にいつもいる ヴェスパタイン先生にスープを届けるって>>313 飛び出していってしまったけど。 コリンの手に、スープの皿はない。
食堂に準備してあるのかな、って思ったけど、 クリスマスがスープの入ったお皿を持って 追いかけていった>>329から、 忘れちゃったんだなって、わかったの。]
(338) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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──厨房・ユージーンらと>>321──
[恐らく結構前のことだ。 食事時の厨房は混み合うためある程度記憶に齟齬があっても許して欲しい。
再会を喜ぶ声>>315は微かに聞こえていた。 なるほど林檎泥棒の正体を耳にしつつ今度何かばれた時は濡れ衣を被せるのもありだと考えた。]
なんだ。席まで届ける手間が省けて助かるな。 まぁ今日はかわいい共犯者がいて助かったな。
[だが林檎泥棒のくせに林檎だけでは腹は満たされぬらしいから>>321 まあ生徒の前で格好もつかないだろうからからかうのはその辺りにして。 オズワルドが用意するならば任せ、ひらひらと返される手にへらりと緩ませた唇を向けた。
タイミング次第では彼の好物である果実のタタンがクラリッサとパトリシアの手によって生み出されることも耳にできたかもしれない。]
(339) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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──厨房・パトリシアと──
あぁ、“いつも通り”だ。
[相変わらず。皆。 それが1年後には失われるかもしれないほんの刹那の光景。 自分はそれを知っているけれども、口角を上げたまま笑みを象った。
林檎は恐らくパトリシアの手によって集められたのだろう。 熟れた果実は手に取らなくても分かるほどに立派な物だった。 流石は豊穣の精霊。
自分からすれば羨ましい限りだ。 それこそ光と呼ぶに相応しい能力ではないか。
進んで旅をしたわけではない。 剣を習い、戦地に赴いているというお転婆娘の噂はよく耳にした物だけども、まだ彼女の見せる子供らしい一面>>311があったからこそ、憎めないのだが。]
(340) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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はいはい。君に食べられるなら果実も大歓迎だろうよ。 皆に全部平らげられる前に召し上がってくれ。
[こうやって何気なく続く会話の端々にも歴然とした差を感じることには蓋をして、止まっていた手をひっくり返しては戯けてみせた。 林檎の命運はパトリシアが握っている。]
(341) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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あぁ……。 よく、似合っている。
[綺麗でしょうと、ふわりと笑むミッシェルに。>>328 こくりと、頷いて。
ただ… 死へと向かう、白の色。 それを、似合うと言ったのは不謹慎だったか。
傍に、オズワルドがいなくてよかったと思いながら。 暫くいるのなら、おそとであった楽しいことの話しを、聞かせて欲しいと頼み。 人気者の姉を、見送った。*]
(342) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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逃げたら泥棒だろ。優秀な畑番がついて、厄介だな?
[泥棒>>241の声に、わかりやすくビクリと肩を揺らして そろりと振り向く背中>>316に笑いかける。
パティシアのように「収穫」に対してチェックを入れるような獣はいままであまり居なかったものだから 自由に採るのが普通のことだった古株の彼にとっては、 今朝のようなやりとりはきっと「厄介」というよりは 「面白い」に近いのだろうと思っていたけれど。]
ミィが皆に会いたがってね。私は変わりない。 誰かさんに嵐で虐められてもいないし。
[くくっ、とたまらず喉を鳴らし、小さく背中を丸める。 それこそ とおいとおい昔の話だけれど 今やすっかり丸くなった彼に「思い出させてやる」位は 根に持ったって良いだろう。
自分も”それなり”に対抗したつもりだけれど ………あの雷は本当に、痛かった。]
(343) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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[そんな小さな仕返しも、もう何度目のことか。 きっと彼も慣れっこだろう。
旧友にするように、裏返した手の甲で腹を小突く。 ほんとうは胸元にするものだけれど 見上げる背丈に腕を伸ばすのは、些か癪だ。]
皆のぶん、あるぞ。まだ菜食は続けてるのか? 今朝のメニューは「食えるやつ」だぞ。
[食事をねだる彼>>321へ ブローリンが掻き回すスープ鍋を指差して たっぷりあるから「お前も手伝え」と、けしかけながら 食卓につくように促すだろう。]
(344) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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おはようミツボシ。 お歌は上手になったかい? おねえちゃんに聞かせてやるといい。
ミィは……あっちに居るよ。
[ぴょっこり現れたミツボシ>>323も、 ユージンと「同罪」だとは露知らず。
膝を折り、ミィを思い出して輝いたのだろう 真っ赤な瞳をのぞけば、 小さな幼子が歌詞すらあやふやで 歌っていた鼻歌が耳の奥で蘇る。
つやつやの髪を撫で、 ユージンと一緒に、人数ぶんのスプーンを運んで と頼みながら ミィの居るほうへと彼女の背中を促した。*]
(345) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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みてみてー、これ、モスキュートせんせいの力でつくったの! 中にねー、きれいな氷がたっくさんはいってるんだー
[食堂にいるみんなや“せんせい”に、 氷袋を差し出しながら成果を自慢しながら。 足は自然と厨房の方に向かっていました。
美味しいスープやパンが出てくるのを待つのはくるしいことではないけれど、 自分で作ったりよそったりした方が、 格段においしさが増すのをヒナコはよーく知っていました。 氷袋を持っている状態で何ができるかという話ですが、氷袋の自慢もできて―― こういうのを一つの石で二羽の鳥を仕留める話みたいだ、っていうんでしたっけ?]
(346) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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―厨房にこっそり戻ったときのこと―
[>>339オズワルド先生の声に続いて聞こえたのは、 ブローリン先生の声。
きょうはんしゃ。 たしか、一緒にわるいことをしたひとのこと?]
ば、ばれてる…………!
[オズワルド先生だけじゃなくて、 ブローリン先生にも知られてる。 どうしようって、ユージン先生の服の裾を、 ちょっと引っ張ってしまったわ。
でも、すぐに安心した。お咎めがないみたいだったから。
……こっそりりんごを食べちゃった悪い子だけど、 あとで、歌をおしえてくれるかなぁ*]
(347) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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……… ひゃっ!
[ひょこりと厨房を覗き込んだその時、 クリスマスが、コリンの大声で危うく椅子から落ちそうになっていました。>>325 戸棚につかまって難を逃れたようですが、 見ていてハラハラしました。 落ちていたらおでこが赤くなるどころじゃすまないですからね。
それから、コリンが顔を真っ赤にして、 厨房を飛び出すまでと。>>312>>313 クリスマスがスープのお皿を持って、 追いかけていくまでの一部始終を眺めて、>>329]
コリンったら、へんなのー……。
[ずるいって大声出すののどのへんがはずかしいんでしょう。 首を傾げます。なんだか手元が軽いです]
(348) 2015/10/06(Tue) 22時頃
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わ、っ ……わたしのこおりぶくろ……
[コリンとクリスマスに気を取られていてすっかり忘れていました。 じわっと涙が目尻に浮かびましたが、 自由になった両手で慌ててごしごしと拭います]
む、うぅ、 みんなおはよー。 ……?
[挨拶しながら厨房を見回して、 昨日はいなかった“せんせい”と“おねえちゃん”の姿を見つければ、 さっきまでの泣きたかった気持ちはどこへやら。 ぱあっと笑顔が花咲きました]
(349) 2015/10/06(Tue) 22時半頃
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[>>343ミィ……ミッシェルおねえちゃんが、 ここに来ているって聞いた時には、 わたしはとっても喜んだわ。 たぶん、満面の笑みを浮かべていたと思う。]
歌、いっぱい覚えたのよ。 おねえちゃんとせんせいに、 あとで聞かせてあげる!
[>>345おねえちゃんと先生が旅立ったあの日から、 覚えた歌はたくさんふえた。 上手に歌えるようにも、なったと思う。
あとでふたりにも聞いてほしいなって、 おもったけれど。 今はスープのいい香りに負けてしまいそう]
(350) 2015/10/06(Tue) 22時半頃
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−朝食後−
[少女たちのための食事を終えて、授業をすると言い残すエフ>>326を見送り。
特に、やることのない私は、ぐるりと。 学校の、敷地内を歩いて書庫へ戻る。
来年には、学校を離れる少女たち。 文字の読み書き以外に、特に教えられることのない私は。 この時期になると、やることがなく。
たまに。 少女たちに頼まれて、力を貸すか。 外や、本の話しをするかだ。]
――― 。 また、この時期が来たよ。
[空に浮かぶ、昼の月を見上げて。 呟いた言葉は、既に還った、少女へ宛てたもの。]
(351) 2015/10/06(Tue) 22時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/10/06(Tue) 22時半頃
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[一緒に行こうと。 無垢な手を差し出した少女がいた。
けれどその少女たちには。 私よりも。 もっと、たくさんの物を、人を、世界を。 見せたいと思う獣がいて。 その子でなければ嫌だと泣く獣がいて。
だから、私は…。 そっと、その獣へ向けて少女の背を押した。
…何度も、……何度も…。
だから、私は此処にいる。 来年の今頃も、きっと、そうしてあの子たちを見送るのだろう]
(352) 2015/10/06(Tue) 22時半頃
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[スプーンを運んでって言われれば、 まかせてって頷いて、スプーンを運んだわ。
お水も飲みたかったから、 スプーンを持っていった後に、 急いでコップを取りに戻ったの。
コリンとクリスマスの大きな声に驚いたのは、 そのときだった、かしら*]
(353) 2015/10/06(Tue) 22時半頃
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[飢えて死ぬ、ことへの不安や恐怖は、不思議とない。 元の顔と一緒に、どこかへ置いて、来てしまったのだろうか。
食堂で見た、オズワルドとミッシェルの二人に。 かつての自分と、彼女の面影を重ねる。]
6人の少女と、7頭の獣…か…
[いや、ヴェスはきっと、誰も選ばないだろう。 彼の望みは、きっと、ここにはないのだろうから…。*]
(354) 2015/10/06(Tue) 22時半頃
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[厨房の騒ぎに、 食堂から驚く声が聞こえてきた。>>338>>348 その一つがまさか、おねえちゃんみたいにしっかりしてる ミツボシの声だなんて思いもしないまま。
テーブルに置かれている残り少ない蜂蜜瓶も>>186 ブローリン先生が出してくれた新品の蜂蜜瓶も>>332 早く食べたくてたまらないけど、今はこっちが先。
神木に向かう途中で手ぶらなのに気づいたコリンが 戻ってくるところに追いつけば。>>313 並んで一緒にヴェスパタイン先生の所へ向かおうと。]
さっきは驚いちゃった。 そうだ、わたしはエフせんせいに治してもらったけど コリンは大丈夫? 痛くない?
[ちょっと前までお揃いだった額をじっと見て心配する。 先生に出してもらった冷たい革袋を見れば安心するけど 痛そうなら後でもう一度、エフ先生に頼んでみようか。]
(355) 2015/10/06(Tue) 22時半頃
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[ ブローリンせんせいが注いでくれるスープを受け取り、>>262 おねえさんを強調してお手伝いを促す姿に 昔と変わらないなぁ、なんて心の中で考える。
クラリッサやパトリシアせんせいには、>>276>>295 久しぶり、とふわりと微笑んでから、 腕が塞がって抱き締められないやと食堂に戻ろうとして。
きぃん、と耳に響く大声にまた、びっくり。>>296 大きくなったけど、やっぱり、面影はしっかり残ってる。 ]
相変わらず、元気いっぱいね。
[ 抱っこの代わりに、紅い額を見て腕を伸ばしたけれど、 顔を真っ赤にした彼女は逃げるように行ってしまった。>>312 一週間くらいはここにいる予定だから、 外のお話をするのも、高い高いも出来るとは思うけれど。 そうして、彼女を追い掛ける金色をそっと見送った。>>329 ]
(356) 2015/10/06(Tue) 22時半頃
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―厨房にこっそり戻ってきた教え子とのこと―
[半分くらいはカマだったのだけども、その様子>>347じゃあ正解だったらしい。]
わるい子だなぁ。
[ふっ、と緩める口元はそのままに。 ああでも昔にわるい子にはこわいこわいオバケが会いに来るよ、なんて言ったこともあったのだけども。
ちょっかいをかけるのは今はやめておこう。]
さて、腹も膨らめば授業も始まる、かな。 授業に出るのなら、寝ないように。また夜眠れなくなるぞ。
[その代わり今度歌を教える時は、掘り返してやろうと目論むのはここだけの話。]*
(357) 2015/10/06(Tue) 22時半頃
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え?良いのか? じゃあ遠慮なく
[進めた先の当人>>341がそう言うのであっさりと自分で林檎を齧り始めた 実はちょっと林檎が食べたかったのは秘密である]
(358) 2015/10/06(Tue) 22時半頃
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[厨房にまでしっかり響く、コリンとクリスの声。 お騒がせなのは小さなころからかわらない と、 悲鳴の後に「ドシーン」とか「ガチャーン」とか 変な音が続かないのなら、特に気に留めることもない。
それよりも… ]
どうしたヒナコ、そんな泣きそうな顔をして。
[お椀を持つようなかたちをしていた手の上に 「なに」があったかは見ておらず。 まさか氷嚢が乗っていたなんて思いもしないものだから 「こおりぶくろ」と言われても>>349ピンとこない。
ちょっと湿った目元が気になりはしたけれど ぱぁっと広がったほっぺたの華が見えれば 理由は聞かなくても良いだろうか。]
(359) 2015/10/06(Tue) 22時半頃
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今日のオヤツはとろとろの林檎のケーキだそうだが きちんとご飯を食べたら、な。
さあ、クラリッサがお茶を淹れてくれたら いただきますをしよう。
[ちょっとでも さっきのしょんぼり顔が遠くに飛んでいくようにと 小さな背中に手を添えて。*]
(360) 2015/10/06(Tue) 22時半頃
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[>>349ふと見ればヒナコが居たから、 おはようって言おうと思ったのだけれど。 その目に涙が浮かんでいることに気付いて、 わたしは驚いてしまった。
なにか、かなしいことがあったのかな。
わたしが食堂と厨房を行き来している間に、 自慢していたもの>>346をわたしは知らなくて。
泣かないで、って慰めに行こうと思ったけれど、 それよりも先に、ヒナコは笑顔になっていた。]
……あっ!ミッシェルおねえちゃん!
[>>356笑顔の理由は、すぐにわかった。 ヒナコの瞳には、 おねえちゃんと先生が映っていたから。]
(361) 2015/10/06(Tue) 22時半頃
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[もちろん、わたしも笑顔になった。 ミッシェルおねえちゃんをみつけたから。
おねえちゃんたちが、がっこうから旅立って暫くは、 寂しくて寂しくてたまらなかった。 そんなおねえちゃんが、いま、ここにいる。
うれしくて、 コップを食堂のテーブルに置いてくる事も忘れ、 おねえちゃんに駆け寄った。]
おねえちゃん、おねえちゃん!ひさしぶり!
[おねえちゃんは、わたしのことを覚えているかしら*]
(362) 2015/10/06(Tue) 23時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2015/10/06(Tue) 23時頃
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[ スープを運び終えたら、オズウェルの方から ミツボシをこちらに促す声が聞こえた。>>345
彼女もまた、満面な笑みを浮かべてくれたのが>>350 おねえちゃんとしても、ただのわたしとしても嬉しい。 でも、お腹が減っているのはみんな同じだから、 積もる話は食事中の時でも、その後でもいいだろう。
4歳だった時と比べて、どれだけ歌が成長したのか 聞かせて貰えるのが楽しみだなぁと目を細める。
その隣を見ればヒナコがとても悲しい目をしていて、 自然とそちらの方に足が向いて。>>349 ]
(363) 2015/10/06(Tue) 23時頃
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― 神木の元 ―
[まなびやの真ん中。 幹も葉も真っ白のこの木に、"少女"は実り。生まれる。 その根元で蹲る大きな白い獣の前へ>>1 持ってきたスープ皿をそっと置いた。]
ヴェスパタインせんせい。 朝食のスープだよ。 今日はね、生誕祭なんだって。 裾野の街が賑やかでしょう?
[かけた声に、返事が無くてもいつものこと。 時々お話はできるけど、とっても辛そうだから。 静かに繰り返される呼吸だけ確認すれば、 空いた手で隣のコリンの小さな手をぎゅうと握る。
白い獣が眠っているならそれを妨げないように、 コリンの手を引いて、そっとその場を離れよう。]*
(364) 2015/10/06(Tue) 23時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/10/06(Tue) 23時頃
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[ ぱぁ、とお花を咲かせて輝かせる彼女に一安心。 それに気付いた彼女もわたしのことに気付いて、>>362 嬉しそうに駆け寄ってくれたの。
もちろん、彼女のことを忘れたりなんかしていない。 妹たちも、オズウェル以外のせんせいも、 がっこうの中のことだって、全部たからものだから。 ]
ひさしぶり、ミツボシちゃん。 お歌、どれだけ覚えたのか、後で聞かせてくれるかしら?
[ 持っているコップを落としたり割らないよう気を付けて、 抱きしめて、頭を撫でてあげながらそう言った。
ミツボシの後にも、泣きそうだったヒナコを抱き締めて 悲しいことがあったことを忘れさせてあげよう。 ]
(365) 2015/10/06(Tue) 23時頃
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[ 食事を終えて、後片付けをして一段落付いた頃。
隣にいるオズウェルの袖をくいくい、って引っ張って 屈んでくれた彼の耳に大きくもない声で囁くの。 ]
あのね、今日はみんなと眠りたいの。 きっとおそとの話を聞きたがると思うから。
[ その代わり、夜を寂しくさせてしまうからと 首に回した手で彼の体をぎゅうっと抱き締める。 みんなからおねえちゃんと呼ばれていても、 やっぱりまだまだ彼に甘えていたいのは内緒だ。 緩んでる顔に、ちょっとやきもちを焼いていたのも。>>271
また来年、がっこうに来ても良いかしら、と 彼でも叶えられるか分からない願いを、口にした。* ]
(366) 2015/10/06(Tue) 23時頃
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―わたしが歌を好きになった日―
[おねえちゃんたちが旅立つよりも、 もっとむかしのこと。
その日、わたしは何故か眠れなかった。 いつもは平気な暗闇も、 廊下を照らすランプの火も、 すべてが、こわくなって。
毛布を被っても、ねむれない。 暗闇の中に放り込まれた気がして、 さらにこわくなるだけだった。]
…………… せんせぇ、
[眠っているみんなを起こす事もできなくて、 こっそり部屋を出て、先生をさがしたの。]
(367) 2015/10/06(Tue) 23時頃
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[零れてくる涙を拭いながら、廊下を行く。
時々廊下を照らしているランプは、 暗闇を照らすには心細くて、 わたしはぐすんと鼻をすすった。
そのとき見つけたのが、ブローリン先生。 先生の姿が見えたとたん、 わたしはわあって泣いて、先生に抱きついた。]
せんせい、せんせい。 くらいのが、こわいの。ねむれないの。
[そんなわたしを寝かしつけてくれたのは、 先生の、やさしい歌声*]
(368) 2015/10/06(Tue) 23時頃
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[ ごく稀に会話をするだけで 教えることも 世話をすることもせずに ただ ただ 動かずに 身を伏せ続ける己ですら
あの小さい命たちは「せんせい」と喚ぶ。
誰に教えられることもなく 「自分達」と「獣」と「にんげん」を理解し 「獣」が「せんせい」だと知っている。
それが当たり前だと思っていたけれど いまは。
「せんせい」になってやることが出来ないと 知っているから ふわりと香るスープの匂い>>364に
( 心の臓が、痛む。) ]
(369) 2015/10/06(Tue) 23時頃
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[ 彼女らが差し出してくれた食べ物が 減ったことは いままでに一度だって無い。
それなのに、呆れることも諦めることもなく 向けられる純粋な笑顔は 己を苛み続けた。
ゆらり、白い獣毛に覆われた瞼がひらいて 昏い灰色の瞳孔が 2人の少女を見上げる。
悲しみよりももっと深い、海の底の灰色は まぶしすぎる命のかたまりに微かに震え
何も云わずに ゆっくりと 光を閉じた。*]
(370) 2015/10/06(Tue) 23時頃
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うん、うん! せんせいに、たくさん教えてもらったの。 お歌の練習も、きちんとしているのよ。
[>>365抱きしめてくれたおねえちゃんを、 わたしもぎゅって抱きしめ返す。 そこで、手の中にコップがあることに気付いて、 落とさないように、慎重になってしまったけど。]
あとで、ミッシェルおねえちゃんと、 オズワルドせんせいに、きかせてあげる!
[何の歌を歌おうか。考えておかなくちゃ。
ヒナコの所へ向かったおねえちゃんの髪を見て、 わたしは、あれれと首を傾げた。 おねえちゃんの髪の毛、あんなに白かったっけ?*]
(371) 2015/10/06(Tue) 23時頃
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― 厨房で、オズワルドに会って ―
…いつもは俺が皆の分まで食い荒らしちまうから。 これでも、パティシアには感謝してるんだよ。
[>>34林檎を食べるのを我慢できない自分を恥じるように、3帽子の隙間から、頭をぽりぽり。 昔よりは大分、盗む頻度も減ったけど 放っておくとどんどん食べてしまうのも確か。
堂々と食べられなくとも… 追いかけられたり、こっそり食べたり。 いつもとは違う出来事が多くて、 今回のがっこうは、いつも以上に、愉しいと思える場所だった。]
ミッシェルもまだ元気か。それはよかった。
[もしかしたら、もう…とも思っていたから。 寿命はもうすぐなのだろうと予想はついたけど ミッシェルも居ると聞いて、ほっとしたような顔をみせた。]
(372) 2015/10/06(Tue) 23時半頃
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[が。その後に言われたことにちょっとたじろいで、もにょもにょと]
…ぐ。 だって、風使えるなら…嵐ぐらい、大丈夫だと思って。
[嘘だ。 昔は…今以上に、臆病で。 それを隠すために、獣相手にはわざと力を誇示するように。 何かあると、すぐ、力比べを持ちかけたっけ。]
あー!もう! それ以上言うと、また雷落とすぞ!
[言い返しはするものの、昔の振る舞いを思い出すと、胸がちくりと痛む。
過去、四足の姿に変化して、 オズワルドの力に負けないよう放った雷。 彼の風もなかなか痛かったけど。 自分のことより、自分が当てた雷の当たり所が悪くなくて良かったという思いからか、 彼を見かければ、「元気か?」と聞くのは、もはや習慣のようなものだった。]
(373) 2015/10/06(Tue) 23時半頃
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[腹を突かれれば、彼を見下ろして。 オズワルドが指さすスープに目を向け。]
…お。食えるものか!そりゃあ嬉しいなあ。
[>>344「食えるやつ」と聞いて、嬉しそうに笑う。 必要以上に、かつでいきものだったもの、 を食べないのは、今も変わらない。
他人が食べるのは別にいいのだけれど。 己が口にするのは…気分が悪くなってしまうような。 そんな体質になってしまったのは…必要以上に力を見せなくなった、その日から。]
俺は、野菜も好きだが「果物」が一番好きだよ。 これまでも、これからもね
[採食はやめてないという意で、微笑んで。 別に、手伝うのが嫌でいなかったわけではないから 促されれば、素直に手伝い 自分や、皆の分のスープやスプーンを運んで、食堂のテーブルへと向かおうと。]*
(374) 2015/10/06(Tue) 23時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/06(Tue) 23時半頃
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……わたし、ちーっとも、ないてなんかないですよー。
[ごしごし拭った目の端が、 ほんのちょっと赤いのは隠しようもないまま。>>359
ヒナコの前から消え去った氷袋の重みを思い出せば、 また眉がへにゃりと下がりそうになったけれど、 “せんせい”と“おねえちゃん”にまた会えたことの方が、 ずーっと嬉しかったから、ぶんぶんと手を振りました]
オズワルドせんせい、ひさしぶりですねー! えぇっと、……ご、ねんぶり、であってる?
[さいごにこの“せんせい”と触れ合ったのは確か、 5回前の10番目の月以来ですが、 それを短く言うやり方はもう教わっていましたから、 頭の中から引っ張り出して再会を喜ぶ言葉にします]
(375) 2015/10/06(Tue) 23時半頃
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[オズワルドとの会話を楽しんだ後、 自分の分と、ミツボシの分と。 もし他にも必要なら、その人の分も、 スープをすくって、お皿に入れて。
持っていく途中か、その前か。 厨房にいた獣に気づき、声をかけた。]
おお、ブローリン。御疲れさん。
[>>339何かあったら自分のせいにしようなんてブローリンの心中など知らず。 林檎だけではなくスープも飲もうと、 食い意地の張った林檎泥棒はへらりと笑った]
(376) 2015/10/06(Tue) 23時半頃
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[見れば“おねえちゃん”――ミッシェルにはミツボシが駆け寄りに行ってます。>>362 先を越されてしまいましたね。
おやつの話を聞かされれば、 またもお腹が可愛い音を立てました。>>360 そういえば台の上にリンゴがででんと載っていました。あれを使うのでしょう。>>276]
オズワルドせんせいやミッシェルおねえちゃんもいっしょなのー? わたしはいっしょがいいなー。おそとのおはなししてっ!
[期待に満ちたまなざしを向けます。 なんだか背中の方から、 さっきまでのしょんぼりが飛んでいくような気分!
でもまずは朝のいただきますの挨拶をしないと、ですね]
(377) 2015/10/06(Tue) 23時半頃
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[ミッシェルに抱きしめられれば、>>365 むかしにくらべて大きくなった“おねえちゃん”の背にぎゅっと手を回して、 ほっぺをぴったりくっつけて、甘えるようなそぶりを見せます]
あのねー、わたし、字もたくさんよめるしかけるし、 おっきな書庫の本だってたっくさん読んでるんだー。
[本に書いてある文字の読み方がわからないと、 ヒナコがたすけを求める相手は、 “せんせい”だけに限りませんでした。 今ならあの頃のミッシェルみたいに、 すらすら本を読めるというのは、嬉しいような、ちょっぴり切ないような]
(378) 2015/10/06(Tue) 23時半頃
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[>>347下に引っ張られる力を感じて そっちを見れば、不安そうに見上げるミツボシの顔。
ちょっと屈んで、小さい声で]
(だいじょうぶ。ブローリンせんせは、優しいから)
[と。囁けば >>357悪い子と言うブローリンにはわざとらしく首を傾げた。]
共犯者?さて、なんのことかなあ。 俺は林檎、自分の分、一個しかとってないけどなあ。
[ブローリンには全部御見通しだろうというのもわかっていたから。今度、一番おいしい林檎を盗ってきて、泥棒したくなる気持ちごと、彼にプレゼントしてあげようか。と。]
(379) 2015/10/06(Tue) 23時半頃
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[>>262厨房から聞こえる声に促されて]
むう、それくらいわかってるの。 ブローリンせんせい、アヤワスカたちはもう9才なの、ごはんをこぼして食べたりしないの。
[わざと教えるように告げたとしは、昨日よりもひとつ多い。もうお行儀わるくこぼして食べるようなとしじゃないとおねえさんぶりながら丁寧にスプーンを並べた]
[けれど、すぐあとの食事中、口の横についたパンくずを、ブローリンせんせいにとってもらうことになったのだから、やっぱりおねえさんの道はとおいみたい*]
(380) 2015/10/06(Tue) 23時半頃
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「今度は」ブローリンが共犯者になってくれよ パティシアから逃げるの、大変だけど、結構楽しいぜ?
[共犯者の誘いを持ち掛け。]
その気になったら、いつでも。
[と、笑えば。 スープとスプーンを持って、食堂へと向かっただろう。]
(381) 2015/10/07(Wed) 00時頃
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おはようなのクラリッサ。 うん、もうご飯になるのー。
[>>276声に釣られて振り返る。最近料理を披露してくれることの多いクラリッサがなかなか食堂にこないのでめずらしいと思ったけど、告げられた言葉と林檎を並べていく姿に畑に行ってたのだと納得して。
一週間前に見にいったときに自分の背の高さで見えたのはまだ色が薄い林檎で、まだしばらく先かと思ったけど。ここに鮮やかな色で台に転がっている。パティせんせいとクラリッサはおいしそうなのを見つけるのがじょうずなの]
(382) 2015/10/07(Wed) 00時頃
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[ その夜、わたしは妹たちにたくさんのお話をした。 夜でも沈まないお日様や、星が落ちる湖だとか。 そんながっこうでは見られない光景や、 体験してきた楽しい世界の話を、たくさん。
途中から白くなった髪を不思議がられたら、 寝る前で解いた毛先を指に巻き付けながら ]
みんな、成長して体が大きくなったでしょう? わたしの髪が変わったのもそれと同じことよ。
おとなになるって、そういうことなの。
[ 寿命が近付いてるだなんて言わずに、そう答えたの。 せんせいたちだって、きっとそう言うから。>>285>>342
彼女たちがおとなに近付く姿は、見られないだろうと 少しだけ寂しく思うけど、それは顔には出さずに。
楽しそうな声はしばらく部屋に響いて、やがて夜に融けた。** ]
(383) 2015/10/07(Wed) 00時頃
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[果物泥棒が公になることもなく、楽しそうにしているミツボシをみて、ほっと一息。
>>276そのまま、厨房を出る間際、 視界に入った台の上には美味しそうな林檎がいくつか。 鼻を過ぎる、新鮮な林檎の香り。 食べたかったけど、料理に使うようす。 パティシアがいるのを見れば、 見つからないように、そうっと後にして。 厨房に着けば、丁度エフが授業をしにいくそうで]
授業か。んー、ちょっと惜しいことしたなあ。
[>>335自分も暇なら、 外で売っているものや、色んな国に住む人たちの事とか。 自分が見てきたことを、教えてあげるところなのだが。
生憎と、まだスープをもらったばかり。 残念だけれど、諦めた。]
(384) 2015/10/07(Wed) 00時頃
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―廊下―
[慌てて飛び出し、大教室前の廊下を抜け神木を目指すも。 途中で手ぶらなことに気付けば、はたと足を止める。 …そう言えば、誰かの引き留める声がした、ような。
ミツボシやヒナコを驚かせたり…>>338>>348 まだ厨房には人が多いだろうから、 すぐ取りに戻るのも、少し恥ずかしい気がして。
ぐるぐるとその場で円を描くこと数周。 意を決して戻ろうとしたところに、 スープを手にしたクリスマスがやってきた。>>355]
(385) 2015/10/07(Wed) 00時頃
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えへへ…ごめんごめん。 驚かせるつもりじゃ、なかったんだけど。
だってクリスのおでこ、腫れてたじゃない? それが綺麗さっぱり治ってるんだもの、
…エフせんせいに頼んだって、すぐわかっちゃった。
[顔の前で手を合わせて謝罪しつつ、 最後は少し、悪戯っぽく笑んで囁きながら。]
(386) 2015/10/07(Wed) 00時頃
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痛くない…って言ったら、嘘になるかなー。 この氷袋が消えても腫れたままなら、 いつもみたいにお願い、しちゃうことにする!
[生来のドジっ子気質であるクリスマスと、 積極的に危険に飛び込んでゆくあたしと。 恐らくこの二人が、一番エフの世話になっていると思う。
時折、彼の力を借りることを躊躇う彼女と違って、 心の機微に気付けないあたしは、殆ど遠慮しなかったけど。]
(387) 2015/10/07(Wed) 00時頃
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クリス、あのね。 スープと…それから心配してくれて、ありがと。
[こちらを気遣ってくれる少女へ向ける瞳に、 知らずのうちに宿るのは、ほのかな羨望の色。
明るい金髪、空をぎゅっと閉じ込めた瞳。 透き通るような白い肌に、素直な心。
どんくさくても、構わない。 …こんな風に、優しくなれたらいいのに。]*
(388) 2015/10/07(Wed) 00時頃
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―神木―
[そのまま二人、連れ立って、 中庭へ至る扉を開ければ。 今は実をつけていない神木の根元に、 いつものように、彼はいた。
運んでも、食べてくれないのは常のこと。>>370
ヴェスパタインのような“せんせい”の食事は、 他ならぬあたし達だって知っているから、 気を悪くすることは、全くないのだけれど。
…香りや温もりだけでも、楽しんでくれたらいいなって。]
(389) 2015/10/07(Wed) 00時頃
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[いつものように優しく声をかけるクリスマスが、 ぎゅうと手を握ってくれたから。>>364 同じだけの強さで、握り返して。
視線を上げてくれたヴェスパタインに またね、と手を振ってその場を後にした。]
あたし達も、食事行こ。 …早くしないと、蜂蜜がなくなっちゃう!
[今朝、起き抜けの彼女に伝えた言葉を思い出して。 握ったままの手を引いて、来た道を戻ろう。
あなたが転ばないよう手を繋いでいた、 幼いあの頃を思い出しながら。]*
(390) 2015/10/07(Wed) 00時頃
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──あるよるのおはなし──
[今より彼女らの“おねえさん”がいて、少女らが幼かった頃。 すっかり寝静まった夜半は自分の呼吸音すらも大きく聞こえた。
ゆらゆらと揺れるランプの灯りは頼りない。 窓を叩く風に吹き消されてしまいそうにも思えた。]
雨でも降るかな。
[少し曇りつつある空に散らばる星の数は多くはない。 水遣りの手間は省けるかもしれない、なんて思っていた矢先に、少しくぐもった声>>368が聞こえたような気がして、]
(391) 2015/10/07(Wed) 00時頃
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──────、
[廊下の先に響く声。 加わる重みと少し冷えた小さな体。 瞬きさえ忘れて口を開けた。]
くらいのがこわい? あぁ、確かに……それはこわい。
[微かに落とした声で口遊む。 小さな体を抱えあげれば背中を撫でてなぞるように。]
Twinkle, twinkle, little star.
[親指と人さし指で小さく指揮をとって続ける。]
How I wonder what you are.
[満天の空には敵わないけれど指先が溢れる光が星屑のように小窓を照らす。]
(392) 2015/10/07(Wed) 00時半頃
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………Up above the world so high, Like a diamond in the sky.
[たしかにひとりは、ひとりは、きっと、こわいけれど。 窓に映るのは、ひとりではない。
薄明かりの中に照らされたまなびやの景色と自分達の姿。]*
(393) 2015/10/07(Wed) 00時半頃
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―それから―
[朝ごはんには、パンとスープ。 食欲をそそる匂いに、えへへとわらう。
そういえば、 クラリッサがりんごでお菓子を作るって、 そんな話をしていたっけ。
果物はユージン先生にあげるって言ったけど、 お菓子なら話はベツ。 ……でも、さっきのりんごみたいに、 半分こなら、してもいいかな。]
ええっ、もうそんな時間?
[エフ先生が授業をする>>335って聞いたから、 わたしは慌ててパンとスープを口に詰め込んだ。]
(394) 2015/10/07(Wed) 00時半頃
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[それよりも前に、ブローリン先生>>357も、 授業が始まるって言っていたのに。 わるいこって言われたわたしは、 とても慌てていたから、聞き逃してしまっていた。
でも、ユージン先生との、ヒミツだから。 叱られたって、内緒にしなくちゃ。
とはいえ、叱られるとは思っていないのだけれど。 だって、ユージン先生>>379が、 だいじょうぶって言ってくれたんだもの。]
ごちそうさまでしたっ!
[りんごを食べていた事もあって、 普段よりも、食べる量がすくなかったから。 いつもよりも早く、食べ終えた。]
(395) 2015/10/07(Wed) 00時半頃
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…いや。天気もいいし、外で食べてくるか。
[皆で食べる食事も好きだけれど 今日のようにいい天気の日は、外で食べるのも捨てがたい。
屋根の上で、日向ぼっこをしながらご飯をたべて そのまま寝てしまえたら、最高だ。
そうして、スープを持って、外に出て。 風を使って屋根に上ろうとしただろう。 もし誰かに引き留められれば 一緒に上行く?なんて、上を指さして笑ったりして]**
(396) 2015/10/07(Wed) 00時半頃
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たると・たたん?! わあ、クラリッサがつくってくれるの?楽しみなのー!
[クラリッサが作ってくれるという料理に歓声をあげて喜ぶ。 前に食べたのはいつのきかいだったか忘れてしまったけど、その名前は黄金色をしたあまーいりんごのケーキだったと記憶を引っ張り出して。りんごもあまいお菓子も大好きなの]
[せんせいのちかくにいたせいか、おなかの音が鳴ったのはよくわかったので、正直に言葉にしてしまうの]
せんせい、おなか鳴ってるのー?もう机のほう行こうなの。 おなかがすいたままだと倒れちゃうからすわるの。 朝はやくからおしごとしたから、もうやすんでもおこるひとはいないのー
[おなかすいたままだと倒れちゃう。それは、神木の根本にずっといる、やせ細ったせんせいを思い出して。 お茶はクラリッサにまかせていいと言っているし、と手をひいて厨房から連れ出したの*]
(397) 2015/10/07(Wed) 00時半頃
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[授業は好きだ。 知らないことをたくさん教えてくれるから。
がっこうの外の話は、何でも楽しい。 おねえちゃんが旅立っていったせかいのことを、 知ることができるから。
でも、いちばん好きなのは、 能力のつかいかたの、練習をすること。 しっぱいすることもあるけれど、 成功したときは、とってもうれしいの。]
(398) 2015/10/07(Wed) 00時半頃
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[減らないお皿の中身。>>370 誰に教えられるでもなく神木の元に蹲る白い獣を "先生"と呼び、笑いかけ、食事を運ぶ。
それが、"少女"にとっては当たり前。
ちょっとだけ見えた昏い灰色は、 夜にとける曇り空みたいだった。]
(399) 2015/10/07(Wed) 00時半頃
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[“わたしたち”はみんな命の終わりに向かっているということを、 誰に教わるでもなくヒナコは知っています。
できることが、読める本が増えていくってことは、 それだけ終わりに近付いていることでもあるのです。
命の終わりについて考える時、 ヒナコの胸はキュンと締め付けられるのです。 それは嬉しいとも、嬉しいの反対の悲しいとも違ってて、 長いこと名付けようがなかったのですが。 夜に月が3つ浮かぶ頃、読んでいた本の中から、 ようやく似合いの言葉を見つけ出したのです。 それが「切ない」でした。
ミッシェルは「切ない」について、 ヒナコよりたくさん知っているのでしょうか。 またまた知りたいことの増えていくヒナコです]
(400) 2015/10/07(Wed) 00時半頃
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―食堂を出る前―
[>>395ミツボシが急ぐ羽目になってしまったのは自分のせいだけど。食べる速さは、量もあって、すぐすんだようで。]
お粗末様でした。っと。 …今度、街に行ったら、美味しいドライフルーツのクッキー、仕入れてきてやるよ。
[と、ドライフルーツが好きと言ったミツボシにそう約束をすれば。授業へ急ぐ彼女に手を振り見送った。]*
(401) 2015/10/07(Wed) 00時半頃
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[能力、といえば。 さっき、ユージン先生は、雷>>373って言っていた。
先生が風の能力をもっていることは、 みんな知っているとおもう。 わたしも、そう思っていた。
でも、さっきの、あの言葉。 先生は雷の能力もあるのかしら。 雷の実がすきって言っていたから、そうなのかな?
本当は、雷の話も聞きたかったけど。 いま聞いたら、授業が始まってしまう。 だから、後で聞こうって考えた。]
(402) 2015/10/07(Wed) 00時半頃
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ユージンせんせい、またあとでね! おべんきょう、いってきます!
[お皿を片付けようとして、立ち上がって。 ユージン先生に手を振ったら、 うれしいことを、言ってくれた。]
やった!とってもたのしみだわ。 そのときは、せんせいと半分こね。
[>>401ドライフルーツのクッキー! ばんざいをしようと思ってやめたのは、 手にお皿とコップを持っていたから。
でも、わたしの表情はとても笑顔だったから、 その喜びようは、わかってくれたとおもう。]
(403) 2015/10/07(Wed) 00時半頃
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[そうして、先生に手を振って食堂を出て行く訳だけど、 途中、厨房や食堂に居るみんなに、 授業がはじまるよって、声をかけておいた。 廊下で誰かとすれ違うことがあれば、その子たちにも。
参加は自由らしいけれど、いちおう、ね。 気付いていない子も、居るかもしれないから。]
………… おなかいっぱい。
[教室へ向かう途中、 わたしはパンパンのおなかをさすった*]
(404) 2015/10/07(Wed) 01時頃
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[ヴェスパタイン先生へコリンと一緒に手を振る。>>390 歩いているうちに握った手を引かれているのは わたしの方になっているのも、いつものこと。
歩く速度はゆっくりゆっくり。 だけど蜂蜜がなくなってしまうと聞けば一大事だ。]
(405) 2015/10/07(Wed) 01時頃
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ええっわたしちゃんと起きたのに。 急がなきゃ……そうだ、競争しよ!
[手を繋いだまま、コリンを追い越して走り出す。 どんくさいわたしの足じゃ すぐに追い越されちゃうだろうけど。
お転婆で高い所が好きで、いつも明るく元気なコリン。 コリンがいるところは笑顔がいっぱい。 一緒にいるととっても楽しい、わたしの大好きな時間。
笑いながら手を引っぱって、引っぱられて 幼かった頃のように転ばない代わりに 並んで走って食堂へ駆けていこう。]*
(406) 2015/10/07(Wed) 01時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2015/10/07(Wed) 01時頃
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― →教室Aへ―
Twinkle, twinkle, little star♪
[急いでいるわたしが口ずさむのは、 いちばん大好きなあの歌。
おねえちゃんに聞いてもらうなら、 やっぱり、この歌が良い。 だから、その練習。
おほしさまの歌。 ミツボシ、って名前が、 お星さまのことだよって教えてくれたのも、 ブローリン先生だったっけ?]
(407) 2015/10/07(Wed) 01時頃
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[あの日の夜の、先生の指先から溢れた、 星屑のような光>>392
わたしを抱き上げてくれた先生の温かさと、 小窓を照らす星屑に、安心して。 全てが怖いとおもっていたのが、 まるで嘘だったかのように。 わたしは、先生の腕の中でぐっすり眠った。
あのキラキラを、また見せてって。 ブローリン先生にお願いするようになったのは、 きっと、だれもが知っている。]
ふふふっ。
[でも、あの日の夜の事は、 わたしとブローリン先生しか知らない。 ここにもヒミツがあった、って、小さく笑った**]
(408) 2015/10/07(Wed) 01時頃
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― ユージンと、厨房で ―
私達にとって普通の食事は、唯の娯楽だというのに それであの子達の分の林檎がなくなるようじゃあ ……まったく、どっちが子供だかわかりゃしない。
[おおきな図体ばりに食いしん坊>>372の柔和な男と、 今朝の様子を見る限り対等にやりあっているだろう幼狼に 自然と笑みが浮かび。 ”子供”と揶揄し比較した先は、少女かそれとも幼狼か。
彼のほう、と息つくような安堵に混じって ミィの名前が聞こえれば 彼が浮かべた不安うらはら、 己のこころの中には温かいものが流れるけれど
( まだ )
その2文字が、胃袋の内側を引っ掻いていった。]
(409) 2015/10/07(Wed) 01時頃
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[暖かいパンを両手で持ち、ぱくりとかみつく。 じわーっとパンの味がしみて、もぐもぐと口を動かせばクルミのカリッとした香ばしさと、山ブドウの甘さと酸味がぜつみょうに合わさる。
朝は弱くて最初からいられないから、料理の覚えるはやさはクラリッサにまけてしまっているけど、じぶんもお手伝いだけじゃなくて、ひとりで料理をつくれるようになりたいな。 こんなふうにまいにちおいしいをとどけてくれるせんせいたちみたいに、アヤワスカもなりたいの。
じぶんも参加したスープをすくって飲みながら、周りを見渡せば、エフせんせいもスープだけだけど食事をとってくれていたのを見つけることができた。少しは元気になってくれるかな。
食べ終わったあと、オズワルドせんせいがごはんの感想を教えてくれたのを、にへへっとブローリンせんせいと顔を見合わせて笑ったの*]
(410) 2015/10/07(Wed) 01時頃
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ぉーぉーーー、 ……やるか? 雷が落ちる前に、雷雲ごと散らしてやろう。
[ししし、と 押し殺した笑い声は隠さずに。 神木があり、少女たちが住むこの場所では 絶対に やるはずがないと分かっているからこそけしかける。
彼>>373がばつがわるそうにするたびに、 満足気に顎鬚をちょいと引っ張って にんまり。
彼が本当に殺意を持って己と対峙していたのなら 命か、少なくとも四肢のどれかは 砂のように風化していただろうけれど 瞳の奥にあったのは「ちがうもの」だったから。
ただ、全身が痺れて 翼のまんま樹の上に落ちた時は ”一番強いちから”を使わずにいたことを ほんの僅かに後悔したり……したかもしれない。]
(411) 2015/10/07(Wed) 01時頃
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[今となっては笑いと弄りのネタにしかならないが 彼が「変わった」>>374のだと教えてくれたときは どうしたもんだと心配をしたりもした。
それもまあ、永い時のうち 美味そうに果実を頬張る姿ばかりを見ていれば 薄れてゆくというもので。
獣同士が偶然「外」で出会うことはひどく稀だけれど 歳を取らない船渡しは、大概同じ場所に居るものだから 独りで空を飛ぶ間に幾度か訪ねるたび
彼は変わらず船に果物を積んだまま 「元気か?」と己を迎えてくれるのだった。*]
(412) 2015/10/07(Wed) 01時頃
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― 厨房 ヒナコと ―
そうだそうだ。泣いてない。 ヒナコは簡単に泣くほど、子供じゃないものなあ。
[ぶんぶんと振られた手>>375のねもとで まだちょっと赤い目元をそっと 風で撫でてやる。
言いよどみながらも「5年ぶり」と数える幼子は 絵本を読んでとせがんでいた彼女の面影色濃く 増えたことばが、読み終わった本の量を想起させる。]
そう。5年ぶりだ。 読み終わった本はどのくらいになったかな。 積み上げたらヒナコを超えそうか?
[まるで身長を測るように、平らにした手のひらで 彼女の頭の上からずずずっと上へ滑らせた。]
(413) 2015/10/07(Wed) 01時頃
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[彼女>>377がねだった「おそとのおはなし」は パンとスープといっしょに、みんなで と言葉を添えて 紐解くのは食卓についてから。
裾野の街が「おまつり」でどれだけ賑わっているか 夜の中で屋台のランプがどれだけ輝いていたか 美味しそうなお菓子の屋台はどのくらいありそうか。
そんな、とても身近で けれど、彼女たちからは遠い「おそとのおはなし」は
美味しいごはんのおともになっただろうか。*]
(414) 2015/10/07(Wed) 01時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/07(Wed) 01時頃
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― 食堂 ―
[わたしはときどき、大事なことがすっぽ抜ける。 たとえば、モスキュート先生に言われていた>>331 ふつかよいのエフ先生へかける言葉とか、冷たい水とか。
だから今も食堂に駆けこんで、 コリンの手を放してしまってから、気づいたんだ。
コリンの額に"おまじない"してあげればよかったなって。 わたしにはエフ先生みたいな力なんてないけど おなじないをしてもらった後はいつだって嬉しくて 痛みがやわらぐ気がするから。
ついさっき。 ありがと、と言われたくすぐったさを思い出す。>>388
魔法の呪文。 どんくさいわたしにも、できないかな。なんて。]
(415) 2015/10/07(Wed) 01時半頃
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[考えた気もするけれど。 呪文のことは、ぐぅと鳴ったお腹の虫に すっぽりと頭から抜けてしまった。]
え、授業はじまるの? もうそんな時間なんだ。急いで食べなきゃ。
ミツボシ、ありがとう!
[先に食べ終わったミツボシに教えてもらい。>>404
慌ててスープをお皿に盛って 空いている席に座ればテーブルの籠に手を伸ばし ちょっと冷めたパンに蜂蜜をたっぷりつけて齧りつく。 今日もとろけるような蜂蜜の味に ふにゃりと幸せな笑顔になりながら。 スープとパンを口いっぱいに詰め込んだ。]**
(416) 2015/10/07(Wed) 01時半頃
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[昔から変わらぬ手法>>356 ミッシェルには見覚えのあるものだったかもしれない。
ただまぁしかし。]
……………。美味しそうだな。
[口では言うものの>>341硬い音を立てて齧られる咀嚼音>>358はあまり周囲にも見受けられないような間抜け面をしていただろうが。]*
(417) 2015/10/07(Wed) 01時半頃
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[ただ気心の知れたと思っている人物からの労りの言葉>>376にはいつも通りへらへらとした笑みだ。 囁き声>>379は聞こえないけれど、]
なるほどな。君らしい返答だ。
[生徒を庇うなんてと思いつつも肩を竦めるのは常のことだけれど。 “優しい”自分はこう返そうか>>381]
次は誘ってくれよ。
[なんて。]*
(418) 2015/10/07(Wed) 01時半頃
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[食事中、生誕祭だから昨日より一つ大きな数字を口にしたアヤワスカ>>380の近くに腰をかけたのだが。]
そうだな。なら昼にはおねえさんになってることを楽しみにしておくか。
[見慣れた光景がくり返されたもので。 パン屑を取りながら鼻を鳴らす。 自身が手を出さなくても変わる姿は確かに尊いもので、それでいて限られた後少しの猶予を思い出せば、名残惜しげに手を離した。
それも二人してオズワルドから感想を聞く頃>>410には、はにかむもののようになって、]
やったな。作戦大成功だ。そのうち一人でも作れるさ。
[スープだけでも口にしてくれた者もいた。 だから手伝いに来てくれた教え子の頭を不躾に撫で付けたのだった。]*
(419) 2015/10/07(Wed) 01時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/10/07(Wed) 08時頃
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─物見小屋─ [タルトタタンを作ると言っていた子がいたか 本を読みに行くと言っていた子がいたか
風に当たりがてら、物見小屋から外の世界を見るのが男の日常だったりする。自分が今まで住んでいたところとは対極にあるようなその世界。少女は外の世界でどういう風に生きていくのか、そんなことを考えながらそこからの風景を眺める。]
[鳥の鳴き声が近くで聞こえる。 空にはひとつと半分の月。 秋もだいぶ深まったようで、広葉樹は紅く色づいて。]
こんな景色を見たら、コリンはまた飛びたい!と ユージンにしがみつきそうだな。
[とひとりその時のことを思い出して笑っていたら 近くの鳥の鳴き声が変わらず鳴き続けるもんだから とうとう当たりを見渡して、 見つけたのは翼が変な風に曲がって身体をばたつかせている山雀。]
……おやおや。 [さて、少し離れたところにいるその怪我人をどうしようか**]
(420) 2015/10/07(Wed) 08時半頃
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[エフが顰めっ面をしながら 少女ふたりの悲鳴に耐えている頃>>326 自分は厨房に居た>>359ものだから その姿を見ることはなかったけれど
些か張った「教師」らしい声>>326を、 ミィと、他の少女達と、食事をしながら思い出す。
( 座学なぞ、自分は開いたことがあったかなあ。)
生きることを教えるのか 獣のちからの使い方を教えるのか それは全部、獣次第。
自分の授業といえば…… 庭掃除も兼ねて風で落ち葉を集めよう、とか 空の雲のかたちを変えてみよう、とか そんなものばかりだった気がする。]
(421) 2015/10/07(Wed) 10時半頃
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[飲んだくれの癖に、授業はひどく真面目だと エフに関してはやはり失礼極まりない感想ばかり抱きつつ 食事を終えた幼子たちを「いってこい」と見送って。
洗い物はやっておくよ、と周囲に言ったのは 少女含めた彼等に残された1年という時間のためか ミィと静かに話す時間が欲しいと思ったからか。
さらりと揺れる髪は、あの頃と変わらず光を散らしながら 私の隣で皿を洗っているのに 瞳の位置は随分と高くなって、髪の色も変わって――。]
ミィも、おとなになりましたね。
[あの子達が”おねえさん”になったのなら、貴女は。
こみ上げる何かを押し戻すように 少し屈んで 皿の泡を落とす彼女の前髪に、鼻先を埋めた。]
(422) 2015/10/07(Wed) 10時半頃
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[皿を戸棚にしまい終えて、いつものように引かれる袖。 なんですか?と言葉で問うかわりに、 屈んで高さを合わせる目線。]
良いんじゃないか。 此処なら夜でも危なくないし、私も安心だ。
[首に巻き付く細い腕を、それごと包むように受け取って。 寝顔が眺められないのをほんの少し勿体無く思うのは 彼女が秘めた「ないしょ」>>366よりも もっと念入りに隠しておこう。]
あの子達がここにいるのも来年までだから… そうだな、また来年も。
[すぐ横にある頬に触れるだけのキスをして 交わした言葉は 約束というよりも、願いそのもの。]
(423) 2015/10/07(Wed) 10時半頃
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夜はあの子達にミィをとられてしまうなら それまでは私と居てくれるかな。
[そんな冗談めかした物言いは、 ツキリと痛んだ胸の内を誤魔化すように。 腕の中から彼女を解放して 膝を折って見上げる。
「盟約」を交わしたあの時よりも ずっと高い目線、大人びた表情、喪われた色。
自分にとって、彼女の加齢は哀しいだけではないけれど 惹きつけてやまぬ目の前の光をいつまでも見ていたいと 何度得ても、何度喪っても 同じように… 想う。
その「光」だけは、あの日から何も 変わらない。**]
(424) 2015/10/07(Wed) 10時半頃
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…………。
[どやっ、という擬音がつきそうな笑顔で、 オズワルドにこくり、とひとつうなずきます。>>413 風がふわりとヒナコの目元をかわかしていきます。
ふと、洗濯物が風にはためきながら、 綺麗に取り込まれていく光景のことを思い出しました。 風をあやつるちからを持つ“せんせい”は他にもいますが、 優しい風のつかいかたが一番じょうずにできるのは、 やっぱり、オズワルドせんせいなんだねー、と、懐かしさとともに思うヒナコでした]
うぅーん……。このくらい、かなー
[オズワルドの動きを真似るように、 右手の手のひらを下にしてずずっと持ち上げて、 肩のちょっと上で止めました。指先がかすかにほっぺたにも触れています]
でも、五年まえにくらべたら、ずーっと、たくさん読んでるよー!
(425) 2015/10/07(Wed) 12時頃
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[それから。 お皿にスープをこぼれない程度にたくさん、よそって。 はやくはやく、ってオズワルドに言いながら今度はちゃんとヒナコの席につきました]
いただきまーす。
[ちゃんと挨拶して、パンをもぐもぐと口に運んで。 待ちきれなさそうにオズワルドを見たのが、たのしい「おそとのおはなし」のはじまりになったでしょうか。>>414
きらきら、目を輝かせて聞いていれば、 先に食べ終わったミツボシが、みんなに向かって授業があるって声をかけてきました。>>404 空気の詰まった革袋が急にしぼんだみたいに、 ちょっとだけ、むくれはしましたが、 だいじょうぶ、授業は大事だって分かってます。
夜ふかしした次の日の授業中に居眠りしてしまうことが、 たまーに、ある以外は、真面目に授業を受けているヒナコです]
(426) 2015/10/07(Wed) 12時頃
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せんせい、おはなしのつづきはまた、ね? ……いますぐいなくなったりはしないから、それでだいじょうぶ、だよねー?
[だから、ちょっぴ名残惜しいけどここまで、なのです。 お腹いっぱいパンとスープを食べたら、 立ち上がってオズワルドや他のせんせいに手を振って、]
いってきまーす。
[素敵な一日は、まだ、始まったばかりです**]
(427) 2015/10/07(Wed) 12時頃
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[モスキュート先生のお礼の言葉>>320ににこりと笑い返す。 少し前は心配させていたけど、今は上手にお茶を淹れる事が出来るから。]
えへへ、もう慣れちゃったから。 もう溢したりなんてしないんだよ。
[えへん、と胸を張ってみせる。 まだまだ大人じゃないけど、少しは成長しているのだ。 大人扱いして欲しいなんて言わないけど、何時までも子ども扱いしなくてもいいのに。 なんて思うのはきっとまだ子供だから。]
(428) 2015/10/07(Wed) 16時半頃
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― 食事の後・厨房 ―
[食事も終わって、後片付けも終わった厨房。 そこでやる事は勿論タルトタタンを作る事。
室温に戻しておいたバターに小麦粉をふるい入れて。 それからさっくりと切るように混ぜていく。 こねこねと混ぜたら駄目、前にそうやって失敗したから覚えてる。
生地を作ればそれを暫く寝かせて。 その間に林檎の皮を剥いていく。]
ん……ぁ、いた…ぁ、あ…怒られちゃう。
[不器用な手つきで剥いていたら案の定包丁で指先を切ってしまった。 そんなに深い傷じゃないから舐めてたら治るけど。 きょろり、と視線を巡らせる。 誰か見ていただろうか。 見られたら怒られるかもしれない、と冷や汗がたらりと一筋流れた**]
(429) 2015/10/07(Wed) 16時半頃
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― 食事を終えて ―
[食べ終えるのも決まって遅い岩人形は、エフの授業へとかけて行く足音を耳に、最後のスープを啜った。
岩であっても人らしく、味覚もあり、食事の栄養は多少は必要で。 人らしくあっても岩である自分はこういう部分でも鈍い。
ご馳走様でした、と食器を片付けると申し出たオズワルドたちへと礼をして。 もし、今日の食事の当番がまだそこにいたならば、美味しかったと伝えよう。]
(430) 2015/10/07(Wed) 17時頃
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[その後、授業の時間、自分は裾野の街へと向かうことにした。 とは言っても、用事はたったひとつだけ。
小さな酒店へと出向き、とある授業の内容と同じく、金銭と物品のやり取りを。
手に入れたのは、ウィスキーの酒瓶が一本と、それに合うらしいジャーキーの入った袋。 自分では酒もつまみも良し悪しがわからずに、完全に店主に任せたチョイスになってしまったけれど、きっと、悪いものではないだろう。]
(431) 2015/10/07(Wed) 17時頃
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― 厨房へ ―
[手に入れた二つを手に、厨房へと。 酒の管理方法を知らない岩人間は、とりあえず此処に置いておけばいいだろうと、勝手に誰かを頼りながら。]
……。
[調理中の少女の背中を見つけ、厨房の入り口からじっと、その様子を眺めていた。 声をかけては邪魔になるだろう。 手伝える程、自分は手際よくもない。
しかし、怪我をした、と思わせる声が聞こえれば、 遠慮なくクラリッサへと近づいて行く。]
切ったか。 ……深いか、痛いか。
[怒られることを恐れて冷や汗をかいている事など知らず、自分の持ち込んだものを手近のテーブルに置き、心配で彼女の手をとろうと。]
(432) 2015/10/07(Wed) 17時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/07(Wed) 17時半頃
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─神木の元─
[お腹が膨れればさて洗い物を、と思っていたところオズワルド>>422が引き受けてくれるようで甘えることにした。
食事と言えば先程アヤワスカ>>397が腕を引いてくれたことを思い出す。 腹の虫についての指摘。 「お腹がすいたままだと倒れちゃうからすわる。」 何気ない言葉だったかもしれない。 けれど伸びた前髪の奥側、一瞬脳裏に過るのはあの、白い獣>>370のことだったから、自然と足は神木の元へと向かっていた。]
(433) 2015/10/07(Wed) 19時半頃
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…………どうして食わないんだ。
[スープ皿>>364 もう湯気は立っていない。 だが手がつけられた痕跡は相変わらずなくて。 獣の命を永らえさせる為にスープじゃ事足りないことくらい分かってはいるのだけど。]
何を待って、何を見ているのか俺には、………分からないな。 また後でまだあったら取りにくる。
[まるでそこに縛られたようにひっそりと息をする姿を尻目に跪く。 触れた食器皿はやっぱり冷たかった。]*
(434) 2015/10/07(Wed) 19時半頃
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[歩きながら考える。 教え子らそれぞれ何処に行っただろう、と。 今日は確かエフが座学を開くと口にしていたと記憶している>>326
何人かは授業に向かっているかもしれない。 彼は少女らが外の世界でも生きていく為に必要な知識をわかりやすく伝えてくれるから、少しぼんやりしたところがあるようにも思える少女のこともきっと面倒見よく見てくれるのではないだろうか。
対する自分はといえばミツボシの言葉>>408に促されたように能力の使い方を。 言葉を操り丁寧に説明することより実践の方が向いていると判断してののことだったけれど、1年後を思うのならば。
何が獣らと、少女達のためになるのだろう。]*
(435) 2015/10/07(Wed) 19時半頃
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[菫と百合と蓮華と。 蜜と言えど様々な種類がある。 こっそり持ち込む蜂蜜の種類がことが変わっていることに気付いている生徒はいるだろうか。
ちょっとしたサプライズのつもりだけども、お金を実際にその手に持つとしたら。 どういう風に選び使うかどうかも気になったから。
楽しみや期待で想像が膨らめば外に出る時の寂しさも和らぐかもしれない。 何もかもが綺麗というだけではないけれど、ふと口元についた食べカスを拭うことか出来る、そんな日常の柔らかさが残ればいいとは思うのだ。
それは獣に対しても。]
(436) 2015/10/07(Wed) 19時半頃
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…………君たちに教えてもらったことが途切れない内は、君たちは生きているんだから。
[記憶が風化しようといつまでも。
四桁を生きる者も獣の中にはいる。 短いものでも少女と過ごす数年ばかりと比べたら長過ぎる程の時間の差があるけれど、ひとつひとつをまた。
忘れていくことが二度目の死だと言うのならば途切れぬよう。 ひとりで眠っていく少女を残して行かないように自分は生きながらえている。]*
(437) 2015/10/07(Wed) 19時半頃
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─畑─
[さて、食材の調達に降りても良かったのだが食物の状態も気になったので向かうことにした。
朝食の際、健康的かつかわいい教え子からのお茶で満足してもらえただろうと勝手に思っているが、夜は酒盛りでもするかもしれないとは思ったのだが、その辺は自分がやらなくても誰かがやるだろうと。]
あぁ、でもちゃんと手入れがしてあるな。 どっかの林檎泥棒の気持ちが分からなくもない。
[きちんと整えられた手入れされた土地>>66を眺めながら頷く。 この場で時折見かけるヴェラがいたのならひとつトマトでも強請りたかったがのんびり屋>>68気質な彼ならば事後報告でも許してはくれないかな、と。
目論んだ矢先、つい触れてしまった右手で赤いトマトが黒ずむ。]
(438) 2015/10/07(Wed) 20時頃
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…………やっちまった。
[思わず眉を寄せながら鼻を鳴らす。 苦々しい笑いは砂糖でも一気飲みして忘れ去りたい気分にさせて。
右手で萎んだトマトを指で摘み上げてはうな垂れた。]**
(439) 2015/10/07(Wed) 20時頃
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― 食堂 ―
[わたしは読み書きと同じように食べるのも遅い。 今日は食べ始めるのも遅かったから、 よけいに時間がかかって。 でも蜂蜜をたくさん食べたくてパンのおかわりまでしてから ブローリン先生との"約束"を思い出す。>>332]
蜂蜜、ちょっと食べすぎちゃったかな。 今日のはやさしい匂いがしておいしかった気がする。 なんでだろう。
[新品でいっぱい詰まってたはずの瓶を見つめる。 この間食べた味と違うような気がするけど、>>436 見た目は同じに見えるから、不思議な顔で首を傾げた。
洗い物をしてくれるオズワルド先生の声に>>422 ごくん、と最後の一切れを喉の奥に飲みこんで。 食堂から出ていくみんなの背中に、慌てて立ち上がる。]
(440) 2015/10/07(Wed) 20時頃
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……ばかじゃないもん。 約束は、まもってるもん。
[ばーかと言うブローリン先生の声が聞こえた気がして、 ほんの少しむくれる。
それでも気づかれてまたばかばか言われる前に そっと返しておこうと、空になったお皿を片した後。 椅子に乗り戸棚の奥へ中身の減った瓶を押しこんだ。
蜂蜜を食べてお花になりたいとは思わないけど この間モスキュート先生から続きを借りた本の中>>330 わたしみたいに蜂蜜が大好きで たくさん食べられるくまさんになら なってみたいなぁ、なんて。]*
(441) 2015/10/07(Wed) 20時頃
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― 蜂蜜とせんせいと約束 ―
[もっと背丈も小さかった頃、 蜂蜜が食べたくて食事と食事の合間に こっそり厨房へ忍び込んだことがある。 パティシア先生に叱られてるユージン先生を見ていれば つまみ食いは悪いことだって知ってるけど。
戸棚の奥にしまわれた瓶を見たら、どきどきわくわく。 見つかった時のことも忘れて手を伸ばす。]
もうちょっと、 もうちょっとで届くんだけど……うーん。
[短い腕をぱたぱた、ぱたぱた。 背伸びした足の下の椅子もゆらゆら、ゆらゆら。 瓶をつかんだ瞬間、ぐらりと世界がまわった。]
(442) 2015/10/07(Wed) 20時頃
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[コリンの大冒険には到底及ばない、ちっちゃな冒険。 背伸びしすぎて足元が疎かになったせいで 瓶を抱えたまま椅子から落ちたこと。>>262
そのすぐあとでブローリン先生と、"約束"したこと。]
……はぁい。 もっと大きくなるまで椅子にのらない。 こんどから蜂蜜を食べたいときは、せんせいにいう。
[先生の言葉は正しいのも、心配をかけたのもわかるけど 好きなだけ食べられないのは、とっても不満。 だから薄紫色だった瞳に映った先生はいじわるだと思って この後しばらくの間、ブローリン先生を見るたびに 蜂蜜を食べたいけど、逃げるように隠れてしまったり。
でも今はそんなわたしを思い出すと ちょっとだけ、はずかしい。]*
(443) 2015/10/07(Wed) 20時半頃
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[ 意識は泥の中にあることの方が多く 少女のひかりはそんな汚泥の中にすら差し込む。
どぷり、 重い音と共に浮かぶ像、じぶんのかたち。 そういえば耳はまだあったか。
ふるり、 耳元に届いた声>>434に毛先は微かに揺れて 誰から何度問われたかすらわからないそれに 返す言葉はいつもおなじ。]
―― 選べ、なくなった。
[ 僅かではあるが、口元には笑みすら浮かべ 「選ぶこと」と「食べること」をやめた獣は 声の主へ 灰色の目を向けた。]
(444) 2015/10/07(Wed) 20時半頃
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[ 天寿でなく、己の力不足で少女を喪ったことが 確かに原因の一端ではあるけれど 自責に潰されるほど幼くもない。
此処に縛り付ける「何か」は 喩え表す言葉がみつからないけれども もっと何か あたたかくて 再会を願う、祈りのようなもの。]
……… あの子に………
会いたいだけ だ。
……すまないな。
[ いつもいつも、置いたまま冷えていく皿を 申し訳なく思っているのは本心だけれど 詫びた理由は多分、別にある気がした。*]
(445) 2015/10/07(Wed) 20時半頃
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―まなびやの屋根の上―
…やっぱり、上からだとよく見えるな。
[屋根の上に登って、ううん、と伸びを。 そよぐ風が頬を撫で。 鳥の鳴き声ものどかで。 遠くの街、近くのがっこう内。 高いところだと、いろんなものが良く見えて、空気も澄んで、いいきもち。
泥棒をして逃げ回るのも楽しいけれど こうして眺めているうちに、時が経っていく時間も 大のお気に入りの一つだった。
過ごしやすい気温。柔らかい陽の下。 暫くはマイペースに、のんびりスープを飲む。 そのうち、鳥が角の先にとまって。 擽ったくて頭を震わせ、欠伸をした。]
(446) 2015/10/07(Wed) 20時半頃
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俺は、エフやモスキートのような教え方、できないからなあ。 あんまり大勢を集めて教えるのも…やっぱり、苦手だ。
[スープを食べ終わり、屋根の上にごろりと横になる。 下から誰かが見上げれば、 屋根からはみ出す足と尻尾が見える位置。
臆病者の、ユーリン。 図体ばかりがでかいくせに やられても、反撃もできやしない。
かつて、故郷ではそんな風に呼ばれ、 聳弧に炎駒、索冥、角端にまで …一族みんなにからかわれ、いじめられて。
自分は強いんだと そう、皆に知らしめようと 故郷を飛び出したのは、遠い、遠い昔の話。]
(447) 2015/10/07(Wed) 20時半頃
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無駄に長く生きているし。 もっと俺も、皆を集めて、授業を…とか そういうこと、すべきなんだろうけれど…
[結局…ある、事件があって。 強さなんていらないと思ってからは 強さ、を捨てた姿で生きようと、努力しているのだけど。
強くなりたいと振る舞っていた頃の名残か 大きな体で、大勢の少女達を相手にするのは ちょっとしたことで傷つけてしまわないか 臆病な自分には………それが、とても、怖かったのだ。]*
(448) 2015/10/07(Wed) 20時半頃
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―廊下―
[クリスマスと手を繋いでの駆けっこ。>>406 もう、昔みたいに彼女が転ぶようなこともなくて、 それが少し、寂しいような、嬉しいような。]
ふふふ、競争? 望むところ! クリスがあたしに勝てたこと、あったかなー?
[先を行く背に、むくり鎌首をもたげる負けん気。 さっき厨房で恥ずかしい気持ちになったのも忘れて、 明るい声を響かせながら二人、駆けていった。]*
(449) 2015/10/07(Wed) 20時半頃
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―食堂―
[そのまま席につくのも悪くなかったけれど、 厨房で子供っぽい騒ぎを起こしたと思い出して。 ユージンが外へ出れば、これ幸いと後に続いた。>>396
数年前に出て行ったオズワルドとミッシェルには、 こんなに成長したんだよ、と本当は自慢したくて。
…だから、殆ど変わらない姿を見せてしまったことが、 なんだか恥ずかしくて、食堂に居辛かったという話。]
(450) 2015/10/07(Wed) 20時半頃
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ユージンせんせ! あたしも上行くー!!
[両手にパンと深皿を持って、 スープが零れないよう注意深く、後を追う。
こんな光景も、もうすっかり日常茶飯事。 何度となく繰り返されるお願いに、 ユージンは根気よく応えてくれるものだから。
さて、彼は既に屋根の上。 もしこの声に応えてくれたなら、 上で急いで朝食を取り、授業へ向かおう。]
(451) 2015/10/07(Wed) 21時頃
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― 大教室A・授業の風景 ―
[今日のエフの授業は「お金について」です。>>335 「お金」というのはまあるくて、 人の横顔に見えるかたちが彫られたもののようです。
ヒナコが読んだことのある本には、 “おかねもち”という人が出てくることもあります。 “わるいおかねもち”と違って、 持ってるお金をヒナコたちにくれたから、やっぱりエフせんせいはいいせんせいです。>>336 むしろ“いいおかねもち”でしょうか]
(452) 2015/10/07(Wed) 21時頃
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―回想・空に手を―
[鐘楼から落ちて、初めて“飛んだ”時。
すっかり興奮していたから、記憶は曖昧だけれども、 大好きな林檎を犠牲に受け止めてくれたユージンが、 優しく抱きしめてくれたことは、今でもよく覚えている。>>172
鳥のようだった、と褒められて、>>174 そうでしょう?とますます嬉しくなったものだ。 わしゃわしゃ髪を掻き混ぜる手も、まるで風みたい。
試してみるか、との言葉に首を傾げた瞬間、]
(453) 2015/10/07(Wed) 21時頃
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[お金があれば、お外の「おまつり」で、 「屋台」から色とりどりのお菓子を買うこともできるのでしょう。
“わたしたち”が生まれた月に裾野の街でひらかれるおまつりは、 ヒナコにとっては本の中の世界よりも、 ずうっと、遠くのできごとのように思っていたけれど]
一年後かー。 きっと、あっというま、だね。
[気がつけば、足音立ててずいぶんと、近付いて来ていたようですね。>>337]
(454) 2015/10/07(Wed) 21時頃
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………わぁっ!
[ぶわりと、周囲に風が巻き起こり。>>176 それが二人の身体を、上へ上へと運んでいく。
軽く浮いていただけだった先ほどとは違って 確かな意思をもって、力強く空へと。]
(455) 2015/10/07(Wed) 21時頃
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[茫然としている間に、鐘楼の元へ着いてしまった。 我に返って、矢継ぎ早に質問を浴びせたけれど、]
すっごーい! ねぇ、今のなぁに?どうやったの? もう一回できる?あたしでもできる?!
[またやってもいい、という言葉を真に受けて、 お願いには、ただコクコクと何度も頷いたのだった。
それ以来、彼の腹の上に落ちたことは一度としてない―― …ならば、格好がついたのだけれども。
あれから軽く25回は、彼の上に落下していると思う。]*
(456) 2015/10/07(Wed) 21時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/07(Wed) 21時頃
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[謝るくらいなら、と。 口にしようとして言葉は歯をくいしばることで耐えた。
盟約を終えた少女と獣の行く末は様々ではあると聞く。 オズワルドやミッシェルのように旅をして周る者もいるだろうし、自分ならば少女が望むことを出来る限り叶えてやった。
だが、今まで僅か数年を共に過ごした少女をこの腕で亡くしたことはなかったものだから。]
……………ヴェス。 あと一年だ。
[君が会いたいと口にする限り彼女はきっと生きている、だなんて。 終ぞ彼に言えないまま繰り返される何度目かの日を。 ほんの少しの未来を。
迷うように開いた唇は結局、引き結ばれた。]*
(457) 2015/10/07(Wed) 21時頃
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しつもんでーす。
[すちゃっと手を挙げて、ヒナコはエフに問いかけます]
せんせいもおしごとしてるんですかー? それともご本のおかねもちみたいに、 最初からお金があってうはうはですかー?
[本の中の“おかねもち”は、あんまりお仕事をしてなかったので、 お金持ちもお仕事をする、という可能性に、すぐに及ばなかったヒナコです]
……あと、これでご本はいくつかえますかー?
[それと、お金のつかいみちはすぐに思いついたから、 きらきらしたまなざしを向けて、問いを重ねます]
(458) 2015/10/07(Wed) 21時頃
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― 幕間 ―
[明日の朝に、泥人形が黒いトマトを見つけたならば、きっと不思議そうに首を傾げたに違いない。>>438>>439 そして、栄養になるようにと、更にその水分を枯らし、人形とともに、土へと還る。 畑の周りはパティの管轄範囲でもあり、自分は小さな小さな手伝いを。 必要に応じて雨を降らせることのできる彼女程の力はないけれど。
泥人形のお遊びは、授業でも必要ならば、少しだけ。 りんごとぶどうを3つずつ持っているA君も、りんごを1つとぶどうを4つ持っているBさんも、実際に手乗りサイズの人形を作り出しての、実演付きで。
それをもし面白がってくれる生徒がいたなら、きっと張り切って動かすのだ。>>318 人形の賑やかでやんちゃな動きは、せんせい本人とはかけ離れていたけれど。*]
(459) 2015/10/07(Wed) 21時頃
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[厨房の隅に見えた林檎。 朝食に出てなかったってことは、 これからお料理するのかな。お菓子かな。 浮かんでくるのは、わたしより背の高い少女。>>429 クラリッサのお菓子はとってもおいしい。 赤くて甘い香りのする林檎は、どうなるのだろう。 わくわくするけど、それはあとでのお楽しみ。
遅く食堂を出たから、もう授業は始まってしまってる。 廊下からちらっと大教室を覗けば、やっぱり。>>336 話すエフ先生が持ってる銀色のは、なんだろう。>>335
気になるけど話の途中から教室に入っていったら ミツボシやヒナコの邪魔になっちゃうかも。 最初からもういちど、なんてお願いしたら 覚えるのが早い二人にとっては退屈かもしれないし。
先生達を驚かせた時みたいに足音をしのばせて。 そっと教室から離れよう。]*
(460) 2015/10/07(Wed) 21時頃
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ー厨房ー
[朝食を食べ終わればタルト作りに行くクラリッサについて厨房へ 途中で入ってきたヴェラ>>432に軽く挨拶をしただろうか。
彼女の邪魔をしないよう少し遠くから見守りつつ彼女の腕を拝見……してたが、林檎を剥いていた彼女の小さな反応>>429と微かな臭いを見逃さなかった]
っと、大丈夫か? 林檎の剥き方は難しいからな。そういう時もあるさ
[>>432遠慮なくクラリッサを気にかけるヴェラに本気で気にかけてるのだなと少し笑いながら、己もクラリッサが気に病まないようフォローを入れた*]
(461) 2015/10/07(Wed) 21時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2015/10/07(Wed) 21時頃
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わ、わわっ ヴェラ先生、だ…じょぶ、です。
[怪我をした事はしっかり見られていたようで。 手を取られれば平気、と首をぶんぶんと横に振って否定した。
触れられた先生の手は硬くて冷たい。 でもヴェラ先生は優しいって知ってるから、怖いなんて思わない。 その硬さと冷たさの奥に優しさを感じる。]
ちょっと切っちゃっただけだから。 そんなに心配しなくて大丈夫なんだよ。
[声はちょっとだけ落ち込んでいて。 失敗した自分が少しだけ恥ずかしかった。]
(462) 2015/10/07(Wed) 21時頃
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[フォローするようなパティシア先生の声も聞こえた>>461 こちらも優しさが滲む声でほっと安心をする。]
うん、林檎剥くの難しいの。 でも大丈夫、残りはちゃんと剥くから。
[ぷくり、と傷口から血が滲んで。 つう、と一筋流れた。 水で少し洗えばそれもすぐに治まって薄らと傷口が残るだろうか。]
(463) 2015/10/07(Wed) 21時頃
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いいお天気だなぁ。 そうだ、洗濯のお手伝いもしちゃおうっと。
[澄んだ蒼い空には、昼月一つと半分。 絶好のお洗濯日和だ。
こんな日にたっぷり干した服やシーツは、 あったかくて素敵な匂いがすることを知っている。
洗い終えた洗濯物の山を抱えてえっちらおっちら まなびやの入口外にある物干し竿へ、干し終えた頃には 一日も半分くらい過ぎているかも。]*
(464) 2015/10/07(Wed) 21時頃
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―屋根の上で、ひなたぼっこ―
[そのままうとうとと、寝てしまおうかと思っていたころ。 自分を追いかけてきたのだろうか。 >>450まなびやから、小さな足音が聞こえてきた。]
まさか、パティシアがまだ怒って……
[馬刺しはごめんだ、と。 いつでも風を起こせるよう、 逃げる心構えだけはしっかりして。 ゆっくり、屋根の下を覗けば。]
………よかったあ…コリンか。
[そこにいた…スープを持ってこっちを見上げるコリンに、表情は和らぎ。 いつの間にか止めていた息を、大きく吐いて 煩かった心臓の音も、落ち着いていく。]
(465) 2015/10/07(Wed) 21時半頃
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[ 屈まなくても抱き締められるようになった体は、 5年分の時間を腕に教えてくれる。>>378
ほっぺたをくっつけてくるヒナコのほっぺたに、 自分のほっぺたをくっつけたらすべすべのふにふにで。 本を読んだり出来ると主張する彼女に、くすりと笑って。 ]
そう、それは凄いわね。
良かったらどんな本を読んだのか、 わたしに教えてくれる?
[ 少し寂しそうな顔をしていたから、そんなことを口にする。 わたしも一杯本は読んでいたけれど、増えたかもしれないし 懐かしい話を彼女の口から聞くのも楽しそうだから 約束ね、と体を離す時に小指を絡めたの。
その時、夜は一緒に寝ようねとそんな約束をして。* ]
(466) 2015/10/07(Wed) 21時半頃
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あー。ちょっと待ってな。
[>>451高いところが好きな少女の頼み。 彼女もスープを持っているから、 いつものように一気に風を吹かせて…とはいかない。
しかし。コリンが上で自分が下の状態で、思い切り落ちてこられる…なんていつものシチュエーションでないあたり、今日は運がいいのだろう。
これからやることは少し気を遣うけど、彼女の喜ぶ顔が見たくて]
よし。じゃあ今日は、ゆっくり上がってみるか
[両手を屋根から下に伸ばすと 手の指す先…コリンの足元に産まれた風の種は 優しく、彼女を上へ運ぶ。 ふわりと、屋根にコリンを運んだ風は繊細で 彼女が器を確り持っていさえすれば。 上に着くまで…スープは一滴も、零れることはなかった。]
(467) 2015/10/07(Wed) 21時半頃
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こうやって、正確に風を吹かせるのも コリンなら、きっとできるさ
[>>456コリンが無事、上に着けば。 いつも、自分でも風を使ってみたいと強請ってくる彼女に、そう、微笑んだ。 乱暴に扱えば、風は暴風を呼ぶだけだけど おてんばでも、優しい彼女が扱えばきっと…と。
風は、上手く使えないとかまいたちにもなるから。 そうそう、強い力は、契約した少女以外には貸すことはできないが。 ちゃんと制御できるかはさておき。強請られれば、ちょっとだけ浮くくらいの風の力は…貸して上げることも、よくあっただろう。]**
(468) 2015/10/07(Wed) 21時半頃
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[クラリッサの手をとって、見ればそこには、赤が滲む小さな傷。>>462 パティが傍に居れば平気だろうと、流せないでいる心配性を発揮する。>>461]
……この程度なら、直ぐ塞がる……か。 水で洗えばいい、か?
い……痛くないか?
[自分の傷には痛みがなく、そして塞がることがない。 彼女たちとのその違いに、彼女たちと共に生きても未だ慣れない。 こんな調子だと、パティに……自分より年若いパティシアに、呆れられてしまうだろうか。]
(469) 2015/10/07(Wed) 21時半頃
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ん。実践あるのみだからな。頑張れ
[大丈夫だと気丈に振る舞う姿>>463に笑いかける ふと彼女の指の傷に目を向ければふむと考え込む]
…私じゃ人の傷は治せないな。すまない
[エフだったら出来るのだろうけど、と思いつつ、傷口が沁みないかと彼女に聞いたか]
(470) 2015/10/07(Wed) 21時半頃
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痛いけど、でも平気。 これくらいなら大丈夫だから。
ヴェラ先生の方がなんだから痛そうだよ?
[ヴェラ先生は優しい。 でも優しいだけではないように思えてゆるりと首を傾げる。
空いた方の手でそっとヴェラ先生の手を離すように促した。 離してもらえたら水で傷口を洗うつもりで。]
パティシア先生もありがとう。 これくらいの傷すぐ治るの。
[傷は少し沁みるし、じんじんと痛みを発しているけど。 我慢出来ないほどではないのだ。]
(471) 2015/10/07(Wed) 21時半頃
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[隣にいるヴェラを見ると随分とクラリッサを心配してるようだ。 そのあまりの必死さに思わず吹き出してしまった]
っぷ、ふふ…大丈夫だよ、ヴェラ 命に関わるもんでもないし、第一彼女達は私らが思うよりずっと強い
[それは数年一緒に過ごして来てわかったこと 定められた未来と短い運命を生きる少女を無垢な幼狼が見た純粋な感想だった]
(472) 2015/10/07(Wed) 21時半頃
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─畑─
[摘み食いところかバレたらパティシアに怒られそうな気がするのは自分だけだろうか。 キョロキョロ周囲を見回しつつ思考する。 泥人形に見られていたら告げ口てもされて、あのヴェラが怒る…? なんて可能性を考えていたら少々愉快になってきた。
それはまるで先程神木での邂逅を故意に曖昧にさせるように。]
しかし、不便だな。
[モスキートのように一瞬でもトマトを具現化出来たならば言い訳に…なんて邪道か。 だがせめてエフのような成長させる力があれば、とは思ったが。]
………腐りかけが美味しいってレベルじゃないぞ。
[上を見てもまだ夜には遠く。 ため息を吐きながら、昔のことを思い出していた。]
(473) 2015/10/07(Wed) 21時半頃
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ミツボシ。 月が一個だけ見える空に浮かぶ星と同じ名前だな。
“little star” なんてぴったりだ。
[どんな星だと尋ねられたのなら冬の夜にきらきら光る3つの星を探してみるといいと答えただろう。
まだまだ星の歌はあるのだけど、伝える機会はないと思っていたのだけど。]
………そうか?うまく歌えるようになったら使えるようになるかもな。
[また見せて>>408なんて言ってくれるものだから鼻歌もしてみて。 少々浮き足立った気持ちを抑えようとしたのは自分だけのひみつ。
でも結局よるのおはなしは誰にも語り継がないまま、記憶として残っている。 そう窓に映った少女以外には。]*
(474) 2015/10/07(Wed) 21時半頃
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[今日の授業中、居眠りはしなかったけれど、 よそ見は、ちょっぴり、してしまいました。 クリスマスが教室に来なかったのが気になったためです。 蜂蜜たっぷりのパンを食べ過ぎて、 お腹をこわしたようには見えませんでしたし、>>440 他にやることができたのでしょうか?
のんびりなのは悪いことじゃないって、ヒナコは思っています。 だけど、ヒナコがそれを言ってしまうと、 クリスマスはよけいに気にしちゃう気がして、 ひっそり見守ることがたまにありました]
(475) 2015/10/07(Wed) 21時半頃
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[洗濯を終えれば、うーんと大きく身体を伸ばす。 ユージン先生が起こしてくれるみたいな 気持ちいい風が、ふわりと小麦色の髪を巻き上げる。]
コリンじゃないけど…… 空が飛べたら素敵だろうなぁ。
[おねえちゃんとは、夜にお話しできるかな。>>383 そとのお話、たくさんききたいな。 おねえちゃんがいた頃みたいにみんなで大部屋に集まって 誰かの呼吸が聞こえる距離で眠れたらきっと楽しい。 あとで、みんなを誘ってみようかな。
ぎゅうと抱きしめてくれた腕は昔と同じであったかくて 思い出してくすくす笑い。>>334
騒ぐ鳥の鳴き声に、きょろきょろと辺りを見回せば。 物見小屋に入っていく先生の背中がちらっと見えて ぱたぱたとその後を追い掛けた。>>420]
(476) 2015/10/07(Wed) 21時半頃
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[読みたかった本が、クリスマスに借りられていると知って、>>298 (モスキュートは「他に読みたい子がいたらすぐに返す」って話してくれたかもしれないけど)>>330 クリスマスが読み終わるまで待っていたことも、ありました。
ヒナコが待っていたことは、ないしょにしておくように、って、 モスキュートには言っておいたけど。
その本が返ってきたのを見て、 じぶんが本を読み終わったのと同じくらいうれしがっていたのは、 きっと、書庫にいれば誰にでも見られてしまっていたでしょうね**]
(477) 2015/10/07(Wed) 21時半頃
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― 蜂蜜色の少女との約束 ―
[ちいさな少女がもっとちいさかった頃。 今夜の料理の仕込みをしないといけないと立ち寄ったのが彼女>>442にとっての運のツキだったのかもしれない。
呆れたようにため息を吐いた。 彼女の好みは知っている。 腕の先に何がしまわれているか自分ならばより詳しく。
すぐにその頭のてっぺんを押さえてやろうとした、瞬間────]
(478) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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いや、その……すまない。 驚いただけ、だ。
[クラリッサの手に合わせ、そっと離す。>>471 慌てすぎたと、パティに笑われながら申し訳なく思う。>>472]
確かに、強い、な。 ……ああ、少女たちは、強い。
[岩人間は、狼の言葉に同意し頷いた。 見ている自分が不安になる程、彼女たちは強い。]
(479) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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この、……っ、バカ!
[咄嗟に腕を伸ばす。 怪我をする前に引き寄せ庇おうと。
傾く細い体>>443が自分の比べてどれ程柔なものか知っているからこそ、口うるさく約束を結びつけたものだ。]
届かないなら言え。 君くらいすぐに抱えられる。 怪我をすればみんな心配するだろ。
[小指を彼女に突き出して、分かったかと再度尋ねた。 これが約束の仕方だと彼女が知らないなら伝えただろうけど。]
(480) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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ああ、でも…… もし痛みが引かないならば……エフ、いや、消毒のために薬箱を……
[と、結局はまた心配の言葉を口にしてしまうのだけれど。]
(481) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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………食べたいなら言ったらどうだ。
[時折隠れる姿を見つけては呆れるように呟いたものだ。 だが数年経った今も時折種類を変えて小瓶に注いだ蜂蜜は彼女と似た色。 それがいい子にしてくれているクリスマスへのプレゼント。
まさかあの事を恥じらっているなんて自分は知らぬまま、今日も約束を守ってくれているのならば、戸棚の奥>>441にまた新しい花の蜜を調達することを考えようか、なんて。*]**
(482) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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[ パンを口にしていればクリスマスが戻って来て、>>415 コリン>>450は、ユージンせんせいに着いて行った。>>396
外で食べることはわたしもしたことがあるけれど、 みんながちいさい頃は、真似したら危ないからって 屋根の上で食べるのを我慢したことを思い出す。
でも、もうみんな大きくなったから、大丈夫かなって ちらりと視線を送る先は勿論、オズウェルの方で。 ]
(483) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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[何やら疚しいことでもあったのか、 あからさまに安堵した顔が屋根の上から覗く。>>465]
ふふっ!誰だと思ったのー?
[彼がこんな顔を向ける相手といったら、 “仲の良い”パティシアくらいだろうと。 特段、返事が返らなくとも、容易に想像がつく。
逃げるユージンと、剣を振り回すパティシア。 幼い頃に、『猫と鼠みたいね』と素直な感想を述べたところ、 二人に何とも言えない顔をされたことを思い出す。
彼らの本来の姿について、よくよく考えてみたならば、 狼と麒麟であるのだから、それも当たり前のことだけれど。]
(484) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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[指示通り静かに留まれば、>>467 ふわりふわりと、そよ風が頬を撫で始める。
柔らかい羽毛のようなそれが、 ゆっくり優しく、身体を持ち上げてゆく感覚。
風の補助をするように、トン、と軽く地を蹴って 宙で器用にバランスを取りながら、屋根へと着地した。
ただ運ばれるのも悪くないのだけれど、 こうして時折“挑戦”するのが、堪らなく楽しい。]
(485) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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[ 朝ごはんを食べ終えて、授業を始めるエフせんせいと みんなのことを送り出した後。 オズウェルと一緒に洗い物のお手伝いをする。
全員分のお皿は量が多くて大変だけど、 がっこうに帰ってきた実感の嬉しさの方が大きくて。 尻尾は風を受けなくてもさらさらと揺れて、 動物みたいに嬉しさを表現しているみたいだった。 ]
だって、あのこたちもあんなに大きくなったもの。 いつまでも子供ではいられないでしょう?
[ ふふ、とお皿を洗いながら笑ったのだけれど、 彼は別のことを考えていたのか、髪に鼻先を埋められて せんせいでも甘えたいのかな、なんて首を傾げる。
撫でようにも両手はお皿で塞がっているから、 その代わりに、屈んでくれた彼に身を寄せた。 もし寂しいのなら、それが少しでもなくなりますように、って。 ]
(486) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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えへへ、お邪魔しまーす!
[風を操るために向けてくれた両手が、>>467 おいでと手招きしているように見えて。 屋根に足が着けば、すぐ駆け寄って彼を見上げた。]
えー、ほんと? 料理できるクラリッサみたいに器用じゃないし…
大雑把なあたしが、……正確に?
(487) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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できる、かな… …できると、いいな。
[浮かべられた微笑に返すのは、期待を込めた笑み。 時間はまだまだある、と自分に言い聞かせながら。
その後、太陽の光を浴びながら朝食を摂って、 屋根から降りる時には、少しユージンの力を“借り”。>>468
教えて貰ったように柔らかく着地してみせ、その場を後にした。]*
(488) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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―午前中―
[エフの授業には、残念ながら遅刻してしまったけれど。 クリスマスのような気遣いとは無縁なあたしは、 特に何も考えず、一番後ろの席にちゃっかり腰かける。
銀色のコインはどうにか受け取れたから、>>335 話なんてそっちのけで、物珍しげに掌に転がした。
光を反射してキラキラ輝く小さな円盤は、 表面に驚くほど細かい文字や絵が浮かんでいて。>>452 どうやって作ったんだろう、と睨めっこ。]
(489) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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[離された手を水で流す。 さあ、と血は流れて、小さな切り傷がそこにはあったけど。]
ね、ヴェラ先生。 もう血も止まったよ、傷だってこんなに小さい。 だからもう大丈夫、ね?
[心配そうなヴェラ先生の言葉にくす、と笑った。
自分が強いかどうかなんて分からない。 でも初めて包丁で手を切った時を思い出せば、強くなったのかもしれないと思った。 あの時は痛さよりも驚きで泣いてしまったから。]
(490) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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[林檎の皮剥きを再開する。 今度は慎重な手つきで。 また切ったらヴェラ先生もパティシア先生も心配するだろうから。
皮を剥いて適度な大きさに切った林檎を鍋に入れて。 砂糖とバターとで林檎を煮ていく。 何度か林檎を混ぜてキャラメル色になるまで煮詰めて中身は完成。
煮詰めた林檎を煮汁ごと型に入れて。 寝かせていた生地を上から被せてオーブンへと放り込む。 後は時間がくるまで待つだけ。
厨房には林檎とバターの美味しそうな匂いが漂っていた。]
(491) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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[表、裏、表、裏…飽きずにひっくり返していれば、 小難しい話は当然、頭に入らずに。>>336
質問するヒナコを、ぽけーっと見つめた。>>458 勉強熱心ですごいなぁとは、よく思うものの。 どうにも聞くだけの授業は苦手で。…本も読まないけど。
習うより慣れろ、と口にしていたのはパティシアだったか。 実践あるのみ、と言う彼女の行動は、>>470 どこか自分に似ているかもなぁと、思考は逸れていって。
…とにかくこのコインがあれば万事、片が付くらしいと、 偏った知識だけを得て、座学の授業は終わったのでした。>>337]**
(492) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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[風に乗って、屋根の上へ飛んでいくコリン。 きっと、あの風はユージンの、起した物だろう。 コリンの姿が、消えた場所は。 確か、彼の気に入りの場所…だったはずだ。>>467>>485
その、少し先には。 大きな籠に入れた、洗濯ものの山を抱えて。 忙しそうに、ゆっくり走るクリスマスがいた。>>464
そのまま、少女たちが思い思いに過ごすのを。 少し離れたところから、眺めて。
そろそろ、書庫に戻ろうかと。 歩く途中で、近くに見えた畑。 大きな男が、ひとり。>>473 黒くなったトマトを手に。 夜の記憶を紐解いているとは、知らず。 気づかれなければ、邪魔をしないよう。 普段と変わらず、静かにそこを通り過ぎる。]
(493) 2015/10/07(Wed) 22時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/07(Wed) 22時頃
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[クラリッサにまで笑われては、何もいえなくなってしまう。>>490 引っ込めて行き場を失った手は、襟元を整えることにして。
それから、甘い香り漂う厨房の隅っこで、調理の邪魔にならないようにじっとしている。 バターと砂糖の溶ける香り。 熱の入った林檎の香り。
美味しいものを作り上げていくクラリッサの手はやはり素晴らしいな、などと思いながら。]
(494) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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−巨大書庫−
[書庫へ、戻れば。 扉の前には、先客がいたか。]
………なにか、探し物、…か?
[驚かせないよう。 そう、思っても。 後ろから声をかければ、驚かせてしまったかもしれない。
ヒナコ、ミツボシと並んで。 アヤワスカの、背は、小さい。*]
(495) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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― 物見小屋 ―
[鐘楼ほど高くなんてないけれど。 物見小屋からも、裾野の街がとってもよく見える。
怪我をしてエフ先生を探す時には、一番にくる場所だ。 小屋の中、がっこうの外が見えるところにいる先生に 食堂の時みたいにそっと近づこうとして。]
(496) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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はは、クラリッサもこう言ってんだし大丈夫だ
[クラリッサの様子を見ながら未だ心配してる先輩へとそう言ってやる。思えば彼女もこの数年でかなり成長した。あの幼さが遠い昔のように見え嬉しくなる。 …これはアレか、親バカと言う奴かとふと思ったのは内緒だ
やがて甘い香りが漂ってくれば>>491獣と言えど今か今かと待ち遠しい気分になった]
(497) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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………ひゃっ。
[べしょん。床板の小さな段差に躓き、声をあげた。 転ばずにはすんだけれど、驚かすのは失敗だ。]
エフせんせい、何見てるの? あっ。とりさんだ! どうしよう、怪我してるみたい。
[遅れて少し離れたところにいる山雀を見つける。 曲がった翼。さっき神木の元で見た白い獣と、重なる。 動かない先生と山雀を交互に見てから わたしは、ゆっくりと鳴き声に近づいて行った。]
逃げないでね。 こわくないよ。
[ばたつく羽に指先が触れれば暴れられてびくっとする。 今度はもっとゆっくりと、手を伸ばして 優しく掬いあげるように両手で包んで先生のところへ。]
(498) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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エフせんせい。あのね……
[治してもらえる?とコリンの時のように聞こうとして。 先生の顔を見たら、言葉が喉でつっかえた。 蒼い目でまたたきせずに、先生をじっと見て。]
あのね……この子。 わたしにも治すことって、できるかな?
[掌の中のちっちゃな命を。 空に返すことが、わたしにもできないかなって そう、思ったんだ。]*
(499) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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[ 棚の低い場所はわたしも片づけを手伝うけど、 高い場所は当たり前のように彼に任せて。 わたしの首が痛くならないように、屈んでくれる優しさに いつも感謝してもし足りない。>>423
抱き締める力に、お礼の気持ちを込めながら 頬に当たる柔らかさがくすぐったくて小さく身を捩る。 ]
来年は、なにかお土産でも持ってこようかしら。 それとも、せんせい達が旅に連れていくから 何も持ってこない方がいいのかな。
[ 来年になったら、そんなことを考えられる余裕があるか わたしにも、彼にも分からないだろうけど。 いつかを想うのは楽しくて、少しだけ切ない。 ]
(500) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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オズウェル、今日はなんだかあまえんぼうさんみたい。 それくらい良いわよ。
[ わたしもそうしたいからと、ふわり、くちびるを綻ばせる。 背に回っていた手が外れて、見上げて来る彼の角度も 旅立ったあの日よりも大きくなった。>>424
どこか遠い目をしている彼の頬を両手で包んで、 左右に引っ張って笑顔に変えようと悪戯なんかをして。 ]
ねぇ、がっこうの周り、飛んでみたいの。
[ 昨日、帰ってきた時は真っ暗だったから、 明るいがっこうを高い所から見てみたくなって、おねだり。 風はいつだってわたし達を優しく包むけれど、 がっこうの周りは一等柔らかくて、頬を撫でてくれるから。* ]
(501) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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― 朝食、食堂での寸刻 ―
[外で食べる、と言って食堂を出たユージンの後を追い どういうわけかそそくさとコリンも出ていって。 直ぐ近くではヒナコが自分の話に目を輝かせている。 クリスマスを出迎えながら、ちらり、>>483 コリンを見ていた”おひめさま”からの視線が刺さった。]
…そうですね、 今朝のメニューは屋根で食べるには向かないから あしたの朝ごはんしましょう。 野菜たくさんのサンドイッチと、ぶどうを持って。
コリンに、明日もみんなをちゃんと起こしてねって ミィから頼んでおいてください。
[屋根のうえでのとくべつな朝ごはんに、 お寝坊さんが出ないように。 ハムが欲しいなあ、と 夕方ひと飛び買い物に降りたのはそんな理由で。*]
(502) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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[焼き上がる間に道具を洗っていく。 ちゃんと片づけも出来ないと怒られる。 鍋やボウルをスポンジで擦って、それから水で濯いで。 洗い物を入れる籠に伏せていった。
その間にもタルトタタンは焼けていく。 甘い香りがオーブンから漂ってきて、とても美味しそう。 そわそわしながら中をじぃ、と見つめ。]
もうちょっと…かな、まだ早いよね。
[もう開けてしまいたい誘惑に誘われる。 でもまだ早い、もうちょっとの我慢。]
(503) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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|
[そわそわ。 待ち時間は落ち着かない。]
パティシア先生、ヴェラ先生。 そろそろいいかな?
[そう、とオーブンの扉を開けてケーキを覗き見る。 勿論火傷なんてしないように気を付けて。
タルトタタンの生地も綺麗な茶色に色づいていて焼けているように見えた。]
よさそう…うん、大丈夫。
[いけるいける、と決めて。 両手にキルトで出来たグローブを嵌めて焼けたタルトタタンを取り出した。 グローブ越しでも熱くて。 慌てながら台の上にタルトタタンを置く、というよりも半分放り出す形で取り出した。]
(504) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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[焼けた生地はちょっとだけ色が薄い。 もうちょっと焼いてもよかったかもしれないけど、でもちゃんと食べられる色。
粗熱が取れればとんとん、と型ごと台に打ち付けて。 それから皿に引っくり返して中のタルトを取り出し。]
はい、パティシア先生、ヴェラ先生、味見です!
[薄く切って二人にタルトを勧める。 味はどうだろう。 美味しいって言ってくれるだろうか。]
(505) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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おお。…上手いな、その調子。
[>>485自分で、風の補助をするように頑張るコリンを、励まし。見事、変にバランスを崩すことなく着地して、>>487駆け寄ってきたコリンを褒めるように、撫でてやって。] そりゃあ、クラリッサには負けるかもしれないけど コリンはコリンの、いいところがあるだろう?
[クラリッサの方が器用であるのは認めて、笑いながらも。コリンを馬鹿にするような言い方はせず、あくまで、彼女の成長を後押しする言葉を。]
…できるさ。 自信をもって、やりさえすれば…きっと。
(506) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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|
[そして、朝食を取った後。 >>488初めて自分の上に落ちてきた頃よりは、大分上手く「着地」できるようになったコリンを見下ろし、 にっこりと笑って、手を振った。]
上手くなってきたから… そろそろ、もう少し強い力、使わせてあげてもいいかもな? [契約をした時の力には及ばないけれど、と付け加え。 授業に向かう彼女を、高い屋根から見送った。]*
(507) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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─授業にて─
せんせいの仕事…、ですか。 皆の安心を守ること、ですかね。
[果たして自分が守れているのか。 前夜は飲んだくれ、朝は二日酔い。 昼こそまともなれど、夜はやっぱり酒と煙草と。
そこまで考えて男は考えることをやめた。]
最初から、お金はありませんよ。 せんせいの仕事はお金の変わりに もっと素敵なものをもらっていますから お金がなくても うはうはです。
[と、努めて真面目に答えを返す。 きらきらと眩しい問いかけには]
(508) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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……、残念ですがこれだけでは本は買えません。 本を買うにはもっと大きなお金が必要です。
[そう、相手のテンションと裏腹に あくまでも淡々と。
「大きな」という表現は誤解を与えるかもしれない。 大きいというのは額、そして物理的な大きさも合わせた言葉であったが大きい硬貨というのがどこまで大きいのか。 言葉は難しいし、教えることはまだまだありそうだ*]
(509) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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[その後。 屋根の端からぴこぴこと 馬の尻尾を、風に揺らして。
ちょっとだけ、意識が飛んだというか 昼寝を、してしまった後。]
……やば。 今何時だ。流石に、朝サボったし、昼… いや、最悪、夕飯は手伝わないと。
[がばりと飛び起き、辺りをきょろきょろ。 >>438少し離れた、トマト畑の方に誰かいるのに気づけば]
はは。…誘うまでもなかったなあ。
[>>418今朝がたした会話を思い出して、一人、くすくすと笑った。]
(510) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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[彼がトマトをだめにしてしまったことなんて気づかずに、盗み食いしようとしている真っ最中だと思ったから。
屋根から降りて、自分も畑につまみ食いに行ってみようと 向かってみた頃には、まだブローリンはいただろうか。
もしいたならば、次の食事は自分も手伝うと そう、名乗りをあげるつもりで]
(511) 2015/10/07(Wed) 22時半頃
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[焼き菓子の時間の適正は、恐らく自分よりもクラリッサやパティのほうが詳しい。
オーブンから取り出す作業くらいは手伝えたかもしれないが、また手を出せば心配性だと言われてしまいそうな気がした。 ハラハラとドキドキを合わせ、親ばか、という類の感情で、クラリッサを見守る。
クラリッサも火傷することなく、ケーキも無事に出来ているようで、ほっと一安心していれば]
……あじみ?
[自分にも?と疑問符一つ。 けれど、断る理由などなく受け取って、ぱくり。]
ん……、うまい。
[赤く熟した林檎を使ったのだろう、甘みと酸味は程よく、しっとりとしたケーキの感触とバターの風味に目を細めた。]
(512) 2015/10/07(Wed) 23時頃
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─物見小屋─
[手を伸ばそうか逡巡していると背後に少女特有の高い声が響く。>>498 この、おっとりとしているけれど弾んだ声は]
クリスマスかい。
[何見ているのと尋ねられて 返事を返す前に重ねて掛けられる言葉に]
そうみたいだね。
[手を伸ばそうとするならば少し身を避けてその場を譲る。 澄んだ蒼い瞳は その光景を見て何と思うのだろう。 横目で少女の表情を焼き付けるように 静かに見つめて。
優しく包み込まれた命は その小さな手にすっぽりと収まっている。 トクトクと小さく鼓動を鳴らしながら。]
(513) 2015/10/07(Wed) 23時頃
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……できるとも。もちろん。
[じっ と見上げられる 自分の顔はどんなものだっただろう。
その言葉はまぎれもなく真実だ。 ぱ と少女の表情が明るくなるのを見て 口を緩ませ、少し躊躇った後 続いて口を開いた。]
(514) 2015/10/07(Wed) 23時頃
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きっと放っておけばその子は 死んでしまうだろうね。
いいかい、クリスマス。 聞いてほしい。 僕の力は、命を増やすわけじゃない。 持ってる命を使って、傷を治すんだ。
この鳥の命は今力を使わなければ 餌を取れずにすぐに耐えてしまうだろう。 だからクリスマスが望むなら僕はこの鳥を癒すよ。 僕が普段力を使うのを惜しむのは 君たちの怪我を治すために君たちの命を 擦り減らしてしまうからだよ。
すごい力は多用すればするほど 大きなしっぺ返しを食らうことになる…。 ……って、こんな話難しいかな。
(515) 2015/10/07(Wed) 23時頃
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[みんなが思い思いに日常を謳歌する中。 そこに紛れて見られていた>>493なんてことには気付かなかった。
自分にとってのモスキートと言えば本の虫>>25というイメージだった。 巨大書庫。元来からあまり文献に目を通さない自分からすれば本特有の臭いも得意ではなかったのだけど、ただ一度訪れた時に黒い手袋で覆われた手に、腕を伸ばして引き止めたことがあった。]
料理についての本を探しているんだが。
[それはかつて自分が料理にのめり込む前の話。 困ったように眉を寄せては今は隠している獅子の耳を丸出しに、]
何でも命の尊さについて学ぶべきだと言われてな。
[声を顰めたのは無意識。 まだ獣としても少し若かった時のことを彼が覚えているかどうかは分からぬところだけども、結局料理を始めるきっかけにはなったのはこの一件の後だった。]*
(516) 2015/10/07(Wed) 23時頃
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[ボケっとしていたら時間は案外早く経過しているようで。 そろそろ食事の準備をするならば、戻ろうか。
パティシアにとってもらった林檎でタタンタルトを作ると意気込んでいたクラリッサは上手くいっただろうか。 残ってたら後で分けてもらおう。
そんな矢先撫で付ける風の気配になんとなく振り返る。]
………よりにもよって君に見つかるなんて、なぁ。
[離れた場所に見える姿>>511 思ったより早い再会に黒ずんだトマトの処遇はどうしようか。
せめて肥料になるといいのだが。 少しの祈りを込めて地面へと置けば声を少し張って、]
なんだ。もうお誘いか?
[なんて少し昔の話を掘り返した。]
(517) 2015/10/07(Wed) 23時頃
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[小さな両手を覆うように自分の大きな掌を 重ねるようにかざすと 小さなお椀はすっぽりと 隠れて見えなくなる。
ぼんやりと角が光りを帯びると 少女の手の中の温もりが一層増す。
手の覆いを外せば 何事もなかったかのように翼を広げる小さな山雀。]
さあ、これで飛べると思うよ。 君が外に離してあげて、クリスマス。
[とその肩を優しく抱いて声を掛けた*]
(518) 2015/10/07(Wed) 23時頃
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美味しい? よかった、嬉しい!
[褒められれば嬉しくて、頬を赤く染めながら笑った。 タルトタタンはもうちょっと冷やした方がいいだろう。 だから切り分けないでそのまま台の上に置いておく。 誰かがつまみ食いしたらそれはそれ。]
タルトタタン焼けたよって皆に知らせてくる。 お茶会したいの。 美味しい紅茶も淹れて、皆で食べたいな。
[言うと皆に知らせる為に厨房から出ていくだろう。 その様子はご機嫌で楽しげに見えただろうか*]
(519) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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――御意。
[ かがやかしいものへ眩しげに細めた目は、 両手でぶみっと伸ばされた頬>>501に阻まれて 目の前に唯一つの笑顔が見えれば、陰りも消える。
彼女からの「オーダー」あれば、尚の事だ。]
身につけられるような「おまもり」なら お土産に持ってきても大丈夫かもしれませんよ。
[ 外への扉を開きながら、そう呟いて 白い胸元を飾る青い石を とつ、と指す。
「あの日」に彼女の部屋で贈った誓いの石。 ”いちばん強い力” で磨き上げたラピスラズリは 風の加護を含んで、ずっと彼女を守っている。]
(520) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[ 明るい陽光と空へ向け すう、と伸ばした腕と指先は そのまま伸びるように風切り羽を生やして 躰の質量自体が、倍では済まない単位で膨れ上がる。
ざわりと風が騒ぐ頃には、巨大な怪鳥が がっこうの石畳の上に影を伸ばしていた。
好きな所に乗れと、いつもどおりに躰を伏せて
主人を乗せた大きな大きなオジロワシは 太陽と月を背に 蒼い空を切り取りながら、旋回する。
まなびやのまわりではためく洗濯物がちらちらと光って 空の散歩が済んだなら、久しぶりにアレをやるかと ほくそ笑んでいたのは獣の表情には現れない。]
…ミィ。 ついでに街に買い物いきましょう。
[ …明日用のハム。 俺は誰かさんみたいに、菜食ではないのだ。*]
(521) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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― 授業中にて ―
まもる……。
[エフがまるで本の中に出てくる“きしさま”みたいなことを言うものだから、 びっくりしてちょっとだけ目を丸くしてしまいました。>>508
朝ごはんの前に、ミッシェルに、 “きしさま”が剣を持ってたたかう部分の話を、 ちょっとだけしたものだから、よけいに。>>466
きっとヒナコの知らないところでたたかっているのだと、 何の疑いもなく思うヒナコです]
お金のかわりに素敵なものをもらえればうはうはなんですねー。
[それが何なのか、どうにもピンと来ないままでしたが。 お金の力というものにかなあり、意識が寄っていて]
(522) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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…… ええっ、もっと大きな、って、 スープのお皿くらいですかー? それともこの机くらい?
[淡々と応えるエフとは対照的に、あたふたしはじめるヒナコです。>>509 だってあんまりにも大きいと持てませんもの。
その日、ヒナコは「大きい」という言葉が、 物理的な物の大きさのみを指す言葉ではないと、 知ることになったのでした……*]
(523) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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―授業のあと・教室で―
[わたしの手には、銀色に光るコインが一枚。 授業でエフ先生がくれた>>335、お金。
お金の存在は、本でも読んだことがある。 先生が教えてくれたように>>336 お金がないと大変だってことも知っている。
だって、絵本で読んだもの。 お家にお金が無いからって、 捨てられちゃった兄妹のおはなし。]
そっか……お外に行ったら、 お金がないと、ダメなんだ……。
[お外にいけることは、 楽しいことだと思っていたけれど。 ちゃんとやっていけるのかなって、 なんだか、不安になってきちゃった*]
(524) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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−けものの姿を忘れたけもの−
[誰も居ない時間。 例えば、少女たちが皆。 他の“せんせい”の所へ、行っている時。
私は、書庫で独り。 何も書かれていない、白い紙の束に。 あるけものの記録を、封じ込める作業を、している。 時には。 その場にヴェラの、姿があった…、かも、しれない。
物語はいつも、少女と契約したけものが。 学校の外を、旅してまわる話しだ。
同じけものが、なんども、なんども。 変わらない風景を。変わる街並みを、巡り。 ひとりの少女と契ってから、彼女の死を、見届けるまでの。 始まりと、終わりを繰り返す、物語。]
(525) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[ミッシェルがいた頃は、まだ。 終っては、いなかったが。 この物語も、もうそろそろ、書き終る…だろう。
私が、少女との旅を、終え。 一人、この学校へ戻ってくると。
たまに、過去に書いた、本が無くなっている…ことが、ある。 どこかの獣が、持ち去ったか。 それとも。 私がいない間に、旅立った少女が、連れて行ったか。
消えた本の、ほとんどは、二度と見ることが、ない。 けれど。 それを惜しいと、悲しいと、思ったことは… 不思議に思われる、かもしれないが。 一度も、私にはない…、のだ。]
(526) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[パティシアや、ユージンのように。 どこかに里の、あるわけでも、ない。
自分の顔も、形も。忘れてしまった。 その、けものが。
たったひとりの、少女たちと。 過ごした、長く、短い、記憶の欠片を。
誰かが、覚えていてくれるのなら。 心にとめて、慈しんで、くれるのなら。
書き終ることを、拒むように。 数百年を、かけて。 少女の、生まれてから、死ぬまでを。 始まりから、終わりを。
残した意味も、あったの…だろう。]
(527) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[食器を洗うクラリッサを少し手伝ってやれば、甘い香りがどんどん強くなって行くのを感じた そわそわする少女の様子にくすりと笑みが溢れれば、ああ、もう良いんじゃないかと言ってやる]
お、中々美味そうに焼けてるな。どれどれ………うん、美味い!
[味見のために差し出されたタルトを食べれば上々の出来だと感じられた]
それ、皆にも分けてやったら喜ぶと思うぞ
[先程物欲しそうに見てた他の少女や獣の姿を思い出しそう提案してみる]
(528) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[巨大書庫の、一番……奥。 扉のある、木の、棚の中。 ひっそりと、隠すように、ならべた。 ところ、どころ。 抜け落ちた、7]冊のノート。
そこに。 もうすぐ、新しい一冊が、並ぶ。
少女たちと、自分の顔も、本当の姿も。 忘れてしまった、新たな獣の。ものがたり…*]
(529) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[ふうふうと冷まさなくても火傷しない舌を持っている自分は、出来たてをそのまま味わう。 嬉しそうなクラリッサに、美味しいよ、ともう一度言葉を繰り返した。]
……ああ。 いってらっしゃい。
[お茶会をしたいと張り切る背中を見送った。 さて、誰が呼ばれてくるのか。 自分は戸棚の一つに酒瓶とつまみを放り込んでおこう。
厨房で少し待ち、酒好きのせんせいのうちの誰かが来るならば、ウィスキーは冷やしたほうが美味しいのか、なんて、質問するつもりだ*]
(530) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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― 授業が終わって ―
[蜂蜜がだいすきなくまさんの本が返されるのを待つ間、>>441 ヒナコが読むことにしたのは、 “きしさま”と“はなのめがみさま”のおはなし、その8冊目です。
最初は“きしさま”が“はなのめがみさま”を助けにいくおはなしでしたが、 2冊目からはふたりがあちこち旅をしていくことで、 話が進んでいます。
ミッシェルにとっては懐かしい話だったでしょうか?>>466 ともかく、せっかくだから本そのものも見せてあげようと、 ヒナコの部屋でお留守番した本を抱えてまなびやの中を歩いていれば、 なにやらご機嫌な様子のクラリッサと出くわしました。>>519]
どーしたの?
(531) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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― 幕間 ―
[カリカリと、紙に文字が綴られる音を耳に、自分は古びた本の一冊を開いていた。
口数少ない獣が二人。 少女たちの居ない、静かな時間。 羊頭の獣が何を書き記しているのか、気にならないといえば嘘になる。 けれど、気にしないでいるべきだろうと、考える。
もしも、乾いた頁を捲る音の合間に、ふと彼が独り言を呟くのならば、聞き役の石にくらいはなれるつもりはあったけれど。**]
(532) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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−ある、本の虫の記憶−
[畑にいた、ブローリンの後姿に。 何故、あの時彼は。
「命の尊さについて学ぶべきだ」>>516
と、言われたのだろう…と。 随分前の、おそらくは、初めての。 会話らしい、会話を思い出す。]
………それなら。 探さずとも、色々あるが…。
[黒い皮手袋を、掴んで引き止められ。 突然のことに、驚いた私は、……]
(533) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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……………
[あぁ、そうだ。 その頃は、まだ…。 黒いローブを纏った、肩の上に。 乗せていたのは、羊の頭骨、ではなく…。
彼と同じ、人の顔…、だったはず、だ。]
(534) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[そう。 私……は、驚いた後に。 隠しきれていない、獣の耳を、じっと見て。]
料理を、したことはあるのか? 好きな食べ物でもいい。 どうせ読むなら、興味のあるものから入った方が続くだろう。
[そう言って、ふたつ、みっつ。 質問を重ねて。
後日、人間の子供が最初に読むような。 簡単な、料理の本を数冊。 彼の部屋に、届けたのだった…*]
(535) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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[ご機嫌で歩いていたらヒナと出会って。]
あのね、タルトタタンが焼けたの。 皆でお茶会やりたいなって、ヒナも食べに来てくれる?
[にこにこと笑いながら誘った。 場所は言わなくても分かるだろう、何時もの食堂だ。]
パティシア先生も、ヴェラ先生も褒めてくれたの。 だから自信作、美味しいと思うの。
[えへへ、と得意げに言って。 それからヒナの返事はどうだっただろう。 どうであれ、他の人にも声をかけるべくその場から立ち去るだろう**]
(536) 2015/10/07(Wed) 23時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/07(Wed) 23時半頃
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──せんせいと、獣──
[林檎が好きだ。蜂蜜も好きだ。勿論、砂糖だって。 野菜も好きだし魚も肉も好きだ。 自分にとって食物を摂ることは幸福なことだ。
なのに、満たされるのは、ただひとつ。 もっとも大切な存在の遺骸のみ。
髪を梳いて服を着せて足並みを揃えて街を眺め、ふっくらと丸い頬を夕陽色に染めた少女を、]
(537) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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[育て、喰らう、獣のおはなし。]
(538) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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―畑で―
誘う前に、抜け駆けしようとしたのはどこのどいつだっけ?
[>>517まだ距離が遠く、その前の言葉は聞き取れなくて。 その後聞こえた、張られた声に返すのは、いつも通りの音量の声。 此方からブローリンの方に向かって、 少しばかりの風を吹かせれば。 その声は風に乗って、彼のもとに届いただろう。]
トマト、美味しいよなあ…うんうん、わかるわかる。 ………って、ありゃ?
[そうして、泥棒仲間が増えたと思って 機嫌よく畑に近寄って行ったけど、 黒ずんだトマトを見つければ、首を傾げた。
しかし、ブローリンの能力は、少しくらいは知っていたから。すぐにその理由に思い当ると、近くに寄ってきていた蟻が食べれるようにと、そっちの方へトマトを寄せて。]
(539) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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やっちまったのかあ。 仕方ないけど、もったいねえな
[と。苦笑いをするだけ。 不便な能力だ、とは思えど 自分の能力も「不便」という意味では似たようなもの。]
俺もよくやってたから…わかるよ。
[今は練習して、まずやらなくなったけど。 果物を取ろうと風を出そうとして、雷が出てしまい、丸こげにしてしまった時のことを思いだし、目を細める。
能力のもともあるが、生きるためには少女を喰らうのが必須という。 獣は…便利な存在なようで、なにかと苦労が絶えないいきものなのだ。]
(540) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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泥棒の誘い、したかったけど 俺、今日これ以上盗んだら怒られそうだ。
皆で食べる分を、とっていこうぜ
[食堂で出すなら、あの怖い狼も怒らないだろうという考えで。
食事に出せそうな、良く色づいたトマトや野菜をいくつか取るころには>>519どこからか漂ってくる、美味しそうなにおいに気づいて。
傾き始める陽の下で、 また、お腹を大きく、慣らしたことだろう。]
(541) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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[干からびた腕が淡い光を放っていた。 太陽よりも柔らかい月明かりのような指先が笑みをかたどった唇に乗せられた。
やくそく。ないしょ。おねがい。 あの時、あの子はそれをどんな意味を持って口にしたのだろうか。
盟約通り、生まれながらに理解していることを後は成すだけで自分は生き長らえるだろう。 自然の摂理だ。悲しむことは不利益の筈。理解しているのに溢れたの一言。]
また、ひとりだ。
[明るい青空の下では何の役割も果たさない光。 暗くて澱んだ場所でしか照らすことが出来ぬその能力は、花を折るだけ。
それでも自分が忘れぬ限りはきっと。 語り継げば語り継ぐだけまたその中で生きていく。
それが少女らにとっての幸福なのかどうかは分からない。 ただいつか、選べなくなる時が来るのだとすれば自分は、──…]*
(542) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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[あ、また。あのちょっとだけ変な顔。>>514 だめなのかなと思って言い直せば、 エフ先生の答えに蒼い目を輝かせた。]
ほんと? 治してあげたいの!
[わたしにもできる。 それを知って、とっても嬉しくて笑顔がこぼれた。 けど。
エフ先生のお話には、続きがあった。>>515]
(543) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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いのちを使って、治す…… 怪我を治すと、すりへらしてしまう?
[落ち着いた声で淡々と話す先生のお話は、 今のわたしにはちょっとむずかしい。 それでもわかったのは、 今、治してもらわなければ、山雀は飛べないまま。 餌を取れなければ、どうなるか。
トクトク、トクトク。手の中に収まる、小さな命。 心臓が少し速い速度で、どきどき、どきどき。 擦り減らしてしまったら、どうなるのか。 でもここで終わらせたくはないと、思うから。]
(544) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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せんせい。 それでもわたしは、この子を治したい。
[ちょっとだけ緊張で震える声で先生にお願いして 両手で包んだ山雀を差し出した。
大きな掌がわたしの両手をすっぽり包めば 外と内の両方がふわりとあったかくなっていく。 先生に何度も治してもらったことはあったけど、 わたしの掌の中でちからを使うのは初めてで。 蒼い目を丸くして顔を上げると、先生の額が光っている。
見間違いかなと瞬きをした間に光は消えて 先生の手が離れていった。]
(545) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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わぁ! ありがとう、せんせい!
よかったね、これでまた飛べるよ。
[手の中でもぞもぞと動く山雀に笑いかけ、 肩に乗ったエフ先生の掌に後押しされるように ゆっくりと両手を開いた。
澄んだ蒼に溶けるように、飛んでいく山雀を見送って。 もう一度、笑顔で先生を見上げたわたしが 今日の話の意味を全部理解できるようになったのは。
もうちょっとだけ、先のことになる。]*
(546) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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[タルトを他の皆へもってくという少女を見送れば己もぶらぶらと外に出てみる 大分日が昇り空も明るい。がっこうのそこら中で子供達の声が聞こえてくるのだ
ふと考える。今こうして生きている少女も数年後には自分たち獣の"餌"となるのだ そうなると食う者、食われる者が一緒に暮らしているこの世界が少し不思議に思えてくる]
・・・・・・・・・"呪い"か
[数年前に自分で言ったことを今更思い出す 現に、少女に縛られている存在を此処でも見てきたのだ。無尽蔵の力を持つ獣が小さな存在一つに縛られるなどなんて奇妙な話なのだろう]
私は、何か出来るのだろうか?
[少女や、同じ獣達の為に まだまだ年若い娘にはそれが何なのかわからないでいた**]
(547) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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[ じっと見ただけでもこちらの考えを読んでくれる彼に、 嬉しそうな顔をしてこくんと頷いた。>>502 なんということのない一日であっても、 同じ日がないわたしたちにとっては、掛け替えのない日。
ぶみぃと伸ばした頬も全部同じようで、違うように。>>520 親指で彼の髭を撫でてから手を離し、 開けられた扉を潜ろうとして、指された先を見る。 ]
おまもり……。 じゃあ、オズウェルが石を探してくれる? わたしは、それを下げる飾り紐を作るから。
[ 彼女らへのおまもりの石は彼の力で磨いてもいいけれど、 もしそれが特別なら、わたしが独占していたいから。
貰った石が嬉しくて、でもそのままだと失くすからと 旅立つ前に眠い目を擦りながら編んだ飾り紐は 今もずっと、瑠璃の石を抱き締めて胸元で揺れている。 ]
(548) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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−ある、獅子の記憶−
[忘れてしまっても覚えている。 だが忘れてしまった者に覚えていることを押し付けてしまうのは、どうなのだろう。
数冊の本>>535 借りっ放しになっていることを彼は気づいているだろうか。]
いつか君が思い出す頃に返しにいくよ。
[たとえ咎められたとしても今の自分はこう答えた。 振り返った時に覗いた友の顔を探るように。]
(549) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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[ 彼が人の姿から獣に変わる瞬間は、いつ見てもどきどきする。 ふかふかの羽毛はどこを触っても気持ちが良くて、 抜けた彼の羽根でペンを作らせて貰ったこともある。
乗りやすい様、体を伏せてくれた彼の背中に跨って、 落ちないようにしっかり、優しくしがみ付く。>>521 ふわりと彼が浮かべばわたしの尻尾も棚引いて、風を纏い おおきなおおきな彼と飛ぶ空は格別だ。
きょろりとした目が洗濯物の方に移ったのを見て、 またアレが見られるのかな、って期待に胸が膨らむ。 ]
うん。ハム、食べたいんでしょう?
[ 風を切りながら会話が出来るのも、風を読めるお陰。 落ちない程度の量にしてね、なんて冗談めかしながら 楽しい空のお散歩を暫くの間、満喫していた。* ]
(550) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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なんだ。本の虫かと思ったけど結構整ってるじゃないか。 好きな食べ物、なぁ。 君が好きだよ。って言ったら怒られた。
[昔はつんっと立てた耳をぴくりと強張らせながら言い訳じみた呟きをしたものだ。
ただ彼の提案には頷いたし、届いた数冊を読んでは、質問を重ねることだってあっただけど。]
命を尊ぶなら、……死を受け入れるのは、………。
[記憶に縋る自分はどちらに値するのか。 まだあの時の答えを見つけられてはいない。]*
(551) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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−ある少女の、順番待ち−
………すまない。 続きは、三日前に、貸してしまった。
[読み終わった本の、続きを探しに来た、ヒナコに。>>477 先に、クリスマスへ貸してしまったことを、告げる。]
他に、借りたい人が、いたら。 一度返すと、言っていた。 クリスマスに、言えば。 すぐに、借りれる…だろう。
[ヒナコなら。 クリスマスが借りたままの、他の、3冊を読む、間に。 蜂蜜好きの、クマが出て来る、その、本を。 読んで、しまえるだろう…と。]
(552) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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お茶会? いくいくー!
[すぐさま弾んだ声をあげました。>>536 ヒナコは知っています。 お茶会の素敵さも、それがいつもどこでひらかれるかも、 クラリッサのお料理の腕前も、 タルトタタンがどんなお菓子なのかも。
朝に厨房にあったリンゴは、この時のために収穫されたのかもしれませんね]
あっ、もう味見してもらってたんだー、いいなーいいなー
[だから自信作、という言葉を疑わず、 今日のタルトタタンの味に思いを馳せます。 昔、味見のことを毒見と間違って言ってしまって、 あとで恥ずかしい思いをしたのは……ないしょです]
(553) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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[けれど。 ヒナコは首を、振って。 クリスマスが、読み終わるのを、待つと、言った。
私は、それでいいのかと、尋ね。 いいと、答えた。ヒナコにひとつ、頷いた。]
……分かった。 ヒナコが、続きを借りに…きたことは。 クリスマスには、だまって、おく。
[ないしょを、ひとつ、共有して。
後日。 クリスマスが読み終えて、帰って来た本を、見て。 ヒナコがとても、嬉しがっていたのは、よく、覚えている。
そんなに、待ち遠しかったのだろうか…?*]
(554) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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わたしも、他のみんなに会えたらつたえるねー!
[別れ際にクラリッサにはそう伝えました。 とはいえ、このまままっすぐ食堂に向かうつもりなのですが]
(555) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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