270 「 」に至る病
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――終の棲家――
[タクシーを使って30分。
『帰るよ』
耐え切れなくて、メッセージを送った。 既読を確認して気が狂うのが嫌で、バッテリーを外して窓から投げ捨てた。 だから、彼がそれに気づいていたかは知らない。]
ただいま。
[今度はきちんと挨拶が出来た。 触れたくて震える手を反対の手で戒める。 短く整えられている爪が食い込んだ手の甲に血が滲んだ。
さて今の糖度は如何ほどだろう。 彼だけに食べて貰いたくて熟した己。]
(0) 2019/10/12(Sat) 10時頃
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[自分が残して出たタンドリーチキンのスパイスの香りは大分薄れ、紅茶の香りが漂っていた。 彼の元に来ていた眷属も無事帰ったらしい。]
どうだった? 可愛かった?女の子。
[聞かずにはいられない。 嗚呼なんてみっともない。
戸棚からミルを取り出して、豆をごりごりと挽き始めた。 アオが誰かと過ごした痕跡を消したい故の香りの上書き。**]
(1) 2019/10/12(Sat) 10時頃
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[「おかえり」という言葉を聞いただけで嬉しくて胸が潰れそうになる。>>103 嗚呼自分はもう、どうしようもない程彼の声を反応を欲している。
呆れ声が内包している感情は、多分自分の質問の意図を勘違いしているようだ。 彼女の「かわいらしさ」のエピソードというよりは彼女からの「佐倉蒼佑」への賛辞を伝えてくれるのは、男自身がウォルフォード教授のお嬢さんに興味があると思っているからだろうか。 「ふぅん」とそこで客についての話題を終える唇が弧を描くのは、アオにとっての自分は「若くてかわいらしいお嬢さん」よりも大事な存在であると確認できた所為。アオがその表情を見たならば、また勘違いしそうだけれど。]
んー、面白い言い回しは本で読んで想像していた通りだったよ。 俺達の漢字はどう書くんだって聞かれた。 異文化に対する興味が深いところは俺達と似ているかもな。
そうそう屋根の上を飛んで移動するパない運動神経がフィクションじゃないっていうのには驚いた。 アオくんもジャンプしたらこの天井にヘッドロックかませたり出来んの――
(112) 2019/10/12(Sat) 19時頃
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[>>104遣い先での出来事を喋る口が止まる。 いつだって、自分を呼ぶ彼以上に優先するものなんてない。
どんなに他の趣味で誤魔化そうと、初めから、それこそ眷属になる前から、クチキ アオだけが欲しかった。]
(114) 2019/10/12(Sat) 19時頃
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アオくん、
[ミルを回す手はとっくに止まっている。 挽きたての豆の匂いで充満するキッチンにおいても、自分の血は甘く香っているのだろうか。 裾を掴む手を見つめる目が切なく歪んだ。*]
(115) 2019/10/12(Sat) 19時頃
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だよな。 アオくんスポーツ得意なら、俺のジョギングぐらいムーンウォークで抜かせるだろうし、一度もついて来なかったってことはそういうことだろうと思ってた。
[個人差、との答えに思わず笑み零し。>>151 日課を語る口は過去形を示した。]
……うん。 俺の部屋で良い? 荷物運ぶから。
[――来た、と思った。>>152 遣いから無事に戻れば、と言っていた話。 改まって話されるそれが、自分にとってどんな影響を与えるのか、今はわからない。*]
(160) 2019/10/12(Sat) 22時頃
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――自室――
――そう、か。 10年弱だっけ、お母さんがアオくんと一緒にいたの。 そんな小さい時の記憶の中の人を思い出すってことは―― やっぱり、大分キてんなぁ。
[ある程度予想はついていた。 自分の病に気づいて、それを断罪されるのだと。
頬骨に少し冷たいアオの手。 合わせるように、深呼吸。]
(188) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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死ぬまで血を吸われたい、とか。 一緒に連れて逝きたい、とか。
長生きだけが目的だったのに、思うようになった時点で拙いなと思ってはいたよ。 100年一緒にいたのに、ちょっと離れただけで声が聞きたくなるとか……クッソ、スマホなんか持つんじゃなかったな。 もうバッテリー抜いたしこのまま棄てるか。
[自覚症状を口に出せば、途端に症状が重くなる気がした。 まるで体温計を見て初めて熱っぽさを感じる風邪ひきの子どものように。]
(189) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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――は?
[それで、依存症を発症した自分に対し、アオはどうするのかと思ったら。 提案>>182は男から暫く呼吸を奪って。]
(191) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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何で、アオくんが我慢する方法を取らなきゃいけねぇんだよ。
[唇が震える。]
俺が、長生きしたいって昔言ったからって、何でそうなる?! ソラを噛む? それとも他に眷属を連れて来んのか?
じょーーーーーーーーぉだんじゃ、ねえっ!!
[怒号はかなりの声量を伴ったが、声を聞きつけて喧嘩だと止めに入る人はこんな辺鄙な場所にはいない。]
(195) 2019/10/12(Sat) 23時半頃
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覚えてねえの、 俺は、アオくんの「美味い」ってカオが見たいっつった。
噛まれる前の、誰にも何にも左右されていない俺だけの気持ちだ。
血を吸われたい、求められたいって気持ちになんのは確かに眷属の本能で依存症の所見でも。
君が俺を噛まなきゃそれが収まるなんて、そんなんでもう何年か生き伸びたって、なんも嬉しくねぇよ。
[ぎり、と歯軋りをした。 こんなに長く一緒にいるのに、彼が自分の一番大事な気持ちをわかってくれていないと思えば、悔しさで歯が全部折れてしまうくらい顎に力が入る。
全身の血が沸騰しているようだ。 今すぐこの喉を掻っ切って、自分の血で一生消えない火傷を負わせたい。**]
(197) 2019/10/13(Sun) 00時頃
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……どうしようかね。
[怒鳴り返された。>>299 穏やかな彼にしては珍しく、引き攣れたような声音。
涙を流したのは何時ぶりだろう。 喉が潰れそうで、頭痛が酷い。]
アオくんは、噛まなければ俺が「元」に戻ると思う? こうしてる間にも、どうやって血を飲まそうか、そんな策略が頭から離れないのに。
(306) 2019/10/13(Sun) 20時半頃
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俺はもう戻れなくて、どうせその内狂って死ぬ。 噛んで貰えなきゃ、それに焦れてもっと狂うかもね? 禁断症状を抜ければアル中やヤク中は離れても狂わなくなるらしいけど、俺のこれは多分「抜ける」ことがないやつだ。
[自分は狡い。 アオの提案は自分の病を進めるだけだと言い切って、自ら望む方向に誘導する。
胸を叩く拳は吸血鬼の力で以ても鍛えた眷属には物理的ダメージを加えることはなかったが、その激情は麻薬のように男の心を高揚させた。 首を傾げて顔を覗き込もうとする。]
駄目だよ、そんな風に言ったら勘違いするから。
(307) 2019/10/13(Sun) 20時半頃
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[もうこの病は八方塞がりだ。 拒否しても求めても、アオを遺して男は死ぬ。]
吸血鬼は吸血の時にその支配欲が性欲に繋がる事例は読んだことがあるけど、アオくんの場合は俺を犯そうとしたことはなかった。つまりはそういうタイプじゃなかったってことだ。 俺が単に君を抱きたくて丸め込んだ。 長生きが目的だからと無理矢理眷属にさせたように。
よく考えて、君は被害者だ。
[加害者の一番欲しい言葉など、言っては駄目だ。>>302]
だから
(308) 2019/10/13(Sun) 20時半頃
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このまま一緒に死んでくれ。
(309) 2019/10/13(Sun) 20時半頃
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[ほら、言ってしまう。]
(310) 2019/10/13(Sun) 20時半頃
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――いやだめだ、死ぬな。 嗚呼駄目だ、 殺したくない、それだけは出来ない。
頼む、 ……俺を噛むのを我慢する意志が変わらないのなら、俺が焦れて狂う前に、もう、出て行ってくれ。
[理性と狂気の狭間で。 かきむしった腕から幾筋もの血液がシャツを赤く染めていく。*]
(311) 2019/10/13(Sun) 20時半頃
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