270 「 」に至る病
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――ヴィラドメア城――
[ちらりと視界の端に女の子。>>56 やはり実在――多分彼自身の眷属――をモデルに描かれていたのだと思うが、じろじろと見ることはしない。「彼女」の容姿なら紙面でここ何年かずっと見ている。]
お仕事中すみません、
[手を止めて此方を見る吸血鬼に、ビジネスマンのように謝る。 取り出すのは土産と食材のみ。着替えなどは自分に宛がわれるだろう部屋が分かってから出せば良い。まさか4階建ての居城に客間がないことはないだろう。]
(136) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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そうですね。 大事にしてますよ、俺も。
[彼にとって主人と眷属の関係は「主人が大事にすること」で成り立つものなのだろうか。>>58 自分達の100年を想えば、自分だってこの関係を、マスターを、大事にしてきたのだと主張したくなる。護られた100年ではない、二人で手を繋いで(物理的にそうしたことは殆どないが)生きてきたのだと主張する。このくらいなら、これまでの定期診断でも言って来たことだ。別に問題はあるまい。]
(137) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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[どうやら土産は気に入って貰えたようだ。直前の精神状態が反映された酷いつくりになっていなくて良かったと安堵する。
それよりも、彼は男の料理習慣の方に強めに反応した。>>59]
……? まあ100年以上生きてるんでね……俺もこっち来たばかりの時はレシピ見ながら基本的な豆のスープとかばかりつくってましたよ。 元々手作業が好きなんで、向いてるっていうのもあるのかもしれません。
[どうやら彼の眷属は料理をしないらしい。 向き不向きがある、と言外にフォローを入れておく。「彼女」が料理に適性がなければ主に期待されて出来なかった時点できっとひどく落ち込むだろうから。眷属にとって依存症の進行度はどうあれ主の「評価」は他者からのそれの何倍も重要なのだ。]
(138) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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俺は料理をつくるのが好きで、主はその俺の趣味を尊重してくれているだけですよ。
カレーですね、鶏肉漬け込んであるんで昼までには出来ますよ。 材料なかったらいけないんで持ってきてます。バターだけ貰いますね。
[保冷バッグに入れているのはヨーグルトとはちみつに漬けてある鶏肉のジッパーバッグ、それと生クリームの少量パックだ。パプリカやトマト缶やニンニクは常温で持参している。 冷蔵庫の場所を聞いて冷蔵だけ入れてしまうと離席を詫びて家主の元に戻った。]
(139) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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……もう「診断」は始まってます?
[>>60茶化したように一拍おく。 思い出しても平静を保っていられるように、心を武装しておく必要があった。
「帰ったら話がしたい」>>122なんて、まるで離婚を決意した妻が言うような台詞には、頷くことで精いっぱいだった。実際には書類上で何の繋がりもない自分たちは彼がただ「出ていく」とか「他の眷属と暮らす」とか言うだけで簡単に終わってしまうのだけれど。]
俺の工房は元々俺のものじゃなくて、師匠とその息子のものだったんですけど、立て続けに死んでしまいましてね、師匠に死に際「生き返ってくるからそれまで工房を頼む」って言われてしまって。 嗚呼こりゃ長生きしねぇとなって、眷属にしてくださいってクチキ先生に自分を売り込んだのがきっかけですね。 何か月くらいかなー、結構ねばって、最終的に折れてくれてから100年ちょっとです。
長生きしたい理由があった、長生きさせられないかもしれないって彼は言いましたけど、御覧の通りですよ。俺の目に狂いはなかった。
(140) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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[受け取った紙に書かれた文字は、男の風貌からは想像もつかない程整っている。 幼少時より書道も習っていた。書く時に動揺で腺がぶれるようなヘマはしない。
朽木、の横には葉のついていない木の絵を。 その上にペンを寝かせて空を描き、「青」と記した。]
朽ちた木という寂しい感じのファミリーネームだけど、「青」はその上に広がる空の色です。綺麗なイメージでしょう? 因みに俺の「佐倉」は音だけで言うと花の「桜」と一緒で、ソウスケの「ソウ」も「アオ」って同じ色を指します。「スケ」は、助けるって意味ですね。
(141) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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――こんな風に、彼の居る景色に俺がいるのが当たり前の時間を過ごしてきました。 彼は自分が主人だと偉そうに眷属を管理したがるタイプじゃないんで、所謂「主人と眷属」の関係とはちょっと違った形に見えるかもしれませんね。
あんまり声を荒げて怒ったりとかゲラゲラ笑ったりしない、穏やかな人ですよ。 デフォルト無表情だから初めての人を怖がらせることもあるけど、好奇心が強くて、犬好きで出不精の癖に散歩だけは欠かさないし、あーあと絆されやすくて……でも譲れないって思ったことに関してはかなり頑固ですね。
まあなんつーか。……すっげぇ可愛いです。
(142) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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……。
はは、惚気ちゃったなー。
ささ、先生の方は?"ヒロイン"とのなれそめを聞かせてくださいよ。 カレーはつくるのすぐなんで。
[あまり思い出すとボロが出るかもしれない。 ある程度で切り上げて、今度は作家に喋らせようと拳をマイクにして向けた。*]
(143) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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はあ、
[あっさりと既に診断が始まっていることを告げられ、少々間抜けな声が出た。>>181 吸血鬼側にだけ明かされるのであろうそれをばらしてくれる親切な吸血鬼は初めてだ。]
家はほぼ毎日出てますね。仕事もあるし。 朝は体型維持の為にジョギングして、本屋巡ったり飯の材料買ったりなんだかんだ。
[ここ数日はそのルーティーンを疎かにしていたが、誤差の範囲だと敢えて言わない。]
(205) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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いつか死ぬことを回避できないのは眷属だけじゃないでしょう? 自分の意思で死なない限りはその瞬間を選べないのは普通の人間も吸血鬼も同じ。 わかった上で気をつけて日々過ごして来たんでね、
[>>182これは持論。 けれど、こんなに気をつけて生きて来ても、同居の心地よさやスマホの便利さにあっさり病の糸口を掴んでしまった。
――これも敢えて言わない。]
(206) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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あー……そういう…… もしかしてここんとこの特殊職業モノって、一度全部着せてたり……? 俺はあんまりコスプレにピンと来ないんでわかんないですけど。
[エプロンを描き足そうとするのについ呆れたような声が出た、>>183 興が乗っているなら邪魔すまいと先に荷物を客間に置かせて貰おうかと思えば、衝立の裏ときた。>>186マジか。]
(207) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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まさか。 どちらももうどこかでとっくに死んでる親がつけた名前ですよ。
でも彼を候補に選んだのにはその偶然を運命にしたいと思ったからですね。 ほら、とっかかりがあった方が口説きやすいでしょう?
……恋人ではないですよ。 「それ」を確認してしまえば、病に陥ってしまう。
[>>184苦笑交じりに言ったのは、ジャケットを脱ぐ衣擦れで誤魔化せていれば良い。 ネクタイは外さずに肩にかけ(その下、シャツの下に噛み痕があるのは無意識)、袖をまくってシャツガーターで固定した。
エプロンはつけないから、これが調理前の身支度だ。 そこまでしておいて、家主のインタビュー回答を聞く。>>185]
(208) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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それも持ってますけど、ええーまさかのそこもノンフィクション……? 吸血鬼ってホントは超人的能力持ってる訳じゃなし、よく生きて帰れましたね……。
って「実際は」の話随分違いません?! 盛ってんなー。
[しかし現実も簀巻きで海にだなんてまるで映画のような出会いだ。]
そんな生きるか死ぬかのとこ助けられたんじゃ、ヒロインが惚れちゃうのも無理ないな。 気をつけてあげてくださいよ。 「この人が世界」って思った眷属が長生きしたの見たことないんで。
[彼女は何年目だろう。 もう手遅れかもしれないが、ヒロインの寿命が長く続くよう内心でそっと祈って、調理に赴くことにした。]
(210) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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ポテト入れないんで冷凍ききますよ。 カレーのポテトは家庭用冷凍庫で冷凍すると食えたもんじゃないので覚えてたらおつかい帰りのヒロインに教えてあげてください。
東洋風って訳でもないですけどね。パプリカとトマトとチキンとスパイスと……
[仕上げに生クリームでまろやかさを足したバターチキンカレーが食卓に並ぶのは数刻後。 サフランライスにかけたカレーは色のバリエーションに乏しいのでつけあわせにはスナップエンドウと紫タマネギ、レタスのミモザサラダを添えた。
舌の肥えた作家の口に合うと良いのだけれど。**]
(211) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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寿命だけじゃなくて、過信して不摂生をしたら、それが祟る日も来るでしょうよ。 たとえば、ニンゲンにとっての食事程の頻度で摂取しなくても生きていられるからって、吸血行為を全くしないまま寿命まで何百年も生きられる訳じゃないでしょう?無機物じゃないんだから。
喉が渇いた時、水を飲んでも渇きが癒されないのが吸血鬼で、それでもニンゲンを噛むのを心が拒否していたなら、別の生物の生き血で我慢するしかないと読みましたよ。
あと300年あるとして、もし途中で貴方が今の眷属を失ったとしたら――貴方が天寿を全うする為には、別のヒロインを迎えるか彼女への想いに殉じてギリギリまで我慢してから数回不味い獣を口にするかしかない。 それとも、飢えで300年を縮めますか?
(343) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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[この問は、自らの主には出来ないものだ。
一度得た眷属の死が訪れたなら。 アオはソラや――もしソラの寿命まで男が耐えたなら次の犬を、我慢して飲むのか。自分と出会う前にそうしていたように。
或いは別の相手を。
想像するだけで痛くて堪らないから、別の吸血鬼の答えで心のどこかを安心させたかった。 どんな答えでも、アオの答えではないから安心など出来る筈もないのだけれど。]
(344) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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[縦に長い居城において、この空間で生活のすべてが完成するのだろうというのはこれまでの短い時間でも観察できた。>>239>>241 だから料理に取り掛かりながらでも家主との会話を続けられる。
包丁の腹で潰したにんにくとすりおろしたしょうがをたっぷりのバターで香りが立つまで炒め、そこにヨーグルトはちみつ漬けの鶏肉を漬け汁ごと加える。
家主はもっと尊大な人物かと思っていたが意外にも協力的で、背後では作業台だった箇所が整えられていた。>>242]
作業着ですか、わかるようなわからないような。 俺が住んでたのは100年以上は前ですけど、既に作務衣も一般市民はあまり着てませんでしたね。着慣れてないし、そもそも頂いても俺じゃ丈が合わない気がするんで、お気持ちだけ。ありがとうございます。
[眷属になる前から男の身長は190cm近くある。 貰っても自分には合わないし、誰かから貰ったものをアオに着せるなど絶対に耐えられないので断った。>>239
鶏肉に火が通ったら今度はトマト缶である。トマト缶とヨーグルトの水分があるので後で足す水は少ない。家主が好みの方の仕上がりだと思う、と答えた。>>242]
(345) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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策を巡らせて相手の退路を断つのは好きですね。 生まれが政治家筋なので、その遺伝子かもしれません。
[この家に米が存在していて良かった。 自宅に常備してあるから失念していたが、この国ではまだ主食として一般的な食材ではない。 自分の準備に抜かりがあったことに少し動揺しつつ、別の鍋で米を炊く。]
長く一緒にいると、勘違いしそうな瞬間もあるから。 己の理性と戦う羽目になるのは相手が主だからかそれ以前に彼個人に対して想うところがあるからなのか……考えるとドツボりそうだから、ここはあまり突っ込まないでくださいね。
診断が目的であって、俺に病を植付けたい訳じゃないでしょう?
[スパイスを投入したら、辺りにカレーの匂いが立ちこめる。 彼の方は作業もひと段落したようだ。>>240 此方に向けられる赤い瞳は宝石のようにうつくしい。>>241なるほど彼は、その見目も創作の中の吸血鬼に似ている。]
(346) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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……いやー……彼が屋根伝いに飛べるなんて話は聞いたことがないし、貴方が特別運動神経がパないだけな気がしますけどね……。
[事も無げに言う態度も人外めいている。>>241 しめじとはまた東洋の文化に染まっている語彙だなと思いながら、しめじの入らないカレーにして良かったと思った。食事が微妙な空気になりそうだ。
パプリカを加えてひと煮立ちして、仕上げに生クリームを入れればバターチキンカレーの完成だ。 弱火で煮込む間にサラダも作って、昼食を完成させれば、今度は吸血鬼らしからぬ、「食事で満たされる」ような反応を目にすることになる。>>242>>243>>244]
(347) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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レストランじゃ、こうして間近で「美味い」って顔が見られませんからね。 気に入って頂けて何よりです。 漬け込みに時間がかかるだけでつくるのは簡単だから、貴方の彼女が帰って来た時に一緒につくれるように、食べたらレシピ書いておきますね。
[数度クリアしている定期診断だが、そう頻繁にある訳ではないので、アオ以外の吸血鬼と食卓を囲むのは久々だ。そもそもアオとですら最近は一緒に食事していない。
アオも今頃誰かとこうして向かい合っているのだろうか。 気になってしまえば家主が絶賛してくれたカレーの味もなんだか砂を噛んでいるようだった。]
(348) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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――それで、俺はクリアできそうですか? 貴方の彼女と比べて依存度はどうでしょう?
依存症が進行している眷属の血は甘いって言いますけど、他の吸血鬼にとっちゃ劇物だからその方法で確かめられはしないんですよね。
[さて、この質問はアウトだろうか。
逢いたい。 早く帰りたい。 触れたい。
――これは眷属の病? 或いは愚かにも想いを拗らせた男の、 *]
(350) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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[ジャーディンにどんな答えを期待していたのか、問いながらも男自身わかってはいなかった。 彼は本当に先を考えていないのかそれとも明言を避けたいのか、ただ「次を探す」とあっさり言われなかったことは、幾分救われた気がした。>>397
主に憂いのない日々を過ごして欲しい、不味いものを口にして欲しくないというのは本音でも、同時に自分の「次」など持って欲しくないと駄々を捏ねたいのが眷属といういきものである。 見ず知らずの彼女に今のジャーディンの台詞を聞かせる機会は多分訪れないだろうけれど、自分の死によって主が余命を縮める程のショックを受けるだろうと予想していることをもし知る機会があれば、死ぬ時にもきっと心の深い一部は満たされていることだろう。]
(415) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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作家なのに屋根を伝い飛びする必要がある人生ってのがまず驚きですけどね。
[>>400アオが闇夜にすごい跳躍力を見せる想像をしようとしたが、どうにもイメージが沸かなくて失敗した。
レストランの種類にも詳しい作家には「その前に俺ガラス職人なんで」と苦笑したものだ。 誉め言葉は素直に受け取っておいて、レシピを先程自分達の漢字を書いた紙の裏に書いておく。 スパイスは調合を間違えると事故になるので「ルー半箱」と簡略化したものを残しておけば安心だろう。]
(416) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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依存するように生き方を仕込んだ……? それなら確かに自分が発症した時にそのショックで進行を加速させるのを防げるかもしれないけど、
[>>401自覚なく逝くのはこれまでの自分とのギャップに苦しむことがない点では幸せかもしれないけれど]
長生きとは対極にありそうですね。
[それでもその人生しか知らない(記憶喪失だというのを鵜呑みにしている)のなら、衒いなく主だけを「好き」になれて幸せなのだろうか。
意図的にそうすることを避けてきた自らの100年が、とても惜しいことをしてきた日々に急に思えて来て胸が苦しくなった。]
(417) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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[片づけはありがたく任せて、シャツガーターを外す。
定期診断は判断役の裁量で泊りがけになったりするから一応着替えやタオルなどもスーツケースに入れてきたけれど、早く帰りたい気持ちが身支度をする手に表れた。]
家はそうですね、最近は麓まで電車が走るようになったんで、そこからの山登り含めて1時間ちょいくらいかな。
[車が通れない道ではない。 貧乏でもない。 言いながらも、心はタクシーを拾って飛ばして貰うと決めている。
早く帰りたい意思が言葉の端に滲んでいることに気づいても、取り繕うことは出来なかった。]
(418) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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……デザートも作った方が良いですか?
[もう帰ってもいいですか?と聞かなかったのは我ながらよく耐えたと思う。**]
(419) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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[試されている、と感じた。>>432 ここでムキになってデザートを用意する間過ごせば自分の病の所見を報告される羽目になるかもしれない。 しかしそのままそそくさと帰ればそれもまたやはり強い帰巣本能が病の所見として記されることになるだろう。
一度ゆっくり瞬きをして、それから再びシャツガーターをつけて赤い瞳を振り返る。]
じゃあ、簡単なもので。 洗い物増やしてすみませんね。
[冷蔵庫を開けた時にりんごがあったのは確認済だ。 カレーに使った生クリームが残っている。 生地を焼いたり蒸したりするのは時間がかかるし、材料さえあれば簡単なゼリーはゼラチンや寒天が必要だ。眷属に料理の習慣がなく、外食に慣れている吸血鬼宅に賞味期限が何年もある訳でもないのにある程度まとまった量でしか売っていない製菓材料があるとも思えなかったので確認する手間を省いた。]
(451) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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[りんごの皮をするすると剥き、角切りに。 バターでソテーしてインスタントコーヒーの粉を振りかけた。 そこに泡立てた生クリームをふわっとかければりんごのバターソテー生クリーム添えの完成だ。 因みに生クリームにマスカルポーネチーズを合わせればティラミス風の味わいになるが、マスカルポーネなど製菓くらいにしか使わない消費期限の短い食材が以下略。]
デザートはヒロインが帰って来てからお召し上がりください。 では、ありがとうございました。
[逸る気持ちを隠してつくった割には時間も出来栄えも悪くない仕上がりだ。 ヒグマカレーを土産にもらって今度こそジャーディンの居城を後にし家路を急ぐ。**]
(452) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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[自分が逢いたいと思っている半分くらいは彼も思ってくれているだろうか。
はじまりからして強引だった。 男は噛まれなくてもきっとあれから50年以上は生きただろうし、ジャーディンとその眷属のように自身が危険に晒されていた訳でもなかった。
家族でも恋人でもない。 互いに独立した仕事といくつかの方向性が被った興味を持ち、どちらかがいなくても物理的には生きていけるふたりの男が眷属契約を結んで100年あまり。
栄養にならない食事を共に摂ることが、隣で映画を観ることが、呆れられうざがられても強引にするキスが>>121、ごく稀に、それでも述べ回数としてはかなりの数、朝同じベッドで目覚めることが、彼にとっては何一つ自分の意思で求めたものではない生活が、長い年月を経て失うには惜しい一部になってくれていたら。]
(453) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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……死んでも良いかもしれない。
[帰宅して彼の話を聞いて、もし自分が彼をたすけることがこれ以上出来ないと判断したら、そうすることが自分が眷属にして貰った恩返しとして唯一最大のものであると、進行した不治の病の縁に、思う。**]
(454) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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