278 冷たい校舎村8
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[——本能的に理解をする。
この増えた階は、わたしの心の中そのもの。
わたしが嘘をついて、増やしてしまった虚構のひとつ。]
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──→家庭科室──
[ じゃがいも、ニンジン、ブロッコリー! お野菜をたっぷりいれたシチューはおいしそう。
想像したら、余計におなかすいてきちゃった。
リクエストがカレーの方、だったら。 いよいよ林間学校にしか思えなかったかも。 ……ちょっとしたキャンプみたいだし、、 控え目にいうけど、とっても楽しそう。>>662 ]
(712) 2020/06/15(Mon) 00時頃
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[ やだ、思い出すだけではずかしい。 あのふりふり、もう着れないよ。
でもね、写真を撮りたいっておねがいされたら 愛宮心乃が断れるはずもないので、 おずおずと一緒にフレームの中に収まった。 ポニーテイルにするのだって、 まんまるい頬が堂々と、これでもかって、 主張をしてくるから、あまりしない髪型だったけど。
押しに、弱い。そういう人間だったので。 写真を見返すと、あーあって思っちゃうけど、 きらいじゃない、……ううん、愛すべき時間だった。 愛すべき瞬間で、たいせつな思い出。>>663 ]
(713) 2020/06/15(Mon) 00時頃
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[ 思い出の場所にいる、のに。 ]
(716) 2020/06/15(Mon) 00時頃
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[ おもわず口をついて出た言葉に、 自分でもちょっとびっくり、してる。している。 愛宮心乃は、ここまで直球だったろうか? ……いや、案外そうかもしれないけれど。
ただ、なげかけてしまったあと、 答えを得るまでは、ほんの一瞬だったのに。 長い沈黙、のように感じた。>>666
しりたい。しりたくない。 ききたい。ききたくない。
だって、もしも本当にまなちゃんだったら? ]
(718) 2020/06/15(Mon) 00時頃
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AI ≠チてなんなんだろう
(719) 2020/06/15(Mon) 00時頃
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たぶん、かあ
[ 扉をつかむ手を離して、くるりと後ろを振り向いた。 ほんのすこしだけ、低い背のまなちゃん。 みおろす彼女は、いつもより小さく見える。
いつもみたいに、私、わらえてたかなあ。 微笑む、ほほえみ、えがお。 安心させられるような、笑顔で。 ]
……、
[ わからない。>>671 ]
(720) 2020/06/15(Mon) 00時頃
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わかってたら、よかったんだけどねえ
[ わかってたのならば、 惜しむことなくこの手を伸ばしている。 自らを削ってでも、救済を与えている。
けれど、なにをすればいいのか。 なにが求められているのかわからない。
困ったなあ、って努めて優しいトーンで話す。 ]
(721) 2020/06/15(Mon) 00時頃
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[ 家庭科室の扉を開けて、まなちゃんへ道を譲る。 そして、心乃も中へと足を踏み入れる。 ]
でも、だれかわからなくても、 私はできうる限りのことはしたいなあって、
[ 手探りになるかもしれない。 それでも、行方不明の愛≠探すように。
だから、まずは自分のできることから。 お腹の飢えは、しあわせから一番遠のくし? クッキングタイム、はじまるよー!ってね?* ]
(722) 2020/06/15(Mon) 00時頃
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──回想:ボランティア──
ううん、私も今来たところだよ
[ 会話だけだと、デート(笑)に聞こえなくもない。 ただ、二人が向かう先は奉仕活動の場であるので、 やっぱり、ほんと、なんにもない。>>696
少し下にある目線を見下ろして、 爽やかな笑顔を阿東くんに向けていた。 ]
(755) 2020/06/15(Mon) 01時頃
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──回想:ボランティア──
ううん、私も今来たところだよ
[ 会話だけだと、デート(笑)に聞こえなくもない。 ただ、二人が向かう先は奉仕活動の場であるので、 やっぱり、ほんと、なんにもない。>>696
少し下にある目線を見下ろして、 爽やかな笑顔を阿東くんに向けていた。 ]
(756) 2020/06/15(Mon) 01時頃
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──回想:ボランティア──
ううん、私も今来たところだよ
[ 会話だけだと、デート(笑)に聞こえなくもない。 ただ、二人が向かう先は奉仕活動の場であるので、 やっぱり、ほんと、なんにもない。>>696
少し下にある目線を見下ろして、 爽やかな笑顔を阿東くんに向けていた。 ]
(757) 2020/06/15(Mon) 01時頃
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[ やればやるほど、綺麗になっていく。 街の風景だけじゃなくって、自分の心も。
良い行いは気持ちも晴れやかにしてくれる。 この照り付ける陽射しみたいに。
だから、ぽろりと言葉が零れてしまう。>>699 ]
(758) 2020/06/15(Mon) 01時頃
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[ ああ、どうしようかな。 愛宮心乃は、許しを乞うような人間ではない。
しあわせで、恵まれていて、幸福をお裾分けできる そんな、人間だった筈だ。 ]
──…この世に、生を受けたこと?
[ 曖昧な言葉で濁しては、 太陽の陽ざしが眩しいからだと言わんばかりに 瞳を細めて、視線を逸らす。
善行を積んで、免除されるもの。 それって、なんだろうね。罪。っていうやつ?
でも、ちゃんとしている人間なんだから、 愛宮心乃は、罪などおかしていない、筈。 ]
(759) 2020/06/15(Mon) 01時頃
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すごいようなことじゃないよ、 やろうと思えばだれだってできることだし しあわせのお裾分け、してあげなきゃね
[ ……すごい、って言われるのは嫌いじゃない。 でも、謙虚に否定するのが愛宮心乃。
楽しんでくれたなら幸いで、 阿東くんもやっぱり与える側なんだなあとか、 そういうことを思っていたものだった。
普段、与えるばかりの心乃としては、 お礼にともらったアイスが特段おいしく思えた。 ちなみに、選んだのはバニラ味のスーパーパック。 ほら、スーパーなだけにたっぷり入ってるから、 食いしん坊には満足できる一品だった。 ]
(760) 2020/06/15(Mon) 01時頃
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あ、あれ。 ……喜多仲くんじゃない?
[ アイスを頬張っている最中、 遠くにクラスメイトと、見知らぬ女性。 でも遠目だから、人違いだったかもだ。>>0:1167** ]
(761) 2020/06/15(Mon) 01時頃
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[ わらっていて欲しい、と思った。>>744
いつだって、こんなときだって、 おんなじ調子で笑っていてほしかった。 まなちゃんが笑い返してくれるの、 とっても、とっても、安心するから。
てれぱしー、なんてものがなくったって、、 あれ、与える側のはずだったのに。 いつの間にか、まなちゃんに笑顔をもらってた? 変なの、おかしいなあ、って思う。 ]
(1097) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
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愛宮心乃は、与えられる側の人間だった──?
(1098) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
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[ ─── 小麦粉、牛乳、バター、コンソメ! あとは少々のお塩を振りかけて、 愛≠フスパイスを忍ばせる。
苦手なひとはいませんか? いまなら、軌道修正は可能です。 粉をぱっぱっとふるいにかければ、 編目の隙間から細かな粒子が、宙に舞う。 ]
(1099) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
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ううん、与える側の人間な、筈。
(1100) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
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[ お揃いのポニーテイルをつくってみれば、 二本の尻尾が左右へ、ゆれる。
たのしいね、って今度はちゃんと笑えてる。 そう、いまはちゃんと笑えてるんだ。
愛宮心乃は、愛情≠込める担当で! ……なんて、ちゃんとつくってるから安心してね ]
(1101) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
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なっちゃん、いらっしゃい。
[ まなちゃんの声で、お客さんの存在に気づく。>>918 ぐるぐると、お玉で鍋の中をかき混ぜて、 ぐつぐつと、煮える音がここちよい。
ふわ、と湯気が立つのが見えれば、 お玉でいっぱいすくって小皿に乗せる。 ]
はい、どーぞ?
[ 味見係のなっちゃんと、まなちゃんへ。 シチューのお味は、いかがかな? ]
(1102) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
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[ なっちゃんが一瞬、扉の向こうに何を見てたのか。 まなちゃんの包丁さばきがちょっと不安で、 怪我しないかな、ってそわそわしてたから、 残念ながら、心乃もきづいてはいない。 ]
(1103) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
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[ うーん、シチュー。心乃には37(0..100)x1点!* ]
(1104) 2020/06/15(Mon) 23時半頃
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[ 超絶、微妙な出来になっちゃった(笑) ]
(1178) 2020/06/16(Tue) 00時頃
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[ 言い訳のような理由を並べるんなら。
材料がやっぱり限られていたし、 お家でつくるときよりも、ぐつぐつするの 短かったような気がしなくもない。 バターの量も少し足りなかったかも?
でも、なっちゃんはいっぱい食べてくれて>>1137 愛情をもってたべてくれるのが嬉しくてほほ笑んだ。
───お料理、って。 作る側の愛と、食べる側の愛が合致しなきゃ おいしいって思えない、みたいなんだ。 ]
(1179) 2020/06/16(Tue) 00時頃
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[ だから、出来栄えがふつうでも>>1139 まなちゃんもおいしいって言ってくれる筈(笑) ]
(1180) 2020/06/16(Tue) 00時頃
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[ もう外は真っ暗だった。>>1147 だから、そうだね、っておへんじをした。 ]
……なっちゃん?
[ ……したんだけど、 なっちゃんの声が震えてて、 おかしいなって、思ったの。 ]
(1181) 2020/06/16(Tue) 00時頃
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[ ───パリン、って音が鳴る。 ]
(1182) 2020/06/16(Tue) 00時頃
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え、あ、まって……! なっちゃん、どうしたのっ
[ タイムはいっつもビリかビリから二番目。 走るのはとっても遅くって、 前をはしる二人と、どんどんと距離が遠ざかる。
まって、って言っても、止まるわけなくって ただ、肺がつぶれそうなほど全速力で走ったのは これまでたった十数年の生きた中で、 はじめてのこと、だった。* ]
(1187) 2020/06/16(Tue) 00時頃
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