266 冷たい校舎村7
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[ 火、なんて、あるはずもないけども。 行先はわかっていたから。 害しかないという煙草を持っていたら、 受付の人に嫌な顔をされそうだ。 ]
他人に合わせられない苦しみもある。 同じ苦しさなら、 生きやすい方を選ぶよ、俺は。
害しかないって、喫煙者が言うかよ。
[ 害しかない煙草でしか、 隠せないものだってあるのだろう。>>5:+82
煙草をまた、引き寄せる。 唇に触れさせれば、口許は掌に隠れる形。 ]
(8) ほるむ 2019/06/18(Tue) 01時頃
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[ つられてくれる優しさに>>5:+82 掌の影、笑みを少しだけ深くした。
それも、曰くの一般論を耳にすれば>>5:+83 きゅうと硬く結んでしまうことになる。
気づかないのがわるいんじゃあない。 ほんとうに、ぜんぶかわってるんだ。
でも、 嬉しいって、思ってくれるだろうか。 そうならば、うれしい。うれしいけども。 ]
(9) ほるむ 2019/06/18(Tue) 01時頃
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[ 煙草を受け取ってよかった、と、思う。
咥えもしない煙草を、 指で挟む形を取っていれば、 ひどく震える唇は 隠れてくれるから。
目をそぅと、伏せてやれば、 考え込むような仕草になってくれるだろう。
どうか、そのまま。 思い出さないままでいてほしい。 ]
(10) ほるむ 2019/06/18(Tue) 01時頃
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[ 手を下ろしたら、 よく笑う顔は、随分と、 へたくそな笑顔を描いている。 ]
嬉しいんなら、俺も嬉しいんだが、な。 つか、完璧超人とか。 そう思われてたのか、俺。
[ 意外だわ、って、今度こそ、 いつもやるみたいに けらって笑う。 ]
(11) ほるむ 2019/06/18(Tue) 01時頃
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怖がっちゃあいないさ。 慣れないことには驚くだろ。それだけだ。 …………
[ 幽霊を示す手を、つっついた。 それから、低い位置にある頭に手を乗せて、 下向かせるように押し込んだ。 病院の入り口までの道。 転ばないように加減をして。 ]
(12) ほるむ 2019/06/18(Tue) 01時頃
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[ 煙草をもったまんまの方の手は、 マフラーをぐいっと持ち上げる。 だって。 ひどいかおだって、自分でもわかった。
冬で。本当に良かった。
トナカイよりも 赤いはなも。みみも。 全部、寒さのせいにしてしまえ。 ]
(13) ほるむ 2019/06/18(Tue) 01時頃
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[ からかわれてるのはわかってるし、 本気にするつもりなんてさらさらないから。
頭を押し込んだ手を放して、 こっちを見るなり、病院につくなりする頃には。
どこに出しても恥ずかしくない、 完璧超人らしく微笑んで。
ばくばくとうるさいものをたしなめるように、 冷たい空気をおもいっきり、 すいこんだ。 *]
(14) ほるむ 2019/06/18(Tue) 01時頃
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それは、あるなぁ。
[ 悪いってわかっててもやめられないもの>>40 煙を吐くように、吐き続ける嘘は、 きっと そういうものなのだろう。
ため息に浅く、首を傾ける。 似合わないだろうか、とか。 そんなふうに、思った。
羨む気持ち程、気づかない。 羨み続けていたら、向く物に鈍くもなる。 ]
(75) ほるむ 2019/06/18(Tue) 22時半頃
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[ 弱点なんて>>41 作りたくはなかったけども。 頭を抑え込みながら、自覚する。
てれてねーよ、って、風に。>>42 頭をわしゃっと乱して抗議した。 抵抗されれば、手の力は緩めるけども、 顔を見られたくないから はなさなかった。
そんなのも、病院の扉をくぐってしまえば>>43 いつもどおり を、つくった、のに。 ]
(76) ほるむ 2019/06/18(Tue) 22時半頃
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[ 逸らされて>>43 いつもどおりは簡単に、崩れる。 ちがう、悪いのは自分の方だ。
距離の取り方は、やはり つかめないままだ。 昔のままでいられたならば もう少し素直であったのだろうけども。 ]
……冗談ってわかってても、 慣れてないから。そんだけだ。
おこっちゃあいないさ。
[ 照れてもいない、って。 念を押すように、付け加えて。 マフラーの中に、口許を埋めた。 ]
(77) ほるむ 2019/06/18(Tue) 22時半頃
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[ 曰くの、完璧超人は、 慣れていないことには頗る弱いらしい。 こういうのにも慣れねぇと、って。 マフラーの中で自嘲する。
これが 他の子だったら? ってのは、考えない。 考えたらだめな 気が、したから。 慣れてないせいだ って、ことにした。
病院の中。 担任の姿が見えたら、 薄く微笑んで、会釈をした。 ]
(78) ほるむ 2019/06/18(Tue) 22時半頃
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[ 隣へと向けられる顔を見たら>>44 ほほえみは苦いものになったけども。 ]
養が。……よかった。
[ 伝えられたことに>>7 無事だったこと、ひどく、安心した。 そうやって 胸をなでおろしていたところで。 ]
(79) ほるむ 2019/06/18(Tue) 22時半頃
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[ 冷たいまんまの耳朶。 つねられて ぅお、と、そっちを見た。>>45 ]
もう、かえるのか。 他の皆には合わなくて良いのか。
[ なんて、問いはするけども。 引き留めようとは、しない。 ]
(80) ほるむ 2019/06/18(Tue) 22時半頃
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見舞い品、用意しとかねぇとな。
[ そう、聞こえるように笑ってから。 またな、と、見送った。 もう少しだけ 此処にいようって、思って。
待合室の長椅子に座り込んだら、 クラスメイトの声が聞こえてくる。
顔を合わせれば、 片手をあげて 迎えよう。 おかえり の、意を込めて。 *]
(81) ほるむ 2019/06/18(Tue) 22時半頃
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[ 髪をかき乱す掌はあたたかい。 冬の外気に晒していたはずなのに、 やけに熱いってことすら、嫌になる。
マフラーの下、 首元が薄らと汗ばんでいる。 その理由を自覚しているから、 なんでもない風に押し込んだ。
いらないものは飲み込んで、 こうしてふざけあうことが出来れば、 お友達になれてるかな、って。 それで、嬉しくなるから良い。良いんだ。 ]
(176) ほるむ 2019/06/19(Wed) 20時半頃
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[ 頭の後ろで手を組むのを見て>>168 からりと笑った。 数少ない弱点は、 失われてしまうとつまらないものらしい。 ] なんでもかんでも慣れた方が、 俺にとっちゃあ都合が良いけどな。
…………
[ 少しだけ、考え込むような間。 悪ふざけの笑顔の形を、つくって。 ]
(177) ほるむ 2019/06/19(Wed) 20時半頃
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フータくんかっこいい とか、 ふざけて笑うのも、わるくねぇだろ。
[ 軽い声。 男子高校生らしく、冗談めかして。 久々にその名前を呼ぶ。>>167 呼んで、少しして。 やめておけば良かった、って、思った。 担任が来たのはすぐのことだったから、 丁度良かった、とも、思った。 ]
(178) ほるむ 2019/06/19(Wed) 20時半頃
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[ だって、声が震えそうだった。
フータくん、って、よんだこと。 少しでもその話がつづいていたら、だ。
担任に告げられた安否のあとは、 帰ってしまうようだったから。 少しだけ、安堵もしたものだ。>>169 ]
おう。
[ 短く答える声も、いつも通り。 ]
(179) ほるむ 2019/06/19(Wed) 20時半頃
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[ お見舞い品の話をしたあとは、 振り返りもしないのを、見送った。
すぐに会いに行くことはしない。 少し、クラスメイトの安否も確認したら、 宇井野も帰るつもりだったから。
クラスメイトたちが集まる頃には、 何もおかしなことなんてない、いつも通り。
つけっぱなしのマフラーの中が、 随分とあつくなってしまっているだけ。 *]
(180) ほるむ 2019/06/19(Wed) 20時半頃
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──── 後日:病院 ────
[ 「無理はするなよ」の、一文と、 綺麗な形をした折り鶴を、 委員長に託した数日後。>>133
少し大きめの紙袋を引っ提げて、 病室の扉を、叩いた。放課後の事だ。 ]
よう。
[ 相変わらず、挨拶とも取れそうな風に、 病室にいる人の名前を呼んで。 ]
(181) ほるむ 2019/06/19(Wed) 21時頃
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具合、悪くはなさそうだな。 ほれ。時間あるときに目ェ通しとけ。
[ 紙袋からまず出てくるのは、 真新しいノートが数冊。 授業の板書。すでに誰かが持ってきてるなら、 そっちに任せることになるが。
整えた文字が並ぶノートは、 ポイントがわかりやすくまとめられている。
それを邪魔にならない処に置いてから。 ]
(182) ほるむ 2019/06/19(Wed) 21時頃
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[ 続いて。 ピンク色のもふもふを、 千羽鶴の近くにでも置いてやろう。
ゆるい顔をして、 てんとうむしの乗ったクローバーを持つ、 あのねこのぬいぐるみだ。 病院関係者と、教師の許可をとって、 学校に保管してあったのをもってきた。
ゆるーっとしたつぶらな瞳が、 養をじぃっとみつめることだろう。 ]
(183) ほるむ 2019/06/19(Wed) 21時頃
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見舞い品。 早めに退院して、 先生にでも渡してやれよ。
[ 病室を彩る、可愛らしい猫。 癒し効果はそれなりだろう。
座る形をした脚の上にのっけるよう、 真っ赤なハート型を抱えている。 健康願のお守りだ。 千羽鶴に隠れるように置いたけども、 もしもその御守りについて問われたならば、 店員にすすめられた、と、返そうか。 ]
(184) ほるむ 2019/06/19(Wed) 21時頃
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[ いや、何一つ嘘はない。 嘘はないぞ。 入院してる友人に、って。 そう言ったら、ハートが出てきたから。
猫が抱えるのにちょうどよかったから、 ……とか。 そういうわけでもない。 ないぞ。 *]
(185) ほるむ 2019/06/19(Wed) 21時頃
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──── 後日:パン屋 ────
[ アスパラベーコンパンが美味しい。 近くにいかがわしい繁華街はあるけども、 宇井野は随分と大きくて、 ついでに制服を着ているものだから。 あやしい声かけなんてされることもない。
だから、よく行くんだ。パン屋。 アスパラベーコンパン以外も美味しい。 季節限定のパンにも惹かれるから、 結構な数を買ってしまうことだってある。
そこでバイトしている田所の前に、 パンが乗ったトレイを二つ置くことも、 あまり珍しい光景ではないのだ。 ]
(196) ほるむ 2019/06/19(Wed) 21時半頃
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お、轟木。
[ 行きつけのパン屋さんで、 クラスメイトの姿を見つけたのは、 偶然、と、いうやつなのだろう。
養が入院して、すぐのことだ。 自販機のジュースを奢るタイミングを、 逃してしまっていたから。丁度良い。 ]
(197) ほるむ 2019/06/19(Wed) 21時半頃
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どれか一個、奢ろうか。
[ トレイとトングを片手に持って、 もう片方の手を口許に添える。 タバコ一本分を示すジェスチャー。
ジュース一本もパン一個もさして変わらない。
歩み寄って、軽く笑った。 店内には、パンが並んでいて。 季節外れのてんとうむしも、 しあわせをはこぶ準備を済ませて、そこにいる。 *]
(198) ほるむ 2019/06/19(Wed) 21時半頃
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──── 後日 ────
[ どこかで時計の針が止まったって、 世界がかわるわけではない。 冷たい校舎での記憶を抱えて、 日常というものはまわりつづける。
だから 学校にも普通に登校するし、 出会ったクラスメイトに挨拶だってする。 ]
(279) ほるむ 2019/06/20(Thu) 00時頃
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宮古。これ。
[ 朝。教室。 宮古が登校してきたら、 宇井野はエナメルの中から、 小さな紙袋を取り出して、歩む。
どこからあの世界にいたのかもわからない そんな、一日だったけども。 鞄の中に借りたタオルはあったから、 そこは夢でも何でもないのだろう。
中には洗濯済の、水色のタオル。 ふわふわのそれをおさめた、 シンプルな白い紙袋を差し出した。 ]
(280) ほるむ 2019/06/20(Thu) 00時頃
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ピンクがおんなのこ ブルーがおとこのこ
そんな考えは もう古い って 流れつつある世の中で 古めかしい おとこのこ の 形に おさまろうと しているわけですが
(281) ほるむ 2019/06/20(Thu) 00時頃
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差し出した水色のタオルが おんなのこ の 手に戻ることに 何一つ おかしなことなんて ない
……ブルーが似合うおんなのこ って 魅力的だと おもうんだ 他者を型枠にはめるのは すきじゃない
(282) ほるむ 2019/06/20(Thu) 00時頃
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雪、本当にすごかったからなぁ。 ありがとな。
[ あの校舎の事を思い出しながら、 少しずつ 日常のレールに戻ろうとする。
自分があそこからいなくなって、 それからどうなったのかは わからない。 宮古もあそこでしんだのだろう、って。 思うけども。
宇井野が、吹っ切れることが出来たように。 このクラスメイトも 何かを置いて、再出発できたなら。 良いなぁ、とも。 おもうのだ。 *]
(283) ほるむ 2019/06/20(Thu) 00時頃
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──── 病院 ────
[ 何を描いていたのだろうか。>>262 伏せられでもしない限りは、 見えるスケッチブックに向けた視線も、 すぐに養へと戻して。
メーワクなんて、覚えがないな。 って風に、首を傾げて見せた。 迷惑だとか思ってないから。
寧ろ、良い機会ではあった。 吹っ切れることが出来たし、 たまにはああいうのも悪くはないだろう。 ]
(304) ほるむ 2019/06/20(Thu) 00時半頃
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おう。自分の復習ついでにな。
[ わかりやすいだろ、って。 ちょっと自慢気に、わらう。 元の出来がよくない人間だから、 ノートから尽力するしかなくて。
喜んで受け取ってくれたら>>263 差し出す側もそら嬉しい。
次いだぬいぐるみ関しても、だ。 見たことがあるハート? 気のせいじゃないか。 とか、言われてたら返してたのだろう。>>264]
(305) ほるむ 2019/06/20(Thu) 00時半頃
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そ、学校。 こういうの、癒しになるって聞いたしな。
[ どこ、って、いうのには。>>264 ぬいぐるみ買った店、って。
店員にすすめられたというのを、 受け容れてくれるのは助かる、が。 ]
校舎のことは覚えてるけど、 俺がいなくなるまでのことだけだな。
…………。
(306) ほるむ 2019/06/20(Thu) 00時半頃
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[ 自分がいなくなるまでのことだから、 猫の近くで死んだことは覚えてるけど>>265 ハートのぬいぐるみについては知らない。
知らなかったから、 聞いて 少し黙り込んでしまう。
うっそだろ。やばい。 今、マフラーつけてきてない。 ついでに空調の効いた室内だから、
ごまかしようがないじゃあ、ないか。 ]
(307) ほるむ 2019/06/20(Thu) 00時半頃
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[ と、いう問題は、 気合でどうにか乗り切った。 へらっ て、笑う顔は すこしのぎこちなさだけ隠せてないが やっぱりいつもどおりの形をしている。 ]
……ぐうぜん、 だろ。 店員さんのすすめだしな、これ。
しかし、轟木の近くにハート、ってのは なんか、イメージつかねぇな。
皆のマネキンにも、 そういうの あったのか。
(308) ほるむ 2019/06/20(Thu) 00時半頃
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[ そう、話題をどうにか切り替えようとして。 うっかり、目が泳いでしまったものだから、 猫のぬいぐるみの方を見た。
何があったって、 外は寒かったって。
やっぱり こいつは爆弾魔だ。 次来る時は、何か。 逸れようのない話題を持ってくるべきだ。 と、 密かに決心しながら。 *]
(309) ほるむ 2019/06/20(Thu) 01時頃
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──── 後日:パン屋 ────
[ 店の中は、香ばしい匂いで満たされている。 アスパラベーコンパンは焼き立てらしいし、 新作もなかなか美味しそうだ。
少しの上機嫌を口許ににじませながら、 示される先を見た。>>312 ]
……お。 これ、人気なやつだよな。
[ カスタードクリームたっぷりの、 可愛らしいてんとう虫のパン。 ]
(348) ほるむ 2019/06/20(Thu) 09時頃
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[ 自分用とはわけるように、 てんとうむしパンを一つ取った。 生地にとじこめられているというのに、 しあわせのカスタードの香りが、 容赦なく腹を空かせてくる。 ]
好きなのか。てんとう虫。
[ 何気なく、問いかける。 こういう可愛らしいのも好きだったのか、とか。 今の彼をそういえば、あまり知らない。
好きであったら。うれしい、とか。 思ってない。 おもって、ない。 ]
(349) ほるむ 2019/06/20(Thu) 09時頃
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[ 宇井野はあまり、甘いものはとらないから。 トレイにのっかるてんとうむしパンはひとつ。
あとは、食事系のパンばかりが、 トングに挟まれて、トレイのうえ。
てんとうむしは、見てるだけだ。 店に来るたびにじぃと見て、 それで少し嬉しくなってくる。
おしこんで、のみこんで、言い訳して。 それでも、 しあわせを運んでくれるてんとうむしに、 甘えてるところは、あるのかもしれない。 *]
(350) ほるむ 2019/06/20(Thu) 09時頃
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──── 後日:パン屋 ────
[ 少し硬いと噛み切るのが難しいアスパラ。 だけども、しっかりと処理されたアスパラは、 パン生地と共に、 しっかりと切れてくれる柔らかさ。
そんな、仕事の丁寧さを、 宇井野は好ましく思っている。 菓子パンも美味しいに違いない。
約束された美味しさのてんとうむしパン。 トングでつかんだ時点で、 食感も想像できてしまうが、 思いを馳せたら長くなるので省略しよう。 ]
(391) ほるむ 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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ああ。甘いのは食わねぇんだ。
[ 食えない、とは、言わない。>>366 寧ろ好きな方でもあるが、 甘さも可愛さも封印している。
美味しいしな、と>>367 言われればより、美味しそうに見えた。
食べたらしあわせになれるだろうな。 そっけない答えをききながら、 二枚のトレイを置いて 包んでもらって。 ]
(392) ほるむ 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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[ 受け取る袋はいつも大きい。 てんとうむしパンは袋をわけてもらって。 ]
……ん?
[ 渡したら、半分。>>368 輝かんばかりのクリームを露わにして、 ずいと目の前に差し出されていた。 あ、カスタード良い匂いだな。とか。 考えながら、じぃと見つめて。 ]
(393) ほるむ 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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ははっ ありがとうな。
[ 受け取った。 断面から流れ落ちてしまうほど、 やわらかなクリームがたっぷりのパン。
しあわせを運んでくれる、てんとうむし。>>369
知らないはずが。ない。 あんなにもたくさんのしあわせをくれた。 ジンクスじみたものだとしても、 宇井野にとって、てんとうむしは、 本当にしあわせを運んでくれるんだ。 ]
(394) ほるむ 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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ああ、知ってるさ。…………。
飼っててな。 しあわせを、運んでくれたんだ。 随分と前のことだが。
[ なんて。 らしくもない、だろうか。 らしくもないだろうな。
気づいて欲しいわけではない。 気づいてくれない方が良いけども。
出してやらなければ、 しあわせをくれた真実を、 なかったことにしてしまう気がして。 気づけば、そんなことが口をついて出ていた。 ]
(395) ほるむ 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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[ がぶりとかぶりつけば、 口いっぱいに、甘い幸せ。 口角に置き去りにされたクリームも、 余さず舌の上へと誘い込んだ。
甘いものを、幸せそうに食べる、って。 昔、母に言われたことを思い出した。
努めて無表情を保とうとしてるけども、 柔らかいクリームに溶かされるように、 頬が思わず 少し、ほんの少し、緩んでしまう。 ]
(396) ほるむ 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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[ 美味しい。すごくおいしい。 頬張ったのを溢さないように、 と、いうていで。 口許を片手で覆って。
しあわせを分かち合える嬉しさが、 吐息と共に流れてしまいそうだったから。
ゆっくり、ゆっくり、生地を砕いて。 味わって、咀嚼していることを、 抑え込む間の沈黙の理由に、 した。 *]
(397) ほるむ 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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──── 病院 ────
[ 子供たちが遊ぶ絵>>416 ん? って、首が傾いたら うまいよな、って、だけ。
絵を描いているところを見られると、 落ち着かないらしい、と、いう話は 違う美術部員から聞いてはいたが。
真新しいページに走るペン先も>>417 目で追いかけて見たくなるのは、 軽やかに何かが生み出されていく様が、 興味深いものであるからだろう。 ]
(467) ほるむ 2019/06/20(Thu) 23時半頃
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[ そんな視線も、 爆弾一つで容易く逸らされるのだ。 ]
いや、なんでもねーよ。なんでも。
[ ぐい、と、頬を掌底で押してやれば、 今度こそは、いつも通り。>>418
偶然だ、偶然。 赤いハートは定番らしい。 手で示してやった背丈から、 友達は女だと勘違いされたのかも、とか。 ……は、さすがに言わないでおこう。 ]
(468) ほるむ 2019/06/20(Thu) 23時半頃
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[ いいやつ、ってのは、わかる。>>419 性根ばかりは変わってないのだろう。 赤いハートのぬいぐるみが落ちてて、 じゃあ他のみんなもそうだったのか。
と、思っていたから。
暢気な笑顔が>>420 今はなんだか、恨めしくさえある。 ]
(469) ほるむ 2019/06/20(Thu) 23時半頃
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運命って、 ロマンチストだよな、養。
[ 少しだけ、からかうようにわらった。 運命かもな、とも、添えておいた。
からから、軽い声にすれば、 男子高校生らしいおふざけの完成だ。
手が止まった。>>420 スケッチブックから離れた紙。 そのはじっこを持って、受け取った。 ]
(470) ほるむ 2019/06/20(Thu) 23時半頃
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[ ハートを抱いたねこのぬいぐるみ。 それから、等身は低くても、 特徴をよくとらえていたものだから。
自分だって、よくわかった。>>421 ]
っ ははっ! 上手いな、本当に。
おう、楽しみにしとく。 この絵の分、替え玉はなしにしてやろうか。
[ 指の先が、「THANK YOU」をなぞる。 ]
(471) ほるむ 2019/06/20(Thu) 23時半頃
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[ それから。 ]
なんだ、改まって。 …… 礼を言うのはこっちもだよ、養。
作るのは好きだし、 誰かと、ってのも、さ。
此方こそ、ありがとう。楽しかった。
[ 此方からも、改めて。>>422 受け取った絵をひらっと振って。 ]
(472) ほるむ 2019/06/20(Thu) 23時半頃
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[ 改まるとなんだか、照れくさい。 あまり長居するつもりもなかったから、 ここらでお暇するとしよう。
また来るな、って、手を振って。 病室の外へ。
帰路につく、その前。 紙の上。猫がかかえるハートを、 そっと。そうっと、撫でて、から。 *]
(473) ほるむ 2019/06/21(Fri) 00時頃
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──── タオルの話 ────
[ 豪雪でもなく、怪我もしなかったから。 タオルの類に世話になる必要もなく、 嫌な静けさに包まれることもない、 そんな朝を迎えている。
白い紙袋。 皺にせず、汚しもせずに、 持ってくることが出来た。
借りたものを素手で返す、 なんてことは、さすがにしない。 ]
(474) ほるむ 2019/06/21(Fri) 00時頃
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[ わかりやすい、不思議な顔も>>435 中身が見えないせいだとばかり。
貸し借りはきちんとする主義なので、 宮古が気づいてなかったなんて、 考えも、しないのだ。
借りた儘貰うなんて烏滸がましさもなく。 気づいてなかったって知ったら、 宇井野はそれなりに 驚いたはずだ。 ]
(475) ほるむ 2019/06/21(Fri) 00時頃
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変わらない事実に苦悩して 人の話に疲弊して
少しずつ 麻痺してしまえば それが当たり前になっていって
少しでも 無視できたら たぶん もうすこし 楽に生きることが できるんだろう
(476) ほるむ 2019/06/21(Fri) 00時頃
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……なんてことに たどり着きも しないから
歩む道は棘だらけだし ハードモードも 良い所
(477) ほるむ 2019/06/21(Fri) 00時頃
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お。おしるこ、 気づいてくれたんだな。 とりあえずで、置いといたが。
あの場所で買ったものだから、 変わったものだったらやばいな、って。 あとから思ったりもしたんだが。
[ 轟木が持っていたほうじ茶。 あそこで口にしたのはこれくらいだから。
食べ物が少し変わっていたら、って。 思い当たったのは、置いてからで。
皆が無事で帰って来たから。 あの校舎の話だって 日常会話として 成り立つのだろう。]
(478) ほるむ 2019/06/21(Fri) 00時頃
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[ 宇井野だって。 宮古がどうやって帰ったか、とか。 なんにも知らないまんまだから。
知らないからこそ、 いつも通りの形をとるのに、 さして苦労も、 いらないんだ。 *]
(479) ほるむ 2019/06/21(Fri) 00時頃
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──── 後日:パン屋 ────
[ そんなにか、って。 轟木の言葉に笑っていたけども>>522 食べてみれば、なるほど。 此れは食べないと死にきれない。
って、くらい。美味しい。 美味しいから、 破顔しそうになるのを耐えなければならないし、 感嘆の声もまるっと飲み込まなければならない。 ]
(567) ほるむ 2019/06/21(Fri) 21時半頃
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[ てんとうむしの形が、 だんだんとなくなっていくのは、 なんだか寂しくも思えるくらいに、 宇井野はてんとうむしが好きだから。
マイナーということは気にしてなくて。 自然と昔の噺が出てきた。
ともだち、と。>>523 言葉にしてくれたのに、目を細める。 忘れていて、ほしかった。 覚えていない方が良かったのに。
覚えていてくれたんだって 嬉しい自分が顔を出そうと、した。 ]
(568) ほるむ 2019/06/21(Fri) 21時半頃
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[ どうにか、微笑まし気って形にできたはずだ。 そんな顔で、目を合わせたら。>>523 ]
………………
[ 何年ぶりだろう。 その名前、呼んでもらったの。>>524 呼ぶ声を忘れたことはなかった。
諦めようとして、 忘れようとして、 夢にまで出て来たから、 諦めるのを 諦めてしまったくらい。
それくらいに、しあわせ だったんだ。 ]
(569) ほるむ 2019/06/21(Fri) 21時半頃
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[ 違うって そう、答えを出してくれれば良い。 しあわせの天使にはもうなれない。
昔とはまったく、変わってるんだ。 例えば、赤い髪の毛とか。 例えば、日本人じゃあない顔立ちとか。 それなのに、目は黒いのとか。
昔とおんなじって言えるのは それくらいなものだから。
甘いもの食べて 幸せそうな顔だって、 そうならないようにって してるつもりだった。 ]
(570) ほるむ 2019/06/21(Fri) 21時半頃
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[ んぐ、と。 パンが喉に詰まりそうになったのを、 どうにかこうにか飲み込んだ。
そうしたら、口が空っぽになってしまって、 黙り込む理由がなくなってしまうので、 残りを一気に詰め込んだ。
ばくばくとした煩さも、 ぶわりと湧き上がるような熱さも、 ぐるぐると回りそうな視界も。 気のせいだ。全部全部、気のせいだ。 ]
(571) ほるむ 2019/06/21(Fri) 21時半頃
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[ また、苦しくなってきて。 そうだ、こういうときは、息を止めて。 息を止めようと、したのに。 息の止め方を忘れてしまったらしい。
胸に塊がつっかかったように、 肺が空気を吐き出したがるから、 またパンを呑み込んですぐに、 大きく大きく息を吐いた。
平常心、平常心。 平常心。 ああ、でも、顔は見せられそうにない。 ]
(572) ほるむ 2019/06/21(Fri) 21時半頃
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[ 人間、嬉しさが過ぎた時。 逃げ出したくなるものらしい、って。
高校一年生。 おともだちと再会したときに、学んでいる。
学んだから、怖いんだ。 だって、こんなの、おとこのこじゃない。 おともだち と、出会って。 こんなにうれしいのって。 ]
(573) ほるむ 2019/06/21(Fri) 21時半頃
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この嬉しさを 説明しようとして
抱いた感情に名前をつけるのが 名前を知ってしまうのが 怖い
違う 違う ……違うの だっておかしいことだって 知ってる
(574) ほるむ 2019/06/21(Fri) 21時半頃
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[ 通り過ぎる猫を目で追うふりして、 顔を背けたまんま。 ]
…………ああ。 こんなにも、美味いなんて、 な。
[ あの頃一緒に食べたおやつみたいに>>526 しあわせのまほうをかけてくれる。 その、しあわせを抱いたまんま。 袋を揺らして、また目を合わせた。 ]
(575) ほるむ 2019/06/21(Fri) 21時半頃
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じゃ、俺、そろそろ行くわ。 またな。
[ いつも通り、笑えているはず。 いつも通りでいられるうちに、 ばいばいをしてしまいたかった。
どこもかしこも真っ赤になってしまう前に。 背中を向けてしまいたくて。
声が少し 震えてるなんて気づかなくて。 視界が少し 滲んでいるなんて気づかなくて。 ]
(576) ほるむ 2019/06/21(Fri) 21時半頃
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[ ひら、と、手を振った。
いつも 別れ際にやるみたいに。 逃げたがりの心を隠すみたいに。 *]
(577) ほるむ 2019/06/21(Fri) 21時半頃
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──── 病院 ────
[ 背中にたいあたりされるのは>>562 それはそれで青春っぽくて楽しそうなので、 言っても言わなくても、 宇井野に悪いことなんてなかったわけだ。
おんぶの刑に処されたくば、 いつでも背中に飛び込んでくると良い。
と、いうのは置いておいて。 ]
(607) ほるむ 2019/06/21(Fri) 23時半頃
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[ 芸術家とは、時に、 運命に翻弄されやすいらしいということは、 歴史や神話が物語っているから。
おふざけめいた色であっても>>563 芸術家気質の言葉は強い。
そうか、って、からっと笑ったのは 揶揄の延長からは逸れて。
なんだか少し いいなっておもった。 ]
(616) ほるむ 2019/06/21(Fri) 23時半頃
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特徴はとらえてると思うが、 可愛らしすぎやしないか?
[ 男らしいルートを進む以上、 不服さは見せておかねばなるまいが。>>564 まぁ、似てるよ、って。 仕方ないって風に、わらってやった。
食う量については、 体格ですべてを察してくれ。 ]
(617) ほるむ 2019/06/21(Fri) 23時半頃
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今度は、 ファンシーじゃない店で頼むわ。
[ 病み上がりだから、 身体を動かすのもよくないというので、 飲食やら買い物に落ち着くのだろうが。
ゆる猫を示してやってから、 絵を片手に、背中を向けた。
こんな、日常のひとかけらもまた、 やがては良い思い出になっていくんだろう。 ]
(618) ほるむ 2019/06/21(Fri) 23時半頃
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[ しあわせそうなねこだって 色褪せてくすんで、古びてしまうのだろう。
だけども、大事にしてやれば。 終わってしまった出来事と一緒に、 長く長く残ってくれる。
額縁のようなものがいるだろうか。 そうでなくとも、汚れないようにはしたい。 受け取った絵を残すために、 どこかに寄り道するのも悪くはない。 *]
(619) ほるむ 2019/06/21(Fri) 23時半頃
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──── タオル返却の話 ────
[ たった数粒の柘榴のように、 彼方に引き留めるものでなくてよかった。 と、今になって思う。>>698
何もなかった今だから、 えいえい、で、済むのだろうし。>>699
こぶしを突き出す動作に、 アドバイスの一つでも、と、考えたが。
宮古には不要だろうと、 からから笑うにとどまった。 ]
(723) ほるむ 2019/06/22(Sat) 19時半頃
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宮古だけじゃあなく、 全員から えいえい、……って されてもおかしくはなかったなぁ。
[ もしそうだったら、の、話。>>699 本気でやりそうなやつってのは、 思い当たらないものだから。
朝礼前のとりとめのない、 チャイムが鳴ればそこで終いの、 日常会話として成立する。 ]
(724) ほるむ 2019/06/22(Sat) 19時半頃
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変化? 藪から棒に、 ……とも、言えないよなぁ。
ま、ちょっとな。スッキリしたっつーか。 相原とかも同じような具合らしいな。
[ そういうお前はどうなんだ。 なんて声も、軽いものだ。>>700
いつもどおり、覗き込むような視線を、 いつもどおり、見下ろしてから。
教室をぐるっと見回したら、 あの校舎にいた顔ぶれも、 入院中の生徒以外は揃いつつあったか。 *]
(725) ほるむ 2019/06/22(Sat) 19時半頃
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──── 後日:パン屋 ────
[ ちゃんと、隠すことが出来たら。 ちゃんと、飲み込むことが出来れば。 昔話も幕を下ろして、 変わらない今が続く、はずだったのに。
おともだちでいたいから、 久しぶり、も、口にできなかったのに。
おともだちに留まりたいから、 ぜんぶぜんぶ我慢してきた、のに。
伸ばされた手>>728 振りほどこうとも出来ない。意気地なし。 ]
(751) ほるむ 2019/06/22(Sat) 21時半頃
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な、ん……
[ 間違えたのかな。 一度、名前を呼ばれて>>728 振り返ることは、出来なかった。
二度目。昔と同じように>>729 呼びかけられて、────だめだった。
努めて、冷静に。振り返った。 いつもの顔を作ろうとして。 らしくもないくらいに、まっかっか。 ]
(752) ほるむ 2019/06/22(Sat) 21時半頃
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[ たぶん。 今の 宇井野 堅治とは程遠い、 情けない顔をさらしたと思う。
うまく、呼吸をしようとして。 掴まれた腕が燃えそうなのを、 冬の外気で落ち着かせようとして。
何も言えなかった。 うまく言葉になってくれない。 鼓動が耳を塞いでくるのに、 悪い、って。その声はしっかり届くんだ。>>730 ]
(753) ほるむ 2019/06/22(Sat) 21時半頃
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[ 腕まで心臓になったようだった。 ばくばくと騒がしい脈も、 気づかれなければ良い。
眉の下がった表情を>>731 ちゃんと見たいのに、見られない。
違う。そんな顔、してほしいんじゃない。 笑いあって、しあわせを共有出来て>>728 悲しいことだって共有したかったけど、 臆病者がそうしたがらなくって。
違う、そんな顔、させたいんじゃない。 嫌なんかじゃなくて、困ってもなくて。 ]
(754) ほるむ 2019/06/22(Sat) 21時半頃
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[ ただ。 呼んでくれる声が、好きだった。
呼び合えることが、うれしかった。
けんちゃん って、呼んでくれて。 フータくん って、呼んで。
そのことがどれほど、しあわせだっただろう。 ]
(755) ほるむ 2019/06/22(Sat) 21時半頃
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[ 罪悪感が。 ごめんなさい。強くなくて、ごめんなさい。 臆病で、ごめんなさい。
だけども どうか、いちどだけ。 一度だけに、するから。 どうか、見ないで、聞かないで。 見逃して。 そのまま忘れてくれたら、 良い。 ]
(756) ほるむ 2019/06/22(Sat) 21時半頃
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[ 「 フータくん 」 ]
(757) ほるむ 2019/06/22(Sat) 21時半頃
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[ 唇が、小さく、そう、動いたら。 軟らかな呼気が伴って、 白い息になって、風にさらわれていく。
視線が泳いでいる隙に>>731 気づかれないように、名を紡いだ。 自分で作り上げた器に、 罅を入れるにも等しい行為と自覚して。
だって、我慢できなかった。 今の関係で満足したつもりで、 そこから動きたくなかったのに。 ]
(758) ほるむ 2019/06/22(Sat) 21時半頃
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[ 口を閉ざした。 くしゃりと崩れるように、笑って。 ]
いや、こんなうまかったんだな、って。 死ぬ前に食えてよかったよ、本当。 また、買いに来ねぇと。
[ 落ち着かない手は袋を握って、 いつも通りの形を思い出す。
顔が赤いのだって、寒さのせい。 声が震えたのだって、寒さのせい。
全部、冬のせいにして。 手を伸ばしたがる うるさい邪魔者を 一つ、一つと。 押し込んで、飲み込んで。 *]
(759) ほるむ 2019/06/22(Sat) 21時半頃
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──── タオル返却の話 ────
[ えいえい、と。 可愛らしく済むならば>>812 死んじゃうなんて、おかしなこと、 ならないとは思うけども。
えい、と。 つっついてやるくらいは、 みんなしても許されそうだ。
なんて、 けが人に無理はさせられないから、 冗談話でしかないのだけども。 ]
(838) ほるむ 2019/06/23(Sun) 09時半頃
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すっきり、ともまた違うとこか。
[ 互いの悩みなんてわからなければ、 傾いた首から読み取れるものは>>813
はっきり ない とは、言い切らないような、 そんな何かがあったってことくらいか。
でも、それが良いことで、 前を向いているものであれば、 それでよかったんだろう、と、思う。 ]
(839) ほるむ 2019/06/23(Sun) 09時半頃
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[ 見上げて笑う、その顔は>>814 天使のようであったけども。
例えば、女子がたまに口にするような、 小悪魔なる三文字が、 宮古には似合いそうだ……とか。 ]
なんだよ、それ。
[ 悩んだままでも、って。 木から降りられない猫でも愛でるように、 口にするものだから。
からりと笑いながら、 密かに考えたりも、 した。 ]
(840) ほるむ 2019/06/23(Sun) 09時半頃
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[ きんこんかんこん、チャイムと重なって、 ちらりと時計の方を見た。
もうこんな時間か、って、 一番後ろの席へと急ぐ。
タオルを返すというノルマは達成して、 一限目までの間の朝礼が始まる。
机の中、数学のノートを確かめて、 筆箱を机の端っこへと、置いた。 ]
(841) ほるむ 2019/06/23(Sun) 09時半頃
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[ ノートはブルー。筆箱は黒。 そこに、あのピンクのねこみたいな、 可愛らしさは一つもない。
似合う色、を、自分で定めて。 だから、他者の眸には、 それがどう映るかはわからないけども。
借りたブルーのタオルよりも、 誰の目にも似合う色というものが、 見つかる日が来るかな、 ……なんて。 *]
(842) ほるむ 2019/06/23(Sun) 09時半頃
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──── 後日:パン屋 ────
[ 形を整えた器に罅が入るから、 中身が流れないように口を閉ざして。
パンのお話に舵を切ったら、 誤魔化せないかな、……だめかな。
気づいて、気づかないで。 そんな矛盾が渦巻く中に、 その三音はやけに大きく、響いた。>>818 ]
(843) ほるむ 2019/06/23(Sun) 10時頃
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[ 酸素を求める魚みたいに、 口がはくはくとわなないた。
違う、謝らないで。 気づかれないようにって、 していたのは こっちの方。>>819
姿かたちが大きく変わって、 昔みたいにキラキラしてなくて。 ]
(844) ほるむ 2019/06/23(Sun) 10時頃
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…… いっそ 全てかわっていたら ひさしぶり も 言えたのに 二年だか 三年だか それくらいで褪せてしまうらしい そんな いらない感情は 時間を重ねても変わってくれなくて
(845) ほるむ 2019/06/23(Sun) 10時頃
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[ 嬉しいって言ってくれるのが>>820 とてつもなく、嬉しかった。
顔を合わせられなくて 顔がまた火照っていくから、 片手で覆うように隠している。
あの日の約束、覚えてるよ。 また会う日を願って、叶ったの。
たいせつな、ともだちに、 会えたことが嬉しくて、嬉しくて。 嬉しいが過ぎて、はじめましてのふりをした。 ]
(846) ほるむ 2019/06/23(Sun) 10時頃
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[ 顔を覆う、大きな手。 指の隙間からちらと見やれば、 口許を押さえる姿があって。>>821
あの日からずっとずっと、 身体が大きくなりました。 大きいと、色んなものがよく見える。
色づいた頬だって、見えるから。 それだってなんだか、嬉しくて。
掌に隠した顔は ちょっぴりしあわせそうに、わらった。 ]
(847) ほるむ 2019/06/23(Sun) 10時頃
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[ また、ともだちになってくれますか。 新しい高校のともだちじゃなくって、 むかしみたいに、を、 少しでも望んでくれるなら。>>822 ]
………… う、 ん。
[ 顔覆う手を、外して。 差し出された片手を緩く、握った。 そしたら、顔を隠すものはなくなって。
目いっぱいの しあわせ を 物語る笑顔が、 其処に在る。 ]
(848) ほるむ 2019/06/23(Sun) 10時頃
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[ しあわせだから、隠してきた。 嬉しいから、飲み込んできた。
だって、おかしいもの、こんなの。 おともだちを前にして、 顔を赤くしてしまうのって、 きっと、きっと、きもちわるい。
でも、 ともだちに、なってくれるなら。 どうぞ、よろしくおねがいします。 ひさしぶり、を、超えて。 おともだち、 に、なってくれるなら。 ]
(849) ほるむ 2019/06/23(Sun) 10時頃
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おともだちを超えたものを 隠し通して見せるから
ごめんね きもちわるくてごめんね どうか ゆるしてください
垣根を超えることは望まないから どうか 好きでいさせてください *
(850) ほるむ 2019/06/23(Sun) 10時頃
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