人狼議事


158 Anotherday for "wolves"

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視点:


マーゴ! 今日がお前の命日だ!


[去り際。
ラディスお姉ちゃんの唇がいびつに弓を作った。
それはお世辞にも綺麗とは言えなくて。
何だかゾッとして見ていると]

[聞こえた]


[まるで この場に合わせて誰かが声を出して
吹き替えたみたいに。

何で、と浮かぶ疑問も
お兄さんの言葉を思い出すと
すぐに合点がいく。]

[聞いたことない、高く、耳につく声。]

 ラディス…お姉ちゃ……ん?


─宿屋での、一時─

[歪な唇を見上げる姿。
そして少し考えたのでしょう、言葉の詰まる音を聞きました。
くすくすと、私から零れるのは耳障りな声。]

 ええ。
 やっとわかったかしら?

[誰、の問いの一つはこれで埋まったでしょう。
それなら、残すのは後一つ。
明日の朝になれば、それも埋まることです。

集会所へ向かう途中の、愛らしい彼女の行動が
ふっと脳裏に浮かびました。]


 今夜はきっといい子守唄が聞こえるわ。
 眠れなかったら、耳を澄ませていらっしゃい?

[囀る小鳥よりも、美しい遠吠えを。
ふうわりと微笑んで、私は宿屋を後にしました*]


─深い、夜─

[それは人々も、そして『人狼』でさえも寝静まる深い夜のこと。

私はそっと家を出ました。
夜風は少し肌寒く感じます。
はたはたと、スカートが風に揺れていました。


赤い、ラズベリー(死肉)色のスカートでした。


コンコン、と。
彼女の家の扉を叩きます。
目の見えぬ彼女は、どんな反応をしたでしょう。
宿屋で会った時のように、そっと手をとって見せました。
私だと理解してもらえたなら、家に上げてもらうのは
きっと容易かったのだと思います。]


[私はそっと彼女を抱きしめました。
悲しみを分かつようにして。
慰めを与えるようにして。

そしてゆっくりとその手を首へ回すと。


一気に力を篭めました。


私の指先は、駱駝色の毛に覆われ。
鋭く伸びた爪も、皮膚をツプリと刺していました。]


 さようなら、可哀想な『犠牲者』さん。

 あなたが死ぬ事で、きっと沢山の人が泣くでしょう。
 沢山人が怒りに震える事でしょう。
 そしてあなたは過去にされていくの。
 あなたが、彼女をそうしたように。

 だから私もそうしてあげる。


 
 
 ──私はあなたのこと、『大嫌い』だったわ。
 
 


[自由に唄う声が、愛され護られている姿が。
これを人はきっと『嫉妬』と呼ぶのでしょう。

力を篭めると、細く脆い喉元は
簡単に『くの字』へと、曲がってしまいました。
その首元に、私は歪な口をあけて。

真っ赤なりんごでも齧るかのように。

シャクシャクと。
ちゅくちゅくと。
がりごりと。
ぺちゃぺちゃと。

音を立てて齧りついていました。]


[頭と胴体が皮一枚で繋がっただけの姿になるまで
若く愛らしい少女の味を堪能すると。

死肉に染まった服を纏い
うっとりとした恍惚の表情を浮かべ
ルージュを引いたような鮮やかな唇で

私は夜風に、こう、唄うのです**]


 
 
  Amazing grace! how sweet the sound
    (驚くほどの恵み、やさしい響き)

  That saved a wretch like me
    (あなたのような者でさえも、救われた)

  I once was lost, but now am found
    (かつてあなたが失い、それでも見出したもの)

  Was blind, but now I see.
    (視えなかったものが、今でも“視える”かしら?)
 
 


 
 
 
 ───おやすみなさい、マーゴット。
 
 
 


[歌い終わり、床に落ちた銀の首飾りを拾うと。
そっと、大切に。

事切れた彼女の、その手の中に握らせました。**]



  おとうさん…――?


  ねえ、どこ?
  どこにいったの…?

  


 そう。
 そうなの。

[私の声は、どこか無機質に溢れました。]


 日頃どんなに優しく接していても。
 些細なことで殺されるのね。
 ああ、怖い。

[その声は本音を語るのか、それとも騙るのか。
判らない音で、囁きました。]

 “お前たちが生きる道なら。”
 あなたはそう仰っていたけれど。

 ……残される方の気も、考えたことはある?

[きっとその言葉は、もう遅く。]


 
 
 残念ね。
 死ぬ前にお茶くらい、したかったわ。
 
 


[ぽつと、一滴雨の落ちたような独り言でした。*]



 ねえ…。
 お姉さ……。
 ラディスお姉ちゃん。
 ベネット。

[この頭の声は現実。
わたしが殺したことも現実。
“お姉さん”はラディスお姉ちゃん。
“お兄さん”はベネット。
全部、全部現実のできごと。]

 わたし、どうしたらいいの…――?

[苦しい胸中。
嘘をついてること。
殺したこと。
殺されたこと。

全てを受け止めるにはこの胸は小さすぎた。]


【人】 本屋 ベネット

―― 回想/前日診療所 ――

[ジョスランの話>>2:560
朧であったこれからに具体性をもたせるように。
『投票』の話に思い悩むように眉を寄せた。

明確な答えは出ない。

けれどもし犯人と思しきを指差せと言われたら――、
集会に在った存在を順に思い出し
そうして集会の後から会っていない縁の少ない学者を思い浮かべる。
手がかりさえない状況で道を示す灯火も失われ
迷い、惑い、――より己に掛かる痛みが少ない方を選び。

意味はあるのか。
そう問うたジョスランに頷く事は出来ずにいた。]

(40) 2015/05/15(Fri) 14時頃

【人】 本屋 ベネット

[ぽつり、落ちるアルカイドの声>>2:638に、
これからしようとすることの意味を知る。
魔女裁判や異端審問にしか成り得ぬなら――、
迫害の歴史が脳裏で重なり寒気がする。

『自分が殺されないために』
今も自分でない誰かを選ぼうとして。

そんな己を嫌悪しながらも
そうするより他に道がないのだと言い聞かせるしかなく]


――…手がかりがないなら、
疑わしきを探す為に、
話して見極めるしかないのかな。


[ぽつ、と独り言ちるは小さく。]

(42) 2015/05/15(Fri) 14時頃

【人】 本屋 ベネット

[ドナルドの声>>2:648が聞こえた。
気になる者の話を聞くことは今もなされているように思う。
信頼できる者の話をというのも彼らしく思えて
少しだけ眩しげに友を見遣り。]


[犯人がひとりじゃない可能性を示すアルカイド>>2:640に、
ああ、と得心がいくような声を漏らした。]


族長がやられるなんて、ひとり相手なら考え難いけど
ひとりじゃないなら、納得がいく。
その可能性は――…


[続きは言わずとも音色で知れるか。
悩ましげに息を漏らし、
不安を払うようにゆると首を振った。]

(43) 2015/05/15(Fri) 14時頃

【人】 本屋 ベネット

[帰り際、スティーブンからの声>>2:645に目を丸くする。
淹れてくれたその人に感想を伝えたのは少し前の事>>2:646
彼が別の茶を飲んだのか、
二人が親しいがゆえの軽口か何かかと考え]


花の香りが広がるおいしいお茶でしたよ。
先生も淹れてもらって確かめてみればいいのに。


[微かな笑みを向けてそんな話を。]

(44) 2015/05/15(Fri) 14時頃

【人】 本屋 ベネット

―― 前日/本屋 ――

[診療所から戻ると本屋の扉は抵抗なく開く。
出る前に鍵はかけたはず、と不思議に思い首を捻るが、
思い浮かぶ可能性なんて僅かだろう。
中に入ると一番最初に思い浮かべた末弟が出迎えた。]


店番してくれてたのかい?
今日はもう閉めてても良かったのに。


[――こんな日に本を求める者はいないだろう。
暫くは休業ということにしても良いかもしれない。
そんな思いからの言に弟は首を振る。]


「外が騒がしいから何があったか確かめに行ったんだ。
 教会で族長とオーレリアが誰かに殺されたんだって。
 それでべネにも知らせようと思ったのに居ないし……!」

(45) 2015/05/15(Fri) 14時頃

【人】 本屋 ベネット

[何処に行ったかも知れないから待っていたのだという。]


これからは書置きでも残しておくよ。
――…うん、だから、……
暫くは外にでるのを控えた方がいいと思う。


[嵐が過ぎるのを静かに耐えていれば
過ちを正しさえすれば
いつかまた共存の為の天秤が釣り合う、と
族長は思い描いていたのだろうか。
そんなことを考えながら、ベネットは宥めるように弟を撫でる。]


片付けを済ませたら戻るから、
先に戻って母さんの傍についててくれるかい?

(46) 2015/05/15(Fri) 14時頃

【人】 本屋 ベネット

[弟はわかったと言い扉の方へ向かう。
そこに扉叩く音がして>>38弟はグレッグを迎えた。]


「こんばんは、グレッグ。
 うん、べネなら中にいるよ。

 ……べネ!グレッグが呼んでる!」


[大声で呼ぶ弟にやれやれと肩を竦める。
もう少し落ち着いてくれればと思うものの大人になるのはまだ先か。
呼ばれるままにベネットはグレッグのいる扉の方まで行き]


こんな時間に珍しいね。
相談って……、ああ、立ち話もなんだから中に入って。


[目を細める彼に微かな笑みを向け、中へと促しカウンター傍の椅子を勧めた。]

(47) 2015/05/15(Fri) 14時頃

【人】 本屋 ベネット

[末弟は相談と聞いて気をきかせたようで
「ごゆっくり」なんて言い残して隣の自宅に戻っていった。

本屋にいるのはグレッグとベネットのふたりだけ。
それでも深刻な内容なのか自然と声はひそめられた。]

(48) 2015/05/15(Fri) 14時頃

[幼い声がきこえます。
苦しみ、悲しむような音が届きました。

意地悪な笑みを浮かべることは、
今だけは出来ませんでした。

彼女の親は、無実の罪に。
命を『管理』されたのですから。]


[亡き命の標が林のように立ち並ぶ中。
私は天を仰ぎ見て、ぽつぽつと言葉を溢します。]

 メアリー。
 あなたは、お父さんを殺した『彼』が憎い?

[その人が、ルパートさんの奥さまの命をもなんて
私が知るところではなかったけれど。
きっと重ねて聞こえることでしょう。

 あなたは、お母さんを殺した『彼』が憎い?

そんな風に。]


 憎いなら、そうね。
 殺してしまいましょう?

 でも、もし殺すのなら最後。
 彼の回りに誰も居なくなってから。
 あなたの悲しみを、あなたの苦しみを、味わわせてあげるの。

[それは、甘い甘い悪魔の囁き。]

 はじめに殺してしまったら、あなたと
 『あなたのお兄さん』がきっと真っ先に疑われてしまうわ。
 死にたくないでしょう?
 殺されたくないでしょう?

 だから、彼の回りの人を、殺すの。


 例えば。

 彼の旧くからのお友達、レオナルド。
 彼と共に暮らす、アルカイド。

 他にも親しい人はいたかしら?

[指折り、指折り、名を連ねていけば。
ふうわりと微笑んでおりました。]

 ねえべネット。
 あなたはどう思う?

[柔らかな声が、そう問いました*]


【人】 本屋 ベネット

―― 前日/本屋 ――

[たずねてきたグレッグに己の考えを伝える。

恋の相談や、
誰かに贈る本の相談なら、
これほど重い空気にはならなかっただろう。]


――…お茶でもいれようか。


[気遣うようなまなざしを向け、そっと腰を浮かせる。**]

(57) 2015/05/15(Fri) 15時半頃


  マーゴ……?
  マーゴ。
  マーゴット。

   聞こえたら返事を、


    …………マー、ゴ……


( 「そんなに湿っぽくて」
( 「カビちゃいますよ」と、 )
( 言ってくれたなら、――   )


[問いかけてくる高い声。]

  憎い…?

[繰り返す。
自分の気持ちを確認するように。

 「あなたは、お父さんを殺した『彼』が憎い?」

声が歪んで ノイズ混じりに
だけど確かに感じて取れる。

 「あなたは、お母さんを殺した『彼』が憎い?」]

 わたしは…――
 憎い…!
 あの人が…、スティーブン先生が憎いよ。



[その答えを待っていたと
いわんばかりの肯定には
高圧さはなく柔らかく諭すような声。

だけどもわたしはひっかかりを覚えて
素直に相手にそれを返す。]

 でも…。それじゃあ遅いよ。
 …お父さんは何にも悪いことしてないのに。
 本当は悪いことしたのわたしのせいなのに。
 決まったことだからって
 無理やり殺されたんだよ?

 わたしもバレてなくても殺される。
 お兄ちゃんも何もしてなくても殺される。

 絶対にたすかるって誰にもわかんないよ…。


 わたしがお父さんとお母さんの仇をとるんだ。

[少女はその時初めて明確な殺意を持った。
ぎり、と口腔に潜む
鋭い牙を擦り鳴らして。

赤く腫れた目を
更に血走らせて。]

 ラディスお姉ちゃんも
 ベネットも

 ……手伝ってくれる…――?


[憎いという感情は、確かに鼓膜を揺らしました。]

 憎い。
 そう、…憎いの。

[大切な家族を殺されて。
憎む相手がこの子にはいるのです。
それはどこか。
どこか、羨ましくもありました。]


 絶対に助かるなんて、謂ってあげられないけど。
 手助けなら、喜んでしてあげるわ。

[バレなくても殺されるかもしれません。
それは、彼女も、彼も、私も、かわりません。
だから死なないための手助けなら、いくらでもしてあげましょう。
でなければ、昨夜殺されてしまった『味方』が
いったい何のために死んだのか。]

 それが『私たち』が生き延びる道なら。
 彼が望んでいたことですものね?

[殺意を芽生えさせる彼女に、私はそぉっと微笑みました。**]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2015/05/15(Fri) 22時頃


―― 前夜 ――

[ルパートの苦笑がふっと過ぎる。
軽口に対する答えははぐらかされたけれど、
少しくらいは、届くものがあっただろうか。

大丈夫だよ、と彼がいうから
「ん」と短い応えだけ向けて。

彼の事を、彼女の事を、
グレッグの相談を受けながら思い出すのは
それが“家族”に関することだったからだろう。]


【人】 本屋 ベネット

―― 前日/本屋 ――

[グレッグとの話の区切り。
帰るという彼>>75を「すぐだから」なんて言って引き止めて
自らの手で淹れたのはストレートで楽しめる紅茶。]


如何致しまして。


[礼の言葉を受け取るようにやんわり微笑み
あたたかな茶をグレッグと共に飲む。]


謝らなくていいんだよ。
うん、ありがとうだけ受け取ってこうかな。


[前置きの後の問い掛けに、瞬きひとつ。
こたえを小さく彼に向けて、その背を見送る。*]

(122) 2015/05/15(Fri) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

[票は投じた。
けれど“正す”場には居合わせなかった。
誰かを強く疑い入れた票ではない。
誰が選ばれてもきっと痛みを感じる。
だから、票を投じた後、家に帰りすぐにベッドに潜り込んだ。]

(127) 2015/05/15(Fri) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

―― 朝 ――

[目が覚める。
末弟は先に目覚めていた。
おはようの声を掛ければ、眠そうに目を擦り同じが返る。
眠れなかった、という彼に理由を聞けば
宿の主人であるルパートが昨夜選ばれたという話が聞ける。
気になって夜更けに抜け出し確かめてきたらしい。
ベネットは大きな溜息を吐いて末弟の額を指で弾いた。]


子供が夜ひとりで出歩くのはダメだって。
お前に何かあったら、僕も、父さんも母さんも
すごーく心配するんだから。


[わかったかい、と首を傾げて見せれば
渋々といった態で末弟は頷く。]

(132) 2015/05/15(Fri) 22時半頃

子供を置いて逝ったか。
――…否、望んでそうしたわけではないだろうけど。

ルパート。


[ぽつ、と零れた音色はかなしげなもの。]


【人】 本屋 ベネット

[宿で働いていたオーレリアが襲われて
宿の主人であるルパートが――。
昨夜話したグレッグの姿が過ぎる。
そうしてメアリーの姿が続けざまに浮かんだ。]


――……。


[家族ならばその痛みは己の比ではないだろう。]


大丈夫かな。


[案じるような呟きが漏れた。]

(141) 2015/05/15(Fri) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

―― 朝/自宅 ――

[昨夜の問い掛け。
己の答えに、俺も、と返したグレッグ>>139
男は静かに目を伏せる。
それをいぶかしみ末弟が顔を覗き込んできた。]


…………。


[同じ問い掛けをしようとして止める。]


何でもないよ。


[いつも通りの笑みを意識して浮かべた。]

(144) 2015/05/15(Fri) 23時半頃

[少女の声が聞こえた。
呼ぶそのひとが昨夜選ばれたのだと知っていたが
それを伝えるのは忍びなく言葉がみつからない。

呼びかける相手がかわる。]


メアリー。
キミは如何したいの?


[きょうだいに語りかけるようにその心を問うけれど
ラディスラヴァの声が続けば、ふっと男の声は途切れ。]


[その彼女からの訊ねに考えるような間。]


彼の親しい相手か。
僕は彼とそれほど親しいわけじゃないから
よくわからない、かな。

――…ああ、レオナルドに深い思い入れはないかな。


【人】 本屋 ベネット

―― 本屋 ――

[落ち着くまでは店を休もうかと思っていた。
けれど気付けば身支度を整えて、
自宅の隣にある本屋へと足を運んでいた。]


そんなに仕事熱心じゃないんだけどなぁ。


[独り言ちて苦笑いながら掃除をする。
花瓶の水をかえて、一息つけばカウンターの定位置へ。
星の本、薬草の本、童話に小説――。
ベネットの代になってから増えたものも少なくない。]

(151) 2015/05/16(Sat) 00時半頃

 死ねば、もののように捨ておくのね。

[オモチャに飽きたこどもが、それを見向きもしないように。
言葉は汗と共に、ポツリと零れました。]


 ……、ああ ごめんなさい。
 メアリーがどうしたいか、だったわね。

[我に返るように戻る、話題。
私は高く澄んだ声をやわらかくして答えました。]

 さて、どうしましょう。

 私がいく?
 あなた(べネット)がいく?
 それとも、あなた(メアリー)?

 食べるのはレオナルドかしら。

[彼も、失わないための犠牲に見捨てられるのねと。
少しばかり話したことのある、あの顔を思い出しながら訊ねました。]


 わたし…、アイツを殺したい。
 でも、わたし一人じゃ…多分無理。
 だから…

[手伝ってほしいのだけど]

 その前に……。

 ラディスお姉ちゃん。
 見捨てるって…――
 昨日言ってたのって…――

 マーゴのことだったんだね。

[そこに悼みはあれど
友の死を泣き叫ぶことはなく。

父の死に直面した少女の精神は崩壊寸前で
感情に重りがついているみたいに
目の前の出来事への実感が乏しかった。]


[それでもふと浮かぶのは。
村に響いた、声。]

 私はレオナルドを食べることを勧めるけれど。

 メアリー。
 あなたがもし、危険とわかっていても
 今すぐにでも彼(スティーブン)を殺したいというのなら。

 私は『止めない』わ。

[私は私の考えを述べるけれど、それは強制ではありません。
強要してしまえばそれは、『この村』と変わらない。
我慢し、耐え、黙って従うだけの『共存』。

私たちは『味方』なのですから。
私以外の二人の願いも、思いも。
配慮、しなくては、ね?]


【人】 本屋 ベネット

―― 本屋 ――

[扉が開き、空気が流れる。
顔をあげてみれば、クラリッサ>>171とドナルドの姿。
彼女のかんばせに笑みの形を認め、目を細めた。]


こんにちは、クラリッサ。
ドナルドも――…、珍しい組み合わせだね。


[彼女らの子供の頃の詳細は知らず。]

(174) 2015/05/16(Sat) 02時頃

 ええそう、私が食い殺したのはマーゴット。

[いつも、彼女の側には助けてくれる手がありました。
いつでも、私の側には助けてくれる手なんてありません。

目が見えぬこと
口がきけぬこと

似たようなものだというのに、
なのになぜ、あの娘の回りには人が集まるのでしょう。]

 『知っていたら』止めたかしら?

[彼女もまた、マーゴットの側にあるひとりでしたから。]


【人】 本屋 ベネット

[彼女>>172に話を振れば用事はないと聞けた。
クラリッサがドナルドの名を出すと、僅か首を傾げて]


今日はドナルドの付き添いかな?
――…ん、僕でよければ喜んで。


[キミと話すのは楽しいから、と喉まで出掛かる言葉を飲み込む。
一歩下がる彼女とドナルドに椅子を勧める。]


それで、話って……?


[ゆるく首を傾げてドナルドへと向き直る。*]

(175) 2015/05/16(Sat) 02時頃

[「止めたか」と聞かれて
きっと、昨日のわたしなら
「当たり前だよ!」って返したと思う。]

 …わかんない。
 わたし…
 
  何かを引き換えにしないと
  大事なものは守れないんだって…

 そう思ってた。
 でも違った。

 



[楽になりたくて、あの気持ち――オーレリアを殺めた罪悪感――から
逃げたくて、マーゴにネックレスを渡したのに。]

[大好きだよって言ったのに。
自分の大事なものはもっと別にあって。]

 多分、わたし
 マーゴを引き換えにしようとしたけど
 お父さんも守れなかった。

 わたし、どこで間違えたのか…――
 わかんないよ。

[支離滅裂な返事が
今のせいいっぱいだった。]


 ラディスお姉ちゃんも
 マーゴが憎かったの?

[そう、自分の大事なものと
誰かの大事なものは同じじゃないのだ。

自分の憎んでいるものもまた
誰かの憎んでるものとは違うのだろうな
とぼんやり考えて。]


[瞳を診察する医師。
(口がきけぬことさえ、知ったのは昨日。)

手を繋ぐ無力な飼い犬(ナイト)。
(ヒーローは理由も謂わず離れ、差し出される手にも応えられない。)

側にいる、歳も近い友人。
(私はいつだって、独り。)]


[それから、少女はぽつぽつと伝えるだろう。

自分の考えた計画を。]

[教会にスティーブンを呼び出して
罪を背負わせるのだと。

大きな十字架を
“背負わせて”

その罪をしょってもらうのだと。]


[問い掛けに、ふっと笑う気配。]


――…さあ。
気分次第かな。


[狩りの時間はまだ先とばかりに悠長な言葉。]


[少女の声に綴られぬ先は概ね知れる。
彼女が望むのなら動くのも吝かでなく。]


[二人の話題が移ろえば、意識は目の前へと傾く。**]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2015/05/16(Sat) 02時頃


[思考に重なる声は、幾分と支離滅裂でいて
それでも子供ながらに、こどもだからか
確信を突いたような言葉が重なりました。]

 憎い?

 ……、…………そう。

[不自然なほどの間をもってして返るのは
くすくすと、笑いはじめる私の耳障りな笑い声。]

 そう、憎かったの。
 いいえ、憎いの。

[それはまだ終わっていないという暗示でしょうか。
過去を進行形に変えて、私は話しました。]


[その計画とは別に
二人が一抹の不安を抱いて
例えばレオナルドに保険をかけたとしても
少女には与り知らぬところだろう。

知ったところで、父親を失った不安感から
強まった信頼感に変わりはない**]


[気分次第と返る声は、余裕さえ感じさせるほどでした。
時はまだ先とばかりの言葉遣いに、ゆるうりと笑みを返します。

やがて聞かされるのは、少女の夢物語。
教会で、彼に罪を、十字を背負わせるのだと。
私ならば最後の最後まで、彼には生きて苦痛を味わわせてから
狂い壊れたところを美味しくたべてしまうところだけれど。]

 あなたがそうしたいのなら。
 私はいつだって『お手伝い』するわ。

[レオナルドは、またいつだって殺すことが出来るでしょう。
狙いはそうっと別へと変化しては、赤い瞳がキラキラと輝くのです。
厚いカーテンの下に隠した、その瞳が。]


[けれど私は、ひとつ保険をかけるでしょう。
それは別の相手を狙うのではなく、同じ相手へ。
上手く隠した牙を、爪を。

十字背負うべき、彼(スティーブン)へ。

命を奪う箱の中。
メアリーさんの名前が確かにあったのを覚えていたのです。
例えば彼女が夢物語を現実にしてしまうよりも前に
もし、『無慈悲な決定』で命を奪われてしまったら。

その時のための、保険と、なるように**]


 
[黒き獣の心は強き望みに傾く。
少女が望むならばその爪も牙もその者へ。**]
 


【人】 本屋 ベネット

[ドナルドの僅かな表情の変化>>213に気付けば
微かに目を瞠る。
返しの「野獣」の物語が如何なるものか思い出し]


「魔女」に「呪い」を掛けられた風には見えないよ。
――…ね、クラリッサ。


[ドナルドが「野獣」には見えぬを
クラリッサに同意求めるように視線を向ける。]

(221) 2015/05/16(Sat) 17時半頃

【人】 本屋 ベネット

[泣き出されたなんて言葉がドナルドの口から出れば
ベネットは驚いたようで]


…… え。
それは……、


[彼が泣かせたわけではないだろうことは
その言葉からも察せるけれど
傍目から見れば「悪い男」に見える状況だろう。
彼女が泣いた理由も気になる所ではあるが、
話し難いことかもしれぬと思い言葉飲み込み]


ドナルドもクラリッサも
大変だったみたいだね。


[と、眉尻を下げる。]

(222) 2015/05/16(Sat) 17時半頃

【人】 本屋 ベネット

[ドナルドとクラリッサに椅子を勧めてから
大変と思う二人を労わる為の茶を淹れる。
茶葉は普段から愛用するダージリン。
念の為に砂糖とミルクも添えて差し出す。

前置き>>214を聞けば、
浮かぶのはドナルドが話そうとするその話題。
気になりながらも訊ねるタイミングを逸したそれ。]


――…ああ。
聞かせてくれる?


[知りたいと、促すような言の葉を友へと向けた。]

(223) 2015/05/16(Sat) 17時半頃

【人】 本屋 ベネット

[語られるはドナルド自身の出生>>215
重い過去に、息を飲む。
両親とは違う髪の色。
その理由と、それを彼に知らせたのが、
共に暮らしてきた父親>>216ということに衝撃がはしる。
誰にも言わずそれを彼が抱え続けたと思えば
痛みに耐えるかのように眉を寄せて]


……そんなことがあったんだ。
知らなかった。


[辛かっただろう、と思う。
きっとたくさん悩んだに違いない、と。
知らず眼差しは案じるようなものとなり。]

(224) 2015/05/16(Sat) 17時半頃

【人】 本屋 ベネット

[零れた吐息は話し終えた合図かと思う。
けれど徐に続くドナルドの話>>218
予想さえしなかった壮絶なもので]


………… え。


[驚きの声。
動揺の色滲む黒曜石が揺れる。

ドナルドと血の繋がる父親を喰らった彼の母親。
その母親を断ずる為喰らったという彼の知る父親。

それを知った時の彼の心中は如何なるものか。
思うだけで胸が痛む。]

(225) 2015/05/16(Sat) 17時半頃

【人】 本屋 ベネット

[自らの手で始末したというドナルド>>219
話が終われば、重さを吐き出すような吐息を。
村を出た理由、その全貌が知れても苦さばかりが残る。]


過ぎた過去だし今更言っても仕方ないんだろうけど
友としてキミの力になりたかった、と思う。


[その時の関係が今と違ったとしても。
そう思ってしまうのだと口にする。]


ばぁか。
キミが父親を食べるなんてそんなこと思いもしないよ。
ああ、でも……、その時相談できるひとが……
族長がいてくれてよかった、と、そう思う。


[話の間に減った茶をカップに注いで。**]

(226) 2015/05/16(Sat) 17時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2015/05/16(Sat) 17時半頃


【人】 本屋 ベネット

―― 本屋 ――

[クラリッサの反応>>236に「あ」と一つ声を漏らした。
童話の並ぶ本棚の一角から一冊の本を取り出し
傍に座るクラリッサの手前にそっとそれを置く。]


この本の話なんだ。
赤ずきんの話ももうおしまいだし
次はこれを一緒に読んでみようか。


[表紙には題名が記されるのみなれど
それを捲れば扉には「美女と野獣」が描かれる。

同意の仕草に、「そうだよね」と微か笑みを向けた。]

(263) 2015/05/16(Sat) 21時半頃

【人】 本屋 ベネット

[泣いた事はクラリッサにとっては知られたくなかったか。
視線が逸れれば、少しばかり驚いたように瞬いた。
彼女の様>>237子から詳細は聞かぬほうがよさそうだと思う。

彼女が俯いてしまえばその表情は見えず]


ごめんね。
知られたくなかったならもう言わないから……


[「顔をあげて」と小さく言葉を掛ける。
彼女の手元からは、紅茶とミルクの少しだけ甘い香りがした。]

(264) 2015/05/16(Sat) 21時半頃

【人】 本屋 ベネット

[発した言葉に同意するように頷くクラリッサ>>240
少しだけ眸を細めて見詰める。

前置きの後、ドナルドに向けた彼女の問い掛け>>241
ベネットも気になるようで、
答えを待つようにドナルドに視線を向けた。]

(265) 2015/05/16(Sat) 21時半頃

【人】 本屋 ベネット

[そうしてクラリッサの口から語られるのは
『視た』夢の話>>242

ルパートの無実を示すような、夢。

彼へと票を投じたと聞けばふっと伏せられる眼差し。
昨夜はルパートが選ばれたのだと、末の弟から聞いた。
酒場で酒と料理を振る舞い、酔った自分を気遣ってくれた彼の姿が脳裏を過ぎり、もう会えぬのだということが胸を痛ませる。
票を投じる少し前に相談にきたグレッグの事を思い出し――。
それは僅かの間、すぐにクラリッサへと視線戻すと
彼女の眸から溢れた透明な雫が頬を伝うが見えた。
彼女もまた心を痛めているのだと感じ]


――…泣かないで。キミが悪いわけじゃない。
夢を視るまで知らなかったんだから――…


[涙を拭おうと指先が彼女の頬、目許へと伸ばされる。]

(266) 2015/05/16(Sat) 21時半頃

【人】 本屋 ベネット

[クラリッサの眸>>243に己の黒曜石を重ねる。
訊ねの答えは密やかに返した言葉でも知れよう。]


信じるよ。
こんな風に涙を流すキミが嘘を吐くとは思えない。


[それだけではないけれど。
より個人的となる感情はこの場では口にせず
確かめたいという彼女の声とドナルドの言葉>>220に頷き]


分かった。それなら一緒に行くよ。


[同行する旨を伝える。
不安材料が山盛り、の件はいまいちピンとこないようで
「不安材料って?」なんて問いをドナルドに向ける。*]

(267) 2015/05/16(Sat) 21時半頃

 お父さん…、ごめんなさい。
 わたしのせいで、お父さんが殺されちゃったん…だよね。
 怒ってるよね…。

 ごめんなさい。
 お父さんの仇は打ちたいけど
 それが済んだら、わたしも…

 死んだ方がいいのかな…。

[声なき声はだんだんとか細く震えて。
嗚咽に混じって 溶けた。]


 ……なに、あなた死ぬつもりでいるの?

[聞こえてきた声に、返すのは。
高く澄んだ嗤う声でもなければ。
やわらかく誘うような声でもなく。

無機質に、色も温度もなく、落ちました。]


 死にたくないけど…。
 お父さんがもし
 すごく怒ってたら……
 って思うと…。

[低くくぐもったような声のお姉さん。
いつもの声と違う。
高くもなければ
楽しそうでもない。

怒らせたのかな、そう思って
咄嗟に]
 
 ごめんなさい…。

[と謝った。]
 


[聞こえ来る少女の震える声に意識が向く。]


――…キミのお父さんはキミを守ろうとしていただろう?
彼はキミが生きることを望んでいると僕は思うよ。

グレッグも、かなしむよ。


[静かに柔き音色をのせて。]


 父親の仇をうったら、追いかける?
 同じ場所にいきたいのなら、いつでも私が殺してあげるわよ?

 ああでも。
 あなたのそれも父親譲りね。

 残される彼(グレッグ)の気持ちも考えないの。
 殺された彼(ルパート)の思いも考えないの。

[それから、鈴の音がころころと鳴るでしょうか。
まるで取り繕ったような音。
よくできた、それはよくできた模造品の鈴。]


 ああ、ごめんなさい?
 怒っているわけじゃないの。
 あなたの命だもの。
 あなたが思うままに生きるといいわ。

[私は優しくなんてないから、
『かなしい』なんて思わないけど。]

 仇を打つっていう『約束』は守ってあげる。
 だから怖がらないで?


【人】 本屋 ベネット

[遠くを見つめるような隻眼>>284
少しだけ彼を遠く感じさせた。
ドナルドの返事>>291に伏せる眼差し。

帰って来るしか、と称される故郷は、
両親の事もあり彼にとっては並々ならぬ思いがあるだろう。
理解しながらも、彼がそう称するに寂しさが過ぎる。]


僕は、キミが帰ってきてくれて嬉しい。


[少し苦さの滲む彼の表情を見遣り、
帰りを喜ぶ言葉を口にする。
どのような過去があっても彼が何者であっても
その思いは変わらぬものと思う。]

(293) 2015/05/16(Sat) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

[魔女裁判、異端審問――。
アルカイドの言葉>>2:638がちらと過ぎる。
あの時から、無実が無実を糾弾する可能性は示唆されていた。
犯人の証拠も目星もつかぬ状況でそうなることは目にみえて]

クラリッサの頬を伝う涙を親指の腹でそっと壊れ物扱うように拭う。
あたたかな涙、あたたかな彼女の温度。頬の柔らかさを感じ、
彼女に触れた事を自覚して――、
すぐに手を離さなければと思うのに、
彼女が頷く頃、離れるを惜しむようにゆっくりと手を下ろし。]


勝手に触れて、ごめん。


[謝罪は彼女の言葉>>297と重なる。
そうして、またひとつ、彼女にささやく。]

(307) 2015/05/17(Sun) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

[礼の言葉>>298にゆると微笑を返す。
クラリッサの表情が緩むことに安堵する。
彼女の見遣るマーガレットに視線を向け]


いつまで咲いててくれるかな。


[その花の意味に気付いてか気付かずか
クラリッサへとそんな問い掛けをして]

[店を出る間際の末弟の知らせに、目を瞠り、柳眉を寄せた。]

(310) 2015/05/17(Sun) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

[一族の手で“過ち”を正さねば、
犠牲者が出る事は誰でも思い至る事だろう。
マーゴの名を聞き、いつも傍にいたサイラスが過ぎる。

ぐらりと傾ぐクラリッサの身体>>299
支えようと咄嗟に両の手を伸ばした。]

(316) 2015/05/17(Sun) 00時半頃

【人】 本屋 ベネット

[――時は少し遡り。
ドナルドの応え>>319が聞こえると
ベネットは微かな笑みを浮かべる。]


……ん。
帰ってきてくれたからこそ、
キミと友達になれた。


[素直な言葉とは言いがたい彼の言葉ではあるが
帰ってきたからこそ、と思ってもらえるのが嬉しく。

よもやクラリッサとの事を微笑ましいと思われ
眺める視線が向けられようことまでは気付かず。]

(322) 2015/05/17(Sun) 01時頃

【人】 本屋 ベネット

[ドナルドの尋ね>>329に末の弟は頷き
その場にゆき、見聞きした事を彼に伝える。

強張る彼の表情に案じるような眼差し向け。

そうして、クラリッサたちと共に宿屋に向かった。]

(338) 2015/05/17(Sun) 01時半頃

 「あなたは、大丈夫ですか?」
 「どうか。」

[それは彼の、心優しき医師の手のひらに乗せた文字。
本当は何と続けましょう。]


 お父さんは、わたしを守ろうと…。
 そう、かな…。
 うん、そうよね。お父さん、わたしの味方って
 言ってくれたもんね…。

 お兄ちゃんも…悲しむかな……。
 ううん、きっと悲しんでくれるよね。

[だって、わたしのお兄ちゃんだもん。
声には出さないが少し誇らしげに。]


 
 
 『背後には気を付けて。
  重い十字架(罰)が、降るかもしれませんから。』
 
 


 ……、お姉さんの言うこと、やっぱり
 難しくてよくわかんないわ。

 でもありがとう。
 そうよね、わたし、お兄ちゃんとけっこんして
 家族にならないといけないもん。
 本物の家族に。

 だからこんなとこで死にたくない。

[迷って、前に進んだと思いきや後ろを振り返るような。
そんな自分だけれど。

少女にとってそんな『仲間』の声が頼もしかったし
『仲間』に応えたいという思いが芽生えた。]


【人】 本屋 ベネット

[道中、ドナルドの言葉>>340には驚いたように瞬く。
票を投じた相手を知り、
過ぎるのはやはりグレッグの姿。
クラリッサとドナルドの票の行方を知り
少し考えるふうな間の後]


オーレリアの為の銀の薔薇の首飾りをマーゴに?
ジョスランが――…


[メアリーにしたという彼が理由に告げるのは
メアリーがマーゴに渡したということなのだろう。]


ああ、もしかして――…、だから、


[グレッグもそれを知り相談しにきたのかもしれないと思った。]

(348) 2015/05/17(Sun) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

そうだね。
オーレリアが贈り物を誰かに、とは考え難い。


[ドナルドの言葉に同意を示す。]


僕が票を投じたのは、レオナルドさんだ。
集会の後から姿を見てなかったから――…


[そんな理由で投じたのだと明かす。]

(349) 2015/05/17(Sun) 02時頃

 いいわ、判らなくて。
 もっと大人になれば、きっとわかるから。

[くすくすと微笑んで見せましょう。
言葉の裡にある想いなど、判らなくていいのです。]

 この医者(ひと)を殺すのね。

[優しい優しい、この『死神(ひと)』を。
私はすぐに訪れるであろう贖罪の未来に。
うっとりと、赤い瞳を細めては。
彼の熱伝わる指先を見詰めていたのです。]


【人】 本屋 ベネット

[続く言葉>>346に「ああ」と声を漏らし]


ドナルドは確かめようと思ったんだね。


[宿屋に行く目的はドナルドとクラリッサの二人にあったと知る。
ひとりじゃ怖くて、と聞けば
「キミにも怖いものがあったんだ」と軽口を言い]


じゃあ確かめよう。
メアリーの話をきこう。
後味悪くならないために。



[そんな言葉を向けて]

(355) 2015/05/17(Sun) 02時頃

―???―

「昨日はごめんなさい。
こうなっちゃったからには
仕方ないことだったのに。

みんなの嫌がること
進んでしてくれたのに
先生にひどいこと言って。

ごめんなさい。

お願いがあるの。」

[俯いたわたしの口からでる声。
まるで別人みたい。]


[わたしの話を聞く医者の眼は
冷え切った暗い琥珀。

鋭いその双眸を見つめながらゆっくりと
わたしの唇が動く。]

 「おそう式をしたいの。
  お兄ちゃんと先生とわたしとで。」

[しばらく黙って聞いていたけれど
先生はやがて重たい口を開いて、返事をくれた。

       肯定。

けれどその眼は相変わらず睨み殺すような眼光で。
それは一見して彼が、その葬儀が茶番だと思った上で
頷いたとわかる態度。]


[けれどそれはきっとわたしとて同じことで。

冴え冴えとした目は睨むでもなく
先生の琥珀をじっと見つめたまま。
そしてきつく口を結んで、先生に対峙していた。]


―教会―

[先生が現れる。

教会には祭壇の上にろうそくが2本灯っているだけ。
薄暗い灯りの中、先生が
燭台を持ちながら祭壇の方へ歩みよる。

暗がりだけど、もう片方の手に何か持っているのが見えた。
気配でわたしを探そうとする先生。]

[わたしは十字架の裏でじっと息を潜めて
先生が十分近づいてくるのを今か今かと待ちわびる。

きっとこの真っ赤な眼がぎらついてる。

暗闇の中で鈍く、それでいて鮮やかに。]


[予め、お兄さんとお姉さんが傷をつけてくれていた
十字架の根本に足をけり下ろせば、その直下に、先生の身体。

もうすぐ、もうすぐだ。
そう思うとお父さんとお母さんの優しい声が
聞こえた気がした。]



 先生は罪の意識から逃げたかったんだ。
 だから一番にお父さんを殺したんだよね。
 
 そうでしょ?

[わたしの声は反響して、聖堂中に広がる。
その声は力強く、遠くの仲間にも届いただろう。]


  そんな男、神様が見逃してもわたしが見逃さない!!!


 わたしのお父さんとお母さんを殺した罪!!!
 地獄で味わえ!!!!

[絶叫とともにわたしは
足を振り下ろした。]


【人】 本屋 ベネット

―― 宿屋 ――

[グレッグの姿がみえれば>>335
軽く手を掲げて挨拶を向けるけれど
それはクラリッサとの話を邪魔せぬ程度の仕草。

酒場と聞こえると
先日の酒場の賑わいが思い出される。
僅か目を伏せ、小さく零す吐息。]


――……。


[グレッグに案じるようなまなざしを向けて
今は、見守るような立ち位置で。**]

(359) 2015/05/17(Sun) 02時半頃

[例えば――。
「マーゴット」という名前ではあるけれど。
清い雫を纏い、煌めく 桃色の薔薇のような。
そんな、娘だったと思う。]

 マーゴット。

 サイラスと君を見ていてさ。
 僕は、ね……。


(娘の幸せを願う父親のような顔をして
 君を見送りたかった。

 死出の旅路ではなく

 ただ 幸せな未来へ旅立つ君を )

[―― もはや、 手遅れか。]


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