人狼議事


158 Anotherday for "wolves"

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視点:


[倒れる瞬間の歪んだ唇なんて、さあ誰が見ているでしょう。

大切な友達だったものの傍に散らばる男の屑。
私が手を下したのか、彼が手を下したのか。
知恵ある男に誘導された小さな彼女が、だったのか。

それはまた、この悲劇の一眠りから醒めた頃に**]



[マーゴットの歩幅にあわせ、ゆっくりと闇路を歩く。
彼女が何を視ているのかは、わからない儘。]

 …………そうかい。

 君がしあわせならば、それ以上の事はないけどさ。
 ――僕は、これでも医者だから。

 どうしてもね……。

[胸にそっと染み込んでくる言葉に目を伏せた。
暖かく、それでいて痛い。]


[たとえば。
マーゴットが彼女の友人達の姿を見られたならば
彼女の世界はきっと もっと輝くだろう。

なまじっか救う術を得ているからこそ
そうできないことが――己の力不足が歯痒くて仕方なく

何かから守ろうとするように 
白い掌をそっと握りなおした。*]


[真っ白なミルクの水面が]

[いつしか真っ赤な鮮血に見えて。]


[温かいミルクを飲んだはずなのに
身体はまたおかしく震えて表情は青ざめた。]



[眠る前 忘れずに処方のおくすりを飲まなくちゃ。

わたしは私のためだけじゃなく
せんせいのために 「見たい」と、思ったから。*]
 


[オーレリアお姉ちゃんを殺したから…。
オーレリアお姉ちゃんをちょっと食べちゃったから

わたしから血が出てきたんだ…!

少女はそう思ったという。]


【人】 本屋 ベネット

―― 回想/昨夜酒場で ――

[アルカイドとのひと時は和やかに過ぎる。
偶然とはいえ、こうして共に食事できるとは思わなかった。
村で、本屋で、稀にスティーブン医師のもとで、
言葉交わすことがあっても、彼に猫のような気配を感じていたから、
気まぐれに立ち寄る猫のペースに合わせて会話を楽しむが常。

勧めたミートパイをおいしいと頬張る彼>>1:511
「だよね」と嬉しそうに頷いた。

オーレリアが作ったのだとルパートから聞いたから
彼女にも感想を伝えようと思うのだけど
その機会が失われるとは、その時は思わずに。]

(73) 2015/05/13(Wed) 15時半頃

【人】 本屋 ベネット

[子供の頃から外で遊ぶより本を読む事が多かった。
ドナルドやグレッグ、ラディスラヴァと外で駆け回る事はなく、
忙しい父母の代わり、弟妹の面倒をみていることが多かった。
仲良さげな三人の姿は時折みかけてはいたけれどそれだけで。
予想つかぬ展開とドナルド>>16が言えば、
不満そうにしていた男はクツと喉を鳴らして笑い]


そうだね。あの頃はキミが読書家とは僕も思わなかったよ。


[同意はやや軽やかに懐かしむように。
拗ねるなんて言葉を使ったがゆえの、
アルカイド>>1:512の反応に、う、と言葉に詰まる。]


大人になってそういう事言われるとは思わなかった。


[複雑な心境が滲むような呟きが落ちて。]

(74) 2015/05/13(Wed) 15時半頃

【人】 本屋 ベネット

[アルカイドの蒼に一瞬過ぎるさびしげな色は
瞬く間に消えてしまったから
見間違いだったのかもしれないけど
どこか覚えのあるようないろに思えて心に残る。

きょうだいの手本となるように。
代々続くこの家系を継ぐのは生まれた時から決まっていたこと。
許婚なんて相手も幼い頃から当たり前のようにいて、
残念ながらその娘ははやり病で随分前になくなったから
親には彼女が忘れられないのだと理由をつけての独り身で。
取り巻く環境が“いい子”であることを強いただけ。
やんちゃな彼>>17とその幼馴染が眩しくて
己に幼馴染と呼べるほど親しい相手がいないことを
寂しいとも感じたのは今はもう遠い記憶。]

(75) 2015/05/13(Wed) 15時半頃

【人】 本屋 ベネット

[ドナルドのまとめ>>18に「そうだねぇ」と笑み零すは
酔いがまわりよく考えずな返事だと飲み友達ならすぐに知れよう。

それからのドナルドとアルカイドの遣り取り>>19
ぼんやり眺め口挟むことはしなかった。

ドナルドが疑問に思う>>20こともその時は気付かぬまま。]

(77) 2015/05/13(Wed) 15時半頃

【人】 本屋 ベネット

[蟒蛇とは程遠いのが一目で知れる本屋は
からから笑う一人称の変わったアルカイドの声>>1:517に]


……ん、そうするよ。
アルカイドはお酒、強いんだね。


[飲んでも酔った風には見えぬから
そんな言葉を向けてひとつ頷く。

散会前に席立つが見えれば、「またね」なんて声掛けて
ひらひらと掲げた手をかるく揺らした。]

(78) 2015/05/13(Wed) 15時半頃

【人】 本屋 ベネット

[案じる声>>30に顔をあげる。]


――…なんとか。


[大丈夫、と言い切れるほどではなかったらしい。
ルパートの淹れてくれたあたたかな茶が染み入り、
グレッグからの水差しは随分減って
さすがにその頃には苦しさ覚える熱も紛れてきていた。

ドナルドはまだ帰る様子はないけれど
思いのほかゆっくりと過ごしてしまったと思う時間。

ルパートに「ごちそうさま」と代金を渡して
ドナルドや顔なじみには「またね」なんて声を掛けて
家族の待つ我が家へと帰るためふらりと酒場を後にした。**]

(81) 2015/05/13(Wed) 15時半頃

[高く澄んだ女の声にゆると目を細める。
零れる笑み声は酒気に浮かされる脳裏に艶やかに。
ルパートの声にも耳傾けながら
男は黒銀の長の姿を思い浮かべた。]


――…派手に彩り、上手く隠す、か。


[この時点で彼の命運は決まっていた。
けれどその時は誰が手を下す、なんて話まではせず。]


[ベネットの意識に伝う声は、
ルパート、ラディスラヴァ、メアリーだけでなく。
もうひとり、末の妹の声も仄かに届く。
隣村の人間を、均衡を崩すことになった人狼。
たすけて、と彼女は兄を呼んでいた。

手紙の届かなくなった一ヶ月前、彼女は身篭ったことを知った。
我が子の為にたくさんの栄養をとっても尚足りぬのか
身体は徐々に痩せ細り、やつれていった。
そんな妻の身を案じて夫ははやめの里帰りを提案する。
一緒に、と夫は言ったが彼女は大丈夫だからと一人で故郷に向かった。
あと少しというところまできたところで、
彼女の身体は限界を迎えたのだろう。
目の前が真っ赤に染まる。
餓えた獣の本能が、生きる為に、腹に宿る命を生かす為に、
べつのいのちをひとつ、奪って――。
そうして、怖くなって逃げてきたのだと彼女は語り――。

たすけて、と末の妹は泣く。
それでも足りないの、と、それはまるでねだるように。]


[家族が、大事だった。
家族の為に、長の謳う“共存”に賛同したが
家族を守る為なら、長の方針にも背く。

大事な妹を「処す」と長が言うのなら――。
ラディスラヴァの声が過ぎりゴクと咽喉が鳴る。]


同族の血肉は、どんな味がするんだろうね。


[覚悟はその時に、決まり――、]


[酒気は疾うに消えていた。
男は酒場を出たその足で族長のもとを訪れる。
夜更けの来訪者に、黒銀の髪の奥にある双眸が驚きと警戒の色を映した。]


夜分遅く失礼します。
実は、夕刻の件でお話したいことが。


[礼儀正しく頭を下げて、本題に入った。]


――…隣村で人を襲った人狼を、みつけました。
この村で、人を襲うところを見たんです。
捕らえようとしたのですが、逃げられてしまって。
この村で犠牲者が出たことをお知らせしようと思い……


[訪れた理由を連ねる。
本当と嘘がまじるこの言葉を長が信じたかどうかはその変わらぬ表情からは知る由がない。]


[現場に、と言い出したのはどちらであったか。
どちらでも構わぬことだった。
足音二つ教会へと続く。
ギィ…   と、軋む扉。
むせ返るような血の匂い。
既に事切れた人間の娘が其処に在る。
酷く散らかされた無残な姿に、長の動きが止まった。
見入る長に隙を見出し、男は獣へと変わり長に飛び掛る。
黒き獣の前足が長の肩を押さえつけ、床へと押し倒し]


――…終いだ。
本能を殺し一族の誇りを失い
耐えて過ごす“共存”なんて、いらない。
天秤は傾いた。
もう、戻れない。……戻らない。


[直接意識に語りかける声は彼に届くか否か知らない。
そうして、長の喉笛へと喰らいつく。]


[ゴリ、と、硬い何かを砕く音が教会に響く。
ピチャ、と舐める音がして、
引きちぎる音が、繰り返し。

甘露の如き真紅が床に広がりその匂いが獣を酔わせる。
煌煌と黒曜石を煌かせ、獣は狩りの終わりを“味方”に伝える。

飛び散る臓腑のいくつかには千切られた後があり、
それは皆が寝静まった頃、末の妹へと届けられた。]


[どこぞの水場で洗い流した血の味は
時折口にする人の血の味とも少し違う気がした。

同族の血であるがゆえか、
それとも性別による違いか。

何にせよ、*一族を束ねる長の血肉は獣にとって馳走*]


【人】 本屋 ベネット

―― 朝/自宅 ――

[起きるのはいつも通り早くも遅くもない時間。
二日酔いになることなく鳥と共に目覚める。
ふあ、と欠伸して、のろのろと寝台から起き出した。
身支度を整え廊下に出れば、同じく起き出した弟と会う。
重なるは、おはようの挨拶。
弟が不意にベネットへと顔を寄せ、クンと鼻を小さく鳴らした。]

「甘い匂いがする」

[弟の言葉にベネットは首を捻る。]


昨日飲んだ蜂蜜酒がまだ残ってるのかな。


[酒を飲める年齢でない弟にはそれは判断つかぬらしい。
「どうだろ」なんて言いながら二人揃って台所に向かう。]

(134) 2015/05/13(Wed) 21時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2015/05/13(Wed) 21時頃


【人】 本屋 ベネット

[手分けして作る朝食。
男二人というのが少々むさ苦しいが致し方ない。
朝に弱い両親がこの時間に起きてくる事はほぼなく
朝と昼はベネットと末弟で用意することが多い。
サラダにスープ、ハムエッグ、パン屋で買ってきたカンパーニュ。
簡素な食事をしながら、他愛ない話をする。
食べ終われば片付けをしていつも通りの日常が其処にあった。]


「そういえば昨日の集会、どんな話だったの?」


[思い出したように問う弟の言葉にベネットの動きが止まる。]


……隣村の噂、お前も知ってるだろ?
その件に関してで、噂は本当だったから――


[掻い摘んで長からの話を弟に伝え、両親が起きたら伝えて欲しいと頼んだ。]

(150) 2015/05/13(Wed) 21時半頃

【人】 本屋 ベネット

[戸棚から花瓶を取り出し井戸水で満たす。
それを持ち家を出ると本屋の扉に手をかけた。
抵抗なく開く扉。]


あ。


[昨日そのまま出たのだと思い出し片手で頭を抱える。]


不用心だな。
あー、大丈夫とは思うけど
一応在庫の確認しといた方がいいか。


[手を下ろしやれやれと肩を竦めて中に入る。]

(153) 2015/05/13(Wed) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

―― 本屋 ――

[窓をあけて本の確認をしながら埃を払う。
埃かぶる本を手に取りたいとは思わぬだろうと
店の掃除も毎朝欠かさずすることのひとつ。

水差しには可憐に咲くマーガレットの花。
家から持ってきた花瓶に移し変えてカウンターに飾る。]


これでよし、と。


[そうして定位置に腰掛けて、
傍にある本を取り、栞の挟んであるページを開いた。]

(161) 2015/05/13(Wed) 22時頃

 ふふっ、……うふふふっ。

[ああほら、だって、喉を絞めておかなくちゃ。
込み上げてくる高笑いが聞こえたらどうしましょう。
きっとすぐにでも『怪しい』『お前が犯人だ!』とでも謂われ
『今日がお前の命日だ!!』とでも指を指されかねません。]

 ああ、でも。
 とても素敵な死に様だったわ。
 お望みの同族の味は如何だったかしら?

[血肉の味を気にしていた彼に、くすりとひとつ問いましょう。
そして、甘い囁きを脳に直接落とすのです。]



 あんな風に『人』を『殺せる』『ひと』。
 私は好きよ。

[“味方”にだけ伝わる、声なき声は。
艶やかでどこか甘くもある、そんな声だったでしょう。
凛とした色はまた、くすくすとした笑い声と共に**]


――……。


[彼女の言葉に瞠目する。
甘く艶やかなその声はもっと聴いていたいと思わせる響き。
予想せざる言葉に微かな動揺過ぎらせるも]


それは光栄だね。


[小さく笑む気配だけ滲ませた。]


[メアリーが、今日この日を迎えたのは好都合。
そうした頭も、男の中にある。

そう、自然と娘は血の匂いを纏うだろう。
当然のことだ。
血の匂いは同じ血の匂いの中に紛れる。
そうであれば、娘が疑われることもなかろうと]


【人】 本屋 ベネット

―― 本屋 ――

[少しずつ読み進める物語。
吹き込む風が未だ読まぬページを捲ろうとする。
軽くページを押さえたところで、
掃除したときに開けた窓がそのままだと気付いた。
本に栞を挟み、慌てて窓辺にゆく。
開かれたままのそれを閉めようとして、
外が些か騒がしいことに気付いた。]


……ん、


[怪訝そうに眉を寄せ外を気にするけれど
騒がしい、と思うだけで、窓を閉める。

同じく騒ぎに気付いた弟はというと
兄と違い一目散に駆け出して教会で何があったかを知る。]

(206) 2015/05/13(Wed) 23時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2015/05/13(Wed) 23時半頃


【人】 本屋 ベネット

[本棚にはメアリーがルパートに買ってもらったと同じ本>>82も並ぶ。
文字が多い本がダメならと選んだ絵本を
メアリーは面白そうと言い、それに決めたから、
第二、第三の候補であった絵本は
また次の機会に紹介しようとしまわれた。

それはいつの話だったか。
もう読み終わってもよい頃合だが
感想は聞きそびれたままである。

未だ読み終わらぬことは知らないけれど
楽しんで傍においてもらえるならその本も本望だろう。]

(226) 2015/05/14(Thu) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

[カウンターの向こう、いつもの席に座りなおす。
置かれた読みかけの本より先に
黒の双眸がマーガレットの花へと向いた。]


――…、


[可愛い花だと思う。
無意識に伸びるその手の、指先が花弁に触れた。
花弁の表面を軽く撫でるようになぞり
触れることなき花屋の娘を思う。]

(240) 2015/05/14(Thu) 00時半頃

【人】 本屋 ベネット

[花から手を離し、来客>>244を迎える。]


おはよう、アルカイド。


[ひらり振るわれるその手に、軽く手を掲げて応え。
見られた事への動揺が彼の少しのぎこちなさに気付くを遅らせる。
歩み寄るアルカイドを見遣り、ことと僅か首を傾ける。
問いかけ>>245に、きょとと瞬き]


聞いたって、何を――…?


[重々しい空気を感じる。
彼の言わんとするそれに思い当たらぬかゆるゆると首を横に振った。]

(259) 2015/05/14(Thu) 01時頃

【人】 本屋 ベネット

[蒼が窓の外へ移ろうにつられるようにそちらを見る。
いつもと違う騒がしさが其処にあり
アルカイド>>247が話題にするは騒ぎの件と感じる。

気付かぬように、ふれぬように、
無意識に遣り過ごそうとした話題。

昨日も感じた不安がむくりと頭を擡げた。
彼の口から綴られる原因にぴくりと肩が揺れる。]


――…族長、と、人間の女の子?
殺された、って……
族長がそう簡単にやられるわけ、ない、って。


[動揺が声にあらわれる。]

(260) 2015/05/14(Thu) 01時頃

【人】 本屋 ベネット

人狼が、人狼を殺すなんて――…
まさか、そんなこと……


[ない、と続けたいのに喉からはくぐもる音だけが漏れ]


なんで、こんなことに……


[アルカイドの気まぐれな冗談、なんて考えは浮かばない。
彼から感じるぎこちなさと、重さが冗談でもないと感じさせる。]


らしい、って事は見たわけじゃないんだね。
じゃあ、確かめよう……!


[立ち上がれば椅子が勢いよく弾かれガタと鳴った。**]

(261) 2015/05/14(Thu) 01時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2015/05/14(Thu) 01時頃


 ねえ、みんな聴こえる?

[喉を震わせることなく出るこの『声』は
誇り高き獣の彼に。
血を纏う女となった少女に。
知恵もつ老いた男に。
どこへいたって届く、高い音。

その高慢さは、ともすれば耳障りなものでしょう。
聞いていたいなんて思うのは
物好きに他ならないでしょう。]


 とっても楽しいお遊戯が始まったみたいね。

 人間と馴れ合い、腑抜け、腐り。
 そもそも成り立ちもしない『共存』にしがみつくお馬鹿さんたちが
 きっと直ぐに動き出すわよ?
 「『過ち』は一族の手で───……」って。

 哀れな長の元に集まった『同族(ひと)』たちですものね?

[くすくすと、鈴を転がすような笑み。
普段からは想像できもしない声が紡ぐ。]

 ああ、子供には少し難しいかしら。
 判るようにお話してあげる。


  Once Upon a Time ...
 (むかしむかしあるところに)

 狼さんと山羊さんが、仲良く暮らす村がありました。
 山羊さんはいつもお野菜を食べ、狼さんはお肉を食べます。
 食べるものが違っても、姿形が違っても
 ずっと仲良く暮らしていました。

 One day ...
 (あるひのことです)

 狼さんと山羊さんが遊んでいたときのこと。
 狼さんはじゃれるつもりで、爪をだし牙をだし
 山羊さんに襲いかかってみせると
 山羊さんはなんと、あかぁい血を流して死んでしまったのです!


 Two day ...
 (そしてつぎのひ)

 山羊さんが死んでしまったことを、山羊さんの仲間が知りました。
 そして彼らは次々にこういうのです。

 「あいつをころしたのはだれだ!」
 「みつけたら、ただじゃおかない!」
 
 
 「ころしてやる!!」
 
 


 Three day ...
 (そしてそれから)



 …──さあ、どうしましょう?
 
 
 


 ふふふっ、あはははっ。
 何て素敵なお遊戯かしら。

[高い笑いと、鼓膜を揺らす声。
お伽噺のひとつを読み聞かせるようにした後
甘く、甘く、囁きました。]

 とやかく謂う人がいるのなら。
 『山羊さんの仲間』を、食べちゃいましょう。

 ね、私食べたい人がいるの。

[思い浮かべるのは───……]


 
 
 
───『素晴らしき恩寵』なんて、大嫌い。
 
 
 


[歌を自由に歌う姿。
導く声、か弱い姿。
守られる対象。

食べてしまったら、みんなどんな表情をするかしら**]


 誰…?

[未だわからぬ会話の相手
そして居もしないのにどこかから
 しかし確実に届く声に

戸惑う。

そういえば…――と記憶を紐解く。
昨日、自分が父と会話していた時に
頭のどこかで男と女が会話していたような。

ぼんやりとどこかで聞いていた声
にいまだ思い当ることはなく。]


 わたしを見張ってるの…誰?

[わたしの問いかけには知らんふりで
相手は尚も続ける

「子供には少し難しいかしら」と高圧的な
態度に何となくつまらなくて口をへの字に曲げて
頭の中の声に耳を傾けた。

高い女の声が紡ぐのは
まるで自分の持ってる絵本のようなお話。]



 狼さんは悪気があったわけじゃないのに…――
 ひどい話だわ……――。

 わたしの持ってる絵本の話では
 狼さんと山羊さんは仲良しよ。

[今――自分の読み進めた――のところまでは。]


[キンキンと響く声は頭の中だけでなく
鼓膜を内側からも震わせる。
それが妙に気味悪い。

それからお母さんが
ベッドで寝かしつけてくれる時のような
優しい、柔らかな声色で

悪魔のささやき]

 わたし、仕返しが怖い。
 そんなことしたら 怒られちゃうよ……。

[まだバレてない。本気でそう思ってる。
仲間? 突然ふたりの男女の声と
お父さんのもう一つの声。

わからない、わからない。
わかりたくない。] 


 お姉さんが食べたいんだったら
 勝手にしたらいいわ。
 わたし 知らないもの。

[彼女が食べたい相手が誰のことかなんてわからぬまま。
好きにすればいい、と無関係を装って。

ああ、少女が
「オンチョウ」の意味がわかる おとなならば。

ああ、少女が
ラディスラヴァの嫉妬の先を理解できる おとなならば。]




[変えられる未来があったかもしれない。]

  


【人】 本屋 ベネット

―― 本屋 ――

[思い出したように返されるアルカイドからの挨拶>>287
彼の携えてきた知らせを思えば理解できる。
微笑ましいと思われたは知らぬ事だからさておき、
花から手を引っ込めるタイミングが遅れた自覚があったから
見られた事>>259との認識に繋がったようだった。

距離縮む音と、間も、
はじめはその重さも意識はせず。

ああ、けれど、
開かれた彼のくちびるが音を綴るまでの間>>288
その重さを肌に感じさせる。

伏し目がちの彼>>288は何か考えるように見えた。]

(306) 2015/05/14(Thu) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

[酒場で一瞬聞いたとは違う普段聞く一人称。
日常と、非日常が交錯する今。

アルカイドが落とす声>>289に小さく頷き。
ほんとなら、という前置きに続く言葉>>290の、
音色が、空気が変化したような、つめたさ。
威圧されるかのように、また肩が小さく震えた。]


――――……それって、
族長が『平和』を保つ為に掲げた方針が、
気にいらないから、族長を、って事かい?

それなら、……いや、まさか、


[集会場に見知らぬ顔はなかった。
隣村で事件を起こした『誰か』の可能性は薄れ]

(307) 2015/05/14(Thu) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

[まあるくなる蒼>>294は何に驚いたのだろうと思う。
一瞬のことだったから気のせいだったかもしれない。
思い直して、どうしたの、と問うことはせず]


教会で確かめられるなら。


[しっかりひとつ頷く。
遺体があるならずっとそのままにするは考えがたく
どこかに安置されている可能性も否めない。
行ってみればわかるだろう、と。]

(308) 2015/05/14(Thu) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

[教会や神に対するアルカイドの思い>>295までは察せず
些か怪訝そうに悩むような彼を見る。]


……あぁ、そうなんだ。


[遺体を見たがる物好きではない。
アルカイドの言に少し考える風にして]


じゃあ、先生に聞いてみよう。
もう、戻ってるかな……


[スティーブンがいつ教会へ行ったかは知らず
何処へ行けば会えるかを考える。]

(309) 2015/05/14(Thu) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

[扉が開く音>>284がして、
アルカイドの声>>297に続くように]


やあ、ドナルド。
おはよう。

ああ、うん、……今、アルカイドから噂は聞いた。
確かめにいこうと思ったんだけど
すでにスティーブン先生が行ってるみたいだから


[どうするか考えているところだと暗に告げる。**]

(310) 2015/05/14(Thu) 11時半頃

[少女は私に誰かと問いましたが
私はそれに返すことなく笑ったまま
見張る、という言葉にはまた更に笑みを深くしたでしょうか]

 そう、酷い話でしょう?
 元から仲良くなるなんて無理だったの。
 狼さんは狼さんと。
 山羊さんは山羊さんと、仲良していくべきだったのよ。

 だって山羊さんは、狼さんが食べるごはんなんだもの。

[そんな一節が彼女の絵本の中にあるかどうかは知れません
まるで当たり前のことを次げるように。
幼さ残す少女へは、『酷い話』を続けました。]

 仲良く暮らすなんてふざけたお話は、
 絵本のなかだけに、しておけばよかったのよ。


[ふざけたお話?

そんなことない。]


[そう言いたいのに、言えない自分がいる。
だってオーレリアお姉ちゃんを殺したのは自分。
ぐちゃぐちゃにしちゃったのも自分。
ちょっとだけ食べちゃったのも自分。

そんな自分が
みんな一緒に仲良く暮らせるよ
なんて言えないことは

さすがの少女にもわかる。
だから、噤んだ口を固く結んだまま。]

…………。


 仕返し?
 ふふ、大丈夫。

 そんなことするような『人』も
 一緒に食べてしまえばいいのよ。

[それは言葉で連ねるだけならばとても単純な話です。]

 『過ち』は正さなくちゃならないのよね?

 牙をなくした狼と、
 ただ食事をしただけの狼と、

 どっちが『過ち』なのかしら。

[続く言葉は一族の手で…だったでしょうか。
牙無き奴等に制裁を、なぁんて大義名分を掲げるのも面白いかもしれません。]


 ───あなたは、私を止めないのね?

[例えそれが彼女の大切な友人であろうとも。
私は戸惑うこともせず食べて見せるでしょう。

知らない、と逃れようとする言葉にだけは
そっとそっと、微笑んで。]

 いいえ、あなたは知っているの。
 『知っている』のよ。

[止めなかったこと、それはすなわち肯定。
そう受け取った私は、黙った彼女の可愛らしい顔を思い出しながら
くすくすと耳を擽るような音で、笑っていました。]


 さあ、他のお二人はどうかしら?

 私を止める? それとも止めない?
 他に食べたい『山羊さんの仲間』でもいるかしら?

[艶やかな誘惑は、他の二人へと届くでしょう*]


【人】 本屋 ベネット

[ドナルドの問いかけ>>315は唐突にも感じられた。
けれど彼のことだから何か意味があるのだろう、と
一度、二度瞬いた後、僅か考えるような間をおいて]


――――…隔世遺伝なら、
あることだろうと思うけど。


[提示された条件で導く答え。]


まわりをみても自分だけ、なら、きっと、僕でも、
おかしい、と思ってしまうかな。


[赤毛と言われて重なるのは目の前にいるドナルド。
その両親の髪色も例えと重なる。
昔祖父母が、かの家系は見事な銀糸ばかりと言ってはいなかったか。
触れぬように考えぬように、しまっていた記憶がのぞく。]

(335) 2015/05/14(Thu) 13時半頃

【人】 本屋 ベネット

[専門家、とドナルドが言えば>>322頷く。
スティーブンの検分なら確かだろう。]


診療所に行ってみる?


[彼が戻るならそちらだろう、と目星つけるものの――]


向こうで勝手にお茶は淹れられないけど。


[どこに何があるかなんて把握していないし、
そもそも勝手は出来ない性格だから
軽く肩すくめて、ドナルドとアルカイドを見遣る。*]

(350) 2015/05/14(Thu) 14時頃

[聞こえる声に、ほんの少しだけ目を細める。
高い音色を彩る高慢さは、
彼女の気位の高さを思わせる。

高慢に傅くほど矜持は低くない。
嗜虐的な考えがうっすらと過ぎるもののそれは直ぐに消えた。

子供に向けての語り口が聞こえる。
彼女が語りかける相手はすぐに知れるから男は暫し無言のまま。

子供と称される彼女の途惑いと続く反応に耳を傾け、
二人の女性の話が済み、新たに声掛けられるを耳にとめ]


 
 
――…未だ決めかねている。
『邪魔』と思う者がいればそちらに傾くかもしれないが、
『恩寵』に対しては、キミに否を唱えるほどの思いいれはない。

 


[細められた目も
矜持も、消えていく考えも。
黙っていては伝わらぬこと。]

 ふふっ、そう。
 可哀想に、あの子は見捨てられるのね。

[唄紡ぐ盲目の小鳥。
彼女がきっと仲間だと思っている一人から、命を見限られたのだと知れば。
それはそれは、絶望に染まる表情をするのでしょうね。]


 『邪魔』がいれば教えてね?
 一人ずつ、邪魔者は消していきましょう。
 私も手助けするわ。

 だって、私たちは『味方』なんだもの。

[そうでしょう、と。
偽りの涙を横に流しながら、嗤います。
学者さんの謂う通り、普段と変わらぬ貌を張り付け。

その厚い駱駝のカーテンの下に、真紅の瞳を細めて**]


【人】 本屋 ベネット

[族長とそれほど親しいわけではなかった。
グリフィスの家を代表して話すが主で個人的なものは薄く。
それでも彼は恨まれて害される風には見えぬひとで、だからこそ集会で告げられた方針に強く否を唱える者はいなかったように思う。
アルカイドの言葉>>363には]


――…可能性としては在り得る。
けど、そうなると、……


[言いよどむような間があき]


あの時話をきいていた者か、
もしくはそれを伝え聞いた者が疑わしくなるんじゃ……


[躊躇いながらの声は徐々に小さくなる。]

(369) 2015/05/14(Thu) 17時頃

【人】 本屋 ベネット

[族長と人間の女の子の死。
その話を運んだのは一人でなく二人。
それはそれだけ噂が広がっているのだということ。
火のないところに煙はたたない。
二人の身に起きた不幸への真実味が増す状況。

安堵の吐息の後、続く言葉>>364に]


もしそうだとしたら、
そのままにしてはおけないものね。


[同意する言葉を向ける。]

(370) 2015/05/14(Thu) 17時頃

【人】 本屋 ベネット

[ドナルドとアルカイドの会話>>366は気になるものだったが
ちらと交互に二人を見遣るのみ。]


[茶を飲んでから向かう、という考えはぽんと抜けていた。
いつもならそろそろ弟が紅茶を用意して様子をみにくる時間だが
その末弟は教会の方に様子をみにいっていたからそれもなく。]


[アルカイドの提案>>367に瞬きひとつ。]


それはありがたいな。


[キミの淹れたお茶が飲めるなんて楽しみだ。
そんな言葉が浮かんだが、口にするのは不謹慎な気がして]

(371) 2015/05/14(Thu) 17時頃

【人】 本屋 ベネット

[けれど飲み込む必要はなかったのかもしれない。
重さをはらうようなアルカイドの言葉>>368とウインクに
はたと瞬いた後、淡く眸が弧を描く。]


頼もしいね。
それじゃあ、行こうか。


[アルカイドとドナルドの二人を促し、本屋を出る。
花瓶のマーガレットがその背を見送り。
ぱたん、と閉じられた扉には念のための鍵がかかる。**]

(372) 2015/05/14(Thu) 17時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2015/05/14(Thu) 17時頃


好きにするさ。

[それは丁度、意識を失って見えた彼女の枕元で
かつての友と呼んだ男に言い放ったと同じ、投げやりさで]


 好きに、するといいさ。


[恩寵うたう小鳥を食わんとする彼女の声に応える]


[耳に残る、娘の歌声。

視えなかったものが───
そう歌った彼女の目に、今は何が見えるのだろう]

それがお前たちの意思ならば。

[構わないと告げる音は、やはりどこか諦めに似る。
”彼ら”を諦めたわけではない。
ただ、もっと違うものを男は随分前に諦めてしまった]

お前たちが──…生き延びる道ならば。

[同族を自らの牙にかけること、男はやはり選ばない。
艶やかな声持つ人狼の娘、この娘に言わせれば、
自分もまた充分に腑抜けの一員なのやも知れぬ。
そうと思えど、それを変える気とてなく]



…… 力持つ者の話を、聞いたことはあるかね?

[代わりに問うのは、若者らへ。
それが何か、どれ程のものであるのか。
男とて、詳しくを知るわけではないけど]


これまでは使われなかった力だ。
私も詳しくは知らん。

だが、以前耳にしたことがある。
人を食らう人狼を見抜く術持つ者の話を。

[視るは生者であるか死者なのか。
それすらも良くは分からない。
分からないまま、ただ警告のみを発する]


この村に今、いるのかも知れない…いないのかも知れない。
だが、気をお付け。

血は血の中に、用心して隠し切ることだ。
耳と牙、…醒めるのはお前たちだけではあるまい。

[最後の響きは案ずるように、諦めのようにどこか*暗く*]





  ねぇ、せんせ…………


  




  せん…………せ……。


  




  ……マーゴット?


 噫、………。

       大丈夫かい。




 どこに?


[答えは返っただろうか。
聞けば、また歩きだす。]




  せんせ……………、ごめんなさい……。
  ごめんなさい………なんでもないの、だだ…

  こわくて………………。


[泣いたらカビてしまうって言ったのに]

  サイラスのおうちに……います………。

[  瞑った瞼が、  また 濡れた。  ]
  


 『過ち』……。
 悪いこと。
 
 でも…、友達は、食べちゃいけない…もん。
 
[「どっちが過ち」か、なんて。
そんなことはわからないけど。

少女はその先の考えを
遮断した。答えを知るのが 怖い気がして。]


 止めないよ……。
 怒られても、しらないもんね。

 お姉さんの言ってること
 意味わかんない。

[わたしを馬鹿にしようとして
わざと難しい言い回しをするんだ。
と、少し不機嫌そうに不満じみた声で。]


[“お姉さん”の声に呼応するように聞こえる男の声。
幸か不幸か自分に話しかけられたことはないから
あまり聞かぬふりをするけれど。

男はオンチョウというのが誰のことかわかっているようで
ここでもおとなの仲間はずれのような気がして面白くなかった。

何が『味方』なもんか。

ラディスラヴァの口ぶりに頭の中で
そう否定して。]


 お父さんまで難しい話する……。

[『力持つ者』の話。
それが何なのか
力とは何なのか
見当もつかない。

けれど。]

 わたしかくれんぼ上手だから。
 大丈夫だよ。

[と父には嬉しそうに
その無垢な弾む声で
返事をした。]


[不利益を被ると思しき考えは共有する意識にのせず。
それはいいこで在り続けた癖か本質か。]


犠牲を払わねば得られぬものもある。
寧ろ、犠牲を恐れた故に失うことの方が、怖いよ。


[可哀想と称される娘を思う。
より失えぬものの為に見捨てる。
力をつける為の糧があるにこしたことはない。]


『邪魔』を消して、
耐えることを強いられぬ『楽園』でも作るかい?


[手助けするという『味方』に軽い調子で言葉を向ける。]


[諦めにも似た音色
彼には思うところがあるのだろうと感じさせた。]


――……。


[お前たちが生き延びる道、と彼は言う。
私たちではなく、お前たち、と。
自身を含まぬかのような物言いにピクと片眉がはねた。]


我が子が愛しいならその子の傍に居て
その子が大人になるまで守っておいでよ。
何処の馬の骨とも知れぬ者に任せたくはないだろう?


[軽口染みたものを年上の彼へ投げ]


[力を持つ者の話には]


御伽噺や伝承にそんな話があったような気がするけど
人を食らう人狼を見抜く術持つ者、か。

この村に、いなければいいね。
もし居たら、厄介だ。
族長と同じかそれ以上に『邪魔』になるかもね。

――…ん、用心するよ。


[普段と変わらぬ柔らかな口調で。]


[「おとなの仲間入り」なんて
全然違うじゃない……。

ツン、と口をとがらせる。
昨日からこのかた、うまくいかないことばかり。]

 お兄さん、聞こえる?
 …あなたは誰?
 わたしの頭の中に住んでる悪魔なの?

[と女よりは幾分か柔らかな声色の持ち主に語り掛けてみることにした。]


【人】 本屋 ベネット

[悲しそうにも見えるアルカイドの微笑み>>391
まるでその考えを肯定するように――。

苦さが貌に滲む。]


[お茶の話するうち、
張り詰めた頬>>392が和らぐを感じて
僅かな安堵が吐息に混じる。]


ごろごろ、なんて、猫みたいだね。


[彼の言葉>>393から想像した姿が、ソファで寛ぐ猫と重なり、
そんなことを言いながら診療所へと歩みだし。]

(421) 2015/05/14(Thu) 20時半頃

【人】 本屋 ベネット

[外を歩くうち聞こえる声>>395>>389はひとりふたりどころでなく
向けられる視線にも感情が伴うよう。
耐えてくれ、と集会場での族長の言葉が過ぎる。
これほどの負の感情にどれだけ耐えれば良いのだろう。]


――…っ、


[居た堪れなさを感じる。
聞こえた声>>404に一度アルカイドに視線を向け]


ん、何とかする、って……
“過ち”は一族の手で、ってこと……


[族長の言葉をなぞる。]

(422) 2015/05/14(Thu) 20時半頃

【人】 本屋 ベネット

[道中、人の眼差しを避けるように視線を下げる。
足元を見ていれば刺さるような視線も少しはマシだろう、と。

一瞬で崩れた均衡。
共存を示す天秤は傾いて。

これから歩むべきは茨の道か。

自然と早くなる歩調>>404につられるように
足早に診療所に向かう。]

(423) 2015/05/14(Thu) 20時半頃

[聞こえる少女の声に意識を向ける。]


聞こえているよ。
――…ああ、名乗っていなかったっけ。
残念ながら悪魔じゃないなぁ。

ほら、聞き覚えがないかい?
僕は本屋のベネットだよ。


[柔らかな口調のまま、名乗り]


 辛い時は、誰かに頼れと言っただろう?
 だから。それでいいんだよ。マーゴット。

[繰り返される「ごめんなさい」を
 宥めるように]

 ……待ってなさい。

[それだけ告げた*]




  せんせ、 …ありがとう………。

[ わたしの声を聞いてくれて。 ここまで来てくれて。
             彼を連れて、きてくれて。]

 


【人】 本屋 ベネット

[『猫』と喩うに応えるアルカイド>>458にはたと瞬く。
ベネも、ということは他のひとにも言われるのだろう。]


猫みたいに可愛がられると
それはそれで困るんじゃない?


[思いつくのは撫でることや餌付けすること。
けれど猫のようでも猫でない彼に
そんな可愛がり方は如何なものかと思い、
困るだろうと結びつけた。]

(490) 2015/05/14(Thu) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

[人の声はなるだけ聞かぬように、
近く響く足音>>463に意識を向けようと努める。]


平気とは言い難いけど何とか。
……ポテト?
そうだね、それなら、気にならなくなるかな。


[アルカイドのやさしさ>>464に、
小さくありがとうの言葉を紡ぐ。]

(491) 2015/05/14(Thu) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

[蒼を氷にしたのは己の言葉。
途切れる音色に、伏せた眸がアルカイド>>468に向く。]


アルカイド……、


[無理に答えなくていい。そう言おうとするがそれは遅く。
肯定の響き>>473が続き、向けたままの眸が揺れる。]


そ、か。
族長の言葉を聞いた時、
そういう覚悟もしなきゃならないって思ったはずなのに
いざ、そうなると――…、
全然覚悟なんて出来てなかったって分かった。


[独白にも似た響きでぽつりと言い。
ドナルドの名を呼ぶ声>>408と足音に口を噤む。]

(492) 2015/05/14(Thu) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

[ドナルドとジョスランの二人が話し始め
さて如何しようかと考える。
先に行くか、待つか。
どちらかといえば早く此処から離れて
人の目の届かぬ場所へ行きたいという思いが強い。

迷う間に二人の話は落ち着き、
ドナルドがジョスランに問う>>469を聞き
合流することが決まれば>>471
遅ればせながら、ジョスランに軽い会釈を。]


――…そ、だね。
診療所、もうすぐだし。


[はやくいこうと促す言葉は飲み込んで
向けられた心配げなまなざしに微かな笑みを形作る。
歩みだした黒猫を追うように、再び足を踏み出した。]

(497) 2015/05/14(Thu) 23時頃



[おとこの声が返ってきたのはおそらくその時]

 


【人】 本屋 ベネット

―― 診療所 ――

[どうやら家主は未だ帰らぬよう。
戸口の前でアルカイドに待つよう言われ>>495
頷いて待とうとするとなぜか彼は裏手のほうへ。
勝手口の鍵でも持っているのだろうか、と思いながら
言われた通りおとなしく待てをする。

戸が開く音と招く声>>496に視線を向ければ
アルカイドの姿あった。]


本当に、勝手知ったる、だなぁ。
じゃ、お邪魔します。


[ゆるく頭を下げ、人目届かぬ屋内へ。*]

(503) 2015/05/14(Thu) 23時頃

 ベネット……?
 本屋のベネット…。

[聞いたままに繰り返して]

 うそ…――。
 じゃあもしかして、お姉さんの村に住んでる人…?

 じゃあ本当に村の人を殺しちゃうの…?
 どうして…。

[どうして。
理由はずっと話していた。
なんとなく話が理解できるようになってきた。

思い出せ、思い出せ。
彼らはなんと言っていたか。]


[少女の反応から
正体に気付いていなかったのだと確信する。]


――…お姉さんに名を訊いてみるといい。
きっとキミも知ってるひとだ。

全部、村での話だよ。


[屠ろうとするのが誰なのか。
それを導き出すとすれば彼女自身。
どうして、の答えは綴らず、
村の人を、という言葉を肯定する応えを。]


 あーら、奇遇なこと。
 いつも守られているお姫様。

 自分から食べられに来てくれたのかしら?

[くすくす、くすくす。
高く澄んだ声は、目の前の二人へと落ちました。

偽りの涙で腫らした瞼を抉じ開けて。
奥に光る真紅は、瞳孔を細めて獲物を見つめます。]


 誰…――?

[あなたは誰?]

 誰…――?

[殺されちゃうのは…誰?]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2015/05/15(Fri) 00時頃


そうだな。
…ああ、メアリーはかくれんぼの名人だ。
きちんとそのまま隠れておいで。

なあに、心配することはない。
ここに居るのは、みんな味方なのだから。

[弾むような娘の声に返るは、父の声。
優しい声色で安堵させるように告げる言葉は、
ひょっとしたら己のためでもあっただろうか]


[ベネットの軽口が響く。
聡い青年だと、内心苦笑した。

確かに、先の言葉に男は自分を入れてはいない。
入れずとも良いと思っていた。

彼ら──族長に従う者らは、犯人を捜すだろう。
犯人を見つけずにはいられぬだろう。
ならば自分が。その時には彼らの盾になろうと]

おやおや。

[けれど口に出す音は別のこと]


私がそう簡単に死ぬように見えるかい?
これでも、伊達に年を重ねてきたわけじゃない。


……そら。
誤魔化すのだって、充分お手のものさ。
だから、大丈夫だよ。

[そんな言葉で、彼の気遣いをはぐらかす]



────…

[やがて聞こえて来た、彼女の声
急がなければと、それには応えず、男は黙って空を見上げた*]


 ──見捨てられた、可哀想なあなた。

[それが誰と知らないから、容易く見捨てられ
得るものの為か、失うものの為か
犠牲に払われるであろう命の灯火
投げやりに放たれた、見捨てる言葉]

 ああ、そうそう。
 私もこの村の一人。

 誰かわかるかしら?

[それでも少女に名前を告げなかったのは
ただの意地悪のつもりです。
隠す気など毛頭ありません。
誰かが口にすれば、それはそれとばかり。]


 誰か、わかるかしら?

[そう、私は一体誰なのか。

私が、誰を殺すのか。

『知らない』と見捨てたのだから。
あなたに教えるつもりなんてないけれど。]


【人】 本屋 ベネット

[ジョスランと共にある『兄』をちらと見る。
動物は好きなのだが何故か逃げられることが多い。
彼の『兄』だから肝が据わっているのか、
彼には逃げられた覚えはないのだけど。

アルカイドに招かれて
ドナルドやジョスラン、その兄と診療所の中へ。
扉はぱたりと閉じられて、
あとはスティーブンそのひとを待つばかり。]

(541) 2015/05/15(Fri) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

[そうして帰ってきたスティーブン>>514
「お邪魔してます」と一言添えて迎え、尋ねに頷いて]


教会であったことを教えて下さい。
――…族長、と、人間の娘が、殺された、と、
村で噂になっている、と聞きました。
本当に、二人が、――……


[本題を彼にぶつけた。]

(542) 2015/05/15(Fri) 00時頃


[楽しそうに 歌を歌っているように
頭に響くのは意地悪な言葉。]

 ……わからないわ。
 わたし、あなたみたいな意地悪な人
 会ったことないもの……。

 きっと家を締め切って
 厚いカーテンの奥で暮らしてる人ね。

[それにしてもやたらと
“見捨てられた”という言い回しを使う。
よほどわたしを 悪者にしたいのか。

自分はもっと酷いことを言ってるのに。]

 わたしは…わたしは違う。
 わたしあなたたちみたいに意地悪じゃないもの。


【人】 本屋 ベネット

[スティーブンの話>>523に耳を傾ける。
人間の娘が誰であったかを聞き、眉を顰めた。
昨夜、酒場で食べた料理を作ったという彼女。
オーレリアにその感想を伝えようと思った事を覚えていた。

族長とオーレリアがどのような状態となっていたか、
遺体の様子を聞くうち、口許を押さえ眉をきつく寄せて]


――…っ。


[言葉はすぐには出なかった。
ラディスラヴァが倒れたと聞くと
彼女と幼馴染であるドナルドに気遣わしげな視線向ける。
余所者の犯行でない、とその言葉に気が重くなるを感じた。
可能性として大きくみていたことだが、
はっきりと言われると堪えるようで、溜息にも似た吐息が漏れる。]

(550) 2015/05/15(Fri) 00時頃

 意地悪?
 ふふっ、そうね、その通り。

[それは歪んだ私には、褒め言葉にもなるものでした。]

 そう、たった一人の部屋の中で
 カーテンも開けず、暮らしているの。

[よくわかったわね、偉いわと。
それもまた高圧的な態度なのでしょう。
くすくすと微笑めば、先ほどまでの『味方』の会話を
なぞるように話し始めました。

独り言のようなものです。
つらつら、つらつらと。]


[あの時の老いた男の口振りには気付いていましたが
私はその言葉にだけ、わざと何も返しませんでした。]

 人を食らう人狼を見抜く術、
 かくれんぼ、ねぇ。

 いいんじゃない?

[何がいいのかまで口にしないのは
これが独り言のようなものだからでしょう。]

 素敵な『楽園』の為にも
 見つけたら食べてしまわなくちゃいけないわ。

[まるで何も考えていないような言葉を落とします。
軽い調子には、軽い調子で。
耳につくのはころころと鈴の鳴るような笑み。]


【人】 本屋 ベネット

[診療所の扉が叩かれる>>527のは
スティーブンの話>>523から間もなく。
呼ぶ声には聞き覚えがある。
扉の方へと向かう医師>>539を見送る。

ぱさりと揺れる尻尾>>551をちらとみる。
ジョスランは犯人は猫なんて言っていたけど]


犯人探し、か。
現場に犯人の遺留品とかは――…
なかったんだろうね、先生は言ってなかったし。
探すにしても、どうやって……


[悩ましげに、また息を吐き]

(559) 2015/05/15(Fri) 00時半頃

 あなたが持ってるの、それ。

[ちんけな銀の薔薇細工。
悪避けのつもりかしら、銀なんて。
古い伝承よね、狼人間には銀が効くなんて『逸話』。

まるで死を呼ぶ花のよう。
これを下げられた『人』は、次々に死んでいくの。
そんな物語があっても面白いわ。

私は首元を見つめながら、くすくすと嗤っていました。]

 いいえ、なんでもないの。
 気にしないでお姫様。

 ああ、私たちのことなんて『視え』ないのだったかしら?

[くすくす、くすくすと。]


【人】 本屋 ベネット

―― 少しだけ遡る ――

[茉莉花の茶はアルカイド>>573が淹れたもの。
清々しい花の香りがふわと広がる。
まろやかで品のある味わいで
あたたかさにほっとしながら
「おいしい」とアルカイドに声を向ける。

スティーブンの帰りを待つ間に
茉莉花の茶の量は半ばほどまで減り、

噂の真相を聞く間は茶を口にする余裕はなく。

頭を押え表情を歪める彼>>607
案じるような視線を向ける。
この惨たらしい事件に彼が心を痛めているのだと思って。]

(618) 2015/05/15(Fri) 01時半頃

[だって可笑しくて仕方がないのです。
涙が浮かんでしまうほどに、愉快で仕方がないのです。

死んだと判れば
すぐにでも過去として処理してしまう、彼女(マーゴット)が。
すぐにでも過去として処理されてしまう、彼女(オーレリア)が。

可哀想ねと呟くのは、小さく。
『味方』にも届かぬ音で、唇だけを動かしました。

今宵、私に食べられるあなた(マーゴット)。
彼方が死ねば、みんなあなたを過去にするでしょうね。

それって、ああ、なんて。]


 滑稽なのかしら。
 
 


【人】 本屋 ベネット

[戸口の方で話す声は微か聞こえてくるけれど
意識しなければその内容は掴めない。

茉莉花の茶を口に含む。
此方での話に意識を向ける。

飲み終わったら一度家に戻ろう。
そう考えて、また一口、飲み。

そうする間にグレッグとメアリーは診療所を後にして]

(624) 2015/05/15(Fri) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

[スティーブンが戻り>>637
伝え聞いたことに、わかったとひとつ頷き。

もう行く、というジョスラン>>619が席立つを見送り、
再びカップに口をつければ残りは僅か。

アルカイドとドナルドのやり取りを気にしながらも
家で待つだろう家族の事が案じられて]


僕もそろそろ帰るよ。


[残りの茶を飲み干して、立ち上がる。]


ご馳走様。 お邪魔しました。


[軽く頭を下げてから、診療所を後にする。**]

(643) 2015/05/15(Fri) 02時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2015/05/15(Fri) 02時半頃


[幼い彼女とすれ違うことができたなら。
私は醜い唇を、ニタリと歪ませて見せたでしょう。]

 ごきげんよう?

[別れ際にそんな挨拶を落としたのは
意地悪な私が、また意地悪に。
声の正体を教えるためでありました。]


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