219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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— 7th day —
[消えて行く体。 消えて行く意識。
敗北したゲームマスターは、消滅。 それは絶対の定理。
今の私には、どんな言葉も享受する資格はない。 ああ、惨め。消える時はこうも、呆気無いものか。
言葉を言葉と認識することができるかできないかの、ギリギリのところで、 >>22——戸隠くんからだという、それが耳に届く。]
(140) myu-la 2017/06/27(Tue) 01時頃
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……—— ……
[声が出ないのは、存在が消えかかっているからか、それとも。
戸隠くんが、何故その言葉を、参加者たる彼に託したのか。 私のことを、どうして。
……ああ、いや、違う。 私は、今までずっと聞いていたじゃないか。 彼と競い合い、皮肉を飛ばし合いながら、ずっと、ずっと。 私の存在を肯定する言葉を、いつもいつも!
私がいつまでもそれを受け入れなかった、だけで。]
(141) myu-la 2017/06/27(Tue) 01時頃
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[>>23私の名前を呼ぶ声を最後に、全ての感覚が途切れた。
死神として生まれ変わってから作り上げてきた、仮初めの自分の姿。 憧れの魔術師と、「メアリー」の名前。
その生き方が、私の飢えを満たしてくれることはなかったのだけど。 そうして、私がステージに立っていた証が、名前が、 誰かの記憶に残っていたのなら——
——私は、“私”に成れていた、のかな?]
(142) myu-la 2017/06/27(Tue) 01時頃
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[燻る想いは、黒い残滓と化し、何も残らず。
諦め切れずに追い求めていた生を、とうとう手放した。]
(143) myu-la 2017/06/27(Tue) 01時頃
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— Jadgment day —
[——と、思っていたはずが。
UGのチューニングから外れ、消えてゆく魂は、 >>@96管理者の手に握られて、曝け出されている。
意識は覚醒せず。 何も感じず、何も発せず。
管理者の機嫌一つで握り潰されるであろう、哀れなもの。]
(144) myu-la 2017/06/27(Tue) 01時頃
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[愚かなる魔術師、“酒衛 鳴李”であった罪人の命運は、 本人ではない誰かに握られている。
消えかけの淡い光が瞬いたとしても、 ——それは、何も伝えない。]
(145) myu-la 2017/06/27(Tue) 01時頃
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[「——————」**]
(146) myu-la 2017/06/27(Tue) 01時頃
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[ ――わたしは だあれ?]
(270) myu-la 2017/06/28(Wed) 02時頃
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— —
[目覚めた。 顔を上げた。
身を少し震わせて、名前を呼ぶほうを見る。>>@170
名前。なまえ?
めいり。……それが、私の名前?]
(271) myu-la 2017/06/28(Wed) 02時頃
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[チチチ、と囀る。
覚えてないけど、覚えている。 過去も、自分のことも、覚えていないけど、 この手のぬくもりだけは、覚えている。>>6:@84
彼の指をトテトテと伝って、手のひらの中へ。 気持ち良さそうに体を埋めて、丸くなる。]
(272) myu-la 2017/06/28(Wed) 02時頃
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[ノイズに知能は存在しない。
酒衛 鳴李としての記憶は、その全てが失われている。 過去を追い求め、手段を選ばずに戦った結果、 過去だけでなく、現在も含めて全てを失った。
魔術師でもなければ、 死神でもなく、 花屋でもなければ、 田舎娘でもない。
そして、自分自身を追い求めようとする強い渇望さえ、何も残っていない。]
(273) myu-la 2017/06/28(Wed) 02時頃
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[それでも。
耳に心地良く聞こえてきた、名前を呼ぶ声に、 チチッ、と嬉しそうな鳴き声を上げた。
小鳥なりの、素朴な笑顔と共に。*]
(274) myu-la 2017/06/28(Wed) 02時頃
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— After day —
[小鳥のノイズは、死神と一緒にいた。
楽しそうに囀る声は、まるで彼を煽り合っていた時のように。 羽をパタパタさせて顔を叩くのは、田舎娘と呼ばれて頬を膨らませていた時のように。 気持ち良さそうにじゃれるのは、——密かにそれを求めていたかのように。
鳴李と名付けられたノイズは、かつての刺激的な平穏をなぞる。]
(436) myu-la 2017/06/29(Thu) 00時半頃
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[死神のゲームに立つ戸隠 流生と共に、ノイズとして参加者を襲う役割は喜んで買って出た。 もしも彼がそれをやらせたくなかったとしても、小鳥はワガママを言うように鳴いただろう。
軽々しく空を舞って参加者を撹乱させ、 隙を見せたら鋭い嘴で目玉を抉る。 可愛らしい見た目で油断するなかれ。
帰り血を浴びた体を、ぶるると震わせて、ピピィと鳴けば、 その様子が主人にはどう見えただろう。
『今回は、あだしの勝ちだっちゃ!』 『飴玉の味、変えたほうがいんでねの?』 『んふふ、ラーメンごっつぉうになりまーす☆』
——かつてスコアを競い合っていた魔術師の頃と、何も変わりはしない。
その口は人の言葉を紡がないし、田舎訛りも飛び出さない。 けれど、ノイズとしての本能は、死神としての潜在的な記憶と重なっていた。]
(437) myu-la 2017/06/29(Thu) 01時頃
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[その小鳥のノイズは、やがて、 ドゥームプラザ内の帽子屋さんにあったシルクハットをえらく気に入り、 欲しい欲しいと主人にねだった。
小鳥の頭のサイズにちょうどいい小さなシルクハットを用意してくれたなら、 それはすぐさま気に入られ、いつでも被っているトレードマークとなっただろう。
そして、小鳥のノイズはコインがとっても好きで。 参加者、死神問わず、財布を見つけては穴を開けて小銭を咥えたがる、 妙な習性があったとか。]
(438) myu-la 2017/06/29(Thu) 01時頃
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— ドゥームプラザ・観覧車 —
[>>@195ポケットにすっぽりと収まりながら、ピピィと声を上げる。
観覧車の景色は代わり映えしない。 ノイズとして空を飛んでいるから、見慣れている。 はずなのに。
ゴンドラ内から見る景色に惹かれるように、おとなしくなる。
主の声は聞こえていたり、聞こえていなかったり。 その意味はよく分からずに、聞き流している小鳥。
>>@199手が添えられる温度の感覚を感じ、 チ? と少しだけ鳴いた。]
(439) myu-la 2017/06/29(Thu) 01時頃
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[>>@204主人の体が動いたので、それに合わせて動く。 首を左右に捻って、よくわかっていない顔をする。
ふと、ポケットから飛び出して。 主人の顔を真正面から見つめる位置へ。]
(440) myu-la 2017/06/29(Thu) 01時頃
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『しかし、それにしても』 『一人にしないって、有言実行するとはたまげだっちゃ』
『ほんと……なんで、あんたに惚れたんだべが』 『舐め太郎のくせに。たらし男のくせに』
『でも、さ』
(441) myu-la 2017/06/29(Thu) 01時頃
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『このせかいで、あだしが求め続けていたもの。 ようやく……辿り着けた気がするっちゃ。』
『……ありがとう、戸隠くん』
『……んふふ!』
(442) myu-la 2017/06/29(Thu) 01時頃
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[——小鳥は言葉を紡がない。 ノイズに知能は無ければ、人であった頃の記憶も持っていない。
でも、きっと、 自分が収まるべきところを感じているのは、間違いなかった。
声が聞こえたなら、それは—— それは——?]
(443) myu-la 2017/06/29(Thu) 01時頃
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[どこへ行こうか、という主人の問いには、 どこへでもいい、とばかりに囀る。 ああ、でも、次はコキュートスの展望台がいいかも。 小鳥は広い空が大好きだから。
一緒にいてくれるなら、どこだって。 小鳥の姿でもいいなら、そばにいよう。
もし、いつか元の姿に戻れたなら、なんて。 そういう物語を想像するのは、もうちょっと先かもしれない。
少なくとも、今が幸せそうな小鳥にとっては。*]
(444) myu-la 2017/06/29(Thu) 01時頃
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[魔術師のいなくなったサイガワラの街は、 これからも、何の変哲も無く巡り続ける。
メアリー・サカエとして名が広まり始めた矢先、 「期待のマジシャン、突然の失踪」ということで、一時ニュースを騒がせた後、 大衆の興味は次第に落ち着いていった。
(多少は管理者による調整があったと思われるが、定かではない)
また、時を同じくとして、 フラワーアトリエ・へダラの看板アルバイトが忽然と姿を消したものの、 店長は、最初からそんな子はいなかったと首を傾げており、 最初は疑問を覚えた常連客も、すぐに気のせいだったと確信するようになった。]
(506) myu-la 2017/06/29(Thu) 04時半頃
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[メアリー・サカエもとい酒衛 鳴李が存在していた証、 彼女は何者だったのか、という痕跡は、RGに残らなくなっていく。
本当の自分を探し求めた狂気すらも否定するかのように、 形を残さず、コンクリートの海に飲み込まれていった。
残酷にして、純粋な真理。 私を私と定義していたものは、結局は私の中にしかなく。 UGに生きる者たちと、あのゲームの勝者となりRGへ生き返った者たちの記憶にのみ残り、 それを除けば、悉く消滅していくのみ。
そんな景色を空から眺めながら、 小鳥のノイズは、何食わぬ顔でこの悪夢に身を任せている。 きっと、傍らの愛しい主人と共に。]
(507) myu-la 2017/06/29(Thu) 04時半頃
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『ウェルカム・トゥ・ナイトメア!!』
[ステージの上で、ケーンを振るう美少女の幻影。 マルチシアターで定期的に開かれていた公演の予定が、今は全て空き時間となっていて、 私が張り上げていた声と、振る舞っていた笑顔は、もう見ることは叶わないけれど。
いつの日か、復活の“大魔術”を見せることができるのなら、 また泡沫の悪夢にて、お会いできるといいですね。]
(508) myu-la 2017/06/29(Thu) 04時半頃
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[すばらしきせかいは、誰かが求め続ける限り、そこに在り続ける。**]
(509) myu-la 2017/06/29(Thu) 04時半頃
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