246 とある結社の手記:9
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[一筋の涙が頬をつたった。
気付くと小皿の上にあったスライスはもうなかった。
肉斬り包丁を手に、次の肉片を削ぐ。
今度はもっと厚く。もっと大きく。
ナイフで切り分けるのももどかしい。
フォークを突き立てて、大きな塊のまま、口に押し込む]
………あ"……う"……
[頬をつたう涙の量が増える。
包丁で切り分けるのでは、もう物足りない。
切断面から顔をだした大腿骨を掴み、
身を乗り出して腿に直接かぶりついた。
歯を突き立てて、噛みちぎった腿から鮮血がほとばしった。
口のまわりがべったりと赤く汚れる。
素手で口をぬぐい、掬い取った血液をべろりと舐めた。]
……あ”……あ”あ”あ”っ……うぅぅ……
お"……お”い”じ……い”……。
[目頭に熱がおび、肉を貪る口から、嗚咽がもれた。
頬張る肉片の量に、飲みこむことが間に合わず、
喉がぶるぶると痙攣し、堪えきれずに、むせた。]
……えぼっ……おっ……おぶっ……
ぇ"ぇ"……ぇぁ”ぁ”ぁ”…………っ
[大量の唾液と肉汁と共に、口からぼとぼとと肉片が流れ落ちる。その間も涙はとめどなく零れ、鼻からは啜りきれないほどの体液。口の周りは涎と血液でべったりと赤く汚れきっている。]
……あ”あ”あ”……お”…お”ぜう”ざま”……。
……お”ぜう”……ざま……!!
[汚れた口から零れ落ちてしまったお嬢様の小さな破片に、
ロイエは手を伸ばした。]
……あ”……あ”あ”あ”……っ
……ご、ごめ……
…な”ざ……い……っ
[涙と鼻水、ヨダレと血液でぐちゃぐちゃと赤く染まった顔で、
テーブルに広がる、残り少ない腿肉の欠片を手の平で掬いとり、
口に運んでずるずると喉に流し込んだ。]
お"ぜうざま……ごめ…な"ざい…っ
バ……バケ"…………モ"ノ"で
あ”あ”…………バゲモ"…………ノ"で、ん”ん”
……ごめ……な"ざい……っ
……あ”……あ”あ”あ”……っ
……お”い”じ……い”……。
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”……っ
[ぼろぼろと子供のようになきじゃくりながら、
身を大きく乗り出して、赤く汚れた皿に舌を這わした。
肉の一片、皮の一枚、血の一滴たりとも残さないよう、
丁寧に、丁寧、べろべろとテーブルを嘗め回した。]
……お嬢様。
ああ、お嬢様……お嬢様。
……お嬢様……お嬢様……お嬢様……
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― 朝 ―
[朝、パティは二度と起きてこず、ラルフは村人たちの投票により首を括って殺されることになった。
宿屋のお客はすっかり減って、いまやたったの五人だけ。 凄惨な出来事だった。 どうしてこんなに死ななければならなかったんだろう。 皆でたくさん間違えた。 もっと人を殺さなくていい方法もあったはずだ。
ロイエによってコルクボードに貼られたメモには、 人狼をすっかり殺し終えた報告。
だからここにいるのは、人間だ。
全員が、"人間の生き残り"である。]
(90) gekonra 2018/08/08(Wed) 05時頃
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[パティの部屋での作業が済んだ。 あまり派手には難しいが、旅に出るなら少しの土産を持たせてやれるよう。 その際見つけた彼女の意志を書き綴った血に汚れた手記は、パティが使用していた部屋に"仕舞われて"いる。
結社員がそれに気づいて持ち帰るかどうかは、彼ら次第。 いつかは結社が集めた人狼騒ぎの物語の一つとして仲間入りする日がくるのだろう。
格子のついた窓から朝日が差し込んでいる。 古びた床板を朝日が照らし、格子の縞模様を描いた。 外は能天気に晴れていて、宿の傍に立つブナに住む鳥が鳴いている。 階段を降りると板が軋む。 すべすべした手すりに手を添えて降りる。]
(91) gekonra 2018/08/08(Wed) 05時半頃
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[さっぱりと長い髪を切ってしまった娘と、ピスティオが話をしていた。]
………。
[マリオは?]
(92) gekonra 2018/08/08(Wed) 05時半頃
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[どうしてあの幼いマリオは死ぬ羽目になった?]
(93) gekonra 2018/08/08(Wed) 05時半頃
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——ここに、人狼なんていねえ。 そうじゃあねえのか?ベッキー。
[これが今まで通り。]
(94) gekonra 2018/08/08(Wed) 05時半頃
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……それとも、まだ殺し足りねえのか?
[首を傾げる。 ここから人狼を告発するということは、即ちさらに人殺しをするということだ。**]
……全部おわったら。 おれはおまえに話したいことが山ほどあるよ。
愛してるぜ、ベッキー。
(95) gekonra 2018/08/08(Wed) 05時半頃
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宿屋 ルパートは、メモを貼った。
gekonra 2018/08/08(Wed) 06時半頃
─ 夜、 ─
平気よ。
たぶんたべられるの解ってたみたい。
笑ってたわ。
[ピスティオの言葉に尻尾をふった。
そのあと静かになる。]
そっちのほうがくさくない!??!
やめてよ!!今めちゃくちゃ敏感なんだから!!!
[がうがうがうとこの部屋から追い立てた。
前足で鼻をぐしぐしとやる。ぐしぐし、くーん。はふ。息をついて、仕方ないなあ、とまた食べはじめた。口直しだ。]
[まだ部屋にいるかいないかはしらないが、声は届くから。]
あ、そーだ。
ピスティオ、あれ。あれしってる?
[パティは良いなあ、って思ってた。
家族が沢山いる。外に行ったけど、合意でだ。
単純に羨ましかった。
置いていかれるんじゃなくって、
そのあとを兄弟たちや、小さい子が、
着いていっていることが。
だから。]
ほらあ、えーと、
パティがいつもうたってるやつ、
…… 子守唄。
どんなだっけ、
こんなだっけ?
[赤い声にのせられた響きは、
ぜんぜん下手くそだったけど。
見かけるたびに聞こえたそれは、覚えている。
でも、パティには聞こえない。
きこえないけど、 *おやすみなさい*]
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[娘がとったピスティオの手。 きっとこの子のためにならない手は、 娘をどこに連れていく気だろう。
"この宿の外"? ただそれだけの意味としてそうであったなら。
きっとそれが、最も望ましい。]
(109) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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[宿の扉が開いた。]
(110) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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[とある村で起きた人狼騒ぎ。 これはある結社員が記した手記。
結社の手記はもう少し続く。]
(111) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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[人狼騒ぎの舞台となったあの宿は、事件からほどなくして店主が変わった。宿屋の主人がいなくなったからだ。
薄気味悪い人殺しがあった村だから。 たくさんの人が殺された宿だから。 とても仕事を続けられなかった理由など――いくらでも。]
(112) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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["彼"は峠を越えて、つぎの街にいく途中。 ひとつりんごの木を植えて、 まるで村に何か置き忘れてきたように 何度も何度も躊躇って、幾度も峠を行ったり来たり。
そうしているうち、いなくなってしまった。
一説には山の斜面を転がり落ちて、 しんでしまったのだという。
誰がそれを見ていたか、村を振り返ってそうなったとか。 きっと大事なものを残してきてしまったのだろう。]
(113) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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[彼の亡骸はついぞ見つからなかったそうだ。]
(114) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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[あの山裾のどこかには、 りんごを植えた男の骨か、 はたまた老狼の骨が
――今も、もしかしたら。**]
(115) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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[ドロシー・ハスラーの墓に手向けられた花は、 いつかしおれて腐ってしまう。
ルパート・ハスラーは彼女のことを "ベッキーと同じくらい"愛していた。**]
(116) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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宿屋 ルパートは、メモを貼った。
gekonra 2018/08/08(Wed) 07時半頃
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