190 【身内村】宇宙奇病村
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(出会いの記憶が闇に覆われている。なにも思い出せない。)
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>>17
メンテナンスは、必要です。ワタシは壊れています。 ワタシは、誰も一人にしないために作られたのに。 ヤンファ様にも、シルク様にも、ワレンチナ様にも、エスペラント様にも、付き添う事が出来ませんでした。
[何故でしょうか、気が付いたらワタシは、ワタシが隠していたことの一部を言葉にしていました。ずっとしこりになっていた言葉にならない機能が、今は作動しなかったのです]
ワタシは看取るために作られたと、自己を定義しています。 機能不全を起こしています。
(18) 2016/05/20(Fri) 22時半頃
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[ワクラバ様に言われるままに、椅子に座りました。クッションが効いているといわれた通り、その椅子はワタシの足の内側の潤滑油の流れを作って、阻害することはありませんでした。
何を、治していただけば良いのでしょうか? ワクラバ様の問いに、ワタシはしばし迷ってしまいました。 ワタシは壊れています、作られた目的を達成できず、皆様の役に立ってもいません。 何らかの機能が阻害して、言うべきことを言葉にしてもいません。
黙ってしまっていては、メンテナンスのやりようがないのです]
わかりません。
[迷いましたが、ワタシはそう言葉にしました]
ですが、ワタシはワタシが作られた目的を達成できず、皆様のお役にも立てず、ここにいるだけです。 壊れているのだと、判断します。
(20) 2016/05/20(Fri) 23時半頃
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[これ、とワクラバ様が鳴らした音は、不思議なものでした。聞いたことのない、自然のものでもない音がなにかを伝えるでもなく続いています。ふと、一部の機能がその音に吸い寄せられているのを感じました。その音は、ワタシの無力感や恐怖という機能を通り越して、或いは、同調して、ワタシを引き付けました。それの呼び名を、ワタシは知りませんでした。 その音の波が確認できるわけでもないのに、視線は自然とスピーカーに向きました]
(21) 2016/05/20(Fri) 23時半頃
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>>22
関係、あるのでしょうか。
あるのだと思います。
皆様がもしも、自分の意志ではなく、何らかの機能でワタシと接してくださっているのなら、やはりそこに違いはあるのでしょうか、そう思ったのです。 皆様とともにいることで作られたいくつもの機能も、皆様とは違うものなのでしょうか? あの時、そう思ったのです。
ワクラバ様に名付けていただいた、あの照れという機能も、プラグラムにすぎないのでしょうか? そう思ったのです。
このような疑問を抱くこと自体が、ワタシの機能不全の原因なのかもしれません
(24) 2016/05/21(Sat) 00時半頃
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>>23
……はい。
(25) 2016/05/21(Sat) 00時半頃
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>>27
[ワクラバ様のおっしゃっている利権のことは、よくわかりませんでした。ですが、ひとつだけ、ワクラバ様も、ワタシと同じように嘘をついていたということがわかりました。罪悪感という機能を抱いていることがわかりました。 これは、共感という機能でしょうか?
既視感を得ました。もうずっと昔のことです。 寄生体に寄生され眠ってしまう人や、それとは関係なく、病気や老いで死んでいく人たちは、皆、今のワクラバ様と同じように、ワタシに何かを残そうとするのです。 懺悔というのだそうです。
ひとつ、疑問がありました。 裏切者とは、害をなすものだと聞いたことがあったからです]
ヤンファ様の事故も、ワクラバ様が仕組んだのですか?
>>2:61 [もしもそうなら、イースター様はお許しにならないのではないか、……ワタシは、心配したのです]
(44) 2016/05/21(Sat) 01時半頃
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>>46
良かった。
[ワクラバ様の告白の返事としては変かもしれませんが、ワタシはその時にそう思ったのです。そしてこうも思います。]
ワタシに話すことで、エラーは修正されますか?
[そうであればいいと思います。]
イースター様が仰っていました。 嘘のひとつやふたつくらいついてくれなきゃがっかりだ。です。
(48) 2016/05/21(Sat) 02時半頃
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[共感、という機能は不完全です。ワタシにはワクラバ様の苦しみのすべてを理解することはできませんでした。しかし、何度自問しても、こう思うのです]
ワクラバ様が、皆様が、嘘をついていたとしたら、ワタシの何かは変わるでしょうか?
[この船に乗って得た機能はやはり偽物になってしまうのでしょうか? それは嫌です。 だから。 エスペラント様が仰っていました。答えはワタシの中にあります。 でしたら、ワタシは、その答えを自由に決めていいのです。自分で決断していいのです]
変わりません。
皆様がどんな嘘を抱えていようと、ワタシは変わらないのです。
[そうして、わかりました。 ワタシが変わらなければ、それでいいのです。ワタシの出自を知って、ワタシを忌避しようと、それで一人になってしまおうと、ワタシが、皆様を仲間だと思っていれば、それでいいのです]
たとえすべてが仮初の関係だったとしても、ワタシがそう決めたのなら、そこに違いはありません。
(49) 2016/05/21(Sat) 02時半頃
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>>46
[ですから、ワタシは皆様にここにいてほしいと思うのです。]
帰らないでどこかへ飛んでいこう、などといわないでください
(50) 2016/05/21(Sat) 03時頃
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>>53
[ワクラバ様に請われ、ワタシは小さく頷きました]
ワタシは、誰も彼もを独りにしないために作られました。 ワタシが作られた星では、寄生体とワタシを作った人達が呼んでいた何かが原因で、滅びを迎えようとしていました。 数少なくなった、ワタシを作った人達が恐れたのは、滅んでしまうことだけではありませんでした。 一人で、誰にも知られずに眠るように死んでしまう。そのことを恐れたのです。 ワタシは、ワタシを作った人達に添い続けました。 ワタシはその中でたくさんの嘘を聞きました。 ワクラバ様のように、懺悔という機能を使われる方もいました。ずっと一緒にいようと仰った方もいました。しかしその方も、眠る間際にあれは嘘だったと仰いました。 最後の一人を看取った時、ワタシは一人になりました。ワタシを使う者がいなくなったので、ワタシはひとつのモノとしてあの星で朽ちていくのだと知りました。
(54) 2016/05/21(Sat) 16時半頃
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どのくらいの時間が経ったのかわかりません。 使われなくなった機能は徐々に失われていきました。ワタシはそれでいいと思っていました。
あの日のことを考えると、もう遠い昔のような気がします。 ワタシが一人になってからの時間より、皆様と出会ってからの時間のほうが、ずっと長いような気がしてきます。 その日、真っ暗な空を引き裂いて、皆様が落ちてきました。 この船が、ワタシのいた星に降りてきたのです。 中から、ワタシを作った人達と同じようににぎやかな人たちが出てきました。 その時、すべての機能がまた動き出したような気がしました。ワタシを作った人達が、ワタシに唯一備えた機能。 感情、と呼ばれるものです。 どうしようもありませんでした。 居てもたってもいられず、ワタシは皆様の船に向かいました。 それでどうしたいのかなど、考えていませんでした。
(55) 2016/05/21(Sat) 16時半頃
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皆様に接触してみると、不思議なことが起こっておりました。 皆様が、ワタシのことを既知の、仲間だと誤認しているのです。その時はそれが何かわかりませんでした。 ワタシを作った人達が、最後にワタシを一人にしないように、そのような何かを用意したのかと思いました。
ナユタ様が倒れられた時に、それは違うのだとわかりました。 寄生体が、ワタシとともにこの船に乗り込んでいたのです。いいえ、おそらく、寄生体はワタシがワタシを作った最後の一人を看取った時から、ずっとワタシとともにあったのです。 寄生体は皆様に寄生するための時間を稼ぐために、ワタシを仲間だと誤認させたのです。 寄生体は精神に巣食います。そのようなことも可能だったのでしょう。 ワタシは、皆様の好意に甘えながら、皆様を陥れていました。 しかしどうしても、それを伝えることができませんでした。
今わかりました。 ワタシの行動を阻害していたのは、幸福という機能でした。ワタシはその機能をどうしても手放せなくて、ずっと、皆様に嘘をついていました。
(56) 2016/05/21(Sat) 17時頃
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― 回想:思い出せない記憶の抽象的なヴィジョン ―
暗闇のなかで独り、そいつは佇んでいた。
暗がりから、静かに、こちらを見つめている。
手が差し伸ばされた。逸るように。躊躇うように。
何かを掴もうとするように。
そこに居たのは、“あの時の俺”だ。
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>>60
[イースター様の声が、ワクラバ様の通信回線から聞こえてきました]
おそらく、皆様が寄生されているとは、まだ言えません。
[誰に言うでもなく、ワタシは続けます]
寄生体は、人の精神に寄生するとその人から何かを奪います。そうして満足すると、宿主を乗り換えます。置いて行かれたものは、その奪われた何かによって、昏睡するのです。 ワタシを作った人達は、そうして一人ずつ、長い年月をかけて、いなくなりました。
(65) 2016/05/21(Sat) 20時半頃
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>>62
[ワクラバ様に抱きしめられ、ワタシは思わずあの機能を使っていました。 嬉しい、という機能に付随して、冷却の必要などないのに、ワタシの体の各部は、蒸気を噴き出していたのです。 照れ、と呼ぶものです。あるいは、恥ずかしい、という機能でしょうか]
(67) 2016/05/21(Sat) 20時半頃
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>>64
[ワクラバ様の言葉に、急激に体が冷えるのを感じました]
……わかりません。 ワタシを作った人達も、それがわからずにいなくなってしまったのです。
(68) 2016/05/21(Sat) 20時半頃
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>>76
[ワクラバ様の言葉に、ワタシはうなずきました。 ワクラバ様は、倉庫に戻ってきた時とは別人のようでした。ワタシはそれを、嬉しく思いました。 停滞していた時間が、動き始めるのを感じます。 よどんでいた空気が、動き始めるのを感じます。 この先に何があるのかわかりません。それでも嬉しく思うのです]
(79) 2016/05/21(Sat) 21時半頃
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― 回想 ―
[動力室に乗り込んで、ごそごそ作業をするそいつが嫌いだった。
上から目線で講釈を垂れるたびにムカっ腹が立った。ここは自分の縄張り、そのはずだった。
この幼い身体を維持するのに、どれだけの金を犠牲を強いている?]
(浅ましい……そこまでして生きたいか)
[母星での経験から、肉体処置を浅ましいと断じるワクラバは、延命処置を受けるつもりはなかった。今は少しでも長く生きたい。少しでも長く生きてほしい。そう願う。いつしかその小さな背中は、エンジニアとしての憧れになっていた。]
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―医務室―
[ベッドに寝かせたイースター様を見て、不意にワタシはまたあの既視感を覚えました。ワタシはずっとシルク様にもワレンチナ様にも会いに来ていませんでした。罪悪感という機能のせいでした。 どうしてその記憶を参照できなかったのでしょうか? あるいは、ワタシの記録も、寄生体に改ざんされていたのかもしれません]
もうずっと前にも、こうして誰かに付き添っていたことがありました。病室には誰もいませんでした。話をすると、寄生体に感染してしまう恐れがあると、お医者様はその方を避けていました。その方が寄生体に取り付かれているとは限らないのに、です。 その方は、ワタシに「お前にだったら言っても大丈夫だね」と笑いました。 「お前にうつすために、ワタシはお前と二人きりでいるのだから」と。 そのまま、その方はだれにも相手にされず、お亡くなりになりました。 最後の言葉は、 「そんなことじゃ、寄生体に選んでもらえないよ」 でした。
(95) 2016/05/21(Sat) 23時頃
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今のワタシは、どうでしょうか? 皆様より、 照れ、という感情を教えていただきました。。 不安は、いつもワタシの隣にいました。 幸福を、ワタシは捨てることができませんでした。 決断ということを行うことができました。
今なら、寄生体はワタシを選んでくれるでしょうか? 人間と一緒になれているでしょうか?
(96) 2016/05/21(Sat) 23時頃
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― 回想 ―
[出会ったその直後に殴りあった。理由は単純。気に喰わなかった。お互いに。
なんとか蹴落とそうと、やっきになって競い、学んだ。]
f*ck'n f*ck!
[あの頃と変わらない口癖。起きたらまた殴ってやろう。]
― 回想 ―
[高学歴エリートサラブレット貴族。ルックスもイケメンだ。
地べたで寝たことも、汚水をすすったこともないだろう。
なるほど、平民とは違うってわけか。気取りやがって]
よぅ、よろしくな。王子様
[クルーの初顔合わせで、嫉妬にかられた口から出た皮肉。
冷たい眼差しに射られた。だから睨み返した。
今は、あの切れ長の瞳から放たれる熱っぽい視線を待ちわびている自分がいる。]
― 回想 ―
[出港後まもない、船内の廊下。文通相手の子供と並び、窓の向こうに広がる宇宙を眺めていた。
長い睫を瞬かせ、クリスタルように透明に輝く瞳で、その子供は星々を見ていた。
一つずつ確かめるように名前を挙げて、新鮮な喜びと驚きを滲ませながら話をしてくれた。
それらは、ワクラバにとって、取るに足らぬ、見慣れた惑星たちだった。
なぜか、そのときだけは、その星々がやけに輝いて見えた。
この輝きには、見覚えがあった。
技術を身に着け、星間を飛ぶのが当たり前になったことで、遠ざかってしまった、あの記憶。あの夜空]
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>>101
[この船のお医者様として、アシモフ様には考えがあるようでした。なにより、ワタシはそのために作られたのです。ですが、そんなことは関係ありませんでした]
ワタシは皆様の役に立ちたいと、決断しています。
(102) 2016/05/21(Sat) 23時半頃
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>>106
酷、だとは思いません。 ワタシを作った人達も、似たようなことを考えていたはずです。ワタシは、それを今度こそ受け継ぐだけです。 アシモフ様、お気になさりませんよう。
(110) 2016/05/21(Sat) 23時半頃
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>>109
[通信から聞こえるワクラバ様の声は、どこか楽しそうですらありました。遊ぼうぜ、というその言葉にワタシはとても惹かれました。ですが]
ワクラバ様はお眠りになりません。 たとえ、どこかへ飛んでいきたいと願っていても、この船を導くのはワクラバ様なのです。 申し訳ありません。 一緒に遊ぶことはできません。
(112) 2016/05/21(Sat) 23時半頃
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― 回想 ―
[あの夜も月が出ていた。
隣で横たわるモスキートが動かなくなってから3日。
おそらく次は自分の番だろう。なんの感慨も沸かなかった。
汚染されて爛れた右半身を襲う鈍痛。たかる蟲。渇き。飢え。
あの夜空に浮かぶ月を眺めていると、何も気にならなくなる。
この穢れた世界にあって、自分に生きる意味を与えてくれた、あの光。
ふらりと立ち上がる。今夜こそは掴まえられるかもしれない。
おぼつかない足取りで、歩き出す。
前を見ず、月だけを見上げながら。
手を伸ばし、月にかざしながら。]
[一喝が響いた。
空気を震わせる声だった。
振り返るとあの人がいた]
『なにしとる、小童』
[それから、俺のすべては始まったんだ。
その人の背後に月が浮かんでいた]
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皆様、おやすみなさい。 また、あした。
(121) 2016/05/22(Sun) 00時頃
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