人狼議事


76 ─いつか、薔薇の木の下で。

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【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

あったかい方が、いいよ。
……寒いのは、辛いから。
[腕の中のその身体は、冷えてはいてもちゃんと生きてるから。

 思考蕩かすは濃厚な薔薇の香。
 こうして抱き寄せるだけでなく、もっと触れ合いたい。重なりたい。
 それは禁忌だと知っているはずなのに。]

シリィ……俺、

[けれどそれを留めたのは、何かを見て眉寄せた彼の反応で。

なぜだかひどい罪悪感に駆られ、振り向けば見えたのは立ち去る背中。]

……ぅ、うん……。

[動揺したまま、去った方角を見ていたけれど、腕の中の人を放り出すことは出来なかった。]

中、行こう?
あまりここに居ちゃ、いけない気がする。

(83) 2013/03/26(Tue) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…なに、

[紺碧よりもずっとずっと深い、宵闇色の瞳を瞬く。]

何、いって……

……シリィ?

[何を言われたのか、一瞬理解が出来なかった。
 なぜ、そんなことを言い出すのか。]

バカなこと、言うな…よ。
友達を見捨てていけるような、そんな奴だと思ってるの?俺のこと。

[友達?
その言葉は互いにとってふさわしい呼称だったろうか。
友達、親友、それとも……]

酷い目に…って、なんだよ。

(84) 2013/03/26(Tue) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

なぁ、

……ここで、何が……

[伸ばしかけた指先に、熱い雫が零れおちて。
それはあっという間に、冷たく冷えてしまった。]

(85) 2013/03/26(Tue) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

…春は、来るよ。

夜は必ず明けるし、雪は必ず溶けるから。

[そんな甘い希望を、愚直なまでに信じて。]

助けられる?
…助けたいよ。

助けたいに、決まってる。

[部屋へ。

彼の痩せぎすの体は、自分にも抱き上げられるほどに軽くて。
その軽さに戸惑いながらも、寮内へと運び込む。
どこをどう歩いたかなんて、あまり覚えちゃいない。]

(90) 2013/03/27(Wed) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[名を呼ぶ声が、鼓膜を擽る。

腕の中の人は、こんなつややかな髪をしていただろうか。
淡く薔薇色のさした、柔らかな頬をしていただろうか。
宝石のように輝く瞳をしていただろうか。]

……君、は………

[絡め取られていく意識は、その名を呼ぶことが出来なかった。]

(96) 2013/03/27(Wed) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[まるで暗示にかけられたかのように、気が付けば重ねていた唇。
 あまりに柔らかすぎる感触に、いけないと心のどこかが叫ぶ。

ボタンを外されて肌蹴られるのは、日に晒されていない胸。
色白の肌には、熱孕んで流れる血潮の赤が透ける。]

……ぁ。

[こんなのはいけないと、諌める言葉は咽喉に絡まって、
ただ熱く甘い嘆息だけが、唇の隙間から漏れた。]

(98) 2013/03/27(Wed) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

……ぁ、…あぁ………。

[戸惑い震える身体は、触れた指が灯していく熱を持て余す。

自分がこんな声で啼くなんて、こんな風に溺れるなんて知らなかった。
ただ胸が痛くて、体の芯が熱くて、苦しい。

白い肌へ一つ一つ刻まれていく痕は、まるで散らされた薔薇の花弁のよう。]

(103) 2013/03/27(Wed) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[……夢魔が。

そんな話をしたのは、いったいいつのことだっただろう。

最後に思い出したのは、そんなこと。]

(104) 2013/03/27(Wed) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[思考も理性も感情も、全て奪われて。

一時己は、彼の上で猛る獣へと堕ちた。**]

(105) 2013/03/27(Wed) 01時頃

[薔薇の空気をその身に感じる。
情事の艶と衣擦れの音。

金と銀の髪が交わる影を、眠る猫はぼんやりと感じる。
流れ込んでくる熱に、まるで自分が犯されているような感覚を持ちながら。
そして、ヤニクを抱いて、ヤニクに抱かれる夢を見る。
きっと幸せだろう。熱に浮かされるままに求められるのは、と*]


/*
襲撃、ロシェセットで亡霊堕ちのつもりで動いてます。

と報告のみ


/*流れ敵にロシェ襲撃だと思うので
本日は当方パスでセットいたします。


…お前は…満足、したの…?

[夢の中、あの薔薇に問う。
自分は自分の望みとは言え耐えに耐えているのに。

向ける羨望はサイラスのものではなくて

咲いたもう一厘の薔薇のもの]


 満足?
 満足していると思うかい?

[薔薇は、問いに問いで返す狡さを…。]

 でも、全然足りないね。
 この身体はもう、役には立ちそうにないし。


 そして、この身体の元の主が、、満足したかどうかは知らないな。ふふ、

[薔薇は、忍んで耐える眠れる子猫に、軽やかに笑んだ。]

 ――……僕は、彼には手を出さない。
 それは、守るよ、ちゃんとね。

 彼を守りたいなら、
 君は手を出さないことだね。
 君は彼に手を出せば、きっと、



 もう、壊れちゃうよ?

[薔薇は、静かに、でも、どこかしら妙な明朗さで。
 塞き止めていただけ、欲望は深く強く、そして、重いものになるのを知っている。
 だから、より、大きな糧をサイラスに求め、
 
 今は、あえて、彼の欲望を抑えつけるようなことを。]


壊れる…?壊れるのは…俺?

…いっそ、壊れて眠ってしまったら

楽に、なれるか、な…

どうしたら もう、目を覚まさないで済むんだろう。

どうしたら…ヤニクに、そのままで…いて、貰えるんだ 、ろう…



 壊れるのは、君。
 ああ、壊れたい?

[問いに薔薇は答え…。]

 楽になりたい?
 目をもう覚ましたくない?

 それが望みならば、
 叶えよう。



 愛しいキティ



 もう、シルヴァは、使い物にならない。
 彼ではもう、君を受け止められない。

 彼を傷つけず、
 そして、君自身の眠りを求めるのなら。




 誰かを犠牲にしなくてもならないよ。
 君の、そして、彼のために。

[薔薇は薔薇のために。
 キティに吹き込む。

 そう、薔薇は、彼らが欲にまみれてくれればそれでよいのだ。]


[薔薇の意識の中、問いかける声にまともに言葉を返せるほど自我は残っていなかったけれど]

………。楽に、なれるなら。


 もちろん、できるよね。
 いいや、君はそうしなくてはならない。

 彼を傷つけてはならないよ。
 だって、そのためにシルヴァに欲望をぶつけたんでしょう?
 彼以外は、誰でもいい、その気持ちで、既に、もう、
 シルヴァを君は慰みものにした。

[その時はくすくすと笑うように…。]

 ――……ね
 彼を守って、君は誰かを傷つける。
 そして、眠りにつくんだ……。


[そう。薔薇は何も間違ったことは言っていない。
誘う薔薇を、シルヴァを抱いたのはそれでも自分の意思だ。

「彼以外なら誰でもいい」

そんな身勝手な思考はぱきりと心に罅をいれる。
その隙間に流れ込む薔薇の香気]

俺、は……ただ……

[誰かに頼って、誰かを使って。
結局、依存する心は身勝手なもの]


[そんな、また彼を心に、小さな刺をたてる。
 薔薇にとっては、どうでもいいこと。

 サイラスがシルヴァを抱いたことも、
 サイラスがヤニクを抱かないことも。

 もちろん、ヤニクを抱けば、
 薔薇は、サイラスを通じて、ヤニクにその欲望をすりつけるのみ。
 そう、抱かれなくてもならないほどの甘美な苦しみを。]





[薔薇は微笑む。悩める子猫に。]



  




 ああ。大丈夫だよ。
 でも、君は許される。

 君は好かれているから。
 君は許されるよ。

 きっと、誰も君を責めたりしない。

[薔薇は優しく、囁くように。
 焚きつける。そう、己のままに欲望を走らせてよいのだと。]

 君が幸せならば、
 きっと、その彼も、シルヴァも、

[君を許すだろうと…。]


それでも……

[やはり、ヤニクを抱くことは。抱かれることはできないのだろう。まだ、今は「自分」が残っているから]

お前は…幸せなの?

[薔薇にそんなものを求めるべくもないのだろうけど]




 ――……そうだね、サイラス。
 君に愛されて、幸せだよ。


[薔薇はそう、答える。
 まるでシルヴァの答えのように。**]


[胸がばくばくと脈を打つ。
薔薇がいう。「幸せ」と。

抱いた自分は幸せだった?あぁ、きっと、幸せだった。
薔薇をあいすることができて

ぱりん。また、心の薄皮が一枚、剥がれた。
きっと、もう自分を保っていられるのは今日までだ*]


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2013/03/27(Wed) 23時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

……シリィ、…おれ……

[束の間我に返った時、突きつけられたは自分の罪。
己の中の醜い獣と向き合うことなど出来なくて。

胸が痛い、胸が痛い。
こんな思いをするならば、知らなければよかったのに。

声無き嗚咽。心臓に絡みつくは棘だらけの薔薇の蔦。]

(148) 2013/03/27(Wed) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

なんで、あやまるの…

[ぐったりと横たわったままのやつれきった姿へ、手を伸ばす。
謝らねばならないなら、こちらの方だ。

張りのない肌、カサカサの唇。
それに生気を吹き込みたいと、重ねた唇までが自分の意思。

助けたいと願ったのに、こんなことになるなんて思わなくて。
それでも一時、自分は獣のような欲望に溺れてしまっていたのだ。
それに突き動かされるままに、彼をこんなに傷つけて。

ギリギリと締め付ける、胸に絡みついた薔薇。]

ぁ、……ぁぁ……ッ。

(152) 2013/03/27(Wed) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[藁のようにツヤの無い髪を、白い指が撫でる。
身を起こせば、銀糸のような髪が、サラリと流れ落ちて表情すら覆い隠した。

部屋を出て行く時には、もう一瞥もくれぬ。]

(162) 2013/03/28(Thu) 00時半頃

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